NJM2573 データシート

NJM2573
3 回路入り低電圧動作 LPF 内蔵ビデオアンプ
■ 概
要
■ 外
NJM2573 は、LPF を内蔵した、3 回路入り低電圧ビデオアンプです。
動作電源電圧は 2.8∼5.5V と低電圧駆動が可能であり、75Ωドライバ
回路内蔵のため、TV モニタ等の映像機器に直結ができます。
入力形式は、クランプ(Vin1)、バイアス(Vin3)各々対応、3 回路のうち
1 回路は、クランプ/バイアス切替回路(Vin2)を内蔵しているため、様々な
映像信号に対応しております。(CVBS,Y/C or Y,Cb,Cr)
また、パワーセーブ回路を兼ねたミュート回路も備わり、低消費設計
に最適です。
■ 特 徴
●動作電源電圧
●入力形式:
形
NJM2573V
2.8∼5.5V
Vin1 クランプ
Vin2 クランプ/バイアス切り替え対応
Vin3 バイアス
●LPF 内蔵
●6dB アンプ内蔵
●75Ωドライバ内蔵
2 系統ドライブ可能
●パワーセーブ回路内蔵
●バイポーラ構造
●パッケージ
SSOP14
■ ブロック図
V+1
V+2
6dB
Vin1
75Ωdriver
Vout1
LPF
CLAMP
Vsag1
6dB
Vin2
CLAMP/BIAS
SW
75Ωdriver
Vout2
LPF
Vsag2
CLAMP
BIAS
6dB
Vin3
75Ωdriver
Vout3
LPF
BIAS
GND
Power Save
GND
Ver.11
-1-
NJM2573
■ ピン配置
SSOP14
1
14
2
13
3
12
4
11
5
10
6
9
7
8
1. Vsag1
+
2. V 1
3. Vin1
4. Power Save
5. Vin2
6. GND1
7. Vin3
8. CLAMP/BIAS SW
9. Vout3
10. GND2
11. Vout2
12. Vsag2
+
13. V 2
14. Vout1
Ver.11
-2-
NJM2573
■ 絶対最大定格
項
電
消
動
保
目
源
費
作 温
存 温
+
目
費
電
最大出力レベル
圧
利
V+
PD
Topr
Tstg
記号
格
単
7.0
300
-40∼+85
-40∼+125
条
位
V
mW
℃
℃
最小
標準
最大
単位
2.8
3.0
5.5
V
無信号時
−
18
26
mA
Isave
パワーセーブ時
−
60
90
µA
Vomv
f=1kHz、THD=1%、(クランプ)
2.2
2.4
-
VomRGB f=1kHz、THD=1%、(バイアス)
1.4
2.2
-
6.0
6.4
6.8
-0.5
0.0
+0.5
-
-2.0
-
-
-12
-
-
-65
-
dB
ICC
得
特 性
件
Vopr
Gv
Gfy4.5M
L P F
定
+
流
パワーセーブ時
消 費 電 流
電
圧
力
囲
囲
号
( V 1, V 2= 3.0V, 150Ω終端, Ta=25℃)
動作電源電 圧
消
記
電
電
度 範
度 範
■ 電気的特性
項
(Ta=25℃)
Gfy8M
Gfy16M
Vin=100kHz,1.0Vpp 正弦波信号(クランプ)
Vin=100kHz,0.7Vpp 正弦波信号(バイアス)
Vin=4.5MHz/100kHz,1.0Vpp(クランプ)
Vin=4.5MHz/100kHz,0.7Vpp(バイアス)
Vin=8MHz/100kHz,1.0Vpp(クランプ)
Vin=8MHz/100kHz,0.7Vpp(バイアス)
Vin=16MHz/100kHz,1.0Vpp(クランプ)
Vin=16MHz/100kHz,0.7Vpp(バイアス)
Vin=4.43MHz, 1.0Vpp 正弦波入力(クランプ)
Vin=4.43MHz, 0.7Vpp 正弦波入力(バイアス)
Vp-p
dB
dB
クロストーク
CT
微
分
利
得
DG
Vin=1.0Vp-p、10step ビデオ信号入力(クランプ)
-
0.2
-
%
微
分
位
相
DP
Vin=1.0Vp-p、10step ビデオ信号入力(クランプ)
-
0.2
-
deg
S
/
比
SNv
Vin=1.0Vp-p、100%ホワイトビデオ信号、
(クランプ)
Vin=0.7Vp-p、100%レッドフィールド信号、
(バイアス)
60
-
dB
歪
Hv
Vin=1.0Vpp,正弦波信号 3.58MHz,75Ω終端(クランプ)
Vin=0.7Vpp,正弦波信号 3.58MHz,75Ω終端(バイアス)
-
-40
-
dB
2
N
次
SW 切替 H レベル
VthH
1.8
−
V+
SW 切替 L レベル
VthL
0
−
0.3
V
■ 制御端子説明
項
目
パ ワ ー セ ー ブ
CLAMP/BIAS SW
制御端子
備
H
パワーセーブ:ON
L
パワーセーブ:OFF
OPEN
パワーセーブ:OFF
H
BIAS 選択
L
CLAMP 選択
OPEN
CLAMP 選択
考
ミュート状態
Ver.11
-3-
NJM2573
■ 測定回路図
V+
0.1µF
+
10µF
33µF
+
33µF
1
Vsag1
Vout1 14
2
V+1
3
Vin1
4
Power Save
Vout2 11
5
Vin2
GND2 10
6
GND1
Vout3
9
7
Vin3
C/B SW
8
75Ω
75Ω
+
OUT1-1 OUT1-2
0.1µF
IN1
+
V+2
NJM2573V
13
33µF
Vsag2 12
+
75Ω
33µF
0.1µF
IN2
+
75Ω
75Ω
+
OUT2-1 OUT2-2
75Ω
10µF
0.1µF
IN3
+
75Ω
75Ω
+
OUT3-1 OUT3-2
75Ω
Ver.11
-4-
NJM2573
■ 応用回路例 ( Vin2:CLAMP 選択時 )
(1) 標準回路例
V+
+
0.1µF
(2) サグ補正端子未使用回路例
10µF
V+
0.1µF
+
10µF
33µF
+
33µF
1
Vsag1
Vout1 14
75Ω
OUT1
+
1
Vsag1
2
V+1
3
Vin1
4
Power Save
470µF 75Ω
Vout1 14
OUT1
+
C1
2
V +1
0.1µF
IN1
3
Vin1
V +2
NJM2573V
13
33µF
Vsag2 12
0.1µF
+
IN1
75Ω
V+2
NJM2573V
13
Vsag2 12
75Ω
33µF
4
Power Save
Vout2
11
470µF 75Ω
75Ω
OUT2
(CLAMP)
+
C1
(CLAMP)
0.1µF
0.1µF
5
IN2
OUT2
+
Vout2 11
Vin2
GND2 10
IN2
75Ω
5
Vin2
GND2 10
6
GND1
Vout3
9
7
Vin3
C/B SW
8
75Ω
10µF
6
GND1
7
Vin3
Vout3
9
C/B SW
8
75Ω
10µF
OUT3
+
0.1µF
IN3
+
75Ω
OUT3
0.1µF
IN3
75Ω
75Ω
(3) 2 系統ドライブ回路例
V+
0.1µF
+
10µF
33µF
+
100µF
1
Vsag1
Vout1 14
+
+
2
V 1
3
Vin1
4
Power Save
0.1µF
IN1
+
V 2
NJM2573V
OUT1
75Ω
C1
OUT2
75Ω
13
33µF
Vsag2 12
+
75Ω
100µF
Vout2 11
+
0.1µF
IN2
5
Vin2
GND2 10
6
GND1
Vout3
9
7
Vin3
C/B SW
8
OUT1
75Ω
C1
OUT2
75Ω
(CLAMP)
75Ω
10µF
+
OUT1
75Ω
OUT2
75Ω
0.1µF
IN3
75Ω
(1) 標準回路例
サグ補正の使用により、出力カップリングコンデンサーの容量値を小さくする事が出来ます。
C1 のコンデンサは、実装面積が制約されるポータブル機器を想定し 33µF としていますが、サグの悪化及び、輝
度変化の大きな動画信号を出力した時に同期外れを起こす場合があります。
白⇔黒バウンス信号等、低域の周波数成分を多く含む信号で波形を確認し、C1 の容量値を調整してください。
C1 の値を大きくするとサグは小さくなります。
(2) サグ補正未使用回路例
同期外れを回避するには、サグ補正をキャンセルして下さい。Vout 端子と Vsag 端子を IC 出力端でショートし
た後に、470µF 以上の出力カップリングコンデンサーを接続してください。
(3) 2 系統ドライブ回路例
本製品は、150Ωの負荷を 2 系統ドライブする事が可能です。
標準回路例に比べサグが悪化するので、C1 のコンデンサは 100µF 以上の定数を推奨致します。
Ver.11
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NJM2573
■端子説明
端子番号
端子名
端子説明
内部等価回路
V+
1
12
Vsag1
Vsag2
Vsag
サグ補正端子
c
8.8k
750
GND
2
13
+
V1
+
V2
電源端子
V+
270
3
VIN1
クランプ入力端子
270
Vin1
c
GND
+
V
SW
4
Power Save
パワーセーブ端子
32k
c
48k
GND
V+
5
Vin2
クランプ/バイアス
入力端子
270
270
20k
270
Vin2
c
GND
6
10
GND1
GND2
GND 端子
-
Ver.11
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NJM2573
端子番号
端子名
端子説明
内部等価回路
V+
20k
7
Vin3
バイアス入力端子
270
Vin3
c
GND
SW
CLAMP/
8
BIAS SW
クランプ/バイアス
切替端子
32k
c
48k
GND
+
V
9
Vout3
8.8k
バイアス出力端子
Vout3
c
GND
V+
11
Vout2
クランプ/バイアス
出力端子
14
Vout1
クランプ出力端子
8.8k
750
Vout
c
GND
■使用上の注意
Power Save 端子、CLAMP/BIAS SW への電圧の印加は、必ず電源電圧が印加されている状態で行ってください。
Ver.11
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NJM2573
■
使
用
上
の
注
意
◆サグ補正について
サグ補正回路は、出力カップリング容量と負荷抵抗で構成されるハイパスフィルターによる周波数低域の減衰を
補正する回路です。周波数低域の減衰は、ビデオ信号の垂直期間でのサグを発生させます。
Vsag 端子のコンデンサ Csag が増幅器の負帰還に挿入されており、周波数低域で利得を増加し、周波数低域の減
衰を補正します。
サグ補正回路使用例
サグ補正回路未使用例
Vout 端子と Vout1 端子の波形
「サグ補正回路使用時」
Vout 波形
「サグ補正回路未使用時」
Vout 波形
Vout1 波形
1 垂直期間
Vout1 波形
1 垂直期間
Ver.11
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NJM2573
サグ補正回路は、Vout 端子に低周波成分を増幅した信号を生成します。輝度変化の大きな信号を出力する場合、
輝度信号の変化分が低周波成分となり、この輝度変化分を補正する信号を Vout 端子に生成します。この時、信号が
Vout 端子のダイナミックレンジを超えてしまい、同期信号が欠けるなどの波形歪を引き起こす場合があります。
ビデオ信号が白 100%から黒となるような輝度変化が大きな信号を出力する場合、下図(緑波形)のように出力
信号が Vout 端子のダイナミックレンジを超えて信号が欠けることがあります。
入力信号
Vout 波形
Vout 端子のダイナミックレンジを超えてしまうため、
同期信号が欠けています。
Vout のダイナミックレンジ
Vout1 波形
ダイナミックレンジを超える波形歪の対処方法
SAG 補正回路によって Vout 端子の信号がダイナミックレンジを超えてしまう場合は以下のように対処します。
1.サグ補正コンデンサ Csag を小さくする。
→Csag を小さくするとVout 端子の低周波の変動が小さくなり、ダイナミックレンジを確保しやすくなります。
しかし、サグ特性は悪化するため出力コンデンサ Cout を大きくする必要があります。
2.サグ補正回路を使用しない。
→出力端子の DC レベルが変動しないため、ダイナミックレンジ内で信号を出力することができます。
しかし、サグ特性は悪化するため出力コンデンサ Cout を大きくする必要があります。
Ver.11
-9-
NJM2573
サグ補正回路使用時の 2 系統ドライブ回路例
サグ補正回路使用時に 2 系統ドライブする場合の回路例を下図に示します。2 系統ドライブは、負荷抵抗が小さくなります。
よって、出力コンデンサと負荷抵抗で構成される HPF のカットオフ周波数も小さくなるため、サグ特性が悪化します。サグ特
性を悪化させないためには出力コンデンサ Cout を大きくしてください。
サグ補正回路未使用時の 2 系統ドライブ回路例
サグ補正回路を使用しない場合の 2 系統ドライブ回路構成は 2 つあります。使用する状況に合わせて構成を変更してください。
以下の条件を満たすように構成すると各構成の特性を合わせることができます。
Cout  Cout 1  Cout 2
Cout 1  Cout 2
(A)出力コンデンサを 1 つにする場合
(B)出力コンデンサを 2 つにする場合
Ver.11
- 10 -
NJM2573
Csag=33uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
Cout=47uF
Cout=33uF
【サグ補正回路使用時のサグ特性】
入力信号:バウンス信号(IRE0%、IRE100%、30Hz)、負荷 RL=150Ω
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
Csag=10uF
Csag=22uF
Ver.11
- 11 -
NJM2573
Csag=33uF
Cout=1000uF
Cout=470uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
入力信号:バウンス信号(IRE0%、IRE100%、30Hz)、負荷 RL=75Ω
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
Csag=10uF
Csag=22uF
Ver.11
- 12 -
NJM2573
RL=150Ω
Cout=1000uF
Cout=470uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
【サグ補正回路未使用時のサグ特性】
入力信号:バウンス信号(IRE0%、IRE100%、30Hz)
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
RL=75Ω
Ver.11
- 13 -
NJM2573
Csag=33uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
Cout=47uF
Cout=33uF
【サグ補正回路使用時の波形】
入力信号:黒→白 100%、負荷 RL=150Ω
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
Csag=10uF
Csag=22uF
Ver.11
- 14 -
NJM2573
Csag=33uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
Cout=47uF
Cout=33uF
入力信号:白 100%→黒、負荷 RL=150Ω
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
Csag=10uF
Csag=22uF
Ver.11
- 15 -
NJM2573
Csag=33uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
Cout=47uF
Cout=33uF
【サグ補正回路使用時の波形】
入力信号:黒→白 100%変化、負荷 RL=75Ω
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
Csag=10uF
Csag=22uF
Ver.11
- 16 -
NJM2573
Csag=33uF
Cout=330uF
Cout=220uF
Cout=100uF
Cout=47uF
Cout=33uF
入力信号:白 100%→黒変化、負荷 RL=75Ω
波形=黄:入力信号、緑:Vout 信号、紫:Vout1 信号
Csag=10uF
Csag=22uF
Ver.11
- 17 -
NJM2573
■クランプ回路について
(1)シンクチップクランプの動作
入力回路のシンクチップクランプ回路について説明します。シンクチップクランプ回路(以下ではクランプ回路)
は、ビデオ信号の最低電位であるシンクチップを一定の電位に保つように動作します。
クランプ回路は、外付けの入力コンデンサ Cin の充放電を行う回路であり、ビデオ信号のシンクチップで外付け
の入力コンデンサ Cin に電荷を充電し、シンクチップの電位を固定します。ビデオ信号のシンクチップ以外の期間
は、IC 内部への微小な放電電流によりコンデンサ Cin から電荷を放電します。このようにクランプ回路はビデオ信
号の 1 水平期間毎に入力コンデンサ Cin の充放電行うことでビデオ信号のシンクチップを一定の電位に固定します。
ビデオ信号のシンクチップ部以外の期間では、微小な放電電流によって入力コンデンサ Cin から電荷を放電しま
す。この放電による電位低下は入力コンデンサ Cin の大きさに依存します。入力コンデンサの値を小さくすると H
サグと呼ばれる歪が発生します。このため、入力コンデンサの容量は 0.1uF 以上にしてください。
【クランプ回路】
【Vin 端子の信号波形】
(A)Cin が大きい場合
(B)Cin が小さい場合(H サグの発生)
(2)クランプ回路の入力インピーダンス
クランプ回路の入力インピーダンスは、入力コンデンサへの充電期間と放電期間で異なります。充電期間の入力
インピーダンスは、数 kΩです。一方、放電期間の入力インピーダンスは、微小な放電電流が IC 内部に流れるため、
非常に高く数 MΩです。このように入力インピーダンスはクランプ回路の動作状態によって変わります。
(3)信号源のインピーダンス
入力端子に接続する信号源のインピーダンスは 200Ω以下としてください。信号源のインピーダンスが大きい場合
には信号が歪んでしまうことがあります。信号源のインピーダンスが大きい場合には、インピーダンス変換用にバ
ッファを挿入するようにお願いします。
Ver.11
- 18 -
NJM2573
■特性例
V+ vs Icc
周波数特性
Vin=1.0Vpp
32
10
30
0.0
28
26
Gv[dB]
Icc[mA]
-10
-20
24
22
20
1ch
2ch_clamp
2ch_bias
3ch
-30
18
16
-40
105
106
107
108
2
Frequency[Hz]
3
4
5
6
7
8
V+[V]
V+ vs Isave
V+ vs Vomc
300
8
Vom2B
Vom3
7
250
6
200
Vomc[Vpp]
Isave[uA]
5
150
4
3
100
2
50
1
0
0
2
3
4
5
6
7
8
2
3
4
5
V+[V]
V+[V]
V+ vs Vomv
V+ vs Gv
6
7
8
8
8
Gv1
Gv2C
Gv2B
Gv3
7
7.5
6
7
Gv[dB]
Vomv[Vpp]
5
4
6.5
3
6
2
5.5
1
Vom1
Vom2C
5
0
2
3
4
5
V+[V]
6
7
8
2
3
4
5
6
7
8
V+[V]
Ver.11
- 19 -
NJM2573
V+ vs Gfy4.5M
V+ vs Gfy8M
2
2
Gf4.5_1
Gf4.5_2C
Gf4.5_2B
Gf4.5_3
1.5
1
0
Gfy8M[dB]
Gfy4.5M[dB]
-2
0.5
0
-4
-0.5
-6
Gf8_1
Gf8_2C
Gf8_2B
Gf8_3
-1
-8
-1.5
-2
-10
2
3
4
5
6
7
8
2
3
4
5
V+[V]
V+[V]
V+ vs Gfy16M
V+ vs DG
0
6
7
8
5
-5
DG1
DG2C
4
3
DG[%]
Gfy16M[dB]
-10
-15
Gf16_1
Gf16_2C
Gf16_2B
Gf16_3
-20
2
1
-25
-30
0
2
3
4
5
6
7
8
2
3
4
5
V+[V]
V+[V]
V+ vs DP
V+ vs CTave
6
7
8
6
7
8
-40
5
DP1
DP2C
4
-50
-60
CTave[dB]
DP[deg]
3
2
-70
-80
1
-90
0
-100
2
3
4
5
+
V [V]
6
7
8
2
3
4
5
V+[V]
Ver.11
- 20 -
NJM2573
V+ vs Hv
V+ vs SNv
-20
100
-30
90
-40
80
Hv[dB]
SNv[dB]
-50
70
-70
SN1
SN2C
SN2B
SN3
60
-60
Hv1
Hv2C
Hv2B
Hv3
-80
50
-90
-100
40
2
3
4
5
6
7
2
8
3
4
5
V+ vs VthHL
7
8
T vs Icc
3
32
VthPSH
VthPSL
VthC/BH
VthC/BL
2.5
30
28
2
26
Icc[mA]
VthHL[V]
6
V+[V]
V+[V]
1.5
24
22
1
20
18
0.5
16
0
2
3
4
5
6
7
8
-60
-40
-20
0
V+[V]
20
40
60
80
100
120
T [℃]
T vs Vomc
T vs Isave
8
100
Vom2B
Vom3
7
80
6
Vomc[Vpp]
Isave[uA]
5
60
40
4
3
2
20
1
0
0
-60
-40
-20
0
20
40
T [℃]
60
80
100
120
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
T [℃]
Ver.11
- 21 -
NJM2573
T vs Vomv
T vs Gv
8
8
Vom1
Vom2C
7
Gv1
Gv2C
Gv2B
Gv3
7.5
6
7
Gv[dB]
Vomv[Vpp]
5
4
6.5
3
6
2
5.5
1
0
5
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
-60
-40
-20
0
T [℃]
20
40
60
80
100
120
T [℃]
T vs Gfy4.5M
T vs Gfy8M
2
2
Gf4.5_1
Gf4.5_2C
Gf4.5_2B
Gf4.5_3
1.5
1
0
Gfy8M[dB]
Gfy 4.5M[dB]
-2
0.5
0
-4
-0.5
-6
Gf8_1
Gf8_2C
Gf8_2B
Gf8_3
-1
-8
-1.5
-2
-10
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
-60
-40
-20
0
T [℃]
20
40
60
80
100
120
T [℃]
T vs DG
T vs Gfy16M
5
0
-5
DG1
DG2C
4
3
DG[%]
Gfy16M[dB]
-10
-15
Gf16_1
Gf16_2C
Gf16_2B
Gf16_3
-20
2
1
-25
0
-30
-60
-40
-20
0
20
40
T [℃]
60
80
100
120
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
T [℃]
Ver.11
- 22 -
NJM2573
T vs DP
T vs CTave
-40
5
DP1
DP2C
4
-50
-60
CTave[dB]
DP[deg]
3
2
-70
-80
1
-90
0
-100
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
-60
-40
-20
0
20
T [℃]
40
60
80
100
120
T [℃]
T vs SNv
T vs Hv
100
-20
-30
90
-40
80
Hv[dB]
SNv[dB]
-50
70
-70
SN1
SN2C
SN2B
SN3
60
Hv1
Hv2C
Hv2B
Hv3
-60
-80
50
-90
40
-60
-100
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
T [℃]
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
120
T [℃]
T vs VthHL
3
VthPSH
VthPSL
VthC/BH
VthC/BL
2.5
VthHL[V]
2
1.5
1
0.5
0
-60
-40
-20
0
20
40
T [℃]
60
80
100
120
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
Ver.11
- 23 -