1.5 MB

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS07–12559–2
マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル
CMOS
MB89480 シリーズ
MB89485/485L/P485/P485L/PV480
■ 概 要
MB89480 シリーズは,オリジナル 8 ビットワンチップマイクロコントローラである F2MC*-8L ファミリの汎用品の一つ
として開発された製品です。コンパクトな命令体系に加えて,21 ビットタイムベースタイマ,時計プリスケーラ,PWC タイ
マ,PWM タイマ,8/16 ビットタイマ / カウンタ,6 ビット PPG,LCD コントローラ・ドライバ,外部割込み 1(エッジ),外部割
込み 2(レベル),10 ビット A/D コンバータ,UART/SIO,ブザー,ウォッチドッグタイマリセットなどの豊富な周辺機能を内
蔵した汎用ワンチップマイクロコントローラです。
MB89480 シリーズは LCD リモートコントローラなどの民生用機器向けの豊富な用途に適しています。
*:F2MC は,FUJITSU Flexible Microcontroller の略で富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の商標です。
■ 特 長
・ パッケージ
MB89P485/P485L,MB89485/485L:LQFP パッケージ,SH-DIP パッケージ
MB89PV480:MDIP パッケージ , MQFP パッケージ
・ 低電圧の高速動作
・ 最小命令実行時間:
0.32 µs (12.5 MHz 時 )
・ F2MC-8L CPU コア
コントローラに最適な命令体系
乗除算命令
16 ビット演算
ビットテストによるブランチ命令
ビット操作命令など
(続く)
富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
Copyright©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2008.10
MB89480 シリーズ
(続き)
・ 6 系統のタイマ
・PWC タイマ ( インターバルタイマとして使用可能 )
・PWM タイマ
・8/16 ビットタイマ / カウンタ : 2ch
・21 ビットタイムベースタイマ
・時計プリスケーラ
・ プログラマブルパルスジェネレータ(PPG)
・パルス幅とパルス周期がプログラムで選択可能な 6 ビット PPG
・ 外部割込み
・エッジ検出(選択可能エッジ)
:4ch
・”L” レベル割込み(ウェイクアップ機能)
:8ch
・ A/D コンバータ(4ch)
・10 ビット逐次比較型
・ UART/SIO
・クロック同期・非同期データ転送の切換え可能
・ LCD コントローラ・ドライバ
・最大 31 セグメント出力 × 4 コモン
・LCD ドライビング専用の昇圧回路(マスクオプションにより選択)
・ ブザー
・ソフトウェアによる 7 種類の周波数選択可
・ 低消費電力モード
・ ストップモード(発振を停止するため電流消費がほとんどない)
スリープモード(CPU を停止するため消費電流が通常の約 1/3)
時計モード(時計プリスケーラ以外の動作を停止するため消費電流が非常に少ない)
・ サブクロックモード
・ ウォッチドッグタイマリセット
・ I/O ポート:最大 42 本
2
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ 品種構成
品名
項目
分類
ROM 容量
RAM 容量
MB89485L
MB89485
MB89P485L
MB89P485
MB89PV480
量産品
(マスク ROM 品)
OTP 品
ピギーバック品
16K × 8 ビット
(内蔵 ROM)
16K × 8 ビット
(内蔵 ROM)
32K × 8 ビット
(外付け ROM)*
512 × 8 ビット
1 K × 8 ビット
CPU 機能
基本命令数
命令ビット長
命令長
データビット長
最小命令実行時間
割込み処理時間
:136命令
:8 ビット
:1 ∼ 3 バイト
:1,8,16 ビット長
:0.32 µs (12.5 MHz 時 )
:2.88 µs (12.5 MHz 時 )
ポート
汎用入出力専用ポート(CMOS)
Nch オープンドレイン汎用入出力ポート
出力ポート(Nch オープンドレイン)
入力ポート
合 計
:11 本
:28 本
:2 本
:1 本
:42 本
21 ビット
タイムベース
タイマ
割込み発生周期 : 0.66 ms, 2.6 ms, 21.0 ms, 335.5 ms (12.5 MHz 時 )
ウォッチ
ドッグタイマ
リセット発生周期 : 167.8 ms ∼ 335.5 ms (12.5 MHz 時 )
パルス幅
カウントタイマ
(PWC)
1ch
8 ビットワンショットタイマ動作(アンダフロー出力サポート,動作クロック周期 1,4,32 tinst,外部)
8 ビットリロードタイマ動作(矩形波出力可サポート,動作クロック周期 1,4,32 tinst,外部)
8 ビットパルス幅測定(連続計測,H 幅計測,L 幅計測,↑から↑ , ↓から↓または↑から↓の
計測が可能)
PWM タイマ
8 ビットリロードタイマ動作(矩形波出力をサポート,動作クロック周期 : 1,8,16,64 tinst 外部)
8 ビット精度 PWM 動作
6 ビット
PPG タイマ
周期がプログラム可能な矩形波を生成可能
8 ビットタイマ / カウンタ動作 2 チャンネル(タイマ 11 およびタイマ 12 各動作クロック独立)
8/16 ビット
または 16 ビットタイマ / カウンタ動作
タイマ / カウンタ
タイマ 11 または 16 ビットタイマ / カウンタ動作時は外部クロック入力によるイベントカウンタ動
11,12
作および矩形波出力可
8 ビットタイマ / カウンタ動作 2 チャンネル(タイマ 21 およびタイマ 22 各動作クロック独立)
8/16 ビット
または 16 ビットタイマ / カウンタ動作
タイマ / カウンタ
タイマ 21 または 16 ビットタイマ / カウンタ動作時は外部クロック入力によるイベントカウンタ動
21,22
作および矩形波出力可
外部割込み
4 ch 独立(エッジ選択可,割込みベクトル,要求フラグ)
8 ch("L" レベル割り込み)
A/D
コンバータ
10 ビット精度 × 4 ch
A/D 変換機能(変換時間:60 tinst)
内部クロックによる繰り返し起動をサポート
LCD
コントローラ •
ドライバ
COM 出力 :4(最大)
SEG 出力:31(最大)(内蔵抵抗ラダー選択時)
26(最大)(昇圧回路選択時)
LCD 駆動電源(バイアス)端子:4
LCD 表示 RAM 容量:31 × 4 ビット
LCD 駆動用分割抵抗 / 昇圧回路内蔵:オプションにより選択
(続く)
DS07–12559–2
3
MB89480 シリーズ
(続き)
品名
項目
UART/ SIO
ブザー出力
スタンバイ
(低消費電力)
モード
プロセス
動作電圧
MB89485L
MB89485
MB89P485L
MB89P485
MB89PV480
同期 / 非同期データ転送可能
(最大ボーレート :97.656 bps/12.5 MHz)
(7,8 ビットをパリティビット付きで,8,9 ビットをパリティビットなし)
ソフトウェアによる 7 種類の周波数選択可
スリープモード,ストップモード,時計モード,サブクロックモード
CMOS
2.2 V ∼ 3.6 V
2.2 V ∼ 5.5 V
2.7 V ∼ 3.6 V
3.5 V ∼ 5.5 V
2.7 V ∼ 5.5 V
*:外付け ROM として MBM27C256A を使用します。
(注意事項)1 tinst は,1 命令サイクル(実行時間)であり,メインクロックの 1/4,1/8,1/16,または 1/64 を選択可能。
4
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ パッケージと品種対応
パッケージ
MB89485/485L
MB89P485/P485L
MB89PV480
DIP-64P-M01
○
○
×
FPT-64P-M23
○
○
×
MDP-64C-P02
×
×
○
MQP-64C-P01
×
×
○
○:使用可能
×:使用不可
■ 品種間の相違点
1. メモリ空間
ピギーバック品などで評価する場合には,実際に使用する品種との相違をよく確認の上,評価してください。特に,以下
の点にご注意願います。
・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。
2. 消費電流
・MB89PV480 では,背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。
・低速で動作させた場合には,ワンタイム PROM 搭載品種の消費電流は,マスク ROM 搭載品種より多くなります。
ただし,スリープモードまたはストップモード時の消費電流は同等となります。 詳細は,
「■電気的特性」を参照してください。
3. パワーオンリセット後の発振安定待ち時間
・MB89PV480,MB89P485L および MB89485L は,パワーオンリセット後に電源安定待ち時間をとりません。
・MB89P485 は,パワーオンリセット後に電源安定待ち時間をとります。
・MB89485 は,パワーオンリセット後の電源安定待ち時間が選択可能です。
・詳細は「■マスクオプション一覧表」を参照してください。
DS07–12559–2
5
MB89480 シリーズ
■ 端子配列図
(TOP VIEW)
COM0
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
SEG5
SEG6
SEG7
P40/SEG8
P41/SEG9
P42/SEG10
P43/SEG11
P44/SEG12
P45/SEG13
P46/SEG14
P47/SEG15
P50/SEG16
P51/SEG17
P52/SEG18
P53/SEG19
P54/SEG20
P55/SEG21
P56/SEG22
P57
P10/SEG23/INT10
P11/SEG24/INT11
P12/SEG25/INT12
P13/SEG26/INT13
X0A
X1A
C *2
VSS
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
*3
A15
A12
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
O1
O2
O3
VSS
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
92
91
90
89
88
87
86
85
84
83
82
81
80
79
VCC
A14
A13
A8
A9
A11
OE/Vpp
A10
CE
O8
O7
O6
O5
O4
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
Vcc
COM1
P30/COM2
P31/COM3
V3
P27/V2/EC1
P26/V1/TO1
V0/SEG0
P25/C0/EC2 *1
P24/C1/TO2 *1
P23/SI
P22/SO
P21/SCK
P20/PWM
P00/INT20
P01/INT21
P02/INT22
P03/INT23 *1
P04/INT24 *1
P05/INT25/PWC
P06/INT26/PPG
P07/INT27/BUZ
AVss
AVcc
P17/SEG30/AN3 *1
P16/SEG29/AN2 *1
P15/SEG28/AN1 *1
P14/SEG27/AN0 *1
RST
MODE
X1
X0
(DIP-64P-M01)
(MDP-64C-P02)
* 1: 昇圧回路が選択された場合 , EC2 と TO2 は それぞれ P03/INT23 と P04/INT24 に変えられます。
P17/SEG30/AN3 ∼ P14/SEG27/AN0 のセグメント出力は禁止されます。
* 2: 端子番号 31 は,MB89P485 以外では N.C. 端子となります。
* 3: パッケージ上側の端子配列
端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号
65
A15
73
A1
81
O6
89
A8
66
A12
74
A0
82
O7
90
A13
67
A7
75
O1
83
O8
91
A14
68
A6
76
O2
84
CE
92
Vcc
69
A5
77
O3
85
A10
70
A4
78
VSS
86
OE
71
A3
79
O4
87
A11
72
A2
80
O5
88
A9
N.C. : 内部接続がありますので使用しないでください。
(続く)
6
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
SEG7
SEG6
SEG5
SEG4
SEG3
SEG2
SEG1
COM0
Vcc
COM1
P30/COM2
P31/COM3
V3
P27/V2/EC1
P26/V1/TO1
V0/SEG0
(TOP VIEW)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
P25/C0/EC2 *1
P24/C1/TO2 *1
P23/SI
P22/SO
P21/SCK
P20/PWM
P00/INT20
P01/INT21
P02/INT22
P03/INT23 *1
P04/INT24 *1
P05/INT25/PWC
P06/INT26/PPG
P07/INT27/BUZ
AVss
AVcc
P10/SEG23/INT10
P11/SEG24/INT11
P12/SEG25/INT12
P13/SEG26/INT13
X0A
X1A
*2 C
Vss
X0
X1
MODE
RST
*1 P14/SEG27/AN0
*1 P15/SEG28/AN1
*1 P16/SEG29/AN2
*1 P17/SEG30/AN3
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
P40/SEG8
P41/SEG9
P42/SEG10
P43/SEG11
P44/SEG12
P45/SEG13
P46/SEG14
P47/SEG15
P50/SEG16
P51/SEG17
P52/SEG18
P53/SEG19
P54/SEG20
P55/SEG21
P56/SEG22
P57
(FPT-64P-M23)
* 1: 昇圧回路が選択された場合 , EC2 と TO2 は それぞれ P03/INT23 と P04/INT24 に変えられます。
P17/SEG30/AN3 ∼ P14/SEG27/AN0 のセグメント出力は禁止されます。
* 2: 端子番号 23 は,MB89P485 以外では N.C. 端子となります。
(続く)
DS07–12559–2
7
MB89480 シリーズ
SEG6
SEG5
SEG4
SEG3
SEG2
SEG1
COM0
Vcc
COM1
P30/COM2
P31/COM3
V3
P27/V2/EC1
(続き)
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
(TOP VIEW)
84
83
82
81
80
79
78
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
77
76
75
74
73
72
71
70
69
85
86
87
88
89
90
91
92
93
P26/V1/TO1
V0/SEG0
P25/C0/EC2 *1
P24/C1/TO2 *1
P23/SI
P22/SO
P21/SCK
P20/PWM
P00/INT20
P01/INT21
P02/INT22
P03/INT23 *1
P04/INT24 *1
P05/INT25/PWC
P06/INT26/PPG
P07/INT27/BUZ
AVss
AVcc
P17/SEG30/AN3 *1
*1 P15/SEG28/AN1
*1 P16/SEG29/AN2
P12/SEG25/INT12
P13/SEG26/INT13
X0A
X1A
*2 C
Vss
X0
X1
MODE
RST
*1 P14/SEG27/AN0
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
P43/SEG11
P44/SEG12
P45/SEG13
P46/SEG14
P47/SEG15
P50/SEG16
P51/SEG17
P52/SEG18
P53/SEG19
P54/SEG20
P55/SEG21
P56/SEG22
P57
P10/SEG23/INT10
P11/SEG24/INT11
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
94
95
96
65
66
67
68
SEG7
P40/SEG8
P41/SEG9
P42/SEG10
(MQP-64C-P01)
* 1: 昇圧回路が選択された場合 , EC2 と TO2 は それぞれに P03/INT23 と P04/INT24 に変えられます。
P17/SEG30/AN3 ∼ P14/SEG27/AN0 のセグメント出力は禁止されます。
* 2: 端子番号 24 は,N.C. 端子となります。
・パッケージ上側の端子配列 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号
65
N.C.
73
A2
81
N.C.
89
OE
66
VPP
74
A1
82
O4
90
N.C.
67
A12
75
A0
83
O5
91
A11
68
A7
76
N.C.
84
O6
92
A9
69
A6
77
O1
85
O7
93
A8
70
A5
78
O2
86
O8
94
A13
71
A4
79
O3
87
CE
95
A14
72
A3
80
VSS
88
A10
96
VCC
N.C.:内部接続がありますので使用しないでください。
8
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ 端子機能説明
端子番号
SH-DIP*1
MQFP*2
MDIP*4
33
26
QFP*3
25
回路
形式
機 能 説 明
A
水晶発振回路またはその他の発振回路用の接続用端子です。
外部クロックは X0 に接続可能です。この場合,X1 は開放
にしてください。
A
サブクロック用の水晶などの振動子接続用端子です。(低速
用:32.768 kHz)X0A に外部クロックを接続できます。この
場合,X1A は開放にしてください。
B
メモリアクセスモード設定用の入力端子です。
Vss に直接接続してください。
RST
C
リセット入出力端子です。この端子は,プルアップ抵抗とヒ
ステリシス入力付きの N-ch オープンドレインタイプの端子
です。内部のリセット要求により,端子より "L" を出力しま
す。また,"L" の入力によって内部回路が初期化されます。
P00/INT20 ∼
P02/INT22
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は外部割込み 2 の入力と兼用しています。
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は外部割込み 2 の入力と兼用です。昇圧回路が選択
された場合,8/16 ビットタイマ / カウンタ 21,22 入力と兼
用されます。
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は外部割込み 2 の入力と兼用です。昇圧回路が選択
された場合,8/16 ビットタイマ / カウンタ 21,22 入力と兼
用されます。
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
外部割込み 2 の入力および PWC 入力端子と兼用していま
す。
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は,外部割込み 2 の入力および 6 ビット PPG 出力
端子と兼用しています。
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は,外部割込み 2 の入力およびブザー出力端子と兼
用しています。
F/K
Nch オープンドレイン入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は,外部割込み 1 入力および LCD セグメント出力
端子と兼用しています。
P14/SEG27/AN0
∼
P17/SEG30/AN3
G/K
Nch オープンドレイン入出力ポートです。
アナログ入力です。
この端子は,A/D コンバータ入力および LCD セグメント出
力端子と兼用しています。
昇圧回路が選択された場合,LCD セグメント出力端子は使
用できません。
端子名
X0
34
27
26
X1
29
22
21
X0A
30
23
22
X1A
35
28
27
MODE
36
50 ∼ 48
47
46
45
44
43
25 ∼ 28
37 ∼ 40
29
28
43 ∼ 41 42 ∼ 40
40
39
38
37
36
39
38
37
36
35
18 ∼ 21 17 ∼ 20
30 ∼ 33 29 ∼ 32
P03/INT23
P04/INT24
P05/INT25/PWC
P06/INT26/PPG
P07/INT27/BUZ
P10/SEG23/
INT10 ∼ P13/
SEG26/INT13
51
44
43
P20/PWM
E
汎用 CMOS 入出力ポートです。
PWM 出力端子と兼用しています。
52
45
44
P21/SCK
E
汎用 CMOS 入出力ポートです。
UART/SIO クロック入出力端子と兼用しています。
53
46
45
P22/SO
E
汎用 CMOS 入出力ポートです。
この端子は,UART/SIO データ出力端子と兼用しています。
(続く)
DS07–12559–2
9
MB89480 シリーズ
(続き)
端子番号
1
SH-DIP*
MDIP*4
MQFP*2
QFP*3
54
47
46
55
48
47
端子名
回路
形式
機 能 説 明
P23/SI
D
汎用 CMOS 入出力ポートです。
この端子は,UART/SIO データ入力端子と兼用しています。
H
汎用 CMOS 入出力ポートです。
この端子は,8/16 ビットタイマ 21,22 出力端子と兼用して
います(昇圧回路が選択された時 P04/INT24 に変えられる),
および昇圧回路が選択された時,コンデンサ接続端子として
使用されます。
P24/C1/TO2
56
49
48
P25/C0/EC2
F
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は,8/16 ビットタイマ 21,22 入力端子と兼用して
います(昇圧回路が選択された時 P03/INT23 に変えられる)。
昇圧回路が選択された時,コンデンサ接続端子として使用さ
れます。
58
51
50
P26/V1/TO1
H
汎用 CMOS 入出力ポートです。
この端子は,8/16 ビットタイマ 11,12 出力端子および LCD
パワー駆動端子と兼用しています。
汎用 CMOS 入出力ポートです。
ヒステリシス入力です。
この端子は,8/16 ビットタイマ 11,12 入力端子および LCD
パワー駆動端子と兼用しています。
59
52
51
P27/V2/EC1
F
62
55
54
P30/COM2
I/K
Nch オープンドレイン出力ポートです。
この端子は,LCD コモン出力端子と兼用しています。
61
54
53
P31/COM3
I/K
Nch オープンドレイン出力ポートです。
この端子は,LCD コモン出力端子と兼用しています。
9 ∼ 16
2∼9
1∼8
P40/SEG8 ∼
P47/SEG15
H/K
Nch オープンドレイン入出力ポートです。
この端子は,LCD セグメント出力端子と兼用しています。
17 ∼ 23
10 ∼ 16
9 ∼ 15
P50/SEG16 ∼
P56/SEG22
H/K
Nch オープンドレイン入出力ポートです。
この端子は,LCD セグメント出力端子と兼用しています。
24
17
16
P57
J
CMOS タイプの汎用の入力ポートです。
SEG1 ∼ SEG7
K
LCD セグメント出力専用端子。
K
LCD コモン出力専用端子。
−
LCD 駆動用電源端子。
2∼8
59 ∼ 64, 1 58 ∼ 64
1,63
58,56
60
53
57,55 COM0 ∼ COM1
52
V3
57
50
49
V0/SEG0
− /K
31
24
23
C
−
昇圧回路が選択された時,LCD 駆動電源端子として使用さ
れます。
昇圧回路が選択されなかった時,LCD セグメント出力端子
として使用されます。
MB89P485 の場合は,外部 0.1 µF コンデンサをこの端子とグ
ランドの間に接続してください。
B89485/485L, MB89P485L, MB89PV480 は N.C. 端子。
64
57
56
Vcc
−
電源(+ 3 V あるいは+ 5 V)端子です。
32
25
24
Vss
−
電源(GND)端子です。
41
34
33
AVcc
−
A/D コンバータの電源端子。
42
35
34
AVss
−
A/D コンバータの電源端子です。
Vss と同じ電位で使用してください。
* 1:DIP-64P-M01
* 2:MQP-64C-P01
* 3:FPT-64P-M23
* 4:MDP-64C-P02
10
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
・外付け EPROM 用端子(MB89PV480 のみ)
端子番号
MQFP*2
MDIP*1
端子名
I/O
機 能 説 明
91
90
66
87
85
88
89
67
68
69
70
71
72
73
74
95
94
67
91
88
92
93
68
69
70
71
72
73
74
75
A14
A13
A12
A11
A10
A9
A8
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
O
アドレス出力端子です。
83
82
81
80
79
77
76
75
86
85
84
83
82
79
78
77
O8
O7
O6
O5
O4
O3
O2
O1
I
データ入力端子です。
65
76
81
90
65
76
81
90
N.C.
―
内部接続端子です。必ず開放にしてください。
“H”レベル出力端子。
65
66
VPP
O
78
80
VSS
O
電源(GND)端子です。
84
87
CE
O
EPROM 用チップイネーブル端子です。
スタンバイ時には“H”を出力します。
86
89
OE
O
EPROM 用出力イネーブル端子です。
常に“L”を出力します。
92
96
VCC
O
EPROM 用電源端子です。
* 1:MDP-64C-P02
* 2:MQP-64C-P01
DS07–12559–2
11
MB89480 シリーズ
■ 入出力回路形式
分類
回路
備考
・メイン / サブクロック回路
・発振帰還抵抗
X1 (X1A)
N-ch P-ch
・高速側=約 500 kΩ
・低速側=約 5 MΩ
P-ch
X0 (X0A)
A
N-ch
N-ch
ストップモード制御信号
・ヒステリシス入力
・プルダウン抵抗(M B 8 9 4 8 5 / 4 8 5 L /
B
R
PV480 にのみ内蔵 ) 約 50 kΩ
・プルアップ抵抗 (Pch) 約 50 kΩ
・ヒステリシス入力
R
P-ch
C
N-ch
プルアップ
抵抗レジスタ
R
P-ch
D
P-ch
・CMOS 出力
・CMOS 入力
・ヒステリシス入力
・プルアップ抵抗選択可 約 50 kΩ
N-ch
ポート
リソース
プルアップ
抵抗レジスタ
R
P-ch
・CMOS 出力
・CMOS 入力
・プルアップ抵抗選択可 約 50 kΩ
P-ch
E
N-ch
ポート
(続く)
12
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(続き)
分類
回路
備考
・Nch オープンドレイン出力
・CMOS 入力
・ヒステリシス入力
F
N-ch
ポート
リソース
・Nch オープンドレイン出力
・CMOS 入力
・アナログ入力
G
N-ch
ポート
アナログ
・Nch オープンドレイン出力
・CMOS 入力
H
N-ch
ポート
・Nch オープンドレイン出力
I
N-ch
・CMOS 入力
ポート
J
・LCD セグメント出力
P-ch
N-ch
K
P-ch
N-ch
DS07–12559–2
13
MB89480 シリーズ
■ デバイスの取扱いについて
1. ラッチアップの防止
CMOS ICでは,
中・高耐圧以外の入力端子や出力端子にVCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合,また
はVCC ∼ VSS 間に "■ 電気的特性 " で示される最大定格電圧を超える電圧が印加された場合に,ラッチアップ現象を生じる
ことがあります。
ラッチアップが起きると電源電流が急増し,素子を熱破壊する恐れがありますので,使用に際しては最大定格を超える
ことのないよう十分に注意してください。
アナログ系の電源投入時および切断時においてもアナログ電源(AVCC) とアナログ入力は,デジタル電源(VCC)を超えな
いように注意してください。
2. 未使用入力端子の処理
使用していない入力端子を開放のままにしておくと,
誤動作の原因になることがありますので,プルアップまたはプル
ダウンなどの処置をしてください。
3. A/D コンバータの電源端子処理
A/D コンバータを使用しない場合においても,AVCC = VCC,AVSS = VSS となるよう接続してください。
4. N.C. 端子の処理
N.C.
(内部接続)端子は,必ず開放にして使用してください。
5. 供給電圧の安定化
安定化の基
VCC 電源電圧の動作保証範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作を生じることがあります。
準として,商用周波数(50 Hz ∼ 60 Hz)でのVCC リップル変動(P − P 値)は標準 VCC 値の 10% 以下に,また電源の切替え
時などの瞬時変化においては,過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電圧変動を抑えることを推奨いたします。
6. 外部クロック使用時の注意
外部クロック使用時においても,パワーオンリセットおよびストップモードからの解除には,発振安定時間がとられま
す。
7. 外部リセット端子 (RST) へのノイズの注意について
外部リセット端子 (RST)に規格値未満のリセットパルスが入力された場合,誤動作を起こすことがあります。外部リ
セット端子 (RST)に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。
14
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ パラレルライタによる MB89P485/P485L 搭載 OTPROM の書込みについて
1. EPROM への書込みについて
(1)EPROM ライタのタイプコードを設定する
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 0000H ∼ 3FFFH にロードする。
(3)EPROM ライタで C000H ∼ FFFFH の書込みを行う。
2. 書込み歩留りについて
OTPROM マイコンプログラム未書込み品は,
その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。
したがっ
て,必ずしも書き込み歩留り 100%は保証できない場合があります。
DS07–12559–2
15
MB89480 シリーズ
■ ピギー / エバチップ搭載 EPROM の書込みについて
1. 使用 EPROM
・MBM27C256A-20TVM
2. メモリ空間
各モードのメモリ空間を下図に示します。
通常動作モード
アドレス
EPROM ライタ上の対応するアドレス
0000H
I/O
0080H
RAM
0480H
8000H
禁止
0000H
PROM
32 KB
FFFFH
EPROM
32 KB
7FFFH
3. EPROM への書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256 の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 0000 H ∼ 7FFF H にロードする。
(3) EPROM ライタで 0000 H ∼ 7FFF H の書込みを行う。
16
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ ブロックダイヤグラム
CMOS 入出力ポート
メインクロック
発振回路
X0
X1
ブザー出力
P07/INT27/BUZ
6 ビット PPG
P06/INT26/PPG
サブクロック
発振回路
X0A
X1A
8 ビット
PWC タイマ
リセット回路
RST
ポート 0
クロック制御
(ウォッチドッグタイマ)
外部割込み 2
( レベル)
P05/INT25/PWC
P04/INT24 * 1
8
P03/INT23 * 1
21 ビットタイム
ベースタイマ
時計プリスケーラ
CMOS 入出力ポート* 4
10 ビット
A/D コンバータ
4
*4
8/16 ビットタイマ /
カウンタ 21,22
外部割込み 1
( エッジ)
8/16 ビットタイマ /
カウンタ 11,12
2
4
N-ch オープンドレイン
入出力ポート
4
ポート 1
P24/C1/TO2
P25/C0/EC2 * 1
P26/V1/TO1
P27/V2/EC1
UART/SIO
ポート 2
*1
AVcc
AVss
8 ビット PWM タイマ
P20/PWM
P21/SCK
P22/SO
P23/SI
内
部
デ
|
タ
バ
ス
P02/INT22
∼ P00/INT20
4
P14/SEG27/AN0 * 1
∼
P17/SEG30/AN3 * 1
P10/SEG23/INT10
∼
P13/SEG26/INT13
8
昇圧回路
7
SEG1 ∼ SEG7
2
2
P31/COM3
2
LCD コントローラ・ドライバ
V3
V0/SEG0 * 3
N-ch オープンドレイン出力ポート
RAM
32 × 4 ビット表示
RAM (16 バイト)
16
F2MC-8L
CPU
ROM
N-ch オープンドレイン
入出力ポート
ポート 4 およびポート 5 * 4
P30/COM2
ポート 3
COM0 , COM1
P57
3
P56/SEG22
∼ P54/SEG20
4
P53/SEG19
∼ P50/SEG16
4
P47/SEG15
∼ P44/SEG12
4
P43/SEG11
∼ P40/SEG8
その他の端子
Vcc, Vss, MODE, C * 2
* 1: 昇圧回路選択時,EC2 および TO2 は,それぞれ P03/INT23 および P04/INT24 へと接続されます。P14/SEG27/
AN0 ∼ P17/SEG30/AN3 のセグメント出力は禁止されます。
* 2: C 端子は,MB89P485 以外では N.C. 端子となります。
* 3: 昇圧回路選択時,V0 として機能し,それ以外では SEG0 として機能します。
* 4: P20 ∼ P23 は CMOS 入出力ポート,P24 ∼ P27 は N-ch オープンドレイン入出力ポート,P57 は入力専用ポート
です。
DS07–12559–2
17
MB89480 シリーズ
■ CPU コア
1. メモリ空間
MB89480 シリーズのメモリ空間は 64K バイトであり,この空間の中に I/O,データ領域,プログラム領域のすべてを格納
します。I/O はアドレスの最下位近くにあり,データ領域はそのすぐ上に配置します。データ領域は,用途別にレジスタ領
域,スタック領域,ダイレクト領域などに分割できます。プログラム領域は正反対にアドレス空間の最上位付近にあり,そ
の中でも最も上位に割込み・リセットベクトルやベクトルコール命令のテーブルなどを配置します。MB89480 シリーズの
メモリ空間の構造を以下に示します。
メモリ空間
MB89485/485L
0000H
MB89P485/P485L
0000H
0000H
I/O
0080H
I/O
I/O
0080H
0080H
RAM
0100H
MB89PV480
RAM
RAM
0100H
0100H
汎用
レジスタ
汎用
レジスタ
汎用
レジスタ
0200H
0200H
0280H
0280H
0200H
0480H
空き
空き
空き
8000H
C000H
C000H
FFC0H
FFFFH
ROM
FFC0H
FFFFH
ROM
FFC0H
FFFFH
外部
ROM
(32 KB)
ベクトルデーブル ( リセット,割込み,
ベクトルコール命令 )
18
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
2. レジスタ
F2MC-8L ファミリには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ
ります。専用レジスタは以下のものが該当します。
プログラムカウンタ(PC)
:16 ビット長,命令格納位置を示します。
アキュムレータ(A)
:16 ビット長,演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側
の 1 バイトを使用します。
テンポラリアキュムレータ(T):16 ビット長,アキュムレータとの間で演算を行います。
8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。
インデックスレジスタ(IX) :16 ビット長,インデックス修正を行うレジスタです。
エクストラポインタ(EP)
:16 ビット長,メモリアドレスを示すポインタです。
スタックポインタ(SP)
:16 ビット長,スタック領域を示します。
プログラムステータス(PS) :16ビット長,レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。
16 ビット
初期値
FFFDH
:プログラムカウンタ
PC
A
:アキュムレータ
不定
T
:テンポラリアキュムレータ
不定
IX
:インデックスレジスタ
不定
EP
:エクストラポインタ
不定
SP
:スタックポインタ
不定
PS
:プログラムステータス
I フラグ= 0, IL1, 0 = 11
他のビットは不定
さらに,
PSは上位8ビットがレジスタバンクポインタ
(RP),下位8ビットがコンディションコードレジスタ
(CCR )と分
けることができます(下図参照)。
・プログラムステータスの構造
15
PS
14
13
12
RP
11
10
9
8
7
6
H
I
5
4
IL1, 0
RP
3
2
1
0
N
Z
V
C
CCR
RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので,RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則
になっています。
・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則
RP 上位
オペコード下位
"0" "0" "0" "0" "0" "0" "0" "1" R4 R3 R2 R1 R0 b2 b1 b0
発生アドレス
DS07–12559–2
A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
19
MB89480 シリーズ
CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと,割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。
H フラグ :演算の結果,
bit3 から bit4 への繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外
の場合は 0 にクリアされます。このフラグは十進補正命令用です。
I フラグ :このフラグが 1 のとき割込みを許可し,0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。
IL1,0
:現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった
場合のみ,割込み処理を行います。
IL1
IL0
0
0
割込みレベル
強弱
強い
1
0
1
1
0
2
1
1
3
弱い
N フラグ :演算の結果,最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ,0 のとき 0 にクリアされます。
Z フラグ :演算の結果,0 であれば 1 にセットされ,それ以外のとき 0 にクリアされます。
V フラグ :演算の結果,2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ,発生しなかったとき 0 に
クリアされます。
C フラグ :演算の結果,bit7 から繰上げや借越しが発生した場合 1 にセットされ,それ以外の場合は 0 に
クリアされます。また,シフト命令ではシフトアウトした値になります。
また,汎用レジスタとして,以下のものがあります。
汎用レジスタ:8 ビット長,データを格納するレジスタ
汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで,メモリ上のレジスタバンク内にあります。
1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ
り,全部で 32 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクはレジスタバンクポインタ(RP)で示します。
・レジスタバンク構成
ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP)
R0
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
32 バンク
メモリ領域
20
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ I/O マップ
書込み / 読出し
初期値
ポート 0 データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
DDR0
ポート 0 方向レジスタ
W*
00000000B
02H
PDR1
ポート 1 データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
03H
DDR1
ポート 1 方向レジスタ
W*
00000000B
04H
PDR2
ポート 2 データレジスタ
R/W
00000000B
アドレス
レジスタ略称
00H
PDR0
01H
レジスタ名称
( 空き領域 )
05H
06H
DDR2
ポート 2 方向レジスタ
R/W
00000000B
07H
SYCC
システムクロック制御レジスタ
R/W
X-1MM100B
08H
STBC
スタンバイ制御レジスタ
R/W
00010XXXB
09H
WDTC
ウッチドッグタイマ制御レジスタ
W*
0---XXXXB
0AH
TBTC
タイムベースタイマ制御レジスタ
R/W
00---000B
0BH
WPCR
時計プリスケーラ制御レジスタ
R/W
00--0000B
0CH
PDR3
ポート 3 データレジスタ
R/W
------11B
R
XXXX----B
R/W
11111111B
R/W
X1111111B
( 空き領域 )
0DH
0EH
RSFR
リセットフラグレジスタ
( 空き領域 )
0FH
10H
PDR4
ポート 4 データレジスタ
( 空き領域 )
11H
12H
PDR5
ポート 5 データレジスタ
( 空き領域 )
13H ∼ 1FH
20H
SMC1
UART/SIO モード制御レジスタ 1
R/W
00000000B
21H
SMC2
UART/SIO モード制御レジスタ 2
R/W
00000000B
22H
SRC
UART/SIO レート制御レジスタ
R/W
XXXXXXXXB
23H
SSD
UART/SIO ステータス / データレジスタ
R
00001---B
24H
SIDR/SODR
UART/SIO データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
25H
EIC1
外部割込み 1 制御レジスタ 1
R/W
00000000B
26H
EIC2
外部割込み 1 制御レジスタ 2
R/W
00000000B
27H
EIE2
外部割込み 2 許可レジスタ
R/W
00000000B
28H
EIF2
外部割込み 2 フラッグレジスタ
R/W
-------0B
( 空き領域 )
29H ∼ 2BH
2CH
ADC1
A/D 制御レジスタ 1
R/W
-0000000B
2DH
ADC2
A/D 制御レジスタ 2
R/W
-0000001B
2EH
ADDH
A/D データレジスタ(上位)
R
------XXB
2FH
ADDL
A/D データレジスタ(下位)
R
XXXXXXXXB
30H
ADEN
A/D 入力許可レジスタ
R/W
1111----B
31H
PCR1
PWC 制御レジスタ 1
R/W
0-0--000B
32H
PCR2
PWC 制御レジスタ 2
R/W
00000000B
33H
PLBR
PWC リロードバッファレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
(続く)
DS07–12559–2
21
MB89480 シリーズ
(続き)
書込み / 読出し
初期値
PWM タイマ制御レジスタ
R/W
0-000000B
COMR
PWM タイマ比較レジスタ
W*
XXXXXXXXB
36H
T22CR
タイマ 22 制御レジスタ
R/W
000000X0B
37H
T21CR
タイマ 21 制御レジスタ
R/W
000000X0B
38H
T22DR
タイマ 22 データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
39H
T21DR
タイマ 21 データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
3AH
T12CR
タイマ 12 制御レジスタ
R/W
000000X0B
3BH
T11CR
タイマ 11 制御レジスタ
R/W
000000X0B
3CH
T12DR
タイマ 12 データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
3DH
T11DR
タイマ 11 データレジスタ
R/W
XXXXXXXXB
3EH
PPGC1
PPG 制御レジスタ 1
R/W
00000000B
3FH
PPGC2
PPG 制御レジスタ 2
R/W
0-000000B
40H
BUZR
ブザー制御レジスタ
R/W
-----000B
アドレス
レジスタ略称
34H
CNTR
35H
レジスタ名称
( 空き領域 )
41H ∼ 5DH
5EH
LCR1
LCD コントローラ制御レジスタ 1
R/W
00010000B
5FH
LCR2
LCD コントローラ制御レジスタ 2
R/W
-0000000B
60H ∼ 6FH
VRAM
LCD データ RAM
R/W
XXXXXXXXB
70H
PURC0
ポート 0 プルアップ抵抗レジスタ
R/W
11111111B
R/W
----1111B
( 空き領域 )
71H
72H
PURC2
ポート 2 プルアップ抵抗レジスタ
( 空き領域 )
73H ∼ 7AH
7BH
ILR1
割り込みレベル設定レジスタ 1
W*
11111111B
7CH
ILR2
割り込みレベル設定レジスタ 2
W*
11111111B
7DH
ILR3
割り込みレベル設定レジスタ 3
W*
11111111B
7EH
ILR4
割り込みレベル設定レジスタ 4
W*
11111111B
7FH
( 空き領域 )
*:ビット操作命令は使用不可。
・ 書込み / 読み込みについての説明
R/W :リード・ライト可
R
:リードオンリ
W :ライトオンリ
・ 初期値についての説明
0 :このビットの初期値が“0”
1 :このビットの初期値が“1”
X :このビットの初期値は不定
M :このビットの初期値はマスクオプションより決定
- :このビットは未使用。
(注意事項)空き領域は使用しないでください。
22
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ 電気的特性
1. 絶対最大定格
(AVSS = VSS = 0.0 V)
項 目
記 号
定 格 値
単位
備 考
最 小
最 大
VCC
AVCC
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
MB89PV480,MB89P485 および
MB89485
AVcc は Vcc を超えないこと
VCC
AVCC
VSS − 0.3
VSS + 4.0
V
MB89P485L,MB89485L
AVcc は Vcc を超えないこと
LCD 用電源電圧
V0 − V3
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
入力電圧
VI
VSS − 0.3
VCC + 0.3
V
P00 ∼ P07,P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27,P40 ∼ P47,
P50 ∼ P57
出力電圧
VO
VSS − 0.3
VCC + 0.3
V
P00 ∼ P07,P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27,P30 ∼ P31,
P40 ∼ P47,P50 ∼ P56
最大クランプ電流
ICLAMP
− 2.0
+ 2.0
mA
*
最大総クランプ電流
Σ|ICLAMP|
―
20
mA
*
“L”レベル最大出力電流
IOL
―
15
mA
“L”レベル平均出力電流
IOLAV
―
4
mA
“L”レベル最大総出力電流
ΣIOL
―
100
mA
“L”レベル平均総出力電流
ΣIOLAV
―
40
mA
“H”レベル最大出力電流
IOH
―
− 15
mA
“H”レベル平均出力電流
IOHAV
―
−4
mA
“H”レベル最大総出力電流
ΣIOH
―
− 50
mA
“H”レベル平均総出力電流
ΣIOHAV
―
− 20
mA
消費電力
PD
―
300
mW
動作温度
TA
− 40
+ 85
°C
保存温度
Tstg
− 55
+ 150
°C
電源電圧
平均値(動作電流×動作率)
平均値(動作電流×動作率)
平均値(動作電流×動作率)
平均値(動作電流×動作率)
*:・ 該当端子:P00 ∼ P07, P20 ∼ P23, AN0 ∼ AN3
・ 推奨動作条件内でご使用ください。
・ 直流電圧(電流)でご使用ください。
・ + B 信号とマイコンの間には,必ず制限抵抗を接続し+ B 信号を印加してください。
・ + B 入力時にマイコン端子に入力される電流が,瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限抵抗の値を設
定してください。
・ 低消費電力モードなどマイコンの駆動電流が少ない動作状態では,+ B 入力電位が保護ダイオードを通して
Vcc 端子の電位を上昇させ,他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。
・ マイコン電源が OFF 時(0V に固定していない場合)に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供給されている
ため,不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。
・ 電源投入時に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供給されているため,パワーオンリセットが動作しない
電源電圧になる可能性がありますのでご注意ください。
・ + B 入力端子は,オープン状態にならないようにご注意ください。
・ アナログ系端子(LCD 駆動端子,コンパレータ入力端子など)は,+ B 入力ができませんのでご注意ください。
DS07–12559–2
23
MB89480 シリーズ
・ 推奨回路例:
・入出力等価回路
保護ダイオード
VCC
P-ch
制限抵抗
+ B 入力 (0 V ∼ 16 V)
N-ch
R
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
24
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
2. 推奨動作条件
(AVSS = VSS = 0.0 V )
項 目
規 格 値
記 号
VCC
AVCC
電源電圧
LCD 用電源電圧
動作温度
単位
備 考
最 小
最 大
2.2 *
5.5
V
通常動作保証範囲
MB89485
3.5
*
5.5
V
通常動作保証範囲
MB89P485
2.7
*
5.5
V
通常動作保証範囲
MB89PV480
1.5
5.5
V
ストップモード時
RAM 状態保持
MB89485,
MB89P485,
MB89PV480
2.2 *
3.6
V
通常動作保証範囲
ストップモード時
RAM 状態保持
1.5
3.6
V
V0 ∼ V3
Vss
Vcc
V
TA
− 40
+ 85
°C
MB89485L,
MB89P485L
*:動作状態およびアナログ保証範囲により異なります。図 1,図 2,図 3 および「5.A/D 変換部電気的特性」を参照し
てください。
図 1. 動作電圧 − メインクロック動作周波数 (MB89P485/485)
動作電圧 (V)
5.5
アナログ精度保証範囲:
Vcc = AVcc = 4.5 V~5.5 V
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.7
2.2
2.0
メインクロック
動作周波数 (MHz)
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
4.0
2.0 1.33
1.0
0.8
0.66 0.57
8.0
9.0
10.0 11.0 12.0 12.5
0.50 0.44
0.4
0.36 0.33 0.32
最小命令実行時間
( インストラクションサイクル ) (ms)
( 注意事項 ) MB89P485 では,網掛け領域は保証されません。
DS07–12559–2
25
MB89480 シリーズ
図 2. 動作電圧 − メインクロック動作周波数 (MB89P485L/485L)
動作電圧 (V)
3.6
アナログ精度保証範囲
3.0
2.7
Vcc = AVcc = 2.7 V~3.6 V
2.2
2.0
メインクロック
動作周波数 (MHz)
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
4.0
2.0 1.33
1.0
0.8
0.66
0.57
0.50
0.44
10.0 11.0 12.0 12.5
0.4
0.36 0.33 0.32
最小命令実行時間
( インストラクションサイクル ) (µs)
注記:MB89P485L では,網掛け領域は保証されません。
図 3. 動作電圧 − メインクロック動作周波数 (MB89PV480)
動作電圧 (V)
5.5
アナログ精度保証範囲
Vcc = AVcc = 4.5 V~5.5 V
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.7
メインクロック
動作周波数 (MHz)
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
4.0
2.0 1.33
1.0
0.8
0.66
0.57
0.50
0.44
10.0 11.0 12.0 12.5
0.4
0.36 0.33 0.32
最小命令実行時間
( インストラクションサイクル ) (µs)
図 1, 図 2 および図 3 は,4/FCH インストラクションサイクルでの外部発振器の動作周波数を示します。
動作電圧範囲は,インストラクションサイクルによって異なりますので , 動作速度がギアなどにより変化した場合は最
小命令実行時間を参照して下さい。
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
26
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
3. 直流規格
(MB89PV480, MB89P485 および MB89485 は AVcc = Vcc = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C )
(MB89P485L および MB89485L は AVcc = Vcc = 3.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
“H”レベル入力電圧
記号
端 子 名
条 件
VIH
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27, P40 ∼ P47,
P50 ∼ P57
RST, MODE, EC1,
EC2, PWC, SCK, SI,
VIHs
INT10 ∼ INT13,
INT20 ∼ INT27
“H”レベル出力電圧
標準
最大
―
0.7VCC
―
VCC + 0.3
V
―
0.8VCC
―
VCC + 0.3
V
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27, P40 ∼ P47,
P50 ∼ P57
―
VSS − 0.3
―
0.3VCC
V
VILS
RST, MODE, EC1,
EC2, PWC, SCK, SI,
INT10 ∼ INT13,
INT20 ∼ INT27
―
VSS − 0.3
―
0.2VCC
V
VD
P10 ∼ P17, P24 ∼ P27,
P30 ∼ P31, P40 ∼ P47,
P50 ∼ P56
VCC + 0.3
―
オープンドレイン
出力リーク電流
プルダウン抵抗
プルアップ抵抗
―
V
備 考
昇圧回路
なし
昇圧回路
あり
4.0
―
―
V
MB89PV480,
MB89P485,
MB89485
2.2
―
―
V
MB89P485L,
MB89485L
―
―
0.4
V
MB89PV480,
MB89P485,
MB89485
―
―
0.4
V
MB89P485L,
MB89485L
―
―
0.4
V
MB89P485L,
MB89485L
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27, P40 ∼ P47, 0.45V < VI < VCC
P50 ∼ P57
−5
―
+5
µA
プルアップ
抵抗なし
指定時
P10 ∼ P17, P24 ∼ P27,
ILIOD P30 ∼ P31, P40 ∼ P47, 0.45V < VI < VCC
P50 ∼ P56
−5
―
+5
µA
25
50
100
kΩ
MB89P485,
MB89P485L
以外
kΩ
プルアップ
抵抗あり
指定時
(RST 以外 )
VOH
P00 ∼ P07,
P20 ∼ P23
IOH =− 2.0 mA
VOL P00 ∼ P07, P20 ∼ P23,
RST
P10 ∼ P17, P24 ∼ P27,
P30 ∼ P31, P40 ∼ P47, IOL = 2.0 mA
P50 ∼ P56
入力リーク電流
VSS − 0.3
V3
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27, P30 ∼ P31,
P40 ∼ P47, P50 ∼ P56,
IOL = 4.0 mA
RST
“L”レベル出力電圧
単位
最小
VIL
“L”レベル入力電圧
オープンドレイン
出力端子印加電圧
規 格 値
ILI
RMODA MODE
RPULL
VI = Vcc
P00 ∼ P07, P20 ∼ P23,
VI = 0.0 V
RST
25
50
100
(続く)
DS07–12559–2
27
MB89480 シリーズ
項 目
記号
端 子 名
条 件
FCH = 10 MHz,
tinst = 0.4 µs,
メインクロック
ランモード
ICC1
FCH = 10 MHz,
tinst = 6.4 µs,
メインクロック
ランモード
ICC2
FCH = 10 MHz,
tinst = 0.4 µs,
メインクロック
スリープモード
ICCS1
FCH = 10 MHz,
tinst = 6.4 µs,
メインクロック
スリープモード
ICCS2
VCC
FCL = 32.768 kHz,
TA = +25 °C,
サブクロック
ランモード
ICCL
電源電流
FCL = 32.768 kHz,
TA = +25 °C,
サブクロック
スリープモード
ICCLS
TA = +25 °C,
時計モード
メインストップ
ICCT
TA =+ 25 °C,
サブクロック
ストップモード
ICCH
A/D 変換中
IA
AVCC
IAH
TA =+ 25 °C,
A/D 停止中
規 格 値
単位
備 考
最小
標準
最大
―
6
13
―
3
7
―
5
10
―
4
8
MB89P485L
―
0.9
3
MB89485
―
0.4
1.5
―
0.9
3
―
0.5
2
MB89P485L
―
2
5
MB89485
―
1
2.5
―
2.5
5
―
1.2
2.5
―
0.7
2
―
0.3
1
―
0.9
2
―
0.4
1
MB89P485L
―
40
85
MB89485
―
22
50
―
400
800
―
25
50
MB89P485L
―
15
30
MB89485
―
7
15
―
12
30
―
7
15
MB89P485L
―
2
10
MB89485
―
1
5
―
5
15
―
1
5
MB89P485L
―
1
5
MB89485
―
0.8
4
―
3
10
MB89485
mA
mA
mA
MB89485L
MB89P485
MB89485L
MB89P485
MB89485L
MB89P485
MB89P485L
MB89485
mA
MB89485L
MB89P485
MB89485L
µA
MB89P485
MB89485L
µA
MB89P485
MB89485L
µA
MB89P485
MB89485L
µA
MB89P485
―
0.8
4
MB89P485L
―
1.3
6
MB89485
―
1
3
―
1.3
6
―
1
3
MB89P485L
―
1
5
MB89485
―
0.8
4
―
1
5
―
0.8
4
mA
µA
MB89485L
MB89P485
MB89485L
MB89P485
MB89P485L
(続く)
28
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(続き)
項 目
記号
端 子 名
条 件
規 格 値
最小 標準
最大
単位
MB89P485L,
MB89485L
V1 ∼ V3 = +3.0 V
コモン出力
インピーダンス
RVCOM COM0 ∼ COM3
セグメント出力
インピーダンス
RVSEG SEG0 ∼ SEG30
LCD 分割抵抗
RLCD
LCD コントローラ /
ドライバリーク電流
ILCDL
V0 ∼ V3,
COM0 ∼ COM3
SEG0 ∼ SEG30
VV3
V3
VV2
LCD 昇圧基準電圧
―
―
2.5
kΩ
V1 ∼ V3 = +5.0 V
MB89PV480,
MB89P485,
MB89485
V1 ∼ V3 = +3.0 V
MB89P485L,
MB89485L
―
―
15
kΩ
300
500
750
kΩ
―
―
±1
µA
V1 = 1.5 V
4.3
4.5
4.7
V
V2
V1 = 1.5 V
2.9
3.0
3.1
V
VV1
V1
IIN = 0.0 µA
1.4
1.5
1.7
V
基準電圧入力
インピーダンス
RRIN
V1
―
8.5
9.8
11
kΩ
入力容量
CIN
AVCC,AVSS,
VCC,VSS 以外
―
5
15
pF
LCD 昇圧出力電圧
DS07–12559–2
V1 ∼ V3 = +5.0 V
―
備 考
VCC ∼ VSS 間
―
f = 1 MHz
MB89PV480,
MB89P485,
MB89485
昇圧回路搭
載品種のみ
29
MB89480 シリーズ
4. 交流規格
(1)リセットタイミング
(MB89PV480, MB89P485 および MB89485 は AVcc = Vcc = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C )
(MB89P485L および MB89485L は AVcc = Vcc = 3.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
RST“L”パルス幅
記 号
条 件
tZLZH
―
規 格 値
最小
最大
48 tHCYL
―
単位
備 考
ns
(注意事項)tHCYL は X0 端子入力の発振周期(1/FCH)です。
"L" パルス幅が tZLZH より短いときは MCU の動作は保証されません。
t ZLZH
RST
0.2 V CC
0.2 V CC
(2)パワーオンリセット
(AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
電源立上り時間
電源切断時間
記 号
tR
tOFF
条 件
―
規 格 値
単位
最小
最大
―
50
ms
1
―
ms
備 考
繰返し動作のため
(注意事項)選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。
電源電圧の急激な変化はパワーオンリセットを引起す可能性があります。また,動作中に電源電圧を変化さ
せる場合は電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨いたします。
tR
tOFF
Vth
VCC
0.2 V
0.2 V
0.2 V
Vth = MB89PV480, MB89P485 および MB89485 は 3.5 V
Vth = MB89P485L および MB89485L は 1.8 V
30
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(3)クロックタイミング規格
(AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記号
入力クロックパルス幅
最 小
標 準
最 大
単位
FCH
X0,X1
1
―
12.5
MHz
FCL
X0A,X1A
―
32.768
―
kHz
tHCYL
X0,X1
80
―
1000
ns
tLCYL
X0A,X1A
―
30.5
―
µs
PWH
PWL
X0
20
―
―
ns
PWHL
PWLL
X0A
―
15.2
―
µs
tCR
tCF
X0
―
―
10
ns
クロック周波数
クロックサイクルタイム
規 格 値
端子名
入力クロック立上り / 立下り時間
備 考
外部クロック
・X0, X1 タイミングおよび印加条件
tHCYL
PWH
PWL
tCF
tCR
0.8 VCC
0.8 VCC
X0
0.2 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
・メインクロック印加条件
水晶振動子使用時
または
セラミック振動子使用時
X0
外部クロック使用時
X0
X1
X1
解放
FCH
C1
DS07–12559–2
C2
FCH
31
MB89480 シリーズ
・サブクロックタイミングおよび印加条件
tLCYL
0.8 VCC
X0A
0.2 VCC
PWHL
PWLL
tCR
tCF
・サブクロック印加条件
水晶振動子または
セラミック振動子を使用時
X0A
外部クロック使用時
X0A
X1A
FCL
X1A
Rd
FCL
C0
サブクロックを使用しない場合
X0A
X1A
解放
解放
C1
(4)インストラクションサイクル
項 目
インストラクション
サイクル
(最小命令実行時間)
32
記号
規 格 値(標準)
単位
4/FCH,8/FCH,16/FCH,64/FCH
µs
2/FCL
µs
tinst
備 考
FCH = 12.5 MHz 動作時
(4/FCH)tinst = 0.32 µs
FCL = 32.768 kHz 動作時
tinst = 61.036 µs
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(5)シリアル I/O タイミング
(MB89PV480, MB89P485 および MB89485 は AVcc = Vcc = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C )
(MB89P485L および MB89485L は AVcc = Vcc = 3.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記号
端子名
シリアルクロックサイクルタイム
tSCYC
SCK
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK, SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI, SCK
SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK, SI
シリアルクロック“H”パルス幅
tSHSL
シリアルクロック“L”パルス幅
tSLSH
条 件
内部シフト
クロックモード
SCK
規 格 値
単位
最 小
最 大
2 tinst*
―
µs
− 200
200
ns
1/2 tinst*
―
µs
1/2 tinst*
―
µs
1 tinst*
―
µs
1 tinst*
―
µs
0
200
ns
外部シフト
クロックモード
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK, SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI, SCK
1/2 tinst*
―
µs
SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK, SI
1/2 tinst*
―
µs
*:tinst については,「(4)インストラクションサイクル」を参照してください。
・内部クロックモード
tSCYC
SCK
2.4 V
0.8 V
0.8 V
tSLOV
SO
2.4 V
0.8 V
tIVSH
SI
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
・外部クロックモード
tSLSH
tSHSL
SCK
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
tSLOV
SO
2.4 V
0.8 V
tIVSH
SI
DS07–12559–2
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
33
MB89480 シリーズ
(6)周辺入力タイミング (MB89PV480, MB89P485 および MB89485 は AVcc = Vcc = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C )
(MB89P485L および MB89485L は AVcc = Vcc = 3.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記号
端 子 名
周辺入力“H”レベルパルス幅 1
tILIH1
周辺入力“L”レベルパルス幅 1
tIHIL1
INT10 ∼ INT13,
INT20 ∼ INT27,
EC1,EC2, PWC
規 格 値
単位
最 小
最 大
2tinst *
―
µs
2tinst *
―
µs
備 考
*:tinst については,「(4)インストラクションサイクル」を参照してください。
t IHIL1
INT10 ~INT13,
INT20 ~INT27,
EC1, EC2, PWC
0.8 VCC
0.2 VCC
34
t ILIH1
0.8 VCC
0.2 VCC
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
5. A/D 変換部電気的特性
(1)A/D コンバータ電気的特性
(MB89PV480, MB89P485 および MB89485 は AVcc = Vcc = 4.5 V ∼ 5.5 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C )
(MB89P485L および MB89485L は AVcc = Vcc = 2.7 V ∼ 3.6 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記号
規 格 値
端 子
標 準
最 大
―
10
―
bit
―
―
± 4.0
LSB
―
―
± 2.5
LSB
―
―
± 1.9
LSB
精度
総合誤差
―
直線性誤差
微分直線性誤差
単位
最 小
―
ゼロトランジション電圧
VOT
AVSS − 1.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 2.5 LSB
V
フルスケール
トランジション電圧
VFST
AVCC − 4.5 LSB AVCC − 2.5 LSB AVCC − 0.5 LSB
V
A/D モード変換時間
―
アナログポート入力電流
IAIN
アナログ入力電圧
VAIN
AN0 ∼ AN3
―
―
60 tinst*
µs
―
―
10
µA
AVSS
―
AVCC
V
備考
*:tinst については,「4.交流規格(4)インストラクションサイクル」を参照してください。
(2)A/D コンバータの用語の定義
・精度
A/D 変換器により識別可能なアナログ変化
ビット数が 10 の場合,アナログ電圧は 210 =1024 と分割されます。
・直線性誤差 ( 単位:LSB)
デバイスのゼロトランジション点 (“00 0000 0000” ←→ “00 0000 0001”) とフルスケールトランジション点 (“11 1111 1111”
←→ “11 1111 1110”) とを結んだ直線と , 実際の変換特性との偏差
・微分直線性誤差 ( 単位:LSB)
出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差
・総合誤差 ( 単位:LSB)
理想変換値と実際の変換値との差
総合誤差
理想入出力特性
3FF
3FF
VFST
3FE
3FD
1.5 LSB
004
003
0.5 LSB
004
VNT
実際の変換特性
理想特性
001
アナログ入力
AVcc
AVSS
1 LSB =
{1 LSB × N + VOT}
002
1 LSB
001
3FD
実際の変換特性
003
VOT
002
デジタル出力
デジタル出力
3FE
VFST - VOT
1022
(V)
AVSS
総合誤差=
アナログ入力
AVcc
VNT - {1 LSB × N + 0.5 LSB}
1 LSB
(続く)
DS07–12559–2
35
MB89480 シリーズ
(続き)
ゼロトランジション誤差
フルスケールトランジション誤差
理想特性
004
実際の変換特性
3FF
実際の変換特性
デジタル出力
デジタル出力
003
002
実際の変換特性
3FE
VFST
(実測値)
3FD
実際の変換特性
001
3FC
VOT (実測値)
アナログ入力
AVSS
AVSS
AVCC
直線性誤差
3FF
アナログ入力
AVCC
微分直線性誤差
理想特性
実際の変換特性
N+1
3FE
{1LSB×N+VOT}
実際の変換特性
V(N+1)T
VFST
VNT(実測値)
004
003
実際の変換特性
デジタル出力
デジタル出力
3FD
N
N-1
VNT
実際の変換特性
002
理想特性
001
AVSS
直線性誤差=
36
N-2
VOT(実測値)
アナログ入力
VNT-{1LSB×N+VOT}
1LSB
AVCC
AVSS
アナログ入力
微分直線性誤差=
AVCC
V(N+1)T-VNT
1LSB
-1
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(3)A/D コンバータ使用上の注意
・アナログ入力端子の入力インピーダンスについて
MB89480 シリーズのA/Dコンバータは下図のようにサンプル & ホールド回路を内蔵しており,A/D変換起動後 16 イン
ストラクションサイクルの間にアナログ入力端子の電圧をサンプル & ホールド用のコンデンサに取り込みます。
そのためアナログ入力の外部回路の出力インピーダンスが高い場合,アナログ入力サンプリング期間内にアナログ入力
電圧が安定しないことがありますので,外部回路の出力インピーダンスは低くすること(10 kΩ 以下)を推奨いたします。
出力インピーダンスを低くできない場合には,アナログ入力端子に約 0.1 µF の外部コンデンサを接続することを推奨し
ます。
・アナログ入力回路
アナログ入力インピーダンス
が 10 kΩ 以上のときに
約 0.1 µF のコンデンサを
追加することを推奨します。
サンプル & ホールド回路
アナログ入力端子
コンパレータ
A/D 変換起動から 16 インスト
ラクションサイクル後に閉じます。
アナログチャンネル選択
MB89485
MB89PV480
MB89485L
MB89P485
MB89P485L
R: アナログ入力等価抵抗
2.2 kΩ
2.8 kΩ
2.6 kΩ
7.1 kΩ
C: アナログ入力等価キャパシタンス
45 pF
46 pF
28 pF
48.3 pF
DS07–12559–2
37
MB89480 シリーズ
■ 特性例
(1)“L”レベル出力電圧
VOL vs. IOL (MB89485)
VOL [V]
VCC = 3.0 V
1.2
VCC = 3.5 V
VCC = 4.0 V
VCC = 4.5 V
VCC = 5.0 V
VCC = 5.5 V
VCC = 6.0 V
1.0
0.8
VOL vs. IOL (MB89485L)
VCC = 2.5 V
VOL [V]
TA = + 25 °C
TA = + 25 °C
0.6
0.4
VCC = 2.0 V
VCC = 3.0 V
0.8
VCC = 3.5 V
0.6
VCC = 4.0 V
0.4
0.2
0.2
IOL [mA]
0.0
0
2
4
6
8
IOL [mA]
0.0
10
0
2
4
6
8
10
(2)“H”レベル出力電圧
VCC-VOH vs. IOH (MB89485)
2.0
VCC = 3.0 V
VCC-VOH [V]
VCC-VOH vs. IOH (MB89485L)
VCC = 3.5 V
2.0
VCC-VOH [V]
TA = + 25 °C
VCC = 4.0 V
VCC = 4.5 V
VCC = 5.0 V
VCC = 5.5 V
VCC = 6.0 V
1.2
0.4
0.4
IOH [mA]
−4
−6
−8
− 10
VCC = 3.0 V
1.2
0.8
0.0
38
1.6
0.8
−2
VCC = 2.5 V
TA = + 25 °C
1.6
0
VCC = 2.0 V
VCC = 3.5 V
VCC = 4.0 V
IOH [mA]
0.0
0
−2
−4
−6
−8
− 10
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(3)“H”レベル入力電圧 /“L”レベル入力電圧
CMOS 入力 (MB89485)
CMOS ヒステリシス入力 (MB89485)
VIN [V]
4.0
VIN [V]
4.0
TA = +25 oC
TA = +25oC
3.5
3.5
3.0
3.0
2.5
2.5
2.0
2.0
1.5
1.5
1.0
1.0
0.5
0.5
0.0
0.0
VIHS
VILS
1
2
3
4
5
6
7
Vcc [V]
1
2
3
4
5
6
7
Vcc [V]
VIHS:ヒステリシス特性で入力電圧が "H" レベルに
設定された場合の閾値
VILS: ヒステリシス特性で入力電圧が "L" レベルに
設定された場合の閾値
DS07–12559–2
39
MB89480 シリーズ
(4)電源電流(外部クロック)
ICC1 vs. VCC (MB89485)
ICC2 vs. VCC (MB89485)
ICC1 [mA]
ICC2 [mA]
10.0
1.6
TA = + 25 °C
TA = + 25 °C
FCH = 12.5 MHz
FCH = 12.5 MHz
1.4
FCH = 10.0 MHz
8.0
FCH = 8.0 MHz
6.0
1.2
FCH = 10.0 MHz
1.0
FCH = 8.0 MHz
0.8
4.0
FCH = 4.0 MHz
FCH = 4.0 MHz
0.6
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.4
2.0
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.0
0.2
0.0
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
VCC [V]
ICCS1 vs. VCC (MB89485)
ICCS2 vs. VCC (MB89485)
ICCS1 [mA]
ICCS2 [mA]
3.5
FCH = 12.5 MHz
TA = + 25 °C
3.0
FCH = 10.0 MHz
1.2
TA = + 25 °C
FCH = 12.5 MHz
1.0
FCH = 10.0 MHz
2.5
FCH = 8.0 MHz
FCH = 8.0 MHz
0.8
2.0
0.6
FCH = 4.0 MHz
1.5
FCH = 4.0 MHz
1.0
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.5
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.4
0.2
0.0
0.0
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
(続く)
40
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
ICC1 vs. VCC (MB89485L)
7.0
ICC2 vs. VCC (MB89485L)
ICC1 [mA]
ICC2 [mA]
1.0
TA = + 25 °C
TA = + 25 °C
FCH = 12.5 MHz
6.0
FCH = 12.5 MHz
0.8
5.0
FCH = 10.0 MHz
4.0
FCH = 8.0 MHz
3.0
FCH = 10.0 MHz
FCH = 8.0 MHz
0.6
0.4
2.0
FCH = 4.0 MHz
1.0
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
FCH = 4.0 MHz
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.2
0.0
0.0
1
2
3
1
5
4
VCC [V]
ICCS1 vs. VCC (MB89485L)
2
3
4
5
VCC [V]
ICCS2 vs. VCC (MB89485L)
ICCS1 [mA]
ICCS2 [mA]
0.7
2.4
TA = + 25 °C
TA = + 25 °C
2.0
FCH = 12.5 MHz
1.6
FCH = 10.0 MHz
FCH = 8.0 MHz
1.2
0.6
FCH = 12.5 MHz
0.5
FCH = 10.0 MHz
0.4
FCH = 8.0 MHz
0.3
FCH = 4.0 MHz
0.8
FCH = 4.0 MHz
0.2
0.4
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.1
FCH = 2.0 MHz
FCH = 1.0 MHz
0.0
0.0
1
2
3
4
5
VCC [V]
1
2
3
4
5
VCC [V]
(続く)
DS07–12559–2
41
MB89480 シリーズ
(続き)
ICCL vs. VCC (MB89485)
ICCT vs. VCC (MB89485)
ICCL [µA]
ICCT [µA]
2.8
60
TA = + 25 °C
FCL = 32.768 kHz
50
TA = + 25 °C
2.4
FCL = 32.768 kHz
2.0
40
1.6
30
1.2
20
0.8
10
0.4
0.0
0
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
ICCLS vs. VCC (MB89485)
ICCLS [µA]
16
TA = + 25 °C
14
FCL = 32.768 kHz
12
10
8
6
4
2
0
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
42
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(5)プルアップ抵抗値
RPULL vs. VCC (MB89485)
RPULL vs. VCC (MB89485L)
RPULL [kΩ]
200
320
RPULL [kΩ]
280
160
240
200
120
160
80
120
80
TA = + 85 °C
TA = + 25 °C
TA = − 40 °C
40
0
1
2
3
4
5
6
7
VCC [V]
DS07–12559–2
TA = + 85 °C
TA = + 25 °C
TA = − 40 °C
40
0
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
4.5
5.0
VCC [V]
43
MB89480 シリーズ
■ マスクオプション一覧表
N
O
品 種
指定方法
MB89485 MB89485L MB89P485 MB89P485L
マスク発注時に指定
昇圧回路の選択(KSV)
1 ・内部分割抵抗
・昇圧回路
選択可
OTPROM 内容保護機能
2 ・保護機能なし
・保護機能あり
メインクロック発振安定待ち時間
(OSC) の選択
3 約 214/FCH(約 1.3 ms)
約 217/FCH(約 10.5 ms)
約 218/FCH(約 21.0 ms)
電源安定待ち時間の選択
4 ・なし
・217/FCH
44
⎯
選択可
OSC
選択可
なしに固定
設定不可
101/103: 内部分割抵抗
102/104: 昇圧回路
101/102: 保護なし
103/104: 保護あり
218/FCH
(約 21.0 ms)
217/FCH
なしに固定
MB89PV480
設定不可
101: 内部分割抵抗
102: 昇圧回路
⎯
218/FCH
(約 21.0 ms)
なしに固定
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
■ オーダ型格
型 格
MB89485PMC
MB89P485-101PMC
MB89P485-102PMC
MB89P485-103PMC
MB89P485-104PMC
MB89485LPMC
MB89P485L-101PMC
MB89P485L-102PMC
MB89P485L-103PMC
MB89P485L-104PMC
パ ッ ケ ー ジ
プラスチック・LQFP,64 ピン
(FPT-64P-M23)
MB89485P-SH
MB89P485-101P-SH
MB89P485-102P-SH
MB89P485-103P-SH
MB89P485-104P-SH
MB89485LP-SH
MB89P485L-101P-SH
MB89P485L-102P-SH
MB89P485L-103P-SH
MB89P485L-104P-SH
プラスチック・SH-DIP,64 ピン
(DIP-64P-M01)
MB89PV480-101C-SH
MB89PV480-102C-SH
セラミック・MDIP,64 ピン
(MDP-64C-P02)
MB89PV480-101CF
MB89PV480-102CF
セラミック・MQFP,64 ピン
(MQP-64C-P01)
DS07–12559–2
備 考
101: 内部分割抵抗あり , 内容保護なし
102: 昇圧回路あり , 内容保護なし
103: 内部分割抵抗あり , 内容保護あり
104: 昇圧回路あり , 内容保護あり
45
MB89480 シリーズ
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・SH-DIP, 64 ピン
リードピッチ
1.778mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
17 × 58mm
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
5.65mm MAX
(DIP-64P-M01)
プラスチック・SH-DIP, 64 ピン
(DIP-64P-M01)
注)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
+0.22
+.009
58.00 –0.55 2.283 –.022
INDEX-1
17.00±0.25
(.669±.010)
INDEX-2
+0.70
4.95 –0.20
+.028
.195 –.008
+0.50
0.70 –0.19
+.020
.028 –.007
0.27±0.10
(.011±.004)
+0.20
3.30 –0.30
.130
+.008
–.012
1.378
.0543
C
+0.40
–0.20
+.016
–.008
1.778(.0700)
0.47±0.10
(.019±.004)
19.05(.750)
+0.50
0.25(.010)
M
2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED D64001S-c-4-6
1.00 –0
.039
+.020
–.0
0~15
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
46
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
プラスチック・LQFP, 64 ピン
リードピッチ
0.65mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
12.0 × 12.0mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.70mm MAX
コード(参考)
P-LFQFP64-12×12-0.65
(FPT-64P-M23)
プラスチック・LQFP, 64 ピン
(FPT-64P-M23)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
14.00±0.20(.551±.008)SQ
*12.00±0.10(.472±.004)SQ
48
0.145±0.055
(.0057±.0022)
33
49
32
0.10(.004)
Details of "A" part
+0.20
1.50 –0.10
+.008
(Mounting height)
.059 –.004
0.25(.010)
INDEX
0~8˚
64
17
1
"A"
16
0.65(.026)
0.32±0.05
(.013±.002)
0.13(.005)
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
0.10±0.10
(.004±.004)
(Stand off)
M
©2003-2008
FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64034S-c-1-2
C
2003 FUJITSU LIMITED F64034S-c-1-1
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
DS07–12559–2
47
MB89480 シリーズ
セラミック・MDIP, 64 ピン
リードピッチ
1.778mm (70mil)
ロースペース
19.05mm (750mil)
マザーボードの材質
セラミック
搭載している
ソケットの材質
プラスチック
(MDP-64C-P02)
セラミック・MDIP, 64 ピン
(MDP-64C-P02)
0°~9°
56.90±0.64
(2.240±.025)
15.24(.600)
TYP
18.75±0.30
(.738±.012)
2.54±0.25
(.100±.010)
33.02(1.300)REF
INDEX AREA
0.25±0.05
(.010±.002)
1.27±0.25
(.050±.010)
10.16(.400)MAX
1.778±0.25
(.070±.010)
C
19.05±0.30
(.750±.012)
+0.13
0.46 –0.08
+.005
.018 –.003
55.12(2.170)REF
0.90±0.13
(.035±.005)
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64002SC-1-5
3.43±0.38
(.135±.015)
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
48
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
(続き)
セラミック・MQFP, 64 ピン
リードピッチ
1.00mm
リード形状
ストレート
マザーボード
の材質
セラミック
搭載している
ソケットの材質
プラスチック
(MQP-64C-P01)
セラミック・MQFP, 64 ピン
(MQP-64C-P01)
18.70(.736)TYP
INDEX AREA
16.30±0.33
(.642±.013)
15.58±0.20
(.613±.008)
12.00(.472)TYP
+0.40
1.20 Ð0.20
1.00±0.25
(.039±.010)
+.016
.047 Ð.008
1.00±0.25
(.039±.010)
1.27±0.13
(.050±.005)
18.12±0.20
12.02(.473)
(.713±.008)
TYP
10.16(.400)
14.22(.560)
TYP
TYP
22.30±0.33
(.878±.013)
0.30(.012)
TYP
24.70(.972)
TYP
1.27±0.13
(.050±.005)
0.30(.012)TYP
7.62(.300)TYP
0.40±0.10
(.016±.004)
18.00(.709)
TYP
0.40±0.10
(.016±.004)
+0.40
1.20 Ð0.20
+.016
.047 Ð.008
9.48(.373)TYP
11.68(.460)TYP
0.50(.020)TYP
C
10.82(.426)
0.15±0.05 MAX
(.006±.002)
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64004SC-1-4
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
DS07–12559–2
49
MB89480 シリーズ
■ 本版での主な変更内容
ページ
場所
変更箇所
⎯
⎯
シリーズ名の記述を変更
MB89480/MB89480L シリーズ → MB89480 シリーズ
⎯
⎯
パッケージ変更
FPT-64P-M09 → FPT-64P-M23
15
■ パラレルライタによる
MB89P485/P485L 搭載 OTPROM の 「1. ROM ライタ用アダプタと推奨 ROM ライタ」の項目を削除
書込みについて
16
■ ピギー / エバチップ搭載 EPROM
「2. 書込みアダプタ」の項目を削除
の書込みについて
■ 電気的特性
ゼロトランジション電圧 , フルスケールトランジション電圧の単位を
修正
mV → V
35
5. A/D 変換部電気的特性
44
■ マスクオプション一覧表
MB89P485 と MB89P485L に OTPROM 内容保護機能あり (103/104 オプ
ション ) を追加
■ オーダ型格
オーダ型格を変更
MB89485PFM → MB89485PMC
MB89485LPFM → MB89485LPMC
MB89P485-101PFM → MB89P485-101PMC
MB89P485-102PFM → MB89P485-102PMC
MB89P485L-101PFM → MB89P485L-101PMC
MB89P485L-102PFM → MB89P485L-102PMC
オーダ型格を追加
MB89P485-103PMC
MB89P485-104PMC
MB89P485L-103PMC
MB89P485L-104PMC
MB89P485-103P-SH
MB89P485-104P-SH
MB89P485L-103P-SH
MB89P485L-104P-SH
備考に内容保護あり・なしのオプションを追加
■ パッケージ • 外形寸法図
パッケージの図を変更
FPT-64P-M09 → FPT-64P-M23
45
47
変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。
50
DS07–12559–2
MB89480 シリーズ
MEMO
DS07–12559–2
51
MB89480 シリーズ
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
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お問い合わせ先
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どについては , 当社はその責任を負いません。
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伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
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