AK9822

ASAHI KASEI
[AK9822]
AK9822
2ch 8bit D/A コンバータ内蔵 2Kbit EEPROM
概
要
本 製 品 は 出 力 バ ッ フ ァ・ア ン プ を 備 え た 8 ビ ッ ト D / A コ ン バ ー タ を 2 チ ャ ン ネ ル 内 蔵 し 、か つ
内臓のCMOS EEPROMによりD/Aコンバータのデジタル入力データの保持機能を合わ
せ持つD/Aコンバータ内蔵EEPROMです。
特
長
□
EEPROM部
128 ワード×16 ビット構成
ワンチップマイコン対応シリアルインタフェース
読み出し時のアドレスオートインクリメント機能
□
D/Aコンバータ部
2 チャネル
分解能: 8 ビット
微分非直線性誤差
:
非直線性誤差
:
アナログ出力電圧範囲 :
 1.0 LSB
 1.5 LSB
GND から VCC までほぼ全電圧出力可能
低電源電圧動作が可能
・EEPROM部
:
・D/Aコンバータ部:
1.8V~5.5V
2.7V~5.5V
□
□
ソフトウエアによるパワーダウン機能
SK
CS
Control Logic
DI
DO
Latch
Decorder
Instruction
Register
Data
Register
8
8bit
Latch
8bit
Latch
EEPROM
128×16
GND
8
8bit
D/A
+
AO0
8
8bit
D/A
+
AO1
VCC
ブロック図
DAD01J-01
2012/09
- 1 -
ASAHI KASEI
■
■
[AK9822]
オーダリングガイド
型番
AK9822M
動作温度範囲
-40~+85℃
パッケージ
8ピンSSOP
ピン配置
AO1
、
CS
SK
DO
1
2
3
4
8
7
6
5
AO0
VCC
DI
GND
8 ピン SSOP(ピン間:0.65mm)
■
ピン名称
ピン番号
1
ピン名称
AO1
I/O
O
機
能
アナログ出力ピン
2
CS
I
チップセレクトピン
(シュミット・トリガ入力)
3
SK
I
シリアルクロックピン
(シュミット・トリガ入力)
4
DO
O
シリアルデータ出力ピン
5
GND
-
グランドピン、0V
6
DI
7
VCC
-
電源ピン
8
AO0
O
アナログ出力ピン
I
シリアルデータ入力ピン
DAD01J-01
2012/09
- 2 -
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[AK9822]
機
能
説
明
AK9822 は出力バッファ・アンプを備えた 2 チャンネルの 8 ビット D/A コンバータ部と EEPROM 部
から構成されます。
AK9822 のシリアルインターフェースは一般のワンチップマイコンのシリアルポート(3 線負論理ク
ロック同期式)に直接接続でき、シリアルクロック SK に同期し、読み込みデータは立ち上がりエッ
ジで DI ピンから取り込まれ、また、読み出されたデータは立ち下がりエッジに同期して DO ピンから
出力されます。
AK9822 は READ、WRITE、WREN、WRDS、PDEN、PDDS、CALL の 7 種類の命令を持ち、シリア
ルインタフェースからこれらの命令を入力することにより操作します。各命令は 8 ビット単位で構成
されるオペコード、アドレス、データ(8bit×2)から構成されます。
DO ピンは、通常ハイ・インピーダンス状態にあります。DO ピンが、"L"又は"H"を出力するのは、
読み出したデータを出力するときと WRITE 命令実行後に EEPROM の Ready/Busy のステータスを出力
するときです。
■誤書き込み防止機能
AK9822 は EEPROM への誤書き込み防止機能として書き込み許可状態と書き込み禁止状態の 2 つの
状態を備えています。書き込み禁止状態では WRITE 命令は無効になり実行されません。
電源投入時、AK9822 は書き込み禁止状態であり、WREN 命令を実行することにより書き込み許可
状態に入ります。書き込み許可状態は電源が落とされるか、WRDS 命令が実行されるまで保持されま
す。READ 命令は状態に関わらず実行することができます。
■パワーダウン機能
AK9822 はパワーダウンモードと通常モードの2つのモードを持っています。パワーダウンモード
では D/A コンバータ部をスタンバイ状態にし、消費電力を少なくします。パワーダウンモードでは
D/A コンバータ部はスタンバイ状態であり、D/A コンバータの出力は"Hi-Z"になります。
電源投入時、AK9822 はパワーダウンモードですが、AUTO READ が実行されると通常モードにな
ります。AUTO READ 実行後は PDEN/PDDS 命令によりモードを切り替えることができます。PDEN
命令を入力することにより AK9822 はパワーダウンモードに入り、PDDS 命令が実行されるまで、デ
バイスはパワーダウンモードです。PDDS 命令を実行すると、デバイスはパワーダウンモードから通
常モードになります。
パワーダウンモードから通常モードに入った時、D/A コンバータはパワーダウンモードに入る前に
設定された電圧値を出力します。モードと D/A コンバータ部の状態の関係を表 1.に示します。
D/Aコンバータ部
モード
パワーダウンモード
スタンバイ状態
通常モード
通常状態
表 1. モードと D/A コンバータ部の関係
DAD01J-01
2012/09
- 3 -
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[AK9822]
~
~
■D/Aコンバータの出力を設定する場合
D/Aコンバータの出力はWRITE命令、CALL命令により設定することができます。
EEPROMの先頭アドレス(アドレス"0")は、上位8ビットはA0のD/Aコンバータ出力に、下位8ビッ
トはA1のD/Aコンバータ出力に対応しています(参照:表2.)。
アドレス
上位8ビット
下位8ビット
0
A0の設定データ
A1の設定データ
1
通常メモリ
127
通常メモリ
表2. EEPROMの内部構成
通常モード時にアドレス"0"を指定し、WRITE 命令を実行すると、A0、A1 の D/A コンバータの出
力が設定されます。通常モードであり書き込み許可状態の時、アドレス"0"を指定した WRITE 命令を
実行すると、D/A コンバータの出力が設定されると同時に、EEPROM のアドレス"0"にデータを書き
込みます。通常モードであり書き込み禁止状態の時は、EEPROM にはデータは書き込まれず、D/A コ
ンバータの出力のみ設定されます。アドレス"0"を指定した WRITE 命令実行時の EEPROM と D/A コ
ンバータの出力の関係を表 3.に示します。
製品の内部状態
パワーダウン
モード
通常モード
アドレス"0"の内容
書き込み許可状態
指定されたデータに書き変わります。
書き込み禁止状態
内部データは書き変わりません。
書き込み許可状態
指定されたデータに書き変わります。
書き込み禁止状態
内部データは書き変わりません。
A0、A1のDAC出力
DACの出力は
"Hi-Z"です。
指定されたデータに
設定されます。
表3.WRITE命令実行時のEEPROMとD/Aコンバータの出力
又、通常メモリ(アドレス:"1"~"127")に格納されているデータをD/Aコンバータの出力設定に用いるこ
とも、CALL命令を実行することにより可能です。CALL命令は、オペコード、アドレスによって構成
されます。通常モード時にCALL命令を実行すると、指定されたアドレスの上位8ビットのデータによ
りA0、下位8ビット のデ ータにより A1のD/Aコン バータ出力が設定されます。又、パワーダウンモー
ド時にはCALL命令は実行されません。
DAD01J-01
2012/09
- 4 -
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■AUTO READ機能
AUTO READ は電源立ち上げ時に EEPROM の内容を自動的に読み出し、2 チャンネルの D/A コンバ
ータの出力を設定します。
AUTO READ は、CS=L で電源を立ち上げた後、最初の CS ピンの立ち下げにより、開始されます。
CS ピンをローレベルにした後、2ms 内に、AO0、AO1 の出力が設定されます。このとき CS ピン以外の入力
(SK,DI)は受け付けません。また、DO ピンからシリアルデータは出力されません。読み出し終了後、
WREN 命令を実行すると、EEPROM への書き込みが可能になります。
AUTO READ は電源立ち上げ時、1 回のみ有効です。
又、CS=H で電源が立ち上がった場合、AUTO READ 機能は実行されない場合があります。
(注) AK9822は、電源立ち上げ後、最初に必ずAUTO READを行いますので、電源立ち上げ後の最初の
CSの"L"の期間、AK9822への命令の入力はできません。
VCC
命令入力可能
CS
1
SK
DI
1
2
3
0
1
4
0
Hi-Z
AO0,AO1
Min.2ms
■命令とデータ構成
各 命 令 は 8ビ ッ ト 単 位 で 構 成 さ れ る オ ペ ー コ ー ド 、 ア ド レ ス 、 デ ー タ ( 8bit×2) か ら 構 成 さ れ
ま す 。 以 下 に WRITE命 令 で の 命 令 と デ ー タ の 構 成 を 示 し ま す 。
First
MSB
1
Last
LSB
0
1
0
0
1
0
0
A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
0 D15 D14 D13 D12
D2 D1 D0
データビット
オペコード
アドレスビット
A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
~
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
上位8ビットデータ内容
AO0 設定データ
下位8ビットデータ内容
AO1 設定データ
通常メモリ
DAC出力設定値
MSB
D/A 出力電圧
LSB
0
0
0
0
0
0
0
≒
( VCC / 256 )
×1
0
0
0
0
0
~
0
0
1
≒
( VCC / 256 )
×2
1
1
1
1
1
1
1
0
≒
( VCC / 256 )
×255
1
1
1
1
1
1
1
1
≒
~
0
VCC
DAD01J-01
2012/09
- 5 -
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[AK9822]
命
令
説
明
命 令 に は READ、 WRITE、 WREN、 WRDS、 PDEN、 PDDS、 CALLの 7種 類 が あ り ま す 。 各 命 令
は オ ペ コ ー ド + ア ド レ ス + デ ー タ で 構 成 さ れ ま す 。 命 令 一 覧 を 表 4に 示 し ま す 。
命 令 を 連 続 し て 実 行 す る と き 、そ の 間 、CSピ ン を 少 な く と も tCS間 、ハ イ レ ベ ル に し て 下 さ い 。
命 令
オペコード
READ
WRITE
WREN
WRDS
PDEN
PDDS
CALL
TEST
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
1
0
0
1
0
1
0
0
1
1
0
1
0
0
1
0
0
1
1
1
アドレス
データ
0
0
1
0
0
0
0
1
A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 D15~D0
A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 D15~D0
* * * * * * * *
*~
* * * * * * * *
*~
* * * * * * * *
*~
* * * * * * * *
*~
A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0
*~
* * * * * * * *
*~
(注 )テ ス ト 用 の 命 令 は ユ ー ザ ー は 使 用 で き ま せ ん 。
表 4. AK9822 命令一覧
内 容
読み出し
書き込み
書き込み許可
書き込み禁止
パ ワ ー ダ ウ ン ・イ ネ ー ブ ル
パ ワ ー ダ ウ ン ・デ ィ セ ー ブ ル
D/A コ ン バ ー タ 出 力 設 定
テ ス ト 用 (注 )
* : Don't Care
WRITE 命令(書き込み)
指定したアドレスにデータ(16 ビット)を書き込みます。DI を読み込む SK(32 個目)の立ち上が
りから内部プログラミング動作が起動します。
DO ピンを参照することにより、EEPROM の内部状態を確認することができます。EEPROM はデー
タの最終ビット(D0)を読み込む SK(32 個目)の立ち上がりから内部プログラミング動作を起動し
ます。内部プログラミング動作が起動すると、DO ピンからは Busy/Ready 信号が出力されます。DO
ピンが"L"のときは、書き込み動作中(Busy 状態)を示し、次の命令を受け付けることはできません。
"H"のときは、書き込み動作終了(Ready 状態)を示し、次の命令を受け付ける状態にあることを示し
ます。
DO ピンからの Busy/Ready 信号を確認後、CS ピンを"H"にすると DO ピンはハイ・インピーダンス
状態に戻ります。WRITE 命令実行から次の命令のオペコードの最初の 1 ビットが入力されるまで、
Busy/Ready 信号を確認することが可能です。
■
CS
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
31 32
1
0
1
0
0
1
0
0 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0 D15 D14 D13
D1 D0
SK
DI
DO
Hi-Z
BUSY
前に実行された命令が WRITE の場合、
"H"(READY 状態)が出力されます。
READY
tE/W
WRITE 命令
DAD01J-01
2012/09
- 6 -
ASAHI KASEI
[AK9822]
READ 命令(読み出し)
指定したアドレスのデータ(16 ビット)を DO ピンから出力します。17 個目の SK の立ち下がりエッ
ジで DO はハイインピーダンス状態を脱し、指定アドレスの D15 より順次シリアル出力します。
■
○オートインクリメント機能
指定アドレスのデータが読み出された後、さらに SK にクロックを加えると、次のアドレスのデ
ータが読み出されます。アドレス:1111111 のデータを読み出した後、さらにクロックを加えた場
合は、アドレス:0000000 のデータが読み出されます。
CS
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
1
0
1
0
1
0
0
0 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 0
31 32 33 34 35
SK
DI
Hi-Z
DO
D15 D14 D13
前に実行された命令が WRITE の場合、
"H"(READY 状態)が出力されます。
D1 D0 D15 D14 D13
1st Data
Hi-Z
2nd Data
READ 命令
WREN 命令(ライト・イネーブル)/WRDS 命令(ライト・ディスエイブル)
AK9822 は誤書き込み防止機能として書き込み許可状態と書き込み禁止状態の 2 つの状態を備えて
います。書き込み禁止状態では WRITE 命令は無効になり実行されません。電源投入時、AK9822 は書
き込み禁止状態であり、WREN 命令を実行することにより書き込み許可状態に入ります。書き込み許
可状態は電源が落とされるか、WRDS 命令が実行されるまで保持されます。READ 命令は状態に関わ
らず実行することができます。
■
CS
1
2
3
4
5
6
1
0
1
0
0
0
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17
SK
DI
X
X
X
WREN=11
WRDS=00
X
X
X
X
X
Hi-Z
DO
前に実行された命令が WRITE の場合、
"H"(READY 状態)が出力されます。
WREN 命令/WRDS 命令
DAD01J-01
2012/09
- 7 -
ASAHI KASEI
[AK9822]
■ PDEN命 令 ( パ ワ ー ダ ウ ン ・ イ ネ ー ブ ル ) / PDDS命 令 ( パ ワ ー ダ ウ ン ・ デ ィ セ ー ブ ル )
PDEN命 令 、PDDS命 令 を 入 力 す る こ と に よ り 、パ ワ ー ダ ウ ン モ ー ド と 通 常 モ ー ド を 切 り 替 え る
こ と が で き ま す 。 PDEN命 令 を 入 力 す る こ と に よ り AK9822は パ ワ ー ダ ウ ン モ ー ド に 入 り 、 PDDS
命 令 が 実 行 さ れ る ま で 、 デ バ イ ス は パ ワ ー ダ ウ ン モ ー ド で す 。 PDDS命 令 を 実 行 す る と 、 デ バ イ
スはパワーダウンモードから通常モードになります。
パ ワ ー ダ ウ ン モ ー ド か ら 通 常 モ ー ド に 入 っ た 時 、 D/Aコ ン バ ー タ は パ ワ ー ダ ウ ン モ ー ド に 入 る
前に設定された電圧値を出力します。
CS
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17
1
0
1
0
1
1
0
0
X
SK
DI
X
X
X
X
X
X
X
Hi-Z
DO
前に実行された命令が WRITE の場合、
"H"(READY 状態)が出力されます。
PDEN 命令
CS
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17
1
0
1
0
0
1
1
0
X
SK
DI
X
X
X
X
X
X
X
Hi-Z
DO
前に実行された命令が WRITE の場合、
"H"(READY 状態)が出力されます。
PDDS 命令
■ CALL命 令 ( D/Aコ ン バ ー タ 出 力 の 設 定 )
CALL命 令 を 実 行 す る と 、指 定 さ れ た ア ド レ ス の デ ー タ に よ っ て D/Aコ ン バ ー タ の 出 力 が 設 定 さ
れ ま す 。 こ の 場 合 、 上 位 8ビ ッ ト の デ ー タ が A1、 下 位 8ビ ッ ト の デ ー タ が A0に 対 応 し ま す 。
又 、 AK9822が パ ワ ー ダ ウ ン モ ー ド の 場 合 に は CALL命 令 は 実 行 さ れ ま せ ん 。
CS
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 13 14 15 16
1
0
1
0
0
0
1
0 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
SK
DI
DO
0
Hi-Z
前に実行された命令が WRITE の場合、
"H"(READY 状態)が出力されます。
AO0
AO1
tLDD
CALL 命令
DAD01J-01
2012/09
- 8 -
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絶
項 目
電源電圧
入力電圧
動作周囲温度
保存温度
記 号
VCC
VIO
Ta
TST
目
アナログ出力ソース電流 1
アナログ出力シンク電流 1
アナログ出力ソース電流 2
アナログ出力シンク電流 2
アナログ出力負荷容量
記号
VCC1
VCC2
IAL1
IAH1
IAL2
IAH2
AOC
最
大
条 件
対 GND
対 GND
推
項
電源電圧
対
奨
動
定
格
定 格 値
-0.6~+7.0
-0.6~VCC+0.6
-40~+85
-65~+150
作
条
条 件
D/A コンバータ使用時
D/A コンバータ未使用時
3.6V≦VCC≦5.5V
2.7V≦VCC<3.6V
DAD01J-01
単 位
V
V
℃
℃
件
min
2.7
1.8
typ
max
5.5
5.5
1
1
500
500
1.0
単位
V
V
mA
mA
A
A
F
2012/09
- 9 -
ASAHI KASEI
[AK9822]
電
■
気
的
特
性
DC特性
(特記なき場合は VCC=+1.8V~5.5V, GND=0V, Ta=-40~+85℃)
項
目
記号
IDD1
動作時消費電流
(注 1)
待機時消費電流
(注 2)
ハイレベル入力電圧 1
CS,SK ピン
ハイレベル入力電圧 2
DI ピン
ローレベル入力電圧 1
CS,SK ピン
ローレベル入力電圧 2
DI ピン
ハイレベル出力電圧
ローレベル出力電圧
入力リーク電流
3 ステート
リーク電流
注
注
注
注
注
1.
2.
3.
4.
5.
条 件
通常モード
WRITE、 1/tSKP=2MHz
min
max
単位
5.5
mA
IDD2
通常モード
READ、 1/tSKP=2MHz
2.3
mA
IDD3
パワーダウンモード
READ、 1/tSKP=2MHz
パワーダウンモード
待機時(CS="H")
2.5V≦VCC≦5.5V
1.8V≦VCC<2.5V
2.5V≦VCC≦5.5V
1.8V≦VCC<2.5V
2.5V≦VCC≦5.5V
1.8V≦VCC<2.5V
2.5V≦VCC≦5.5V
1.8V≦VCC<2.5V
(注 4)、IOH=-50A
(注 5)、IOH=-50A
(注 4)、IOL=1.0mA
(注 5)、IOL=0.1mA
VCC=5.5V、VIN=VCC
VCC=5.5V、DO=VCC
CS="H"
0.75
mA
1.0
A
IDD4
VIH1
VIH2
VIH3
VIH4
VIL1
VIL2
VIL3
VIL4
VOH1
VOH2
VOL1
VOL2
ILI
IOZ
0.4
0.4
±1.0
V
V
V
V
V
V
V
V
V
V
V
V
A
±1.0
A
0.8×VCC
0.9×VCC
0.7×VCC
0.8×VCC
0.2×VCC
0.1×VCC
0.3×VCC
0.2×VCC
VCC-0.3
VCC-0.3
VCC=5.5V、VIN=VIH/VIL、DO=オープン
VCC=5.5V、SK/DI=VCC/GND、DO=オープン
モードについては"パワーダウン機能"の項を参照して下さい。
2.5V≦VCC≦5.5V
1.8V≦VCC<2.5V
DAD01J-01
2012/09
- 10 -
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[AK9822]
■ AC特性
1)EEPROM部
(特記なき場合は VCC=+1.8V~5.5V, GND=0V, Ta=-40~85℃)
項
目
記号
tSKP1
tSKP2
条 件
6)、(注 7)
8)
6)、(注 7)
8)
6)
7)
8)
(注
(注
(注
SK パルス幅
tSKW1 (注
tSKW2
tSKH1 (注
SK パルスハイレベル幅
(注 10) tSKH2 (注
tSKH3 (注
SK↓までの CS セットアップ時間 tCSS
SK↑からの CS ホールド時間
tCSH1 READ,
WREN,WRDS
PDEN,PDDS
CALL,
tCSH2
WRITE (注 9)
CS↓までの SK セットアップ時間 tSKS
SK 周期
データセットアップ時間
データホールド時間
DO ピン出力遅延時間
(注 11)、(注 13)
自動プログラミング時間
ライトリカバリ時間
CS ハイレベル時間 (注 12)
出力フローティング遅延
tDIS1
tDIS2
tDIS3
tDIH1
tDIH2
tDIH3
tPD1
tPD2
tPD3
tE/W
tRC
tCS
tOZ
(注
(注
(注
(注
(注
(注
(注
(注
(注
6)
7)
8)
6)
7)
8)
6)
7)
8)
min
500
1.5
250
750
250
500
750
100
100
typ
max
単位
ns
s
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
2
s
100
ns
100
150
200
100
150
200
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ns
ms
ns
ns
ns
150
250
500
10
100
250
500
注
4.0V≦VCC≦5.5V
2.5V≦VCC<4.0V
1.8V≦VCC<2.5V
通常メモリを指定した WRITE 命令の場合と、書き込み許可状態でアドレス"0"を指定し
た WRITE 命令の場合は、tCSH=min.100ns です。
10. READ 命令実行時の 16 発目の SK のハイレベル幅に適用されます。又、アドレスオートインクリ
メント機能を用いる場合には、32 発目、48 発目(16 の倍数)の SK のハイレベル幅にも
適用されます。他の期間の SK のハイレベル幅は tSKW を適用して下さい。
11. Ready/Busy 信号を出力する場合は tPD=min.1s です。
12. 電源立ち上げ後、最初の CS のハイレベル時間は"AUTO READ 時の CS ホールド時間:tACS"
をご参照下さい。
13. CL=100pF
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2012/09
注
注
注
注
注
注
注
6.
7.
8.
9.
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ASAHI KASEI
[AK9822]
2)D/Aコンバータ部
(特記なき場合は 2.7V≦VCC≦5.5V, GND=0V, Ta=-40~85℃)
項 目
分解能
微分非直線性誤差
非直線性誤差
(注 14)
バッファアンプ出力電圧範囲
3.6V≦VCC≦5.5V
バッファアンプ出力電圧範囲
2.7V≦VCC<3.6V
電源立ち上げ時の CS↑までの
CS セットアップ時間
AUTO READ 時の CS ホールド時間
DAC 出力セトリング時間
(注 15)
記号
DNL
NL
VAO1
VAO2
VAO3
VAO4
tCSA
条 件
単調性
無負荷
0.1≦AO≦VCC-0.1
|IAO|=0A
|IAO|≦1mA
|IAO|=0A
|IAO|≦500A
tACS
min
typ
-1.0
-1.5
0.1
0.3
0.1
0.3
5.0
0
0
max
8
+1.0
+1.5
VCC-0.1
VCC-0.3
VCC-0.1
VCC-0.3
5.0
tLDD1 3.6V≦VCC≦5.5V
tLDD2 2.7V≦VCC<3.6V
100
200
400
単位
bit
LSB
LSB
V
V
V
V
s
s
s
s
注 14. ディジタル値"00"設定時の出力電圧と"FF"設定時の出力電圧を結ぶ理想直線に対する、入
出力曲線の誤差。
注 15. C L =100pF
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ASAHI KASEI
[AK9822]
■タイミング波形
tCS
tCSS
CS
tSKP
tSKS
tSKWL
tSKWH
SK
tDIS
tDIH
DI
tRC
Hi-Z
DO
命令入力タイミング
CS
tSKH
tCSH1
SK
DI
0
tPD
DO
D15
D2
tOZ
D1
D0
READ時データラッチタイミング
CS
tCSH2
SK
DI
A1
A0
0
tLDD
90%
D/A
10%
CALL時DAコンバータ出力タイミング
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CS
tCSH2
SK
DI
D2
D1
D0
tLDD
90%
D/A
10%
WRITE時プログラミングタイミング
CS
SK
DI
D0
tPD
tE/W
DO
tOZ
BUSY
READY
tLDD
90%
D/A
10%
DOピンからのステータス出力
注:D/A コンバータ設定レジスタ部の内容を変更せず、D/A コンバータの出力のみを設定する場
合は DO ピンから Busy/Ready 信号は出力されません。
VCC
CS
min. 2ms
tCSA tACS
AO0
(D/A OUT)
AO1
(D/A OUT)
Hi-Z
Hi-Z
AUTO
READ時タイミング
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重要な注意事項
 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変
更することがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新の
ものであることを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。
 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導
体製品の動作例、応用例を説明するものです。お客様の機器設計において本書に記載された
周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用される場合は、お客
様の責任において行ってください。本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアお
よびこれらに関連する情報の使用に起因してお客様または第三者に生じた損害に対し、弊社
はその責任を負うものではありません。また、当該使用に起因する、工業所有権その他の第
三者の所有する権利に対する侵害につきましても同様です。
 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当
する場合、輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。
 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動
作不良が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常
予想されるような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず
事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取り下さい。
 この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ず
る損害等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。
 お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その
使用から損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承
下さい。