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小形ギヤードモータ
スピードコントローラ
取扱説明書
EX タイプ
DV1131・DV1132・DV1134・DV1231・DV1234
もくじ
ページ
安全上のご注意
2〜3
開梱されましたら
4
機種構成と適用モータ出力
4
実体配線図
4
ご使用いただく前に
5
]
冷却用ファンモータ(F)
サーマルプロテクタ(TP)
付きモータの配線
6
基本電気配線(変速のみ)
7
基本電気配線
(一方向運転+電気ブレーキ)
8
基本電気配線
(正逆運転+電気ブレーキ)
9
応用電気配線
端子台は
別売です
10〜11
電磁ブレーキの配線
11
ソフト運転について
12
ノイズ対策
12
保守
12
トラブルの原因とその処置
オプション
仕様
外形寸法図
アフターサービス
13
13〜14
15
15
裏表紙
■このたびは小形ギヤードモータ用スピードコントローラをお買い求めいただきまして、
まことにありがとうございました。
■この説明書は、製品およびその取り扱い方法や安全上の注意事項について説明しています。
■取り扱い・操作は簡単ですが、誤った操作は思わぬ事故を引き起こしたり、製品の寿命を縮め
たり、性能を低下させることになります。ご使用前に必ずこの説明書をご熟読され、
正しくご使用いただき、末永くご愛用くださるようお願いいたします。
■この説明書は後々のため大切に保存してください。
■この説明書は必ず最終需要家様にお渡しください。
●この製品は産業機器用です。一般のご家庭では使用できません。
安全上のご注意
設置・運転・保守・点検の前に必ずこの取扱説明書を熟読し、正しくお使いくだ
さい。製品の知識、安全の情報そして注意事項のすべてについて習熟してからお
使いください。
人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明してい
ます。
■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明しています。
なお、
注意
必ずお守りください
危険
「死亡や重傷を負うおそれが大きい内容」です。
注意
「傷害を負うことや、財産の損害が発生するおそれが
ある内容」です。
注意 に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可
能性があります。いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
危険
・第三者が触れるおそれがある場合は、施錠できる制御盤の中に設置し容
易に端子台部に触れられないようにしてください。。
・お客様による改造は弊社の保証範囲外となりますので実施しないで
ください。
感電・火災のおそれがあります。
・修理が必要な場合は弊社または購入店にご相談いただき、弊社指定の
サービス工場にて行ってください。
けがのおそれがあります。
・外部で速度設定をする場合の配線やタコジェネレータの配線(桃)が
外れると、モータが高速で回転しますので、確実に配線してください。
けがのおそれがあります。
・スピードコントローラには保護装置がついておりません。安全のため
過電流保護装置・漏電遮断器・温度過昇防止装置を設置してください。
火災のおそれがあります。
・誤った配線をすると、コントローラが破壊したりモータが焼損する場合
がありますので確実に配線を行ってください。
けが・火災のおそれがあります。
・多量の静電気を発生する所では使用しないでください。
誤動作によるけがのおそれがあります。
・端子台・ソケットを使用してください。本体の丸ピンには直接はんだ付
感電のおそれがあります。
けをしないでください。高温により、内部回路が故障し高速で回転する
・水のかかるおそれがある場合は水がかからないようにしてください。
場合があります。
感電のおそれがあります。
けがのおそれがあります。
・配線時や本品を端子台・ソケットに挿入するときは電源を切った状態で
・引火性ガス・腐食性ガスの発生する所では使用しないでください。
火災のおそれがあります。
行ってください。
感電のおそれがあります。
・制御盤の中に設置し、周囲には可燃物を置かないでください。
・濡れた手で操作しないでください。
火災のおそれがあります。
感電のおそれがあります。
・本品を廃棄する場合は産業廃棄物として処理してください。
・地震時においても、設置・据え付けが原因で人身事故などがおこらない
ように確実に設置・据え付けを行ってください。
・地震後は、必ず安全性の確認を行ってください。
−2−
−3−
開梱されましたら
ご使用いただく前に
まず次の点をお調べください。
●ご注文の機種かどうか、お確かめください。
形式は; 出力は; 電圧は;
●付属品をお確かめください。
ソケット及び外部速度設定器が同一梱包内に入っています。
●輸送中の事故で破損していないか、お確かめください。
万一、不都合なところがございましたら、購入店にご連絡ください。
設置場所のご注意
機種構成と適用モータ出力
本スピードコントローラの適用モータは、下表に示す定格電圧、出力の弊社小形ギヤードモータ(可
変速タイプ)です。
モータ出力(W)
100 V
定格電圧
200 V
3
—
4
6
DV1131
—
10
15
DV1231
20
25
DV1132
40
60
90
DV1134
DV1234
実体配線図 (一方向運転の配線例)
■太い実線は主回路を示します。0.75 mm2 以上の電線を使用してください。
■細い実線は信号回路を示します。0.3 mm2 以上の電線を使用してください。
尚、タコジェネレータ(TG)の配線が長くなる場合は、2 芯のツイストのシールド線を用いて
配線してください。
外部速度設定器(VR)
■ソフトスタート・ダウンボリューム
回転速度の設定に使用します。
付属品1/4 W20 kΩB特性
ソフトスタート・ソフトダウンの時間
が同時に調整できます。
始動・停止時急激な回転速度の変化に
よって負荷に衝撃がかかる場合に使用
します。
ソフト運転しない場合は右いっぱいに
回してください。
電源
6
■最高速度調整ボリューム
5
4
3
外部速度設定器を最大にしたときの
回転速度を調整します。
設定時に必ず50 Hz:1400(r/min)
以下、60 Hz:1700(r/min)以下に
調整してください。
電源スイッチ
■動作切替スイッチ
「高安定」ー「高応答」の切り替えが
できます。
高安定
・負荷の増減による回転速度の変動が
少ない。
・速度制御範囲が広い。
・能力制御に適する。
・負荷の急変に対して、回転速度が
不安定になる場合がある。
高応答
・応答性が早くハンチングが少ない。
・位置決めに適する。
・負荷の増減によって回転速度の変動
が大きい。
・速度制御範囲が狭い。
DIN端子台
パナソニック
(株)製
AT7803
7
TG
8 1 2
白
灰
桃
黒
桃
CW
モータ
−4−
コンデンサ
運転時のご注意
使用温度範囲−10 ℃〜50 ℃、湿度は85 %RH
以下の所で使用してください。
次のようなところは避けてください。
●長時間直射日光の当たるところ(屋外など)
●振動・衝撃の激しいところ。(5 m/s2 以上)
●ほこりや湿気の多いところ。
●引火性ガス・腐食性ガスの発生するところ。
●多量の静電気が発生するところ(成形・粉体・
流体材料を扱う設備の近くなど)。
●強い電界が加わるところ(放送機器や高周波ウェ
ルダ機器の近くなど)。
必要に応じ十分なシールドをしてください。
●第三者が触れるおそれのある場合は、施錠でき
る制御盤の中に設置してください。
●制御盤の中に設置し、周辺には可燃物を置かな
いでください。
電源関係のご注意
●スピードコントローラは、電源電圧に合ったも
のを使用してください。
●長時間使用しないときは、必ず電源を切って
ください。
●小容量(400 VA 未満)のトランスを使用す
ると故障や誤動作を起こす場合がありますの
で注意してください。
●モータのフレーム温度は 90 ℃以下で使用して
ください。モータのフレーム温度は周囲温度・
負荷の状態・起動停止の頻度によって決まりま
す。モータのフレーム温度が 90 ℃をこえる場
合は、さらに出力の大きいモータを使用してく
ださい。
(モータのフレーム温度の測定は温度計・熱電
対・サーモテープなどで行ってください。)
●速度設定が「0」でも電源の容量が小さい場合
や、電源 OFF の時間が短い場合などは、電源
投入時モータ軸がわずかに回転する場合があり
ますので注意してください。
●起動/停止の頻度は 1 分間に 6 回以下として
ください。
薬品・油・水などのご注意
●アルコール・ベンジン・シンナーなどの有機
溶剤および切削油・グリースなどの油類やア
ンモニア・苛性ソーダといった強アルカリ性
物質などの付着に注意し、それらの雰囲気で
は使用しないでください。
●内部に水や油などが入らないようにしてくだ
さい。防水構造ではありません。
●濡れた手で操作しないでください。
運転時のご注意
●配線は、端子台またはソケットを使用し、本体の丸ピ
ンには直接はんだ付けをしないでください。
●配線時や本品を端子台またはソケットに挿入する
ときは電源を切ってください。
●コントローラには、保護装置が付いておりません。
安全のため過電流保護装置・漏電遮断器・温度
過昇防止装置を設置してください。
●誤った配線をすると、コントローラが破壊したり
モータが焼損する場合がありますので確実に配
線をしてください。
●サイリスタなどで制御される高容量の電気炉・溶
接機および、高周波・大電力で駆動される機器
との平行配線や同一配線は避けてください。誤
動作する場合があります。
●民家から離れた山小屋・ビニールハウスなど落
雷しやすい場所や、雷が発生しやすい地域では、
分電盤の主幹の 2 次側回路に ZNR などの「サー
ジアブソーバ」を設置してください。
●サイリスタにより制御していますので、ラジオや
無線装置などに電気雑音が入る場合があります。
問題になる場合は、市販のノイズフィルタを使用
してください。
市販ノイズフィルタの例
MR-2043(TOKIN 製)
●外部で速度設定をする場合の配線やタコジェネ
レータの配線が外れると、モータが高速で回転
しますので、確実に配線してください。
●電磁接触器や電磁開閉器を用いる場合は、接点
間にスパークキラーなどのサージ電圧保護対策
を行ってください。
●タコジェネレータ・外部速度設定器・その他入力
回路の配線が長くなる場合(約 1m 以上)ノイ
ズの混入が考えられますのでシールド線を用いて
配線してください。そのシールド部をピン番号⑤
に接続し、ピン番号⑤から接地をしてください。
−5−
]
基本電気配線(変速のみ)
冷却用ファンモータ
(F)
付きモータの配線 (90 W のみ)
サーマルプロテクタ
(TP) Ry
1
2
Ry
SWA
SW A
SWB
ピン番号
一方向運転
{
黒
M 白
灰
F(黒)
F(黒)
TG(桃)
Ry
TP青
(黄)
TP
TP青
(黄)
SW B
TP
閉
閉
閉
ON
閉
閉
正逆運転
SW1
2
1
動作
復帰
7
黒
8
VR
桃
1
定格電圧
を入力
桃
5
4
Ry
8
CCW
R1
C1
3
3
2
黒
モータ
コンデンサ
VR
1
5
4
TG
灰
SW2
6
コンデンサ
2
Ry リレー
TG
モータ
白
CW
7
3
3
C1
R1
灰
6
F
定格電圧
を入力
CW
白
ON
SW1
2
1
定格電圧
を入力
閉
開
ON
閉
軸側より見た回転方向
CW
時計方向
CCW
反時計方向
桃
桃
TG
ピン番号
ピン番号
Ry
SW A
SW B
100 V 電源の場合
200 V 電源の場合
モメンタリ N.O. 接点
モメンタリ N.C. 接点
AC125 V 5 A 以上 3a 接点
AC250 V 5 A 以上 3a 接点
[注]
1. サーマルプロテクタ(TP)は自動復帰形ですので、再起動による危険を防止するため、上図の配線で使用してく
ださい。サーマルプロテクタ(TP)を直接電源に接続しないでください。
2. TPが動作すると復帰するまで冷却時間が必要です。
3. 冷却用ファンモータ(F)は電源端子(ピン番号①−②間)に接続してください。
4. モータ(M)やタコジェネレータ(TG)の配線は、目的に応じ後述の電気配線に基づき配線してください。
SW1
100 V 電源
AC125 V 5 A 以上
の場合
SW1
SW2 200 V 電源
AC250 V 5 A 以上
の場合
R1 + C1
DV0P008A オプション
停止
運転
ON
SW1
SW2
停止
逆転
STOP
RUN
RUN
CW
CCW
オプションは13〜14ページを参照してください。
[注]
1. インダクションモータで正逆運転をする場合には、必ず停止期間を設け、モータが停止してからSW2を切り替えてくだ
さい。
2. レバーシブルモータで正逆運転をする場合は、停止期間を設ける必要はありません。SW1がONのまま、SW2
にて回転方向を切り替えてください。SW2をリレー接点にて構成する場合には、コンデンサ短絡による故障を防
ぐため、接点間の距離の広いもの[例:パナソニック
(株)製HLリレー]を使用してください。
3. 冷却用ファンモータ・サーマルプロテクタ付モータの場合は、6ページも合わせてご覧ください。
4. 正逆運転の場合、SW2を独立した別のリレー接点で構成する場合には、インターロックをとり、同時に接点が閉
じることがないようにしてください。
小信号での運転/停止
最高速度調整ボリュームによる運転
外部速度設定器を使用する場合、次のように電源(上
図SW1)がONのままで小信号の接点(SW6)にてモ
ータの運転/停止が可能となり、立ち上がり時間を早
くすることができます。
外部速度設定器が必要でないときは、最高速度調整
ボリュームによって速度調整ができます。
3
6
SW6 2
RUN
5
4
STOP
DC10V 10mA
3
6
3
VR
1
}
R3 20 kΩ 1/4 W
外部速度設定器
(DV0P002)
20 kΩ1/4 W B特性
5
TGへ
4
ピン番号
ピン番号
[注]
1. 電源(SW1)の投入はSW6による起動信号よりも0.5
秒以上早くしてください。
2. 長時間休止の場合は電源(SW1)
を切ってください。
−6−
正転
この配線では、
モータの回転方向は軸側より見て時計方向(CW)
です。
反時計方向(CCW)
にする場合は、黒と灰のリード線を入れ替えてください。
}
TGへ
[注]
1. 外部速度設定器(VR)の代りに固定抵抗器(R3)を接
続してください。
−7−
基本電気配線(一方向運転+電気ブレーキ)
25 W以下
これらの配線では、モータの回転方向は軸
SW1
2
1
定格電圧
を入力
CW
白
側より見て時計方向(CW)です。反時計方
向(CCW)
にする場合は、黒と灰のリード線
RUN
CW
SW4
7
R1
モータ
SW2
8
コンデンサ
STOP
RUN
SW2
STOP
6
3
2
VR
RUN
桃
桃
1
5
4
TG
ピン番号
100 V 電源
AC125 V 5 A 以上
の場合
200 V 電源
AC250 V 5 A 以上
の場合
SW3
DC10 V 10 mA
R1 + C1
DV0P008A オプション
R2
DV0P003 オプション
SW1
SW2
オプションは13〜14ページを参照してください。
40 W以上
定格電圧
を入力
制動
制動
CW
灰
停止
運転
RUN
R2
STOP
R1
コンデンサ
C1
6
5
4
STOP
SW3
モータ
白
7
3
SW1
ON
SW5
SW2
SW3
STOP
RUN
VR
RUN
1
SW3
2
VR
RUN
桃
5
4
ピン番号
定格電圧
を入力
CW
R2
灰
SW4
STOP
R1
C1
SW5
6
最高速度調整ボリュームによる運転
ピン番号
外部速度設定器が必要でないときは、最高速度調整
ボリュームによって速度調整ができます。
[注]
1. SW2・SW3をRUNからSTOPにすると制動(電気ブレ
ーキ)
が動作し、モータが急速停止します。
SW2とSW3は必ず同時に入切してください。
SW2がRUN側、SW3がSTOP側の場合は、異常動作
( 短 時 間 高 速 運 転 )、またS W 3がR U N 側 、S W 2が
STOP側の場合は、モータが異常発熱する場合があり
ますのでご注意ください。
2. 起動・停止の頻度は1分間に6回以下としてください。
3. 冷却用ファンモータ・サーマルプロテクタ付モータの場
合は、6ページも合わせてご覧ください。
−8−
3
6
5
4
STOP SW3
RUN
R3 20 kΩ 1/4 W
}
TGへ
ピン番号
[注]
1. 外部速度設定器(VR)の代りに固定抵抗器(R3)
を接続してください。
5
4
STOP
停止
正転
SW1
黒
CW
SW2
RUN
CCW
制動
制動
SW1
2
1
RUN
TG
TG
100 V電源
AC125 V 5 A 以上
の場合
SW1・SW2
SW4・SW5 200 V電源
AC250 V 5 A 以上
の場合
SW3
DC10 V 10 mA
DV0P008A
R1 + C1
オプション
DV0P003
R2
オプション
オプションは13〜14ページを参照してください。
コンデンサ
モータ
CCW
白
7
桃
桃
1
3
桃
コンデンサ
3
STOP
6
8
3
2
3
モータ
黒
CCW
運転
黒
SW2
灰
R1
40 W以上
SW1
2
1
8
C1
R2
SW3
白
CCW
CW
R2
3
軸側より見た回転方向
CW
時計方向
CCW
反時計方向
SW1
定格電圧
を入力
黒
C1
STOP
25 W以下
2
1
を入れ替えてください。
灰
7
8
基本電気配線(正逆運転+電気ブレーキ)
逆転
ON
STOP
SW2
SW3
RUN
SW4
SW5
CW
RUN
CCW
3
SW3
VR
RUN
1
桃
桃
TG
最高速度調整ボリュームによる運転
ピン番号
[注]
1. SW2・SW3をRUNからSTOPにすると制動(電気ブレ
ーキ)
が動作し、モータが急速停止します。
SW2とSW3は必ず同時に入切してください。
SW2がRUN側、SW3がSTOP側の場合は、異常動作
( 短 時 間 高 速 運 転 )、またS W 3がR U N 側 、S W 2が
STOP側の場合は、モータが異常発熱する場合があり
ますのでご注意ください。
2. 運転中またはモータが停止するまでの間に正逆の切り
替え
(SW4・SW5の操作)
をしないでください。
3. 起動・停止の頻度は1分間に6回以下としてください。
4. 冷却用ファンモータ・サーマルプロテクタ付モータの場
合は、6ページも合わせてご覧ください。
−9−
外部速度設定器が必要でないときは、最高速度調整
ボリュームによって速度調整ができます。
3
6
5
4
STOP SW3
RUN
R3 20 kΩ 1/4 W
}
TGへ
ピン番号
[注]
1. 外部速度設定器(VR)の代りに固定抵抗器(R3)
を接続してください。
応用電気配線
応用電気配線(つづき)
■ 多段速度設定が必要な場合
■ 外部速度設定器による並列運転
制動しない場合
3
制動する場合
3
SW8
6
3
3
2
5
1
VR3
VR3
1
1
オプションは13〜14ページを
参照してください。
}
TGへ
6
GND
}
5
4
TGへ
ピン番号
定格電圧
を入力
6
5
4
MAX
DC5 V
STOP SW7
GND
emax
emax :最大アナログ信号電圧
}
0
1
2
3
(V)
R1 :外部抵抗器1 kΩ
R2 :外部抵抗器
}
■ 無接点信号による運転
スイッチSW3・SW6・SW7の小信号用リレーの代りにトランジスタが使用できます。
制動しない場合
3
6
3
2
Tr
制動する場合
VR
STOP
1
3
6
RUN
5
4
ピン番号
2
3
VR
1
Tr
RUN
3
6
STOP
}
TGへ
5
4
内部等価回路
アナログ信号+制動
MAX
DC5 V
Tr
RUN
}
ピン番号
5
4
1 kΩ
}
GND
TGへ
1 μF
3
6.2 V
1 kΩ
5
4
ピン番号
ピン番号
TGへ
TGへ
DC
0∼+3 V
GND
3
3
6
6
5
4
5
4
ピン番号
TGへ
SW1
2
1
定格電圧
を入力
C1
ピン番号
R1
SW9
STOP
RUN
モータ
黄
黄
90Wのモータの黄色のリード線は、
サーマルプロテク
タであり電磁ブレーキではありません。 100 V 電源
AC125 V 5 A 以上
の場合
SW1
SW9 200 V 電源
AC250 V 5 A 以上
の場合
R1 + C1
DV0P008A オプション
ブレーキ
オプションは13〜14ページを参照してください。
[注]
1. SW9の切り替えは、他のスイッチのRUN-STOPの切り替えと同時に行ってください。
2. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。
ただし、電気ブレーキを併用しない場合(7ページ)は、小信号での運転/停止の配線を行ってください。
6
5
ピン番号
− 10 −
5
4
電磁ブレーキの配線 (40 W 以下)
22 kΩ
STOP
TGへ
1 μF
6
電磁ブレーキ付可変速モータの場合、電磁ブレーキの配線は次図のようにしてください。
アナログ信号(直流)
6. 回転速度「0」の信号は、DC0.1 V以下にしてください。
7. 負荷の慣性の大きさなどによって入力速度パターンと、実際のモータの回転速度が
TGへ
異なる場合があります。特に停止時は注意してください。
8. アナログ信号の電圧のリップル率は、2 %以下にしてください。
ピン番号
9. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。
100 V 電源
AC125 V
10. 制動機能を使用する場合は、モータの配線(ピン番号1、7、8)は、8、9ページに従
の場合
5 A 以上
い配線してください。制動を実施する場合は、SW2とSW7は必ず同時に入切して
SW1
200 V 電源
AC250 V
ください。SW2がRUN側、SW7がSTOP側の場合は、異常動作(短時間高速運
の場合
5 A 以上
転)、またSW7がRUN側、SW2がSTOP側の場合は、モータが異常発熱する場合
SW7
DC10 V 10 mA
がありますのでご注意ください。
5
4
3
6
TGへ
3
500
3
ピン番号
emax
R2≧ −1(kΩ)
1000
TGへ
ピン番号
GND
RUN
R1
1 kΩ
1
}
SW1
(r/min)
1700
1400
R2
3
[注]
コントローラ1台あたりの入力インピーダンスは約100 kΩです。
この値をもとに、アナログ信号源の出力インピーダンスを決めて
ください。
2
}
制動する場合
■ アナログ信号による並列運転
3
VR
}
定格電圧
を入力
[注]
1. 電源スイッチSW1投入の時間は、アナログ信号の開始信号よりも約0.5 秒以上早
くしてください。
2. 運転/停止を繰り返す場合は、SW1を「ON」のまま、アナログ信号にて運転してく
ださい。
3. ソフト運転の必要な場合は、ソフトスタート・ダウンボリュームによって調整できます。
また、アナログ信号によってもソフト運転ができます。
4. アナログ信号の最大値(例DC3 V)に対して、必要なモータの回転速度の最大値を
最高速度調整ボリュームにて調整してください。
5. アナログ信号の絶対最大定格は、DC5 Vです。
標準値をDC3 Vで設計してください。DC3 Vを越える場合は、次の回路にて配線
してください。
[注]
1. 使用する外部速度設定器(VR)の抵抗値Rsは、モータの台
数をNとすると、
Rs=20/N(kΩ)としてください。
2. 同期運転・比率運転の場合は、それぞれ必要な回転速度に最
高速度調整ボリュームにて調整してください。
また、ソフトスタート・ダウンボリューム、動作切換スイッチ
も同一位置にしてください。
3. 外部速度設定器VRからピン番号⑤−⑥への配線は、図のよう
に端子番号を統一してください。
4. 並列運転の台数が増えると誤動作する場合があります。
12ページを参照にして、ノイズフィルタを個々に接続するな
どの対策をしてください。
5. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照し
てください。
}
SW1
MAX
DC5 V
6
DV0P002
オプション
ピン番号
3
3
VR1
VR2
VR3
[注]
1. 外部速度設定器VR1・VR2・VR3により、それぞれの速度を設定して、SW8により切り替えてください。
2. 制動する場合、SW3の切り替えは他のスイッチのRUN-STOPの切り替えと同時に行ってください。
3. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。
制動しない場合
2
1
VR2
4
■ アナログ信号による変速
2
1
DC10 V
10 mA
2
5
TGへ
SW3・SW8
3
3
2
VR1 1
1
}
4
ピン番号
3
2
2
VR2
SW8
RUN
6
3
2
VR1 1
STOP SW3
− 11 −
トラブルの原因とその処置
■ソフトスタート+電気ブレーキ
「一方向運転+電気ブレーキ」、
「正逆運転+電気ブレーキ」の電気配線と
同じにし、ソフトスタート・ダウンボリュームにてソフトスタート時間を調
整してください。
停止時はソフトスタート・ダウンボリュームの設定に関係なく、電気
ブレーキで停止します。
SW1
SW6
RUN
0.5 s以上
サイリスタなどで制御される高容量の電気炉・溶接機および、高周波・大電力で駆動される機器との平行
配線や同一電源配線をすると誤動作をする場合があります。別回路の電源にして、上記の機器の主回路
のケーブルと離して配線してください。また、次のように市販のノイズフィルタを使用すると効果があり
ます。
定格電圧
を入力
2
モータが回転しない
市販のノイズフィルタの例
MR-2043(TOKIN製)
スピードコントローラとモータの距離が長くなる場合、および外部速度設定器や回転速度メータの配
線が長くなる場合には、外来ノイズの影響を受けやすくなります。その場合にもノイズフィルタの設
置が効果がある場合があります。
ピン番号
その他のモータ
使用環境(温度・湿度・ちりやほこり・振動など)の影響や使用部品の経年変化・寿命などから生ずる、
不測の不具合を未然に防ぐため、平素次の保守が大切です。
1. 運転が円滑に行われているか。
2. 運転中にモータが異常音を発していないか。
3. モータが異常発熱していないか。
4. 標準交換年数は5年です。
(異常が発生した場合を除く新品交換の参考年数です。保証寿命ではありません)
− 12 −
正しく配線してください
いいえ
いいえ
負荷の大きさは適当ですか
はい
サーマルプロテクタ付モータ
サーマルプロテクタが働いていませんか
・サーマル動作温度 120 ∼ 130 ℃
はい
いいえ
モータまたはコンデンサの故障
コントローラ故障
負荷を軽減するか出力の大きな
モータを使用してください。
・復旧のため休止して下さい
・負荷の軽減または、出力の大きな
モータを使用してください
・モータ外被温度が 90℃以下に
なるように選定して下さい
モータは回転するが変速しない
いいえ
配線は正しくなされていますか
はい
ピン番号②−⑦間を短絡してください
いいえ
ピン番号④−⑤間に交流電圧が発生していますか
(約 AC6.5 V 発生します)
はい
正しく配線してください
タコジェネレータ故障
コントローラ不良
オプション
■ 回転速度メータ(DV0P001)
モータの回転速度の表示が簡単にできます。なお、このメータは、弊社のコントローラ用に専用設計
されたものです。
max40
TM
4
5
ピン番号
保守
いいえ
配線は正しくなされていますか
はい
速度設定を変えた時、ピン番号①−⑦間の
電圧が変化しますか
はい
ON
ノイズ対策
1
トラブルが発生した場合は、次の表に従って点検・対策をお願いします。もし、原因がわからない
場合や、コントローラが故障したと思われる場合、その他お困りの点がございましたら購入店ある
いは弊社まで連絡してください。
モータ
桃
桃
入力端子
r/min
TG
65
8.5
8±1
12.2
2ーM3
取付ネジ
校正用
半固定
ボリューム
48
[注]
1. タコジェネレータ
(TG)
と並列に配線してくだい。推奨リード線:線径0.5 mm²(AWG20)
2. 回転速度メータ
(TM)の配線が長くなる場合(1 m 以上)
は、ツイストのシールド線を使用してください。
3. TMの裏の半固定ボリュームで目盛を校正してください。
校正方法
下記のいずれかによりモータの回転速度を測定し、目盛りを校正してください。
1.回転計によってモータの回転速度を測定する。
2.TGの発生する信号の周波数fを測定する。
回転速度N
(r/min)=5×f(Hz)
この回転速度メータは回転速度の目安を知るもので、正確な値を表示するものではありません。
2ーø3.5穴
ø5
4穴
定格電圧
を入力
[注]
1. 電源スイッチSW1投入の時間は、SW6による運転開始信号よりも、約
モータへ
0.5秒以上早くしてください。
3
3
2
2. 運転停止を繰り返す場合は、SW1を「ON」のまま、SW6にて操作して
VR
6
RUN
DOWN
ください。小信号にてモータを制御できます。なお、長時間休止の場合
1
SW6
は、SW1を切ってください。
5
3. ソフトスタート・ソフトダウンの時間とは、外部速度設定器を最大に設定
}TGへ
4
したときの停止から最高速度まで立ち上がるのに要する時間です。
4. ソフトスタート・ダウンボリュームを右一杯にしますと、ソフトスタート・ダ
ピン番号
ウンの機能がなくなります。
100 V 電源
AC125 V 5 A 以上
したがって停止の信号がきますと瞬時にモータへの通電を絶ちますが、
の場合
SW1
200 V 電源
回転速度は負荷およびモータの慣性の大きさに従って徐々に停止しま
AC250 V 5 A 以上
の場合
す。
(惰走停止)
SW6
DC10 V 10 mA
5. ソフトスタート・ダウンボリュームを左に回すと、最大約5秒(標準値)ま
ソフ
トスター
ト
ソフトダウン
での調整ができます。なお、負荷の慣性が大きすぎると設定値を越える
場合があります。
6. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。 速度
48±0.3
SW1
48
2
1
ø45
■ソフトスタート・ソフトダウン
60
ソフト運転について
48±0.3
パネルカット図
− 13 −
オプション(つづき)
仕様
■ 外部速度設定器(DV0P002) 20 kΩ 1/4 W B 特性 付属しています
2.5±1
10±0.4
M9
ø6
ø24±1.5
50
20±1
15以下
2
24以下
3
M3.5
38
[注]
端子と取付シャーシの絶縁を確保するため絶縁紙を使用してください。
銘板
取付シャーシ
適用モータ出力 *1
48±2
4.8±0.5
8±1
R1=10∼200 Ω(1/4 W以上)
C1=0.1∼0.33 μF(AC250 WV)
可 能
ø0.8
使用温度範囲
-10 ℃〜50 ℃
保存温度
-20 ℃〜60 ℃
85 % RH 以下(結露なきこと)
なお、
モータの仕様は、
カタログや別途用意しております外形寸法図をご確認ください。
*2 電気ブレーキには、保持力がありません。保持力が必要な場合は、電磁ブレーキ付可
変速モータあるいは C&B モータを選定してください。
外形寸法図
次のパナソニック
(株)
製小型タイマオプションがご利用できます。
■ 裏面端子台(AT7804)
標準 5 秒まで可変(0 〜最高回転速度まで)
*1 適用モータは、弊社小形ギヤードモータ(可変速タイプ)とします。
17.5±1
(ピッチ)
パナソニック
(株)製小型タイマ共通オプション
■ DIN 端子台(AT7803)
標準 5 秒
ただし、5 秒以内にモータが停止すると電気ブレーキ電流の通電を停止します
使用湿度範囲
20min
CI
17±1
DV0P008A内のコンデンサ容量は0.1 μF、抵抗値は120 Ωです。
市販品をご使用になる場合は次のようにしてください。
RI
電気ブレーキ電流を流し制動する
並列運転
20±1
1.0 A
外部速度設定器、アナログ電圧、最高速度調整ボリューム
電気ブレーキ時間
(0.6)
0.3 A
高応答:5 %以上
高安定:3 %以下
ソフトスタート・
ソフトダウン機能
■ スパークキラー(DV0P008A)
2.0 A
高応答/高安定
制動 *2
9 +3
−1
14±1 W
10.5±1.5
0.5
(2.2)
33±3.0
(ø2.5)
1.0 A
高応答:(50 Hz)90 r/min〜1400 r/min、(60Hz)90 r/min〜1700 r/min
高安定:(50 Hz)50 r/min〜1400 r/min、(60Hz)50 r/min〜1700 r/min
速度設定
DV0P003は5.6 Ωです。
市販の抵抗器をご使用になる場合は
4.7∼6.8 Ω10 W以上のものを選
定してください。
単相 AC200 V
3 W〜10 W 15 W〜40 W 60 W〜90 W 6 W〜20 W 25 W〜90 W
速度変動率
5.6 Ω 10 W
0.8
12±0.5
6±0.5
3±0.3
0.4 A
速度制御範囲
W:10.5±1.5
DV1234
± 10 %(定格電圧に対して)
動作切替
<使用例>
DV1231
50 Hz/60 Hz
定格電流
■ 制動用外部抵抗器(DV0P003)
ø3.8
DV1134
電源電圧
つまみ
絶縁紙
9.3
VR端子No.1
DV1132
単相 AC100 V
使用電圧範囲
R22以下
10±1
DV1131
定格電圧
ø10穴
ø2.8±0.2
品番
特性
銘板厚さ0.5 mm
ø15.5
■ 8P キャップ(AD8013)
93.5
14.2
丸ピン
■ ソケット(AW68102)
付属しています
33
4 0.7
3.5
(7.5)
8.9
5
71
3
6
2
8
1
7
ø28.5
4
36
5
38
49
37.2
− 14 −
50
23.5
24.5
45
59
.4
ø31
45
ø30
34.6
付属のソケット、外部速度設定器の外寸は 14 ページをご覧ください。
− 15 −
アフターサービス
修 理
●修理のご相談はお買い求めの販売店へお申しつけください。
なお機械・装置等に設置されている場合は、機械・装置メーカへまずご相談ください。
お問い合わせ
●お客様技術 相談窓口
〈モータ・コントローラの選び方、使い方などのお問い合わせ窓口です〉
フリーダイヤル:0120-70-3799
TEL 072-870-3057・3110
FAX072-870-3120
受付時間:月〜金曜日 9:00〜12:00、13:00〜17:00
(祝祭日および弊社特別休日を除きます)
●お客様修理 相談窓口
〈販売店が不明な場合の修理依頼などのお問い合わせ窓口です〉
TEL 072-870-3123 FAX 072-870-3152
受付時間:月〜金曜日 9:00〜12:00、13:00〜17:00
(祝祭日および弊社特別休日を除きます)
インターネットによるモータ技術情報
●取扱説明書、CAD データのダウンロードなどができます。
http://industrial.panasonic.com/jp/i/fa_motor.html
便利メモ(お問い合わせや修理の時のために、記入しておいてください)
ご購入年月日
年 月 日
機 種 名
ご購入店名
電 話( ) -
パナソニック株式会社 モータ事業部
〒 574-0044 大阪府大東市諸福 7 丁目 1 番 1 号
電話(代表)072-871-1212
IMA28 P0596-4094