ETC LC7973

注文コード No. N※6812
N※6812
N2000
LC7973
LC7973M
CMOS LSI
プログラマブル
PWM
PWM スイッチング・レギュレータ・コントローラ
概要
LC7973,LC7973M は、CMOS プロセスを採用した充電器制御用 PWM スイッチング・レギュレータ・コントローラ
である。
急速充電制御に必要なエラー検出用オペアンプとパルス幅変調用コンパレータをそれぞれ2チャネル内蔵し、
PWM 出力回路は、システム仕様に適した出力極性端子を選択できるようになっている。また、マイコン等と
のインタフェースをとることにより、プログラマブルな充電制御や未使用時の低消費電力化が可能である。
特長
■CMOS プロセスによる高インピーダンス入力
■CMOS プロセスによる低消費電力
■PWM スイッチング・レギュレータ・コントローラ内蔵
エラー検出用オペアンプ/パルス幅変調用コンパレータ
:2チャネル
■Hi スレッショルドバッファ内蔵
マイコンなどの外部システムを Hi スレッショルドレベルでリセットできる
(Power down/up 時の誤動作防止用)
■動作電源電圧
: VDD=5V±5%
■動作温度
: Ta=-30℃∼+70℃
■パッケージ
: DIP16(LC7973),MFP16(LC7973M)
■システム仕様に適した PWM 出力極性端子を選択できる
ポート
PWMO1
PWMO2
出力形式
中耐圧オープンドレイン出力形式
プッシュプル(CMOS)出力形式
PWM 出力ディセーブル時
「Hi-Z」出力
「L」出力
・ポートへのレベル入力により、以下の設定ができる。
ポート
レベル
機 能
PWMC
L
PWM 出力ディセーブル
H
PWM 出力イネーブル
STBYC
L
PWM スイッチング・レギュレータ通常動作
H
PWM スイッチング・レギュレータ動作停止(消費電流カット)
Ver.1.01
51596
IM No.0000-1/16
N2000 00000
HK IM HK
◎保高
No.6812-1/9
LC7973/73M
AVSS
8
OP2O
9
7
OP2I1
10 DVSS
6
OP2I2
11 PWMO2
5
OP1O
12 PWMO1
4
OP1I1
13 PWMC
3
OP1I2
14 STBYC
2
PWMI
15 RESIN
1
VDD
16 RESOUT
ピン配置図 (DIP16/MFP16)
外形図 3006B(unit : mm)
SANYO : DIP16(300mil)
外形図 3035B(unit : mm)
SANYO : MFP16(225mil)
No.6812-2/9
LC7973/73M
端子機能
端 子
No.
名称
1
VDD
2
PWMI
3
OP1I2
4
OP1I1
5
OP1O
6
OP2I2
7
OP2I1
8
OP2O
9
AVSS
10
DVSS
11
PWMO1
12
PWMO2
13
PWMC
14
STBYC
15
RESIN
16
RESOUT
機
能
アナログ/ディジタル共通電源用端子(通常+5V に接続)
三角波発生用容量端子
オペアンプ1マイナス(−)入力端子
オペアンプ1プラス(+)入力端子
オペアンプ1出力端子
オペアンプ2マイナス(−)入力端子
オペアンプ2プラス(+)入力端子
オペアンプ2出力端子
アナログ電源用端子(0V に接続)
ディジタル電源用端子(0V に接続)
PWM 出力端子(中耐圧オープンドレイン出力)
PWM 出力端子(プッシュプル出力)
PWM 出力制御入力端子
スタンバイ制御入力端子
リセットレベル Hi スレッショルド入力端子
リセットレベル Hi スレッショルド出力端子
No.6812-3/9
LC7973/73M
システムブロック図とアプリケーション
下図のように、8ビット AD 付きマイコン LC651104/1108 などとアプリケーションを組むことにより、プログ
ラマブルな PWM スイッチング・コントロールが可能。
AMP1
COMP1
OP1I1
D
D
OP1I2
OP1O
AMP2
COMP2
OP2I1
D
D
OP2I2
OP2O
PWMO1
PWMO2
三角波発生回路
PWMI
STBYC
PWMC
Ru
Hi
RESIN
RESOUT
VDD
DVSS
LC7973,LC7973M
AVSS
RES
LC651104/1108
Pxx
Pxx
No.6812-4/9
LC7973/73M
1.絶対最大定格 / Ta=25℃、VSS=0V
適用端子・
項目
記号
備考
最大電源電圧
出力電圧
VDDMAX
VO(1)
入力電圧
VO(2)
VI
条件
VDD[V]
VDD
OP1O,OP2O,
PWMO2, RESOUT
PWMO1
OP1I1,OP1I2,
OP2I1,OP2I2,
PWMC,STBYC,
規格
min.
-0.3
-0.3
typ.
max.
+7.0
VDD+0.3
-0.3
-0.3
+15
VDD+0.3
-0.3
VDD+0.3
+10
+10
unit
V
RESIN
入出力電圧
VIO
ピーク出力電流 IOP(1)
IOP(2)
平均出力電流
許容消費電力
動作周囲温度
保存周囲温度
IOP(3)
IOA(1)
IOA(2)
PWMI
PWMO1
-2
PWMO2, RESOUT
OP1O,OP2O
PWMO1
-0.5
100ms の平均
PWMO2, RESOUT 1端子当たり 100ms
の平均
IOA(3)
OP1O,OP2O
1端子当たり 100ms
の平均
Pdmax(1)
Ta=-30∼+70℃
(DIP16)
Pdmax(2)
Ta=-30∼+70℃
(MFP16)
Topr
Tstg
2.許容動作範囲 / Ta=-30∼+70℃、VSS=0V、VDD=4.75∼5.25V
適用端子・
項目
記号
条件
備考
動作電源電圧
入力「H」
レベル電圧
VDD
VIH(1)
VIH(2)
VDD
PWMC,STBYC
入力「L」
レベル電圧
VIL(1)
VIL(2)
PWMC,STBYC
三角波発振定数 CT
三角波発振周波数 fS
RESIN
RESIN
PWMI
PWMI
図5
図5
-2
+4
+10
+10
-0.5
+4
300
mA
mW
150
-30
-55
+70
+125
℃
max.
5.25
VDD
VDD
unit
V
5
規格
min.
4.75
0.45VDD
4.5
5
VSS
VSS
0.15VDD
3.0
180
1
22000
100
VDD[V]
typ.
pF
kHz
No.6812-5/9
LC7973/73M
3.電気的特性 / Ta=-30∼+70℃、VSS=0V、VDD=4.75∼5.25V
項目
記号
適用端子・備考
条件
規格
VDD[V]
min.
IIH
PWMC,STBYC
入力「L」
IIL(1)
PWMC,STBYC
-1.0
レベル電源
IIL(2)
RESIN
-12.5
出力「H」
VOH(1)
OP1O,OP2O
レベル電源
VOH(2)
出力「L」
VOL(1)
レベル電源
VOL(2)
入力「H」
typ.
max.
unit
1.0
mA
レベル電源
-7.7
V
IOH=-180mA
VDD-1.5
PWMO2, RESOUT
IOH=-1.5mA
VDD-1.0
OP1O,OP2O
IOL=1mA
1.5
PWMO1,PWMO2,
IOL=5mA
1.0
RESOUT
出力「H」レベル
IOFF(1)
OP1O,OP2O,PWMI
STBYC=「H」(スタンバイ時)
IOFF(2)
PWMO1
出力 Nch Tr.オフ
オフリーク電源
mA
1.0
VOUT=VDD
5.0
VOUT=13.5V
出力「L」レベル
IOFF(1)
OP1O,OP2O,PWMI
オフリーク電源
STBYC=「H」(スタンバイ時)
-1.0
VOUT=VSS
シュミット特性
消費電流
IOFF(2)
PWMO1
出力 Nch Tr.オフ
-1.0
システリシス電圧
VHIS
PWMC,STBYC
「H」レベルスレ
VtH
PWMC,STBYC
0.35VDD
0.45VDD
VtL
PWMC,STBYC
0.15VDD
0.25VDD
IDDOP
VDD
VOUT=VSS
0.1VDD
V
シュホルド電圧
「L」レベルスレ
シュホルド電圧
動作時
fS=40kHz 時
1.5
2.5
mA
0.05
10
mA
40
44
kHz
(注1)
スタンバイ時 IDDst
三角波発振周波数 fS
PWMI
図1
CT=470pF
5
三角波発振振幅
PWMI
図6
CT=470pF
5
リセットプル
VIOH
36
3.5
VIOC
PWMI
図6
CT=470pF
5
2.6
VIOL
PWMI
図6
CT=470pF
5
1.7
Ru
RESIN
VIN=VSS
5
500
650
V
800
kW
アップ抵抗
外 部 リ セ ッ ト 特 tRST
図4参照
性リセット時間
端子容量
Cp
10
・f=1MHz
pF
・被測定端子以外
・VIN=VSS
(注1)内部回路と PWMI 端子の消費電流値を示す。
4.PWM オペアンプ特性 / Ta=25℃、VSS=0V、VDD=4.75∼5.25V
項目
記号
入力オフセット電圧 VIOFS
電源電圧除去比
PSRR
同相信号除去比
CMRR
適用端子・備考
条件
規格
VDD[V]
min.
1kHz
0dB 帯域幅
fT
VICR
max.
unit
10
mV
dB
60
60
オープンループ
AO
電圧利得
同相入力電圧範囲
typ.
OP1I1,OP1I2
OP2I1,OP2I2
80
OP1I1,OP1I2
OP2I1,OP2I2
0.1
800
kHz
VDD-1.2
V
No.6812-6/9
LC7973/73M
VDD
VIOH
PWMI
VIOC
VIOL
CT
VSS
図1
三角波発振回路
図2
三角波発振波形
AMP2 OUT
AMP1 OUT
PWMI
COMP1 OUT
COMP2 OUT
PWMO2
*PWMO1はPWMO2の反転出力となる
図3
システム動作波形
(注意)電源の立ち上がり時間がゼロの時、
CRES=0.1mF にてリセット時間は
10mS∼100mS となる。
RESIN
CRES
図4
リセット回路
No.6812-7/9
LC7973/73M
1000
VDD=5.0V
Ta=25℃
三角波発振周波数 fS(kHz)
100
10
1
0.1
10
100
1000
100000
10000
コンデンサ容量 CT(pF)
図5
三角波発振周波数−コンデンサ容量
4.0
VDD=5.0V
Ta=25℃
三角波発振振幅(V)
VIOH
3.0
VIOC
2.0
VIOL
1.0
10
100
1000
10000
100000
コンデンサ容量 CT(pF)
図6
三角波発振振幅−コンデンサ容量
(注3)図5,図6の特性曲線は参考値であり、特性の保証を行うものではない。
No.6812-8/9
LC7973/73M
memo :
PS No.6812-9/9