[AKD2300] AKD2300 AK2300 評価ボード ボード機能 AKD2300 は、AK2300 の評価ボードです。オンボードクロック生成機能を搭載し、DIP スイッチの設定を行 うことで容易に評価を開始出来ます。入出力アンプ周辺の外付け素子は抜き差し可能なので、お好みの設定 に変更可能です。 ボードレイアウト 1.電源端子 4.デジ タ ルイ ン タ フ ェ ース 5.ア ナロ グ イ ン タ フ ェ ース 6.入力信号切り 替え ジ ャ ン パー 2.PLD 設定用ス イ ッ チ 3.AK2300 設定用ス イ ッ チ AKD2300 は主に以下の 6 つの部分から出来ています。 1 : 電源端子 2 : PLD 設定用スイッチ 3 : AK2300 設定用スイッチ 4 : デジタルインタフェース 5 : アナログインタフェース 6 : AK2300 入力信号切り替えジャンパー <KM103501> 2015/02 1 [AKD2300] 電源端子 電源端子は、ボード上の VDD,VSS,LVDD,LVDDX,VDDX_3.3V,VSSX です。 LVDDとLVDDXには1.7V~3.6Vを、VDDには2.6V~3.6Vを、VDDX_3.3Vには3.3Vを供給してください。但 し、VDD≧LVDDとなるように供給してください。VSSとVSSXにはGNDを接続してください。 また、JP1,JP2,JP3,JP4 を使用することで、それぞれの電源、GND を接続することが出来ます。設定方法 については以下のとおりです。但し、デジタルノイズがアナログ特性に影響する場合は接続せず、ご使用く ださい。 ジャンパー名 JP1 JP2 JP3 JP4 機 能 LVDD と LVDDX を接続します。 VDD と VDDX_3.3V を接続します。 VDD と LVDD を接続します。 VSS と VSSX を接続します。 PLD 設定用スイッチ PLD 設定用スイッチは、DSW2,DSW3,DSW4 です。(DSW1 は未使用です) 各スイッチの機能を下記に示します。 DSW2 スイッチ名 機 能 BCLK 周波数選択 オンボードクロック使用時の BCLK 端子に供給されるクロック周波数を指定し ます。 FRQ2 FRQ1 FRQ0 FRQ2 0 0 0 0 1 1 1 FRQ1 0 0 1 1 0 0 1 周波数 64kHz 128kHz 256kHz 512kHz 1024kHz 2048kH Don’t care FRQ0 0 1 0 1 0 1 * <KM103501> 2015/02 2 [AKD2300] DSW3 スイッチ名 機 能 フレーム同期信号選択 FS,BCLK にオンボードクロックを使用する場合に、フレーム同期信号をテスト ピン TP8(RSYNC)と TP9(TSYNC)に出力します。 SYNC1 SYNC0 EXT/INT SYNC1 SYNC0 出力信号 Figure 1参照 0 0 Figure 1参照 0 1 Figure 1参照 1 0 Figure 1参照 1 1 BCLK,FS クロック供給方法選択 EXT:デジタルインタフェースより外部クロックを供給します。 INT:オンボードクロックを使用します。 <Short Frame> BCLK FS 00 01 SYNC[1:0] 10 11 <Long Frame> BCLK FS 00 01 SYNC[1:0] 10 11 Figure 1 <KM103501> 2015/02 3 [AKD2300] DSW4 スイッチ名 機 能 PCM インタフェース設定 1 PCM データインタフェースのフォーマットを選択します。 PCM1 PCM0 SF/LF PCM1 PCM0 PCM インタフェース A-Law (DIF0 = L) 0 0 μ-Law (DIF0 = H) 0 1 Linear (DIF0 = FS) * 1 PCM インタフェース設定 2 INT モード時の FS の長さを選択します。 SF:Short Frame(Figure 1参照) LF:Long Frame(Figure 1参照) AK2300 設定用スイッチ AK2300 設定用スイッチは、SW1,SW2,DSW4 です。各スイッチの機能を下記に示します。 SW1 スイッチ名 機 PCM CODEC 出力選択 PCM CODEC の出力をミュートします。 能 MUTEN OFF:通常動作 ON:ミュート SW2 スイッチ名 機 能 パワーダウンモード選択 AK2300 のパワーダウンモードを設定します。 PDN OFF:通常動作 ON:パワーダウンモード <KM103501> 2015/02 4 [AKD2300] DSW4-4 スイッチ名 機 能 PCM インタフェース設定 3 PCM データの入出力タイミングを選択します。 DLY/JST DLY(DIF1 = L):FSから BCLK1 クロック分遅れて入出力(Figure 2参照) JST(DIF1 = H):FS同時入出力(Figure 2参照) <JST> BCLK FS DX DR Don't care MSB LSB MSB LSB <DLY> BCLK FS DX DR Don't care MSB LSB MSB LSB Figure 2 <KM103501> 2015/02 5 [AKD2300] デジタルインタフェース デジタルインタフェース用として CN1 が用意されています。 ピン No 1 信号名 DX 3 DR 5 7 9 11 13 15 16 2/4/6/8 10/12/14 BCLK FS DIF0 DIF1 MUTEN PDN VDD VSS 機 能 AK2300 の DX 端子が出力するデータを出力します。 AK2300 の DR 端子に入力するデータを印加します。 JP5 をショートすることで、DX に接続されループバックすることができます。 外部クロックを使用する場合、この端子から BCLK を入力します。 外部クロックを使用する場合、この端子から FS を入力します。 外部クロックを使用する場合、この端子から DIF0 を入力します。 DIF1 を外部入力する際に、この端子から入力します。 MUTEN を外部入力する際に、この端子から入力します。 PDN を外部入力する際に、この端子から入力します。 VDD に接続します。 VSS に接続します。 アナログインタフェース 送信アンプ入力用 BNC 端子 VFTN 、受信アンプ出力用 BNC 端子 VR があります。 各アンプの R,C 外付け素子はソケットに挿入しますので、所望の値に容易に設定可能です。 出荷時は、AK2300 データシートの外付け推奨回路例に従った C,R が設定されています。 ◆送信アンプ ◆受信アンプ GST SP2 VFTN SP4 SP5 SP3 VFTN VR - SP1 VR + Figure 3 <KM103501> 2015/02 6 [AKD2300] AK2300 入力信号切り替えジャンパー AK2300 の入力信号(MUTEN,PDN,DIF1)を、SW1,SW2,DSW4 から入力する場合とデジタルインタフェース (CN1)から入力する場合を、以下のジャンパーで切り替えます。 ジャンパー JP6 JP7 JP8 状態 Short Open Short Open Short Open 機 能 SW1 の設定を MUTEN 端子に入力します。 CN1 の信号を MUTEN 端子に入力します。 SW2 の設定を PDN 端子に入力します。 CN1 の信号を PDN 端子に入力します。 DSW4(DLY-JST 端子)の設定を DIF1 端子に入力します。 CN1 の信号を DIF1 端子に入力します。 AK2300 Exposed Pad 切り替えジャンパー ジャンパー JP9 状態 Short Open 機 能 AK2300 の Exposed Pad を VSS に接続します。 AK2300 の Exposed Pad を Open とします。 <KM103501> 2015/02 7 VSS VSSX 4 5 6 4 5 6 5 6 7 8 4 5 6 3 2 1 4 3 2 1 3 2 1 2 1 1 3 2 1 1 VSSX C15 22pF DSW1 FRQ_SEL DSW2 PCM I/F DSW4 DSW3 1M R4 Y1 1 2 1 10k 2 U4A 2 VDDX_3.3V RD1 1 3 CLK 44 43 34 36 33 8 12 13 5 6 7 FRQ_SEL2 FRQ_SEL1 FRQ_SEL0 RSV2 RSV1 RSV0 TC4069UBF U4B 4 VDDX_3.3V 14 18 19 20 21 22 1 1 1 2 0.1uF 0.1uF C18 2 1 C11 VDDX_3.3V JP4 I/O/GCK2 I/O/GCK1 I/O/GTS2 I/O/GTS1 I/O/GSR I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O U2 VSSX SY NC1 SY NC0 INT_EXT PCM1 PCM0 LF_SF 4 3 2 7 6 5 7 6 5 4 3 2 1 C16 1 C17 0.1uF 2 22pF 2 4.096MHz 2 DLY _JST R1 10k VDDX_3.3V 1 RD2 1 10uF 2 C2 15 35 26 2 C19 2 TMS TDI TDO TCK I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O/GCK3 I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O 0.1uF 1 2 XC9572XL-VQ44 VCC VCC VCCIO JP2 25 17 4 GND GND GND 10 9 24 11 29 28 23 27 39 40 41 1 2 3 42 32 31 30 37 38 16 1 TP8 MONI0 MONI1 MONI2 MONI3 I_BCLK I_FS I_DIF0 TP9 1 JP3 CN2 6 VDDX_3.3V HEADER PIN6 VSSX 1 2 3 4 5 TP5 TP4 10uF TP7 TP6 1 C3 T4 2 VDD VSS RSY NC TSY NC VSSX C1 10uF 2 T3 2 2 1 VSS JP5 JP1 1 VSS BNC2 1 LVDD VFTN T5 2 T2 TP3 TP1 2 2 1 VSS 13 1 19 2 8 6 4 9 15 17 SP4 VSS 1 C6 10uF 2 2 LVDDX 1 1 2 JP7 JP6 2 1 1 1 7 VSS 1 C13 2 0.1uF C14 0.1uF JP8 18 12 14 16 11 5 3 DLY _JST 1 TC74VCX244FT Y6 Y1 Y4 Y3 Y2 A5 Y7 Y8 SP2 2 1 VSS C12 0.1uF 2 VSS 2 SP3 2 1 2 SW2 R2 10k LVDDX 1 LVDD 12 DX 11 SW1 R3 10k DIF1 PDN TP10 MUTEN DX DIF0 FS BCLK DR VFTN GST TP11 8 9 4 TP13 AK2300 EXPAD PLLC VREF VSS VR VDD LVDD U1 TP12 DIF1 5 PDN 2 MUTEN 1 2 1 14 DIF0 13 FS BCLK 15 DR 16 VFTN 7 GST 6 VDD 3 C5 1 C8 0.1uF 1uF 2 VSS 10 VDD 1 C4 1 C7 1uF 2 0.1uF 2 SP5 2 1 LVDD LVDDX A6 1OE 2OE A1 A4 A3 A2 Y5 A7 A8 U3 2 20 VCC VDD 14 7 10 GND VDDX_3.3V 2 T1 2 8 1 <KM103501> 1 2 1 2 TP2 VSS JP9 I_MUTEN I_PDN I_DIF1 O_DX I_DIF0 I_FS I_BCLK I_DR 1 1 BNC1 EXPAD 16 15 14 13 12 11 10 9 VSS VR VSS CN1 HEADER PIN16 13 2 15 4 11 6 1 8 9 10 7 12 5 14 3 16 2 QN1-016050-202 1 2 3 4 5 6 7 8 SO1 C9 0.056uF(+-30%) MUTEN PDN VDD VR DIF1 GST VFTN VREF 1 EXPAD 2 0.1uF 1 C10 VREF PLLC VR SP1 2 VSSX VSS VDD EXPAD DR BCLK FS DIF0 LVDD DX VSS PLLC [AKD2300] 回路図 下記に AKD2300 の回路図を示します。 2015/02 [AKD2300] 改訂履歴 Date (yy/mm/dd) 10/05/13 15/02/23 Manual Revision KM103500 KM103501 Board Revision 0 0 Reason Page 初版 更新 10 <KM103501> Contents 「重要な注意事項」更新。 2015/02 9 [AKD2300] 重要な注意事項 0. 本書に記載された弊社製品(以下、「本製品」といいます。)、および、本製品の仕様 につきましては、本製品改善のために予告なく変更することがあります。従いまして、 ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社営業担当、 あるいは弊社特約店営業担当にご確認ください。 1. 本書に記載された情報は、本製品の動作例、応用例を説明するものであり、その使用に 際して弊社および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を 行うものではありません。お客様の機器設計において当該情報を使用される場合は、お 客様の責任において行って頂くとともに、当該情報の使用に起因してお客様または第三 者に生じた損害に対し、弊社はその責任を負うものではありません。 2. 本製品は、医療機器、航空宇宙用機器、輸送機器、交通信号機器、燃焼機器、原子力制 御用機器、各種安全装置など、その装置・機器の故障や動作不良が、直接または間接を 問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極めて 高い信頼性を要求される用途に使用されることを意図しておらず、保証もされていませ ん。そのため、別途弊社より書面で許諾された場合を除き、これらの用途に本製品を使 用しないでください。万が一、これらの用途に本製品を使用された場合、弊社は、当該 使用から生ずる損害等の責任を一切負うものではありません。 3. 弊社は品質、信頼性の向上に努めておりますが、電子製品は一般に誤作動または故障す る場合があります。本製品をご使用頂く場合は、本製品の誤作動や故障により、生命、 身体、財産等が侵害されることのないよう、お客様の責任において、本製品を搭載され るお客様の製品に必要な安全設計を行うことをお願いします。 4. 本製品および本書記載の技術情報を、大量破壊兵器の開発等の目的、軍事利用の目的、 あるいはその他軍事用途の目的で使用しないでください。本製品および本書記載の技術 情報を輸出または非居住者に提供する場合は、「外国為替及び外国貿易法」その他の適 用ある輸出関連法令を遵守し、必要な手続を行ってください。本製品および本書記載の 技術情報を国内外の法令および規則により製造、使用、販売を禁止されている機器・シ ステムに使用しないでください。 5. 本製品の環境適合性等の詳細につきましては、製品個別に必ず弊社営業担当までお問合 せください。本製品のご使用に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する RoHS 指 令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、かかる法令に適合するようにご使用 ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に関して、弊社は一 切の責任を負いかねます。 6. お客様の転売等によりこの注意事項に反して本製品が使用され、その使用から損害等が 生じた場合はお客様にて当該損害をご負担または補償して頂きますのでご了承ください。 7. 本書の全部または一部を、弊社の事前の書面による承諾なしに、転載または複製するこ とを禁じます。 <KM103501> 2015/02 10