本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–12555–3 マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル CMOS ® MB89560A シリーズ MB89567A/567AC/P568/PV560 ■ 概 要 MB89560A シリーズは,ASIC (Application Specific IC) 対応が可能なオリジナル 8 ビットワンチップマイクロコントロー ラであるF2MC*-8Lファミリの汎用品の一つとして開発された製品です。コンパクトな命令体系に加えて,LCDコントロー ラ・ドライバ,A/D コンバータ,I2C インタフェース,タイマ,UART,シリアルインタフェース,2 チャンネル PWM タイマ, PWC タイマ,外部割込みなどの豊富な周辺機能を内蔵した汎用ワンチップマイクロコントローラです。 特に LCD コント ローラ・ドライバは LCD のデューティ駆動とスタティック駆動を同時に制御することができます。 *: F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。 ■ 特 長 ・F2MC-8L ファミリ CPU コア ・コントローラに最適な命令体系:乗除算命令,16 ビット演算命令,テスト&ブランチ命令,ビット操作命令など ・低電圧動作 (A/D コンバータ未使用時 ) ・低消費電流 (2 系統のクロック制御が可能 ) ・最小命令実行時間:0.32 μs/3.5 V ∼ 5.5 V (12.5 MHz 時 ) ・2 種類のプログラマブルパルスジェネレータ (PPG):6 ビットおよび 12 ビット ・I2C インタフェース ・3 種類のシリアル I/F 8 ビットシリアル I/O UART/SIO 高速 UART ( 転送レート:300bps ∼ 192000bps/10MHz) (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2002-2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2009.5 MB89560A シリーズ (続き) ・I/O ポート: 最大 50 本 ・21 ビットタイムベースタイマ ・2 チャネル 8 ビット PWM タイマ ・8/16 ビット タイマ / カウンタ (8 ビット× 2 ch または 16 ビット× 1 ch) ・8 ビット PWC タイマ ・ウォッチドッグタイマ ・時計プリスケーラ (17 ビット ) ・10 ビット A/D コンバータ:8 チャネル ・外部割込み 1:8 チャネル ・外部割込み 2 ( ウェイクアップ ):4 チャネル ・LCD コントローラ / ドライバ:24SEG × 4COM ( 最高 96 画素,デューティLCD モード, スタティック LCD モード ) ・LCD 駆動用昇圧回路内蔵 ( オプションより選択 ) ・ワイルドレジスタ ( 最大 6 アドレス ) ・低消費電力モード ( ストップモード,スリープモード,時計モード,サブクロックモード ) ・LQFP-80 パッケージ , QFP-80 パッケージ ・CMOS 構造 ■ 品種構成 品名 項目 分類 ROM 容量 RAM 容量 CPU 機能 ポート MB89567A MB89567AC MB89P568 MB89PV560 量産品 ( マスク ROM 品 ) ワンタイム品 ピギー / エバ品 ( 評価・開発用 ) 32 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) 48 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) 56 K × 8 ビット ( 外付け ROM) 1 K × 8 ビット 基本命令数:136 命令 命令ビット長:8 ビット 命令長:1 ∼ 3 バイト データビット長:1,8,16 ビット長 最小命令実行時間:0.32 μs/12.5 MHz 割込み処理時間:2.88 μs/12.5 MHz 汎用入出力ポート (N-ch オープンドレイン ) : 20 本 (2 本は I2C と兼用 ,16 本は LCD と兼用, 残りはリソースと兼用 ) 汎用入出力専用ポート (CMOS) : 30 本 ( リソースと兼用 ) 合 計 : 50 本 ウォッチドッ リセット発生周期: メインクロック最小 221/FCH*7 グタイマ サブクロック最小 214/FCL*7 21 ビット タイムベース 21 ビット割込みサイクル : 213/FCH*7, 215/FCH*7, 218/FCH*7, 222/FCH*7 タイマ 2 チャネル 8 ビット PWM タイマ 8 ビットインターバルタイマ動作 ( 方形波出力可,動作クロック周期 1 tinst, 8 tinst, 16 tinst, 64 tinst) 8 ビット分解能 PWM 動作 ( 変換周期 128 × 1 tinst ∼ 256 × 64 tinst) カウントクロックに 8/16 ビットタイマ / カウンタ出力を選択可 10 ビット A/D コンバータ *2 10 ビット精度× 8 チャネル A/D 変換モード ( 変換時間 60 tinst) 内部タイマ ( タイムベースタイマ出力または 8/16 ビットタイマ / カウンタによる連続起動可 ) 外部割込み 1 ( ウェイク アップ ) 8 チャネル独立 ( 割込みベクタ要求フラグ要求出力許可 ) エッジ選択 ( 立上り / 立下り可 ) ストップ / スリープ / 時計モードからの解除にも使用 ( ストップモードでもエッジ検出可 ) 外部割込み 2 ( ウェイク アップ ) 4 チャンネル (“L”レベル割込み入力許可独立 ) ストップ / スリープ / 時計モードからの解除にも使用 ( ストップモードでも“L”レベル検出可 ) (続く) 2 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (続き) 品名 MB89567A 項目 パルス幅 カウント タイマ (PWC) MB89567AC MB89P568 MB89PV560 8 ビットタイマ動作 ( カウントクロック周期 1 tinst, 4 tinst, 32 tinst) 8 ビットリロードタイマ動作 ( トグル出力可動作クロック周期 1 tinst ∼ 32 tinst) 8 ビットパルス幅測定 ( 連続測定可:H 幅または L 幅,“立上り∼立上り”または“立下り∼立下り” および“立上り∼立上り”周期 ) 8/16 ビット タイマ カウンタ 8 ビットタイマ / カウンタ動作 2 チャンネル ( タイマ 1 およびタイマ 2 各動作クロック独立 ) または 16 ビットタイマ / カウンタ動作 タイマ 1 または 16 ビットタイマ / カウンタ動作時は外部クロック入力によるカウント動作 17 ビット 割込み周期:31.25 ms,0.25 s,0.5 s, 1.00 s, 2.00 s, 4.00 s / 32.768 kHz 時計 プリスケーラ 6 ビット PPG タイマ 内部 6 ビットカウンタ 出力周波数:パルス幅および周期は選択可 12 ビット PPG タイマ 内部 12 ビットカウンタ 出力周波数:パルス幅および周期は選択可 I2C インタ フェース *4 8 ビット シリアル I/O 不可 1 チャンネル 8 ビット長 LSB ファースト /MSB ファースト選択可 転送クロック ( 外部シフトクロック,内部シフトクロック 2 tinst,8 tinst,32 tinst) *5 UART/ SIO 転送データ長:UART は 7, 8 ビット , SIO は 8 ビット 転送レート (1201 bps ∼ 78125 bps / 10 MHz メインクロック ) サブクロックモードで使用可 高速 UART 転送データ長:4,6,7,8 ビット 転送レート (300 bps ∼ 192000 bps/9.216 MHz メインクロック ) サブクロックモードで使用可 LCD コントローラ ドライバ COM 出力 :4 ( 最大 ) SEG 出力 :24 ( 最大 ) LCD 駆動電源 ( バイアス ) 端子 :4 LCD 表示 RAM 容量 :12 バイト (24 × 4 ビット最高 96 画素 ) デューティ LCD モードおよびスタティック LCD モード LCD 駆動用昇圧回路内蔵 ( オプション ) *1 LCD 駆動用分割抵抗内蔵 ( オプション ) ワイルド レジスタ 最大 6 バイトのデータを 6 つのアドレスに割り当て可能 ワイルドレジスタに特定のアドレスとデータを割り当てると ROM 空間内の 任意のデータを置き換え可能 ワイルドレジスタの設定はデバイスを介して異なる通信方法を使用 低消費電力 ( スタンバイ ) モード サブクロックモード,スリープモード,時計モード,ストップモード CMOS プロセス 動作電圧 *6 2.2 V ∼ 5.5 V 2.7 V ∼ 5.5 V 2.7 V ∼ 5.5 V*3 * 1:昇圧回路が使用された場合 LCD 駆動バイアスは 1/3 バイアスに固定となります ( マスクオプションより設定 ) 。 * 2:品種によっては電圧が異なります (「■ 電気的特性」参照 ) 。 * 3:使用 EPROM:MBM27C512-20 を外部 ROM に使用してください ( 動作電圧:4.5 V ∼ 5.5 V) * 4:I2C は Intel 社 SMB1.0 仕様および Philips 社 I2C 仕様です。 * 5:1 tinst = 1 インストラクションサイクル ( 実行時間 ) メインクロックの 1/4,1/8,1/16,または 1/64,およびサブク ロックの 1/2 * 6:使用周波数などの条件によって異なります (「■ 電気的特性」参照 ) 。 * 7:FCH:メインクロック原発振,FCL:サブクロック原発振 DS07–12555–3 3 MB89560A シリーズ ■ パッケージと品種対応 パッケージ MB89567A/ MB89567AC MB89P568-101 MB89P568-102 MB89PV560-101 MB89PV560-102 FPT-80P-M21 ○ ○ × FPT-80P-M06 ○ ○ × FPT-80P-M22 ○ ○ × MQP-80C-P01 × × ○ ○:あり ×:なし (注意事項)各パッケージの詳細は,「■ パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 ■ 品種間の相違点 1. メモリ空間 ワンタイム品などで評価する際には,実際に使用する品種との相違をよく確認のうえ,評価してください。特に,以下の 点にご注意願います。 ・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。 2. 消費電流 ・MB89PV560 では背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。 ・低速で動作させた場合には,OTPROM (EPROM) 搭載品種の消費電流はマスク ROM 搭載品種より多くなります。 ただし,スリープ / ストップモードの消費電流は同等となります。詳細は, 「■ 電気的特性」を参照してください。 3. マスクオプション オプションで選択できる機能,オプションの指定方法は品種により異なります。 「■ マスクオプション一覧表」で確認のうえご使用ください。 特に以下の点にご注意願います。 4. ワイルドレジスタ機能 ワイルドレジスタは以下のアドレス領域で使用できます。 デバイス アドレス MB89PV560 4000H ∼ FFFFH MB89P568 4000H ∼ FFFFH MB89567A/567AC 8000H ∼ FFFFH 5. P40,P41 MB89PV560/P568 の P40 および P41 端子の初期化には 64 カウントクロックの外部発振を必要とします。そのため,これ らの端子はパワーオン時に不安定になります。MB89567A/567ACの場合,パワーオン時これらの端子はHigh-Zとなります。 4 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ 端子配列図 80 79 78 77 76 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 SEG06 SEG05 SEG04 SEG03 SEG02 SEG01 SEG00 COM3 COM2 COM1 COM0 V3 V2 V1 V0 C0*2 C1*2 P47/PWC P46/UI/SI1 P45/UO/SO1 (Top view) 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 P44/UCK/SCK1 P43/PWM2/PPG2 P42/PWM1/EC1 P41/HCK*1/TO12 P40/WTO/TO11 P31/SDA P30/SCL Vcc P27/INT23 P26/INT22 P25/INT21 P24/INT20 P23/PPG1 P22/SCK P21/SO P20/SI X1 X0 MODA X1A P07/AN7 P06/AN6 P05/AN5 P04/AN4 P03/AN3 P02/AN2 P01/AN1 P00/AN0 AVss P17/INT17 P16/INT16 P15/INT15 P14/INT14 P13/INT13 P12/INT12 P11/INT11 C P10/INT10 RST X0A 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 SEG07 P50/SEG08 P51/SEG09 P52/SEG10 P53/SEG11 P54/SEG12 P55/SEG13 P56/SEG14 P57/SEG15 P60/SEG16 P61/SEG17 P62/SEG18 Vss P63/SEG19 P64/SEG20 P65/SEG21 P66/SEG22 P67/SEG23 AVR AVcc (FPT-80P-M21) (FPT-80P-M22) * 1:メインクロック発振の 2 分周間出力 * 2:LCD 昇圧回路内蔵品のみ ( 注意事項 ) *2 のマスクオプションの組合せについては「■ マスクオプション一覧表」を参照してください。 (続く) DS07–12555–3 5 MB89560A シリーズ 80 79 78 77 76 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 SEG04 SEG03 SEG02 SEG01 SEG00 COM3 COM2 COM1 COM0 V3 V2 V1 V0 C0*2 C1*2 P47/PWC (Top view) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 P46/UI/SI1 P45/UO/SO1 P44/UCK/SCK1 P43/PWM2/PPG2 P42/PWM1/EC1 P41/HCK*1/TO12 P40/WTO/TO11 P31/SDA P30/SCL Vcc P27/INT23 P26/INT22 P25/INT21 P24/INT20 P23/PPG1 P22/SCK P21/SO P20/SI X1 X0 MODA X1A X0A RST P05/AN5 P04/AN4 P03/AN3 P02/AN2 P01/AN1 P00/AN0 AVss P17/INT17 P16/INT16 P15/INT15 P14/INT14 P13/INT13 P12/INT12 P11/INT11 C P10/INT10 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 SEG05 SEG06 SEG07 P50/SEG08 P51/SEG09 P52/SEG10 P53/SEG11 P54/SEG12 P55/SEG13 P56/SEG14 P57/SEG15 P60/SEG16 P61/SEG17 P62/SEG18 Vss P63/SEG19 P64/SEG20 P65/SEG21 P66/SEG22 P67/SEG23 AVR AVcc P07/AN7 P06/AN6 (FPT-80P-M06) * 1:メインクロックの 2 分周間出力 * 2:LCD 昇圧回路内蔵品のみ ( 注意事項 ) *2 のマスクオプションの組合せについては「■ マスクオプション一覧表」を参照してください。 (続く) 6 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (続き) 80 79 78 77 76 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 SEG04 SEG03 SEG02 SEG01 SEG00 COM3 COM2 COM1 COM0 V3 V2 V1 V0 C0*2 C1*2 P47/PWC (Top view) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 100 99 98 97 96 95 94 *3 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 81 82 83 84 93 92 91 90 89 88 87 86 85 P46/UI/SI1 P45/UO/SO1 P44/UCK/SCK1 P43/PWM2/PPG2 P42/PWM1/EC1 P41/HCK*1/TO12 P40/WTO/TO11 P31/SDA P30/SCL Vcc P27/INT23 P26/INT22 P25/INT21 P24/INT20 P23/PPG1 P22/SCK P21/SO P20/SI X1 X0 MODA X1A X0A RST P05/AN5 P04/AN4 P03/AN3 P02/AN2 P01/AN1 P00/AN0 AVss P17/INT17 P16/INT16 P15/INT15 P14/INT14 P13/INT13 P12/INT12 P11/INT11 C P10/INT10 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 SEG05 SEG06 SEG07 P50/SEG08 P51/SEG09 P52/SEG10 P53/SEG11 P54/SEG12 P55/SEG13 P56/SEG14 P57/SEG15 P60/SEG16 P61/SEG17 P62/SEG18 Vss P63/SEG19 P64/SEG20 P65/SEG21 P66/SEG22 P67/SEG23 AVR AVcc P07/AN7 P06/AN6 (MQP-80C-P01) *1:メインクロックの 2 分周間出力 *2:LCD 昇圧回路内蔵品のみ *3:パッケージトップの端子配列(MB89PV560 のみ) ( 注意事項 ) *2 のマスクオプションの組合せについては「■ マスクオプション一覧表」を参照してください。 ・パッケージ上側の端子配列 (MB89PV560 のみ ) 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 81 N.C. 89 A2 97 N.C. 105 OE 82 A15 90 A1 98 O4 106 N.C. 83 A12 91 A0 99 O5 107 A11 84 A7 92 N.C. 100 O6 108 A9 85 A6 93 O1 101 O7 109 A8 86 A5 94 O2 102 O8 110 A13 87 A4 95 O3 103 CE 111 A14 88 A3 96 VSS 104 A10 112 VCC N.C.:内部接続がありますので使用しないでください。 DS07–12555–3 7 MB89560A シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 LQFP * 1 MQFP * 3 LQFP * 2 QFP * 4 43 45 端子名 回路形式 X0 44 46 X1 42 44 MODA 機 能 説 明 A メインクロック用の水晶などの振動子接続用端子です。 外部クロックを使用するときは X0 に入力し X1 は開放にしてくだ さい。 C メモリアクセスモード設定入力端子です。 Vss に直結してください。ヒステリシス入力です。 39 41 RST D リセット入出力端子です。 プルアップ抵抗付き CMOS 出力とヒステリシス入力になっていま す。内部のリセット要因により端子から "L" を出力します。また, "L" の入力によっても内部回路が初期化されます。 49 ∼ 52 51 ∼ 54 P24/INT20 ∼ P27/INT23 E CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 外部割込み 2 の入力 ( ウェイクアップ ) と兼用しています。外部割 込み 2 の入力は,ヒステリシス入力です。 38, 40, 36 ∼ 30 38 ∼ 32 P10/INT10 ∼ P17/INT17 E CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 外部割込み 1 の入力 ( ウェイクアップ ) と兼用しています。外部割 込み 1 の入力はヒステリシス入力です。 60 62 P44/UCK/ SCK1 E CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 高速 UART およびシリアル I/O のクロック入出力端子と兼用してい ます。リソースはヒステリシス入力です。 61 63 P45/UO/SO1 F CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 高速 UART およびシリアル I/O のデータ出力端子と兼用していま す。 62 64 P46/UI/SI1 G N-ch オープンドレインタイプの汎用入出力ポートです。 シリアル I/O および高速 UART のデータ出力端子と兼用していま す。リソースはヒステリシス入力です。 63 65 P47/PWC G N-ch オープンドレインタイプの汎用入出力ポートです。 PWC タイマのクロック入力端子と兼用しています。 リソースはヒステリシス入力です。 56 58 P40/WTO/ TO11 F CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 8/16 ビットタイマ / カウンタ出力端子および PWC 出力端子と兼用 しています。リソースはヒステリシス入力です。 57 59 P41/HCK/ TO12 F CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 8/16 ビットタイマ / カウンタ出力端子です。出力はメインクロック の 2 分周です。 45 47 P20/SI E CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 シリアル I/O のデータ入力端子と兼用しています。 リソースはヒステリシス入力です。 46 48 P21/SO F CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 シリアル I/O のデータ出力端子と兼用しています。 47 49 P22/SCK E CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 シリアル I/O のクロック入出力端子と兼用しています。 リソースはヒステリシス入力です。 48 50 P23/PPG1 F CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。6 ビット PPG タイマの 出力端子と兼用しています。 (続く) 8 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (続き) 端子番号 LQFP * 1 MQFP * 3 LQFP * 2 QFP * 4 端子名 回路形式 機 能 説 明 54 56 P30/SCL G N-ch オープンドレインタイプの汎用入出力ポートです。 I2C インタフェースのクロック入出力端子と兼用しています。 55 57 P31/SDA G N-ch オープンドレインタイプの汎用入出力ポートです。 I2C インタフェースのデータ入出力端子と兼用しています。 65 67 C0 64 66 C1 ― 昇圧電源回路内蔵品の容量の接続端子として動作します。 59 61 P43/PWM2/ PPG2 F CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 8 ビット PWM タイマ 1 の PWM 波出力端子,および 12 ビット PPG タイマの出力端子と兼用しています。 リソースはヒステリシス入力です。 58 60 P42/PWM1/ EC1 E CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 8/16 ビットタイマ / カウンタの外部クロック端子,および PWM 波 出力端子と兼用しています。 28 ∼ 21 30 ∼ 23 P00/AN0 ∼ P07/AN7 J CMOS タイプの汎用の入出力ポートです。 A/D コンバータのアナログ入力端子と兼用しています。 10 ∼ 12, 14 ∼ 18 12 ∼ 14, 16 ∼ 20 P60/SEG16 ∼ P67/SEG23 H N-ch オープンドレインタイプの汎用出力ポートです。 LCD コントローラ / ドライバ SEG 出力端子と兼用しています。 2∼9 4 ∼ 11 P50/SEG8 ∼ P57/SEG15 H N-ch オープンドレインタイプの汎用出力ポートです。 LCD コントローラ / ドライバ SEG 出力端子と兼用しています。 74 ∼ 80, 1 76 ∼ 80, 1∼3 SEG0 ∼ SEG7 I LCD コントローラ / ドライバ SEG 出力専用端子です。 70 ∼ 73 72 ∼ 75 COM0 ∼ COM3 I LCD コントローラ / ドライバ COM 出力専用端子です。 66 ∼ 69 68 ∼ 71 V0 ∼ V3 ― LCD 起動用電源端子です。 40 42 X0A 41 43 X1A B サブクロック用の水晶などの振動子接続用端子です。 ( 低速用:32.768 kHz) 53 55 Vcc ― 電源端子です。( + 5 V) 37 39 C ― 容量接続端子です。*5 13 15 Vss ― 電源 (GND) 端子です。 20 22 AVcc ― A/D コンバータの電源端子です。 19 21 AVR ― A/D コンバータの基準電圧入力端子です。 29 31 AVss ― A/D コンバータの電源端子です。 Vss と同じ電位で使用してください。 * 1:FPT-80P-M21 * 2:FPT-80P-M22 * 3:MQP-80C-P01 * 4:FPT-80P-M06 * 5: MB89PV560-101,MB89PV560-102 および MB89567A/567AC の場合は内部接続のない N.C. 端子となります。開放 にしても,VCC に固定しても,VSS に固定しても問題ありません。 MB89P568-101,MB89P568-102 の場合は,レギュレータ安定待ち時間の選択端子となりますので,必ず VSS に固定 してください。 DS07–12555–3 9 MB89560A シリーズ ・外付け EPROM 用端子 (MB89PV560 のみ ) 端子番号 端子名 I/O 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 A15 A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O アドレス出力端子です。 93 94 95 O1 O2 O3 I データ入力端子です。 96 VSS O 電源 (GND) 端子です。 98 99 100 101 102 O4 O5 O6 O7 O8 I データ入力端子です。 103 CE O ROM 用チップイネーブル端子です。 スタンバイ時には“H”を出力します。 104 A10 O アドレス出力端子です。 105 OE/VPP O ROM 用出力イネーブル端子です。 常に“L”を出力します。 107 108 109 A11 A9 A8 O 110 A13 O 111 A14 O 112 VCC O EPROM 用電源端子です。 81 92 97 106 N.C. ― 内部接続端子です。必ず開放にしてください。 10 機 能 説 明 アドレス出力端子です。 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ 入出力回路形式 分 類 回 路 備 考 A ・高速用(メインクロック原発振) ・発振帰還抵抗 約 1 MΩ (5 V 時) X1 N-ch P-ch P-ch X0 N-ch メインクロック制御信号 B ・低速用(サブクロック原発振) ・発振帰還抵抗 約 4.5 MΩ (5 V 時) X1A N-ch P-ch X0A N-ch サブクロック制御信号 C ・ヒステリシス入力 D ・出力プルアップ抵抗(Pch) 約 50 kΩ (5 V 時) ・ヒステリシス入力 ・CMOS 出力 R P-ch N-ch E R プルアップ 制御レジスタ P-ch P-ch ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・リソースはヒステリシス入力 ・プルアップ抵抗オプション選択可 約 50 kΩ (5 V 時) N-ch ポート リソース (続く) DS07–12555–3 11 MB89560A シリーズ (続き) 分 類 回 路 備 考 F R プルアップ 制御レジスタ P-ch ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・プルアップ抵抗オプション選択可 約 50 kΩ (5 V 時) P-ch N-ch ポート G ・CMOS 入力 ・N-ch オープンドレイン出力 ・リソースはヒステリシス入力 (P30, P31はI2C用のORタイプ入力) N-ch ポート リソース H ・LCD コントローラ・ドライバセグメ ント出力 ・N-ch オープンドレイン入出力 ・CMOS 入力 P-ch N-ch P-ch N-ch N-ch ポート I ・LCD コントローラ・ドライバ ・コモン / セグメント出力 P-ch N-ch P-ch N-ch J R プルアップ 制御レジスタ P-ch P-ch ・汎用 CMOS 入出力 ・アナログ入力(A/D コンバータ) ・プルアップ抵抗オプション選択可 約 50 kΩ(5 V 時) (アナログ入力として使用する場合 , プルアップ抵抗禁止) N-ch ADEN ポート アナログ入力 12 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ デバイスの取扱いについて 1. ラッチアップの防止 CMOS ICでは, 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子にVCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合,または VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合に,ラッチアップ現象を生じることがあります。 ラッチアップが起きると電源電流が激増し, 素子の熱破壊の恐れがありますので, 使用に際しては最大定格を超えるこ とのないよう十分に注意してください。 アナログ系の電源投入時および切断時においてもアナログ電源 (AVCC,AVR) とアナログ入力は,デジタル電源 (VCC) を 超えないように注意してください。 2. 未使用入力端子の処理 使用していない入力端子を開放のままにしておくと, 誤動作の原因になることがありますのでPull up または Pull downなどの処置をしてください。 3. A/D コンバータおよび D/A コンバータ搭載品種の電源端子処理 A/D コンバータおよび D/A コンバータを使用しない場合においても,AVCC = DVCC = VCC,AVSS = AVR = VSS に接続し てください。 4. N.C. 端子の処理 N.C. ( 内部接続 ) 端子は,必ず開放にして使用してください。 5. 電源電圧の変動について VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが, この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作 を生じることがありますので,ICへの供給電圧はできるだけ安定化するよう心がけてください。安定化の基準として,商 用周波数 (50 Hz ∼ 60 Hz) でのVCC リプル変動 (P − P 値 ) は標準 VCC 値の 10% 以下に,また電源の切替え時などの瞬時 変化においては,過渡変動率が 0.1V/ms 以下になるよう電源を抑えることを推奨いたします。 6. 外部クロック使用時の注意 外部クロック使用時においても, パワーオンリセットおよびストップモードからの解除には, 発振安定時間がとられま す。 7. LCD 専用の未使用端子の処理 LCD 専用出力端子が未使用の場合,端子を開放してください。 8. セグメント端子兼用ポート セグメント端子と兼用のポートを使用する場合,ポートへの入力電圧が V3 ( セグメント駆動電圧 ) を超えないようにし てください。昇圧回路内蔵の品種は特に注意が必要です。パワーオン時およびリセット時にセグメント端子は初期値“L”を 出力します。 9. LCD が使用されない場合 LCD が使用されていない場合,V3 端子を Vcc に接続し,その他の LCD 専用端子を開放してください。 10.ワイルドレジスタ機能 MB89PV560 ではワイルドレジスタ機能の評価はできません。ワイルドレジスタ機能評価には MB89P568 を使用してく ださい。 11.RAM 上でのプログラム実行について MB89PV560 を使用した場合でも,RAM 上におけるプログラム実行のデバッグはできません。 12.外部リセット端子 (RST) へのノイズの注意について 外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力された場合,誤動作を起こすことがあります。外部リ セット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにして下さい。 DS07–12555–3 13 MB89560A シリーズ ■ MB89P568 の EPROM 書込みについて MB89P568 は,MB89567A および MB89567AC のワンタイム PROM 版です。 1. 特長 ・48 K バイト PROM 搭載 ・EPROM モード時 (ROM ライタでの書込み時 ) MBM27C1001 相当となります。 2. メモリ空間 各モードのメモリ空間を以下に示します。 EPROM モード時 (ROM ライタ上の対応アドレス ) 通常動作モード時 0000 H I/O 0080 H RAM 0480 H アクセス禁止 4000 H 4000 H プログラム領域 PROM プログラム領域 PROM FFFF H FFFF H 3. EPROM への書込み方法 MB89P568 は,EPROM モードで MBM27C1001 相当の機能になるため,専用交換ソケットを使用することにより汎用 のEPROM ライタで書込みが可能です ( エレクトロニックシグネチャモードは使用できません ) 。 ・書込み方法 (1) EPROM ライタを MBM27C1001 の設定にする。 (2) プログラムデータを EPROM ライタの 4000 H ∼ FFFF H にロードする。 (3) EPROM ライタで 書込みを行う。 4. 推奨スクリーニング条件 OTPROM のマイコンプログラム未書込み品は実装前のスクリーニング方法として,高温エージングをお薦めいたしま す。 プログラム , ベリファイ 高温エージング + 150 °C, 48 h リード 実装 14 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ 5. 書込み歩留りについて OTPROM マイコンプログラム未書込み品は,その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。 したがっ て,必ずしも書込み歩留り 100% は保証できない場合があります。 DS07–12555–3 15 MB89560A シリーズ ■ ピギ / エバチップ搭載 EPROM の書込みについて 1. 使用 EPROM MBM27C512-20TV 2. メモリ空間 各モードでのメモリ空間を以下に示します。 通常動作モード時 EPROM モード時 (ROM ライタ上の対応アドレス ) 0000 H I/O 0080 H RAM 0480 H アクセス禁止 2000 H 2000 H プログラム領域 PROM プログラム領域 PROM FFFF H FFFF H 3. EPROM への書込み方法 (1) EPROM ライタを MBM27C512 の設定にする。 (2) プログラムデータを EPROM ライタの 2000 H ∼ FFFF H にロードする。 (3) EPROM ライタで 2000 H ∼ FFFF H の書込みを行う。 16 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ ブロックダイヤグラム X0 X1 ポ | N-ch オープンドレイン ト 3 入出力ポート I2C*2 メインクロック 発振回路 P30/SCL P31/SDA SIO クロック制御 P40/WTO/TO11 X0A X1A 高速 UART サブクロック 12 ビット PPG 時計プリスケーラ PWC 8 8 ポ | ト 1 内 外部割込み 1 ( ウェイクアップ ) CMOS 入出力ポート 21 ビット タイムベースタイマ P24/INT20 P27/INT23 P23/PPG1 4 6 ビット PPG ポ | ト 2 4 外部割込み 2 ( ウェイクアップ ) UART/SIO P20/SI P21/SO P22/SCK CMOS 入出力ポート 1 K バイト RAM F2MC-8L CPU P41/HCK*1/ TO12 P42/PWM1/EC1 *4 8 bit タイマ / カウンタ 1 ( タイマ 1) リセット回路 ( ウォッチドッグ タイマ ) RST P10/INT10~ P17/INT17 低電力発振回路 (32.768 kHz) 部 デ | タ P43/PWM2/ PPG2 ポ | ト 4 *4 8 bit タイマ / カウンタ 2 ( タイマ 2) P44/UCK/SCK1 P45/UO/SO1 P46/UI/SI1 8 bit PWM タイマ 2 P47/PWC 8 bit PWM タイマ 1 バ CMOS 入出力ポート (P46, P47 は N-ch オープン ドレイン ) ス N-ch オープンドレイン 出力ポート 8 LCD コントローラ ドライバ 8 24 × 4 ビット (12 ビット ) 表示用 RAM 4 4 ポ | ト 4 5 ・ 4 6 8 4 4 P54/SEG12~ P57/SEG15 SEG0~SEG7 COM0~COM3 オプション 8 バイト ROM その他の端子 MODA, C*5, VCC, VSS P50/SEG 8~ P53/SEG11 C0*3 C1*3 昇圧電源回路 CMOS 入出力ポート 32 K P64/SEG20~ P67/SEG23 V0~V3 ワイルドレジスタ *6 P60/SEG16~ P63/SEG19 10 bit A/D コンバータ ポ | ト 0 8 P00/AN0~ P07/AN7 AVcc AVR AVss * 1:メインクロック発振の 2 分周出力です。 * 2:MB89567A は I2C 非内蔵品です。 * 3:マスクオプションより選択。 * 4:16 ビットタイマカウンタの場合は,タイマ 1 出力およびタイマ 2 出力を接続してください。 * 5:MB89567A/567AC/PV560 では C 端子は NC 端子となります。 * 6:MB89P568 は 48 K バイト ROM です。 DS07–12555–3 17 MB89560A シリーズ ■ CPU コア 1. メモリ空間 MB89560A シリーズのメモリ空間は 64 K バイトであり, この空間の中に I/O,データ領域,プログラム領域のすべてを格 納します。I/O はアドレスの最下位近くにあり,データ領域はそのすぐ上に配置します。データ領域は,用途別にレジスタ領 域,スタック領域, ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域は正反対にアドレス空間の最上位付近 にあり, その中でも最も上位に割込み・リセットベクタやベクタコール命令のテーブルなどを配置します。 MB89560A シ リーズのメモリ空間の構造を以下に示します。 メモリ空間 MB89P568-101,102 MB89567A, MB89567AC 0000 H 0000 H 0000 H 0080 H 0080 H RAM 0100 H 0100 H 0100 H 0200 H 0480 H 0480 H *2 0492 H レジスタ レジスタ 0200 H 0480 H RAM RAM レジスタ 0200 H I/O I/O I/O 0080 H MB89PV560-101,102 0492 H *2 0492 H *2 アクセス アクセス 2000 H アクセス 4000 H 8000 H ROM FFC0 H FFFF H 外部 *1 ROM 外部 *1 ROM FFC0 H FFFF H FFC0 H FFFF H ベクタテーブル ( リセット・割込み・ベクタコール命令 ) * 1:MB89P568-101, 102 は OPTROM 内蔵 * 2:ワイルドレジスタ設定レジスタ 18 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ 2. レジスタ F2MC-8L ファミリには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ ります。専用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) :16 ビット長,命令格納位置を示します。 アキュムレータ (A) :16 ビット長,演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 テンポラリアキュムレータ (T) :16 ビット長,アキュムレータとの間で演算を行います。 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 インデックスレジスタ (IX) :16 ビット長,インデックス修飾を行うレジスタです。 エクストラポインタ (EP) :16 ビット長,メモリアドレスを示すポインタです。 スタックポインタ (SP) :16 ビット長,スタック領域を示します。 プログラムステータス (PS):16 ビット長,レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。 16 ビット 初期値 :プログラムカウンタ PC FFFDH :アキュムレータ 不定 :テンポラリアキュムレータ 不定 IX :インデックスレジスタ 不定 EP :エクストラポインタ 不定 SP :スタックポインタ 不定 PS :プログラムステータス A l フラグ= 0, lL1, 0 = 11 他ビットは不定 さらに,PSは上位8ビットがレジスタバンクポインタ (RP) ,下位8ビットがコンディションコードレジスタ (CCR ) と分 けることができます ( 下図参照 ) 。 ・プログラムステータスの構造 15 14 13 12 10 9 8 空き 空き 空き RP PS 11 7 6 H I RP 5 4 IL1 IL0 3 2 1 0 N Z V C CCR RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので, RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規 則になっています。 ・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 RP 上位 発生アドレス DS07–12555–3 オペコード下位 b0 "0" "0" "0" "0" "0" "0" "0" "1" R4 R3 R2 R1 R0 b2 b1 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A1 A0 A3 A2 19 MB89560A シリーズ CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと,割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ :演算の結果,bit 3 から bit 4 への繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外の場 合は 0 にクリアされます。このフラグは十進補正命令用です。 I フラグ :このフラグが 1 のとき割込みを許可し,0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。 IL1,0 :現在許可している割込みのレベルを示します。 このビットが示す値より強い割込み要求があった場合 のみ,割込み処理を行います。 IL1 IL0 0 0 0 1 1 0 2 1 1 3 割込みレベル 強弱 強い 1 弱い N フラグ :演算の結果,最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ,0 のとき 0 にクリアされます。 Z フラグ :演算の結果,0 であれば 1 にセットされ,それ以外のとき 0 にクリアされます。 V フラグ :演算の結果,2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ, 発生しなかったとき 0 にクリアさ れます。 C フラグ :演算の結果, bit 7 から繰上げや借越しが発生した場合,1 にセットされ,それ以外の場合は 0 にクリ アされます。また,シフト命令ではシフトアウトした値になります。 また,汎用レジスタとして,以下のものがあります。 汎用レジスタ:8 ビット長,データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで,メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り,全部で 32 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクはレジスタバンクポインタ (RP) で示します。 ・レジスタバンク構成 ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 32 バンク (MB89567A/567AC) メモリ領域 20 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ略称 レジスタ 00 H PDR0 ポート 0 データレジスタ 01 H DDR0 ポート 0 方向レジスタ 02 H PDR1 ポート 1 データレジスタ 03 H DDR1 ポート 1 方向レジスタ 04 H ∼ 06 H 書込み / 読出し 初期値 R/W XXXXXXXXB W 00000000B R/W XXXXXXXXB W 00000000B ( 空き領域 ) 07 H SYCC システムクロック制御レジスタ R/W XXXMM100B 08 H STBC スタンバイ制御レジスタ R/W 00010XXXB 09 H WDTC ウォッチドッグ制御レジスタ R/W 0XXXXXXXB 0A H TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W 00XXX000B 0B H WPCR 時計プリスケーラ制御レジスタ R/W 00XX0000B 0C H PDR2 ポート 2 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 0D H DDR2 ポート 2 方向レジスタ R/W 00000000B 0E H PDR3 ポート 3 データレジスタ R/W XXXXXX11B 0F H PDR4 ポート 4 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 10 H DDR4 ポート 4 方向レジスタ R/W XX000000B 11 H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W 00000000B R/W 00000000B 12 H ( 空き領域 ) PDR6 13 H ポート 6 データレジスタ 14 H ∼ 19 H ( 空き領域 ) 1A H T2CR タイマ 2 制御レジスタ R/W X00000X0B 1B H T2DR タイマ 2 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 1C H T1CR タイマ 1 制御レジスタ R/W X00000X0B 1D H T1DR タイマ 1 データレジスタ R/W XXXXXXXXB UART1 モード制御レジスタ 1 R/W 00000000B 1E H ∼ 21 H ( 空き領域 ) 22 H SMC11 23 H SRC1 UART1 レート制御レジスタ R/W XX011000B 24 H SSD1 UART1 ステータスアンドデータレジスタ R/W 00100X1XB R/W XXXXXXXXB 25 H SIDR1/SODR1 UART1 インプットデータレジスタ / UART1 アウトプットデータレジスタ 26 H SMC12 UART1 モード制御レジスタ 2 R/W XX100001B 27 H CNTR1 PWM 制御レジスタ 1 R/W 00000000B 28 H CNTR2 PWM 制御レジスタ 2 R/W 000X0000B 29 H CNTR3 PWM 制御レジスタ 3 R/W X000XXXXB 2A H COMR1 PWM コンペアレジスタ 1 W XXXXXXXXB (続く) DS07–12555–3 21 MB89560A シリーズ 書込み / 読出し 初期値 W XXXXXXXXB PWC パルス幅 制御レジスタ 1 R/W 000XX000B PCR2 PWC パルス幅 制御レジスタ 2 R/W 00000000B 2E H RLBR PWC リロードバッファレジスタ R/W XXXXXXXXB 2F H SMC21 UART2/SIO モード制御レジスタ 1 R/W 00000000B 30 H SMC22 UART2/SIO モード制御レジスタ 2 R/W 00000000B 31 H SSD2 UART2/SIO ステータスアンドデータレジスタ R/W 00001XXXB R/W XXXXXXXXB アドレス レジスタ略称 2B H COMR2 2C H PCR1 2D H 32 H レジスタ PWM コンペアレジスタ 2 SIDR2/SODR2 UART2/SIO インプットデータレジスタ / アウトプットデータレジスタ 33 H SRC2 UART2/SIO レート制御レジスタ R/W XXXXXXXXB 34 H ADC1 A/D 制御レジスタ 1 R/W X00000X0B 35 H ADC2 A/D 制御レジスタ 2 R/W X0000001B 36 H ADDL A/D データレジスタ L R/W XXXXXXXXB 37H ADDH A/D データレジスタ H R/W XXXXXXXXB 38 H RCR21 PPG 制御レジスタ 1(PPG2) R/W 00000000B 39 H RCR23 PPG 制御レジスタ 3(PPG2) R/W 0X000000B 3A H RCR22 PPG 制御レジスタ 2(PPG2) R/W XX000000B 3B H RCR24 PPG 制御レジスタ 4(PPG2) R/W XX000000B 3C H ∼ 3E H ( 空き領域 ) 3F H EIC1 外部割込み 1 制御レジスタ 1 R/W 00000000B 40 H EIC2 外部割込み 1 制御レジスタ 2 R/W 00000000B 41 H EIC3 外部割込み 1 制御レジスタ 3 R/W 00000000B 42 H EIC4 外部割込み 1 制御レジスタ 4 R/W 00000000B R 00000000B 43 H ∼ 50 H ( 空き領域 ) 51 H IBSR I2C バスステータスレジスタ 52 H IBCR I2C バス制御レジスタ R/W 00000000B 53 H ICCR I2C クロック制御レジスタ R/W 000XXXXXB 54 H IADR I2C アドレスレジスタ R/W XXXXXXXXB 55 H IDAR I2C データレジスタ R/W XXXXXXXXB 56 H EIE2 外部割り込み 2 制御レジスタ R/W XXXX0000B 57 H EIF2 外部割り込み 2 フラグレジスタ R/W XXXXXXX0B 58 H RCR1 PPG 制御レジスタ 1(PPG1) R/W 00000000B 59 H RCR2 PPG 制御レジスタ 2(PPG1) R/W 0X000000B 5A H CKR クロック出力制御レジスタ R/W 00000000B 5B H LCR1 LCDC 制御レジスタ 1 R/W 00010000B 5C H LCR2 LCDC 制御レジスタ 2 R/W 00000000B 5D H LCR3 LCDC 制御レジスタ 3 R/W XX000000B (続く) 22 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (続き) アドレス レジスタ略称 5E H LDR1 レジスタ LCD データレジスタ 1 5F H 60 H ∼ 6B H 書込み / 読出し 初期値 R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB ( 空き領域 ) VRAM 表示データ RAM 6C H ∼ 6F H ( 空き領域 ) 70 H SMR シリアルモードレジスタ R/W 00000000B 71 H SDR シリアルデータレジスタ R/W XXXXXXXXB 72 H PURR0 プルアップ抵抗レジスタ 0 R/W 11111111B 73 H PURR1 プルアップ抵抗レジスタ 1 R/W 11111111B 74 H PURR2 プルアップ抵抗レジスタ 2 R/W 11111111B 75 H PURR4 プルアップ抵抗レジスタ 4 R/W XX111111B 76 H ( 空き領域 ) 77 H WREN ワイルドレジスタ許可レジスタ R/W XX000000B 78 H WROR ワイルドレジスタデータテストレジスタ R/W XX000000B 79 H ADEN A/D ポート入力許可レジスタ R/W 11111111B 7A H ( 空き領域 ) 7B H ILR1 割込みレベル設定レジスタ 1 W 11111111B 7C H ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 W 11111111B 7D H ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 W 11111111B 7E H ILR4 割込みレベル設定レジスタ 4 W 11111111B 7F H ITR 割込み試験レジスタ アクセス禁止 11111111B R/W :リード・ライト可 R :リードオンリ W :ライトオンリ 0 :このビットの初期値が“0” 1 :このビットの初期値が“1” X :このビットの初期値は不定 M :このビットの初期値はマスクオプションより決定 (注意事項)空き領域は使用しないでください。 DS07–12555–3 23 MB89560A シリーズ ■ ワイルドレジスタ I/O マップ レジスタ 書込み / 読出し 初期値 WRARH1 ワイルドレジスタハイバイトアドレスレジスタ 1 R/W XXXXXXXXB 481 H WRARL1 ワイルドレジスタローバイトアドレスレジスタ 1 R/W XXXXXXXXB 482 H WRDR1 ワイルドレジスタデータレジスタ 1 R/W XXXXXXXXB 483 H WRARH2 ワイルドレジスタハイバイトアドレスレジスタ 2 R/W XXXXXXXXB 484 H WRARL2 ワイルドレジスタローバイトアドレスレジスタ 2 R/W XXXXXXXXB 485 H WRDR2 ワイルドレジスタデータレジスタ 2 R/W XXXXXXXXB 486 H WRARH3 ワイルドレジスタハイバイトアドレスレジスタ 3 R/W XXXXXXXXB 487 H WRARL3 ワイルドレジスタローバイトアドレスレジスタ 3 R/W XXXXXXXXB 488 H WRDR3 ワイルドレジスタデータレジスタ 3 R/W XXXXXXXXB 489 H WRARH4 ワイルドレジスタハイバイトアドレスレジスタ 4 R/W XXXXXXXXB 48A H WRARL4 ワイルドレジスタローバイトアドレスレジスタ 4 R/W XXXXXXXXB 48B H WRDR4 ワイルドレジスタデータレジスタ 4 R/W XXXXXXXXB 48C H WRARH5 ワイルドレジスタハイバイトアドレスレジスタ 5 R/W XXXXXXXXB 48D H WRARL5 ワイルドレジスタローバイトアドレスレジスタ 5 R/W XXXXXXXXB 48E H WRDR5 ワイルドレジスタデータレジスタ 5 R/W XXXXXXXXB 48F H WRARH6 ワイルドレジスタハイバイトアドレスレジスタ 6 R/W XXXXXXXXB 490 H WRARL6 ワイルドレジスタローバイトアドレスレジスタ 6 R/W XXXXXXXXB 491 H WRDR6 ワイルドレジスタデータレジスタ 6 R/W XXXXXXXXB アドレス レジスタ略称 480 H R/W :リード • ライト可 R :リードオンリ W :ライトオンリ 0 :このビットの初期値が "0" 1 :このビットの初期値が "1" X :このビットの初期値は不定 M :このビットの初期値はマスクオプションにより決定 (注意事項)空き領域は使用しないでください。 24 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 (AVSS = VSS = 0.0 V) 項 目 記 号 定 格 値 単位 備 考 VSS + 6.0 V VSS − 0.3 VSS + 6.0 V MB89567A,MB89567AC, MB89P568,MB89PV560*1 AVR は AVcc+0.3V を超えないこと V0 ∼ V3 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V V0 ∼ V3 は,VCC を超えないこと ( 昇圧なしの場合 ) VPP VSS − 0.6 VSS + 13.0 V MB89P568 のみ VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P30,P31,P46,P47, P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 以外 VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 分割抵抗選択時 VSS − 0.3 V3 V P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 昇圧回路選択時 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V P30,P31,P46,P47 VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P30,P31,P46,P47, P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 以外 VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 分割抵抗選択時 VSS − 0.3 V3 V P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 昇圧回路選択時 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V P30,P31,P46,P47 最 小 最 大 VCC AVCC VSS − 0.3 AVR LCD 用電源電圧 プログラム電圧 電源電圧 入力電圧 出力電圧 “L”レベル最大出力電流 VI VO IOL 15 ― 30 4 mA P20 ∼ P27 以外 P20 ∼ P27 mA P20 ∼ P27 以外 *2 “L”レベル平均出力電流 IOLAV “L”レベル最大総出力電流 ΣIOL ― 100 mA “L”レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ― 60 mA *2 IOH ― mA P20 ∼ P27,P30,P31,P46, P47,P50 ∼ P57,P60 ∼ P67 以外 “H”レベル最大出力電流 ― 15 − 15 P20 ∼ P27*2 − 30 −4 “H”レベル平均出力電流 IOHAV “H”レベル最大総出力電流 ΣIOH ― − 50 “H”レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ― P20 ∼ P27 mA − 15 P20 ∼ P27 以外 *2 P20 ∼ P27*2 mA ― − 30 mA 消費電力 PD ― 300 mW 動作温度 TA − 40 + 85 °C 保存温度 Tstg − 55 + 150 °C *2 * 1:AVCC と VCC は同電位で使用してください。 AVR は AVCC + 0.3 V を超えないよう注意してください。 また,電源投入時など AVCC が VCC を超えないよう注意してください。 * 2:平均値 ( 動作電流×動作率 ) <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 DS07–12555–3 25 MB89560A シリーズ 2. 推奨動作条件 (AVSS = VSS = 0 V ) 項 目 電源電圧 LCD 用電源電圧 A/D コンバータ基準入力電圧 動作温度 記 号 規 格 値 単位 備 考 最 小 最 大 2.2* 5.5* V MB89567A および MB89567AC 1.5 5.5 V MB89567A および MB89567AC の ストップ時の RAM 状態保持 2.7* 5.5* V MB89PV560 および MB89P568 1.5 5.5 V MB89PV560 および MB89P568 の ストップ時の RAM 状態保持 V0 ∼ V3 Vss Vcc V 液晶電源範囲:昇圧なしの場合 ( 最適値は , 使用する液晶表示素 子によってきまります。) AVR 3.5 AVCC V TA − 40 + 85 °C VCC AVCC *:動作周波数,インストラクションサイクル,アナログ保証範囲により異なります。動作電圧−動作周波数 (MB89567A, MB89567AC) , 動作電圧−動作周波数 (MB89P568, MB89PV560) および「6. A/D 変換部電気的特性」を参照してくだ さい。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 26 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ 動作電圧−動作周波数 (MB89567A, MB89567AC) , 動作電圧−動作周波数 (MB89P568, MB89PV560) は外部発振の動作周 波数が 4/FCH インストラクションサイクルの場合を示しています。 動作電圧 (V) アナログ精度保証範囲:VCC = AVCC = 3.5 V ∼ 5.5 V 5.5 5.0 動作保証範囲 4.0 3.5 3.0 2.7 2.2 2.0 動作周波数 (MHz) 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 ( インストラクションサイクル= 4/Fc の時 ) 4.02.00.4 10.0 11.0 12.0 12.5 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (μs) 0.8 0.32 動作電圧−動作周波数 (MB89567A, MB89567AC) DS07–12555–3 27 MB89560A シリーズ アナログ精度保証範囲:VCC = AVCC = 3.5 V ∼ 5.5 V 動作電圧 (V) 5.5 5.0 4.5 動作保証範囲 4.0 3.5 3.0 2.7 2.5 2.2 動作保証:TA =− 10 °C ∼+ 55 °C (MB89P568 のみ ) 2.0 1.0 2.03.04.05.06.07.08.09.010.0 ( インストラクションサイクル= 4/Fc の時 ) 4.02.00.4 動作周波数 (MHz) 12.011.012.5 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (μs) 0.8 0.32 動作電圧−動作周波数 (MB89P568/MB89PV560) 動作電圧範囲はインストラクションサイクルによって異なりますので , 動作速度がギアなどにより変化した場合は最小 命令実行時間を参照して下さい。 <注意事項> 推奨動作条件は,半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は,全てこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると,信 頼性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目,使用条件,論理の組み合わせでの使用は,必ず事前に営業部門ま でご相談ください。 28 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ 3. 直流規格 ( 電源電圧 5.0 V 時 ) (AVCC = VCC = 5.0 V ,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C ) 項 目 “H”レベル 入力電圧 記号 端 子 名 条 件 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30, P31, P40 ∼ P45, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 VIHs RST, MODA, INT10 ∼ INT17, INT20 ∼ INT23, SI, SCK,EC1, UCK, SCK1, UI, SI1, PWC 規 格 値 単位 標準 最大 ― 0.7VCC ― VCC + 0.3 V CMOS ― 0.8VCC ― VCC + 0.3 V ヒステリシス ― VSS + 1.4 ― VSS + 5.5 V SMB 入力 バッファ選択 ― 0.7VCC ― VSS + 5.5 V I2C 入力 バッファ選択 VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30,P31, P40 ∼ P45, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 ― VSS − 0.3 ― 0.3VCC V CMOS VILS RST, MODA, INT10 ∼ INT17, INT20 ∼ INT23, SI, SCK, EC1, UCK, SCK1, UI, SI1, PWC ― VSS − 0.3 ― 0.2VCC V ヒステリシス ― VSS − 0.3 ― VSS + 0.6 V SMB 入力 バッファ選択 ― VSS − 0.3 ― 0.3VCC V I2C 入力 バッファ選択 ― VSS − 0.3 ― VCC + 0.3 V 分割抵抗選択 ― V3 V 昇圧回路選択 VIHSMB SCL, SDA VIHI2C “L”レベル 入力電圧 VILSMB SCL, SDA VILI2C オープン ドレイン 出力端子印加 電圧 “H”レベル 出力電圧 “L”レベル 出力電圧 入力リーク電流 (High-Z 出力 リーク電流 ) 備 考 最小 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 VD P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 P46, P47, P30, P31 VOH VOL ILI ― VSS − 0.3 ― VSS − 0.3 ― VSS + 5.5 V P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P40 ∼ P45 IOH = -2.0 mA 4.0 ― ― V P20 ∼ P27 IOH= -15.0 mA 4.0 ― ― V P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P30, P31, P40 ∼ P47, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67, RST IOL = 4.0 mA ― ― 0.4 V P20 ∼ P27 IOL = 15.0 mA ― ― 0.4 V −5 ― +5 μA プルアップ抵 抗なし指定時 −5 ― +5 μA 分割抵抗選択 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P40 ∼ P45 0.0 V < VI < VCC P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 0.0 V < VI < V3 −5 ― +5 μA 昇圧回路選択 MODA 0.0 V < VI < VCC − 10 ― + 10 μA MB89P568/ PV560 (続く) DS07–12555–3 29 MB89560A シリーズ (AVCC = VCC = 5.0 V ,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C ) 項 目 オープン ドレイン 出力リーク電流 記号 ILIOD 条 件 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 0.0 V < VI < VCC ― ― +5 μA 分割抵抗 選択 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 0.0 V < VI < V3 ― ― +5 μA 昇圧回路 選択 P30, P31, P46, P47 0.0 V < VI < VSS + 5.5V ― ― +5 μA P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P40 ∼ P45, RST プルアップ抵抗 RPULL プルダウン抵抗 RMODA MODA ICC1 ICC2 ICCS1 ICCS2 ICCL ICCLS ICCH LCD 分割抵抗 RLCD ― 最大 単位 備 考 VI = 0.0 V 25 50 100 kΩ VI = 3.0 V 50 100 200 kΩ MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 0.4 μs, メインクロック モード ― 15 20 mA MB89P568/ PV560 ― 8 13 mA MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 6.4 μs, メインクロック モード ― 5 8.5 mA MB89P568/ PV560 ― 1 3 mA MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 0.4 μs, スリープモード ― 5 7 mA MB89P568/ PV560 ― 2.5 5 mA MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 6.4 μs, スリープモード ― 1.5 3 mA MB89P568/ PV560 ― 0.7 2 mA MB89567A/ MB89567AC FCL = 32.768 kHz, サブクロックモード, TA =+ 25 °C ― 3 7 mA MB89P568/ PV560 ― 50 85 μA MB89567A/ MB89567AC FCL = 32.768 kHz, サブスリープモード, TA =+ 25 °C ― 30 50 μA MB89P568/ PV560 ― 15 30 μA MB89567A/ MB89567AC 5 15 μA MB89P568/ PV560 1.6 15 μA MB89567A/ MB89567AC 3 10 μA MB89P568/ PV560 1 10 μA MB89567A/ MB89567AC 500 750 kΩ FCL = 32.768 kHz, TA =+ 25 °C, 時計モード , メインストップ ICCT 最小 標準 プルアップ 抵抗あり指 定時 (RST 以外 ) VCC ( 外部クロック動作 ) 電源電流 *1 規 格 値 端 子 名 ― TA =+ 25 °C, サブストップモード ― VCC ∼ VSS 間 300 (続く) 30 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (続き) (AVCC = VCC = 5.0 V ,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C ) 項 目 記号 端 子 名 COM0 ∼ COM3 出力 インピーダンス RVCOM COM0 ∼ COM3 SEG0 ∼ SEG23 出力 インピーダンス RVSEG SEG0 ∼ SEG23 LCDC リーク電流 V0 ∼ V3, ILCDL COM0 ∼ COM3, SEG0 ∼ SEG23 入力容量 条 件 規 格 値 最小 標準 最大 単位 ― ― 5 kΩ ― ― 15 kΩ −1 ― 1 μA ― 10 ― pF 備 考 V1 ∼ V3 = 5.0 V CIN AVCC, AVSS, VCC, VSS 以外 ― f = 1 MHz * 1:電源電流の測定条件は外部クロックです。 * 2:tinst については,「5.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 (注意事項)LCD とポートの兼用端子 (P50 ∼ P57,P60 ∼ P67) は , ポート使用時にはポートの項目を ,LCD の端子として 使用するときは LCD の項目を参照して下さい。 DS07–12555–3 31 MB89560A シリーズ 4. 直流規格 ( 電源電圧 3.0 V 時 ) (AVCC = VCC = 3.0 V ,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C ) 項 目 “H”レベル 入力電圧 記号 端 子 名 条 件 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30, P31, P40 ∼ P45, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 VIHs RST,MODA, INT10 ∼ INT17, INT20 ∼ INT23, SI, SCK, EC1, UCK, SCK1, UI, SI1, PWC 規 格 値 単位 標準 最大 ― 0.7VCC ⎯ VCC + 0.3 V CMOS ― 0.8VCC ― VCC + 0.3 V ヒステリシス ― VSS + 1.4 ― VSS + 5.5 V SMB 入力 バッファ選択 ― 0.7VCC ― VSS + 5.5 V I2C 入力 バッファ選択 VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30, P31, P40 ∼ P45, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 ― VSS − 0.3 ― 0.3VCC V CMOS VILS RST, MODA, INT10 ∼ INT17, INT20 ∼ INT23, SI, SCK,EC1, UCK, SCK1, UI, SI1, PWC ― VSS − 0.3 ― 0.2VCC V ヒステリシス ― VSS − 0.3 ― VSS + 0.6 V SMB 入力 バッファ選択 ― VSS − 0.3 ― 0.3VCC V I2C 入力 バッファ選択 ― VSS − 0.3 ― VCC + 0.3 V 分割抵抗選択 ― V3 V 昇圧回路選択 VIHSMB SCL, SDA VIHI2C “L”レベル 入力電圧 VILSMB SCL, SDA VILI2C オープン ドレイン 出力端子印加 電圧 “H”レベル 出力電圧 “L”レベル 出力電圧 入力リーク電流 (High-Z 出力 リーク電流 ) 備 考 最小 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 VD P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 P46, P47, P30, P31 VOH ILI VSS − 0.3 VSS − 0.3 ― VSS + 5.5 V 2.4 ― ― V 2.4 ― ― V P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P30 ∼ P31, P40 ∼ P47, IOL = 4.0 mA P50 ∼ P57, P60 ∼ P67, RST ― ― 0.4 V P20 ∼ P27 ― ― 0.4 V −5 ― +5 μA プルアップ抵 抗なし指定時 −5 ― +5 μA 分割抵抗選択 ― P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, IOH =− 2.0 mA P40 ∼ P45 P20 ∼ P27 VOL ― IOH= − 10 mA IOL = 10 mA P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P40 ∼ P45 0.0 V < VI < VCC P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 0.0 V < VI < V3 −5 ― +5 μA 昇圧回路選択 MODA 0.0 V < VI < VCC − 10 ― + 10 μA MB89P568/ PV560 (続く) 32 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (AVCC = VCC = 3.0 V ,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C ) 項 目 オープン ドレイン 出力リーク電流 記号 ILIOD 端 子 名 条 件 規 格 値 最小 標準 最大 単位 備 考 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 0.0 V < VI < VCC ― ― +5 μA 分割抵抗 選択 P50 ∼ P57, P60 ∼ P67 0.0 V < VI < V3 ― ― +5 μA 昇圧回路 選択 P30, P31, P46, P47 0.0 V < VI < VSS + 5.5 V ― ― +5 μA プルアップ 抵抗値 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, RPULL P20 ∼ P27, P40 ∼ P45, VI = 0.0 V RST 50 100 200 kΩ プルアップ抵 抗あり指定時 (RST 以外 ) プルダウン 抵抗値 RMODA MODA VI = 3.0 V 50 100 200 kΩ MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 0.4 μs, メインクロック モード ― 6 10 mA MB89P568/ PV560 ― 4 9 mA MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 6.4 μs, メインクロック モード ― 1.5 3 mA MB89P568/ PV560 ― 0.4 2 mA MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 0.4 μs, スリープモード ― 2 4 mA MB89P568/ PV560 ― 1 3 mA MB89567A/ MB89567AC FCH = 10 MHz, tinst*2 = 6.4 μs, スリープモード ― 1 2 mA MB89P568/ PV560 ― 0.3 1.5 mA MB89567A/ MB89567AC FCL = 32.768 kHz, サブクロックモード, TA =+ 25 °C ― 1 3 mA MB89P568/ PV560 ― 25 60 μA MB89567A/ MB89567AC FCL = 32.768 kHz, サブスリープモード, TA =+ 25 °C ― 15 30 μA MB89P568/ PV560 ― 8 25 μA MB89567A/ MB89567AC 5 15 μA MB89P568/ PV560 1 14 μA MB89567A/ MB89567AC ICC1 ICC2 ICCS1 ICCS2 電源電流 * 1 VCC ( 外部クロック動作 ) ICCL ICCLS ICCT ICCH LCD 分割抵抗 RLCD ― FCL = 32.768 kHz, TA =+ 25 °C, 時計モード, メインストップ ― TA =+ 25 °C, サブストップモード ― 1 5 μA VCC ∼ VSS 間 300 500 750 kΩ (続く) DS07–12555–3 33 MB89560A シリーズ (続き) (AVCC = VCC = 3.0 V ,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C ) 項 目 記号 端 子 名 COM0 ∼ COM3 出力 インピーダンス RVCOM COM0 ∼ COM3 SEG0 ∼ 23 出力 インピーダンス RVSEG SEG0 ∼ SEG23 LCDC リーク電流 ILCDL 入力容量 条 件 規 格 値 最小 標準 最大 単位 ― ― 5 kΩ ― ― 15 kΩ −1 ― +1 μA ― 10 ― pF 備 考 V1 ∼ V3 = 3.0 V CIN V0 ∼ V3, COM0 ∼ COM3, SEG0 ∼ SEG23 AVCC, AVSS, VCC, VSS 以外 ― f = 1 MHz * 1:電源電流の測定条件は外部クロックです。 * 2:tinst については,「5.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 (注意事項)LCD とポートの兼用端子 (P50 ∼ P57,P60 ∼ P67) は , ポート使用時にはポートの項目を ,LCD の端子として 使用するときは LCD の項目を参照して下さい。 34 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ 5. 交流規格 (1) リセットタイミング (VCC = 5.0 V,AVSS = VSS = 0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 RST“L”パルス幅 記 号 条 件 tZLZH ― 規 格 値 最小 最大 48 tHCYL ― 単位 備 考 ns (注意事項)・tHCYL は X0 端子入力の発振周期 (1/FCH) です。 ・外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力された場合,誤動作を起こすことがありま す。外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。 t ZLZH RST 0.2 V CC 0.2 V CC (2) パワーオンリセット (AVSS = VSS = 0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 電源立上り時間 記 号 tR tOFF 電源断時間 条 件 ― 規 格 値 単位 最小 最大 0.5 50 ms 1 ― ms 備 考 繰返し動作のため (注意事項)選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。 例えば , メインクロックが 10 MHz (FCH), 発振安定時間選択オプションが 218/FCH に設定されている場合 , 発振 安定遅延時間は 26.2 ms になります。このため , パワーオン時の最大立上がり時間は , 26.2 ms になります。 急激な電源電圧の変化はパワーオン・リセットで起こる可能性があります。動作中に電源電圧を変化させる 場合は電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨いたします。 tOFF tR 2.0 V VCC DS07–12555–3 0.2 V 0.2 V 0.2 V 35 MB89560A シリーズ (3) クロックタイミング (AVSS = VSS = 0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 クロック周波数 記号 端 子 FCH FCL tHCYL クロックサイクルタイム 条件 規 格 値 単位 備 考 最 小 標 準 最 大 X0,X1 1 ― 12.5 X0A,X1A ― 32.768 ― kHz X0,X1 80 ― 1000 ns メインクロック ― 30.5 ― μs サブクロック tLCYL X0A,X1A ― MHz メインクロック サブクロック 入力クロックパルス幅 PWH PWL X0 20 ― ― ns 外部クロック時 入力クロック立上り,立下り時間 tCR tCF X0 ― ― 10 ns 外部クロック時 ・X0, X1 タイミングおよび印加条件 tHCYL PWH PWL tCF tCR 0.8 VCC 0.8 VCC X0 0.2 VCC 0.2 VCC 0.2VCC ・メインクロック印加条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0 外部クロック使用時 X0 X1 X1 開放 FCH C1 36 C2 FCH DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ・X0A, X1A タイミング tLCYL 0.7 VCC 0.7 VCC X0A 0.3 VCC 0.3 VCC 0.3 VCC 水晶振動子使用時 X0A X1A F CL C2 C1 ( 注意事項 ) 外部クロックは,使用禁止です。 (4) インストラクションサイクル (AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 インストラクション サイクル ( 最小命令実行時間 ) DS07–12555–3 記号 規 格 値 ( 標準 ) 単位 4/FCH,8/FCH,16/FCH,64/FCH μs F = 12.5 MHz 動作時 (4/FCH) tinst = 0.32 μs 2/FCL μs FCL = 32.768 kHz 動作時 tinst = 61.036 μs tinst 備 考 37 MB89560A シリーズ (5) シリアル I/O タイミング (VCC =+ 5.0 V,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK ↓→ SO 時間 条 件 規 格 値 単位 最 小 最 大 SCK,SCK1, UCK 2 tinst* ― μs tSLOV SCK,SCK1, SO,SO1, UCK,UO − 200 + 200 ns 有効 SI → SCK ↑ tIVSH SI,SCK, SI1,SCK1, UI,UCK 200 ― ns SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間 tSHIX SCK,SI, SCK1,SI1, UCK,UI 200 ― ns シリアルクロック“H”パルス幅 tSHSL 1 tinst* ― μs シリアルクロック“L”パルス幅 tSLSH 1 tinst* ― μs SCK ↓→ SO 時間 tSLOV SCK,SO, SCK1,SO1, UCK,UO 0 200 ns 有効 SI → SCK ↑ tIVSH SI,SCK, SI1,SCK1, UCK,UI 200 ― ns SCK ↑→ 有効 SI ホールド時間 tSHIX SCK,SI, SCK1,SI1, UCK,UI 200 ― ns 内部シフト クロック動作 SCK,SCK1, UCK 外部シフト クロック動作 備 考 *:tinst については,「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK SCK1 UCK 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC tSLOV 0.8 VCC SO SO1 UO 0.2 VCC tIVSH SI SI1 UI tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部シフトクロックモード tSLSH SCK SCK1 UCK 0.8 VCC 0.2 VCC SO SO1 UO SI SI1 UI 38 tSHSL 0.8 VCC 0.2 VCC tSLOV 0.8VCC 0.2 VCC tIVSH tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (6) 周辺入力タイミング (VCC = 5.0 V,AVSS = VSS = 0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記 号 周辺入力“H”レベルパルス幅 1 tILIH1 周辺入力“L”レベルパルス幅 1 tIHIL1 規 格 値 端 子 単位 最 小 最 大 2 tinst * ― μs 2 tinst * ― μs INT10 ∼ INT17, INT20 ∼ INT23, EC,PWC 備 考 *:tinst については,「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 tIHIL1 INT10 ∼ INT17, INT20 ∼INT23, EC,PWC 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–12555–3 tILIH1 0.8 VCC 0.2 VCC 39 MB89560A シリーズ (7) I2C タイミング (VCC = 5.0 V,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 規 格 値 記 号 端 子 条 件 最 小 最 大 単 位 備 考 スタートコンディション 出力 tSTA SCL SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × m*2 × n*3 − 20 1/4 tinst*1 × m*2 × n*3 + 20 ns マスタモード ストップコンディション 出力 tSTO SCL SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × (m*2 × n*3 + 8) − 20 1/4 tinst*1 × (m*2 × n*3 + 8) + 20 ns マスタモード スタートコンディション 検出 tSTA SCL SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × 6 + 40 ― ns ストップコンディション 検出 tSTO SCL SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × 6 + 40 ― ns リスタート コンディション出力 tSTASU SCL SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × (m*2 × n*3 + 8) − 20 1/4 tinst*1 × (m*2 × n*3 + 8) + 20 ns リスタート コンディション検出 tSTASU SCL SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × 4 + 40 ― ns SCL 出力 “L” 幅 tLOW SCL ⎯ 1/4 tinst*1 × m*2 × n*3 − 20 1/4 tinst*1 × m*2 × n*3 + 20 ns マスタモード SCL 出力 “H” 幅 tHIGH SCL ⎯ 1/4 tinst*1 × (m*2 × n*3 + 8) − 20 1/4 tinst*1 × (m*2 × n*3 + 8) + 20 ns マスタモード SDA 出力ディレー tDO SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × 4 − 20 1/4 tinst*1 × 4 + 20 ns 割込み後 SDA 出力設定時間 tDOSU SDA ⎯ 1/4 tinst*1 × 4 − 20 ― ns SCL 入力 “L” パルス幅 tLOW SCL ⎯ 1/4 tinst*1 × 6 + 40 ― ns SCL 入力 “H” パルス幅 tHIGH SCL ⎯ 1/4 tinst*1 × 2 + 40 ― ns SDA 入力設定時間 tSU SDA ⎯ 40 ― ns SDA 保持時間 tHO SDA ⎯ 0 ― ns マスタモード *4 * 1:t inst については,「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 * 2:m は ICCR CS4 および CS3 (bit4, bit3) による値となります。 * 3:n は ICCR CS2 から CS0 (bit2 ∼ bit0) による値となります。 * 4:割込み期間が SCL“L” 幅以上である場合となります。SDA,SCL 出力の規格値は,立ち上がり時間が 0 ns である場 合を仮定しています。 データ転送 ( マスタ / スレーブ ) tDO tDO tHO tSU SDA tDOSU ACK tSTASU tSTA tLOW SCL tHIGH 9 1 データ受信 ( マスタ / スレーブ ) tSU tDO tHO SDA 40 tDOSU ACK tHIGH SCL tDO 6 7 tSTO tLOW 8 9 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ 6. A/D 変換部電気的特性 (1) MB89567A/567AC 用 A/D コンバータ (AVCC=VCC=3.5 V ∼ 5.5 V,AVSS=VSS=0.0 V,TA= − 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 直線性誤差 ― ― 10 bit ― ― ± 3.0 LSB ― ― ± 2.5 LSB ― ― ± 1.9 LSB AVSS − 1.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 2.5 LSB V AVR − 3.5 LSB AVR − 1.5 LSB AVR + 1.5 LSB V ― ― 4 LSB ― 60 tinst*1 ― ― 16 tinst*1 ― ⎯ ― ― 10 μA ⎯ AVSS ― AVR V ⎯ ― 4 6 mA A/D 変換 動作時 IAH TA =+ 25 °C ― 1 5 μA A/D 変換 停止時 ⎯ ⎯ AVSS + 3.5 ― AVCC V A/D 動作時 ― 200 ― μA A/D 停止時 *2 ― ― 5 μA ⎯ ― VOT フルスケール トランジション電圧 VFST AVR=AVCC ― チャネル間バラツキ ― ⎯ A/D サンプリング時間 アナログポート入力電流 IAIN アナログ入力電圧 VAIN AN0 ∼ AN7 IA IR I AVR 1 LSB= (AVR − AVSS) / 1024 μs AVCC 電源電流 基準電圧供給電流 備 考 最 大 ゼロトランジション電圧 基準電圧 単位 標 準 微分直線性誤差 A/D モード変換時間 *3 規 格 値 最 小 分解能 総合誤差 条 件 * 1:tinst については,「5.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 * 2:A/D 変換が動作していない場合と,CPU がストップモードの場合 * 3:サンプリング時間を含む DS07–12555–3 41 MB89560A シリーズ (2) MB89P568/PV560 用 A/D コンバータ (AVCC=VCC=3.5 V ∼ 5.5 V,AVSS = VSS = 0.0 V,TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 分解能 総合誤差 直線性誤差 規 格 値 条 件 最 大 ― ― 10 bit ― ― ± 3.0 LSB ― ― ± 2.5 LSB ― ― ± 1.9 AVSS − 1.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 2.5 LSB LSB 1 LSB= (AVR − AVSS) / V 1024 AVR − 3.5 LSB AVR − 1.5 LSB AVR + 1.5 LSB V ― ― 4 LSB ― 60 tinst*1 ― ― ― 16 tinst* 1 ― ― ― ― 10 μA ― AVSS ― AVR V ⎯ ― 4 6 mA A/D 変換動作時 TA =+ 25 °C ― 1 5 μA A/D 変換停止時 ― AVSS + 3.5 ― AVCC V ― 400 ― μA ― ― 5 μA ― 微分直線性誤差 VOT フルスケール トランジション電圧 VFST AVR=AVCC ― チャネル間バラツキ A/D モード変換時間 *3 ― ― ― A/D サンプリング時間 アナログポート入力 電流 IAIN アナログ入力電圧 VAIN IA 電源電流 基準電圧 IAH AVCC ― IR 基準電圧供給電流 AN0 ∼ AN7 I AVR 備 考 標 準 ― ゼロトランジション電圧 単位 最 小 A/D 動作時 A/D 停止時 * 2 μs * 1:tinst については,「5.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 * 2:A/D 変換が動作していない場合と,CPU がストップモードの場合 * 3:サンプリング時間を含む 42 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (3) A/D コンバータ用語の定義 ・分解能 A/D 変換器により識別可能なアナログ変化 ・直線性誤差 ( 単位:LSB) デバイスのゼロトランジション点 “00 ( 0000 0000”←→“00 0000 0001”) とフルスケールトランジション点 “11 ( 1111 1110”←→“11 1111 1111”) とを結んだ直線と,実際の変換特性との偏差 ・微分直線性誤差 ( 単位:LSB) ・出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・総合誤差 ( 単位:LSB) 理想変換値と実際の変換値との差 理想入出力特性 3FF 総合誤差 3FF VFST 3FE デジタル出力 3FD 1.5 LSB 004 003 デジタル出力 3FE 3FD 実際の変換特性 {1 LSB × N + 0.5 LSB} 004 VNT 003 VOT 実際の変換特性 002 002 1 LSB 理想特性 001 001 0.5 LSB AVSS AVR アナログ入力 1 LSB = VFST − VOT 1022 (V) AVSS アナログ入力 デジタル出力 N の総合誤差= AVR VNT − {1 LSB × N + 0.5 LSB} 1 LSB (続く) DS07–12555–3 43 MB89560A シリーズ (続き) ゼロトランジション誤差 フルスケールトランジション誤差 004 理想特性 実際の変換特性 3FF 実際の変換特性 デジタル出力 デジタル出力 003 002 3FE VFST ( 実測値 ) 3FD 実際の変換特性 001 実際の変換特性 3FC VOT( 実測値 ) AVSS 微分直線性誤差 直線性誤差 3FF 理想特性 実際の変換特性 N+1 3FE {1 LSB × N + VOT} 実際の変換特性 デジタル出力 3FD デジタル出力 AVR AVSS AVR VFST VNT( 実測値 ) 004 003 V(N + 1)T N N−1 VNT 実際の変換特性 ( 実測値 ) 002 実際の変換特性 理想特性 N−2 001 VOT ( 実測値 ) AVR AVSS アナログ入力 アナログ入力 デジタル出力 N の直線性誤差= VNT − {1 LSB × N + 0.5 LSB} 1 LSB デジタル出力 N の微分直線性誤差= 44 AVR AVSS V (N + 1)T − VNT −1 1 LSB DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (4) 注意事項 ・アナログ入力端子の入力インピーダンスについて MB89560A シリーズの A/D コンバータは下図のようにサンプルホールド回路を内蔵しており,A/D 変換起動後 16 イン ストラクションサイクルの間にアナログ入力端子の電圧をサンプルホールド用のコンデンサに取り込みます。 そのためアナログ入力の外部回路の出力インピーダンスが高い場合,アナログ入力サンプリング期間内にアナログ入力 電圧が安定しないことがありますので,外部回路の出力インピーダンスは低くすること (10 kΩ 以下 ) を推奨いたします。 ・誤差について | AVR − AVSS |が小さくなるに従って,相対的に誤差は大きくなります。 アナログ入力等価回路 サンプルホールド回路 * C = 45 pF アナログ入力端子 コンパレータ アナログ入力インピーダンスが 10 kΩ 以上のときに約 0.1 μF の コンデンサを追加することを推 奨します。 R = 2.2k A/D 変換起動から 8 インストラクションサイクル後に アナログチャンネル選択 *:サンプルホールド回路の R と C の値は品種により下記のようになります。 MB89567A/MB89567AC:R ≒ 2.2 kΩ,C ≒ 45 pF MB89P568/MB89PV560:R ≒ 1.4 kΩ,C ≒ 64 pF DS07–12555–3 45 MB89560A シリーズ ■ 特性例 (1) “L”レベル出力電圧 VOL1 vs. IOL VCC = 2.5 V VCC = 3.0 V VCC = 4.0 V VCC = 5.0 V VCC = 3.5 V VCC = 4.5 V VCC = 5.5 V VCC = 6.0 V VCC = 6.5 V 1.0 0.9 0.8 VOL1 (V) 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 IOL (mA) (2) “H”レベル出力電圧 VCC - VOH1 (V) VCC - VOH1 vs. IOH 2.0 1.8 1.6 1.4 1.2 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 0 VCC = 3.5 V VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V VCC = 6.0 V VCC = 6.5 V 0 -2 -4 -6 -8 -10 IOH (mA) (3) “H”レベル入力電圧 /“L”レベル入力電圧 (CMOS 入力の場合 ) (4) “H”レベル入力電圧 /“L”レベル入力電圧 ( ヒステリシス入力の場合 ) CMOS 入力 ヒステリシス入力 5.0 5.0 4.5 4.0 3.5 3.5 3.0 3.0 2.5 VIHS 2.5 2.0 2.0 VILS 1.5 1.5 1.0 1.0 0.5 0.5 0.0 0.0 1 1 46 TA = + 25 °C 4.0 VIN (V) VIN (V) 4.5 TA = + 25 °C 2 3 4 VCC (V) 5 6 7 2 3 4 VCC (V) 5 6 7 VIHS:ヒステリシス特性で入力電圧を “H”レベルとするスレッシュホールド VILS:ヒステリシス特性で入力電圧を “L”レベルとするスレッシュホールド DS07–12555–3 MB89560A シリーズ (5) 電源電流 ( 外部クロック ) ICC1 vs. VCC ( マスク ROM 品 ) ICC2 vs. VCC ( マスク ROM 品 ) 1.2 15 TA = + 25 °C TA = + 25 °C FCH = 12.5 MHz FCH = 12.5 MHz 1.0 12 FCH = 10.0 MHz ICC2 (mA) ICC1 (mA) 0.8 9 FCH = 10.0 MHz 6 FCH = 4.2 MHz 3 0.6 FCH = 4.2 MHz 0.4 FCH = 3.0 MHz FCH = 3.0 MHz 0.2 FCH = 1.0 MHz FCH = 1.0 MHz 0 0.0 0 1 2 3 4 5 6 7 0 1 2 3 VCC (V) ICCS1 vs. VCC ( マスク ROM 品 ) 4.0 3.5 6 7 TA = + 25 °C 0.6 FCH = 12.5 MHz 5 ICCS2 vs. VCC ( マスク ROM 品 ) 0.7 TA = + 25 °C 4 VCC (V) FCH = 12.5 MHz 0.5 FCH = 10.0 MHz 2.5 2.0 1.5 FCH = 4.2 MHz 1.0 ICCS2 (mA) ICCS1 (mA) 3.0 FCH = 10.0 MHz 0.4 0.3 FCH = 4.2 MHz 0.2 FCH = 3.0 MHz FCH = 3.0 MHz 0.1 0.5 FCH = 1.0 MHz 0.0 FCH = 1.0 MHz 0.0 0 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) 0 1 2 3 4 VCC (V) 6 7 ICCT vs. VCC ( マスク ROM 品 ) ICCL vs. VCC ( マスク ROM 品 ) 4.0 100 TA = + 25 °C 3.6 TA = + 25 °C 3.2 80 60 FCL = 32.768 kHz 40 ICCT (μA) 2.8 ICCL (μA) 5 FCL = 32.768 kHz 2.4 2.0 1.6 1.2 20 0.8 0 0.4 0.0 0 1 2 3 4 VCC (V) 5 6 7 0 1 2 3 4 VCC (V) 5 6 7 (続く) DS07–12555–3 47 MB89560A シリーズ (続き) ICCLS (μA) ICCLS vs. VCC ( マスク ROM 品 ) 22 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 TA = + 25 °C 0 1 2 3 4 VCC (V) 5 6 IR vs. AVR IA VS. AVCC 4.0 3.5 3.0 200 180 TA = + 25 °C 160 140 FCH = 10.0 MHz IR (μA) 2.5 IA (mA) 7 2.0 TA = + 25 °C 120 100 80 1.5 60 1.0 40 0.5 20 0.0 0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 AVCC (V) AVR (V) (6) プルアップ抵抗値 Rpull vs.VCC 210 190 Rpull (kΩ) 170 150 130 110 90 70 TA = + 93 °C 50 TA = + 25 °C 30 TA = − 40 °C 10 2 48 3 4 5 VCC (V) 6 7 8 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ マスクオプション一覧表 品 種 MB89567A/ MB89567AC MB89P568 MB89PV560 指定方法 マスク発注時に指定 設定不可 設定不可 発振安定時間の初期値の選択 (FCH=10 MHz) 1 ・01: 214/FCH ( 約 1.6 ms) ・10: 217/FCH ( 約 13.1 ms) ・11: 218/FCH ( 約 26.2 ms) 選択可 218/FCH ( 約 26.2 ms) 218/FCH ( 約 26.2 ms) LCD 駆動電源 ・昇圧回路 2 ・内部分割抵抗 ( 外部分割抵抗使用可 ) 選択可 -101:内部分割抵抗 -102:昇圧回路 N O DS07–12555–3 -101:内部分割抵抗 -102:昇圧回路 49 MB89560A シリーズ ■ オーダ型格 型 格 MB89567APMC MB89567ACPMC MB89P568-101PMC MB89567APMC MB89567ACPMC MB89P568-102PMC MB89567APF MB89567ACPF MB89P568-101PF MB89567APF MB89567ACPF MB89P568-102PF MB89567APMC1 MB89567ACPMC1 MB89P568-101PMC1 MB89567APMC1 MB89567ACPMC1 MB89P568-102PMC1 MB89PV560-101CF MB89PV560-102CF 50 パ ッ ケ ー ジ 備 考 分割抵抗内蔵 プラスチック・LQFP,80 ピン (FPT-80P-M21) 昇圧回路内蔵 分割抵抗内蔵 プラスチック・QFP,80 ピン (FPT-80P-M06) 昇圧回路内蔵 分割抵抗内蔵 プラスチック・LQFP,80 ピン (FPT-80P-M22) 昇圧回路内蔵 セラミック・MQFP,80 ピン (MQP-80C-P01) 分割抵抗内蔵 昇圧回路内蔵 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 80 ピン (FPT-80P-M21) プラスチック・LQFP, 80 ピン (FPT-80P-M21) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 mm × 12.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm Max 質量 0.47 g コード(参考) P-LFQFP80-12×12-0.50 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ * 12.00±0.10(.472±.004)SQ 60 0.145±0.055 (.006±.002) 41 40 61 0.08(.003) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 .059 –.004 INDEX 0˚~8˚ 80 (Mounting height) 0.10±0.05 (.004±.002) (Stand off) 21 "A" LEAD No. 1 20 0.50(.020) 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) M ©2006-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F80035S-c-2-3 C 2006 FUJITSU LIMITED F80035S-c-2-2 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12555–3 51 MB89560A シリーズ プラスチック・QFP, 80 ピン リードピッチ 0.80mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14.00 × 20.00mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 3.35mm MAX コード(参考) P-QFP80-14×20-0.80 (FPT-80P-M06) プラスチック・QFP, 80 ピン (FPT-80P-M06) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 23.90±0.40(.941±.016) * 20.00±0.20(.787±.008) 64 41 40 65 0.10(.004) 17.90±0.40 (.705±.016) * 14.00±0.20 (.551±.008) INDEX Details of "A" part 25 80 0.25(.010) +0.30 3.05 –0.20 +.012 .120 –.008 (Mounting height) 1 24 0.80(.031) 0.37±0.05 (.015±.002) 0.16(.006) 0~8° M "A" C 2002-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F80010S-c-6-6 0.17±0.06 (.007±.002) 0.80±0.20 (.031±.008) 0.88±0.15 (.035±.006) +0.10 0.30 –0.25 +.004 .012 –.010 (Stand off) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 52 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ プラスチック・LQFP, 80 ピン (FPT-80P-M22) プラスチック・LQFP, 80 ピン (FPT-80P-M22) リードピッチ 0.65 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14.00 mm × 14.00 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm Max 質量 0.62 g コード(参考) P-LFQFP80-14×14-0.65 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 16.00±0.20(.630±.008)SQ * 14.00±0.10(.551±.004)SQ 60 0.145±0.055 (.006±.002) 41 40 61 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 +.008 1.50 –0.10 .059 –.004 (Mounting height) 0.25(.010) INDEX 0~8˚ 21 80 1 "A" 20 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M ©2007-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F80036S-c-1-2 C 2007 FUJITSU LIMITED F80036S-c-1-1 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12555–3 53 MB89560A シリーズ (続き) セラミック・MQFP, 80ピン リードピッチ 0.8mm リ ー ド 形 状 ストレート マザーボード の 材 質 セラミック 搭載している ソケットの材質 プラスチック (MQP-80C-P01) セラミック・MQFP, 80ピン (MQP-80C-P01) 18.70(.736)TYP 12.00(.472)TYP INDEX AREA 16.30±0.33 (.642±.013) 15.58±0.20 (.613±.008) 1.50(.059)TYP 1.00(.040)TYP 4.50(.177) TYP 1.27±0.13 (.050±.005) 22.30±0.33 (.878±.013) 24.70(.972) TYP 0.30(.012) TYP 0.80±0.25 (.0315±.010) 0.80±0.25 (.0315±.010) +0.40 1.20 –0.20 +.016 .047 –.008 INDEX AREA 18.12±0.20 12.02(.473) (.713±.008) TYP 10.16(.400) 14.22(.560) TYP TYP 18.40(.724) REF INDEX 1.27±0.13 (.050±.005) 6.00(.236) TYP 0.30(.012)TYP 7.62(.300)TYP 9.48(.373)TYP 11.68(.460)TYP 0.40±0.10 (.016±.004) 1.50(.059) TYP 1.00(.040) TYP 0.40±0.10 (.016±.004) +0.40 1.20 –0.20 +.016 .047 –.008 0.15±0.05 8.70(.343) (.006±.002) MAX C 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M80001SC-4-3 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ 54 DS07–12555–3 MB89560A シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 5 場所 ■端子配列図 36 37 *1 の説明を変更 (*1:メインクロックの 2 分周間出力 → *1:メインクロッ ク発振の 2 分周間出力です。) ■ブロックダイヤグラム *1 の説明を変更 (*1:原振の 2 分周出力となります。→ *1:メインクロック 発振の 2 分周間出力です。) ■電気的特性 5. 交流規格 (1) リセットタイミング RST "L" パルス幅 の 記号 を変更 ( ZLZH → tZLZH ) ■電気的特性 5. 交流規格 (3) クロックタイミング クロック周波数 の 記号 を変更 ( FC → FCH ) 17 35 変更内容 ・" 水晶発振使用時 " の図の FCL の位置を変更 ■電気的特性 5. 交流規格 (4) インストラクションタイミング インストラクションサイクル ( 最小命令実行時間 ) を変更 37 40 ■電気的特性 5. 交流規格 (7) I2C タイミング データ転送 ( マスタ / スレーブ ) を変更 ( tHO → tHIGH ) 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 DS07–12555–3 55 MB89560A シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部