W-CDMA用 フロントエンドGaAs MMIC NJG1715KC1のサンプル配布開始 低電圧動作、低消費電流でW-CDMA携帯端末に最適なフロントエンドIC 新日本無線では、W-CDMA携帯電話端末に最適なフロントエンドGaAs MMIC、NJG1715KC1の開発 を完了し、サンプル配布を可能としました。 NJG1715KC1は、低雑音増幅器(LNA)とローカルアンプ内蔵ミキサーを複合化した、低雑音、高利 得、高IP3(3次インターセプトポイント)のフロントエンドGaAs MMICです。 NJG1715KC1は、低電圧動作(2.85V)、低消費電流(8.3mA typ. 当社従来品比 約12%減 )であり ながら、2.1GHz帯での高利得(LNA部15.0dB typ. 、ミキサー部11.5dB typ.)低雑音、安定動作を実現し ており、さらにLNA、ミキサとも低歪みの為、高IP3(3次インターセプトポイント)特性が実現でき、WCDMA用携帯電話端末に最適なフロントエンドICとなっております。 また、パッケージにはFLP10-C1(Flat Lead Package、パッケージサイズ:3.0×2.8×0.75 mm)を採用 し、省スペース、小型/薄型化要求の強い携帯電話端末市場に対応しております。新日本無線では、 今後もW-CDMA用のGaAs MMICを充実させて行く予定です。 (2002年1月23日) <開発製品一覧> 製品名 NJG1715KC1 機 能 W-CDMA用 フロントエンドGaAs MMIC 応 用 W-CDMA携帯電話端末 外 形 FLP10-C1 10ピン <製品の機能および特徴の概要> · 低電圧動作 · 低消費電流 LNA部 ミキサー部 2.85 V typ. 2.8 mA typ. 5.5 mA typ. (ローカルアンプ含) · 超小型・超薄型 FLP10-C1 パッケージ パッケージサイズ:3.0×2.8×0.75 mm LNA部 · 小信号電力利得 15.0dB typ. @fRF = 2140MHz · 低雑音 1.3dB typ. @fRF = 2140MHz · 高入力IP3 -2.0dBm typ. @fRF = 2140+2140.1MHz ミキサー部 · 高変換利得 11.5dB typ. @fRF = 2140MHz,fLO = 2520MHz,PLO = -10dBm · 低雑音 5.0dB typ. @fRF = 2140MHz,fLO = 2520MHz,PLO = -10dBm · 高入力IP3 +1.0dBm typ. @fRF = 2140+2140.1MHz, @fLO = 2520MHz, PLO = -10dBm <生産予定/サンプル価格> 弊社では、NJG1715KC1のサンプル配布を2002年1月より開始し、生産は、2002年6月より月産5万 個で立ち上げる予定です。なお、サンプル価格は@\150です。