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VISHAY GENERAL SEMICONDUCTOR
Transient Voltage Suppressors
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
著者:Soo Man (Sweetman) Kim、
Senior Application Manager
弊社のダイオード部門は、主要な車載電子機器 TVS 保護素子を Vishay General Semiconductor ブランドとして供給しています。
I) 重要な TVS パラメータ
重要な TVS パラメータには、電力定格、スタンドオフ電圧、
降伏電圧、および最大降伏電圧があります。
電力定格
TVS の電力定格は、特定のテストまたはアプリケーション
条件下のサージ吸収能力を意味します。弊社の TVS 製品は、
図 1 に示す 10 μs/1000 μs パルスフォーム (Bellcore 1089
10 µs
仕様 ) の業界標準テスト条件を使用しています。この条件
は、図 2 に示す 8 μs/20 μs パルスフォームの TVS ESD テ
スト条件とは異なります。
降伏電圧、最大降伏電圧、およびスタンドオフ電圧は、表 1
のデータシートを参照してください。
8 μs
10 μs/1000 μs
100 %
8 μs/20 μs
IPPM
100 %
IPPM
IPPM
IPPM
2
2
50 %
50 %
0%
0%
0
0.5
1.0
1.5
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(ms)
2.5
0
5
10
15
20
(μs)
25
図 2. TVS ESD のテスト波形
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1
アプリケーションノート
図 1. TVS のテスト波形
2.0
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
表1-
SM6T シリーズの電気的特性
( 他に特に指定がなければ、周辺温度 25 ℃の定格を示す )
降伏電圧
IT
IT (V) での VBR
テスト電流
(mA)
スタンドオ
フ電圧 VRM
(V)
VRM での
リーク電流
IRM
(μA)
クランプ電圧
IPP での VC
10 μs/1000
μs
クランプ電圧
IPP での VC
8 μs/20 μs
タイプ
デバイスマー
キングコード
Uni
Bi
最小
最大
(V)
(A)
(V)
SM6T6V8A
KE7
KE7
6.45
7.14
10
5.80
1000
10.5
57.0
13.4
(A)
298
5.7
SM6T7V5A
KK7
AK7
7.13
7.88
10
6.40
500
11.3
53.0
14.5
276
6.1
TMAX.
0-4/°C
SM6T10A
KT7
AT7
9.50
10.5
1.0
8.55
10.0
14.5
41.0
18.6
215
7.3
SM6T12A
KX7
AX7
11.4
12.6
1.0
10.2
5.0
16.7
36.0
21.7
184
7.8
SM6T15A
LG7
LG7
14.3
15.8
1.0
12.8
1.0
21.2
28.0
27.2
147
8.4
降伏電圧 (VBR)
スタンドオフ電圧 (VWM)::作動スタンドオフ逆電圧
降伏電圧は、デバイスでアバランシェ降伏が発生する電圧
で、データシート上の特定の電流で測定されます。表 1 で
は、SM6T6V8A は 10 mA の逆電流条件で 6.8 V ( 許容差 5%)
の降伏特性を持ち、SM6T10A は 1 mA の逆電流条件で 10 V
の降伏特性を持ちます。
スタンドオフ電圧は、TVS が降伏状態でないときの最大電
圧で、通常の状態では作動しない回路内の保護デバイスの
重要なパラメータです。
最大降伏電圧 (VC: クランプ電圧 )
クランプ電圧は、特定のピークパルス電流定格で TVS 上に
現れます。TVS の降伏電圧は 1 mA や 10 mA といった非常
に低い電流で測定されます。したがって、実際のアプリケー
ション条件下のアバランシェ電圧とは異なります。そのた
め、大電流での標準または最大降伏電圧は半導体メーカー
が指定します。10 μs/1000 μs 波形と 8 μs/20 μs 波形の
最大クランプ電圧を表 1 に示します。
車載アプリケーションでは、「ジャンプスタート保護」に
よって車載電子機器の電圧変動範囲が決定されます。この
条件では、12 V タイプの電子機器に 24 VDC を 10 分間供給
し、24 V タイプの電子機器に 36 VDC を 10 分間供給しても
回路が破損または故障しません。つまり、スタンドオフ電
圧は、車載電子機器用 TVS の主要パラメータの 1 つです。
Forward
Current
VC
アプリケーションノート
Reverse
Voltage
VWM
VBR
IF
VF
IR
Forward
Voltage
IPP
Reverse
Current
図 3. 電圧と電流のパラメータ
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2
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
II) 車載電源供給ラインの一次保護 ( ロードダンプ )
電子制御ユニット、センサー、オーディオシステムなどの
車載電子機器は 1 つの電源供給ラインに接続されます。こ
れらの電子機器の電源はバッテリーとオルタネータです
が、いずれも出力電圧は不安定で、温度、動作状態、およ
びその他の条件に左右されます。
加えて、ESD、スパイクノイズ、および数種類の過渡電圧
とサージ電圧が、燃料噴射、バルブ、モーター、電気制御
装置、加水分解制御装置などのソレノイド負荷を利用する
車載システムから伸びる電源ラインと信号ラインに入り込
みます。
ESD or Lightning
High Voltage induced
by Alternator
Reaction Transient
from Motor and Spark Plugs
Regulator
A
TCU
ECU
Air-Bag
ABS
Car-Audio
& ......
Battery
ロードダンプとは何か
サージ電圧の最悪のケースは、エンジンが作動中で、オル
タネータが車の電源ラインに電流を供給中に、バッテリー
ラインが断線した場合に発生します。この状態は「ロード
ダンプ」として知られ、ほとんどの自動車メーカーと業界
団体が、図 5 に示すように、この状態の最大電圧、ライン
インピーダンス、および持続期間を指定しています。米国
の ISO-7637-2 Pulse 5 と、日本の JASO A-1 (14 V パワート
レイン用 ) および JASO D-1 (27 V パワートレイン用 ) が、こ
の状態をシミュレートするテストとしてよく知られていま
す。ここでは、TVS のアプリケーションで、14 V パワート
レイン内のロードダンプを検証します。
図 4. 標準的な車両電力バス
図 6 に示すように、弊社の高出力シリコン TRANSZORBR TVS
は、電気的な過度のストレスから脆弱な電子回路を保護し、
高い信頼性を保証するために使用されます。一次保護の場
合は、TVS がロードダンプ状態の高いエネルギーを吸収す
る必要があります。
Transient
Voltage
Clamped
Transient
+
Transient
Current
TVS
Protected
Load
-
X
A
図 6. 標準的な保護回路
Load
Output Voltage of Alternator
VN
Battery
Connected
Battery
Disconnected
図 5. ロードダンプ状態でのオルタネータの出力電圧
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DO-218AB
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VP
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
ロードダンプテストの仕様と結果
米国の ISO-7637-2 Pulse 5 テストと日本の JASO A-1 テスト (14 V パワートレイン用 ) の結果を表 2 に示します。
表 2 - 14 V パワートレイン用の主要なロードダンプテスト条件
VS
(V)
総電圧 (VP)
(V)
JASO A-1
ISO 7637-2 Pulse 5
VA
(V)
RI
(Ω)
時間
(ms)
サイクル
タイム
70
12.0
0.8
200
1
88
12.0
1.0
200
1
13.5
0.5 から 4.0
400
1
78.5 から 100.5
65 から 87
(V)
Line Impedance and Pulse Duration
JASO A-1: 0.8 Ω, 200 ms
ISO-7637:
0.5 Ω min. (0.5 Ω to 4 Ω),
400 ms max. (40 ms to 400 ms)
100
VS
50
ISO 7637
Vr + 10 % of VS
VP
JASO A-1
36.8 % of VP
Vr
0
0
100
200
300
(ms)
400
図 7. ISO-7637-2 テストの標準条件は、65 ∼ 87 V の VS 範囲と
0.5 から 4 Ω の Ri ( ラインインピーダンス ) 範囲である
ISO-7637-2 Pulse 5 に基づくロードダンプテストに別の条
件を適用している自動車メーカーもあります。ロードダン
プ TVS のピーククランプ電流は次の式で求められます。
ピーククランプ電流の計算
I PP = ( V in – V c ) ⁄ R i
I PP : Peak clamping current
V in : Input voltage
V c : Clamping voltage
R i : Line impedance
弊社の高出力シリコン TVS を別の仕様でテストした結果を表 3 に示します。
アプリケーションノート
表 3 - ロードダンプ TVS のクランプ電圧
テスト条件
VC の仕様
10 μs/1000 μs の波形
JASO A-1
ISO -7637-2 PULSE 5
VP = 70 V、T = 200 ms、RI = 1.5 Ω VS = 87 V、T = 300 ms、RI = 0.75 Ω
SM5A27
IPP = 55 A で 40.0 V
IPP = 47.4 A で 34.1 V
IPP = 59.4 A で 36.5 V
SM5S24A
IPP = 93 A で 38.9 V
IPP = 47.6 A で 33.8 V
IPP = 60.1 A で 36.1 V
SM6A27
IPP = 65 A で 40.0 V
IPP = 48.1 A で 33.7 V
IPP = 60.4 A で 35.8 V
SM6S24A
IPP = 118 A で 38.9 V
IPP = 48.3 A で 33.5 V
IPP = 60.4 A で 35.8 V
SM8A27
IPP = 75 A で 40.0 V
IPP = 48.4 A で 33.2 V
IPP = 61.1 A で 34.9 V
SM8S24A
IPP = 170 A で 38.9 V
IPP = 48.8 A で 32.1 V
IPP = 62.0 A で 34.4 V
これらのテストにおける弊社の高出力シリコン TVS のクランプ電圧は 37 V 未満であり、車載アプリケーション内の電圧レギュ
レータに必要な 37 ∼ 40 V の最大入力電圧範囲を満たしています。
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
図 8a は、JASO A/1 テストにおける SM5A27 の電流波形と電圧波形を示しています。
図 8a.SM5A27 のクランプ電圧と電流
JASO A-1 テストにおける
図 8b. ロードダンプ TVS のクランプ電圧と電流
ISO7637-2 テストに失敗した
図 8b は、ISO-7637-2 テストに失敗したロードダンプ TVS
のクランプされた電圧と電流を示しています。制限電圧は 0
近くにまで下降し、デバイスを流れる電流は線路インピー
ダンスで許容される最大値まで上昇します。
表 4 は、弊社のロードダンプ TVS のさまざまなロードダン
プテスト条件での不良率を示しています。SM8S24A が、
ISO-7637-2 Pulse 5 の最大定格未満で最も強力なデバイス
です。
表 4 - さまざまなロードダンプテスト条件での不良率
JASO テスト
ISO -7637-2 PULSE 5
T = 200 ms、RI = 0.8 Ω
T = 300 ms、RI = 0.5 Ω
供給電圧
SM5A27
70 V
77 V
84 V
87 V
100 V
110 V/25 ℃
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/20
110 V/85 ℃
-
SM5S22A
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/20
-
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/20
-
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/20
-
SM6S24A
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/20
-
SM8A27
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/3
20/9
SM8S24A
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
20/0
ISO-76372 の最大テスト条件でのピーク電流は次の式で計算することができます。
I PP = ( V in – V c ) ⁄ R i = ( 110 – 35 ) ⁄ 0,5 = 150 A
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アプリケーションノート
SM5A24A
SM6A27
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
弊社ロードダンプ TVS の 2 つのグループ
弊社には、車載電子機器の一次保護用として 2 種類のロー
ドダンプ TVS (EPI PAR TVS と非 EPI PAR TVS) があります。
PAR TVS の製品グループを表 5 に示します。
表 5 - PAR ロードダンプ TVS 製品グループ
パッケージタイプ
アキシャル
表面実装パッケージ
EPI PAR TVS
6KA24
非 EPI PAR TVS
SM5A27
SM5S シリーズ
SM6A27
SM6S シリーズ
SM8A27
SM8S シリーズ
両方の製品グループは、逆バイアスモードでの作動降伏特
性が似ています。表 6 に示すように、EPI-PAR TVS は順方
向モードの VF 特性が低いのに対して、
非 EPI PAR TVS は同じ条件の VF が比較的高いという違いが
あります。この違いは、電源ラインに逆電圧をかける場合
に重要になります。
表 6 - PAR ロードダンプ TVS のパラメータ
VF ( 標準 )
(0.3 ms のパルス幅 )
V
逆電流と降伏電圧
0.1 A
6A
100 A
SM5A27
0.70
0.93
0.95
0.2 μA で 22 V
10 mA で 27 V
SM6A27
0.70
0.91
0.94
0.5 μA で 22 V
10 mA で 27 V
SM8A27
0.70
0.89
0.93
1.0 μA で 22 V
10 mA で 27 V
SM5S24A
0.70
0.92
1.65
10 μA で 24 V
5 mA で 28 V
SM6S24A
0.70
0.88
1.50
10 μA で 24 V
5 mA で 28 V
SM8S24A
0.70
0.86
1.45
10 μA で 24 V
5 mA で 28 V
CMOS IC と LSI のほとんどは、逆電圧機能が非常に貧弱で
す。MOSFET ゲートは、- 1 V 以下の逆電圧に耐えられませ
ん。逆電源入力モードでは、電源ラインの電圧が TVS 順電
圧降下の電圧 (VF) と同じになります。この逆バイアスモー
ドでは、電子回路が故障する可能性があります。EPI PAR
TVS の低順電圧降下がこの問題のよい解決策になります。
アプリケーションノート
逆リーク電流とスタ
ンドオフ電圧
図 9 に示すように、電源ラインに極性保護整流器を取り付
けることによって、逆電源入力から回路を保護する方法も
あります。
逆接保護整流器は、十分な順方向電流定格、順方向サージ
機能、および逆電圧機能を持っている必要があります。
弊社には、幅広い動作温度範囲と優れた電気的特性を持つ、
逆接保護用のさまざまな標準整流器とショットキー整流器
があります。
Reverse
Power Input
Current
TVS
VF
Protected
Load
+
図 9. 逆バイアス状態
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Vishay General Semiconductor
車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
III) 車載電源ラインの二次保護
表 2 と表 7 に示すように、車載システム内の保護回路の主
要ターゲットは高いサージ電圧ですが、クランプ電圧も高
い場合があります。二次保護は、トラックやバンで見られ
るような 24 V パワートレインで特に重要です。その理由は、
主に、車載アプリケーション用のレギュレータ IC と DC/DC
コンバータ IC のほとんどの最大入力電圧が 45 ∼ 60 V だか
らです。
24 V テスト条件での一次保護 TVS の降伏電圧を表 7 に示し
ます。これらの値は、レギュレータ、集積回路、およびその
他の電子機器にとって高い電圧です。
表 7 - JASO D-1 ロードダンプテスト
JASO D-1
t = 400 ms、Ri = 1.5 W
P/N
VP = 110 V
SM5S36A
VP = 130 V
VC
IPP
56 V
39.2 A
VC
IPP
N/A
SM6S36A
53 V
41.1 A
57 V
52 A
SM8S36A
52 V
42.0 A
55 V
53 A
この種のアプリケーションでは、図 10 に示すような二次保護の使用をお勧めします。
Transient
Voltage
Clamped
Voltage
Power
Line
Primary
Protection
Clamped
Voltage
Secondary
Protection
R
+
Current Limiter
Load
電源ラインに抵抗器 R を追加することによって、過渡電流
が下がるために、より低い電力定格の TVS を二次保護とし
て使用することができます。電子ユニット内のマイクロプ
ロセッサや論理回路の電流は 150 ∼ 300 mA であり、12 V
バッテリーの最小出力電圧は - 18 ℃で 7.2 V、24 V バッテ
リーの場合は同じ条件で 14.4 V です。
上記条件下の 24 V バッテリーの場合は、14.4 V のバッテ
リーの最小電圧 (- 18 ℃での 24 V バッテリー電圧 ) で、300
mA 負荷時の供給電圧が R = 20 Ω で 8.4 V、R = 10 Ω で 11.4
V です。
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V L = ( V min ⁄ ( V min ⁄ I L ) ) × ( ( V min ⁄ I L ) – R )
V L : Voltage to load
V min : Minimum input voltage
I L : Load current
R: Resistor value
R の電力定格 = I2R
この供給電圧は、ほとんどの電圧レギュレータ IC や DC/DC
コンバータ IC の最小入力電圧よりも高めです。
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図 10. 二次保護回路
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車載電子機器保護用過渡電圧サプレッサ (TVS)
24 V パワートレインに対する JASO D-1 テスト (110 V、t = 400 ms、Ri = 1.5 Ω) における二次保護用の低出力 TVS と中出力 TVS
のクランプ電圧を電流制限抵抗器を使用した表 8 に示します。
表 8 - JASO D-1 テスト条件下の二次保護 TVS のクランプ電圧
一次保護
二次保護
クランプ電圧
P/N
SM8S36A
クランプ電圧
51.3 V
R = 10 Ω、2 W
P/N
R = 20 Ω、2 W
VC
IPP
VC
IPP
TPSMC39A
42.8 V
0.93 A
41.3 V
0.56 A
TPSMB39A
44.9 V
0.85 A
42.2 V
0.50 A
TPSMA39A
45.6 V
0.75 A
43.3 V
0.45 A
TPSMC36A
40.3 V
1.25 A
37.8 V
0.70 A
TPSMB36A
43.5 V
1.00 A
39.1 V
0.65 A
TPSMA36A
44.0 V
0.90 A
40.6 V
0.60 A
High Current Load
14 V/27 V
Low Current Load
Filter
Power
Line
Current
Limiter
R
L
C
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20 Ω 抵抗器付き TPSMC36A
- VC = 37.8 V
- IPP = 0.7 A
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8
MCU
and
Logic
C
Primary
Protection
図 11. クランプ電圧と電流の波形
JASO D-1 テスト下の
Regulator
Secondary
Protection
図 12. ノイズフィルター付き二次保護回路
備考 : すべてのテストデータは、標準値で、許容差は ± 5 %
です。
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