News Release 2014 年 10 月 8 日 スマートフォン連携で遠隔操作も可能になったデジタルカメラ 「RICOH G800SE」を新発売 防水・防塵・耐衝撃性・耐薬品性などタフ性能を搭載 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社(社長執行役員:中田克典)は、2014 年 9 月 10 日に 発表した防水・防塵・耐衝撃・耐薬品性タイプのデジタルカメラ「RICOH G800」の機能拡張モデルとして、 Wi‐Fi接続によりワイヤレスでスマートフォンなどの機器とデータの送受信ができる「RICOH G800SE」を 2014 年 11 月中旬に発売いたします。 新製品「RICOH G800SE」は、ワイヤレス接続した「RICOH G800SE」の映像をスマートフォンの画面で 確認しながらズームやフラッシュなどのカメラ設定を行い撮影ができます。さらに、撮影した画像データな どの受信も可能となり、撮影方法や画像データの移行などで自由度が拡がり、利便性も大幅に向上しま した。 また、企業内ネットワークにおいて「RICOH G800SE」を複数台使用する場合、従来は一台一台を手動 で管理しなければならなかったファームウエアバージョンアップやカメラの設定などを、ネットワーク内の サーバーに管理データをセットアップすることにより、複数台のカメラを一括で設定変更できるようになりま した。管理者の負荷軽減に貢献します。電気、ガス、水道、道路などのインフラ保守管理や災害対策を はじめ、自治体、警察、消防、さらには病院での写真管理など幅広い業務に威力を発揮します。 製品名 標準価格 発売日 目標販売台数 RICOH G800SE 120,000円(消費税別) 2014年11月中旬 1,000台(月間) ※付属品として、リチャージャブルバッテリー、バッテリーチャージャー、USBケーブル、ネックストラップなどが含まれます。 RICOH G800SE(オプションのGP1、BR1) リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 報道関係のお問い合わせ先 お客様のお問い合わせ先 株式会社リコー広報室 TEL:03-6278-5228(直通) E-mail:[email protected] リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 TEL:045-477-1571 1 <新製品 RICOH G800SE の主な特長> 1.スマートフォンやパソコンと連携が可能 ・ Wi-Fi接続によりワイヤレスでカメラに接続したスマートフォンに撮影画面を表示して、プレビューや ズームなどカメラを遠隔で操作でき、離れた場所から自由なアングルで撮影ができるようになりまし た。また、撮影画像を、カメラに接続したスマートフォンで表示したり、第三者に即座に送ることも可 能です。 ・ あらかじめパソコン上で作成した「カメラメモ」のリストファイルの受信が可能です。写真の検索や整 理が容易になります。 ・ スマートフォンで取得したGPSの位置情報を受信し画像に書き込むことも可能であり、撮影データに 詳細な位置データを記録することで、似通った現場の見分けが容易にできます。また、スマートフォ ンの時刻をカメラに設定することができます。 2.企業内ネットワークシステムでの管理機能を強化 ・ 企業内ネットワークシステムでの管理機能を強化しました。複数台を使用する場合、一台一台のフ ァームウエアバージョンアップやカメラのメニュー設定、カメラメモのリストファイルをネットワーク内の サーバーにセットアップすることで、複数台を一括で自動設定できるようになりました。 ・ サーバー内で管理する時刻のカメラへの設定が自動でできるようになりました。 3.追記型の改ざん防止カードで動画記録も可能に ・ 前機種「G700SE」同様、サンディスク株式会社製「SD WORMカード」、株式会社東芝製「Write Onceメモリカード」の改ざん防止カードで、動画の保存が新たにできるようになりました。動画はもち ろんのこと、撮影データも消去・変更・初期化ができないため、フィルムに代わる原本資料として使 用できます。 4.Bluetooth®機能と無線LAN機能を強化 ・ カメラ本体にBluetooth®Ver.2.1+ EDR機能、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)機能を内蔵し、パソコン だけでなく、スマートフォンなどの対応機器へワイヤレスで高速データ送信が可能になりました。 WPS(Wi-Fi Protected Setup™に対応しているので、無線LANの接続設定も簡単に行うことができま す。 ・ セキュリティを強化したEnterprise Wi-Fiにも対応しています。 5.前機種「G700SE」の拡張性はそのまま継承 ・ 電子コンパス機能付きのGPSユニット(オプション)を前機種に引き続き搭載。本体とコンパクトに接続 できるGPSユニット、GP-1(オプション)が使用可能です。GP-1を接続することにより、撮影した画像 データに位置情報を付加することができます。また電子コンパス機能にも対応しているため、撮影し た方位の情報も記録することが可能です。 ・ カメラの移動の軌跡を記録するGPSログ機能も引き続き継承しています。カメラ本体とGP-1は、付属 の工具を使用して簡単に装着することができます。 2 ・ レーザーバーコードリーダーユニット(オプション)に対応しています。1次元バーコードの読み取りに 対応したバーコードリーダーユニット、BR-1(オプション)が使用可能です。ユニットからレーザー光 線を照射してバーコードを読み取るため、認識速度が速く暗所での使用も容易です。GP-1、BR-1 装着状態で、IP64の防塵・防水性能と、1.5mからの落下に耐える耐衝撃性能に対応しています。 6.高画質に加え防水・防塵・耐衝撃など過酷な現場に不可欠なタフ性能を装備 ・ 「RICOH G800」の特長である、裏面照射型・1600万画素CMOS採用による画質の向上や二酸化塩 素水での消毒に耐える耐薬品性の強化などにも対応。防水・防塵・耐衝撃など工事現場をはじめと する過酷な現場に不可欠なタフ性能やカメラの操作制限が行えるカメラロック機能、テンプレートと してモニター上で参照しながら、同一構図での撮影ができる機能など機能・性能面で「RICOH G800」と同等の機能を有しています。 7.カメラロック機能を強化 ・ カメラの操作制限が行えるカメラロック機能を強化しました。「RICOH G800」が持つ「カメラ動作」、 「メニュー選択」、「内蔵メモリー再生」、「USB接続」に加えて「SDWOカード使用」、「WEBサーバー アクセス」などの項目から、複数選んでロックをかけることができます。ロック状態はソフトキーボード もしくはバーコードでのパスワード入力で解除できます。 ・ カメラの管理者と使用者がそれぞれ操作制限を加えたい項目に対し、パスワードを設定することが できます。例えば管理者は、「メニュー選択」にパスワードをかけることで、現場で使用する機能を制 限することができるため、カメラの設定が現場で誤って変更されることがなくなります。さらに、作業 者は「カメラ動作」にパスワードをかけて第三者のカメラ使用を不可能とするなどきめ細やかなセキ ュリティ管理が可能になります。 ・ SDHCタイプとSDXCタイプの2つのSDカードにパスワード設定が行なえます。万が一、SDカードを 紛失または盗難にあった場合などでも画像の流出を防ぐことができます。 <新製品 RICOH G800SE の主な仕様> 製品名 RICOH G800SE カメラ部有効画素数 約 1600 万画素 撮像素子 1/2.3 型 CMOS(総画素数約 1676 万画素) レンズ 焦点距離 5.0 ~ 25mm(35mm 換算値 28 ~ 140mm) F値 F3.5 ~ F5.5 撮影距離 通常撮影:約 30cm ~∞(広角)、約 50cm ~∞(望遠)(レンズ先端から) 範囲 マクロ撮影:約 1cm ~∞(広角)、約 15cm ~∞(望遠)、 約 1cm ~∞(ズームマクロ)(レンズ先端から) レンズ構成 ズーム倍率 9 群 11 枚+プリズム 1 個 光学ズーム 5.0 倍、デジタルズーム 4.0 倍、オートリサイズズーム約 7.2 倍(画像 は VGA) 3 フォーカスモード マルチ AF(コントラスト AF 方式)/スポット AF(コントラスト AF 方式)/ マニュアルフォーカス/スナップ/∞(AF 補助光あり) ブレ補正機能 シャッター 電子式ブレ補正機能 静止画 スピード 8 秒、4 秒、2 秒、1 ~ 1/1500 秒(撮影モード、フラッシュモードにより シャッタースピードの上限と下限が変わります) 露出制御 動画 1/30 ~ 1/10000 秒 測光モード マルチ(256 分割)/中央重点測光/スポット測光(撮像素子による TTL 測光方 式) 露出制御モード プログラム AE 露出補正 マニュアル補正(+2.0 ~ -2.0EV 1/3EV ステップ)、 オートブラケット機能(-0.5EV、± 0、+0.5EV) 露出連動範囲 広角:1.7 ~ 15.4EV (オート撮影モード・ 望遠:3.0 ~ 15.6EV 中央重点測光時) (ISO AUTO の連動範囲を ISO 100 の EV 値にて換算) ※ 6.0EV 以下の環境下では 1.0EV 下がるごとに 0.25EV 低輝度側に シフトして撮影されます。シフト量は最大で 1.0EV までとなります。 ISO 感度(標準出力感度) オート(通常撮影モード ISO 100 ~ ISO 3200、高感度モード ISO100 ~ ISO 6400)、マニュアル(ISO 100 ~ ISO 25600) ホワイトバランスモード オート/屋外/曇天/白熱灯 1 /白熱灯 2 /蛍光灯/手動設定/ リングライト、ホワイトバランスブラケット機能 フラッシュ フラッシュモード オート(低輝度時および逆光時自動発光)/赤目軽減/強制発光/ 強制発光 10M /スローシンクロ/発光禁止 調光範囲 約 20cm ~ 10.0m(広角)、約 40cm ~ 6.2m(望遠) (ISO AUTO / ISO 1600、レンズ先端から) 充電時間 約 8 秒間 画像モニター 3.0 型 透過型液晶、約 92 万ドット 撮影モード オート撮影モード/シーンモード(すかし撮影/動画/高感度/消防/斜め補正 /文字/ズームマクロ)/マイセッティングモード/ CALS モード/ DX モード *1 画質モード 記録画素数 F(Fine)、N(Normal) 静止画 4608 × 3456、4608 × 3072、3456 × 3456、3648 × 2736、 2592 × 1944、2048 × 1536、1600 × 1200、1280 × 960、640 × 480 動画 1920 × 1080、1280 × 720、640 × 480 文字 4608 × 3456、2048 × 1536 記録媒体 SD メモリーカード、SDHC メモリーカード、SDXC メモリーカード(256GB まで)、SD WORM カード、Write Once メモリカード、Eye-Fi カード(X2、MOBI)、内蔵メモリ ー(約 6.5GB) 記録データ 4608 × 3456 N:約 3702KB /画面、F:約 6384KB /画面 容量 4608 × 3072 N:約 3304KB /画面、F:約 5689KB /画面 4 3456 × 3456 N:約 2808KB /画面、F:約 4820KB /画面 3648 × 2736 N:約 2367KB /画面、F:約 4048KB /画面 2592 × 1944 N:約 1257KB /画面、F:約 2388KB /画面 2048 × 1536 N:約 831KB /画面、F:約 1538KB /画面 1600 × 1200 N:約 556KB /画面、F:約 987KB /画面 1280 × 960 N:約 470KB /画面、F:約 815KB /画面 640 × 480 N:約 113KB /画面、F:約 200KB /画面 画像ファイル 静止画 JPEG(Exif ver2.3)*2 形式 動画 MOV(映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:LinearPCM) 圧縮方式 JPEG ベースライン方式準拠(静止画)、 ベースラインプロファイルレベル 4.1 準拠(動画) その他主要撮影機能 連写、セルフタイマー(作動時間:約 10 秒/約 2 秒)、 インターバルタイマー(撮影間隔:5 秒~ 3 時間、5 秒単位)*3、 AE/AF ターゲット移動、ヒストグラム表示、グリッドガイド表示、電子水準器 その他主要再生機能 一覧表示、拡大表示(拡大倍率最大 16 倍)、画像サイズ変更、 階調補正、斜め補正、トリミング、スライドショー、DPOF 設定 外部インターフェース USB2.0(High-Speed USB)Micro-B、マスストレージ対応、 HDMI® マイクロ出力端子(Type D) 電源 電池(DB-65):3.6V、単四形アルカリ乾電池×2 AC アダプター(AC-5c オプション):3.8V *4 電池寿命 CIPA 規格準拠 DB-65 使用時:約 400 枚、 単四形アルカリ乾電池使用時:約 40 枚*5([画像モニター節電]が[ON]のとき) 外形・寸法 118.8mm(幅)× 71.0mm(高さ)× 41.0mm(奥行き) (CIPA ガイドラインによる) 質量 約 318g(付属電池および SD メモリーカードを含む) 約 290g(本体のみ) 三脚ネジ穴形状 1/4-20UNC デート保持時間 約 3 日間 使用温度範囲 –10℃~ 40℃ 使用湿度範囲 90% 以下 保存温度範囲 –20℃~ 60℃ 防水・防塵 JIS/IEC 防水保護等級 8 級、JIS/IEC 防塵保護等級 6 級(IP68) 別売り品 GP-1 または BR-1 取り付け時:JIS/IEC 防水保護 等級 4 級、JIS/IEC 防塵保護等級 6 級(IP64) ※1、画像サイズにより、設定できる画質モードが異なります。 ※2、DCF 準拠、DPOF 対応。DCF は JEITA で標準化された Design rule for Camera File system の略称です(機器間の 完全な互換性を保証するものではありません)。 ※3、フラッシュ OFF 時 5 ※4、撮影可能枚数は CIPA 規格に準じた測定条件によるもので、使用条件により大きく異なり、目安となります。 ※5、パナソニック株式会社製の単四形アルカリ乾電池を使用。 ■Bluetooth® 通信部 通信方式 Bluetooth® 標準規格 Ver.2.1+EDR 出力 Bluetooth® 標準規格 Power Class 2 通信距離*1 見通し距離約 10m 対応 Bluetooth® Profile*2 BIP、OPP、SPP 使用周波数帯 2.4GHz 帯(2.400GHz ~ 2.4835GHz) ※1、通信機器間の障害物や電波状況、使用するソフトウェア、OS などにより変化します。 ※2、Bluetooth® 対応機器同士の使用目的に応じた仕様のことで、Bluetooth®標準規格で定められています。 ■無線 LAN 通信部 準拠規格 IEEE802.11b/g/n 伝送方式 IEEE802.11g/n:OFDM IEEE802.11b:DSSS、DQPSK、DBPSK データ転送速度*1 IEEE802.11n:65M/58.5M/52M/39M/26M/19.5M/13M/6.5M(bps) IEEE802.11g:54M/48M/36M/24M/18M/12M/9M/6M(bps) IEEE802.11b:11M/5.5M/2M/1M(bps) *2 通信距離 約 30m 設置場所、使用環境、使用条件によって変化する場合があります。 セキュリティ WEP(64/128bit)、WPA/WPA2 mixed PSK、WPA/WPA2 mixed Enterprise 対応 EAP 方式 EAP-TLS、PEAP(MS-CHAPv2) 使用周波数帯 2.4GHz 帯(2.412 ~ 2.462GHz) ※1、数値は無線 LAN 規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。 ※2、通信機器間の障害物や電波状況、設置場所、使用環境、使用条件、使用するソフトウェア、OS などにより変化しま す。 ※ HDMIは、HDMI Licensing, LLC.の商標または登録商標です。 ※ Eye-Fiは、Eye-Fi Inc.の登録商標です。 ※Wi-Fi、Wi-Fi Protected Setup、WPAおよびWPA2は、Wi-Fi Allianceの商標です。 ※SD WORMは、SanDisk Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ※Bluetoothは、米国Bluetooth SIG, INC.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。 ※IEEEは、The Institute of Electrical and Electronic Engineers, Inc.の商標です。 ※その他、ニュースリリース記載の会社名および製品名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。 6 | リコーグループについて | リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステ ム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結 売上は2兆2,369億円)。 人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用 の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社 会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。 想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を 提供していきます。 より詳しい情報は、下記をご覧ください。 www.ricoh.com/ja/ 7