ETC LC6529H

注文コード No. N ※ 6736A
LC6529H
No. N ※ 6736A
12201
半導体開発ニューズ No. ※ 6736 とさしかえてください。
LC6529H
CMOS LSI
コンパレータ , 1K バイト ROM, 256 ビット RAM 内蔵
4 ビット 1 チップマイクロコンピュータ
概要
LC6529H は最小サイクルタイム 0.92µs で動作する高速 CPU 部を中心に、1K バイト ROM,256 ビット RAM を
内蔵した 24 ピンの CMOS 4 ビット 1 チップマイクロコンピュータである。
12 本の入出力共通ポートは最大 15V 耐圧 20mA 駆動可能な出力ドライバを内蔵し、専用端子には 4 チャネルのコ
ンパレータ入力と 2 本のリファレンス入力を内蔵している。
扇風機、ホットカーペット、コーヒーメーカー、電気ポット、食器乾燥機、マウス等の小規模制御用に最適であ
る。
特長
■ ROM
・1024 × 8 ビット
■ RAM
・64 × 4 ビット
■ 最小命令サイクルタイム
・0.92µs(VDD=4.25 ∼ 6.0V)
■入出力ポート
・入力専用ポート
・入出力ポート
■ 51 種のインストラクション
4 本(コンパレータ入力ポート)
12 本(汎用ポート)
■ 4 レベルサブルーチンネスティング
■プログラマブルタイマ内蔵
・4ビットプリスケーラ+8ビットタイマ
■コンパレータ内蔵
・コンパレータ入力 4チャネル(P型コンパレータのみ)
・リファレンス入力 2本
■全出力ポートLEDドライバ内蔵
■外形
・DIP24S
・SSOP24
・MFP−30S
本書記載の製品は、極めて高度の信頼性を要する用途(生命維持装置、航空機のコントロールシステム等、
多大な人的・物的損害を及ぼす恐れのある用途)に対応する仕様にはなっておりません。そのような場合に
は、あらかじめ三洋電機販売窓口までご相談下さい。
本書記載の規格値(最大定格、動作条件範囲等) を瞬時たりとも越えて使用し、その結果発生した機器の欠陥
について、弊社は責任を負いません。
〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号
Ver. 2.30A
O2694
12201 HK IM 外変 / 91400 HK IM ◎保高 No.6736-1/11
LC6529H
外形図 3067A
(unit : mm)
端子配列
(1) DIP24S / SSOP24
21.0
24
2
23
OSC2
CMP1
3
22
TEST
CMP2
4
21
VSS
CMP3
5
20
PD3
VREF0
6
19
PD2
VREF1
7
18
PD1
PA0
8
17
PD0
PA1
9
16
PC3
PA2
10
15
PC2
PA3
11
14
PC1
VDD
12
13
PC0
1
0.25
CMP0
7.62
6.4
OSC1
12
0.9
(3.25)
24
3.3 3.9max
1
0.51min
RES
13
(0.71)
0.48
1.78
0.95
SANYO : DIP24S(300mil)
外形図 3175B
(unit : mm)
7.8
24
0.5
ILC00001
7.6
5.6
SSOPパッケージ品を基板に実装する際、
半田ジャブ付けを行わないこと。
1
0.65
0.15
0.22
0.1
(1.3)
(0.33)
1.5max
(1) MFP30S
2
29
OSC2
CMP1
3
28
TEST
NC
4
27
VSS
CMP2
5
26
PD3
CMP3
6
25
NC
VREF0
7
24
PD2
NC
8
23
NC
NC
9
22
NC
VREF1
10
21
PD1
PA0
11
20
PD0
PA1
12
19
PC3
PA2
13
18
PC2
PA3
14
17
PC1
VDD
15
16
PC0
SANYO:SSOP-24(275mil)
外形図 3216B
(unit : mm)
30
16
10.5
CMP0
1
15
15.2
0.15
0.65
OSC1
7.9
30
2.45max
1
0.1 (2.15)
RES
0.4
1.0
(0.6)
SANYO:MFP30S(375mil)
ILC00002
No.6736-2/11
LC6529H
LC6529H システムブロック図
PA0∼PA3
PC0∼PC3
PD0∼PD3
ポートA
ポートC
ポートD
CMP0∼CMP3
OSC2
VREF0
ポートE(コンパレータ)
OSC1
OSC
VREF1
TEST
RES
VDD
VSS
I / O BUS
PC
RAM 注2
ROM 注2
STACK1
STACK2
STACK3
I/O
BUFFER
STACK4
DP
I.R
I.DEC
SYSTEM BUS
E
AC
STS
ALU
TM
CF
ZF
TMF
ILC00070
RAM :データメモリ
ALU :論理演算ユニット
DP :データポインタ
E
:Eレジスタ
AC :アキュムレータ
OSC :発振回路
TM :タイマ
STS :ステータスレジスタ
(注2)LC6529H ROM 1024バイト
RAM 64ワード
ROM :プログラム メモリ
PC :プログラム カウンタ
I.R
:インストラクション レジスタ
I.DEC :インストラクション デコーダ
CF :キャリーフラグ
ZF
:ゼロフラグ
TMF :内部割込み要求フラグ
No.6736-3/11
LC6529H
端子機能
名称
ピン数
入出力
VDD
VSS
1
1
−
−
OSC1
OSC2
1
入力
出力
機 能
オプション
リセット時
電源。通常+ 5V に接続する。
電源。0V に接続する。
システムクロック発振子外付け端子。
外部クロック使用時は OSC2 を
オープンにして OSC1 から入力。
・入出力ポート A0 ∼ A3
(1)出力オープンドレイン
PA1
PA2
4ビット単位での入力(IP 命令)
4ビット単位での出力(OP 命令)
(2)プルアップ付き
Nch トランジス
(1)(2)の指定はビット単 タ OFF)
PA3
1ビット単位での判定(BP, BNP 命令) 位で可能。
1ビット単位でのセット , リセット
PA0
4
入出力
・"H" 出力(出力
(SPB, RPB 命令)
・PA3 はスタンバイのコントロールを
行う。
・HALT 命令実行サイクル中は PA3 端
子にチャタリングが入らないように
すること。
PC0
PC1
4
入出力
PC2
PC3
・入出力ポート C0 ∼ C3
機能は PA0 ∼ PA3 と同じ
(1)出力オープンドレイン
(2)プルアップ付き
・"H" 出力
・"L" 出力
ただし、スタンバイコントロール (3)リセット時出力 "H" (オプションによ
の機能はない。
(4)リセット時出力 "L" る)
・リセット時の出力を、オプション ・(1)(2)の指定はビット
で "H" または "L" に指定できる。 単位
PD0
PD1
4
入出力
PD2
PD3
CMP0
CMP1
・(3)(4)の指定は 4 ビット
一括
・入出力ポート D0 ∼ D3
機能、オプション共 PC0 ∼ PC3
PC0 ∼ PC3 と同じ。
PC0 ∼ PC3 と同
じ
と同じ。
4
入力
コンパレータ入力端子
VREF0
VREF1
2
入力
コンパレータ比較電圧端子
RES
1
入力
・システムリセット入力。
・パワーアップリセットは、外付け
CMP2
CMP3
C を接続。
・リセットリスタートは、"L" レベル
TEST
1
入力
を 4 クロックサイクル以上入力。
・LSI のテスト用端子
通常は VSS へ接続。
No.6736-4/11
LC6529H
リセット時のポート C, D 出力レベルオプション
入出力ポート C, D は、それぞれ 4 ビット一括で、リセット時の出力レベルを次の 2 つのオプションから選択で
きる。
オプション名
1. リセット時出力 "H" レベル
条件 , その他
ポート C, D の 4 ビット一括
2. リセット時出力 "L" レベル
ポート C, D の 4 ビット一括
ポート出力形式オプション
入出力ポート A, C, D は、個別に次の 2 つのオプションを選択できる(ビット単位)
。
オプション名
回 路
1. オープンドレイン出力(OD)
ILC00112
2. プルアップ抵抗付出力(PU)
ILC00113
No.6736-5/11
LC6529H
1. 絶対最大定格 / Ta=25℃, VSS=0V
項目
記号
適用端子・備考
条件
規格
max
unit
VDD
− 0.3
+ 7.0
V
出力電圧
入力電圧
VDDMAX
VO
VI(1)
OSC2
OSC1(注 1)
− 0.3
− 0.3
VDD + 0.3
VDD + 0.3
入力 / 出力電圧
VI(2)
VIO(1)
TEST, RES
OD の仕様の Port
− 0.3
− 0.3
VDD + 0.3
+ 15
ピーク出力電流
VIO(2)
IOP
PU の仕様の Port
入出力 Port
− 0.3
−2
VDD + 0.3
+ 20
mA
最大電源電圧
VDD[V]
min
typ
平均出力電流
IOA
(100ms 間の平均) Σ IOA(1)
入出力 Port
PA0 ∼ PA3
1端子当りの電流
PA0 ∼ PA3 の合計電流
−2
−6
+ 20
+ 40
Σ IOA(2)
PC0 ∼ PC3,
PD0 ∼ PD3
PC0 ∼ PC3, PD0 ∼
PD3 の合計電流
− 14
+ 90
Pdmax
DIP24S
SSOP24
Ta= − 30 ∼+ 70℃
許容消費電力
400
330
MFP − 30S
動作周囲温度
Topg
mW
200
+ 50
±0
℃
保存周囲温度
Tstg
− 55
+ 125
(注 1)図2の発振回路に於て推奨定数で内部発振させた場合は、発生する発振振幅まで許容するものとする。
2. 許容動作条件 / (特に指定のない場合は、Ta= ± 0 ∼+ 50℃, VSS=0V, VDD=4.25 ∼ 6.0V)
項目
動作電源電圧
スタンバイ電源電圧
高レベル入力電圧
低レベル入力電圧
記号
適用端子・備考
VDD
Vst
・VDD
・VDD
VIH(1)
VIH(2)
VIH(3)
VIH(4)
・OD 仕様の Port
・PU 仕様の Port
条件
RAM, レジスタ保持
(注 2)
typ
max
unit
6.0
V
1.8
6.0
出力 Nch Tr オフ
出力 Nch Tr オフ
0.7VDD
0.7VDD
+ 13.5
VDD
・RES
・OSC1
外部クロック仕様
0.8VDD
0.8VDD
VDD
VDD
VIL(1)
VIL(2)
・Port
・OSC1
出力 Nch Tr オフ
外部クロック仕様
VSS
VSS
VIL(3)
VIL(4)
・TEST
・RES
VSS
VSS
0.3VDD
0.25VDD
0.3VDD
0.25VDD
200
(20)
4330
(0.92)
kHz
(µs)
200
69
4330
kHz
動作周波数
fop
(サイクルタイム) (Tcyc)
外 周波数
部 パルス幅
ク
ロ
ッ 立上り立下り
ク
条 時間
件
発振保証定数
セラミック発振
規格
VDD[V] min
4.25
fext
textH
・OSC1
・OSC1
図1
図1
textL
textR
・OSC1
図1
50
textF
ns
図2
セラミック発振子、
C1, C2 は表 1 参照
(注2)
HALT 命令を実行してスタンバイ状態となるまでは必ず動作電源電圧 VDD を保持すること。
また、HALT命令実行サイクル中は、PA3端子にチャタリングが入らないようにすること。
No.6736-6/11
LC6529H
3. 電気的特性 / (特に指定のない場合は、Ta= ± 0 ∼+ 50℃, VSS=0V, VDD=4.25 ∼ 6.0V)
規格
項目
記号
適用端子・備考
条件
VDD[V]
min
高レベル入力電流
IIH(1)
・オープンドレイン
仕様のポート
低レベル出力電圧
max
unit
+ 5.0
µA
(Nch トランジスタのオフ
リーク電流を含む)
・OSC1
VIN= + 13.5V
外部クロック時
IIL(1)
・オープンドレイン
VIN=VDD
出力 Nch トランジスタオフ
− 1.0
IIL(2)
仕様のポート
・プルアップ付仕様の
VIN=VSS
出力 Nch トランジスタオフ
− 190
− 62.5
− 45
− 10
IIH(2)
低レベル入力電流
typ
出力 Nch トランジスタオフ
IIL(3)
IIL(4)
ポート
・RES
VIN=VSS
VIN=VSS
・OSC1
外部クロック時
VIN=VSS
VOL(1)
VOL(2)
・PC0 以外
・PC0 以外
IOL=10mA
IOL=1.8mA
+ 1.0
− 25
− 1.0
1.5
0.4
V
任意の 4 出力端子を除く
他の全出力端子の IOL が
VOL(3)
・PC0
各々 1mA 以下のとき
IOL=2.0mA
0.45
PC1 ∼ PC3, PD0 ∼ PD3
の合計電流 (Σ IOA)が
40mA 以下のとき
ヒステリシス電圧
消 セラミック発振
費 外部クロック
電
流 スタンバイ時
(注 3)
発 セラミック発振
振 発振周波数
特
性 セラミック発振
(注 4) 発振安定時間
I/O ポート
プルアップ抵抗
VHIS
・RES
IDDOP(1)
IDDOP(2)
・VDD
・VDD
IDDst
・VDD
・VDD
・OSC1, OSC2
fCFOSC
tCFS
Rpp
外部リセット特性
リセット時間
tRST
端子容量
Cp
0.1VDD
図 2 4MHz
200kHz ∼ 4330kHz
6.0
3.0
図 2 fo=4MHz(注 4)
3840
1.5
1.5
3.5
3.5
mA
0.05
0.025
10
5
µA
4000
4160
kHz
10
ms
図 3 fo=4MHz
・プルアップ付仕様
のポート
5.0
80
kΩ
図 5 参照
・f=1MHz
被測定端子以外
10
pF
VIN=VSS
(注3)消費電流の規格は次の条件時とする。
・出力NchトランジスタOFF,ポート=VDD
(注4)fCFOSC は発振可能な周波数を示す。
No.6736-7/11
LC6529H
4. コンパレータ特性 /(特に指定のない場合は、Ta = ± 0 ∼ + 50℃, VSS=0V, VDD=4.25 ∼ 5.5V)
規格
項目
記号
適用端子・備考
条件
VDD[V] min
typ
P
型
コ
ン
パ
レ
ー
タ
基準入力電圧範囲 VRFIN
VREF0, 1
VSS
同相入力電圧範囲 VCMIN
CMP0 ∼ 3
+ 0.07
VSS
オフセット電圧 VOFF
VCMIN=VSS + 0.07 ∼
VDD − 1.50(V)
応答速度
TRS
高レベル入力電流 CIIH
図4
VREF0, 1, CMP0 ∼ 3
低レベル入力電流 CIIL
VREF0, 1, CMP0 ∼ 3
メ−カ
発振子
C1
unit
V
± 25
± 70
mV
1.0
5.0
+ 1.0
µs
µA
− 1.0
表 1 セラミック発振保証定数
スタンダードタイプ
発振の種類
max
VDD − 1.50
VDD − 1.50
C2
チップタイプ
メーカ
発振子
C1
C2
C 外付けタイプ
4MHz セラミック発振 ムラタ
CSA4.00MG
33pF ± 10% 33pF ± 10% ムラタ
CSAC4.00MGC 33pF ± 10% 33pF ± 10%
京セラ
2MHz セラミック発振 ムラタ
KBR − 4.0MSA 33pF ± 10% 33pF ± 10%
CSA2.00MG
33pF ± 10% 33pF ± 10% ムラタ
CSAC2.00MGC 33pF ± 10% 33pF ± 10%
京セラ
KBR − 2.0MS
33pF ± 10% 33pF ± 10%
C 内蔵タイプ
4MHz セラミック発振 ムラタ
京セラ
CST4.00MGW
KBR − 4.0MKS
−
−
−
−
京セラ
KBR − 4.0MWS
−
−
−
−
2MHz セラミック発振 ムラタ
CST2.00MG
−
−
京セラ
KBR − 2.0MWS
−
−
No.6736-8/11
LC6529H
OSC1
(OSC2)
外部クロック
OPEN
VDD
0.8VDD
0.25VDD
VSS
textL
textF
textR
textH
text
図1 外部クロック入力波形
ILC00087
VDD
動作VDD下限
OSC1
OSC2
0V
OSC
セラミック発振子
C1
C2
安定発振
発振不安定時間
tCFS
図2 セラミック発振回路
ILC00091
図3 発振安定時間
ILC00092
No.6736-9/11
LC6529H
VCMIN
VOFF
VREF
VOFF
VCMIN
コンパレータ
出力データ
Trs
図4 コンパレータ応答速度Trsのタイミング
ILC00110
RES
CRES (=0.1µF)
図5 リセット回路
ILC00111
(注) 電源の立上り時間がゼロのとき、CRES=0.1µF
にてリセット時間は10ms∼100msとなる。
電源の立上り時間が大きい場合、必ずリセット
時間が10ms(発振の安定時間)以上となるよ
う、CRESの値を大きくする。
No.6736-10/11
LC6529H
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PS No.6736-11/11