本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–16912–1 32 ビット・マイクロコントローラ CMOS FR60 MB91490 シリーズ MB91F492 / FV470 ■ 概要 MB91490 シリーズは,高速処理を要求される組込み制御用途向けに設計された , 汎用の富士通 32 ビット RISC マイクロ コントローラです。CPU には , FR* ファミリ互換の FR60 を使用しています。 *:FR は , FUJITSU RISC controller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の製品です。 ■ 特長 ・FR60 CPU ・ 32 ビット RISC, ロード / ストアアーキテクチャ, パイプライン 5 段 ・ 最大動作周波数:80 MHz;(PLL クロック逓倍方式 ) ・ 16 ビット固定長命令 ( 基本命令 ) ・ 命令実行速度:1 命令 /1 サイクル ・ メモリ−メモリ転送命令 , ビット処理命令 , バレルシフト命令など:組込み用途に適した命令 ・ 関数入口 / 出口命令 , レジスタ内容のマルチロードストア命令:C 言語対応命令 ・ レジスタのインタロック機能:アセンブラ記述も容易に可能 ・ 乗算器の内蔵 / 命令レベルでのサポート ・符号付 32 ビット乗算:5 サイクル ・符号付 16 ビット乗算:3 サイクル ・ 割込み (PC/PS の退避 ):6 サイクル (16 プライオリティレベル ) ・ ハーバードアーキテクチャにより , プログラムアクセスとデータアクセスを同時に実行可能 ・ FR ファミリとの命令互換 (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2010 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2010.2 MB91490 シリーズ (続き) ・内蔵周辺機能 ・ I/O ポート ・ NMI (Non Maskable Interrupt) ・ 外部割込み ・ ビットサーチモジュール (REALOS 使用 ) ・1 ワード中の MSB ( 上位ビット ) から最初の “1” → “0” 変化ビット位置をサーチする機能 ・ 16 ビットリロードタイマ ・ タイミングジェネレータ ・ 8/16 ビット PPG タイマ ・ 多機能タイマ ・16 ビットフリーランタイマ ・インプットキャプチャ ( フリーランタイマと連動 ) ・アウトプットコンペア ( フリーランタイマと連動 ) ・A/D 起動コンペア ( フリーランタイマと連動 ) ・波形ジェネレータ ・アウトプットコンペア出力 , 16 ビット PPG タイマ , 16 ビットデッドタイマを使用してさまざまな波形を生成する ことができます。 ・ ベースタイマ ・16 ビット PPG タイマ , 16/32 ビット PWC タイマ , 16 ビット PWM タイマ , 16/32 ビットリロードタイマのうちいずれ かの機能をレジスタ設定により選択可能 ・ 8/16 ビットアップダウンカウンタ ・ マルチファンクションシリアルインタフェース ・全二重ダブルバッファ方式 ・非同期 (Start-Stop 同期 ) 通信 , クロック同期通信 , I2C 標準モード ( 最大 100 kbps) , I2C 高速モード ( 最大 400 kbps) の各種モード選択可能 ・パリティあり / なし選択可能 ・チャネルごとにボーレートジェネレータを内蔵 ・パリティ, フレーム , オーバーランエラー検出機能あり ・外部クロックを転送クロックとして使用可能 ・I2C 機能あり ・ 8/10 ビット A/D コンバータ ( 逐次比較型 ) ・分解能 : 8/10 ビット設定選択可能 ・変換時間 : 1.2 μs ( 最小変換時間周辺クロック (CLKP)33 MHz 時 ) 1.2 μs ( 最小変換時間周辺クロック (CLKP)40 MHz 時 ) ・ DMAC (DMA コントローラ ) ・内蔵ペリフェラル割込み , ソフトウェアによって転送起動が可能 ・ ワイルドレジスタ ・対象アドレスに置かれた命令 / データの置換えが可能 ( 内蔵 Flash 領域内のみ ) ・ 低電圧検出割込み / リセット ・低電圧 (3.7 V ± 0.3 V) を検出し , 外部割込みを発生 ・低電圧 (3.0 V ± 0.24 V) を検出し , システム初期化リセットを行う ・ フラッシュメモリセキュリティ機能 ・フラッシュメモリのデータを保護 ・その他の特長 ・ ウォッチドッグタイマ ・ 低消費電力モード ・スリープ / ストップ機能 ・ CMOS テクノロジ:0.18 μm ・ 電源:1 電源 (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V) 2 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ■ 品種構成 特長 内蔵 Flash 容量 Flash セキュリティ 内蔵 RAM 容量 シリーズ共通 評価品 MB91490 シリーズ MB91FV470 MB91F492 512 K バイト (Flash) 256 K バイト (Flash) ⎯ 40 K バイト 12 K バイト 160 本 49 本 NMI NMI 16 チャネル 7 チャネル リロードタイマ 2 チャネル 2 チャネル タイミングジェネレータ 2 ユニット 1 ユニット 8 ビット× 16 チャネル 16 ビット× 8 チャネル 8 ビット× 8 チャネル 16 ビット× 4 チャネル (PPG 出力 : 3 チャネル ) 多機能タイマ 2 ユニット 1 ユニット フリーランタイマ 6 チャネル 3 チャネル OCU 12 チャネル 6 チャネル ICU 8 チャネル 4 チャネル A/D 起動コンペア 6 チャネル 2 チャネル 波形ジェネレータ 12 チャネル 6 チャネル ベースタイマ 6 チャネル 2 チャネル アップダウンカウンタ 2 チャネル 1 チャネル 6 ユニット (FIFO あり ) 3 ユニット (FIFO なし ) 4 チャネル× 2 ユニット 16 チャネル× 1 ユニット 4 チャネル× 1 ユニット 8 チャネル× 1 ユニット 低電圧検出割込み ⎯ 1 チャネル 低電圧検出リセット ⎯ 1 チャネル DMAC 5 チャネル 5 チャネル ワイルドレジスタ 16 チャネル 16 チャネル DSU4 ⎯ I/O ポート 外部割込み PPG マルチファンクション シリアルインタフェース 8/10 ビット A/D コンバータ デバッグ機能 DS07–16912–1 3 MB91490 シリーズ ■ パッケージと品種対応 品種名 パッケージ MB91490 シリーズ MB91F492 FPT-64P-M23 (LQFP-0.65 mm) FPT-64P-M24 (LQFP-0.50 mm) :サポート (注意事項)各パッケージの詳細は , 「■ パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 4 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ■ 端子配列図 (TOP VIEW) VSS X1 X0 MD0 MD1 MD2 PA1/ADTG1 PA2/ADTG2 P80/INT0 P81/INT1 P82/INT2 P83/INT3 P84/PPG4/INT4 P85/PPG5/INT5 P86/PPG6/INT6 NMIX 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 PG0/SCK0 PG1/SIN0 PG2/SOT0 PG3/SCK1 PG4/SIN1 PG5/SOT1 PH0/SCK2 PH1/SIN2 PH2/SOT2 PQ0/RTO0 PQ1/RTO1 PQ2/RTO2 PQ3/RTO3 PQ4/RTO4 PQ5/RTO5 VCC 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 LQFP-64 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 VCC PC7/AN2-7 PC6/AN2-6 PC5/AN2-5 PC4/AN2-4 PC3/AN2-3 PC2/AN2-2 PC1/AN2-1 PC0/AN2-0 AVSS10 AVRH2 AVCC10 PB7/AN1-3 PB6/AN1-2 PB5/AN1-1 PB4/AN1-0 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 INITX PJ3/TOUT1 PJ2/TIN1 PJ1/TOUT0 PJ0/TIN0 PL2/ZIN0 PL1/BIN0 PL0/AIN0 PP5/DTTI0 PP4/CKI0 PP3/IC3 PP2/IC2 PP1/IC1 PP0/IC0 C VSS (FPT-64P-M23 / FPT-64P-M24) DS07–16912–1 5 MB91490 シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 端子名 入出力 回路形式* 54 MD2 K モード端子 2 です。 この端子の設定により基本動作モードを設定します。 通常は MD2 = L を入力してください。 フラッシュメモリのシリアル書込み時は , MD2 = H を入力してください。 53 MD1 K モード端子 1 です。 この端子の設定により基本動作モードを設定します。 常に “L” レベルを入力してください。 52 MD0 K モード端子 0 です。 この端子の設定により基本動作モードを設定します。 常に “L” レベルを入力してください。 51 X0 A クロック ( 発振 ) 入力です。 50 X1 A クロック ( 発振 ) 出力です。 32 INITX I 外部リセット入力です。 64 NMIX H NMI (Non Maskable Interrupt) 入力です。 57 58 59 60 INT0 P80 INT1 P81 INT2 P82 INT3 P83 D 62 63 PPG4 D 56 33 34 35 外部割込み 1 入力です。 汎用入出力ポートです。 D 外部割込み 2 入力です。 汎用入出力ポートです。 D 外部割込み 3 入力です。 汎用入出力ポートです。 外部割込み 4 入力です。 D PPG タイマ 4 の出力です。 P84 汎用入出力ポートです。 INT5 外部割込み 5 入力です。 PPG5 D PPG タイマ 5 の出力です。 P85 汎用入出力ポートです。 INT6 外部割込み 6 入力です。 PPG6 D P86 55 外部割込み 0 入力です。 汎用入出力ポートです。 INT4 61 機能 ADTG1 PA1 ADTG2 PA2 AN1-0 PB4 AN1-1 PB5 AN1-2 PB6 PPG タイマ 6 の出力です。 汎用入出力ポートです。 D 8/10 ビット A/D コンバータ 1 の外部トリガ入力です。 汎用入出力ポートです。 D 8/10 ビット A/D コンバータ 2 の外部トリガ入力です。 汎用入出力ポートです。 G 8/10 ビット A/D コンバータ 1 のアナログ 0 入力 です。 汎用入出力ポートです。 G 8/10 ビット A/D コンバータ 1 のアナログ 1 入力です。 汎用入出力ポートです。 G 8/10 ビット A/D コンバータ 1 のアナログ 2 入力です。 汎用入出力ポートです。 (続く) 6 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ 端子番号 端子名 AN1-3 36 PB7 AN2-0 40 PC0 AN2-1 41 PC1 AN2-2 42 PC2 AN2-3 43 PC3 AN2-4 44 PC4 AN2-5 45 PC5 AN2-6 46 PC6 AN2-7 47 PC7 SCK0 (SCL0) 1 入出力 回路形式* G SIN0 G SOT0 (SDA0) G SCK1 (SCL1) G SIN1 G SOT1 (SDA1) G SCK2 (SCL2) G SIN2 PH1 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 5 入力です。 汎用入出力ポートです。 G 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 6 入力です。 汎用入出力ポートです。 G 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 7 入力です。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 0 のクロック入出力です (I2C モード時 , SCL0) 。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 0 のデータ入力です (I2C モード時 , 未使用 ) 。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 0 のデータ出力です (I2C モード時 , SDA0) 。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 1 のクロック入出力です (I2C モード時 , SCL1) 。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 1 のデータ入力です (I2C モード時 , 未使用 ) 。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 1 のデータ出力です (I2C モード時 , SDA1) 。 汎用入出力ポートです。 D PH0 8 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 4 入力です。 汎用入出力ポートです。 PG5 7 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 3 入力です。 汎用入出力ポートです。 PG4 6 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 2 入力です。 汎用入出力ポートです。 PG3 5 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 1 入力です。 汎用入出力ポートです。 PG2 4 8/10 ビット A/D コンバータ 2 のアナログ 0 入力です。 汎用入出力ポートです。 PG1 3 8/10 ビット A/D コンバータ 1 のアナログ 3 入力です。 汎用入出力ポートです。 PG0 2 機能 マルチファンクションシリアルインタフェース 2 のクロック入出力です (I2C モード時 , SCL2) 。 汎用入出力ポートです。 D マルチファンクションシリアルインタフェース 2 のデータ入力です ( I2C モード時 , 未使用 ) 。 汎用入出力ポートです。 (続く) DS07–16912–1 7 MB91490 シリーズ (続き) 端子番号 端子名 9 SOT2 (SDA2) 入出力 回路形式* D PH2 28 29 30 31 25 26 27 19 20 21 22 23 24 TIN0 PJ0 TOUT0 PJ1 TIN1 PJ2 TOUT1 PJ3 AIN0 PL0 BIN0 PL1 ZIN0 PL2 IC0 PP0 IC1 PP1 IC2 PP2 IC3 PP3 CKI0 PP4 DTTI0 11 12 13 14 15 RTO0 PQ0 RTO1 PQ1 RTO2 PQ2 RTO3 PQ3 RTO4 PQ4 RTO5 PQ5 マルチファンクションシリアルインタフェース 2 のデータ出力です (I2C モード時 , SDA2) 。 汎用入出力ポートです。 D ベースタイマ 0 入力です。 汎用入出力ポートです。 D ベースタイマ 0 出力です。 汎用入出力ポートです。 D ベースタイマ 1 入力です。 汎用入出力ポートです。 D ベースタイマ 1 出力です。 汎用入出力ポートです。 D アップダウンカウンタ 0 用 8/16 ビットアップカウント入力端子です。 汎用入出力ポートです。 D アップダウンカウンタ 0 用 8/16 ビットダウンカウント入力端子です。 汎用入出力ポートです。 D アップダウンカウンタ 0 用 8/16 ビットリセット入力端子です。 汎用入出力ポートです。 D インプットキャプチャ 0 のトリガ入力です。 汎用入出力ポートです。 D インプットキャプチャ 1 のトリガ入力です。 汎用入出力ポートです。 D インプットキャプチャ 2 のトリガ入力です。 汎用入出力ポートです。 D インプットキャプチャ 3 のトリガ入力です。 汎用入出力ポートです。 D フリーランタイマ ch.0 ∼ ch.2 の外部クロック入力端子です。 汎用入出力ポートです。 D PP5 10 機能 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力 RTO0 ∼ RTO5 を制御する入力信号 です。 汎用入出力ポートです。 J 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力です。 汎用入出力ポートです。 J 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力です。 汎用入出力ポートです。 J 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力です。 汎用入出力ポートです。 J 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力です。 汎用入出力ポートです。 J 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力です。 汎用入出力ポートです。 J 多機能タイマ 0 の波形ジェネレータ出力です。 汎用入出力ポートです。 *:入出力回路形式については「■ 入出力回路形式」を参照してください。 8 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ [ 電源・GND 端子 ] 端子番号 端子名 16 48 VCC 電源端子です。 すべて同電位でお使いください。 17 49 VSS GND 端子です。 すべて同電位でお使いください。 18 C 37 AVCC10 8/10 ビット A/D コンバータ 1/2 用のアナログ電源端子です。 39 AVSS10 8/10 ビット A/D コンバータ 1/2 用のアナログ GND 端子です。 38 AVRH2 8/10 ビット A/D コンバータ 1/2 用のアナログ基準電源端子です。 DS07–16912–1 機能 内部レギュレータ用のコンデンサ結合端子です。 9 MB91490 シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 A 回路形式 備考 高速用 ( メインクロック原発振 ) 発振帰還抵抗 約 1M Ω X1 クロック入力 X0 スタンバイ制御 D プルアップ制御 ・ CMOS レベル出力 ・ CMOS レベルヒステリシス入力 デジタル出力 ・ スタンバイ制御あり ・ プルアップ制御あり R P-ch P-ch デジタル出力 N-ch R デジタル入力 スタンバイ制御 G プルアップ制御 R デジタル出力 P-ch P-ch デジタル出力 R N-ch ・ アナログ /CMOS レベルヒステリシス入出力 端子 ・ CMOS レベル出力 ・ CMOS レベルヒステリシス入力 ( スタンバイ制御付き ) ・ アナログ入力 (AICRレジスタの対応するビットが“1”のと きアナログ入力が有効になります ) ・ プルアップ制御あり デジタル入力 スタンバイ制御 アナログ入力 H ・ CMOS レベルヒステリシス入力 ・ スタンバイ制御なし P-ch R N-ch デジタル入力 (続く) 10 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ (続き) 分類 回路形式 備考 I ・ CMOS レベルヒステリシス入力 R ・ スタンバイ制御なし ・ プルアップ抵抗付き P-ch P-ch N-ch R デジタル入力 J プルアップ制御 ・ CMOS レベル出力 ・ CMOS レベルヒステリシス入力 デジタル出力 ・ スタンバイ制御あり ・ プルアップ制御あり R P-ch P-ch デジタル出力 N-ch R デジタル入力 スタンバイ制御 K CMOS レベル入力 N-ch N-ch 制御端子 N-ch N-ch DS07–16912–1 N-ch モード入力 R 11 MB91490 シリーズ ■ デバイス使用上の注意 ・ラッチアップ防止のために CMOS IC では入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧を印加した場合 , または VCC 端子と VSS 端 子との間に定格を超える電圧を印加した場合にラッチアップ現象を発生することがあります。ラッチアップが発生すると 電源電流が激増し , 素子の熱破壊に至ることがありますので , 使用に際しては最大定格を超えないようにしてください。 ・未使用入力端子の処理について 使用していない入力端子を開放のままにしておくと誤動作の原因となることがありますので , プルアップまたはプルダ ウンの処理をしてください。 ・電源端子について VCC 端子または VSS 端子が複数ある場合 , デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防止するためにデバイス内 部で同電位にすべきものどうしを接続してあります。不要輻射の低減 , グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤 動作の防止 , 総出力電流規格を遵守などのため , 必ずすべての VCC 端子と VSS 端子を外部で電源およびグランドに接続 してください。また , 電流供給源と本デバイスの VCC 端子と VSS 端子は , 低インピーダンスで接続してください。本デバ イスの近くで , VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 μF 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサとして接続するこ とをお勧めいたします。 ・水晶発振回路について X0 端子と X1 端子の近くにノイズがあると , デバイスの誤動作の原因となる可能性があります。X0 端子 ,X1 端子 , 水晶 発振子 ( またはセラミック発振子 ) およびグランドへのバイパスコンデンサをできるだけデバイスの近くに配置するよう にプリント基板を設計してください。グランドで X0 端子と X1 端子を取り囲むようにプリント基板アートワークを設計す ると , 安定した動作が得られますので , この設計を強く推奨します。 各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振 評価依頼をしてください。 ・モード端子 (MD0 ∼ MD2) について モード端子 (MD0 ∼ MD2) は VCC 端子または VSS 端子に直接接続してください。内蔵 Flash 書換えなどの目的で,モー ド端子レベルを変更できるようにプルアップまたはプルダウンをする場合には,ノイズによりデバイスが意図せずテスト モードに入るのを防止するため,プルアップまたはプルダウンに使用する抵抗値はできるだけ低く抑えると共に,モード 端子から VCC 端子または VSS 端子への距離を最小にし,できるだけ低インピーダンスで接続するようにプリント基板を 設計してください。 ・電源投入時について 電源投入直後は必ず INITX 端子にて設定初期化リセット (INIT) をかけてください。また , 電源投入直後は , 発振回路の 発振安定待ち時間およびレギュレータの安定待ち時間を確保するため , INITX 端子への “L” レベル入力を発振回路の要求 する安定待ち時間の間持続してください (INITX 端子による INIT では , 発振安定待ち時間の設定は最小値に初期化されて います ) 。 12 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ・電源投入時の注意点 内部に内蔵している降圧回路のオーバーシュートによるデバイスの誤動作を防ぐために , 電源投入時における電圧の 立上り時間は , 600 μs (0.0 V と 5.0 V の間 ) 以上を確保してください。 かつ電源電圧安定後 ( 立上り後 ) , 内部電源が安定するまで 600 μs かかりますので , その間 INITX 端子へ “L” レベル入力 を入れ続けてください。 電源投入時における電圧の立上り時間が 600 μs (0.0 V と 5.0 V の間 ) 未満の場合には , 電源電圧安定後 ( 立上り後 ) , 内 部電源が安定するまで 2 ms *かかりますので , その間 INITX 端子へ “L” レベル入力を入れ続けてください。 【電圧の立上り時間が 600 μs (0.0 V と 5.0 V の間 ) 以上の場合】 VCC (V) 5.0 0 600 (μs) t 600 μs 以上確保 INITX 内部電源 安定待ち 電源投入 動作開始 【電圧の立上り時間が 600 μs (0.0 V と 5.0 V の間 ) 未満の場合】 VCC (V) 5.0 0 600 (μs) t * 2 ms 以上確保 INITX 電源投入 内部電源安定待ち 動作開始 *:電圧の立上り時間が 600 μs (0.0 V と 5.0 V の間 ) 以下の場合における内部電源安定待ち時間は , 本デバイスの C 端子につけるバイパスコンデンサの容量値に比例します。この 2 ms は , C 端子= 4.7 μF 時における値であり , C 端子= 9.4 μF 時における内部電源安定待ち時間は 4 ms になります。 ・電源投入順序について 電源投入および電源切断は下記の順序で行ってください。 なお , A/D コンバータを使用しない場合でも , AVCC = VCC レベル , AVSS = VSS レベルに接続してください。 投入時:VCC → AVCC → AVRH2 切断時:AVRH2 → AVCC → VCC DS07–16912–1 13 MB91490 シリーズ ・電源投入時の原発振入力について 電源投入時は , 必ず発振安定待ち解除されるまでの間クロックを入力してください。 ・PLL クロックモード動作中の注意について MB91490 シリーズで , PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , あるいはクロック入力が停止した場合 , MB91490 シリーズは PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。この動作は保証外の 動作です。 ・外部クロックについて 外部クロックを使用する際には , 原則として X1 端子には X0 端子とは逆相のクロックを同時に供給してください。ただ し , STOP モード ( 発振停止モード ) を併用する場合は , STOP モード時に X1 端子が “H” 出力で停止しますので , 出力どう しの衝突を避けるために外部に 1 kΩ 程度の抵抗を入れてください。 ・外部クロック使用例 X0 X1 MB91490 シリーズ ・C 端子について MB91490 シリーズはレギュレータを内蔵しており , C 端子にはレギュレータ用に 4.7 μF 程度のバイパスコンデンサを必 ず入れてください。 MB91490 シリーズ C 4.7 μF VSS GND ・同期モードのソフトウェアリセットについて 同期モードのソフトウェアリセットを使用する時は , STCR ( スタンバイ制御レジスタ ) の SRST ビットに “0” を設定す る前に , 以下 2 つの条件を必ず満たしてください。 ・ 割込み許可フラグ (I-Flag) を割込み禁止 (I-Flag=0) に設定する。 ・ NMI を使用しない。 14 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ■ ブロックダイヤグラム VCC VSS C FR60 CPU コア ウォッチドッグ タイマ 降圧回路 ビットサーチ Flash ( セキュリティ付 最大 256 K バイト ) F-bus RAM ( 最大 4 K バイト ) 32 32 D-bus RAM ( 最大 8 K バイト ) 5 チャネル DMAC バスコンバータ 32 32 2 チャネル 低電圧検出 MD2 ~ MD0 INITX X0 X1 32 ↔ 16 アダプタ クロック 制御 16 NMIX INT0 ~ INT6 SCK0 ~ SCK2 SIN0 ~ SIN2 SOT0 ~ SOT2 16 1 + 7 チャネル 外部割込み 3 ユニット マルチファンク ションシリアル インタフェース 割込み コントローラ ポート I/F 1 チャネル アップダウン カウンタ 1 ユニット タイミングジェネレータ GPIO AIN0 BIN0 ZIN0 2 チャネル リロードタイマ 8 チャネル PPG PPG4 ~ PPG6 多機能タイマ AVCC10 AVSS10 AVRH2 ADTG1 AN1-0 ~ AN1-3 4 チャネル入力 8/10 ビット A/D コンバータ 1 ADTG2 AN2-0 ~ AN2-7 8 チャネル入力 8/10 ビット A/D コンバータ 2 TIN0, TIN1 TOUT0, TOUT1 2 チャネル ベースタイマ - PWC - リロードタイマ - PWM - PPG 2 チャネル A/D 起動コンペア 4 チャネル インプット キャプチャ 3 チャネル フリーラン タイマ CKI0 6 チャネル アウトプット コンペア 6 チャネル 波形 ジェネレータ DS07–16912–1 IC0 ~ IC3 RTO0 ~ RTO5 DTTI0 15 MB91490 シリーズ ■ メモリ空間 1. メモリ空間 FR ファミリの論理アドレス空間は 4G バイト (232 番地 ) あり , CPU はリニアにアクセスを行います。 ・ダイレクトアドレシング領域 アドレス空間の下記の領域は I/O 用に使用されます。 この領域をダイレクトアドレシング領域とよび , 命令中で直接オペランドのアドレスを指定できます。 ダイレクト領域は , アクセスするデータのサイズにより , 以下のように異なります。 → バイトデータアクセス :000H ∼ 0FFH → ハーフワードデータアクセス :000H ∼ 1FFH → ワードデータアクセス :000H ∼ 3FFH 2. メモリマップ シングルチップモード 0000 0000 H I/O 0000 0400 H I/O 0001 0000 H ダイレクト アドレッシング領域 「■ I/O マップ」を 参照してください アクセス禁止 0003 F000 H 0004 0000 H F-bus RAM 4 K バイト D-bus RAM 8 K バイト 0004 2000 H アクセス禁止 000C 0000 H 256 K バイト Flash 0010 0000 H アクセス禁止 FFFF FFFF H 16 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ■ I/O マップ [ 表の見方 ] アドレス 000000H レジスタ +0 +1 +2 +3 PDR0 [R/W] B XXXXXXXX PDR1 [R/W] B XXXXXXXX PDR2 [R/W] B XXXXXXXX PDR3 [R/W] B XXXXXXXX ブロック T-unit ポートデータレジスタ リード / ライト属性 , アクセス単位 (B:バイト , H:ハーフワード , W:ワード ) リセット後のレジスタ初期値 レジスタ名 (1 コラムのレジスタが 4 n 番地 , 2 コラムが 4 n + 1 番地・・・) 最左のレジスタ番地 ( ワードでアクセスした際は , 1 コラム目のレジスタが データの MSB 側となる ) (注意事項) レジスタのビット値は , 以下のように初期値を表します。 “1” :初期値 “ 1 ” “0” :初期値 “ 0 ” “ X” :初期値 “ 不定 ” “-” :その位置に物理的にレジスタが存在しない。 記述されていないデータアクセス属性によるアクセスは禁止です。 DS07–16912–1 17 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +3 ⎯ 000000H ⎯ 000004H 000008H +2 PDRA [R/W] B, H -----XX- PDRB [R/W] B, H XXXX---⎯ 00000CH 000010H PDRJ [R/W] B ----XXXX ⎯ 000014H PDRP [R/W] B, H --XXXXXX PDRQ [R/W] B, H --XXXXXX ブロック 予約 PDR8 [R/W] B -XXXXXXX ⎯ PDRC [R/W] B XXXXXXXX ⎯ PDRG [R/W] B, H --XXXXXX PDRH [R/W] B, H -----XXX PDRL [R/W] B -----XXX ⎯ ポートデータ レジスタ ⎯ 000018H ⎯ ∼ 00003CH 予約 000040H EIRR0 [R/W] B, H, W 00000000 ENIR0 [R/W] B, H, W 00000000 ELVR0 [R/W] B, H, W 00000000 00000000 外部割込み (INT0 ∼ INT6, 低電圧検出 割込み ) 000044H DICR [R/W] B, H -------0 HRCL [R/W, R] B, H 0--11111 ⎯ 遅延割込み / ホールド リクエスト TMRLR0 [W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX TMR0 [R] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX 00004CH ⎯ TMCSR0 [R/W, R] B, H ----00-- ---00000 000050H TMRLR1 [W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX TMR1 [R] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX ⎯ TMCSR1 [R/W, R] B, H ----00-- ---00000 000048H 000054H 000058H, 00005CH ⎯ リロード タイマ 0 リロード タイマ 1 予約 (続く) 18 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ レジスタ アドレス 000060H +0 +1 +2 +3 SSR0 [R/W, R] B, H, W 00000011 ESCR0 [R/W]/ IBSR0 [R/W, R] B, H, W 00000000 SCR0 [R/W] / IBCR0 [R/W, R] B, H, W 00000000 SMR0 [R/W] B, H, W 000-0000 BGR01[R/W] B, H, W 00000000 BGR00 [R/W] B, H, W 00000000 000064H ISMK0 [R/W] B, H 01111111 ⎯ 000068H 000074H SSR1 [R/W, R] B, H, W 00000011 ESCR1 [R/W]/ IBSR1 [R/W, R] B, H, W 00000000 BGR11 [R/W] B, H, W 00000000 BGR10 [R/W] B, H, W 00000000 000084H SMR1 [R/W] B, H, W 000-0000 RDR1 [R]/ TDR1 [W] H, W -------0 00000000 ISMK1 [R/W] B, H 01111111 SSR2 [R/W, R] B, H, W 00000011 ESCR2 [R/W]/ IBSR2 [R/W, R] B, H, W 00000000 BGR21 [R/W] B, H, W 00000000 BGR20 [R/W] B, H, W 00000000 000088H 00008CH 予約 SCR2 [R/W] / IBCR2 [R/W, R] B, H, W 00000000 SMR2 [R/W] B, H, W 000-0000 RDR2 [R]/ TDR2 [W] H, W -------0 00000000 ISMK2 [R/W] B, H 01111111 ⎯ ⎯ マルチ ファンクション シリアル インタフェース 1 ISBA1 [R/W] B, H 00000000 ⎯ 00007CH 000080H 予約 SCR1 [R/W] / IBCR1 [R/W, R] B, H, W 00000000 ⎯ 000078H マルチ ファンクション シリアル インタフェース 0 ISBA0 [R/W] B, H 00000000 ⎯ 00006CH 000070H RDR0 [R]/ TDR0 [W] H, W -------0 00000000 ブロック マルチ ファンクション シリアル インタフェース 2 ISBA2 [R/W] B, H 00000000 予約 (続く) DS07–16912–1 19 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 ブロック 000090H ⎯ ∼ 00009CH 予約 0000A0H OCCPBH0, OCCPBL0 [W]/ OCCPH0, OCCPL0 [R] H, W 00000000 00000000 OCCPBH1, OCCPBL1 [W]/ OCCPH1, OCCPL1 [R] H, W 00000000 00000000 0000A4H OCCPBH2, OCCPBL2 [W]/ OCCPH2, OCCPL2 [R] H, W 00000000 00000000 OCCPBH3, OCCPBL3 [W]/ OCCPH3, OCCPL3 [R] H, W 00000000 00000000 0000A8H OCCPBH4, OCCPBL4 [W]/ OCCPH4, OCCPL4 [R] H, W 00000000 00000000 OCCPBH5, OCCPBL5 [W]/ OCCPH5, OCCPL5 [R] H, W 00000000 00000000 0000ACH OCSH1 [R/W] B, H, W -110--00 OCSL0 [R/W] B, H, W 00001100 OCSH3 [R/W] B, H, W -110--00 OCSL2 [R/W] B, H, W 00001100 0000B0H OCSH5 [R/W] B, H -110--00 OCSL4 [R/W] B, H 00001100 OCMOD0 [R/W] B --000000 ⎯ 0000B4H 0000B8H 0000BCH 0000C0H 0000C4H 0000C8H CPCLRBH0, CPCLRBL0 [W]/ CPCLRH0, CPCLRL0 [R] H, W 11111111 11111111 TCCSH0 [R/W] B, H, W 00000000 TCCSL0 [R/W] B, H, W 01000000 CPCLRBH1, CPCLRBL1 [W] / CPCLRH1, CPCLRL1 [R] H, W 11111111 11111111 TCCSH1 [R/W] B, H, W 00000000 TCCSL1 [R/W] B, H, W 01000000 CPCLRBH2, CPCLRBL2 [W] / CPCLRH2, CPCLRL2 [R] H, W 11111111 11111111 TCCSH2 [R/W] B, H, W 00000000 TCCSL2 [R/W] B, H, W 01000000 OCU0 TCDTH0, TCDTL0 [R/W] H, W 00000000 00000000 TCCSM0 [R/W] B, H, W ----0000 ADTRGC0 [R/W] B, H, W -0-0-0-0 フリーラン タイマ 0 TCDTH1, TCDTL1 [R/W] H, W 00000000 00000000 TCCSM1 [R/W] B, H, W ----0000 ADTRGC1 [R/W] B, H, W -0-0-0-0 フリーラン タイマ 1 TCDTH2, TCDTL2 [R/W] H, W 00000000 00000000 TCCSM2 [R/W] B, H, W ----0000 ADTRGC2 [R/W] B, H, W -0-0-0-0 フリーラン タイマ 2 (続く) 20 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ レジスタ アドレス 0000CCH +0 +1 +2 +3 ⎯ FRS2 [R/W] B --00--00 FRS1 [R/W] B, H --00--00 FRS0 [R/W] B, H --00--00 FRS4 [R/W] B, H --00--00 FRS3 [R/W] B, H --00--00 0000D0H ⎯ 0000D4H IPCPH0, IPCPL0 [R] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX IPCPH1, IPCPL1 [R] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX 0000D8H IPCPH2, IPCPL2 [R] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX IPCPH3, IPCPL3 [R] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX 0000DCH PICSH01 [W, R] B, H, W 00000000 PICSL01 [R/W] B, H, W 00000000 0000E0H TMRRH0, TMRRL0 [R/W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX TMRRH1, TMRRL1 [R/W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX 0000E4H TMRRH2, TMRRL2 [R/W] H XXXXXXXX XXXXXXXX ⎯ 0000E8H DTCR0 [R/W] B, H 00000000 DTCR1 [R/W] B, H 00000000 DTCR2 [R/W] B 00000000 ⎯ 0000ECH ⎯ SIGCR10 [R/W] B 00000000 ⎯ SIGCR20 [R/W] B 000000-1 0000F0H 0000F8H ADCOMP2 [W]/ ADCOMPB2 [R] H, W 00000000 00000000 ICU0 波型 ジェネレータ 0 ADCOMPD0 [W]/ ADCOMPDB0 [R] H, W 00000000 00000000 ⎯ 0000F4H フリーラン タイマ セレクタ 0 ICSL23[R/W] B, H, W 00000000 ICSH23 [R] B, H, W ------00 ADCOMP0 [W]/ ADCOMPB0 [R] H, W 00000000 00000000 ブロック ADCOMPD2 [W]/ ADCOMPDB2 [R] H, W 00000000 00000000 ADTGSEL0 [R/W] B, H --00--00 ADTGCE0 [R/W] B, H --00--00 0000FCH ⎯ ADTGBUF0 [R/W] B -0-0-1-1 000100H PRLH0 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL0 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLH1 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL1 [R/W] B, H, W XXXXXXXX 000104H PRLH2 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL2 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLH3 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL3 [R/W] B, H, W XXXXXXXX A/D 起動コンペア 0 PPG (続く) DS07–16912–1 21 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 000108H PPGC0 [R/W] B, H, W 00000000 PPGC1 [R/W] B, H, W 00000000 PPGC2 [R/W] B, H, W 00000000 PPGC3 [R/W] B, H, W 00000000 00010CH PRLH4 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL4 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLH5 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL5 [R/W] B, H, W XXXXXXXX 000110H PRLH6 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL6 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLH7 [R/W] B, H, W XXXXXXXX PRLL7 [R/W] B, H, W XXXXXXXX 000114H PPGC4 [R/W] B, H, W 00000000 PPGC5 [R/W] B, H, W 00000000 PPGC6 [R/W] B, H, W 00000000 PPGC7 [R/W] B, H, W 00000000 ブロック PPG 000118H ⎯ ∼ 00012CH 000130H 000134H ⎯ TRG [R/W] B 00000000 ⎯ REVC [R/W] B 00000000 予約 ⎯ GATEC0 [R/W] B --00--00 ⎯ GATEC4 [R/W] B ------00 PPG 000138H ⎯ ∼ 000140H 000144H 000148H TTCR0 [R/W, W, R] B 11110000 COMP0 [R/W] B, H, W 00000000 予約 ⎯ COMP2 [R/W] B, H, W 00000000 COMP4 [R/W] B, H, W 00000000 COMP6 [R/W] B, H, W 00000000 タイミング ジェネレータ 0 00014CH ⎯ ∼ 00015CH BT0TMR [R] B, H, W 00000000 00000000 000160H ⎯ 000168H BT0PCSR/BT0PRLL [R/W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX 00016CH BT0TMCR [R/W] B, H, W -0000000 00000000 BT0STC [R/W] B 00000000 000164H 予約 ⎯ ベースタイマ 0 BT0PDUT/BT0PRLH/BT0DTBF [R/W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX ⎯ 予約 (続く) 22 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ レジスタ アドレス +0 +2 AICR2 [R/W] B, H -------- 11111111 000170H 000174H +1 ADCS2 [R/W, W] B 0000000- +3 ブロック ⎯ ADCH2 [R/W] B, H 00000000 ⎯ ADMD2 [R/W] B, H 00001111 000178H ADCD002 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX ADCD012 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX 00017CH ADCD022 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX ADCD032 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX 000180H ADCD042 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX ADCD052 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX 000184H ADCD062 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX ADCD072 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX 8/10 ビット A/D コンバータ 2 (8 チャネル ) 000188H ∼ 0001FCH ⎯ 000200H DMACA0 [R/W] B, H, W * 00000000 ----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000204H DMACB0 [R/W] B, H, W 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000208H DMACA1 [R/W] B, H, W * 00000000 ----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00020CH DMACB1 [R/W] B, H, W 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000210H DMACA2 [R/W] B, H, W * 00000000 ----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000214H DMACB2 [R/W] B, H, W 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000218H DMACA3 [R/W] B, H, W * 00000000 ----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00021CH DMACB3 [R/W] B, H, W 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000220H DMACA4 [R/W] B, H, W * 00000000 ----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000224H DMACB4 [R/W] B, H, W 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 DMAC (続く) DS07–16912–1 23 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 ブロック 000228H ⎯ 予約 DMACR [R/W] B, H, W 0--00000 -------- -------- -------- DMAC ⎯ 予約 ∼ 00023CH 000240H 000244H ∼ 0003ECH 0003F0H BSD0 [W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003F4H BSD1 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003F8H BSDC [W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003FCH BSRR [R] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000400H ⎯ ⎯ 000404H 000408H DDRA [R/W] B, H -----00- DDRB [R/W] B, H 0000---⎯ 00040CH 000410H DDRJ [R/W] B ----0000 ⎯ 000414H DDRP [R/W] B, H --000000 DDRQ [R/W] B, H --000000 ビットサーチ モジュール 予約 DDR8 [R/W] B -0000000 ⎯ DDRC [R/W] B 00000000 ⎯ DDRG [R/W] B, H --000000 DDRH [R/W] B, H -----000 DDRL [R/W] B -----000 ⎯ ポート方向 レジスタ ⎯ 000418H ⎯ ∼ 000420H 000424H 000428H 予約 PFR8 [R/W] B -000---- ⎯ ⎯ ⎯ ポート機能 レジスタ 予約 (続く) 24 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ レジスタ アドレス +0 +1 ⎯ 00042CH PFRJ [R/W] B ----0-0- 000430H ⎯ 000434H +2 +3 PFRG [R/W] B, H --0-00-0 PFRH [R/W] B, H -----0-0 ポート機能 レジスタ ⎯ PFRQ [R/W] B --000000 000438H, 00043CH ⎯ ⎯ 予約 000440H ICR00 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR01 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR02 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR03 [R/W, R] B, H, W ---11111 000444H ICR04 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR05 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR06 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR07[R/W, R] B, H, W ---11111 000448H ICR08 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR09 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR10 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR11 [R/W, R] B, H, W ---11111 00044CH ICR12 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR13 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR14 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR15 [R/W, R] B, H, W ---11111 000450H ICR16 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR17 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR18 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR19 [R/W, R] B, H, W ---11111 000454H ブロック ⎯ 割込み コントローラ 予約 (続く) DS07–16912–1 25 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 000458H ICR24 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR25 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR26 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR27 [R/W, R] B, H, W ---11111 00045CH ICR28 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR29 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR30 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR31 [R/W, R] B, H, W ---11111 ⎯ ICR33 [R/W, R] B ---11111 ICR34 [R/W, R] B, H ---11111 ICR35 [R/W, R] B, H ---11111 ICR36 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR37 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR38 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR39 [R/W, R] B, H, W ---11111 000468H ⎯ ICR41 [R/W, R] B ---11111 ICR42 [R/W, R] B, H ---11111 ICR43 [R/W, R] B, H ---11111 00046CH ICR44 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR45 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR46 [R/W, R] B, H, W ---11111 ICR47 [R/W, R] B, H, W ---11111 000460H 000464H ブロック 割込み コントローラ 000470H ⎯ ∼ 00047CH 000480H RSRR [R/W] B, H, W 1-0-0-00 000484H CLKR [R/W] B -000-000 予約 STCR [R/W] B, H, W 001100-1 TBCR [R/W] B, H, W 00XXX-00 ⎯ DIVR0 [R/W] B 00000011 CTBR [W] B, H, W XXXXXXXX クロック制御部 ⎯ 000488H ⎯ ∼ 00050CH 000510H ⎯ AICR1 [R/W] B ----1111 000514H ADCS1 [R/W, W] B 0000000- ⎯ 予約 ⎯ ADCH1 [R/W] B, H --00--00 ADMD1 [R/W] B, H 00001111 000518H ADCD001 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX ADCD011 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX 00051CH ADCD021 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX ADCD031 [R] B, H, W 10----XX XXXXXXXX 8/10 ビット A/D コンバータ 1 (4 チャネル ) (続く) 26 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ レジスタ アドレス +0 +1 +2 +3 ブロック 000520H ⎯ ∼ 00053CH RCR10 [W] B, H, W XXXXXXXX RCR00 [W] B, H, W XXXXXXXX CCRH0 [R/W] B, H 00000000 CCRL0 [R/W, R] B, H -0001000 000540H 000544H 予約 UDCR10 [R] B, H, W 00000000 UDCR00 [R] B, H, W 00000000 ⎯ CSR0 [R/W, R] B 00000000 アップダウン カウンタ 0 000548H ⎯ ∼ 00057CH 000580H 000584H 000588H BT1TMR [R] B, H, W 00000000 00000000 予約 BT1TMCR [R/W] B, H, W -0000000 00000000 BT1STC [R/W] B 00000000 ⎯ ⎯ BT1PCSR/BT1PRLL [R/W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX ベースタイマ 1 BT1PDUT/BT1PRLH/BT1DTBF [R/W] H, W XXXXXXXX XXXXXXXX 00058CH ⎯ ∼ 000600H ⎯ 000604H 000608H PCRA [R/W] B, H -----00- PCRB [R/W] B, H 0000---⎯ 00060CH 000610H PCRJ [R/W] B ----0000 ⎯ 000614H PCRP [R/W] B, H --000000 PCRQ [R/W] B, H --000000 予約 PCR8 [R/W] B -0000000 ⎯ PCRC [R/W] B 00000000 ⎯ PCRG [R/W] B, H --000000 PCRH [R/W] B, H -----000 PCRL [R/W] B -----000 ⎯ プルアップ抵抗 制御レジスタ ⎯ 000618H ∼ 000FFCH ⎯ 予約 (続く) DS07–16912–1 27 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 001000H DMASA0 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001004H DMADA0 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001008H DMASA1 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00100CH DMADA1 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001010H DMASA2 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001014H DMADA2 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001018H DMASA3 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00101CH DMADA3 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001020H DMASA4 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001024H DMADA4 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX ブロック DMAC 001028H ⎯ ∼ 006FFCH 予約 007000H FLCR [R/W, R] B ----X-0- ⎯ 007004H FLWC [R/W] B --11-011 ⎯ フラッシュ メモリ 007008H ⎯ ∼ 007010H 007014H ⎯ ∼ 00701CH 007020H WREN [R/W] H 00000000 00000000 予約 ⎯ ワイルド レジスタ 制御部 007024H ∼ 00702CH ⎯ 予約 (続く) 28 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 007030H WA00 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007034H WD00 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007038H WA01 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00703CH WD01 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007040H WA02 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007044H WD02 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007048H WA03 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00704CH WD03 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007050H WA04 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007054H WD04 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007058H WA05 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00705CH WD05 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007060H WA06 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007064H WD06 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007068H WA07 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00706CH WD07 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007070H WA08 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007074H WD08 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX +3 ブロック ワイルド レジスタ 制御部 (続く) DS07–16912–1 29 MB91490 シリーズ (続き) アドレス レジスタ +0 +1 +2 007078H WA09 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00707CH WD09 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007080H WA10 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007084H WD10 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007088H WA11 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00708CH WD11 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007090H WA12 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 007094H WD12 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 007098H WA13 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 00709CH WD13 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0070A0H WA14 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 0070A4H WD14 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0070A8H WA15 [R/W] W -------- ----XXXX XXXXXXXX XXXXXX-- 0070ACH WD15 [R/W] W XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX +3 ブロック ワイルド レジスタ 制御部 0070B0H ∼ 0FFFFCH ⎯ 予約 *:DMACA0 ∼ DMACA4 の下位 16 ビット (DTC[15:0]) は , バイトでのアクセスはできません。 (注意事項)・ 予約または (⎯) の領域データは不定です。 ・ ライトオンリビットのあるレジスタに対してリードモディファイライト (RMW) 系命令を行わないでくだ さい。 ・ シリーズによっては初期値が異なる場合があります。詳細は「MB91490 シリーズ ハードウェアマニュア ル」を参照してください。 30 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ■ 割込みベクタ 割込み番号 オフ セット TBR デフォルトの アドレス 10 進 16 進 割込み レベル リセット 0 00 ⎯ 3FCH 000FFFFCH モードベクタ 1 01 ⎯ 3F8H 000FFFF8H システム予約 2 02 ⎯ 3F4H 000FFFF4H システム予約 3 03 ⎯ 3F0H 000FFFF0H システム予約 4 04 ⎯ 3ECH 000FFFECH システム予約 5 05 ⎯ 3E8H 000FFFE8H システム予約 6 06 ⎯ 3E4H 000FFFE4H コプロセッサ不在トラップ 7 07 ⎯ 3E0H 000FFFE0H コプロセッサエラートラップ 8 08 ⎯ 3DCH 000FFFDCH INTE 命令 9 09 ⎯ 3D8H 000FFFD8H システム予約 10 0A ⎯ 3D4H 000FFFD4H システム予約 11 0B ⎯ 3D0H 000FFFD0H ステップトレーストラップ 12 0C ⎯ 3CCH 000FFFCCH NMI 要求 (tool) 13 0D ⎯ 3C8H 000FFFC8H 未定義命令例外 14 0E ⎯ 3C4H 000FFFC4H NMI 要求 15 0F ⎯ 3C0H 000FFFC0H 外部割込み 0 16 10 ICR00 3BCH 000FFFBCH 外部割込み 1 17 11 ICR01 3B8H 000FFFB8H 外部割込み 2 18 12 ICR02 3B4H 000FFFB4H 外部割込み 3 19 13 ICR03 3B0H 000FFFB0H 外部割込み 4 20 14 ICR04 3ACH 000FFFACH 外部割込み 5 21 15 ICR05 3A8H 000FFFA8H 外部割込み 6 22 16 ICR06 3A4H 000FFFA4H 低電圧検出割込み 23 17 ICR07 3A0H 000FFFA0H リロードタイマ 0 24 18 ICR08 39CH 000FFF9CH リロードタイマ 1 25 19 ICR09 398H 000FFF98H ベースタイマ 0 ( 要因 0 / 要因 1) 26 1A ICR10 394H 000FFF94H マルチファンクションシリアルインタフェース 0 (UART 送信完了 / 受信完了 / I2C ステータス ) 27 1B ICR11 390H 000FFF90H マルチファンクションシリアルインタフェース 1 (UART 送信完了 / 受信完了 / I2C ステータス ) 28 1C ICR12 38CH 000FFF8CH ベースタイマ 1 ( 要因 0 / 要因 1) 29 1D ICR13 388H 000FFF88H アップダウンカウンタ 0 30 1E ICR14 384H 000FFF84H DTTI0 31 1F ICR15 380H 000FFF80H DMAC0 ( 終了 / エラー ) 32 20 ICR16 37CH 000FFF7CH DMAC1 ( 終了 / エラー ) 33 21 ICR17 378H 000FFF78H DMAC2/3/4 ( 終了 / エラー ) 34 22 ICR18 374H 000FFF74H マルチファンクションシリアルインタフェース 2 (UART 送信完了 / 受信完了 /I2C ステータス ) 35 23 ICR19 370H 000FFF70H システム予約 36 24 ⎯ 36CH 000FFF6CH 割込み要因 (続く) DS07–16912–1 31 MB91490 シリーズ 割込み番号 オフ セット TBR デフォルトの アドレス 10 進 16 進 割込み レベル システム予約 37 25 ⎯ 368H 000FFF68H システム予約 38 26 ⎯ 364H 000FFF64H システム予約 39 27 ⎯ 360H 000FFF60H PPG0/PPG1 40 28 ICR24 35CH 000FFF5CH PPG2/PPG3 41 29 ICR25 358H 000FFF58H PPG4/PPG5 42 2A ICR26 354H 000FFF54H PPG6/PPG7 43 2B ICR27 350H 000FFF50H 波形ジェネレータ 0 ( アンダフロー ) 44 2C ICR28 34CH 000FFF4CH 波形ジェネレータ 1 ( アンダフロー ) 45 2D ICR29 348H 000FFF48H 波形ジェネレータ 2 ( アンダフロー ) 46 2E ICR30 344H 000FFF44H タイムベースタイマオーバフロー 47 2F ICR31 340H 000FFF40H システム予約 48 30 ⎯ 33CH 000FFF3CH フリーランタイマ 0 ( コンペアクリア ) 49 31 ICR33 338H 000FFF38H フリーランタイマ 0 ( ゼロ検出 ) 50 32 ICR34 334H 000FFF34H フリーランタイマ 1 ( コンペアクリア ) 51 33 ICR35 330H 000FFF30H フリーランタイマ 1 ( ゼロ検出 ) 52 34 ICR36 32CH 000FFF2CH フリーランタイマ 2 ( コンペアクリア ) 53 35 ICR37 328H 000FFF28H フリーランタイマ 2 ( ゼロ検出 ) 54 36 ICR38 324H 000FFF24H 8/10 ビット A/D コンバータ 2 55 37 ICR39 320H 000FFF20H システム予約 56 38 ⎯ 31CH 000FFF1CH 8/10 ビット A/D コンバータ 1 57 39 ICR41 318H 000FFF18H ICU0/ICU1 ( 取込み ) 58 3A ICR42 314H 000FFF14H ICU2/ICU3 ( 取込み ) 59 3B ICR43 310H 000FFF10H OCU0/OCU1 ( 一致 ) 60 3C ICR44 30CH 000FFF0CH OCU2/OCU3 ( 一致 ) 61 3D ICR45 308H 000FFF08H OCU4/OCU5 ( 一致 ) 62 3E ICR46 304H 000FFF04H 遅延割込み要因ビット 63 3F ICR47 300H 000FFF00H システム予約 64 40 ⎯ 2FCH 000FFEFCH システム予約 65 41 ⎯ 2F8H 000FFEF8H システム予約 66 42 ⎯ 2F4H 000FFEF4H システム予約 67 43 ⎯ 2F0H 000FFEF0H システム予約 68 44 ⎯ 2ECH 000FFEECH システム予約 69 45 ⎯ 2E8H 000FFEE8H システム予約 70 46 ⎯ 2E4H 000FFEE4H システム予約 71 47 ⎯ 2E0H 000FFEE0H システム予約 72 48 ⎯ 2DCH 000FFEDCH システム予約 73 49 ⎯ 2D8H 000FFED8H システム予約 74 4A ⎯ 2D4H 000FFED4H システム予約 75 4B ⎯ 2D0H 000FFED0H 割込み要因 (続く) 32 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ (続き) 割込み番号 オフ セット TBR デフォルトの アドレス 10 進 16 進 割込み レベル システム予約 76 4C ⎯ 2CCH 000FFECCH システム予約 77 4D ⎯ 2C8H 000FFEC8H システム予約 78 4E ⎯ 2C4H 000FFEC4H システム予約 79 4F ⎯ 2C0H 000FFEC0H 80 50 2BCH 000FFEBCH ∼ 255 ∼ FF ∼ 000H ∼ 000FFC00H 割込み要因 INT 命令で使用 DS07–16912–1 ⎯ 33 MB91490 シリーズ ■ 各 CPU ステートにおける端子状態 端子の状態として使用している語句は , 以下の意味を持ちます。 ・入力可能 入力機能が使用可能な状態です。 ・入力不可 入力機能が使用不可な状態です。 ・入力 “0” 固定 入力開放によるリークを防ぐため , 内部で入力レベルを “0” に固定しています。 ・出力 Hi-Z 端子駆動用トランジスタを駆動禁止状態にし , 端子をハイインピーダンスにします。 ・直前の状態を保持 本モードになる直前に出力していた状態をそのまま出力します。 つまり , 出力のある内蔵周辺が動作中であればその内蔵周辺に従って出力を行い , ポートなどとして出力している場合 にはその出力を保持します。 ・外部割込み機能選択許可時入力可能 端子機能を外部割込み要求入力端子に設定し , 外部割込み要求を許可している場合のみ入力できます。 34 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ・端子状態一覧表 イニシャライズ時 ストップ時 端子名 機能 INITX = “L”* INITX = “H”* もしくは 低電圧検出 リセット発生時 もしくは 低電圧検出 リセット解除時 スリープ時 NMIX NMIX 入力不可 入力可能 入力可能 P80 ∼ P83 INT0 ∼ INT3 P84 INT4/PPG4 P85 INT5/PPG5 1 P86 INT6/PPG6 PA1, PA2 ADTG1, ADTG2 PB4 ∼ PB7 AN1-0 ∼ AN1-3 PC0 ∼ PC7 AN2-0 ∼ AN2-7 PG0, PG3 SCK0, SCK1 PG1, PG4 SIN0, SIN1 PG2, PG5 SOT0, SOT1 PH0 SCK2 PH1 SIN2 PH2 SOT2 PJ0, PJ2 TIN0, TIN1 PJ1, PJ3 TOUT0, TOUT1 PL0 AIN0 PL1 BIN0 PL2 ZIN0 PP0 ∼ PP3 IC0 ∼ IC3 PP4 CKI0 PP5 DTTI0 2 HIZ = 0 HIZ = 1 入力可能 入力可能 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 出力 Hi-Z 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力可能 入力可能 入力可能 出力 Hi-Z/ 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力可能 直前状態 保持 直前状態 保持 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 出力 Hi-Z/ 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 直前状態 保持 直前状態 保持 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 出力 Hi-Z/ 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力可能 直前状態 保持 直前状態 保持 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 出力 Hi-Z/ 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力可能 直前状態 保持 直前状態 保持 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 出力 Hi-Z/ 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力可能 直前状態 保持 直前状態 保持 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 出力 Hi-Z/ 入力不可 出力 Hi-Z/ 入力可能 直前状態 保持 直前状態 保持 出力 Hi-Z/ 入力 “0” 固定 割込み機能 選択許可時 , 入力可能 PQ0 ∼ PQ5 RTO0 ∼ RTO5 * 1 :INITX = “L” :INITX が “L” の期間の端子状態を示します。 * 2 :INITX = “H” :INITX が “L” から “H” へ遷移した直後の端子状態を示します。 DS07–16912–1 35 MB91490 シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項目 記号 定格値 最小 最大 単位 備考 VCC VSS − 0.5 VSS + 6.0 V 1, 2, 6 AVCC10 VSS − 0.5 VSS + 6.0 V 7 AVRH2 VSS − 0.5 VSS + 6.0 V VI VSS − 0.3 VCC + 0.3 V VIA VSS − 0.3 AVCC + 0.3 V VO VSS − 0.3 VCC + 0.3 V “L” レベル最大出力電流 * IOL ⎯ 10 mA IOLAV ⎯ 4 mA “L” レベル平均出力電流 *4 ポート Q0 ∼ Q5 を除く 12 mA ポート Q0 ∼ Q5 電源電圧 *1 アナログ電源電圧 * * * アナログ基準電圧 * 1 入力電圧 * 1 アナログ端子入力電圧 * 1 出力電圧 * 3 ΣIOL ⎯ 100 mA ΣIOLAV ⎯ 50 mA “H” レベル最大出力電流 * IOH ⎯ − 10 mA IOHAV ⎯ −4 mA “H” レベル平均出力電流 *4 ポート Q0 ∼ Q5 を除く − 12 mA ポート Q0 ∼ Q5 “L” レベル最大総出力電流 5 “L” レベル平均総出力電流 * 3 ΣIOH ⎯ − 100 mA ΣIOHAV ⎯ − 50 mA 消費電力 PD ⎯ 430 mW 保存温度 TSTG − 55 + 125 °C “H” レベル最大総出力電流 5 “H” レベル平均総出力電流 * * 1: VSS = AVSS10 = 0 V を基準にしています。 * 2: 電源投入時など VCC + 0.3 V を超えないよう注意してください。また , 電源投入時など AVCC10 が VCC と同電位に なるように注意してください。 * 3: 最大出力電流は , 該当する端子 1 本のピーク値を規定します。 * 4: 平均出力電流は , 該当する端子 1 本に流れる電流の 100 ms の期間内での平均電流を規定します。 * 5: 平均総出力電流は、該当する端子すべてに流れる電流の 100 ms の期間内での平均電流を規定します。 * 6: AVCC10 は 8/10 ビット A/D コンバータ用のアナログ電源電圧です。 * 7: AVRH2 は 8/10 ビット A/D コンバータ用のアナログ基準電圧です。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 36 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = AVSS10 = 0.0 V) 項目 記号 規格値 単位 備考 最小 最大 VCC 2.7 5.5 V アナログ電源電圧 AVCC10 VSS + 2.7 VSS + 5.5 V 8/10 ビット A/D コンバータ用 ( 共通 ) アナログ基準電圧 AVRH2 AVSS10 AVCC10 V 8/10 ビット A/D コンバータ用 ( 共通 ) TA − 40 + 85 °C 電源電圧 動作温度 (注意事項)電源投入時において , VCC 電源安定後 , 内部電源が安定するまで約 600 μs かかります。その間 INITX 端子へ “L” レベル入力を入れ続けてください。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–16912–1 37 MB91490 シリーズ 3. 直流規格 (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼ + 85 °C) 項目 記号 “H” レベル入力 電圧 VIHS “L” レベル入力 電圧 VILS VOH1 “H” レベル出力 電圧 VOH2 VOL1 “L” レベル出力 電圧 入力リーク電流 プルアップ 抵抗値 電源電流 VOL2 ILI RPULL ICC 端子名 条件 CMOS ⎯ ヒステリシス 入力端子 CMOS ⎯ ヒステリシス 入力端子 ポート Q0 ∼ Q5 VCC = 5.0 V, を除く IOH = 4 mA VCC = 5.0 V, IOH = 12 mA ポート Q0 ∼ Q5 VCC = 3.0 V, IOH = 4 mA ポート Q0 ∼ Q5 VCC = 5.0 V, を除く IOL = 4 mA VCC = 5.0 V, IOL = 12 mA ポート Q0 ∼ Q5 VCC = 3.0 V, IOL = 4 mA CC = 5.0 V, V ⎯ VSS < VI < VCC INITX, ⎯ プルアップ端子 VCC = 5.0 V, fC = 20 MHz, PLL × 4, CLKB = 80 MHz CLKP = 40 MHz フラッシュメモリ 3 ウェイト (4 サイクル ) アクセス VCC = 5.0 V, fC = 10 MHz, PLL × 5, CLKB = 50 MHz VCC CLKP = 25 MHz フラッシュメモリ 2 ウェイト (3 サイクル ) アクセス VCC = 5.0 V, fC = 10 MHz, PLL × 4, CLKB = 40 MHz CLKP = 40 MHz フラッシュメモリ 2 ウェイト (3 サイクル ) アクセス 最小 規格値 標準 最大 VCC × 0.8 ⎯ VCC V VSS ⎯ VCC × 0.2 V VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V *1 VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V *2 ⎯ ⎯ VSS + 0.4 V ⎯ ⎯ VSS + 0.4 V *1 ⎯ ⎯ VSS + 0.4 V *2 −5 ⎯ ⎯ μA ⎯ 50 ⎯ kΩ ⎯ 60 70 mA ⎯ 45 55 mA ⎯ 40 50 mA 単位 備考 (続く) 38 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ (続き) (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼ + 85 °C) 項目 記号 端子名 ICCS VCC 電源電流 CIN VCC = 5.0 V, fC = 20 MHz, PLL × 4, CLKB = 80 MHz CLKP = 40 MHz フラッシュメモリ 3 ウェイト (4 サイクル ) アクセス VCC = 5.0 V, fC = 10 MHz, PLL × 5, CLKB = 50 MHz CLKP = 25 MHz フラッシュメモリ 2 ウェイト (3 サイクル ) アクセス VCC = 5.0 V, fC = 10 MHz, PLL × 4, CLKB = 40 MHz CLKP = 40 MHz フラッシュメモリ 2 ウェイト (3 サイクル ) アクセス VCC = 5.0 V, TA =+ 25 °C ICCH 入力容量 条件 VCC, VSS, AVSS10, AVCC10, AVRH2 以外 ⎯ 最小 規格値 標準 最大 ⎯ 15 ⎯ 単位 備考 22 mA スリープ 時 9 15 mA スリープ 時 ⎯ 11 17 mA スリープ 時 ⎯ 60 200 μA ストップ 時 ⎯ 5 15 pF * 1:VCC = 4.0 V ∼ 5.5 V * 2:VCC = 2.7 V ∼ 4.0 V DS07–16912–1 39 MB91490 シリーズ 4. フラッシュメモリ書込み / 消去特性 項目 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 備考 セクタ消去時間 (8 K バイトセクタ ) VCC = 5.0 V, TA =+ 25 °C ⎯ 0.5 2.0 s 内部の消去前書込み時間は除く。 ワード書込み時間 VCC = 5.0 V, TA =+ 25 °C ⎯ 6 100 μs システムレベルのオーバヘッド 時間は除く。 チップ消去時間 VCC = 5.0 V, TA =+ 25 °C ⎯ 1.8 29.5 s システムレベルのオーバヘッド 時間は除く。 消去 / 書込みサイクル ⎯ 10000 ⎯ ⎯ cycle フラッシュメモリ データ保持時間 ⎯ 10 ⎯ ⎯ year 40 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ 5. 交流規格 (1) クロックタイミング規格 (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼ + 85 °C) 項目 記号 端子名 fC X0 X1 tC X0 X1 クロック周波数 規格値 条件 内部動作 クロック周波数 fCPB 内部動作 クロックサイクルタイム tCPB X0 のクロック周 波数に 20 MHz を 入力して , 発振回 路の PLL 系 4 逓倍 に設定した場合 ⎯ fCPP ⎯ tCPP 備考 標準 最大 10 *2 ⎯ 20 50 *2 ⎯ 100 5*1 ⎯ 80 MHz CPU 系 5* 1 ⎯ 40 MHz 周辺系 12.5 ⎯ 200 ns CPU 系 25 ⎯ 200 ns 周辺系 ⎯ クロックサイクルタイム 単位 最小 自励発振可能範囲内 MHz で PLL 使用時 , 内部 クロックは内部動作 クロック周波数の上 限を超えないよう逓 ns 倍を設定してくださ い。 * 1: ギア 1/16 を使用した場合の値です。 * 2: PLL 使用時には , PLL の逓倍率は X0, X1 端子への入力クロック周波数によって変わります。PLL 出力周波数の 範囲が 40 MHz ∼ 80 MHz となるよう入力クロック周波数に対する PLL の逓倍率を設定してください。 PLL 逓倍率 1 X0 = 10 MHz 時の PLL 出力周波数 X0 = 20 MHz 時の PLL 出力周波数 2 3 ( 設定禁止 ) 4 5 6 7 8 40 50 60 70 80 単位 MHz ( 設定 禁止 ) 40 60 80 ( 設定禁止 ) ・クロックタイミング規格測定条件 tC 出力端子 0.8 VCC C = 50 pF (2) PLL 発振安定待ち時間 (LOCK UP TIME) (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 PLL 発振安定待ち時間 (LOCK UP TIME) 記号 端子名 条件 tLOCK * ⎯ ⎯ 規格値 最小 最大 600 ⎯ 単位 μs *:PLL の発振が安定するまでの待ち時間です。 DS07–16912–1 41 MB91490 シリーズ (3) リセット入力規格 (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 規格値 条件 INITX 入力時間 ( 電源投入時 ) ⎯ INITX tINTL INITX 入力時間 (STOP 時 ) 単位 最小 最大 tPON + tSTBL + 振動子の発振時間+ tc × 213 ⎯ ns 振動子の発振時間+ tc × 10 ⎯ ns tc × 10 ⎯ ns INITX 入力時間 ( 上記以外 ) (注意事項)・ tc ( クロックサイクルタイム ) については , 「 (1) クロックタイミング規格」を参照してください。 ・ tPON, tSTBL については , 「(4) 電源立上り時間規格 / 電源安定待ち時間規格」を参照してください。 tINTL INITX 0.2 VCC (4) 電源立上り時間規格 / 電源安定待ち時間規格 (VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 電源立上り時間 tPON 電源安定待ち時間 tSTBL tPON 端子名 条件 VCC ⎯ 規格値 単位 最小 最大 600 ⎯ μs 600 ⎯ μs tSTBL 5.0 V 0.0 V 42 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ (5) UART タイミング (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロック サイクルタイム tSCYC SCK0 ∼ SCK2 SCK ↓→ SOT 遅延時間 tSLOV SCK0 ∼ SCK2 SOT0 ∼ SOT2 条件 内部シフト クロックモード 規格値 単位 備考 最小 最大 4tCYCP ⎯ ns − 20 + 20 ns 30 ⎯ ns *1 35 ⎯ ns *2 有効 SIN → SCK ↑ tIVSH SCK0 ∼ SCK2 SIN0 ∼ SIN2 SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIX SCK0 ∼ SCK2 SIN0 ∼ SIN2 0 ⎯ ns シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL SCK0 ∼ SCK2 2 × tCYCP − 10 ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK0 ∼ SCK2 tCYCP + 10 ⎯ ns tSLOV SCK0 ∼ SCK2 SOT0 ∼ SOT2 ⎯ 25 ns *1 SCK ↓→ SOT 遅延時間 ⎯ 35 ns *2 有効 SIN → SCK ↑ tIVSH SCK0 ∼ SCK2 SIN0 ∼ SIN2 10 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIX SCK0 ∼ SCK2 SIN0 ∼ SIN2 20 ⎯ ns 外部シフト クロックモード * 1:VCC = 4.0 V ∼ 5.5 V * 2:VCC = 2.7 V ∼ 4.0 V (注意事項)・CLK 同期モード時の交流規格です。 ・tCYCP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 DS07–16912–1 43 MB91490 シリーズ ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK0 ~ SCK2 VOH VOL VOL tSLOV VOH VOL SOT0 ~ SOT2 tIVSH tSHIX VIHS VILS SIN0 ~ SIN2 VIHS VILS ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL VIHS SCK0 ~ SCK2 VILS VILS VILS tSLOV SOT0 ~ SOT2 VOH VOL tIVSH SIN0 ~ SIN2 44 VIHS VILS tSHIX VIHS VILS DS07–16912–1 MB91490 シリーズ (6) フリーランタイマクロック , アップダウンカウンタ , ベースタイマ , 外部割込み入力タイミング (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 規格値 最小 最大 単位 フリーランタイマ 入力クロックパルス幅 CKI0 4 × tCYCP ⎯ ns アップダウンカウンタ 入力パルス幅 AIN0 BIN0 ZIN0 4 × tCYCP ⎯ ns 4 × tCYCP ⎯ ns 4 × tCYCP ⎯ ns 1.0* ⎯ μs tTIWH tTIWL ベースタイマ 入力パルス幅 ⎯ TIN0, TIN1 外部割込み 入力パルス幅 INT0 ∼ INT6 *:ストップモード時 (注意事項)tCYCP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 tTIWH VIHS CKI0 AIN0, BIN0, ZIN0 TIN0, TIN1 INT0 ~ INT6 DS07–16912–1 tTIWL VIHS VILS VILS 45 MB91490 シリーズ (7) トリガ系入力タイミング (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 インプットキャプチャトリガ入力 tICWH tICWL IC0 ∼ IC3 ベースタイマトリガ入力 tTGINWH tTGINWL TIN0, TIN1 A/D 起動トリガ入力 tADTGWH tADTGWL ADTG1, ADTG2 ⎯ 規格値 単位 最小 最大 5 × tCYCP ⎯ ns 4 × tCYCP ⎯ ns 5 × tCYCP ⎯ ns (注意事項)tCYCP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 tICWH tTGINWH tICWL tTGINWL tADTGWL tADTGWH VIHS VIHS IC0 ~ IC3 TIN0, TIN1 ADTG1, ADTG2 VILS 46 VILS DS07–16912–1 MB91490 シリーズ (8) I2C タイミング a. マスターモード動作時 (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 標準モード 高速モード *3 最小 最大 最小 最大 単位 SCL クロック 周波数 fSCL 0 100 0 400 kHz SCL クロックの “L” 期間 tLOW 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロックの “H” 期間 tHIGH 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs 「STOP 条件」と 「START 条件」の間 のバスフリータイム tBUS 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL ↓→ SDA 出力 遅延時間 tDLDAT ⎯ 5× tCYCP *1 ⎯ 5× tCYCP *1 ns 「反復 START 条件」 のセットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↓ tSUSTA 4.7 ⎯ 0.6 ⎯ μs SDAn, SCLn R=1 kΩ, C=50 pF*4 「反復 START 条件」 のホールド時間 SDA ↓→ SCL ↓ tHDSTA 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs 「STOP 条件」の セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↑ tSUSTO 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs SDA データ入力 ホールド時間 ( 対 SCL ↓ ) tHDDAT 2× tCYCP *1 ⎯ 2× tCYCP *1 ⎯ μs SDA データ入力 セットアップ時間 ( 対 SCL ↑ ) tSUDAT 250 ⎯ 100 *2 ⎯ ns 備考 この後 , 最初 のクロックパ ルスが生成さ れる * 1: tCYCP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 * 2: 高速モード I2C バスデバイスを標準モード I2C バスシステムに使用することはできますが , 要求される条件 tSUDAT ≧ 250 ns を満足しなければなりません。 あるデバイスが SCL 信号の “L” 期間を延長しない場合には , SCL ラインが開放される 1250 ns (SDA, SCL 立上り Max 時間+ tSUDAT) 以前に次のデータを SDA ラインに出力しなければなりません。 * 3: 100 kHz を超えて使用する場合には , 周辺系クロックを 6 MHz 以上に設定してください。 * 4: R, C は SCL, SDA 出力ラインのプルアップ抵抗 , 負荷容量です。 DS07–16912–1 47 MB91490 シリーズ b. スレーブモード動作時 (VCC = 2.7 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 標準モード 高速モード *3 最小 最大 最小 最大 単位 SCL クロック 周波数 fSCL 0 100 0 400 kHz SCL クロックの “L” 期間 tLOW 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロックの “H” 期間 tHIGH 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs 「STOP 条件」と 「START 条件」の間 のバスフリータイム tBUS 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL ↓→ SDA 出力遅延時間 tDLDAT ⎯ 5× tCYCP *1 ⎯ 5× tCYCP *1 ns 「反復 START 条件」 のセットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↓ tSUSTA 4.7 ⎯ 0.6 ⎯ μs SDAn, SCLn R=1 kΩ, C=50 pF*4 「反復 START 条件」 のホールド時間 SDA ↓→ SCL ↓ tHDSTA 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs 「STOP 条件」の セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↑ tSUSTO 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs SDA データ入力 ホールド時間 ( 対 SCL ↓ ) tHDDAT 2× tCYCP *1 ⎯ 2× tCYCP *1 ⎯ μs SDA データ入力 セットアップ時間 ( 対 SCL ↑ ) tSUDAT 250 ⎯ 100 *2 ⎯ ns 備考 この後 , 最初 のクロックパ ルスが生成さ れる * 1: tCYCP は , 周辺系クロックのサイクル時間です。 * 2: 高速モード I2C バスデバイスを標準モード I2C バスシステムに使用することはできますが , 要求される条件 tSUDAT ≧ 250 ns を満足しなければなりません。 あるデバイスが SCL 信号の “L” 期間を延長しない場合には , SCL ラインが開放される 1250 ns (SDA, SCL 立上り Max 時間+ tSUDAT) 以前に次のデータを SDA ラインに出力しなければなりません。 * 3: 100 kHz を超えて使用する場合には , 周辺系クロックを 6 MHz 以上に設定してください。 * 4: R, C は SCL, SDA 出力ラインのプルアップ抵抗 , 負荷容量です。 48 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ 6. A/D 変換部電気的特性 (1) 8/10 ビット A/D 変換部 (VCC = 4.0 V ∼ 5.5 V, AVRH2 = 4.0 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS10 = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 分解能 ⎯ 総合誤差 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ −4 ⎯ +4 LSB 直線性誤差 ⎯ ⎯ − 3.5 ⎯ + 3.5 LSB 微分直線性誤差 ⎯ ⎯ −3 ⎯ +3 LSB ゼロトランジション 電圧 VOT AVRH2 = AN1-0 ∼ AN1-3 AVSS10 − 3.5 AVSS10 + 0.5 AVSS10 + 4.5 LSB 5.0 V 時 AN2-0 ∼ AN2-7 フルトランジション 電圧 VFST AN1-0 ∼ AN1-3 AN2-0 ∼ AN2-7 変換時間 *1 ⎯ ⎯ アナログポート 入力電流 IAIN アナログ入力電圧 AVRH2 − 5.5 AVRH2 − 1.5 AVRH2 + 2.5 LSB 1.2 ⎯ ⎯ μs AN1-0 ∼ AN1-3 AN2-0 ∼ AN2-7 ⎯ ⎯ 10 μA VAIN AN1-0 ∼ AN1-3 AN2-0 ∼ AN2-7 AVSS10 ⎯ AVRH2 V 基準電圧 ⎯ AVRH2 AVSS10 ⎯ AVCC10 V アナログ電源電流 ( アナログ+デジタル ) IA AVCC10 ⎯ 2 5 mA AVCC10 ⎯ ⎯ 5 μA 2 IAH* 1 ユニット当り IR AVRH2 ⎯ 1 2.5 mA 1 ユニット当り AVRH2 = 5.0 V AVSS10 = 0V時 IRH*2 AVRH2 ⎯ ⎯ 5 μA 1 ユニット当り ストップ時 アナログ入力容量 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 12.5 pF チャネル間ばらつき ⎯ AN1-0 ∼ AN1-3 AN2-0 ∼ AN2-7 ⎯ ⎯ 4 LSB 基準電源電流 (AVRH2 と AVSS の間 ) * 1:VCC = AVCC10 = 5.0 V, 周辺系クロック 33 MHz 時 * 2:A/D コンバータ非動作時 , CPU ストップ時の電流 (VCC = AVCC10 = AVRH2 = 5.0 V 時 ) (注意事項)・上記は各ユニット間の精度を保証するものではありません。 ・外部回路の出力インピーダンスを 2 kΩ 以下にしてください。 ・VCC = 2.7 V ∼ 4.0 V の範囲で 8/10 ビット A/D 変換結果は保証できません。 DS07–16912–1 49 MB91490 シリーズ ・アナログ入力の外部インピーダンスとサンプリング時間について サンプルホールド付き A/D コンバータです。外部インピーダンスが高くサンプリング時間を十分に確保できない場合に は , 内部サンプルホールド用コンデンサに十分にアナログ電圧が充電されず , A/D 変換精度に影響を及ぼします。したがっ て , A/D 変換精度規格を満足するために , 外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係から , サンプリング時間を 最小値より長くなるように , レジスタ値と動作周波数を調整するか , 外部インピーダンスを下げてご使用ください。 また , サンプリング時間を十分に確保できない場合は , アナログ入力端子に 0.1 μF 程度のコンデンサを接続してくだ さい。 ・アナログ入力回路模型図 R アナログ入力 コンパレータ C サンプリング時:ON 8/10 ビット A/D コンバータ R 4.6 kΩ C 12.5 pF ( 注意事項 ) 数値は参考値です。 ・外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係 ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ の場合 ) 8/10 ビット A/D コンバータ 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 0 2 4 6 8 10 最小サンプリング時間 [μs] 12 8/10 ビット A/D コンバータ 20 外部インピーダンス [kΩ] 外部インピーダンス [kΩ] ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ の場合 ) 14 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 0 0.4 0.8 1.2 1.6 2.0 2.4 2.8 最小サンプリング時間 [μs] 3.2 ・誤差について ・ |AVRH2 − AVSS| が小さくなるに従って , 相対的な誤差は大きくなります。 50 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ・8/10 ビット A/D コンバータの用語の定義 ・ 分解能 ・ 直線性誤差 : A/D コンバータにより識別可能なアナログ変化 : ゼロトランジション点 (0000000000 ←→ 0000000001) とフルスケールトランジション点 (1111111110 ←→ 1111111111) とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差 ・ 微分直線性誤差 : 出力コードを 1LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・ 総合誤差 : 実際の値と理論値との差を言い , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差を含む誤差 直線性誤差 3FFH 微分直線性誤差 実際の変換特性 実際の変換特性 (N + 1)H 3FEH {1 LSB (N − 1) + V OT} VFST ( 実測値 ) VNT 004H ( 実測値 ) 003H 理想特性 デジタル出力 デジタル出力 3FDH NH (N − 1)H V(N+1)T ( 実測値 ) 実際の変換特性 002H VNT 理想特性 (N − 2)H 001H VOT ( 実測値 ) ( 実測値 ) 実際の変換特性 AVSS AVRH2 AVSS AVRH2 アナログ入力 デジタル出力 N の直線性誤差= アナログ入力 VNT − {1 LSB × (N − 1) + VOT} デジタル出力 N の微分直線性誤差= 1 LSB = N VOT VFST VNT [LSB] 1 LSB V (N + 1) T − VNT 1 LSB − 1 [LSB] VFST − VOT 1022 :A/D コンバータデジタル出力値 :デジタル出力が 000H から 001H に遷移する電圧 :デジタル出力が 3FEH から 3FFH に遷移する電圧 :デジタル出力が (N − 1) H から NH に遷移する電圧 (続く) DS07–16912–1 51 MB91490 シリーズ (続き) 総合誤差 3FFH 1.5 LSB' 3FEH 実際の変換特性 3FDH デジタル出力 {1 LSB' (N − 1) + 0.5 LSB'} 004H VNT ( 実測値 ) 実際の変換特性 003H 002H 理想特性 001H 0.5 LSB' AVSS 1 LSB’ ( 理想値 ) = AVRH2 − AVSS アナログ入力 AVRH2 [V] 1024 デジタル値 N の総合誤差= VNT − {1 LSB’ × (N − 1) + 0.5 LSB’} 1 LSB’ N :A/D コンバータデジタル出力値 VNT :デジタル値 N が (N + 1) H から NH に遷移する電圧 VOT’ ( 理想値 ) = AVSS + 0.5 LSB’ [V] VFST’ ( 理想値 ) = AVRH2 − 1.5 LSB’ [V] 52 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ 7. 低電圧検出割込み / リセット電気的特性 a. 低電圧検出割込み (TA = − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 検出電圧 VDL 解除電圧 電源電圧変化率 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 VCC 3.40 3.70 4.00 V 電圧低下時 VDH VCC 3.45 3.75 4.05 V 電圧上昇時 | dV/dt | VCC ⎯ ⎯ 0.004 V/μs 検出電圧 (VDL) および 解除電圧 (VDH) が規格 内となる値。 b. 低電圧検出リセット (TA = − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 検出電圧 VDL 解除電圧 電源電圧変化率 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 VCC 2.76 3.00 3.24 V 電圧低下時 VDH VCC 2.81 3.05 3.29 V 電圧上昇時 | dV/dt | VCC ⎯ ⎯ 0.004 V/μs 検出電圧 (VDL) および 解除電圧 (VDH) が規格 内となる値。 電圧 Vcc VDH VDL dV dt 時間 DS07–16912–1 53 MB91490 シリーズ ■ オーダ型格 型格 パッケージ MB91F492PMC-GE1 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) MB91F492PMC1-GE1 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) 54 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 64 ピン リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX コード(参考) P-LFQFP64-12×12-0.65 (FPT-64P-M23) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.0057±.0022) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8˚ 64 17 1 "A" 16 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64034S-c-1-2 C 2003 FUJITSU LIMITED F64034S-c-1-1 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–16912–1 55 MB91490 シリーズ (続き) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 10.0 × 10.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm MAX 質量 0.32 g コード(参考) P-LFQFP64-10×10-0.50 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 12.00±0.20(.472±.008)SQ * 10.00±0.10(.394±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.006±.002) 33 49 32 Details of "A" part 0.08(.003) +0.20 1.50 –0.10 +.008 .059 –.004 INDEX 64 0˚~8˚ 17 (Mounting height) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) "A" LEAD No. 1 16 0.50(.020) 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) M ©2005-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64036S-c-1-2 C 2005 FUJITSU LIMITED F64036S-c-1-1 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ 56 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ MEMO DS07–16912–1 57 MB91490 シリーズ MEMO 58 DS07–16912–1 MB91490 シリーズ MEMO DS07–16912–1 59 MB91490 シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-10-23 野村不動産新横浜ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 222-8508 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-100-45 新横浜中央ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 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