取扱説明書ダウンロード

小形ギヤードモータ
ブレーキユニット
SD タイプ:DZ9102・DZ9202・DZ9302
EX タイプ:DZ9113・DZ9213
取扱説明書
もくじ
安全上のご注意
DE
VO
L
LT
AG
PH
E
AS
FR
0V
D
Z
9
50
EN
T
0V
/6
MO
3
L
LT
z
AG
PH
ma
1
DE
VO
0H
3A
1
4
機種構成と適用モータ
4
各部の名称とはたらき
4
ご使用いただく前に
5
ノイズ対策
6
DZ9102・DZ9202の基本電気
配線(インダクションモータ)
7
DZ9102・DZ9202の基本電気
配線(レバーシブルモータ)
8
DZ9113・DZ9213の基本電気
配線(一方向運転+制動)
02
AC
1ø
.
RR
10
91
10
E
EO
CU
AC
DZ
x
E
FR
AS
E
02
AC
1ø
.
RR
EX タイプ
91
10
EO
CU
DZ
50
EN
T
0V
/6
0H
z
3A
ma
SD タイプ
x
端子台は
別売です
2〜3
開梱されましたら
DZ9302の基本電気配線
(三相モータ)
MO
ページ
9
10
DZ9113の応用電気配線
(正逆運転+制動)
10
SD・EXタイプ共通応用電気配線
(無接点信号入力駆動法)
11
固定抵抗(R2)の容量について
11
保守
12
トラブルの原因とその処置
12
オプション
13
仕様
14
外形寸法図
アフターサービス
15
裏表紙
■このたびは小形ギヤードモータ用ブレーキユニットをお買い求めいただきまして、
まことにありがとうございました。
■この説明書は、製品およびその取り扱い方法や安全上の注意事項について説明しています。
■取り扱い・操作は簡単ですが、誤った操作は思わぬ事故を引き起こしたり、製品の寿命を縮め
たり、性能を低下させることになります。ご使用前に必ずこの説明書をご熟読され、
正しくご使用いただき、末永くご愛用くださるようお願いいたします。
■この説明書は後々のため大切に保存してください。
■この説明書は必ず最終需要家様にお渡しください。
●この製品は産業機器用です。一般のご家庭では使用できません。
安全上のご注意
設置・運転・保守・点検の前に必ずこの取扱説明書を熟読し、正しくお使いくだ
さい。製品の知識、安全の情報そして注意事項のすべてについて習熟してからお
使いください。
人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明してい
ます。
■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明しています。
なお、
注意
必ずお守りください
危険
「死亡や重傷を負うおそれが大きい内容」です。
注意
「傷害を負うことや、財産の損害が発生するおそれが
ある内容」です。
注意 に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可
能性があります。いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
危険
・第三者が触れるおそれがある場合は、施錠できる制御盤の中に設置し容
易に端子台部に触れられないようにしてください。。
・お客様による改造は弊社の保証範囲外となりますので実施しないでくだ
さい。
感電・火災のおそれがあります。
・修理が必要な場合は弊社または購入店にご相談いただき、弊社指定のサー
ビス工場にて行ってください。
けがのおそれがあります。
・ブレーキユニットには保護装置がついておりません。安全のため
過電流保護装置・漏電遮断器・温度過昇防止装置を設置してください。
火災のおそれがあります。
・誤った配線をすると、ブレーキユニットが破壊したりモータが焼損する
場合がありますので確実に配線を行ってください。
けが・火災のおそれがあります。
・多量の静電気を発生する所では使用しないでください。
誤動作によるけがのおそれがあります。
・端子台・ソケットを使用してください。本体の丸ピンには直接はんだ付
けをしないでください。高温により、内部回路が故障し高速で回転する
場合があります。
けがのおそれがあります。
感電のおそれがあります。
・引火性ガス・腐食性ガスの発生する所では使用しないでください。
・水のかかるおそれがある場合は水がかからないようにしてください。
火災のおそれがあります。
感電のおそれがあります。
・制御盤の中に設置し、周囲には可燃物を置かないでください。
・配線時や本品を端子台・ソケットに挿入するときは電源を切った状態で
火災のおそれがあります。
・本品を廃棄する場合は産業廃棄物として処理してください。
行ってください。
・地震時においても、設置・据え付けが原因で人身事故などがおこらない
感電のおそれがあります。
・濡れた手で操作しないでください。
ように確実に設置・据え付けを行ってください。
・地震後は、必ず安全性の確認を行ってください。
感電のおそれがあります。
−2−
−3−
開梱されましたら
ご使用いただく前に
まず次の点をお調べください。
●ご注文の機種かどうか、お確かめください。
形式は; 電圧は;
●付属品をお確かめください。
ソケットが同一梱包内に入っています。
また DZ9302 には抵抗器が同梱されています。
●輸送中の事故で破損していないか、お確かめください。
万一、不都合なところがございましたら、購入店にご連絡ください。
設置場所のご注意
機種構成と適用モータ
本ブレーキユニットの適用モータは、下表に示す定格電圧の弊社小形ギヤードモータです。
(□42 mm サイズのギヤ付きモータを除く)
適用モータ
SD タイプ
定格電圧
DZ9102
インダクションモータ
レバーシブルモータ
100 V
○
三相モータ
200 V
DZ9202
EX タイプ
DZ9302
DZ9113
DZ9213
○
200 V
○
○
配線上のご注意
使用温度範囲−10 ℃〜50 ℃、湿度は85 %RH
以下の所で使用してください。
次のようなところは避けてください。
●長時間直射日光の当たるところ(屋外など)
●振動・衝撃の激しいところ。(5 m/s2 以上)
●ほこりや湿気の多いところ。
●引火性ガス・腐食性ガスの発生するところ。
●多量の静電気が発生するところ(成形・粉体・
流体材料を扱う設備の近くなど)。
●強い電界が加わるところ(放送機器や高周波ウェ
ルダ機器の近くなど)。
必要に応じ十分なシールドをしてください。
●第三者が触れるおそれのある場合は、施錠でき
る制御盤の中に設置してください。
●制御盤の中に設置し、周辺には可燃物を置かな
いでください。
電源関係のご注意
●ブレーキユニットは、電源電圧に合ったもの
を使用してください。
●長時間使用しないときは、必ず電源を切って
ください。
●小容量(400 VA 未満)のトランスを使用す
ると故障や誤動作を起こす場合がありますの
○
各部の名称とはたらき
●ブレーキ時間調整ボリューム
で注意してください。
最大2 秒(標準値)まで可変でき
ます。ブレーキ電流通電時間を長
くするとモータの温度上昇も高く
なりますので、停止可能な範囲で
できるだけ短く調整してください。
薬品・油・水などのご注意
MODEL
DZ9102
VOLTAGE AC100V
●ブレーキランプ
PHASE
FREO.
電気ブレーキ電流通電時のみ点灯
します。(赤色)
CURRENT
AC100V
1ø
50/60Hz
3Amax
DZ9113
●アルコール・ベンジン・シンナーなどの有機
溶剤および切削油・グリースなどの油類やア
ンモニア・苛性ソーダといった強アルカリ性
物質などの付着に注意し、それらの雰囲気で
は使用しないでください。
●内部に水や油などが入らないようにしてくだ
さい。防水構造ではありません。
●濡れた手で操作しないでください。
●運転ランプ
EXタイプ
運転時(RUN)点灯します。
(緑色)
SDタイプ
運転時のご注意
●モータのフレーム温度は 90 ℃以下で使用してく
ださい。モータのフレーム温度は周囲温度・負
荷の状態・起動停止の頻度によって決まります。
モータのフレーム温度が 90 ℃をこえる場合は、
さらに出力の大きいモータを使用してください。
(モータのフレーム温度の測定は温度計・熱電対・
サーモテープなどで行ってください。)
−4−
●配線は、端子台またはソケットを使用し、本体の丸
ピンには直接はんだ付けをしないでください。
●配線時や本品を端子台またはソケットに挿入す
るときは電源を切ってください。
●ブレーキユニットには、保護装置が付いておりま
せん。安全のため過電流保護装置・漏電遮断器・
温度過昇防止装置を設置してください。
●誤った配線をすると、ブレーキユニットが破壊し
たりモータが焼損する場合がありますので確実
に配線をしてください。
●サイリスタなどで制御される高容量の電気炉・
溶接機および、高周波・大電力で駆動される機
器との平行配線や同一配線は避けてください。
誤動作する場合があります。
●民家から離れた山小屋・ビニールハウスなど落
雷しやすい場所や、雷が発生しやすい地域で
は、分電盤の主幹の 2 次側回路に ZNR などの
「サージアブソーバ」を設置してください。
●サイリスタにより制御していますので、ラジオ
や無線装置などに電気雑音が入る場合がありま
す。問題になる場合は、市販のノイズフィルタ
を使用してください。
市販ノイズフィルタの例(単相用)
MR-2043(TOKIN 製)
●電磁接触器や電磁開閉器を用いる場合は、接点
間にスパークキラーなどのサージ電圧保護対策
を行ってください。
●ブレーキユニット EX タイプの取付時、ソケット
を使用した時に抜け落ちる危険性のある場合は
露出型の DIN 端子台を使用してバネで固定して
ください。
●後述の電気配線図では太い実線は主回路を示し
2
ます。0.75 mm 以上の電線を使用してくださ
い。細い実線は信号回路を示します。0.3 mm2
以上の電線を使用してください。
●ボリュームを操作するとき、無理に強く回転させ
たり、強く操作しないでください。また、強く押
し付けないでください。
●起動/停止の頻度は 1 分間に 6 回以下としてく
ださい。
−5−
ノイズ対策
DZ9102・DZ9202の基本電気配線(インダクションモータ)
単相の場合で、外来ラインノイズにより誤動作する場合、次のように市販のノイズフィルタを
使用すると効果があります。
SW1
1
2
SW3
1
BRAKE
定格電圧
を入力
2
ピン番号
RUN
RUN
BRAKE
3
SW1
R1
白
C1
DZ9202
のとき結線
茶
R2
灰
7
BRAKE
RUN
BRAKE
SW3
電 気
ブレーキ
RUN
BRAKE
RUN
BRAKE
T1
モータ
R2
ピン番号
コンデンサ
この配線では、モータの回転方向は軸側より見て時計
方向(CW)です。反時計方向(CCW)にする場合は、
茶と灰のリード線を入れ替えてください。
T1
100 V 電源
AC125 V 5 A 以上
の場合
SW1
SW2 200 V 電源
AC250 V 5 A 以上
の場合
SW3
DC10 V 10 mA
R1 + C1
オプション DV0P008A
モータ
25 W 以下 40 W 以上
100 V 電源
30 Ω
0Ω
の場合
(100 W 程度)
R2
200 V 電源
100 Ω
0Ω
の場合
(100 W 程度)
黒
8
ON
RUN
6
<SDタイプの場合の例>
市販のノイズフィルタの例
MR-2043(TOKIN製)
制動
運転
SW2
CW
SW2
制動
運転
定格電圧
を入力
オプションは 13 ページを参照してください。
[注]
1. SW2・SW3をRUNからBRAKEにすると、制動(電気ブレーキ)
が約0.5 秒間(T1)動作しモータが急速停止します。
2. SW2・SW3は同時に切り替えてください。
3. R2の容量は起動停止の頻度によって変わりますので、温度上昇を確認の上、選定してください。
(11ページ参照)
制御信号による運転
● パワーリレーを用いる場合
● 無接点リレー(SSR)
を用いる場合
RY3 HCリレー パナソニック
(株)製 相当
1
2
DZ9202
のとき結線
6
灰
黒
R5
2
DZ9202
のとき結線
白
茶
C1
6
R2
Vcc
コンデンサ
4
RUN
5
Vo
5
INPUT
CW
白
茶
LOAD
灰
黒
8
R5
定格電圧
を入力
SSR
R2
7
モータ
Ry3
ピン番号
SW1
1
定格電圧
を入力
CW
R1
Ry3
R2
7
8
4
SSR AQ-J パナソニック
(株)製 相当
SW1
モータ
R2
Vcc コンデンサ
If
RUN
Vo
BRAKE
ピン番号
BRAKE
[注]
1. 直流電源Vccが4.5∼6 VまではR5=0 Ωで使用してください。
6 V以上で使用するときには、下記によりR5を挿入してください。
またVccのリップルは5 %以内におさえてください。
制動
制動
(内部抵抗220 Ω)
運転
運転
Vcc
(MIN)
−6 V
SW1
ON
●R5の計算式 R5= at If=15∼20 mA
If
Vo
BRAKE
BRAKE
RUN
RUN
●例 Vcc
(MIN)=24 V If=20 mAとする
24−6
R5= =900 Ω≒1 kΩ
20×10−3
2. SSRの取扱上の注意事項(無接点リレーメーカのカタログ等)も参照してください。
−6−
−7−
DZ9102・DZ9202の基本電気配線(レバーシブルモータ)
SW1
1
2
SW3
RUN
BRAKE
3
BRAKE
RUN
SW4
BRAKE
RUN
SW2
SW4
R1
SW3
C1
C1
DZ9202
のとき結線
6
R1
RUN
モータ
BRAKE
RUN
RUN
BRAKE
BRAKE
RUN
SW5
RUN
RUN
CW
CW
CCW
電 気
ブレーキ
4. DZ9202の場合、電気ブレーキ動作中(T1)
はSW5を切り替えないでください。
5. R2の容量は起動停止の頻度によって変わりますので、温度上昇を確認の上、選定してください。
(11ページ参照)
制御信号による運転
DZ9202
のとき結線
Ry4
6
7
R1 Ry5
Ry4 Ry5
ピン番号
1
2
R2
R6
Ry4
4
Vcc
5
Ry5
Vocw
Vocw
RUN
SSR
LOAD INPUT
LOAD
白
R2
モータ
黒
R2
Vcc
黒
コンデンサ
SW1
灰
7
8
モータ
灰
R5
SSR
R6
R5
コンデンサ
SW4
BRAKE
RUN
CW
R1
● インチング頻度が高い場合
SW2, SW5の火花が大きい場合、次の配線を
推奨します。 SW1
1
2
C1
Ry3
白
BRAKE
3
6
灰
7
Ry1
SW1・SW2
AC250 V 10 A 以上
SW4・SW5
SW3
DC10 V 10 mA
R1 + C1 DV0P008A オプション
R4
付 属 品
制動
RUN
BRAKE
RUN
SW3
RUN
BRAKE
RUN
モータ
黒
灰
ピン番号
SW1・SW6
RY1・RY2
R1 + C1
R4
RY3
制動
運転
白
Ry3 Ry2 Ry1
7
オプションは 13 ページを参照してください。
運転
C1
C1
Ry2
Ry1 Ry2
R1
Ry2
CW
R1
C1
R4 Ry2
ピン番号
SW1
SW2
SW4 SW5
SW6
RUN BRAKE
R1
Ry1
モータ
黒
S
T 3ø
R AC200 V
ON
AC250 V 10 A 以上
HL リレー パナソニック
(株)製 相当
DV0P008A オプション
付 属 品
ツイン接点または金接点リレー
オプションは 13 ページを参照してください。
T1
制動
運転
BRAKE
SW1
SW6
T1
制動
運転
ON
RUN
BRAKE
RUN
BRAKE
Ry2
ON
ON
[注]
1. SW2・SW3・SW4・SW5をRUNからBRAKEにする
Ry3
ON
ON
と、制動(電気ブレーキ)が約0.5 秒間(T1)動作しモー
Ry1
ON
ON
タが急速停止します。
電 気
2. 電気ブレーキ動作中(T1)
はRUNにしないでください。
ブレーキ
3. SW2・SW4・SW5には、瞬時に大きい電流が流れる場
T1
T1
合がありますので、10 A以上のスイッチを使用してく [注]
ださい。スイッチの代りにリレーを使用する場合は、 Ry1とRy2共にインターロックをとって同時に
「ON」
しな
HLリレー パナソニック
(株)
製相当を使用してください。
いようにしてください。
制御信号による運転
ピン番号
Vocw
Voccw
RUN
BRAKE
−8−
C1
R1
If
[注]
1. 直流電源Vccが4.5∼6 VまではR5=0 Ωで使用してください。6 V以上
で使用するときには、
インダクションモータの場合と同様にR5を挿入して
ください(R5の選定は7ページ参照)。またVccのリップルは5 %以内に
おさえてください。
(内部抵抗220 Ω)
2. Ry4・Ry5は接点の定格電圧が電源電圧の2倍以上・定格電流が3 A以上
のリレーまたは電磁接触器を使用してください。
3. VocwとVoccwを同時にRUNにしないでください。
4. リレーやSSR、コンデンサが破損する場合がありますので、抵抗R6を使
用してください。この抵抗には100 Vの場合、90 W;2 A, 60 W;1.7 A,
40 W;1 A, 25 W; 0.6 A, 15 W; 0.4 Aの電流が流れます(200 Vの場
合は100 Vの半分の電流)ので、その温度上昇を確認のうえ容量を選択
してください。
5. SSRの取扱上の注意事項(無接点リレーメーカのカタログ等)
も参照して
ください。
R1
電 気
ブレーキ
AC100 V
INPUT
C1
C1
R2
If
定格電圧
を入力
R1
白
8
4
5
● 無接点リレー(SSR)
を用いる場合
(DZ9202では使用できません)
RUN
3ø
AC200 V
C1
100 V 電源
7
灰
AC125 V 5 A 以上
の場合
SW1・SW2
黒
SW4・SW5 200 V 電源
8
AC250 V 5 A 以上
の場合
R2
SW3
DC10 V 10 mA
コンデンサ
軸側より見た回転方向
ピン番号
オプション
DV0P008A
R1
+
C1
CW
時計方向
モータ
25 W 以下 40 W 以上
CCW
反時計方向
[注]
100 V 電源
30 Ω
0Ω
1. SW2(SW4)
・SW3をRUNからBRAKEにすると、制動(電気ブレーキ)
(100 W 程度)
の場合
R2
が約0.5 秒間(T1)動作しモータが急速停止します。
200 V 電源
100 Ω
0Ω
(100 W 程度)
の場合
2. SW2とSW4を同時にRUNにしないでください。
オプションは 13 ページを参照してください。
3. 電気ブレーキ動作中(T1)
はRUNにしないでください。
1
2
R4
T1
R2
SW1
BRAKE
SW5
CCW
● パワーリレーを用いる場合
RUN
SW2
BRAKE
3
6
S
T
R
SW3
RUN
T1
CW
SW1
1
2
ON
SW5
白
制動
運転
SW1
CW
SW2
制動
運転
定格電圧
を入力
DZ9302の基本電気配線(三相モータ)
BRAKE
SSR AQ-J パナソニック
(株)
製 相当
R6
SW1
1
2
6
R4
Ry1
運転
SW1
Vocw
Voccw
電 気
ブレーキ
RUN
BRAKE
RUN
RUN
BRAKE
BRAKE
T1
T1
7
4
5
ピン番号
C1
R1
Ry1
3ø
AC200 V
白
黒
灰
R5
If
Vcc
Ry1
Vo
RUN
BRAKE
運転
SW1
Vo
CW
C1
C1
制動
ON
R1
R1
Ry1
制動
S
T
R
10 Ω
運転
RY1 HLリレー パナソニック
(株)
製 相当
● パワーリレーを用いる場合
モータ
制動
制動
運転
ON
RUN
BRAKE
RUN
BRAKE
[注]
1. 直流電源Vccが4.5∼6 VまではR5=0 Ωで使用してく
ださい。6 V以上で使用するときには、下記によりR5を
挿入してください。またVccのリップルは5 %以内にお
さえてください。(内部抵抗220 Ω)
Vcc(MIN)
−6 V
●R5の計算式 R5=
at If=15∼20 mA
If
●例 Vcc(MIN)=24 V If=20 mAとする
24−6
R5= =900 Ω≒1 kΩ
20×10−3
−9−
DZ9113・DZ9213の基本電気配線(一方向運転+制動)
SW1
3
定格電圧
を入力
2
CW
白
DZ9213のとき
結線
8
灰
R2
黒
DZ9113のとき
結線
1
4
R7
5
R7
6
コンデンサ
R2
Vcc
If
If
RUN
Vo
BRAKE
ピン番号
制動
運転
制動
運転
SW1
ON
Vo
BRAKE
RUN
SW1
モータ
BRAKE
RUN
■ 無接点信号入力駆動法
内部等価回路は次のようになっています。TTL や MOSIC で無接点信号入力駆動す
る場合に参考にしてください。
100 V 電源
AC125 V 5 A 以上
の場合
200 V 電源
AC250 V 5 A 以上
の場合
モータ
25 W 以下 40 W 以上
100 V 電源
30 Ω
0Ω
(100 W 程度)
の場合
200 V 電源
100 Ω
0Ω
(100 W 程度)
の場合
[注]
1. 直流電源Vccが4.5∼6 VまではR7=0 Ωで使用してくだ
さい。6 V以上で使用するときには、下記によりR7を挿入し
てください。またVccのリップルは5 %以内におさえてくだ
さい。(内部抵抗90 Ω)
Vcc(MIN)−6 V
●R7の計算式 R7= at If=32∼45 mA
If
5
R6
R2
8
4
Vcc
R7 I f
5
SSR
R6
灰
モータ
黒
Voccw
RUN
BRAKE
RUN
1
6
R7 I f
ピン番号
運転
制動
運転
SW1
Vocw
Voccw
電 気
ブレーキ
制動
ON
BRAKE
RUN
BRAKE
RUN
T1
RUN
BRAKE
T1
単相 100 V
レバーシブルモータ
AQ-J パナソニック(株)製 相当
10 Ω
300 W
200
200 W
電源AC200 Vの場合
R2=100 Ω(AC200 V半波)
1 秒ON 秒OFFサイクル
150
[注]
1. R2, SW1などは基本電気配線を参照してください。
2. SSRの取扱上の注意事項(無接点リレーメーカのカ
タログなど)
も参照してください。
3. SSRの定格電圧は、電源電圧の2倍の定格のものを、
またサージオン電流が100 A以上の定格のものを
使用してください。
4. SSRおよびコンデンサ保護のため抵抗R6を使用
してください。なおこの抵抗には、
90 W;2 A, 60 W;0.7 A, 40 W;1 A, 25 W;0.6 A,
15 W;0.4 Aの電流が流れますので、その温度上昇
を確認の上、容量を選定願います。
5. 電気ブレーキ動作中
(T1)
に、
モータを起動させない
でください。
6. VocwとVoccwを同時にRUNにしないでください。
7. Vccおよび抵抗R7は「一方向運転+制動」の内容に
準じます。
− 10 −
150 W
120 W
(W) 100
コンデンサ
Vocw
大電力形
固定抵抗器
250
抵抗器の必要容量
R2
7
モータ
白
EXタイプ
300
AC100 V
LOAD
6
SDタイプ
●例 Vcc (MIN)=12 V If=40 mAとする
12−6
R7= =150 Ω
40×10−3
2. R2の容量は起動停止の頻度によって変わりますので、温度
上昇を確認の上、選定してください。(11ページ参照)
SSR
5
固定抵抗
(R2)の容量について
SW1
INPUT
150 Ω 220 Ω
220 Ω
DZ9113の応用電気配線(正逆運転+制動)
3
2
4
4
制御回路
7
茶
R2
この配線では、モータの回転方向は軸側より
見て時計方向(CW)
です。
反時計方向(CCW)にする場合は、茶と灰の
リード線を入れ替えてください。
SD・EX タイプ共通応用電気配線
100 W
80 W
60 W
50
電源AC100 Vの場合
R2=30 Ω(AC100 V半波)
1 秒ON 秒OFFサイクル
0
0
2
4
6
8
40 W
10 12 14 16 18 20
OFF時間
(秒)
[注]
上記のカーブは、抵抗器の表面温度を 200 ℃以下にするための断続サイクルの平均電力
WR を大電力形固定抵抗器で負荷率 35 %として下記の条件で計算した考え方の目安です。
負荷率= 35 % ON 時間(ブレーキ時間)= 1 秒固定
① 電源 AC100 V の場合 WR = 476/(Toff + 1)
② 電源 AC200 V の場合 WR = 571/(Toff + 1)
〈例〉電源 AC100 V で 10 秒運転、5 秒停止、ブレーキ時間 1 秒の場合
WR = 476/〔(10 + 5 − 1)+ 1〕= 31.7 W
− 11 −
オプション
1. 運転が円滑に行われているか。
2. 運転中にモータが異常音を発していないか。
3. モータが異常発熱していないか。
4. 標準交換年数は5年です。
(異常が発生した場合を除く新品交換の参考年数です。保証寿命ではありません)
20±1
DV0P008A内のコンデンサ容量は0.1 μF、抵抗値
は120 Ωです。市販品をご使用になる場合は次のよ
うにしてください。
8±1
RI
ø0.8
(ピッチ)
トラブルが発生した場合は、次の表に従って点検・対策をお願いします。もし、原因
がわからない場合や、ブレーキユニットが故障したと思われる場合、その他お困りの
点がございましたら購入店あるいは弊社まで連絡してください。
モータが回転しない
パナソニック(株)製小型タイマ共通オプション
次のパナソニック
(株)
製小型タイマオプションがご利用できます。
■ D I N 端 子 台 (AT7803)
■ソケット (AW68102)
付属しています
はい
33
負荷を軽減するか出力の大きな
モータを使用してください。
3
2
1
ø28.5
24.5
4
71
37.2
モータは回転するが制動しない
いいえ
正しく配線して下さい
はい
制動時次の端子間に直流電圧が
加わっていますか。
SD タイプ;ピン番号①−⑦間
EX タイプ;ピン番号③−⑦間
(7.5)
いいえ
ブレーキユニット不良
はい
モータ不良
− 12 −
− 13 −
5
モータまたはコンデンサの故障
0.7
8.9
5
いいえ
はい
配線は正しくなされていますか
4
3.5
38
49
負荷の大きさが適正ですか
ブレーキユニットまたは
スイッチ不良
8
いいえ
6
正しく配線して下さい
7
いいえ
はい
モータに電圧が印可されていますか
CI
R1=10∼20 Ω
(1/4 W以上)
C1=0.1∼0.33 μF(AC250 WV)
17.5±1
トラブルの原因とその処置
配線は正しくなされていますか
■ スパークキラー(DV0P008A)
0.1 μF 120 Ω
17±1
使用環境(温度・湿度・ちりやほこり・振動など)の影響や使用部品の経年変化・寿命な
どから生ずる、不測の不具合を未然に防ぐため、平素次の保守が大切です。
20min
保守
仕様
外形寸法図
● SD タイプ
定格電圧
DZ9102
DZ9202
DZ9302
単相 AC100 V
単相 AC200 V
三相 AC200 V
50 Hz / 60 Hz
許容電流
3A
適用モータ出力
制動方式
3 W 〜 90 W
丸ピン
50
電源周波数
14.2
6 W 〜 90 W
59
品番
特性
61
■ SDタイプ
25 W 〜 90 W
一定時間モータに電気ブレーキ電流を流し制動する
電気ブレーキ時間
0.5 秒(標準値)
使用周囲温度
- 10 ℃〜 50 ℃
保存温度
- 10 ℃〜 60 ℃
使用湿度範囲
85 % RH 以下(結露なきこと)
36
■ EXタイプ
93.5
14.2
丸ピン
● EX タイプ
- 10 ℃〜 50 ℃
保存温度
- 10 ℃〜 60 ℃
使用湿度範囲
85 % RH 以下(結露なきこと)
適用モータは、弊社小形ギヤードモータとします。
※□42 mm サイズのギヤ付きモータには適用できません。
なおモータの仕様は、カタログや別途用意しております外形寸法図をご覧下さい。
電気ブレーキには、保持力がありません。レバーシブルモータを使用しますと、常時摺
動形の簡易ブレーキによりある程度の保持力がありますが、さらに保持力が必要な場合
は、電磁ブレーキ付モータあるいは C&B モータを選定してください。
特に大きな慣性を持った負荷を制動する時、モータ軸及びギヤの強度または寿命が問題
になる場合がありますので、お問い合わせください。
■ 制動用外部抵抗器
DZ9302のみ付属
DV0P003 5.6 Ω 10 W
ø3.8
3±0.3
12±0.5
33±3.0
0.5
48±2
■ソケット
33
4
3.5
4.8±0.5
0.7
(ø2.5)
9 +3
−1
最大 2 秒可変(標準値)
使用周囲温度
(0.6)
(7.5)
8.9
2
1
ø28.5
49
38
4
5
3
8
電気ブレーキ時間
36
(2.2)
一定時間モータに電気ブレーキ電流を流し制動する
10.5±1.5
3 W 〜 90 W
制動方式
14±1
適用モータ出力
10.5±1.5
電気ブレーキ電流 MAX3 A・運転電流 MAX3 A
0.8
許容電流
6±0.5
50 Hz / 60 Hz
59
単相 AC200 V
電源周波数
5
単相 AC100 V
50
DZ9213
6
定格電圧
DZ9113
7
品番
特性
(パナソニック 品番 AW68102)
− 14 −
− 15 −
アフターサービス
修 理
●修理のご相談はお買い求めの販売店へお申しつけください。
なお機械・装置等に設置されている場合は、機械・装置メーカへまずご相談ください。
お問い合わせ
●お客様技術 相談窓口
〈モータ・コントローラの選び方、使い方などのお問い合わせ窓口です〉
フリーダイヤル:0120-70-3799
TEL 072-870-3057・3110
FAX072-870-3120
受付時間:月〜金曜日 9:00〜12:00、13:00〜17:00
(祝祭日および弊社特別休日を除きます)
●お客様修理 相談窓口
〈販売店が不明な場合の修理依頼などのお問い合わせ窓口です〉
TEL 072-870-3123 FAX 072-870-3152
受付時間:月〜金曜日 9:00〜12:00、13:00〜17:00
(祝祭日および弊社特別休日を除きます)
インターネットによるモータ技術情報
●取扱説明書、CAD データのダウンロードなどができます。
http://industrial.panasonic.com/jp/i/fa_motor.html
便利メモ(お問い合わせや修理の時のために、記入しておいてください)
ご購入年月日
年 月 日
機 種 名
ご購入店名
電 話( ) -
パナソニック株式会社 モータ事業部
〒 574-0044 大阪府大東市諸福 7 丁目 1 番 1 号
電話(代表)072-871-1212
IMA31
P0596-3094