1-1-4 リニアレギュレータIC SI-3000KSシリーズ 面実装・低消費電流・低損失型 ■特長 ■絶対最大定格 ・小型面実装パッケージ(SOP8) ・出力電流 1.0A ・低ESRコンデンサ対応 ・低消費電流 Iq≦350μA(IO=0A、VC=2V) ・低消費電流 Iq(OFF)≦1μA(VC=0V) ・低損失 VDIF≦0.6V(IO=1A時) ・出力電圧(2.5V、3.3V、可変タイプ) をラ インアップ ・LS-TTLとコンパチブルな出力ON/OFF制御端子 ・垂下型過電流、過熱保護内蔵 (Ta = 25℃) 項 目 直流入力電圧 出力制御端子電圧 出力電流 許容損失 接合部温度 保存温度 接合部−周囲空気間熱抵抗 接合部−リード (7Pin)間熱抵抗 記 号 VIN*1 VC IO*1 PD*1、*2 Tj Tstg θj-a θj-L 定格値 17 VIN 1.0 0.76 −40∼+125 −40∼+125 130 22 単 位 V V A W ℃ ℃ ℃/W ℃/W *1:PD=(VIN‐VO)×IOの関係がありますので、使用条件によってはVIN(max)、IO(max) が限定されます。各々 の値については、銅箔面積−許容損失のデータを参照し、算出してください。 2 *2:ガラスエポキシ基板1600mm(銅箔エ リア2%)実装時 ■用途 ・各種ローカル電源 ・各種バッテリ駆動電子機器など ■電気的特性 項 目 入力電圧 設定出力電圧 (SI-3012KSは基準電圧VADJ) 入出力電圧差 ラインレギュレーション ロードレギュレーション 静止時回路電流 オフ時回路電流 出力電圧温度係数 リップル減衰率 過電流保護開始電流*2 制御電圧(出力オン)*3 制御電圧(出力オフ) VC端子 制御電流(出力オン) 制御電流(出力オフ) (特に指定のない限り、Ta=25℃、VC=2V) 記 号 VIN VO(VADJ) 条 件 VDIF 条 件 条 件 ΔVOLINE 条 件 ΔVOLOAD 条 件 Iq 条 件 I( q OFF) 条 件 ΔVO/ΔTa 条 件 RREJ 条 件 IS1 条 件 VC、IH VC、IL IC、IH 条 件 IC、IL 条 件 SI-3012KS(可変タイプ) min. typ. max. 2.4 1.24 1.28 1.32 VIN=3.3V、IO=10mA 0.3 IO=0.5A(VO=2.5V) 0.6 IO=1A(VO=2.5V) 10 VIN=3.3∼8V、IO=10mA(VO=2.5V) 40 VIN=3.3V、IO=0∼1A(VO=2.5V) 350 VIN=3.3V、IO=0A、VC=2V、R2=24kΩ 1 VIN=3.3V、VC=0V ±0.3 Tj=0∼100℃(VO=2.5V) 55 VIN=3.3V、f=100∼120HZ(VO=2.5V) 1.2 VIN=3.3V(VO=2.5V) 2.0 0.8 40 −5 0 min. max. min. *1 *1 2.45 2.50 2.55 VIN=3.3V、IO=10mA 0.4 IO=0.5A 0.6 IO=1A 10 VIN=3.3∼8V、IO=10mA 40 VIN=3.3V、IO=0∼1A 350 VIN=3.3V、IO=0A、VC=2V 1 VIN=3.3V、VC=0V ±0.3 Tj=0∼100℃ 55 VIN=3.3V、f=100∼120HZ 1.2 VIN=3.3V 2.0 0.8 40 VC=2V −5 0 VC=0V 3.234 *1:入出力電圧差の項を参照してください。 *2:IS1の規格値は出力電圧VO(条件VIN=VO+1V、IO=10mA)の−5%降下点です。 *3:出力制御端子(VC端子) はOPENで出力はOFFとなります。各入力レベルはLS-TTL相当です。 従ってLS-TTLによる直接ドライブも可能です。 76 IC 規格値 SI-3025KS typ. SI-3033KS typ. 単 位 max. V 3.300 3.366 VIN=5V、IO=10mA 0.4 IO=0.5A 0.6 IO=1A 15 VIN=5∼10V、IO=10mA 50 VIN=5V、IO=0∼1A 350 VIN=5V、IO=0A、VC=2V 1 VIN=5V、VC=0V ±0.3 Tj=0∼100℃ 55 VIN=5V、f=100∼120HZ 1.2 2.0 0.8 40 0 V mV mV μA μA mV/℃ dB A VIN=5V −5 V V μA μA SI-3000KSシリーズ ■外形図 (単位:mm) 5.1±0.4 1.27 5 1 2 3 4 0.5±0.1 6 6.2±0.3 7 4.4±0.2 8 0~ 10 ° 1.27 樹脂封じ型 不燃化度:UL規格94V-0 製品質量:約0.1g 0.05±0.05 1.5±0.1 1.55±0.15 0.995max. 0.10 0.4±0.1 端子配列 q VC w VIN e VO r Sense(SI-3012KSはADJ) t GND y GND u GND i GND 0.15+0.1 –0.05 0.4±0.1 0.12 M ■ブロック図 ●SI-3012KS ●SI-3025KS、SI-3033KS VIN 2 3 VO VIN 2 VC 1 4 ADJ VC 1 3 VO 4 Sense TSD - - + TSD + 8 8 7 7 6 REF 6 REF 5 GND 5 GND ■標準接続回路図 ●SI-3012KS ●SI-3025KS、SI-3033KS VIN 2 VO 3 VC GND ADJ 1 4 5~8 CIN VIN 2 R1 CO 負 荷 CIN VO 3 Sense VC GND 4 1 5~8 CO 負 荷 R2 R2 R1、R2 :出力電圧設定抵抗 CIN :入力コンデンサ(22μF以上) R1、R2を上図のように接続する事で、出力電圧を設定することができます。 CO :出力コンデンサ(22μF以上) R2:24kΩを推奨します。 SI-3000KSシリーズは、出力コンデンサに低ESRコンデンサを使用する回路構成と しています。 R1=(VO–VADJ)÷(VADJ/R2) 電解コンデンサを使用した場合、低温で発振する場合があります。 ■参考データ 銅箔面積 vs 熱抵抗 θ j-a 140 銅箔面積 vs 許容損失 Area of PC board : 40×40mm 1.2 Tj=100℃ Area of PC board : 40×40mm ・接合部温度の求め方 GND 端子(7 ピン)のリード部の温度:TL を、 熱電対等により測定し、 次式に代入することで、 接合部温度を求めることができます。 Ta=25℃ 1 120 許容損失 PD(W) Ta=80℃ 熱抵抗θj-a(℃/W) 100 80 60 40 10 Ta=50℃ 0.8 Tj=PD × θj–L + TL 0.6 ( θj–L = 22°C/W) 0.4 0.2 1000 100 2 銅箔面積(mm ) (GND端子) 0 10 100 銅箔面積(mm2) (GND端子) 1000 IC 77