ASAHI KASEI [AKD5365] AKD5365 AK5365評価用ボードRev.A 概 要 AKD5365は、96kHzレコーディングシステム向けの高性能24ビットADC、AK5365の評価用ボードです。 AKD5365はアナログ入力回路とディジタルインタフェーストランスミッタを内蔵しています。光コネ クタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース可能です。 オーダリングガイド AKD5365 --- AK5365評価用ボード (IBM-AT互換機のプリンタポートとの接続用ケーブル とコントロールソフトを同梱。) 機 能 • DITにより、光出力が可能 • 外部クロック用BNCコネクタ • シリアルコントロール用10ピンヘッダー AVDD,DVDD AVSS,DVSS LIN1-5 RIN1-5 AK4103 (DIT) AK5365 Opt Out Control Data 10pin Header Clock Generator ROM Data 10pin Header 図1. AKD5365ブロック図 * 回路図、パターン図は文末に添付。 <KM068901> 2006/08 -1- ASAHI KASEI [AKD5365] Ⅰ. 評価ボードマニュアル 操作手順 1) 電源の配線 [AVDD] [TVDD] [D3V] [VCC] [AGND] [DGND] (赤) (オレンジ) (オレンジ) (赤) (黒) (黒) = 4.75 ∼ 5.25V (typ. 5.0V, AVDDピン) = 3.0 ∼ 5.25V (typ. 3.3V, DVDDピン) = 3.0 ∼ 5.25V (typ. 3.3V, 74LVC541電源) = 5.0V (ディジタル部ロジック電源) = 0V = 0V 配線は電源の根本から分けて下さい。 TVDDとD3Vは必ず同じ電圧にして下さい。 2) 評価モード、ジャンパピン、DIPスイッチの設定(以下参照) 3) 電源投入 電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。 リセットの方法はSW2(トグルスイッチ)を一度“L”側に倒して、AK5365の パワーダウンを行ってから“H”側に戻してパワーダウンを解除して下さい。 評価モード (1) スレーブモード 必ずAK5365とAK4103のオーディオインタフェースフォーマットを一致させて下さい。AK5365のDIF (パラレルモードの場合はSW1のNo.1(I2C)、シリアルモードの場合はDIFビット)とAK4103のDIF(SW3 のNo.1)を同じ設定にして下さい。AK5365のオーディオインタフェースフォーマットに関しては、 AK5365のデータシート、AK4103のオーディオインタフェースフォーマットはTable 3をそれぞれ参照 して下さい。 (1-1) AK4103のDIT機能を使用したA/D部の評価 PORT1(DIT)を使用します。光コネクタ(TOTX176)からA/D変換データを送信できます。当社D/Aコン バータ評価用ボードやディジタルアンプ等と接続できます。PORT2(ROM)には何も接続しないで下さ い。外部クロックをBNCから入力する場合は、JP8(CLK)を“EXT”にしてJP6(XTE)をショートし、 JP9(EXT)をオープンにして下さい。 JP6 JP8 JP9 BICK XTE CLK EXT <KM068901> EXT JP4 XTL JP2 LRCK 2006/08 -2- ASAHI KASEI [AKD5365] (2) マスターモード (2-1) AK4103のDIT機能を使用したA/D部の評価 PORT1(DIT)を使用します。光コネクタ(TOTX176)からA/D変換データを送信できます。当社D/Aコン バータ評価用ボードやディジタルアンプ等と接続できます。PORT2(ROM)には何も接続しないで下さ い。外部クロックをBNCから入力する場合は、JP8(CLK)を“EXT”にしてJP6(XTE)をショートし、 JP9(EXT)をオープンにして下さい。 JP6 JP8 JP9 XTE CLK EXT EXT JP4 BICK XTL JP2 LRCK その他のジャンパの設定 ① JP1 (GND) : AGNDとDGNDのショート OPEN: AGNDとDGNDを別々にします。 SHORT: AGNDとDGNDをショートします。(Default) ② JP3 (M/S) : AK5365のスレーブ/マスターモードの選択 SLAVE: スレーブモード (Default) MASTER: マスターモード ③ JP5 (TVDD) : DVDDの電源選択 REG: レギュレータから供給します。 TVDD: TVDDコネクタから供給します。(Default) ④ JP7 (MCLK) : 74HC4040に供給するMCLKの周波数 256: マスタクロックが256fs(=12.288MHz@fs=48kHz)の場合。(Default) 512: マスタクロックが512fs(=24.576MHz@fs=48kHz)の場合。 <KM068901> 2006/08 -3- ASAHI KASEI [AKD5365] DIPスイッチの設定 [SW1] (MODE1): AK5365の評価モードの設定 ONで“H”, OFFで“L”です。Defaultは全て“L”です。 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 Name I2C CAD0 CAD1 DIF SEL2 SEL1 SEL0 ALC SEL2 OFF OFF OFF OFF ON OFF (“L”) ON (“H”) Fixed to “L” Fixed to “L” Fixed to “L” Fixed to “L” Table 2参照 ALC Disable ALC Enable Table 1. AK5365のモード設定 SEL1 OFF OFF ON ON OFF SEL0 Input Selector OFF LIN1 / RIN1 ON LIN2 / RIN2 OFF LIN3 / RIN3 ON LIN4 / RIN4 OFF LIN5 / RIN5 Table 2. Input Selector Default [SW3] (MODE2): AK4103の評価モードの設定 ONで“H”, OFFで“L”です。Defaultは全て“L”です。 No. 1 2 3 Name DIF CKS1 CKS0 OFF (“L”) 24bit, MSB justified ON (“H”) 24bit, I2S Compatible Table 4参照 Table 3. AK4103のモード設定 Mode 0 1 2 3 CKS1 CKS0 MCLK fs OFF OFF 256fs ∼ 96kHz OFF ON N/A N/A ON OFF 512fs ∼ 48kHz ON ON 384fs ∼ 48kHz Table 4. AK4103のMCLK周波数設定 Default トグルスイッチの動作 上方が“H”、下方が“L”です。 [SW2] (PDN): AK5365とAK4103のパワーダウン。動作中は“H”側に倒します。 電源投入後、必ず一度“L”を入力して下さい。 [SW4] (SMUTE): AK5365のソフトミュート。ソフトミュートをかける場合には、“H”側に倒します。 <KM068901> 2006/08 -4- ASAHI KASEI [AKD5365] シリアルコントロール AKD5365はIBM-AT互換機のプリンタポート(パラレルポート)を通してコントロール可能です。同梱の10 線フラットケーブルでPORT3 (CTRL)とPCを接続して下さい。同梱されているコントロールソフトはI2C には対応しません。 CSN CCLK CDTI Connect PC 10 wire flat cable 10pin Connector AKD5365 10pin Header 図2. 10線フラットケーブルの接続 アナログ入出力回路 (1) 入力回路について AK5365のアナログ入力はJ1 ∼ J12から入力されます。 J1 RIN1 C20 1u C23 1u C26 1u C28 1u J10 LIN4 RIN4 C30 1u J12 LIN5 LIN3 C29 1u LIN4 C31 1u + + RIN5 LIN2 C27 1u + + J11 RIN5 J8 LIN3 RIN3 LIN1 C24 1u + + J9 RIN4 J5 LIN2 RIN2 + + J7 RIN3 C21 1u + + J4 RIN2 J2 LIN1 RIN1 LIN5 図3. LIN/RIN入力回路 <KM068901> 2006/08 -5- ASAHI KASEI [AKD5365] 評価ボードでは入力回路のHPFのカットオフ周波数は以下の設定になります。HPFのカットオフ周波数を変 更する場合は各抵抗とコンデンサの定数を変更して下さい。 (1) Pre-Ampの前段のHPFのカットオフ周波数 : fc = 3.4Hz (R = 47kΩ, C = 1µF) (2) IPGAL/Rピンの入力インピーダンスとPre-Amp出力とIPGA入力間のコンデンサとで構成されるHPF のカットオフ周波数 : fc = 3.4Hz (R = 10kΩ, C = 4.7µF) (2) 出力回路について + AK5365のPre-Ampの出力はJ3(LOUT), J6(ROUT)に出力されます。 R20 220 J3 LOUT R22 220 J6 ROUT LOUT C22 22u + R21 47k ROUT C25 22u R23 47k 図4. LOUT/ROUT出力回路 ∗ 当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。 <KM068901> 2006/08 -6- ASAHI KASEI [AKD5365] コントロールソフトマニュアル 評価ボードとコントロールソフトの設定 1. AKD5365を前項参照の上、適宜、設定して下さい。 2. IBM-AT互換機とAKD5365を同梱の10線フラットケーブルで接続して下さい。10ピンヘッダーの向きに注意して下さ い。(Windows 2000/XP上でコントロールソフトを動作させる場合、同梱のドライバをインストールして下さい。イ ンストール方法については AKMデバイスコントロールソフトウェア ドライバーインストールマニュアル を見て 下さい。Windows95/98/ME上で動作させる場合はドライバのインストールは不要です。尚、Windows NT上ではコン トロールソフトは動作しません。) 3. “AKD5365 Evaluation Kit”のラベルが貼ってあるCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入して下さい。 4. CD-ROMドライブにアクセスして、 “akd5365.exe”をダブルクリックし、コントロールプログラムを立ち上げて下さ い。 5. 後は下記を参照して評価して下さい。 操作手順 下記の手順を守って下さい。 1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げて下さい。 2. Port Resetボタンをクリックして下さい。 後は適宜、ダイアログを立ち上げ、データを入力して評価して下さい。 各ボタンの説明 1. [Port Reset] : USB I/Fボード(AKDUSBIF-A)接続時に使用します。 2. [Write Default] : AK5365のレジスタを初期設定にします。 3. [All Write] : 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。 4. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 5. [Function2] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 6. [Function3] : レジスタのシーケンスを設定し、実行します。 7. [Function4] : [Function3] で作成したシーケンスファイルを割り当て、実行します。 8. [Function5] : メイン画面の[Save]で作成したレジスタ設定を複数割り当て実行ができます。 9. [Save] : 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。 10. [Open]: ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。 11. [Write]: 各レジスタに対応したマウス操作によるデータ書き込みダイアログを立ち上げます。 データの表示 入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0”を表します。 ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。 <KM068901> 2006/08 -7- ASAHI KASEI [AKD5365] 各ダイアログの説明 1. [Writeダイアログ]: マウス操作によるデータ書き込みダイアログ ・各レジスタに対応したダイアログがあります。 ・各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、ダイアログを立ち上げます。チェックボックスを チェック(9点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、チェックしなければデータは“L”ま たは“0”になります。 ・入力した値をAK5365に書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを 押して下さい。 2. [Function1ダイアログ]: キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ ・Addressボックス: ・Dataボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 データを16進数2桁で入力します。 ・ 入力した値をAK5365に書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押して下さい。 3. [Function2ダイアログ]: ATT評価用のダイアログ ・ アドレス04H, 05Hにのみ対応するダイアログです。 ・ Addressボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 ・ Start Dataボックス: Start Dataを16進数2桁で入力します。 ・ End Dataボックス: End Dataを16進数2桁で入力します。 ・ Intervalボックス: Interval間隔でAK5365にデータを書き込みます。 ・ Stepボックス: Step間隔でデータを書き換えます。 ・ Mode Selectボックス: 9点でチェックした場合、空白でチェックしない場合です。 チェックした場合: Start DataからEnd Dataまで達し、さらにStart Dataに戻ります。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00 チェックしない場合: Start DataからEnd Dataまで達し、Start Dataには戻りません。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 ・ 入力した値をAK5365に書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押して下さい。 <KM068901> 2006/08 -8- ASAHI KASEI [AKD5365] 4. [Save] ボタンと [Open] ボタンについて 4-1. [Save] 現在のレジスタの設定値を保存します。ファイル名の拡張子は “akr”です。 <操作方法> (1) [Save] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名を指定して [Save] ボタンをクリックして下さい。拡張子は “akr”にして下さい。 4-2. [Open] [Save]で保存したレジスタ値を AK5365 へ書き込みます。ファイル形式は[Save] と同じ形式です。 <操作方法> (1) [Open] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名(拡張子は “akr ”)を選択して [Open] ボタンをクリックして下さい。 <KM068901> 2006/08 -9- ASAHI KASEI [AKD5365] 5. [Function3ダイアログ] レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。 (1) [F3] を押して下さい。 (2) 動作させるシーケンスをセットして下さい。 アドレス、データ、インターバル時間を入力して下さい。シーケンスを終わらせるステップのアドレスには “-1”を 入力して下さい。 (3) [Start] ボタンを押して下さい。設定したシーケンスが実行されます。 インターバル時間が “-1” のとき、そのステップを実行後、シーケンスが停止します。再度 [START] ボタンを押すと 停止した状態から再び動作を開始します。 シーケンスは[Function3] のWindow中の[Save] や[Open] ボタンで保存または開くことができます。ファイル名の拡張 子は “aks” です。 Figure 1. Window of [F3] <KM068901> 2006/08 - 10 - ASAHI KASEI [AKD5365] 6. [Function4ダイアログ] [Function3] で作成したシーケンスファイルの設定を割り当て、実行することができます。[F4] ボタンを押すとFigure 2 に示すようなwindowが開きます。 Figure 2. [F4] window <KM068901> 2006/08 - 11 - ASAHI KASEI [AKD5365] 6-1. 左側の [OPEN] ボタンと [START] ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、シーケンスファイル (*.aks)を選択して下さい。 シーケンスファイルがFigure 3 に示す様に表示されます。 Figure 3. [F4] window(2) (2) [START] ボタンを押すとシーケンスを実行します。 6-2. 右側下の[SAVE] ボタンと[OPEN] ボタンについて [SAVE] : シーケンスファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak4”です。 [OPEN] : “*.ak4”でセーブしたシーケンスファイルの割り当てを読み出します。 6-3. 操作上の注意 (1) [Function4] はシーケンスを一時停止する機能はサポートしていません。 (2) 右側にある [SAVE] と [OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要があります。 (3) [Function3] においてシーケンスを変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度読み出しして下 さい。 <KM068901> 2006/08 - 12 - ASAHI KASEI [AKD5365] 7. [Function5ダイアログ] メイン画面の[SAVE] で作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができます。 [F5] ボタンを押すとFigure 4に示す様なWindowが開きます。 Figure 4. [F5] window 7-1. 左側の[OPEN] ボタンと[WRITE]ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、 レジスタ設定ファイル (*.akr) を選択して下さい。 (2) [WRITE] ボタンを押すとレジスタへの書き込みが実行されます。 7-2. 右側の[SAVE] ボタン と [OPEN] ボタンについて [SAVE] : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak5” です。 [OPEN] : “*.ak5”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。 7-3. 操作上の注意 (1) 右側にある[SAVE] と[OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要があります。 (2) レジスタの内容をメイン画面 の [Save] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度読 み出して下さい。 <KM068901> 2006/08 - 13 - ASAHI KASEI [AKD5365] 測定結果 [Measurement condition] • Measurement unit : Audio Precision, System Two Cascade • MCLK : 256fs • BICK : 64fs • fs : 48kHz, 96kHz • Bit : 24bit • Power Supply : AVDD = 5.0V, DVDD = 3.3V • Interface : DIT • Temperature : Room • 外付け条件 : 入力抵抗(Ri) = 47kΩ, Pre-AmpのFeedback抵抗(Rf) = 24kΩ • IPGAゲイン : 0dB パラメータ 測定値 (Lch / Rch) Pre-Amp特性: S/(N+D) 105.8 / 102.5 S/N (A-weighted) 108.6 / 108.6 ADCアナログ入力特性: LIN1/RIN1 -> Pre-Amp -> IPGA -> ADC, IPGA=0dB, ALC=OFF S/(N+D) (-0.5dB Input) fs=48kHz 95.6 / 96.6 fs=96kHz 91.2 / 91.9 D-Range (-60dB Input) fs=48kHz, A-weighted 103.3 / 103.4 fs=96kHz 98.6 / 98.6 S/N fs=48kHz, A-weighted 103.3 / 103.4 fs=96kHz 98.6 / 98.6 Interchannel Isolation 115.5 / 116.5 <KM068901> 単位 dB dB dB dB dB dB dB dB dB 2006/08 - 14 - ASAHI KASEI [AKD5365] [ADC Plot : fs=48kHz] A K5365 THD +N vs. Input Level A VD D=5.0V , D VD D=3.3V, fs=48kHz, fin=1kHz -80 -84 -88 -92 -96 d B F S -100 -104 -108 -112 -116 -120 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dB r Figure 1. THD+N vs. Input Level AK 5365 THD +N vs. Input Frequency A VD D=5.0V, DV DD =3.3V , fs=48kHz, Input=-0.5dBr -80 -83 -86 -89 -92 d B F S -95 -98 -101 -104 -107 -110 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 2. THD+N vs. Input Frequency <KM068901> 2006/08 - 15 - ASAHI KASEI [AKD5365] AK 5365 Linearity A VD D=5.0V , D VD D=3.3V, fs=48kHz, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dB r Figure 3. Linearity AK 5365 Frequency Response AV DD =5.0V , DV DD=3.3V , fs=48kHz, Input=0dBr + 0.5 + 0.4 + 0.3 + 0.2 + 0.1 d B F S +0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 -0.5 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 4. Frequency Response <KM068901> 2006/08 - 16 - ASAHI KASEI [AKD5365] AK 5365 C rosstalk A VD D=5.0V, DV DD =3.3V , fs=48kHz, Input=-0.5dBr -80 -85 -90 -95 -100 -105 -110 d B -115 -120 -125 -130 -135 -140 -145 -150 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 5. Crosstalk AK 5365 FFT Plot AV DD =5.0V , DV DD=3.3V , fs=48kHz, Input=-0.5dB r, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 6. FFT Plot <KM068901> 2006/08 - 17 - ASAHI KASEI [AKD5365] AK 5365 FFT Plot AV DD =5.0V , D VD D=3.3V, fs=48kHz, Input=-60dB r, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 7. FFT Plot AK 5365 FFT Plot AV DD =5.0V , D VD D=3.3V, fs=48kHz, fin=None +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 8. FFT Plot <KM068901> 2006/08 - 18 - ASAHI KASEI [AKD5365] [ADC Plot : fs=96kHz] A K5365 THD +N vs. Input Level A VD D=5.0V , D VD D=3.3V, fs=96kHz, fin=1kHz -80 -84 -88 -92 -96 d B F S -100 -104 -108 -112 -116 -120 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dB r Figure 9. THD+N vs. Input Level AK 5365 THD +N vs. Input Frequency A VD D=5.0V, DV DD =3.3V , fs=96kHz, Input=-0.5dBr -80 -82 -84 -86 -88 -90 -92 d B F S -94 -96 -98 -100 -102 -104 -106 -108 -110 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 10. THD+N vs. Input Frequency <KM068901> 2006/08 - 19 - ASAHI KASEI [AKD5365] AK 5365 Linearity A VD D=5.0V , D VD D=3.3V, fs=96kHz, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B F S -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dB r Figure 11. Linearity AK 5365 Frequency Response AV DD =5.0V , DV DD=3.3V , fs=96kHz, Input=0dBr + 0.5 + 0.4 + 0.3 + 0.2 + 0.1 d B F S +0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 -0.5 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 12. Frequency Response <KM068901> 2006/08 - 20 - ASAHI KASEI [AKD5365] AK 5365 C rosstalk A VD D=5.0V, DV DD =3.3V , fs=96kHz, Input=-0.5dBr -70 -75 -80 -85 -90 -95 -100 -105 d B -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 -145 -150 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 10k 20k 40k Hz Figure 13. Crosstalk AK 5365 FFT Plot AV DD =5.0V , DV DD=3.3V , fs=96kHz, Input=-0.5dB r, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k Hz Figure 14. FFT Plot <KM068901> 2006/08 - 21 - ASAHI KASEI [AKD5365] AK 5365 FFT Plot AV DD =5.0V , D VD D=3.3V, fs=96kHz, Input=-60dB r, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 15. FFT Plot AK 5365 FFT Plot AV DD =5.0V , D VD D=3.3V, fs=96kHz, fin=None +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 16. FFT Plot <KM068901> 2006/08 - 22 - ASAHI KASEI [AKD5365] 改定履歴 Date (YY/MM/DD) 02/04/25 Manual Revision KM068900 06/08/29 KM068901 Board Reason Revision 0 初版 回路変更 1 Contents C32, C33: openÆ5p 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更する ことがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものである ことを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の 権利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、 輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不 良が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想される ような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表 取締役の書面による同意をお取り下さい。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害 等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用 から損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 <KM068901> 2006/08 - 23 - A B C D E E E D 1 2 37 38 39 34 CTRL M/S RIN1 35 CN2 36 37 TEST5 38 R5 47k RIN2 RIN3 TEST6 40 39 R4 47k 40 41 42 43 44 45 TEST7 42 41 R3 47k RIN4 R6 47k TEST8 RIN5 CN3 43 R2 47k 44 R1 47k 46 47 48 CN1 36 1 LIN5 CSN/CAD1 33 35 2 TEST1 CCLK/SCL 32 34 3 LIN4 CDTI/SDA 31 33 4 TEST2 SEL2 30 32 5 LIN3 SEL1 29 31 6 TEST3 SEL0 28 30 7 LIN2 SMUTE 27 29 8 TEST4 ALC 26 28 9 LIN1 PDN 25 27 D R7 47k 3 4 R8 47k 5 6 U1 AK5365 R9 47k C C 7 8 R10 47k 9 10 10 LOPIN MCLK 24 26 11 LOUT LRCK 23 25 C3 0.1u C4 0.1u BICK 22 SDTO 21 24 23 22 20 19 18 17 16 15 C7 2.2u + 14 DVDD + C6 10u 13 B C8 10u 21 R12 24k + C2 4.7u C5 0.1u 20 DVSS 19 VCOM 18 17 AVSS AVDD 16 ROPIN 15 14 ROUT IPGAR + 12 B 13 C1 4.7u 12 + 11 IPGAL R11 24k CN4 A A Title Size A3 Date: A B C D AKD5365 Rev.A 44LQFP AK5365 Document Number Tuesday, August 29, 2006 Sheet E 1 of 1 Rev 1 CAD0 I2C M/S E MODE1 37 38 39 40 41 42 48 I2C CAD0 CAD1 DIF SEL2 SEL1 SEL0 ALC 43 CN1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 44 RP1 RIN1 16 15 14 13 12 11 10 9 45 1 2 3 4 5 6 7 8 46 E E SW1 47 I2C CAD0 CAD1 DIF SEL2 SEL1 SEL0 ALC RIN2 D3V D RIN3 C RIN4 B RIN5 A 47k CN2 CN3 D D LIN5 LIN4 DGND JP1 GND LIN3 AGND 1 36 2 35 DIF R7 51 R9 51 CSN 3 34 CCLK 4 33 CDTI 5 32 SEL2 6 31 SEL1 7 30 SEL0 8 29 SMUTE 9 28 ALC 10 27 C C LIN2 LIN1 5365_PDN R14 51 LOUT 11 5365_MCLK 26 R15 51 12 B 25 B 5365_SLRCK JP2 LRCK LRCK C11 0.1u TVDD 24 23 22 21 20 19 CN4 TVDD L2 (short) A R34 (open) 2 R17 51 Title SDTO + C14 47u 2 ROUT 1 1 18 2 JP5 TVDD M/S A BICK REG 17 C10 0.1u + C13 47u 5365_SBICK JP4 BICK OUT 16 IN 15 2 14 1 13 MASTER T1 TA48M33F L1 (short) GND AVDD 1 SLAVE JP3 M/S Size A3 Date: A B C D AKD5365 Rev.A AK5365 1 Tuesday, August 29, 2006 Document Number Sheet E Rev 1 of 4 A B C D E VCC E 1 2 E D1 HSU119 R18 10k U2A 1 3 74HC14 4 PDN 74HC14 U3 1 H 3 L U2B 2 VCC C15 0.1u 1 V1 U1 24 2 TRANS DIF2 23 3 RESETN DIF1 22 4 MCLK DIF0 21 5 SDTI TXP 20 6 BICK TXN 19 2 SW2 PDN D D VCC MCLK DIT_DIF PORT1 1 VCC G1 VCC 20 7 LRCK DVSS 18 C17 0.1u C C16 0.1u C18 0.1u + U4 4 3 2 1 G2 GND 10 8 FS0/CSN DVDD 17 LRCK 2 A1 Y1 18 9 FS1/CDTI CKS1 16 CKS1 BICK 3 A2 Y2 17 10 FS2/CCLK CKS0 15 CKS0 SDTO 4 A3 Y3 16 11 FS3/CDTO BLS 14 5 A4 Y4 15 12 C1 ANS 13 6 A5 Y5 14 7 A6 Y6 13 8 A7 Y7 12 9 A8 Y8 11 MCLK BICK LRCK SDTO PORT2 1 2 3 4 5 10 9 8 7 6 5 5 6 6 DIT C19 10u 19 MCLK R19 1k IN VCC IF GND C ROM VCC AK4103 SW3 B DIF CKS1 CKS0 B 1 2 3 6 5 4 MODE2 RP2 3 2 1 DIT_DIF CKS1 CKS0 47k 74HCT541 A A Title Size A3 Date: A B C D AKD5365 Rev.A DIT AK4103 Document Number Tuesday, August 29, 2006 Sheet E 2 of Rev 1 4 A B C D E E E C20 1u J2 LIN1 C21 1u + + RIN1 R20 220 + J1 RIN1 LIN1 J3 LOUT LOUT C22 22u R21 47k D D C23 1u J5 LIN2 C24 1u + + RIN2 LIN2 R22 220 + J4 RIN2 C25 22u J7 RIN3 C26 1u J8 LIN3 R23 47k C27 1u + + RIN3 J6 ROUT ROUT LIN3 C C J9 RIN4 C28 1u RIN4 C29 1u + + J11 RIN5 J10 LIN4 C30 1u J12 LIN5 C31 1u + + RIN5 LIN4 LIN5 B B A A Title Size A3 Date: A B C D AKD5365 Rev.A Input/Output Document Number Tuesday, August 29, 2006 Sheet E 3 of Rev 1 4 A B C D E X1 12.288MHz MCLK E E R24 VCC 1M U5B 3 74HCU04 2 C32 5p U7A 74AC74 4 4 2 74HCU04 C33 5p XTL EXT JP8 3 D PR U5A 1 Q 5 CL JP6 XTE Q 6 256 JP7 MCLK 512 U6 10 CLK 11 RST Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 Q9 Q10 Q11 Q12 CLK 1 CLK J13 EXT 9 7 6 5 3 2 4 13 12 14 15 1 74HC4040 D D R25 51 JP9 EXT D3V U8 VCC 1 G1 VCC 20 19 G2 GND 10 2 A1 Y1 18 5365_SBICK 3 A2 Y2 17 5365_SLRCK 4 A3 Y3 16 5365_MCLK 5 A4 Y4 15 5365_PDN 6 A5 Y5 14 SMUTE 7 A6 Y6 13 CCLK 8 A7 Y7 12 CSN 9 A8 Y8 11 VCC R29 10k R30 470 R31 10k R32 470 2 3 5 6 11 10 14 13 CAD1 1 15 I2C PORT3 10 9 8 7 6 1Y 4 2Y 7 3Y 9 4Y 12 D2 HSU119 C U2C 5 L A/B G 6 U2D 9 74HC14 H SW4 SMUTE 74HCT157 CSN CCLK/SCL CDTI/SDA SDA(ACK) R28 10k 8 74HC14 C35 0.1u 2 1 2 3 4 5 1A 1B 2A 2B 3A 3B 4A 4B 2 U9 470 1 R27 1 C 10k 3 R26 C34 0.1u PDN CTRL B B D3V U10A 1 R33 1.8K 2 CDTI 74LS07 VCC C36 47u + 74LVC541 D3V for 74HC14, 74HCU04, 74HC4040 74AC74, 74HCT157, 74LS07 C37 0.1u C38 0.1u C39 0.1u C40 0.1u C41 0.1u C42 0.1u C43 47u + A A Title Size A3 Date: A B C D AKD5365 Rev.A LOGIC 4 Tuesday, August 29, 2006 Document Number Sheet E Rev 1 of 4