BU2381FV マルチメディア IC デジタルカメラ用クロックジェネレータ BU2381FV BU2381FVは高性能3ch PLL ICで、クリスタル発振等の基準クロックを外部から与えることで、PLL回路により任意のク ロックを生成します。任意クロックはユーザ用途に合わせ、配線層でカスタマイズ対応可能となっております。 PLLで懸念されるJitter、S / N特性もカスタマイズ時にPLLを最適化することにより、発振モジュール相当の高音質、高 画質を実現可能な特性を有しています。 また、内部分周率制御が可能で、外部からの切り替えで周波数を変更可能です。 !用途 デジタルスチルカメラ !特長 1) 基準クロック入力で映像出力用、CDS用、USB用のクロックを生成。 2) PLL用外付け素子不要。 3) 基準クロックはNTSC / PAL 2種類に対応。 4) 3.3V単一電源動作。 5) SSOP-B16小型パッケージ。 !絶対最大定格(Ta=25°C) 絶対最大定格 Symbol Limits Unit 印加電圧 Parameter VDD −0.5 ~ 7.0 V 入力電圧 VIN −0.5 ~ VDD+0.5 V 保存温度範囲 Tstg −30 ~ +125 °C Pd 450 ∗ mW 許容損失 ∗ Ta=25°C以上で使用する場合は、1°Cにつき4.5mWを減じます。 ◎動作を保証するものではありません。 ◎耐放射線設計はしていません。 ◎許容損失はICを基板実装した時の値です。 !推奨動作条件(Ta=25°C) 推奨動作条件 Symbol Min. Typ. Max. Unit 電源電圧 Parameter VDD 3.0 – 3.6 V 入力"H"電圧範囲 VIH 0.8VDD – VDD V 入力"L"電圧範囲 VIL 0 – 0.2VDD V 動作温度 Topr −5 – 70 °C 出力負荷 CL – – 15 pF 1/5 BU2381FV マルチメディア IC !ブロックダイアグラム Data1a Data1b Data1c 71.877274MHz or 90.314686MHz or 114.54546MHz PLL1 144M 180M 228M 1/2 CLK1 96.016044MHz 1/2 14.318182MHz XTAL_IN XTAL_OUT XTAL OSC PLL2 192MHz 1/2 96.016044MHz CLK2 48.008022MHz 1/4 CLK2ON PLL3 177MHz FS1 1 / 10 FS2 17.734450MHz REF_CLK 14.318182MHz FS3 !各端子説明 Pin No. Pin name 1 REFCLK Functions 14.3MHz / 17.7MHz 出力 2 VDD アナログ電源 3 FS3 CLK1, 2出力選択 pull up付き 4 VSS アナログGND 5 XIN クリスタルIN 6 TEST テストPIN 通常open 7 XOUT クリスタルout 8 FS2 9 CLK1OUT 71M / 90M / 96M / 114M 出力 10 FS1 REFCLK出力選択 pull up付き 11 CLK2ON 12 VSS CLK1, 2 & 内部デジタルGND 13 VDD CLK1, 2 & 内部デジタル電源 14 CLK2OUT 96M / 48M 出力 15 VSS REFCLK GND 16 VDD REFCLK 電源 CLK1, 2出力選択 pull up付き CLK2出力コントロール pull up付き H : enable L : disable 2/5 BU2381FV マルチメディア IC !入出力回路図 Pin No. Equivalent circuit 入力PIN 3, 8, 10, 11 IC内部へ pull−up付き (6 : TESTはpull down) 出力PIN 1, 9, 14 IC内部から クリスタルPIN 5, 7 XTALIN XTALOUT IC内部へ 3/5 BU2381FV マルチメディア IC !電気的特性(特に指定のない限り 電気的特性 Ta=25°C, VCC=3.3V) Parameter 動作回路電流 Symbol IDD 出力周波数 Min. Typ. Max. Unit − 40 50 mA − − − − Conditions 無負荷時 FS2 : H FS3 : H Fclk1-1 − 96.016044 − − Xtal × (228 / 17) / 2 FS2 : H FS3 : L Fclk1-2 − 71.877274 − − Xtal × (251 / 25) / 2 FS2 : L FS3 : L Fclk1-3 − 114.54546 − MHz Xtal × (224 / 14) / 2 FS2 : L FS3 : H Fclk1-4 − 90.314686 − MHz Xtal × (164 / 12) / 2 FS2 : L FS3 : L Fclk2-1 − 96.016044 − MHz Xtal × (228 / 17) / 2 FS2, 3 : HL / LH / HH Fclk2-2 − 48.008022 − MHz Xtal × (228 / 17) / 4 FS1 : H FS1 : L Fref1-1 Fref1-2 − − 14.318182 17.73445 − − MHz MHz Xtalダイレクト Xtal × (706 / 57) / 10 Duty1 at 100MHz以下 Duty1 45 50 55 % 1/2 VDDで測定 Duty2 at 100MHz以下 Duty2 − 50 − % 1/2 VDDで測定 Risetime tr − 2.5 − ns クロック出力がVDDの20%から80%まで達する時間 Falltime tf − 2.5 − ns クロック出力がVDDの20%から80%まで達する時間 P-J1σ − 30 − ps ∗1 P-JMINMAX − 180 − ps ∗2 Tlock − − 1 ms ∗3 CLK1 CLK2 REFCLK Period jitter 1σ Period jitter MIN-MAX 出力Locktime 注) 出力周波数はXTALINに入力される周波数の演算(分周)式で決まります。入力周波数が下記値であれば出力は上記周波数になります。 XIN入力周波数14.318182MHz ∗1) Period Jitter 1σ : 出力クロックの周期を、 タイムインターバルアナライザにて連続1000回サンプリングし、左記を更に10回行うことで得られる10000回分の周期の分布データの標準偏差(=1σ)。 ∗2) Period Jitter MIN-MAX : 出力クロックの周期を、 タイムインターバルアナライザにて連続1000回サンプリングし、左記を更に10回行うことで得られる10000回分の周期の分布データでの最大分布幅。 ∗3) 出力Lock_time : Lock_timeは電源立ち上げ後、電源が3.0Vに達してからスペックの周波数に落ち着くまでの時間。 4/5 BU2381FV マルチメディア IC !応用例 REFCLK 出力 次段 IC 1 16 2 15 3 14 4 13 5 12 6 11 7 10 8 9 0.1µF FS3 H or L 固定 CLK2 出力 次段 ICへ 0.1µF 0.1µF FS2 H or L 固定 CLK20N H or L 固定 FS1 H or L 固定 CLK1 出力 次段 ICへ 注) ICは基本的に基板実装で使用してください。 (基板実装でないと十分に特性が得られない時があります。) 2pin-4pin間、12pin-13pin間、15pin-16pin間にバイパスコンデンサとして0.1µFをpinに 極力近くに付けてください。 !外形寸法図 (Units : mm) 5.0±0.2 9 1 8 1.15±0.1 0.1 6.4±0.3 4.4±0.2 0.3Min. 16 0.65 0.15±0.1 0.1 0.22±0.1 SSOP-B16 5/5