CY14B104K, CY14B104M 4-Mbit (512 K × 8/256 K × 16) nvSRAM with Real Time Clock Datasheet (Japanese).pdf

CY14B104K、 CY14B104M
リ アル タ イ ム ク ロ ッ ク付き
4M ビ ッ ト (512K × 8/256K × 16) nvSRAM
4M ビ ッ ト (512K × 8/256K × 16) nvSRAM リ アル タ イ ム ク ロ ッ ク 内蔵
特長
■
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー
■
プ ログ ラ ム可能な割 り 込み付きのク ロ ッ ク ア ラ ーム
■
25ns および 45ns のア ク セス時間
■
512K × 8 (CY14B104K) または 256K × 16 (CY14B104M) と し
て メ モ リ を内部に編成
■
RTC 用の コ ンデンサまたはバ ッ ク ア ッ プバ ッ テ リ
■
産業用温度範囲
■
小容量の コ ンデンサだけで電源切断時の自動 STORE 処理を
実行
■
44 ピ ンおよび 54 ピ ン TSOP Type II パ ッ ケージ
QuantumTrap 不揮発性素子への STORE を ソ フ ト ウ ェ ア、デ
バイ ス ピ ン、 または電源喪失時の AutoStore によ り 実行
■
鉛フ リ ーおよび特定有害物質使用制限 (RoHS) に準拠
■
■
SRAMへのRECALL 処理は ソ フ ト ウ ェ ア または電源オ ン で起
動
■
高い信頼性
■
回数に制限のない読み出 し 、 書き込み、 および RECALL サイ
クル
■
QuantumTrap に対する 100 万回の STORE サイ クル
■
20 年のデー タ 保持期間
■
3V (+20%、 -10%) の単一電源で動作
■
フ ル機能の リ アル タ イム ク ロ ッ ク (RTC) と 組み合わせ、 サ
イ プ レ スの nvSRAM によ るデー タ の完全性を実現
ロジ ッ ク ブロ ッ ク図
Quatrum
Trap
2048 X 2048
A0
A1
A2
R
O
W
A3
A4
A5
A6
A7
A8
A17
A18
D
E
C
O
D
E
R
機能の詳細
サイ プ レ スの CY14B104K および CY14B104M は、 4M ビ ッ ト
の不揮発性ス タ テ ィ ッ ク RAM (nvSRAM) に フル機能の RTC を
組み合わせたモ ノ リ シ ッ ク集積回路です。 組み込み不揮発性エ
レ メ ン ト には、 QuantumTrap テ ク ノ ロ ジが組み込まれてお り 、
世界で も最高レ ベルの信頼性を誇る不揮発性 メ モ リ を作 り 上げ
ます。独立 し た不揮発性デー タ を不揮発性素子に保持 し ながら、
SRAM は読み書き回数に制限があ り ません。
RTC 機能は、 う る う 年対応の正確な ク ロ ッ ク と プ ログ ラ マ ブル
な高精度発振器を備えています。 ア ラ ーム機能は、定期的な分、
時、 日、 または月のア ラ ームに応 じ て プ ログ ラ ムで き ます。 ま
た、 プ ロ セス制御を目的 と し たプ ログ ラ マ ブル ウ ォ ッ チ ド ッ グ
タ イ マ も備えています。
すべての関連資料の一覧を表示するには、 こ こ を ク リ ッ ク し て
く だ さ い。
VCC
VCA
P
VRTCbat
POWER
CONTROL
STORE
VRTCcap
RECALL
STATIC RAM
ARRAY
2048 X 2048
STORE/RECALL
CONTROL
HSB
SOFTWARE
DETECT
A14 - A2
DQ0
DQ1
DQ2
DQ3
DQ4
DQ5
DQ6
DQ7
DQ8
DQ9
DQ10
DQ11
RTC
I
N
P
U
T
B
U
F
F
E
R
S
Xout
Xin
INT
COLUMN I/O
MUX
A18- A 0
OE
COLUMN DEC
WE
DQ12
DQ13
CE
DQ14
BLE
A9 A10 A11 A12 A13 A14 A15 A16
DQ15
BHE
注
1. ×8 構成のア ド レ スは A0 ~ A18、 ×16 構成のア ド レ スは A0 ~ A17 です。
2. ×8 構成ではデー タ DQ0 ~ DQ7、 ×16 構成ではデー タ DQ0 ~ DQ15。
3. BHE と BLE は ×16 構成でのみ使用で き ます。
Cypress Semiconductor Corporation
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
•
198 Champion Court
•
San Jose, CA 95134-1709
•
408-943-2600
改訂日 2015 年 4 月 2 日
CY14B104K、 CY14B104M
目次
ピ ン機能 ............................................................................. 3
デバイ スの動作 .................................................................. 4
SRAM 読み出 し ........................................................... 4
SRAM 書き込み ........................................................... 4
AutoStore 処理 ............................................................ 4
ハー ド ウ ェ ア STORE (HSB) 処理 .............................. 5
ハー ド ウ ェ ア RECALL ( 電源投入 ) ............................ 5
ソ フ ト ウ ェ ア STORE ................................................. 5
ソ フ ト ウ ェ ア RECALL ................................................ 5
AutoStore の防止 ......................................................... 6
デー タ 保護 .................................................................. 7
リ アル タ イ ム ク ロ ッ ク の動作 ........................................... 7
nvTIME の動作 ............................................................ 7
ク ロ ッ クの動作 ........................................................... 7
ク ロ ッ クの読み出 し .................................................... 7
ク ロ ッ ク を設定 ........................................................... 7
バ ッ ク ア ッ プ電源 ........................................................ 7
発振器の起動 と 停止 .................................................... 8
ク ロ ッ クの校正 ........................................................... 8
ア ラ ーム ...................................................................... 8
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー ............................................ 8
電源モニ タ ー ............................................................... 9
割 り 込み ...................................................................... 9
フ ラ グ レ ジス タ ........................................................ 10
RTC 外部 コ ンポーネ ン ト .......................................... 10
RTC に関する PCB 設計上の注意事項 ............................. 11
レ イ アウ ト に関する要求 ........................................... 11
最大定格 ........................................................................... 16
動作範囲 ........................................................................... 16
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
DC 電気的特性 ................................................................. 16
デー タ 保持期間およびア ク セス回数 ................................ 17
静電容量 ........................................................................... 17
熱抵抗 ............................................................................... 17
AC テ ス ト 負荷 ................................................................. 18
AC テ ス ト 条件 ................................................................. 18
RTC 特性 .......................................................................... 18
AC ス イ ッ チ ング特性 ....................................................... 19
SRAM 読み出 し サイ ク ル .......................................... 19
SRAM 書き込みサイ ク ル .......................................... 19
AutoStore /パワーア ッ プ RECALL ............................... 22
ス イ ッ チ ング波形 –
AutoStore /パワーア ッ プ RECALL ............................... 22
ソ フ ト ウ ェ ア制御の STORE と RECALL サイ クル ......... 23
ハー ド ウ ェ ア STORE サイ ク ル ....................................... 24
SRAM 真理値表 ................................................................ 25
注文情報 ........................................................................... 26
注文コ ー ド の定義 ...................................................... 26
パ ッ ケージ図 .................................................................... 27
略語 .................................................................................. 29
本書の表記法 .................................................................... 29
測定単位 .................................................................... 29
改訂履歴 ........................................................................... 30
セールス、 ソ リ ュ ーシ ョ ンおよび法律情報 ..................... 31
ワール ド ワ イ ド な販売 と 設計サポー ト ..................... 31
製品 ........................................................................... 31
PSoC® ソ リ ュ ーシ ョ ン ............................................ 31
サイ プ レ ス開発者コ ミ ュ ニ テ ィ ................................ 31
テ ク ニ カル サポー ト ................................................. 31
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CY14B104K、 CY14B104M
ピ ン配置
図 1. 44 ピ ン TSOP II お よび 54 ピ ン TSOP II のピ ン配置
INT
[5]
NC
A0
A1
A2
A3
A4
CE
DQ0
DQ1
VCC
VSS
DQ2
DQ3
WE
A5
A6
A7
A8
A9
Xout
Xin
1
2
3
4
5
6
7
8
9 44 ピ ン TSOP II
(x 8)
10
11
上面図
12
13 ( 正確な縮尺
ではない )
14
15
16
17
18
19
20
21
22
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
24
23
HSB
NC
[4]
NC
A18
A17
A16
A15
OE
DQ7
DQ6
VSS
VCC
DQ5
DQ4
VCAP
A14
A13
A12
A11
A10
VRTCcap
VRTCbat
INT
[5]
NC
A0
A1
A2
A3
A4
CE
DQ0
DQ1
DQ2
DQ3
VCC
VSS
DQ4
DQ5
DQ6
DQ7
WE
A5
A6
A7
A8
A9
NC
Xout
Xin
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
54
53
52
51
50
49
54 ピ ン TSOP II
(x 16)
上面図
( 正確な縮尺
ではない )
19
20
21
22
23
24
25
26
27
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
32
31
30
29
28
HSB
[4]
NC
A17
A16
A15
OE
BHE
BLE
DQ15
DQ14
DQ13
DQ12
VSS
VCC
DQ11
DQ10
DQ9
DQ8
VCAP
A14
A13
A12
A11
A10
NC
VRTCcap
VRTCbat
ピ ン機能
ピ ン名
I/O 形式
A0 – A18
入力
A0 – A17
DQ0 – DQ7
説明
ア ド レ ス入力。 ×8 構成で nvSRAM の 524,288 バイ ト のいずれかを選択する ために使用
ア ド レ ス入力。 ×16 構成で nvSRAM の 262,144 ワー ド のいずれかを選択する ために使用
入力/出力
DQ0 – DQ15
×8 構成の双方向デー タ I/O ラ イ ン。 処理に応 じ て入力/出力ラ イ ン と し て使用
×16 構成の双方向デー タ I/O ラ イ ン。 処理に応 じ て入力/出力ラ イ ン と し て使用
NC
未接続
WE
入力
CE
入力
チ ッ プ イ ネーブル入力、 LOW ア ク テ ィ ブ。 LOW の場合は、 チ ッ プ を選択。 HIGH の場合は、 チ ッ プ
の選択を解除
入力
出力イ ネーブル、 LOW ア ク テ ィ ブ。 ア ク テ ィ ブ LOW OE 入力は、 読み出 し サイ クル中にデー タ 出力
バ ッ フ ァ を有効にする。 OE HIGH をデアサー ト する と 、 I/O ピ ンが ト ラ イ ス テー ト にな る
BHE
入力
バイ ト HIGH イ ネーブル、 LOW ア ク テ ィ ブ。 DQ15 ~ DQ8 を制御
BLE
Xout[6]
入力
バイ ト LOW イ ネーブル、 LOW ア ク テ ィ ブ。 DQ7 ~ DQ0 を制御
出力
水晶振動子を接続。 起動時に水晶振動子を駆動
OE
Xin
[6]
未接続。 こ のピ ンはダ イ に接続 さ れていない
書き込みイ ネーブル入力、 LOW ア ク テ ィ ブ。 LOW を選択する と 、 I/O ピ ンのデー タ が、 特定のア ド レ
ス位置に書き込まれる
入力
水晶発振器を接続。 32.768kHz 水晶振動子用
[6]
電源
VRTCbat[6]
コ ンデンサによ り 供給されるバ ッ ク ア ッ プ RTC電源電圧。VRTCbat が使用 さ れる場合は、未接続のままにな る
電源
バッ テ リ によ り供給されるバッ ク ア ッ プ RTC 電源電圧。 VRTCcap が使用される場合は、 未接続のままになる
出力
割り 込み出力。 ク ロ ッ ク ア ラ ーム、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー、 および電力モニ タ ーに対応する よ う にプ ログ ラム
可能。 ア ク テ ィ ブ HIGH ( プ ッ シ ュ またはプル ) または LOW ( オープ ン ド レ イ ン ) のいずれに も プ ログ ラム可能。
VRTCcap
INT
[6]
注
4. 8M ビ ッ ト のア ド レ ス拡張に対応 し ています。 NC ピ ンはダ イ に接続 さ れていません。
5. 16M ビ ッ ト のア ド レ ス拡張に対応 し ています。 NC ピ ンはダ イ に接続 さ れていません。
6. RTC 機能を使用 し ない場合は未接続のま まに し ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
ピ ン機能 ( 続き )
ピ ン名
I/O 形式
VSS
グラ ン ド
VCC
電源
HSB
説明
デバイ スのグ ラ ン ド 。 シ ス テムのグ ラ ン ド に接続する必要がある
デバイ スへの電源供給入力。 3.0V + 20%、 –10%
入力/出力
ハー ド ウ ェ ア STORE ビ ジー (HSB) 。
出力 : LOW の時、 nvSRAM のビ ジー状態を示す。 ハー ド ウ ェ ア と ソ フ ト ウ ェ ア STORE 動作の後、
HSB が標準の出力 HIGH 電流で短期間 (tHHHD) に HIGH に駆動。
その後、内部の低プルア ッ プ抵抗で こ のピ ンが HIGH のま まに維持 ( 外部プルア ッ プ抵抗に も接続可能 )
入力 : こ のピ ン を外部で LOW にプルダウンする こ と によ っ て実施 さ れるハー ド ウ ェ ア STORE
電源
AutoStore コ ンデンサ。 SRAM から 不揮発性素子にデー タ を格納する ため、 電力損失時に nvSRAM へ
電源を供給
VCAP
デバイ スの動作
AutoStore 処理
CY14B104K/CY14B104M nvSRAM は、 同 じ 物理セル内で、 対
にな っ た 2 個の機能 コ ンポーネ ン ト で構成 さ れています。 こ れ
ら は SRAM メ モ リ セル と 不揮発性 QuantumTrap セルです。
SRAM メ モ リ セルは標準の高速ス タ テ ィ ッ ク RAM と し て動作
し ま す。 SRAM 内の デ ー タ は 不 揮 発 性 セ ル に 転送 さ れ る
(STORE 処理 )、 または不揮発性セルから SRAM に転送 さ れま
す (RECALL 処理 )。 こ の独特のアーキテ ク チ ャ を使 っ て、 すべ
てのセルは並行 し て ス ト ア さ れ リ コ ール さ れます。 STORE 処
理 と RECALL 処理中、 SRAM の読み書き処理は禁止 さ れてい
ます。CY14B104K/CY14B104M は、一般的な SRAM と 同様に、
回数無制限の読み書き に対応 し ています。 さ ら に、 不揮発性セ
ルから回数無制限の RECALL 処理および最大 100 万回ま での
STORE 処理が可能です。 読み出 し と 書き込みモー ド の詳細に
ついては、 25 ページの SRAM 真理値表 を参照 し て く だ さ い。
CY14B104K/CY14B104M は、 3 つのス ト レ ージ処理のいずれ
かを処理 し てデー タ を nvSRAM へ格納 し ます。これら 3 つの処
理は、 次の通 り です。 ハー ド ウ ェ ア STORE: HSB によ っ て有
効化 さ れます。 ソ フ ト ウ ェ ア STORE: ア ド レ ス命令によ っ て有
効化 さ れます。 AutoStore: デバイ スの電源オ フ 時に有効にな り
ます。 AutoStore 処理は、 QuantumTrap テ ク ノ ロ ジー独自の機
能であ り 、 CY14B104K/CY14B104M ではデ フ ォル ト で有効に
な っ ています。
SRAM 読み出 し
注 : コ ンデンサが VCAP ピ ンに接続 さ れていない場合、 6 ページ
の AutoStore の防止に指定 さ れている ソ フ ト シーケ ン ス を使っ
て AutoStore を無効にする必要があ り ます。VCAP ピ ンに接続 し
ている コ ンデンサがない状態で AutoStoreが有効にな っ た場合、
STORE 処理を完了する ために、 デバイ スは十分な充電量がな
い ま ま AutoStore 処理 を 実行 し よ う と し ま す。 こ れに よ り 、
nvSRAM 内にス ト ア さ れたデー タ が破壊 さ れます。
図 2. AutoStore モー ド
VCC
0.1 uF
10 kOhm
CY14B104K/CY14B104M は、 CE と OE が LOW、 および WE
と HSB が HIGH の場合、 読み込みサイ クルを実行 し ます。 ピ
ン A0 ~ 18 または A0 ~ 17 で指定 さ れたア ド レ スは、 524,288
デー タ バイ ト のどれが、 または 262,144 ワー ド (16 ビ ッ ト ) の
ど れが ア ク セ ス さ れ る か を 決定 し ま す。 バ イ ト イ ネ ー ブ ル
(BHE、 BLE) は、 1 ワー ド が 16 ビ ッ ト の場合にどのバイ ト を出
力するかを決定 し ます。 ア ド レ ス遷移によ っ て読み出 し が開始
さ れた場合、 出力は tAA ( 読み出 し サイ クル 1) の遅延後に有効
にな り ます。 CE または OE によ っ て読み出 し が開始 さ れた場
合、 出力は tACE と tDOE のど ち らか遅い方 ( 読み出 し サイ ク ル
2) の終了時点で有効にな り ます。 デー タ 出力は、 制御入力ピ ン
での変化を必要 と し ないで tAA ア ク セス時間内に繰 り 返 し てア
ド レ ス変更に応答 し ます。 これは、 別のア ド レ ス変更が発生す
るか、 または CE か OE が HIGH にな るか、 あるいは WE か
HSB が LOW にな る ま で有効な状態が続き ます。
通常動作中にデバイ スは、 VCAP ピ ン に接続 さ れた コ ンデンサ
を充電するのに VCC から 電流を引き込みます。充電 さ れた電荷
はチ ッ プが一回の STORE 処理を実行するのに使用 さ れます。
VCC ピ ンの電圧が VSWITCH を下回る と 、デバイ スは VCC と VCAP
ピ ンの接続を自動的に切 り ます。 STORE 処理は、 VCAP コ ンデ
ンサから 供給 さ れる電力で起動 さ れます。
VCC
SRAM 書き込み
書き込みサイ クルは、CE と WE が LOW、および HSB が HIGH
の場合に実行 さ れます。 ア ド レ ス入力が安定な状態にな っ てか
ら書き込みサイ クルに入 ら なければいけません。 また、 サイ ク
ルの終わ り に CE か WE が HIGH にな る ま で安定な状態を保つ
必要があ り ます。 共通 I/O ピ ン DO0 ~ 15 のデー タ は、 WE が制
御する書き込みの終了前に、 または CE が制御する書き込みの
終了前に、 有効な tSD である な ら メ モ リ に書き込まれます。 バ
イ ト イ ネーブル入力 (BHE、 BLE) は、 1 ワー ド が 16 ビ ッ ト の
場合に、 どのバイ ト を書き込むかを決定 し ます。 共通 I/O ラ イ
ン上でのデー タ バスの競合を避ける ために、 書き込みサイ ク ル
中は OE を HIGH に維持 し 続ける こ と を推奨 し ます。OE が LOW
のま ま である と 、 WE が LOW にな っ た後の tHZWE 後に、 内部
回路が出力バ ッ フ ァ を遮断 し ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
WE
VCAP
VSS
VCAP
4 ページの図 2 に、 自動的な STORE 処理用のス ト レージ コ ン
デンサ (VCAP) の適切な接続方法を示 し ます。 VCAP の容量につ
いては、16 ページの DC 電気的特性を参照 し て く だ さ い。VCAP
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CY14B104K、 CY14B104M
ピ ンの電圧は、 内蔵レギ ュ レー タ によ っ て VCC に送ら れます。
電源投入時にア ク テ ィ ブにな ら ないよ う にする ために、 WE を
プルア ッ プ抵抗に接続する必要があ り ます。 こ のプルア ッ プ抵
抗は、 電源投入時に WE 信号が ト ラ イ ス テー ト 状態にある場合
のみ有効です。 多 く の MPU が電源投入時にそれら の制御信号
を ト ラ イ ス テー ト に し ます。 プルア ッ プ抵抗を使用する場合に
は確認 し て く だ さ い。 nvSRAM が電源投入時の RECALL から
復帰する時、 MPU がア ク テ ィ ブ であるか、 MPU の リ セ ッ ト が
終了する ま で WE を ア ク テ ィ ブ でない状態に保つ必要があ り ま
す。
不要な不揮発性 STORE 処理を低減する ために、最後の STORE
か RECALL サイ クルの実行後、少な く と も 1 回の書き込み処理
が行われない限 り 、 AutoStore およびハー ド ウ ェ ア STORE 処
理は無視 さ れます。 ソ フ ト ウ ェ アによ り 起動 さ れた STORE サ
イ クルは、 書き込み処理が行われたかど う かに関係な く 実行 さ
れます。
ハー ド ウ ェ ア STORE (HSB) 処理
CY14B104K/CY14B104M には、STORE 処理を制御 し 応答する
ための HSB ピ ンがあ り ます。HSB ピ ンは、ハー ド ウ ェ ア STORE
サイ クルの要求に使用 さ れます。HSB ピ ンが LOW に さ れる と 、
CY14B104K/CY14B104M は tDELAY の後、条件に従 っ て STORE
処理を開始 し ます。実際の STORE サイ クルは、最後の STORE
または RECALL サイ クル以降、 SRAM への書き込みが実行 さ
れた場合にのみ開始 し ます。 HSB ピ ンは、 STORE 処理 ( 任意
の手段で開始 ) 中にはビ ジー状態を示すために内部で LOW に
駆動 さ れるオープ ン ド レ イ ン ド ラ イバ ( チ ッ プ内部に 100kΩ
の弱いプルア ッ プ抵抗 ) と し て も動作 し ます。
注 : ハー ド ウ ェ アおよび ソ フ ト ウ ェ ア STORE 処理の後、 HSB
は標準出力 HIGH 電流で短時間 (tHHHD) HIGH に駆動 さ れ、 そ
の後 100kΩ の内部プルア ッ プ抵抗によ り HIGH 状態を継続 し ま
す。
SRAM 書き込み処理は HSB が LOW に さ れた時に実行中であれ
ば、 STORE 処理が開始 さ れる前に tDELAY 以内に終了 し ます。
し か し 、HSB が LOW にな っ た後に要求 さ れた SRAM 書き込み
サイ クルは、 HSB が HIGH に戻る ま で禁止 さ れます。 書き込み
ラ ッ チ が セ ッ ト さ れ て い な い 場 合、 HSB
は
CY14B104K/CY14B104M によ っ て LOW に駆動 さ れる こ と はあ
り ません。 し か し 全ての SRAM 読み出 し と 書き込みサイ ク ル
は、 MPU または他の外部 ソ ースによ り HSB が HIGH に戻る ま
で禁止 さ れます。
STORE 処理がどのよ う に起動 さ れたかに関わ ら ず、 その処理
中には、 CY14B104K/CY14B104M は HSB ピ ン を LOW に駆動
し 続け、 STORE 処理が完了 し た時にのみ解除 し ます。 STORE
処理が完了する と 、HSBピ ンがHIGH状態に戻 っ た後にnvSRAM
メ モ リ ア ク セスは tLZHSB 間禁止 さ れます。 HSB ピ ンは使用 し
ない場合、 開放に し て く だ さ い。
ハー ド ウ ェ ア RECALL ( 電源投入 )
電源投入時または低電圧状態 (VCC< VSWITCH) の後は、 内部的
に RECALL 要求がラ ッ チ さ れます。 VCC が電源オ ン時に再度
VSWITCH を超えた場合、RECALL サイ クルが自動的に開始 さ れ、
完了するのに tHRECALL を要 し ます。 こ の間、 HSB ピ ンは HSB
ド ラ イバーによ っ て LOW に駆動 さ れ、 nvSRAM へのすべての
読み書きは禁止 さ れます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
ソ フ ト ウ ェ ア STORE
デー タ は、 ソ フ ト ウ ェ ア ア ド レ ス シーケ ン スによ っ て SRAM
から 不揮発性 メ モ リ に転送 さ れます。CY14B104K/CY14B104M
のソ フ ト ウ ェ ア STORE サイ ク ルは、 CE または OE に制御 さ
れた読み出 し 処理を、 6 つの特定のア ド レ スから 正 し い順番で
実行する こ と によ り 開始 さ れます。 STORE サイ ク ルの実行中、
まず以前の不揮発性デー タ の消去が実行 さ れ、 次に不揮発性素
子のプ ロ グ ラ ムが実行 さ れます。 STORE サイ ク ルが開始 さ れ
る と 、 それ以降の入出力はそのサイ ク ルが完了する ま で無効に
な り ます。
特定のア ド レ スから の読み込みのシーケ ン スが STORE の開始
に使われる ため、 シーケ ン ス内で他の読み書き ア ク セスが干渉
し な い こ と、 あ る いはシ ーケ ン スがア ボー ト さ れな いのに
STORE や RECALL が実行 さ れない こ と が重要です。 ソ フ ト
ウ ェ ア STORE サイ ク ルを開始する ために、 次の読み出 し シー
ケ ン ス を実行 し て く だ さ い。
1. ア ド レ ス 0x4E38 の読み出 し - 有効 READ
2. ア ド レ ス 0xB1C7 の読み出 し - 有効 READ
3. ア ド レ ス 0x83E0 の読み出 し - 有効 READ
4. ア ド レ ス 0x7C1F の読み出 し - 有効 READ
5. ア ド レ ス 0x703F の読み出 し - 有効 READ
6. ア ド レ ス 0x8FC0 の読み出 し - STORE サイ クルの開始
ソ フ ト ウ ェ ア シーケ ン スは CE に制御 さ れた読み出 し または
OE に制御 さ れた読み出 し を伴い ク ロ ッ ク供給 さ れ、全ての 6 つ
の READ シーケ ン スの間 WE を HIGH 状態に維持する こ と が必
要です。シーケ ン スの6番目のア ド レ スが入力 さ れた後、STORE
サイ ク ルが開始 さ れ、 チ ッ プが無効にな り ます。 HSB は LOW
に駆動 さ れます。 tSTORE サイ クル時間が完了 し た後、 SRAM は
再度読み書き処理が有効にな り ます。
ソ フ ト ウ ェ ア RECALL
デー タ は、 ソ フ ト ウ ェ ア ア ド レ ス シーケ ン スに よ っ て不揮発
性 メ モ リ から SRAM に転送 さ れます。 ソ フ ト ウ ェ ア RECALL
サイ ク ルは、 ソ フ ト ウ ェ ア STORE の開始 と 同様の方法で、 読
み出 し 処理のシーケ ン スによ っ て開始 さ れます。 ソ フ ト ウ ェ ア
RECALL サイ クルを開始するには、 CE または OE に制御 さ れ
た読み出 し 処理を下記の順序で実行 し ます。
1. ア ド レ ス 0x4E38 の読み出 し - 有効 READ
2. ア ド レ ス 0xB1C7 の読み出 し - 有効 READ
3. ア ド レ ス 0x83E0 の読み出 し - 有効 READ
4. ア ド レ ス 0x7C1F の読み出 し - 有効 READ
5. ア ド レ ス 0x703F の読み出 し - 有効 READ
6. ア ド レ ス 0x4C63 の読み出 し 、 RECALL サイ クルの開始
内部的に、 RECALL は 2 段階の手順を踏みます。 まず、 SRAM
デー タ がク リ ア さ れます。 次に、 不揮発性情報が SRAM セルに
転送 さ れます。 tRECALL サイ クル時間が完了 し た後、 SRAM は
再度読み書き処理が有効にな り ます。 RECALL 処理では、 不揮
発性要素内のデー タ が変更 さ れません。
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CY14B104K、 CY14B104M
表 1. モー ド 選択
CE
WE
OE
BHE、 BLE[7]
A15 ~ A0[8]
モー ド
I/O
電源
H
X
X
X
X
未選択
出力 High Z
ス タ ンバイ
L
H
L
L
X
SRAM 読み出 し
出力デー タ
アクテ ィ ブ
L
L
X
L
X
SRAM 書き込み
入力デー タ
アクテ ィ ブ
L
H
L
X
0x4E38
0xB1C7
0x83E0
0x7C1F
0x703F
0x8B45
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
AutoStore デ ィ ス エーブル
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
ア ク テ ィ ブ [9]
L
H
L
X
0x4E38
0xB1C7
0x83E0
0x7C1F
0x703F
0x4B46
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
AutoStore イ ネーブル
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
ア ク テ ィ ブ [9]
L
H
L
X
0x4E38
0xB1C7
0x83E0
0x7C1F
0x703F
0x8FC0
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
不揮発性 STORE
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力 High Z
ア ク テ ィ ブ ICC2[9]
L
H
L
X
0x4E38
0xB1C7
0x83E0
0x7C1F
0x703F
0x4C63
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
SRAM 読み出 し
不揮発性 RECALL
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力デー タ
出力 High Z
ア ク テ ィ ブ [9]
AutoStore の防止
AutoStore 機能は AutoStore デ ィ スエーブル シーケ ン ス を開始
する こ と で無効に さ れます。 読み出 し 処理のシーケ ン スは、 ソ
フ ト ウ ェ ア STORE の 開 始 と 同 様 の 方 法 で 実 行 さ れ ま す。
AutoStore デ ィ ス エーブル シーケ ン ス を開始する ために、CE ま
たは OE に制御 さ れた読み出 し 処理を以下の順番で実行 し て く
だ さ い。
1. ア ド レ ス 0x4E38 の読み出 し - 有効 READ
2. ア ド レ ス 0xB1C7 の読み出 し - 有効 READ
3. ア ド レ ス 0x83E0 の読み出 し - 有効 READ
4. ア ド レ ス 0x7C1F の読み出 し - 有効 READ
5. ア ド レ ス 0x703F の読み出 し - 有効 READ
6. ア ド レ ス 0x8B45 の読み出 し 、 AutoStore を無効
AutoStore は、 AutoStore イ ネーブル シーケ ン ス を開始する こ
と によ っ て再度有効にな り ます。読み出 し 処理のシーケ ン スは、
ソ フ ト ウ ェ ア RECALL の開始 と 同様の方法で実行 さ れま す。
AutoStore 有効シーケ ン ス を開始する には、 CE または OE に制
御 さ れた読み出 し 処理を下記の順序で実行 し なければな り ませ
ん。
1. ア ド レ ス 0x4E38 の読み出 し - 有効 READ
2. ア ド レ ス 0xB1C7 の読み出 し - 有効 READ
3. ア ド レ ス 0x83E0 の読み出 し - 有効 READ
4. ア ド レ ス 0x7C1F の読み出 し - 有効 READ
5. ア ド レ ス 0x703F の読み出 し - 有効 READ
6. ア ド レ ス 0x4B46 の読み出 し - AutoStore を有効
AutoStore 機能が無効に さ れるか、 ま たは再度有効に さ れた場
合、 手動 STORE 処理 ( ハー ド ウ ェ ア またはソ フ ト ウ ェ ア ) を
行い、 その後の電源オ フ サイ クルの間、 AutoStore 状態を持続
する必要があ り ます。 工場出荷時 AutoStore は有効にな っ てお
り 、 すべてのセルに 0x00 と 書き込まれています。
注
7. BHE と BLE は ×16 構成でのみ使用で き ます。
8. CY14B104K に 19 個のア ド レ ス線があ り ますが (CY14B104M は 18 個のア ド レ ス線 )、 その内 13 個のア ド レ ス線 (A14 ~ A2) のみが ソ フ ト ウ ェ ア モー ド の制御
に使われます。 残 り のア ド レ ス線は 「 ド ン ト ケア」 です。
9. 6 連続のア ド レ ス位置は リ ス ト 順で なければな り ません。 WE は不揮発性サイ ク ルを可能にする ため、 全ての 6 個のサイ ク ル中は HIGH で なければな り ません。
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CY14B104K、 CY14B104M
デー タ 保護
CY14B104K/CY14B104M は、 外部から 実行 さ れた STORE お
よび書き込み処理をすべて禁止する こ と によ り 、 低電圧状態の
期間のデー タ 破損か ら デー タ を保護 し ます。 低電圧状態は VCC
が VSWITCH よ り も 小 さ い場合に検知 さ れます。
CY14B104K/CY14B104M が起動時に 書 き 込み モ ー ド の場合
(CE と WE の両方が LOW)、 RECALL または STORE 後、 書き
込みは tLZHSB (HSB から 出力有効ま で ) の後、 SRAM が有効に
な る ま で禁止 さ れます。 これは電源投入時や電圧低下状態の間
に不注意によ る書き込みを保護 し ます。
リ アル タ イ ム ク ロ ッ クの動作
nvTIME の動作
CY14B104K/CY14B104M には、 ク ロ ッ ク、 ア ラ ーム、 ウ ォ ッ
チ ド ッ グ、 割 り 込み、 および制御機能を備えている内部レ ジ ス
タ があ り ます。RTC レ ジス タ は SRAM 末尾の 16 ア ド レ ス位置
を占めます。 ク ロ ッ ク と タ イ マ情報レ ジ ス タ の内部ダブル バ ッ
フ ァ は、 読み出 し または書き込み処理時の過渡的な内部ク ロ ッ
ク デー タ へのア ク セス を防ぎ ます。 ダ ブル バ ッ フ ァ リ ン グは
また、 ク ロ ッ ク デー タ にア ク セスする際、通常の タ イ ミ ング カ
ウン ト を中断するか、 または内部 ク ロ ッ ク のク ロ ッ ク 精度の劣
化を回避 し ます。 ク ロ ッ ク およびア ラ ーム レ ジ ス タ は BCD 形
式でデー タ を格納 し ます。
RTC 機能は、 次の節で、 CY14B104K に関連 し て説明 さ れてい
ます。 CY14B104M に も同様です。 ただ し 、 RTC レ ジ ス タ のア
ド レ ス を除き ます。
RTC レ ジ ス タ ア ド レ スの範囲は、 CY14B104K では 0x7FFF0
から 0x7FFFF ま で、CY14B104M では 0x3FFF0 か ら 0x3FFFF
ま で です。 レ ジ ス タ マ ッ プの詳細については、 12 ページの表 3
と 13 ページの表 4 を参照 し て く だ さ い。
ク ロ ッ クの動作
ク ロ ッ ク レ ジス タ は、 1 秒ずつ イ ン ク リ メ ン ト し て 9,999 年ま
での時間を維持 し ます。 時刻は任意のカ レ ン ダー時間に設定す
る こ と がで き、 ク ロ ッ クは曜日 と 月の日、 う る う 年、 世紀の変
遷を自動的に刻みます。 ク ロ ッ ク機能には 8 つの専用レ ジ ス タ
があ り ます。 これ らは書き込みサイ クルで時間を設定 し 、 読み
出 し サイ クルで時間を読み出すのに使われます。 こ れら のレ ジ
ス タ には BCD 形式で時間を表す値が含まれています。 「0」 と
し て定義 さ れた ビ ッ ト は、 現在使用 さ れてお ら ず、 将来使用す
る ために予約 さ れています。
ク ロ ッ クの読み出 し
ダ ブルバ ッ フ ァ RTC レ ジ ス タ の構造は、 ク ロ ッ ク か ら 不正な
デー タ を読み込む可能性を減 ら し ます。 CY14B104K 時間保持
レ ジ ス タ への内部更新は、 遷移中のデー タ 読み込みを防止する
ために ク ロ ッ ク デー タ を 読み込む前に、 読み込み ビ ッ ト 「R」
(0x7FFF0 にある フ ラ グレ ジ ス タ 内 ) が 「1」 にセ ッ ト さ れる と 、
停止 さ れます。 レ ジ ス タ の更新停止は、 ク ロ ッ ク の精度に影響
を与え ません。
RTC デバイ スの読み込みシーケ ン スが開始 さ れる と 、ユーザー
の時間保持 レ ジ ス タ の更新が停止 し 、 「0」 が読み込み ビ ッ ト
「R」 (0x7FFF0 にある フ ラ グレ ジ ス タ 内) に書き込まれる ま で再
起動 し ません。読み取 り シーケ ン スの終了後、すべての RTC レ
ジ ス タ が、 20ms 以内に同時に更新 さ れます。
ク ロ ッ ク を設定
書き込みビ ッ ト 「W」 (0x7FFF0 にあ る フ ラ グレ ジ ス タ 内 ) が
「1」 にセ ッ ト さ れる と 、 RTC デバ イ スへの書 き込みア ク セ ス
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
は、 時間保持レ ジ ス タ の更新を停止 し 、 時間の設定を可能に し
ます。 次に、 正 し い曜日、 日付、 および時間がレ ジ ス タ に書き
込まれます。 正 し い形式は、 24 時間 BCD 形式です。 書き込ま
れた時間は、 「基準時刻」 と 呼ばれます。 この値は、 不揮発性レ
ジ ス タ に格納 さ れ、 現在の時刻の計算に使用 さ れます。 書き込
みビ ッ ト W が 「0」 を書き込まれて ク リ ア さ れる と 、 時間保持
レ ジ ス タ の値は実際のク ロ ッ ク カ ウン タ に転送 さ れます。 その
後、 ク ロ ッ ク は通常の動作を再開 し ます。
時間保持レ ジ ス タ に書き込まれた時間が正 し い BCD 形式でな
い場合は、RTC レ ジス タ の各無効ニ ブルが 0xF ま で カ ウン ト を
継続 し てから 0x0 にロールオーバー し 、 その後、 RTC は通常の
動作を再開 し ます。
注 : 「W」 ビ ッ ト が 「0」 にセ ッ ト さ れた後、 時間保持、 ア ラ ー
ム、 校正、 お よび割 り 込みレ ジ ス タ に書き込まれる値は、 tRTCp
時間で RTC 時間保持カ ウン タ に転送 さ れます。 こ れら のカ ウ
ン タ の値は、 ソ フ ト ウ ェ ア /ハ ー ド ウ ェ ア STORE ま た は
AutoStore 処理を起動 さ せる こ と に よ り 、 不揮発性 メ モ リ に保
存する必要があ り ます。AutoStore デ ィ ス エーブル モー ド では、
変更が正 し く 記録 さ れる よ う に、RTC レ ジ ス タ への書き込みを
行いながら、 tRTCp 時間の後に、 STORE 処理を実行 し て く だ さ
い。
バ ッ ク ア ッ プ電源
CY14B104K の RTC は、永続的電源供給動作用に設計 さ れてい
ます。 VRTCcap または VRTCbat ピ ンは、 バ ッ ク ア ッ プ電源用に
コ ンデンサかバ ッ テ リ のど ち ら が選択 さ れるかに応 じ て接続 さ
れます。 主電源 (VCC が異常にな り 、 VSWITCH を下回る と 、 デ
バイ スの電源をバ ッ ク ア ッ プ電源に切 り 替え ます。
ク ロ ッ ク 発振器の消費電流は非常に小 さ いため、 バ ッ ク ア ッ プ
電源によ るバ ッ ク ア ッ プ時間が長 く な り ます。 主電源を喪失 し
た状態の ク ロ ッ ク 動作にかかわ ら ず、 nvSRAM に格納 さ れた
デー タ は電源が失われた時に不揮発性素子に格納 さ れている た
め、 デー タ が失われる こ と はあ り ません。
バ ッ ク ア ッ プ処理中に、CY14B104K は室温で 0.35 µA ( 標準値
) を消費 し ます。 用途に応 じ て コ ンデンサやバ ッ テ リ の値を選
択 し て く だ さ い。
注 : バ ッ テ リ が VCC に接続する前に VRTCbat ピ ンに接続する と 、
チ ッ プは高い IBAK 電流が流れます。 発振子が無効の場合で も 、
こ の事象は発生 し ます。バ ッ テ リ の持続時間を長 く する ために、
バ ッ テ リ を VRTCbat ピ ンに接続する前に VCC に接続する必要が
あ り ます。
最大電流仕様に基づ く バ ッ ク ア ッ プ時間の値を、 次の表 2 に示
し ます。 公称バ ッ ク ア ッ プ時間は約 2 倍長 く な り ます。
表 2. RTC のバ ッ ク ア ッ プ時間
コ ンデンサの値
0.1F
バ ッ ク ア ッ プ時間
0.47F
14 日
1.0F
30 日
72 時間
コ ンデンサを使用する と 、 シ ス テムに電源を投入する度にバ ッ
ク ア ッ プ電源が充電 さ れる と い う 明白な利点があ り ます。 バ ッ
テ リ を使用する場合は、 3V リ チウムバ ッ テ リ をお勧め し ます。
CY14B104K は、 主電源を喪失 し た場合に、 バ ッ テ リ から のみ
電流を供給 さ れます。 ただ し 、バ ッ テ リ は、CY14B104K によ っ
ていつで も 充電 さ れるわけではあ り ません。 バ ッ テ リ 容量は、
シ ス テムの動作状況に応 じ 電源喪失時に必要な合計予想時間を
考慮 し て選択する必要があ り ます。
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CY14B104K、 CY14B104M
発振器の起動 と 停止
0x7FFF8 番地にある校正レ ジス タの OSCEN ビ ッ ト は、 発振器の起動
または停止を制御 し ます。 このビ ッ ト は不揮発性であ り 、 イ ネーブル
状態 (0 に設定されている状態 ) でお客様に出荷さ れます。 システムが
保存状態にある場合にバ ッ テ リ を長持ち さ せるには、 OSCEN を 「1」
にセ ッ ト する必要があ り ます。 これによ り 発振回路が停止し、 バ ッ テ
リ 寿命が延長さ れます。 OSCEN ビ ッ ト が無効から有効に切 り 替わる
場合は、 発振子が開始されるのに約 1 秒 ( 最大 2 秒 ) かか り ます。
シス テム電源がオ フの間に、 バ ッ ク ア ッ プ電源の電圧 (VRTCcap
または VRTCbat) が、 それぞれの最小レベルを下回る場合、 発振
器が動作 し な く な る こ と があ り ます。 CY14B104K には、 システ
ム電源が回復 し た時に、 発振器の異常を検出する能力があ り ま
す。 これは、 ア ド レ ス 0x7FFF0 にある フ ラ グレ ジス タ の発振器
異常フ ラ グ (OSCF) に記録 さ れます。デバイ スに電流が供給 さ れ
ている (VCC が VSWITCH を上回る ) 場合、 「イ ネーブル」 状態を
確認するために、OSCEN ビ ッ ト を チ ェ ッ ク し ます。OSCEN ビ ッ
ト が有効にな り 、発振器が最初の 5ms 以内に起動 し ない場合は、
OSCF ビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト し ます。 システムはこの条件を点
検 し 、 フ ラ グを ク リ アするために 0 を書き込む必要があ り ます。
OSCF フ ラ グ ビ ッ ト を設定する こ と に加え、 時間レ ジス タ は時間
保持レ ジス タ に書き込まれる最後の値である 「基準時刻」 に リ セ ッ
ト さ れる こ と に も 注意 し て く だ さ い。 制御ま たは校正レ ジ ス タ と
OSCEN ビ ッ ト は、 「発振器異常」 の状態によ る影響を受けません。
OSCF の値は、 時間レ ジス タ が最初に書き込まれた際に、 0 に
リ セ ッ ト する必要があ り ます。 これによ り 、 こ のビ ッ ト の状態
が初期化 さ れます。 このビ ッ ト は、 シ ス テムが最初に電源を投
入 さ れた時にセ ッ ト さ れている可能性があ り ます。
OSCF を リ セ ッ ト するには、 書き込みビ ッ ト 「W」 (0x7FFF0 に
ある フ ラ グ レ ジス タ 内 ) を 「1」 にセ ッ ト し 、 フ ラ グ レ ジス タ へ
の書き込みを有効に し ます。 書き込みを無効にするには、 OSCF
に 0 を書き込みんでから書き込みビ ッ ト を 0 に リ セ ッ ト し ます。
ク ロ ッ クの校正
RTC は、32.768kHz の公称周波数を持つ ク オーツ水晶振動子に
よ っ て駆動 さ れます。 ク ロ ッ クの精度は、 水晶 と 校正の品質に
依存 し ます。 市場で入手可能な水晶発振器は、 通常、 +20ppm
~ +35ppm の誤差を持ち ます。ただ し 、CY14B104K は 25°C で
+1/–2ppmま で精度を向上 さ せる校正回路を採用 し ています。こ
れは、月当た り の誤差が +2.5 ~ –5 秒である こ と を意味 し ます。
校正回路は、 この精度を達成するため、 発振器分周回路から カ ウ
ン ト を加算または減算 し ます。 抑制 ( 減算、 マ イ ナス校正 ) また
は分割 ( 加算、 プ ラ ス校正 ) さ れるパルスの数は、 0x7FFF8 ア ド
レ スにある校正レ ジス タ 内の 5 つの校正ビ ッ ト にロー ド さ れた値
に依存 し ます。 校正ビ ッ ト は、 校正レ ジス タ の 5 つの下位ビ ッ ト
を占めます。 これらのビ ッ ト は、バイナ リ 形式で 0 と 31 間の任意
の値を表すために設定 さ れます。 ビ ッ ト D5 は符号ビ ッ ト で、 「1」
がプ ラ ス校正、 「0」 がマ イ ナス校正を示 し ます。 カ ウン ト を加算
する と ク ロ ッ クが速 く な り 、減算する と ク ロ ッ クが遅 く な り ます。
二進数の 「1」 がレ ジス タ にロー ド さ れる と 、 符号に応じ て、 発振
器の誤差に4.068 または-2.034 ppmのオ フ セ ッ ト 調整を行います。
校正は、 64 分サイ クル内で発生 し ます。 サイ ク ルの最初の 62
分は、 毎分 1 回、 128 の発振器サイ クル短縮 さ れる秒、 あるい
は 256 の発振器サイ クル延長 さ れる 1 秒があ り ます。 2 進数の
「1」 がレ ジ ス タ にロー ド さ れる と 、 64 分サイ クルの最初の 2 分
のみが変更 さ れます。 2 進数の 6 がロー ド さ れる と 、 最初の 12
分が影響を受け、 同 じ パ タ ーンが続き ます。 し たがっ て、 各校
正ス テ ッ プは、実際の 125,829,120 回の発振器サイ ク ルご と に、
512 を加算または 256 を減算する効果があ り ます。 こ れは、 校
正レ ジ ス タ の校正ス テ ッ プ ご と に、 4.068 または -2.034ppm の
調整を行 う こ と を意味 し ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
必要な校正を決定するには、フ ラ グ レ ジス タ (0x7FFF0) の CAL
ビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト する必要があ り ます。 これは、 INT ピ ン
を 512Hz の公称周波数で ト グル さ せます。 512Hz から 測定 さ
れる任意の偏差は、 必要な補正の程度 と 方向を示 し ます。 た と
えば、 512.01024 Hz の読み込みは +20ppm の誤差を示 し ます。
し たがっ て、–10 (001010b) の 10 進値を校正レ ジ ス タ にロー ド
し 、 こ の誤差を相殺する必要があ り ます。
注:校正レジス タ を設定や変更し て も、テス ト 出力周波数には影響し ません。
CAL を セ ッ ト ま た は ク リ ア す る に は、 書 き 込み ビ ッ ト 「W」
(0x7FFF0 にある フ ラ グ レ ジス タ 内 ) を 「1」 にセ ッ ト し 、 フ ラ
グ レ ジス タ への書き込みを有効に し ます。CAL に値を書き込み、
次に書き込みビ ッ ト を0に リ セ ッ ト し 、書き込みを無効に し ます。
ア ラ ーム
ア ラ ーム機能は、ユーザがプ ログ ラム し たア ラ ームの時間 と 日付
(0x7FFF1 ~ 5 にある レ ジス タ に格納済み ) の値を、 該当する曜
日 と 日付の値 と 比較 し ます。 一致す る と 、 ア ラ ーム内部 フ ラ グ
(AF) が設定 さ れ、ア ラ ーム割 り 込みイ ネーブル (AIE) ビ ッ ト が設
定 さ れている場合は、 割 り 込みが INT ピ ン で生成 さ れます。
日付、 時間、 分、 秒 と い う 、 4 つのア ラ ームのマ ッ チ フ ィ ール
ド があ り ます。 こ れら の各フ ィ ール ド は、 フ ィ ール ド がア ラ ー
ム マ ッ チ論理で使用 さ れてい るかど う かを決定す る ために使
用 さ れる マ ッ チ ビ ッ ト を持っ ています。 マ ッ チ ビ ッ ト が 「0」 に
セ ッ ト さ れている場合は、対応する フ ィ ール ド がマ ッ チ プ ロ セ
スで使用 さ れている こ と を示 し ます。 マ ッ チ ビ ッ ト に応 じ て、
ア ラ ームは、 月に一度な ど特定の頻度で発生 し ます。 最小頻度
は毎分 1 回です。 マ ッ チ ビ ッ ト のいずれも を選択 し ない ( すべ
て 1) 場合は、 マ ッ チが必要 と さ れないため、 ア ラ ームが無効に
な る こ と を示 し ます。 すべてのマ ッ チ ビ ッ ト ( すべて 0) を選
択する と 、 正確な時間 と 日付のマ ッ チが発生 し ます。
ア ラ ーム イ ベ ン ト を検出す る には、 AF フ ラ グ を読み出すか、
ま たは INT ピ ン を監視す る と い う 2 つの方法を使用 し ます。
0x7FFF0 ア ド レ スにある フ ラ グ レ ジ ス タ の AF フ ラ グは、日付
や時間のマ ッ チが発生 し た こ と を示 し ます。 マ ッ チが発生する
と 、 AF ビ ッ ト が 1 にセ ッ ト さ れます。 フ ラ グ レ ジ ス タ を読み
出す と 、 ア ラ ーム フ ラ グ ビ ッ ト ( および他のすべて ) がク リ ア
さ れます。 ハー ド ウ ェ ア割 り 込みピ ン も 、 ア ラ ーム イ ベン ト を
検出する ために使用 さ れる こ と があ り ます。
ア ラ ームを セ ッ ト 、 ク リ ア、 またはイ ネーブルするには、 書き
込みビ ッ ト 「W」 (0x7FFF0 にある フ ラ グ レ ジ ス タ 内 ) を 「1」
にセ ッ ト し 、 ア ラ ーム レ ジ ス タ への書き込みを有効に し ます。
ア ラ ーム の値を書き込んだ後、 W ビ ッ ト を 0 に ク リ ア し 、 変
更を有効に し ます。
注 CY14B104K : ア ラ ーム フ ラ グ と 割 り 込みを適切に動作する
た め、 秒 の ア ラ ー ム マ ッ チ ビ ッ ト ( ア ラ ー ム 秒 レ ジ ス タ
0x7FFF2 内のビ ッ ト 「D7」) を「0」にセ ッ ト する必要があ り ます。
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーは、 水晶発振器から派生 し た 32Hz のク
ロ ッ ク (31.25ms) を使用する、 フ リ ーラ ンニ ングのダウン カ ウン
タ です。 それで、 発振器が動作 し ている時のみ、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ
タ イ マーが動作可能です。 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー レ ジス タ に
ロー ド さ れた値から カ ウン ト ダウンする こ と でス タ ー ト し ます。
タ イ マーは、 ロー ド 可能な レ ジス タ と フ リ ー ラ ン カ ウン タ で構
成 さ れています。電源投入時に、 レ ジ ス タ 0x7FFF7 のウ ォ ッ チ
ド ッ グ タ イ ムアウ ト 値が、カ ウン タ ーのロー ド レ ジ ス タ にロー
ド さ れます。 カ ウン ト は、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ ス ト ローブ (WDS)
ビ ッ ト が 「1」 に設定 さ れる たびに、 ロ ー ド 可能な値か ら の電
源投入 と 再起動を開始 し ます。 カ ウン タ ーは、 0 の終端値 と 比
ページ 8/31
CY14B104K、 CY14B104M
較 さ れます。 カ ウン タ ーが この値に達する と 、 内部フ ラ グ と 任
意の割 り 込み出力が発生 し ます。
カウン タ ーが 「0」 に到達する前に WDS ビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト す
る こ と によ り 、 タ イムアウ ト 割り 込みを防ぐ こ と がで き ます。 これ
によ り 、カウン タ ーにウォ ッ チ ド ッ グ タ イムアウ ト 値がリ ロー ド さ
れ、再起動さ れます。カウン タ ーが終点の値に達する前に WDS ビ ッ
ト をセ ッ ト する限 り 、 割 り 込みと WDT フ ラグは発生し ません。
ウ ォ ッ チ ド ッ グ書き込みビ ッ ト を 「0」 に設定する こ と で、 新し い タ イ
ムアウ ト 値が書き込まれます。 WDW が 「0」 であ る場合、 ウ ォ ッ チ
ド ッ グ タ イムアウ ト 値ビ ッ ト D5-D0 への新し い値の書き込みが有効
にな り 、 タ イムアウ ト 値が変更されます。 WDW が 1 の場合、 D5 ~
D0 ビ ッ ト への書き込みは無視されます。 WDW 機能は、 ウォ ッ チ ド ッ
グ タ イ マーの値が変更されるかをかかわらず、 WDS ビ ッ ト を設定で
き る よ う に し ます。 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーの論理図を図 3 に示し ま
す。 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イムアウ ト 値を 「0」 にセ ッ ト する と、 ウ ォ ッ
チ ド ッ グ機能が無効になる こ と に注意し て く だ さ い。
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーの出力は、 ウ ォ ッ チ ド ッ グのタ イムアウ ト が許
可されている場合にセ ッ ト される WDF と い う フ ラ グビ ッ ト です。 割 り
込みレ ジス タのウ ォ ッ チ ド ッ グ割 り込みイ ネーブル (WIE) ビ ッ ト がセ ッ
ト されている場合は、INT ピ ンのハー ド ウ ェ ア割 り込みも、ウ ォ ッ チ ド ッ
グ タ イムアウ ト で生成さ れます。 ユーザーがフ ラ グ レジス タ を読み出す
時に、 フ ラ グ とハー ド ウ ェ ア割 り 込みの両方がク リ ア されます。
図 3. ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーのブ ロ ッ ク図
Clock
Divider
Oscillator
32,768 KHz
32 Hz
Counter
CY14B104K は、 フ ラ グ レ ジス タ、 割 り 込みレ ジス タ 、 およびマ
イ ク ロ コ ン ト ロー ラへの割 り 込み信号を送る こ と がで き る割 り
込みロジ ッ ク を持っ ています。 割 り 込みには、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ
イ マー、電源モニ タ ー、 ア ラーム タ イ マ と い う 3 種類のソースが
あ り ます。 それぞれ、 個別に割 り 込みレ ジス タ (0x7FFF6) の適切
な設定によ っ て、 INT ピ ン を駆動するために有効にで き ます。 さ
ら に、ホス ト プ ロセ ッ サが割 り 込みの原因を判別するために使用
する フ ラ グ レ ジ ス タ (0x7FFF0) に、 関連する フ ラ グ ビ ッ ト を
持っ ています。 INT ピ ンの ド ラ イバーは、 割 り 込みが発生し た時
にその動作を指定する 2 つのビ ッ ト を持っ ています。
割 り 込みは、 両方のフ ラ グが 3 種類のソ ースのいずれかによ っ
て立て られた場合、 および割 り 込みレ ジス タ 内の該当する割 り
込みイ ネーブル ビ ッ ト が有効にな っ た ( 「1」 にセ ッ ト さ れた )
場合にのみ発生 し ます。 割 り 込みソ ースがア ク テ ィ ブにな っ た
後、 2 つのプ ログ ラ マブル ビ ッ ト 、 H/L と P/L は、 INT ピ ン で出
力ピ ン ド ラ イバーの動作を決定 し ます。 これらの 2 ビ ッ ト は割
り 込みレ ジス タ にあ り 、 INT ピ ンから レベルまたはパルスモー
ド の出力を駆動する ために使用で き ます。 パルス モー ド では、
パルス幅が内部で約 200ms に固定 さ れます。 このモー ド は、 ホ
ス ト マ イ ク ロ コ ン ト ローラ ーを リ セ ッ ト するために用意 さ れま
す。 レベル モー ド では、 フ ラ グ レ ジス タ がユーザーによ っ て読
み出 さ れる ま で、 ピ ンはア ク テ ィ ブ極性にな り ます。 こ のモー
ド は、 ホス ト マ イ ク ロ コ ン ト ローラ ーへの割 り 込み と し て使用
さ れます。 制御ビ ッ ト については、 次の節で説明 し ます。
割 り 込みは、システムが通常の電源モー ド で動作する時にのみ生成され、
バ ッ ク ア ッ プ電源モー ド で実行されている時には ト リ ガ さ れません。
1 Hz
Zero
Compare
割 り 込み
WDF
注 : CY14B104K は、パワーア ッ プ RECALL シーケ ン スが完了
し た後でのみ有効な割 り 込みを生成 し ます。 INT ピ ンの全イ ベ
ン ト は、電源投入後、tHRECALL 中に無視 さ れる必要があ り ます。
割 り 込みレ ジ ス タ
Load
Register
WDS
D
Q
WDW
Q
write to
Watchdog
Register
Watchdog
Register
.
電源モ ニ タ ー
CY14B104K は、 電源異常割り込み機能を備えた電力管理スキームを提供
し ます。また、 ク ロ ッ ク用のバッ ク ア ッ プ電源への内部切り 替えを制御し、
低 VCC ア ク セスから メ モ リ を保護し ます。 電源モニ タ ーは、 VCC 電圧を
VSWITCH 閾値と比較する内部バン ド ギャ ッ プ参照回路に基づきます。
4 ページの AutoStore 処理で説明 し た よ う に、 VCC が電源切断
時に VSWITCH に達する と 、 デー タ STORE 処理が SRAM から
不揮発性素子に向けて開始 さ れ、最後の SRAM デー タ 状態を確
保 し ます。 また、 電源は VCC からバ ッ ク ア ッ プ電源 ( バ ッ テ リ
または コ ンデンサ ) に切 り 替え られて、 RTC 発振器を稼動 し ま
す。
バ ッ ク ア ッ プ電源か ら動作 し ている場合、 nvSRAM への読み書
き処理が抑制 さ れ、RTC 機能が利用で き な く な り ます。RTC ク
ロ ッ クは、 バ ッ ク グ ラ ウン ド で処理を継続 し ます。 更新 さ れた
RTC 時間保持レ ジ ス タ のデー タ は、VCC がデバイ スに復旧後に
利用で き る よ う にな り ます (22 ページの AutoStore /パワー
ア ッ プ RECALL を参照 ) 。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
ウォ ッ チ ド ッ グ割り込みイネーブル (WIE) : 「1」 にセ ッ ト する と、 ウォ ッ
チ ド ッ グ タ イ マーは、 ウォ ッ チ ド ッ グ タ イムアウ ト が発生し た際に INT
ピ ン と内部フ ラグを駆動し ます。 WIE を 「0」 にセ ッ ト する と、 ウォ ッ チ
ド ッ グ タ イ マーは、 フ ラグ レジス タの WDF フ ラグにのみ影響し ます。
アラーム割り込み イネーブル (AIE) : 「1」 にセ ッ ト する と、 ア ラームのマ ッ
チによ り、 INT ピン と内部フ ラグが駆動されます。 AIE を 「0」 にセ ッ ト す
る と、ア ラームのマ ッ チは、フ ラグ レジス タの AF フ ラグにのみ影響し ます。
電源異常割り込みイネーブル (PFE) : 「1」 にセ ッ ト する と、 電源異
常 モニ タ ーフ ラ グが駆動されます。 PFE を 「0」 に設定する と、 電
源異常 モニ タ ーは、フ ラ グ レ ジス タの PF フ ラ グにのみ影響し ます。
ハイ/ロー (H/L) : 「1」 にセ ッ ト する と 、 INT ピ ンがア ク テ ィ
ブ HIGH にな り 、 ド ラ イバー モー ド がプ ッ シ ュ プルにな り ま
す。 INT ピ ンは、 VCC が VSWITCH を上回る場合にのみ HIGH に
駆動 さ れ ま す。 「0」 に セ ッ ト す る と 、 INT ピ ン がア ク テ ィ ブ
LOW にな り 、 ド ラ イバー モー ド がオープ ン ド レ イ ンにな り ま
す。 ア ク テ ィ ブ LOW モー ド で割 り 込みを使用 し ている間、 INT
ピ ンは、10kΩ の抵抗で Vcc にプルア ッ プする必要があ り ます。
パルス/レ ベル (P/L) : 「1」 にセ ッ ト し 、 割 り 込みが発生する
と 、 INT ピ ンが約 200ms 間駆動 さ れます。 P/L が 「0」 に設定 さ
れ る と 、 INT ピ ン は、 フ ラ グ レ ジ ス タ が読み込ま れ る ま で、
HIGH または LOW (H/L によ り 決定 さ れる ) に駆動 さ れます。
有効な割 り 込みソースが INT ピ ン を ア ク テ ィ ブにする と 、外部ホ
ス ト は、 レ ジス タのフ ラ グを読み込んで、 原因を特定し ます。 レ
ジス タが読み出さ れる際には、 すべてのフ ラ グがク リ ア される こ
と に注意し て く だ さ い。INT ピ ンがレベル モー ド にプ ログ ラム さ
れている場合、 条件はク リ ア さ れ、 INT ピ ンは非ア ク テ ィ ブ状態
に戻 り ます。 ピ ンがパルス モー ド にプ ログ ラム さ れている場合、
フ ラ グを読み出す と、 フ ラ グ と ピ ンはク リ ア されます。 フ ラ グ レ
ジス タが読み出さ れる と、 パルスは、 その指定された期間を完了
し ません。 INT ピ ンがホス ト の リ セ ッ ト と し て使用されている場
合は、 フ ラ グ レ ジス タは リ セ ッ ト 時に読み込まれません。
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CY14B104K、 CY14B104M
フ ラグ レジス タ
フ ラ グ レ ジス タ は、 割 り 込みを生成する ために使用 さ れる WDF、 AF、 および PF と い う 3 つの フ ラ グ ビ ッ ト を持っ ています。 こ
れ ら の フ ラ グは、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ ムアウ ト 、 ア ラ ームマ ッ チ、 ま たは電源異常モ ニ タ ーに よ っ てそれぞれ設定 さ れます。 フ
ラ ッ グが設定 さ れる と 、 プ ロ セ ッ サは このレ ジ ス タ をポー リ ングするか、 または割 り 込みを有効にする こ と がで き ます。 こ れら の
フ ラ グは、レ ジ ス タ が読み出 さ れる と 自動的に リ セ ッ ト さ れます。 フ ラ グ レ ジス タ は、電源投入時に値 0x00 を使っ て自動的にロー
ド さ れます (OSCF ビ ッ ト を除 く 。 8 ページの発振器の起動 と 停止を参照 )。
図 4. 割 り 込みブ ロ ッ ク図
WDF
Watchdog
Timer
WDF - ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー フ ラ グ
WIE - ウ ォ ッ チ ド ッ グ割 り 込み
イ ネーブル
PF - 電源異常フ ラ グ
PFE - 電源異常イ ネーブル
WIE
P/L
VCC
PF
Power
Monitor
Pin
Driver
PFE
INT
VINT
H/L
AF - ア ラ ーム フ ラ グ
AIE - ア ラ ーム割 り 込みイ ネーブル
P/L - パルス レベル
H/L - HIGH/LOW
VSS
AF
Clock
Alarm
AIE
RTC 外部 コ ンポーネ ン ト
RTC は、 に示すよ う に、 外部に 32.768 kHz 水晶発振器 と 図 5 C1、 C2 の負荷容量を接続する必要があ り ます。 こ の図では推奨す
る RTC 外付け部品の値を示 し ています。 負荷容量 C1 と C2 は、 プ リ ン ト 回路基板 (PCB) の寄生容量を含んでいます。 PCB の寄生
容量は、 水晶発振器のパ ッ ド /ピ ンの ラ ン ド パ タ ーン、 Xin/Xout パ ッ ド 、 お よび水晶発振器 と デバイ ス ピ ン を接続するパ ッ ド と 銅
配線に起因する容量を含んでいます。
図 5. RTC の推奨コ ンポーネ ン ト 構成 [10]
推奨値
Y1 = 32.768kHz (12.5pF)
C1=12pF
C2 = 69pF
注 : C1 と C2 の推奨値は
ボー ド ト レース静電容量を含んでいる。
C1
Y1
C2
Xout
Xin
注
10. 不揮発性ス タ テ ィ ッ ク ラ ン ダム ア ク セス メ モ リ (nvSRAM) リ アル タ イム ク ロ ッ ク (RTC) の設計ガ イ ド ラ イ ン お よびベス ト プ ラ ク テ ィ スについては、 ア プ リ ケー
シ ョ ン ノ ー ト AN61546 を参照 し て く だ さ い。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
RTC に関する PCB 設計上の注意事項
RTC の水晶発振子は、それ ら水晶発振子のピ ンに高イ ン ピーダ
ン ス ノ ー ド が付いた低電流の回路です。 RTC の時間管理をす
る信号の電流が小 さ いので、 基板上の水晶発振器の接続は ノ イ
ズに非常に敏感です。 そのため、 RTC 回路を基板上の他の信号
から分離する必要があ り ます。
PCB 上の浮遊容量を最小限に抑え る こ と も重要です。浮遊容量
は水晶発振器の負荷容量に追加 さ れるので、 発振周波数エ ラ ー
を引き起 こ し ます。 最適 RTC 性能を得る ためには、 適切にバ
イパス処理を施 し た慎重な レ イ アウ ト をする必要があ り ます。
■
Xin と Xout 配線幅を 8mil 以下に し ます。配線幅を太 く する と 、
配線容量が高 く な り ます。 こ れら の接着パ ッ ド と 配線が大き
く な る と 、 隣接する信号か ら ノ イ ズが乗る可能性が高 く な り
ます。
■
水晶発振回路の周 り を ガー ド リ ング し て Xin と Xout 信号を
シール ド し ます。 このガー ド リ ン グが、 近接 し ている信号か
らの ノ イ ズ カ ッ プ リ ングを防止 し ます。
■
RTC配線の近 く で何か他の高速信号を配線する時に も 注意 し
て く だ さ い。 水晶発信子が、 基板上で他の信号から 分離 さ れ
れば さ れる程、 ノ イ ズが水晶発振子に乗る可能性 も 低 く な り
ま す。 基板上で、 Xin、 Xout 配線 と 他の高速信号線の距離 を
200mil 以上離 し て く だ さ い。
■
同一PCB層で水晶コ ンポーネ ン ト の直下に信号を走ら せない
で く だ さ い。
■
PCBの別の信号層上を走っ ている配線から カ ッ プ リ ング さ れ
る不要な ノ イ ズを防止する ために隣接 し た PCB 層、および水
晶発振回路の真下に、絶縁 し た銅のベ タ 面を造っ て く だ さ い。
ロー カル面は、 同 じ PCB 層上の隣接 し た面から 少な く と も
40mil 分離する必要があ り ます。 ベ タ 面は、 RTC コ ンポーネ
ン ト の近 く にあ り 、 その周辺部はガー ド リ ン グ周辺に等 し く
保つ必要があ り ます。 図 6 は RTC 回路用の推奨レ イ アウ ト
を示 し ています。
レ イ アウ ト に関する要求
基板レ イ アウ ト は、 RTC 回路を配線する際に、 次のガ イ ド ラ イ
ン を順守 し なければな り ません ( し か し 、 限定は さ れません ) 。
次のガ イ ド ラ イ ンは、RTC 設計によ っ て最適な性能を得る手助
けにな り ます。
■
水晶振動子を で き る限 り Xin と Xout ピ ンの近 く に配置するのが
重要です。 水晶発振器 と RTC 間の配線長を同 じ に し 、 配線長
を可能な限 り 短 く し て ア ン テナの長 さ を短 く する こ と で ノ イ
ズ カ ッ プ リ ングを起 こ さ ないよ う に し ます。
図 6. RTC 用の推奨レ イ アウ ト
上面の コ ンポーネ ン ト 層 : L1
グ ラ ン ド 面の層 : L2
シ ス テム グ ラ ン ド
C1
絶縁 し たグ ラ ン ド 面
層 2: L2
ガー ド リ ング - 上面
( コ ンポーネ ン ト )
層 1: L1
Y1
C2
ビ ア : ビ アによ っ て、絶縁
さ れた L2 上のグ ラ ン ド 面
へ接続
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
ビ ア : ビ アによ っ て、L2 上の
シ ス テム グ ラ ン ド 面へ接続
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CY14B104K、 CY14B104M
表 3. RTC レ ジ ス タ マ ッ プ [11]
レジス タ
CY14B104K CY14B104M
D7
D6
BCD 形式のデー タ [12]
D4
D3
D5
D2
D1
D0
機能/範囲
0x3FFF0
0x3FFF0
0x7FFFE
0x3FFFE
0
0
0x7FFFD
0x3FFFD
0
0
0x7FFFC
0x3FFFC
0
0
0x7FFFB
0x3FFFB
0
0
0x7FFFA
0x3FFFA
0
0x7FFF9
0x3FFF9
0
0x7FFF8
0x3FFF8
OSCEN (0)
0
0x7FFF7
0x3FFF7
WDS (0)
WDW (0)
0x7FFF6
0x3FFF6
WIE (0)
AIE (0)
0x7FFF5
0x3FFF5
M (1)
0
ア ラ ーム日 (10 日 )
ア ラ ーム日 (1 日 )
ア ラ ーム、 月の日 : 01 ~ 31
0x7FFF4
0x3FFF4
M (1)
0
ア ラ ーム時間 (10 時間 )
ア ラ ーム時間 (1 時間 )
ア ラ ーム、 時間 : 00 ~ 23
0x7FFF3
0x3FFF3
M (1)
ア ラ ーム分 (10 分 )
ア ラ ーム分 (1 分 )
ア ラ ーム、 分 : 00 ~ 59
0x7FFF2
0x3FFF2
M (1)
ア ラ ーム秒 (10 秒 )
ア ラ ーム秒 (1 秒 )
ア ラ ーム、 秒 : 00 ~ 59
0x7FFF1
0x3FFF1
0x7FFF0
0x3FFF0
WDF
年 (10 年間 )
0
月 (10 ヶ 月 )
日 (10 日間 )
0
0
時間 (10 時間 )
世紀 (10 世紀 )
PF
週の日 : 01 ~ 07
時間
時間 : 00 ~ 23
分 (1 分 )
分 : 00 ~ 59
秒
秒 : 00 ~ 59
秒 (10 秒 )
校正の符号 (0)
月の日 : 01 ~ 31
曜日
分 (10 分 )
AF
年 : 00 ~ 99
月 : 01 ~ 12
日 (1 日間 )
0
PFE (0)
年
月
校正値 [13]
校正 (00000)
WDT (000000)
0
OSCF[14]
H/L (1)
0
P/L (0)
ウ ォ ッ チ ド ッ グ [13]
0
世紀 (1 世紀 )
CAL (0)
W (0)
0
割 り 込み [13]
世紀 : 00 ~ 99
R (0)
フ ラ グ [13]
注
11. RTC レ ジ ス タ の上位バイ ト D15 ~ D8 (CY14B104M) は将来の使用のために予約 さ れています。
12. ( ) は、 工場出荷時の値を示 し ます。
13. こ れは、 BCD 値ではな く 、 2 進値です。
14. ユーザが OSCF フ ラ グ ビ ッ ト を リ セ ッ ト する場合は、 フ ラ グ レ ジ ス タ は、 tRTCp 時間の後に更新 さ れます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
表 4. レ ジス タ マ ッ プ詳細
レジス タ
CY14B104K CY14B104M
0x3FFF0
0x7FFFE
0x7FFFD
0x7FFFC
0x7FFFB
0x7FFFA
0x7FFF9
0x3FFF0
0x3FFFE
0x3FFFD
0x3FFFC
0x3FFFB
0x3FFFA
0x3FFF9
説明
D7
D6
D5
時間管理 - 年
D4
D3
D2
D1
D0
年 (10 年の位 )
年
年の下位 2 桁の BCD 表記を格納。 下位ニ ブル (4 ビ ッ ト ) には、 年の値が含まれてい る。 上位ニ ブ
ル (4 ビ ッ ト ) には、 10 単位の年の値が含まれている。 それぞれのニ ブルは 0 ~ 9 の値を持っ てい
る。 レ ジス タ の範囲は 0 ~ 99
時間管理 - 月
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
0
0
0
月 (10 ヶ 月の位 )
月
月の桁の BCD 表記を格納。 下位ニ ブル (4 ビ ッ ト ) には、 下位桁が含まれてお り 、 0 ~ 9 の値を持
つ。上位ニ ブル (1 ビ ッ ト ) には、上位桁が含まれてお り 、0 ~ 1 の値を持つ。レ ジ ス タ の範囲は 1 ~ 12
時間管理 - 日
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
0
0
日 (10 日の位 )
日 (1 日の位 )
日の桁の BCD 表記を格納。 下位ニ ブル (4 ビ ッ ト ) には、 下位桁が含まれてお り 、 0 ~ 9 の値を持
つ。 上位ニ ブル (2 ビ ッ ト ) には、 10 単位の桁が含まれてお り 、 0 ~ 3 の値を持つ。 レ ジス タ の範
囲は 1 ~ 31。 う る う 年は自動的に調整
時間管理 - 日
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
0
0
0
0
0
曜日
下位ニ ブル (3 ビ ッ ト ) には、 曜日に関連する値が含まれてい る。 曜日は、 1 から 7 ま で カ ウン ト し
てか ら 1 に戻る リ ング カ ウン タ ー。 曜日は日に関連付け られていないので、 ユーザーは日の値に曜
日を割 り 当て る必要がある
時間管理 - 時間
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
0
0
時間 (10 時間の位 )
時間
24 時間形式での時間の値の BCD 表記を格納。 下位ニ ブル (4 ビ ッ ト ) には、 下位桁が含まれてお
り 、 0 ~ 9 の値を持つ。 上位ニ ブル (2 ビ ッ ト ) には、 上位桁が含まれてお り 、 0 ~ 2 の値を持つ。
レ ジス タ の範囲は 1 ~ 23
時間管理 - 分
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
0
分 (10 分の位 )
分 (1 分の位 )
分の値の BCD 表記を格納。 下位ニ ブル (4 ビ ッ ト ) には、 下位桁が含まれてお り 、 0 ~ 9 の値を持
つ。 上位ニ ブル (3 ビ ッ ト ) には、 分の上位の桁が含まれてお り 、 0 ~ 5 の値を持つ。 レ ジス タ の範
囲は 0 ~ 59
時間管理 - 秒
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
0
秒 (10 秒の位 )
秒
秒の値の BCD 表記を格納。 下位ニ ブル (4 ビ ッ ト ) には、 下位桁が含まれてお り 、 0 ~ 9 の値を持
つ。上位ニ ブル (3 ビ ッ ト ) には、上位桁が含まれてお り 、0 ~ 5 の値を持つ。レ ジ ス タ の範囲は 0 ~ 59
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
表 4. レ ジス タ マ ッ プ詳細 ( 続き )
レジス タ
CY14B104K CY14B104M
0x7FFF8
0x3FFF8
OSCEN
校正符号
校正
0x7FFF7
0x3FFF7
WDS
WDW
WDT
0x7FFF6
0x3FFF6
WIE
AIE
PFE
0
H/L
P/L
0x7FFF5
0x3FFF5
M
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
説明
D7
OSCEN
D6
0
D5
校正/制御
D4
D3
D2
D1
D0
校正符号
校正
発振器イ ネーブル。 「1」 にセ ッ ト する と 、 発振器が停止。 「0」 に ク リ アする と 、 発振器が動作。 発
振器を無効にする と 、 保持時にバ ッ テ リ やコ ンデンサの電力を節約
タ イ ムベースへの加算 (1) または タ イムベースから の減算 (0) と し て校正を適用するかど う かを決
定
こ れ らの 5 ビ ッ ト は、 ク ロ ッ クの校正を制御
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
WDS
WDW
WDT
ウ ォ ッ チ ド ッ グ ス ト ローブ。 このビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト する と 、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーが再起
動。 こ のビ ッ ト を 「0」 に ク リ ア し て も何の影響も ない。 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーを リ セ ッ ト し た
後、 ビ ッ ト は自動的に ク リ ア。WDS ビ ッ ト は書き込み専用。 こ れを読み出す と 常に 「0」 が返 さ れる
ウ ォ ッ チ ド ッ グ書き込みイ ネーブル。 こ のビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト する と 、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ ム
アウ ト 値 (D5 ~ D0) への全書き込みが無効にな る。 こ れによ り 、 ユーザは タ イ ムアウ ト 値を変更す
る こ と な く 、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ ス ト ローブのビ ッ ト を設定で き る。 こ のビ ッ ト を 0 に ク リ アする と 、
次の書き込みサイ クルが完了 し た際に、 ビ ッ ト D5 ~ D0 がウ ォ ッ チ ド ッ グに書き込まれる。 こ の
機能の詳細は、 8 ページのウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーに説明
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ ムアウ ト の選択。 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーの間隔は、 こ のレ ジ ス タ の 6 ビ ッ
ト の値によ っ て選択。 それは、 32Hz のカ ウン ト (31.25ms) の乗数を表す。 タ イ ムアウ ト 値の範囲
は、 31.25ms ( 「1」 の設定 ) から 2 秒 (3Fh の設定 )。 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー レ ジ ス タ を 「0」 に
セ ッ ト する と 、 タ イ マがデ ィ セーブルにな る。 WDW ビ ッ ト が前のサイ ク ルで 0 に設定 さ れている
場合にのみ、 こ れ らのビ ッ ト を書き込む こ と がで き る
割 り 込みス テー タ ス/制御
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
WIE
AIE
PFE
0
H/L
P/L
0
0
ウ ォ ッ チ ド ッ グ割 り 込みイ ネーブル。 「1」 にセ ッ ト し 、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ ムアウ ト が発生する
と 、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーが INT ピ ン と WDF フ ラ グを駆動。 「0」 に ク リ アする と 、 ウ ォ ッ チ
ド ッ グ タ イムアウ ト は、 WDF フ ラ グのみに影響を与え る
ア ラ ーム割 り 込みイ ネーブル。 「1」 にセ ッ ト する と 、 ア ラ ームの一致によ り 、 INT ピ ン と AF フ ラ
グが駆動。 「0」 に ク リ アする と 、 ア ラ ームの一致は、 AF フ ラ グのみに影響を与え る
電源異常イ ネーブル。 「1」 にセ ッ ト する と 、 電源異常モニ タ ーによ り 、 INT ピ ン と PF フ ラ グが駆
動。 「0」 に ク リ アする と 、 電源異常 モニ タ ーは、 PF フ ラ グのみに影響を与え る
将来使用する ために予約済み
HIGH/LOW。 「1」 にセ ッ ト する と 、 INT ピ ンはア ク テ ィ ブ HIGH に駆動。 「0」 にセ ッ ト する と 、 INT
ピ ンはオープ ン ド レ イ ン で、 LOW ア ク テ ィ ブ と な る
パルス/レ ベル。 1 にセ ッ ト する と 、 INT ピ ンは約 200ms 間、 割 り 込みソ ースによ っ て ア ク テ ィ ブ
に駆動 (H/L によ り 決定 )。 0 にセ ッ ト する と 、 INT ピ ンは、 フ ラ グ レ ジ ス タ が読み込まれる ま で、
適切な ア ク テ ィ ブ レ ベル (H/L によ り 決定 さ れる ) に駆動
ア ラ ーム - 日
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
M
0
ア ラ ーム日 (10 日間 )
ア ラ ーム日 (1 日 )
月の日のア ラ ーム値 と マス ク ビ ッ ト を含め、 日の値を選択または選択解除。
一致。 こ のビ ッ ト を 「0」 に ク リ ア す る と 、 日の値がア ラ ーム一致で使用。 こ のビ ッ ト を 「1」 に
セ ッ ト する と 、 一致回路が日の値を無視
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CY14B104K、 CY14B104M
表 4. レ ジス タ マ ッ プ詳細 ( 続き )
レジス タ
CY14B104K CY14B104M
0x7FFF4
0x3FFF4
M
0x7FFF3
0x3FFF3
M
0x7FFF2
0x3FFF2
M
0x7FFF1
0x3FFF1
0x7FFF0
0x3FFF0
WDF
AF
PF
OSCF
CAL
W
R
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
説明
D7
M
D6
0
D5
ア ラ ーム - 時間
D4
D3
D2
D1
D0
ア ラ ーム時間 (10 時間 )
ア ラ ーム時間 (1 時間 )
時間のア ラ ーム値 と マス ク ビ ッ ト を含め、 時間の値を選択または選択解除
一致。 こ のビ ッ ト を 「0」 に ク リ アする と 、 時間の値がア ラ ーム一致で使用。 こ のビ ッ ト を 「1」 に
セ ッ ト する と 、 一致回路が時間の値を無視
ア ラ ーム - 分
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
M
ア ラ ーム分 (10 分 )
ア ラ ーム分 (1 分 )
分のア ラ ーム値 と マス ク ビ ッ ト を含め、 分の値を選択または選択解除
一致。 こ のビ ッ ト を 「0」 に ク リ ア す る と 、 分の値がア ラ ーム一致で使用。 こ のビ ッ ト を 「1」 に
セ ッ ト する と 、 一致回路が分の値を無視
ア ラ ーム - 秒
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
M
ア ラ ーム秒 (10 秒 )
ア ラ ーム秒 (1 秒 )
秒のア ラ ーム値 と マス ク ビ ッ ト を含め、 秒の値を選択または選択解除
一致。 こ のビ ッ ト を 「0」 にセ ッ ト する と 、 秒の値がア ラ ームマ ッ チで使用。 こ のビ ッ ト を 「1」 に
セ ッ ト する と 、 一致回路が秒の値を無視
時間管理 - 世紀
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
世紀 (10 世紀 )
世紀 (1 世紀 )
世紀の BCD 値が含まれる。 下位ニ ブルは、 下位桁が含まれてお り 、 0 から 9 ま で で動作する。 上
位ニ ブルは、 上位桁が含まれてお り 、 0 から 9 ま でで動作する。 レ ジ ス タ の範囲は 1 ~ 99
フ ラグ
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
WDF
AF
PF
OSCF
0
CAL
W
R
ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マー フ ラ グ。 こ の読み出 し 専用ビ ッ ト は、 ウ ォ ッ チ ド ッ グ タ イ マーの値が、
ユーザーによ っ て リ セ ッ ト さ れずに 0 に達 し た時に、 「1」 にセ ッ ト 。 フ ラ グ レ ジス タ が読み込まれ
る際、 または電源投入時に 「0」 に ク リ ア
ア ラ ーム フ ラ グ。 この読み出 し 専用ビ ッ ト は、 時間 と 日が、 マ ッ チ ビ ッ ト = 0 でア ラ ーム レ ジス
タ に保存 さ れた値 と 一致する場合に、 「1」 にセ ッ ト 。 フ ラ グ レ ジ ス タ が読み出 さ れるか、 または電
源投入時に ク リ ア
電源異常 フ ラ グ。 こ の読み出 し 専用ビ ッ ト は、 電源が電源異常の閾値 VSWITCH を下回る と 、 「1」 に
セ ッ ト 。 フ ラ グ レ ジ ス タ が読み込まれるか、 または電源投入時に 「0」 に ク リ ア
発振器異常 フ ラ グ。 振動子は有効であるが、 最初の 5ms 間に起動 し ない場合、 電源投入時に 「1」
にセ ッ ト 。 これは、 RTC バ ッ ク ア ッ プ電源に異常が発生 し 、 ク ロ ッ ク の値が有効でな く な っ た こ と
を示す。 こ のビ ッ ト は、 パワーサイ クルを存続 さ せ、 チ ッ プによ っ て内部的に ク リ ア さ れる こ と は
ない。 ユーザーが この条件を確認 し 、 フ ラ グ を ク リ アする ために 「0 」 を書き込む必要がある。 ユー
ザーが OSCF フ ラ グ ビ ッ ト を リ セ ッ ト する場合は、 ビ ッ ト は、 RTCp 時間の後に更新
校正モー ド 。 「1」 にセ ッ ト する と 、 512Hz の方形波が INT ピ ン に出力。 「0」 に ク リ アする と 、 INT
ピ ンが通常動作を再開。 電源投入時、 こ のビ ッ ト のデ フ ォル ト 値は、 0 ( デ ィ セーブル )
書き込みイ ネーブル : 「W」 ビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト する と 、 RTC レ ジ ス タ の更新が停止 さ れる。 こ
れで、 ユーザーが RTC レ ジ ス タ 、 ア ラ ーム レ ジ ス タ 、 校正レ ジ ス タ 、 割 り 込みレ ジス タ 、 フ ラ グ
レ ジス タ に書き込む こ と がで き る よ う にな り ます。 「W」 ビ ッ ト を 「0」 にセ ッ ト する と 、 時間が変
更 さ れた場合の、 RTC レ ジス タ の内容が時間保持カ ウン タ に転送 さ れる。 こ の転送プ ロ セスは、 完
了に tRTCp 時間かかる。 電源投入時、 このビ ッ ト のデ フ ォル ト 値は 0
読み出 し イ ネーブル : 「R」 ビ ッ ト を 「1」 にセ ッ ト する と 、 読み出 し 処理中にはク ロ ッ ク の更新を
見ていないので、 ユーザー RTC レ ジス タ へのク ロ ッ ク更新を停止。 「R」 ビ ッ ト を 「0」 に ク リ アす
る と 、 保持 レ ジ ス タ への ク ロ ッ ク の更新が再開。 こ のビ ッ ト の設定には、 「W」 ビ ッ ト を 「1」 に
セ ッ ト する必要はない。 パワーア ッ プ時のこ のビ ッ ト のデ フ ォル ト 値は 0
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最大定格
任意のピ ンの過渡電圧、 グ ラ ン ド 基準
(20ns 以下 ) ........................................... –2.0V ~ VCC+2.0V
最大定格を超え る と 、 デバイ スの寿命が短 く な る可能性があ り
ます。 これ らのユーザー ガ イ ド ラ イ ンは試験 さ れていません。
パ ッ ケージ許容電力損失
(TA=25°C) ..................................................................... 1.0W
保存温度 .................................................... –65°C ~ +150°C
最大累積保存時間
表面実装はんだ付け
温度 (3 秒 ) ................................................................ +260°C
周囲の温度 150°C 時 ............................................. 1000 時間
DC 出力電流 ( 出力 1 本当 り 、 1 秒間 ) ....................... 15mA
周囲温度 85°C 時........................................................... 20 年
静電放電時の電圧
(MIL-STD-883、 メ ソ ッ ド 3015 によ る ) ................. >2001V
最大接合部温度 ........................................................... 150°C
ラ ッ チア ッ プ電流 .................................................... >200mA
VSS を基準 と し た VCC の電源電圧 ................. –0.5V ~ 4.1V
動作範囲
High-Z 状態の出力に印加 さ れる電圧 .... -0.5V ~ VCC+ 0.5V
入力電圧 ..................................................–0.5V ~ VCC+0.5V
範囲
産業用
周囲温度
VCC
–40°C ~ +85°C
2.7V ~ 3.6V
DC 電気的特性
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
説明
VCC
電源
ICC1
平均 VCC 電流
ICC2
ICC3
ICC4
STORE 中の平均 VCC 電流
tRC = 200ns 時の平均 VCC 電流、
VCC(Typ)、 25°C
AutoStore サイ クル中の平均
VCAP 電流
Min
2.7
–
Typ[15]
3.0
–
Max
3.6
70
52
単位
V
mA
mA
すべての入力は 「 ド ン ト ケア」、
VCC = Max。 tSTORE 期間の平均電流
–
–
10
mA
すべての入力は CMOS レ ベルで動
作。 出力負荷な し で得られた値
(IOUT = 0mA)。
すべての入力は 「 ド ン ト ケア」 であ
る。 tSTORE 期間の平均電流
–
35
–
mA
–
–
5
mA
–
–
5
mA
–1
–
+1
μA
–100
–
+1
μA
–1
–
+1
μA
2.0
VSS–0.5
2.4
–
–
–
–
–
VCC+0.5
0.8
–
0.4
V
V
V
V
テ ス ト 条件
tRC = 25ns
tRC = 45ns
出力負荷な し で得られた値
(IOUT = 0mA)
ISB
VCC ス タ ンバイ電流
IIX[16]
入力 リ ー ク 電流 (HSB を除 く )
CE > (VCC – 0.2V)
VIN < 0.2V または > (VCC – 0.2 V).
W ビ ッ ト を 「0」 に設定。 不揮発性
のサイ ク ルが完了 し た後のス タ ンバ
イ電流レ ベル。 入力はス タ テ ィ ッ
ク 。 f = 0MHz。
VCC=Max、 VSS<VIN<VCC
入力 リ ー ク 電流 (HSB 用 )
VCC=Max、 VSS<VIN<VCC
IOZ
オ フ 状態の出力 リ ー ク 電流
VIH
VIL
VOH
VOL
VCC = Max、 VSS < VOUT < VCC、
CE または OE > VIH あるいは
BHE/BLE > VIH あるいは WE < VIL
入力 HIGH 電圧
入力 LOW 電圧
出力 HIGH 電圧
出力 LOW 電圧
IOUT = –2mA
IOUT = 4mA
注
15. 標準値は 25 ℃、 VCC=VCC(Typ) での も のです。 100% 試験 さ れているわけではあ り ません。
16. HSB ピ ンは、 ア ク テ ィ ブ HIGH と LOW ド ラ イバの両方が無効にな っ てい る場合に、 VOH=2.4V に対 し て、 IOUT が –2µA です。 それ ら の ド ラ イバーがイ ネーブル
の場合、 標準の VOH と VOL が有効にな り ます。 こ のパ ラ メ ー タ ーは特性付け さ れていますが、 テ ス ト さ れていません。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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DC 電気的特性 ( 続き )
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
説明
VCAP[17]
ス ト レージ コ ンデンサ
VVCAP[18、 19] デバイ スで VCAP ピ ン上に駆動
さ れた最大電圧
テ ス ト 条件
VCAP ピ ン と VSS 間
VCC=Max
Min
Typ[15]
Max
61
68
180
単位
μF
–
–
VCC
V
デー タ 保持期間およびア ク セス回数
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
DATAR
NVC
項目
Min
20
1,000
単位
年
K
テ ス ト 条件
TA=25°C、 f=1MHz、 VCC=VCC(Typ)
Max
7
8
7
8
単位
pF
pF
pF
pF
44 ピ ン
TSOP II
43.3
54 ピ ン
TSOP II
42.03
単位
°C/W
5.56
6.08
°C/W
デー タ 保持期間
不揮発性 STORE オペ レーシ ョ ン回数
静電容量
パラ メ ー タ ー [19]
CIN
COUT
説明
入力容量 (BHE、 BLE、 HSB 以外 )
入力容量 (BHE、 BLE、 HSB 用 )
出力容量 (HSB 以外 )
出力容量 (HSB)
熱抵抗
パラ メ ー タ [19]
JA
JC
説明
熱抵抗 ( 接合部か ら周囲 )
熱抵抗 ( 接合部か ら ケース )
テス ト 条件
テ ス ト 条件は、 EIA/JESD51 によ る、
熱 イ ン ピ ーダ ン ス を 測定す る ための
標準的な テ ス ト 方法 と 手順に従 う
注
17. VCAP 最小値は、 AutoStore 処理を完了するのに十分な電荷があ る こ と を保証する も のです。 VCAP 最大値は、 即時の電源切断が発生 し て も AutoStore 処理が正常
に完了する よ う に電源投入 RECALL サイ ク ルの間に VCAP の コ ンデンサが必要な最小電圧ま で充電 さ れる こ と を保証する も のです。 し たが っ て、 指定 し た最小値
と 最大値の範囲内の コ ンデンサを使用する こ と を常にお勧め し ます。 VCAP オ プ シ ョ ンの詳細については、 ア プ リ ケーシ ョ ン ノ ー ト AN43593 を参照 し て く だ さ
い。
18. VCAP ピ ン (VVCAP) の最大電圧は、 VCAP コ ンデンサを選択する際に指針 と し て提供 さ れています。 動作温度範囲内においての VCAP コ ンデンサの定格電圧は、
VVCAP 電圧よ り 高 く なければな り ません。
19. こ れ ら のパ ラ メ ー タ ーは設計保証であ り 、 テ ス ト は行われていません。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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AC テ ス ト 負荷
図 7. AC テ ス ト 負荷
577
577
3.0V
3.0V
R1
R1
出力
出力
R2
789
30pF
R2
789
5pF
AC テ ス ト 条件
入力パルス レ ベル................................................... 0V ~ 3V
入力の立ち上が り /立ち下が り 時間 (10% ~ 90%) .... < 3ns
入力 と 出力の タ イ ミ ング参照レ ベル .............................. 1.5V
RTC 特性
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
VRTCbat
IBAK[21]
VRTCcap[22]
tOCS
説明
RTC バ ッ テ リ ピ ン電圧
Min
Typ[20]
Max
1.8
3.0
3.6
単位
V
RTC バ ッ ク ア ッ プ電流
RTC 用に推奨 さ れる外部 コ ンポーネ ン ト については
図 5 を参照 し て く だ さ い。
TA (Min)
–
–
0.35
A
25°C
–
0.35
–
A
TA (Max)
–
–
0.5
A
RTC コ ンデンサピ ン電圧
TA (Min)
1.6
–
3.6
V
25°C
1.5
3.0
3.6
V
TA (Max)
1.4
–
3.6
V
RTC 発振器の発振開始時間
–
1
2
s
tRTCp
「W」 ビ ッ ト を 「0」 に ク リ ア し 終わっ た時点からの RTC 処理時間
–
–
350
s
RBKCHG
RTC バ ッ ク ア ッ プ コ ンデンサの充電電流制限抵抗
350
–
850

注
20. 標準値は 25°C、 VCC = VCC(Typ) です。 すべてのデバイ ス で テ ス ト さ れてい るわけではあ り ません。
21. VRTCcap ま たは VRTCbat のいずれかか ら です。
22. VRTCcap > 0.5V の場合、 ま たは コ ンデンサが VRTCcap ピ ン に接続 さ れていない場合は、 振動子は tOCS 時間内に起動 し ます。 バ ッ ク ア ッ プ コ ンデンサが接続 さ
れ、 VRTCcap < 0.5V の場合、 振動子を起動する ために コ ンデンサを 0.5V に充電で き る よ う にする必要があ り ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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AC ス イ ッ チ ング特性
動作範囲において
パラ メ ー タ ー [23]
サイ プ レ ス パラ
他社
メーター
25ns
説明
45ns
単位
Min
Max
Min
Max
チ ッ プ イ ネーブル ア ク セス時間
読み出 し サイ クル時間
ア ド レ ス ア ク セス時間
出力イ ネーブルか ら デー タ 有効ま での時間
ア ド レ ス変更後の出力ホール ド 時間
チ ッ プ イ ネーブルから 出力ア ク テ ィ ブ ま での時間
チ ッ プ デ ィ スエーブルから 出力非ア ク テ ィ ブ ま での時間
出力イ ネーブルか ら出力ア ク テ ィ ブ ま での時間
出力デ ィ ス エーブルか ら出力非ア ク テ ィ ブ ま での時間
チ ッ プ イ ネーブルから 電源ア ク テ ィ ブ ま での時間
チ ッ プ デ ィ スエーブルから 電源ス タ ンバイ ま での時間
バイ ト イ ネーブルから デー タ 有効ま での時間
バイ ト イ ネーブルから 出力ア ク テ ィ ブ ま での時間
バイ ト デ ィ スエーブルから 出力非ア ク テ ィ ブ ま での時間
–
25
–
–
3
3
–
0
–
0
–
–
0
–
25
–
25
12
–
–
10
–
10
–
25
12
–
10
–
45
–
–
3
3
–
0
–
0
–
–
0
–
45
–
45
20
–
–
15
–
15
–
45
20
–
15
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
書き込みサイ クル時間
書き込みパルス幅
チ ッ プ イ ネーブルから 書き込み終了ま での時間
デー タ セ ッ ト ア ッ プから 書き込み終了ま での時間
書き込み終了後のデー タ ホール ド 時間
ア ド レ ス セ ッ ト ア ッ プから 書き込み終了ま での時間
ア ド レ ス セ ッ ト ア ッ プから 書き込み開始ま での時間
書き込み終了後のア ド レ ス ホール ド 時間
書き込みイ ネーブルか ら出力デ ィ ス エーブルま での時間
書き込み終了後の出力ア ク テ ィ ブ時間
バイ ト イ ネーブルから 書き込み終了ま での時間
25
20
20
10
0
20
0
0
–
3
20
–
–
–
–
–
–
–
–
10
–
–
45
30
30
15
0
30
0
0
–
3
30
–
–
–
–
–
–
–
–
15
–
–
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
SRAM 読み出 し サイ ク ル
tACE
tRC [24]
tAA [25]
tDOE
tOHA[25]
tACS
tRC
tAA
tOE
tOH
tLZ
tHZ
tOLZ
tOHZ
tPA
tPS
–
–
–
tLZCE [26、 27]
tHZCE [26、 27]
tLZOE [26, 27]
tHZOE [26、 27]
tPU [26]
tPD [26]
tDBE
tLZBE[26]
tHZBE[26]
SRAM 書き込みサイ ク ル
tWC
tPWE
tSCE
tSD
tHD
tAW
tSA
tHA
tHZWE [26、 27、 28]
tLZWE [26、 27]
tBW
tWC
tWP
tCW
tDW
tDH
tAW
tAS
tWR
tWZ
tOW
–
ス イ ッ チ ング波形
図 8. SRAM 読み出 し サイ クル 1 ( ア ド レ ス制御 ) [24、 25、 29]
tRC
Address
Address Valid
tAA
Data Output
Previous Data Valid
Output Data Valid
tOHA
注
23. テ ス ト 条件は、 信号遷移時間が 3ns 以下、 タ イ ミ ン グ参照レ ベルが VCC/2 、 入力パルス レ ベルが 0 ~ VCC(typ)、 指定 さ れた IOL/IOH を与え る出力負荷 と 負荷容量
が 18 ページの図 7 に示す通 り であ る こ と を前提に し ています。
24. WE は SRAM 読み出 し サイ ク ル中は HIGH で なければな り ません。
25. デバイ スは、 CE、 OE および BHE/BLE が LOW で連続 し て選択 さ れます。
26. これ ら のパ ラ メ ー タ ーは設計上のみで保証 さ れてお り 、 テ ス ト さ れていません。
27. 定常状態の出力電圧か ら ±200mV で測定 さ れます。
28. WE が LOW の間、 CE が LOW にな る と 、 出力は高イ ン ピーダ ン ス状態で保持 さ れます。
29. HSB は読み出 し と 書き込みサイ ク ル中は HIGH で なければな り ません。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
ス イ ッ チ ング波形 ( 続き )
図 9. SRAM 読み出 し サイ クル 2 (CE および OE 制御 ) [30、 31、 32]
Address
Address Valid
tRC
tHZCE
tACE
CE
tAA
tLZCE
tHZOE
tDOE
OE
tHZBE
tLZOE
tDBE
BHE, BLE
tLZBE
Data Output
High Impedance
Output Data Valid
tPU
ICC
tPD
Active
Standby
図 10. SRAM 書き込みサイ クル 1 (WE 制御 ) [30、 32、 33、 34]
tWC
Address
Address Valid
tSCE
tHA
CE
tBW
BHE, BLE
tAW
tPWE
WE
tSA
tSD
Data Input
Input Data Valid
tLZWE
tHZWE
Data Output
tHD
Previous Data
High Impedance
注
30. BHE と BLE は ×16 構成でのみ使用で き ます。
31. WE は SRAM 読み出 し サイ ク ル中は HIGH でなければな り ません。
32. HSB は読み出 し と 書き込みサイ ク ル中は HIGH で なければな り ません。
33. WE が LOW の間、 CE が LOW にな る と 、 出力は高イ ン ピーダ ン ス状態で保持 さ れます。
34. CE ま たは WE は、 ア ド レ スの遷移中は ³VIH で なければな り ません。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
ス イ ッ チ ング波形 ( 続き )
図 11. SRAM 書き込みサイ ク ル 2 (CE 制御 )[35、 36、 37、 38]
tWC
Address Valid
Address
tSA
tSCE
tHA
CE
tBW
BHE, BLE
tPWE
WE
tHD
tSD
Input Data Valid
Data Input
High Impedance
Data Output
図 12. SRAM 書き込みサイ クル 3 (BHE および BLE 制御 )[36、 37、 38、 39、 40]
(RTC レ ジ ス タ 書き込みには適用 さ れない )
tWC
Address
Address Valid
tSCE
CE
tSA
tHA
tBW
BHE, BLE
tAW
tPWE
WE
tSD
Data Input
tHD
Input Data Valid
High Impedance
Data Output
注
35. BHE と BLE は ×16 構成でのみ使用で き ます。
36. WE が LOW の間、 CE が LOW にな る と 、 出力は高イ ン ピーダ ン ス状態で保持 さ れます。
37. HSB は読み出 し と 書き込みサイ ク ル中は HIGH でなければな り ません。
38. CE ま たは WE は、 ア ド レ スの遷移中は ³ VIH でなければな り ません。
39. CY14B104K に 19 個のア ド レ ス線があ り ますが (CY14B104M は 18 個のア ド レ ス線 )、 その内 13 個のア ド レ ス線 (A14 ~ A2) のみが ソ フ ト ウ ェ ア モー ド の制御
に使われます。 残 り のア ド レ ス線は 「 ド ン ト ケア」 です。
40. RTC レ ジ ス タ への CE と WE 制御の書き込みのみが許可 さ れます。 CE ま たは WE ピ ンが、 RTC レ ジ ス タ への書き込み用に LOW にな る前に、 BLE ピ ン を LOW
のま まに保持する必要があ り ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
AutoStore /パワーア ッ プ RECALL
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
tHRECALL[41]
tSTORE [42]
tDELAY
[43]
VSWITCH
tVCCRISE
[44]
VHDIS[44]
tLZHSB[44]
tHHHD[44]
CY14B104K/CY14B104M
説明
単位
Min
Max
パワーア ッ プ RECALL 期間
–
20
ms
STORE サイ クル期間
–
8
ms
SRAM 書き込みサイ クルを完了する時間
–
25
ns
低電圧 ト リ ガ レ ベル
–
2.65
V
VCC 立ち上が り 時間
150
–
μs
HSB 出力デ ィ スエーブル電圧
–
1.9
V
HSB から 出力ア ク テ ィ ブ ま での時間
–
5
μs
HSB ア ク テ ィ ブ HIGH 時間
–
500
ns
ス イ ッ チ ング波形 – AutoStore /パワーア ッ プ RECALL
図 13. AutoStore または Power-Up RECALL[45]
VCC
VSWITCH
VHDIS
t VCCRISE
Note
tHHHD
Note42
tSTORE
Note
tHHHD
46
42
tSTORE
Note
46
HSB OUT
tDELAY
tLZHSB
AutoStore
tLZHSB
tDELAY
POWERUP
RECALL
tHRECALL
tHRECALL
Read & Write
Inhibited
(RWI)
POWER-UP
RECALL
Read & Write
BROWN
OUT
AutoStore
POWER-UP
RECALL
Read & Write
POWER
DOWN
AutoStore
注
41. tHRECALL は、 VCC が VSWITCH を超えた時か ら 始ま り ます。
42. SRAM の書き込みが、 最後の不揮発性サイ ク ル以降に実施 さ れていない場合、 AutoStore またはハー ド ウ ェ ア STORE は実行 さ れません。
43. ハー ド ウ ェ ア STORE と AutoStore の開始時に、 SRAM の書き込み処理は、 tDELAY 時間の間引き続いて有効に さ れます。
44. こ れ ら の項目は設計上は保証 さ れますが、 テ ス ト さ れていません。
45. 読み込みお よび書き込みサイ ク ルは、 STORE、 RECALL、 および VCC が VSWITCH 未満の時には無視 さ れます。
46. パワーア ッ プおよびパワーダウ ン期間中に、 HSB ピ ンが外部抵抗を介 し て プルア ッ プ さ れている場合、 HSB ピ ン にグ リ ッ チが発生 し ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
ソ フ ト ウ ェ ア制御の STORE と RECALL サイ ク ル
動作範囲において
パラ メ ー タ ー [47、 48]
25ns
説明
tRC
tSA
tCW
tHA
tRECALL
tSS [49、 50]
Min
25
0
20
0
–
–
STORE/RECALL 開始のサイ クル期間
ア ド レ ス セ ッ ト ア ッ プ時間
ク ロ ッ ク パルス幅
ア ド レ ス ホール ド 時間
RECALL 期間
ソ フ ト シーケ ン ス処理時間
45ns
Max
–
–
–
–
200
100
Min
45
0
30
0
–
–
Max
–
–
–
–
200
100
単位
ns
ns
ns
ns
μs
ms
ス イ ッ チ ング波形 – ソ フ ト ウ ェ ア制御の STORE / RECALL サイ クル
図 14. CE と OE 制御によ る ソ フ ト ウ ェ ア STORE および RECALL サイ クル [48]
tRC
Address
tRC
Address #1
tSA
Address #6
tCW
tCW
CE
tHA
tSA
tHA
tHA
tHA
OE
tHHHD
HSB (STORE only)
tHZCE
tLZCE
t DELAY
51
Note
tLZHSB
High Impedance
tSTORE/tRECALL
DQ (DATA)
RWI
図 15. Autostore イ ネーブル/デ ィ セーブル サイ ク ル [48]
Address
tSA
CE
tRC
tRC
Address #1
Address #6
tCW
tCW
tHA
tSA
tHA
tHA
tHA
OE
tLZCE
tHZCE
tSS
51
Note
t DELAY
DQ (DATA)
RWI
注
47. ソ フ ト ウ ェ アのシーケ ン スは、 CE ま たは OE を制御する読み出 し 処理を伴い ク ロ ッ ク さ れます。
48. 6 つの連続ア ド レ スは表 1 に指定 さ れた順番で読み出す必要があ り ます。 WE は、 全 6 連続サイ ク ルの間 HIGH で なければな り ません。
49. こ れは、 ソ フ ト シーケ ン ス コ マ ン ド での処理に要する時間です。 効果的に コ マ ン ド を登録する には、 VCC 電圧は HIGH でなければな り ません。
50. STORE や RECALL な どの コ マ ン ド は、 その処理が完了する ま で I/O を ロ ッ ク アウ ト し ます。 こ れに よ り 、 こ の時間は更に増え ます。 詳 し く は個々の コ マ ン ド
を参照 し て く だ さ い。
51. 出力が tDELAY 時間でデ ィ ス エーブル と な るので、 6 番目に読み出 さ れた DQ 出力デー タ は無効 と な る可能性があ り ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
ハー ド ウ ェ ア STORE サイ クル
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
CY14B104K/CY14B104M
説明
Min
Max
単位
tDHSB
HSB から 出力ア ク テ ィ ブ ま で ( 書き込みラ ッ チがセ ッ ト さ れていない場合 )
–
25
ns
tPHSB
ハー ド ウ ェ ア STORE パルス幅
15
–
ns
ス イ ッ チ ング波形 – ハー ド ウ ェ ア STORE サイ ク ル
図 16. ハー ド ウ ェ ア STORE サイ クル [52]
Write latch set
tPHSB
HSB (IN)
tSTORE
tHHHD
tDELAY
HSB (OUT)
tLZHSB
DQ (Data Out)
RWI
Write latch not set
tPHSB
HSB pin is driven high to VCC only by Internal
100 kOhm resistor,
HSB driver is disabled
SRAM is disabled as long as HSB (IN) is driven low.
HSB (IN)
tDELAY
HSB (OUT)
tDHSB
tDHSB
RWI
図 17. ソ フ ト シーケ ン ス処理時間 [53、 54]
Soft Sequence
Command
Address
Address #1
tSA
Address #6
tCW
tSS
Soft Sequence
Command
Address #1
tSS
Address #6
tCW
CE
VCC
注
52. SRAM の書き込みが最後の不揮発性サイ ク ル以降に行われていない場合は、 AutoStore ま たはハー ド ウ ェ ア STORE は行われません。
53. こ れは ソ フ ト シーケ ン ス コ マ ン ド を処理するのに要する時間です。 効果的に コ マ ン ド を登録する には、 VCC 電圧は HIGH で なければな り ません。
54. STORE や RECALL な どの コ マ ン ド は、 その処理が完了する ま で I/O を ロ ッ ク アウ ト し ます。 こ れに よ り 、 こ の時間は更に増え ます。 詳 し く は個々の コ マ ン ド を
参照 し て く だ さ い。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
SRAM 真理値表
HSB は SRAM 動作では HIGH のま ま です。
表 5. ×8 構成の SRAM 真理値表
WE
OE
入力 と 出力 [55]
モー ド
電源
H
X
X
High Z
選択解除/電源遮断
ス タ ンバイ
L
H
L
デー タ 出力 (DQ0–DQ7)
読み出 し
アクテ ィ ブ
L
H
H
High Z
出力が無効
アクテ ィ ブ
L
L
X
デー タ 入力 (DQ0–DQ7)
書き込み
アクテ ィ ブ
CE
表 6. x16 構成の SRAM 真理値表
BHE[56]
BLE[56]
入力 と 出力 [55]
モー ド
電源
X
High Z
選択解除/電源遮断
ス タ ンバイ
H
High Z
出力が無効
アクテ ィ ブ
L
デー タ 出力 (DQ0–DQ15)
読み出 し
アクテ ィ ブ
H
L
デー タ 出力 (DQ0 ~ DQ7)、
DQ8 ~ DQ15 は High Z
読み出 し
アクテ ィ ブ
L
L
H
デー タ 出力 (DQ8 ~ DQ15)、
DQ0 ~ DQ7 は High Z
読み出 し
アクテ ィ ブ
H
H
L
L
High Z
出力が無効
アクテ ィ ブ
L
H
H
H
L
High Z
出力が無効
アクテ ィ ブ
L
H
H
L
H
High Z
出力が無効
アクテ ィ ブ
L
L
X
L
L
デー タ 入力 (DQ0 ~ DQ15)
書き込み
アクテ ィ ブ
L
L
X
H
L
デー タ 入力 (DQ0 ~ DQ7)、
DQ8 ~ DQ15 は High Z
書き込み
アクテ ィ ブ
L
L
X
L
H
デー タ 入力 (DQ8 ~ DQ15)、
DQ0 ~ DQ7 は High Z
書き込み
アクテ ィ ブ
CE
WE
OE
H
X
X
X
L
X
X
H
L
H
L
L
L
H
L
L
H
L
注
55. ×8 構成ではデー タ DQ0 ~ DQ7、 ×16 構成ではデー タ DQ0 ~ DQ15。
56. BHE と BLE は ×16 構成でのみ使用で き ます。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
注文情報
速度
(ns)
25
45
注文 コ ー ド
パ ッ ケージ図
パ ッ ケージ タ イ プ
動作範囲
CY14B104K-ZS25XIT
51-85087
44 ピ ン TSOP II
産業用
CY14B104K-ZS25XI
51-85187
44 ピ ン TSOP II
CY14B104M-ZSP25XIT
51-85160
54 ピ ン TSOP II
CY14B104M-ZSP25XI
51-85160
54 ピ ン TSOP II
CY14B104K-ZS45XIT
51-85087
44 ピ ン TSOP II
CY14B104K-ZS45XI
51-85187
44 ピ ン TSOP II
CY14B104M-ZSP45XIT
51-85160
54 ピ ン TSOP II
CY14B104M-ZSP45XI
51-85160
54 ピ ン TSOP II
上記の全ての部品は鉛 フ リ ー
注文 コ ー ド の定義
CY14 B 104 K - ZSP 25 X I T
オプ シ ョ ン :
T - テープ & リ ール
ブ ラ ン ク - 標準
温度 :
I - 産業用 (-40°C ~ 85°C)
鉛フ リ ー
速度 :
25 - 25ns
45 - 45ns
パ ッ ケージ:
ZSP - 44 ピ ン TSOP II
ZSP - 54 ピ ン TSOP II
デー タ バス:
K - × 8 + RTC
M - × 16 + RTC
容量 :
104 - 4Mb
電圧 :
B - 3.0V
14 - nvSRAM
サイ プ レス
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
パ ッ ケージ図
図 18. 44 ピ ン TSOP II パ ッ ケージ図、 51-85087
51-85087 *E
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
パ ッ ケージ図 ( 続き )
図 19. 54 ピ ン TSOP II (22.4 × 11.84 × 1.0mm) パ ッ ケージ図、 51-85160
51-85160 *E
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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CY14B104K、 CY14B104M
略語
本書の表記法
binary coded decimal ( 二進化十進表現 )
BHE
byte high enable ( 上位バイ ト イ ネーブル )
°C
BLE
byte low enable ( 下位バイ ト イ ネーブル )
F
ファラッド
CE
CMOS
chip enable ( チ ッ プ イ ネーブル )
complementary metal oxide semiconductor
( 相補型金属酸化膜半導体 )
Hz
ヘルツ
kHz
キロヘルツ
k
キロオーム
EIA
説明
測定単位
略語
BCD
HSB
electronic industries alliance ( 米国電子工業会 )
hardware store busy
( ハー ド ウ ェ ア ス ト ア ビ ジー )
I/O
input/output ( 入力/出力 )
nvSRAM
nonvolatile static random access memory ( 不揮発
性ス タ テ ィ ッ ク ラ ン ダム ア ク セス メ モ リ )
記号
測定単位
摂氏温度
MHz
メ ガヘルツ
A
マ イ ク ロ ア ンペア
mA
ミ リ ア ンペア
F
マイ クロフ ァ ラ ッ ド
s
マ イ ク ロ秒
OE
output enable ( 出力イ ネーブル )
ms
ミ リ秒
PCB
RoHS
Printed circuit board ( プ リ ン ト 回路基板 )
restriction of hazardous substances
( 有害物質の制限 )
ns
ナノ秒

オーム
%
real time clock ( リ アル タ イ ム ク ロ ッ ク )
read and write inhibited
( 読み出 し および書き込み禁止 )
static random access memory
( ス タ テ ィ ッ ク ラ ン ダム ア ク セス メ モ リ )
パーセ ン ト
pF
ピコフ ァ ラ ッ ド
ppm
100 万分の 1
秒
V
秒
TSOP
thin small outline package ( 薄型小型パ ッ ケージ )
W
ワッ ト
WE
write enable ( 書き込みイ ネーブル )
RTC
RWI
SRAM
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
ボル ト
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CY14B104K、 CY14B104M
改訂履歴
文書名 : CY14B104K / CY14B104M、 リ アル タ イ ム ク ロ ッ ク付き 4M ビ ッ ト (512K × 8/256K × 16) nvSRAM
ド キ ュ メ ン ト 番号 : 001-62657
ECN
版
変更者
発行日
変更内容
**
2965699
HKH
07/01/2010 初版。
*A
3556269 JMYTMP8 04/18/2012 これは英語版 001-07103 Rev. *V を翻訳 し た日本語版 001-62657 Rev. *A です。
*B
4151061
HZEN
10/08/2013 変更はあ り ません。
*C
4710697
HZEN
04/02/2015 これは英語版 001-07103 Rev. AB を翻訳 し た日本語版 001-62657 Rev. *C です。
文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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セールス、 ソ リ ュ ーシ ョ ンおよび法律情報
ワール ド ワ イ ド な販売 と 設計サポー ト
サイ プ レ スは、 事業所、 ソ リ ュ ーシ ョ ン セ ン タ ー、 メ ー カ ー代理店および販売代理店の世界的なネ ッ ト ワー ク を保持 し ています。
お客様の最寄 り のオ フ ィ スについては、 サイ プ レ スのロ ケーシ ョ ン ページ を ご覧 く だ さ い。
PSoC® ソ リ ュ ーシ ョ ン
製品
車載用
ク ロ ッ ク&バ ッ フ ァ
イ ン タ ー フ ェ ース
照明&電力制御
メモリ
PSoC
タ ッ チ セ ン シ ング
USB コ ン ト ロー ラ ー
ワ イヤレ ス/ RF
psoc.cypress.com/solutions
cypress.com/go/automotive
PSoC 1 | PSoC 3 | PSoC 4 | PSoC 5LP
cypress.com/go/clocks
cypress.com/go/interface
サイ プ レ ス開発者 コ ミ ュ ニ テ ィ
cypress.com/go/powerpsoc
cypress.com/go/plc
コ ミ ュ ニ テ ィ | フ ォ ー ラ ム | ブ ログ | ビデオ | ト レーニ ン グ
テ ク ニ カル サポー ト
cypress.com/go/memory
cypress.com/go/psoc
cypress.com/go/support
cypress.com/go/touch
cypress.com/go/USB
cypress.com/go/wireless
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ス製品に組み込まれた回路以外のいかな る回路を使用する こ と に対 し て一切の責任を負いません。サイ プ レ ス セ ミ コ ン ダ ク タ 社は、特許またはその他の権利に基づ く ラ イ セ ン ス を譲渡する こ と も、
または含意する こ と も あ り ません。 サイ プ レ ス製品は、 サイ プ レ ス と の書面によ る合意に基づ く ものでない限 り 、 医療、 生命維持、 救命、 重要な管理、 または安全の用途のために使用する こ と を
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ムの重要な コ ンポーネ ン ト と し てサイ プ レ ス製品を使用する こ と を許可 し ていません。 生命維持シ ス テムの用途にサイ プ レ ス製品を供する こ と は、 製造者がそのよ う な使用におけ るあ ら ゆる リ ス
ク を負 う こ と を意味 し 、 その結果サイ プ レ スはあ ら ゆる責任を免除 さ れる こ と を意味 し ます。
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用 さ れる契約で指定 さ れたサイ プ レ スの集積回路 と 併用 さ れる ラ イ セ ン シーの製品のみをサポー ト する カ ス タ ム ソ フ ト ウ ェ アおよび/またはカ ス タ ム フ ァ ームウ ェ ア を作成する目的に限 っ て、サ
イ プ レ スのソ ース コ ー ド の派生著作物を コ ピー、 使用、 変更そ し て作成する ためのラ イ セ ン ス、 な ら びにサイ プ レ スの ソ ース コ ー ド および派生著作物を コ ンパイルする ためのラ イ セ ン スです。 上
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文書番号 : 001-62657 Rev. *C
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本書で言及する全ての製品名お よび会社名は、 それぞれの所有者の商標である場合があ り ます。
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