取扱説明書 ペーパーレスレコーダ用 データビューワ INP-TN513550o 警告 ・ 当製品が万一故障や誤作動した場合や、お客様の作成されたプログラムに欠陥があった場 合でも、ご使用されるシステムの安全が十分確保されるよう、保護・安全回路等を設け、 人身事故・重大な災害に対する安全対策が十分確保できるようにしてください。 ・ 本書の内容の一部、または全部を無断で記載することはできません。 ・ 本書の内容につきましては、将来予告なしに変更することがあります。 ・ 本書の内容につきましては、正確さを期するために万全の注意を払っておりますが、本書 中の誤記や情報の抜け、あるいは情報の使用に起因する結果が生じた間接損害を含むいか なる損害に対して、弊社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。 ・ インストールディスクに Readme.txt ファイルが収録されている場合は必ずお読みくださ い。 ・ ご使用環境(システム等)や、ご利用方法によっては正常に動作しない場合があります。 ・ メーカ製の PC 以外(自作等)での動作は保証いたしかねますので、あらかじめご了承く ださい。 注)Windows XP/2000/Me/98/95/NT/7 は、Microsoft Corporation の登録商標です。 注)Compact Flash は、Scandisk Corporation の登録商標です。 -i- 目次 1. 概要 ······························································································································1 1.1 はじめに ···················································································································1 1.2 ペーパーレスレコーダ用データビューワについて ·····························································1 1.3 パッケージの内容 ·······································································································1 1.4 推奨動作環境 ·············································································································1 1.5 ペーパーレスレコーダ用データビューワのインストール ····················································1 1.6 ペーパーレスレコーダ用データビューワのアンインストール方法 ········································4 2. 記録データのコピー ·········································································································5 3. 基本操作 ························································································································6 3.1 起動 ·························································································································6 3.2 記録データファイルおよび積算データファイルの開き方 ····················································7 3.2.1 記録データファイルを直接指定して開く方法······························································7 3.2.2 記録データファイルを管理リストに登録して開く方法 ··············································· 10 3.2.3 積算データファイルを開く方法·············································································· 15 3.3 トレンド画面表示 ····································································································· 17 3.3.1 トレンド画面の縦表示方法について········································································ 19 3.3.2 目盛数の変更方法について···················································································· 20 3.3.3 時間軸の拡大/縮小····························································································· 21 3.3.4 時間軸のカーソル表示·························································································· 22 3.3.5 フラグの表示······································································································ 23 3.3.6 必要な範囲の記録データの取り出し········································································ 24 3.4 記録レンジの設定値表示 ···························································································· 25 3.5 瞬時値表示 ·············································································································· 26 3.6 イベントサマリ表示 ·································································································· 28 3.6.1 アラーム情報一覧表示·························································································· 28 3.6.2 メッセージ発生情報一覧表示················································································· 30 3.6.3 フラグ設定時刻一覧表示······················································································· 31 3.7 積算データ表示 ········································································································ 33 3.8 CSV ファイル変換 ····································································································· 34 3.9 カーソル間解析表示 ·································································································· 35 4. 印刷 ···························································································································· 36 4.1 印刷プレビュー ········································································································ 36 4.2 印刷プレビューメニュー ···························································································· 38 4.3 印刷プレビューでの印刷例 ························································································· 40 4.4 印刷 ······················································································································· 42 5. ファイル結合機能 ·········································································································· 44 5.1 ファイルの結合方法 ·································································································· 45 6. イーサネット通信を利用したファイル取り出し機能 ····························································· 46 6.1 ファイルの取り出し方法 ···························································································· 46 -ii- 7. FTP 通信を利用した記録ファイルの自動取得機能································································ 48 7.1 FTP 通信を利用したファイル取り出し方法 ···································································· 48 7.2 設定画面の説明 ········································································································ 50 7.3 取り出し可能なファイル ···························································································· 50 8. リアルタイムトレンド機能 ······························································································ 51 8.1 リアルタイムトレンド画面の表示方法 ·········································································· 51 8.2 リアルタイムトレンド画面の説明 ················································································ 53 8.3 測定値表示画面の説明 ······························································································· 54 9. 簡易帳票機能 ················································································································ 55 9.1 帳票画面の表示方法 ·································································································· 57 -iii- 1. 概要 1.1 はじめに 本書は、ペーパーレスレコーダ用データビューワのインストールおよび操作方法について記載してあ りますので、必ず本書をよくお読みの上、ご使用ください。 1.2 ペーパーレスレコーダ用データビューワについて このペーパーレスレコーダ用データビューワ(以下ビューワ)は、ペーパーレスレコーダにセッティ ングされているメモリカードをアダプタまたは FTP 通信を介してパソコンで記録データを参照すること ができます。 1.3 パッケージの内容 ・ インストール CD-ROM:1 枚 ・取扱説明書(本書,CD-ROM 内に含む) 1.4 推奨動作環境 ・Microsoft Windows 2000/XP,Windows 7(Home Permium,Professional)がインストールされ ているコンピュータ (Windows95、98、NT、Me では動作しません。 ) ・30MB 以上の空き容量があるハードディスク ・64MB 以上の RAM ・PC カードスロット(1 スロット) ・メモリカード(コンパクトフラッシュ)(推奨カード:形式 PHZP2801) ・PC カードアダプタ(推奨アダプタ:形式 PHZP0501) ・プリンタドライバ(必須) ・メーカ製の PC(自作 PC や、ショップブランド PC などでは動作しない場合があります。) 1.5 ペーパーレスレコーダ用データビューワのインストール 1) アプリケーションを起動している場合はすべて終了させます。 2) 既にデータビューワがインストールされている場合(例えば、以前のバージョンのデータビュー ワをお使いになられていた場合)は、コントロールパネルにあるアプリケーションの追加と削除 を開き、データビューワを削除します。 3) CD-ROM をセットします。 4) 自動的にメニューが表示されますので画面に表示される指示に従って操作を進めます。メニュー が表示されない場合は,マイコンピュータから CD-ROM のドライブをダブルクリックして下さ い。メニューが表示されます。 5) 「データ表示のセットアップが完了しました」のメッセージが表示されればインストール作業は 完了です。 -1- 注1) パソコンの起動時、下図のようにユーザ名を全角文字で登録した場合、インストールが正常に行 えません。 この問題の対策として、次の2つの方法があります。 対策方法 1: ユーザ名を“administrator”で登録し、インストールします。 次の順に操作を行い、インストールしてください。 ① パソコン起動時に登録するユーザ名を“administrator”(半角文字)で登録し、パソコン を立上げてください。 ② 前頁の1.5項を参照し、通常の方法でインストールを行ってください。 ③ パソコンの電源を落とし、再度通常使用しているユーザ名でパソコンを立ち上げてくださ い。 なお、Windows XP の場合は、以下を参照してユーザ名を変更してください。(本設定変更 を行うと、起動画面や画面左下のスタートをクリックした時のメニューの出方が変わる場合 があります。 ) 【設定方法】 1. 画面左下のスタートから、設定→コントロールパネル→ユーザアカウントと進む。 ⇒ <ユーザアカウント>の画面になる。 2. “作業を選びます”の中の“ユーザのログオン方法を変更する”をクリックする。 ⇒ <ログオンとログオフのオプションを選択します>の画面になる。 3. “ようこそ画面を使用する”のチェック BOX をクリックしてチェックを外す。 4. “オプションの適用”ボタンをクリックする。 5. 画面左下のスタートから、シャットダウンに進む。 ⇒ 画面中央に WINDOW が出るので、シャットダウンまたは再起動をする。 6. 再起動したら、Windows へログインのユーザ名を administrator にする。 7. この状態で、プログラムをインストールする。 8. インストールが終了したら、上記 1.と 2.に従って進む。 ⇒ <ログオンとログオフのオプションを選択します>の画面になる。 9. “ようこそ画面を使用する”のチェック BOX をクリックしてチェックをつける。 “ユーザの画面切り替えを使用する”はチェックしてもしなくても良いですが、チェッ クを入れると画面左下のスタートからログオフができるようになります。 <ここでメッセージが出ることがありますが、画面に従って作業してください。> 10. “オプションの適用”ボタンをクリックする。 11. 画面左下のスタートから、シャットダウンに進み、シャットダウンまたは再起動する。 -2- 対策方法 2:CD からプログラム等必要なデータを一式コピーします。 次の順に操作を行い、プログラムをコピーしてください。 ① エクスプローラを立上げ、C ドライブの“Program Files”フォルダの中に、“記録計 データビューワ”という名前のフォルダを新規に作成してください。 新規フォルダ 作成 ② PHR の付属 CD-ROM をパソコンにセットしてください。 ③ エクスプローラで CD-ROM の“Japanese¥Viewer¥Support”フォルダを開いてくださ い。 “Japanese¥Viewer¥Support”フォルダ データビューワ 実行ファイル ④ このフォルダ内のファイル全てを①で作成した“記録計データビューワ”フォルダにコ ピーしてください。 ⑤ ④でコピーしたファイルの中に“記録計データビューワ.exe”という名前のファイルがあ ります。このファイルを実行すると記録計データビューワが使用できますので、“記録計 データビューワ.exe”のショートカットをスタートメニューに登録してください。 -3- (注意) この方法でデータビューワを使えるようにした場合、プログラムの削除方法が通常と異なり ます。 (1.6項 ペーパーレスレコーダ用データビューワのアンインストール方法は使用できませ ん。) データビューワを削除する場合は、今回作成したフォルダを全て削除してください。 注2) 注 1 以外のなんらかの原因でインストールが正常にできない場合は、上記の対策方法 2 を行って ください。 注3) ご使用環境(システム等)や、ご利用方法によっては正常に動作しない場合があります。 注4) メーカ製の PC 以外(自作等)での動作は保証いたしかねますので、あらかじめご了承ください。 1.6 ペーパーレスレコーダ用データビューワのアンインストール方法 ペーパーレスレコーダ用データビューワのアンインストールは、Windows のスタート→設定→コント ロールパネル→アプリケーションの追加と削除にて、記録計データビューワを選択し、Windows の指示 (注意事項を含む)に従って削除してください。 なお、異なるバージョンをインストールする場合は、必ず、次のバージョンをインストールする前に、 現在入っているソフトを上記の方法でアンインストールしてください。起動しないなど、正常に動作し なくなる場合があります。 -4- 2. 記録データのコピー メモリカードの記録データをパソコンのハードディスクにコピーします。 メモリカードをパソコンの PC カードスロットにセットします。 PC カードスロット PC カードアダプタ(コンパクトフラッシュアダプタ) メモリカード(コンパクトフラッシュ) メモリカード内のフォルダを選び、 [編集]-[コピー]をクリックします。 次にパソコンのハードディスクのドライブを選び、[編集]-[貼り付け]をクリックしてコピーを実行 します。 -5- 3. 基本操作 3.1 起動 スタートメニューの[プログラム]-[記録計データビューワ]-[記録計データビューワ]をク リックします。 図 3-1にデータ表示画面が表示されます。 図 3-1 データ表示画面 -6- 3.2 記録データファイルおよび積算データファイルの開き方 記録データファイルの開き方には 2 種類あり、直接記録データファイルを指定して開く方法と、記録 データファイルを管理リストに登録し、登録されているファイルを指定して開く方法があります。 積算データファイルは、直接指定して開きます。 3.2.1 記録データファイルを直接指定して開く方法 以下の順に操作を行い、記録データファイルを開きます。 ① [ファイル]-[開く]をクリックします。 ② 記録ファイル指定方法選択画面が表示されますので、[記録ファイルを直接指定して開く]を 選択します。 -7- ③ 「 2. 記 録 デ ー タ の コ ピ ー 」 で パ ソ コ ン に コ ピ ー し た フ ォ ル ダ 内 の 記 録 デ ー タ フ ァ イ ル ( S00****.fdt ) を 選 ん で 、[ 開 く ] を ク リ ッ ク し て く だ さ い 。 イ ベ ン ト デ ー タ フ ァ イ ル (A00****.fdt)を選んで[開く]をクリックしても、開くことはできません。 記録データファイルに異常が無ければ、以下の画面が表示されます。 ・記録データトレンド表示 -8- 注意 ① 記録データが無い記録データファイルは開くことができません。 ② 記録データファイルのファイル名(Sxxxxxx.FDT)を変更する場合、対になるイベントデータ ファイルのファイル名(Axxxxxx.FDT)も変更してください。 ファイル名は、Sxxxxxx.FDT と Axxxxxx.FDT の xxxxxx の部分が同じになるように変更して ください。 ファイルの先頭の‘S’と‘A’の文字は変更しないでください。 記録データファイルとイベントデータファイルは、記録開始時に対で作成され、ビューワにて 開く時も対で使用されます。そのため、異なる対の記録データファイルとイベントデータファ イルの xxxxxx の部分が同じになると、ビューワにてファイルを開いた時に、プログラムが正 常に動作しなくなります。 [例] 以下のように、変更後に上段の記録データファイル(S000088.FDT)と下段のイベン トデータファイル(A000088.FDT)が同じ 000088 というフィアル名にならないよう にしてください。 変更前 変更後 ③ S000001.FDT/A000001.FDT 2002-11-19 10:00 S000002.FDT/A000002.FDT 2002-11-19 15:38 S000088.FDT/A000001.FDT 2002-11-19 10:00 S000002.FDT/A000088.FDT 2002-11-19 15:38 ファイルを同時に 4 個以上開かないでください。ビューワが再起動するなど異常な動作をする 場合があります。 ④ ファイル名は、以下のようにはしないでください。ビューワにて読み込むことができなくなり ます。 ・ファイル名が 1 文字(S.FDT,A.FDT) ・9 文字以上のファイル名 ・全角文字を使用したファイル名 -9- 3.2.2 記録データファイルを管理リストに登録して開く方法 記録データファイルを管理リストに登録した場合、ファイルをグループ単位に管理することができ ます。 この機能を使用する場合、最初にファイルを管理リストに登録する必要があります。 以下の順に操作を行い、記録データファイルを管理リストに登録して開きます。 ① [ファイル]-[開く]をクリックします。 ② 記録ファイル指定方法選択画面が表示されますので、[登録済みの記録ファイルを開く]を選択 します。 ③ 最初は管理グループが登録されていませんので、管理グループを登録します。 管理グループの選択画面が表示されますので、[管理グループの新規登録]ボタンをクリックし てください。 -10- ④ 管理グループの新規登録画面が表示されますので、任意の管理グループ名を登録して、[登録] ボタンをクリックしてください。 ⑤ 管理グループ選択画面に、新規に登録した管理グループ名が表示されますので、このグループ名 をダブルクリックしてください。 -11- ⑥ 最初は記録データファイルが登録されていませんので、記録データファイルを登録します。 記録ファイルの選択画面が表示されますので、[記録ファイルの新規登録]ボタンをクリックし てください。 -12- ⑦ 記録ファイルの新規登録画面が表示されますので、任意の記録ファイル名を登録します。 次に[記録ファイルの選択]ボタンをクリックして記録ファイルの選択画面を表示し、実際に開 く記録データファイルを選択します。([開く]をクリックします。)最後に、[登録]ボタンを クリックしてください。 -13- ⑧ 記録ファイル選択画面に、新規に登録した記録ファイル名が表示されますので、このファイル名 をダブルクリックしてください。記録データファイルに異常が無ければ、トレンド画面が表示さ れます。 -14- 3.2.3 積算データファイルを開く方法 以下の順に操作を行い、積算データファイルを開きます。 ① [ファイル]-[積算値表示]をクリックします。 ② 開きたい積算データファイル(下記※を参照)を選んで[開く]をクリックしてください。 ※ ファイル名の意味は次のようになります。 ・T00xxxx.FDT :日報積算データファイル ・D00xxxx.FDT :月報積算データファイル ・M00xxxx.FDT:年報積算データファイル ・E00xxxx.FDT :外部入力積算データファイル -15- 積算データファイルに異常が無ければ、以下の画面が表示されます。 ・積算値表示 注意 ① 積算データファイルは、積算演算を開始したときに作成されます。(記録を開始しても作成され ません。) ② 積算データファイルは、記録データファイルとは対になっていません。 ③ ファイル名は、以下のようにはしないでください。ビューワにて読み込むことができなくなり ます。 ・ファイルの先頭の文字が‘T’,‘D’,‘M’,‘E’以外の文字のファイル名 ・ファイル名が 1 文字(T.FDT,E.FDT) ・9 文字以上のファイル名 -16- 3.3 トレンド画面表示 ②全チャネルのトレンド表示/ 選択チャネルのトレンド表示切替えチェック(A) ③表示チャネル選択チェック(S) 記録ファイル自動取り出し通信状態 警報アラーム発生/解除マーク (赤色) ①スケール表示チャネル切替ボタン メッセージ発生マーク(青色) ⑦表示グループの切り替え フラグマーク ⑥MIN-MAX 表示/平均表示切替ボタン ⑤マス目の輝度調整 ⑧カーソル イベント発生マーク ④バック画面の輝度調整 ① スケール表示チャネル切替ボタン : !"ボタンでスケール表示チャネルが切り替わります。 ② 全チャネルのトレンド表示/選択チャネルのトレンド表示切替チェック(A) : トレンド表示を全チャネル表示するか選択したチャネルのみ表示するかを選択します。 A の文字の左にあるチェックボックス(□)をクリックすることにより、設定が切換わります。 □ ! (チェック有り):全チャネルのトレンド表示を行います。 □(チェックなし):選択したチャネルのみトレンド表示を行います。 ③ 表示チャネル選択チェック(S) : トレンド表示方式を“選択したチャネルのみトレンド表示”にした時、どのチャネルを表示す るかをこのチェックボックスで選択します。 S の文字の左にある▲▼ボタンでチャネルを選択し、S の文字の右にあるチェックボックス (□)をクリックすることにより、トレンド表示/非表示を選択します。 □ ! (チェック有り):このチャネルはトレンド表示を行います。 □(チェックなし):このチャネルはトレンド表示を行いません。 -17- ④ バック画面の輝度調整 : #ボタンで背景が黒くなります。 $ボタンで背景が白くなります。 ⑤ マス目の輝度調整 縦軸:時間 横軸:測定単位 : #ボタンでマス目が白くなります。 $ボタンでマス目が黒くなります。 ⑥ MIN-MAX 表示/平均表示切替ボタン : トレンドの表示方式 M:MIN-MAX 表示と A:平均値表示を切替ます。 MIN-MAX 表示 : 表示更新周期ごとの測定値の最大最小値を線で結び、これを順番に並 べてトレンドを表示する方式です。 平均値表示 : 表示更新周期ごとの測定値の最大最小値の平均を取り、これを順番に 並べてトレンドを表示する方式です。 (平均値表示されるのはトレンドのグラフのみです。瞬時値リストは必ず min/max で表 示されます。 ) 注)MIN-MAX 表示と平均値表示を切り替えることができるのは、記録タイプが最大最小 記録にて記録されたデータのみです。記録タイプが瞬時値および平均値にて記録され たデータは、表示を切り替えることができません。 ⑦ 表示グループの切り替え : トレンド表示する表示グループを切り替えることができます。トレンド表示画面上部にあ るタブをクリックして表示グループまたは”全体表示”を選択してください。 “全体表示”を選択すると、全てのチャネルの記録データを表示することができます。 ⑧ カーソル : トレンド画面上の任意の位置でクリックすると、カーソル1を表示することができます。 さらに、トレンド画面上でマウスの右クリックを行いカーソルを切り替えてからトレンド 画面をクリックすると、カーソル 2 が表示されます。 -18- 3.3.1 トレンド画面の縦表示方法について 以下の操作順でトレンド表示を縦表示に変更できます。トレンド表示を縦表示に変更した場合、印 刷結果および印刷プレビュー画面も縦方向になります。 ① [表示(V)]-[トレンド方向]-[上下]を選択してください。 ② トレンド画面は以下の様に縦表示に変わります。 -19- 3.3.2 目盛数の変更方法について 以下の手順でトレンド表示の目盛数を変更することができます。 ① [表示(V)]-[目盛表示]を選択して、目盛数を設定してください。 例) 目盛を 3 つ表示した時の横トレンド画面 -20- 3.3.3 時間軸の拡大/縮小 トレンド画面の時間軸の拡大/縮小を任意に行うことができます。 [時間軸]をクリックして拡大/縮小に関する項目をクリックしてください。 ・[全体表示]:トレンド表示画面に全ての記録データを表示します。 ・[拡大]:トレンド表示している時間幅を半分にします。 ・[縮小]:トレンド表示している時間幅を 2 倍にします。 ・[カーソル間表示]:カーソル 1 とカーソル 2 の間の記録データをトレンド表示します。 -21- 3.3.4 時間軸のカーソル表示 トレンド画面をクリックしますと時間軸に第 1 カーソルが表れます。カーソルは記録データ内の任 意の場所に設定できます。 SHIFT キーを 1 回押してからトレンド画面をクリックしますと、第 2 カーソルが表れます。以降、 SHIFT キーを押す度に第 1/第 2 カーソルが切り替わります。 第 1/第 2 カーソルを表しておくことで、カーソル位置の測定値(最大値/最小値)を印刷するこ とができます。(4.1項参照) カーソル カーソルの移動方法および消す方法は、[編集]をクリックして下記項目より行うことができます。 ・[1 カーソルアラーム/メッセージ/フラグ左検索]: 左側のイベント発生メッセージまたはフラグに カーソルが移ります。 ・[1 カーソルアラーム/メッセージ/フラグ右検索]: 右側のイベント発生メッセージまたはフラグに カーソルが移ります。 ・[カーソルを消す]:表示されているカーソルが消えます。 注)・ フラグについては、「3.3.5 フラグの表示」を参照してください。 ・ 1 カーソルアラーム/メッセージ/フラグ左検索および右検索は、カーソルがトレンド画面に表 示されていないと機能しません。 ・カーソルの位置を選択する時、クリックした位置の右側の測定値のポイントが選択されます。 -22- 3.3.5 フラグの表示 時間軸にメッセージ(フラグ)を付けて、任意に記録データの検索を行えるようにできます。 フラグを付けたい時間軸にカーソルを表示させます。 [編集]-[任意フラグ追加]をクリックします。 カーソルの表示がフラグの表示に変わります。 フラグ なお、全てのフラグを削除したい場合は、[編集]-[フラグ削除]をクリックしてください。 注)フラグの時間軸の設定時刻を確認したい場合は、「3.6 イベントサマリ表示」を参照してくださ い。 -23- 3.3.6 必要な範囲の記録データの取り出し 必要な範囲の記録データのみ取り出し、新しい記録ファイルとして保存することができます。 ① 新しい記録ファイルとして取り出したい範囲をトレンド画面に表示してください。 ② [ファイル]-[名前を付けて表示画面保存]をクリックしてください。 ③ ファイル名(S******.fdt)を入力し、[保存]ボタンをクリックしてください。 -24- 3.4 記録レンジの設定値表示 表示されている記録データの記録レンジ設定値(最小値,最大値)を表示させることができます。 [表示]-[詳細設定]をクリックしてください。 詳細設定画面が表示されます。 グループ 2~4 レンジを変更する時は、トレンド画面表示左側の目盛領域をクリックし、レンジ設定画面を表示させ レンジを変更してください。 グループ 1~4 のタブをクリックすると、それぞれのグループのチャートを見ることができます。 -25- 3.5 瞬時値表示 表示されている記録データの表示更新周期ごとの最大値,最小値を表示させることができます。 トレンド表示画面のアクティブなカーソル位置を画面先頭に瞬時に表示します。 [ウィンドウ]-[瞬時値表示]をクリックしてください。 瞬時値表示画面が表示されます。 グループ 2~4 瞬時値表示画面 1 画面で表示できる記録データ数は、最大 1202 データですので、1203 番目以降の データを表示させたい時は、[次ページ]ボタンをクリックしてください。 グループ 1~4 のタブをクリックすると、それぞれのグループのチャートを見ることができます。 ”全体表示”を選択すると、全てのチャネルの記録データを表示することができます。 -26- ・瞬時値データのコピー マウスでコピーしたいデータを選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してください。 選択した範囲がクリップボードにコピーされますので、Excel やテキストエディタに貼り付けて 使用することができます。 ・カーソル移動 トレンド表示画面にカーソルが表示されている状態で瞬時値画面の任意の時間のデータをダブル クリックすると、その時間にカーソルが移動します。 -27- 3.6 イベントサマリ表示 警報情報およびメッセージ情報を一覧表で表示します。 [ウィンドウ]-[アラーム/メッセージ/フラグ一覧表]をクリックしてください。 3.6.1 アラーム情報一覧表示 アラーム情報一覧表が表示されます。 注意 本画面(データ)を印刷する機能はありません。 Windows の画面ハードコピーなどで印刷してください。 ・アラーム情報のコピー マウスでコピーしたいデータを選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してください。 選択した範囲がクリップボードにコピーされますので、Excel やテキストエディタに貼り付けて 使用することができます。 ・カーソル移動 トレンド表示画面にカーソルが表示されている状態で任意のアラーム情報をダブルクリックする と、そのアラームの時間付近にカーソルが移動します。 -28- ・警報情報のトレンド画面表示方法について ・警報リスト画面右上にある"設定"ボタンを押してください。 以下の画面が表示されますので、トレンド画面に表示したい警報の"表示"設定をONにしてく ださい。 ・警報情報の表示位置は、トレンド画面上に表示された警報情報をマウスでクリックして移動さ せてください。 トレンド画面 マウスで警報情報をクリックし、表 示位置を上下に移動できます。 ・次回トレンド画面を表示した時に今回の画面を再度表示したい場合は、トレンド画面を閉じる 時に表示情報をセーブしてください。 ・表示情報をセーブした場合、表示した記録ファイルと同じフォルダに表示ファイルのフォルダ 名の'S'の文字 を'F'に変更したファイル(F******.FDT)が作成されます。記録ファイルの移動 や削除を行う場合は、このファイルも一緒に移動や削除を行ってください。 ・同じ記録ファイルを同時に開いている場合は、後で保存した表示情報が保存されますので、注 意してください。 -29- 3.6.2 メッセージ発生情報一覧表示 「メッセージ」をクリックしてください。 クリック メッセージ発生情報一覧表が表示されます。 ・メッセージ発生情報のコピー マウスでコピーしたいデータを選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してください。 選択した範囲がクリップボードにコピーされますので、Excel やテキストエディタに貼り付けて 使用することができます。 ・カーソル移動 トレンド表示画面にカーソルが表示されている状態で任意のメッセージ情報をダブルクリックす ると、そのメッセージの時間付近にカーソルが移動します。 ・メッセージ情報のトレンド画面表示方法について ・メッセージリスト画面右上にある"設定"ボタンを押してください。 メッセージ情報表示切り換え画面が表示されますので、トレンド画面に表示したいメッセージ の"表示"設定を ON にしてください。 ・メッセージ情報の表示位置は、トレンド画面上に表示されたメッセージ情報をマウスでクリッ クして移動させてください。 ・次回トレンド画面を表示した時に今回の画面を再度表示したい場合は、トレンド画面を閉じる 時に表示情報をセーブしてください。 ・表示情報をセーブした場合、表示した記録ファイルと同じフォルダに表示ファイルのフォルダ 名の'S'の文字 を'F'に変更したファイル(F******.FDT)が作成されます。記録ファイルの移動 や削除を行う場合は、 このファイルも一緒に移動や削除を行ってください。 ・同じ記録ファイルを同時に開いている場合は、後で保存した表示情報が保存されますので、注 意してください。 -30- 3.6.3 フラグ設定時刻一覧表示 「フラグ」をクリックしてください。(フラグついては3.3.3項をご覧ください。) クリック フラグ設定時刻一覧表が表示されます。 ・フラグ情報のコピー マウスでコピーしたいデータを選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してください。 選択した範囲がクリップボードにコピーされますので、Excel やテキストエディタに貼り付けて 使用することができます。 ・カーソル移動 トレンド表示画面にカーソルが表示されている状態で任意のフラグ情報をダブルクリックすると、 そのフラグの時間にカーソルが移動します。 -31- ・フラグ情報のトレンド画面表示方法について ・フラグリスト画面右上にある"設定"ボタンを押してください。 以下の画面が表示されますので、トレンド画面に表示したいフラグの"メッセージ"を設定し、 "表示"設定をONにしてください。 ・フラグ情報の表示位置は、トレンド画面上に表示されたフラグ情報をマウスでクリックして移 動させてください。 ・次回トレンド画面を表示した時に今回の画面を再度表示したい場合は、トレンド画面を閉じる 時に表示情報をセーブしてください。 ・表示情報をセーブした場合、表示した記録ファイルと同じフォルダに表示ファイルのフォルダ 名の'S'の文字 を'F'に変更したファイル(F******.FDT)が作成されます。記録ファイルの移動 や削除を行う場合は、このファイルも一緒に移動や削除を行ってください。 ・同じ記録ファイルを同時に開いている場合は、後で保存した表示情報が保存されますので、注 意してください。 -32- 3.7 積算データ表示 積算データ表示画面の説明 積算データ表示画面では、各チャネルの積算記録周期ごとの積算データが表示されます。 グループ 1~4 積算データ表示画面 1 画面で表示できる積算データ数は、最大 1202 データですので、1203 番目以 降のデータを表示させたい時は、[次ページ]ボタンをクリックしてください。 グループ 1~4 のタブをクリックすると、それぞれのグループの積算データを見ることができます。 ”全体表示”を選択すると、全てのチャネルの積算データを表示することができます。 ・積算データのコピー マウスでコピーしたいデータを選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してください。 選択した範囲がクリップボードにコピーされますので、Excel やテキストエディタに貼り付けて 使用することができます。 -33- 3.8 CSV ファイル変換 記録データ(トレンドデータ,イベントデータ,積算データ)を Excel で開くことができる CSV ファイルに変換することができます。 以下の順に操作を行い、CSV ファイルを作成してください。 ① CSV 変換したい記録データを画面の最前面に表示させます。(トレンドデータか積算データの画 面をクリックすると最前面に表示されます。) ② [ファイル]-[CSV ファイル変換]をクリックします。 以上で CSV ファイルが作成されます。(CSV ファイルは,記録データファイルがあるフォルダ (ルート)に作成されます) -34- 3.9 カーソル間解析表示 カーソル1とカーソル2の間の記録データの最大値、最小値、平均値を表示することができます。 カーソルが1つだけ表示されている場合は、最初の記録データからカーソルまでの間の記録データが 計算されて表示されます。 [ウィンドウ]-[カーソル間解析]をクリックすると、下図のカーソル間解析画面が表示されます。 下表に記した入力異常データは、カーソル間の記録データの平均値演算には使用されません。 入力異常状態 バーンアウト エラー オーバー アンダー 測定値 –32768 –32768 32767 –32767 ・カーソル間解析データのコピー マウスでデータを選択し、[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押してください。 カーソル間解析データががクリップボードにコピーされますので、Excel やテキストエディタに 貼り付けて使用することができます。 -35- 4. 印刷 記録データの印刷を行います。 4.1 印刷プレビュー [ファイル]-[印刷プレビュー]をクリックしてください。 印刷結果のプレビュー画面が表示されます。 記録データ 詳細情報 トレンド 画面 [記録データ詳細情報] 記録データの詳細情報は、カーソル位置の測定値印刷とフラグ位置の測定値印刷の 2 つの印刷内容 を切り換えることができます。印刷内容は、4.2項 印刷プレビューメニューの印刷設定画面にて切 り換えることができます。ただし、トレンド画面を全チャネル表示画面にしている場合は、必ず カーソル位置の測定値が印刷されます。 -36- (1) カーソル位置の測定値印刷 タグ名称 記録データファイル のプロパティ 測定値 測定値の印刷について 測定値の印刷内容は、トレンド表示内のカーソル表示により、以下の3つの内容に変わります。 ① カーソル1及びカーソル2がトレンド表示内にある場合 カーソル1及びカーソル2がトレンド表示内にある場合は、カーソル1-2間の測定値の最大最 小値が印刷されます。 ② カーソル1のみトレンド表示内にある場合 カーソル1のみトレンド表示内にある場合は、カーソル1の時間の測定値(MIN-MAX値) が印刷されます。 ③ 上記①,②以外の場合 トレンド表示画面先頭の測定値(MIN-MAX値)が印刷されます。 (2) フラグ位置の測定値印刷 チャネル設定 測定値 記録データファイルのプロパティ 測定値の印刷について ・印刷する測定値は、縦表示の場合はトレンド画面の先頭から 4 つ目までの測定値を印刷します。 横表示の場合は、トレンド画面の先頭から6つ目までの測定値を印刷します。 ・チャネルの記録方式が最大最小記録方式の場合、最大値と最小値の中間値を印刷します。 -37- 4.2 印刷プレビューメニュー メニュー ・[印刷] : 下記[印刷設定],[縦表示],[横表示]に従った記録データの印刷を行います。 ・[タイトル入力]: トレンドデータの印刷結果にタイトルをいれることができます。 本ボタンを押すと下記画面が表示されますので、全角 40 文字までタイトルを入 れることができます。タイトルはデータビューワを終了するまで残っています。 ・[印刷設定] : 印刷される線の太さの設定や連続印刷の設定ができます。 記録データ詳細情報の印刷内容を選択します。 印刷結果の線の太さを選択します。 1) 表示している画面のみ印刷します。 2) 表示している時間幅で連続して印刷します。 3) 指定した周期毎に連続して印刷します。 連続印刷するページ数を設定します。 -38- ・[再表示] : [印刷設定]で設定値を変更した場合、本ボタンでプレビュー画面が更新されま す。 ・[縦表示] : プレビュー画面が横表示の場合、本ボタンで縦表示になり、印刷も縦位置( ) になります。 ・[横表示] : プレビュー画面が縦表示の場合、本ボタンで横表示になり、印刷も横位置( になります。 ・[拡大] : プレビュー画面を拡大します。 ・[縮小] : プレビュー画面を縮小します。 ・[閉じる] : 元のデータ表示画面に戻ります。 -39- ) 4.3 印刷プレビューでの印刷例 〔縦表示印刷〕 -40- 〔横表示印刷〕 -41- 4.4 印刷 [ファイル]-[印刷]をクリックしてください。 印刷開始画面が表示されます。 プリンタ名が使用するプリンタになっていることを確認して「OK」をクリックしますと、印刷が開 始されます。用紙を縦または横位置に変更したい場合は、4.2項 印刷プレビューメニューの[縦表示] または[横表示]をご覧ください。 -42- 〔印刷例〕 -43- 5. ファイル結合機能 ・複数の記録ファイルとイベントデータファイルを1つのファイルに結合することができます。 結合した記録ファイル 記録ファイル1のデータ 記録ファイル2のデータ 記録ファイル3のデータ 記録ファイル1 警報ファイル1 ファイルの結合 記録ファイル2 警報ファイル2 結合した警報ファイル 警報ファイル1のデータ 警報ファイル2のデータ 警報ファイル3のデータ 記録ファイル3 警報ファイル3 ・記録ファイルは、記録されている時間順に結合されます。 ・結合したファイルの名前は、最初に選択したファイル名の2文字目を'C'に変更したファイル名になり ます。 例) 結合元のファイル名 結合ファイル名 1. S000000.FDT(A000000.FDT) 2. S000001.FDT(A000001.FDT) SC00000.FDT(AC00000.FDT) ・結合元になる記録ファイルは何も変更しません。ただし、結合元になる記録ファイルの最初のファイ ルに結合ファイルを選択した場合は、ファイルの上書きが可能です。 ・結合する記録ファイル間の時間が飛んでいる場合は、その間の測定値が 0 の値で補完されます。 ・以下の設定が違っている記録ファイルを結合することはできません。 ① 記録形式(アスキー,バイナリ)が違っている。 ② 記録ファイルの"表示更新周期"時間が違っている。 例)記録ファイル1の"表示更新周期"が 1 秒,記録ファイル 2 が 30 秒の場合は、ファイルの結 合はできません。 ③ 記録されているチャネル数が違っている。 例)記録ファイル 1 の記録チャネル数が 9 チャネル,記録ファイル 2 が 18 チャネルの場合は、 ファイルの結合はできません。 ④ チャネルの記録タイプが違っている(ファイル 1 が MIN-MAX,ファイル 2 が平均記録等)。 例)記録ファイル 1 のチャネル 1 の記録タイプが MIN-MAX 記録,記録ファイル 2 のチャネル 1 の記録タイプが平均値記録の場合、ファイルの結合はできません。 ・結合可能なファイルは、記録ファイルとイベントファイルだけです。積算ファイルは、結合できませ ん。 (注意) ・結合するファイルは、元のファイルの容量の合計された容量になりますので、大きくなりすぎないよ う注意してください。 ・結合するファイルの時間が飛んでいる場合、ダミーのデータを補完するようになっています。その為、 時間が飛びすぎると結合したファイルの容量が大きくなりますので、注意してください。 -44- 5.1 ファイルの結合方法 以下の順に操作を行い、ファイルを結合してください。 1) [ファイル(F)]-[ファイル結合(F)]をクリックしてファイル結合処理画面を表示してくださ い。 2) ①で結合する記録ファイルが格納されているフォルダを選択してください。 3) ②に格納されている記録ファイルが表示されます。(イベントデータファイルは、表示されませ ん。)結合するファイルを選択し、③の"ファイル選択>>"ボタンを押してください。 4) ④に結合するファイルが表示されます。 5) 表示されたファイルでよろしければ、⑤の"ファイル結合"ボタンを押してください。記録ファイ ルが格納されていたフォルダに結合ファイルが作成されます。 ④ ① ② ③ -45- ⑤ 6. イーサネット通信を利用したファイル取り出し機能 ・イーサネット通信の FTP 通信を使用してペーパーレスレコーダのコンパクトフラッシュカードに格納 されている記録ファイルを取り出すことができます。また、ファイルを削除することもできます。 (注意) ・本機能を使用する場合、ペーパーレスレコーダにイーサネット通信オプションが必要です。 ・本機能を使用する場合、ペーパーレスレコーダの"FTP サーバ機能"設定を ON にしてください。 6.1 ファイルの取り出し方法 以下の順に操作を行い、記録ファイルを取り出してください。 1) [通信]–[FTP]をクリックしてペーパーレスレコーダと通信を接続する画面を表示してくださ い。 2) 接続するペーパーレスレコーダの①IP アドレスを設定してください。 次に①ユーザ名と②パスワードを設定してください。 ユーザ名とパスワードの設定後に④"FTP 接続"ボタンをクリックしてください。 通信が成功した場合、ファイルの取り出し画面が表示されます。 *ペーパーレスレコーダの"FTP アクセス管理"設定が OFF の場合は、ユーザ名に共通ユーザ名 "ftp"と設定しても接続可能です。 ① ② ③ ④ -46- 3) ⑤フォルダ選択画面で、読出したファイルを格納するフォルダを選択してください。 4) ⑥ペーパーレスレコーダのコンパクトフラッシュカードに記録されているファイルが表示されま す。 パソコンに読み出したいファイルをチェックしてください。(複数選択可能) 5) ⑦"ダウンロード"ボタンを押してください。選択したファイルの読出しが開始します。 ⑤ ⑦ ⑥ (注意) ・積算ファイルを読み出す場合は、画面右上の"積算ファイル"をクリックしてください。 ・ファイルを削除する場合は、ファイルを選択してから"削除"ボタンをクリックしてください。 ・読み出したファイルを格納するフォルダに同じ名前のファイルがある場合は、読出しをすることが できません。 -47- 7. FTP 通信を利用した記録ファイルの自動取得機能 ・イーサネット上にある記録計のコンパクトフラッシュ(CF)内の記録ファイルを、FTP 通信を定期 的に起動させ、パソコンに取り込みます。 ・最大 10 台の記録計から自動的に記録ファイルを取り込むことができます。 ・取り込んだ記録ファイルは、データビューワがインストールされているフォルダ内のフォルダに格納 されます。 格納先のフォルダ名は、FTP 通信を行った記録計の IP アドレスから作成した名前になっています。 例えば記録計の IP アドレスが 192.168.1.1 の場合、フォルダ名は、“IP192168001001”になります。 ・記録ファイルの自動取得機能を動作させた状態でデータビューワを終了して再度起動したとき、自動 取得機能の再起動確認画面が表示されます。 (注意) ・本機能を使用する場合、ペーパーレスレコーダにイーサネット通信オプションが必要です。 ・本機能を使用する場合、ペーパーレスレコーダの“FTP サーバ機能”設定を ON にしてください。 7.1 FTP 通信を利用したファイル取り出し方法 以下の操作を行い、記録ファイルを自動的に取得するようにしてください。 ① [通信]-[自動記録ファイル取り出し]を選択して設定画面を表示してください。 -48- ② 以下の順に設定を行ってください。 (1) イーサネット上のペーパーレスレコーダの IP アドレスを設定してください。 (2) ユーザ名を設定してください。 *ペーパーレスレコーダの“FTP アクセス管理”設定が OFF の場合は、ユーザ名に共通 ユーザ名“ftp”と設定しても接続可能です。 (3) パスワードを設定してください。 (4) 自動取得を行うペーパーレスレコーダをチェックしてください。 (5) 取り込み周期(FTP 通信周期)の設定をしてください。 *設定範囲 日 :0~60 時間:0~24 (6) [開始]を選択して自動取得を開始してください。 (7) (8) 7.2項(7),(8),(9)を参照してください。 (9) (4) (1) (2) (3) (7) (5) (8) (6) (9) -49- 7.2 設定画面の説明 記録ファイルの自動取得設定画面では7.1項で説明した以外に、以下の内容が表示されます。 (7) 記録ファイルの自動取得通信状態を表示します。前回の自動取得が正常に終了した場合は、 “OK”と表示し、失敗した場合は“NG”と表示します。 (8) 次回の自動取得時間を表示します。 (9) 自動取得動作結果が表示されます。 自動取得動作結果ログのサンプル 通信ログサンプル 自動取り出し開始ログ 2006/05/12 10:20:30 記録ファイル自動取り出し開始 自動取り出し再開ログ 2006/05/12 10:20:30 記録ファイル自動取り出し再開 自動取り出し停止ログ 2006/05/12 10:20:30 記録ファイル自動取り出し停止 ビューワ終了に伴う停止ログ 2006/05/12 10:20:30 データビューワ停止 FTP 通信エラー時のログ 2006/05/12 10:20:30 No.1 FTP 通信エラー ユーザ名エラーのログ 2006/05/12 10:20:30 No.1 ユーザ名がありません ファイル取り出し時のログ 2006/05/12 10:20:30 No.1 S000000.FDT ファイル取得 ファイル取り出しエラー時のログ 2006/05/12 10:20:30 No.1 S000000.FDT ファイル取得エラー 7.3 取り出し可能なファイル ・取り出すファイルは、以下のファイルです。 : S******.FDT ① 記録ファイル ② イベントファイル : A******.FDT ③ 積算ファイル : T******.FDT,D******.FDT,M******.FDT,E******.FDT ・同じファイル名のファイルが既にフォルダ内にある場合は同じファイルかどうかを比較し、違うファ イルの場合は、上書きをします。 -50- 8. リアルタイムトレンド機能 ・イーサネットまたは RS-485 通信上にある記録計の測定値を定期的に読み込み、トレンド表示とディ ジタル表示を行います。 ・読み込んだ測定値は 86400 個までパソコン上に記録され、標準のトレンド画面にて確認することがで きます。 (注意) ・本機能を使用する場合、ペーパレスレコーダにイーサネット通信または RS-485 通信オプションが必 要です。 ・本機能をイーサネット通信にて使用する場合、ペーパレスレコーダの“MODBUS TCP/IP 機能”を ON にしてください。 ・FTP 通信中は、測定値の読込み処理が停止します。 ・定周期毎の記録計の測定値読み込みに失敗した場合、その周期の測定値には‘0’が格納されます。 (指示が突変したように見えます。 ) ・リアルタイムトレンド機能は、1 度に 1 台の記録計にしか使用できません。 ・リアルタイムトレンド画面は、左右方向にしか表示できません。 ・リアルタイムトレンド中に記録計の設定を変更する場合は、リアルタイムトレンドを一旦停止し、再 度開始して設定値を更新してください。(記録計の設定値は、自動的に更新しましせん。) 8.1 リアルタイムトレンド画面の表示方法 以下の順に操作を行い、リアルタイムトレンド画面を表示します。 ① [通信]-[リアルタイム表示]を選択してリアルタイムトレンド設定画面を表示してください。 -51- ② 以下のリアルタイムトレンド設定項目を設定し、[リアルタイム表示]ボタンを押してください。 (1) 通信方法(イーサネット or RS-232C)を選択してください。 (2) 測定値の読込み周期を選択してください。読込み周期は、1,2,3,5,10,20,30 秒,1 分から選択可能です。読込み周期が速くなるほど、読込みを失敗する確率が高くなりますの で、パソコンの環境により読込み周期を調整してください。 (3) 通信を行う記録計のステーション No.を設定してください。 (4) イーサネットおよび RS-232C の通信条件を設定してください。 イーサネットの場合:IP アドレスを設定してください。 RS-232C の場合 :通信ポートと通信速度とパリティを設定してください。 (1) (2) (3) (4) イーサネット設定 (4) RS-232C 設定 ③ リアルタイムトレンド画面の[開始]ボタンを押してください。記録計との通信が開始します。 -52- 8.2 リアルタイムトレンド画面の説明 リアルタイムトレンド画面には以下の項目が表示されます。 ③測定値読込み周期 ②通信状態 ① ④リアルタイムトレンド表示倍率 ①リアルタイムトレンド操作ボタン リアルタイムトレンド操作ボタン 各ボタンにより、以下の操作を行うことができます。 開始 停止 測定値 解析 ② リアルタイムトレンド通信を開始します。 リアルタイムトレンド通信を停止します。 測定値を数値表示する画面を表示します。 パソコン上に記録されている測定値を、標準のトレンド表示画面で表示します。 (注意) この処理には時間が掛かりますので、処理中は通信が停止します。 通信状態 四角の色とコメントにより、リアルタイムトレンド通信状態を表示します。 青 赤点滅 赤 ③ 通常状態 通信中状態 通信エラー状態 測定値読込み周期 測定値読込み周期を表示します。 ④ リアルタイムトレンド表示倍率 リアルタイムトレンドの表示倍率を設定します。“×1”を基準とし、それより大きい数の場合は トレンド画面が圧縮されて表示されます。“×1”より小さい数の場合は、トレンド画面が拡大され て表示されます。表示倍率は、画面右上のボタンにより設定します。 表示倍率の設定範囲:×0.1,×0.5,×1,×2,×10,×60 -53- 8.3 測定値表示画面の説明 リアルタイムトレンド画面の[測定値]ボタンを押すと下図の測定値表示画面が表示されます。 この画面で、各チャネルの測定値、タグ、単位、警報情報を確認することができます。 ただし、全体表示の測定値表示画面では、測定値しか確認することができません。 ・画面グループ毎の測定値表示画面 ・全体表示の測定値表示画面 -54- 9. 簡易帳票機能 ・ビューワに表示している記録データファイルから下表のような日報,月報,年報の帳票を作成するこ とができます。 ・記録データファイルから、以下の値を計算して帳票を作成します。 計算値 内容 瞬時値 チャネルの測定値の整時の値を格納します。 最大値 指定期間内のチャネルの測定値の最大値を格納します。 最小値 指定期間内のチャネルの測定値の最小値を格納します。 平均値 指定期間内のチャネルの測定値の平均値を格納します。 積算値 指定期間内のチャネルの測定値の積算値を格納します。 積算値の基準時間は、1 時間(/h)です。 ・日報,月報,年報の各帳票により、以下の内容を計算します。 内容 日報 カーソル位置の日付の 1 時間毎の値を計算します。 月報 カーソル位置の月の 1 日毎の値を計算します。 年報 カーソル位置の年の 1 ヶ月毎の値を計算します。 ・帳票は、表示しているトレンド画面のカーソル 1 の時間にて行います。 -55- ・日報,月報,年報の各帳票結果は、CSV ファイルとして保存することができます。 帳票ファイルは、帳票の元になった記録データファイルのフォルダに作成されます。 帳票ファイルのファイル名は、以下のように帳票の元になった記録データファイル名から自動的に作 成されます。 帳票ファイル名の構成 記録データファイル名が"S000000.FDT" の場合に作成される帳票ファイル名 日報 記録ファイル名+“日報”+日報データの日付 S000000 日報 20070227.csv 月報 記録ファイル名+“月報”+月報データの月 S000000 月報 200702.csv 年報 記録ファイル名+“年報”+年報データの年 S000000 年報 2007.csv -56- 9.1 帳票画面の表示方法 以下の順に操作を行い、帳票画面を表示します。 ① トレンド画面を表示し、帳票を作成したい日付にカーソル 1 を設定してください。 ② [ウィンドウ]-[帳票表示]をクリックし、帳票選択画面を表示してください。 ③ 帳票タイプを選択してください。帳票画面が表示されます。 -57- ④ 画面左下の[保存]をクリックすることにより、CSV ファイルとして帳票結果を保存することがで きます。 -58- ★ マニュアルコメント用紙 ★ お客様へ マニュアルに関するご意見,ご要望,その他お気付きの点,または内容の不明確な部分がございましたら,この 用紙に具体的にご記入のうえ,担当営業員にお渡しください。 マ ニ ュ ア ル № INP-TN513550o ご 提 出 日 年 社名 ペーパーレスレコーダ用 マニュアル名称 データビューワ取扱説明書 ご提出者 所属 氏名 ページ 行 内 容 意見,要望,内容不明確(まちがい,説明不足,用語不統一,誤字脱字,その他) …………いずれかに○印 出版元記入欄 担当 受付 年 月 日 受付番号 月 日