本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 FUJITSU SEMICONDUCTOR DATA SHEET DS07-13735-6 16 ビット・マイクロコントローラ CMOS ® MB90335 シリーズ MB90337/F337/V330A ■ 概要 MB90335 シリーズは , パソコン周辺機器などの USB 通信が要求される用途向けに設計された 16 ビットマイクロコント ローラです。USB 機能は , 12 Mbps のファンクション動作ばかりでなく , ホスト動作が可能です。ディスプレイやオーディ オなどのパソコン周辺機器や USB 通信対応の携帯機器制御などに適した機能を搭載しています。命令体系は , F2MC *ファ ミリと同じく AT アーキテクチャを継承し , C 言語対応・アドレッシングモードの拡張・符号付き乗除算命令の強化・ビット 処理の充実化を図っています。さらに , 32 ビットアキュムレータの搭載により , ロングワード処理が可能です。 *:F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通セミコンダクター株式会社の登録商標です。 ■ 特長 ・クロック ・ 発振回路および PLL クロック逓倍回路内蔵 ・ 発振クロック ・ 発振クロックの 2 分周 ( 原振 6 MHz 発振:3 MHz) のメインクロック ・ USB 用クロック は 48 MHz ・ 6 MHz, 12 MHz, 24 MHz のマシンクロックから設定可能 ・ 最小命令実行時間 , 41.7 ns (6 MHz 発振 , 4 逓倍 : マシンクロック 24 MHz, VCC = 3.3 V 動作時 ) ・最大メモリ空間:16 M バイト ・24 ビットアドレッシング ・バンクアドレッシング ・命令体系 ・ データタイプ ( ビット , バイト , ワード , ロングワード ) ・ アドレッシングモード (23 種類 ) ・ 32 ビットアキュムレータの採用による演算精度の強化 ・ 符号付き乗除算命令 , RETI 命令機能強化 ・C 言語 / マルチタスクに対応する命令体系 ・ システムスタックポインタの採用 ・ 命令セットの対称性とバレルシフト命令 (続く) 富士通セミコンダクターのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 開発における最新の注意事項に関しては , 「デザインレビューシート」を参照してください。 「デザインレビューシート」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われる チェック項目をリストにしたものです。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2004-2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED All rights reserved 2010.5 MB90335 シリーズ (続き) ・プログラムパッチ機能 (2 アドレスポインタ ) ・4 バイトの命令キュー ・割込み機能 ・ プライオリティレベルがプログラマブルに設定可能 ・ 20 要因の割込み機能 ・データ転送機能 ・ 拡張インテリジェント I/O サービス機能 (EI2OS):最大 16 チャネル ・ μDMAC : 最大 16 チャネル ・低消費電力モード ・ スリープモード (CPU 動作クロックが停止 ) ・ タイムベースタイマモード ( 発振クロックとタイムベースタイマが動作 ) ・ ストップモード ( 発振クロックが停止 ) ・ CPU 間欠動作モード ( 設定されたサイクルごとに CPU が動作 ) ・パッケージ ・ LQFP-64P (FPT-64P-M23:0.65 mm ピンピッチ ) ・プロセス:CMOS テクノロジ ・動作保証温度:− 40 °C ∼+ 85 °C (USB 使用時:0 °C ∼+ 70 °C) ・内蔵周辺機能 ( リソース ) ・ I/O ポート:最大 45 本 ・ タイムベースタイマ:1 チャネル ・ ウォッチドッグタイマ:1 チャネル ・ 16 ビットリロードタイマ:1 チャネル ・ 多機能タイマ ・8/16 ビット PPG タイマ (8 ビット× 4 チャネルあるいは 16 ビット× 2 チャネル ) 出力パルスの周期・デューティを 任意に変更可能 ・16 ビット PWC タイマ :1 チャネル タイマ機能 , パルス幅測定機能 ・ UART:2 チャネル ・全二重ダブルバッファ (8 ビット長 ) 付き ・非同期転送またはクロック同期シリアル転送 ( 拡張 I/O シリアル ) が設定可能 ・ 拡張 I/O シリアルインタフェース:1 チャネル ・ DTP/ 外部割込み回路 (8 チャネル ) ・外部割込み入力による拡張インテリジェント I/O サービスの起動 ・外部割込み入力による割込み出力 ・ 遅延割込み出力モジュール ・タスク切替え用の割込み要求を出力 ・ USB:1 チャネル ・USB ファンクション機能 (USB Full Speed 対応 ) ・Full Speed をサポート /Endpoint を最大 6 つまで指定可能 ・デュアルポート RAM (FIFO モードもサポート ) ・転送タイプ (Control, Interrupt, Bulk, Isochronus 転送可 ) ・USB ホスト機能 ・ I2C インタフェース:1 チャネル ・Intel 社 SM バス仕様と Philips 社 I2C バス仕様 ・2 ワイヤデータ転送プロトコル仕様 ・マスタとスレーブ送信 / 受信 2 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ 品種構成 品種名 MB90V330A MB90F337 MB90337 評価用 フラッシュメモリ内蔵タイプ マスク ROM 内蔵タイプ 分類 ROM 容量 搭載なし 64 K バイト RAM 容量 28 K バイト 4 K バイト あり ⎯ エミュレータ専用 電源* :351 命令 :41.7 ns / 6 MHz 発振 (4 逓倍使用時:マシンクロック 24 MHz) :23 種類 :2 アドレスポインタ分 :16 M バイト CPU 機能 基本命令数 最小命令実行時間 アドレッシング種類 プログラムパッチ機能 最大メモリ空間 ポート 入出力ポート (CMOS) 最大 45 本 UART 全二重ダブルバッファ付き クロック同期 / 非同期が設定可能 I/O シリアルとしても使用可能 専用ボーレートジェネレータ内蔵 2 チャネル内蔵 16 ビット リロードタイマ 16 ビットリロードタイマ動作 1 チャネル内蔵 多機能タイマ 8/16 ビット PPG タイマ (8 ビットモード× 4 チャネル , 16 ビットモード× 2 チャネル ) 16 ビット PWC タイマ× 1 チャネル DTP/ 外部割込み 8 チャネル 割込み要因:“L” → “H” エッジ /“H” → “L” エッジ /“L” レベル /“H” レベル設定可能 I2C 1 チャネル 拡張 I/O シリアル インタフェース 1 チャネル USB 1 チャネル USB ファンクション機能 (USB Full Speed 対応 ) USB ホスト機能 5 V 耐圧 I/O 8 本搭載 (UTEST, I2C 用 I/O を除いて ) 低消費電力モード スリープモード / タイムベースタイマモード / ストップモード /CPU 間欠モード プロセス CMOS 動作電圧 3.3 V ± 0.3 V ( 最大マシンクロック 24 MHz 時 ) *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用頂く際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。詳細につきましては , MB2147-01 または MB2147-20 ハードウェアマニュアル (「3.3 エミュレータ専用電源切替え」) を参照してください。 ■ パッケージと品種対応 MB90337 MB90F337 MB90V330A FPT-64P-M23 (LQFP) ○ ○ × PGA-299C-A01 (PGA) × × ○ パッケージ ○:あり ×:なし (注意事項)各パッケージの詳細は「■パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 DS07-13735-6 3 P52 P53 Vss MD2 MD1 MD0 RST P54 P00 P01 P02 P03 P04 P05 P06 P07 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 P51 P41/TOT0 P40/TIN0 P67/INT7/SDA0 P66/INT6/SCL0 P65/INT5/PWC P64/INT4/SCK P63/INT3/SOT P62/INT2/SIN P61/INT1 P60/INT0 P27/PPG3 P26/PPG2 P25/PPG1 P50 Vcc MB90335 シリーズ ■ 端子配列図 (TOP VIEW) UTEST Vss DVM DVP Vcc Vss HVM HVP Vcc HCON P42/SIN0 P43/SOT0 P44/SCK0 P45/SIN1 P46/SOT1 P47/SCK1 4 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 Vss X1 X0 P24/PPG0 P23 P22 P21 P20 P17 P16 P15 P14 P13 P12 P11 P10 (FPT-64P-M23) DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ 端子機能説明 入出力 リセット時 回路 の状態 / 機能 形式* 端子番号 端子名 46 , 47 X0, X1 A 発振状態 振動子を接続する端子です。 外部クロックを接続する場合は X1 端子側を開放してください。 23 RST F リセット 入力 外部リセット入力端子です。 25 ∼ 32 P00 ∼ P07 I 汎用入出力ポートです。 プルアップ抵抗設定レジスタ (RDR0) により , プルアップ抵抗を 付加 (RD00 ∼ RD07 = “1”) に設定できます。出力設定時は無効 33 ∼ 40 P10 ∼ P17 I 汎用入出力ポートです。 プルアップ抵抗設定レジスタ (RDR1) により , プルアップ抵抗を 付加 (RD10 ∼ RD17 = “1”) に設定できます。出力設定時は無効 41 ∼ 44 P20 ∼ P23 D 汎用入出力ポートです。 P24 45 51 ∼ 53 PPG0 P25 ∼ P27 P40 TIN0 P41 63 TOT0 P42 11 SIN0 P43 12 SOT0 P44 13 SCK0 P45 14 SIN1 P46 15 SOT1 P47 16 SCK1 50 P50 64 P51 17, 18 P52, P53 24 P54 54, 55 汎用入出力ポートです。 D PPG タイマ ch.0 の出力端子として機能します。 汎用入出力ポートです。 D PPG1 ∼ PPG3 62 P60, P61 INT0, INT1 PPG タイマ ch.1 ∼ ch.3 の出力端子として機能します。 INT2 SIN 汎用入出力ポートです。 H 16 ビットリロードタイマのイベント入力端子として機能します。 汎用入出力ポートです。 H 16 ビットリロードタイマの出力端子として機能します。 汎用入出力ポートです。 H UART ch.0 データ入力端子として機能します。 H H 汎用入出力ポートです。 ポート入力 (Hi-Z) UART ch.0 データ出力端子として機能します。 汎用入出力ポートです。 UART ch.0 クロック入出力端子として機能します。 H 汎用入出力ポートです。 UART ch.1 データ入力端子として機能します。 H 汎用入出力ポートです。 UART ch.1 データ出力端子として機能します。 H 汎用入出力ポートです。 UART ch.1 クロック入出力端子として機能します。 K C 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 外部割込み ch.0, ch.1 の入力端子として機能します。 P62 56 機能 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 C 外部割込み ch.2 の入力端子として機能します。 拡張 I/O シリアルインタフェースのデータ入力端子です。 (続く) DS07-13735-6 5 MB90335 シリーズ (続き) 端子番号 端子名 入出力 リセット時 回路 の状態 / 機能 形式* P63 57 INT3 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 C 外部割込み ch.3 の入力端子として機能します。 SOT 拡張 I/O シリアルインタフェースのデータ出力端子です。 P64 58 INT4 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 C 外部割込み ch.4 の入力端子として機能します。 SCK 拡張 I/O シリアルインタフェースのクロック入出力端子です。 P65 59 INT5 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 C PWC ポート入力 (Hi-Z) P66 60 INT6 I2C インタフェースクロック入出力端子として機能します。 I2C インタフェース動作時はポート出力を Hi-Z としてください。 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 外部割込み ch.7 の入力端子として機能します。 C I2C インタフェースデータ入出力端子として機能します。 I2C インタフェース動作時はポート出力を Hi-Z としてください。 SDA0 1 UTEST C 3 DVM J 4 DVP J 7 HVM J 8 HVP J 10 HCON E 21, 22 MD1, MD0 B 20 MD2 G 5, 9, 49 Vcc 2, 6, 19, 48 Vss PWC 入力端子として機能します。 外部割込み ch.6 の入力端子として機能します。 C P67 61 外部割込み ch.5 の入力端子として機能します。 汎用入出力ポートです (5 V 耐圧です ) 。 SCL0 INT7 機能 ⎯ UTEST 入力 USB テスト用端子です。通常使用時はプルダウン抵抗を接続し てください。 USB ファンクション D −端子です。 USB 入力 (SUSPEND) USB ファンクション D +端子です。 USB ホスト D −端子です。 USB ホスト D +端子です。 High 出力 モード入力 電源入力 外付けプルアップ抵抗接続用端子です。 動作モード指定用入力端子です。 電源端子です。 電源端子 (GND) です。 *:入出力回路形式については ,「■ 入出力回路形式」を参照してください。 6 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回路 備考 A X1 クロック入力 ・ 発振帰還抵抗 約 1 MΩ ・ スタンバイコントロール付き X0 スタンバイ制御信号 B CMOS ヒステリシス入力 CMOS ヒステリシス 入力 C ・ CMOS ヒステリシス入力 ・ N-ch オープンドレイン出力 N-ch Nout CMOS ヒステリシス入力 スタンバイ制御信号 D P-ch Pout N-ch Nout ・ CMOS 出力 ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) (注意事項) CMOS ヒステリシス入力 スタンバイ制御信号 E ・ 入出力ポートの出力と内蔵リソースの 出力は兼用しているため , ひとつの出力 バッファを共有しています。 ・ 入出力ポートの入力と , 内蔵リソースの 入力は兼用しているため , ひとつの入力 バッファを共有しています。 CMOS 出力 P-ch Pout N-ch Nout F R CMOS ヒステリシス 入力 G R CMOS ヒステリシス 入力 ・ プルアップ抵抗付きCMOSヒステリシス 入力 ・ 抵抗値 約 50 kΩ ・ プルダウン抵抗付きCMOSヒステリシス 入力 ・ 抵抗値 約 50 kΩ ・ フラッシュメモリ品にはプルダウン抵 抗はありません。 (続く) DS07-13735-6 7 MB90335 シリーズ (続き) 分類 回路 備考 H P-ch Pout N-ch Nout オープンドレイン 制御信号 ・ CMOS 出力 ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) オープンドレイン制御信号付き CMOS ヒステリシス入力 スタンバイ制御信号 I ・ CMOS 出力 ・ CMOS 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ 入力プルアップ抵抗制御付き 制御信号 R P-ch Pout N-ch Nout CMOS 入力 スタンバイ制御信号 J USB 入出力端子 D+ 入力 D- 入力 D+ 差動入力 D− Full D+ 出力 Full D- 出力 Low D+ 出力 Low D- 出力 方向 スピード K P-ch Pout N-ch Nout ・ CMOS 出力 ・ CMOS 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) CMOS 入力 スタンバイ制御信号 8 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ デバイスの取扱いについて 1. ラッチアップの防止 , 電源投入について CMOS IC では , 次に示すような場合にラッチアップ現象を生じることがあります。 ・ 入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 ・ VCC 端子と VSS 端子との間に定格を超える電圧が印加された場合 ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子の熱破壊に至ることがありますので , 使用に際しては十分注意してく ださい。 2. 未使用端子の処理について 入力に用いる未使用端子を開放のままにしておくと , 誤動作およびラッチアップによる永久破壊の原因になることがあ ります。使用していない入力端子は 2 kΩ 以上の抵抗を介して , プルアップまたはプルダウンの処置をしてください。 使用していない入出力端子がある場合は , 出力状態に設定して開放とするか , 入力状態に設定して入力端子と同じ処理 をしてください。 使用していない出力端子は , 開放としてください。 3. 外部クロック使用時の注意について 外部クロック使用時においても , パワーオンリセット , サブクロックモードおよびストップモードからの解除には , 発 振安定待ち時間がとられます。なお , 外部クロック使用時には , 25 MHz 上限を目安に使用してください。 下図に外部クロック使用例を示します。 ・外部クロック使用方法 X0 開放 X1 4. 電源端子 (VCC/VSS) の取扱いについて VCC 端子または VSS 端子が複数ある場合 , デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防止するためにデバイス内部 で同電位にすべきもの同士を接続してあります。不要輻射の低減 , グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作 の防止 , 総出力電流規格の遵守などのため , 必ずすべての VCC 端子と VSS 端子を外部で電源およびグランドに接続してく ださい。また , 電源供給源と本デバイスの VCC 端子と VSS 端子は,低インピーダンスで接続してください。 本デバイスの近くで , VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 μF 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサとして接続 することをお勧めいたします。 5. 水晶発振回路について X0 端子および X1 端子の近くにノイズがあると,デバイスの誤動作の原因となる可能性があります。 X0 端子,X1 端子, 水晶発振子 ( またはセラミック発振子 ) , およびグランドへのバイパスコンデンサをできるだけデバイスの近くに配置す るようにプリント板を設計してください。 グランドで X0 端子および X1 端子を取り囲むようにプリント板アートワークを設計すると,安定した動作が得られます ので,この設計を強く推奨します。 各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振評価依頼をしてください。 6. PLL クロックモード動作中の注意 本マイコンで PLL クロックを選択している時に発振子が外れたり , あるいはクロック入力が停止した場合 , 本マイコン は PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続する場合があります。この動作は , 保証外の動作です。 7. 供給電源の安定化 VCC 電源電圧の動作範囲内においても , 電源電圧の急激な変化があると誤動作を生じることがあります。安定化の基準 として , 商用周波数 (50 MHz/60 MHz) での VCC リプル変動 (P-P 値 ) は , 標準 VCC 値の 10%以下になるように , また電源の 切替え時などの瞬時変化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるように電源電圧を安定させてください。 DS07-13735-6 9 MB90335 シリーズ 8. フラッシュメモリへの書込みについて フラッシュメモリへのシリアル書込みは , 必ず動作電圧:VCC = 3.13 V ∼ 3.6 V 内で行ってください。 フラッシュメモリへの通常書込みは , 必ず動作電圧:VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V 内で行ってください。 9. シリアル通信について シリアル通信においては , ノイズなどにより間違ったデータを受信する可能性があります。そのため , ノイズを抑える ボードの設計をしてください。 また , 万が一ノイズなどの影響により誤ったデータを受信した場合を考慮し , 最後にデータのチェックサムなどを付加 してエラー検出を行ってください。エラーが検出された場合には , 再送を行うなどの処理をしてください。 10 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ ブロックダイヤグラム X0, X1 RST MD0 ∼ MD2 F2MC-16LX CPU クロック 制御回路 割込み コントローラ 8/16 ビット PPG タイマ ch.0 ∼ ch.3 * RAM PPG0 ∼ PPG3 ROM SIN0, SIN1 SOT0, SOT1 SCK0, SCK1 DVP DVM HVP HVM HCON UTEST INT0 ∼ INT7 PWC SIO SIN SOT SCK UART/SIO ch.0, ch.1 SCL0 SDA0 TOT0 TIN0 16 ビット PWC 内 部 デ | タ バ ス I2C 16 ビット リロードタイマ μDMAC USB ( ファンクション ) ( ホスト ) 外部割込み 入出力ポート ( ポート 0, 1, 2, 4, 5, 6) P00 | P07 P10 | P17 P20 | P27 P40 | P47 P50 | P54 P60 | P67 *:8 ビットで使用する場合のチャネルです。16 ビットで使用する場合は , 2 チャネル (ch.1,ch.3) となります。 ( 注意事項 ) 入出力ポートは , 各周辺機能 ( リソース ) と端子を共用しています。 詳細は , 「■ 端子配列図」および「■ 端子機能説明」を参照してください。 また , 各周辺機能 ( リソース ) の端子として使用される場合は , 入出力ポートとしては使用できません。 DS07-13735-6 11 MB90335 シリーズ ■ メモリマップ シングルチップモード (ROM ミラー機能あり ) MB90V330A FFFFFFH FF0000H 00FFFFH 008000H 007FFFH 007900H ROM (FF バンク ) ROM (FF バンクのイメージ ) 周辺領域 MB90F337 FFFFFFH ROM (FF バンク ) FF0000H 00FFFFH 008000H 007FFFH 007900H MB90337 FFFFFFH FF0000H ROM (FF バンクのイメージ ) 周辺領域 00FFFFH ROM (FF バンク ) ROM 008000H (FF バンクのイメージ ) 007FFFH 007900H 周辺領域 007100H RAM 領域 (28 K バイト ) 000100H レジスタ 0000FBH 001100H 000100H レジスタ 0000FBH 001100H 000100H 000000H RAM 領域 (4 K バイト ) レジスタ 0000FBH 周辺領域 周辺領域 000000H RAM 領域 (4 K バイト ) 周辺領域 000000H (注意事項) ・ ROM ミラー機能レジスタの設定を行った場合 , 00 バンクの上位側 (“008000H ∼ 00FFFFH”) に FF バンクの上位側 (“FF8000H ∼ FFFFFFH”) のデータがミラーイメージで見えるようになります。 ・ ROM ミラー機能は , C コンパイラのスモールモデルを有効に生かすことができます。 ・ FF バンクの下位 16 ビットアドレスは , 00 バンクの下位 16 ビットアドレスと同じになります。ただし , FF バンクの ROM 領域は 48 K バイトを超えますので , 00 バンクには , ROM 領域の全データをミラーイメージで見せることはできません。 ・ C コンパイラのスモールモデルをご使用の場合は , データテーブルを “FF8000H ∼ FFFFFFH” に格納しておくことで , “008000H ∼ 00FFFFH” のミラーイメージとしてデータテーブルを見せることができます。したがって , ポインタで far 指 定を宣言することなく , ROM 領域内のデータテーブルを参照できます。 12 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ F2MC-16L CPU プログラミングモデル ・専用レジスタ AH アキュムレータ AL USP ユーザスタックポインタ SSP システムスタックポインタ PS プロセッサステータス PC プログラムカウンタ DPR ダイレクトページレジスタ PCB プログラムバンクレジスタ DTB データバンクレジスタ USB ユーザスタックバンクレジスタ SSB システムスタックバンクレジスタ ADB アディショナルデータバンクレジスタ 8 ビット 16 ビット 32 ビット ・汎用レジスタ MSB LSB 16 ビット 000180H + RP × 10H RW0 RL0 RW1 RW2 RL1 RW3 R1 R0 RW4 R3 R2 RW5 R5 R4 RW6 R7 R6 RW7 RL2 RL3 ・プロセッサステータス ビット 15 PS DS07-13735-6 13 12 ILM 8 7 RP 0 CCR 13 MB90335 シリーズ ■ I/O マップ 読出し / 書込み リソース名 初期値 ポート 0 データレジスタ R/W ポート 0 XXXXXXXXB PDR1 ポート 1 データレジスタ R/W ポート 1 XXXXXXXXB PDR2 ポート 2 データレジスタ R/W ポート 2 XXXXXXXXB アドレス レジスタ 略称 000000H PDR0 000001H 000002H レジスタ 000003H 使用禁止 000004H PDR4 ポート 4 データレジスタ R/W ポート 4 XXXXXXXXB 000005H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W ポート 5 - - - XXXXXB 000006H PDR6 ポート 6 データレジスタ R/W ポート 6 XXXXXXXXB 000007H ∼ 00000FH 使用禁止 000010H DDR0 ポート 0 方向レジスタ R/W ポート 0 0 0 0 0 0 0 0 0B 000011H DDR1 ポート 1 方向レジスタ R/W ポート 1 0 0 0 0 0 0 0 0B 000012H DDR2 ポート 2 方向レジスタ R/W ポート 2 0 0 0 0 0 0 0 0B 000013H 使用禁止 000014H DDR4 ポート 4 方向レジスタ R/W ポート 4 0 0 0 0 0 0 0 0B 000015H DDR5 ポート 5 方向レジスタ R/W ポート 5 - - - 0 0 0 0 0B 000016H DDR6 ポート 6 方向レジスタ R/W ポート 6 0 0 0 0 0 0 0 0B ポート 4 ( オープン ドレイン制御 ) 0 0 0 0 0 0 0 0B 000017H ∼ 00001AH 使用禁止 00001BH ODR4 ポート 4 出力端子レジスタ R/W 00001CH RDR0 ポート 0 プルアップ抵抗レジスタ R/W ポート 0 ( プルアップ ) 0 0 0 0 0 0 0 0B 00001DH RDR1 ポート 1 プルアップ抵抗レジスタ R/W ポート 1 ( プルアップ ) 0 0 0 0 0 0 0 0B 00001EH 使用禁止 00001FH 000020H SMR0 シリアルモードレジスタ 0 R/W 0 0 1 0 0 0 0 0B 000021H SCR0 シリアル制御レジスタ 0 R/W 0 0 0 0 0 1 0 0B SIDR0 シリアル入力データレジスタ 0 R SODR0 シリアル出力データレジスタ 0 W 000023H SSR0 シリアルステータスレジスタ 0 R/W 000024H UTRLR0 UART プリスケーラリロードレジスタ 0 R/W 000025H UTCR0 UART プリスケーラ制御レジスタ 0 R/W 000026H SMR1 シリアルモードレジスタ 1 R/W 0 0 1 0 0 0 0 0B 000027H SCR1 シリアル制御レジスタ 1 R/W 0 0 0 0 0 1 0 0B SIDR1 シリアル入力データレジスタ 1 R SODR1 シリアル出力データレジスタ 1 W SSR1 シリアルステータスレジスタ 1 R/W 000022H 000028H 000029H UART0 XXXXXXXXB 0 0 0 0 1 0 0 0B 通信プリスケーラ (UART0) UART1 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 - 0 0 0B XXXXXXXXB 0 0 0 0 1 0 0 0B (続く) 14 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ アドレス レジスタ 略称 レジスタ 読出し / 書込み 00002AH UTRLR1 UART プリスケーラリロードレジスタ 1 R/W 00002BH UTCR1 UART プリスケーラ制御レジスタ 1 R/W リソース名 初期値 通信プリスケーラ (UART1) 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 - 0 0 0B 00002CH ∼ 00003BH 使用禁止 00003CH ENIR DTP/ 割込み許可レジスタ R/W 00003DH EIRR DTP/ 割込み要因レジスタ R/W 要求レベル設定レジスタ下位 R/W 要求レベル設定レジスタ上位 R/W 00003EH ELVR 00003FH 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B DTP/ 外部割込み 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B 000040H ∼ 000045H 使用禁止 000046H PPGC0 PPG0 動作モード制御レジスタ R/W PPG ch.0 0X0 0 0XX1B 000047H PPGC1 PPG1 動作モード制御レジスタ R/W PPG ch.1 0X0 0 0 0 0 1B 000048H PPGC2 PPG2 動作モード制御レジスタ R/W PPG ch.2 0X0 0 0XX1B 000049H PPGC3 PPG3 動作モード制御レジスタ R/W PPG ch.3 0X0 0 0 0 0 1B R/W PPG ch.0/ch.1 0 0 0 0 0 0XXB R/W PPG ch.2/ch.3 0 0 0 0 0 0 XXB シリアルモードコントロールステータス レジスタ R/W 拡張シリアル I/O シリアルデータレジスタ R/W 通信プリスケーラ制御レジスタ R/W PWC コントロールステータスレジスタ R/W 00004AH, 00004BH 使用禁止 PPG01 00004CH PPG0, PPG1 出力制御レジスタ 00004DH 使用禁止 00004EH PPG23 PPG2, PPG3 出力制御レジスタ 00004FH ∼ 000057H 使用禁止 000058H SMCS 000059H 00005AH SDR 00005BH SDCR 00005CH 00005DH PWCSR 00005EH 00005FH 000060H PWCR PWC データバッファレジスタ R/W DIVR PWC 分周比制御レジスタ R/W 000061H 000062H 000063H 000064H 000065H XXXX0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 1 0B XXXXXXXXB 通信プリスケーラ 0XXX0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 XB 16 ビット PWC タイマ 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B - - - - - - 0 0B 使用禁止 TMCSR0 TMR0 TMRLR0 TMR0 TMRLR0 タイマ制御ステータスレジスタ 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W XXXX 0 0 0 0B 16 ビットタイマレジスタ下位 R 16 ビットリロードレジスタ下位 W 16 ビットタイマレジスタ上位 R XXXXXXXXB 16 ビットリロードレジスタ上位 W XXXXXXXXB 16 ビット リロードタイマ XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) DS07-13735-6 15 MB90335 シリーズ アドレス レジスタ 略称 読出し / 書込み レジスタ リソース名 初期値 ROM ミラー機能 選択モジュール - - - - - - 1 1B 000066H ∼ 00006EH 使用禁止 00006FH ROMM ROM ミラー機能選択レジスタ W 000070H IBSR0 I2C バスステータスレジスタ R 000071H IBCR0 I2C バスコントロールレジスタ 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B I2C バス インタフェース 000072H ICCR0 I2C バスクロックコントロールレジスタ R/W 000073H IADR0 I2C バスアドレスレジスタ R/W 000074H IDAR0 I2C バスデータレジスタ R/W XXXXXXXXB 0 0 0 0 0 0 0 0B XX 0 XXXXXB XXXXXXXXB 000075H ∼ 00009AH 使用禁止 00009BH DCSR DMA ディスクリプタチャネル指定 レジスタ R/W 00009CH DSRL DMA ステータスレジスタ 下位 R/W 00009DH DSRH DMA ステータスレジスタ 上位 R/W 00009EH PACSR プログラムアドレス検出コントロール ステータスレジスタ R/W アドレス一致検出 0 0 0 0 0 0 0 0B 00009FH DIRR 遅延割込み要因発生 / 解除レジスタ R/W 遅延割込み - - - - - - - 0B 0000A0H LPMCR 低消費電力モード制御レジスタ R/W 低消費電力 制御回路 0 0 0 1 1 0 0 0B 0000A1H CKSCR クロック選択レジスタ R/W クロック 1 1 1 1 1 1 0 0B R/W μDMAC 0 0 0 0 0 0 0 0B μDMAC 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B 0000A2H 使用禁止 0000A3H 0000A4H DSSR DMA ストップステータスレジスタ 0000A5H ∼ 0000A7H 使用禁止 0000A8H WDTC ウォッチドッグタイマ制御レジスタ R/W ウォッチドッグ タイマ X - XXX 1 1 1B 0000A9H TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W タイムベース タイマ 1 - - 0 0 1 0 0B 0000AAH 使用禁止 0000ABH 0000ACH DERL DMA 許可レジスタ下位 R/W 0000ADH DERH DMA 許可レジスタ上位 R/W 0000AEH FMCS フラッシュメモリコントロール ステータスレジスタ R/W 0000AFH μDMAC フラッシュメモリ I/F 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 0 0 0 0 0B 0 0 0 X 0 0 0 0B 使用禁止 (続く) 16 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ 読出し / 書込み アドレス レジスタ 略称 0000B0H ICR00 割込み制御レジスタ 00 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B1H ICR01 割込み制御レジスタ 01 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B2H ICR02 割込み制御レジスタ 02 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B3H ICR03 割込み制御レジスタ 03 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B4H ICR04 割込み制御レジスタ 04 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B5H ICR05 割込み制御レジスタ 05 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B6H ICR06 割込み制御レジスタ 06 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000B7H ICR07 割込み制御レジスタ 07 R/W 0000B8H ICR08 割込み制御レジスタ 08 R/W 0000B9H ICR09 割込み制御レジスタ 09 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BAH ICR10 割込み制御レジスタ 10 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BBH ICR11 割込み制御レジスタ 11 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BCH ICR12 割込み制御レジスタ 12 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BDH ICR13 割込み制御レジスタ 13 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BEH ICR14 割込み制御レジスタ 14 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000BFH ICR15 割込み制御レジスタ 15 R/W 0 0 0 0 0 1 1 1B 0000C0H HCNT0 ホストコントロールレジスタ 0 R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 0000C1H HCNT1 ホストコントロールレジスタ 1 R/W 0 0 0 0 0 0 0 1B 0000C2H HIRQ ホスト割込みレジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 0000C3H HERR ホストエラーステータスレジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 1 1B 0000C4H HSTATE ホスト状態ステータスレジスタ R/W XX 0 1 0 0 1 0B 0000C5H HFCOMP SOF 割込み FRAME 比較レジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B レジスタ 0000C6H 0000C7H HRTIMER R/W リトライタイマ設定レジスタ 0000C8H 0000C9H 0000CAH 0000CBH 0000CCH 0000CDH 0000CEH HADR ホストアドレスレジスタ HEOF EOF 設定レジスタ HFRAME FRAME 設定レジスタ HTOKEN ホストトークンエンドポイント レジスタ 0000CFH 0000D0H 0000D1H リソース名 割込み コントローラ USB ホスト 初期値 0 0 0 0 0 1 1 1B 0 0 0 0 0 1 1 1B 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W XXXXXX 0 0B R/W X 0 0 0 0 0 0 0B R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W XX 0 0 0 0 0 0B R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W XXXXX 0 0 0B R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B 使用禁止 UDCC UDC 制御レジスタ R/W USB 1 0 1 0 0 0 0 0B R/W ファンクション 0 0 0 0 0 0 0 0B (続く) DS07-13735-6 17 MB90335 シリーズ アドレス 0000D2H レジスタ 略称 レジスタ R/W XXXX 0 0 0 0B R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B R/W 0 1 1 0 0 0 0 1B R/W 0 1 0 0 0 0 0 0B R/W 0 1 1 0 0 0 0 0B R/W 0 1 0 0 0 0 0 0B R/W 0 1 1 0 0 0 0 0B R/W 0 1 0 0 0 0 0 0B R/W 0 1 1 0 0 0 0 0B R/W 0 1 0 0 0 0 0 0B R/W 0 1 1 0 0 0 0 0B R 0 0 0 0 0 0 0 0B R XXXXX0 0 0B UDC ステータスレジスタ R/W XX0 0 0 0 0 0B UDCIE UDC 割込み許可レジスタ R/W 0 0 0 0 0 0 0 0B EP0IS R/W XXXXXXXXB EP0I ステータスレジスタ R/W 1 0 XXX 1 XXB EP0OS R/W, R 0 XXXXXXXB EP0O ステータスレジスタ EP1C EP1 制御レジスタ EP2C EP2 制御レジスタ EP3C EP3 制御レジスタ EP4C EP4 制御レジスタ EP5C EP5 制御レジスタ TMSP タイムスタンプレジスタ 0000E0H UDCS 0000E1H 0000D5H 0000D6H 0000D7H 0000D8H 0000D9H 0000DAH 0000DBH 0000DCH 0000DDH 0000DEH 0000DFH 0000E2H 0000E3H 0000E4H 0000E5H 0000E6H 0000E7H 0000E8H 0000E9H 0000EAH 0000EBH 0000ECH 0000EDH 0000EEH 0000EFH 0000F0H 0000F1H 0000F2H 0000F3H 0000F4H 0000F5H 0000F6H 0000F7H 0000F8H 0000F9H 初期値 0 1 0 0 0 0 0 0B EP0 制御レジスタ 0000D4H リソース名 R/W EP0C 0000D3H 読出し / 書込み EP1S EP1 ステータスレジスタ EP2S EP2 ステータスレジスタ EP3S EP3 ステータスレジスタ EP4S EP4 ステータスレジスタ EP5S EP5 ステータスレジスタ EP0DT EP0 データレジスタ EP1DT EP1 データレジスタ EP2DT EP2 データレジスタ EP3DT EP3 データレジスタ EP4DT EP4 データレジスタ R/W USB 1 0 0 XX 0 0 0B R ファンクション XXXXXXXXB R/W 1 0 0 0 0 0 0 XB R XXXXXXXXB R/W 1 0 0 0 0 0 0 0B R XXXXXXXXB R/W 1 0 0 0 0 0 0 0B R XXXXXXXXB R/W 1 0 0 0 0 0 0 0B R XXXXXXXXB R/W 1 0 0 0 0 0 0 0B R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB R/W XXXXXXXXB (続く) 18 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ アドレス 0000FAH 0000FBH レジスタ 略称 EP5DT レジスタ EP5 データレジスタ 読出し / 書込み リソース名 初期値 R/W USB XXXXXXXXB R/W ファンクション XXXXXXXXB 0000FCH ∼ 0000FFH 使用禁止 000100H ∼ 001100H RAM 領域 プログラムアドレス検出レジスタ ch.0 下位 R/W XXXXXXXXB プログラムアドレス検出レジスタ ch.0 中位 R/W XXXXXXXXB 001FF2H プログラムアドレス検出レジスタ ch.0 上位 R/W 001FF3H プログラムアドレス検出レジスタ ch.1 下位 R/W プログラムアドレス検出レジスタ ch.1 中位 R/W XXXXXXXXB プログラムアドレス検出レジスタ ch.1 上位 R/W XXXXXXXXB 001FF0H 001FF1H 001FF4H PADR0 PADR1 001FF5H 007900H PRLL0 PPG リロードレジスタ下位 ch.0 R/W 007901H PRLH0 PPG リロードレジスタ上位 ch.0 R/W 007902H PRLL1 PPG リロードレジスタ下位 ch.1 R/W 007903H PRLH1 PPG リロードレジスタ上位 ch.1 R/W 007904H PRLL2 PPG リロードレジスタ下位 ch.2 R/W 007905H PRLH2 PPG リロードレジスタ上位 ch.2 R/W 007906H PRLL3 PPG リロードレジスタ下位 ch.3 R/W 007907H PRLH3 PPG リロードレジスタ上位 ch.3 R/W アドレス 一致検出 PPG ch.0 PPG ch.1 PPG ch.2 PPG ch.3 XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007908H ∼ 00790BH 使用禁止 00790CH FWR0 フラッシュメモリ書込みコントロールレジス タ0 R/W フラッシュ 0 0 0 0 0 0 0 0B 00790DH FWR1 フラッシュメモリ書込みコントロールレジス タ1 R/W フラッシュ 0 0 0 0 0 0 0 0B 00790EH SSR0 セクタ変換設定レジスタ R/W フラッシュ 0 0 XXXXX 0B 00790FH ∼ 00791FH 使用禁止 007920H DBAPL DMA バッファアドレスポインタ下位 8 ビット R/W 007921H DBAPM DMA バッファアドレスポインタ中位 8 ビット R/W 007922H DBAPH DMA バッファアドレスポインタ上位 8 ビット R/W 007923H DMACS DMA コントロールレジスタ R/W XXXXXXXXB μDMAC XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) DS07-13735-6 19 MB90335 シリーズ (続き) 読出し / 書込み アドレス レジスタ 略称 007924H DIOAL DMA I/O レジスタアドレスポインタ下位 8 ビット R/W 007925H DIOAH DMA I/O レジスタアドレスポインタ上位 8 ビット R/W 007926H DDCTL DMA データカウンタ下位 8 ビット R/W XXXXXXXXB 007927H DDCTH DMA データカウンタ上位 8 ビット R/W XXXXXXXXB レジスタ リソース名 初期値 XXXXXXXXB μDMAC XXXXXXXXB 007928H ∼ 007FFFH 使用禁止 ・ 読出し / 書込みについての説明 R/W :リード・ライト可能 R :リードオンリ W :ライトオンリ ・ 初期値についての説明 0 :初期値は “0” です。 1 :初期値は “1” です。 X :初期値は不定です。 - :初期値は不定 ( なし ) です。 (注意事項)007900H ∼ 007FFFH に配置されるレジスタについては , I/O 系命令は使用できません。 20 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ 割込み要因と割込みベクタ , 割込み制御レジスタ 割込み要因 EI2OS μDMAC 対応 割込みベクタ *1 番号 割込み制御レジスタ アドレス ICR アドレス 優先 強度 強 リセット × × #08 08H FFFFDCH ⎯ ⎯ INT 9 命令 × × #09 09H FFFFD8H ⎯ ⎯ 例外処理 × × #10 0AH FFFFD4H ⎯ ⎯ USB ファンクション 1 × 0, 1 #11 0BH FFFFD0H 2 ∼ 6*2 0CH FFFFCCH 0000B0H × #12 ICR00 USB ファンクション 2 USB ファンクション 3 × × #13 0DH FFFFC8H × 0EH FFFFC4H 0000B1H × #14 ICR01 USB ファンクション 4 USB ホスト 1 × × #15 0FH FFFFC0H × 10H FFFFBCH 0000B2H × #16 ICR02 USB ホスト 2 I2C ch.0 × × #17 11H FFFFB8H × 12H FFFFB4H 0000B3H ○ #18 ICR03 DTP/ 外部割込み ch.0/ch.1 なし ⎯ ⎯ #19 13H FFFFB0H × 14H FFFFACH 0000B4H ○ #20 ICR04 DTP/ 外部割込み ch.2/ch.3 なし ⎯ ⎯ #21 15H FFFFA8H × 16H FFFFA4H 0000B5H ○ #22 ICR05 DTP/ 外部割込み ch.4/ch.5 PWC / リロードタイマ ch.0 △ 14 #23 17H FFFFA0H 18H FFFF9CH ICR06 0000B6H ICR07 0000B7H ICR08 0000B8H ICR09 0000B9H ICR10 0000BAH ICR11 0000BBH ICR12 0000BCH ICR13 0000BDH ICR14 0000BEH ICR15 0000BFH DTP/ 外部割込み ch.6/ch.7 △ × #24 なし ⎯ ⎯ #25 19H FFFF98H なし ⎯ ⎯ #26 1AH FFFF94H なし ⎯ ⎯ #27 1BH FFFF90H なし ⎯ ⎯ #28 1CH FFFF8CH なし ⎯ ⎯ #29 1DH FFFF88H PPG ch.0/ch.1 × × #30 1EH FFFF84H なし ⎯ ⎯ #31 1FH FFFF80H PPG ch.2/ch.3 × × #32 20H FFFF7CH なし ⎯ ⎯ #33 21H FFFF78H なし ⎯ ⎯ #34 22H FFFF74H なし ⎯ ⎯ #35 23H FFFF70H なし ⎯ ⎯ #36 24H FFFF6CH UART 送信完了 ch.0/ch.1 ○ 13 #37 25H FFFF68H 拡張シリアル I/O × 9 #38 26H FFFF64H UART 受信完了 ch.0/ch.1 ◎ 12 #39 27H FFFF60H タイムベースタイマ × × #40 28H FFFF5CH フラッシュメモリステータス × × #41 29H FFFF58H 遅延割込み出力モジュール × × #42 2AH FFFF54H 弱 ◎:使用可能 , EI2OS 停止機能付 ( 割込みクリア信号にて割込み要求フラグはクリアされます。ストップ要求あり ) ○:使用可能 ( 割込みクリア信号にて割込み要求フラグはクリアされます。) △:ICR を共有する割込み要因を使用しない場合に使用可能 ×:使用不可能 * 1:同時に同じレベルの割込みを出力した場合は , 割込みベクタ番号の小さい割込み要因を優先します。 * 2:ch.2, ch.3 は USB ホスト動作時でも使用できます。 (続く) DS07-13735-6 21 MB90335 シリーズ (続き) (注意事項) ・同一割込み制御レジスタ (ICR) に 2 つの割込み要因がある場合は EI2OS の使用を許可した場合 , どちらか の割込み要因を検出すると EI2OS が起動されます。EI2OS 起動中は起動要因以外の割込みはマスクされま すので , EI2OS 使用時は , どちらかの割込み要求をマスクして使用されることを推奨します。 ・同一割込み制御レジスタ (ICR) に二つの割込み要因があるリソースは , 割込みフラグが EI2OS 割込みクリ ア信号でクリアされます。 ・同一割込み番号に二つの割込み要因があった場合は , リソースは両方の割込み要求フラグが μDMAC 割込 みクリア信号でクリアされます。したがって , 二つの要因のどちらか一つを DMAC 機能に使用すると , も う一つの割込み機能は使用できません。該当リソースの割込み要求許可ビットを “0” にして , ソフトウェア ポーリング処理で対処してください。 ■ USB 割込み要因内容 USB 割込み要因 詳細内容 USB ファンクション 1 End Point 0-IN, End Point 0-OUT USB ファンクション 2 End Point 1-5 * USB ファンクション 3 SUSP, SOF, BRST, WKOP, COHF USB ファンクション 4 SPIT USB ホスト 1 DIRQ, CHHIRQ, URIRQ, RWKIRQ USB ホスト 2 SOFIRQ, CMPIRQ *:End Point1, 2 は , USB ホスト動作時でも使用できます。 22 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ USB 1. USB ファンクション USB ファンクションは , USB (Universal Serial Bus) 通信プロトコルをサポートするインタフェースです。 USB ファンクションの特長 ・ USB Full Speed 対応 ・ Full Speed (12 Mbps) をサポート ・ デバイスステータスは自動応答 ・ Bit Stripping, Bit Stuffing, CRC5, CRC16 の自動生成とチェック ・ データ同期ビットによるトグルチェック ・ Get/SetDescriptor, SynchFrame コマンドを除くすべての標準コマンドに自動応答 ( 前記 3 コマンドはクラス・ベンダーコ マンドと同様の処理が可能 ) ・ クラス・ベンダーコマンドはデータとして受信し , ファームによる応答が可能 ・ 最大 6 本の EndPoint をサポート (EndPoint0 は control 転送に固定 ) ・ 転送データバッファに各 EndPoint ごとでバッファを 2 本づつ内蔵 (Endpoint0 の場合はIN と OUT それぞれ 1 本づつ内蔵) ・ DMA による転送データの自動転送モードをサポート (EndPoint0 のバッファ以外 ) 2. USB ホスト USB ホストは , 簡易型のホスト動作を実現し , PC が介在することなくデバイスとのデータ転送ができる機能です。 ・USB ホストの特長 ・ Low Speed/Full Speed 転送の自動検出 ・ Low Speed/Full Speed 転送サポート ・ デバイス接続および切断の自動検出 ・ USB バスへのリセット送出機能サポート ・ IN/OUT/SETUP/SOF トークンのサポート ・ IN トークン時のハンドシェークパケット自動送出 (STALL は除く ) ・ OUT トークン時のハンドシェークパケット自動検出 ・ 最大パケット長 256 バイトまでサポート ・ 各種エラー (CRC エラー/ トグルエラー/ タイムアウト ) サポート ・ Wake Up 機能サポート ・USB ホストの制限事項 USB ホスト HUB のサポート 転送 転送スピード ○* バルク転送 ○ コントロール転送 ○ インタラプト転送 ○ アイソクロナス転送 × Low Speed ○ Full Speed ○ PRE パケットサポート × SOF パケットサポート エラー ○ CRC エラー ○ トグルエラー ○ タイムアウト ○ 最大パケット<受信データ ○ デバイスの接続・切断検出 ○ 転送スピード検出 ○ ○:サポートしている ×:サポートしていない * : Full Speed のみ対応し , HUB は 1 段までのサポートです。 DS07-13735-6 23 MB90335 シリーズ ■ フラッシュメモリセクタ構成 512 K ビットフラッシュメモリは , CPU メモリマップ上の FFH バンクに配置されています。 SA1 (4 K バイト ) SA2 (4 K バイト ) SA3 (4 K バイト ) SA4 (16 K バイト ) SA5 (16 K バイト ) SA6 (4 K バイト ) SA7 (4 K バイト ) SA8 (4 K バイト ) SA9 (4 K バイト ) FF0000H 70000H FF0FFFH 70FFFH FF1000H 71000H FF1FFFH 71FFFH FF2000H 72000H FF2FFFH 72FFFH FF3000H 73000H FF3FFFH 73FFFH FF4000H 74000H FF7FFFH 77FFFH FF8000H 78000H FFBFFFH 7BFFFH FFC000H 7C000H FFCFFFH 7CFFFH FFD000H 7D000H FFDFFFH 7DFFFH FFE000H 7E000H FFEFFFH 7EFFFH FFF000H 7F000H FFFFFFH 7FFFFH Upper Bank SA0 (4 K バイト ) Lower Bank フラッシュメモリ CPU アドレス ライタアドレス* *:ライタアドレスとは , フラッシュメモリにパラレルライタでデータ書込みを行う際 , CPU アドレスに相対する アドレスになります。汎用パラレルライタを使用して書込み / 消去を行う場合は , ライタアドレスで実行します。 24 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項目 記号 定格値 単位 備考 最小 最大 VSS − 0.3 VSS + 4.0 V VSS − 0.3 VSS + 4.0 V *2 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V N-ch オープンドレイン (5V 耐圧 I/O) *3 − 0.5 VSS + 4.5 V USB I/O VSS − 0.3 VSS + 4.0 V *2 − 0.5 VSS + 4.5 V USB I/O ICLAMP − 2.0 + 2.0 mA *4 Σ⏐ICLAMP⏐ ⎯ 20 mA *4 IOL1 ⎯ 10 mA USB I/O 以外 *5 IOL2 ⎯ 43 mA USB I/O*5 IOLAV1 ⎯ 4 mA *6 IOLAV2 ⎯ 15/4.5 mA USB-IO (Full speed/Low speed) *6 “L” レベル最大総出力電流 ΣIOL ⎯ 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 50 mA *7 IOH1 ⎯ − 10 mA USB I/O 以外 *5 IOH2 ⎯ − 43 mA USB I/O*5 IOHAV1 ⎯ −4 mA *6 IOHAV2 ⎯ − 15/ − 4.5 mA USB-IO (Full speed/Low speed) *6 “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 100 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 50 mA 消費電力 Pd ⎯ 270 mW 動作温度 TA − 40 + 85 °C 保存温度 Tstg − 55 + 150 °C − 55 + 125 °C 電源電圧 *1 入力電圧 *1 出力電圧 *1 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 “L” レベル最大出力電流 “L” レベル平均出力電流 “H” レベル最大出力電流 “H” レベル平均出力電流 VCC VI VO *7 USB I/O * 1 : VSS = 0.0 V を基準にしています。 * 2:VI, VO は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。ただし , 外部の部品を使用して , 入力への電流 , または入力からの電 流の最大値を制限する場合は , VI 定格に代わって ICLAMP 定格が適用されます。 * 3:該当端子:P60 ∼ P67, UTEST * 4:・ 該当端子:P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P40 ∼ P47, P50 ∼ P54 ・ 推奨動作条件内でご使用ください。 ・ 直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 ・ + B 信号とマイクロコントローラの間には,必ず制限抵抗を接続し+ B 信号を印加してください。 ・ + B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限 抵抗の値を設定してください。 ・ 低消費電力モードなどマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では,+ B 入力電位が保護ダイオード を通して VCC 端子の電位を上昇させ,他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。 ・ マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供 給されているため,不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。 ・ 電源投入時に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供給されているため,パワーオンリセットが動作しない電源 電圧になる可能性がありますのでご注意ください。 (続く) DS07-13735-6 25 MB90335 シリーズ (続き) ・+ B 入力端子は,オープン状態にならないようにご注意ください。 ・P60 ∼ P67, DVP, DVM, HVP, HVM, UTEST, HCON は , + B 入力ができませんのでご注意ください。 ・推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード VCC P-ch 制限抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R * 5:最大出力電流は , 該当する端子 1 本のピーク値を規定します。 * 6:平均出力電流は , 該当する端子 1 本に流れる電流の 100 ms の期間内の平均電流を規定します。 * 7:平均総出力電流は , 該当する端子すべてに流れる電流の 100 ms の期間内の平均電流を規定します。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 26 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = 0.0 V) 項目 電源電圧 入力 “H” 電圧 記号 VCC 単位 備考 最小 最大 3.0 3.6 V 通常動作時 (USB 使用時 ) 2.7 3.6 V 通常動作時 (USB 未使用時 ) 1.8 3.6 V ストップ動作の保持状態 VCC + 0.3 V CMOS 入力の端子 CMOS ヒステリシス入力の端子 VIH 0.7 VCC VIHS1 0.8 VCC VCC + 0.3 V VIHS2 0.8 VCC VSS + 5.3 V N-ch オープンドレイン (5 V 耐圧 I/O) * VIHM VCC − 0.3 VCC + 0.3 V MD 端子入力 VIHUSB 2.0 VCC + 0.3 V USB 端子入力 VSS − 0.3 0.3 VCC V CMOS 入力の端子 VSS − 0.3 0.2 VCC V CMOS ヒステリシス入力の端子 MD 端子入力 VIL VILS 入力 “L” 電圧 規格値 VILM VSS − 0.3 VSS + 0.3 V VILUSB VSS 0.8 V USB 端子入力 差動入力感度 VDI 0.2 ― V USB 端子入力 差動コモンモード入 力電圧範囲 VCM 0.8 2.5 V USB 端子入力 − 40 + 85 °C USB 未使用時 0 + 70 °C USB 使用時 動作温度 TA *:該当端子:P60 ∼ P67, UTEST <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07-13735-6 27 MB90335 シリーズ 3. 直流規格 (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 出力“H”電圧 記号 VOH 端子記号 出力“L”電圧 IIL VCC − 0.5 ⎯ Vcc V 2.8 ⎯ 3.6 V Vss ⎯ Vss+0.4 V 0 ⎯ 0.3 V P60 ∼ P67, HVP, HVM, DVP, VCC = 3.3 V DVM 以外の Vss < VI < VCC 入力端子 − 10 ⎯ + 10 μA HVP, HVM, DVP, DVM −5 ⎯ +5 μA 25 50 100 kΩ ⎯ 0.1 10 μA VCC = 3.3 V 内部周波数 24 MHz 通常動作時 USB 動作 (USTP = 0) ⎯ 55 65 mA MB90F337 ⎯ 50 60 mA MB90337 VCC = 3.3 V 内部周波数 24 MHz 通常動作時 USB 未動作 (USTP = 1) ⎯ 50 60 mA MB90F337 ⎯ 45 55 mA MB90337 VCC = 3.3 V 内部周波数 24 MHz スリープ時 ⎯ 25 40 mA VCC = 3.3 V 内部周波数 24 MHz タイマモード時 ⎯ 3.5 10 mA VCC = 3.3 V 内部周波数 3 MHz タイマモード時 ⎯ 1.0 2.0 mA TA =+ 25 °C ストップ時 ⎯ 1 40 μA P60 ∼ P67, HVP, HVM, DVP, IOH =− 4.0 mA DVM 以外の 出力端子 RL = 15 kΩ ± 5% HVP, HVM, DVP, DVM 以外 IOL = 4.0 mA の出力端子 RPULL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 オープン ドレイン 出力リーク 電流 ILIOD P60 ∼ P67 ICC ICCS 備考 最大 プルアップ 抵抗値 電源電流 単位 標準 HVP, HVM, DVP, DVM 入力リーク 電流 規格値 最小 HVP, HVM, DVP, DVM VOL 条件 VCC ICTS ICCH RL = 1.5 kΩ ± 5% ⎯ VCC = 3.3 V TA =+ 25 °C 時 ⎯ 入力容量 CIN Vcc, Vss 以外 ⎯ ⎯ 5 15 pF プルアップ 抵抗値 Rup RST ⎯ 25 50 100 kΩ プルダウン 抵抗値 Rdown MD2 25 50 100 kΩ VCC = 3.0 V TA =+ 25 °C 時 MB90337 (続く) 28 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ (続き) (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 USB I/O 出力イン ピーダンス 記号 ZUSB 端子記号 DVP, DVM HVP, HVM 条件 ⎯ 規格値 最小 標準 最大 3 ⎯ 14 単位 備考 Ω (注意事項)P60 ∼ P67 は N-ch オープンドレイン端子で , 通常は CMOS として使用します。 DS07-13735-6 29 MB90335 シリーズ 4. 交流規格 (1) クロック入力タイミング (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 fCH X0, X1 クロックサイクルタイム tHCYL X0, X1 入力クロックパルス幅 PWH PWL 入力クロック 立上り , 立下り時間 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 ⎯ 6 ⎯ MHz 振動子使用時 6 ⎯ 24 MHz 外部クロック入力 ⎯ 166.7 ⎯ ns 振動子使用時 166.7 ⎯ 41.7 ns 外部クロック入力 X0 10 ⎯ ⎯ ns デューティ比 30%∼ 70%を 目安としてください tcr tcf X0 ⎯ ⎯ 5 ns 外部クロック時 内部動作クロック周波数 fCP ⎯ 3 ⎯ 24 内部動作クロック サイクルタイム tCP ⎯ 42 ⎯ 333 クロック周波数 MHz メインクロック使用時 ns メインクロック使用時 ・クロックタイミング tHCYL 0.8 VCC X0 0.2 VCC PWH PWL tcf 30 tcr DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ・PLL 動作保証範囲 電源電圧と内部動作クロック周波数の関係 PLL 動作保証範囲 電源電圧 VCC (V) 3.6 3.0 2.7 通常動作保証範囲 3 6 12 24 内部クロック fCP (MHz) ( 注意事項 ) USB 使用時は 3.0 V ∼ 3.6 V の動作保証となります。 内部クロック fCP (MHz) 内部動作クロック周波数と外部クロック周波数の関係 24 4 逓倍 12 2 逓倍 外部クロック 1 逓倍 6 3 6 24 外部クロック FC (MHz) DS07-13735-6 31 MB90335 シリーズ 交流規格は以下の測定基準電圧値で規定しています。 ・入力信号波形 ・出力信号波形 ヒステリシス入力端子 出力端子 0.8 VCC 2.4 V 0.2 VCC 0.8 V ヒステリシス入力 /MD 入力以外の端子 0.7 VCC 0.3 VCC 32 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ (2) リセット (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 リセット入力時間 tRSTL 端子名 RST 規格値 条件 最小 最大 単位 備考 500 ⎯ ns 通常動作時 , タイムベースタイマモード時 , メインスリープモード時 , PLL スリープモード時 振動子の発振 時間* + 500 ns ⎯ μs ストップモード時 ⎯ *:振動子の発振時間は , 振幅の 90%に達した時間です。水晶発振子は , 数 ms ∼数十 ms, セラミック発振子は , 数百 μs ∼数 ms, 外部クロックは , 0 ms となります。 ・通常動作時 , タイムベースタイマモード時 , メインスリープモード時 , PLL スリープモード時 tRSTL RST 0.2 VCC 0.2 VCC ・ストップモード時 tRSTL RST 0.2 VCC X0 0.2 VCC 振幅の 90% 内部動作 クロック 振動子の 発振時間 500 ns 発振安定待ち時間 命令実行 内部リセット DS07-13735-6 33 MB90335 シリーズ (3) パワーオンリセット (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 電源立上り時間 電源切断時間 記号 端子記号 tR VCC tOFF VCC 条件 規格値 単位 最小 最大 0.05 30 ms 1 ⎯ ms ⎯ 備考 電源投入までの待ち 時間 (注意事項)・電源立上げ前は , VCC < 0.2 V とする必要があります。 ・上記規格は , パワーオンリセットをかけるための数値です。 ・デバイス内にはパワーオンリセットによってのみ初期化される内蔵レジスタ類があります。これらの初期 化を期待する場合は , この規格に従って電源を投入してください。 tR VCC 2.7 V 0.2 V 0.2 V 0.2 V tOFF (注意事項)電源電圧を急激に変化させるとパワーオンリセットが起動される場合があります。 下図のように , 動作中に電源電圧を変化させる場合は , 電圧の変動をおさえて滑らかに立ち上げることを推 奨いたします。また , この場合には PLL クロックを使用していない状態で行ってください。ただし , 電圧降 下 1 V/s 以内であれば PLL クロック使用中でも動作可能です。 VCC 立上りの傾きを , 50 mV/ms 以下に することを推奨いたします。 1.8 V RAM データ保持 VSS 34 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ (4) UART0, UART1 I/O 拡張シリアルタイミング (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子記号 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCKx SCK ↓→ SOT 遅延時間 tSLOV SCKx SOTx 有効 SIN → SCK ↑ tIVSH SCKx SINx SCK ↑→有効 SIN ホールド時間 tSHIX シリアルクロック “H” パルス幅 規格値 条件 単位 最小 最大 8 tCP ⎯ ns − 80 + 80 ns 100 ⎯ ns SCKx SINx 60 ⎯ ns tSHSL SCKx, SINx 4 tCP ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCKx, SINx 4 tCP ⎯ ns SCK ↓→ SOT 遅延時間 tSLOV SCKx SOTx ⎯ 150 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSH SCKx SINx 60 ⎯ ns SCK ↑→有効 SIN ホールド時間 tSHIX SCKx SINx 60 ⎯ ns 内部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 外部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL (注意事項)・上記規格は , CLK 同期モード時の場合です。 ・CL は , テスティング時の端子に付けられる負荷容量値です。 ・tCP は「 (1) クロック入力タイミング」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC 2.4 V SCK 0.8 V 0.8 V tSLOV 2.4 V SOT 0.8 V tIVSH SIN tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部シフトクロックモード tSLSH SCK 0.2 VCC tSHSL 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tSLOV 2.4 V SOT 0.8 V tIVSH SIN DS07-13735-6 tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC 35 MB90335 シリーズ (5) I2C タイミング (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 SCL クロック周波数 ( 反復 ) 『スタート』条件ホールド時間 SDA ↓→ SCL ↓ 記号 SCL クロック “H” 幅 tHIGH 反復『スタート』条件セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↓ tSUSTA データホールド時間 SCL ↓→ SDA ↓↑ tHDDAT 『ストップ』条件セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↑ 『ストップ』条件と『スタート』条件との 間のバスフリー時間 tSUDAT tSUSTO tBUS 単位 最大 0 100 kHz 4.0 ⎯ μs 4.7 ⎯ μs 4.0 ⎯ μs 4.7 ⎯ μs 0 3.45*3 μs 外部プルアップ抵抗の電源電圧 5.0 V 時 fCP*1 ≦ 20 MHz, R = 1.2 kΩ, C = 50 pF*2 外部プルアップ抵抗の電源電圧 3.6 V 時 fCP*1 ≦ 20 MHz, R = 1.0 kΩ, C = 50 pF*2 250*4 ⎯ 外部プルアップ抵抗の電源電圧 5.0 V 時 fCP*1 > 20 MHz, R = 1.2 kΩ, C = 50 pF*2 外部プルアップ抵抗の電源電圧 3.6 V 時 fCP*1 > 20 MHz, R = 1.0 kΩ, C = 50 pF*2 200*4 ⎯ 4.0 ⎯ μs 4.7 ⎯ μs tHDSTA tLOW 規格値 最小 fSCL SCL クロック “L” 幅 データセットアップ時間 SDA ↓↑→ SCL ↑ 条件 外部プルアップ抵抗の電源電圧 5.0 V 時 R = 1.2 kΩ, C = 50 pF*2 外部プルアップ抵抗の電源電圧 3.6 V 時 R = 1.0 kΩ, C = 50 pF*2 外部プルアップ抵抗の電源電圧 5.0 V 時 R = 1.2 kΩ, C = 50 pF*2 外部プルアップ抵抗の電源電圧 3.6 V 時 R = 1.0 kΩ, C = 50 pF*2 ns * 1: fCP は内部動作クロック周波数です。「 (1) クロック入力タイミング」を参照してください。 * 2: R, C は , SCL, SDA ラインのプルアップ抵抗 , 負荷容量です。 * 3: 最大 tHDDAT は少なくともデバイスの SCL 信号の “L” 区間 (tLOW) 延長していないということを満たしていなければな りません。 * 4:「・SDA, SCL セットアップタイムの注意」を参照してください。 36 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ・SDA, SCL セットアップタイムの注意 SDA 入力データセットアップタイム SCL 6 tcp (注意事項)負荷容量 , プルアップ抵抗によってはバスに接続されているデバイスの入力データセットアップタイムの規 格が満足できなくなります。 入力データセットアップタイムの規格が満足できない場合には SDA, SCL のプルアップ抵抗を調整してくだ さい。 ・タイミング定義 SDA tLOW tBUS tHDSTA tSUDAT SCL tHDSTA DS07-13735-6 tHDDAT tHIGH tSUSTA tSUSTO 37 MB90335 シリーズ (6) タイマ入力タイミング (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 入力パルス幅 記号 端子記号 条件 tTIWH tTIWL PWC ⎯ 規格値 最小 最大 4 tCP ⎯ 単位 ns (注意事項)tCP は「 (1) クロック入力タイミング」を参照してください。 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC PWC tTIWH tTIWL (7) タイマ出力タイミング (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 CLK ↑→ TOUT 変化時間 PPG0 ∼ PPG3 変化時間 記号 端子記号 条件 tTO PPGx ⎯ 規格値 最小 最大 30 ⎯ 単位 ns 2.4 V CLK tTO 2.4 V 0.8 V PPGx (8) トリガ入力タイミング (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 入力パルス幅 記号 端子記号 条件 tTRGH tTRGL INTx ⎯ 規格値 単位 備考 最小 最大 5 tCP ⎯ ns 通常動作時 1 ⎯ μs ストップモード時 (注意事項)tCP は「 (1) クロック入力タイミング」を参照してください。 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC INTx tTRGH 38 tTRGL DS07-13735-6 MB90335 シリーズ 5. USB 特性 (VCC = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V, TA = 0 °C ∼+ 70 °C) 項目 入力特性 記号 記号 規格値 最小 最大 単位 備考 入力 High レベル電圧 VIH 2.0 ⎯ V 入力 Low レベル電圧 VIL ⎯ 0.8 V 差動入力感度 VDI 0.2 ⎯ V 差動コモンモードレンジ VCM 0.8 2.5 V 出力 High レベル電圧 VOH 2.8 3.6 V IOH =− 200 μA 出力 Low レベル電圧 VOL 0.0 0.3 V IOL = 2 mA クロスオーバ電圧 VCRS 1.3 2.0 V tFR 4 20 ns Full Speed tLR 75 300 ns Low Speed tFF 4 20 ns Full Speed tLF 75 300 ns Low Speed tRFM 90 111.11 % (TFR/TFF) tRLM 80 125 % (TLR/TLF) ZDRV 28 44 Ω Rs = 27 Ω を含む RS 25 30 Ω 奨励値 27 Ω USB 使用時* 立上り時間 出力特性 立下り時間 立上り / 立下り時間マッチング 出力インピーダンス シリーズ抵抗 *:出力抵抗 ZDRV 値内にインピーダンスが収まるように , シリーズ抵抗 RS 値を調整してください。 ・データ信号タイミング (Full Speed) 立上り時間 DVP/MVP 90% VCRS 立下り時間 90% 10% 10% DVM/HVM tFF tFR ・データ信号タイミング (Low Speed) 立上り時間 HVP HVM 90% VCRS 10% 10% tLR DS07-13735-6 立下り時間 90% tLF 39 MB90335 シリーズ ・負荷条件 (Full Speed) RS = 27 Ω ZUSB DVP/HVP 試験位置 CL = 50 pF ZUSB DVM/HVM RS = 27 Ω 試験位置 CL = 50 pF ・負荷条件 (Low Speed) ZUSB HVP RS = 27 Ω 試験位置 CL = 50 pF ∼ 150 pF ZUSB HVM RS = 27 Ω 試験位置 CL = 50 pF ∼ 150 pF 40 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ 6. フラッシュメモリ書込み / 消去特性 項目 条件 チップ消去時間 フラッシュメモリ デ ータ保持期間 備考 標準 最大 ⎯ 0.2 0.5 s 内部での消去前書込み時 間を除く ⎯ 0.5 7.5 s 内部での消去前書込み時 間を除く ⎯ 2.6 ⎯ s 内部での消去前書込み時 間を除く ⎯ 16 3600 μs システムレベルのオーバ ヘッド時間を除く ⎯ 10000 ⎯ ⎯ cycle 平均 TA =+ 85 °C 20 ⎯ ⎯ year TA =+ 25 °C VCC = 3.0 V ワード (16 ビット幅 ) 書込み時間 書込み / 消去サイクル 単位 最小 セクタ消去時間 (4 K バイトセクタ ) セクタ消去時間 (16 K バイトセクタ ) 規格値 * *:テクノロジ信頼性評価結果からの換算値です ( アレニウスの式を使用し , 高温加速試験結果を平均温度+ 85 °C へ換 算しています ) 。 DS07-13735-6 41 MB90335 シリーズ ■ オーダ型格 型格 パッケージ MB90F337PMC MB90337PMC プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) MB90V330ACR セラミック・PGA, 299 ピン (PGA-299C-A01) 42 備考 評価用品 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX 質量 0.47 g コード(参考) P-LQFP64-12×12-0.65 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.0057±.0022) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8° 64 17 1 0.65(.026) C "A" 16 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M 2003-2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED F64034S-c-1-3 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07-13735-6 43 MB90335 シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ■ 電気的特性 34 4. 交流規格 (3) パワーオンリセット 変更箇所 以下に訂正 RAM データ保持の電圧 : 3.0 V → 1.8 V 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 44 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ MEMO DS07-13735-6 45 MB90335 シリーズ MEMO 46 DS07-13735-6 MB90335 シリーズ MEMO DS07-13735-6 47 MB90335 シリーズ 富士通セミコンダクター株式会社 〒 222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-10-23 野村不動産新横浜ビル http://jp.fujitsu.com/fsl/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせ先 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部