カタログ

光計測 オプティカルブロック
光計測のための光学部品
概要
特長
オプティカルブロックは、光電子増倍管モジュールや高感度カメラを
用いた微弱光計測を考慮して設計された、バンドパスフィルタやダイ
クロイックミラーなどの光学部品が内蔵、及び内蔵可能なブロックで
す。光学部品を高精度に配置でき、遮光性に優れ、ツマミねじにより
簡単に脱着可能なため各ブロックを自由に組み合わせることが可能です。
レーザなどの光源や顕微鏡対物レンズを組み合わせることで、共焦点
光学系や蛍光顕微鏡を組み上げることも可能です。
●取り付け、取り外しが容易
●アライメント不要
●優れた遮光性
●短時間で微弱光計測を実現
使用例
メカニクス
一体化
ホルダ
ステージ
オプティクス
フィルタ
ミラー
レンズ
遮光
暗室
暗箱
検出器
光電子増倍管
フォトダイオード
カメラ
オプティカルブロックラインアップ
外観
2
名称・型名
概要
掲載ページ
アダプタブロック
A10030シリーズ
光電子増倍管モジュールとV溝タイプのオプティカルブロックを接続する
ためのアダプタブロックです。
4
Cマウント
アダプタブロック
A10039
Cマウントを持つ機器とV溝タイプのオプティカルブロックを接続するた
めのブロックです。機器とブロックの接続角度の調整が可能です。
4
ファイバ
アダプタブロック
A10037シリーズ
FC/SMAコネクタ付き光ファイバケーブルを接続できるブロックです。
ブロック内に組み込まれたレンズにより、光ファイバからの拡がった光
を平行にします。
5
ビームエキスパンダ
ブロック
A10031
入射光(平行光)の径を2.5倍に拡大もしくは1/2.5に縮小して出力(平行
光)するブロックです。
5
ジョイントブロック
A10038シリーズ
オプティカルブロック同士を接続するためのブロックです。接合部がオ
ス−オスのMMタイプとメス−メスのFFタイプがあります。
6
キュベットホルダ
ブロック
A11971
光路長が10 mmのキュベット専用小型暗箱ケースです。各種オプティカ
ルブロックとの組み合わせにより、容易に試料測定ができます。
6
シャッタブロック
A10036
プレートを左右にスライドして開閉する手動式のシャッタブロックです。
フォトンカウンティングレベルでも問題ない遮光性が得られています。
7
NDフィルタブロック
A10032シリーズ
光量を減衰させるNDフィルタを内蔵したブロックです。透過率1 %と
10 %の2製品を用意しています。
7
フィルタブロック
A10033シリーズ
特定波長を透過するフィルタを内蔵したブロックです。バンドパスフィ
ルタとロングパスフィルタの2種類があり、計10製品を用意しています。
8
フィルタホルダブロック
A10033-90
市販品の直径15 mmのフィルタを組み込むことができるホルダブロック
です。
9
ダイクロイックブロック
A10034シリーズ
特定波長を反射し、他の波長を透過させることができるダイクロイック
ミラーを内蔵したブロックです。6製品を用意しています。
10
ビームスプリッタ
ブロック
A10035
キューブ型ハーフミラーを内蔵したブロックです。反射光(R):透過光(T)
を1:1に分割して出力します。
11
ビームスプリッタ
ホルダブロック
A10035-90
市販品の15 mmのキューブ型ビームスプリッタを組み込むことができる
ホルダブロックです。
11
ステージブロック
A10858
XZステージを装備した暗箱です。外部に各種オプティカルブロックを
接続することで、さまざまな計測が室内光下でも可能になります。
12, 13
ビームアライナブロック
A10760
無限遠補正の対物レンズを用いることで、FCコネクタ付きの光ファイバ
ケーブルへのレーザ光などの導光や、光ファイバケーブルからの出射光
を平行光として取り出すためのブロックです。
14
チューブレンズブロック
A10859シリーズ
焦点距離100 mmの結像レンズを内蔵した無限遠補正対物レンズ用のブロ
ックです。アクロマティックレンズを使用していますので収差が抑えら
れています。
15
ピンホール
ホルダブロック
A11027
市販品のマウントタイプのピンホールを組み込み、XY方向に位置調整が
できる送りねじタイプのホルダブロックです。ブロック内に組み込まれ
たレンズにより、ピンホールを通った光を平行にして出力します。
16
フィルタ用
Cマウントブロック
A11213シリーズ
市販品の直径25 mmのフィルタやレンズを組み込むことができるCマウン
ト接続のブロックです。角度調整ができるため、Cマウント同士のスペー
サや接続アダプタとしても便利です。
17
外観
名称・型名
概要
掲載ページ
Cマウントリング
A9865
光電子増倍管モジュールとCマウントタイプのオプティカルブロックを
接続するためのリングです。Cマウントを持つ機器にも接続できます。
17
ダイクロイック用
Cマウントブロック
A11214
市販品の45度入射のダイクロイックミラーを組み込むことができるCマ
ウント接続のブロックです。
18
偏光子ホルダブロック
A11026
市販品の偏光フィルタや波長板を組み込み、方位角度を調整できる簡易
粗動タイプのホルダブロックです。
19
保守部品セット
A10455-02
保守・メンテナンス用の部品セットです。取り付けに使用する工具やねじ、
Oリング等が入っています。
19
接続例
掲載ページ
●2分岐ファイバを用いた接続例 …………………………………………………………………………………………………………… 20
●ビームエキスパンダブロックを用いた接続例 …………………………………………………………………………………………… 20
●結像光学系(顕微鏡)と光電子増倍管モジュールとの接続 …………………………………………………………………………… 20
●蛍光検出(共焦点系)………………………………………………………………………………………………………………………… 21
●対物レンズとチューブレンズブロックを用いた接続例 ………………………………………………………………………………… 21
●撮像系接続例 ………………………………………………………………………………………………………………………………… 22
●発光検出 ……………………………………………………………………………………………………………………………………… 23
●ミニ分光器との接続例 ……………………………………………………………………………………………………………………… 23
●光電子増倍管モジュールと撮像カメラ同時計測 ………………………………………………………………………………………… 24
●蛍光色素と接続例 …………………………………………………………………………………………………………………………… 25
接続可能な光電子増倍管モジュール(PMTモジュール)
ねじ止めタイプの光電子増倍管モジュール
V溝タイプのオプティカルブロック
アダプタブロック A10030-01
Cマウントタイプのオプティカルブロック
V溝タイプのオプティカルブロック
Cマウントリング A9865
H10722/H10723
H10720/H10721
H10682
H11890
H11526
H11706/H12056
H10799
(フォトダイオード内蔵)
H7826/H7827/H7828
アダプタブロック A10030-02
Cマウント接続タイプの光電子増倍管モジュール
V溝タイプのオプティカルブロック
Cマウントタイプのオプティカルブロック
H7421/H7422
Cマウントアダプタブロック
A10039
Cマウントアダプタプレート*
H11461/H11462/H8259
* 光電子増倍管モジュールの前に専用Cマウントアダプタプレートを取り付ける必要があります。ご注文の際にご用命ください。
3
ブロック特性
●アダプタブロック A10030-01, -02
光電子増倍管モジュールと各ブロックを接続するためのアダプタです。
アダプタブロックには、光学実験台や光学ステージに固定するため
のM4とM3のねじ穴があります。M4のねじ穴には、ミニポストを
取り付けることができます。
適応ミニポスト例:シグマ光機株式会社 型名 RO-6-XX
仕様
型名
有効光路径
質量
A10030-01
8 mm
約18 g
A10030-02
12 mm※
※他のオプティカルブロックと接続したときは、それらの有効光路径に従う。
外形寸法図(単位: mm)
A10030-01
26.0±0.1
注)光電子増倍管モジュールとの脱着を頻繁に行わないでく
ださい。
ゴムシート
10.8±0.1
15.0±0.1
H10720/H10721/H10722/H10723/H11706
A10030-01 H12056/H10682/H11890/H11526
H10799(フォトダイオード内蔵)
A10030-02 H7826/H7827/H7828
15.0±0.1
38.2±1.0
接続可能な光電子増倍管モジュール
22.0±0.1
4-M2
(モジュール等接続用)
2-M3 深さ3(固定用)
M4 深さ5(固定用)
0.5
8
4
TPMOA0050JA
A10030-02
27.0±0.1
18.0±0.1
ゴムシート
10.5±0.1
15.5±0.1
15.0±0.1
18.0±0.1
23.0±0.1
38.2±1.0
4-M2
(モジュール等接続用)
2-M3 深さ4(固定用)
M4 深さ5(固定用)
0.5
8
4
TPMOA0085JA
●Cマウントアダプタブロック A10039
ブロックの片側にCマウントのオスねじが施されており、H7421シ
リーズやH7422シリーズなどと他のオプティカルブロックを接続
するためのアダプタブロックです。
また、市販のCマウントが施された製品と接続することも可能です。
仕様
型名
A10039
※付属:Cマウント両メスリング
有効光路径
8 mm
質量
約27 g
外形寸法図(単位: mm)
4
Cマウント(オス)
1.ブロックにある4本ねじを緩
め、本体からCマウントリン
グが1 mm程度離れてい
ることを確認します。
4
2. Cマウントリングを光電子 3. ご希望の取付け角度にな
増倍管モジュールのCマ
るように本体を反時計方
ウント部に挿入し、本体を
向に回して調整した後、4
時計方向に回転が止まる
本のねじを締めます。
まで回します。
32
22.0±0.1
38.2±1.0
Cマウントアダプタブロックの取り付け方
22.0±0.1
16.5±0.2
3.5±0.1
TACCA0287JA
●ファイバアダプタブロック A10037シリーズ
FCコネクタ付きと、SMAコネクタ付きの光ファイバケーブルが接
続できるブロックです。
ブロック内に組込まれたレンズにより、光ファイバからの拡がった
光を平行にします。
可視域(400 nm ∼ 700 nm)にはA10037/A10037-01、
紫外域(200 nm ∼ 400 nm)にはA10037-10/A10037-11
の使用が適しています。
仕様
▲A10037
型名
A10037
A10037-01
A10037-10
A10037-11
▲A10037-01
透過率特性
コネクタ
FC
SMA
FC
SMA
可視域
紫外域
焦点距離
質量
10 mm
約17 g
TACCB0094JB
外形寸法図(単位: mm)
22.0±0.1
7.0±0.1
(8)
60
40
( 16)
22.0±0.1
透過率 (%)
80
4.6±0.1
100
推奨波長
L
20
A10037 / A10037-01
A10037-10 / A10037-11
0
200
300
400
500
600
700
A10037/-10 : L=9.0
A10037-01/-11 : L=13.5
接続するファイバコア径 100 µm NA=0.2の場合
800
ファイバ出射面からの距離
ビーム直径
100 mm
4.9 mm以下
150 mm
5.4 mm以下
波長 (nm)
※SMAコネクタタイプは接続するファイバケーブルの先端位
置によりビーム直径値は異なります。上記はFCコネクタタ
イプと同位置にケーブル先端がある時の値です。
TACCA0270JB
●ビームエキスパンダブロック A10031
入射光(平行光)の径を2.5倍に拡大もしくは1/2.5に縮小して出力
(平行光)するブロックです。
ブロックの先端に接続用のCマウントねじがあります。
仕様
型名
有効光路径
A10031
8 mm
※付属:Cマウント両オスリング
※設計波長は400 nm∼700 nmです。
質量
約43 g
36.0±0.2
TACCB0095JB
( 16)
100
9.0±0.1
透過率特性
30.0±0.2
20以下の平行光入射
波長 400 nm∼700 nm
外形寸法図(単位: mm)
44.4±0.3
Cマウント(メス)
入射光の条件
40
8
TACCA0271JA
44.4±0.3
8
8 (平行光)
60
20 (平行光)
20
( 16)
透過率 (%)
80
0
300
400
500
600
波長 (nm)
700
800
TACCC0127JA
5
ブロック特性
●ジョイントブロック A10038シリーズ
オプティカルブロック同士を接続するためのブロックです。接合部
がオス−オスのMMタイプと、メス−メスのFFタイプの2種類があ
ります。MMブロック(A10038-01)、FFブロック(A10038-02)
を入れることによって様々な接続が可能となります。
仕様
型名
A10038-01
A10038-02
▲A10038-01
有効光路径
8 mm
8 mm
質量
約10 g
約25 g
▲A10038-02
外形寸法図(単位: mm)
A10038-02
22.0±0.1
16
22.0±0.1
5.0±0.1
22.0±0.1
(8)
38.2±1.0
9.0±0.1
A10038-01
(8)
22.0±0.1
TACCA0284JA
19.0±0.2
TACCA0285JA
●キュベットホルダブロック A11971
キュベットホルダブロックA11971は、光路長が10 mmのキュベ
ット専用小型暗箱ケースです。他のオプティカルブロックとの組み
合わせにより、容易に試料測定ができます。
台座は必要に応じて取り外し可能です。
注)本製品は小型であることを特長としております。転倒による試料漏れを
防ぐため、本体の固定やキャップ付きキュベットの使用を推奨します。
仕様
型名
適応キュベットサイズ
光路長
外形寸法
□12.5 mm ×
10 mm
56 mm (H)
有効光路径
キュベットホルダブロック
外形寸法図(単位: mm)
19.5
ブロックキャップ
(10)
21
25.0 ± 0.1
18.0 ± 0.1
8.1
2 × 4.5
(台座固定用)
台座
(取外し可)
A'
16
14 ± 1
20
A
8.1
21
56
22
8.1
2
ブロックキャップ
25.0 ± 0.1
光センサモジュール
H10799-xxx
破線形状 キュベット
28.1
18.0 ± 0.1
(25)
38.2 ± 1.0
アダプタブロック A10030-01
光電子増倍管モジュール
約206 g
(台座含む)
※付属:ブロックキャップ 2個
22
光ファイバからの出射光を、ファイバアダプタブロッ
クA10037に内蔵されているレンズで平行にして、
ホルダ内の試料に照射します。前方の光センサモジュー
ルでは吸光を、側方の光電子増倍管モジュールではフィ
ルタブロックA10033を透過した蛍光を測定します。
8 mm
85
接続例: 光ファイバを用いた吸光、側方蛍光検出
A11971
43.0 ± 0.2
キュベットホルダブロック+キュベット
(注)キュベットは付属されません。
質量
32
15.0 ± 0.1
台座取付面
50.0 ± 0.1
60
30
断面図 A―A'
(ブロックキャップ取り外し状態)
台座取付用六角穴付きボルト M3
TPMOA0086JA
フィルタブロック
A10033-xx
ファイバアダプタブロック
A10037-xx
6
キュベットホルダ
ブロック
A11971
●シャッタブロック A10036
プレートを左右にスライドして開閉する手動式のシャッタブロック
です。フォトンカウンティングレベルでも問題のない遮光性が得ら
れています。
仕様
型名
有効光路径
8 mm
A10036
質量
約48 g
-0.02
16.0 -0.05
49.0±0.2
22.0±0.1
2
9.0±0.1
12.0±0.1
( 16)
24.0±0.1
11.0±0.1
注)シャッタの開閉が重く感じるようになりましたら、プレ
ートに光学用グリースを少量塗ることをお勧めします。
例:株式会社 杉浦研究所 製品名 Z-1
21.0±0.1
22.0±0.1
38.2±1.0
外形寸法図(単位: mm)
16.0±0.1
30.0±0.1
(8)
TACCA0288JA
●NDフィルタブロック A10032シリーズ
光量を減衰させるNDフィルタを内蔵したブロックです。
仕様
型名
内蔵フィルタ
光透過率
有効光路径
A10032-10
10 %
NDフィルタ
8 mm
1%
A10032-11
※光透過率は400 nm∼700 nmでの平均透過率です。
質量
約26 g
外形寸法図(単位: mm)
2
9.0±0.1
20.0±0.1 (8)
透過率特性
80
TACCB0087JA
22.0±0.1
A10032-10
A10032-11
( 16)
40
22.0±0.1
38.2±1.0
透過率 (%)
60
20
TACCA0272JA
0
300
400
500
600
700
波長 (nm)
※透過率特性は代表値であり、製造ロットにより異なる場合があります。
7
ブロック特性
●フィルタブロック A10033シリーズ
特定波長のみを透過するフィルタを内蔵したブロックです。バンド
パスフィルタとロングパスフィルタの2種類があります。
下記以外の仕様のフィルタをご希望の場合は、フィルタを内蔵して
いないフィルタホルダブロックA10033-90(P.9)をお求めくだ
さい。直径25 mmフィルタを内蔵できるフィルタ用Cマウントブロ
ック A11213シリーズ(P.17)も用意しております。
仕様
型名
内蔵フィルタ
中心波長
半値幅
A10033-01
530 nm ± 4 nm
40 nm ± 8 nm
A10033-02
610 nm ± 4 nm
40 nm ± 8 nm
60 nm ± 10 nm
A10033-03
630 nm ± 5 nm
バンドパスフィルタ
A10033-04
460 nm ± 4 nm
60 nm ± 8 nm
A10033-05
575 nm ± 4 nm
30 nm ± 8 nm
A10033-06
700 nm ± 5 nm
60 nm ± 10 nm
※阻止域:300 nm∼950 nmにて0.01 %以下(透過帯を除く)
型名
A10033-61
A10033-62
A10033-63
A10033-71
内蔵フィルタ
ロングパスフィルタ
カットオン波長
390 nm
500 nm
600 nm
510 nm
有効光路径
質量
8 mm
約25 g
有効光路径
質量
8 mm
約25 g
透過率特性(バンドパスフィルタ)
A10033-01
A10033-02
TACCB0077JA
100
90
80
80
70
70
70
60
50
40
透過率 (%)
90
60
50
40
50
40
30
30
20
20
20
10
10
10
400
500
600
700
0
300
800
400
600
700
0
300
800
100
100
80
70
70
70
40
透過率 (%)
90
80
透過率 (%)
90
80
50
60
50
40
30
20
20
10
10
波長 (nm)
700
800
0
300
700
800
TACCB0082JA
40
20
600
800
50
30
500
700
60
30
400
600
A10033-06
TACCB0081JA
90
60
500
波長 (nm)
A10033-05
TACCB0080JA
0
300
400
波長 (nm)
A10033-04
100
500
TACCB0079JA
60
30
波長 (nm)
透過率 (%)
100
80
0
300
8
A10033-03
TACCB0078JA
90
透過率 (%)
透過率 (%)
100
10
400
500
600
波長 (nm)
700
800
0
300
400
500
600
波長 (nm)
透過率特性(ロングパスフィルタ)
A10033-61, A10033-62, A10033-63(色ガラスフィルタ)
100
A10033-71
TACCB0083JA
100
90
90
80
80
A10033-61
A10033-62
A10033-63
70
透過率 (%)
70
透過率 (%)
TPMOB0214JA
60
50
40
60
50
40
30
30
20
20
10
10
0
300
400
500
600
700
0
300
800
400
500
600
700
800
波長 (nm)
波長 (nm)
※透過率特性は代表値であり、製造ロットにより異なる場合があります。
※外形寸法はA10033-90と同じです。
●フィルタホルダブロック A10033-90
用途に合った光学フィルタを入れることができるフィルタホルダブ
ロックです。フィルタは、スペーサリングとねじリングで押さえる
構造になっており、付属の工具を用いてフィルタを簡単に交換でき
ます。
光学フィルタの入れ方
仕様
1.ツマミねじを緩めます。
2. 光 学フィルタ、スペーサリング、
ねじリングの順で挿入します。
型名
有効光路径
A10033-90
8 mm
適応フィルタサイズ
質量
直径:12.7 mm(1/2インチ)∼15 mm(推奨:15 mm)
約24 g
厚さ:1.5 mm∼5 mm
外形寸法図(単位: mm)
2
4. Oリングを装着します。
22.0±0.1
( 16)
22.0±0.1
注)・光学フィルタはお客様にてご用意ください。
・光学フィルタのビームの入射面が決まっている場合は、
取り付けの際に方向を間違えないようご注意ください。
また、フィルタを入れた後に遮光のためOリングを必ず
入れてください。
・フィルタの取り付け時は、フィルタに指紋など汚れをつ
けないようご注意ください。
38.2±1.0
3. ねじリングを脱着工具で締めつけ
ます。
9.0±0.1
20.0±0.1 (8)
TACCA0272JA
接続例: 光ファイバケーブルを用いた1波長検出
光ファイバから出射された信号光を、ファイバアダプタブロックA10037に内蔵されているレンズで平行にします。フィルタ
ブロックA10033はある特定の波長のみを透過します。減光したい場合は、NDフィルタブロックA10032を追加します。
フィルタブロック
A10033-xx
フィルタブロック
A10033-xx
光電子増倍管
モジュール
PMTモジュール
アダプタブロック A10030-01
ファイバアダプタブロック A10037-xx
NDフィルタブロック
A10032-xx
ファイバアダプタブロック
A10037-xx
アダプタブロック
A10030-01
TPMOC0211JA
9
ブロック特性
●ダイクロイックブロック A10034シリーズ
特定波長を反射し、他の波長を透過させることができるダイクロイッ
クミラーを内蔵したブロックです。
下記以外の仕様のミラーをご希望の場合は、ミラーを内蔵していな
いダイクロイック用Cマウントブロック A11214(P.18)をお求
めください。
仕様
内蔵
ダイクロイックミラー
DM505
DM565
DM600
DM660
DM430
DM455
型名
A10034-01
A10034-02
A10034-03
A10034-04
A10034-05
A10034-06
注)380 nm以下の紫外光はダイクロイックミラーに蒸着さ
れているコーティング材により吸収されるため、反射率
および透過率ともに低下します。反射光は、図中に示し
た反射率95 %以上の波長範囲でご使用ください。
有効光路径
質量
8 mm
約57 g
透過率特性
A10034-01
100
TACCB0085JA
90
70
70
50
40
透過率 (%)
80
70
60
60
50
40
50
40
30
30
20
20
20
10
10
10
400
500
600
700
800
400
波長 (nm)
700
0
300
800
100
460 nm ∼ 625 nmで
反射率95 %以上
100
70
60
50
40
50
40
50
40
30
20
20
20
10
10
10
700
800
波長 (nm)
385 nm ∼ 420 nmで
反射率95 %以上
60
30
600
800
70
30
500
700
TACCB0097JA
80
60
0
300
600
90
380 nm ∼ 405 nmで
反射率95 %以上
透過率 (%)
70
透過率 (%)
80
400
500
A10034-06
TACCB0096JA
90
80
0
300
400
波長 (nm)
A10034-05
TACCB0093JA
90
600
波長 (nm)
A10034-04
100
500
540 nm ∼ 575 nmで
反射率95 %以上
60
30
0
300
TACCB0086JA
90
80
0
300
透過率 (%)
100
510 nm ∼ 545 nmで
反射率95 %以上
80
透過率 (%)
透過率 (%)
100
445 nm ∼ 480 nmで
反射率95 %以上
90
A10034-03
A10034-02
TACCB0084JA
400
500
600
700
800
0
300
400
500
波長 (nm)
600
700
800
波長 (nm)
※外形寸法はA10035(次ページ上図)と同じです。 ※透過率特性は代表値であり、製造ロットにより異なる場合があります。
接続例: 光ファイバケーブルを用いた2波長検出
光電子増倍管モジュール
光ファイバから出射された信号光を、ファイバアダプタブロック
A10037に内蔵されているレンズで平行にします。ダイクロイック
ブロックA10034は、内蔵されているダイクロイックミラーである
波長より短い波長の光を反射し、長い波長の光を透過させます。
さらにフィルタブロックA10033で特定の波長を取り出し、2つの
波長の信号量を計測します。
フィルタブロック
A10033-xx
アダプタブロック
A10030-01
ファイバアダプタブロック
A10037-xx
10
アダプタブロック
A10030-01
ダイクロイックブロック
A10034-xx
●ビームスプリッタブロック A10035
キューブ型のハーフミラー(非偏光)を内蔵したブロックです。
反射光 (R):透過光 (T)を1:1に分割します。
仕様
型名
有効光路径
8 mm
A10035
質量
約63 g
※設計波長は400 nm∼700 nmです。
注)光の吸収により約1/3の光量損失があります。
2
22.0±0.1
26.0±0.5
11.0±0.1
外形寸法図(単位: mm)
透過率特性
( 16)
TACCB0089JC
平均値
P
( 16)
60
38.2±1.0
30.0±0.2
80
40
13.0±0.1
透過率 (%)
9.0±0.1
9.0±0.1
(8)
100
20
22.0±0.1
37.0±0.2
(8)
TACCA0273JA
S
0
400
450
500
550
600
650
700
波長 (nm)
●ビームスプリッタホルダブロック A10035-90
15 mmのキューブ型ビームスプリッタを取り付けることができる
ホルダブロックです。底面には固定用のM3のねじ穴があります。
仕様
型名
A10035-90
有効光路径
適応ビームスプリッタサイズ
質量
8 mm
15 mm × 15 mm × 15 mmのキューブ型 約55 g
※付属:六角レンチ
外形寸法図(単位: mm)
2
注)・ビームスプリッタはお客様にてご用意ください。
・ビームスプリッタ取り付けの際に方向を間違えないように
ご注意ください。
・ビームスプリッタ取り付け時は、ビームスプリッタに指紋な
ど汚れを付けないようご注意ください。
26.0
破線形状
適応ビームスプリッタサイズ
15 × 15 × 15
( 16)
(39)
17±0.1
(8)
22.0
20.0±0.1
9.0±0.1
4-M3 深さ6(固定用)
( 16)
8
22.0±0.1
13.0
22.0
38.2±1.0
17±0.1
9.0±0.1
15.0±0.4
11.0±0.1
(26)
20.0±0.1
底面図
TPMOA0068JA
11
ブロック特性
●ステージブロック A10858
ステージブロックは、無限遠補正対物レンズを使用して物体の撮像
や試料から発せられる光を検出するための測定ボックスです。背面
にCマウントねじが施された導光用のポートが上下2箇所開いており、
他のオプティカルブロックを介して、光電子増倍管モジュールや
ICCDカメラ(P.27)へ接続します。ステージブロックはカバーを
セットすることで測定部が暗中に保たれるため、微弱な光を検出す
る場合にも便利です。また、カバーを外し、照明器で物体を適切に
照明すれば、チューブレンズブロックA10859-01とCCDカメラ
などを組み合わせての撮像も可能です。
仕様
型名
A10858
移動量 移動量
対応可能な
光入出射口
質量
(X軸) (Z軸)
対物レンズ
Cマウント 対物ネジ M20.32×P0.706
±6.5 mm ±3 mm
約4 kg
2箇所
同焦点距離* 45 mm
* 同焦点距離についてはP.14参照
110
50
140
外形寸法図(単位: mm)
(38)
160
81
マイクロメータによる
ワークプレートの
移動方向
245
135
2-Cマウント
ビームステアリング
ミラーアッセンブリに
よるビーム移動方向
TPMOA0049JA
ワークプレートとビーム移動方向
ビームステアリング
ミラーアッセンブリ
のセットねじ
アクセサリ
本体外部から、マイクロメータで水平方向のX軸と垂直方向のZ軸を
移動させることができます。ビームステアリングミラーアッセンブ
リの3個のセットねじを調整することで内部のミラーの角度が変わり、
水平方向のY軸も調整することが可能です。
外形寸法図(単位: mm)
ステージブロック用ラック A11058
250
204
4-M6
204
12
(173)
(調整範囲 160∼173)
スペーサ1
90 mm × 90 mm 厚さ10 mm
2枚
スペーサ2
60 mm × 60 mm 厚さ18 mm
1枚
スペーサ3
60 mm × 60 mm 厚さ25 mm
1枚
スペーサのサイズは用途に合わせて設計されております。
高さ調整ボルト
8
付属スペーササイズ
(38)
8
(調整範囲 25∼38)
127
250
TPMOA0066JA
各部所の名前と特長
M6取り付け穴
M6のネジが施してあります。
マウントポストやアングルマウ
ントを使用して照明ができます。
Cマウントポート
ワークプレート
Cマウントねじが上下
に2箇所施されています。
フィルタ用Cマウント
ブロックA11213など
を介して、他のオプティ
カルブロックと接続す
ることができます。
3種類のワークプレートが付属されています。
中心にφ36 mmの穴があ
いています。スライドガラ
スに対象物を置き、反射や
透過像の観測や、蛍光計測
に使用します。
マ イク ロ ウ エ ル ス ラ イド
A10657-01専用(別売)
に設計されたワークプレー
トです。
正立タイプで反射像を観測
する場合や、上から対象物
を励起して蛍光計測をおこ
なうときに、対象物を置く
ためのワークプレートです。
* 照明器は照明機器メーカー
よりお求めください。
マイクロメータ
マイクロメータにより水平
方向(X軸)と垂直方向(Z軸)
に正確な位置合わせと位置
再現性が得られます。
注)対物レンズは付属しません。
スペーサ
ワークプレートとXZ軸ステー
ジの間には、高さ20 mmのス
ペーサが取り付けてあります。
このスペーサを取り外すと、
正立観測で20 mmの空間が更
に確保できるため、高さのあ
る対象物を観察する時に便利
です。
スペーサの代わりにX軸ステー
ジ(駿河精機B11-40C)*を取
り付けることで、ワークプレ
ートをX軸とY軸に移動させる
ことが可能となります。
* 追加のX軸ステージは、駿河精機
株式会社よりお求めください。
対物レンズマウント A10921
対物レンズを取り付けるマウントです。マウントは
左右のねじにより取り付け、取外しが可能で、上側
に付けると正立型、下側につけると倒立型になります。
A10858に1つ付属されています。
45 mm
同焦点距離
45 mm
マイクロメータ
による高さ調整
±3 mm
(注)もう1つ対物レンズマウント A10921(別売)を
取り付けた場合
(注)クレンメルは付属しません
アクセサリ
対物レンズマウント A10921
マイクロウェルスライド A10657-01
※マイクロウェルスライドの個別カタログを用意
しております。詳細は個別カタログを参照して
ください。
13
ブロック特性
●ビームアライナブロック A10760
無限遠補正の対物レンズを用いることで、FCコネクタの付いた光ファ
イバケーブルへのレーザ光などの導光や、光ファイバケーブルから
のビームを平行光として取り出すためのブロックです。
光ファイバの位置決めは、2本のマイクロメータによりXY方向に、
ブロック下部にあるマイクロメータでZ方向に微調整できます。
対物レンズの周りにカバーをつけ、さらにブロック外側にもカバー
を取り付けることで遮光性を高めています。
仕様
注)対物レンズ及び光ファイバケーブルは付属しません。
型名
移動量
(XY軸)
移動量
(Z軸)
光ファイバ
コネクタ
A10760
±1 mm
±3 mm
FC
対応可能な
質量
対物レンズ
M20.32 × P0.706
約420 g
同焦点距離45 mm
※対物レンズは無限遠補正タイプをご使用ください。
付属:六角レンチ
使用例1:フォーカシング
外形寸法図(単位: mm)
ビームアライナブロック
A10760
対物レンズネジ
Cマウント(メス)
光ファイバ
無限遠補正対物レンズ
69
TPMOC0209JA
43
使用例2:コリメータ
ビームアライナブロック
A10760
光ファイバ
70
52
TPMOA0051JA
無限遠補正対物レンズ
TPMOC0210JA
テクニカルガイド
瞳径と同焦点距離
瞳径
対物レンズの胴付き面
1. プラスドライバでねじ
(2ヶ所)
を外し、
カバー
を取り外します。
2. 付属の六角レンチでねじ
(2ヶ所)
を外し、
プレートを取り外します。
Y方向調整ねじ
対物レンズ
同焦点距離
X方向調整ねじ
Z方向調整ねじ
物体面
TPMOC0223JA
瞳径
対物レンズの瞳から出射されるビーム径は、対物レンズ
の焦点距離fと開口数NAで計算されます。
瞳径(φ)= 2 × f × NA
同焦点距離
焦点を合わせた時の対物レンズの胴付き面から物体面
までの距離を同焦点距離といいます。A10760は同焦点
距離が45 mmの対物レンズを取り付けて使用します。
14
3. プレートの対物レンズねじ
(M20.32 P0.706)
へ対物レンズを取り付けます。
4. 2、1の順で組み上げた後、他の装置と接続
します。
光ファイバをX、Y、Z方向調整ねじにて
位置合わせを行います。
Z方向調整ねじを動かす時は、1のねじを
ゆるめた状態で行ってください。
●チューブレンズブロック A10859シリーズ
▲A10859
▲A10859-01
透過率特性
100
焦点距離100 mmの結像レンズを内蔵した無限補正対物レンズ用の
ビデオレンズです。片側はCマウントのオスねじ、他方はCマウント
のメスねじが施してあります。オスねじ側には、ICCDカメラや
CCDカメラなどを取り付けます。メスねじ側は、Cマウント両オス
リングを介してステージブロックA10858に接続できます。
チューブレンズブロックはアクロマティックレンズを使用していま
すので、収差が抑えられています。
TPMOB0251JA
透過率 (%)
80
60
40
仕様
型名
A10859
A10859-01
20
0
300
400
500
600
700
800
900
1000
波長 (nm)
焦点距離
100 mm
有効光路径
15 mm
24 mm
センサの推奨サイズ
1/3インチ以下
1/2インチ以下
質量
約130 g
約205 g
※付属:Cマウント両オスリング、六角レンチ
※設計波長は400 nm∼700 nmです。
外形寸法図(単位: mm)
A10859
Cマウント(メス)
A10859-01
結像調整ツマミ
Cマウント(メス)
カメラ角度調整用ねじ※
結像調整ツマミ
Cマウント(オス)
40
30
42
Cマウント(オス)
32
カメラ角度調整用ねじ※
結像面
結像面
4
4
93 (92–94)
4
17.526
4
96 (95–97)
TPMOA0052JA
17.526
※ねじを緩めると本体を回転させることができますので、カメラの
取り付け角度を調整することができます。
TPMOA0053JA
テクニカルガイド
結像レンズ
結像レンズと対物レンズの距離
物体からの光線は、無限遠補正対物レンズを経て平行
光束として結像レンズへ入ります。結像レンズは焦点
距離の位置に像を結びます。
無限遠補正対物レンズと結像レンズの間は平行光といっても、2つ
のレンズの間隔はある距離(L)以内にする必要があります。このお
よその距離(L)は、対物レンズと結像レンズの仕様とセンサの有効
エリアによって計算できます。
カメラ
無限遠補正対物レンズ
f2(φ2−φ1)
φ
φ1 = 2×f1×NA
L (mm) =
平行光線
d=
結像レンズ
チューブレンズブロック
A10859 / A10859-01
TPMOC0224JA
倍率
倍率は、結像レンズの焦点距離100 mmと、顕微鏡対
物レンズの焦点距離から計算します。
結像レンズ焦点距離
100
倍率(M) =
=
対物レンズ焦点距離
対物レンズ焦点距離
(例)対物レンズ焦点距離が45 mmの場合、倍率は約2.2
倍となります。
φ
M
対物レンズの出射瞳径 φ1 (mm)、焦点距離 f1 (mm)、開口率 NA、
結像レンズの有効径 φ2 (mm)、焦点距離 f2 (mm)、
センサの有効エリア φ (mm)、観測領域 d (mm)
例えば、A10859で、市販の対物レンズ(f1=18 mm、NA=0.25)
と1/3インチビデオカメラ(φ=6 mm)を用いて光線のケラレがな
く撮像するには、対物レンズとA10859の距離は100 mm以内に
します。この距離の間にダイクロイックミラーを入れても光学性能
上大きな影響はありません。
15
ブロック特性
●ピンホールホルダブロック A11027
マウントタイプのピンホールを取り付け、XY方向に位置調整が行え
る送りねじタイプのホルダブロックです。内蔵されているレンズに
よりピンホールを通った光を平行にし、光検出器へ導光します。底面、
側面には固定用のM3とM4のねじ穴があります。
底面のM3のねじ穴を利用して台座を取り付けています。必要に応
じて取り外したり側面に付け替え可能です。
仕様
適応ピンホールマウント
移動量 調整ねじ
焦点距離
質量
サイズ
(XY軸) ピッチ
直径: 16 mm
約180 g
A11027
±1.2 0.25 mm 15 mm
厚さ: 1.58 mm ∼ 1.6 mm
(台座含む)
※付属:ねじリング用工具、六角レンチ
型名
11.5±1.5
Y方向調整ねじ
調整量: ±1.2
Cマウント角度調整リング
(ピンホールマウント基準面)
17.746
(27.526±0.3) 8.0
(0.22)
50.0
11.5±1.5
12.0
(ピンホール想定面)17.526
10.0
ピンホール取付ねじリング
2-M3 深さ3
(固定用)
22.95
30.0
80
( 16)
29.0
45.0
(25)
43.0±0.2
5.0
50.0
(18)
12.0
50.0
台座取付面
TPMOB0233JA
4.6
X方向調整ねじ
調整量: ±1.2
M4 深さ5
(固定用)
透過率特性
100
外形寸法図(単位: mm)
15.0±0.1
注)・ピンホール径、波長によりコリメートの状態が変わります。
(想定波長は400 nm ∼ 700 nm)
・ピンホールはお客様にてご用意ください。ピンホールはマ
ウントに搭載されているものをお選びください。
(シグマ光機、駿河精機、メレスグリオ、他で購入可能)
・ピンホール取り付けの際に方向を間違えないようにご注意
ください。
・ピンホール取り付け時は、ピンホールに指紋など汚れを付
けないようにご注意ください。
Cマウント
(メス)
適応ピンホールマウントサイズ
直径: 16 厚さ: 1.6
台座(取り外し可)
2 × 4.5(台座固定用)
60.0
台座取付用六角穴付きボルト 2-M3
透過率 (%)
TPMOA0070JA
60
顕微鏡拡張例
40
20
0
300
400
500
600
700
800
顕微鏡のCマウントボード(結像光)へピンホールホルダブロック
A11027を接続することで、共焦点光学系が構築できます。
ピンホールを通った光はブロック内蔵のレンズにより平行光にされ、
効率よく光電子増倍管モジュールへ導光されます。
波長 (nm)
フィルタブロック A10033-xx
光電子増倍管
モジュール
アダプタブロック
A10030-01
ピンホールホルダブロック A11027
顕微鏡Cマウントポート
顕微鏡
16
●フィルタ用Cマウントブロック A11213シリーズ
市販されている直径25mmの光学フィルタや、直径25mmのレン
ズを入れることができるCマウントねじが施されたブロックです。
ダイクロイック用CマウントブロックA11214と組み合わせること
で、蛍光測定などに使用できます。角度調整ができるため、Cマウ
ント同士のスペーサや接続アダプタとしても便利です。
仕様
型名
有効光路径
質量
適応フィルタサイズ
A11213
直径:24 mm∼26 mm(推奨 25 mm∼25.4 mm) 約29 g
20 mm
A11213-01
約30 g
厚さ:5 mm(Max.)
(推奨 2 mm∼5 mm)
※付属:六角レンチ
▲左:A11213 右:A11213-01
接続例: 1波長検出
注)・光学フィルタやレンズはお客様にてご用意ください。
・光学フィルタのビームの入射面が決まっている場合は、
取り付けの際に方向を間違えないようにご注意ください。
・フィルタ等の取り付け時は、フィルタ等に指紋など汚れ
をつけないようご注意ください。
ブロックに組み込まれた光学フィルタにより、特定波長の光のみが
透過し光電子増倍管モジュールで検出されます。
Cマウントリング A9865
光電子増倍管モジュール
外形寸法図(単位: mm)
A11213(オス−オスタイプ)
Cマウント(オス)
フィルタ用Cマウントブロック A11213-xx
2(フィルタ基準面)
接続例: 光ファイバケーブルを用いた1波長検出
35
光ファイバケーブルから出射され拡がった光は、ファイバアダプタ
ブロックA10037シリーズに内蔵されているレンズで平行光にされ、
効率よく光電子増倍管モジュールへ導光されます。
4
20
4
Cマウントアダプタブロック
A10039
TPMOA0054JA
A11213-01(オス−メスタイプ)
Cマウント(メス)
2(フィルタ基準面)
光電子増倍管モジュール
Cマウント(オス)
35
Cマウントリング A9865
フィルタ用Cマウントブロック A11213-01
ファイバアダプタブロック A10037-xx
5
20
4
TPMOA0055JA
●Cマウントリング A9865
光電子増倍管モジュールをCマウントタイプのブロックやCマウント
を持つ機器に接続するためのリングです。
仕様
型名
A9865
有効光路径
8 mm
質量
約7 g
外形寸法図(単位: mm)
ゴムシート
Cマウント
9
30
4- 2.1
14
4- 3.2
接続可能な光電子増倍管モジュール
H10720/H10721/H10722/H10723/H11706/H12056/H10682
H11890/H11526
H10799(フォトダイオード内蔵)
14
5.0
7.0
0.5
TPMOA0056JA
17
ブロック特性
●ダイクロイック用Cマウントブロック A11214
45度入射のダイクロイックミラーを入れることができる、Cマウン
トねじが施されたブロックです。ダイクロイックミラーは、顕微鏡
でよく使われているサイズの市販品を取り付けることができます。
仕様
型名
有効光路径
A11214
20 mm
質量
適応ダイクロイックミラーサイズ
縦横:25 mm∼26 mm (W) × 35 mm∼38 mm (H)
約84 g
厚さ:0.9 mm∼1.1 mm(推奨 1 mm)
※付属:六角レンチ
Cマウント(メス)深さ5
20
20
Cマウント(メス)深さ5
18
18
38
20
Cマウント(メス)深さ5
20
注)・ダイクロイックミラーはお客様にてご用意ください。
・市販されているダイクロイックミラーの表面には、通常
表裏を判別するためのマーキングがされています。
A11214にダイクロイックミラーを取り付ける際に方
向を間違えないようご注意ください。
・ダイクロイックミラーの取り付け時は、ダイクロイック
ミラーに指紋など汚れをつけないようご注意ください。
18
18
外形寸法図(単位: mm)
接続例: 光ファイバケーブルを用いた2波長/3波長検出
18
ブロックに組み込まれたダイクロイックミラーにより、
ある波長より短い波長の光は反射し、長い波長の光は
透過します。さらに光学フィルタにより、特定波長の
光のみが透過し光電子増倍管モジュールで検出されます。
2波長検出
光電子増倍管モジュール
フィルタ用Cマウントブロック
A11213
Cマウントリング
A9865
Cマウントリング
A9865
ダイクロイック用
Cマウントブロック A11214
ファイバアダプタブロック
A10037-xx
Cマウントアダプタブロック A10039
3波長検出
光電子増倍管モジュール
フィルタ用Cマウントブロック
A11213
Cマウントリング
A9865
ダイクロイック用
Cマウントブロック A11214
Cマウントアダプタブロック A10039
ファイバアダプタブロック A10037-xx
18
18
40
18
18
TPMOA0057JA
●偏光子ホルダブロック A11026
偏光フィルタや波長板を取り付け、方位角度が調整できる簡易型粗
動タイプのホルダブロックです。底面には固定用のM3のねじ穴が
あります。偏光フィルタや波長板は、方位角度によって偏光特性が
変わる偏光素子です。
仕様
型名
有効光路径
A11026
8 mm
適応偏光素子サイズ
調整範囲 角度目盛 質量
直径: 25 mm ∼ 25.4 mm
①
②
90°
5°間隔
約55 g
厚さ: 1 mm ∼ 8 mm
①角度調整ねじを付け替えることで、90°以上回転させることができます。
②目盛の間隔であり調整ピッチではありません。調整範囲90°内の任意の角度で固定可能です。
※付属:六角レンチ
外形寸法図(単位: mm)
38.2±1.0
角度目盛 5°間隔
34.0
角度調整ねじ
22.0
(90
(8)
22.0
22.0
( 16)
°)
34.0
37.0±0.3
(23±1)
角度調整範囲
破線形状
適応光学素子サイズ
直径: 25.4 厚さ: 1 ∼ 8
9.0±0.1
注)・偏光フィルタや波長板はお客様にてご用意ください。
(エドモンド、
シグマ光機、他で購入可能)
・偏光素子取り付け時は、偏光素子に指紋など汚れを付けな
いようにご注意ください。
32
2
20.0±0.1
22.0
24
(光学素子基準面)17
2-M3 深さ3(固定用)
TACCA0069JA
●保守部品セット A10455-02
取り付けに使用するねじやOリング等の部品を保守・メンテナンス用に用意しました。
部品
数量
六角レンチ 5種
各1
ツマミねじ
4
フィルタ脱着工具
1
ねじリング用工具
1
Oリング φ15
2
Oリング φ26
1
Oリング φ28
1
ナベねじ M2 × 12
10
ナベねじ M2 × 16
10
六角穴付き止めねじ M2 × 2
10
六角穴付き止めねじ M2 × 4
10
六角穴付き止めねじ M3 × 4
10
六角穴付きボルト M2 × 8
10
六角穴付きボルト M2.6 × 6
10
六角穴付きボルト M3 × 16
5
ワッシャ
3
* A10030は現在販売しておりません。
左記部品が使われているブロック
A10030*, A10035-90, A10760, A10858, A10859, A11027, A11213, A11214, A11971
A10030-01, A10030-02, A10032, A10033, A10034, A10035, A10036, A10038-02, A10039, A11026, A11971
A10033-90
A11027
A10030-01, A10032, A10033, A10034, A10035, A10036, A10038-02, A10039, A11026, A11971
A10039
A11026
A10030-01, A10030-02
A10039
A10035-90
A10030*
A11213
A10030*, A10035-90, A11026
A11214
A11027
A11026
19
接続例
●2分岐ファイバを用いた接続例
分岐しているファイバの一方に光源からの光を入射し、試料もしくは被計測面へ照射します。試料からの蛍光もしくは被計測面
から反射された光を同じファイバで集光し、他方の分岐ファイバを通して光電子増倍管モジュールで検出します。
フィルタブロック A10033-xx
アダプタブロック A10030-01
PMTモジュール
ファイバアダプタブロック A10037
バンドパス
LED
フィルタ
TPMOC0213JA
●ビームエキスパンダブロックを用いた接続例
ビームエキスパンダブロックA10031は、φ20 mmの平行光を光電子増倍管モジュールの光電面サイズφ8 mmに入るように
ビーム径をφ8 mmに絞る光学設計となっていますが、平行光だけでなく拡がりをもつビームを集光することにも有効です。例え
ば、光ファイバからある角度で拡がった光をビームエキスパンダブロックで受けると光電子増倍管モジュールだけの時と比べて
信号量が増加します。
ビームエキスパンダブロック A10031
アダプタブロック A10030-01
光ファイバ
PMTモジュール
距離 L1
距離 L2
〈測定条件〉光源:緑LED
光ファイバ:NA=0.5 コア径 0.98 mm
検出効率(距離50 mm、ビームエキスパンダブロックなしを100とした時)
距離(L1, L2)
ビームエキスパンダブロックあり(L1)
ビームエキスパンダブロックなし(L2)
50 mm
80 %
100 %
90 mm
59 %
59 %
250 mm 350 mm
28 %
20 %
13 %
7%
TPMOC0214JA
●結像光学系(顕微鏡)と光電子増倍管モジュールとの接続
顕微鏡のポートは、Cマウントの取り付け位置から17.526 mmに結像するように設計されています。Cマウントアダプタに市販さ
れている10 mmの長さのCマウントリング(オス−メス)を繋げるとおよそ光電子増倍管モジュールの光電面が結像位置になります
(左図)。
結像位置で光のサイズが1 mm以下になる場合、光電子増倍管モジュールの光電面に焦点を合わせずデフォーカスの状態にして光
の大きさが1 mm以上になるように照射させます。
顕微鏡
Cマウントリング(オス−メス)
Cマウントリング
A9865
17.526
PMT
モジュール
顕微鏡
フィルタ用Cマウントブロック
A11213-01(スペーサとして使用)
Cマウントリング
A9865
17.526
PMT
モジュール
L*
7 10
L*
7
25
* L: PMTモジュール取り付け面から光電面までの距離
20
TPMOC0216JA
●蛍光検出(共焦点系)
レーザは、光ファイバ出力タイプが便利です。回折限界までレーザ光を絞る場合は、シングルモードの光ファイバを使用してく
ださい。ビームアライナブロック内の無限遠補正対物レンズで光ファイバから出射されたビーム光を平行光にします。この時対
物レンズのNAを光ファイバのNAより大きいものを選ぶと効率よく取り込めます。ビーム径はどちらか小さいNAと対物レンズの
焦点距離によって計算できます。
レーザ光はダイクロイックミラーで反射され、ステージブロック内の対物レンズを通して試料を励起します。励起された蛍光は
対物レンズ、ダイクロイックミラー、チューブレンズブロックと進み、ピンホールホルダブロックに組み込まれたピンホールの
位置で焦点が結ばれ共焦点光学系となります。ピンホールを通過した光は、内蔵されているレンズにより平行光となり光電子増
倍管モジュールへ入射されます。
光ファイバ(FCコネクタ)
レーザ
ビームアライナブロック A10760
無限遠補正対物レンズ(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック A11213(接続用として使用)
無限遠補正対物レンズ(市販品)
チューブレンズブロック A10859-01
ステージブロック
A10858
ピンホールホルダブロック A11027
PMTモジュール
アダプタブロック A10030-01
Cマウント両オスリング
(A10859-01に付属)
フィルタ用Cマウントブロック
A11213(接続用として使用)
ダイクロイックミラー(市販品)
フィルタブロック A10033-xx
ピンホール(市販品)
ダイクロイック用Cマウントブロック A11214
TPMOC0217JA
テクニカルガイド
共焦点光学系の性能はピンホールの大きさで決まり、その基準としてエアリーディスク(直径)が用いられます。エアリーディスクは
次の式で計算できます。なお、光学系の倍率は観測側の対物レンズの焦点距離とチューブレンズブロックの焦点距離から決まります。
エアリーディスク(直径)= 1.22・M・
λ
NA
チューブレンズブロックの焦点距離
観測側対物レンズの焦点距離 ※1
M
: 光学系の倍率 =
λ
NA
: 蛍光波長
: 観測側対物レンズのNA
※1
観測側対物レンズの焦点距離が不明な場合は対物レンズメーカーへお問い合せください。
空間分解能が重要になる場合は、ピンホールの大きさをエアリーディスクに近づけます。蛍光強度のみを計測する場合は、空間分解能
が悪くなりますが、ピンホールをエアリーディスクより大きくして信号量を増やします。
●対物レンズとチューブレンズブロックを用いた接続例
無限遠補正対物レンズとチューブレンズブロックA10859をCマウントRMS対物レンズホルダを介して繋ぎます。次に、チューブ
レンズブロックをICCDカメラなどの撮像カメラへ接続します。ピントはチューブレンズブロックの結像調整ツマミで調整できます。
チューブレンズブロック
A10859
対物レンズ
ICCDカメラ
CマウントRMS対物レンズホルダ*
(市販品)
* 例:エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
・RMS対物レンズホルダ Cマウントシリーズ
TPMOC0215JA
21
接続例
●撮像系接続例
同軸落射方式
キセノンランプからバンドルファイバを通して観測対象物を照射します。バンドルファイバの固定は、市販のCマウントねじのア
ダプタを用いると便利です。試料の励起には、蛍光色素に合った励起フィルタをフィルタ用CマウントブロックA11213-01の
中に入れます。バンドルファイバからの光が十分拡散されていない場合は、ホログラフィックディフューザなどの拡散板を入れ
ると対象物を一様に照射できます。
ダイクロイックミラーは、励起波長を反射し、ステージブロックA10858の対物レンズに導光され対象物を励起します。対象物
から発せられた蛍光はダイクロイックミラーと蛍光フィルタを透過し、チューブレンズブロックA10859-01内のレンズで撮像
カメラへ結像されます。
ライトガイド A10014-35-0110
ライトガイドアダプタ*
(市販品)
励起用フィルタ(市販品)
ホログラフィックディフューザ*
(市販品)
キセノンランプ
L9588-03
Cマウントライトガイドマウント*
(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック
A11213-01
蛍光フィルタ(市販品)
EM-CCD
or
ICCDカメラ
対物レンズ(市販品)
チューブレンズブロック A10859-01
フィルタ用Cマウントブロック A11213
ダイクロイックミラー(市販品)
ダイクロイック用Cマウントブロック A11214
フィルタ用Cマウントブロック A11213(接続用として使用)
ステージブロック A10858
* 例:エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
・ライトガイドマウント Cマウントシリーズ
・ライトガイドアダプタ SX-6
・ホログラフィックディフューザ 25 mmタイプ
TPMOC0218JA
透過照明方式
透過照明を用いた撮像例です。無限遠補正対物レンズとチューブレンズブロックA10859-01で対象物をCCDカメラなどの撮像
カメラへ結像します。照明は、市販されている拡散光タイプのLED光源が便利です。
Cマウント両オスリング
(A10859-01に付属)
CCDカメラ
対物レンズ
(市販品)
チューブレンズブロック
A10859-01
試料
LED照明
ステージブロック A10858
TPMOC0219JA
22
●発光検出
化学発光や生物発光など無限遠補正対物レンズでとらえた平行光をビームエキスパンダブロックA10031を用いて1/2.5に縮小
し、有効径8 mmの光電子増倍管モジュールへ導きます。特定波長の検出を行う場合はフィルタブロックを追加します。
試料
Cマウント両オスリング
(A10031に付属)
ビームエキスパンダブロック A10031
対物レンズ
(市販品)
PMTモジュール
アダプタブロック A10030-01
ステージブロック A10858
フィルタブロック A10033-xx
TPMOC0255JA
●ミニ分光器との接続例
光ファイバ出力のレーザビームをビームアライナブロックA10760内の無限遠補正対物レンズで平行光にします。コリメートさ
れたレーザ光は、ダイクロイック用CマウントブロックA11214内のダイクロイックミラーで反射された後、ステージブロック
A10858内の対物レンズにより試料を照射します。レーザ光で励起された試料から発せられた蛍光は対物レンズで集光された後、
ダイクロイック用Cマウントブロックのダイクロイックミラーを透過し、さらにビームエキスパンダブロックA10031でビーム
径を小さくします。ファイバアダプタブロック内のレンズで光ファイバへ集光し、ミニ分光器で分光計測をします。励起光をカット
したい場合は、ビームエキスパンダブロックとファイバアダプタブロックA10037-01の間にフィルタブロックを入れ、励起光を遮
断します。ファイバアダプタブロックにはフォーカシング機能がありませんので、ファイバアダプタブロックとミニ分光器の間に取
り付ける光ファイバのコア径はφ600 μm以上をお勧めします。
光ファイバ(FCコネクタ)
ビームアライナブロック A10760
レーザ
対物レンズ(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック
A11213(接続用として使用)
ステージブロック
A10858
Cマウント両オスリング
(A10031に付属)
ジョイントブロック
A10038-02
ファイバアダプタブロック
A10037-01
光ファイバ(SMAコネクタ)
(市販品)
(コア径は600 µm以上をお勧めします)
ミニ分光器*
ダイクロイック用Cマウントブロック
A11214
ビームエキスパンダブロック A10031
ダイクロイックミラー(市販品)
* ミニ分光器は別途カタログを用意しております。
詳細は個別カタログをご覧ください。
TPMOC0221JA
23
接続例
●光電子増倍管モジュールと撮像カメラ同時計測
ステージブロックに2つの対物レンズマウントA10921を取り付けた同時計測例です。下側(倒立)は、レーザ光により試料を
励起し、蛍光量を光電子増倍管モジュールで測定します。上側(正立)では、キセノンランプで観測エリアを照明し、撮像カメラ
で測定エリアと蛍光信号を観測します。
光電子増倍管モジュールの前に平凸レンズと蛍光フィルタを入れて蛍光を取り出します。平凸レンズにより光束に角度がつき、
蛍光フィルタの波長シフトが問題となる場合は蛍光フィルタを平凸レンズの前に置きます。
撮像カメラの照明は、光電子増倍管モジュールの測定に支障がないように、励起波長と蛍光波長以外の波長を選びます。例えば、
488 nmのレーザ光を用いる場合、光電子増倍管モジュール側のダイクロイックミラーをDM505、蛍光フィルタを530/40の
バンドパスフィルタとし、撮像カメラ側は照明用に600 nmLPフィルタを、カメラ前にレーザ光カットフィルタを入れます。
ライトガイド A10014-35-0110
キセノンランプ
L9588-03
ライトガイドアダプタ*
(市販品)
Cマウントライトガイドマウント*
(市販品)
600 nmLPフィルタ(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック A11213-01
チューブレンズブロック A10859-01
ステージブロック A10858
EM-CCD
or
ICCDカメラ
対物レンズ
マウント
A10921
対物レンズ
(市販品)
レーザ光カットフィルタ(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック A11213
Cマウントキューブ型ビームスプリッタ*(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック A11213(接続用として使用)
ダイクロイック用Cマウントブロック A11214
ダイクロイックミラー(市販品)
対物レンズ
(市販品)
Cマウントアダプタ A9865
対物レンズ
マウント
A10921
PMTモジュール
蛍光フィルタ(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック
A11213-01
フィルタ用Cマウントブロック
A11213(接続用として使用)
平凸レンズ(市販品)
対物レンズ(市販品)
フィルタ用Cマウントブロック A11213
ビームアライナブロック A10760
光ファイバ(FCコネクタ)
(市販品)
レーザ
* 例:エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社
・ライトガイドマウント Cマウントシリーズ
・ライトガイドアダプタ SX-6
・Cマウントキューブ型ビームスプリッタ
注)対物レンズマウントA10921は、ステージブロックA10858に1つ付属されています。
上図の同時計測を行う場合は、A10921を追加でお買い求めください。
TPMOC0222JA
24
●蛍光色素と接続例
①
●透過率特性
100
633 nm 532 nm
A10034-04
DM 660
TACCB0090JA
90
80
A10033-05
575/30 nm
透過率 (%)
70
A10033-06
700/60 nm
60
50
40
30
対物レンズ
Cy3™
Alexa® 546
試料
Cy5™
Alexa® 647
20
10
0
400
500
600
700
800
700
800
700
800
TACCC0128JA
波長 (nm)
②
●透過率特性
100
TACCB0091JA
90
80
70
励起光
405 nm
透過率 (%)
A10034-01
DM 505
発光
A10033-04
460/60 nm
A10033-01
530/40 nm
60
50
40
30
20
10
0
400
CASY
FITC
DAPI
Hoechst
500
600
波長 (nm)
TACCC0129JA
③
●透過率特性
100
TACCB0092JA
90
80
励起光
488 nm
A10033-62
500 nmLP
A10034-02
DM 565
A10033-01
530/40 nm
A10034-03
DM 600
A10033-05
575/30 nm
A10034-04
DM 660
A10033-03
630/60 nm
70
A10033-06
700/60 nm
透過率 (%)
発光
60
50
40
30
20
FITC
GFP
PE
CASY
Texas Red
PI
®
Cy5™
7AAD
TACCC0130JA
10
0
400
500
600
波長 (nm)
25
関連製品
●光電子増倍管用安定化光源 L11494シリーズ
主に、光電子増倍管や光電子増倍管モジュールの感度補正用に開発
されたLED光源です。LEDの発光量をフォトダイオードでモニタし
て制御しているため、常に安定した約1 pWの光が出力されます。
仕様
L11494-430 L11494-470 L11494-525 L11494-660 単位
項目
ピーク発光波長
428
465
522
660
nm
FWHM
65
26
35
30
nm
発光波長分布
●L11494-430
1
TACCB0115JA
1.2
0.6
0.4
TACCB0120JA
1
0.8
相対エネルギー
0.8
相対エネルギー
寿命特性
●L11494-470
TACCB0114JA
0.8
0.6
相対値
1
0.6
0.4
0.4
0.2
0.2
0.2
0
350
400
450
500
550
600
650
700
0
350
750
400
450
波長 (nm)
550
600
650
700
0
750
0
12
6
波長 (nm)
●L11494-525
1
500
1
24
30
温度特性
●L11494-660
TACCB0116JA
18
時間 (h)
TACCB0119JA
2
TACCB0121JA
1.5
0.8
0.8
0.6
0.4
0.6
相対値 (%)
相対エネルギー
相対エネルギー
1
0.4
0.5
0
-0.5
-1
0.2
0.2
-1.5
0
350
400
450
500
550
600
650
700
750
0
350
400
波長 (nm)
450
500
550
600
650
700
750
-2
0
5
10
15
波長 (nm)
安定化光源接続例
20
25
外形寸法図(単位: mm)
35
40
45
50
24
8.5
12
安定化光源 L11494-xxx
12
2-M2
14
ジョイントブロック A10038-01
発光部 7
ON
OFF
ON
(低輝度)
(高輝度)
14
65
光電子増倍管モジュール
30
温度 (°C)
アダプタブロック
A10030-01
スイッチ
※安定化光源の個別カタログを用意しております。詳細は個別カタログを参照してください。
26
電池 SR41
TACCA0311JA
●光センサモジュール H10799シリーズ
H10799シリーズは、シリコンフォトダイオードS1337-1010
シリーズと電流電圧変換アンプを内蔵したケーブル出力タイプの
モジュールです。
オプティカルブロックへの取付が容易で、これらと組み合わせた
光検出器としてご使用いただけます。
仕様
項目
サフィックス
感度波長範囲
入力電圧
最大入力電圧
最大出力信号電圧
* 使用例: P.6
電流電圧変換係数
/ 周波数帯域
分光感度特性
1
TPMOB0213JA
有効受光面サイズ
動作周囲温度*
保存温度*
内蔵するフォトダイオード
H10799-101
0.1
* 結露なきこと
H10799-102
外形寸法図(単位: mm)
H10799-002
14.0±0.2
有効受光面 8
H10799-002/-102は、電流電圧変換係数 / 周波数帯域が
0.1 V/nA / DC∼100 Hzの時の値です。
0.001
200
25.0±0.5
0.01
オプション取付用穴 4-M2
11
300
400
500
600
700
800
900
波長 (nm)
1000
1100
18.0±0.5
放射感度 (V/nW)
H10799-001
H10799シリーズ
-101
-001
-002
-102
190 nm / 320 nm ∼ 1100 nm(左図参照)
+5 V
+5.5 V
+4.5 V
0.1 V/nA / DC ∼ 100 Hz
1 V/nA / DC ∼ 10 Hz 0.01 V/nA / DC ∼ 1 kHz
(スイッチにより切替可能)
8 mm
+5 °C ∼ +50 °C
-20 °C ∼ +50 °C
S1337-1010BQ S1337-1010BR S1337-1010BQ S1337-1010BR
GND
: AWG26(黒)
Vcc低電圧入力 : AWG26(赤, +5 V)
信号出力
: RG-174/U
50.0±0.5
450±20
TPMOA0048JA
●ICCDカメラ C10054シリーズ
C10054シリーズはイメージインテンシファイアを内蔵した、高速
電子シャッタ(最小5 ns)を装備した高感度高速シャッタカメラです。
仕様
型名
C10054-x1
C10054-x2
C10054-x3
C10054-x4
C10054-x5
C10054-x6
* 使用例: P.21, P.22, P.24
感度波長範囲
(nm)
280 ∼ 720
185 ∼ 900
370 ∼ 920
最小光電面照度
(lx)
1 × 10-6
4 × 10-7
4 × 10-5
4 × 10-7
1 × 10-6
4 × 10-7
限界解像度
(TV本)
470
450
480
420
470
450
※イメージインテンシファイア:高い光増倍機能を持つ、高速ゲート動作(シャッタ動作)が
可能な撮像デバイスです。
※イメージインテンシファイア、ICCDカメラの個別カタログを用意しております。詳細は個別カ
タログをご覧ください。
27
関連製品
●スキャンブロック C10516
スキャンブロックC10516は可視域のレーザ光走査用に設計され
たテレセントリックfθレンズとガルバノスキャナを組み込んだブロッ
クです。他のオプティカルブロックを接続することで、レーザ走査
型の蛍光顕微鏡や反射顕微鏡、更に共焦点顕微鏡の測定系を組むこ
とができます。観測領域はφ21.5 mmとなっていますので、広範
囲のサンプルを観測できます。また、市販されている顕微鏡のCマ
ウントポートへスキャンブロックを取り付けて光電子増倍管による
高倍率の画像観測も可能です。
▲左:スキャンブロック本体、右:コントロールユニット
仕様
設計波長 A
488 nm ∼ 632 nm
焦点距離
50 mm
最大観測領域
21.5 mm
入射ビーム径
4 mm
Afθレンズは488 nm / 532 nm / 632 nmの3波長で設計されています。
作動距離
20 mm
解像度
80 Lp/mm
最大走査速度 等速区間比率 B
≧70 %
400 Hz
コーティング
Al
Bガルバノスキャナが観測領域に入って等速運動する区間の比率。
ライフテクノロジー社 FluoCells® 既製スライド#6
2光子励起による画像
●15 μmのビーズ
●植物の茎
※画像取得時の構成はお問い合せください。
●インドキョンの皮膚線維芽細胞
大阪大学免疫学フロンティア研究センター 駒井豊先生 御協力
構成
スキャンブロックは、スキャンブロック本体とコントロールユニットから構成されています。スキャンブロック本体には2個のガ
ルバノスキャナとテレセントリックfθレンズが組み込まれ、コントロールユニットはガルバノスキャナを駆動制御するためのド
ライバボードが組み込まれています。
A
光電子増倍管
モジュール
F
スキャンブロック
本体
スキャン
ブロック
④
E
②
制御信号 ガルバノ
オプティカルブロック
コントロール
ユニット
X
指令入力信号
(X)
光電子増倍管
モジュール
(別売)
スキャナ
B C
Y
D
G ③
指令入力信号
(Y)
ワーク
PC
USB,
PCI等
(市販品)
他社製品
(注1)
①
(注1)
ガルバノスキャナを制御するためのアナログ信
号を出力しPMTの信号を取得するデータ収
集ユニット
(DAQ)が別途必要となります。
①
②
③
④
製品名
データ収集ユニット (DAQ)
1/4波長板
偏光ビームスプリッタ
ファイバ出力レーザ光源
H
オプティカルブロック
製品名
A スキャンブロック
B Cマウントアダプタブロック
C ジョイントブロック
D 偏光子ホルダブロック
E ファイバアダプタブロック
F ジョイントブロック
G ビームスプリッタホルダブロック
H アダプタブロック
型名
C10516
A10039
A10038-01
A11026
A10037
A10038-02
A10035-90
A10030-01
数量
1
1
1
1
1
1
1
1
※スキャンブロックのカタログを用意しております。詳細は個別カタログを参照してください。
●本資料の記載内容は平成26年5月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。
□仙台営業所 〒980-0011
□筑波営業所 〒305-0817
□東京営業所 〒105-0001
□中部営業所 〒430-8587
□大阪営業所 〒541-0052
□西日本営業所 〒812-0013
WEB SITE www.hamamatsu.com
仙台市青葉区上杉1-6-11(日本生命仙台勾当台ビル2階) TEL (022)267-0121
つくば市研究学園D6街区8画地(研究学園スクウェアビル7階) TEL (029)848-5080
東京都港区虎ノ門3-8-21(虎ノ門33森ビル5階)
TEL (03)3436-0491
浜松市中区砂山町325-6(日本生命浜松駅前ビル4階) TEL (053)459-1112
大阪市中央区安土町2-3-13(大阪国際ビル10階)
TEL (06)6271-0441
福岡市博多区博多駅東1-13-6(竹山博多ビル5階)
TEL (092)482-0390
□電子管営業推進部 〒438-0193 静岡県磐田市下神増314-5 TEL (0539)62-5245 FAX (0539)62-2205
FAX (022)267-0135
FAX (029)855-1135
FAX (03)3433-6997
FAX (053)459-1114
FAX (06)6271-0450
FAX (092)482-0550
TPMO1058J04
MAY 2014 IP
(500)