PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/ECファミリ データシート 機能 □ 幅広いロジック規模とパッケージのオプショ ン • 1.5Kから32.8KのLUT4 • 65~496 I/O • ロジック規模のマイグレーションをサポート □ sysDSPブロック(LatticeECPバージョン) • 高性能の積和演算機能 • 4~8ブロック − 4~8個の36×36乗算器、または – 16~32個の18×18乗算器、または − 32~64個の9×9乗算器 □ 組み込みメモリ(EBR)と分散メモリ • 18Kbits~535Kbits sysMEM 組み込みブロッ クRAM(EBR) • 最大131Kbitの分散メモリ(RAM) • 自由度の高いメモリ・リソース: − 分散メモリとブロック・メモリ □ 専用のDDRメモリ・サポート • DDR333(166MHz)までのインターフェイ ス実装に対応 □ 自由度の高い入出力バッファ • プログラマブルなsysIOバッファは広範囲の インターフェイスをサポート − − − − − − LVCMOS 3.3/2.5/1.8/1.5/1.2 LVTTL SSTL 3/2クラスI, II, SSTL18クラスI HSTL 18クラスI, II, III, HSTL15クラスI, III PCI LVDS, Bus-LVDS, LVPECL □ sysCLOCK PLL • 1デバイスあたり最大4個のアナログPLL • クロックのてい倍、分周、および位相シフト □ システムレベル・サポート • IEEE標準1149.1バウンダリ・スキャン、およ びispTRACY(内部組み込みのロジックアナラ イザ機能) • SPIブート・フラッシュ・インターフェイス • 1.2V電源 □ 低コストFPGA • 主流のアプリケーションのために最適化され た機能 • 低コストのTQFPとPQFPパッケージ 表 1-1 LatticeECP/ECファミリ・セレクション・ガイド デバイス PFU/PFF Row数 LFEC1 LFEC3 LFEC6 / LFECP6 12 16 24 LFEC10/ LFEC15/ LFEC20/ LFEC33/ LFECP10 LFECP15 LFECP20 LFECP33 32 40 44 64 PFU/PFF Column数 16 24 32 40 48 56 64 PFU/PFF 総数 192 384 768 1280 1920 2464 5120 LUT サイズ (K) 1.5 3.1 6.1 10.2 15.4 19.7 32.8 分散 RAM (Kbits) 6 12 25 41 61 79 131 EBR SRAM (Kbits) 18 55 92 277 350 424 535 EBR SRAMブロック数 2 6 10 30 38 46 58 SysDSP ブロック*1 — — 4 5 6 7 8 18x18 乗算器*1 — — 16 20 24 28 32 VCC 電圧 (V) 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 2 2 2 4 4 4 4 100-pin TQFP (14 x 14 mm) 67 67 144-pin TQFP (20 x 20 mm) 97 97 97 208-pin PQFP (28 x 28 mm) 112 145 147 147 160 195 195 195 224 288 352 360 360 400 400 PLL 数 パッケージとI/O 256-ball fpBGA (17 x 17 mm) 484-ball fpBGA (23 x 23 mm) 672-ball fpBGA (27 x 27 mm) 1. LatticeECPデバイス(LFECPxx)のみ LatticeECP/EC 1-1 PreliminaryDS_Apr. 2005 イントロダクション FPGAデバイスのLatticeECP/ECファミリは、低コストで主流のFPGA機能を提供するために最適化されまし た。最大性能と価値のために、LatticeECP(EConomy Plus)FPGAのコンセプトは、効率的なFPGAファブリ ックを高速の専用機能を組み合わせるものです。このアプローチを実装するラティスの最初のファミリは、 専用の高性能DSPブロックをオンチップで提供するLatticeECP-DSP(EConomy Plus DSP)ファミリです。 LatticeEC(EConomy)ファミリは、低コスト・ソリューションを達成するために、LatticeECPデバイスの専用 機能ブロックを除いた汎用機能を全てサポートします。LatticeECP/EC FPGAファブリックは、低コストを 念頭に設計着手されながら、すべての重要なFPGA要素を持っています。LUTベースのロジック、組み込み/ 分散メモリ、PLL、および主要なI/Oのサポート、専用のDDRメモリ・インターフェイス・ロジックも内蔵さ れており、ますますコスト重視のアプリケーションで一般的になっているこのメモリをサポートします。ラ ティスからのispLEVER設計ツールにより、大きい複雑なデザインも、LatticeECP/ECファミリを用いること で効率的に実装できます。標準的な論理合成ツール用に、LatticeECP/EC用ライブラリをサポートします。 ispLEVER®ツールはLatticeECP/ECデバイスにデザインを配置配線するために、論理合成ツール出力をフロ ア・プランニング・ツールからの制約と共に用います。ispLEVERツールは、タイミング検証のために、配 線からタイミング情報を抽出して、デザインにバック・アノテートします。 ラティスは予め設計された多くのIP(Intellectual Property) ispLeverCOREモジュールをLatticeECP/ECファ ミリのために提供します。標準化されたブロックとしてこれらのIPを用いることによって、設計者は自らの 設計独自な部分に集中することができ、生産性を上げることができます。 LatticeECP/EC 1-2 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/ECファミリデータシート アーキテクチャ アーキテクチャ概要 LatticeECP-DSPとLatticeECアーキテクチャはプログラマブルI/Oセル(PIC)によって囲まれた論理ブロック のアレイを含んでいます。論理ブロックの列の間に点在するのは、図2-1と図2-2で示されるsysMEM組み込 みブロックRAM(EBR)の列です。さらに、LatticeECP-DSPは図2-2で示されるように追加のDSPブロック列 をサポートします。 2種類の論理ブロック、プログラマブル・ファンクション・ユニット(PFU)、およびRAM/ROMなしのPFUユ ニット(PFF)があります。PFUはロジック、演算、RAM、ROM、およびレジスタ機能のためのビルディング・ ブロックを含みます。PFFブロックはロジック、演算、およびROM機能のためのビルディング・ブロックを 含んでいます。PFUとPFFブロックは共に、複雑なデザインを迅速にかつ効率的に実装できるように柔軟性 が最適化されています。論理ブロックは2次元配列でアレンジされており、1つのタイプのブロックだけが列 単位で用いられます。PFUブロックは外側の列で用いられています。コアの残りはPFUブロックの列が点在 するPFFブロックの列から成ります。3列のPFFブロックごとにPFUブロックが一列あります。 各PICブロックはそれぞれのsysIOインターフェイスで2PIO(PIOペア)を取り囲みます。デバイスの左右のエ ッジにあるPIOペアは送受信LVDSペアとして構成することができます。sysMEM EBRは大きく、専用の高 速メモリ・ブロックです。RAMかROMとしてそれらを構成することができます。 PFU、PFF、PIC、およびEBRブロックは図2-1で示されるように二次元格子の列とコラムで配置されます。 ブロックは多くの縦方向と横方向の配線チャネルリソースに接続されます。配置配線ソフトウェア・ツール は自動的にこれらの配線リソースを割り当てます。 図2-1 LatticeECP/ECデバイスの簡略なブロック図(トップレベル) sysMEMブロックを含む列の終わりに、sysCLOCK位相ロック・ループ(PLL)ブロックがあります。これらのPLL にはてい倍、分周、および位相シフトの能力があります。それらは、クロックの位相関係を管理するのに用いら れます。LatticeECP/ECアーキテクチャは1デバイスあたり最大4個のPLLを提供します。 LatticeECP/EC 2-1 PreliminaryDS_Apr. 2005 ファミリの全デバイスにはJTAGポートがあり、組み込むことができるロジック・アナライザ(ispTRACY)機能のア クセスにも用いられます。sysCONFIGポートはシリアルまたはパラレルのデバイス・コンフィグレーションを可 能にします。LatticeECP/ECデバイスはそのコア電圧として1.2Vを用います。 図2-2 LatticeECP-DSPデバイスの簡略なブロック図(トップレベル) PFU / PFFブロック LatticeECP/ECデバイスのコアはPFUとPFFブロックから成ります。PFUはロジック、演算、分散RAM、お よび分散ROM機能を実行するようにプログラムすることができます。PFFブロックはロジック、演算、およ びROM機能を実行するようにプログラムすることができます。特に明記する場合を除いて、データシートの 残りでは、PFUとPFFブロックの両方を示すのに用語PFUを用います。 それぞれのPFUブロックは、図2-3で示されるように0~3と番号付けられた4つの相互接続されたスライスか ら成ります。PFUブロックに出入りするすべての相互接続は配線(領域)から来ています。それぞれのPFU ブロックに関連する53本の入力と25本の出力があります。 LatticeECP/EC 2-2 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-3 PFUダイヤグラム スライス 各スライスは、2つのレジスタ(FFかLatchモードでプログラムされる)に接続する2個のLUT4ルックアップ・テーブ ルよりなり、さらにLUTがLUT5や、LUT6、LUT7およびLUT8などの機能を実行するために組み合わせられるよう にする関連ロジックを含んでいます。セット/リセット機能(同期か非同期でプログラムできる)、クロック選択、 チップセレクト、そしてより広いRAM/ROM機能を実行するための制御ロジックがあります。図2-4はスライスの 内部ロジックの概観を示します。正/負の、そしてエッジ/レベル・クロック用にスライス内のレジスタを構成する ことができます。 スライスには14の入力信号があります。配線からの13本の信号と、キャリ・チェーンからの1本(隣接しているス ライスかPFUから)です。7本の出力があります。配線への6本と(隣接しているPFUへの)キャリ・チェーンの1本で す。表2-1は各スライスに関連している信号をリストアップします。 表2-1 スライス信号記述 機能 タイプ 入力 データ信号 A0, B0, C0, D0 LUT4入力 信号名 入力 データ信号 A1, B1, C1, D1 LUT4入力 入力 複数用途 M0 複数用途入力 入力 複数用途 M1 複数用途入力 入力 制御信号 CE クロック・イネーブル 入力 制御信号 LSR ローカル・セット/リセット 入力 制御信号 CLK システム・クロック 入力 PFU間信号 FCIN 高速キャリ入力1 出力 データ信号 F0, F1 LUT4出力レジスタ・バイパス信号 出力 データ信号 Q0, Q1 レジスタ出力 出力 データ信号 OFX0 LUT5 MUX出力 出力 データ信号 OFX1 LUT6, LUT7, LUT82 MUX 出力、スライスに依存 出力 PFU間信号 FCO 最右PFU用の高速キャリ・チェイン出力1 1. 接続の詳細については図2-3を参照. 2. 2PFUが必要. LatticeECP/EC 記述 2-3 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-4 スライス・ダイヤグラム 動作モード それぞれのスライスには4動作モードがあり、それはロジック、リップル、RAM、およびROMです。PFFの スライスはRAM以外の全モードができます。表2-2はモードとスライス・ブロックの機能をリストします。 表2-2 スライス・モード ロジック リップル RAM ROM PFU スライス LUT 4x2 or LUT 5x1 2-bit 演算ユニット SPR16x2 ROM16x1 x 2 PFF スライス LUT 4x2 or LUT 5x1 2-bit 演算ユニット N/A ROM16x1 x 2 ロジック・モード: このモードで、各スライスにおけるLUTは、4入力の組み合わせルックアップ・テーブル として構成されます。LUT4は16の可能な入力組み合わせを持つことができます。このルックアップ・テー ブルをプログラムすることによって、4入力があるどんなロジック機能も生成することができます。1スライ スあたり2個のLUT4があるので、1スライスでLUT5を組み立てることができます。他のスライスを連結する ことによって、LUT6や、LUT7、LUT8などのより大きいルックアップ・テーブルを構成することができます。 リップル・モード: リップル・モードは小さな演算機能の効率的な実装ができます。リップル・モードでは、 各スライスは以下の機能を実装することができます。 • 2ビット加算 • 2ビット減算 • 動的な制御での2ビット加算・減算 LatticeECP/EC 2-4 PreliminaryDS_Apr. 2005 • • • • 2ビット・アップカウンタ 2ビット・ダウンカウンタ リップル・モード乗算器ビルディング・ブロック AとB入力のコンパレータ機能 - AはBより等しいか大きい - AはBに等しくない - AはBより等しいか小さい 2つの追加信号。Carry Generate(キャリ生成)とCarry Propagate(キャリ伝播)はこのモードでスライス 単位で生成され、スライスを連結することによって高速演算機能が構成できます。 RAMモード;このモードでは、16×1ビットのメモリとしてそれぞれのLUTブロックを用いることで,分散メ モリ(RAM)を構成することができます。LUTとスライスの組み合わせで、さまざまな異なったメモリを構成 することができます。 ラティス・デザインツールは種々異なるサイズのメモリ作成をサポートします。適切な場合、PFUの能力を示す 分散メモリ・プリミティブを用いることで、ソフトウェアはこれらを構成します。表2-3は異なる分散メモリ(RAM) プリミティブを実装するのに必要なスライスの数を示します。図2-5は分散メモリ・プリミティブ・ブロック図を 示します。デュアルポート・メモリは2つのスライスの組み合わせにかかわっており、一方のスライスはリード・ ライト・ポートとして機能します。もう片方のスライスは、リードオンリ・ポートをサポートします。LatticeECP/EC デバイスでRAMを用いる詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1051)を参照してくだ さい。 図2-5 分散メモリ・プリミティブ LatticeECP/EC 2-5 PreliminaryDS_Apr. 2005 表2-3 分散RAMの実装に必要なスライスの数 SPR16x2 DPR16x2 スライス数 1 2 注: SPR = Single Port RAM, DPR = Dual Port RAM ROMモード:ROMモードはライト・ポートを除いてRAMモードと同じ原則を用います。プリロードはコンフ ィグレーションの間、プログラミング・インターフェイスを通して達成されます。 PFU動作モード より大きい機能を形成するためにPFU内でスライスを組み合わせることができます。表2-4はこれらのモード を表にしており、PFUレベルで可能な機能を記述します。 表2-4 PFU動作モード リップル RAM1 ROM LUT 4x8 or MUX 2x1 x 8 2-bit Add x 4 SPR16x2 x 4 DPR16x2 x 2 ROM16x1 x 8 LUT 5x4 or MUX 4x1 x 4 2-bit Sub x 4 SPR16x4 x 2 DPR16x4 x 1 ROM16x2 x 4 LUT 6x 2 or MUX 8x1 x 2 2-bit Counter x 4 LUT 7x1 or MUX 16x1 x 1 2-bit Comp x 4 ロジック SPR16x8 x 1 ROM16x4 x 2 ROM16x8 x 1 1. このモードはPFFブロックにはない 配線 単独信号かバス信号として関連する制御信号と共に配線するための多くのリソースがLatticeECP/ECデバイ スに用意されています。配線リソースはスイッチング回路、バッファ、およびメタル・インターコネクト(配 線)セグメントから成ります。 PFU相互の接続は(2PFUにまたがる)x1ライン、(3PFUにまたがる)x2ライン、および(7PFUにまたがる)x6ラ インで行われます。x1とx2接続は速くて効率の良い接続を横方向と縦方向に提供します。x2とx6リソースは バッファリングされ、PFU間に短い接続と長い接続配線を可能にします。 ispLEVERデザイン・ツールは、論理合成ツールの出力を取り込んで、デザインを配置配線します。デザイ ンを最適化するために対話的な配線エディタが利用できますが、一般に配置配線ツールは完全に自動です。 クロック分配ネットワーク クロック入力は外部I/O、sysCLOCK PLLまたは配線から選択されます。これらのクロック入力はクロック分 配システムを介してチップ全体に与えられます。 プライマリ・クロック・ソース LatticeECP/ECデバイスは3プライマリ・ソースからクロックを得ます。それらはPLL出力、専用のクロック 入力、および配線です。LatticeECP/ECデバイスは左右の側に位置する2~4個のsysCLOCK PLLを持ってい ます。デバイスには計4本の専用クロック入力があり、それぞれの辺に一本あります。図2-6は20本のプライ マリ・クロック・ソースを示します。 LatticeECP/EC 2-6 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-6 プライマリ・クロック・ソース セカンダリ・クロック・ソース LatticeECP/ECデバイスはクワドラント(チップ内を4分割した領域)毎に4本のセカンダリ・クロック・ ソースがあります。セカンダリ・クロックは全てのPFUに分岐タップがあります。これらセカンダリ・クロ ック・ネットワークは制御信号や高ファンアウトのデータ線にも使用することができます。セカンダリ・ク ロックは、4本のクロック入力パッドと16本の配線領域からの信号より得られ、図2-7に示されています。 LatticeECP/EC 2-7 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-7 セカンダリ・クロック・ソース クロック配線 LatticeECP/ECデバイスにおけるクロック配線構造は、クワドラントごとに4本のプライマリ・クロック線と、 1本のセカンダリ・クロック・ネットワークから成ります。プライマリ・クロックはそれぞれクワドラント に位置するマルチプレクサから生成されます。図2-8はこのクロック配線を示します。 図2-8 クワドラントあたりのプライマリ・クロック選択 LatticeECP/EC 2-8 PreliminaryDS_Apr. 2005 4本のセカンダリ・クロックは図2-9に示されるように、各クワドラントにあるマルチプレクサから生成され ます。各スライスは図2-10で示されるように、プライマリ・クロック・ライン、セカンダリ・クロック・ラ イン、および配線からクロックをもらいます。 図2-9 クワドラントあたりのセカンダリ・クロックの選択 図2-10 スライスのクロック選択 sysCLOCK位相ロック・ループ(PLL) PLLへのクロック入力は、ピンか配線から入力クロック分周器に与えられます。フィードバック分周器への フィードバック信号としては4つのソースがあります。これらはクロック・ネット、後段の分周器出力、配 線、そして外部ピンです。VCOが入力クロック信号にロックしたことを示すために、PLL_LOCK信号があり ます。図2-11はsysCLOCK PLLダイヤグラムを示します。 PLLのフィードバックか入力経路に遅延をプログラムすることによって、デバイスのセットアップとホール ド時間を改良することができますが、これによって入力クロックに対し出力クロックを進めるかまたは遅ら せるためです。この遅延は、コンフィグレーションの間プログラムするか、またはダイナミックに調整する ことができます。ダイナミックなモードでは、PLLは調整の後にロックを失い、tLOCKパラメータが満たされ るまで再ロックしないかもしれません。さらに、位相とデューティサイクル・ブロックで、ユーザはCLKOS 出力の位相とデューティ比を調整できます。 sysCLOCK PLLはクロック周波数を合成する機能があります。各PLLには、それに関連する4つの分周器があ り、それらは入力クロック分周器、フィードバック分周器、スカラの分周器とセカンダリ・クロック分周器 です。入力クロック分周器は入力クロック信号を分周し、他方フィードバック分周器はてい倍することに等 価です。ポスト・スカラ分周器によりVCOがクロック出力より高い周波数で動作することを可能にし、その 結果周波数範囲を増大させます。セカンダリ分周器は、より低い周波数出力を引き出すのに用いられます。 LatticeECP/EC 2-9 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-11 PLLダイヤグラム 図2-12は利用できるP LLのマクロを示します。表2-5はPLLブロックの信号記述を与えます。 図2-12 PLLプリミティブ 表2-5 PLL信号記述 信号 I/O 記述 CLKI I クロック入力。外部ピンもしくは配線から CLKFB I PLLフィードバック入力。PLL出力、クロックネット、配線、または外部ピンから RST I “1” でクロック・ドライバをリセット CLKOS O PLL出力クロック。クロックツリーへ(位相シフト、デューティ比可変) CLKOP O PLL出力クロック。クロックツリーへ(位相シフトなし) CLKOK O PLL出力。セカンダリ・クロック・ドライバを介してクロックツリーへ LOCK O “1” でPLLがCLKIにロック DDAMODE I ダイナミック遅延イネーブル。“1” ピン制御 (動的), “0”: フューズ制御 (静的) DDAIZR I ダイナミック遅延ゼロ。“1”: 遅延 = 0, “0”: 遅延 = on DDAILAG I ダイナミック遅延動的遅延。 “1”: 遅れ(Lag)、“0”: 進み(Lead) DDAIDEL[2:0] I ダイナミック遅延入力 DDAOZR O ダイナミック遅延ゼロ出力 LatticeECP/EC 2-10 PreliminaryDS_Apr. 2005 DDAOLAG O ダイナミック遅延動的遅延(Lag/Lead)出力 DDAODEL[2:0] O ダイナミック遅延出力 PLLの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1049)を参照してください。 ダイナミック・クロック・セレクト(DCS) DCSはマルチプレクサ機能のついたグローバル・クロック・バッファです。グリッチや細ったパルスを出す 事なしに2クロック入力から1出力を選択します。これはクロック信号がどこでトグルするかに係わらず行わ れます。デバイス内には8つのDCSブロックがあり、各辺の中央に2つの組で配置されています。図2-13は DCSマクロ・ブロックを示します。 図2-13 DCSブロック・プリミティブ 図2/14はデフォルト・モード時のDCSのタイミング波形を示します。DCSは他の動作モードにも設定できま す。DCSの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1049)を参照してください。 図2-14 DCS波形 sysMEMメモリ LatticeECP/ECファミリのデバイスは多くのsysMEM組み込みブロックRAM(EBR)を持っています。EBRは 専用の入出力レジスタがある9kビットのRAMから成ります。 sysMEMメモリ・ブロック sysMEMブロックはシングルポート、デュアルポートまたは疑似デュアルポート・メモリを実装することが できます。表2-6に示されるようにさまざまな深さと幅で各ブロックを用いることができます。 LatticeECP/EC 2-11 PreliminaryDS_Apr. 2005 表2-6 sysMEMブロック・コンフィグレーション メモリ・モード 構成 シングルポート 8,192 x 1 4,096 x 2 2,048 x 4 1,024 x 9 512 x 18 256 x 36 真のデュアルポート 8,192 x 1 4,096 x 2 2,048 x 4 1,024 x 9 512 x 18 擬似デュアルポート 8,192 x 1 4,096 x 2 2,048 x 4 1,024 x 9 512 x 18 256 x 36 バス・サイズ・マッチング 多ポート・メモリ・モードのすべてがそれぞれの異なるポート幅をサポートします。RAMビットはWord0の LSBからMSBへ、Word1のLSBからMSBへというように配置されます。ワード長とワード数はポートごとに 異なりますが、このマッピング体系は各ポートに適用されます。 RAMの初期化とROM動作 望む場合、デバイス・コンフィグレーションの際に、RAMの内容をプリロードすることができます。チップ・ コンフィグレーション・サイクルの間、RAMブロックをプリロードし、書き込み制御をディセーブル(不許 可)することで、sysMEMブロックはまた、ROMとして利用することができます。 メモリの連結 EBR sysMEMブロックを用いることで、より大きくて、より深いRAMブロックを作成することができます。 通常、ラティス・デザインツールは特定の設計への入力に基づいて透過的に(暗黙に)メモリを連結します。 シングル/デュアル/擬似デュアルポート・モード 図2-15は4つの基本的なメモリ・コンフィグレーションとそれらの入力/出力名を示します。全てのsysMEM RAMモードで、ポートへの入力データとアドレスにはメモリ・アレイの入力にレジスタがあります。メモリ の出力データへのレジスタはオプションです。 EBRメモリはシングルポートかデュアルポート動作のための書き込みの振舞いとして3つの形態をサポート します。 1. 標準;出力データはリード・サイクルの間だけ現れます。ライト・サイクルの間、現在のアドレスのデ ータは出力に現れません。 2. ライトスルー;ライト・サイクルの間、入力データのコピーが同じポートの出力に現れます。 3. リード・ビフォー・ライト;新しいデータが書かれときに、アドレスの古い内容が出力に現れます。 LatticeECP/EC 2-12 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-15 sysMEM EBRプリミティブ メモリコア・リセット EBRのメモリ・アレイはA出力とB出力ポートのラッチを利用します。これらのラッチを非同期か同期でリセ ットすることができます。RSTAとRSTBはローカルの信号で、出力ラッチをリセットし、それぞれPort Aと Port Bに関連します。Global Reset(GSRN)信号は両ポートをリセットします。両ポートのための出力デー タ・ラッチと関連するリセットが図2-16で示されます。 図2-16 メモリコア・リセット LatticeECP/EC 2-13 PreliminaryDS_Apr. 2005 sysMEM EBRブロックの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1051)を参照して ください。 sysDSPブロック LatticeECP-DSPファミリはsysDSPブロックを提供し、これにより低コストで高性能のデジタル信号処理 (DSP)アプリケーションに理想的に適しています。これらのアプリケーションで用いられる典型的な機能は 有限インパルス応答 (FIR)フィルタです。高速フーリエ変換(FFT)機能、相関器、リード・ソロモン/ターボ/ たたみ込み符号器、および復号器。これらの複雑な信号処理機能は、加算器と乗算器やアキュムレータと乗 算器のように類似のビルディング・ブロックを用います。 sysDSPブロック・アプローチと汎用DSPとの比較 従来の汎用DSPチップは固定データ幅のMAC(乗算とアキュミュレート)ユニットを通常1~4個含んでいま す。これは限られた並列度と限られたスループットに通じます。それらのスループットは、より高いクロッ クスピードによって増加されます。他方LatticeECPには、異なったデータ幅をサポートする多くのDSPブロ ックがあります。これで、設計者はDSP機能の非常に並列度のある実装ができます。設計者は、適切なレベ ルの並列度を選ぶことによって、エリアに対するDSP性能を最適化することができます。図2-17はシリアル 実装と並列実装を比較します。 図2-17 汎用DSPとLatticeECP-DSPアプローチの比較 sysDSPブロック能力 LatticeECP-DSPファミリにおけるsysDSPブロックは、4個の機能要素を9、18と36の3種のデータパス幅で サポートします。ユーザは機能要素をDSPブロック用に選択して、次にオペランドの幅とタイプ(符号あり/ なし)を選びます。LatticeECP-DSPファミリsysDSPブロックにおけるオペランドは、符号ありか符号なしで すが、機能要素の中で混在できません。同様に、オペランド幅もブロックの中で混在できません。 各sysDSPブロックにおけるリソースは以下の4つの要素をサポートするために構成することができます。 • • • • MULT MAC MULTADD MULTADDSUM LatticeECP/EC 乗算 積和(乗算とアキュミュレート(累積)) 乗算、加算/減算 乗算、加算/減算、アキュミュレート 2-14 PreliminaryDS_Apr. 2005 各ブロックで利用できる要素の数は、x9、x18、およびx36の3つのオプションに依存します。これらの多く の要素はDSP機能の並列度の高い実装のために連結できます。表2-1はブロックの機能を示します。 表2-7 ブロックにおける最大の要素数 乗算器幅 (-->) x9 x18 x36 MULT 8 4 1 MAC 4 2 — MULTADD 4 2 — MULTADDSUM 2 1 — 4つの要素ではいくつかのオプションが利用できます。すべての要素の入力レジスタには、直接ロードする か、または直前のオペランドのシフト・レジスタからロードできます。符号あり/なしオプションでの”ダイ ナミック動作”を選択することに加えて、オペランドを各サイクルごとに符号あり・符号なしを切り換える ことができます。同様に、”Add/Sub”オプションでダイナミック動作を選択することによって、アキュミ ュレータを各サイクルごとに加算と減算で切り換えることができます。 MULT sysDSP要素 この乗算器要素は加算/アキュムレータ・ノードなしで乗算します。二つのオペランド(AとB)は、乗算され、 そして、結果が出力に出てきます。ユーザは入力/出力/パイプライン各レジスタをイネーブルすることがで きます。図2-18はMULT sysDSP要素を示します。 図2-18. MULT sysDSP要素 MAC sysDSP 要素 この場合、二つのオペランド(AとB)は乗算されて、結果はアキュミュレート(累積)された直前の値に加え られます(積和動作)。このアキュミュレート値は出力で利用できます。ユーザは入力とパイプライン・レ ジスタをイネーブルすることができますが、出力レジスタは常にイネーブルされます。出力レジスタは、ア キュミュレートされた値を保持するために用いられます。また、レジスタのあるオーバフロー信号も利用で きます。本ドキュメントの後ではオーバフロー条件を示します。図2-19はMAC sysDSP要素を示します。 LatticeECP/EC 2-15 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-19. MAC sysDSP要素 MULTADD sysDSP要素 オペランドのA0とB0は乗算されて、その結果は、オペランドA1とA2の乗算の結果に加えられるか、または 引き算されます。ユーザは入力/出力/パイプライン各レジスタをイネーブルすることができます。図2-20は MULTADD sysDSP要素を示します。 図2-20. MULTADD要素 LatticeECP/EC 2-16 PreliminaryDS_Apr. 2005 MULTADDSUM sysDSP要素 オペランドのA0とB0は乗算されて、その結果は、オペランドA1とB1の乗算の結果に加えられるか、または 引き算されます。オペランドのA2とB2は乗算されて、その結果は、オペランドのA3とB3の乗算の結果にさ らに加えられるか、または引き算されます。加算/減算の結果は共に総和(加算)ブロックで加えられます。 ユーザは入力/出力/パイプライン各レジスタをイネーブルすることができます。図2-21はMULTADDSUM sysDSP要素を示します。 図2-21. MULTADDSUM要素 LatticeECP/EC 2-17 PreliminaryDS_Apr. 2005 クロック、クロック・イネーブル、およびリセット・リソース 配線からのグローバル・クロック、クロック・イネーブルとリセット信号は全てのDSPブロックで使用でき ます。各4本のクロック、リセット、およびクロック・イネーブル信号はsysDSPブロックのために選択され ます。4つのクロック・ソース(CLK0、CLK1、CLK2、CLK3)から、1つのクロックがそれぞれの入力レジス タ、パイプライン・レジスタ、および出力レジスタのために選択されます。同様に、クロック・イネーブル (CE)とリセット(RST)は各4つのソース(CE0、CE1、CE2、CE3とRST0、RST1、RST2、RST3)から入力/ パイプライン/出力レジスタでそれぞれ選択されます。 異なる幅での符号あり・符号なし DSPブロックはx9、x18、およびx36ビット幅以外に、符号あり・符号なしで乗算器の異なる幅をサポートし ます。符号なしオペランドにおいて、未使用の上位データ・ビットは、有効なx9、x18またはx36オペランド を作成するために拡張されなければなりません。符号あり2の補数オペランドにおいて、x9、x18またはx36 幅に達するまで、最上位ビット(MSB)の符号拡張は実行されるべきです。表2-8はこの例を示します。 表2-8 符号拡張に関する例 値 符号なし 符号なし 9-bit 符号なし 18-bit 符号あり 2の補数 符号あり 9-bit 2の補数 符号あり 18-bit +5 0101 000000101 000000000000000101 0101 000000101 000000000000000101 -6 0110 000000110 000000000000000110 1010 111111010 111111111111111010 図2-22 アキュミュレータ・オーバフロー/アンダフロー条件 LatticeECP/EC 2-18 PreliminaryDS_Apr. 2005 MACからのOVERFLOWフラグ sysDSPブロックは、アキュムレータがオーバフローしたことを示すための出力を提供します。2つの符号な し数が加えられて、結果がそれらより小さい数になった時、アキュムレータ・ロールオーバが起こったと言 い、オーバフロー信号が示されます。2つの正数が加算されその和が負であるとき、または2つの負数が加算 され和が正数の場合、アキュムレータ・ロールオーバが起こったと言い、そしてオーバフロー信号が示され ます。オーバフロー・フラグは1サイクルだけの間存在していますので、オーバフローがいつ起こるかに注 意する必要があります。FPGAロジックでこれらのオーバフロー・パルスを数えることによって、より大き いアキュムレータを構成することができます。符号ありおよび符号なしオペランドでのオーバフロー状態は 図2-22でリストアップされています。 ispLEVERモジュール・マネージャ(Module Manager) ユーザは、それぞれのDSPモジュール(または、モジュールのグループ)を構成するオプションを持っている ispLEVERモジュール・マネージャか、或いは直接HDLインスタンス化を通してsysDSPブロックにアクセス することができます。さらにラティスは、グラフィカルなシミュレーション環境であるSimulinkツール内の インスタンス化をサポートするMathwork社とパートナになっています。SimulinkはispLEVERと共に動作し て、ラティスFPGAでのDSP設計サイクルを劇的に短くします。 最適化されたDSP機能 ラティスは最適化されたDSP IP機能のライブラリを提供します。LatticeECP DSP用に計画されているIPの いくつかは以下の通りです。ビット相関器、高速フーリエ変換、有限インパルス応答 (FIR)フィルタ、リー ド・ソロモン符号器/復号器、ターボ符号器/復号器、および畳み込み符号器/復号器。利用できるDSP IPの最 新のリストについてはラティスまで連絡してください。 LatticeECPファミリで利用できるリソース 表2-9はLatticeECPファミリの各メンバーの最大乗算器数を示します。表2-10はそれぞれのLatticeECPファミ リにおける利用できる最大EBR RAMブロックを示します。EBRブロックは、分散RAMと共に、高速DSP動 作のために変数を局所的に格納するために用いることができます。 表2-9 LatticeECPファミリにおけるDSPブロック数 デバイス DSP ブロック 9x9 乗算器 18x18乗算器 36x36乗算器 LFECP6 4 32 16 4 LFECP10 5 40 20 5 LFECP15 6 48 24 6 LFECP20 7 56 28 7 LFECP33 8 64 32 8 表2-10LatticeECPファミリにおけるエンベデッドSRAM デバイス EBR SRAM ブロック LFECP6 10 92 LFECP10 30 276 LFECP15 38 350 LFECP20 46 424 LFECP33 58 535 2-19 LatticeECP/EC 総 EBR SRAM (Kbits) PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECPファミリのDSPの性能 表2-11はLatticeECPファミリ各メンバーの最大性能を、百万MAC毎秒(MMAC)の単位でリストしています。 表2-11 LatticeECPファミリのDSPブロック性能 デバイス DSP ブロック DSP 性能MMAC LFECP6 4 3680 LFECP10 5 4600 LFECP15 6 5520 LFECP20 7 6440 LFECP33 8 7360 sysDSPの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1050)を参照してください。 2-20 LatticeECP/EC PreliminaryDS_Apr. 2005 プログラマブルI/Oセル(PIC) 各PICは図2-23に示されるように2PIOを含んでおり、これはそれぞれのsysIOバッファにそしてパッドに接 続されています。PIOブロックは出力データ(DO)とトライステート制御信号(TO)をsysIOバッファに提供し、 バッファから入力を受け取ります。 図2-23 PICダイヤグラム 図2-24に示されるように差動I/Oペアを提供するために隣接している2PIOを組み合わせることができます。 パッドは2PIOを区別するために“T"と“C"にラベルされます。デバイスの左・右辺のPIOペアしか送受信を LVDSに構成することができません。 16PIO毎の1つはDQS信号の生成を容易にする遅延素子を含んでいます。DQS信号は複数の16PIOの組にま たがるDQSバスを与えます。バスからのDQS信号は、メモリからのDDRデータを入力レジスタ・ブロックに ストローブするために用いられます。このインターフェイスは、8ビットのデータあたり1つのDQSストロー ブをサポートするメモリ用に設計されています。 LatticeECP/EC 2-21 PreliminaryDS_Apr. 2005 表2-12 PIO信号リスト 名称 タイプ 記述 CE0, CE1 コアからの制御 クロックイネーブル。入出力ブロックのFF用 CLK0, CLK1 コアからの制御 システムクロック。入出力ブロック用 LSR コアからの制御 ローカル・セット/リセット GSRN 配線からの制御 グロ-バル・セット/リセットt (lowアクティブ). INCK コアへの入力 プライマリ・クロック・ネットへの入力、またはPLL基準入力 DQS PIOへの入力 DQS信号。ロジック(配線)からPIOへ. INDD コアへの入力 レジスタされないデータ入力。コアへ INFF コアへの入力 レジスタされる入力。クロック(CLK0)の立ち上がりで IPOS0, IPOS1 コアへの入力 DDRXレジスタされる入力。コアへ ONEG0 コアからの制御 出力信号。コアから、SDRとDDR動作用. OPOS0, コアからの制御 出力信号。コアから、DDR動作用. OPOS1 ONEG1 コアからのトライステート制御 トライステート・レジスタブロックへ、DDR動作用 TD コアからのトライステート制御 トライステート信号。コアから、SDR動作用. DDRCLKPOL クロック極性バスからの制御 DDR入力ブロックに与えられるクロック (CLK0)の極性を制御。 図2-24 DQS配線 PIO PIOは4ブロックを含んでいます。入力レジスタ・ブロック、出力レジスタ・ブロック、トライステート・レ ジスタ・ブロック、および制御論理ブロックです。これらのブロックは、必要なクロックと選択ロジックと 共に、シングル・データレート(SDR)とダブル・データレート(DDR)動作の両方のためのレジスタを含んで LatticeECP/EC 2-22 PreliminaryDS_Apr. 2005 います。入ってくるクロックとデータ信号をシフトするプログラマブル遅延線がこれらのブロックに含まれ ています。 入力レジスタ・ブロック 入力レジスタ・ブロックはそれらがデバイス・コアに渡される前に信号を整えるために用いることができる 遅延素子とレジスタを含んでいます。図2-25は入力レジスタ・ブロックのダイヤグラムを示します。 入力信号は(信号DIとして)sysIOバッファから入力レジスタ・ブロックに加えられます。望まれる場合、入力 信号はレジスタと遅延素子をバイパスして、直接組み合わせ信号(INDD)として用いることができます。バイ パス・オプションの1つが選ばれない場合、信号は最初にオプションの遅延ブロックを通り抜けます。この 遅延が選択されてグローバル・クロックが用いられるとき、 入力レジスタのホールド時間要件を減らします。 入力ブロックは2動作モードを許容します。シングル・データレート(SDR)では、データはSDR同期レジスタ・ ブロック内のレジスタの1つによってシステム・クロックでサンプルされます。DDRモードでは、2つのレジ スタが用いられ、DQS信号の正と負のエッジでデータをサンプルして、2本のデータ・ストリーム、D0およ びD2を作ります。これらの2つのデータ・ストリームはコアに入る前にシステムクロックと同期化されます。 このトピックについてのさらなる議論はこのデータシートのDDRメモリ・セクションにあります。 図2-26は、DDR動作の入力レジスタ波形を示し、また図2-27がデザインツール・プリミティブを示します。 SDR/SYNCレジスタには、リセットとクロック・イネーブルがあります。 信号DDRCLKPOLは同期レジスタで用いられるクロックの極性を制御します。これでDQSからシステム・ク ロック・ドメインまでデータを転送するとき、適切なタイミングを確実にします。このトピックについての さらなる議論に関しては、このデータシートのDDRメモリ・セクションを参照してください。 図2-25 入力レジスタ・ダイヤグラム LatticeECP/EC 2-23 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-26 入力レジスタDDR波形 図2-27 INDDRXBプリミティブ 出力レジスタ・ブロック 出力レジスタ・ブロックでは、信号がデバイスのコアからsysIOバッファに渡される前にサンプルすること ができます。このブロックはSDR動作のためのレジスタを含んでおり、DDR動作のための追加ラッチと組み 合わせられます。図2-28は出力レジスタ・ブロックのダイヤグラムを示します。 SDRモードでは、ONEG0はフリップフロップの1つに与えられ、それが出力につながります。フリップフロ ップは、D-タイプかラッチとして構成されます。DDRモードで、ONEG0をクロックの正のエッジで一方の レジスタに与えられ、そして、OPOS0がラッチされます。同じクロックで動作するマルチプレクサが、出力 (D0)に信号を与える正しいレジスタを選択します。 図2-29はデザインツールDDRプリミティブを示します。SDR出力レジスタにはリセットとクロック・イネー ブルがあります。DDR動作のための追加レジスタにはリセットやクロック・イネーブルは利用できません。 LatticeECP/EC 2-24 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-28 出力レジスタ・ブロック 図2-29 ODDRXBプリミティブ トライステート・レジスタ・ブロック トライステート・レジスタ・ブロックでは、信号がデバイスのコアからsysIOバッファに渡される前にサン プルすることができます。このブロックはSDR動作のためのレジスタとDDR動作のための追加ラッチを含ん でいます。図2-30はトライステート・レジスタ・ブロックのダイヤグラムを示します。 SDRモードでは、ONEG1はフリップフロップの1つに与えられ、それが出力につながります。フリップフロ ップは、D-タイプかラッチとして構成されます。DDRモードで、ONEG1をクロックの正のエッジで一方の レジスタに与えられ、そして、OPOS1がラッチされます。同じクロックで動作するマルチプレクサが、出力 (D0)に信号を与える正しいレジスタを選択します。 制御ロジック・ブロック 制御ロジック・ブロックは、PIOブロック内で使用される制御信号の選択と変更を可能にします。クロック は、汎用の配線から提供されたクロック信号か、プログラマブルDQSピンから提供されたDQS信号の1つか ら選択されます。クロックは任意に(optionally)反転することができます。 LatticeECP/EC 2-25 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-30 トライステート・レジスタ・ブロック クロック・イネーブルとローカルのリセット信号は、配線から選択されて、任意に反転します。グローバル なトライステート信号はこのブロックを通り抜けます。 DDRメモリ・サポート 高性能DDRメモリ・インターフェイスを実装することは、入力(読み出し動作のため)と出力(書き込み動作の ため)で専用のDDRレジスタ構造を必要とします。PIOロジック・セクションにみられるように、ECデバイ スはこの機能を提供します。これらのレジスタに加えて、ECデバイスは読み出し動作のために入力構造の設 計を簡素化するために2つの要素を含んでいます。それはDQS遅延ブロックと極性制御ロジックです。 DLLにより較正されるDQS遅延ブロック 一般に、ソース・シンクロナス・インターフェイスは、入力レジスタで正しくデータをキャプチャするため に入力クロックが調整されることを必要とします。殆んどのインターフェイスにおいてはPLLがこの調整に 用いられますが、DDRメモリではクロック(DQSと呼ばれる)は、フリーランしていませんので、このアプロ ーチを用いることができません。DQS遅延ブロックは必要なクロック・アライメントをDDRメモリ・インタ ーフェイスに提供します。 DQS信号(特定のPIOのみ)はパッドから専用のDQS配線リソースを通してDQS遅延素子に入れられます。 DQS信号はまた、クロック極性制御ロジックにも与えられ、これは入力レジスタ・ブロック内の同期化レジ スタへのクロックの極性を制御します。図2-31と図2-32 DQS転送信号がどうPIOに配線されるかを示します。 DQS遅延ブロックの温度、電圧、およびプロセス変動は、デバイスの反対側に位置する2個のDLLから与え られる1組の較正信号(6ビットのバス)によって補償されます。各DLLは図2-32に示されるようにデバイスの 半分でDQS遅延を補償します。DLLループは、システム・クロックとフィードバック・ループによって温度、 電圧、およびプロセス変動が補償されます。 LatticeECP/EC 2-26 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-31 DQSローカル・バス 図2-32 DLL較正(Calibration)バスとDQS/DQS転送分配 LatticeECP/EC 2-27 PreliminaryDS_Apr. 2005 極性制御ロジック 典型的なDDRメモリ・インターフェイスの設計では、入力される遅れたDQSストローブと内部のシステム・ クロック(リードサイクルの間)との位相関係は未知です。 LatticeECP/ECファミリはこれらドメイン間のデータ転送に専用回路を含んでいます。ドメイン転送のとき にセットアップ/ホールド時間違反を防ぐため、クロック極性セレクタが使用されます。これはデータが入力 レジスタ・ブロック内の同期レジスタでサンプルされるエッジを変えます。これは正しいクロック極性のた めにそれぞれのリード・サイクルの始めでの評価を必要とします。 DDRメモリの読み出し動作の前に、DQSは(終端抵抗で引っ張られる)トライステート状態にあります。DDR メモリ・デバイスはプリアンブル・ステートの始めでDQSをLowにドライブします。専用回路がこの遷移を 検出し、検出信号は同期レジスタへのクロック極性制御に用いられます。 sysIOバッファ それぞれのI/OはsysIOバッファと呼ばれるフレキシブルなバッファに関連しています。これらのバッファは、 デバイスの周囲にバンクと呼ばれる8つのグループで配置されます。sysIOバッファは、ユーザはLVCMOS、 SSTL、HSTL、LVDS、およびLVPECLを含む、今日のシステムで見られる広範な標準の実装を可能にしま す。 sysIOバッファ・バンク LatticeECP/ECデバイスには、8つのsysIOバッファ・バンクがあります。それぞれが、複数のI/O標準をサポ ートすることができます。各sysIOバンクには、それ自身のI/O電源電圧(VCCIO)、2本の参照電圧VREF1、VREF2 のリソースがあり、それぞれのバンクを互いに完全に独立させることができます。図2-33は8つのバンクと それらに関連する電源電圧を示します。 LatticeECP/ECデバイスでは、シングルエンド出力バッファとレシオ入力バッファ(LVTTL、LVCMOS、PCI、 およびPCI-X)は、VCCIOを用いて電源が与えられます。また、VCCIOの如何にかかわらず、LVTTL、LVCMOS33、 LVCMOS25、およびLVCMOS12入力には固定スレッショルドを設定することができます。バンクVCCIO電源 に加えて、LatticeECP/ECデバイスにはVCCコア・ロジック電源があり、またVCCAUXは全ての差動バッファと 参照電圧ありのバッファに電力を供給します。 各バンクは基準電圧を参照する入力バッファにスレッショルドを設定するVREF電圧を最大2つ、VREF1および VREF2、を別々にサポートすることができます。LatticeECP/ECデバイスでは、いくつかの専用I/Oピンをバン クにおける参照電圧ピンになるように構成することができます。それぞれのI/Oはバンクへの電源電圧と参照 電圧に基づいて個別に構成可能です。 LatticeECP/EC 2-28 PreliminaryDS_Apr. 2005 図2-33 LatticeECP/ECバンク LatticeECP/ECデバイスは2つのタイプのsysIOバッファ・ペアを含んでいます。 1. 上・下辺のsysIOバッファ・ペア(シングルエンド出力のみ) デバイスの上下辺バンクにおけるsysIOバッファ・ペアは、2シングルエンド出力ドライバと2組のシング ルエンド入力バッファ(レシオ型と参照電圧使用型共に)から成ります。参照電圧ありの入力バッファは差 動入力として構成することもできます。 ペアとなる2個のパッドは“True"と“Comp"として記述されます。Trueパッドが差動入力バッファの正 側(信号)に関連していて、Comp(コンプリメンタリ)パッドが差動の入力バッファの反転側(信号)に 関連しています。 上下辺バンクのI/OにのみPCIクランプがあります。 2. 左・右辺のsysIOバッファ・ペア(差動およびシングルエンド出力) デバイスの左右辺バンクにおけるsysIOバッファ・ペアは、2シングルエンド出力ドライバと2組のシング ルエンド入力バッファ(レシオ型と参照電圧使用型共に)、および差動出力ドライバから成ります。参照電 圧ありの入力バッファは差動入力として構成することもできます。ペアとなる2個のパッドは“True"と “Comp"として記述されます。Trueパッドが差動I/Oの正側(信号)に関連していて、Comp(コンプリメン タリ)パッドが差動のI/Oの反転側(信号)に関連しています。 左右辺のバンクにのみ、(真の)LVDSの差動出力ドライバがあります。電源投入時のI/Oリーク電流に ついては、IDK仕様値を参照して下さい(page 3-1)。 LatticeECP/EC 2-29 PreliminaryDS_Apr. 2005 サポートされる標準 LatticeECP/EC sysIOバッファは、シングルエンドと差動の標準を共にサポートします。シングルエンド標 準 は さ ら に LVCMOS 、 LVTTL 、 お よ び 他 の 標 準 に 細 分 す る こ と が で き ま す 。 バ ッ フ ァ は LVTTL 、 LVCMOS1.2/1.5/1.8/2.5/3.3V標準をサポートします。LVCMOSとLVTTLモードでは、バッファには、ドライ ブ強度、バス・メンテナンス(弱いプルアップ、弱いプルダウン、またはバスキーパ・ラッチ)、およびオー プン・ドレインとして個別に構成可能なオプションがあります。サポートされる他のシングルエンド標準に はSSTLとHSTLを含みます。サポートされる差動の標準にはLVDS、BLVDS、LVPECL、差動SSTL、および 差動HSTLが含まれます。表2-13と表2-14は、LatticeECP/ECデバイスでサポートされるI/O標準を、それら の電源電圧と参照電圧と共に示します。sysIOバッファを利用する種々標準のサポートの詳細については、 テクニカル・インフォメーション(TN1056)を参照してください。 表2-13 サポートされる入力標準 入力標準 VREF (公称値) VCCIO1 (公称値) シングルエンド・インターフェイス LVTTL — — LVCMOS332 — — LVCMOS252 — — LVCMOS18 — 1.8 LVCMOS15 — 1.5 2 LVCMOS12 — — PCI — 3.3 HSTL18 クラス I, II 0.9 — HSTL18 クラス III 1.08 — HSTL15 クラス I 0.75 — HSTL15 クラス III 0.9 — SSTL3 クラス I, II 1.5 — SSTL2 クラス I, II 1.25 — SSTL18 クラス I 0.9 — Differential SSTL18 クラス I — — Differential SSTL2 クラス I, II — — Differential SSTL3 クラス I, II — — Differential HSTL15 クラス I, III — — Differential HSTL18 クラス I, II, III — — LVDS, LVPECL, BLVDS, RSDS — — 差動・インターフェイス 1. 2. 特に明記されない場合 VCCIO は有効な動作範囲内のどの値にも設定可能 JTAG入力は固定スレッショルド・オプションがなく、常にVCCJ.に従う 表2-14 サポートされる出力標準 出力標準 ドライブ VCCIO (公称値) 4mA, 8mA, 12mA, 16mA, 20mA 3.3 シングルエンド・インターフェイス LVTTL LVCMOS33 4mA, 8mA, 12mA 16mA, 20mA 3.3 LVCMOS25 4mA, 8mA, 12mA, 16mA, 20mA 2.5 LVCMOS18 4mA, 8mA, 12mA, 16mA 1.8 LVCMOS15 4mA, 8mA 1.5 LatticeECP/EC 2-30 PreliminaryDS_Apr. 2005 LVCMOS12 2mA, 6mA 1.2 LVCMOS33, オープンドレイン 4mA, 8mA, 12mA 16mA, 20mA — LVCMOS25, オープンドレイン 4mA, 8mA, 12mA 16mA, 20mA — LVCMOS18, オープンドレイン 4mA, 8mA, 12mA 16mA — LVCMOS15, オープンドレイン 4mA, 8mA — LVCMOS12, オープンドレイン 2mA, 6mA — PCI33 N/A 3.3 HSTL18 クラス I, II, III N/A 1.8 HSTL15 クラス I, III N/A 1.5 SSTL3 クラス I, II N/A 3.3 SSTL2 クラス I, II N/A 2.5 SSTL18 クラス I N/A 1.8 差動 SSTL3, クラス I, II N/A 3.3 差動 SSTL2, クラス I, II N/A 2.5 差動インターフェイス 差動 SSTL18, クラス I N/A 1.8 差動 HSTL18, クラス I, II, III N/A 1.8 差動 HSTL15, クラス I, III N/A 1.5 LVDS N/A 2.5 BLVDS1 N/A 2.5 LVPECL1 N/A 3.3 RSDS1 N/A 2.5 1. 外部抵抗でエミュレート ホット・ソケッティング(活線挿抜) パワーアップやパワーダウンの間、予測できる振舞いを確実にするようにLatticeECP/ECデバイスは入念に 設計されました。電源投入は順不同にすることができます。パワーアップとパワーダウン・シーケンスの間、 電源電圧が信頼できる動作を確実にすることができるくらい高くなるまで、I/Oはトライステートのままです。 さらに、I/Oピンへのリークは仕様範囲内に制御されますので、これによりシステムの他部分とのインテグレ ーションが容易にできます。この機能でLatticeECP/ECを多くの複数電源やホットスワップのアプリケーシ ョンに理想的です。 推奨電源投入シーケンス;前のパラグラフで述べたように、供給電源の順序は任意です。しかしながら、い ったん内部電源の動作状態が満たされる(VCC, VCCAUX, バンク3のVCCIOで決まる)と、その後デバイスはI/O をトライステート状態から開放するため、I/Oの管理は設計者の責任で行う必要があります。したがってシス テム設計を簡易化するためには、VCCIO、VCC、VCCAUXの順序で供給することを推奨します。もしVCCIOがVCCや VCCAUXに接続されている場合、他の電源よりもVCCIOと関連する電源を先に供給することを推奨します。 LatticeECP/EC 2-31 PreliminaryDS_Apr. 2005 コンフィグレーションとテスト 以下のセクションはLatticeECP/ECファミリデバイスのコンフィグレーションとテスト機能について説明し ます。 IEEEの1149.1準拠のバウンダリ・スキャン・テスタビリティ すべてのLatticeECP/ECデバイスには、IEEE1149.1準拠のテスト・アクセス・ポート(TAP)を通してアクセ スされるバウンダリ・スキャン・セルがあります。これは、すべての重要なロジック・ノードにアクセスす ることができるシリアル・スキャン・パスを通して、デバイスが搭載される回路基板の機能的なテストを可 能にします。内部レジスタはリンクされており、テストデータがシフトインされて直接テスト・ノードにロ ードされるか、または検証のためにテストデータをキャプチャしてシフトアウトすることができます。テス ト・アクセス・ポートはTDI、TDO、TCK、およびTMSの専用I/Oから成ります。テスト・アクセス・ポート は、それ自身の電源電圧VCCJを持っていて、LVCMOS3.3/2.5/1.8/1.5/1.2の標準で動作することができます。 デバイス・コンフィグレーション すべてのLatticeECP/ECデバイスがデバイス・コンフィグレーションに用いることができる2つのポートを含 んでいます。TAPはビット幅のコンフィグレーション、およびsysCONFIGポートはバイト幅かシリアル・コ ンフィグレーションをサポートします。 TAPは. IEEE標準1149.1バウンダリ・スキャン仕様とIEEE標準1532のインシステム・コンフィグレーション 仕様の両方をサポートします。sysCONFIGポートは20ピンのインターフェイスで、6ピンの専用I/Oと、複数 用途の残りのピンよりなります。sysCONFIGモードが使用されないとき、これらの複数用途のピンは汎用I/O として利用できます。LatticeECP/ECデバイスには4つのコンフィグレーション・オプションがあります。 1. 業界基準SPIメモリ 2. 業界基準のバイト幅フラッシュと制御・アドレシング用のispMACH4000 3. コンフィグレーション・バスかTAPを通してシステムのマイクロプロセッサから 4. 業界基準のFPGAボード・メモリ パワーアップするとき、sysCONFIGポートがアクティブな状態でFPGA SRAMは構成される準備ができてい ます。IEEE1149.1シリアル・モードは、パワーアップ後にTAPポートを通して適切なコマンドを送ることに よっていつでも活性化することができます。コンフィグレーション・ポートがいったん選択されると、その ポートはロックされ、次のパワーアップ・シーケンスまで別のコンフィグレーション・ポートは動作させる ことはできません。 デバイス・コンフィグレーションの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1053) を参照してください。 ロジック・アナライザ機能(ispTRACY) すべてのLatticeECP/ECデバイスにロジック・アナライザ診断機能を組み込むことができます。診断機能は プログラマブル・イベント/トリガ条件や深いトレースメモリのような、外部に接続するロジック・アナライ ザと同様の機能を提供します。この機能はラティスのispTRACYによってイネーブルされ、ispTRACYユーテ ィリティはコンパイル時にユーザの設計に加えられます。 ispTRACYの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1054)を参照してください。 外部抵抗 LatticeECP/ECデバイスはXRESピンとグランド間に10KΩ+/-1%の抵抗一本を必要とします。この抵抗がな いと、デバイス・コンフィグレーションは終了しません。外部抵抗パッドにはバウンダリ・スキャン・レジ スタはありません。 LatticeECP/EC 2-32 PreliminaryDS_Apr. 2005 オシレータ 全LatticeECP/ECデバイスが、コンフィグレーション用のマスタシリアル・クロックを得るために用いられ る内部CMOSオシレータを持っています。オシレータとマスタシリアル・クロックは連続して動作します。 マスタシリアル・クロックのデフォルト値は2.5MHzです。表2-15は利用できるすべてのマスタシリアル・ク ロック周波数を記載します。デザインの過程で異なるマスタシリアル・クロックが選択されるとき、以下の シーケンスが行われます。 1. ユーザは異なるマスタシリアル・クロック周波数を選択します。 2. コンフィグレーションの間、デバイスはデフォルト(2.5MHz)マスタシリアル・クロック周波数から始ま ります。 3. クロック・コンフィグレーション設定はコンフィグレーション・ビット・ストリームの初めに含まれて います。 4. クロック・コンフィグレーション・ビットがいったん受け取られると、マスタシリアル・クロック周波 数は選択された周波数に変化します。 コンフィグレーション用オシレータの詳しい情報に関しては、テクニカル・ドキュメンテーション(TN1053) を参照してください。 表2-15 コンフィグレーションの間の選択可能なマスタシリアル・クロック(CCLK)周波数 CCLK (MHz) CCLK (MHz) CCLK (MHz) 2.5(デフォルト) 13 45 4.3 15 51 5.4 20 55 6.9 26 60 8.1 30 130 9.2 34 — 10.0 41 — ロジック集積度の移行(マイグレーション) 同じパッケージで異なるロジック集積度のデバイスが同じピン配置であることを保証するように LatticeECP/ECファミリは設計されてあります。さらにアーキテクチャは、小さいロジック集積度のデバイ スからより大きいロジック集積度のデバイスに設計のマイグレーションを行うときに、高い成功率を確実に します。また多くの場合、高密度デバイスの低い使用効率の設計を、小さいロジック集積度のデバイスにタ ーゲットを移行させることも可能です。しかしながら、最終的なリソース使用効率の正確な詳細は、それぞ れのケースで成功の確からしさに影響を与えるでしょう。 LatticeECP/EC 2-33 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/EC 2-34 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/ECファミリデータシート DCおよびスイッチング特性 絶対最大定格1 2 3 電源電圧 VCC ........................................................-0.5 ~ 1.32V 電源電圧 VCCAUX ...................................................-0.5 ~ 3.75V 電源電圧 VCCJ .......................................................-0.5 ~ 3.75V 出力電源電圧 VCCIO .............................................-0.5 ~ 3.75V 加えられる入力電圧1 ............................................-0.5 ~ 4.25V 加えられるI/Oトライステート電圧4 .....................-0.5 ~ 3.75V 保存温度(周囲) ...................................................... -65 ~ 150℃ ジャンクション温度(Tj) ……………………………… +125℃ 1 "絶対最大定格"で記載された以上のストレスはデバイスに永久的な損傷を引き起こすかもしれません。これら条件下で、或 いはこれら仕様項目の推奨動作条件セクションで示される以外のいかなる他の条件下で、デバイスの機能的な動作を暗示する ものではありません。 2 ラティス”Thermal Management”(熱管理)ドキュメントに従うことが必要です。 3 全ての電圧はGND基準です 4 -2V~(VIHMAX + 2)Vまでのオーバシュートとアンダシュートは <20nsの期間は許容されます。 推奨動作条件 シンボル Min. パラメータ Max. 単位 VCC コア電源電圧 1.14 1.26 V VCCAUX 補助(Auxiliary)電源電圧 3.135 3.465 V I/Oドライバ電源電圧 1.140 3.465 V IEEE1149.1テスト・アクセス・ポート電源電圧 1.140 3.465 V 0 +85 ℃ -40 100 ℃ Min. Typ. Max 単位 — — +/-1000 uA — — +/-1000 uA VCCIO VCCJ 1, 2 1 tJCOM ジャンクション温度、コマーシャル動作 tJIND ジャンクション温度、インダストリアル動作 1. VCCIOかVCCJが1.2Vに設定される場合、それらはVCCと同じ電源に接続のこと。 VCCIOかVCCJが3.3Vに設定される場合、それらはVCCAUXと同じ電源に接続のこと。 2. 後の表におけるI/O標準毎の推奨電圧を参照のこと。 ホット・ソケッティング(活線挿抜)仕様1 2 3 4 シンボル IDK パラメータ 入力、I/Oのリーク電流 条件 0 ≦ VIN ≦ VIH (MAX) 左右辺I/Oバンクの汎用sysIOポート(バンク2、3、6、7) IDK_LR 入力、I/Oのリーク電流 VIN ≦ VIH (MAX) VIN ≧ VIH (MAX) — 35 — 1 VCC、VCCAUX 及び VCCIO のシーケンスは順不同。ただし、いずれも単調増加・降下レートであることが必要 2 0 ≦ VCC ≦ VCC (MAX)、0 ≦ VCCIO ≦ VCCIO (MAX)、または 0 ≦ VCCAUX ≦ VCCAUX (MAX) 3 IDK は IPU 、IPW 、または IBH に加算される 4 LVCMOSとLVTTLにて測定した値に基づく 3-1 LatticeECP/EC mA PreliminaryDS_Apr. 2005 DC電気的特性 推奨動作条件にわたって シンボル パラメータ 条件 0 ≦ VIN ≦ (VCCIO - 0.2V) Min. Typ. Max. 単位 — — 10 uA IIL, IIH1 入力、I/Oのリーク電流 (VCCIO - 0.2V) ≦ VIN ≦ 3.6V — — 40 uA IPU I/Oアクティブ・プルアップ電流 0 ≦ VIN ≦ 0.7 VCCIO 30 — 150 uA IPD I/Oアクティブ・プルダウン電流 VIL (MAX) ≦ VIN ≦ VIH (MAX) -30 — -150 uA IBHLS バスホールドLow維持電流 VIN = VIL (MAX) 30 — — uA IBHHS バスホールドHigh維持電流 VIN = 0.7VCCIO -30 — — uA IBHLO バスホールドLowオーバドライブ 0 ≦ VIN ≦ VIH (MAX) 電流 — — 150 uA IBHLH バスホールドHighオーバドライブ 0 ≦ VIN ≦ VIH (MAX) 電流 — — -150 uA VBHT バスホールド・トリップ・ポイン 0 ≦ VIN ≦ VIH (MAX) ト VIL (MAX) — VIH (MIN) V C1 I/O容量2 VCCIO = 3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.5V, 1.2V, VCC = 1.2V, VIO = 0 to VIH (MAX) — 8 — pf C2 専用入力の容量2 VCCIO = 3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.5V, 1.2V, VCC = 1.2V, VIO = 0 to VIH (MAX) — 6 — pf 1. 入力やI/Oのリーク電流は、出力ドライバをトライステートにし、ピンは入力として、またはI/Oとして構成して測 定される。出力ドライバがアクティブな状態では測定されない。バスメンテナンス回路はディセーブルされる。 2. TA 25℃、f = 1.0MHz LatticeECP/EC 3-2 PreliminaryDS_Apr. 2005 供給電流(スタンバイ時)1 2 3 4 推奨動作条件にわたって シンボル パラメータ 条件 コア電源電流 LFEC3 mA 14 LFEC10/LFECP10 LFEC20/LFECP20 mA mA 60 LFEC1 mA LFEC3 mA 15 ICCIO バンク電源電流 mA LFEC10/LFECP10 mA LFEC15/LFECP15 mA 15 LFEC33/LFECP33 PLL電源電流 mA mA LFEC20/LFECP20 ICCPLL mA LFEC33/LFECP33 LFEC6/LFECP6 補助(Auxiliary)電源電流 単位 mA LFEC15/LFECP15 ICCAUX Max. LFEC1 LFEC6/LFECP6 ICC Typ. 5 LFEC1, LFEC3, LFEC6/LFECP6, LFEC10/LFECP10, LFEC15/LFECP15, LFEC20/LFECP20, LFEC33/LFECP33 mA mA 5 mA 2 mA ICCJ VCCJ 電源電流 5 mA 1 供給電流についてのさらなる情報については、このデータシートの後ろの付加的技術情報の詳細を参照のこと。 2 全出力はトライステート、全入力はLVCMOSに構成されてVCCIOまたはGNDに固定されていると仮定。 3 周波数 0MHz. 4 パターンは標準的な設計例をとり、ロジックが65%、EBRが55%、配線が10%使用されたものとする。 5 Tj=25℃、電源電圧は標準値 6 バンク当り LatticeECP/EC 3-3 PreliminaryDS_Apr. 2005 初期化供給電流1 2 3 4 5 6 推奨動作条件にわたって シンボル パラメータ 条件 コア電源電流 LFEC3 mA 25 LFEC10/LFECP10 LFEC20/LFECP20 mA mA 150 LFEC1 mA LFEC3 mA 15 ICCIO バンク電源電流 7 mA LFEC10/LFECP10 mA LFEC15/LFECP15 mA LFEC20/LFECP20 PLL電源電流 mA mA 25 LFEC33/LFECP33 ICCPLL mA LFEC33/LFECP33 LFEC6/LFECP6 補助(Auxiliary)電源電流 単位 mA LFEC15/LFECP15 ICCAUX Max. LFEC1 LFEC6/LFECP6 ICC Typ. 6 LFEC1, LFEC3, LFEC6/LFECP6, LFEC10/LFECP10, LFEC15/LFECP15, LFEC20/LFECP20, LFEC33/LFECP33 mA mA 12 mA 10 mA ICCJ VCCJ 電源電流 10 mA 1 DONE信号がアクティブになるまで 2 供給電流についてのさらなる情報については、このデータシートの後ろの付加的技術情報の詳細を参照のこと。 3 全出力はトライステート、全入力はLVCMOSに構成されてVCCIOまたはGNDに固定されていると仮定。 4 周波数 0MHz. 5 パターンは標準的な設計例をとり、ロジックが65%、EBRが55%、配線が10%使用されたものとする。 6 Tj=25℃、電源電圧は標準値 7 バンク当り LatticeECP/EC 3-4 PreliminaryDS_Apr. 2005 sysIO推奨動作条件 標準 VCCIO VREF (V) Min. Typ. Max. Min. Typ. Max. LVCMOS 3.3 3.135 3.3 3.465 — — — LVCMOS 2.5 2.375 2.5 2.625 — — — LVCMOS 1.8 1.71 1.8 1.89 — — — LVCMOS 1.5 1.425 1.5 1.575 — — — LVCMOS 1.2 1.14 1.2 1.26 — — — LVTTL 3.135 3.3 3.465 — — — PCI 3.135 3.3 3.465 — — — SSTL18 クラス I 1.71 2.5 1.89 1.15 1.25 1.35 SSTL2 クラス I, II 2.375 2.5 2.625 1.15 1.25 1.35 SSTL3 クラス I, II 3.135 3.3 3.465 1.3 1.5 1.7 HSTL15 クラス I 1.425 1.5 1.575 0.68 0.75 0.9 HSTL15 クラス III 1.425 1.5 1.575 — 0.9 — HSTL 18 クラス I, II 1.71 1.8 1.89 — 0.9 — HSTL 18 クラス III 1.71 1.8 1.89 — 1.08 — LVDS 2.375 2.5 3.625 — — — LVPECL 3.135 3.3 3.465 — — — 1 2.375 2.5 2.625 — — — 1 BLVDS 1. チップに対する入力。出力は外部抵抗を加えて実装する LatticeECP/EC 3-5 PreliminaryDS_Apr. 2005 シングルエンドsysIO DC電気的特性 入出力標準 VIL VIH Min. (V) Max. (V) Min. (V) -0.3 0.8 2.0 VOL Max. (V) Max. (V) 0.4 LVCMOS 3.3 LVTTL LVCMOS 2.5 -0.3 -0.3 0.8 0.7 2.0 1.7 VOH Min. (V) IOL1 (mA) IOH (mA) VCCIO - 0.4 20, 16, 12, 8, 4 -20, -16, -12, -8, -4 3.6 0.2 VCCIO - 0.2 0.1 -0.1 0.4 VCCIO - 0.4 20, 16, 12, 8, 4 -20, -16, -12, -8, -4 0.2 VCCIO - 0.2 0.1 -0.1 0.4 VCCIO - 0.4 20, 16, 12, 8, 4 -20, -16, -12, -8, -4 0.2 VCCIO - 0.2 0.1 -0.1 0.4 VCCIO - 0.4 16, 12, 8, 4 -16, -12, -8, -4 0.2 VCCIO - 0.2 0.1 -0.1 0.4 VCCIO - 0.4 8, 4 -8, -4 0.2 VCCIO - 0.2 0.1 -0.1 0.4 VCCIO - 0.4 6, 2 -6, -2 3.6 3.6 LVCMOS 1.8 -0.3 0.35VCCIO 0.65VCCIO 3.6 LVCMOS 1.5 -0.3 0.35VCCIO 0.65VCCIO 3.6 1 LVCMOS 1.2 -0.3 0.35VCC 0.65VCC 3.6 0.2 VCCIO - 0.2 0.1 -0.1 PCI -0.3 0.3VCCIO 0.5VCCIO 3.6 0.1VCCIO 0.9VCCIO 1.5 -0.5 SSTL3 クラス I -0.3 VREF - 0.2 VREF + 0.2 3.6 0.7 VCCIO - 1.1 8 -8 SSTL3 クラス II -0.3 VREF - 0.2 VREF + 0.2 3.6 0.5 VCCIO - 0.9 16 -16 SSTL2 クラス I -0.3 VREF - 0.18 VREF + 0.18 3.6 0.54 VCCIO - 0.62 7.6 -7.6 SSTL2 クラス II -0.3 VREF - 0.18 VREF + 0.18 3.6 0.35 VCCIO - 0.43 15.2 -15.2 SSTL18 クラス I -0.3 VREF - 0.125 VREF + 0.125 3.6 0.4 VCCIO - 0.4 6.7 -6.7 HSTL15 クラス I -0.3 VREF - 0.1 VREF + 0.1 3.6 0.4 VCCIO - 0.4 8 -8 HSTL15クラス III -0.3 VREF - 0.1 VREF + 0.1 3.6 0.4 VCCIO - 0.4 24 -8 HSTL18クラス I -0.3 VREF - 0.1 VREF + 0.1 3.6 0.4 VCCIO - 0.4 9.6 -9.6 HSTL18クラス II -0.3 VREF - 0.1 VREF + 0.1 3.6 0.4 VCCIO - 0.4 16 -16 HSTL18 クラスIII -0.3 VREF - 0.1 VREF + 0.1 3.6 0.4 VCCIO - 0.4 24 -8 1. ロジック信号接続表で示されるように、I/OによってGND接続の間、あるいはのI/Oバンクの端の最後のGNDと I/Oバンク間を流れる平均DC電流は、n*8mAを超えないものとします。ここでnはバンクGND接続か、バンクの最 後のGNDとバンク端の間のI/O数です。 (The average DC current drawn by I/Os between GND connections, or between the last GND in an I/O bank and the end of an I/O bank, as shown in the logic signal connections table shall not exceed n * 8mA. Where n is the number of I/Os between bank GND connections or between the last GND in a bank and the end of a bank.) LatticeECP/EC 3-6 PreliminaryDS_Apr. 2005 差動sysIO電気的特性 LVDS 推奨動作条件にわたって パラメータ シンボル パラメータ記述 VINP, VINM 入力電圧 VTHD 差動の入力スレッショルド テスト条件 Min. Typ. Max. 単位 0 — 2.4 V +/-100 — — mV 100mV ≦ VTHD VTHD/2 1.2 1.8 V 200mV ≦ VTHD VTHD/2 1.2 1.9 V 350mV ≦ VTHD VCM 入力コモンモード電圧 VTHD/2 1.2 2.0 V IIN 入力電流 パワーオン、またはオフ — — +/-10 uA VOH VOPかVOMの出力High電圧 RT = 100 Ohm — 1.38 1.60 V VOL VOPかVOMの出力Low電圧 RT = 100 Ohm 0.9V 1.03 — V VOD 出力差動電圧 (VOP - VOM), RT = 100 Ohm 250 350 450 mV ∆VOD HighとLow間のVODの変化 — — 50 mV VOS 出力電圧オフセット 1.125 1.25 1.375 V ∆VOS HとLの間のVOS VOSの変化 — — 50 mV — — 6 mA IOSD 出力短絡電流 LatticeECP/EC (VOP - VOM)/2, RT = 100 Ohm VOD = 0V 、ドライバ出力をシ ョート 3-7 PreliminaryDS_Apr. 2005 差動のHSTLとSSTL 差動のHSTLとSSTL出力は1組のコンプリメンタリなシングルエンド出力として実装されます。すべての許 容できるシングルエンド出力クラス(クラスIとクラスII)がこのモードでサポートされます。 LVDS25E LatticeECP/ECデバイスの上下辺I/Oバンクは、コンプリメンタリなLVCMOS出力を外部抵抗とともに用いる ことで、LVDSをサポートします。図3-1で示すのはポイント・ツー・ポイント接続時の一つの構成例です。 図3-1 LVDS25E出力終端の例 表3-1 LVDS25EのDC条件 パラメータ LatticeECP/EC 記述 標準値 単位 VOH 出力High電圧 1.42 V VOL 出力Low電圧 1.08 V VOD 出力差動電圧 0.35 V VCM 出力コモンモード電圧 1.25 V ZBACK バック・インピーダンス 100 Ω 3-8 PreliminaryDS_Apr. 2005 BLVDS LatticeECP/ECデバイスは、BLVDS標準をサポートします。この標準は、ドライバ出力間のパラレル外部抵 抗と共にコンプリメンタリなLVCMOS出力を用いることでエミュレートされます。BLVDSはマルチドロッ プで双方向のマルチポイント差動シグナリングが必要な時に用いられることを意図しています。図3-2で示さ れるスキームは、双方向のマルチポイント差動信号のための1つの可能なソリューションです。 図3-2 BLVDSマルチポイント出力の例 表3-1 BLVDS直流条件1 推奨動作条件にわたって パラメータ Typical 記述 Zo = 45 Zo = 90 ZOUT 出力インピーダンス 100 100 ohm RTLEFT 左端の終端 45 90 ohm RTRIGHT 右端の終端 45 90 ohm VOH 出力High電圧 1.375 1.48 V VOL 出力Low電圧 1.125 1.02 V VOD 出力差動電圧 0.25 0.46 V VCM 出力コモンモード電圧 1.25 1.25 V IDC DC出力電流 11.2 10.2 mA 1. 入力バッファに関しては、LVDS表を参照してください LatticeECP/EC 単位 3-9 PreliminaryDS_Apr. 2005 LVPECL LatticeECP/ECデバイスは、差動LVPECL標準をサポートします。この標準は、ドライバ出力間のパラレル 外部抵抗と共にコンプリメンタリなLVCMOS出力を用いることでエミュレートされます。図3-3で示される スキームは、ポイント・ツー・ポイント信号のための1つの可能なソリューションです。 図3-3 差動LVPECL 表3-2 LVPECL直流条件1 推奨動作条件にわたって パラメータ 記述 Typical 単位 ZOUT 出力インピーダンス 100 ohm RP ドライバのパラレル抵抗 150 ohm RT レシーバ終端 100 ohm VOH 出力High電圧 2.03 V VOL 出力Low電圧 1.27 V VOD 出力差動電圧 0.76 V VCM 出力コモンモード電圧 1.65 V ZBACK バック・インピーダンス 85.7 ohm DC出力電流 12.7 mA IDC 1. 入力バッファに関しては、LVDS表を参照してください。 LVPECL、BLVDS、および他の差動のインターフェイスの詳細に関しては、テクニカルドキュメンテーショ ン(TN1056)を参照してください。 LatticeECP/EC 3-10 PreliminaryDS_Apr. 2005 RSDS LatticeECP/ECデバイスは、差動RSDS標準をサポートします。この標準は、ドライバ出力間のパラレル外部 抵抗と共にコンプリメンタリなLVCMOS出力を用いることでエミュレートされます。図3-4に示されたスキ ームはRSDS標準の実装のための1つの可能なソリューションです。RSDS動作には推奨抵抗値でLVDS25E モードを用いてください。図3-3における抵抗値は1%偏差の業界標準値です。 図3-4 RSDS (Reduced Swing Differential Standard) 表3-3 RSDS DC条件 パラメータ ZOUT RS RP RT VOH VOL VOD VCM ZBACK IDC LatticeECP/EC 記述 出力インピーダンス ドライバ・シリーズ抵抗 ドライバ・パラレル抵抗 レシーバ終端 出力 High 電圧 出力 Low 電圧 出力差動電圧 出力コモンモード電圧 バック・インピーダンス DC 出力電流 3-11 Typical 単位 20 ohm 294 ohm 121 ohm 100 ohm 1.35 V 1.15 V 0.20 V 1.25 V 101.5 ohm 3.66 mA PreliminaryDS_Apr. 2005 5V許容の入力バッファ デバイスのLatticeECP/ECファミリの入力バッファは、図3-5で示されるようにPCIクランプと外部のシリー ズ抵抗を用いて5V信号をサポートすることができます。図3-6で示されるようなPCIクランプ特性を用いるこ とによって、適切な抵抗を選択することができます。 図3-5 5V許容の入力バッファ 図3-6 典型的なPCIクランプ電流 LatticeECP/EC 3-12 PreliminaryDS_Apr. 2005 典型的なビルディング・ブロック機能パフォーマンス ピン・ピン間のパフォーマンス(LVCMOS25 12mAドライブ) 機能 -5 タイミング 単位 16ビット・デコーダ 6.2 ns 32ビット・デコーダ 7.2 ns 64ビット・デコーダ 7.7 ns 4:1 MUX 4.8 ns 8:1 MUX 5.1 ns 16:1 MUX 6.1 ns 32:1 MUX 組み合わせ(ピンから LUT、そしてピンへ)。 6.5 ns 5.3 ns 基本機能 レジスタ・レジスタ間パフォーマンス -5 タイミング 単位 16ビット・デコーダ 331 MHz 32ビット・デコーダ 277 MHz 64ビット・デコーダ 240 MHz 4:1 MUX 727 MHz 8:1 MUX 482 MHz 16:1 MUX 439 MHz 32:1 MUX 8 ビット加算器 382 MHz 391 MHz 16 ビット加算器 337 MHz 64 ビット加算器 190 MHz 16 ビット・カウンタ 410 MHz 32 ビット・カウンタ 315 MHz 64 ビット・カウンタ 215 MHz 64 ビット・アキュムレータ 155 MHz エンベデッド・メモリ機能 256×36 シングルポート RAM 280 MHz 512×18 真のデュアルポート RAM 280 MHz 分散メモリ機能 16×2 シングルポート RAM 549 MHz 64×2 シングルポート RAM 259 MHz 128×4 シングルポート RAM 205 MHz 32×2 擬似デュアルポート RAM 360 MHz 64×4 擬似デュアルポート RAM 301 MHz DSP機能 9×9 パイプライン化乗算/アキュミュレート1 250 MHz 18×18 パイプライン化乗算/アキュミュレート1 230 MHz 機能 基本機能 LatticeECP/EC 3-13 PreliminaryDS_Apr. 2005 36×36 パイプライン化乗算1 210 MHz 1. LatticeECPデバイスだけに適用 本数値はispLEVER開発ツールを用いて算出されたもので、設計とツールのバージョンにより正確な値は異なることがある。ツ ールが用いる内部パラメータはキャラクタライズされたものであるが、全てのデバイスについてテストされたものではない。 ディレーティング・タイミング表 データシートの以下のセクションとispLEVERデザインツールに提供されるロジック・タイミングは、動作範囲の 最悪値です。ベストケース・プロセスの公称温度と電圧における実際の遅延は、表で与えられた値よりはるかに 良い場合があります。特定の温度と電圧でロジック・タイミング値について計算するには、示された値に以下に 示すディレーティング係数を乗算してください。 FPGAのジャンクション温度はデバイスの電力消費、パッケージの熱特性(ΘJA)、および周囲温度により、以下の等 式で計算されます。 TJMAX = TAMAX + (電力 * ΘJA) ユーザは、以下のTJ ℃ディレーティング表に基づくディレーティング係数を決定するためにこの温度を決定して、 次にそれを用いなければなりません。 表3-4 内部ブロックのための遅延ディレーティング表 TJ ℃ TJ ℃ コマーシャル インダストリアル LatticeECP/EC 電源電圧 1.14V 1.2V 1.26V — -40 0.82 0.77 0.71 — -25 0.82 0.76 0.71 0 15 0.89 0.83 0.81 25 40 0.93 0.87 0.89 85 100 1.00 0.94 0.90 100 115 1.00 0.95 0.90 110 125 1.00 0.95 0.90 125 — 1.02 0.96 0.91 3-14 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/EC 外部スイッチング特性 推奨動作条件にわたって 記述 パラメー タ -5 デバイス -4 -3 単位 Min. Max. Min. Max. Min. Max. 1 汎用I/Oピン・パラメータ(PLLなしでプライマリ・クロックを用いる) tCO クロック対出力 - PIO 出力レジスタ LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 — 5.71 - 6.85 — 7.99 ns tSU クロック対データ・セットアップ - PIO 入 力レジスタ クロック対データ・ホールド - PIO 入力レ ジスタ クロック対データ・セットアップ - データ 入力遅延あり PIO 入力レジスタ クロック対データ・ホールド - 入力データ 遅延あり PIO 入力レジスタ LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 0.00 — 0.00 — 0.00 — ns LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 3.41 — 4.09 — 4.77 — ns LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 3.84 — 4.62 — 5.38 — ns LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 0 — 0 — 0 — ns LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 — 420 — 378 — 340 Mhz tH tSU_DEL tH_DEL I/OとPFUレジスタのクロック周波数 fMAX_IO DDR I/Oピン・パラメータ 2, 3 tDVADQ4 DQS後の有効データ(DDRリード) LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 — 0.192 — 0.192 — 0.192 UI tDVEDQ4 DQS後のデータホールド(DDRリード) LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 0.668 — 0.668 — 0.668 — UI tDQVBS DQS前の有効データ LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 0.2 — 0.2 — 0.2 — UI tDQVAS DQS前の有効データ LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 0.2 — 0.2 — 0.2 — UI LFECP6/EC6 (fpBGA), LFECP20/EC20 (fpBGA) 95 200 95 166 95 133 MHz LFECP6/EC6 (TQFP), LFECP20/EC20 (TQFP) 95 166 95 133 95 133 MHz fMAX_DDR DDRクロック周波数 プライマリとセカンダリ・クロック fMAX_PRI プライマリ・クロックツリー周波数 LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 — 420 — 378 — 340 MHz tW_PRI プライマリ・クロックパルス幅 LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 1.19 — 1.19 — 1.19 — ns — 250 — 300 — 350 ps I/Oバンク内のプライマリ・クロックスキュ LFECP6/EC6, LFECP20/EC20 ー 1. 一般のタイミング値はLVCMOS2.5V、12mAに基づく 2. DDRタイミング値はSSTL I/Oに基づく tSKEW_PRI 3. DR仕様値はキャラクタライズされているが、テストはされていない 4. UIはビットあたりの平均 LatticeECP/EC 3-15 PreliminaryDS_Apr. 2005 図3.7 DDRタイミング LatticeECP/EC 3-16 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/EC内部タイミング・パラメータ1 推奨動作条件にわたって パラメータ 記述 PFU/PFFロジック・モード・タイミング LUT4 遅延(A~D 入力から F 出力) tLUT4_PFU tLUT6_PFU LUT6 遅延(A~D 入力から OFX 出力) tLSR_PFU セット/リセット対 PFU 出力 -5 Min. Max. Min. Max. — 0.25 — 0.31 — 0.36 ns — 0.55 — 0.66 — 0.77 ns 0.81 — 0.98 — 1.14 ns — 0.10 — 0.11 — ns — -0.07 — -0.08 — ns tHD_PFU ホールド時間、クロック対 D 入力 tCK2Q_PFU tLE2Q_PFU tLD2Q_PFU クロック対 Q 遅延、D-タイプ・レジスタ・ コンフィグレーション クロック対 Q 遅延、ラッチ・コンフィグレ ーション D 対 Q スループット遅延、ラッチ・イネー ブル時 PFUメモリ・モード・タイミング クロック対出力 tCORAM_PFU 単位 Max. tSUD_PFU tHM_PFU -3 Min. — 入力セットアップ時間、クロック対 Mux(M0、 0.08 M1) 入力ホールド時間、クロック対 Mux(M0、M1) -0.06 入力セットアップ時間、クロック対 D 入力 0.11 tSUM_PFU -4 — 0.14 — 0.16 — ns -0.04 — -0.04 - -0.05 — ns — 0.43 — 0.51 — 0.60 ns — 0.54 — 0.65 — 0.76 ns — 0.50 — 0.60 — 0.69 ns — 0.43 — 0.51 — 0.60 ns tSUDATA_PFU データ・セットアップ時間 -0.25 — -0.30 — -0.34 — ns tHDATA_PFU データ・ホールド時間 -0.06 — -0.07 — -0.08 — ns tSUADDR_PFU アドレス・セットアップ時間 -0.66 — -0.79 — -0.92 — ns tHADDR_PFU アドレス・ホールド時間 -0.27 — -0.33 — -0.38 — ns — -0.36 — -0.42 — ns — -0.25 — -0.29 — ns — 0.56 — 0.67 — 0.78 ns — 2.07 — 2.49 — 2.90 ns — 0.12 — 0.14 — 0.17 ns — -0.09 — -0.11 — -0.13 ns — 0.82 — 0.98 — 1.15 ns — -0.02 — -0.02 — -0.03 ns tSUWREN_PFU tHWREN_PFU リード/ライト・イネーブル・セットアップ -0.30 時間 リード/ライト・イネーブル・ホールド時間 -0.21 PICタイミング PIO 入力/出力バッファ・タイミング 入力バッファ遅延 tIN_PIO tOUT_PIO 出力バッファ遅延 IOLOGIC入力/出力タイミング 入力レジスタ・セットアップ時間(クロック tSUI_PIO 前のデータ) 入力レジスタ・ホールド時間(クロック後の tHI_PIO データ) 出力遅延、対出力レジスタ・クロック tCOO_PIO — 0.12 — 0.14 — 0.17 ns tSULSR_PIO セットアップ時間、入力レジスタ・クロッ ク・イネーブル ホールド時間、入力レジスタ・クロック・イ ネーブル セット/リセット・セットアップ時間 0.10 — 0.12 — 0.14 — ns tHLSR_PIO セット/リセット・ホールド時間 -0.24 — -0.29 — -0.34 — ns tSUCE_PIO tHCE_PIO EBRタイミング LatticeECP/EC 3-17 PreliminaryDS_Apr. 2005 tCO_EBR クロック対出力、アドレスまたはデータから — 3.80 — 4.55 — 5.31 ns tCOO_EBR クロック対出力、EBR 出力レジスタから — 0.74 — 0.88 — 1.03 ns tSUDATA_EBR セットアップ、データ対 EBR メモリ -0.34 — -0.41 — -0.48 — ns tHDATA_EBR ホールド、データ対 EBR メモリ 0.37 — 0.44 — 0.52 — ns tSUADDR_EBR セットアップ、アドレス対 EBR メモリ -0.34 — -0.41 — -0.48 — ns tHADDR_EBR ホールド、アドレス対 EBR メモリ 0.37 — 0.45 — 0.52 — ns -0.22 — -0.26 — -0.30 — ns 0.23 — 0.28 — 0.33 — ns 0.28 — 0.34 — 0.40 — ns -0.24 — -0.29 — -0.34 — ns — 1.00 — 1.20 — 1.40 ns tSUWREN_EBR tHWREN_EBR tSUCE_EBR tHCE_EBR tRSTO_EBR ライト/リード・イネーブル・セットアップ、 対 PFU メモリ ライト/リード・イネーブルホールド、対 PFU メモリ クロック・イネーブル・セットアップ時間、 対 EBR 出力レジスタ クロック・イネーブル・ホールド時間、対 EBR 出力レジスタ 出力遅延時間、リセットから EBR 出力レジ スタ PLLパラメータ tRSTREC tRSTSU リセット・リカバリ、対クロックの立ち上が り リセット信号セットアップ時間 — — — — — ns — ns 2 DSPブロック・タイミング 入力レジスタ・セットアップ時間 tSUI_DSP — -0.44 — -0.35 — -0.27 ns tHI_DSP 入力レジスタ・ホールド時間 — 0.80 — 0.96 — 1.12 ns tSUP_DSP パイプライン・レジスタ・セットアップ時間 — 3.31 — 3.98 — 4.64 ns tHP_DSP パイプライン・レジスタ・ホールド時間 — 0.80 — 0.96 — 1.12 ns tSUO_DSP 出力レジスタ・セットアップ時間 — 6.72 — 8.07 — 9.41 ns tHO_DSP 出力レジスタ・ホールド時間 — 0.80 — 0.96 — 1.12 ns tCOI_DSP 入力レジスタ・クロック対出力時間 — 8.33 — 10.35 — 12.07 ns — 4.80 — 5.89 — 6.87 ns — 1.47 — 1.77 — 2.06 ns tCOP_DSP tCOO_DSP パイプライン・レジスタ・クロック対出力時 間 出力レジスタ・クロック対出力時間 — 1.47 — 1.77 — 2.06 ns tSUADSUB オーバフロー・レジスタ・クロック対出力時 間 AdSub セットアップ時間 — 3.31 — 3.98 — 4.64 ns tHADSUB AdSub ホールド時間 — 0.71 — 0.86 — 1.00 ns tSUSIGN Sign セットアップ時間 — 3.31 — 3.98 — 4.64 ns tHSIGN Sign ホールド時間 — 0.80 — 0.96 — 1.12 ns — 3.31 — 3.98 — 4.64 ns — 0.80 — 0.96 — 1.12 ns tCOOVRFL_DSP tSUACCSLOAD tHACCSLOAD アキュミュレータ・ロード、セットアップ時 間 アキュミュレータ・ロード、ホールド時間 1 内部パラメータはキャラクタライズされているが、全デバイスはテストしていない 2 LatticeECPデバイスのみに適用 LatticeECP/EC 3-18 PreliminaryDS_Apr. 2005 タイミング・ダイヤグラム PFUタイミング・ダイヤグラム 図3-8 スライス・シングル / デュアル・ポート、ライトサイクル・タイミング 図3-9 スライス・シングル / デュアル・ポート、リードサイクル・タイミング LatticeECP/EC 3-19 PreliminaryDS_Apr. 2005 EBRメモリ・タイミング・ダイヤグラム 図3-10 リード・モード(ノーマル) 注: 入力データとアドレスはクロックの正のエッジでレジスタされ、出力データはクロックの正のエッジの後に現れます。 図3-11 入出力レジスタ有りリード・モード LatticeECP/EC 3-20 PreliminaryDS_Apr. 2005 図3-12リード・ビフォー・ライト(ポートAでSPリード / ライト。入力レジスタのみ) 注: 入力データとアドレスはクロックの正のエッジでレジスタされ、出力データはクロックの正のエッジの後に現れます。 図3-13 ライトスルー (ポートAでSPリード / ライト、入力レジスタのみ) 注: 入力データとアドレスはクロックの正のエッジでレジスタされ、出力データはクロックの正のエッジの後に現れます。 LatticeECP/EC 3-21 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/ECファミリ タイミングの加算値1 2 3 推奨動作条件にわたって バッファ・タイプ -5 記述 -4 -3 単位 入力アジャスタ(Adjuster) LVDS25 LVDS 0.41 0.50 0.58 ns BLVDS25 BLVDS 0.41 0.50 0.58 ns LVPECL33 LVPECL 0.50 0.60 0.70 ns HSTL18_I HSTL_18 クラス I 0.41 0.49 0.57 ns HSTL18_II HSTL_18 クラス II 0.41 0.49 0.57 ns HSTL18_III HSTL_18 クラス III 0.41 0.49 0.57 ns HSTL18D_I 差動HSTL 18 クラス I 0.37 0.44 0.52 ns HSTL18D_II 差動HSTL 18 クラス II 0.37 0.44 0.52 ns HSTL18D_III 差動HSTL 18 クラス III 0.37 0.44 0.52 ns HSTL15_I HSTL_15 クラス I 0.40 0.48 0.56 ns HSTL15_III HSTL_15 クラス III 0.40 0.48 0.56 ns HSTL15D_I 差動HSTL 15 クラス I 0.37 0.44 0.51 ns HSTL15D_III 差動HSTL 15 クラス III 0.37 0.44 0.51 ns SSTL33_I SSTL_3 クラス I 0.46 0.55 0.64 ns SSTL33_II SSTL_3 クラス II 0.46 0.55 0.64 ns SSTL33D_I 差動SSTL_3 クラス I 0.39 0.47 0.55 ns SSTL33D_II 差動SSTL_3 クラス II 0.39 0.47 0.55 ns SSTL25_I SSTL_2 クラス I 0.43 0.51 0.60 ns SSTL25_II SSTL_2 クラス II 0.43 0.51 0.60 ns SSTL25D_I 差動SSTL_2 クラス I 0.38 0.45 0.53 ns SSTL25D_II 差動SSTL_2 クラス II 0.38 0.45 0.53 ns SSTL18_I SSTL_18 クラス I 0.40 0.48 0.56 ns SSTL18D_I 差動SSTL_18 クラス I 0.37 0.44 0.51 ns LVTTL33 LVTTL 0.07 0.09 0.10 ns LVCMOS33 LVCMOS 3.3 0.07 0.09 0.10 ns LVCMOS25 LVCMOS 2.5 0.00 0.00 0.00 ns LVCMOS18 LVCMOS 1.8 0.07 0.09 0.10 ns LVCMOS15 LVCMOS 1.5 0.24 0.29 0.33 ns LVCMOS12 LVCMOS 1.2 1.27 1.52 1.77 ns PCI33 PCI 0.07 0.09 0.10 ns LVDS 2.5 E -0.03 -0.04 -0.04 ns LVDS25 LVDS 2.5 -0.59 -0.71 -0.83 ns BLVDS25 BLVDS 2.5 0.18 0.22 0.26 ns LVPECL33 LVPECL 3.3 0.05 0.06 0.07 ns HSTL18_I HSTL_18 クラス I -0.25 -0.30 -0.35 ns HSTL18_II HSTL_18 クラス II -0.09 -0.11 -0.13 ns HSTL18_III HSTL_18 クラス III 0.00 0.01 0.01 ns 出力アジャスタ(Adjuster) LVDS25E LatticeECP/EC 3-22 PreliminaryDS_Apr. 2005 HSTL18D_I 差動HSTL 18 クラス I -0.25 -0.30 -0.35 ns HSTL18D_II 差動HSTL 18 クラス II -0.09 -0.11 -0.13 ns HSTL18D_III 差動HSTL 18 クラス III 0.00 0.01 0.01 ns HSTL15_I HSTL_15 クラス I -0.07 -0.08 -0.09 ns HSTL15_II HSTL_15 クラス II 0.00 0.00 0.00 ns HSTL15_III HSTL_15 クラス III -0.05 -0.06 -0.07 ns HSTL15D_I 差動HSTL 15 クラス I -0.07 -0.08 -0.09 ns HSTL15D_III 差動HSTL 15 クラス III -0.05 -0.06 -0.07 ns SSTL33_I SSTL_3 クラス I -0.20 -0.24 -0.28 ns SSTL33_II SSTL_3 クラス II 0.25 0.30 0.35 ns SSTL33D_I 差動SSTL_3 クラス I -0.20 -0.24 -0.28 ns SSTL33D_II 差動SSTL_3 クラス II 0.25 0.30 0.35 ns SSTL25_I SSTL_2 クラス I -0.10 -0.11 -0.13 ns SSTL25_II SSTL_2 クラス II 0.10 0.12 0.14 ns SSTL25D_I 差動SSTL_2 クラス I -0.10 -0.11 -0.13 ns SSTL25D_II 差動SSTL_2 クラス II 0.10 0.12 0.14 ns SSTL18_I SSTL_1.8 クラス I -0.14 -0.17 -0.20 ns SSTL18D_I 差動SSTL_1.8 クラス I -0.14 -0.17 -0.20 ns LVTTL33_4mA LVTTL 4mA ドライブ -0.06 -0.07 -0.09 ns LVTTL33_8mA LVTTL 8mA ドライブ -0.05 -0.07 -0.08 ns LVTTL33_12mA LVTTL 12mA ドライブ -0.06 -0.07 -0.08 ns LVTTL33_16mA LVTTL 16mA ドライブ -0.05 -0.07 -0.08 ns LVTTL33_20mA LVTTL 20mA ドライブ -0.07 -0.09 -0.10 ns LVCMOS33_4mA LVCMOS 3.3 4mA ドライブ -0.06 -0.07 -0.09 ns LVCMOS33_8mA LVCMOS 3.3 8mA ドライブ -0.05 -0.07 -0.08 ns LVCMOS33_12mA LVCMOS 3.3 12mA ドライブ -0.06 -0.07 -0.08 ns LVCMOS33_16mA LVCMOS 3.3 16mA ドライブ -0.05 -0.07 -0.08 ns LVCMOS33_20mA LVCMOS 3.3 20mA ドライブ -0.07 -0.09 -0.10 ns LVCMOS25_4mA LVCMOS 2.5 4mA ドライブ 0.04 0.05 0.05 ns LVCMOS25_8mA LVCMOS 2.5 8mA ドライブ 0.03 0.03 0.04 ns LVCMOS25_12mA LVCMOS 2.5 12mA ドライブ 0.00 0.00 0.00 ns LVCMOS25_16mA LVCMOS 2.5 16mA ドライブ 0.03 0.03 0.04 ns LVCMOS25_20mA LVCMOS 2.5 20mA ドライブ -0.05 -0.06 -0.07 ns LVCMOS18_4mA LVCMOS 1.8 4mA ドライブ 0.07 0.08 0.10 ns LVCMOS18_8mA LVCMOS 1.8 8mA ドライブ 0.07 0.08 0.09 ns LVCMOS18_12mA LVCMOS 1.8 12mA ドライブ 0.06 0.07 0.09 ns LVCMOS18_16mA LVCMOS 1.8 16mA ドライブ 0.07 0.08 0.09 ns LVCMOS15_4mA LVCMOS 1.5 4mA ドライブ 0.12 0.14 0.16 ns LVCMOS15_8mA LVCMOS 1.5 8mA ドライブ 0.11 0.13 0.15 ns LVCMOS12_2mA LVCMOS 1.2 2mA ドライブ 0.22 0.26 0.31 ns LVCMOS12_6mA LVCMOS 1.2 6mA ドライブ 0.21 0.25 0.29 ns LVCMOS12_4mA LVCMOS 1.2 4mA ドライブ 0.22 0.26 0.31 ns PCI33 PCI33 2.00 2.40 2.80 ns 1 タイミング加算値はキャラクタライズされているが、全デバイスはテストしていない 2 LVCMOS タイミングは“スイッチングテスト条件”表に規定される負荷条件にて測定 LatticeECP/EC 3-23 PreliminaryDS_Apr. 2005 3 他の全ての標準はそれぞれの仕様による sysCLOCK PLLタイミング 推奨動作条件にわたって パラメータ 記述 fIN 入力クロック周波数(CLKI、CLKFB) fOUT 出力クロック周波数(CLKOP、CLKOS) fOUT2 K分周器出力周波数(CLKOK) fVCO fPFD 条件 Min. Typ. Max. 単位 25 — 420 MHz 25 — 420 MHz 0.195 — 210 MHz PLL VCO周波数 420 — 840 MHz 位相検出器入力周波数 25 — — MHz 45 50 55 % — — TBD UI — — +/- 125 ps AC特性 tDT 出力クロック・デューティサイクル tPH4 出力位相精度 1 tOPJIT 出力クロック周期ジッタ 選択されるデフォルト・デュ ーティサイクル 3 fOUT ≧ 100MHz — — 0.02 UIPP — — +/- 200 ps tW fOUT < 100MHz 入力クロック対ク出力ロック・スキュ 分周比 = 整数 ー 3 出力クロック・パルス幅 90%または10%で 1 — — ns tLOCK2 PLLロックイン時間 — — 150 us tPA プログラマブル遅延ユニット 100 250 400 ps tIPJIT 入力クロック周期ジッタ — — +/- 200 ps tFBKDLY 外部フィードバック遅延 — — 10 ns tHI 入力クロックHigh時間 90% ~ 90% 0.5 — — ns tLO 入力クロックLow時間 10% ~ 10% 0.5 — — ns tRST RST パルス幅 200 — 500 ns tSK 1. ジッタサンプル数は 10,000, プライマリ出力をクリーンな基準クロックで取り込んだ場合 2. PLLリセットとダイナミックな遅延調整では、出力クロックはtLOCKの後に有効 3. LVDS バッファを使用 4. CLKOP に対して LatticeECP/EC 3-24 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/EC sysCONFIGポート・タイミング仕様 推奨動作条件にわたって パラメータ 記 述 Min. Max. 単位 sysCONFIGバイト・データフロー tSUCBDI バイトD[0:7]セットアップ時間、対CCLK 7 — ns tHCBDI バイトD[0:7]ホールド時間、対CCLK 1 — ns tCODO クロックからDout、フロースルー・モード — TBD ns tSUCS CS[0:1]セットアップ時間、対CCLK 7 — ns tHCS CS[0:1]ホールド時間、対CCLK 1 — ns tSUWD ライト信号セットアップ時間、対CCLK 7 — ns tHWD ライト信号ホールド時間、対CCLK 1 — ns tDCB BUSY遅延時間、対CCLK — 12 ns tCORD リード・データ出力、対クロック — 12 ns 6 — ns sysCONFIGバイト・スレーブ・クロック tBSCH バイト・スレーブ・クロック、最小Highパルス tBSCL バイト・スレーブ・クロック、最小Lowパルス 9 — ns tBSCYC バイト・スレーブ・クロック周期時間 15 — ns sysCONFIGシリアル(Bit)データフロー tSUSCDI Dinセットアップ時間、対CCLK。スレーブ・モード 7 — ns tHSCDI Dinホールド時間、対CCLK。スレーブ・モード 1 — ns tCODO クロックからDout、フロースルー・モード — 12 ns tSUMCDI Dinセットアップ時間、対CCLK。マスタ・モード 7 — ns tHMCDI Dinホールド時間、対CCLK。マスタ・モード 1 — ns sysCONFIG シリアル・スレーブ・クロック tSSCH シリアル・スレーブ・クロック、最小Highパルス 6 — ns tSSCL シリアル・スレーブ・クロック、最小Lowパルス 6 — ns sysCONFIG POR, 初期化とウェイク・アップ tICFG VCC から INIT High 時間 — 50 ms tVMC tICFGから有効なマスタ・クロックまでの時間 — 2 us tPRGMRJ PROGRAMNピン・パルス拒絶(無効) — 8 ns tPRGM PROGRAMNピンLow入力からコンフィグレーション開始まで 25 — ns tDINIT 遅延時間、PROGRAMNピン入力 High から INIT High — 1 ns tDPPINIT 遅延時間、PROGRAMNピン入力 Low から INIT Low — 37 ns tDINITD 遅延時間、PROGRAMNピン入力 Low から Done Low — 37 ns tIODISS PROGRAMNピン入力 Low からユーザI/O Disable — 35 ns tIOENSS 起動シーケンス時、CCLKエッジからユーザI/Oがイネーブルされるま での時間 — 25 ns tMWC DoneピンHigh後の起動用マスタ・クロック数 120 — サイクル sysCONFIG SPI ポート tCFGX Init HighからCCLK Low — 1 ns tCSSPI Init HighからCSSPIN Low — 2 ns tCSCCLK CSSPIN Lowになる前のCCLK Low 0 — ns tSOCDO CCLK Lowからの出力が有効になるまで — 15 ns LatticeECP/EC 3-25 PreliminaryDS_Apr. 2005 tSOE セットアップ時間、CSSPINアクティブ 300 tCSPID セットアップ時間、CSSPIN Lowから最初のクロック・エッジ fMAXSPI SPI 用最大周波数 LatticeECP/EC 300+3cyc 600+6cyc — 図3-14 sysCONFIG SPI ポートのシーケンス 3-26 — 20 ns ns MHz PreliminaryDS_Apr. 2005 JTAGポート・タイミング仕様 推奨動作条件にわたって シンボル パラメータ Min. Max. 単位 fMAX TCK クロック周波数 — 25 MHz tBTCP TCK [BSCAN] クロックパルス幅 40 — ns tBTCPH TCK [BSCAN] クロックパルス幅、High 20 — ns tBTCPL TCK [BSCAN] クロックパルス幅、Low 20 — ns tBTS TCK [BSCAN] セットアップ時間 8 — ns tBTH TCK [BSCAN] ホールド時間 10 — ns tBTRF TCK [BSCAN] 立ち上がり/立ち下がり時間 50 — mV/ns tBTCO TAP コントローラ、クロック立ち下がりエッジから有効出力 — 10 ns tBTCODIS TAP コントローラ、クロック立ち下がりエッジから有効ディセーブル — 10 ns tBTCOEN TAP コントローラ、クロック立ち下がりエッジから有効イネーブル — 10 ns tBTCRS BSCAN テスト・キャプチャ・レジスタ、セットアップ時間 8 — ns tBTCRH BSCAN テスト・キャプチャ・レジスタ、ホールド時間 10 — ns — 25 ns — 25 ns — 25 ns tBUTCO tBTUODIS tBTUPOEN LatticeECP/EC BSCAN テスト・アップデート・レジスタ、クロック立ち下がりエッ ジから有効出力 BSCAN テスト・アップデート・レジスタ、クロック立ち下がりエッ ジから有効ディセーブル BSCAN テスト・アップデート・レジスタ、クロック立ち下がりエッ ジから有効イネーブル 3-27 PreliminaryDS_Apr. 2005 スイッチング・テスト条件 図3-15はACテストに用いられる出力テスト負荷を示します。抵抗、キャパシタンス、電圧、および他のテス ト条件の特定の値は表3-5で示されます。 図3-15 出力テスト負荷、LVTTLおよびLVCMOS標準 表3-5 テストフィクスチャの必要なコンポーネント、非終端インターフェイス テスト条件 LVTTL and other LVCMOS settings (L -> H, H -> L) R1 ∞ CL 0pF タイミング Ref. VT LVCMOS 3.3 = 1.5V — LVCMOS 2.5 = VCCIO/2 — LVCMOS 1.8 = VCCIO/2 — LVCMOS 1.5 = VCCIO/2 — LVCMOS 1.2 = VCCIO/2 — LVCMOS 2.5 I/O (Z -> H) VCCIO/2 VOL LVCMOS 2.5 I/O (Z -> L) VCCIO/2 VOH VOH - 0.15 VOL VOL + 0.15 VOH LVCMOS 2.5 I/O (H -> Z) 188 LVCMOS 2.5 I/O (L -> Z) 0pF 注: 他の全てのインターフェイス用の出力テスト条件はそれぞれの標準で決定される LatticeECP/EC 3-28 PreliminaryDS_Apr. 2005 LatticeECP/EC ファミリデータシート ピンアウト情報(共通部分のみ) 信号名 I/O 記述 汎用 [Edge]はパッドがあるデバイスの端(エッジ)を示します。有効なエッジ名は L(左)、B(下)、R(右)、T(上)です。 [Row/Column Number]はデバイスのその PIC がある PFU Row(列)か Column(行)を示します。 EdgeがTかBのときは、Row番号のみを明示する必要があります。EdgeがL かRのときは、Column番号のみを明示する必要があります。 P[Edge] [Row/Column Number*]_[A/B] I/O [A/B]はパッドが接続されているPIC内のPIOを示します。 これらユーザ・プログラマブルなピンのいくつかは特別な機能ピンと共有さ れます。専用ピンとして用いられない時は、ユーザロジックのためのI/Oと してこれらのピンをプログラムすることができます。 コンフィグレーションの間、内部プルアップ抵抗がイネーブルされた状態 で、ユーザ・プログラマブルI/Oはトライステートにされます。また、どれ かのピンが使用されていない(または、パッケージ・ピンにボンディングさ れていない)場合、コンフィグレーションの後に内部プルアップ抵抗がイネ ーブルた状態で、それはトライステートにされます。 GSRN I グローバル・リセット信号(Lowアクティブ)。どのI/OピンもGSRNでにでき ます。 NC — 非接続(NC) GND — グランド。専用ピン VCC — コア・ロジックのための電源ピン。専用ピン — 補助(Auxiliary)電源供給ピン。それは全ての差動と基準電圧を参照する入力 バッファを動かします。専用ピン VCCIOx — I/Oバンクx用の電源供給ピン。専用ピン VREF1(x), VREF2(x) — I/Oバンクxのための参照電源供給ピン。VREF 入力が割り当てられるピンは 各バンクで予め決まっています。VREF入力として用いられないと、それら はI/Oピンとして用いることができます。 XRES — このパッドとグラウンドの間に10K ohm +/-1%抵抗を接続しなければなり ません。 VCCAUX PLLとクロック機能(PLLかクロック・ピンとして使用しない場合は、ユーザ・プログラマブルI/Oピンとして用いられます) [LOC][num]_PLL[T, C]_IN_A I 基準クロック(PLL)入力パッド: ULM, LLM, URM, LRM, num =中央からの row, T = true and C = complement, インデックスはそれぞれの側でA,B,C.. [LOC][num]_PLL[T, C]_FB_A I オプションのフィードバック(PLL)入力パッド: ULM, LLM, URM, LRM, num =中央からのrow, T = true and C = complement, インデックスはそれぞれの 側でA,B,C.. PCLK[T, C]_[n:0]_[3:0] I プライマリ・クロック・パッド:T = true and C = complement, 辺あたりn 個, インデックスはそれぞれのバンクで0,1,2,3 [LOC]DQS[num] I DQS入力パッド: T (Top), R (Right), B (Bottom), L (Left), DQS, num = ボー ル機能番号。どのパッドも出力として構成できる TMS I テストモード選択入力。1149.1ステート・マシンを制御するために用いられ る。コンフィグレーションの間、プルアップがイネーブルされる。 TCK I テストクロック入力ピン。1149.1ステート・マシンのクロックとして用いら れる。プルアップはイネーブルされない。 テストとプログラミング(専用ピン) LatticeECP/EC 4-1 PreliminaryDS_Apr. 2005 TDI TDO VCCJ I テストデータ・ピン。1149.1ステート・マシンを用いて、デバイスへデータ をロードするために使用される。パワーアップの後、適切なコマンドを送る ことによって、このTAPポートはコンフィグレーションのための動作をさせ ることができる。 (注:コンフィグレーション・ポートがいったん選択されると、それはロッ クされます。パワーアップ・シーケンスまで別のコンフィグレーション・ポ ートを選択することができない。)コンフィグレーションの間、プルアップ がイネーブルされます。 O 出力ピン。テストデータ出力ピンは、1149.1によってデータをデバイスから シフトアウトするために用いられる。 — VCCJ - JTAG TAPのための電源ピン。 コンフィグレーション・パッド(sysCONFIGの間、用いられる) I モード・ピンはINITNの立ち上がりエッジでラッチされ、コンフィグレーシ ョン・モード値を指定する。コンフィグレーションの間、プルアップがイネ ーブルされる。専用ピン。 I/O オープンドレイン・ピン。FPGAが構成される準備ができているのを示す。 コンフィグレーションの間、プルアップはイネーブルされる。専用ピン。 I Lowにアサートされると、コンフィグレーション・シーケンスを開始する。 このピンには、常にアクティブ・プルアップがある。専用ピン。 DONE I/O オープンドレイン・ピン。コンフィグレーション・シーケンスが完了し、ス タートアップ・シーケンスが進行しているのを示す。専用ピン。 CCLK I/O sysCONFIGモードでFPGAを構成するためのコンフィグレーション・クロッ ク。 BUSY/SISPI I/O SPI3あるいはSPIXモードでのリード制御コマンド。 CFG[2:0] INITN PROGRAMN CSN I sysCONFIGチップセレクト(Lowアクティブ)。コンフィグレーションの間、 プルアップはイネーブルされる。 CS1N I sysCONFIGチップセレクト(Lowアクティブ)。コンフィグレーションの間、 プルアップはイネーブルされる。 WRITEN I パラレルポートへのライトデータ(Lowアクティブ)。 D[7:0]/SPID[0:7] I/O sysCONFIGポートのデータI/O。 DOUT, CSON O sysCONFIGポートを用いている時のシリアル・コンフィギュレーション・ データ出力(CCLKの立ち上がりエッジ)。 DI/CSSPIN I sysCONFIGポートを用いている時のシリアル・コンフィギュレーション・ データ入力(CCLKの立ち上がりエッジ)。コンフィグレーションの間、プル アップはイネーブルされる。 LatticeECP/EC 4-2 PreliminaryDS_Apr. 2005 DDRストローブ(DQS)ピンと関連するPIC / DDRデータ(DQ)ピン DQSストローブと関連するPIC 番号 P[Edge][n-4] P[Edge][n-3] P[Edge][n-2] P[Edge][n-1] P[Edge][n] P[Edge][n+1] P[Edge][n+2] P[Edge][n+3] PIC内のPIO A B A B A B A B A B A B A B A B DDRストローブ(DQS)と データ(DQ)ピン DQ DQ DQ DQ DQ DQ DQ DQ [Edge]DQSn DQ DQ DQ DQ DQ DQ DQ 注; 1、”n”はRow/Column PIC番号 2、DDRインターフェイスは8データ・ピンあたり1本のDQSストローブをサポートするメモリを接続す ることを前提に設計されている。パッケージによっては、15本全てのDQピンがない場合もある。 3、PIC番号の定義については、信号定義表の信号名を参照のこと。 個々のピン・信号配置については英語版データシートを参照して下さい。 LatticeECP/EC 4-3