[AK8160B 暫定仕様書] 暫定版 AK8160B Multi Clock Generator IC AK8160B は、PCI Express 100MHz を出力可能な PLLを内蔵した周波数拡散機能付きクロックジェネ レータICです。25MHz 水晶振動子から周波数の異なる高精度のクロックを同時に出力することができま す。 特 □ □ □ □ 電源電圧 消費電流 マスタクロック 生成クロック PCIE0p-1p/0n-1n REFOUT □ SS 変調度 □ 変調周波数 □ ジッタ出力 RMS Jitter Cycle to Cycle Jitter □ パッケージ 長 : : : 3.0V – 3.6V 35 mA typ.(全動作 100.000MHz 出力時) 25.000MHz 水晶振動子 : : : : 100.000MHz(Differential) with SS 25.000MHz(LVCMOS) without SS 0%, -0.5% 30kHz to 33kHz : 2.6ps max.(PCIE0p-1p/0n-1n, BW=10[kHz]-1.5[MHz]) 2.6ps max.(PCIE0p-1p/0n-1n, BW=1.5[MHz]-50[MHz]) 125ps max.(PCIE0p-1p/0n-1n) 15ps typ.(1)(REFOUT) 0.4pitch 3mm x 3mm 20pin QFN (鉛フリー) : : ■用途 DSLR, ネットワーク機器, MFP, ゲーム機等 2013/02/26 - 1 - [AK8160B 暫定仕様書] 1.ブロック図 VDD1-4 XIN 25[MHz] Crystal Crystal OSC REFOUT 25[MHz] Refout Clock XOUT VREF PLL1 (SS) PCIE0p PCIE0n Output Divider PCIE1p PCIE1n REFOUT_OE 100[MHz] PCIe Gen2 PCIE0_OE PCIE1_OE SS_SEL VSS1-4 2.端子説明 2-1)端子配置図 20pin QFN (Top View) XOUT VSS2 VDD2 PCIE0_OE PCIE1_OE 15 14 13 12 11 XIN 16 10 PCIE0n VSS1 17 9 PCIE0p VDD1 18 8 PCIE1n REFOUT 19 7 PCIE1p REFOUT_OE 20 6 VSS4 1 2 3 4 5 SS_SEL VSS3 VDD3 VREF VDD4 2013/02/26 - 2 - [AK8160B 暫定仕様書] 2-2)端子機能説明 番号 端子名 端子タイプ 1 SS_SEL DI 2 3 VSS3 VDD3 PWR PWR 4 VREF AO 5 6 VDD4 VSS4 PWR PWR 7 PCIE1p DO 8 PCIE1n DO 9 PCIE0p DO 10 PCIE0n DO 11 PCIE1_OE DI 12 PCIE0_OE DI 13 14 15 16 17 18 VDD2 VSS2 XOUT XIN VSS1 VDD1 PWR PWR AO AI PWR PWR 19 REFOUT DO 20 REFOUT_OE DI 説明 SS 変調度制御端子。 SS_SEL=”L” のとき、SS 変調度は 0[%](off) となります。 SS_SEL=”H” のとき、SS 変調度は -0.5[%] となります。 GND端子3 電源端子3 基準電圧発生端子。 この端子と GND の間に 1[F] 以上のコンデンサを接続して下さい。 パワーダウン時は Hi-z 出力となります。 電源端子4 GND端子4 PCI Express Gen2 クロック出力端子 100.000MHz 出力端子となります。 PCI Express Gen2 クロック出力端子 100.000MHz 出力端子となります。 PCI Express Gen2 クロック出力端子 100.000MHz 出力端子となります。 PCI Express Gen2 クロック出力端子 100.000MHz 出力端子となります。 PCIE1p/n 出力制御端子。 PCIE1_OE=”L” のとき、PCIE1p/n 出力端子は “L” 出力となります。 PCIE1_OE=”H” のとき、PCIE1p/n 出力端子は 100.000MHz 出力となり ます。 PCIE0p/n 出力制御端子。 PCIE0_OE=”L” のとき、PCIE0p/n 出力端子は “L” 出力となります。 PCIE0_OE=”H” のとき、PCIE0p/n 出力端子は 100.000MHz 出力となり ます。 電源端子2 GND端子2 25.000MHz 水晶振動子接続端子。 25.000MHz 水晶振動子接続端子。 GND端子1 電源端子1 REFOUT 出力端子。 25.000MHz 出力端子となります。 REFOUT 出力制御端子。 REFOUT_OE=”L” のとき、REFOUT 出力端子は “L” 出力となります。 REFOUT_OE=”H” のとき、REFOUT 出力端子は 25.000MHz 出力とな ります。 注意: AI=アナログ入力端子、AO=アナログ出力端子、DI=デジタル入力端子、 DO=デジタル出力端子、PWR=電源端子 裏面タブは基板 GND に接続して下さい。 2013/02/26 - 3 - [AK8160B 暫定仕様書] 3.電気的特性 3-1)絶対最大定格 項 目 記号 MIN MAX 単位 電源電圧 VDD -0.3 4.6 V グランド・レベル VSS 0 0 V 入力端子電圧 VIN VSS-0.3 VDD+0.3 V 入力電流 IIN -10 10 mA 保存温度 Tstg -55 130 ℃ 備考 注意: この値を超えた条件で使用した場合デバイスを破壊することがあります。 また、通常の動作は保証されません。 3-2)動作条件 項 目 記号 MIN 動作温度 Ta -40 電源電圧 VDD 3.0 出力端子 負荷容量 Cpl TYP 3.3 MAX 単位 85 ℃ 3.6 V 25 pF 備考 REFOUT pin * VDD1-4 はそれぞれ同じの電源を使用し、各端子と GND 間に 0.1μF 程度のコンデンサを 可能な限り VDD 端子に近い場所で接続してください。 2013/02/26 - 4 - [AK8160B 暫定仕様書] 3-3)消費電流 項 目 VDD=3.0~3.6V, Ta=-40~85℃ 記号 MIN TYP MAX 単位 備考 消費電流 1 IDD1 35 TBD mA *1 *2 消費電流 2 IDD2 34 TBD mA *1 *3 消費電流 3 IDD3 0 100 A *1 *4 *1 REFOUT pin:無負荷,PCIE0p/n, PCIE1p/n:CL=2[pF] *2 全動作 100.000MHz 出力時(REFOUT_OE = PCIE0_0E = PCIE1_OE = SS_SEL = “H”) *3 全動作 100.000MHz 出力時(REFOUT_OE = “L”, PCIE0_0E = PCIE1_OE = SS_SEL = “H”) *4 全パワーダウン時 (REFOUT_OE = PCIE0_0E = PCIE1_OE = “L”) 3-4)DC特性 項 目 VDD=3.0~3.6V, Ta=-40~85℃ 端子 MIN 高レベル入力電圧 REFOUT_OE PCIE0_OE PCIE1_OE SS_SEL 0.7*VDD 低レベル入力電圧 同上 入力リーク電流 同上 -1 VREF 出力電圧 VREF 0.72 高レベル出力電圧 REFOUT 0.8*VDD 低レベル出力電圧 同上 TYP MAX 単位 備考 V 0.8 0.3*VDD V +1 A 0.88 V Cvref=1F V IOH=-4mA V IOL=4mA 0.2*VDD 2013/02/26 - 5 - [AK8160B 暫定仕様書] 3-5)AC特性(Differential Output 以外) 項 目 水晶発振周波数 発振精度 端子 MIN XIN XOUT REFOUT VDD=3.0~3.6V, Ta=-40~85℃ TYP MAX 25.000 -100 0 単位 備考 MHz +100 ppm *1 出力周波数 同上 25.000 出力立ち上がり/ 立ち下がり スルーレート 同上 2.5 5.0 ns 0.2xVDD <-> 0.8xVDD *2 出力デューティー サイクル 同上 50 60 % *2 サイクルーサイクル ジッタ (1) 同上 ps *2 *3 出力ロック時間 同上 ms *2 *4 40 MHz 15 2 *1 村田製作所社製水晶振動子:XRCGB25M000F3M00R0(発振周波数精度 ±70ppm,P.10 参照) の使用を想定します。 *2 設計値です。 *3 10000 回サンプル。 *4 パワーダウン解除後、クロック出力が所定周波数の+/-0.1%に達するまでの時間。 3-6)AC特性(Differential Output) 項 目 平均出力周波数 端子 PCIE0/1p PCIE0/1n VDD=3.0~3.6V, Ta=-40~85℃ MIN TYP MAX 単位 99.97 100.000 100.03 MHz *1 SS off 時 100.03 MHz *1 SS on (-0.5%) 時 250 ps *2 99.47 備考 端子間スキュー 同上 出力立ち上がり/ 立ち下がり スルーレート 同上 2.5 8.0 V/ns 出力クロスポイント 電圧 同上 250 550 mV *2 Fig3-2 出力クロスポイント 電圧変動量 同上 140 mV *2 Fig3-3 出力リングバック 電圧マージン 同上 -100 100 mV *2 Fig3-7 出力リングバック 時間 同上 500 ps *2 Fig3-8 最大出力電圧 同上 V *2 Fig3-2 Single End 1.15 *2 Fig3-4 Differential 2013/02/26 - 6 - [AK8160B 暫定仕様書] 最小出力電圧 同上 -0.3 出力デューティー サイクル 同上 45 出力立ち上がり/ 立ち下がり 時間マッチング 同上 V *2 Fig3-2 Single End 55 % *2 Fig3-6 20 % *2 Fig3-5 2.6 ps BW = 10kHz - 1.5MHz *2 *3 2.6 ps BW = 1.5MHz - 50MHz *2 *3 50 PCI Express Gen2 RMS ジッタ 同上 サイクルーサイクル ジッタ (p-p) 同上 125 ps *2 *4 出力ロック時間 同上 2 ms SS off 時 *2 *5 *1 村田製作所社製水晶振動子:XRCGB25M000F3M00R0(発振周波数精度 ±70ppm,P.10 参照) の使用を想定します。 *2 設計値です。 *3 RMS ジッタの測定値にジッターフィルタ伝達関数適用後の値です。 *4 10000 回サンプル、±7σ。 *5 パワーダウン解除後、クロック出力が所定周波数の+/-0.1%に達するまでの時間。 *6 測定ポイントは、「3―8)Differential Output 測定回路」参照。 3-7)Differential Output 測定回路 Differential Output の各特性は、Fig3-1 の Measure Point にて測定します。 3.3V Measure point < 5inch PLL 2pF Core Z=100 Differential Traces Vref 2pF 1F Fig.3-1. Differential Output 測定回路 2013/02/26 - 7 - [AK8160B 暫定仕様書] 3-8)Differential Output AC 特性定義波形 Voh_max=1.15V PCIE0/1p Voh Vcross_max=550mV Vcross Vcross_min=250mV Vol PCIE0/1n Vol_min=-0.3V Fig.3-2.高レベル電圧、低レベル電圧、出力クロスポイント電圧の定義 PCIE0/1p Vcross_delta Vcross_delta_max=140mV PCIE0/1n Fig.3-3.出力クロスポイント電圧変動量の定義 Rer +150mV -150mV 差動(PCIE0/1p)-(PCIE0/1n) Fer Fig3-4. 出力スルーレートの定義 PCIE0/1p Vcross_median +75mV Vcross_median Vcross_median Tr Tf -75mV PCIE0/1n RFmatch(%)=100*2*(Tr-Tf)/(Tr+Tf) Fig.3-5. 出力立ち上がり/立ち下がり時間マッチングの定義 2013/02/26 - 8 - [AK8160B 暫定仕様書] Tperiod Thigh 0.0V 差動(PCIE0/1p)-(PCIE0/1n) Cduty(%)=100*Thigh/Tperiod Fig.3-6. 出力デューティーサイクルの定義 リングバック Vrb_max=100mV リングバック禁止電圧範囲 Vrb_min=-100mV リングバック 差動(PCIE0/1p)-(PCIE0/1n) Fig.3-7. 出力リングバック電圧マージンの定義 Tstable +150mV -150mV 差動(PCIE0/1p)-(PCIE0/1n) Tstable Fig.3-8. 出力リングバック時間の定義 2013/02/26 - 9 - [AK8160B 暫定仕様書] 4.対応水晶振動子 村田製作所製 XRCGB25M000F3M00R0 項目 記号 MIN TYP MAX 単位 備考 MHz CL=6[pF] 公称周波数 f0 25.0000 等価抵抗 R1 56.9 並列容量 C0 0.59 pF 等価直列容量 C1 1.29 fF 等価直列インダクタンス L1 31.52 mH 励振レベル 150 300 L1 R1 Ω W C1 水晶振動子 C0 負荷容量 CL CL 図4-1:水晶振動子の等価パラメータと負荷容量 2013/02/26 - 10 - [AK8160B 暫定仕様書] 5.外部回路接続例 TBD 2013/02/26 - 11 - [AK8160B 暫定仕様書] 6.パッケージ外形寸法図(単位mm) ・3mm x 3mm, 0.4mm pitch 20pin QFN(暫定版パッケージ図面) 2013/02/26 - 12 - [AK8160B 暫定仕様書] 7.マーキング図 a. 1ピン表示 丸印 b. マーケティングコード 8160B c. デートコード XXXX(4 桁) 15 14 13 12 11 16 10 17 9 8160B xxxx 18 19 8 7 6 20 1 2 3 4 5 2013/02/26 - 13 - [AK8160B 暫定仕様書] 重要な注意事項 ● 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく 変更することがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が 最新のものであることを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認ください。 ● 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、 半導体製品の動作例、応用例を説明するものです。お客様の機器設計において本書に 記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用される 場合は、お客様の責任において行ってください。本書に記載された周辺回路、応用回路、 ソフトウェアおよびこれらに関連する情報の使用に起因してお客様または第三者に生じた 損害に対し、弊社はその責任を負うものではありません。また、当該使用に起因する、 工業所有権その他の第三者の所有する権利に対する侵害につきましても同様です。 ● 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に 該当する場合、輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 ● 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の 故障や動作不良が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼす ことが通常予想されるような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される 場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取りください。 ● この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から 生ずる損害等の責任を一切負うものではありませんのでご了承ください。 ● お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、 その使用から損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますので ご了承下さい。 2013/02/26 - 14 -