テレビ用 IC AN8936FA 衛星放送/通信放送用ベースバンド信号処理ワンチップIC ■ 概 要 Unit : mm 12.00±0.20 10.00±0.20 36 25 (1.425) ■ 特 長 1 12 0.30+0.10 −0.05 Seating plane (1.00) +0.10 0.65 0.15−0.05 (14.25) 0° to 10° 0.50±0.20 QFP048-P-1010C 注 ) 本製品のパッケージは, 後記の鉛フリーパッ ケージ(QFP048-P-1010D)になる予定です。 ■ 用 途 • テレビ、ビデオ 発行年月 : 2001年12月 13 48 1.95±0.20 • 検波信号入力 2 系統 • ビットストリーム信号入力 2 系統 • ビットストリーム信号検知機能 • 検波信号出力 2 系統 (75 Ω ドライブ) • ビットストリーム信号出力 1系統 (75 Ωドライブ) • ベースバンド帯での必要水晶は18.432 MHz 1個のみ (5.72 MHz 不要) • 調整個所 : 映像系 1, C/N 検出 1 • PCM デコーダIC MN88831 とペアで使用 10.00±0.20 12.00±0.20 24 37 0.10±0.10 AN8936FA は映像信号処理と QPSK 復調をワン チップ化した BS ベースバンド信号処理 IC で、4.5 MHz LPF、5.7 MHz LPF、クロック再生 VCO を内蔵 しています。 SDB00039BJB 1 AN8936FA 38 VCO2 P.D. 21 Non linear P.D. Video Pulse clamp1 1/6 Noise amp. CR ref. VCO 19 18 5.7 MHz BPF 4.5 MHz 17 LPF 16 Video GND 15 14 47 SDB00039BJB 11 モード切換 N.C. 9 Bit STRM out 8 C/N adj. 7 3V ref. External Bit STRM in 6 5 Det. adj. 4 Video mute 3 External det. in 2 SW2 1 48 10 BS/CS Bit AFC det. SW1 2 20 9 MHz BPF Reg. 44 Video VCC Pulse 23 clamp2 22 AGC Internal 45 Bit STRM in 46 N.R. SW BB in Video out 500 kHz LPF N.R. VCO1 1/8 41 43 Unswitch VCC 25 C/N out 26 27 28 AGC 29 30 31 32 COSTAS 42 CLK VCC 33 N.C. Comp. QPSK/CLK 39 GND 40 CLK out PD in 34 24 500 kHz LPF Bit detector 13 Det. out for MUSE 12 I-out 37 Det. out for JSB Q-out 35 36 QPSK VCC ■ ブロック図 AN8936FA ■ 端子説明 説明 Pin No. 説明 Pin No. 1 検波出力切換 1 25 映像信号出力 2 検波出力切換 2 26 C/N 検出電圧出力 3 外部検波信号入力 27 アイパターン出力 Q 4 映像出力ミュート 28 アイパターン入力 Q 5 入力アンプゲイン調整 29 QPSK AGC 6 外部ビットストリーム入力 30 アイパターン入力 I 7 レファレンス電圧 31 アイパターン出力 I 8 C/N 検出電圧調整 32 N.C. 9 ビットストリーム出力 33 VCO 位相誤差電圧出力 10 N.C. 34 コスタス出力 (+) 11 シングル/ダブルデコーダモード切換 35 コスタス出力 (−) 12 検波出力 1 36 電源電圧 (QPSK) 13 検波出力 2 37 データ出力 Q 14 ビットストリーム検出 38 データ出力 I 15 検波出力 3 39 GND (QPSK・クロック) 16 フィルタレファレンス 40 データクロック出力 17 4.5 MHz LPF入力 41 データクロック位相誤差電圧入力 18 GND (映像系) 42 データクロック VCO 出力 19 4.5 MHz LPF出力 43 データクロック VCO 入力 20 パルスクランプ入力 1 44 電源電圧 (クロック) 21 パルスクランプ用レファレンス 45 内部ビットストリーム入力 22 映像アンプ出力 46 ノイズリダクションスイッチ 23 パルスクランプ入力 2 47 電源電圧 (入力アンプ) 24 電源電圧 (映像系) 48 内部検波信号入力 ■ 絶対最大定格 項目 電源電圧 電源電流 許容損失 *2 動作周囲温度 保存温度 *1 *1 記号 定格 単位 VCC 5.7 V ICC 136 mA PD 431 mW Topr −20 ∼ +85 °C Tstg −55 ∼ +150 °C 注 ) 1. *1: 動作周囲温度および保存温度の項目以外はすべて T a = 25 °C とする。 *2: 許容損失は T a = 85 °C でのフリーエア時の単体の値を示す。 詳細は「■ 技術資料」を参照ください。 2. Pin19 は特に静電破壊に弱いので取り扱いにご注意ください。 詳細は「■ 技術資料」を参照ください。 SDB00039BJB 3 AN8936FA ■ 推奨動作範囲 項目 電源電圧 記号 範囲 単位 VCC 4.5 ~ 5.5 V ■ 電気的特性 VCC = 5 V, Ta = 25 °C 項目 条件 最小 標準 最大 単位 電源電流 ITOT 無信号 VCC はすべて 5 V 60 92 120 mA スタンバイ電流 ISTD 無信号VCC (Pin47) = 5 V, それ以外 の VCC (Pin24, 36, 44) = 0 V 20 33 41 mA 入力アンプ利得 Int. 1 G12(A1) 入力はPin48 (VIN48 = 0.7 VPP, 1 MHz) 出力はPin12 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) 7 8.5 10 dB 入力アンプ利得 Int. 2 ∆G12(A2) VIN48 = 0.7 VPP, 8.5 MHz G12(A1)との差 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) − 0.8 − 0.3 0.2 dB 入力アンプ利得 Int. 5 ∆G12(A5) VIN48 = 0.7 VPP, 1 MHz, (min.) G12(A1)との差 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) −30 −10 dB 入力アンプ利得 Int. 6 ∆G12(A6) VIN48 = 0.7 VPP, 1 MHz G12(A1)との差 (VIN6 = 無入力) −1 0 1 dB 入力アンプ利得 Int. 7 ∆G13(A1) VIN48 = 0.7 VPP, 1 MHz, 出力はPin13 G12(A1)との差 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) −1 0 1 dB 入力アンプ利得 Int. 8 ∆G13(A2) VIN48 = 0.7 VPP, 1 MHz, 出力はPin13 G12(A1)との差 (VIN6 = 無入力) −1 0 1 dB 入力アンプ利得 Int. 9 ∆G15(1) VIN48 = 0.7 VPP, 1 MHz, 出力はPin15 G12(A1)との差 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) −1.4 − 0.7 0 dB 入力アンプ利得 Ext. 1 G12(B1) 入力はPin3 (VIN3 = 0.7 VPP, 1 MHz) 出力はPin12 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) 5 6 7 dB 入力アンプ利得 Ext. 2 ∆G12(B2) VIN3 = 0.7 VPP, 8.5 MHz G12(B1)との差 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) −0.8 −0.3 0.2 dB 入力アンプ利得 Ext. 3 ∆G13(B1) VIN3 = 0.7 VPP, 1 MHz, 出力はPin13 G12(B1)との差 (VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波) −1 0 1 dB G19(1) VIN17 = 0.4 VPP, 0.1 MHz −1 − 0.3 0.4 dB 4.5 MHz LPF 周波数特性 1 ∆G19(2) VIN17 = 0.4 VPP, 2.5 MHz G19(1)との差 −1 − 0.3 0.4 dB 4.5 MHz LPF 周波数特性 2 ∆G19(3) VIN17 = 0.4 VPP, 4.2 MHz G19(1)との差 −2.6 −1.1 0.4 dB 4.5 MHz LPF 利得 1 4 記号 SDB00039BJB AN8936FA ■ 電気的特性(つづき) VCC = 5 V, Ta = 25 °C 項目 記号 条件 最小 標準 最大 単位 4.5 MHz LPF 周波数特性 3 ∆G19(4) VIN17 = 0.4 VPP, 4.5 MHz G19(1)との差 −5.7 −2.7 − 0.2 dB 4.5 MHz LPF 周波数特性 5 ∆G19(5) VIN17 = 0.4 VPP, 5.73 MHz G19(1)との差 −50 −35 dB 4.5 MHz LPF 群遅延 ∆GD19 VIN17 = 0.4 VPP, 0.1 MHz から 3.58 MHz までの群遅延の差 −70 0 70 ns ビデオアンプ利得 1 G22(1) VIN20 = 0.4 VPP, 0.1 MHz 14.1 14.7 15.3 dB ビデオアンプ利得 2 ∆G22(2) VIN20 = 0.4 VPP, 4.5 MHz G22(1)との差 − 0.6 − 0.2 0.2 dB ビデオアンプ利得 3 G22(3) VIN20 = 0.4 VPP, 0.1 MHz −40 −35 dB ∆G22(4) VIN20 = 0.02 VPP, 4.5 MHz G22(2)との差 −6.5 −4.5 −2.5 dB 1 1.8 V 3 3.3 V 入力信号(Pin48)は白100 % による BS信号、 入力アンプのゲインは 6 dB 1.8 2 2.2 VPP VIN45 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波 0.84 1 1.16 VPP ビットストリーム出力電圧 Ext. ∆V9(B1) VIN6 = 0.5 VPP, 2 MHz 方形波 0.84 1 1.16 VPP ビットストリーム検出電圧 1 V14(1) VIN6 = 0.1 VPP, 2 MHz 方形波 0.1 1 V ビットストリーム検出電圧 2 V14(2) VIN6 = 0.3 VPP, 2 MHz 方形波 4 4.9 V ビデオアンプ N.R. 特性 C/N 検出電圧 1 V26(1) VIN48 = 31.8 mVPP, 11 MHzのとき V26 = 2.5±0.05 V となるようにV8 を調整してからVIN48 = 0.0635 VPP, 11 MHz で測定 C/N 検出電圧 2 V26(2) VIN48 = 31.8 mVPP, 11 MHz のとき V26 = 2.5±0.05 V となるようにV8 を調整してから VIN48 = 15.9 mVPP, 11 MHz で測定 映像系トータルチェック ビットストリーム出力電圧 Int. V25 V9(A1) QPSK 位相検波出力 1 V27 VIN48 = 0.4 VPP, 5.7273 + 0.05 MHz 0.45 0.6 0.75 VPP QPSK 位相検波出力 2 ∆V31 VIN48 = 0.4 VPP, 5.7273 + 0.05 MHz V31 を測定し、V27 との差 −0.8 0 0.8 dB QPSK BPF/LPF 周波数特性 1 ∆V27(B) VIN48 = 0.4 VPP, 6.2273 MHz f27 = 0.5 MHz fIN48 = 5.7773 MHzでのV27 との差 −3.7 −2 − 0.2 dB QPSK BPF/LPF 周波数特性 2 ∆V27(C) VIN48 = 0.4 VPP, 6.7273 MHz f27 = 1 MHz fIN48 = 5.7773 MHzでのV27 との差 −18 −10 dB QPSK BPF/LPF 周波数特性 3 ∆V27(D) VIN48 = 0.4 VPP, 5.2273 MHz f27 = 0.5 MHz fIN48 = 5.7773 MHzでのV27 との差 −6 −4 −1.8 dB QPSK BPF/LPF 周波数特性 4 ∆V27(E) VIN48 = 0.4 VPP, 4.7273 MHz f27 = 0.5 MHz fIN48 = 5.7773 MHzでのV27 との差 −20 −15 dB SDB00039BJB 5 AN8936FA ■ 電気的特性(つづき) VCC = 5 V, Ta = 25 °C 項目 記号 条件 最小 標準 最大 単位 QPSK BPF/LPF 周波数特性 5 ∆V27(F) VIN48 = 0.4 VPP, 3.58 MHz f27 ≈ 2.15 MHz fIN48 = 5.7773 MHzでのV27 との差 −40 −36 dB キャプチャレンジ 1 CR+ 入力信号(Pin48)は QPSK 20 115 KHz キャプチャレンジ 2 CR− 入力信号(Pin48)は QPSK −115 −20 KHz データ出力 "H" VH V28, 30 = 3.5 VのときのV37, 38 の電圧 3.5 4.1 V データ出力 "L" VL V28, 30 = 2.9 VのときのV37, 38 の電圧 0.9 1.5 V クロックフリーラン周波数 ∆f40 V41 = 1/2VCC(=2.5 V)、f40 を測定し、 − 0.35 0.55 18.432 MHz との差 1.45 kHz クロック出力 V40 V41 = 1/2VCC(=2.5 V) 1.1 1.5 VPP クロック周波数調整 (+) ∆f40(+) V 41 = 4 V、f40(+) を測定し、18.432 MHz との差 3.2 3.7 kHz クロック周波数調整 (−) ∆f40(−) V 41 = 1 V、f40(−) を測定し、18.432 MHz との差 −6.3 −4 kHz スイッチ切換電圧 "H" VSW-H Pin1, 2, 4, 10, 11, 46 の"H" レベル への切換電圧 4 5 V スイッチ切換電圧 "L" VSW-L Pin1, 2, 4, 10, 11, 46 の"L" レベル への切換電圧 0 1 V 最小 標準 最大 単位 • 設計参考資料 注 ) 下記特性は設計上の理論値であり、保証値ではありません。 項目 6 記号 条件 DG DG VO23 で2VPP, APL = 10, 50, 90 % 1.8 3 % DP DP VO23 で2VPP, APL = 10, 50, 90 % 1.8 3 度 ディスパーサル除去率 RDIS ∆f = 3 MHz, fDIS = 30Hz −50 −45 dB 映像輝度 S/N S/N HPF 10 kHz, LPF 4.2 MHz 使用 Unweight 56 50 dB 入力アンプ分離度 1 ∆G12 V2 = "L" で VIN48 入力、 または V2 = "H" で VIN3 入力(f = 1 MHz)での G12(A1)との差(75 Ω 終端) −55 −45 dB 入力アンプ分離度 2 ∆G13 V1 = "L" で VIN48 入力、 または V1 = "H" で VIN3 入力(f = 1 MHz)での G13(A1)との差(75 Ω 終端) −55 −45 dB ビットストリーム分離度 1 ∆G9(1) V2 = 1 V, V6 = 3.5 V, 入力はPin45 (V IN45 = 0.5 V PP, f IN45 = 2 MHz 方形波) −55 −45 dB ビットストリーム分離度 2 ∆G9(2) V2 = 4 V, 入力は Pin6 (VIN6 = 0.5 VPP, fIN6 = 2 MHz方形波) −55 −45 dB SDB00039BJB AN8936FA ■ 端子等価回路 等価回路 Pin No. 説明 インピー DC 電圧 ダンス 検波出力切換 1 : 1 100 kΩ 0V 100 kΩ 0V 50 kΩ 2.5 V Pin13(検波出力 2)の出力を切り換 1 40kΩ える。 "L" レベル ; Pin3 "H" レベル ; Pin48 60kΩ からの入力信号を出力する。 "L" レベルはオープン可。 検波出力切換 2 : 2 Pin12(検波出力 1)と Pin9(ビットス 2 トリーム出力)の出力を切り換える。 40kΩ "L" レベル ; Pin3, 6 "H" レベル ; Pin45, 48 60kΩ からの入力信号をそれぞれPin9, 12 端子に出力する。 "L" レベルはオープン可。 外部検波信号入力 : 3 ベースバンド信号の入力アンプへ 100kΩ (±10 %) の外部入力用端子。 3 入力レベル ; 100kΩ min. 0.62 ∼ typ. 0.67 ∼ max. 0.72 VPP 映像出力ミュート : 4 180 kΩ 5V 125 kΩ 1.5 V 40 kΩ 2.75 V 映像信号のミュートスイッチ。 126kΩ 54kΩ "L" レベル ; 通常動作 4 "H" レベル ; 映像信号ミュート "H" レベルはオープン可。 5 7 100kΩ 50kΩ 5 入力アンプゲイン調整 : 0 ∼ 3 V で入力アンプのゲインを 調整。Pin48 から入力される信号の み調整できる。 50kΩ 6 外部ビットストリーム入力 : 200Ω ビットストリームの入力端子。 6 40kΩ (±10 %) 入力レベル ; min. 0.4 ∼ typ. 0.5 ∼ max. 0.6 VPP 2.75V SDB00039BJB 7 AN8936FA ■ 端子等価回路(つづき) 等価回路 Pin No. 説明 レファレンス電圧 : 7 インピー DC 電圧 ダンス 0Ω 3V 105 kΩ 1.5 V 13 Ω 2.6 V ゲイン調整用ボリュームのための レファレンス電圧端子。 100kΩ 7 1.8kΩ C/N 検出電圧調整 : 8 7 20kΩ 50kΩ 60kΩ C/N 検出電圧の調整用端子。 (0 ∼ 3 V で調整) 8 50kΩ ビットストリーム出力 : 9 ビットストリーム信号の出力端子。 (±20 %) 75 Ωドライブ可能。 出力レベル ; 9 10 min. 0.8 ∼ typ. 1 ∼ max. 1.2 VPP N.C. : IC 内部無接続 シングルデコーダ/ダブルデコーダ 11 モード切換 : シングル/ ダブルデコーダ切り換え 100kΩ 50kΩ 11 用のスイッチ。 "L" レベル ; シングルデコーダ "H" レベル ; ダブルデコーダ 200Ω "H" レベルはオープン可。 シングルデコーダ時 ; Ext. det.(Pin3)、 Ext. Bit stream(Pin6) の使用不可。 Pin6 オープン可。(シングル時のみ) 8 SDB00039BJB 150 kΩ 3.3 V AN8936FA ■ 端子等価回路(つづき) 等価回路 Pin No. 説明 12 Pin12 ; 検波出力 1 13 Pin13 ; 検波出力 2 : インピー DC 電圧 ダンス 0 2.5 V (10 Ω以下) 入力アンプの出力端子。 75 Ωドライブ可能。 Pin12, 13 出力レベル ; min. 0 ∼ typ. 1.34 ∼ max. 2 VPP ビットストリーム検出 : 14 20 Ω 2.5 V Pin6 にビットストリーム信号が入 力されたとき電流が流れる。(オー プンコレクタ) GND との間に 5 kΩ 以上の抵抗を 200Ω 接続して使用する。 14 検波出力 3 : 15 入力アンプの出力端子。 (±20 %) 出力レベル ; min. 0 ∼ typ. 1.34 ∼ max. 2 VPP 15 この端子からは常に Pin48 から入 力された信号が出力される。 to filter フィルタレファレンス : 16 200 Ω 3.3 V 270 kΩ 2.2 V 各フィルタの自動調整用のレファ レンス端子。 200Ω 16 4.5 MHz LPF 入力 : 17 4.5 MHz LPF の入力端子。 100Ω 入力レベル ; 17 270kΩ min. 0.35 ∼ typ. 0.4 ∼ max. 0.6 VPP 2.2V SDB00039BJB 9 AN8936FA ■ 端子等価回路(つづき) Pin No. 等価回路 18 説明 インピー DC 電圧 ダンス GND (映像系) 4.5 MHz LPF 出力 : 19 20 Ω 2.2 V ∞ 1.2 V 600 Ω 3.2 V 30 Ω 0.6 V 4.5 MHz LPF の出力端子。 出力レベル ; 19 min. 0.35 ∼ typ. 0.4 ∼ max. 0.42 VPP パルスクランプ入力 1 : 20 1 段目のクランプ回路・映像アンプ 20 への入力端子。 入力レベル (輝度信号レベル) ; min. 0 ∼ typ. 0.4 ∼ max. 0.6 VPP 1.2V パルスクランプ用レファレンス : 21 200Ω 500Ω パルスクランプ回路のパルス抜き 取り用のレファレンス端子。 500Ω 400kΩ 100Ω 21 映像アンプ出力 : 22 50Ω 映像アンプの出力端子。 (±20 %) Pin23と容量結合する。 出力レベル (輝度信号レベル) ; 22 min. 1.65 ∼ typ. 2 ∼ max. 2.35 VPP パルスクランプ入力 2 : 23 ∞ 1.3 V 2段目のクランプ回路への入力端子。 23 入力レベル (輝度信号レベル) ; 1kΩ 24 min. 0 ∼ typ. 2 ∼ max. 2.35 VPP 電源電圧 (映像系) : 必ず Pin36(QPSK 電源電圧)と同電 位とすること。 10 SDB00039BJB AN8936FA ■ 端子等価回路(つづき) 等価回路 Pin No. 説明 映像信号出力 : 25 映像信号の出力端子。 100Ω 25 43.2kΩ 130 Ω 1.3 V (±20 %) 出力レベル (輝度信号レベル) ; min. 1.65 ∼ typ. 2 ∼ max. 2.35 VPP C/N 検出電圧出力 : 26 インピー DC 電圧 ダンス 43.2 kΩ 5V 11 MHz 付近のノイズレベルを取り (±20 %) 100Ω 26 出して C/N 検出電圧とする。 50Ω 27 Pin27 ; アイパターン出力 Q 31 Pin31 ; アイパターン出力 I : 400 Ω 2.7 V 15 kΩ 3.2 V 250 Ω 2.4 V アイパターンの出力端子。 500Ω Pin27 はPin28 と、Pin31 はPin30 と Pin27, 31 それぞれ容量結合する。 出力レベル ; min. 0.5 ∼ typ. 0.65 ∼ max. 0.8 VPP 28 Pin28 ; アイパターン入力 Q 30 Pin30 ; アイパターン入力 I : 200Ω Pin28, 30 アイパターンの入力端子。 コンパレータとキャリア位相比較 15kΩ 器への入力となる。 3.2V 入力レベル ; min. 0.5 ∼ typ. 0.65 ∼ max. 0.8 VPP 29 QPSK AGC : 29 QPSK AGC のピークホールド端子。 250Ω 32 500Ω N.C. : IC 内部無接続。 SDB00039BJB 11 AN8936FA ■ 端子等価回路(つづき) 等価回路 Pin No. 説明 50 Ω 2.5 V Pin34 ; コスタス出力 (+) 6.6 kΩ 4.7 V Pin35 ; コスタス出力 (−) : VCO 位相誤差電圧出力 : 33 インピー DC 電圧 ダンス VCO の位相誤差電圧の出力端子。 Pin34, 35 との間にラグリードフィ 100Ω ルタを接続する。 33 100Ω 34 35 Pin34, 35 6.6kΩ 200Ω QPSK コスタスループの出力端子。 1MΩ 36 電源電圧 (QPSK) 37 Pin37 ; データ出力 Q 100 Ω 38 Pin38 ; データ出力 I : (±20 %) I, Q データの出力端子。 200Ω Pin37, 38 200Ω 出力レベル ; min. 2 ∼ typ. 3.2 ∼ max. 5 VPP 39 PCM デコーダに接続する。 GND (QPSK・クロック) データクロック出力 : 40 データクロック(18.4 MHz)の出力 50Ω 20 Ω 3.3 V (±20 %) 端子。 40 出力レベル ; min. 1.1 ∼ typ. 1.5 ∼ max. 2 VPP 50Ω データクロック位相誤差電圧入力 : 41 200Ω 41 PCM デコーダの位相誤差(PD 信号) をラグリードフィルタを通して入 力する。 0 V ∼ VCC 電圧まで入力可能。 12 SDB00039BJB 100 kΩ 2.5 V AN8936FA ■ 端子等価回路(つづき) 等価回路 Pin No. 説明 データクロック VCO 出力 : 42 インピー DC 電圧 ダンス 20 Ω 1.8 V 8.3 kΩ 3.3 V 52 kΩ データクロック VCO(18.4 MHz)の 50Ω 出力端子。 Pin42との間に水晶発振子を入れる。 42 出力レベル ; min. 0.5 ∼ typ. 1 ∼ max. 1.5 VPP 43 データクロック VCO 入力 : 100Ω 43 データクロック VCO の入力端子。 入力レベル ; 8.2kΩ min. 0.4 ∼ typ. 0.6 ∼ max. 0.8 VPP 3.3V 44 電源電圧 (クロック) 内部ビットストリーム入力 : 45 ビットストリームの入力端子。 (±10 %) 入力レベル ; min. 0.4 ∼ typ. 0.5 ∼ max. 0.6 VPP 200Ω 45 46 7 40kΩ ノイズリダクションスイッチ : 80 kΩ 3.2 V ノイズリダクション(N.R.)のスイ ッチ。 "L" レベル ; N.R. off 46 "H" レベル ; N.R. on "H" レベルはオープン可。 40kΩ 47 電源電圧 (入力アンプ) 内部検波信号入力 : 48 45 kΩ 3.3 V ベースバンド信号の入力アンプへ 100Ω の内部入力端子。 48 入力レベル ; 45kΩ min. 0.5 ∼ typ. 0.67 ∼ max. 2.2 VPP 3.3V SDB00039BJB 13 AN8936FA Video out 8pF 44 17 9.1kΩ 45 16 390Ω 0.022µF 910Ω 46 15 47 14 48 13 Video VCC 0.047µF 0.022µF 0.033µF 0.22µF 470pF Video GND Bit detector 47kΩ Det. out for MUSE 2200µF 75Ω 12 Det. out for JSB 2200µF 75Ω N.C. モード切換 Bit STRM out 2200µF 62Ω 9 0.01µF 50kΩ SDB00039BJB C/N adj. 3V ref. 1µF 0.1µF External Bit STRM in 50kΩ 0.01µF Det. adj. Video mute External det. in SW2 SW1 10µF 1 10µF 11 18 10 43 8 19 7 42 6 20 1.5kΩ 25 26 28 27 0.1µF 0.022µF 29 0.1µF 30 31 220kΩ N.C. 41 5600pF 14 32 21 5 40 1000pF 22kΩ 0.1µF 1kΩ 水晶 10pF 18.432MHz 390Ω Unswitch VCC BB in 33 22 4 39 QPSK/CLK GND 0.022µF CLK out N.R. SW 34 23 3 38 2 24 I-out CLK VCC Intemal Bit STRM in 0.022 1.8 0.022 µF kΩ µF 37 Q-out PD in 0.1 µF 1.8 kΩ 35 36 QPSK VCC AGC C/N out ■ 応用回路例 AN8936FA ■ 取り扱い上の注意 本 IC の電源電圧端子は、Pin24, 36, 44, 47 です。 このうち、Pin24 と Pin36 は同電位でご使用ください。 ■ 技術資料 1. QFP048-P-1010C パッケージの許容損失 PD T a 1600 1524 1400 ガラエポ基板 (75 × 75 × 0.8t mm3) Rth(j-a) = 82 °C/W PD = 1524 mW (25 °C) 許容損失 PD (mW) 1200 1000 828 800 単体 Rth(j-a) = 151 °C/W PD = 828 mW (25 °C) 600 400 200 0 0 25 75 50 100 125 150 周囲温度 Ta (°C) 2. 静電破壊レベル(参考値) C = 200 pF ピン (+) V (−) V 19 (4.5 MHz LPF 出力) 190 > 200 SDB00039BJB 15 AN8936FA ■ 技術資料(つづき) 3. 4.5 MHz LPF の周波数特性について 4.5 MHz LPF の周波数特性(本 IC の Pin17 から Pin19 までの周波数特性)は、おおむね図 1 のようになり ます。 この LPF の前にディエンファシスフィルタを接続(図 2)したときの周波数特性を図 3 に示します。 ディエンファシスフィルタの 390 Ω を 470 Ω に変更したときの周波数特性を図 4 に示します。 このように、ディエンファシスフィルタの周波数特性を変更することにより、結果的に 4.5 MHz LPF の 周波数特性を変更することが可能です。 0 520 ゲイン 500 −2 480 −4 群遅延 (ns) 群遅延 440 −8 420 −10 400 −12 380 −14 360 −16 340 −18 ゲイン (dB) −6 460 1.5kΩ 0.22µF 17 15 19 LPF 390Ω 470pF 0 1 2 3 4 5 周波数 (MHz) 図1 図2 0 520 0 500 −2 500 −2 480 −4 480 −4 −6 460 440 −8 420 −10 400 −12 440 −8 420 −10 −12 400 ゲイン −14 380 −14 360 −16 360 −16 340 −18 340 −18 380 ゲイン 0 16 −6 群遅延 1 2 3 4 0 5 1 2 3 周波数 (MHz) 周波数 (MHz) 図3 図4 SDB00039BJB 4 5 ゲイン (dB) 群遅延 群遅延 (ns) 群遅延 (ns) 460 ゲイン (dB) 520 AN8936FA ■ 新外形図(単位 : mm) • QFP048-P-1010D (鉛フリー) 12.00±0.20 10.00±0.20 25 36 24 48 13 12 0.65 0.30±0.05 0.10±0.10 (1.425) 1.95±0.20 1 12.00±0.20 10.00±0.20 (1.425) 37 0.15±0.05 (1.00) Seating plane 0° to 10° 0.50±0.20 SDB00039BJB 17 本資料に記載の技術情報および半導体のご使用にあたってのお願いと注意事項 (1) 本資料に記載の製品および技術で、 「外国為替及び外国貿易法」 に該当するものを輸出する時、 ま たは、 国外に持ち出す時は、日本政府の許可が必要です。 (2) 本資料に記載の技術情報は製品の代表特性および応用回路例などを示したものであり、 工業所有 権等の保証または実施権の許諾を意味するものではありません。 (3) 本資料に記載されている製品は、 標準用途 — 一般電子機器(事務機器、 通信機器、 計測機器、 家電 製品など)に使用されることを意図しております。 特別な品質、 信頼性が要求され、 その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり、 人体に危害を及ぼす — 恐れのある用途 特定用途(航空・宇宙用、交通機器、燃焼機器、生命維持装置、安全装置など)に ご使用をお考えのお客様および当社が意図した標準用途以外にご使用をお考えのお客様は、 事前に 弊社営業窓口までご相談願います。 (4) 本資料に記載しております製品および製品仕様は、 改良などのために予告なく変更する場合があ りますのでご了承ください。 したがって、 最終的な設計、 ご購入、 ご使用に際しましては、 事前に最新 の製品規格書または仕様書をお求め願い、 ご確認ください。 (5) 設計に際して、 特に最大定格、 動作電源電圧範囲、 放熱特性については保証範囲内でご使用いただ きますようお願い致します。 保証値を超えてご使用された場合、 その後に発生した機器の欠陥につ いては弊社として責任を負いません。 また、 保証値内のご使用であっても、 弊社製品の動作が原因でご使用機器が各種法令に抵触しな いような冗長設計をお願いします。 (6) 防湿包装を必要とする製品につきましては、 個々の仕様書取り交わしの折、 取り決めた条件 (保存 期間、開封後の放置時間など)を守ってご使用ください。 (7) 本資料の一部または全部を弊社の文書による承諾なしに、 転載または複製することを堅くお断り いたします。 本資料(データシート)ご利用に際しての注意事項 A. 本資料は、 お客様のご用途に応じた適切な松下半導体製品を購入いただくためのご紹介資料です。 記載されている販売可能な品種および技術情報等は、 予告なく常に更新しておりますので、 ご検討 にあたっては、 早めに弊社営業部門にお問い合わせの上、最新の情報を入手願います。 B. 本資料は正確を期し、 慎重に制作したものですが、 記載ミス等の可能性があります。 したがって、 弊 社は資料中の記述誤り等から生じる損害には責任を負わないものとさせて頂きます。 C. 本資料は、 お客様ご自身でのご利用を意図しております。 したがって、 弊社の文書による許可なく、 インターネットや他のあらゆる手段によって複製、 販売および第三者に提供するなどの行為を禁止 いたします。 2001 MAR