XC9131 シリーズ JTR0412-010 ドライバーTr.内蔵 1A,高機能昇圧 DC/DC コンバータ ☆GreenOperation 対応 ■概要 XC9131シリーズは、0.2Ω(TYP.)NchドライバTr、および0.2Ω(TYP.)Pch同期整流スイッチTrを内蔵した昇圧同期整流DC/DCコンバ ータです。内蔵Trのオン抵抗を小さくすることにより最大1.0Aまで高効率で安定した電流を供給することが出来ます。 起動は出力電圧が3.3V時33Ωの抵抗負荷にて入力電圧VIN=0.9Vから可能で、アルカリまたはニッケル水素電池1本の機器にて使 用可能です。 負荷切断機能により、シャットダウン時入力と出力の導通を切断します。 出力電圧は0.5V(精度±10mV)の基準電圧を内蔵し、外付け部品で出力電圧を任意に設定可能です。 ■特長 ■用途 ● ● ● ● 入力電圧範囲 デジタルオーディオ DSC / Camcorder マウス 汎用電源 :0.65V∼5.5V 出力電圧設定範囲 :1.8V∼5.0V (VFB=0.50V±10mV 外部設定可能 FB 品) :1.2MHz(精度±15%) 発振周波数 入力電流 :1.0A 出力電流 :500mA @ VOUT=3.3V, VIN=1.8V(TYP.) 制御方式 :PWM 制御、PWM/PFM 自動切替制御 高速過渡応答 :100mV VOUT=3.3V,VIN=1.8V,IOUT=1mA→200mA 保護回路 :サーマルシャットダウン 機能 :ソフトスタート 過電流制限 負荷切断 CL オートディスチャージ フラグアウト ■ 代表標準回路 :セラミックコンデンサ対応 動作周囲温度 :-40℃ ~ +85℃ パッケージ :USP-10B 環境への配慮 :EU RoHS 指令対応、鉛フリー ■代表特性例 XC9131x 05C ( V O U T =3.3V ) XC9131 シリーズ(FB 品) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL =20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1 =560kΩ, RFB2 =100kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN 100 90 80 Efficiency: EFFI (%) ● 容量 VIN=1.8V 2.4V 70 60 50 40 30 PWM/PFM PWM 20 10 0 0.1 1 10 100 1000 Output Current: IOUT (mA) 1/27 XC9131 シリーズ ■ 端子配列 FO 5 6 EN FO 5 6 EN MODE 4 7 FB MODE 4 7 CDF CDD 3 8 AGND CDD 3 Lx 2 9 PGND Lx BAT 1 10 VOUT BAT FO 5 6 EN MODE 4 7 NC 8 AGND CDD 3 8 AGND 2 9 PGND Lx 2 9 PGND 1 10 VOUT BAT 1 10 VOUT USP-10B ( BOTTOM VIEW ) XC9135シリーズ USP-10B ( BOTTOM VIEW ) XC9131シリーズ ■端子説明 端子番号 端子名 機能 1 BAT 電池入力端子 2 Lx スイッチング端子 3 CDD バイパスコンデンサ接続端子 4 MODE モード切替端子 5 FO フラグ出力端子 6 EN イネーブル端子 7 FB 出力電圧監視端子 8 AGND アナロググランド端子 9 PGND パワーグランド端子 10 VOUT 出力電圧端子 *USP-10B の放熱板は実装強度強化および放熱の為、推奨マウントパターンと推奨メタルマスクでのはんだ付けを推奨しております。 尚、マウントパターンは電気的にオープンまたは AGND(8 番端子)および PGND(9 番端子)へ接続して下さい。 *グランド端子(8,9 番端子)は必ずショートして下さい。 ■機能表 1.EN 端子 EN 端子 機 能 H 動作 L 停止 ※EN 端子をオープンで使用しないで下さい。 2.MODE 端子 MODE 端子 機 能 H PWM 制御 L PWM/PFM 自動切替制御 ※MODE 端子をオープンで使用しないで下さい。 2/27 USP-10B ( BOTTOM VIEW ) XC9136シリーズ XC9131 シリーズ ■ 製品分類 ● 品番ルール XC9131①②③④⑤⑥-⑦ 記号 (*1) 項目 シンボル F ① タイプ H ②③ 基準電圧(FB 品) ④ ⑤⑥-⑦ (*1) (*1) 05 発振周波数 C パッケージ(発注単位) DR-G 説明 CL オートディスチャージ機能あり VOUT 端子は、別系統の電源(AC アダプタなど)の出力端子と接続出来ません。 CL オートディスチャージ機能なし VOUT 端子は、別系統の電源(AC アダプタなど)の出力端子と接続出来ます。 基準電圧を表す。 例)FB 品の場合→②③=05(固定) 1.2MHz USP-10B(3,000/Reel) “-G”は、ハロゲン&アンチモンフリーかつ EU RoHS 対応製品です。 3/27 XC9131 シリーズ ■ ブロック図 ● XC9131F シリーズ 上記図のダイオードは静電保護素子、寄生ダイオードになります。 ● XC9131Hシリーズ Lx Load disconnect Controller Phase Compensation Error Amp. FB PWM Comparator FB RAMP Wave Generator OSC VOUT VOUT PWM/PFM Controller, Logic Vref with Soft Start EN Current Sense Buffer Driver PGND MODE MODE EN, Thermal Shutdown AGND VOUT BAT VDD MAX FO CDD FO 上記図のダイオードは静電保護素子、寄生ダイオードになります。 4/27 XC9131 シリーズ ■ 絶対最大定格 Ta=25℃ 項 目 記 号 定 格 単位 VOUT 端子電圧 CDD 端子電圧 FO 端子電圧 FO 端子電流 FB 端子電圧 BAT 端子電圧 MODE 端子電圧 EN 端子電圧 Lx 端子電圧 Lx 端子電流 USP-10B 許容損失 動作周囲温度 保存温度 VOUT VCDD VFO IFO VFB VBAT VMODE VEN VLx ILx Pd Topr Tstg -0.3∼7.0 -0.3∼7.0 -0.3∼7.0 10 -0.3∼7.0 -0.3∼7.0 -0.3∼7.0 -0.3∼7.0 -0.3∼VOUT+0.3 ±2000 150 -40 ∼ +85 -55 ∼ +125 V V V mA V V V V V mA mW ℃ ℃ 電圧は全て AGND、PGND を基準とする。 5/27 XC9131 シリーズ ■ 電気的特性 ● XC9131F05C/XC9131H05C 項 目 記 号 入力電圧 VIN FB 電圧 VFB 出力電圧設定範囲 VOUTSET 測定条件 単位 5.5 V 0.510 V ⑤ RL=1kΩ, VMODE=0V 5.0 0.85 V V ① ① RL=33Ω, VMODE=0V 0.9(*1) V ① 0.65 36 0.65 50 2.0 V μA μA ① ② ⑥ 0.1 2.0 μA ③ 0.9 5.0 0.1 1.20 93 2.0 1.38 97 0 350 μA MHz % % mA % ④ ⑤ ⑤ ⑤ ① ① 0.35(*1) Ω ⑧ (*1) 0.35(*1) Ω ⑨ 1.2 1.5 2.0 A ① 2.8 5.0 8.0 ms ⑤ VOUT=3.3V, VMODE=0V VFB=0.511V→0.49V に変化させ、発振が開始する電圧 MIN. 0.490 TYP. 0.500 1.8 VST1 動作保持電圧 消費電流 入力端子電流 スタンバイ電流 (XC9131F) VHLD Iq IBAT RL=1kΩ, VMODE=0V ISTB VIN=VLx=3.3V Lx リーク電流 発振周波数 VFB=0.5V×1.1 (発振停止) VIN=1.8V, VEN=3.3V, VFB=0.5V×1.1 ILxL fOSC DMAX DMIN IPFM EFFI VIN=VLx=3.3V IOUT=100mA, L=4.7μH(LTF5022-LC), CFB=10pF 250 93 RLxP VLx=3.3V, VFB=0.5V×1.1, IOUT=200mA(*3) 0.20 Lx SW"Nch" ON 抵抗 RLxN VFB=0.5V×0.9(*4) 最大電流制限 ILIM VOUT>2.5V(*7) 最大デューティー比 最小デューティー比 PFM スイッチ電流 効率(*2) Lx SW"Pch" ON 抵抗 ソフトスタート時間 tSS サーマルシャット温度 TTSD THYS ヒステリシス幅 CL 放電抵抗 (XC9131F) RDCHG FO ON 抵抗 FO リーク電流 IFO_LEAK EN"H"電圧 VENH EN"L"電圧 VENL MODE"H"電圧 MODE"L"電圧 EN"H"電流 EN"L"電流 MODE"H"電流 MODE"L"電流 FB"H"電流 FB"L"電流 VMODEH VMODEL IENH IENL IMODEH IMODEL IFBH IFBL 6/27 RFO 測定 回路 MAX. 動作開始電圧 スタンバイ電流 (XC9131H) Ta=25℃ VFB=0.5V×0.9 VFB=0.5V×0.9 1.02 88 VFB=0.5V×1.1 VMODE=0V, RL=330Ω VIN=3.3V, VFB=0.5V×0.95 VEN=0V→VIN に変化させ、発振が開始するまでの時間 0.20 ℃ ℃ 150 20 VIN=VOUT=2.0V(*5) 100 200 400 Ω ⑥ VEN=3.3V, VFO=0.5V(*6) 100 150 0 200 1 Ω μA ⑦ ⑦ 0.75 5.5 V ⑤ AGND 0.2 V ⑤ 0.75 AGND 5.5 0.2 0.1 V V μA μA μA μA μA μA ① ① ② ② ② ② ② ② VFO=5.5V VIN=3.3V, VFB=0.5V×0.9 VEN=0.20V→0.75V に変化させ、発振が開始する電圧 VIN=3.3V, VFB=0.5V×0.9 VEN=0.75V→0.20V に変化させ、発振が停止する電圧 RL=330Ω PWM 制御にて動作する電圧 RL=330Ω PFM 制御にて動作する電圧 VIN=VOUT=VFB=VEN=5.5V VIN=VOUT=VFB=5.5V, VEN=0V -0.1 0.1 VIN=VOUT=VFB=VEN=VMODE=5.5V VIN=VOUT=VFB=VEN=5.5V, VMODE=0V -0.1 0.1 VIN=VOUT=VEN=VFB=5.5V VIN=VOUT=VEN=5.5V, VFB=0V -0.1 XC9131 シリーズ ■ 電気的特性 ● XC9131F05C/XC9131H05C 外付け部品: CIN=10μF(ceramic), L=2.2μH(VLCF4020 TDK), CDD=0.47μF(ceramic), RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ CL=22μF(ceramic), CFB=0pF 測定条件:特に指定の無き場合下記の条件とする。 測定回路図が Circuit No.1 VIN=1.8V, VEN=VMODE=3.3V 測定回路図が Circuit No.2 VIN=VOUT=VEN=3.3V, VMODE=0V(GND 接続) 測定回路図が Circuit No.3 VOUT=VEN=VMODE=VFB=0V(GND 接続) 測定回路図が Circuit No.4 VOUT=VEN=VMODE=VFB=0V(GND 接続) 測定回路図が Circuit No.5 VIN=0.9V, VOUT=VEN=VMODE=Vpull=3.3V 測定回路図が Circuit No.6 VOUT=3.3V, VEN=VMODE=VFB=0V(GND 接続) 測定回路図が Circuit No.7 VIN=VOUT=VFB=3.3V, VEN=VMODE=0V(GND 接続) 測定回路図が Circuit No.8 VIN=VEN=VMODE=3.3V 測定回路図が Circuit No.9 VIN=VOUT=VEN=3.3V,VFB=VMODE=0V(GND 接続) (*1) 設計値 (*2) 効率=[(出力電圧×出力電流)÷(入力電圧×入力電流)]×100 (*3) Lx SW"Pch"ON 抵抗=(VLx-VOUT 端子測定電圧)÷200mA (*4) Lx SW"Nch"ON 抵抗の測定方法は測定回路図に記載 (*5) CL 放電抵抗=VOUT÷VOUT 端子測定電流 (*6) FO ON 抵抗=VFO÷FO 端子測定電流 (*7) 出力電圧が 2.5V 以下の場合、最大電流制限値が低下する事があります。 7/27 XC9131 シリーズ ■ 標準回路例 ● XC9131 シリーズ <出力電圧の設定 XC9131 シリーズ> 外部に分割抵抗を付けることで出力電圧が設定できます。出力電圧は、RFB1とRFB2の値によって下記の式で決まります。RFB1とRFB2の合計は1000kΩ 以下とします。 VOUT=0.5×(RFB1+RFB2)/RFB2 位相補償用スピードアップコンデンサCFBの値は0pFまたはfzfb = 1/(2π×CFB×RFB1)が20kHz以上となるように調整して下さい。なお、入力電圧VINが 1.5V以下の場合、CFBは0pFとして下さい。用途やインダクタンスL値,負荷容量CL値、入出力電圧差等によって調整して頂くことで最適となります。 【計算例】 RFB1=560kΩ,RFB2=100kΩの時、VOUT=0.5×(560k+100k)/100k=3.3V CFB=10pFの時、fzfb=1/(2π×10p×560k)=28.42kHz 【代表例】 VOUT (V) RFB1 (kΩ) RFB2 (kΩ) CFB (pF) 1.8 390 150 0 3.3 560 100 10 5.0 270 30 15 <使用部品例> fOSC=1.2MHz の場合 L: 2.2μH∼4.7μH VLCF4020 シリーズ、LTF5022-LC シリーズなど CL: 20μF 以上 JMK212BJ106KG×2、LMK212BJ106KG×2、LMK316BJ226ML などの B 特性(JIS規格)または X7R,X5R(EIA 規格)のセラミックコンデンサ CIN: 10μF JMK212BJ106KG または LMK212BJ106KG などの B 特性(JIS規格)または X7R,X5R(EIA 規格)のセラミックコンデンサ CDD: 0.47μF (セラミックコンデンサ) ※CDD には常に VDD と同様に電圧が印加されております。 容量抜け、耐圧等に配慮し部品選択をお願いします。 ※コイル L については、2.2μH∼4.7μH をご使用下さい。但し、入力電圧 VIN が 1.5V 以下で使用する場合は、2.2μH をご使用下さい。 ※負荷容量 CL については、20μF 以上をご使用下さい(セラミックコンデンサ対応)。容量抜け、耐圧等に配慮し部品選択をお願いします。 ※負荷容量 CL にタンタル、低 ESR の電解コンデンサ等を使用した場合リップル電圧が大きくなります。また、動作が不安定になる場合もありますので、 実機にて十分ご確認下さい。 ※負荷容量 CL に電界コンデンサを使用する場合、セラミックコンデンサを並列に接続しご使用下さい。 8/27 XC9131 シリーズ ■ 動作説明 XC9131 シリーズの内部は、基準電圧源、ランプ波回路、エラーアンプ、PWM コンパレータ、位相補償回路、Nch ドライバ Tr、Pch 同期整流スイッチ Tr、電流制限回路等で構成されています。 XC9131 シリーズでは、RFB1、RFB2 は外付けの周辺部品であり、FB 端子があります。 エラーアンプは内部基準電圧と、出力電圧を RFB1と RFB2 を通して FB 端子へフィードバックした電圧とを比較し、エラーアンプの出力信号に位相補償を かけ、PWM 動作時の Nch ドライバ Tr のオンタイムを決定するために PWM コンパレータに信号を入力します。 PWM コンパレータは、エラーアンプから来た信号とランプ回路から来たランプ波の電圧を比較し、その出力信号をバッファードライブ回路に送り、LX 端 子からスイッチング信号のデューティー幅を出力します。この動作を連続的に行うことにより出力電圧を安定させています。 また、カレントフィードバック回路は Nch ドライバ Tr のオンタイムの電流をモニタリングして、エラーアンプの出力信号に多重帰還信号として変調をか けています。これにより、セラミックコンデンサなどの低 ESR コンデンサを使用しても安定した帰還系が得られ、出力電圧の安定化が図られています。 <基準電圧源> 本 IC の出力電圧を安定にするため基準になるリファレンス電圧です。 <ランプ回路> スイッチング周波数はこの回路により決定されており、周波数は内部で 1.2MHz に固定されています。ここで生成されたクロックで PWM 動作に必要 なランプ波が作られています。また、各内部回路もこのクロックに同期しています。 <エラーアンプ> エラーアンプは出力電圧監視用のアンプです。基準電圧と、RFB1、RFB2 で分割されて FB 端子へ入力された出力電圧とを比較します。基準電圧より低 い電圧が FB 端子へ入力されるとエラーアンプの出力電圧は高くなるように動作します。 エラーアンプの周波数特性は、内部で最適化されています。 <最大電流制限> Lx 端子に接続された Nch ドライバ Tr を流れる電流を監視しており、最大電流制限があります。 ①一定電流以上 Nch ドライバ Tr に電流が流れると(コイル電流のピーク値に相当)最大電流制限回路は過電流検出状態と判断して電流制限機能が動 作します。電流制限機能が働くと、LX 端子から出力するパルスが任意のタイミングで Nch ドライバ Tr をオフします。 ②Nch ドライバ Tr がオフされると最大電流制限回路は過電流検出状態から解除されます。 ③次のパルスのタイミングで Nch ドライバ Tr はオンしますが、この時過電流検出状態であれば直ちに Nch ドライバ Tr はオフします。 ④過電流検出状態でなくなれば、通常動作となります。 XC9131 シリーズはラッチ機能がないため過電流状態でなくなるまで、①∼③の動作を繰り返します。 内蔵 Nch ドライバ Tr に流れる電流は、出力電流 IOUT の電流とは異なりますのでご注意下さい。 9/27 XC9131 シリーズ ■ 動作説明 <サーマルシャットダウン> 熱破壊から IC を保護するためチップ温度の監視を行っています。チップ温度が 150℃(TYP.)に達するとサーマルシャットダウンが働き、ドライバ Tr をオフ状態とし出力電圧が下がります。電流供給を止めることによりチップ温度が 130℃(TYP.)まで下がると再度ソフトスタートを使い出力を立ち上げ 直します。 <MODE> MODE 端子に“H”電圧を入力することで PWM 制御となり、“L”電圧を入力すると PWM/PFM 自動切替制御となります。 <シャットダウン機能、負荷切断機能> EN 端子に“L”電圧を入力することで IC はチップディセイブルとなり、Nch ドライバ Tr と Pch 同期整流スイッチ Tr はオフとなります。また、Pch 同期 整流スイッチ Tr の寄生ダイオードは制御され、導通が切断されます。 <フラグアウト機能(FO)> 過電流状態、過温度状態、ソフトスタート期間中、シャットダウン期間中 FO 端子はハイインピーダンスになります。定常時は低インピーダンスとなり ます。FO 端子は Nch オープンドレイン出力です。 <CL ディスチャージ機能> XC9131F シリーズには、VOUT-PGND 端子間に接続された NchTr.により EN 端子に“L”電圧を入力時(IC シャットダウン時)負荷容量 CL の電荷を高 速ディスチャージすることが可能です。IC 停止時に CL の電荷が残っていることによるアプリケーションの誤動作を防ぐことが可能です。放電時間は、 この CL 放電抵抗 RDCHG と CL によって決定されます。CL 放電抵抗を R とし CL の容量値を C としたとき、その時定数τ= C×R が定まり、次式によっ て出力電圧の放電時間が求められます。しかしながら、CL 放電抵抗 RDCHG は、VBAT または VOUT 電圧によって変化するため、放電時間は容易に求め ることは出来ません。したがって実機にて十分ご確認下さい。 V = VOUT×e -t /τ また t について展開すると t = τLn (VOUT/V) V : 放電後の出力電圧、 VOUT: 設定電圧、 t:放電時間 τ: C×R C : 負荷容量(CL)の容量値 R : CL 放電抵抗の抵抗値 但し、電源電圧によって変化する。 ・CL 放電特性例 CL =20μF 5.5 5.0 Output Voltage: VOUT (V) 4.5 4.0 3.5 3.0 2.5 VOUTSET=1.8V, VIN=1.0V VOUTSET=3.3V, VIN=2.0V 2.0 VOUTSET=5.0V, VIN=2.0V 1.5 1.0 0.5 0.0 0.000 0.005 0.010 0.015 Discharge Time: t(s) XC9131H シリーズは、CL オートディスチャージ機能がありません。なお、MODE 端子を”L”にし PWM/PFM 自動切替制御にすることを条件に XC9131H シリーズの出力に外部から別の電源を接続することが可能です。 XC9131F シリーズの出力に外部から別の電源を接続した場合、IC を破壊する可能性があります。 < CDD、VDDMAX> VDDMAX 回路は BAT 端子電圧と VOUT 端子電圧を比較し、どちらか高い電圧を IC の電源となるように動作します。CDD 端子には、そのどち らかの高い電圧が供給され、コンデンサを接続することで IC の動作が安定になります。 10/27 XC9131 シリーズ ■ 使用上の注意 1. 2. 3. 4. 5. 6. 外付け部品及び本 IC の絶対最大定格を超えないように注意して下さい。 DC/DC コンバータの特性は本 IC の特性のみならず外付け部品に大きく依存しますので、各部品の仕様書を参考の上、十分注意して部品選定を 行って下さい。特に負荷容量 CL に使用するコンデンサの特性には注意し B 特性(JIS規格)または X7R,X5R(EIA 規格)のセラミックコンデンサを 使用して下さい。 グランド配線を十分強化して下さい。スイッチング時のグランド電流によるグランド電位の変動は、IC の動作を不安定にさせる場合があるので、特 に IC の PGND 端子と AGND 端子付近の強化を行って下さい。 外付け部品はできる限り IC の近くに実装するようにして下さい。また、配線のインピーダンスを下げるため、太く短く配線して下さい。 昇圧比が高いときに過剰な負荷電流が流れた場合、最大デューティー比で電流が制限され最大電流制限が機能しない状態があります。 下図の回路構成にて出力に外部から別の電源を接続する場合、XC9131H シリーズをご使用下さい。なお、MODE を”L”にし PWM/PFM 自動切 替制御にてご使用下さい。MODE を”H”にし PWM 制御で使用した場合、入力に逆流する場合があります。 XC9131 シリーズの出力に外部から別の電源を接続した場合、IC を破壊する可能性があります。 USB AC Adapter USB AC Adapter D D VOUT CIN BAT Lx L VIN CDD CDD 7. FO CIN VOUT VOUT PGND BAT CL AGND MODE FB FO EN CFB RFB1 L VIN Lx CDD RFB2 EN MODE CDD FO MODE VOUT PGND CL AGND CDF FO EN EN Cdf 最大電流制限は Nch ドライバ Tr に流れる電流を監視し、Nch ドライバ Tr に流れる電流を制限する機能です。Pch 同期整流スイッチ Tr に流れる電 流には制限をかけていません。負荷が短絡した時などに過電流が Pch 同期整流スイッチ Tr に流れた場合、IC を破壊する可能性があります。 8. MODE 端子、EN 端子は内部でプルアップ、プルダウン等していません。MODE 端子、EN 端子には確実に電圧を印加して下さい。 9. 昇圧差が小さい場合、PWM 制御時に間欠発振する場合があります。 10. PWM/PFM 自動切替制御で PFM 制御から PWM 制御またはその逆の制御に移行する時、出力電圧が変動する場合があります。(下記図参照) VOUT VIN=4.2V, VOUT=5.0V, MODE:PWM/PFM 自動切換え VOUT:50mV/div, ILx:200mA/div, Time:20μs/div L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA-T) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF ILx 11/27 XC9131 シリーズ ■ 使用上の注意 11. 昇圧差が大きく、負荷電流が小さい場合に MODE 端子を制御し PWM/PFM 自動切替制御から PWM 制御に切替えた時、出力が変動する場合が あります。(下記図参照) VOUT VIN=0.9V, VOUT=5.0V, MODE:PWM/PFM→PWM, IOUT=3mA VOUT:100mV/div, ILx:500mA/div, VLx:10V/div, VMODE:5V/div, Time:200μs/div VLx L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA-T) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=0pF ILx VMODE 12. ソフトスタート完了後 VIN>VOUT(E)(出力電圧設定値より高い入力電圧)にて使用する場合、XC9131H シリーズは MODE を“H”にし使用することで、 Pch 同期整流スイッチ Tr がオンとなります。MODE が“L”の場合、Pch 同期整流スイッチ Tr の寄生ダイオードに電流が流れます。そのため、IC に 過度の発熱が生じます。PKG の許容損失、放熱に注意し実機にてご確認下さい。 XC9131F シリーズの場合は、MODE 制御に関係なく、Pch 同期整流スイッチ Tr がオンとなります。 13. 起動時、出力電圧設定値が 2V 未満の場合、MODE の設定を PWM/PFM 自動切替制御になるように接続して下さい。PWM 制御の場合、出力電 圧が設定電圧以下となる場合があります。なお、出力電圧設定値が 2V 以上の場合は、PWM/PFM 自動切替制御、PWM 制御どちらでも起動可能 です。 14. 一時的、過渡的な電圧降下および電圧上昇等の現象について、絶対最大定格を超える場合には、劣化または破壊する可能性があります。 15. 当社では製品の改善、信頼性の向上に努めております。しかしながら、万が一のためにフェールセーフとなる設計およびエージング処理など、 装 置やシステム上で十分な安全設計をお願いします。 12/27 XC9131 シリーズ ■ 使用方法 ● レイアウトのご注意 1. VIN 電位の変動をできるだけ抑える為に VIN 端子と VSS 端子に最短でバイパスコンデンサ(CIN)を接続して下さい。 2. 各周辺部品はできる限り IC の近くに実装するようにして下さい。 3. 周辺部品は配線のインピーダンスを下げる為、太く短く配線して下さい。 4. GND 配線を十分に強化して下さい。スイッチング時の GND 電流による GND 電位の変動は IC の動作を不安定にする場合があります。 5. 本製品はドライバ内蔵のため IIN の電流とドライバオン抵抗により発熱が生じます。 ● 基板レイアウト例 表面 裏面 13/27 XC9131 シリーズ ■ 測定回路図 < Circuit No.1 > XC9131F/H Wave Form Measure Point BAT VOUT L C FB Lx R FB 1 CL A V IN A FB MODE V EN CIN CDD AGND V ※ External Components : 2.2 μH (VLCF 4020-2R 2:TDK) L CIN : 10μ F ( ceramic) CDD : 0. 47μF (ceramic) CL : 22μ F ( ceramic) CFB : 0 pF RFB 1 : 560 kΩ RFB 2 : 100 kΩ VOUT R FB 2 VEN FO V MODE RL C DD PGND XC9135A/C/L/M/B/K/R/T XC9136E/N Wave Form Measure Point BAT VOUT L A Lx V IN CL MODE V CIN RL EN R FO V MODE V VOUT VEN CDD FO VFO ※ External Components L : 2.2 μH (VLCF 4020 - 2R 2 :TDK) CIN : 10μ F (ceramic) CDD : 0. 47μF (ceramic) : 22μ F (ceramic) CL CDF : 1000 pF RFB2 : 10kΩ CDF A C DF C DD AGND PGND < Circuit No.2 > < Circuit No.3 > BAT VOUT Lx FB (CDF) A BAT VOUT Lx FB (CDF) A V OUT A MODE VIN VFB EN MODE A VIN V EN A FO CDD V MODE AGND PGND AGND ※ External Components CDD : 0. 47μ F ( ceramic) < Circuit No.4 > BAT Lx VIN VOUT FB (CDF) VOU A T MODE VFB EN VLx VEN VMODE FO AGND CDD PGND ※ External Components CDD : 0.47μF (ceramic) 14/27 VEN FO V MODE C DD ※ CDD VFB EN CDD PGND External Components C DD : 0. 47μ F ( ceramic) C DD XC9131 シリーズ ■ 測定回路図 Circuit No.9 <Lx SW”Nch”ON抵抗の測定方法> Circuit No.9を用い、NchドライバTrがON時のLx端子電圧が50mVになるようにVpullを調整し、NchドライバTrがON時のRpullの両端の電圧を測定する 事でLx SW”Nch”ON抵抗が求められます。 RLxN=0.05÷((V1-0.05)÷0.5) なお、V1はNchドライバTrがON時 のSBDとRpull間のノード電圧とします。Lx端子電圧とV1はオシロスコープ等を用い測定します。 15/27 XC9131 シリーズ ■特性例 (1)効率−出力電流特性例 XC9131x05C (VOUT=3.3V) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN 100 100 90 90 80 80 70 VIN=0.9V 60 1.2V 50 40 1.8V 2.4V 30 PWM/PFM PWM 20 10 Efficiency: EFFI (%) Efficiency: EFFI (%) XC9131x05C (VOUT=3.3V) L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=0pF, FO=OPEN VIN=1.8V 2.4V 70 60 50 40 30 PWM/PFM PWM 20 10 0 0 0.1 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 1000 0.1 100 90 90 80 80 Efficiency: EFFI (%) Efficiency: EFFI (%) 100 VIN=0.9V 60 1.2V 50 40 30 PWM/PFM PWM 20 1000 XC9131x05C (VOUT=5.0V) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN XC9131x05C (VOUT=1.8V) L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=390kΩ, RFB2=150kΩ, CFB=0pF, FO=OPEN 70 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) VIN=1.8V 70 2.4V 3.7V 60 50 40 30 PWM/PFM PWM 20 10 10 0 0 0.1 1 10 100 0.1 1000 Output Current: IOUT (mA) 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 1000 (2) 出力電圧−出力電流特性例 XC9131x05C (VOUT=3.3V) XC9131x05C (VOUT=3.3V) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=0pF, FO=OPEN 3.5 3.4 3.3 VIN=0.9V 3.2 1.8V 3.1 2.4V PWM/PFM PWM 3.0 3.4 3.3 VIN=1.8V 3.2 2.4V PWM/PFM PWM 3.1 3.0 0.1 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 16/27 Output Voltage: VOUT (V) Output Voltage: VOUT (V) 3.5 1000 0.1 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 1000 XC9131 シリーズ ■特性例 (2) 出力電圧−出力電流特性例 XC9131x05C (VOUT=1.8V) XC9131x05C (VOUT=5.0V) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=390kΩ, RFB2=150kΩ, CFB=0pF, FO=OPEN 5.2 Output Voltage: VOUT (V) Output Voltage: VOUT (V) 2 1.9 1.8 VIN=0.9V 1.7 1.2V PWM/PFM PWM 1.6 5.1 5.0 VIN=1.8V 4.9 2.4V 3.7V PWM/PFM PWM 4.8 4.7 1.5 0.1 1 10 100 0.1 1000 Output Current: IOUT (mA) 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 1000 (3) 出力リップル電圧−出力電流特性例 XC9131x05C (VOUT=3.3V) L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=0pF, FO=OPEN XC9131x05C (VOUT=3.3V) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN 100 100 90 PWM/PFM PWM 80 70 Ripple Voltage: Vr(mV) Ripple Voltage: Vr(mV) 90 60 50 2.4V 40 1.8V 1.2V VIN=0.9V 30 20 PWM/PFM PWM 80 70 60 50 VIN=1.8V 40 20 10 10 0 0 0.1 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 0.1 1000 XC9131x05C (VOUT=1.8V) L=2.2μH(VLCF4020), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=390kΩ, RFB2=150kΩ, CFB=0pF, FO=OPEN 70 60 Ripple Voltage: Vr(mV) PWM/PFM PWM 50 VIN=0.9V 40 30 1.2V 20 10 0 1000 L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF, FO=OPEN 100 90 80 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) XC9131x05C (VOUT=5.0V) 100 Ripple Voltage: Vr(mV) 2.4V 30 90 80 PWM/PFM PWM 70 60 50 VIN=1.8V 40 30 2.4V 3.7V 20 10 0 0.1 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 1000 0.1 1 10 100 Output Current: IOUT (mA) 1000 17/27 XC9131 シリーズ ■特性例 (4) FB 電圧-周囲温度特性例 (5) 消費電流-周囲温度特性例 XC9131x05C XC9131x05C fOSC=1.2MHz 60 Supply Current: Iq (μA) Feedback Voltage: VFB (V) 0.52 0.51 0.50 VOUT=5.0V 3.3V 1.8V 0.49 0.48 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 50 40 30 20 VOUT=5.0V 3.3V 1.8V 10 0 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 (6) スタンバイ電流-周囲温度特性例 XC9131F05C fOSC=1.2MHz 5 4 3 2 1 0 -50 fOSC=1.2MHz 5 Standby Current: ISTB (μA) Standby Current: ISTB (μA) XC9131H05C VIN=5.0V 3.3V 1.8V -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 4 3 2 1 0 -50 100 VIN=5.0V 3.3V 1.8V -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) (8) 最大デューティー比-周囲温度特性例 (7) 発振周波数-周囲温度特性例 XC9131x05C XC9131x05C Maximum Duty Cycle: DMAX (%) Oscillation Freqency: fOSC (MHz) 1.35 1.30 1.25 1.20 1.15 VOUT=1.8V 3.3V 5.0V 1.05 1.00 -50 18/27 fOSC=1.2MHz 100 1.40 1.10 -25 100 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 95 90 85 80 -50 VOUT=1.8V 3.3V 5.0V -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 XC9131 シリーズ ■特性例 (10) Lx SW "Pch" ON 抵抗-周囲温度特性例 (9) Lx SW "Nch" ON 抵抗-出力電圧特性例 XC9131x05C 1.0 Lx SW Pch ON Resistance: RLxP (Ω) Lx SW Nch ON Resistance: RLxN (Ω) XC9131x05C 0.9 0.8 0.7 0.6 25℃ 0.5 0.4 Ta=85℃ 0.3 0.2 -40℃ 0.1 0.0 0 1 2 3 4 Output Voltage: VOUT (V) VOUT=3.3V 1.0 0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 5 -50 (11) Lx リーク電流-周囲温度特性例 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) (12) ソフトスタート時間-周囲温度特性例 XC9131x05C Soft-Start Time: tSS (ms) 3.0 2.0 VLx=5.0V 3.3V 1.8V 1.0 fOSC=1.2MHz 10.0 4.0 9.0 8.0 VOUT=5.0V 3.3V 1.8V 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 0.0 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature : Ta (℃) 100 (13) PFM スイッチ電流-入力電圧特性例 2.0 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 325 300 275 250 225 200 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 Input Voltage: VIN (V) 5.0 6.0 MODE "H" "L" Voltage: VMODEH ,VMODEL (V) XC9131x05C VOUT=5V, fOSC=1.2MHz L=4.7μH (LTF5022-LC), CL=22μF (ceramic) CIN=10μF(ceramic), CDD=0.47μF (ceramic) 350 100 (14) MODE"H""L"電圧-出力電圧特性例 XC9131x05C PFM SW Current: IPFM (mA) Lx Leak Current: ILxL (μA) XC9131x05C VBAT=VLx, VOUT=VEN=0V 5.0 100 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 VOUT=5.0V 3.3V 1.8V 0.3 0.2 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 19/27 XC9131 シリーズ ■特性例 (16) EN"L"電圧-出力電圧特性例 (15) EN"H"電圧-出力電圧特性例 XC9131x05C XC9131x05C 0.8 0.7 EN "L" Voltage: VENL (V) EN"H" Voltage: VENH (V) 0.8 Ta=-40℃ 0.6 0.5 85℃ 0.4 25℃ 0.3 0.7 Ta=-40℃ 0.6 0.5 85℃ 0.4 25℃ 0.3 0.2 0.2 0 1 2 3 4 Output Voltage: VOUT (V) 5 0 6 1 2 3 4 Output Voltage: VOUT (V) 5 6 (17) 動作開始電圧-周囲温度特性例 XC9131x05C 0.9 0.8 0.7 VOUT=1.8V 3.3V 5.0V 0.6 0.5 MODE:PWM/PFM, RL=33Ω, fOSC=1.2MHz L=2.2μH (VLCF4020), CL=22μF (ceramic) CIN=10μF(ceramic), CDD=0.47μF (ceramic) 1.0 Operation Start Voltage: VST1 (V) 1.0 Operation Start Voltage: VST1 (V) XC9131x05C MODE:PWM/PFM, RL=1kΩ, fOSC=1.2MHz L=2.2μH (VLCF4020), CL=22μF (ceramic) CIN=10μF(ceramic), CDD=0.47μF (ceramic) 0.9 VOUT=3.3V 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.4 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) -50 100 (18) 動作保持電圧-周囲温度特性例 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) (19) 無負荷時入力電流-入力電圧特性例 XC9131x05C XC9131x05C MODE:PWM/PFM, RL=1kΩ, fOSC=1.2MHz L=2.2μH (VLCF4020), CL=22μF (ceramic) CIN=10μF(ceramic), CDD=0.47μF (ceramic) 0.9 VOUT=1.8V 3.3V 5.0V 0.7 0.6 0.5 0.8 0.6 1.8V 0.4 3.3V 0.2 VOUT=5.0V 0.0 0.4 -50 20/27 MODE:PWM/PFM, RL:OPEN, fOSC=1.2MHz L=2.2μH (VLCF4020), CL=22μF (ceramic) CIN=10μF(ceramic), CDD=0.47μF (ceramic), Ta=25℃ 1.0 No Load Input Current: IIN (mA) Operation Hold Voltage: VHLD (V) 1.0 0.8 100 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 Input Voltage: VIN (V) 5.0 6.0 XC9131 シリーズ ■特性例 (21) CL 放電抵抗-周囲温度特性例 (20) FO ON 抵抗-周囲温度特性例 XC9131x05C CL Discharge Resistance: RDCHG (Ω) VBAT=VOUT=VEN, VFO=0.5V 400 FO ON Resistance: RFO (Ω) XC9131F05C 350 300 250 3.3V 1.8V 200 150 VOUT=5.0V 100 50 0 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) VBAT=VOUT, VEN=0V 400 350 300 250 1.8V 200 3.3V 150 100 VOUT=5.0V 50 0 100 -50 -25 0 25 50 75 Ambient Temperature: Ta (℃) 100 (22) ソフトスタート特性例 VOUT=3.3V, VIN=1.8V, RL=33Ω,MODE:PWM/PFM VOUT VOUT ILx VOUT=5.0V, VIN=5.5V, RL=50Ω VFO VEN ILx VEN XC9131x05C (1.2MHz) XC9131x05C (1.2MHz) VOUT:1V/div, ILx:200mA/div, VEN:5/div, VFO:5V/div Time:2ms/div VOUT:2V/div, ILx:500mA/div, VEN:5/div, Time:100us/div L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG),CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) CIN=10μF(LMK212BJ106KG),CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF VOUT=2.0V, VIN=0.9V, RL=20Ω, MODE:PWM/PFM VOUT ILx VIN XC9131x05C(1.2MHz) VOUT:1V/div, ILx:200mA/div, VIN:1V/div, Time:2ms/div L=2.2μH(VLS252012), CL=22μF(LMK212BJ226MG) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=300kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=0pF 21/27 XC9131 シリーズ ■特性例 (23) 負荷過渡応答特性例 VOUT=1.8V, VIN=0.9V, IOUT=1mA→100mA VOUT=1.8V, VIN=0.9V, IOUT=100mA→1mA VOUT VOUT ILx ILx IOUT IOUT XC9131x05C (1.2MHz, PWM/PFM) XC9131x05C (1.2MHz, PWM/PFM) VOUT:100mV/div, ILx:200mA/div, IOUT:100mA/div, Time:50μs/div VOUT:100mV/div, ILx:200mA/div, IOUT:100mA/div, Time:1ms/div L=2.2μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) L=2.2μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=390kΩ, RFB2=150kΩ, CFB=0pF RFB1=390kΩ, RFB2=150kΩ, CFB=0pF VOUT=3.3V, VIN=1.8V, IOUT=1mA→200mA VOUT=3.3V, VIN=1.8V, IOUT=200mA→1mA VOUT VOUT ILx ILx IOUT IOUT XC9131x05C (1.2MHz, PWM/PFM) XC9131x05C (1.2MHz, PWM/PFM) VOUT:100mV/div, ILx:200mA/div, IOUT:200mA/div, Time:50μs/div VOUT:100mV/div, ILx:200mA/div, IOUT:200mA/div, Time:1ms/div L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF VOUT=3.3V, VIN=1.8V, IOUT=1mA→200mA VOUT=3.3V, VIN=1.8V, IOUT=200mA→1mA VOUT VOUT ILx ILx IOUT 22/27 IOUT XC9131x05C (1.2MHz, PWM) XC9131x05C (1.2MHz, PWM) VOUT:100mV/div, ILx:200mA/div, IOUT:200mA/div, Time:50μs/div VOUT:100mV/div, ILx:200mA/div, IOUT:200mA/div, Time:50μs/div L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF RFB1=560kΩ, RFB2=100kΩ, CFB=10pF XC9131 シリーズ ■特性例 (24) 負荷過渡応答特性例 VOUT=5.0V, VIN=3.7V, IOUT=1mA→300mA VOUT=5.0V, VIN=3.7V, IOUT=300mA→1mA VOUT VOUT ILx ILx IOUT IOUT XC9131x05C(1.2MHz,PWM/PFM) XC9131x05C(1.2MHz,PWM/PFM) VOUT:100mV/div,ILx:200mA/div,IOUT:300mA/div,Time:50μs/div VOUT:100mV/div, ILx:500mA/div, IOUT:300mA/div, Time:1ms/div L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF VOUT=5.0V, VIN=3.7V, IOUT=100mA→500mA VOUT=5.0V, VIN=3.7V, IOUT=500mA→100mA VOUT VOUT ILx ILx IOUT IOUT XC9131x05C(1.2MHz,PWM) XC9131x05C(1.2MHz,PWM) VOUT:100mV/div, ILx:500mA/div, IOUT:400mA/div, Time:50μs/div VOUT:100mV/div, ILx:500mA/div, IOUT:400mA/div, Time:50μs/div L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) L=4.7μH(LTF5022-LC), CL=20μF(LMK212BJ106KG*2) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) CIN=10μF(LMK212BJ106KG), CDD=0.47μF(EMK107BJ474KA) RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF RFB1=270kΩ, RFB2=30kΩ, CFB=10pF 23/27 XC9131 シリーズ ■ 外形寸法図 ●USP-10B パッケージ寸法 24/27 XC9131 シリーズ ■ 外形寸法図 ●USP-10B 参考マウントパターン 0.45 0.40 0.20 1.45 1.10 0.70 0.35 0.25 0.075 0.30 0.025 0.475 0.025 0.25 0.475 0.025 0.20 1.45 1.10 0.70 0.075 0.30 0.10 0.55 0.55 1.05 1.05 0.35 0.10 1.50 1.50 1.05 1.05 0.80 0.80 0.20 0.20 0.25 0.225 0.125 0.125 0.125 0.225 0.25 0.125 0.125 0.125 1.25 1.25 1.35 1.35 0.025 0.45 ●USP-10B 参考メタルマスクデザイン 0.15 0.15 25/27 XC9131 シリーズ ■マーキング ●USP-10B 2 9 3 マーク① 4 標準品: 製品シリーズを表す。 シンボル 品名表記例 3 XC9131******-G ① ② ③ 10 ④ ⑤ ⑥ 1 8 7 6 5 USP-10B (TOP VIEW) マーク② 標準品: DC/DC コンバータタイプを表す。 シンボル 項目 説明 品名表記例 F H 出力電圧外部設定(FB 品) 出力電圧外部設定(FB 品) CL オートディスチャージあり CL オートディスチャージ無し XC9131F*****-G XC9131H*****-G マーク③,④ 標準品:基準電圧と発振周波数を表す シンボル 基準電圧(V) ③ ④ 5 C 0.5 発振周波数(kHz) 1200 品名表記例 XC9131*05C**-G マーク⑤,⑥ 製造ロットを表す。01∼09、0A∼0Z、11∼9Z、A1∼A9、AA∼Z9、ZA∼ZZ を繰り返す。 (但し、G,I,J,O,Q,W は除く。反転文字は使用しない。) 26/27 XC9131 シリーズ 1. 本書に記載された内容(製品仕様、特性、データ等)は、改善のために予告なしに変更す ることがあります。製品のご使用にあたっては、その最新情報を当社または当社代理 店へお問い合わせ下さい。 2. 本書に記載された技術情報は、製品の代表的動作・応用を説明するものであり、工業 所有権、その他の権利に対する保証または許諾するものではありません。 3. 本書に記載された製品は、通常の信頼度が要求される一般電子機器(情報機器、オーデ ィオ/ビジュアル機器、計測機器、通信機器(端末)、ゲーム機器、パーソナルコンピュ ータおよびその周辺機器、家電製品等)用に設計・製造しております。 4. 本書に記載の製品を、その故障や誤作動が直接人命を脅かしたり、人体に危害を脅か す恐れのある装置やシステム(原子力制御、航空宇宙機器、輸送機器、交通信号機器、 燃焼制御、生命維持装置を含む医療機器、各種安全装置など)へ使用する場合には、事 前に当社へご連絡下さい。 5. 当社では製品の改善、信頼性の向上に努めております。しかしながら、万が一のため にフェールセーフとなる設計およびエージング処理など、装置やシステム上で十分な 安全設計をお願いします。 6. 保証値を超えた使用、誤った使用、不適切な使用等に起因する損害については、当社 では責任を負いかねますので、ご了承下さい。 7. 本書に記載された内容を当社に無断で転載、複製することは、固くお断り致します。 トレックス・セミコンダクター株式会社 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