LTM8020 - 200mA、36V DC/DC μModule

LTM8020
200mA、36V DC/DC
μModuleレギュレータ
特長
■
■
■
■
■
■
■
■
■
概要
降圧スイッチ・モード電源
広い入力電圧範囲: 4V∼36V
出力電圧:1.25V∼5V
EN55022クラスB準拠
出力電流:200mA
電流モード制御
–55°C~125°Cの動作温度範囲(LTM8020MPV)
金仕上げパッド付き鉛フリー(e4)RoHS準拠パッケージ
高さの低い小型(6.25mm × 6.25mm × 2.32mm)
表面実装LGAパッケージ
アプリケーション
■
■
■
■
■
車載バッテリの安定化
携帯製品の電源
分配電源の安定化
産業用電源
ACアダプタ・トランスの安定化
LTM ®8020は完全な200mA降圧DC/DC電源で、
スイッチン
グ・コントローラ、パワー・スイッチ、
インダクタを含む全てのサ
ポート部品をパッケージに搭載しています。4V∼36Vの入力
電圧範囲で動作し、1本の抵抗で設定される1.25V∼5Vの出
力電圧範囲が可能です。
バルク・コンデンサを使用するだけで
設計を完成させることができます。LTM8020はEN55022の放
射エミッション要件を満たしています。伝導エミッション要件
は、標準のフィルタ部品を追加することによって満たすことが
できます。
高さの低い(2.32mm)小型パッケージはPCボード底面の未使
用スペースに搭載できるので、部品密度の高いポイントオブ
ロード・レギュレーションが可能です。
LTM8020は標準の表面実装装置による自動アセンブリに適
した、熱特性が改善された小型(6.25mm 6.25mm)で高さ
の低い(2.32mm)オーバーモールドのランド・グリッド・アレイ
(LGA)パッケージで供給されます。LTM8020は鉛(Pb)フリー
で、
RoHSに準拠しています。
、LT、LTC、LTM、μModule、Linear Technology、LinearのロゴおよびBurst Modeはリニアテクノ
ロジー社の登録商標です。他のすべての商標はそれぞれの所有者に所有権があります。
標準的応用例
効率および電力損失と負荷電流
6.5VIN∼36VIN、
5V/200mA DC/DC μModule®レギュレータ
VIN
2.2µF
VOUT
LTM8020
SHDN
80
BIAS
70
10µF
ADJ
165k
1%
8020 TA01
* 動作電圧範囲。起動の詳細については
「アプリケーション情報」
を参照してく
ださい
100
60
50
10
40
POWER LOSS (mW)
GND
1000
90
VOUT
5V
200mA
EFFICIENCY (%)
VIN*
6.5V TO 36V
1
30
20
10
0.1
1
10
LOAD CURRENT (mA)
100
0.1
3470 TA01b
8020fd
1
LTM8020
絶対最大定格
ピン配置
(Note 1)
VIN、SHDNの電圧 ................................................................. 40V
ADJ電圧 ................................................................................. 5V
BIAS電圧 .............................................................................. 25V
VIN+BIASの電圧 ................................................................. 47V
VOUT電圧 .............................................................................. 10V
内部動作温度範囲.............................................−40°C~125°C
保存温度範囲.....................................................−55°C~125°C
最大半田温度...................................................................260°C
TOP VIEW
5
VOUT
4
GND
3
BIAS
2
VIN
1
ADJ
SHDN
A
B
C
D
E
LGA PACKAGE
21-LEAD (6.25mm × 6.25mm × 2.32mm)
TJMAX = 125°C, θJA = 23.1°C/W
θJA DERIVED FROM 5cm × 5cm PCB WITH 4 LAYERS
WEIGHT = 0.25g
発注情報
鉛フリー仕様
製品マーキング*
パッケージ
温度範囲(Note 2)
LTM8020EV#PBF
LTM8020V
21-Lead (6.25mm × 6.25mm)
–40°C to 85°C
LTM8020IV#PBF
LTM8020V
21-Lead (6.25mm × 6.25mm)
–40°C to 85°C
LTM8020MPV#PBF
LTM8020MPV
21-Lead (6.25mm × 6.25mm)
–55°C to 125°C
さらに広い動作温度範囲で規定されるデバイスについては、弊社または弊社代理店にお問い合わせください。 *温度グレードは出荷時のコンテナのラベルで識別されます。
鉛フリー仕様の製品マーキングの詳細については、http://www.linear-tech.co.jp/leadfree/をご覧ください。
この製品はトレーでのみ供給されます。詳細については、http://www.linear-tech.co.jp/packaging/をご覧ください。
電気的特性
●は全動作温度範囲の規格値を意味する。
それ以外はTA = 25 Cでの値。VIN = 10V、VSHDN = 10V、VBIAS = 3V、外付けCIN = 2.2μF、COUT = 4.7μF。
(Note 2)
SYMBOL
PARAMETER
CONDITIONS
MIN
TYP
MAX
UNITS
VIN
Input DC Voltage
VOUT
Output DC Voltage
4
36
V
0 < IOUT ≤ 200mA; 167kW < RADJ < ∞
1.2
5
V
RADJ(MIN)
Minimum Allowable RADJ
(Note 3)
163
ILK
Leakage from IN to OUT
VSHDN = 0V, BIAS = 0V
IOUT
Continuous Output DC Current
5.5V ≤ VIN ≤ 36V, RADJ = 301k, VO = 3.3V
IQ(VIN)
Quiescent Current into IN
SHDN = 0.2V, BIAS Open
BIAS = 3V, Not Switching
BIAS = 0V, Not Switching
l
10
35
IQ(BIAS)
Quiescent Current into BIAS
SHDN = 0.2V, BIAS = 0V
BIAS = 3V, Not Switching
BIAS = 0V, Not Switching
l
25
DVOUT/VOUT
Line Regulation
5V ≤ VIN ≤ 36V, IOUT = 200mA, RADJ Open
1
%
DVOUT/VOUT
Load Regulation
VIN = 24V, 0 ≤ IOUT ≤ 200mA, VOUT = 3.3V
2
%
l
kW
1.2
0
6
µA
200
mA
1
18
50
µA
µA
µA
0.5
60
1.5
µA
µA
µA
8020fd
2
LTM8020
電気的特性
●は全動作温度範囲の規格値を意味する。
それ以外はTA = 25 Cでの値。VIN = 10V、VSHDN = 10V、VBIAS = 3V、外付けCIN = 2.2μF、COUT = 4.7μF。
(Note 2)
SYMBOL
PARAMETER
CONDITIONS
MIN
TYP
MAX
UNITS
VOUT(AC_RMS)
Output Ripple (RMS)
IOUT = 100mA, VOUT = 3.3V, VIN = 24V
7.5
mV
fSW
Switching Frequency
IOUT = 200mA
450
kHz
ISC
Output Short-Circuit Current
VIN = 36V, VOUT = 0V
350
mA
VADJ
Voltage at ADJ Pin
l
1.228
VBIAS(MIN)
Minimum BIAS Voltage for Proper
Operation
l
3
IADJ
Current Out of ADJ Pin
ADJ = 0V, VOUT = 5V, VSHDN = 0V
l
9.65
ISHDN
SHDN Pin Current
VSHDN = 2.5V
VIH(SHDN)
SHDN Input High Voltage
VIL(SHDN)
SHDN Input Low Voltage
1.265
V
V
10.35
µA
5
µA
1
2.5
V
0.2
Note 1:絶対最大定格に記載された値を超えるストレスはデバイスに永続的損傷を与える可
能性がある。長期にわたって絶対最大定格条件に曝すと、
デバイスの信頼性と寿命に悪影響
を与える可能性がある。
Note 2:LTM8020Eは0°C~85°Cの周囲温度範囲で性能仕様に適合することが保証されている。
−40°C~85°Cの全周囲動作温度範囲での仕様は設計、特性評価および統計学的なプロセス・
コントロールとの相関で確認されている。LTM8020Iは−40°C~85°Cの全周囲動作温度範囲で
V
仕様に適合することが保証されている。LTM8020MPは−55°C~125°Cの全内部動作温度範囲
で仕様に適合することが保証されている。最大内部温度はボード・レイアウト、
パッケージの
定格熱抵抗およびその他の環境要因に関連した特定の動作条件によって決定されることに
注意。
Note 3:設計によって保証されている。
標準的性能特性 注記がない限り、TA = 25 C。
3.3VOUTの効率
3.3VOUTの電力損失
90
5VOUTの効率
90
1000
80
80
50
40
30
5VIN
12VIN
24VIN
36VIN
20
10
1
10
ILOAD (mA)
100
1000
8020 G01
EFFICIENCY (%)
60
0
0.1
70
100
POWER LOSS (mW)
EFFICIENCY (%)
70
10
1
0.1
0.1
5VIN
12VIN
24VIN
36VIN
1
10
IOUT (mA)
100
1000
8020 G02
60
50
40
30
20
12VIN
24VIN
36VIN
10
0
0.1
1
10
ILOAD (mA)
100
1000
8020 G03
8020fd
3
LTM8020
標準的性能特性 注記がない限り、TA = 25 C。
5VOUTの電力損失
0.18
1000
入力電流と出力電流(5VIN)
1.8VOUT
2.5VOUT
3.3VOUT
0.16
INPUT CURRENT (A)
0.12
0.10
0.08
0.06
1
0.04
12VIN
24VIN
36VIN
1
10
IOUT (mA)
100
0
0
INPUT CURRENT (A)
INPUT CURRENT (A)
0.035
0.030
0.020
0.20
4356 G06
入力消費電流と入力電圧
0.030
0.025
0.020
0.015
4
3
2
1
0.005
0
0.05
0.10
0.15
OUTPUT CURRENT (A)
0
0.20
0
0.05
0.10
0.15
OUTPUT CURRENT (A)
4356 G07
0
0.20
6.0
8
TO START
5.5
INPUT VOLTAGE (V)
80
60
40
20
10
20
30
INPUT VOLTAGE (V)
40
SHDN CONTROL
5.0
4.5
4.0
4356 G10
3.0
20
30
INPUT VOLTAGE (V)
40
4356 G09
IOUT = 200mA
TO START
7
TO RUN
3.5
0
10
必要な最小入力電圧と出力電圧
(VOUT = 3.3V)
100
0
4356 G08
必要な最小入力電圧と負荷
入力電流と入力電圧(出力を短絡)
INPUT CURRENT (mA)
0.05
0.10
0.15
OUTPUT CURRENT (A)
0
5
0.010
0.010
0
0
4356 G05
1.8VOUT
2.5VOUT
3.3VOUT
5VOUT
0.040
0.040
0
0.20
入力電流と出力電流(36VIN)
0.045
1.8VOUT
2.5VOUT
3.3VOUT
5VOUT
0.050
0.05
0.10
0.15
OUTPUT CURRENT (A)
8020 G04
入力電流と出力電流(24VIN)
0.060
0.040
0.020
0.02
1000
0.060
QUIESCENT CURRENT (µA)
0.1
0.1
0.080
INPUT VOLTAGE (V)
POWER LOSS (mW)
10
1.8VOUT
2.5VOUT
3.3VOUT
5VOUT
0.100
INPUT CURRENT (A)
0.14
100
入力電流と出力電流(12VIN)
0.120
6
TO RUN
5
4
3
0
50
100
150
LOAD CURRENT (mA)
200
4356 G11
2
1
2
3
4
OUTPUT VOLTAGE (V)
5
4356 G12
8020fd
4
LTM8020
標準的性能特性 注記がない限り、TA = 25 C。
ターンオン時の動作
3.3VOUT、
無負荷)
(6VIN、
INPUT CURRENT
100mA/DIV
5VOUT
20
90
VOUT
2V/DIV
15
SHDN
5V/DIV
3.3VOUT
50µs/DIV
10
5
放射エミッション
36VIN
5VOUT
FULL LOAD
80
8020 G14
EMISSIONS LEVEL (dBµV/m)
TEMPERATURE RISE (°C)
25
温度上昇と入力電圧
TA = 25 C)
(最大負荷、
70
60
50
EN55022
CLASS B LIMIT
40
30
20
10
0
0
0
10
20
30
INPUT VOLTAGE (V)
40
50
8020 G13
–10
0
200
600
800
400
FREQUENCY (MHz)
1000
8020 G15
ピン機能
VIN
(ピンA1、A2)
:VINピンはLTM8020の内部レギュレータおよ
び内部パワー・スイッチに電流を供給します。
これらのピンは
少なくとも1μFの外付け低ESRコンデンサを使ってローカルに
バイパスする必要があります。
SHDN
(ピンC1)
:このSHDNピンを使ってLTM8020をシャットダ
ウン・モードにします。
グランドに接続するとシャットダウンしま
す。通常動作をさせるには2V以上の電圧を加えます。
シャット
ダウン機能を使用しない場合はこのピンをVINに接続します。
VOUT
(ピンA4、A5、B4、B5、C4、C5)
:電源出力ピン。
ほとんどのア
GND
(ピンC2、D1、D2、D3、D4、D5、E2、E3、E4、E5)
:GND接続は
プリケーションでは、外付けコンデンサをVOUTからGNDに接
続します。
これらのピンとGNDの間に出力負荷を接続します。
BIAS
(ピンC3)
:BIASピンは内部ショットキー・ダイオードと内
部レギュレータに接続されています。VOUTが3Vより高いとき
はVOUTに接続し、VOUTが3Vより低いときは3Vを超える別の
DC電圧に接続します。BIASが3Vより高い場合には、
このピン
から内部回路に電力供給して効率を改善することができます。
メイン・レギュレータの電力はVINから供給され続けます。
メイン信号のリターンおよびLTM8020の主要なヒートシンクと
して機能します。GNDピンはLTM8020と回路部品の下のロー
カル・グランド・プレーンに接続します。帰還分割器からのリ
ターンはこの信号に接続します。
ADJ
(ピンE1)
:LTM8020はそのADJピンを1.25Vに安定化しま
す。
このピンからGNDに調整抵抗を接続します。
この調整抵抗
によって決まります。
こ
の値は式R ADJ = 623.75/(VOUT­1.25)
こで、RADJの単位はkΩです。VOUT = 1.25Vの場合、ADJピン
はオープン状態になることに注意してください。
8020fd
5
LTM8020
ブロック図
22µH
VIN
0.1µF
VOUT
15pF
499k
10µF
BIAS
SHDN
CURRENT
MODE
CONTROLLER
GND
ADJ
80220 BD
8020fd
6
LTM8020
動作
LTM8020はスタンドアロン非絶縁型降圧スイッチングDC/DC
電源です。入力と出力に外付けのバルク・コンデンサを使うだ
けで、最大200mAのDC出力電流を供給することができます。
このモジュールは、1本の外付け抵抗によってプログラム可能
な1.25VDC∼5VDCの高精度に安定化された出力電圧を供
給します。入力電圧範囲は4V∼36Vです。LTM8020は降圧コ
ンバータなので、必ず入力電圧を必要な出力電圧と負荷電流
をサポートするのに十分な高さにします。
「ブロック図」
を参照
してください。
LTM8020には、電流モード・コントローラ、パワー・スイッチン
グ素子、
パワー・インダクタ、
パワー・ショットキー・ダイオードお
よびいくらかの入力容量と出力容量が備わっています。表1に
示されているように、
アプリケーションによっては、
出力コンデ
ンサが不要です。
高性能電流モード・コントローラと内部の帰還ループ補償に
より、全てがセラミック・タイプ(X5RまたはX7R)
の広い範囲
の出力コンデンサを使った場合でも、広い範囲の動作条件
で、LTM8020モジュールは十分な安定性のマージンと十分な
過渡性能を実現します。電流モード制御によってサイクル毎に
高速電流制限がおこなわれ、
自動電流制限によって短絡や過
負荷フォールトが生じたときモジュールが保護されます。
LTM8020は可変周波数コントローラを基本に構成されていま
す。
オン時間、
オフ時間およびスイッチング周波数は、入力電
圧、
出力電圧および負荷電流によって変動します。
内部パワー・スイッチング素子のドライブ回路はBIASピンを介
して電力を供給されます。
このピンには少なくとも3Vで電力を
供給します。
LTM8020は負荷電流によって異なる2種類の動作モードを
備えています。負荷電流が十分大きいと、LTM8020は連続
的にスイッチングします(図1aを参照)。負荷が非常に軽い
と、
または入力電圧が出力電圧に比べて高いと、
デバイスは
®
マイクロパワー状態とスイッチング状
Burst Mode で動作し、
態の間を交互に切り替わり、
出力を安定化状態に保ち、消費
電力を最小限に抑えます
(図1bを参照)。
SHDNピンを接地すると全ての内部回路がオフし、VIN電流は
デバイスのリーク電流(標準で数ナノアンペア)
まで減少しま
す。
200mA LOAD
NO LOAD
VOUT
20mV/DIV
VOUT
20mV/DIV
IL
100mA/DIV
IL
100mA/DIV
1µs/DIV
1ms/DIV
150mA LOAD
10mA LOAD
VOUT
20mV/DIV
VOUT
20mV/DIV
IL
100mA/DIV
IL
100mA/DIV
1µs/DIV
8020 F1a
(1a) 連続動作
5µs/DIV
8020 F01b
(1b) Burst Mode動作
図1. 出力電圧と内部インダクタ電流
8020fd
7
LTM8020
アプリケーション情報
ほとんどのアプリケーションでは、設計手順は簡単で、以下の
ように要約されます。
1. 表1を参照し、必要な入力範囲と出力電圧に相当する行を
見つけます。
2. その行に示されているCIN、COUT、RADJおよびBIAS接続を
適用します。
は小さい電流リミットで動作するので、普通に聴くとノイズは
一般に非常に静かです。
この可聴ノイズを許容できない場合、高性能電解コンデンサ
を出力に使用します。入力コンデンサは2.2μFのセラミック・コ
ンデンサと低コストの電解コンデンサを並列に組み合わせる
ことができます。
これらの部品の組合せは正しく動作するかテストされています
が、
目的のシステムの電源ライン、
負荷および環境条件で正し
く動作することをユーザーの責任で検証してください。
セラミック・コンデンサに関する最後の注意点はLTM8020の
最大入力電圧定格に関係します。入力のセラミック・コンデン
サはトレースやケーブルのインダクタンスと結合してQの高い
(減衰の小さな)
タンク回路を形成します。LTM8020の回路を
表1に示されている出力電圧以外の出力電圧が必要な場合、
通電中の電源に差し込むと、入力電圧に公称値の2倍のリン
を使います。
ここで、RADJの単
式RADJ = 623.75/(VOUT­1.25)
ギングが生じて、
デバイスの定格を超えるおそれがあります。
こ
位はkΩです。
出発点として、
目的のアプリケーションに最も近
の状況は容易に避けられます。
「安全な活線挿入」
を参照して
い入力電圧と出力電圧に対応するCINとCOUTの値を使い、
シ
ください。
ステムの電源ライン、
負荷および環境条件で正しく動作するこ
とを検証します。
コンデンサの選択に関する検討事項
表1のCINコンデンサとCOUTコンデンサの値は、関連した動作
条件に対する最小推奨値です。表1に示されているコンデンサ
値より小さな値を適用することは推奨されておらず、望ましくな
い動作を引き起こす可能性があります。入力システムにはバル
ク・コンデンサを使用するものとします。大きな値を使うことは
一般に問題なく、
必要に応じて、
ダイナミック応答を改善するこ
とができます。
この場合も、
目的のシステムの電源ライン、負荷
および環境条件で正しく動作することをユーザーの責任で検
証してください。
セラミック・コンデンサは小さく堅牢で、ESRが非常に小さな
値です。
ただし、全てのセラミック・コンデンサが適しているわ
けではありません。X5RとX7Rのタイプは全温度範囲と印加
電圧で安定しており、安心して使えます。Y5VやZ5Uなど他の
タイプは容量の温度係数と電圧係数が非常に大きくなりま
す。
アプリケーション回路ではそれらの容量が公称値のわず
か数分の一になることがあるため、電圧リップルが予想値より
もはるかに大きくなることがあります。
セラミック・コンデンサには圧電特性もあります。LTM8020の
スイッチング周波数は負荷電流によって変動するので、軽負荷
ではセラミック・コンデンサを可聴周波数で励起し、可聴ノイ
ズを発生することがあります。LTM8020はBurst Mode動作で
短絡入力保護
LTM8020に入力が加わっていないときに出力が高く保持され
るシステムでは、注意が必要です。
それはバッテリや他の電源
がLTM8020の出力とダイオードOR接続されているバッテリ充
電アプリケーションやバッテリ・バックアップ・システムで生じ
ることがあります。VINピンがフロート状態で、SHDNピンが(ロ
ジック信号によって、
あるいはVINに接続されていて)H に保
持されていると、
出力からLTM8020の内部回路に消費電流が
流れます。
この状態で数ミリアンペアの電流を許容できるシス
テムであればこれは問題ありません。
SHDNピンを接地すると、
この消費電流は実質的にゼロまで減少します。ただし、出力
を高く保持した状態でVINピンを接地すると、
出力から内部パ
ワースイッチを介してLTM8020内部の寄生ダイオードに大きな
電流が流れ、
デバイスを損傷する可能性があります。
入力電圧
が印加されているときだけ動作し、
短絡入力や逆入力に対して
保護する回路を図2に示します。
D1
VIN
VIN
100k
1M
LTM8020
SHDN
GND
8020 F02
図2. ダイオードD1は逆入力に対してデバイスを保護するとととも
に、
出力に接続されたバックアップ用バッテリが入力の短絡によっ
て放電するのを防ぐ
8020fd
8
LTM8020
アプリケーション情報
PCBのレイアウト
PCBのレイアウトに関連した頭痛の種のほとんどはLTM8020
による高度の集積化によって緩和ないし解消されています。
と
はいえ、LTM8020がスイッチング電源であることに変りはない
ので、EMIを最小限に抑えて正しい動作をさせるには注意を
払う必要があります。高度に集積化されていても、場当たり的
や不備なレイアウトでは規定動作を実現できないことがあり
ます。推奨レイアウトについては図3を参照してください。
接地とヒートシンクに問題がないことを確認します。注意すべ
きいくつかのルールがあります。
1. CINコンデンサをLTM8020のVINおよびGNDの接続箇所の
できるだけ近くに配置します。
2. COUTコンデンサをLTM8020のVOUTおよびGNDの接続箇
所のできるだけ近くに配置します。
3 . C I N コンデンサとC O U T コンデンサのグランド電 流 が
LTM8020の近くまたは下を流れるようにC INコンデンサと
COUTコンデンサを配置します。
4. 全てのGND接続をトップ層のできるだけ大きな銅領域つま
りプレーン領域に接続します。外付け部品とLTM8020の間
でグランド接続を遮断しないようにします。
5. 銅領域はLTM8020のヒートシンクとしても機能します。
プリ
ント回路基板の他の層へのヒートパイプとして機能する複
数のビアをGNDプレーンに配置します。
VIN
SHDN
VOUT
CIN
BIAS
COUT
ADJ
GND
COPPER
RADJ
VIAs TO GND PLANE
8020 F03
図3. 推奨外付け部品、GNDプレーン
およびサーマル・ビアを示すレイアウト
正電圧から負電圧へのレギュレーション
LTM8020は、VOUT パッドをシステムのグランドに接続し、
GNDを
「標準的応用例」
に示されているように接続することに
より、
負出力を発生することができます。
この構成では、SHDN
をレベルシフトするか、
またはGNDを基準にする必要があり、
使用可能な出力電流が減少することがあります。
安全な活線挿入
セラミック・コンデンサは小型で、堅牢で低インピーダンスな
ので、LTM8020の回路の入力バイパス・コンデンサに最適で
す。ただし、LTM8020が通電中の電源に挿入されると、
これ
らのコンデンサは問題を生じることがあります(詳細につい
てはリニアテクノロジー社の
「アプリケーションノート88」
を参
照)。低損失のセラミック・コンデンサは電源に直列の浮遊イ
ンダクタンスと結合して減衰の小さなタンク回路を形成し、
LTM8020のVINピンの電圧に公称入力電圧の2倍に達するリ
ンギングを生じる可能性があり、LTM8020の定格を超えてデ
バイスを傷めるおそれがあります。入力電源の制御が十分で
なかったり、ユーザーがLTM8020を通電中の電源に差し込
んだりする場合、
このようなオーバーシュートを防ぐように入
力ネットワークを設計する必要があります。LTM8020の回路
が24Vの電源に6フィートの24番ゲージのより対線で接続さ
れる場合に生じる波形を図4に示します。最初のプロットは入
力に2.2μFのセラミック・コンデンサを使った場合の応答です。
入力電圧は35Vに達するリンギングを生じ、入力電流のピーク
は20Aに達します。
タンク回路を減衰させる1つの方法として、
直列抵抗とともにコンデンサをもう1個回路に追加します。図
4bではアルミ電解コンデンサが追加されています。
このコンデ
ンサは等価直列抵抗が大きいのでタンク回路が減衰し、電圧
オーバーシュートが抑えられます。
コンデンサの追加により低
周波リップルのフィルタ機能が改善され、回路の効率がわず
かに改善されますが、
このコンデンサは回路内で最大の部品
となる可能性があります。代替ソリューションを図4cに示しま
す。電圧オーバーシュートを抑えるため1Ω抵抗が入力に直列
に追加されています
(ピーク入力電流も減少します)。0.1μFの
コンデンサにより高周波フィルタ機能が改善されています。
こ
のソリューションは電解コンデンサの場合よりもサイズが小さ
く安価です。高い入力電圧の場合、効率に与える影響は小さ
く、24V電源で動作しているとき最大負荷の5V出力の効率低
下は0.5%以下です。
8020fd
9
LTM8020
アプリケーション情報
高温に関する検討事項
LTM8020のダイ温度は125 Cの最大定格より低くなければな
らないので、回路のレイアウトに注意してLTM8020の十分な
放熱を確保します。接合部温度を推定するには、
このデータ
シートに示されている標準的効率を必要な出力電力に適用
することにより、
または、実際のモジュールが用意されている場
合、
電力を測定することにより、
LTM8020内の電力損失を推定
します。次いで、
モジュールの電力損失に熱抵抗を乗算して、
プリント回路基板の表面を超えるLTM8020の内部温度上昇
を計算します。LTM8020からプリント回路基板までの実際の
熱抵抗は回路基板のレイアウトに依存しますが、
「ピン配置」
2
に示されている熱抵抗(これは25cm の4層FR4 PCボードを
ベースにしています)
と
「標準的性能特性」
を目安として使うこ
とができます。
最後に、高い周囲温度では、内部ショットキー・ダイオードの
リーク電流が非常に大きくなり、LTM8020の消費電流が増加
することに注意してください。
BIASピンに関する検討事項
BIASピンは、
内部パワー・スイッチング段にドライブ電力を供
給し、内部回路を動作させるのに使われます。適正に動作さ
せるには、少なくとも3Vでこのピンに電力を供給する必要が
あります。出力電圧が3V以上に設定されている場合、BIAS
をVOUTに接続するだけです。VOUTが3Vより低い場合、BIAS
をV INまたは他の電圧源に接続することができます。全ての
場合に、BIASピンの最大電圧が25Vより低く、VINとBIASの
和が47Vより小さくなるようにします。BIASの電力が遠く離れ
た電圧源またはノイズの大きな電圧源から供給される場合、
LTM8020の近くにデカップリング・コンデンサを置く必要があ
るかもしれません。
スイッチを閉じて活線挿入を
シミュレートする
IIN
VIN
+
通電中の
低インピーダンスの
24V電源
LTM8020
VIN
10V/DIV
2.2µF
IIN
10A/DIV
6フィート(約2m)の
より対線による
浮遊インダクタンス
10µs/DIV
(4a)
10µF
35V
AI.EI.
LTM8020
+
VIN
10V/DIV
2.2µF
IIN
10A/DIV
(4b)
1Ω
0.1µF
LTM8020
10µs/DIV
VIN
10V/DIV
2.2µF
IIN
10A/DIV
(4c)
10µs/DIV
8020 F04
図4. 入力ネットワークを正しく選択すると、通電中の電源にLTM8020を接続したとき
入力電圧のオーバーシュートを防ぎ、信頼性の高い動作を保証する
8020fd
10
LTM8020
アプリケーション情報
最小入力電圧
LTM8020は降圧コンバータなので、出力を安定に保つため
に最小限のヘッドルームが必要になります。最大負荷でのア
プリケーションの大部分は、入力が必要な出力を少なくとも
1.5V上回る必要があります。
さらに、
ターンオンに必要な入力
電圧はSHDNピンの接続状態に応じて変動します。VINが必
要な動作範囲内にあるとき、SHDNをVINに接続する場合の
方が、SHDNを上昇させることによってターンオンを制御する
場合よりも、
ターンオンさせるのに高い入力電圧を必要としま
す。SHDNがVINに接続された場合、
またはSHDNが切り替え
られた場合にLTM8020をターンオンさせるのに必要な入力
電圧のグラフを、
「標準的性能特性」
に示します。
電磁適合性
LTM8020は独立した国家認定試験機関によって評価され、
EN55022クラスB:2006に広いマージンをもって適合すること
がわかりました。LTM8020の放射EMC性能を示すサンプル・
グラフを
「標準性能特性」
のセクションに示します。
また、
デー
タ、動作条件、試験のセットアップの詳細については、
リニア
テクノロジーのwebサイトで入手可能な
「電磁適合性試験レ
ポート」
に記載されています。伝導エミッション要件は、適切な
入力パワー・ライン・フィルタを追加することによって満たすこ
とができます。
このフィルタが正しく実装されるかは、
システム
全体としての動作および性能条件に依存します。
システムにお
いてLTM8020は通常単なる部品に過ぎないため、伝導エミッ
ションはこのレベルでは言及しません。
表1. 推奨外付け部品の値と構成
VIN RANGE
VOUT
CIN
COUT
RADJ
BIAS CONNECTION
4.5V - 36V
1.25V
2.2µF 50V 1206 X7R
47µF 6.3V 1206 X5R
Open
>2V, < 25V
4.5V - 36V
1.5V
2.2µF 50V 1206 X7R
47µF 6.3V 1206 X5R
2.43M
>2V, < 25V
4.5V - 36V
1.8V
2.2µF 50V 1206 X7R
47µF 6.3V 1206 X5R
1.1M
>2V, < 25V
4.5V - 36V
2.5V
2.2µF 50V 1206 X7R
22µF 6.3V 1206 X7R
499k
VOUT
4.5V - 36V
3.3V
2.2µF 50V 1206 X7R
10µF 6.3V 1206 X7R
301k
VOUT
6.5V - 36V
5V
2.2µF 50V 1206 X7R
10µF 6.3V 1206 X7R
165k
VOUT
4.5V - 15V
1.25V
2.2µF 16V 0805 X7R
22µF 6.3V 1206 X7R
Open
VIN
4.5V - 15V
1.5V
2.2µF 16V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
2.43M
VIN
4.5V - 15V
1.8V
2.2µF 16V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
1.1M
VIN
4.5V - 15V
2.5V
2.2µF 16V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
499k
VIN
4.5V - 15V
3.3V
2.2µF 16V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
301k
VOUT
6.5V - 15V
5V
2.2µF 16V 0805 X7R
None
165k
VOUT
9V - 24V
1.25V
1µF 25V 0805 X7R
47µF 6.3V 0805 X5R
Open
VIN
9V - 24V
1.5V
1µF 25V 0805 X7R
47µF 6.3V 0805 X7R
2.43M
VIN
9V - 24V
1.8V
1µF 25V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
1.1M
VIN
9V - 24V
2.5V
1µF 25V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
499k
VIN
9V - 24V
3.3V
1µF 25V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
301k
VOUT
9V - 24V
5V
4.7µF 25V 0805 X7R
10µF 6.3V 0805 X5R
165k
VOUT
18V - 36V
1.25V
2.2µF 50V 1206 X7R
47µF 6.3V 1206 X5R
Open
>2V, <25V
18V - 36V
1.5V
2.2µF 50V 1206 X7R
47µF 6.3V 1206 X5R
2.43M
>2V, <25V
18V - 36V
1.8V
2.2µF 50V 1206 X7R
22µF 6.3V 1206 X7R
1.1M
>2V, <25V
18V - 36V
2.5V
2.2µF 50V 1206 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
499k
VOUT
18V - 36V
3.3V
2.2µF 50V 1206 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
301k
VOUT
18V - 36V
5V
2.2µF 50V 1206 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
165k
VOUT
3.3V - 30V
–3.3V
2.2µF 50V 1206 X7R
22µF 6.3V 0805 X7R
301k
VOUT
5V - 30V
–5V
2.2µF 50V 1206 X7R
10µF 6.3V 0805 X7R
165k
VOUT
8020fd
11
LTM8020
標準的応用例
1.25V降圧コンバータ
VIN*
4.5V TO 24V
VIN
3.3V降圧コンバータ
VOUT
1.25V
200mA
VOUT
LTM8020
1µF
SHDN
BIAS
GND
VIN*
4.5V TO 36V
VIN
LTM8020
1µF
SHDN
47µF
X5R
ADJ
VOUT
3.3V
200mA
VOUT
GND
BIAS
10µF
X5R
ADJ
301k
1%
8020 TA02
8020 TA04
1.8V降圧コンバータ
VIN*
4.5V TO 15V
VIN
2.2µF
5V降圧コンバータ(出力コンデンサ不要)
VOUT
1.8V
200mA
VOUT
LTM8020
SHDN
BIAS
GND
VIN *
6.5V TO 15V
VIN
LTM8020
2.2µF
SHDN
22µF
X7R
ADJ
GND
1.1M
1%
BIAS
ADJ
165k
1%
8020 TA03
8020 TA05
­5V正-負コンバータ
VIN
250
VOUT
SHDN
BIAS
LTM8020
2.2µF
­5V正-負コンバータの出力と入力電圧
ADJ
GND
–5V
165k
1%
OPTIONAL
SCHOTTKY
CLAMP
–5V
85µA
10µF
X5R
200
ILOAD (mA)
VIN*
5V TO 30V
VOUT
5V
200mA
VOUT
150
100
8020 TA06
50
0
0
5
10
15
VIN (V)
20
25
30
8020 TA08
*動作電圧範囲。起動の詳細については
「アプリケーション情報」
を参照してください
8020fd
12
2.5400
1.2700
0.0000
1.5875
1.2700
0.9525
2.5400
パッケージの上面図
1.2700
4
0.0000
推奨PCBレイアウト
上面図
0.3175
0.0000
0.3175
パッド1の
コーナー
6.250
BSC
1.2700
2.5400
X
6.250
BSC
パッケージ側から見た
細部A
1.95 – 2.05
モールド
キャップ
DETAIL A
パッド#1の識別マークの詳細はオプションだが、
示された領域内になければならない
パッド#1の識別マークはモールド
またはマーキングにすることができる
TOLERANCE
0.15
0.10
SYMBOL
aaa
bbb
6. パッドの総数: 21
5. PRIMARY DATUM -Z- はシーティングプレーン
ランドの指定はJESD MO-222、SPP-010およびSPP-020による
4
部品のピン
“A1”
3
パッド
NOTEを参照
トレーのピン1の
斜端
0.27 – 0.37
1.27O
BSC
0.605 – 0.665
5.080
サブストレート BSC
3
2. すべての寸法はミリメートル
NOTES:
1. 寸法と許容誤差はASME Y14.5M-1994による
aaa Z
2.22 – 2.42
bbb Z
Y
2.32mm)
(Reference LTC DWG # 05-08-1803 Rev A)
Z
aaa Z
2.5400
LGAパッケージ
21ピン(6.25mm 6.25mm
E
C
底面図
B
A
LGA 21 0407 REV A
トレー内のパッケージの収納方向
LTMXXXXXX
mModule
D
5.080
0.605 – 0.665
1
2
3
4
5
C(0.30)
PAD 1
LTM8020
パッケージ
8020fd
13
LTM8020
パッケージ
LTM8020のピン配置(ピン番号順)
ピン
信号の説明
A1
VIN
A2
VIN
A4
VOUT
A5
VOUT
B4
VOUT
B5
VOUT
C1
SHDN
C2
GND
C3
BIAS
C4
VOUT
C5
VOUT
D1
GND
D2
GND
D3
GND
D4
GND
D5
GND
E1
ADJ
E2
GND
E3
GND
E4
GND
E5
GND
8020fd
14
LTM8020
改訂履歴 (改訂履歴はRev Dから開始)
Rev
日付
概要
ページ番号
D
3/10
特長と概要を変更
アプリケーション情報を変更
アプリケーション情報に
「電磁適合性」
の段落を追加
標準的応用例を変更
1
8
11
13
8020fd
リニアテクノロジー・コーポレーションがここで提供する情報は正確かつ信頼できるものと考えておりますが、その使用に関する責務は一切負い
ません。また、ここに記載された回路結線と既存特許とのいかなる関連についても一切関知いたしません。なお、日本語の資料はあくまでも参考資
料です。訂正、変更、改版に追従していない場合があります。最終的な確認は必ず最新の英語版データシートでお願いいたします。
15
LTM8020
標準的応用例
3.3V降圧コンバータ
VIN*
5V TO 36V
VIN
1µF
VOUT
LTM8020
SHDN
VOUT
3.3V
200mA
BIAS
GND
10µF
X5R
ADJ
301k
1%
8020 TA07
*動作電圧範囲。起動の詳細については
「アプリケーション情報」
を参照してください
関連製品
製品番号
説明
注釈
LTM4600
10A、DC/DC μModule
ベーシックな10A DC/DC μModule、15mm
LGAパッケージ
LTM4600HVMPV ミリタリ・プラスチック10A DC/DC μModule
­55 C∼125 C動作、15mm
15mm
15mm
2.8mm
2.8mm LGAパッケージ
LTM4601/
LTM4601A
12A DC/DC μModule、PLL、
出力トラッキング/
マージニングおよびリモートセンス付き
同期可能、PolyPhase動作、LTM4601-1バージョンには
リモートセンスなし
LTM4602
6A DC/DC μModule
LTM4600とピン互換
LTM4603
6A DC/DC μModule、PLL、
出力トラッキング/
マージニングおよびリモートセンス付き
同期可能、PolyPhase動作、LTM4603-1バージョンには
リモートセンスなし、LTM4601とピン互換
LTM4604
4A低VIN DC/DC μModule
2.375V ≤ VIN ≤ 5V、0.8V ≤ VOUT ≤ 5V、9mm
LGAパッケージ
15mm
2.3mm
LTM4608
8A低VIN DC/DC μModule
2.375V ≤ VIN ≤ 5V、0.8V ≤ VOUT ≤ 5V、9mm
LGAパッケージ
15mm
2.8mm
LTM8022
1A、36V DC/DC μModule
調節可能な周波数、0.8V ≤ VOUT ≤ 5V、11.25mm
LTM8023とピン互換
9mm
2.82mm、
LTM8023
2A、36V DC/DC μModule
調節可能な周波数、0.8V ≤ VOUT ≤ 5V、11.25mm
LTM8022とピン互換
9mm
2.82mm、
8020fd
16
リニアテクノロジー株式会社
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6紀尾井町パークビル8F
TEL 03-5226-7291 FAX 03-5226-0268 www.linear-tech.co.jp
●
●
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 LINEAR TECHNOLOGY CORPORATION 2007