本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–13746–3 マイクロコントローラ 16 ビットオリジナル CMOS MB90360E シリーズ MB90362E, MB90362ES, MB90362TE, MB90362TES, MB90F362E, MB90F362ES, MB90F362TE, MB90F362TES, MB90367E, MB90367ES, MB90367TE, MB90367TES, MB90F367E, MB90F367ES, MB90F367TE, MB90F367TES, MB90V340E-101, MB90V340E-102, MB90V340E-103, MB90V340E-104 ■ 概 要 MB90360E シリーズは , 1 チャネルの FULL-CAN* インタフェースおよび Flash ROM を搭載し , 自動車およびその他の 産業機器向けに設計された , 汎用の富士通 16 ビットマイクロコントローラです。Ver 2.0 パート A およびパート B に準拠 したオンボード CAN インタフェースを備え , 非常に柔軟性のあるメッセージ・バッファリング機能をサポートしていま す。そのため, 通常のFULL-CANより多くの機能が利用可能です。0.35 µm CMOSテクノロジを新たに採用することにより, 64 K バイトのオンチップ Flash ROM プログラムメモリを実現しました。 また , 内蔵降圧回路より MCU コアへ 3 V 電源が供給されるため , EMI および消費電力の点で有利になります。 PLL クロック逓倍回路を内蔵し , 外部クロック 4 MHz で内部命令実行時間 42 ns を実現しています。また , クロックスー パバイザの機能によりメインクロックおよびサブクロックを独立に監視することが可能です。 周辺リソースとして , 4 チャネルのインプットキャプチャ, 1 チャネルの独立 16 ビットフリーランタイマ , 2 チャネルの LIN-UART, 16 チャネルの 8/10 ビットの A/D コンバータを内蔵しています。 *:Controller Area Network (CAN) はロバート・ボッシュ社の特許です。 (注意事項)F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の商標です。 ■ 特 長 ・クロック ・ PLL クロック逓倍回路内蔵 ・ 発振クロックの 2 分周または発振クロックの 1 逓倍∼ 6 逓倍 ( 発振クロック 4 MHz の場合 , 4 MHz ∼ 24 MHz) の マシンクロック (PLL クロック ) を選択可能 ・ サブクロックによる動作: 内部動作クロック周波数 最大 50 kHz ( 発振クロック 100 kHz, 2 分周で動作した場合, 型格に S サフィックスがない製品のみ ) ・ 最小命令実行時間:42 ns ( 発振クロック 4 MHz, PLL クロック 6 逓倍で動作した場合 ) (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 開発における最新の注意事項に関しては , 必ず「Check Sheet」を参照してください。 「Check Sheet」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われるチェック項目 をリストにしたものです。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2006-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2008.8 MB90360E シリーズ ・クロックスーパバイザ (MB90x367x のみ ) ・ メインクロックまたはサブクロックを独立に監視 ・コントローラ用途に最適な命令体系 ・ 16 M バイトの CPU メモリ空間 ・ 内部は 24 ビットアドレッシング ・ 豊富なデータタイプ ( ビット , バイト , ワード , ロングワード ) ・ 豊富なアドレッシングモード (23 種類 ) ・ 符号付き乗除算命令 , RETI 命令機能強化 ・ 32 ビットのアキュムレータ採用による高精度演算の強化 ・高級言語 (C 言語 ) / マルチタスクに対応する命令体系 ・ システムスタックポインタの採用 ・ 各種ポインタ間接命令の強化 ・ バレルシフト命令 ・実行速度の向上 4 バイトの命令キュー ・強力な割込み機能 ・ 8 レベル , 34 要因の強力な割込み機能 ・ 最大 8 チャネルの外部割込みに対応 ・CPU に依存しない自動データ転送機能 拡張インテリジェント I/O サービス機能 (EI2OS):最大 16 チャネル ・低消費電力 ( スタンバイ ) モード ・ スリープモード (CPU 動作クロックを停止するモード ) ・ メインタイマモード ( メインクロックモードから移行したタイムベースタイマモード ) ・ PLL タイマモード (PLL クロックモードから移行したタイムベースタイマモード ) ・ 時計モード ( サブクロックと時計タイマのみ動作させるモード,型格に S サフィックスがない製品 ) ・ ストップモード ( 発振クロックとサブクロックを停止するモード ) ・ CPU 間欠動作モード ・プロセス CMOS テクノロジ ・I/O ポート 汎用入出力ポート (CMOS 出力 ): − 34 本 ( 型格に S サフィックスがない製品 ) − 36 本 ( 型格に S サフィックスがある製品 ) ・サブクロック端子 (X0A, X1A) ・ あり ( 外部発振使用 ) ,S サフィックスがない製品 ・ なし,S サフィックスがある製品 ・タイマ ・ タイムベースタイマ , 時計タイマ ( 型格に S サフィックスがない製品 ) , ウォッチドッグタイマ:1 チャネル ・ 8/16 ビット PPG タイマ:8 ビット× 4 チャネル , または 16 ビット× 2 チャネル ・ 16 ビットリロードタイマ:2 チャネル ・ 16 ビット入出力タイマ − 16 ビットフリーランタイマ:1 チャネル (FRT0:ICU0/1/2/3) − 16 ビットインプットキャプチャ (ICU):4 チャネル ・FULL-CAN コントローラ:1 チャネル ・ CAN 仕様 Ver 2.0A および Ver 2.0B に準拠 ・ 16 個のメッセージバッファ内蔵 ・ CAN ウェイクアップ ・LIN-UART:2 チャネル ・ 全二重ダブルバッファ付き ・ クロック非同期 , またはクロック同期シリアル転送が使用可能 ・DTP/ 外部割込み:8 チャネル , CAN ウェイクアップ:1 チャネル 外部入力により拡張インテリジェント I/O サービス (EI2OS) の起動 , および外部割込みを発生 ・遅延割込み発生モジュール タスク切換え用の割込み要求を発生 (続く) 2 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) ・8/10 ビット A/D コンバータ:16 チャネル ・ 8/10 ビットの分解能切換え可能 ・ 外部トリガ入力による起動が可能 ・ 変換時間:3 µs ( マシンクロック 24 MHz の場合 , サンプリング時間含む ) ・アドレス一致検出 ( プログラムパッチ ) 機能 6 アドレスポインタ分のアドレス一致検出 ・低電圧 /CPU 動作検出リセット ( 型格に T サフィックスがある製品 ) ・ 低電圧 (4.0 V ± 0.3 V) を検出し自動リセット ・ プログラムが暴走しインターバル時間内 ( 約 262 ms:外部 4 MHz) にカウンタがクリアされない場合自動リセット ・ポートの入力電圧レベルを変更可能 Automotive 入力レベル /CMOS シュミット入力レベル ( シングルチップモードの初期設定は Automotive レベル ) ・フラッシュメモリセキュリティ機能 フラッシュメモリ内容を保護 (MB90F362x, MB90F367x のみ ) DS07–13746–3 3 MB90360E シリーズ ■ 品種構成 特 長 MB90362E MB90362TE MB90362ES MB90362TES MB90V340E- MB90V340E101 102 マスク ROM 品 評価用品 分類 2 CPU F MC-16LX CPU PLL クロック逓倍方式 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時 1/2) 最小命令実行時間 42 ns ( 発振クロック 4 MHz, PLL × 6) システムクロック サブクロック端子 (X0A, X1A) あり なし クロックスーパバイザ なし あり なし ROM マスク ROM, 64 K バイト 外部 RAM 容量 3 K バイト 30 K バイト CAN インタフェース 1 チャネル 3 チャネル LIN-UART 低電圧 /CPU 動作 検出リセット 2 チャネル なし あり パッケージ なし なし LQFP-48P PGA-299C ⎯ あり エミュレータ 専用電源* 対応評価用品名 あり MB90V340E-102 ⎯ MB90V340E-101 *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。詳細につきましては , エミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。 特 長 MB90F362E MB90F362TE MB90F362ES 分類 フラッシュメモリ品 CPU F2MC-16LX CPU システムクロック PLL クロック逓倍方式 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時 1/2) 最小命令実行時間 42 ns ( 発振クロック 4 MHz, PLL × 6) サブクロック端子 (X0A, X1A) あり なし クロックスーパバイザ なし ROM フラッシュメモリ , 64 K バイト RAM 容量 3 K バイト CAN インタフェース 1 チャネル LIN-UART 2 チャネル 低電圧 /CPU 動作 検出リセット なし あり パッケージ 対応評価用品名 4 MB90F362TES なし あり LQFP-48P MB90V340E-102 MB90V340E-101 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ 特 長 MB90367E MB90367TE MB90367ES MB90367TES MB90V340E- MB90V340E103 104 マスク ROM 品 評価用品 分類 2 CPU F MC-16LX CPU PLL クロック逓倍方式 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時 1/2) 最小命令実行時間 42ns ( 発振クロック 4 MHz, PLL × 6) システムクロック サブクロック端子 (X0A, X1A) あり あり なし クロックスーパバイザ あり マスク ROM, 64 K バイト 外部 RAM 容量 3 K バイト 30 K バイト CAN インタフェース 1 チャネル 3 チャネル ROM LIN-UART 2 チャネル 低電圧 /CPU 動作 検出リセット なし あり パッケージ エミュレータ専用 電源* 対応評価用製品名 なし なし あり LQFP-48P PGA-299C ⎯ あり MB90V340E-104 ⎯ MB90V340E-103 *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。詳細につきましては , エミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。 特 長 MB90F367E MB90F367TE MB90F367ES 分類 フラッシュメモリ品 CPU F2MC-16LX CPU システムクロック PLL クロック逓倍方式 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時 1/2) 最小命令実行時間 42 ns ( 発振クロック 4 MHz, PLL × 6) サブクロック端子 (X0A, X1A) あり なし クロックスーパバイザ あり ROM フラッシュメモリ , 64 K バイト RAM 容量 3 K バイト CAN インタフェース 1 チャネル LIN-UART 2 チャネル 低電圧 /CPU 動作 検出リセット なし あり DS07–13746–3 なし あり LQFP-48P パッケージ 対応評価用製品名 MB90F367TES MB90V340E-104 MB90V340E-103 5 MB90360E シリーズ ■ 端子配列図 ・MB90F362E/TE/ES/TES, MB90362E/TE/ES/TES, MB90F367E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES P86/SOT1 P85/SIN1 37 P43/TX1 40 P87/SCK1 P42/RX1/INT9R 41 38 P83/SOT0/TOT2 42 39 P82/SIN0/INT14R/TIN2 P44/FRCK0 45 P84/SCK0/INT15R X0A/P40 ∗1 46 43 X1A/P41 ∗1 47 44 AVss 48 (TOP VIEW) P66/AN6/PPGC(D) 9 28 X1 P67/AN7/PPGE(F) 10 27 X0 P80/ADTG/INT12R 11 26 C P50/AN8 12 25 Vss 24 P27/IN3 Vcc P26/IN2 29 23 30 8 RST 7 P65/AN5 22 P64/AN4 MD0 P25/IN1 21 P24/IN0 31 MD1 32 6 MD2 5 P63/AN3 20 P62/AN2 19 33 P57/AN15/INT13 4 P56/AN14/INT11 P61/AN1 P22/PPGD(C) ∗2 P23/PPGF(E) ∗2 18 34 17 3 P55/AN13/INT10 P60/AN0 16 P21 ∗2 P54/AN12/TOT3/INT8 35 15 2 P53/AN11/TIN3 AVR 14 P20 ∗2 13 36 P52/AN10 1 P51/AN9 AVcc (FPT-48P-M26) * 1:MB90F362E/TE, MB90362E/TE, MB90F367E/TE, MB90367E/TE :X0A, X1A MB90F362ES/TES, MB90362ES/TES, MB90F367ES/TES, MB90367ES/TES :P40, P41 * 2:高電流出力ポート 6 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 端子名 入出力 回路形式 * 1 AVCC I 2 AVR ⎯ 3∼8 P60 ∼ P65 H AN0 ∼ AN5 AN6, AN7 H P50 ∼ P52 F H 汎用入出力ポート H 汎用入出力ポート P54 AN12 TOT3 H リロードタイマ 3 用出力端子 汎用入出力ポート P55 ∼ P57 AN13 ∼ AN15 A/D コンバータ用アナログ入力端子 INT8 用外部割込み要求入力端子 INT8 17 ∼ 19 A/D コンバータ用アナログ入力端子 リロードタイマ 3 用イベント入力端子 TIN3 16 汎用入出力ポート (P50 は , MB90V340E とは入出力回路形式が異な ります ) A/D コンバータ用アナログ入力端子 P53 AN11 A/D コンバータ用トリガ入力端子 INT12 用外部割込み要求入力端子 AN8 ∼ AN10 15 A/D コンバータ用アナログ入力端子 汎用入出力ポート INT12R 12 ∼ 14 汎用入出力ポート PPG 用出力端子 P80 ADTG A/D コンバータ用電源 (Vref + ) 入力端子 VCC 以下の入力にしてください。 汎用入出力ポート PPGC (D) , PPGE (F) 11 アナログ回路用 VCC 電源入力端子 A/D コンバータ用アナログ入力端子 P66, P67 9, 10 機 能 H INT10, INT11, INT13 A/D コンバータ用アナログ入力端子 INT10, INT11, INT13 用外部割込み要求入力端子 20 MD2 D 動作モード指定用入力端子 21, 22 MD1, MD0 C 動作モード指定用入力端子 23 RST E リセット入力 24 VCC ⎯ 電源入力端子 (3.5 V ∼ 5.5 V) 25 VSS ⎯ 電源入力端子 (0 V) 26 C I 27 X0 28 X1 29 ∼ 32 P27 ∼ P24 IN3 ∼ IN0 A G 電源安定化容量端子。0.1 µF 以上のセラミックコンデンサを接続し てください。 発振入力端子 発振出力端子 汎用入出力ポート レジスタの設定によって , プルアップ抵抗の有無を設定できます。 この機能はシングルチップモード時に有効となります。 インプットキャプチャ 0 ∼ 3 用イベント入力端子 (続く) DS07–13746–3 7 MB90360E シリーズ (続き) 端子番号 端子名 入出力 回路形式 * P23, P22 33, 34 J PPGF (E) , PPGD (C) 35, 36 37 38 39 40 P21, P20 P85 SIN1 P87 SCK1 P86 SOT1 P43 TX1 RX1 J K F F F F INT14R F P44 FRCK0 LIN-UART0 用シリアルデータ出力端子 汎用入出力ポート F LIN-UART0 用クロック入出力端子 INT15 用外部割込み要求入力端子 汎用入出力ポート K LIN-UART0 用シリアルデータ入力端子 INT14 用外部割込み要求入力端子 リロードタイマ 2 用イベント入力端子 F 汎用入出力ポート (MB90V340E とは入出力回路形式が異なります ) フリーランタイマ 0 クロック端子 P40, P41 F 汎用入出力ポート ( 型格に S サフィックスのある製品および MB90V340E-101/103 のみ ) X0A, X1A B サブクロック用発振端子 ( 型格に S サフィックスのない製品および MB90V340E-102/104 のみ ) AVSS I アナログ回路用 VSS 電源入力端子 46, 47 48 CAN1 インタフェース用 RX 入力端子 リロードタイマ 2 用出力端子 TIN2 45 CAN1 インタフェース用 TX 出力端子 汎用入出力ポート P82 SIN0 汎用入出力ポート INT9 用外部割込み要求入力端子 ( サブ ) INT15R 44 汎用入出力ポート 汎用入出力ポート P84 SCK0 汎用入出力ポート LIN-UART1 用シリアルデータ出力端子 TOT2 43 汎用入出力ポート LIN-UART1 用クロック入出力端子 P83 SOT0 汎用入出力ポート レジスタの設定によって , プルアップ抵抗の有無を設定できます。 この機能はシングルチップモード時に有効となります。 高電流出力ポートです。 LIN-UART1 用シリアルデータ入力端子 INT9R 42 汎用入出力ポート レジスタの設定によって , プルアップ抵抗の有無を設定できます。 この機能はシングルチップモード時に有効となります。 高電流出力ポートです。 PPG 用出力端子 P42 41 機 能 *:入出力回路形式については , 「■ 入出力回路形式」を参照してください。 8 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回 路 X1 A 備 考 発振回路 高速発振帰還抵抗=約 1 MΩ Xout X0 スタンバイ制御信号 X1A B 発振回路 低速発振帰還抵抗=約 10 MΩ Xout X0A スタンバイ制御信号 CMOS ヒステリシス入力 ・ マスク ROM 品 CMOS ヒステリシス入力 ・ フラッシュメモリ品 CMOS 入力 CMOS ヒステリシス入力 ・ マスク ROM 品 CMOS ヒステリシス入力 ・ フラッシュメモリ品 - CMOS 入力 - プルダウンなし R C R D プルダウン 抵抗 CMOS ヒステリシス入力 プルアップ 抵抗 E R CMOS ヒステリシス入力 ・ CMOS レベル出力 ・ CMOS ヒステリシス入力 (スタンバイ時入力遮断機能付き) ・ Automotive 入力 (スタンバイ時入力遮断機能付き) P-ch Pout N-ch Nout F R CMOS ヒステリシス入力 Automotive 入力 入力遮断用スタンバイ制御 (続く) DS07–13746–3 9 MB90360E シリーズ 分類 回 路 プルアップ 抵抗 備 考 プルアップ制御 P-ch P-ch Pout ・ CMOS レベル出力 ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) N-ch Nout G R CMOS ヒステリシス入力 Automotive 入力 入力遮断用 スタンバイ制御 P-ch Pout N-ch Nout ・ CMOS レベル出力 ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ A/D アナログ入力 R H CMOS ヒステリシス入力 Automotive 入力 入力遮断用 スタンバイ制御 アナログ入力 電源入力保護回路 I P-ch N-ch (続く) 10 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) 分類 回 路 備 考 プルアップ制御 プルアップ 抵抗 P-ch P-ch Pout 高電流出力 Nout 高電流出力 ・CMOS レベル出力 ・CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) N-ch J R CMOS ヒステリシス入力 Automotive 入力 入力遮断用 スタンバイ制御 ・CMOS レベル出力 ・CMOS 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) P-ch Pout N-ch Nout R K CMOS 入力 Automotive 入力 入力遮断用 スタンバイ制御 DS07–13746–3 11 MB90360E シリーズ ■ デバイス使用上の注意 1. ラッチアップの防止について CMOS IC では , 以下のような状態でラッチアップ現象を生じることがあります。 ・ 入力端子や出力端子に VCC 端子より高い電圧あるいは VSS 端子より低い電圧が印加された場合 ・ VCC 端子と VSS 端子の間に定格を超える電圧が印加された場合 ・ VCC 電圧の前に AVCC 電源を印加された場合 ラッチアップ現象が発生すると電源電流が激増し , デバイスの熱破壊に至る場合がありますので , 使用に際しては , 最 大定格を超えることのないよう十分注意してください。 同様の理由により, アナログ電源電圧 (AVCC, AVR) がデジタル電源電圧を超えることのないよう十分注意してください。 2. 未使用端子の処理 使用していない端子を開放のままにしておくと , 誤動作およびラッチアップによる永久破損の原因となることがありま すので , 抵抗を介して , プルアップまたはプルダウンなどの処理をしてください。この場合 , 抵抗は 2 kΩ 以上にしてくだ さい。 また , 使用していない入出力端子については出力状態にして開放とするか , 入力状態の場合は入力端子と同じ処置をし てください。 3. 外部クロックの使用 外部のクロックを使用する場合は , X0 端子のみを駆動して X1 端子は開放してください。 MB90360E シリーズ X0 開放 X1 4. サブクロックを使用しない場合の注意 X0A, X1A 端子に振動子を接続しない場合は , X0A 端子にプルダウンの処理をし , かつ X1A 端子は開放にしてください。 5. PLL クロックモード動作中の注意 MB90360E シリーズで PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , あるいはクロック入力が停止した場 合 , MB90360E シリーズは PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。この動作は保証 外の動作です。 12 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ 6. 電源端子 (VCC/VSS) ・ VCC 端子 , VSS 端子が複数ある場合 , デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防止するために , 同電位にすべき 端子はデバイス内部で接続してありますが , 不要輻射の低減 , グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作防 止 , 総出力電流規格を守るなどのために , 必ず VCC 端子 , VSS 端子を外部で電源 , およびグランドに接続してください。 また , 電流供給源からできる限り低インピーダンスでこのデバイスの VCC 端子 , VSS 端子に接続してください。さら に , このデバイスの近くで , VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 µF 程度のコンデンサをバイパスコンデンサとして接続する ことを推奨します。 ・ 電源ノイズ対策として , このデバイスの VCC 端子と VSS 端子の近くで , VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 µF 程度のコンデ ンサをバイパスコンデンサとして接続することを推奨します。 VCC VSS VCC VSS VSS VCC MB90360E シリーズ VCC VSS VSS VCC 7. プルアップ / プルダウン抵抗 MB90360E シリーズは内蔵のプルアップ / プルダウン抵抗器をサポートしていません ( ただし Port 2 はプルアップ抵抗 を内蔵しています ) 。必要に応じて外付けしてください。 8. 水晶発振回路 X0, X1 端子の近辺のノイズはこのデバイスの誤動作の原因となります。X0, X1 端子および水晶振動子 ( あるいはセラ ミック振動子 ) , さらにグランドへのバイパスコンデンサはできる限り近くになるように , またその配線は , 他の配線とで きる限り交差しないようにプリント基板を設計してください。 また , X0, X1 端子の回りをグランドで囲むようなプリント基板アートワークは , 安定した動作を期待できますので , 強 くお薦めします。各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振評価依頼をしてください。 9. A/D コンバータの電源 , アナログ入力の投入順序 A/D コンバータの電源 (AVCC, AVR) およびアナログ入力 (AN0 ∼ AN15) の印加は必ずデジタル電源 (VCC) の投入後に 行ってください。 また , 電源切断時は A/D コンバータの電源およびアナログ入力の遮断の後で , デジタル電源の遮断を行ってください。 その際 , 電圧は AVRH または , AVCC を超えないように投入・切断を行ってください ( アナログ電源とデジタル電源を同時 に投入 , 切断することは問題ありません )。 10.A/D コンバータの未使用時の端子処理 A/D コンバータを使用しないときは , AVCC = VCC, AVSS = AVR = VSS に接続してください。 11.電源投入時の注意 内蔵している降圧回路の誤動作を防ぐために , 電源投入時における電圧の立上り時間は , 50 µs (0.2 V と 2.7 V の間 ) 以 上を確保してください。 12.供給電圧の安定化 VCC 電源電圧の動作保証範囲内においても , 電源電圧が急激に変化した場合は , 誤動作を起こしますので , VCC 電源電圧 を安定させてください。 安定化の基準としては , 商用周波数 (50 Hz/60 Hz) での VCC リプル変動 (peak to peak 値 ) を標準 VCC 電源電圧値の 10%以下に , また電源の切換えを行う場合の瞬時変化においては , 過度変動率が 0.1 V/ms 以下になるように電源電圧を安 定させてください。 13.初期化 デバイス内には , パワーオンリセットによってのみ初期化される内蔵レジスタがあります。これらのレジスタを初期化 するには , 電源の再投入してください。 DS07–13746–3 13 MB90360E シリーズ 14.CAN 使用時の設定について CAN を使用する場合は , CAN ダイレクトモードレジスタ (CDMR) の DIRECT ビットを必ず “1” に設定してください。 DIRECT ビットが “0” の場合 , CAN レジスタにアクセスする際 , ウェイト状態が発生します。 (注意事項)CAN ダイレクトモードについては「MB90360E シリーズハードウェアマニュアル 21.12 CAN ダイレクトモー ドレジスタ」を参照してください。 15.フラッシュセキュリティ機能について セキュリティビットはフラッシュメモリの領域内に配置されています。セキュリティビットに保護コード 01H を書き込 むとセキュリティがかかりますので , セキュリティ機能を使用しない場合はこのアドレスには 01H を書き込まないでくだ さい。 セキュリティビットのアドレスは下表を参照してください。 MB90F362E MB90F362ES MB90F362TE MB90F362TES MB90F367E MB90F367ES MB90F367TE MB90F367TES フラッシュメモリサイズ セキュリティビットのアドレス 512 K ビットフラッシュメモリ搭載 FF0001H 16.TA =+ 105 °C 以上での対応について TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限がありますので営業部門までお問い合わせください。 フラッシュメモリへの書込み・消去は TA =− 40 °C ∼+ 105 °C までの保証となります。 17.シリアル通信について シリアル通信においては , ノイズなどにより間違ったデータを受信する可能性があります。そのため , ノイズを抑える ボードの設計をしてください。 また , 万が一ノイズなどの影響により誤ったデータを受信した場合を考慮して , 最後にデータのチェックサムなどを付 加してエラーが発生した場合には再送を行うなどの処理をしてください。 14 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ ブロックダイヤグラム ・MB90V340E-101/102 X0, X1 X0A, X1A∗ RST クロック 制御 F2MC-16LX RAM 30 K バイト LIN-UART 5 チャネル AVCC AVSS AN23 ~ AN0 AVRH AVRL ADTG 8/10 ビット A/D コンバータ 24 チャネル FRCK0 インプット キャプチャ 8 チャネル IN7 ~ IN0 アウトプット コンペア 8 チャネル プリスケーラ (5 チャネル ) SOT4 ~ SOT0 SCK4 ~ SCK0 SIN4 ~ SIN0 16 ビット フリーラン タイマ 0 16 ビット フリーラン タイマ 1 内 部 デ | タ バ ス CAN コントローラ 3 チャネル 16 ビット リロードタイマ 4 チャネル OUT7 ~ OUT0 FRCK1 RX2 ~ RX0 TX2 ~ TX0 TIN3 ~ TIN0 TOT3 ~ TOT0 AD15 ~ AD00 A23 ~ A16 ALE DA01, DA00 10 ビット D/A コンバータ 2 チャネル PPGF ~ PPG0 8/16 ビット PPG 16/8 チャネル SDA1, SDA0 SCL1, SCL0 I2C インタ フェース 2 チャネル DMA 外部バス RD WRL WRH HRQ HAK RDY CLK DTP/ 外部割込み クロック モニタ INT15 ~ INT8 (INT15R ~ INT8R) INT7 ~ INT0 CKOT *:MB90V340E-102 のみ対応 DS07–13746–3 15 MB90360E シリーズ ・MB90V340E-103/104 X0, X1 X0A, X1A∗ RST クロック 制御 / 監視 F2MC-16LX コア CR 発振回路 RAM 30 K バイト SOT4 ~ SOT0 SCK4 ~ SCK0 SIN4 ~ SIN0 AVCC AVSS AN23 ~ AN0 AVRH AVRL ADTG 16 ビット フリーラン タイマ 0 FRCK0 インプット キャプチャ 8 チャネル IN7 ~ IN0 アウトプット コンペア 8 チャネル プリスケーラ (5 チャネル ) 16 ビット フリーラン タイマ 1 LIN-UART 5 チャネル CAN コントローラ 3 チャネル 8/10 ビット A/D コンバータ 24 チャネル 内 部 デ | タ バ ス 16 ビット リロードタイマ 4 チャネル OUT7 ~ OUT0 FRCK1 RX2 ~ RX0 TX2 ~ TX0 TIN3 ~ TIN0 TOT3 ~ TOT0 AD15 ~ AD00 A23 ~ A16 ALE DA01, DA00 PPGF ~ PPG0 SDA1, SDA0 SCL1, SCL0 10 ビット D/A コンバータ 2 チャネル 外部バス HAK RDY CLK 8/16 ビット PPG 16/8 チャネル I2C インタ フェース 2 チャネル DMA RD WRL WRH HRQ DTP/ 外部割込み クロック モニタ INT15 ~ INT8 (INT15R ~ INT8R) INT7 ~ INT0 CKOT *:MB90V340E-104 のみ対応 16 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ・MB90F362E/TE/ES/TES, MB90362E/TE/ES/TES X0, X1 X0A, X1A∗1 RST クロック 制御 F2MC-16LX コア 低電圧 / CPU 動作検出 リセット* 2 インプット キャプチャ 4 チャネル IN0 ~ IN3 16 ビット フリーラン タイマ 0 FRCK0 CAN コントローラ 1 チャネル RX1 TX1 16 ビット リロード タイマ TIN2, TIN3 TOT2, TOT3 DTP/ 外部割込み INT8, INT9R INT10, INT11 INT12R, INT13 INT14R, INT15R RAM 3 K バイト ROM 64 K バイト プリスケーラ (2 チャネル ) SOT0, SOT1 SCK0, SCK1 SIN0, SIN1 AVCC AVSS AN15 ~ AN0 AVR 内 部 デ | タ バ ス LIN-UART 2 チャネル 8/10 ビット A/D コンバータ 16 チャネル ADTG PPGF(E), PPGD(C), PPGC(D), PPGE(F) 8/16 ビット PPG 4/2 チャネル * 1:型格に S サフィックスのない製品 * 2:型格に T サフィックスのある製品 DS07–13746–3 17 MB90360E シリーズ ・MB90F367E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES X0, X1 X0A, X1A∗1 クロック 制御 / 監視 RST F2MC-16LX コア CR 発振 回路 低電圧 /CPU 動作検出* 2 インプット キャプチャ 4 チャネル IN0 ~ IN3 16 ビット フリーラン タイマ 0 FRCK0 CAN コントローラ 1 チャネル RX1 TX1 16 ビット リロード タイマ 2 チャネル TIN2, TIN3 TOT2, TOT3 RAM 3 K バイト ROM 64 K バイト プリスケーラ (2 チャネル ) SOT0, SOT1 SCK0, SCK1 SIN0, SIN1 AVCC AVSS AN15 ~ AN0 AVR LIN-UART 2 チャネル 内 部 デ | タ バ ス 8/10 ビット A/D コンバータ 16 チャネル ADTG PPGF(E), PPGD(C), PPGC(D), PPGE(F) 8/16 ビット PPG 4/2 チャネル DTP/ 外部割込み INT8, INT9R INT10, INT11 INT12R, INT13 INT14R, INT15R * 1:型格に S サフィックスのない製品 * 2:型格に T サフィックスのある製品 18 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ メモリマップ MB90F362E/TE/ES/TES MB90362E/TE/ES/TES MB90F367E/TE/ES/TES MB90367E/TE/ES/TES MB90V340E-101/102 MB90V340E-103/104 FFFFFFH FFFFFFH ROM (FF バンク ) FF0000H FEFFFFH FF0000H FEFFFFH ROM (FF バンク ) ROM (FE バンク ) FE0000H FDFFFFH ROM (FD バンク ) FD0000H FCFFFFH ROM (FC バンク ) FC0000H FBFFFFH FB0000H FAFFFFH FA0000H F9FFFFH F90000H F8FFFFH F80000H ROM (FB バンク ) ROM (FA バンク ) ROM (F9 バンク ) ROM (F8 バンク ) 外部アクセス領域 00FFFFH 008000H 007FFFH 007900H 0078FFH ROM (FF バンク のイメージ ) 周辺 010000H 00FFFFH 008000H 007FFFH 007900H ROM (FF バンク のイメージ ) 周辺 RAM 30 K バイト 000100H 外部アクセス領域 0000EFH 000000H 周辺 000CFFH 000100H 0000FFH 0000F0H 0000EFH 000000H RAM 3 K バイト 周辺 :アクセス禁止 (注意事項)00 バンクの上位に FF バンクの ROM データがイメージで見えるようになっていますが , これは C コンパイ ラのスモールモデルを有効に生かすためです。FF バンクの下位 16 ビットアドレスと 00 バンクの下位 16 ビッ トアドレスは同じになるようにしてありますので , ポインタで far 指定を宣言しなくとも ROM 内のテーブル を参照できます。例えば , 00C000H をアクセスした場合に , 実際には FFC000H の ROM の内容がアクセスされ ることになります。ここで , FF バンクの ROM 領域は , 32 K バイトを超えますので , 00 バンクのイメージに すべての領域を見せることができません。 したがって , FF8000H ∼ FFFFFFH の ROM データは 00 バンクのイメージに見えますが , 一方 FF0000H ∼ FF7FFFH は FF バンクのイメージにしか見えません。 DS07–13746–3 19 MB90360E シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ 000000H, 000001H 000002H 略称 アクセス リソース 初期値 R/W ポート 2 XXXXXXXXB 予約領域 ポート 2 データレジスタ PDR2 予約領域 000003H 000004H ポート 4 データレジスタ PDR4 R/W ポート 4 XXXXXXXXB 000005H ポート 5 データレジスタ PDR5 R/W ポート 5 XXXXXXXXB 000006H ポート 6 データレジスタ PDR6 R/W ポート 6 XXXXXXXXB R/W ポート 8 XXXXXXXXB 予約領域 000007H 000008H ポート 8 データレジスタ 000009H, 00000AH PDR8 予約領域 00000BH ポート 5 アナログ入力許可レジスタ ADER5 R/W ポート 5, A/D 1 1 1 1 1 1 1 1B 00000CH ポート 6 アナログ入力許可レジスタ ADER6 R/W ポート 6, A/D 1 1 1 1 1 1 1 1B 予約領域 00000DH 00000EH 入力レベル選択レジスタ ILSR0 R/W ポート XXXX0XXXB 00000FH 入力レベル選択レジスタ ILSR1 R/W ポート XXXXXXXXB R/W ポート 2 0 0 0 0 0 0 0 0B 000010H, 000011H 000012H 予約領域 ポート 2 方向レジスタ DDR2 予約領域 000013H 000014H ポート 4 方向レジスタ DDR4 R/W ポート 4 XXX 0 0 0 0 0B 000015H ポート 5 方向レジスタ DDR5 R/W ポート 5 0 0 0 0 0 0 0 0B 000016H ポート 6 方向レジスタ DDR6 R/W ポート 6 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W ポート 8 0 0 0 0 0 0X 0B W ポート A XXX 0 0 XXXB R/W ポート 2 0 0 0 0 0 0 0 0B 予約領域 000017H 000018H ポート 8 方向レジスタ 予約領域 000019H 00001AH DDR8 ポート A 方向レジスタ DDRA 00001BH 予約領域 ∼ 00001DH 00001EH 00001FH ポート 2 プルアップ制御レジスタ PUCR2 予約領域 (続く) 20 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ アドレス レジスタ 略称 アクセス リソース 初期値 000020H シリアルモードレジスタ 0 SMR0 W, R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 000021H シリアル制御レジスタ 0 SCR0 W, R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 000022H 受信 / 送信データレジスタ 0 RDR0/TDR0 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 000023H シリアルステータスレジスタ 0 SSR0 R, R/W 000024H 拡張通信制御レジスタ 0 ECCR0 R, W, R/W 000025H 拡張ステータス制御レジスタ 0 ESCR0 R/W 0 0 0 0 0 1 0 0B 000026H ボーレートジェネレータレジスタ 00 BGR00 R/W, R 0 0 0 0 0 0 0 0B 000027H ボーレートジェネレータレジスタ 01 BGR01 R/W, R 0 0 0 0 0 0 0 0B 000028H シリアルモードレジスタ 1 SMR1 W, R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 000029H シリアル制御レジスタ 1 SCR1 W, R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 00002AH 受信 / 送信データレジスタ 1 RDR1/TDR1 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 00002BH シリアルステータスレジスタ 1 SSR1 R, R/W 00002CH 拡張通信制御レジスタ 1 ECCR1 R, W, R/W 00002DH 拡張ステータス制御レジスタ 1 ESCR1 R/W 0 0 0 0 0 1 0 0B 00002EH ボーレートジェネレータレジスタ 10 BGR10 R/W, R 0 0 0 0 0 0 0 0B 00002FH ボーレートジェネレータレジスタ 11 BGR11 R/W, R 0 0 0 0 0 0 0 0B LIN-UART0 LIN-UART1 0 0 0 0 1 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 XXB 0 0 0 0 1 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 XXB 000030H 予約領域 ∼ 00003AH 00003BH アドレス検出制御レジスタ 1 PACSR1 R/W アドレス 一致検出 1 0 0 0 0 0 0 0 0B 00003CH 予約領域 ∼ 000047H 000048H PPGC 動作モード制御レジスタ PPGCC W, R/W 000049H PPGD 動作モード制御レジスタ PPGCD W, R/W 00004AH PPGC/D カウントクロック選択レジスタ PPGCD R/W 0 X 0 0 0 0 0 1B 0 0 0 0 0 0 X 0B 予約領域 00004BH 00004CH 0 X 0 0 0 XX1B 16 ビット PPG C/D PPGE 動作モード制御レジスタ PPGCE W, R/W 00004DH PPGF 動作モード制御レジスタ PPGCF W, R/W 00004EH PPGE/F カウントクロック選択レジスタ PPGEF R/W 0 X 0 0 0 XX1B 16 ビット PPG E/F 0 X 0 0 0 0 0 1B 0 0 0 0 0 0 X 0B 予約領域 00004FH 000050H インプットキャプチャ制御ステータス 0/1 ICS01 R/W 000051H インプットキャプチャエッジ 0/1 ICE01 R/W, R 000052H インプットキャプチャ制御ステータス 2/3 ICS23 R/W 000053H インプットキャプチャエッジ 2/3 ICE23 R インプット キャプチャ 0/1 インプット キャプチャ 2/3 0 0 0 0 0 0 0 0B XXX 0 X 0 XXB 0 0 0 0 0 0 0 0B XXXXXXXXB 000054H ∼ 000063H 予約領域 (続く) DS07–13746–3 21 MB90360E シリーズ アドレス レジスタ 略称 アクセス リソース 初期値 16 ビット リロードタイマ 2 0 0 0 0 0 0 0 0B 000064H タイマ制御ステータス 2 TMCSR2 R/W 000065H タイマ制御ステータス 2 TMCSR2 R/W 000066H タイマ制御ステータス 3 TMCSR3 R/W 000067H タイマ制御ステータス 3 TMCSR3 R/W 000068H A/D 制御ステータス 0 ADCS0 R/W 0 0 0 XXXX 0B 000069H A/D 制御ステータス 1 ADCS1 R/W, W 0 0 0 0 0 0 0 XB 00006AH A/D データ 0 ADCR0 R 00006BH A/D データ 1 ADCR1 R 00006CH ADC セッティング 0 ADSR0 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 00006DH ADC セッティング 1 ADSR1 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 00006EH 低電圧 /CPU 動作検出リセット制御 レジスタ LVRC R/W, W 低電圧 /CPU 動作検出 リセット 0 0 1 1 1 0 0 0B 00006FH ROM ミラー機能選択 ROMM W ROM ミラー XXXXXXX 1B 16 ビット リロードタイマ 3 A/D コンバータ XXXX 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B XXXX 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B XXXXXX 0 0B 000070H 予約領域 ∼ 00007FH 000080H ∼ 00008FH CAN インタフェース 1 用予約領域。「■ CAN コントローラ」参照 000090H 予約領域 ∼ 00009DH PACSR0 R/W アドレス 一致検出 0 0 0 0 0 0 0 0 0B DIRR R/W 遅延割込み発生 モジュール XXXXXXX0B 低消費電力モード制御レジスタ LPMCR W, R/W 低消費電力 制御回路 0 0 0 1 1 0 0 0B クロック選択レジスタ CKSCR R, R/W 低消費電力 制御回路 1 1 1 1 1 1 0 0B 00009EH アドレス検出制御レジスタ 0 00009FH 遅延割込み要因発生 / 解除レジスタ 0000A0H 0000A1H 0000A2H 予約領域 ∼ 0000A7H 0000A8H ウォッチドッグ制御レジスタ WDTC R, W ウォッチ ドッグタイマ XXXXX 1 1 1B 0000A9H タイムベースタイマ制御レジスタ TBTC W, R/W タイムベース タイマ 1 XX 0 0 1 0 0B 0000AAH 時計タイマ制御レジスタ WTC R, R/W 時計タイマ 1 X 0 0 1 0 0 0B 0000ABH ∼ 0000ADH 予約領域 (続く) 22 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ アドレス 0000AEH レジスタ フラッシュコントロールステータス ( フラッシュのみ。他は予約領域 ) 略称 アクセス リソース 初期値 FMCS R, R/W フラッシュ メモリ 0 0 0 X 0 0 0 0B 予約領域 0000AFH 0000B0H 割込み制御レジスタ 00 ICR00 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B1H 割込み制御レジスタ 01 ICR01 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B2H 割込み制御レジスタ 02 ICR02 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B3H 割込み制御レジスタ 03 ICR03 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B4H 割込み制御レジスタ 04 ICR04 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B5H 割込み制御レジスタ 05 ICR05 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B6H 割込み制御レジスタ 06 ICR06 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B7H 割込み制御レジスタ 07 ICR07 W, R/W 0000B8H 割込み制御レジスタ 08 ICR08 W, R/W 0000B9H 割込み制御レジスタ 09 ICR09 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BAH 割込み制御レジスタ 10 ICR10 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BBH 割込み制御レジスタ 11 ICR11 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BCH 割込み制御レジスタ 12 ICR12 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BDH 割込み制御レジスタ 13 ICR13 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BEH 割込み制御レジスタ 14 ICR14 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BFH 割込み制御レジスタ 15 ICR15 W, R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 割込み制御 0 0 0 0 0 1 1 1B 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000C0H 予約領域 ∼ 0000C9H 0000CAH 外部割込み許可 1 ENIR1 0 0 0 0 0 0 0 0B 0000CBH 外部割込み要因 1 EIRR1 XXXXXXXXB 検出レベル設定 1 ELVR1 0000CEH 外部割込み要因選択 EISSR 0000CFH PLL サブクロック制御レジスタ PSCCR 0000CCH 0000CDH R/W 外部割込み 1 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B W PLL XXXX 0 0 0 0B 0000D0H 予約領域 ∼ 0000FFH 007900H ∼ 007917H 予約領域 007918H リロードレジスタ LC PRLLC R/W 007919H リロードレジスタ HC PRLHC R/W 00791AH リロードレジスタ LD PRLLD R/W 00791BH リロードレジスタ HD PRLHD R/W XXXXXXXXB 00791CH リロードレジスタ LE PRLLE R/W XXXXXXXXB 00791DH リロードレジスタ HE PRLHE R/W 00791EH リロードレジスタ LF PRLLF R/W 00791FH リロードレジスタ HF PRLHF R/W XXXXXXXXB 16 ビット PPG C/D 16 ビット PPG E/F XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) DS07–13746–3 23 MB90360E シリーズ アドレス レジスタ 略称 アクセス リソース 初期値 007920H インプットキャプチャ 0 IPCP0 R 007921H インプットキャプチャ 0 IPCP0 R 007922H インプットキャプチャ 1 IPCP1 R 007923H インプットキャプチャ 1 IPCP1 R XXXXXXXXB 007924H インプットキャプチャ 2 IPCP2 R XXXXXXXXB 007925H インプットキャプチャ 2 IPCP2 R 007926H インプットキャプチャ 3 IPCP3 R 007927H インプットキャプチャ 3 IPCP3 R XXXXXXXXB 0 0 0 0 0 0 0 0B 007928H ∼ 00793FH XXXXXXXXB インプット キャプチャ 0/1 インプット キャプチャ 2/3 XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 予約領域 007940H タイマデータ 0 TCDT0 R/W 007941H タイマデータ 0 TCDT0 R/W 007942H タイマ制御ステータス 0 TCCSL0 R/W 007943H タイマ制御ステータス 0 TCCSH0 R/W 0 XXXXXXXB R, W XXXXXXXXB 16 ビット リロードタイマ 2 XXXXXXXXB 007944H ∼ 00794BH タイマ 2/ リロード 2 TMR2/ TMRLR2 タイマ 3/ リロード 3 TMR3/ TMRLR3 00794EH 00794FH 007950H ∼ 00795FH 007960H 00796FH ∼ 0079DFH 0 0 0 0 0 0 0 0B R, W R, /W R, /W XXXXXXXXB 16 ビット リロードタイマ 3 XXXXXXXXB 予約領域 クロックスーパバイザ制御レジスタ 007961H ∼ 00796DH 00796EH 0 0 0 0 0 0 0 0B 予約領域 00794CH 00794DH フリーラン タイマ 0 CSVCR R, R/W クロックスーパ バイザ 0 0 0 1 1 1 0 0B R/W CAN クロック 同期 XXXXXXX0B 予約領域 CAN ダイレクトモードレジスタ (MB90V340E のみ ) CDMR 予約領域 (続く) 24 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) アドレス レジスタ 略称 アクセス リソース 初期値 0079E0H 検出アドレス設定 0 PADR0 R/W XXXXXXXXB 0079E1H 検出アドレス設定 0 PADR0 R/W XXXXXXXXB 0079E2H 検出アドレス設定 0 PADR0 R/W XXXXXXXXB 0079E3H 検出アドレス設定 1 PADR1 R/W XXXXXXXXB アドレス 一致検出 0 0079E4H 検出アドレス設定 1 PADR1 R/W 0079E5H 検出アドレス設定 1 PADR1 R/W 0079E6H 検出アドレス設定 2 PADR2 R/W XXXXXXXXB 0079E7H 検出アドレス設定 2 PADR2 R/W XXXXXXXXB 0079E8H 検出アドレス設定 2 PADR2 R/W XXXXXXXXB 0079E9H ∼ 0079EFH XXXXXXXXB XXXXXXXXB 予約領域 0079F0H 検出アドレス設定 3 PADR3 R/W XXXXXXXXB 0079F1H 検出アドレス設定 3 PADR3 R/W XXXXXXXXB 0079F2H 検出アドレス設定 3 PADR3 R/W XXXXXXXXB 0079F3H 検出アドレス設定 4 PADR4 R/W XXXXXXXXB アドレス 一致検出 1 0079F4H 検出アドレス設定 4 PADR4 R/W 0079F5H 検出アドレス設定 4 PADR4 R/W XXXXXXXXB 0079F6H 検出アドレス設定 5 PADR5 R/W XXXXXXXXB 0079F7H 検出アドレス設定 5 PADR5 R/W XXXXXXXXB 0079F8H 検出アドレス設定 5 PADR5 R/W XXXXXXXXB 0079F9H ∼ 007BFFH 予約領域 007C00H ∼ 007DFFH CAN インタフェース 1 用予約領域。「■ CAN コントローラ」参照 007E00H ∼ 007FFFH 予約領域 XXXXXXXXB (注意事項)・初期値の “X” は不定のビットを示します。 ・“ 予約領域 ” への書込みは行わないでください。“ 予約領域 ” を読み出した場合は不定が読み出されます。 DS07–13746–3 25 MB90360E シリーズ ■ CAN コントローラ ・ CAN 規格バージョン 2.0, パート A および B 準拠 - 標準フレームフォーマットおよび拡張フレームフォーマットでの送信 / 受信機能をサポート ・ リモートフレームを受信することによるデータ・フレーム送信機能をサポート ・ 16 本のメッセージ送信 / 受信バッファ - 29 ビット ID および 8 バイトデータ - マルチレベルメッセージバッファ構成 ・ 各メッセージバッファにおいて , ID アクセプタンスマスクとしてフルビットコンペア , フルビットマスク , アクセプタ ンスレジスタ 0/ アクセプタンスレジスタ 1 を提供 - 標準フレームフォーマットまたは拡張フレームフォーマットでの 2 個のアクセプタンスマスクレジスタ ・ ビット伝送速度は 10 kbps ∼ 2 Mbps の範囲内でプログラミング可能 ( 入力クロックが 16 MHz の場合 ) コントロールレジスタ一覧 (1) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 初期値 メッセージバッファ有効レジスタ BVALR R/W 00000000 00000000B 送信要求レジスタ TREQR R/W 00000000 00000000B 送信解除レジスタ TCANR W 00000000 00000000B 送信完了レジスタ TCR R/W 00000000 00000000B 受信完了レジスタ RCR R/W 00000000 00000000B リモート要求受信レジスタ RRTRR R/W 00000000 00000000B 受信オーバランレジスタ ROVRR R/W 00000000 00000000B 受信割込み許可レジスタ RIER R/W 00000000 00000000B 000080H 000081H 000082H 000083H 000084H 000085H 000086H 000087H 000088H 000089H 00008AH 00008BH 00008CH 00008DH 00008EH 00008FH 26 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ コントロールレジスタ一覧 (2) アドレス レジスタ名称 CAN1 007D00H 初期値 制御ステータスレジスタ CSR R/W, W R/W, R 0XXXX0X1 00XXX000B ラストイベント表示レジスタ LEIR R/W 000X0000 XXXXXXXXB 受信および送信エラーカウンタ RTEC R 00000000 00000000B ビットタイミングレジスタ BTR R/W 11111111 X1111111B IDE レジスタ IDER R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 送信 RTR レジスタ TRTRR R/W 00000000 00000000B リモートフレーム受信待機レジスタ RFWTR R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 送信割込み許可レジスタ TIER R/W 00000000 00000000B 007D01H 007D02H 007D03H 007D04H 007D05H 007D06H 007D07H 007D08H 007D09H 007D0AH 007D0BH 007D0CH 007D0DH レジスタ略称 読出し / 書込み 007D0EH 007D0FH 007D10H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007D11H 007D12H 受信マスク選択レジスタ AMSR R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007D13H 007D14H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007D15H 007D16H 受信マスクレジスタ 0 AMR0 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007D17H 007D18H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007D19H 007D1AH 007D1BH DS07–13746–3 受信マスクレジスタ 1 AMR1 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 27 MB90360E シリーズ メッセージバッファ一覧 (ID レジスタ ) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 汎用 RAM ⎯ R/W 007C00H ∼ 007C1FH XXXXXXXXB 007C20H ID レジスタ 0 IDR0 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C23H 007C24H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C25H 007C26H ID レジスタ 1 IDR1 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C27H 007C28H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C29H 007C2AH ID レジスタ 2 IDR2 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C2BH 007C2CH XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C2DH 007C2EH ID レジスタ 3 IDR3 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C2FH 007C30H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C31H 007C32H ID レジスタ 4 IDR4 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C33H 007C34H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C35H 007C36H ID レジスタ 5 IDR5 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C37H 007C38H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C39H 007C3AH ID レジスタ 6 IDR6 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C3BH 007C3CH XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C3DH 007C3EH 007C3FH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C21H 007C22H 初期値 ID レジスタ 7 IDR7 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB (続く) 28 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 007C40H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C41H 007C42H ID レジスタ 8 IDR8 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C43H 007C44H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C45H 007C46H ID レジスタ 9 IDR9 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C47H 007C48H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C49H 007C4AH ID レジスタ 10 IDR10 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C4BH 007C4CH XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C4DH 007C4EH ID レジスタ 11 IDR11 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C4FH 007C50H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C51H 007C52H ID レジスタ 12 IDR12 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C53H 007C54H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C55H 007C56H ID レジスタ 13 IDR13 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C57H 007C58H XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C59H 007C5AH ID レジスタ 14 IDR14 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C5BH 007C5CH XXXXXXXX XXXXXXXXB 007C5DH 007C5EH 007C5FH DS07–13746–3 初期値 ID レジスタ 15 IDR15 R/W XXXXXXXX XXXXXXXXB 29 MB90360E シリーズ メッセージバッファ一覧 (DLC レジスタおよびデータレジスタ ) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 初期値 DLC レジスタ 0 DLCR0 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 1 DLCR1 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 2 DLCR2 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 3 DLCR3 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 4 DLCR4 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 5 DLCR5 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 6 DLCR6 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 7 DLCR7 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 8 DLCR8 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 9 DLCR9 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 10 DLCR10 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 11 DLCR11 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 12 DLCR12 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 13 DLCR13 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 14 DLCR14 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 15 DLCR15 R/W XXXXXXXXB データレジスタ 0 (8 バイト ) DTR0 R/W 007C60H 007C61H 007C62H 007C63H 007C64H 007C65H 007C66H 007C67H 007C68H 007C69H 007C6AH 007C6BH 007C6CH 007C6DH 007C6EH 007C6FH 007C70H 007C71H 007C72H 007C73H 007C74H 007C75H 007C76H 007C77H 007C78H 007C79H 007C7AH 007C7BH 007C7CH 007C7DH 007C7EH 007C7FH 007C80H ∼ 007C87H XXXXXXXXB ∼ XXXXXXXXB (続く) 30 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) アドレス レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み データレジスタ 1 (8 バイト ) DTR1 R/W データレジスタ 2 (8 バイト ) DTR2 R/W データレジスタ 3 (8 バイト ) DTR3 R/W データレジスタ 4 (8 バイト ) DTR4 R/W データレジスタ 5 (8 バイト ) DTR5 R/W データレジスタ 6 (8 バイト ) DTR6 R/W データレジスタ 7 (8 バイト ) DTR7 R/W データレジスタ 8 (8 バイト ) DTR8 R/W データレジスタ 9 (8 バイト ) DTR9 R/W データレジスタ 10 (8 バイト ) DTR10 R/W データレジスタ 11 (8 バイト ) DTR11 R/W データレジスタ 12 (8 バイト ) DTR12 R/W データレジスタ 13 (8 バイト ) DTR13 R/W データレジスタ 14 (8 バイト ) DTR14 R/W データレジスタ 15 (8 バイト ) DTR15 R/W CAN1 007C88H ∼ 007C8FH XXXXXXXXB 007C90H ∼ 007C97H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CF8H ∼ 007CFFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CF0H ∼ 007CF7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CE8H ∼ 007CEFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CE0H ∼ 007CE7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CD8H ∼ 007CDFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CD0H ∼ 007CD7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CC8H ∼ 007CCFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CC0H ∼ 007CC7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CB8H ∼ 007CBFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CB0H ∼ 007CB7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CA8H ∼ 007CAFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CA0H ∼ 007CA7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C98H ∼ 007C9FH 初期値 ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB DS07–13746–3 ∼ XXXXXXXXB 31 MB90360E シリーズ ■ 割込み要因と割込みベクタ , 割込み制御レジスタ 割込みベクタ 割込み制御レジスタ EI2OS 対応 番号 アドレス 番号 アドレス リセット N #08 FFFFDCH ⎯ ⎯ INT9 命令 N #09 FFFFD8H ⎯ ⎯ 例外処理 N #10 FFFFD4H ⎯ ⎯ 予約 N #11 FFFFD0H 予約 N #12 FFFFCCH ICR00 0000B0H CAN 1 受信 N #13 FFFFC8H N #14 FFFFC4H ICR01 0000B1H CAN 1 送信 / ノードステータス 予約 N #15 FFFFC0H 予約 N #16 FFFFBCH ICR02 0000B2H 予約 N #17 FFFFB8H 予約 N #18 FFFFB4H ICR03 0000B3H 16 ビットリロードタイマ 2 Y1 #19 FFFFB0H 16 ビットリロードタイマ 3 Y1 #20 FFFFACH ICR04 0000B4H 予約 N #21 FFFFA8H 予約 N #22 FFFFA4H ICR05 0000B5H PPG C/D N #23 FFFFA0H PPG E/F N #24 FFFF9CH ICR06 0000B6H タイムベースタイマ N #25 FFFF98H Y1 #26 FFFF94H ICR07 0000B7H 外部割込み 8 ∼ 11 時計タイマ N #27 FFFF90H Y1 #28 FFFF8CH ICR08 0000B8H 外部割込み 12 ∼ 15 8/10 ビット A/D コンバータ Y1 #29 FFFF88H N #30 FFFF84H ICR09 0000B9H 16 ビットフリーランタイマ 0 予約 N #31 FFFF80H 予約 N #32 FFFF7CH ICR10 0000BAH インプットキャプチャ 0 ∼ 3 Y1 #33 FFFF78H 予約 N #34 FFFF74H ICR11 0000BBH LIN-UART0 受信 Y2 #35 FFFF70H Y1 #36 FFFF6CH ICR12 0000BCH LIN-UART0 送信 LIN-UART 1 受信 Y2 #37 FFFF68H Y1 #38 FFFF64H ICR13 0000BDH LIN-UART 1 送信 予約 N #39 FFFF60H 予約 N #40 FFFF5CH ICR14 0000BEH フラッシュメモリ N #41 FFFF58H 遅延割込み発生モジュール N #42 FFFF54H ICR15 0000BFH 割込み要因 Y1 :使用可能 Y2 :使用可能 , EI2OS 停止機能付 N :使用不可 (注意事項) ・ ICR レジスタを共用している周辺機能は , 割込みレベルが同一になります。 ・ ICR レジスタを共用している周辺機能で拡張インテリジェント I/O サービスを使用する場合は , どちらか 一方しか利用できません。 ・ ICR レジスタを共用している周辺機能の場合 , 片方で拡張インテリジェント I/O サービスを指定すると , もう一方での割り込みの使用はできなくなります。 32 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項 目 電源電圧* 1 *1 入力電圧 *1 出力電圧 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 “L” レベル最大出力電流 “L” レベル平均出力電流 “L” レベル最大総出力電流 記号 “H” レベル平均出力電流 “H” レベル最大総出力電流 動作温度 保存温度 備 考 VSS + 6.0 V VSS − 0.3 VSS + 6.0 V VCC = AVCC * 2 AVR VSS − 0.3 VSS + 6.0 V AVCC ≧ AVR * 2 VI VSS − 0.3 VSS + 6.0 V *3 VO VSS − 0.3 VSS + 6.0 V *3 *6 ICLAMP − 2.0 + 2.0 mA Σ|ICLAMP| ⎯ 40 mA *6 IOL1 ⎯ 15 mA *4 IOL2 ⎯ 40 mA *5 IOLAV1 ⎯ 4 mA *4 IOLAV2 ⎯ 30 mA *5 ΣIOL1 ⎯ 125 mA *4 ΣIOL2 ⎯ 160 mA *5 ⎯ 40 mA ⎯ 40 mA *4 ΣIOLAV2 ΣIOLAV1 * 4 + 105 °C < TA ≦+ 125 °C * 5 + 105 °C < TA ≦+ 125 °C * 4 − 40 °C ≦ TA ≦+ 105 °C * 5 − 40 °C ≦ TA ≦+ 105 °C IOH1 ⎯ − 15 mA IOH2 ⎯ − 40 mA *5 IOHAV1 ⎯ −4 mA *4 IOHAV2 ⎯ − 30 mA *5 ΣIOH1 ⎯ − 125 mA *4 ΣIOH2 ⎯ − 160 mA *5 ⎯ − 40 mA ⎯ − 40 mA ⎯ 308 mW フラッシュメモリ書換えなし ⎯ 390 mW フラッシュメモリ書換えあり − 40 + 105 °C − 40 + 125 °C − 55 + 150 °C ΣIOHAV2 ΣIOHAV1 ΣIOHAV2 消費電力 単位 VSS − 0.3 ΣIOHAV1 “H” レベル平均総出力電流 最大 VCC ΣIOLAV2 “H” レベル最大出力電流 最小 AVCC ΣIOLAV1 “L” レベル平均総出力電流 定格値 PD TA TSTG * 4 + 105 °C < TA ≦+ 125 °C * 5 + 105 °C < TA ≦+ 125 °C * 4 − 40 °C ≦ TA ≦+ 105 °C * 5 − 40 °C ≦ TA ≦+ 105 °C *7 * 1:VSS = AVSS = 0 V を基準にしています。 * 2:AVCC と VCC を同じ電圧に設定してください。AVCC は VCC を超えてはいけません。また , 電源投入時にアナログ 入力の電圧が AVCC を超えてはいけません。 * 3:VI および VO は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。VI は定格電流を超えてはいけません。ただし , 外部の部品を 使用して入力への電流または入力からの電流の最大値を制限する場合は, VI に代わってICLAMP 定格が適用されます。 * 4:該当端子:P24 ∼ P27, P40 ∼ P44, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67, P80, P82 ∼ P87 * 5:該当端子:P20 ∼ P23 (続く) DS07–13746–3 33 MB90360E シリーズ (続き) * 6:該当端子:P20 ∼ P27, P40 ∼ P44, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67, P80, P82 ∼ P87 ・推奨動作条件内でご使用ください。 ・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 ・+ B 信号とマイクロコントローラの間には , 必ず制限抵抗を接続し+ B 信号を印加してください。 ・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時および定常を問わず規格値以下になるように 制限抵抗の値を設定してください。 ・低消費電力モード時のマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオード を通して VCC 端子の電位を上昇させ , 他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。 ・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給 されているため , 不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。 ・電源投入時に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給されているため , パワーオンリセットが動作しない 電源電圧になる可能性がありますのでご注意ください。 ・+ B 入力端子は , オープン状態にならないようにご注意ください。 ・推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード VCC P-ch 制限抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R * 7:TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限がありますので営業部門までお問い合わせください。 フラッシュメモリへの書込み・消去は TA =− 40 °C ∼+ 105 °C までの保証となります。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 34 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = AVSS = 0 V) 項 目 電源電圧 記号 VCC, AVCC 平滑コンデンサ CS 動作温度 TA 規格値 単位 備 考 最小 標準 最大 4.0 5.0 5.5 V 通常動作時 3.5 5.0 5.5 V A/D コンバータ未使用および フラッシュ書込みを行わない場合の 通常動作時 3.0 ⎯ 5.5 V ストップ動作時の RAM データ保持 セラミックコンデンサ , または同程度 の交流規格のコンデンサを使用してく ださい。VCC 端子のバイパスコンデン サはこのコンデンサよりも大きい容量 値のものを使用してください。 0.1 ⎯ 1.0 µF − 40 ⎯ + 105 °C − 40 ⎯ + 125 °C * * : TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限がありますので営業部門までお問い合わせください。 フラッシュメモリへの書込み・消去は TA =− 40 °C ∼+ 105 °C までの保証となります。 ・C 端子接続図 C CS <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–13746–3 35 MB90360E シリーズ 3. 直流規格 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項 目 記号 端子名 条 件 規格値 最小 標準 最大 単位 備考 VIHS ⎯ ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V CMOS ヒステリシス入力 レベルが選択された場合 の端子入力 (P82, P85 を除く ) VIHA ⎯ ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V Automotive 入力レベルが 選択された場合の端子入 力 VIHS ⎯ ⎯ 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V CMOS 入力レベルが選択 された場合の P82, P85 入 力 VIHR ⎯ ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V RST 入力端子 (CMOS ヒステリシス ) VIHM ⎯ ⎯ VCC − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V MD 入力端子 “H” レベル 入力電圧 VILS ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V CMOS ヒステリシス入力 レベルが選択された場合 の端子入力 (P82, P85 を除く ) VILA ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.5 VCC V Automotive 入力レベルが 選択された場合の端子入 力 VILS ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V CMOS 入力レベルが選択 された場合の P82, P85 入 力 VILR ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V RST 入力端子 (CMOS ヒステリシス ) VILM ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ VSS + 0.3 V MD 入力端子 “L” レベル 入力電圧 “H” レベル 出力電圧 “L” レベル 出力電圧 VOH P20 ∼ P23 以外 VCC = 4.5 V, IOH =− 4.0 mA VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V VOHI P20 ∼ P23 VCC = 4.5 V, VCC − 0.5 IOH =− 14.0 mA ⎯ ⎯ V VOL P20 ∼ P23 以外 VCC = 4.5 V, IOL = 4.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V VOLI P20 ∼ P23 VCC = 4.5 V, IOL = 20.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V 入力リーク 電流 IIL ⎯ VCC = 5.5 V, VSS < VI < VCC −1 ⎯ +1 µA プルアップ 抵抗値 RUP P20 ∼ P27 , RST ⎯ 25 50 100 kΩ プルダウン 抵抗値 RDOWN MD2 ⎯ 25 50 100 kΩ MB90362E, MB90362ES, MB90362TE, MB90362TES (続く) 36 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項 目 記号 端子名 規格値 最小 標準 最大 単位 備 考 VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , 通常動作時 ⎯ 35 45 mA VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , フラッシュメモリ書込み時 TA =− 40 °C ∼+ 105 °C ⎯ 50 60 mA フラッシュメモリ品 VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , フラッシュメモリ消去時 TA =− 40 °C ∼+ 105 °C ⎯ 50 60 mA フラッシュメモリ品 ICCS VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , スリープ時 ⎯ 12 20 mA ⎯ 0.3 0.8 ICTS VCC = 5.0 V, 内部 2 MHz 動作 , メインタイマモード時 ICC 電源電流* VCC VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , サブ動作時 , TA =+ 25 °C ICCL VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , サブスリープ時 , TA =+ 25 °C ICCLS VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , 時計モード時 , TA =+ 25 °C ICCT CIN AVCC, AVSS, AVR, VCC, VSS, C 以外 mA 0.4 1.0 ⎯ 4 7 クロックスーパ バイザ停止中 ⎯ 40 100 クロックスーパ バイザ動作中 ⎯ 60 150 クロックスーパ バイザ停止中 ⎯ 90 200 MB90F362TE, MB90F367TE, MB90362TE, MB90367TE クロックスーパ バイザ動作中 ⎯ 110 250 MB90F367TE, MB90367TE クロックスーパ バイザ停止中 ⎯ 10 50 MB90F362E, MB90F367E, MB90362E, MB90367E クロックスーパ バイザ動作中 ⎯ 30 100 クロックスーパ バイザ停止中 ⎯ 60 150 MB90F362TE, MB90F367TE, MB90362TE, MB90367TE クロックスーパ バイザ動作中 ⎯ 80 200 MB90F367TE, MB90367TE クロックスーパ バイザ停止中 ⎯ 8 30 MB90F362E, MB90F367E, MB90362E, MB90367E クロックスーパ バイザ動作中 ⎯ 30 70 クロックスーパ バイザ停止中 ⎯ 60 130 MB90F362TE, MB90F367TE, MB90362TE, MB90367TE クロックスーパ バイザ動作中 ⎯ 80 170 MB90F367TE, MB90367TE ⎯ 5 25 µA T サフィックスなし品 ⎯ 50 130 µA T サフィックスあり品 ⎯ 5 15 pF VCC = 5.0 V, ストップ時 , TA =+ 25 °C ICCH T サフィックスなし品 ⎯ VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , PLL タイマモード時 , 外部周波数= 4 MHz ICTSPLL6 入力容量 条 件 ⎯ T サフィックスあり品 mA MB90F362E, MB90F367E, MB90362E, MB90367E MB90F367E, MB90367E µA MB90F367E, MB90367E µA MB90F367E, MB90367E µA *:電源電流の試験条件は外部のクロックを使用した場合です。 DS07–13746–3 37 MB90360E シリーズ 4. 交流規格 (1) クロックタイミング 項 目 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 記号 端子名 X0, X1 fC クロック周波数 * X0, X1 規格値 最小 標準 最大 クロックサイクルタイム tCYL tCYLL 入力クロックパルス幅 入力クロック立上り , 立下り時間 備 考 3 16 1/2 逓倍 (PLL 停止時 ) 発振回路使用時 4 16 PLL 1 逓倍 発振回路使用時 12 MHz PLL 2 逓倍 発振回路使用時 4 8 PLL 3 逓倍 発振回路使用時 4 6 PLL 4 逓倍 発振回路使用時 4 4 PLL 6 逓倍 発振回路使用時 3 24 1/2 逓倍 (PLL 停止時 ) 外部クロック使用時 4 24 PLL 1 逓倍 外部クロック使用時 4 4 ⎯ ⎯ 12 MHz PLL 2 逓倍 外部クロック使用時 4 8 PLL 3 逓倍 外部クロック使用時 4 6 PLL 4 逓倍 外部クロック使用時 4 fCL 単位 4 PLL 6 逓倍 外部クロック使用時 X0A, X1A — 32.768 100 kHz X0, X1 62.5 ⎯ 333 ns 発振回路使用時 外部クロック使用時 X0, X1 41.67 ⎯ 333 ns X0A, X1A 10 30.5 — µs PWH, PWL X0 10 ⎯ ⎯ ns PWHL, PWLL X0A 5 15.2 ⎯ µs デューティ比 30%∼ 70%を目安と してください。 tCR, tCF X0 ⎯ ⎯ 5 ns 外部クロック使用時 内部動作クロック周波数 ( マシンクロック ) fCP ⎯ 1.5 ⎯ 24 fCPL ⎯ ⎯ 8.192 50 内部動作クロックサイクル タイム ( マシンクロック ) tCP ⎯ 41.67 ⎯ 666 ns メインクロック使用時 tCPL ⎯ 20 122.1 ⎯ µs サブクロック使用時 MHz メインクロック使用時 kHz サブクロック使用時 *:PLL 使用時はクロック周波数の範囲に制限があります。 「・PLL 動作保証範囲外部クロック周波数と内部動作クロッ ク周波数の関係」のグラフの範囲内で使用してください。 ・クロックタイミング tCYL 0.8 VCC X0 0.2 VCC PWH PWL tCF tCR tCYLL 0.8 VCC X0A 0.2 VCC PWHL PWLL tCF 38 tCR DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ・PLL 動作保証範囲 動作保証範囲 5.5 A/D コンバータ 動作保証範囲 電源電圧 VCC (V) 4.0 3.5 PLL 動作保証範囲 1.5 4 24 内部クロック fCP (MHz) MB90360E シリーズの動作保証範囲 動作保証振動子周波数範囲 内部クロック fCP (MHz) 24 6 逓倍 4 逓倍 3 逓倍 1 逓倍 2 逓倍 16 ×1/2 12 (PLL 停止時 ) 8 4.0 1.5 3 4 8 12 外部クロック fC (MHz) 16 24 * *:発振回路使用時 , 最大発振クロック周波数は 16 MHz となります。 DS07–13746–3 39 MB90360E シリーズ (2) リセットスタンバイ入力 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項 目 記号 リセット入力 時間 tRSTL 端子名 RST 規 格 値 単位 備 考 最小 最大 500 ⎯ ns 通常動作時 振動子の発振時間*+ 100 µs ⎯ µs ストップモード , サブクロックモード , サブスリープモード , 時計モード時 100 ⎯ µs タイムベースタイマモード時 *:振動子の発振時間は , 振幅の 90%に達した時間です。水晶振動子は数 ms ∼数十 ms, セラミック振動子は 数百 µs ∼数 ms, 外部クロックは 0 ms となります。 ・通常動作時 tRSTL RST 0.2 VCC 0.2 VCC ・ストップモード , サブクロックモード , サブスリープモード , 時計モード時 tRSTL RST 0.2 VCC X0 0.2 VCC 振幅の 90% 内部動作クロック 100 µs 振動子の 振幅時間 発振安定待ち時間 命令実行 内部リセット 40 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (3) 電源投入規格 ( パワーオンリセット ) (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項 目 電源立上り時間 電源切断時間 記号 端子名 tR VCC tOFF VCC 条件 ⎯ 規格値 単位 最小 最大 0.05 30 ms 1 ⎯ ms 備 考 電源投入までの待ち時間 tR VCC 2.7 V 0.2 V 0.2 V 0.2 V tOFF (注意事項)電源電圧を急激に変化させると , パワーオンリセットが起動される場合があります。動作中に電源電圧を変 化させる場合は , 下図のように電圧の変動をおさえて滑らかに立ち上げることを推奨します。また , この場 合 PLL クロックを使用していない状態で行ってください。ただし , 電圧降下が 1 V/s 以内であれば , PLL ク ロック使用中でも動作可能です。 VCC 3V VSS DS07–13746–3 41 MB90360E シリーズ (4) LIN-UART0/1 ・ビット設定:ESCR:SCES = 0, ECCR:SCDE = 0 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 条件 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK0, SCK1 SCK ↓ → SOT 遅延時間 tSLOVI SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHI SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIXI シリアルクロック “L” パルス幅 規格値 単位 最小 最大 5 tCP ⎯ ns − 50 + 50 ns tCP + 80 ⎯ ns SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 0 ⎯ ns tSHSL SCK0, SCK1 3 tCP − tR ⎯ ns シリアルクロック “H” パルス幅 tSLSH SCK0, SCK1 tCP + 10 ⎯ ns SCK ↓ → SOT 遅延時間 tSLOVE SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 ⎯ 2 tCP + 60 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHE SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 30 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIXE SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 tCP + 30 ⎯ ns SCK 立下り時間 tF SCK0, SCK1 ⎯ 10 ns SCK 立上り時間 tR SCK0, SCK1 ⎯ 10 ns 内部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 外部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL (注意事項)・CLK 同期モードの交流規格です。 ・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK0, SCK1 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLOVI SOT0, SOT1 2.4 V 0.8 V tIVSHI SIN0, SIN1 42 tSHIXI VIH VIH VIL VIL DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL VIH VIH SCK0, SCK1 VIL VIL tF tSLOVE tR 2.4 V SOT0, SOT1 0.8 V tIVSHE SIN0, SIN1 tSHIXE VIH VIH VIL VIL ・ビット設定:ESCR:SCES = 1, ECCR:SCDE = 0 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK0, SCK1 SCK ↑ → SOT 遅延時間 tSHOVI SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLI SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 SCK ↓ → 有効 SIN ホールド時間 tSLIXI シリアルクロック “H” パルス幅 条件 規格値 単位 最小 最大 5 tCP ⎯ ns − 50 + 50 ns tCP + 80 ⎯ ns SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 0 ⎯ ns tSHSL SCK0, SCK1 3 tCP − tR ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK0, SCK1 tCP + 10 ⎯ ns SCK ↑ → SOT 遅延時間 tSHOVE SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 ⎯ 2 tCP + 60 ns 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLE SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 30 ⎯ ns SCK ↓ → 有効 SIN ホールド時間 tSLIXE SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 tCP + 30 ⎯ ns SCK 立下り tF SCK0, SCK1 ⎯ 10 ns SCK 立上り tR SCK0, SCK1 ⎯ 10 ns 内部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 外部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL (注意事項)・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 DS07–13746–3 43 MB90360E シリーズ ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK0, SCK1 2.4 V 0.8 V tSHOVI 2.4 V SOT0, SOT1 0.8 V tIVSLI SIN0, SIN1 tSLIXI VIH VIH VIL VIL ・外部シフトクロックモード tSHSL tSLSH VIH VIH SCK0, SCK1 VIL tR tSHOVE VIL tF 2.4 V SOT0, SOT1 0.8 V tIVSLE SIN0, SIN1 tSLIXE VIH VIH VIL VIL ・ビット設定:ESCR:SCES = 0, ECCR:SCDE = 1 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK ↑ → SOT 遅延時間 条件 規格値 単位 最小 最大 SCK0, SCK1 5 tCP ⎯ ns tSHOVI SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 − 50 + 50 ns 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLI SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 tCP + 80 ⎯ ns SCK ↓ → 有効 SIN ホールド時間 tSLIXI SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 0 ⎯ ns SOT → SCK ↓遅延時間 tSOVLI SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 3 tCP − 70 ⎯ ns 内部クロック動作 出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL. (注意事項)・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 44 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ tSCYC 2.4 V SCK0, SCK1 0.8 V 0.8 V tSHOVI tSOVLI SOT0, SOT1 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLIXI tIVSLI VIH VIL SIN0, SIN1 VIH VIL ・ビット設定:ESCR:SCES = 1, ECCR:SCDE = 1 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK ↓ → SOT 遅延時間 規格値 条件 単位 最小 最大 SCK0, SCK1 5 tCP ⎯ ns tSLOVI SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 − 50 + 50 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHI SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 tCP + 80 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN 遅延時間 tSHIXI SCK0, SCK1, SIN0, SIN1 0 ⎯ ns SOT → SCK ↑遅延時間 tSOVHI SCK0, SCK1, SOT0, SOT1 3 tCP − 70 ⎯ ns 内部クロック動作 出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL. (注意事項)・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 tSCYC 2.4 V 2.4 V SCK0, SCK1 0.8 V tSLOVI tSOVHI SOT0, SOT1 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V tIVSHI SIN0, SIN1 DS07–13746–3 tSHIXI VIH VIH VIL VIL 45 MB90360E シリーズ (5) トリガ入力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項 目 入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTRGH tTRGL INT8, INT9R INT10, INT11 INT12R, INT13 INT14R, INT15R ADTG ⎯ 規格値 最小 最大 5 tCP ⎯ 単位 ns (注意事項) tCP は内部動作クロックサイクルタイム ( マシンクロック ) です。「 (1) クロックタイミング」を参照して ください。 INT8, INT9R INT10, INT11 INT12R, INT13 INT14R, INT15R ADTG 46 VIH VIH VIL VIL tTRGH tTRGL DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (6) タイマ関係リソース入力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項 目 入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTIWH TIN2, TIN3 tTIWL IN0 ∼ IN3 ⎯ 規格値 最小 最大 4 tCP ⎯ 単位 ns (注意事項) tCP は内部動作クロックサイクルタイム ( マシンクロック ) です。「 (1) クロックタイミング」を参照して ください。 VIH VIH TIN2, TIN3 IN0 ~ IN3 VIL VIL tTIWH tTIWL (7) タイマ関係リソース出力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項 目 記号 CLK ↑ → TOUT 変化時間 CLK tTO 端子名 条件 TOT2, TOT3 ⎯ PPGC ∼ PPGF 規格値 最小 最大 30 ⎯ 単位 ns 2.4 V 2.4 V TOT2, TOT3 PPGC ~ PPGF 0.8 V tTO DS07–13746–3 47 MB90360E シリーズ 5. A/D コンバータ (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, 3.0 V ≦ AVR − AVSS, VCC = AVCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項 目 記号 端子名 分解能 ⎯ 総合誤差 規 格 値 単位 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 3.0 LSB 非直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB 微分非直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB ゼロリーディング電圧 VOT AN0 ∼ AN15 AVSS − 1.5 × LSB AVSS + 0.5 × LSB AVSS + 2.5 × LSB V フルスケール リーディング電圧 VFST AN0 ∼ AN15 AVR − 3.5 × LSB AVR − 1.5 × LSB AVR + 0.5 × LSB V ⎯ 16500 µs ⎯ ∞ µs 1.0 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ アナログポート入力電流 IAIN AN0 ∼ AN15 − 0.3 ⎯ +0.3 µA アナログ入力電圧 VAIN AN0 ∼ AN15 AVSS ⎯ AVR V ⎯ AVR AVSS + 2.7 ⎯ AVCC V IA AVCC ⎯ 3.5 7.5 mA IAH AVCC ⎯ ⎯ 5 µA IR AVR ⎯ 600 900 µA IRH AVR ⎯ ⎯ 5 µA ⎯ AN0 ∼ AN15 ⎯ ⎯ 4 LSB コンペア時間 サンプリング時間 基準電圧 電源電流 基準電圧供給電流 チャネル間ばらつき 2.0 0.5 1.2 備 考 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V * * *:A/D コンバータを動作させていないときは , CPU を停止させたときの電流 (VCC = AVCC = AVR = 5.0 V) になります。 ・アナログ入力の外部インピーダンスとサンプリング時間について サンプルホールド付き A/D コンバータです。外部インピーダンスが高くサンプリング時間を十分に確保できない場合に は,内部サンプルホールド用コンデンサに十分にアナログ電圧が充電されず,A/D 変換精度に影響を及ぼします。したがっ て , A/D 変換精度規格を満足するために,外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係から,サンプリング時間を最 小値より長くなるようにレジスタ値と動作周波数を調整するか,外部インピーダンスを下げてご使用ください。また , サン プリング時間を十分に確保できない場合は , アナログ入力端子に 0.1µF 程度のコンデンサを接続してください。 ・アナログ入力等価回路 R アナログ入力 コンパレータ C サンプリング時 ON MB90F362E/TE/ES/TES, MB90F367E/TE/ES/TES R C 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 2.0 kΩ ( 最大 ) 16.0 pF ( 最大 ) 4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V 8.2 kΩ ( 最大 ) 16.0 pF ( 最大 ) MB90362E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES, MB90V340E-101/102/103/104 R C 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 2.0 kΩ ( 最大 ) 14.4 pF ( 最大 ) 4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V 8.2 kΩ ( 最大 ) 14.4 pF ( 最大 ) ( 注意事項 ) 数値は参考値です。 48 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ・外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係 ・4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 時 ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ) MB90362E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES, MB90V340E-101/102/103/104 100 90 80 70 60 50 40 30 20 外部インピーダンス [kΩ] 外部インピーダンス [kΩ] ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ) MB90F362E/TE/ES/TES MB90F367E/TE/ES/TES 10 0 0 5 10 15 20 25 30 MB90362E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES, MB90V340E-101/102/103/104 20 18 16 14 12 10 8 6 4 MB90F362E/TE/ES/TES MB90F367E/TE/ES/TES 2 0 35 0 1 2 3 4 5 6 7 8 最小サンプリング時間 [µs] 最小サンプリング時間 [µs] ・4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V 時 ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ) MB90362E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES, MB90V340E-101/102/103/104 100 90 80 70 60 50 40 30 20 外部インピーダンス [kΩ] 外部インピーダンス [kΩ] ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ) MB90F362E/TE/ES/TES MB90F367E/TE/ES/TES 10 0 0 5 10 15 20 25 30 35 MB90362E/TE/ES/TES, MB90367E/TE/ES/TES, MB90V340E-101/102/103/104 20 18 16 14 12 10 8 6 4 MB90F362E/TE/ES/TES MB90F367E/TE/ES/TES 2 0 0 最小サンプリング時間 [µs] 1 2 3 4 5 6 7 8 最小サンプリング時間 [µs] ・誤差について |AVR − AVSS| が小さくなるに従って , 相対的な誤差は大きくなります。 DS07–13746–3 49 MB90360E シリーズ 6. A/D コンバータの用語の定義 分解能 : A/D コンバータにより識別可能なアナログ変化 非直線性誤差 : ゼロトランジション線 ( “00 0000 0000B” ← → “00 0000 0001B” ) とフルスケールトランジション線 ( “11 1111 1110B” ← → “11 1111 1111B” ) とを結んだ線と実際の変換特性との誤差 微分直線性誤差 : 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 総合誤差 : 実際の値と理論値との差をいい , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差を含む誤差 総合誤差 3FFH 1.5 LSB 3FEH 実際の変換特性 デジタル出力 3FDH {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 004H VNT ( 実測値 ) 003H 実際の 変換特性 002H 理想特性 001H 0.5 LSB AVSS AVR アナログ入力 デジタル出力 “N” の総合誤差= 1 LSB ( 理想値 ) = VNT − {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 1 LSB AVR − AVSS [V] 1024 [LSB] N:A/D コンバータデジタル出力値 VOT ( 理想値 ) = AVSS + 0.5 LSB [V] VFST ( 理想値 ) = AVR − 1.5 LSB [V] VNT:デジタル出力が (N − 1) から N に遷移する電圧 (続く) 50 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ (続き) 非直線性誤差 微分直線性誤差 3FFH デジタル出力 3FDH N + 1H {1 LSB × (N − 1) + VOT } VFST ( 実測値 ) 004H VNT ( 実測値 ) 003H 実際の変換特性 実際の変換特性 デジタル出力 3FEH 理想特性 実際の変換特性 NH V (N + 1) T ( 実測値 ) N − 1H VNT ( 実測値 ) 002H 001H 理想特性 実際の変換特性 N − 2H VOT ( 実測値 ) AVSS AVR AVSS AVR アナログ入力 アナログ入力 デジタル出力 N の非直線性誤差= デジタル出力 N の微分直線性誤差= 1 LSB = VNT − {1 LSB × (N − 1) + VOT} 1 LSB V (N+1) T − VNT 1 LSB VFST − VOT 1022 [LSB] − 1 LSB [LSB] [V] N :A/D コンバータデジタル出力値 VOT :デジタル出力が “000H” から “001H” に遷移する電圧 VFST :デジタル出力が “3FEH” から “3FFH” に遷移する電圧 DS07–13746–3 51 MB90360E シリーズ 7. フラッシュメモリ書込み / 消去特性 項 目 条件 規 格 値 単位 備 考 最小 標準 最大 ⎯ 1 15 s 内部での消去前書込み時 間を除く VCC = 5.0 V ⎯ 16 3600 µs システムレベルのオーバ ヘッド時間を除く 書込み / 消去回数 ⎯ 10000 ⎯ ⎯ cycle フラッシュメモリ データ保持時間 平均 TA =+ 85 °C 20 ⎯ ⎯ year チップ消去時間 ワード (16 ビット幅 ) 書込み時間 TA =− 40 °C ∼+ 105 °C * *:テクノロジ信頼性評価結果からの換算値です ( アレニウスの式を使用し , 高温加速試験結果を平均温度+ 85 °C へ換 算しています ) 。 52 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ オーダ型格 型 格 パッケージ 備 考 MB90F362EPMT MB90F362TEPMT MB90F362ESPMT MB90F362TESPMT MB90F367EPMT MB90F367TEPMT MB90F367ESPMT MB90F367TESPMT MB90362EPMT プラスチック・LQFP, 48 ピン (FPT-48P-M26) MB90362TEPMT MB90362ESPMT MB90362TESPMT MB90367EPMT MB90367TEPMT MB90367ESPMT MB90367TESPMT MB90V340E-101CR MB90V340E-102CR MB90V340E-103CR セラミック・PGA, 299 ピン (PGA-299C-A01) 評価用品 MB90V340E-104CR DS07–13746–3 53 MB90360E シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 48 ピン (FPT-48P-M26) リードピッチ 0.50mm パッケージ幅× パッケージ長さ 7 × 7mm リード形状 ガルウイング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX 質量 0.17g コード(参考) P-LFQFP48-7×7-0.50 プラスチック・LQFP, 48 ピン (FPT-48P-M26) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含む。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 9.00±0.20(.354±.008)SQ +0.40 +.016 * 7.00 –0.10 .276 –.004 SQ 36 0.145±0.055 (.006±.002) 25 37 24 0.08(.003) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 48 13 "A" 0˚~8˚ LEAD No. 1 0.50(.020) (Mounting height) .059 –.004 INDEX 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) 12 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) 0.25(.010) M 0.60±0.15 (.024±.006) ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F48040S-c-2-3 C 2003 FUJITSU LIMITED F48040S-c-2-2 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ 54 DS07–13746–3 MB90360E シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ⎯ ⎯ 変更箇所 以下の名称を変更 UART → LIN-UART 16 ビット入出力タイマ→ 16 ビットフリーランタイマ 4, 5 ■ 品種構成 14 ■ デバイス使用上の注意 33 ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 消費電力の最大定格値と備考を変更 300 → 308 フラッシュメモリ書換えなし 390 フラッシュメモリ書換えあり 4. 交流規格 (4) UART0/UART1 の規格を変更 (4) UART0/UART1 → (4)LIN-UART0/1 5. A/D 変換部電気的特性 ゼロリーディング電圧 , フルスケールリーディング電圧の項目を 変更 ■ オーダ型格 型格を変更 MB90V340E-101 → MB90V340E-101CR MB90V340E-102 → MB90V340E-102CR MB90V340E-103 → MB90V340E-103CR MB90V340E-104 → MB90V340E-104CR 42 ∼ 45 48 53 LIN-UART の行を追加 「17. シリアル通信について」の項を追加 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 DS07–13746–3 55 MB90360E シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 ビジネス推進部