保守品 本製品は、生産中止予定製品です。現在ご使用いただいているお客様に のみ、最終ご発注期限を定めて提供しております。新規のご検討を避けて いただき、新製品または既存品でのご検討をお願いします。 ご不明な点がございましたら、弊社営業窓口までご問い合わせ下さい。 新日本無線株式会社 http://www.njr.co.jp/ NJM3524 スイッチングレギュレータ用コントロール回路 ■ 概 要 NJM3524 は,PWM 方式(パルス幅制御方式)のスイッチングレ ギュレータに必要なコントロール回路を I チップ化した IC です。モ ールド 16 ピン DIP に組込まれ,ブロックダイアグラムに示すよう な回路が内蔵されています。 ■ 外 形 NJM3524D ■ 特 徴 ●パルス幅制御方式 ●シングルエンディド方式またはプッシュプル方式にて出力段を構成できます ●スタンバイ電流は 10mA 以内 ●発振周波数は 60kHz まで動作可能 ●バイポーラ構造 ●外形 DIP16,DMP16,(SSOP16) ●動作電源電圧 (V+ = 8.0V~40.0V) NJM3524M NJM3524V (開発中) ■ 端 子 配 列 ■ ブロック図・ピン配置図 Ver.2003-07-18 -1- NJM3524 ■ 絶対最大定格 (Ta = 25ºC) 項 目 記 号 + 定 格 単 位 電 源 電 圧 V 40 V 出 力 電 流 IO 100 mA 基 準 電 圧 部 出 力 電 流 IREF 50 mA 消 費 電 力 PD 700(300) mW 動 作 温 度 Topr -20 ~ + 75 ºC 保 存 温 度 Tstg -40 ~+125 ºC ( ) :M,V タイプ ■ 電気的特性 ※(条件指定のない場合:V+=20V,f=20kHz) 基準電圧部 項 出 目 力 記 電 圧 ライン・レギュレーション ロード・レギュレーション リ ッ プ ル 除 去 号 VREF 最 小 標 準 最 大 単 位 + 条 4.6 5.0 5.4 V + - 10 30 mV + - 20 50 mV + V = 20v + ∆VREF-V V = 8~40V ∆VREF-IREF V = 20V, IREF = 0~20mA 件 比 RR V = 20V, f = 120Hz - 66 - dB Ta = -20~+75°C - -1 - mV/°C - 100 - mA 温 度 係 数 T. C. 短 絡 電 流 IREF S 誤差増幅部 入 力 オ フ セ ッ ト 電 圧 入 力 バ イ ア ス 電 流 VIO VIC = 2.5V - 2 10 mV IBI (1) VIC = 2.5V - 2 10 µA 60 80 - dB 1.8 - 3.4 V オ ー プ ン ル ー プ 電 圧 利 得 AV 同 囲 VCM 比 CMR - 70 - dB 幅 - - 3 - MHz 幅 - 0.5 - 3.8 V 数 fOSC - 30 - KHz 相 同 入 相 利 力 信 号 得 出 電 圧 除 帯 範 去 域 力 振 Ta = 25°C 発 振 部 発 振 周 波 CT = 0.01µF, RT = 2kΩ + 率 - V = 8~40V - - 1 % 率 - Ta = -20~+75°C - - 3 % 出 力 パ ル ス 幅 (3 ピン) - CT = 0.01µF - 0.5 - µS (3 ピン) - - 3.5 - V - 0 - 45 % 入 力 温 電 圧 度 出 力 依 依 振 存 存 幅 比 較 部 最 大 デ ュ テ ィ サ イ ク ル 入 力 し き い 電 圧 〃 入 力 -2- バ イ ア ス 電 流 VIH "0" duty cycle - 1.0 - V VIH "Max" duty cycle - 3.5 - V - 1 - µA IB (2) Ver.2003-07-18 NJM3524 電流制限部 入 力 電 動 動 圧 作 作 電 範 電 圧 温 度 係 囲 - 圧 - 数 - V(2) - V(1) ≥ 50mV -0.7 - +1.0 V 180 200 220 mV - 0.2 - mV/°C 40 - - V 出力部 コレクタ-エミッタ間耐圧 VCER コ レ ク タ ・ リ ー ク 電 流 ICER VCE = 40V - 0.1 50 µA コ レ ク タ ・ 飽 和 電 圧 VCE(SAT) IO = 50mA - 1 2 V 17 18 - V + エ ミ ッ タ ・ 出 力 電 圧 - V = 20V, IE = -250µA 立 上 時 間 Tr RC = 2kΩ - 0.2 - µS 立 下 時 間 Tf RC = 2kΩ - 0.1 - µS 流 IQ V = 40V, Pin(2) = 2V - 8 10 mA 全回路項目 ス タ ン バ イ 電 + 1, 4, 7, 8, 9, 11, 14 = GND その他のピン(Pin)=Open (注)タイミングコンデンサ CT は,0.01µF~0.1µF の範囲内で御使用下さい。 Ver.2003-07-18 -3- NJM3524 ■ 消費電力-周囲温度特性例 ■ 特 性 例 基準電圧対電源電圧特性例 誤差増幅部 オープンループ電圧利得周波数特性例 -4- スタンバイ電流対電源電圧特性例 発振部: タイミング抵抗対発振周波数特性例 Ver.2003-07-18 NJM3524 ■ 等価回路図 ■ 誤差増幅部のバイアスのかけ方 (イ) 正出力電圧の場合 (ロ) 負出力電圧の場合 ■ 電 流 制 限 (イ) 入力電圧範囲が-0.7V~+1.0V なので,検出出力はグランド線側から取ります。 (ロ) センシング電圧は,200mV Typical です。 ■ ソフトスタートの方法 電源電圧が加わった瞬間,回路が誤動作し,出力段を破壊するこ とがあります。 そのため,誤差増幅部の出力をある時間低レベルにしておけば破壊 防止が可能になります。その例を右図に示します。 この時,ソフトスタート時間は,RB・CB の時定数で決まります。 Ver.2003-07-18 -5- NJM3524 ■ 出力構成方法 ■ 応用回路例 図-1 容量-ダイオード接続使用例 図-2 フライバック方式使用例 図-3 プッシュプル方式使用例 -6- <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが,掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については,製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また, 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく,第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 Ver.2003-07-18