KSP74-0108-16-01(5) 取 扱 説 明 書 光ファイバIDテスタ3波長送信部 ID-SS3W ご使用の前に、必ず本取扱説明書をお読み下さい。 本取扱説明書に記載されている使用方法と注意事項を お守り下さい。 本書を紛失しないように、大切に保管して下さい。 目次 ご使用になる前に 2 製品の保証について 3 安全にご使用いただくための注意と警告 Ⅰ.設置、据え付け上の注意事項 Ⅱ.使用上の注意事項 Ⅲ.修理時の注意事項 Ⅳ.廃却に関する注意事項 4 5 6 8 8 1.概要 9 2.構成品、オプションの種類 10 3.外観と各部の名称 11 4.操作方法 4.1 本体への電源供給 乾電池または蓄電池の装着 乾電池または蓄電池の取り外し ACアダプタ(FID-AA2)を使用する場合 4.2 光源の発光 1.31um 損失光源を使用する場合 1.55um 損失光源を使用する場合 1.65um 対照光源を使用する場合 12 12 12 13 15 16 16 17 18 5.保守 5.1 取扱の注意事項 5.2 異常時の処置 19 19 19 6.仕様 6.1 使用環境条件 6.2 1.31um 損失光源 6.3 1.55um 損失光源 6.4 1.65um 対照光源 6.5 その他(機能・機構) 6.6 使用電池の種類 図表目次 表 2.1 構成品、オプションの種類 図 3.1 光ファイバIDテスタ3波長送信部 表 6.2 1.31um 損失光源 表 6.3 1.55um 損失光源 表 6.4 1.65um 対照光源 表 6.5 その他(機能・機構) -1- 20 20 20 20 20 21 本体外観図 10 11 20 20 20 20 ご使用になる前に このたびは、フジクラ製光ファイバIDテスタ3波長送信部をお買い上げいただき、ありがとうございます。 本取扱説明書には、安全にご使用いただくために遵守すべき事項を記載しています。 本装置を入手されましたら、直ちに以下の項目についてご確認下さい。 ① 本装置の構成品の種類と数量が構成品一覧表(別紙)に記載されておりますので、構成品の種類 および数量と輸送中に受けた外観損傷がないことをご確認下さい。 ② ご使用になる前に、 「安全にご使用いただくための注意と警告」を読んでからご使用下さい。 ③ ①に異常がなければ「操作方法」に従って動作確認を行って下さい。 ①、③において何らかの異常がありましたら、お手数ですがその内容を弊社へご連絡下さい。 技術、仕様、操作方法 お問い合わせ先:株式会社フジクラ 光機器事業部 精密機器製品部 〒135-8512 東京都江東区木場1-5-1 TEL 03-5606-1636 FAX 03-5606-1535 修理お問い合わせ先:株式会社フジクラ 光機器事業部 精密機器製品部 メンテナンスセンタ 〒285-8550 千葉県佐倉市六崎1440 TEL 043-481-3974 FAX 043-484-4816 ご 注 意 ・本取扱説明書は実際に作業を行う方が読めるよう管理保管願います。 ・本取扱説明書の内容を良くご理解した上でご使用願います。 ・本取扱説明書を無くさないようお願い致します。 ・本取扱説明書の内容の一部または全部を無断転載することは禁じられています。 ・本取扱説明書に乱丁・落丁などの不備があったときはご連絡願います。 ・製品本来の使用方法または本取扱説明書に規定した方法以外でのご使用は安全性を保証できません。 必ず、遵守いただくようお願いします。 ・本取扱説明書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 ・本取扱説明書の内容につきまして万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがありまし たら、購入元、弊社窓口までご連絡下さい。 ・本取扱説明書にある注意事項については必ず遵守いただくようお願いします。 ・実際の表示は本取扱説明書に記載した表示と異なる場合があります。 ・図は一部省略したり抽象化したりして使っているものがあります。 ・第三者への貸与または譲渡する際は必ず製品に本取扱説明書を添付して下さい。 ・本製品は外国為替および外国管理貿易法の規定による規制貨物に該当するものを輸出するとき、 または国外に持ち出すときは、同法に基づく日本国政府の輸出許可が必要です。 -2- 製品の保証について 製品の保証について 1.本取扱説明書の注意書きに基づくお客様の正常な使用状態のもとで、保証期間 1 年以内に万一故障 した場合、無料にて故障の修理をさせていただきますので、お買い上げ販売店、または弊社が指定 するサービス窓口にご持参下さい。 尚、本製品の消耗品を除くハ-ドウェアに限らせていただきます。 2.本製品の故障、またはその使用によって生じた直接、間接の被害については、弊社は責任を負わな いものとします。 3.本製品の品質、機能及び本取扱説明書に関して、お客様の使用目的に対する適合性、市場性などに つきましては、一切の保証をいたしかねます。また、そこから生じる直接的、間接的被害に対して も責任を負いません。 4.本製品または本取扱説明書を使用して得られる結果については、保証いたしません。 5.次のような場合には、保証期間内でも有償修理となります。 ・お客様による輸送、移動時の落下、衝撃など、お客様の取扱いが適正でないために生じた 故障、損害の場合。 ・お客様による使用上の誤り、不当な改造、修理による故障、損傷。 ・火災、損害、ガス害、地震、落雷、および風水害、その他天災地変あるいは異常電圧などの 外部要因に起因する故障、損傷。 ・本製品に接続している弊社指定以外の機器および消耗品に起因する故障および損傷。 ・正常なご使用でも消耗品が自然消耗、摩耗、劣化した場合。 ご不明な点は、お買い上げ販売店、または弊社指定のサービス窓口までご相談下さい。 -3- 安全にご使用いただくための注意と警告 安全上のご注意 ・ご使用の前に「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しくお使い下さい。 ・本書は、お読みになった後も大切に保管して下さい。 絵表示について 本取扱説明書及び製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、人体への危害や 財産の損害を未然に防止するため、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次の ようになっています。 危険 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が 死亡または重傷を負う危険が切迫して生じることが 想定される内容を示しています。 警告 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が 死亡または重傷を負う危険が想定される内容を示し ています。 注意 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が 負傷する危険が想定される内容及び物的損傷のみの 発生が想定される内容を示しています。 △記号は「気をつけるべきこと」を意味しています。 (左記の例は破裂注意) 絵表示の例 ○記号は「してはいけないこと」を意味しています。 (左記の例は分解禁止) ●記号は「しなければならないこと」を意味しています。 (左記の例は電源プラグをコンセントから抜く) -4- 安全にご使用いただくための注意と警告 《Ⅰ.設置、据え付け上の注意事項》 警告 ■湯気、ほこりの多いところで使用しない ほこりの多い場所や湯気の当たる場所で使用しないで下さい。 故障、感電や火災の原因になります。 ■タコ足配線をしない テーブルタップや分岐コンセント、分岐ソケットを使用したタコ足配線はしないで下さい。 故障、感電や火災の原因になります。 ■高温になるところで使用しない 直射日光の当たるところや、発熱機器のそばなど、温度の高いところで使用しないで下さい。 故障や火災の原因になります。 ■油、可燃ガスが漏れる場所で使用しない 油、可燃ガスが漏れるおそれがある場所で使用しないで下さい。 本製品の周囲に溜まると故障や火災の原因になります。 ■正しい電源電圧で使用する 本製品に供給する電源電圧が仕様範囲内であることを確認して下さい。 仕様範囲外の電圧を供給した場合、本製品が破損し火災、感電の原因となります。 ■電源プラグは正しく差し込む 電源プラグを差し込む際は、ほこりなどが付着していないか確認し、ガタツキがないよう 根本まで確実に差し込んで下さい。 接続が不完全な場合、故障、感電や火災の原因になります。 注意 ■高温、高湿の場所に保管しない 高温、高湿の場所に保管しないで下さい。 故障の原因となります。 ■水がかかりやすいところで使用しない 水がかかりやすいところで使用しないで下さい。 火災、感電の原因となります。 ■不安定な場所で使用しない 不安定な場所で使用しないで下さい。バランスが崩れて転倒、落下し、ケガの原因 になります。 ■直射日光のあたる場所に保管しない 直射日光のあたるの場所に保管しないで下さい。 故障の原因となります。 -5- 安全にご使用いただくための注意と警告 《Ⅱ.使用上の注意事項》 警告 ■異常状態が発生したら運転を停止する 万一、発熱、発煙、異臭、異常音がするなどの異常状態のまま使用すると火災、感電の原因とな ります。直ちに電源スイッチを切り運転を中止して下さい。また電源スイッチが切れない場合電 源プラグをコンセントから抜き運転を中止して下さい。乾電池でご使用の場合は、乾電池を乾電 池ケースから抜き運転を中止して下さい。 ■破損した場合には運転を停止する 万一、本製品を落としたり、破損した場合は直ちに電源スイッチを切り運転を中止して下さい。 そのまま使用すると火災、感電の原因となります。また電源スイッチが切れない場合電源プラグ をコンセントから抜き運転を中止して下さい。乾電池でご使用の場合は、乾電池を乾電池ケース から抜き運転を中止して下さい。 ■異物や水が中に入ったときは運転を停止する 万一、本製品内に異物や水が入った場合は直ちに電源スイッチを切り運転を中止して下さい。その まま使用すると火災、感電の原因となります。また電源スイッチが切れない場合電源プラグをコン セントから抜き運転を中止して下さい。電池でご使用の場合は、電池を電池ケースから抜き運転を 中止して下さい。 ■雷が鳴り出したら、電源プラグには触れない 雷が鳴り出したら電源プラグや信号線には触れないで下さい。 感電の原因になります。 ■分解、改造をしない 本製品を分解したり改造したりしないで下さい。 火災、感電、故障の原因となります。 ■濡れた手で触れない 濡れた手で本体や電源コード、プラグに触れないで下さい。 感電や故障の原因になります。 ■電池を加熱したり火の中に投入しない 電池を加熱したり、火の中に投入しないで下さい。 感電の原因となります。ただちにコンセントから抜き運転を中止して下さい。 ■電池の電極をショートしない 金属などで電池の電極をショートしないで下さい。 急激な放電によりケガや火災の原因になります。 ■電池は正しい極性で使用する 電池は極性を確認し、正しく装着して下さい。 誤って装着すると故障して火災の原因になります。 ■正しい電源電圧で使用する 本製品に供給する電源電圧が仕様範囲内であることを確認して下さい。 仕様範囲外の電圧を供給した場合、本製品が破損し火災、感電の原因となります。 ■電池は指定したものを使用する 電池は必ず指定の物を使用して下さい。 誤った物を装着すると故障して火災の原因になります。 ■アルカリ電池の極性には特に注意する。 アルカリ電池に使用している電解液は触れると火傷を起こします。 誤って装着すると、液漏れすることがありますので、十分に確認し、正しく装着して下さい。 ■ACアダプタは正しく差し込む ACアダプタを差し込む際は、ほこりなどが付着していないか確認し、ガタツキがないよう根元ま で確実に差し込んで下さい。接続が不完全な場合、故障、感電や火災の原因になります。 -6- 安全にご使用いただくための注意と警告 《Ⅱ.使用上の注意事項》(続き) 警告 ■電池交換の際の注意 電池を誤って交換すると爆発の危険があります。弊社が推奨したものと同じか同等のタイプのもの と交換して下さい。また、使用済みの電池はメーカの指示に従って廃却して下さい。 ■電池の充電の際の注意 電池の充電は必ず専用の充電器を使用して行って下さい。また、充電する電池は指定した電池以外 は絶対に使用しないで下さい。誤った充電を行うと、破裂してケガをしたり、加熱して火災の原因 となります。 ■電源プラグは正しく扱う 電源プラグを抜くときは、プラグを持って抜いて下さい。コードを引っ張って抜く と心線の一部が断線し発熱、火災、感電の原因になります。 ■長期間使用しない時の注意 長期間使用しない場合は、電源プラグを抜きおくことをお薦めします。 ■長期間乾電池での使用をしない場合、乾電池を取り出しておく 長期間乾電池での使用をしない場合は、乾電池を本体より取り出しておいて下さい。 入れたままですと、乾電池が液漏れし、故障の原因となります。 ■充電式蓄電池で使用する場合は、必ず指定の充電式蓄電池を使用する。 充電式蓄電池で使用する場合は、必ず指定の充電式蓄電池をご使用下さい。 指定以外の充電式蓄電池を使用しますと、故障、火災の原因となります。 ■ACアダプタで使用する場合は、必ず指定のACアダプタを使用する ACアダプタで使用する場合は、必ず指定のACアダプタをご使用下さい。 指定以外のACアダプタを使用しますと、故障、火災の原因となります。 ■装置の上に物を置かない 装置の上に物を置かないで下さい。過熱したり、変形したり、異物の混入などにより、 故障、火災、感電の原因になります。 ■蓄電池を充電する場合は、必ずメーカ指定の充電器を使用する 蓄電池を充電する場合は、必ずメーカ指定の充電器をご使用下さい。 指定以外の充電器を使用しますと、発熱、発火の危険性があります。 ニカド電池 Ni-Cd ご使用済みのニカド電池は貴重な資源です。再利用しますので、廃棄しないで ニカド電池リサイクル店へ御持参下さい。 ■光源の出力端子を覗かない。 本製品は、クラス3Aレーザー製品です(JIS C6802-1997)。 本製品の光出力端子を直接覗き込んだり、端子に接続された光ファイバの端面を覗き込まないで下 さい。また、光学機器で直接ビームを見ないで下さい。レーザー光により、目を傷めることがあり ます。 不可視レーザ光 ビームをのぞきこまないこと 光学機器で直接ビームを見ないこと 10 mW 4ms 1.31μm / 10mW 4ms 1.55μ m / 50mW 4ms 1.65μm クラス3A レーザ製品 JIS C6802 1997年12月20日 -7- 安全にご使用いただくための注意と警告 《Ⅲ.修理時の注意事項》 注意 ■修理は弊社に御依頼下さい 誤った修理は火災、感電の原因となります。 必ず弊社に御依頼願います。 《Ⅳ.廃却に関する注意事項》 廃却について 本器は、アルミニウム、SPCC などの金属と電子基板と ABS を主成分とした合成樹脂で構成されてい ます。廃棄の際は、「廃棄物処理及び清掃に関する法律(廃掃法)」などの法律、または地方条例に 定められた方法で廃棄産業物として処分して下さい。 ご使用済みの電池は、以下の方法で処分して下さい。 単三形アルカリ乾電池、単三形リチウム電池、単三形 Ni-MH 蓄電池は、各電池メーカの指定する 方法に従って処分して下さい。 単三形 Ni-Cd 蓄電池は、再利用しますので廃棄しないでニカド電池リサイクル店へご持参下さい。 注意 Ni-Cd ニカド電池 ご使用済みのニカド電池は貴重な資 源です。再利用しますので廃棄しない でニカド電池リサイクル店へ御持参 下さい。 -8- 概要 1. 概 要 本器はSM型およびGI型光ファイバ心線における光損失測定および心線対照測定を行う際に使用 する携帯型の光源です。 ① 本器は、心線対照用と光損失測定用の2種類・3波長の光源を内蔵しています。 ② 本器の寸法は170×90×35mmで、重量は約 500g です。 ③ 使用電源は単三乾電池で、その他に AC アダプタ・充電式蓄電池が使用可能です。 (充電機能はありません) -9- 構成品、オプション品の種類 2. 構成品、オプション品の種類 本装置の構成品、オプション品の種類を表 2.1.に示します。 ご購入頂いた機器の構成、数量については添付の構成品一覧表でご確認下さい。 表 2.1. 項番 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 品 名 3 波長送信部 本体 取扱説明書 構成品一覧表 AC アダプタ 電源コード 専用ケース 両端 SC 型 SM ファイバコード 両端 FC 型 SM ファイバコード SC-FC 型光 GI ファイバコード SC/SC 光コネクタアダプタ SC/FC 光コネクタアダプタ ストラップ 構成品、オプション品の種類 記 事 本体購入時標準添付されます。 次メーカの蓄電池を電源として使用できます。(ただし、本体に充電機能はございません) ・富士電気化学(株) HR-3UA(Ni-Cd蓄電池) 仕様:1.2V 2000mAh ・東芝電池(株) TH-3H(Ni-MH蓄電池) 仕様:1.2V 2000mAh 注意 ACアダプタで使用する場合は、必ず指定のACアダプタをご使用下さい。 指定以外のACアダプタを使用しますと、故障、火災の原因となります。 充電式蓄電池で使用する場合は、必ず指定の充電式蓄電池をご使用下さい。 指定以外の充電式蓄電池を使用しますと、故障、火災の危険性があります。 電池を充電する場合は、必ずメーカ指定の充電器をご使用下さい。指定以外の充電器を使 用しますと、発熱、発火の危険性があります。 ご使用済みのニカド電池は貴重な資源です。再利 用しますので廃棄しないでニカド電池リサイクル 店へ御持参下さい。 Ni-Cd ニカド電池 -10- 外観と各部の名称 3.外観と各部の名称 光ファイバIDテスタ 3 波長送信部本体の外観と各部の名称を下図に示します。 警告 1.31um 損失 光源出力端子 光出 力 1. 31μ m損 失用 1.55um 損失 光源出力端子 光出力 1 .5 5μm 損失 用 この光出力端子からレーザー光が出ます。直接覗き込んだり、端 子に接続された光ファイバの端面を覗き込まないで下さい。レー ザー光により目を傷めることがあります。 1.65um 対照 光源出力端子 光 出力 1. 65 μm対 照用 不 可 視レ ー ザ 光 ビーム をのぞきこまないこと 光 学機器で直接ビームを見ないこと 1 0m W 4m s 1. 3 1μ m / 10 mW 4 m s 1. 55 μm / 5 0 mW 4 ms 1 .6 5μ m クラ ス3A レーザ製品 JIS C6802 1 997年12月20日 光 ファ イバ ID テ ス タ 3波 長送 信部 ID-SS3W -01 光ファ イバ IDテスタ 3波長送信 部 1.55um 損失光源 LED 1.65um 対照 光源 LED 1.31um 損失 光源 LED 1.31μm 損失 光源 1.55μm 損失 光源 DCIN5V 切 1.65um 対照 光源スイッチ 電池 BOX 1.65μm 対照光 源 電源 LED 入 電源 1.31um 損失光源スイッチ 1.55um 損失光源スイッチ 電源スイッチ DC ジャック 図 3.1 光ファイバIDテスタ 3 波長送信部 -11- 本体外観図 操作方法 4.操作方法 4.1 本体への電源供給 乾電池または蓄電池の着脱 乾電池または蓄電池の装着 操作方法 本体の電源スイッチが「切」であることを確認 します。 電池BOXの保護キャップを外し、電池BOX に表示された極性に合わせ単三形乾電池また は単三形蓄電池を装着し、電池BOXの保護キ ャップを取付けます。 -12- 図 操作方法 乾電池または蓄電池の取り外し 操作方法 本体の電源スイッチが「切」であることを確認 します。 電池BOXの保護キャップを外し、バネ電極の 方向に乾電池または蓄電池をスライドさせ取 り外します。(電池BOXの保護キャップを開 けたまま放置しないで下さい) -13- 図 操作方法 警告 本製品内に異物が混入しない様にして下さい。万一混入した場合、直ちに本体から電池を取り 出して運転を中止して下さい。そのまま使用すると、火災、感電の原因となります。 電池を加熱したり火の中に入れないで下さい。破裂してケガをしたり、火災の原因となります。 電池は極性を確認し、正しく装着して下さい。誤って装着すると液漏れしたり、故障して火災 の原因となります。 アルカリ電池に使用している電解液は触れるとやけどを起こします。極性を誤って装着すると 液漏れすることがありますので、十分に確認し、正しく装着して下さい。 金属などで電池の電極をショートしないで下さい。急激な放電によりケガや火災の原因となり ます。 注意 長期間ご使用ならないときは、乾電池を本体から外しておいて下さい。 入れたままですと電池が液漏れし、故障の原因となります。 電池の極性が間違っていたり、電池が正確に入っていない状態では、電池蓋が完全に閉まりま せん。正しい状態に電池を入れ直して下さい。無理に力を加えて閉めようとすると電池蓋が壊 れることがあります。 -14- 操作方法 ACアダプタ(FID-AA2)を使用する場合 操作方法 本体の電源スイッチが「切」であることを確認 します。 図 ACアダプタの端子を本体に装着し、ACアダ プタのプラグをコンセントに接続します。 注意 ACアダプタの入力電圧は、定格を超えないようにして下さい。 ACアダプタは当社指定の物を使用して下さい。他のACアダプタをご使用 されますと機器の故障の原因となります。 ACアダプタを差し込む際は、ほこりなどが付着していないか確認し、ガタ ツキがないよう根元まで確実に差し込んで下さい。接続が不完全な場合、故 障、感電や火災の原因になります。 ACアダプタで使用する場合は、必ず指定のACアダプタをご使用下さい。 指定以外のACアダプタを使用しますと、故障、火災の原因となります。 -15- 操作方法 4.2 光源の発光 1.31um 損失光源を使用する場合 操作方法 保護キャップを取り外します。 図 使用するファイバのSCコネクタを光出力端 子に装着します。「カチッ」と音がするまで差 し込んで下さい。 本体の電源を「入」にします。 1.31um 損失光源スイッチを押します。 (光が出力されます。) GI型光ファイバを使用するときには必ず励振器を使用し、本器と励振器をGI型光ファイバで 接続して下さい。) 電源表示ランプが点滅した場合には、入力電圧が低下しています。乾電池または蓄電池をご使用の場 合には、新品または充電済みの物に交換して下さい。交換後またはACアダプタご使用時に電源表示 ランプが点滅するまたは点灯しない場合には、機器の故障と考えられますので弊社に連絡して下さい。 損失光源用表示ランプが点滅した場合は、光出力が規定値より低下しています。機器の故障と考えら れますので弊社に連絡して下さい。 警告 光出力端子を直接覗き込んだり、端子に接続された光ファイバの 端面を覗き込まないで下さい。レーザー光により、眼を傷めること があります。 -16- 操作方法 1.55um 損失光源を使用する場合 操作方法 保護キャップを取り外します。 図 使用するファイバのSCコネクタを光出力端 子に装着します。「カチッ」と音がするまで差 し込んで下さい。 本体の電源を「入」にします。 1.55um 損失光源スイッチを押します。 (光が出力されます。) 電源表示ランプが点滅した場合には、入力電圧が低下しています。乾電池または蓄電池をご使用の場 合には、新品または充電済みの物に交換して下さい。交換後またはACアダプタご使用時に電源表示 ランプが点滅するまたは点灯しない場合には、機器の故障と考えられますので弊社に連絡して下さい。 損失光源用表示ランプが点滅した場合は、光出力が規定値より低下しています。機器の故障と考えら れますので弊社に連絡して下さい。 警告 光出力端子を直接覗き込んだり、端子に接続された光ファイバの 端面を覗き込まないで下さい。レーザー光により、眼を傷めること があります。 -17- 操作方法 1.65um 対照光源を使用する場合 操作方法 保護キャップを取り外します。 図 使用するファイバのSCコネクタを光出力端 子に装着します。「カチッ」と音がするまで差 し込んで下さい。 本体の電源を「入」にします。 1.65um 対照光源スイッチを押します。 (光が出力されます。) 電源表示ランプが点滅した場合には、入力電圧が低下しています。乾電池または蓄電池をご使用の場 合には、新品または充電済みの物に交換して下さい。交換後またはACアダプタご使用時に電源表示 ランプが点滅するまたは点灯しない場合には、機器の故障と考えられますので弊社に連絡して下さい。 損失光源用表示ランプが点滅した場合は、光出力が規定値より低下しています。機器の故障と考えら れますので弊社に連絡して下さい。 警告 光出力端子を直接覗き込んだり、端子に接続された光ファイバの 端面を覗き込まないで下さい。レーザー光により、眼を傷めること があります。 -18- 保守 5. 保守 5.1 取扱の注意事項 本器は精密機器です。落下させたり、機器の光入出力端子等の部分に異物やほこり等入らぬよう 十分御注意願います。 5.2 異常時の処置 本器の調整には特殊な計測器が必要です。何らかの異常が認められたときは弊社へ御連絡を お願いいたします。 技術、仕様、操作方法 お問い合わせ先:株式会社フジクラ 光機器事業部 精密機器製品部 〒135-8512 東京都江東区木場1-5-1 TEL 03-5606-1636 FAX 03-5606-1535 修理お問い合わせ先:株式会社フジクラ 光機器事業部 精密機器製品部 メンテナンスセンタ 〒285-8550 千葉県佐倉市六崎1440 TEL 043-481-3974 FAX 043-484-4816 -19- 仕様 6. 仕 様 6.1 使用環境条件 以下に使用環境条件を示します。 周囲温度:0~45℃ 湿度:20~80% ただし結露しないこと。 6.2 No 1 2 3 4 5 6.3 No 1 2 3 4 5 6.4 No 1 2 3 4 5 6.5 1.31um 損失光源 1.31um 損失光源は、電源投入後 30 分以内に 6.1 項の条件下で表 6.2 の光学的特性を有します。 表 6.2 1.31um 損失光源 項 目 特 性 *1 出力中心波長 1.31um±0.02*1 Ta=25℃ スペクトル半値幅 20nm 以下 光出力波形 270Hz 変調光 変調方式 270Hz 方形波(デュ-ティ 50±10%) 光ファイバ入力電力 -20dBm 以上(SM 型光ファイバ心線入力時) 1.55um 損失光源 1.55um 損失光源は、電源投入後 30 分以内に 6.1 項の条件下で表 6.3 の光学的特性を有します。 表 6.3 1.55um 損失光源 項 目 特 性 出力中心波長 1.55um+0.02-0.03 スペクトル半値幅 25nm 以下 光出力波形 270Hz 変調光 変調方式 270Hz 方形波(デュ-ティ 50±10%) 光ファイバ入力電力 -20dBm 以上(SM 型光ファイバ心線入力時) 1.65um 対照光源 1.65um 対照光源は、電源投入後 1 分以上経過後、6.1 項の条件下で表 6.4 の光学的特性を有します。 表 6.4 1.65um 対照光源 項 目 特 性 出力中心波長 1.650±0.005um 光出力波形 270Hz 変調光 変調方式 270Hz 方形波(デュ-ティ 50±10%) 尖頭値(dBm) 18dBm以下 光ファイバ入力電力 -10dBm 以上(SM 型光ファイバ心線入力時) その他(機能・機構) 表 6.5 No 項 目 1 使用光源表示機能 2 発光出力 チェック機能 3 電源電圧 チェック機能 4 電池動作時間 5 使用電源 6 外形・重量 その他(機能・機構) 特 性 使用中の光源を損失/対照光源用表示ランプ点灯により表示 使用中の光源の発光出力に異常が生じた場合、損失/対照光源用表示ランプ を点滅させて警告 電源電圧が使用可能電圧以下になった場合、電源用表示ランプを点滅させて 警告 乾電池交換後、連続動作可能時間は 40 時間以上 (Panasonic 製:LR6(G)使用時 25℃環境下において) 単三形アルカリ乾電池または単三形リチウム乾電池 2本 (ACアダプタ・充電式蓄電池の使用も可能) 170(D)×90(W)×37(H)mm・約 500g(突起物を含まず) -20- 仕様 6.6 使用電池の種類 本器を動作させるためには、専用のACアダプタ(FID-AA2)または、定格電圧1.2~1.5Vの単三形乾 電池(蓄電池)が2本必要です。装着する電池として以下の電池がご利用できます。 一次電池 ・単三形アルカリ乾電池 - ・単三形リチウム乾電池 - 二次電池 ・単三形 Ni-Cd 蓄電池 - ・単三形 Ni-MH 蓄電池 - 松下電池工業(株) LR6(G) (定格:1.5V) 富士写真フィルム(株) FR6/1.5V (定格:1.5V) 富士電気化学(株) HR-3UA (定格:1.2V 2000mAh) 東芝電池(株) TH-3H (定格:1.2V 2000mAh) 警告 電池は必ず指定の物を使用して下さい。 誤った物を装着すると故障して火災の原因になります。 新しい電池と使用した電池、または違う種類の電池を混ぜて使用しないで下さい。 破裂してケガをしたり、加熱して火災の原因となります。 通常の乾電池など、一次電池は絶対に充電しないで下さい。誤って充電すると、破裂してケガを したり、加熱して火災の原因となります。 Ni-Cd 蓄電池や、Ni-MH 蓄電池などの二次電池は必ずメーカ指定の充電器を使用して下さい。 して以外の充電器を使用しますと、破裂してケガをしたり、加熱して火災の原因となります。 注意 ご使用済みのニカド電池は貴重な資源です。再利用しま すので廃棄しないでニカド電池リサイクル店へ御持参 下さい。 Ni-Cd ニカド電池 -21-