ETC BA7660F/FS

BA7660F/BA7660FS
マルチメディア IC
ドライバ
3ch 入り 75 Ωドライバ
BA7660F / BA7660FS
BA7660F、BA7660FS は、6dB アンプ付きの 75Ωドライバを 3 回路内蔵しており、コンポジットビデオ信号、コンポ
ジット Y 信号、及び、C 信号、または、RGB 信号を 75Ωドライブすることができます。負荷は各々 2 回路駆動する能
力があり、さらにサグ補正機能がありますので出力のカップリングコンデンサの容量を小さくできます。
入力電圧範囲が 0V∼1.5V となっているため、一般的な D/A コンバータ出力を直接接続することができます。また、3ch
同時ミュート機能と出力端子のショート保護を兼ねたパワーセーブ回路を内蔵しています。
!用途
DVD、セットトップボックス等のデジタル映像機器
!特長
1) D/A コンバータ出力と直結可能。
2) 低消費電力で動作する。(Typ.115mW)
3) 出力ミュート回路内蔵。
4) パワーセーブ回路内蔵。
5) 出力保護回路内蔵。
6) サグ補正回路内蔵で、出力カップリングコンデンサを小容量にできる。
7) 負荷を各々 2 回路駆動可能。
8) SSOP-A16pin、SOP16pin フラットパッケージ採用。
!絶対最大定格 (Ta=25°C)
Parameter
電源電圧
許容損失
動作温度範囲
保存温度範囲
Symbol
Vcc
Pd
Topr
Tstg
!推奨動作条件 (Ta=25°C)
Parameter
動作電源電圧範囲
Symbol
Vcc
Limits
8
650
-25∼+75
-55∼+125
Min.
4.5
Typ.
5.0
Unit
V
mW
°C
°C
Max.
5.5
Unit
V
BA7660F/BA7660FS
マルチメディア IC
!ブロックダイアグラム
MUTE 1
16 VCC
15 OUTA1
INA
2
GND
3
INB
4
GND
5
12 OUTB2
N.C.
6
11 N.C.
INC
7
GND
8
6dB
75Ω
14 OUTA2
6dB
6dB
75Ω
75Ω
13 OUTB1
10 OUTC1
9 OUTC2
MUTE (1pin)
H
3ch MUTE
L
NORMAL
BA7660F/BA7660FS
マルチメディア IC
各端子説明・入出力回路図
!各端子説明・入出力回路図
Pin. No
端子名
IN
OUT 標準電圧
入出力等価回路図
機 能
ミュートコントロール端子。
1
MUTE
○
―
15k
―
MUTE(1pin)を“H”にすると3chと
同時にミュートされます。
8k
信号入力端子。
2
4
7
INA
INB
INC
○
―
―
3
5
8
GND
―
―
0V
14
12
9
OUTA2
OUTB2
OUTC2
15
13
10
OUTA1
OUTB1
OUTC1
16
VCC
入力信号はコンポジットビデオ信号、
Y信号、C信号、R.G.B等です。
また入力信号レベルは、0∼1.3(Min.)
1.5(Typ.)の範囲です。
接地端子。
GND
0.9V
―
信号出力端子。
14pin
12pin
9pin
出力信号レベルは(0.9+2×入力電圧)
[V]になります。
9, 12, 14pinはサグ補正用端子です。
10, 13, 15pinを0.2V以下にすると保護
回路が働きパワーセーブモードとなり
ます。
○
0.95V
15pin
13pin
10pin
Vcc
―
―
5.0V
電源端子。
BA7660F/BA7660FS
マルチメディア IC
!電気的特性 (特に指定のない限り Ta=25°C, VCC=5V)
Parameter
Symbol
Min.
Typ.
回路電流
11.4
22.8
ICC
最大出力レベル
2.6
3.0
VOM
電圧利得
GV
5.5
6.0
周波数特性
Gf
-1.0
0.0
ミュート減衰量
-60
MT
ミュート切換レベル“H”
VTHH
3.5
ミュート切換レベル“L”
0
VTHL
Max.
34.2
6.5
1.0
VCC
1.0
Unit
mA
VP-P
dB
dB
dB
V
V
Conditions
無信号時
f=1kHz, THD=1%
f=4.43MHz, 1VP-P
f=7MHz/1MHz, 1VP-P
f=4.43MHz, 1VP-P
-
!設計保証項目 (特に指定のない限り Ta=25°C , VCC=5V)
Parameter
Symbol
Min.
Typ.
微分利得
DG
0.5
微分位相
DP
0.5
チャンネル間クロストーク
CT
-60
チャンネル間電圧利得差
-0.5
0.0
∆Gv
Max.
1.5
1.5
-55
0.5
Unit
%
deg
dB
dB
Conditions
1VP-P 標準ステアケース信号
1VP-P 標準ステアケース信号
f=4.43MHz, 1VP-P
f=4.43MHz, 1VP-P
!測定回路図
VCC
3.3V
1
2
SW1
SW16 1
1.2V
1
16
1
SW2
430k
2
75k
2
6dB
75Ω
3
1μF
15
14
1
SW4
1μF
430k
2
75k
N.C.
1μF
5
12
22μF
+
6
11
75Ω
SW7
430k
2
22μF
+
100μF
+
6dB
1
1μF
100μF
+
13
4
7
6dB
75Ω
10
75k
8
9
Fig.1
+
47μF
0.1μF
1μF
1μF
A
2
3
75Ω
V
75Ω
V
N.C.
100μF
+
22μF
+
75Ω
V
BA7660F/BA7660FS
マルチメディア IC
!測定条件設定表
Parameter
Symbol
回路電流
最大出力レベル
電圧利得
周波数特性
チャンネル間
クロストーク
ミュート減衰量
OUTA
OUTB
OUTC
OUTA
OUTB
OUTC
OUTA
OUTB
OUTC
OUTA→OUTB
OUTA→OUTC
OUTB→OUTA
OUTB→OUTC
OUTC→OUTA
OUTC→OUTB
OUTA
OUTB
OUTC
ICC
VOM1
VOM2
VOM3
GV1
GV2
GV3
GF1
GF2
GF3
CT1
CT2
CT3
CT4
CT5
CT6
MT1
MT2
MT3
SW1
2
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
3
1
1
1
SW2
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
2
2
1
1
1
1
2
1
1
SW 条件
SW4
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
1
2
2
1
1
1
2
1
測定方法
SW7
1
1
1
2
1
1
2
1
1
2
1
1
1
1
2
2
1
1
2
SW16
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
注1
注2
注3
注4
注5
注6
*ミュート切換レベルは、以上の測定を H=3.3V, L=1.2V で行うことにより代用する。
注 1 無信号時の回路電流を測定する。
注 2 入力に、f=1kHz の正弦波を加え、出力の歪率が 1%になるように入力レベルを調整する。その時の出力電圧を最大出力レベル VOM[VP-P]とする。
注 3 入力に、f=4.43MHz 1VP-P の正弦波をそれぞれ加えたときの出力 VO[VP-P]を測定する。
電圧利得 GV=20LOG(VO/ VIN)[dB]
注 4 入力に、f=7MHz 1VP-P,
f=1MHz 1VP-P の正弦波をそれぞれ加えたときの出力 VO7, VO1[VP-P]を測定する。
周波数特性 Gf=20LOG(VO7 / VO1)[dB]
注 5 入力に、f=4.43MHz 1VP-P の正弦波をそれぞれ加えたときの出力 VO[VP-P]を測定する。
チャンネル間クロストーク CT=20LOG(VO / VIN)[dB]
注 6 入力に、f=4.43MHz 1VP-P の正弦波をそれぞれ加えたときの出力 VO[VP-P]を測定する。この時、ミュート減衰量 MT は
MT=20LOG(VO / VIN)[dB]
BA7660F/BA7660FS
マルチメディア IC
!応用例
5V
Vcc
+
47μF
0.1μF
1
MUTE
Composite Video
D / A
2
6dB
75Ω
16
1000μF 75Ω
+
15
75Ω
3
Composite Y
D / A
14
4
6dB
1000μF 75Ω
+
13
75Ω
75Ω
N.C.
D / A
Chroma
5
12
6
11
7
6dB
75Ω
N.C.
1000μF 75Ω
+
10
75Ω
8
9
サグ補正機能を使用した場合
6dB
75Ω
100μF
+
75Ω
22μF
+
75Ω
Fig.2
!外形寸法図 (Unit : mm)
BA7660F
BA7660FS
6.6±0.2
1.27
0.4±0.1
1.5±0.1
0.15±0.1
0.3Min.
9
1
8
0.8
0.15±0.1
8
16
4.4±0.2
1
6.2±0.3
9
0.11
16
4.4±0.2
0.11
1.5±0.1
6.2±0.3
10.0±0.2
0.36±0.1
0.3Min.
0.15
0.15
SOP-16
SSOP-A16