コンプライアンス/リスクマネジメント

コンプライアンス/リスクマネジメント
コンプライアンス体制
コンプライアンスは、企業への信用・信頼を根底で支える最
も基本的な社会的責任です。沖電気はこの認識のもと、
グルー
プをあげてコンプライアンスの強化に取り組んでいます。2002
コンプライアンス教育を実施
沖電気は、
コンプライアンス管理者および全社員を対象と
したコンプライアンス教育を行っています。
年には、
コンプライアンス強化の基盤となる「沖電気行動規範」
コンプライアンス管理者を対象とした教育としては、国内7
を制定しました。この規範は、小冊子として全社員に配布する
拠点で年2回ずつ「コンプライアンス管理者研修会」を実施
などし、法令および社内規程の遵守の徹底に努めています。
しており、施策のポイントなどを共有化することで社内各部門
また、2004年4月には、
コンプライアンスに関する基本方針
の審議を行う全社横断機関「コンプライアンス委員会」、
およ
への浸透を図っています。
また、各施策を徹底するために、全社員を対象とした教育
びコンプライアンス関連施策を企画・
を行っており、2004年度は「沖電気行動規範」および「個人
立案・推進する「コンプライアンス推
情報保護」について、eラーニング形式の教育を実施しました。
進部」を新設しました。さらに、同年6月
このほか、
イントラネットを通じ
にはチーフ・コンプライアンス・オフィサー
てQ&A形式のケーススタディ
(CCO)
を任命したほか、各施策を全
を提供するなど、
日常業務に
社で徹底するために、
社内各部門に「コ
根ざしたコンプライアンス意
ンプライアンス管理者」
を配置するなど、
識醸成のための教育ツール
体制の整備・強化を図りました。
沖電気行動規範
を整備しています。
コンプライアンス管理者研修会の開催風景
沖電気行動規範 目次
序言
第1章 はじめに
第2章 企業活動に関する基本的な姿勢
2.1 健全な企業活動の展開
2.3 企業市民としての社会への責任
2.5 清潔な職場環境の提供
第3章 社会的責任
3.1 社会へ貢献する活動の推進
3.3 地域社会との協調
3.5 反社会的な勢力・団体への対応
2.2 関係法令等の遵守
2.4 基本的な人権の尊重
2.6 公正な雇用
3.2 地球環境の保護
3.4 政治献金・寄付行為
第4章 顧客、取引先、競争会社等に対する行動規範
4.1 不公正な取引の禁止
4.2 購入取引先の決定 4.3 贈物、
接待への対応
4.4 公務員に対する供応
4.5 国際取引に関する法令・法規の遵守
第5章 株主・投資家への情報に関する行動規範
5.1 IR活動
5.2 インサイダー情報と証券市場取引
第6章 会社資産の保護、企業情報に関する行動規範
6.1 会社の有形・無形資産の保護 6.2 知的財産の保護
6.3 トレードシークレットの管理
6.4 個人情報の保護
6.5 コンピュータ情報の管理
6.6 広報活動
6.7 宣伝・広告活動
附則
リスクマネジメント規程を策定
沖電気は2004年12月、企業活動におけるリスクの発生を
具体的には、各部門が主管業務に関連する法令や社内ルー
予防するとともに、万一の発生に備えるために、
「リスクマネジ
ル、社会規範への違反に伴うリスクを洗い出し、
リスクマネジ
メント規程」を策定しました。規程では、想定されるリスクとそ
メント推進事務局に登録。予防策の実施状況やリスクの発
の責任部門および対応策に関する基本事項を定めているほ
生状況について半期ごとにモニタリングし、改善策を講じるな
か、
リスク発生時に的確に対応するため、緊急連絡体制や対
ど、全社的な管理を行っていきます。
策本部の設置についても細則で規定しています。また、2005
沖電気は引き続き、企業活動におけるリスクを役員から現
年4月に本格施行された個人情報保護法への対応も、
この
場の責任者、社員までが共通して認識し、万一の場合に対
規程に基づいてグループ内で徹底を図っています。
処できる仕組みを整備していくとともに、沖電気グループとし
2005年度からは、沖電気が最も重大視するリスクであるコ
ての体制づくりも併せて進めていく方針です。
ンプライアンスリスクのマネジメント体制の強化に着手しました。
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