ASAHI KASEI [AKD4589-B] AKD4589-B AK4589評価ボードRev.2 概 要 AKD4589-BはDIR,DITを内蔵した2ch ADCと8ch DACを持つ1チップ24bit CODEC 、AK4589の評価用 ボードです。当社A/Dコンバータ及びD/Aコンバータの評価用ボードとのインタフェースを装備してお り、手軽に評価可能です。更にディジタルインタフェースにも対応しており、光コネクタ及びBNCコネ クタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース可能です。 オーダリングガイド AKD4589-B --- AK4589評価用ボード PC(IBM-AT互換機)のプリンタポートとの接続用の10線フラットケーブルとコント ロールソフトおよびWindows 2000/XP用のドライバを同梱 2 コントロールソフトは、I Cには対応していません。 また、Windows NT上では動 作しません。 Windows 2000/XPでご使用の場合、同梱のドライバのインストールが必要です。 Widows95/98/MEでご使用の場合はドライバのインストールは不要です。 機 能 クロック発生回路内蔵 2種類のインタフェースを装備 -光入出力及びBNC入力が可能 - AC3デコーダとのインタフェースを容易にする10ピンヘッダー シリアルコントロール用10ピンヘッダー -12V +12V Regulator GND LIN RIN Input Buffer Control Data 10pin Header LOUT1 ROUT1 LOUT2 BNC In Output Buffer AK4589 Opt In Opt Out ROUT2 BNC Out Through Out LOUT3 ROUT3 AC3 LOUT4 10pin Header ROUT4 B, C, U, V 10pin Header Figure 1. AKD4589-Bブロック図(* 回路図、パターン図は文末に添付。) <KM076201> 2005/07 -1- ASAHI KASEI [AKD4589-B] 評価ボードマニュアル 操作手順 1) 電源の配線(「その他のジャンパ設定」を参照のこと。) 名称 色 電圧 内訳 備考 レギュレータ, レギュレータ, 入出力バッファ(OPアンプ) 用の電源です。 +12V 赤 +12∼+15V 入出力バッファ(OPアンプ) 必ず接続します。 入出力バッファ(OPアンプ)用の電源です。 -12V 青 入出力バッファ(OPアンプ) -12∼-15V 必ず接続します。 AGND 0V 黒 アナロググランド アナログのグランドです。必ず接続します。 デジタルのグランドです。JP1がオープンの場合は必ず接 DGND 0V 黒 デジタルグランド 続します。JP1がショートの場合は、このコネクタをオープン にすることが可能です。 Table 1. 電源の配線 (注意)配線は電源の根本から分けます。 2) 評価モード、ジャンパピン、DIPスイッチの設定(以下参照) 3) 電源投入 AK4589は、電源投入後必ず一度 リセットを行います。 リセットの方法は、SW1(PDN)を一旦 “L”にしてパワーダウンを行い、その後 “H”にしてパワーダウンの解除を行 います。 <KM076201> 2005/07 -2- ASAHI KASEI [AKD4589-B] 評価モード 対応可能な評価モード (A) AK4589内蔵DIRを使用したDAC部の評価 (B) AK4589内蔵DITを使用したADC部の評価 (A) AK4589内蔵DIRを使用したDAC部の評価 1-1. ディジタル入力(バイフェーズ入力)について 1-1-1. ディジタル入力(バイフェーズ入力)には光コネクタ PORT3(TORX176,RX0)またはBNCコネクタ J12(RX0)を使用します。 1-1-2. ディジタル入力(バイフェーズ入力)に光コネクタ PORT3(TORX176,RX0)とBNCコネクタ J12(RX0) のど ちらを使用するかを、JP3(RX0)によって選択します。 RX0に光コネクタPORT3(TORX176,RX0) を使用する場合は、JP3(RX0)をOPT側に設定します。一 方、RX0にBNCコネクタJ12(RX0)を使用する場合は、JP3(RX0)をBNC側に設定します。(下図参照) JP3 BNC JP3 OPT BNC OPT or RX0 RX0 BNC コネクタを使用する場合 光コネクタを使用する場合 Figure 2. JP3(RX0)の設定:ディジタル入力(バイフェーズ入力)の選択 1-1-3. AK4589 (DIR/DIT)部のコントロールレジスタのaddr:00H:CLK & Power Down Controlの (D5:CM1,D4:CM0)に (0,0)を書き込みます。(CM10=00:マスタークロック動作モード=PLLモード) このとき、 クロックソースはPLLです。 (Defaultの設定はPLLです。Defaultのままで評価可能です。) 1-1-4.ディップスイッチSW2-2(MASTER)をONに設定します。 このとき動作モードはマスターモードです。 オーディオデータフォーマットは、24bit, Left justifiedです。 ( 詳細はデータシート参照) (Defaultの設定はマスターモードです。Defaultのままで評価可能です。) 1-2. アナログ出力について 1-2-1. アナログ出力にはBNCコネクタ J2(LOUT1), J1(ROUT1), J4(LOUT2), J3(ROUT2), J6(LOUT3), J5(ROUT3), J8(LOUT4), J7(ROUT4)を使用します。 <KM076201> 2005/07 -3- ASAHI KASEI [AKD4589-B] (B) AK4589内蔵DITを使用したADC部の評価 2-1. アナログ入力について 2-1-1. アナログ入力には、BNCコネクタ J10 (LIN), J9 (RIN) を使用します。 2-2. ディジタル出力(バイフェーズ出力)について 2-2-1. ディジタル出力(バイフェーズ出力)には光コネクタ PORT2(TOTX176,TX1)またはBNCコネクタ J11(TX1)を使用します。 2-2-2. ディジタル出力(バイフェーズ出力)に光コネクタ PORT2(TOTX176,TX1)とBNCコネクタ J11(TX1)のど ちらを使用するかを、JP2(TX1)によって選択します。 TX1に光コネクタPORT2(TOTX176,TX1)を使用する場合は、JP2(TX1)をOPT側に設定します。一 方、TX1にBNCコネクタJ11(TX1)を使用する場合は、JP2(TX1)をBNC側に設定します。(下図参照) JP2 BNC JP2 OPT BNC OPT or TX1 TX1 BNC コネクタを使用する場合 光コネクタを使用する場合 Figure 3. JP2(TX1)の設定:ディジタル出力(バイフェーズ出力)の選択 2-2-3.AK4589 (DIR/DIT)部のコントロールレジスタのaddr:00H:CLK & Power Down Controlの (D5:CM1,D4:CM0)に(0,1)を書き込みます。(CM10=01:マスタークロック動作モード=X’tal モード) このとき、クロックソースはX’tal(X1)です。 2-2-4 ディップスイッチSW2-2(MASTER)をONに設定します。 このとき動作モードはマスターモードです。 オーディオデータフォーマットは、24bit, Left justifiedです。 ( 詳細はデータシート参照) (Defaultの設定はマスターモードです。Defaultのままで評価可能です。) <KM076201> 2005/07 -4- ASAHI KASEI [AKD4589-B] DIPスイッチの設定 [SW2]: AK4589の設定 (SW2のNo.2~6は、ONが1(H), OFFが0(L)です。) No. Pin OFF ON Defaultの状態 1 - - - OFF 2 MASTER スレーブモード マスターモード 3 XTL1 ON(1,H) ON(1,H) 4 XTL0 5 CAD1 6 CAD0 サンプリング周波数検出(Table 4,5参照) ON(1,H) ADC/DACのチップアドレスの設定 OFF(0,L) ADC/DACのチップアドレスの設定 ON(1,H) Table 2. SW2の設定 注) ADC/DACのチップアドレス:CAD1, CAD0は0(L),1(H)固定です。 したがって、設定はOFF(0,L), ON(1,H)固定です。 サンプリング周波数検出 AK4589はサンプリング周波数検出法として2種類の方法が選択可能です。XTL1-0 pinにより、X’talの周波数との比較 で周波数を検出してコントロールレジスタのFS0, FS1, FS2, FS3 bitに出力します。比較するX’talの周波数を以下のレジ スタにより選択できます。XTL1-0 pin =ON(1,H),ON(1,H)の場合には水晶発振回路は停止し、チャネルステータスのサ ンプリング周波数情報をエンコードしてコントロールレジスタのFS0, FS1, FS2, FS3, PEM bitに出力します。 XTL1 OFF(0,L) OFF(0,L) ON(1,H) ON(1,H) XTL0 OFF(0,L) ON(1,H) OFF(0,L) ON(1,H) X’tal Frequency 11.2896MHz 12.288MHz 24.576MHz Default (チャネルステータス使用) Table 3. リファレンス水晶周波数 XTL1,0= “1,1”以外 XTL1,0= “1,1” Consumer mode Professional mode Clock comparison (Note 2) (Note 1) Byte3 Byte0 Byte4 FS3 FS2 FS1 FS0 Bit3,2,1,0 Bit7,6 Bit6,5,4,3 0 0 0 0 44.1kHz 44.1kHz 0000 01 0000 0 0 0 1 Reserved Reserved 0001 (Others) 0 0 1 0 48kHz 48kHz 0010 10 0000 0 0 1 1 32kHz 32kHz 0011 11 0000 1 0 0 0 88.2kHz 88.2kHz (1000) 00 1010 1 0 1 0 96kHz 96kHz (1010) 00 0010 1 1 0 0 176.4kHz 176.4kHz (1100) 00 1011 1 1 1 0 192kHz 192kHz (1110) 00 0011 Note 1: 少なくとも±3%の範囲については上Table 4の通り判別されます。中間の周波数については、近い周波数帯 のどちらかの値を示します。32kHz∼192kHzの範囲から大きくはずれた場合にはFS3-0 bit = “0001 になりま す。 Note 2: 民生モードではByte3 Bit3-0はFS3-0 bitにコピーされます。 Register output fs Table 4. サンプリング周波数情報 <KM076201> 2005/07 -5- ASAHI KASEI [AKD4589-B] その他のジャンパ設定 [JP1] (GND): アナロググランドとディジタルグランド オープン: 分離。 ショート : 共通。コネクタ “DGND”はオープンに出来ます。<出荷時> トグルスイッチの動作 [SW1](PDN): AK4589のリセット。 電源投入後、必ず一度 SW1(PDN)を “L”にしてパワーダウンを行い、その後SW1(PDN)を “H”にします。 AK4589の動作中はSW1(PDN)を常に “H”にしておきます。 LEDの表示 AK4589のINT0ピンとINT1ピンの各ピン出力が “H”のとき点灯します。 [LE1] (INT0): AK4589のINT0ピン出力 [LE2] (INT1): AK4589のINT1ピン出力 シリアルコントロール AK4589 はPC( IBM-AT互換機)からプリンタポート(パラレルポート)を通してコントロール可能です。 PCのプリンタポート(パラレルポート) とAKD4589-BのPORT1 (up-I/F)とを同梱の10線フラットケーブルで接続し ます。このとき、10ピンコネクターと10ピンヘッダーの向きに注意します。 1 10 CSN SCL / CCLK Connect PC AKD4589-B SDA / CDTI SDA(ACK) / CDTO RED 10 wire flat cable 10 pin Connector 5 PORT1 uP-I/F 6 10 pin Header Figure 4. 10線フラットケーブルの接続 PORT5 AC3デコーダとのインタフェース 10 PORT5 (ADC/DAC)を使ってAC3デコーダとインタフェース可能です。 4本のシリアルデータがPORT5を介してAC3デコーダから入力 されます。PORT5のピン配置はFigure 5.のようになっています。 9 MCKO GND BICK GND LRCK SDTI1 SDTO SDTI2 SDTI3 1 SDTI4 2 ADC/DAC Figure 5. PORT5のピン配置 <KM076201> 2005/07 -6- ASAHI KASEI [AKD4589-B] B,U,C,V出力,V入力 B,U,C,V出力, V入力は、PORT4(BUCV)を使って行います。 PORT4のピン配置はFigure 6.のようになっています。 10 PORT4 BUCV 9 GND BOUT GND COUT GND UOUT GND VOUT GND 2 VIN 1 Figure 6. PORT4のピン配置 アナログ入力 AKD4589-Bでは、アナログ入力にBNCコネクタJ10(LIN),J9(RIN)を使用します。アナログ入力はシングルエンド 入力で、各チャネルの入力レンジは6.2Vpp@5Vです。(AK4589のデバイス単体でのアナログ入力の各チャネル の入力レンジは3.1Vpp@5Vです。ただし、本評価用ボードでは、抵抗分割によって入力レベルを1/2にしたもの をAK4589のアナログ入力とする関係上、評価用ボードの入力レンジは、AK4589のデバイス単体のときの2倍の 6.2Vpp@5Vとなります。AK4589のデバイス単体での入力レンジはVREFHに比例します(3.1=0.62x VREFH)。 本ボード上ではVREFHはAVDDに接続されています。) アナログ入力回路 3.1Vpp Op-amp circuit AK4589 330 22u 6.2Vpp + - RIN 33 LIN 32 NJM4580 330 Signal Same circuit Figure 7. アナログ入力回路 1) ゲイン 入力回路のゲインは 330/(330+330) = -6.02dB 従って、ボードへの入力フルスケールは、 +0.80dBV(=3.1Vpp)+6.02dB = +6.82dBV = 6.20Vpp = 2.19Vrms となります。 2) オペアンプ回路のS/N (理論値: 帯域20k+A) ボード上には非反転アンプを実装しています。オペアンプ回路の出力ノイズは、 -126.01dBV = -132.54dB (0dB=+6.53dBV) ADC単体のS/Nは 101.6dB (実測値) 従って、オペアンプ回路とADC単体の合計のS/Nは 101.60dB (実測値: 101.6dB) となります。 <KM076201> 2005/07 -7- ASAHI KASEI [AKD4589-B] アナログ出力 AKD4589-Bでは、アナログ出力にBNCコネクタJ2(LOUT1), J1(ROUT1), J4(LOUT2), J3(ROUT2), J6(LOUT3), J5(ROUT3) , J8(LOUT4),J7(ROUT4)を使用します。アナログ出力はシングルエンドで、各チャネルの出力レンジ は±3.82Vpp@5Vです。(AK4589のデバイス単体でのアナログ出力は差動出力で、各チャネルの出力レンジは ±2.7Vpp@5Vです。ただし、本評価用ボードでは、評価用ボードの出力レンジは、AK4589のデバイス単体のと きの約1.41倍の±3.82Vpp@5Vとなります。AK4589のデバイス単体での出力レンジはVREFHに比例します (2.7=0.54 x VREFH)。本ボード上ではVREFHはAVDDに接続されています。) アナログ出力回路 +15 3.3n + 180 AOUTL- + 3.9n 10k 330 7 3 2 + 4 -15 10u 0.1u 6 NJM4580 + 10u 1.0n 1.2k 680 620 620 3.3n + 100u 180 7 3 + 2 4 330 3.9n 680 2 - 4 3 + 7 100 6 Lch 1.0n NJM4580 10u 0.1u 6 NJM4580 1.2k 10k AOUTL+ + +10u 0.1u 560 0.1u 560 100u 0.1u + + 10u 10u 0.1u Figure 8. アナログ出力回路 AKD4589-Bでは、AK4589の差動出力を非反転バッファ(2次LPF, fc=182k, Q=0.637, G=+3.9dB)を通して出力する差 動出力回路とその出力を加算するLPF(1次LPF, fc=284k, G=-0.84dB)を実装しています。オペアンプには低雑音高耐 圧のNJM4580を使用しています。BNCコネクタから±3.82Vpp(Typ@VREF=5.0V)で出力されます。 なお当社では、回路例の使用によるトラブルについてはその一切の責任を負いません。 あらかじめご了承ください。 <KM076201> 2005/07 -8- ASAHI KASEI [AKD4589-B] AKD4589 (DIR/DIT)部 Control Program 操作マニュアル 評価ボードとコントロールソフトの設定 (注意) コントロールソフトは、I2Cには対応していません。また、Windows NT上では動作しません。 Windows 2000/XPでご使用の場合は、同梱のドライバのインストールが必要です。 Widows95/98/MEでご使用の場合はドライバのインストールは不要です。 なお、ドライバのインストール方法については、 AKMデバイス・コントロール・ソフトウェア・ドライバー・インストール・マニュアル を参照して下さい。 1. AKD4589-Bを前項参照の上、適宜、設定します。 2. PCのプリンタポート(パラレルポート) とAKD4589-BのPORT1 (up-I/F)とを同梱の10線フラットケーブルで接続しま す。このとき、10ピンコネクターと10ピンヘッダーの向きに注意します。 3. “AKD4589-B Control Program ver 2.0”のラベルが貼ってあるCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入します。 4. CD-ROMドライブにアクセスして、 “akd4589-b_dir_dit_2.exe” をダブルクリックし、コントロールプログラムを立ち 上げます。 5. 後は下記を参照してAK4589 (DIR/DIT)部の評価を行います。 操作手順 下記の手順を守って下さい。 1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げます。 2. Write defaultボタンをクリックします 3. 後は適宜、ダイアログを立ち上げ、データを入力してAK4589 (DIR/DIT)部の評価を行います。 各ボタンの説明 1. [Write default] : 全てのレジスタに初期設定のデータを書き込みます。 初期設定のデータは全てのレジスタのレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を 表し、青字は “L”または “0”を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない部分 です。 2. [All Read] : 全てのレジスタのデータの読み出しを行います。 読み出されたデータは全てのレジスタのレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1” を表し、青字は “L”または “0”を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない部 分です。 3. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログ を立ち上げます。 4. [Write] : 全てのレジスタについて、各レジスタごとに存在します。 該当するレジスタの マウス操作によるデータ書き込みダイアログ を立ち上げます。 該当するレジスタの各ビットのチェックボックスにマウスでチェックをいれるかまたははずすことに よって、各ビットごとに”ON”/”OFF”の設定ができます。 各ビットごとの”ON”/”OFF”の設定後、入力した値をレジスタに書き込む場合は “OK”ボタンを、 書き込まない場合は Cancel ボタンを押します。 <KM076201> 2005/07 -9- ASAHI KASEI 5. [Read] : [AKD4589-B] いくつかのレジスタについて、各レジスタごとに存在します。 該当するレジスタのデータの読み出しを行います。 読み出されたデータは該当するレジスタのレジスタマップに表示されます。赤字は H または 1 を表し、青字は L または 0 を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていな い部分です。 各ダイアログの説明 1. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ ・Address入力ボックス: データを書き込むレジスタのアドレスを16進数2桁で入力します。 ・Data入力ボックス: そのレジスタに書き込むデータを16進数2桁で入力します。 ・ 入力した値をレジスタに書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel” ボタンを押します。 2. [Writeダイアログ] : マウス操作によるデータ書き込みダイアログ ・各レジスタに対応したダイアログがあります。 ・各レジスタに対応したWriteボタンをクリックし、ダイアログを立ちあげます。チェックボックスを チェック(9点がチェックした印です)すると、データは “H”または “1”になり、チェックしなければデータは “L”ま たは “0”になります。 ・入力した値をレジスタに書き込む場合は OK ボタンを、書き込まない場合は Cancel ボタンを押します。 データの表示 入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0”を表します。 ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。 操作上の注意 Function1ダイアログを立ち上げたら、必ず全てのボックスにデータを入力して下さい。データシートで許されていない データやアドレスを入力した場合、または、データの入力が途中の場合で “OK”ボタンをクリックした場合は、警告ダイ アログが表示されますので、再度、ダイアログを立ち上げて、データを入力し直して下さい。 “Cancel”ボタンをクリックし た場合及び、チェックボックスの場合はこの限りではありません。 <KM076201> 2005/07 - 10 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] AKD4589 (ADC/DAC)部 Control Program 操作マニュアル 評価ボードとコントロールソフトの設定 (注意) コントロールソフトは、I2Cには対応していません。また、Windows NT上では動作しません。 Windows 2000/XPでご使用の場合は、同梱のドライバのインストールが必要です。 Widows95/98/MEでご使用の場合はドライバのインストールは不要です。 なお、ドライバのインストール方法については、 AKMデバイス・コントロール・ソフトウェア・ドライバー・インストール・マニュアル を参照して下さい。 1. AKD4589-Bを前項参照の上、適宜、設定します。 2. PCのプリンタポート(パラレルポート) とAKD4589-BのPORT1 (up-I/F)とを同梱の10線フラットケーブルで接続しま す。このとき、10ピンコネクターと10ピンヘッダーの向きに注意します。 3. “AKD4589-B Control Program ver 2.0”のラベルが貼ってあるCD-ROMディスクをCD-ROMディスクドライブに挿 入します。 4. CD-ROMドライブにアクセスして、“akd4589-b_adc_dac_2.exe”をダブルクリックし、コントロールプログラムを立ち 上げます。 5.後は下記を参照してAK4589 (ADC/DAC)部の評価を行います。 注) ADC/DACのチップアドレス:CAD1, CAD0は0,1固定です。(CAD1-0=01) 操作手順 下記の手順を守って下さい。 1.上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げます。 2. Write defaultボタンをクリックします。 3. 後は適宜、ダイアログを立ち上げ、データを入力してAK4589 (ADC/DAC)部の評価を行います。 各ボタンの説明 1. [Write default] : 全てのレジスタに初期設定のデータを書き込みます。 初期設定のデータは全てのレジスタのレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1” を表し、青字は “L”または “0”を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない 部分です。 2. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログ を立ち上げます。 3. [Function2] : キーボード操作による書き込みダイアログ を立ち上げます。 4. [Write] : 全てのレジスタについて、各レジスタごとに存在します。 該当するレジスタの マウス操作によるデータ書き込みダイアログ を立ち上げます。 該当するレジスタの各ビットのチェックボックスにマウスでチェックをいれるかまたははずすこと によって、各ビットごとに”ON”/”OFF”の設定ができます。 各ビットごとの”ON”/”OFF”の設定後、入力した値をレジスタに書き込む場合は “OK”ボタン を、書き込まない場合は “Cancel”ボタンを押します。 <KM076201> 2005/07 - 11 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 各ダイアログの説明 1. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ ・Address入力ボックス: データを書き込むレジスタのアドレスを16進数2桁で入力します。 ・Data入力ボックス: そのレジスタに書き込むデータを16進数2桁で入力します。 ・ 入力した値をレジスタに書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel” ボタンを押します。 2. [Function2ダイアログ] : ATT評価用のダイアログ ・アドレス02H, 03H, 04H, 05H, 06H, 07H, 0BH, 0CHに対応するダイアログです。 ・Address入力ボックス:データを書き込むレジスタのアドレスを16進数2桁で入力します。 ・Start Data入力ボックス: そのレジスタに書き込む最初のデータ(開始データ)を16進数2桁で入力します。 ・End Data入力ボックス: そのレジスタに書き込む最後のデータ(終了データ)を16進数2桁で入力します。 ・Interval入力ボックス:レジスタにデータを書き込む時間間隔を10進数で入力します。単位はmsです。 ・Step入力ボックス: レジスタに書き込まれるデータとデータとの間の間隔(データの段差)を10進数で入力しま す。 ・Mode Selectチェックボックス: データがEnd Dataまで達した後、更にStart Dataに向かって戻っていくか、それと も、データがEnd Dataまで達した時点で終了するか、データフローのモードを 選択します。 9点でチェックするかしないかでデータフローのモードを設定します。 ・9点でチェックした場合: データがEnd Dataまで達した後、更にStart Dataに向かって戻っていきます。 ・9点でチェックしない場合: データがEnd Dataまで達した時点で終了します。 [9点でチェックした場合の実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データフロー: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00 [9点でチェックしない場合の実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データフロー: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 ・入力した値をレジスタに書き込む場合は OK ボタンを、書き込まない場合は Cancel ボタンを押します。 3. [Writeダイアログ] : マウス操作によるデータ書き込みダイアログ ・各レジスタに対応したダイアログがあります。 ・各レジスタに対応したWriteボタンをクリックし、ダイアログを立ちあげます。チェックボックスを チェック(9点がチェックした印です)すると、データは “H”または “1”になり、チェックしなければデータは “L”ま たは “0”になります。 ・入力した値をレジスタに書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel”ボタンを押します。 データの表示 入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0”を表します。 ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。 操作上の注意 Function1, Function2ダイアログを立ち上げたら、必ず全てのボックスにデータを入力して下さい。データシートで許さ れていないデータやアドレスを入力した場合、または、データの入力が途中の場合で “OK”ボタンをクリックした場合 は、警告ダイアログが表示されますので、再度、ダイアログを立ち上げて、データを入力し直して下さい。 “Cancel”ボタ ンをクリックした場合及び、チェックボックスの場合はこの限りではありません。 <KM076201> 2005/07 - 12 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 測定結果 1) ADC部 [測定条件] • 測定器 • MCLK • BICK • fs • 帯域 • ビット数 • 電源電圧 • インターフェイス • 温度 : Audio Precision System two Cascade (AP2) : 256fs (fs=48kHz), 256fs(fs=96kHz) : 64fs : 48kHz, 96kHz : 20Hz∼20kHz (fs=48kHz), 20Hz∼40kHz (fs=96kHz) : 24bit : AVDD=PVDD=DVDD=5V, TVDD=3.3V : 内蔵DIT (fs=48kHz, 96kHz) : 室温 fs=48kHz Parameter S/(N+D) DR DR S/N S/N Input signal 1kHz, -0.5dB 1kHz, -60dB 1kHz, -60dB No signal No signal Measurement filter 20kLPF 20kLPF 20kLPF, A-weighted 20kLPF 20kLPF, A-weighted Results 94.4 dB 98.5 dB 101.2 dB 98.8 dB 101.6 dB fs=96kHz Parameter S/(N+D) DR DR S/N S/N Input signal 1kHz, -0.5dB 1kHz, -60dB 1kHz, -60dB No signal No signal Measurement filter fs/2 fs/2 20kLPF, A-weighted fs/2 20kLPF, A-weighted Results 92.1 dB 97.6 dB 104.4 dB 97.6 dB 104.8 dB <KM076201> 2005/07 - 13 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 2) DAC部 [測定条件] • 測定器 • MCLK • BICK • fs • 帯域 • ビット数 • 電源電圧 • インターフェイス • 温度 fs=48kHz Parameter S/(N+D) DR DR : Audio Precision System two Cascade (AP2) : 256fs (fs=48kHz, 96kHz), 128fs (fs=192kHz) : 64fs : 48kHz, 96kHz, 192kHz : 20Hz∼20kHz (fs=48kHz), 20Hz∼40kHz (fs=96kHz), 20Hz∼40kHz (fs=192kHz) : 24bit : AVDD=PVDD=DVDD=5V, TVDD=3.3V : 内蔵DIR (fs=48kHz, 96kHz,192KHz) : 室温 Input signal 1kHz, 0dB 1kHz, -60dB 1kHz, -60dB Measurement filter 20kLPF 20kLPF 22kLPF, A-weighted Results 98.7 dB 110.0 dB 112.5 dB “0” data “0” data 20kLPF 22kLPF, A-weighted 110.0 dB 112.8 dB fs=96kHz Parameter Input signal Measurement filter Results S/(N+D) DR DR S/N S/N 1kHz, 0dB 1kHz, -60dB 1kHz, -60dB “0” data “0” data 40kLPF 40kLPF 22kLPF, A-weighted 40kLPF 22kLPF, A-weighted 97.8 dB 106.8 dB 112.2 dB 106.8 dB 112.5 dB fs=192kHz Parameter Input signal Measurement filter Results S/(N+D) DR DR S/N S/N 1kHz, 0dB 1kHz, -60dB 1kHz, -60dB “0” data “0” data 40kLPF 40kLPF 22kLPF, A-weighted 40kLPF 22kLPF, A-weighted 96.4 dB 106.8 dB 112.2 dB 107.0 dB 112.5 dB S/N S/N <KM076201> 2005/07 - 14 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] プロット図 1) ADC部 [測定条件] • 測定器 : Audio Precision System two Cascade(AP2) • MCLK : 256fs(fs=48kHz), 256fs(fs=96kHz) • BICK : 64fs • fs : 48kHz, 96kHz • 帯域 : 20Hz∼20kHz (fs=48kHz), 40Hz∼40kHz (fs=96kHz) • ビット数 : 24bit • 電源電圧 : AVDD=PVDD=DVDD=5V, TVDD=3.3V • インタフェース : 内蔵DIT (fs=48kHz, 96kHz) • 温度 : 室温 fs=48kHz Figure 7. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) Figure 8. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) Figure 9. FFT (noise floor) Figure 10. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) Figure 11. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) Figure 12. Linearity (Input Frequency =1kHz) Figure 13. Frequency Response (Input Level=0dBFS) Figure 14. Cross-talk (Input Level=0dBFS) fs=96kHz Figure 15. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) Figure 16. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) Figure 17. FFT (noise floor) Figure 18. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) Figure 19. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) Figure 20. Linearity (Input Frequency =1kHz) Figure 21. Frequency Response (Input Level=0dBFS) Figure 22. Cross-talk (Input Level=0dBFS) FFT point=16384, Avg=8, Window=Equirriple <KM076201> 2005/07 - 15 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 2)DAC部 [測定条件] • 測定器 : Audio Precision System two Cascade(AP2) • MCLK : 256fs(fs=48kHz), 256fs(fs=96kHz), 128fs(fs=192kHz) • BICK : 64fs • fs : 48kHz, 96kHz, 192kHz • 帯域 : 20Hz∼20kHz (fs=48kHz), 40Hz∼40kHz (fs=96kHz), 40Hz∼80kHz (fs=192kHz) • ビット数 : 24bit • 電源電圧 : AVDD=PVDD=DVDD=5V, TVDD=3.3V • インタフェース : 内蔵DIR (fs=48kHz, 96kHz, 192kHz) • 温度 : 室温 fs=48kHz Figure 23. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) Figure 24. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) Figure 25. FFT (noise floor) Figure 26. FFT (out-of-band noise) Figure 27. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) Figure 28. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) Figure 29. Linearity (Input Frequency =1kHz) Figure 30. Frequency Response (Input Level=0dBFS) Figure 31. Cross-talk (Input Level=0dBFS) fs=96kHz Figure 32. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level= 0dBFS) Figure 33. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) Figure 34. FFT (noise floor) Figure 35. FFT (out-of-band noise) Figure 36. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) Figure 37. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) Figure 38. Linearity (Input Frequency =1kHz) Figure 39. Frequency Response (Input Level=0dBFS) Figure 40. Cross-talk (Input Level=0dBFS) fs=192kHz Figure 41. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) Figure 42. FFT (Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) Figure 43. FFT (noise floor) Figure 44. FFT (out-of-band noise) Figure 45. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) Figure 46. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) Figure 47. Linearity (Input Frequency =1kHz) Figure 48. Frequency Response (Input Level=0dBFS) Figure 49. Cross-talk (Input Level=0dBFS) FFT point=16384, Avg=8, Window=Equirriple <KM076201> 2005/07 - 16 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 1.ADC部 (ADC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 8. FFT(Input Frequency =1kHz,Input Level=-0.5dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 9. FFT(Input Frequency =1kHz,Input Level=-60dBFS) <KM076201> 2005/07 - 17 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 10. FFT(noise floor) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B F S -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBr Figure 11. THD + N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 18 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B F S -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 12. THD + N vs Input Frequency (Input Level=-0.5dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 T T -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBr Figure 13. Linearity (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 19 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -0.05 -0.1 -0.15 -0.2 -0.25 -0.3 -0.35 -0.4 d B F S -0.45 -0.5 -0.55 -0.6 -0.65 -0.7 -0.75 -0.8 -0.85 -0.9 -0.95 -1 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 10k 20k Hz Figure 14. Frequency Response(including input RC filter) (Input Level=-0.5dBFS) AKM Red=Rch->Lch,Blue=Lch->Rch -80 T -85 -90 -95 -100 -105 -110 d B -115 -120 -125 -130 -135 -140 -145 -150 20 50 100 200 500 1k 2k 5k Hz Figure 15. Crosstalk (Upper@1k = Rch, Lower@1k = Lch) <KM076201> 2005/07 - 20 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 10k 20k 40k Hz Figure 16. FFT(Input Frequency =1kHz,Input Level=-0.5dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 40 50 100 200 500 1k 2k 5k Hz Figure 17. FFT(Input Frequency =1kHz,Input Level=-60dBFS) <KM076201> 2005/07 - 21 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 18. FFT(Noise floor) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B F S -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBr Figure 19. THD + N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 22 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B F S -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 20. THD + N vs Input Frequency (Input Level=-0.5dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 T -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBr Figure 21. Linearity (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 23 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (ADC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -0.05 -0.1 -0.15 -0.2 -0.25 -0.3 -0.35 -0.4 d B F S -0.45 -0.5 -0.55 -0.6 -0.65 -0.7 -0.75 -0.8 -0.85 -0.9 -0.95 -1 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 20k 40k Hz Figure 22. Frequency Response(including input RC filter) (Input Level=-0.5dBFS) AKM Red=Rch->Lch,Blue=Lch->Rch -80 -85 -90 -95 -100 -105 -110 d B -115 -120 -125 -130 -135 -140 -145 -150 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k Hz Figure 23. Crosstalk (Upper = Rch, Lower = Lch) <KM076201> 2005/07 - 24 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 2.DAC部 (DAC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 24. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 25. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) <KM076201> 2005/07 - 25 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 26. FFT(noise floor) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 100k Hz Figure 27. FFT(out-of-band noise) <KM076201> 2005/07 - 26 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B r A -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 28. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B r A -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 29. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) <KM076201> 2005/07 - 27 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=48kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 d B r -60 A -80 -70 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 30. Linearity (Input Frequency =1kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0.5 +0.45 +0.4 +0.35 +0.3 +0.25 +0.2 +0.15 +0.1 d B r A +0.05 +0 -0.05 -0.1 -0.15 -0.2 -0.25 -0.3 -0.35 -0.4 -0.45 -0.5 2k 4k 6k 8k 10k 12k 14k 16k 18k 20k Hz Figure 31. Frequency Response (Input Level=0dBFS) <KM076201> 2005/07 - 28 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=48kHz) AKM Red=Rch->Lch,Blue=Lch->Rch -90 -92 -94 -96 -98 -100 -102 -104 -106 -108 d B -110 -112 -114 -116 -118 -120 -122 -124 -126 -128 -130 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 32. Cross-talk (Input Level=0dBFS) <KM076201> 2005/07 - 29 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 10k 20k 40k Hz Figure 33. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k Hz Figure 34. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS,Notch-on) <KM076201> 2005/07 - 30 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 10k 20k 40k Hz Figure 35. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k Hz Figure 36. FFT(noise floor) <KM076201> 2005/07 - 31 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 100k Hz Figure 37. FFT(out band noise) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B r A -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 38. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 32 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B r A -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 39. THD+N vs fin (Input Level=0dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 T -10 -20 -30 -40 -50 d B r -60 A -80 -70 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 40. Linearity (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 33 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=96kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0.5 +0.45 +0.4 +0.35 +0.3 +0.25 +0.2 +0.15 +0.1 d B r A +0.05 +0 -0.05 -0.1 -0.15 -0.2 -0.25 -0.3 -0.35 -0.4 -0.45 -0.5 2.5k 5k 7.5k 10k 12.5k 15k 17.5k 20k 22.5k 25k 27.5k 30k 32.5k 35k 37.5k 40k Hz Figure 41. Frequency Response (Input Level=0dBFS) AKM Red=Rch->Lch,Blue=Lch->Rch -85 -87.5 -90 -92.5 -95 -97.5 -100 -102.5 -105 d B -107.5 -110 -112.5 -115 -117.5 -120 -122.5 -125 -127.5 -130 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 42. Cross-talk (Input Level=0dBFS) <KM076201> 2005/07 - 34 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=192kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k 20k 50k 80k Hz Figure 43. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k Hz Figure 44. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=0dBFS,Notch-on) <KM076201> 2005/07 - 35 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=192kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k 20k 50k 80k Hz Figure 45. FFT(Input Frequency =1kHz, Input Level=-60dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 A -90 -80 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k Hz Figure 46. FFT(noise floor) <KM076201> 2005/07 - 36 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=192kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r A -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 100k Hz Figure 47. FFT(outband noise) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B r A -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 48. THD+N vs Input Level (Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 37 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=192kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 -94 -96 d B r A -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 -112 -114 -116 -118 -120 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k Hz Figure 49. THD+N vs Input Frequency (Input Level=0dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0 T -10 -20 -30 -40 -50 d B r -60 A -80 -70 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 50. Linearity (f Input Frequency =1kHz) <KM076201> 2005/07 - 38 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] (DAC fs=192kHz) AKM Red=Lch,Blue=Rch +0.5 +0.4 +0.3 +0.2 +0.1 +0 -0.1 d B r -0.2 -0.3 A -0.4 -0.5 -0.6 -0.7 -0.8 -0.9 -1 5k 10k 15k 20k 25k 30k 35k 40k 45k 50k 55k 60k 65k 70k 75k 80k 50k 80k Hz Figure 51. Frequency Response (Input Level=0dBFS) AKM Red=Lch,Blue=Rch -70 -75 -80 -85 -90 -95 d B -100 -105 -110 -115 -120 -125 -130 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 52. Cross-talk (Input Level=0dBFS) <KM076201> 2005/07 - 39 - ASAHI KASEI [AKD4589-B] 改定履歴 Date (YY/MM/DD) 04/12/03 05/07/22 Manual Revision KM076200 KM076201 Board Reason Contents Revision 0 初版 2 ボードRevision変更 ボードRevision変更: Rev.0ÆRev.1 Rev.1ÆRev.2 回路図変更 回路図変更: コントロール・ソフト コンデンサ:容量値変更: Revision変更 C23, C41, C59, C77, C95, C113, C131, C149: 470p Æ open C400, C401, C402, C403, C404, C405, C406, C407: open Æ 470p C200, C203, C206, C209, C214, C217, C220, C223, C228, C231, C234, C237, C242, C245, C248, C251: open Æ 100p C170:47u Æ 470u C408:open Æ 0.1u 抵抗:抵抗値変更: R187,R190:short Æ 10 コントロール・ソフトRevision変更: Rev.1ÆRev.2 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更するこ とがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであること を弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権 利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、 輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良 が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるよ うな極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締 役の書面による同意をお取り下さい。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害 等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用か ら損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 <KM076201> 2005/07 - 40 - 1 PVDD 2 CAD0 VIN TX1 CAD1 3 MCLK 4 INT0 5 C1 + 10u C2 0.1u D D R1 R2 R3 100_C 0_C 0_C 61 RX2 62 NC 63 RX3 64 PVSS R 65 66 PVDD 68 67 RX4 RX5 TEST2 70 69 CAD0 RX6 71 72 CAD1 73 RX7 74 I2C 75 76 VIN 77 78 60 BOUT RX1 59 3 TVDD NC 58 4 DVDD RX0 57 5 DVSS AVSS 56 XTO 6 XTO AVDD 55 XTI 7 XTI VREFH 54 TVDD + DVDD + C3 10u INT1 2 79 TEST1 BOUT 1 DAUX2 100_C MCLK R5 TX0 INT1 TX1 INT0 80 R4 12k C4 0.1u C5 C6 10u 0.1u RX0 C C C10 R8 8 TEST3 9 MCKO2 2.2u C7 + 0.1u C8 RIN 10u C9 VCOM 53 22u RIN 52 + 0.1u + C11 + AVDD NC_C MCLK U1 MCKO1 R6 330_C LIN R11 100_C 10 R7 330_C C12 R10 22u 330_C R9 330_C LIN 51 ROUT1+ 50 ROUT1+ ROUT1- R12 100_C 11 COUT AK4589 COUT R13 100_C UOUT 12 UOUT ROUT1- 49 13 VOUT LOUT1+ 48 LOUT1+ 14 SDTO2 LOUT1- 47 LOUT1- ROUT2+ 46 ROUT2+ ROUT2- 45 ROUT2LOUT2+ R14 100_C VOUT R16 100_C DIR_DAC B R15 0_C BICK2 R17 100_C 15 BICK2 B R18 100_C 16 LRCK2 LRCK2 R20 100_C 10pin_ADC SDTO In case of 10pin_DAC, open JP10 R19 NC_C 17 SDTO1 LOUT2+ 44 18 BICK1 LOUT2- 43 LOUT2- 19 LRCK1 ROUT3+ 42 ROUT3+ ROUT3- 41 ROUT3- R21 100_C LOUT3+ 40 LOUT339 ROUT4+ 38 LOUT4+ LOUT4- ROUT437 36 35 DZF1 34 DZF2 MASTER A 33 PDN 32 31 XTL0 30 XTL1 29 SDTI1 28 SDTI2 27 SDTI3 26 SDTI4 25 CSN DAUX1 24 23 21 CDTI/SDA CDTO CCLK/SCL CDTO 22 20 A TST1 5 4 LOUT3+ LOUT3- ROUT4+ ROUT4- LOUT4+ LOUT4- MASTER PDN XTL0 XTL1 SDTI1 SDTI2 SDTI3 SDTI4 Title CSN CDTI/SDA CCLK/SCL TST2 Size A3 Date: 3 2 AKD4589-B Document Number Rev AK4589 Friday, July 22, 2005 Sheet 1 2 1 of 7 5 4 3 C14 0.1u D R27 C202 C20 C21 0.1u 10u R28 R29 620 (open) 1.2k (short) C24 560 1.0n C212 (open) (open) C22 2 R31 1 3 R32 620 (short) R34 ROUT1- 100u R35 R36 330 180 8 C29 C203 100p 5 + P12V 4 R39 R38 680 C205 (open) C 1.2k P12V C34 0.1u 100u 330 8 R40 R41 180 C206 100p N12V 1 2 4 R43 3.9n 10k N12V R44 680 B C41 (open) C35 10u NJM4580 U3A 3 + C37 R42 + C401 470p C207 (open) R47 C208 C39 C38 0.1u 10u + + 3.3n C36 R45 R46 620 (open) 1.2k (short) C42 560 6 R50 (short) R52 + C47 R53 8 3.3n R54 C209 100u 330 180 100p 10k P12V 4 N12V R57 R56 680 C211 (open) A 1.2k Title 5 C45 (open) 7 3.9n C210 (open) A LOUT1 100 (open) 1.0n 6 - 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