MB90910 - Spansion

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS07–13755–2
16 ビット・マイクロコントローラ
CMOS
®
MB90910 シリーズ
MB90911AS/F912BS/V950AMAS
■ 概要
MB90910 シリーズは , 1 チャネルの FULL-CAN コントローラおよび Flash ROM を搭載し , 自動車およびその他の産業
機器向けに設計された , 汎用の富士通 16 ビットマイクロコントローラです。Ver 2.0 パート A およびパート B に準拠した
オンボード CAN コントローラを備え , 非常に柔軟性のあるメッセージ・バッファリング機能をサポートしています。その
ため , 通常の FULL-CAN より多くの機能が利用可能です。0.18 μm CMOS テクノロジを新たに採用することにより ,
128K バイトのオンチップ Flash ROM プログラムメモリを実現しました。
また , 内蔵降圧回路より MCU コアへ 1.8 V 電源が供給されるため , EMI および消費電力の点で有利になります。
PLL クロック逓倍回路を内蔵し , 外部クロック 4 MHz で内部命令実行時間 31.25 ns を実現しています。
周辺リソースとして , 4 チャネルのインプットキャプチャ, 1 チャネルの独立 16 ビットフリーランタイマ , 2 チャネルの
LIN-UART, 1 チャネルの UART, 16 チャネルの 8/10 ビットの A/D コンバータを内蔵しています。
(注意事項)F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。
■ 特長
・クロック
・ PLL クロック逓倍回路内蔵
・ 発振クロックの 2 分周または発振クロックの 1 逓倍∼ 8 逓倍 ( 発振クロック 4 MHz の場合 , 4 MHz ∼ 32 MHz) の
マシンクロック (PLL クロック ) を選択可能
・ 最小命令実行時間:31.25 ns ( 発振クロック 4 MHz, PLL クロック 8 逓倍で動作した場合 )
(続く)
富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
Copyright©2008-2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2009.6
MB90910 シリーズ
・コントローラ用途に最適な命令体系
・ 16 M バイトの CPU メモリ空間
・ 内部は 24 ビットアドレッシング
・ 豊富なデータタイプ ( ビット , バイト , ワード , ロングワード )
・ 豊富なアドレッシングモード (23 種類 )
・ 符号付き乗除算命令 , RETI 命令機能強化
・ 32 ビットのアキュムレータ採用による高精度演算の強化
・高級言語 (C 言語 ) / マルチタスクに対応する命令体系
・ システムスタックポインタの採用
・ 各種ポインタ間接命令の強化
・ バレルシフト命令
・実行速度の向上
4 バイトの命令キュー
・強力な割込み機能
・ 8 レベル , 34 要因の強力な割込み機能
・ 最大 8 チャネルの外部割込みに対応
・CPU に依存しない自動データ転送機能
拡張インテリジェント I/O サービス機能 (EI2OS):最大 16 チャネル
・低消費電力 ( スタンバイ ) モード
・ スリープモード (CPU 動作クロックを停止するモード )
・ メインタイマモード ( メインクロックモードから移行したタイムベースタイマモード )
・ PLL タイマモード (PLL クロックモードから移行したタイムベースタイマモード )
・ ストップモード ( 発振クロックを停止するモード )
・ CPU 間欠動作モード
・プロセス
CMOS テクノロジ
・I/O ポート
汎用入出力ポート (CMOS 出力 ):
− 36 本
・タイマ
・ タイムベースタイマ , ウォッチドッグタイマ:1 チャネル
・ 8/16 ビット PPG タイマ:8 ビット× 6 チャネル , または 16 ビット× 3 チャネル
・ 16 ビットリロードタイマ:2 チャネル
・ 16 ビット入出力タイマ
− 16 ビットフリーランタイマ:1 チャネル (FRT0:ICU0/1/2/3)
− 16 ビットインプットキャプチャ (ICU):4 チャネル
・FULL-CAN コントローラ:1 チャネル
・ CAN 仕様 Ver 2.0A および Ver 2.0B に準拠
・ 16 個のメッセージバッファ内蔵
・ CAN ウェイクアップ
・UART (LIN/SCI) :LIN-UART × 2 チャネル、UART × 1 チャネル
・ 全二重ダブルバッファ付き
・ クロック非同期 , またはクロック同期シリアル転送が使用可能
・DTP/ 外部割込み:8 チャネル , CAN ウェイクアップ:1 チャネル
外部入力により拡張インテリジェント I/O サービス (EI2OS) の起動 , および外部割込みを発生
・遅延割込み発生モジュール
タスク切換え用の割込み要求を発生
(続く)
2
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
・8/10 ビット A/D コンバータ:16 チャネル
・ 8/10 ビットの分解能切換え可能
・ 外部トリガ入力による起動が可能
・ 変換時間:3 μs ( マシンクロック 24 MHz の場合 , サンプリング時間含む )
・プログラムパッチ機能
6 アドレスポインタ分のアドレス一致検出
・ポートの入力電圧レベルを変更可能
Automotive 入力レベル /CMOS シュミット入力レベル ( シングルチップモードの初期設定は Automotive レベル )
・ROM セキュリティ機能
ROM の内容を保護することができます ( マスク ROM 品のみ )。
・フラッシュメモリセキュリティ機能
フラッシュメモリ内容を保護
DS07–13755–2
3
MB90910 シリーズ
■ 品種構成
品種
MB90V950AMAS
MB90F912BS
MB90911AS
評価用品
フラッシュメモリ品
マスク ROM 品
項目
分類
F2MC-16LX CPU
CPU
システムクロック
オンチップ PLL クロック逓倍回路 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, × 8, PLL 停止時は 1/2)
最小命令実行時間:31.25 ns (4 MHz osc. PLL × 8)
ROM
外部
128 K バイト
64K バイト
RAM
30 K バイト
8 K バイト
4 K バイト
エミュレータ
専用電源 *1
FPGA データ *2
アダプタボード *
テクノロジ
動作電圧
動作周囲温度
パッケージ
UART
I2C (400 kbps)
A/D コンバータ
16 ビット
リロードタイマ
2
あり
⎯
050617 版
⎯
MB2147-20 04C 版以降
⎯
内蔵電源
レギュレータ搭載
0.35 μm CMOS
5 V ± 10 %
3.0 V ∼ 5.5 V:通常動作時
⎯
− 40 °C ∼+ 105 °C
PGA-299
LQFP-48
LIN-UART × 7 チャネル
LIN-UART × 2 チャネル , UART × 1 チャネル
専用リロードタイマによって広範囲ボーレート設定が可能
異なる同期シリアルプロトコルを適合させるための特別同期オプション
LIN マスタまたは LIN スレイブデバイスとして使用可能 (LIN-UART のみ対応可 )
2 チャネル
⎯
24 入力チャネル
16 入力チャネル
10 ビットあるいは 8 ビット分解能
変換時間:最小 3 μs ( サンプル時間を含む ) (1 チャネルあたり )
4 チャネル
16 ビット
アウトプット
コンペア
16 ビット
インプット
キャプチャ
2 チャネル
動作クロック周波数:fsys/2 , fsys/2 , fsys/2 (fsys =マシンクロック周波数 )
外部イベントカウント機能をサポート
1
2 チャネル
16 ビット
入出力タイマ
内蔵電源レギュレータ搭載 0.18 μm CMOS
3
5
1 チャネル
オーバフロー時に割込み信号を通知
動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24, fsys/25, fsys/26, fsys/27
(fsys =マシンクロック周波数 )
入出力タイマ 0 ( クロック入力 FRCK0) は , ICU 0/1/2/3, OCU0/1/2/3 に対応
入出力タイマ 1 ( クロック入力 FRCK1) は , ICU 4/5/6/7, OCU4/5/6/7 に対応
8 チャネル
⎯
16 ビット入出力タイマとコンペアレジスタとの一致時に割込みを通知
複数のコンペアレジスタを使用して出力信号を生成可能
8 チャネル
4 チャネル
立上りエッジ , 立下りエッジ , 両エッジによるフリーランタイマ値の保持 , 割込み通知
(続く)
4
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
品種
MB90V950AMAS
MB90F912BS
MB90911AS
項目
8/16 ビット PPG
8 チャネル (16 ビット ) /
16 チャネル (8 ビット )
8 ビット
リロードカウンタ× 16
下位用 8 ビット
リロードレジスタ× 16
上位用 8 ビット
リロードレジスタ× 16
3 チャネル (16 ビット ) /6 チャネル (8 ビット )
8 ビットリロードカウンタ× 6
下位用 8 ビットリロードレジスタ× 6
上位用 8 ビットリロードレジスタ× 6
8 ビットおよび 16 ビット動作モードをサポート
1 対の 8 ビットリロードカウンタで , 16 ビットリロードカウンタを 1 個 , あるいは 8 ビットプリス
ケーラ+ 8 ビットリロードカウンタを構成することが可能
動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24 あるいは 128 μs@fosc = 4 MHz
(fsys =マシンクロック周波数 , fosc =発振クロック周波数 )
3 チャネル
CAN
コントローラ
DTP/ 外部割込み
(8 チャネル )
D/A コンバータ
入出力ポート
1 チャネル
CAN 規格バージョン 2.0 パート A および B 準拠
エラー発生時に自動的に再転送
リモートフレームに応答した自動転送
データおよび ID 用の,優先順位のある 16 個のメッセージバッファ
複数のメッセージをサポート
アクセプタブル・フィルタリングの柔軟な構成:
フルビットコンペア / フルビットマスク / パーシャルビットマスク 2 個
最大 1 Mbps をサポート
立上りエッジ,立下りエッジ,H/L レベル入力により起動,外部割込み,
拡張インテリジェント I/O サービス (EI2OS)
8 ビット× 2 チャネル
なし
すべての外部ピンは汎用入出力ポートとして使用可
すべてプッシュプル出力
入力 / 出力あるいは周辺モジュール信号としてビット単位で設定可能
CMOS シュミットトリガ入力 / オートモーティブ入力として 8 端子単位で設定可能
外部バス用に , TTL 入力レベルに設定可能 ( 外部バス用端子 32 本のみ )
自動プログラミング , Embedded Algorithm
書込み / 消去 / 消去一時停止 / 消去再開コマンドをサポート
フラッシュメモリ
アルゴリズム完了を示すフラグ
( フラッシュ
ブートブロック構成
メモリ品のみ )
各ブロックで消去を実行可能
フラッシュメモリセキュリティ
* 1 : エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。
詳細につきましてはエミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。
* 2 : 上記以外の FPGA データ , アダプタボードを使用される場合は , 営業部門にご相談ください。
DS07–13755–2
5
MB90910 シリーズ
■ 端子配列図
・MB90F912BS,MB90911AS
P86/SOT1
P87/SCK1
P85/SIN1
37
40
38
P43/TX1
41
39
P83/SOT0/TOT2
P42/RX1/INT9R
42
P82/SIN0/INT14R/TIN2
P44/FRCK0
45
P84/SCK0/INT15R
P40
46
43
P41
47
44
AVss
48
(TOP VIEW)
AVcc
1
36
P20 ∗
AVR
2
35
P21/PPGB(A) ∗
P60/AN0
3
34
P61/AN1
4
33
P22/PPGD(C) ∗
P23/PPGF(E) ∗
P62/AN2
5
32
P24/IN0
P63/AN3
6
31
P25/IN1
LQFP-48
20
21
22
23
24
MD2
MD1
MD0
RST
Vcc
Vss
19
C
25
P57/AN15/INT13
26
12
18
11
P50/AN8/SIN2
17
P80/ADTG/INT12R
P56/AN14/INT11
X0
P55/AN13/INT10
X1
27
16
28
10
P54/AN12/TOT3/INT8
9
P67/AN7/PPGE(F)
P53/AN11/TIN3
P66/AN6/PPGC(D)
15
P27/IN3
14
P26/IN2
29
P52/AN10/SCK2
30
8
13
7
P51/AN9/SOT2
P64/AN4
P65/AN5/PPGA(B)
(FPT-48P-M26)
*:高電流出力ポート
6
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
■ 端子機能説明
端子番号
端子名
入出力
回路形式 *
1
AVCC
I
2
AVR
⎯
3∼7
P60 ∼ P64
H
AN0 ∼ AN4
ADTG
A/D コンバータ用アナログ入力端子
PPG 用出力端子
汎用入出力ポート
F
INT12R
AN8
汎用入出力ポート
L
SIN2
AN9
汎用入出力ポート
H
SOT2
AN10
汎用入出力ポート
H
SCK2
AN11
汎用入出力ポート
H
TIN3
16
TOT3
汎用入出力ポート
H
INT8 用外部割込み要求入力端子
P55
AN13
汎用入出力ポート
H
INT10
AN14
汎用入出力ポート
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
H
INT11
AN15
汎用入出力ポート
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
H
INT13
20
MD2
A/D コンバータ用アナログ入力端子
INT11 用外部割込み要求入力端子
P57
19
A/D コンバータ用アナログ入力端子
INT10 用外部割込み要求入力端子
P56
18
A/D コンバータ用アナログ入力端子
リロードタイマ 3 用出力端子
INT8
17
A/D コンバータ用アナログ入力端子
リロードタイマ 3 用イベント入力端子
P54
AN12
A/D コンバータ用アナログ入力端子
UART2 用クロック入出力端子
P53
15
A/D コンバータ用アナログ入力端子
UART2 用シリアルデータ出力端子
P52
14
A/D コンバータ用アナログ入力端子
UART2 用シリアルデータ入力端子
P51
13
A/D コンバータ用トリガ入力端子
INT12R 用外部割込み要求入力端子
P50
12
汎用入出力ポート
H
P80
11
A/D コンバータ用電源 (Vref + ) 入力端子
VCC 以下の入力にしてください。
汎用入出力ポート
AN5 ∼ AN7
PPGA (B) ,
PPGC (D) ,
PPGE (F)
アナログ回路用 VCC 電源入力端子
A/D コンバータ用アナログ入力端子
P65 ∼ P67
8 ∼ 10
機能
A/D コンバータ用アナログ入力端子
INT13 用外部割込み要求入力端子
D
動作モード指定用入力端子
(続く)
DS07–13755–2
7
MB90910 シリーズ
端子番号
端子名
入出力
回路形式 *
21, 22
MD1, MD0
C
動作モード指定用入力端子
23
RST
E
リセット入力
24
VCC
⎯
電源入力端子 (3.5 V ∼ 5.5 V)
25
VSS
⎯
電源入力端子 (0 V)
26
C
I
27
X0
28
X1
29 ∼ 32
P27 ∼ P24
A
38
39
40
G
P23 ∼ P21
汎用入出力ポート
レジスタの設定によって , プルアップ抵抗の有無を設定できます。
この機能はシングルチップモード時に有効となります。
高電流出力ポートです。
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
J
P20
P85
SIN1
P87
SCK1
P86
SOT1
P43
TX1
PPG 用出力端子
J
K
RX1
F
F
F
INT15R
汎用入出力ポート
汎用入出力ポート
CAN1 コントローラ用 TX 出力端子
汎用入出力ポート
F
CAN1 コントローラ用 RX 入力端子
INT9R 用外部割込み要求入力端子
汎用入出力ポート
F
UART0 用シリアルデータ出力端子
リロードタイマ 2 用出力端子
P84
SCK0
汎用入出力ポート
UART1 用シリアルデータ出力端子
TOT2
43
汎用入出力ポート
UART1 用クロック入出力端子
P83
SOT0
汎用入出力ポート
レジスタの設定によって , プルアップ抵抗の有無を設定できます。
この機能はシングルチップモード時に有効となります。
高電流出力ポートです。
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
UART1 用シリアルデータ入力端子
INT9R
42
汎用入出力ポート
レジスタの設定によって , プルアップ抵抗の有無を設定できます。こ
の機能はシングルチップモード時に有効となります。
インプットキャプチャ 0 ∼ 3 用イベント入力端子
P42
41
発振入力端子
発振出力端子
PPGF (E),
PPGD (C),
PPGB (A)
37
電源安定化容量端子。0.1 μF 以上のセラミックコンデンサを接続して
ください。
IN3 ∼ IN0
33 ∼ 35
36
機能
汎用入出力ポート
F
UART0 用クロック入出力端子
INT15R 用外部割込み要求入力端子
(続く)
8
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
端子番号
端子名
入出力
回路形式 *
P82
44
SIN0
INT14R
汎用入出力ポート
K
P44
UART0 用シリアルデータ入力端子
INT14R 用外部割込み要求入力端子
TIN2
45
機能
リロードタイマ 2 用イベント入力端子
F
FRCK0
汎用入出力ポート
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
フリーランタイマ 0 クロック入力端子
46, 47
P40, P41
F
汎用入出力ポート
48
AVSS
I
アナログ回路用 VSS 電源入力端子
*:入出力回路形式については , 「■ 入出力回路形式」を参照してください。
DS07–13755–2
9
MB90910 シリーズ
■ 入出力回路形式
分類
回路
備考
A
X1
発振回路
高速発振帰還抵抗=約 1 MΩ
( マスク ROM 品 , フラッシュメモリ
品)
Xout
X0
スタンバイ制御信号
X1
発振回路
高速発振帰還抵抗=約 1 MΩ
( 評価用品 )
Xout
X0
スタンバイ制御信号
B
未使用
X1A
Xout
X0A
スタンバイ制御信号
C
CMOS
ヒステリシス入力
・ マスク ROM 品 / 評価用品
CMOS ヒステリシス入力
・ フラッシュメモリ品
CMOS 入力
CMOS
ヒステリシス入力
・ マスク ROM 品 / 評価用品
CMOS ヒステリシス入力
・ フラッシュメモリ品
- CMOS 入力
- プルダウンなし
R
D
R
プルダウン
抵抗
E
CMOS ヒステリシス入力
プルアップ
抵抗
R
CMOS
ヒステリシス入力
(続く)
10
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
分類
回路
備考
F
・ CMOS レベル出力
(IOL = 4 mA, IOH =− 4 mA)
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.8Vcc VIL0.2Vcc)
P-ch
Pout
N-ch
Nout
R
CMOS ヒステリシス入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
Automotive 入力
入力遮断用スタンバイ制御
G
プルアップ
抵抗
プルアップ制御
P-ch
P-ch
Pout
・ CMOS レベル出力
(IOL = 4 mA, IOH =− 4 mA)
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.8Vcc VIL0.2Vcc)
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
N-ch
Nout
R
CMOS ヒステリシス入力
Automotive 入力
入力遮断用
スタンバイ制御
H
P-ch
Pout
N-ch
Nout
R
CMOS ヒステリシス入力
・ CMOS レベル出力
(IOL = 4 mA, IOH =− 4 mA)
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.8Vcc VIL0.2Vcc)
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ A/D アナログ入力
Automotive 入力
入力遮断用
スタンバイ制御
アナログ入力
I
電源入力保護回路
P-ch
N-ch
(続く)
DS07–13755–2
11
MB90910 シリーズ
(続き)
回路
分類
備考
J
プルアップ制御
プルアップ
抵抗
P-ch
P-ch
Pout
高電流出力
Nout
高電流出力
N-ch
R
CMOS
ヒステリシス入力
・ CMOS レベル出力
(IOL = 20 mA, IOH =− 14 mA)
(MB90V950AMAS: IOL = 4 mA,
IOH =− 4 mA)
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.8Vcc VIL0.2Vcc)
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
Automotive 入力
入力遮断用
スタンバイ制御
K
P-ch
N-ch
・ CMOS レベル出力
(IOL = 4 mA, IOH =− 4 mA)
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.7Vcc VIL0.3Vcc)
Pout
Nout
R
CMOS ヒステリシス
入力
Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.8Vcc VIL0.2Vcc)
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
CMOS
ヒステリシス入力
入力遮断用
スタンバイ制御
L
P-ch
N-ch
・ CMOS レベル出力
(IOL = 4 mA, IOH = − 4 mA)
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.8Vcc VIL0.2Vcc)
Pout
Nout
R
CMOS ヒステリシス入力
Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ Automotive 入力
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ CMOS ヒステリシス入力
(VIH0.7Vcc VIL0.3Vcc)
( スタンバイ時入力遮断機能付き )
・ A/D アナログ入力
CMOS ヒステリシス
入力
入力遮断用
スタンバイ制御
アナログ入力
12
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
■ デバイス使用上の注意
1. ラッチアップの防止について
CMOS IC では , 以下のような状態でラッチアップ現象を生じることがあります。
・ 入力端子や出力端子に VCC 端子より高い電圧あるいは VSS 端子より低い電圧が印加された場合
・ VCC 端子と VSS 端子の間に定格を超える電圧が印加された場合
・ VCC 電圧の前に AVCC 電源を印加された場合
ラッチアップ現象が発生すると電源電流が激増し , デバイスの熱破壊に至る場合がありますので , 使用に際しては , 最
大定格を超えることのないよう十分注意してください。
同様の理由により, アナログ電源電圧 (AVCC, AVR) がデジタル電源電圧を超えることのないよう十分注意してください。
2. 未使用端子の処理
使用していない端子を開放のままにしておくと , 誤動作およびラッチアップによる永久破損の原因となることがありま
すので , 抵抗を介して , プルアップまたはプルダウンなどの処理をしてください。この場合 , 抵抗は 2 kΩ 以上にしてくだ
さい。
また , 使用していない入出力端子については出力状態にして開放とするか , 入力状態の場合は入力端子と同じ処置をし
てください。
3. 外部クロックの使用
高速発振端子 (X0, X1) は , 外部クロック入力は使用できません。
4. PLL クロックモード動作中の注意
MB90910 シリーズで PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , あるいはクロック入力が停止した場合 ,
MB90910 シリーズは PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。この動作は保証外の
動作です。
DS07–13755–2
13
MB90910 シリーズ
5. 電源端子 (VCC/VSS)
・ VCC 端子 , VSS 端子が複数ある場合 , デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防止するために , 同電位にすべき
端子はデバイス内部で接続してありますが , 不要輻射の低減 , グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作防
止 , 総出力電流規格を守るなどのために , 必ず VCC 端子 , VSS 端子を外部で電源 , およびグランドに接続してください。
また , 電流供給源からできる限り低インピーダンスでこのデバイスの VCC 端子 , VSS 端子に接続してください。さら
に , このデバイスの近くで , VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 μF 程度のコンデンサをバイパスコンデンサとして接続する
ことを推奨します。
・ 電源ノイズ対策として , このデバイスの VCC 端子と VSS 端子の近くで , VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 μF 程度のコンデ
ンサをバイパスコンデンサとして接続することを推奨します。
VCC
VSS
VCC
VSS
VSS
VCC
MB90910
シリーズ
VCC
VSS
VSS
VCC
6. プルアップ / プルダウン抵抗
MB90910 シリーズは内蔵のプルアップ / プルダウン抵抗器をサポートしていません ( ただし Port 2 はプルアップ抵抗を
内蔵しています ) 。必要に応じて外付けしてください。
7. 水晶発振回路
X0, X1 端子の近辺のノイズはこのデバイスの誤動作の原因となります。X0, X1 端子および水晶振動子 ( あるいはセラ
ミック振動子 ) , さらにグランドへのバイパスコンデンサはできる限り近くになるように , またその配線は , 他の配線とで
きる限り交差しないようにプリント基板を設計してください。
また , X0, X1 端子の回りをグランドで囲むようなプリント基板アートワークは , 安定した動作を期待できますので , 強
くお薦めします。各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振評価依頼をしてください。
8. A/D コンバータの電源 , アナログ入力の投入順序
A/D コンバータの電源 (AVCC, AVR) およびアナログ入力 (AN0 ∼ AN15) の印加は必ずデジタル電源 (VCC) の投入後に
行ってください。
また , 電源切断時は A/D コンバータの電源およびアナログ入力の遮断の後で , デジタル電源の遮断を行ってください。
その際 , 電圧は AVRH または , AVCC を超えないように投入・切断を行ってください。
9. A/D コンバータの未使用時の端子処理
A/D コンバータを使用しないときは , AVCC = VCC, AVSS = AVR = VSS に接続してください。
10.電源投入時の注意
内蔵している降圧回路の誤動作を防ぐために , 電源投入時における電圧の立上り時間は , 50 μs (0.2 V と 2.7 V の間 ) 以
上を確保してください。
11.供給電圧の安定化
VCC 電源電圧の動作保証範囲内においても , 電源電圧が急激に変化した場合は , 誤動作を起こしますので , VCC 電源電圧
を安定させてください。
安定化の基準としては , 商用周波数 (50 Hz/60 Hz) での VCC リプル変動 (peak to peak 値 ) を標準 VCC 電源電圧値の
10%以下に , また電源の切換えを行う場合の瞬時変化においては , 過度変動率が 0.1 V/ms 以下になるように電源電圧を安
定させてください。
14
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
12.初期化
デバイス内には , パワーオンリセットによってのみ初期化される内蔵レジスタがあります。これらのレジスタを初期化
するには , 電源の再投入してください。
13.CAN 使用時の設定について
CAN を使用する場合は , CAN ダイレクトモードレジスタ (CDMR) の DIRECT ビットを必ず “1” に設定してください。
DIRECT ビットが正しく設定されていないと CAN が正しく動作しませんのでご注意ください。
(注意事項)CAN ダイレクトモードについては「MB90910 シリーズハードウェアマニュアル 21.12 CAN ダイレクトモー
ドレジスタ」を参照してください。
14.フラッシュセキュリティ機能について
セキュリティビットはフラッシュメモリの領域内に配置されています。セキュリティビットに保護コード 01H を書き込
むとセキュリティがかかりますので , セキュリティ機能を使用しない場合はこのアドレスには 01H を書き込まないでくだ
さい。
セキュリティビットのアドレスは下表を参照してください。
MB90F912BS
フラッシュメモリサイズ
セキュリティビットのアドレス
1 M ビットフラッシュメモリ搭載
FE0001H
15.TA =+ 105 °C 以上での対応について
TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限がありますので弊社までお問い合わせください。
フラッシュメモリへの書込み・消去は TA =− 40 °C ∼+ 105 °C までの保証となります。
DS07–13755–2
15
MB90910 シリーズ
■ ブロックダイヤグラム
・MB90V950AMAS
X0, X1
RST
クロック
制御
F2MC-16LX
コア
16 ビット
入出力
タイマ 0
インプット
キャプチャ
8 チャネル
RAM
30 K バイト
アウトプット
コンペア
8 チャネル
プリスケーラ
(7 チャネル )
SOT6 ~ SOT0
SCK6 ~ SCK0
SIN6 ~ SIN0
LIN-UART
7 チャネル
AVCC
AVSS
AN23 ~ AN0
AVRH
AVRL
ADTG
8/10 ビット
A/D
コンバータ
24 チャネル
16 ビット
フリーラン
タイマ 1
内
部
デ
|
タ
バ
ス
CAN
コントローラ
3 チャネル
16 ビット
リロードタイマ
4 チャネル
FRCK0
IN7 ~ IN0
OUT7 ~ OUT0
FRCK1
RX2 ~ RX0
TX2 ~ TX0
TIN3 ~ TIN0
TOT3 ~ TOT0
AD15 ~ AD00
A23 ~ A16
ALE
DA01, DA00
PPGF ~ PPG0
SDA1, SDA0
SCL1, SCL0
8 ビット
D/A コンバータ
2 チャネル
I2C インタ
フェース
2 チャネル
RD
WRL
WRH
HRQ
HAK
RDY
CLK
8/16 ビット
PPG
16 チャネル
DMA
16
外部バス
DTP/
外部割込み
クロック
モニタ
INT15 ~ INT8
(INT15R ~ INT8R)
INT7 ~ INT0
CKOT
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
・MB90F912BS, MB90911AS
X0, X1
RST
クロック
制御
F2MC-16LX
コア
RAM
Flash*1
プリスケーラ
3 チャネル
SOT0, SOT1, SOT2
SCK0, SCK1, SCK2
SIN0, SIN1, SIN2
AVCC
AVSS
AN15 AN0
AVR
ADTG
PPGA(B), PPGB(A),
PPGF(E), PPGD(C),
PPGC(D), PPGE(F)
LIN-UART
2 チャネル
UART
1 チャネル
8/10 ビット
A/D
コンバータ
16 チャネル
8/16 ビット
PPG
3 チャネル
内
部
デ
|
タ
バ
ス
インプット
キャプチャ
4 チャネル
IN0
16 ビット
入出力
タイマ 0
FRCK0
CAN
コントローラ
1 チャネル
RX1
TX1
16 ビット
リロード
タイマ
2 チャネル
TIN2, TIN3
TOT2, TOT3
IN3
マスク
ROM*2
DTP/
外部割込み
8 チャネル
INT8, INT9R,
INT10, INT11,
INT12R, INT13,
INT14R, INT15R
* 1:MB90F912BS のみ
* 2:MB90911AS のみ
DS07–13755–2
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MB90910 シリーズ
■ メモリマップ
FFFFFFH
FF0000H
FEFFFFH
FE0000H
FDFFFFH
FD0000H
FCFFFFH
FC0000H
FBFFFFH
FB0000H
FAFFFFH
FA0000H
F9FFFFH
F90000H
F8FFFFH
FFFFFFH
ROM (FF バンク )
FF0000H
FEFFFFH
ROM (FE バンク )
007900H
0078FFH
ROM (FF バンク )
FF0000H
ROM (FE バンク )
ROM (FD バンク )
ROM (FC バンク )
ROM (FB バンク )
ROM (FA バンク )
ROM (F9 バンク )
F77FFFH
ROM (F8 バンク )
外部アクセス領域
008000H
007FFFH
FFFFFFH
ROM (FF バンク )
FE0000H
F80000H
00FFFFH
MB90911AS
MB90F912BS
MB90V950AMAS
ROM (FF バンク
のイメージ )
周辺
F70000H
010000H
00FFFFH
008000H
007FFFH
ROM (FF バンク
のイメージ )
周辺
007900H
00FFFFH
008000H
007FFFH
ROM (FF バンク
のイメージ )
周辺
007900H
RAM 30K バイト
0020FFH
RAM 8K バイト
000100H
外部アクセス領域
0000EFH
000000H
周辺
000100H
0000FFH
0000F0H
0000EFH
000000H
周辺
0010FFH
RAM4K バイト
000100H
0000FFH
0000F0H
0000EFH
000000H
周辺
:アクセス禁止
(注意事項)00 バンクの上位に FF バンクの ROM データがイメージで見えるようになっていますが , これは C コンパイ
ラのスモールモデルを有効に生かすためです。FF バンクの下位 16 ビットアドレスと 00 バンクの下位 16 ビッ
トアドレスは同じになるようにしてありますので , ポインタで far 指定を宣言しなくとも ROM 内のテーブル
を参照できます。例えば , 00C000H をアクセスした場合に , 実際には FFC000H の ROM の内容がアクセスされ
ることになります。ここで , FF バンクの ROM 領域は , 32 K バイトを超えますので , 00 バンクのイメージに
すべての領域を見せることができません。
したがって , “FF8000H ∼ FFFFFFH” の ROM データは 00 バンクのイメージに見えますが , 一方 “FF0000H ∼
“FF7FFFH” は FF バンクのイメージにしか見えません。
18
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
■ I/O マップ
アドレス
レジスタ
000000H,
000001H
000002H
略称
アクセス
リソース
初期値
R/W
ポート 2
XXXXXXXXB
予約領域
ポート 2 データレジスタ
PDR2
000004H
ポート 4 データレジスタ
PDR4
R/W
ポート 4
XXXXXXXXB
000005H
ポート 5 データレジスタ
PDR5
R/W
ポート 5
XXXXXXXXB
000006H
ポート 6 データレジスタ
PDR6
R/W
ポート 6
XXXXXXXXB
ポート 8 データレジスタ
PDR8
R/W
ポート 8
XXXXXXXXB
000003H
予約領域
000007H
000008H
予約領域
000009H,
00000AH
予約領域
00000BH
ポート 5 アナログ入力許可レジスタ
ADER5
R/W
ポート 5, A/D
1 1 1 1 1 1 1 1B
00000CH
ポート 6 アナログ入力許可レジスタ
ADER6
R/W
ポート 6, A/D
1 1 1 1 1 1 1 1B
00000DH
予約領域
00000EH
入力レベル選択レジスタ 0
ILSR0
R/W
ポート
XXXXXXXXB
00000FH
入力レベル選択レジスタ 1
ILSR1
R/W
ポート
XXXX0XXXB
R/W
ポート 2
0 0 0 0 0 0 0 0B
000010H,
000011H
000012H
予約領域
ポート 2 方向レジスタ
000013H
DDR2
予約領域
000014H
ポート 4 方向レジスタ
DDR4
R/W
ポート 4
0 0 0 0 0 0 0 0B
000015H
ポート 5 方向レジスタ
DDR5
R/W
ポート 5
0 0 0 0 0 0 0 0B
000016H
ポート 6 方向レジスタ
DDR6
R/W
ポート 6
0 0 0 0 0 0 0 0B
R/W
ポート 8
0 0 0 0 0 0 0 0B
W
ポート A
0 0 0 0 0 1 1 1B
R/W
ポート 2
0 0 0 0 0 0 0 0B
000017H
000018H
予約領域
ポート 8 方向レジスタ
000019H
00001AH
DDR8
予約領域
ポート A 方向レジスタ
DDRA
00001BH
∼
00001DH
00001EH
予約領域
ポート 2 プルアップ制御レジスタ
PUCR2
000020H
シリアルモードレジスタ 0
SMR0
W, R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
000021H
シリアル制御レジスタ 0
SCR0
W, R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
000022H
受信 / 送信データレジスタ 0
RDR0/
TDR0
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B/
1 1 1 1 1 1 1 1B
000023H
シリアルステータスレジスタ 0
SSR0
R, R/W
000024H
拡張通信制御レジスタ 0
ECCR0
R, W, R/W
0 0 0 0 0 0XXB
000025H
拡張ステータス制御レジスタ 0
ESCR0
R/W
0 0 0 0 0 X0 0B
000026H
ボーレートジェネレータレジスタ 00
BGR00
R/W, R
0 0 0 0 0 0 0 0B
000027H
ボーレートジェネレータレジスタ 01
BGR01
R/W, R
0 0 0 0 0 0 0 0B
00001FH
予約領域
UART0
0 0 0 0 1 0 0 0B
(続く)
DS07–13755–2
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MB90910 シリーズ
アドレス
レジスタ
略称
アクセス
リソース
初期値
000028H
シリアルモードレジスタ 1
SMR1
W, R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
000029H
シリアル制御レジスタ 1
SCR1
W, R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
00002AH
受信 / 送信データレジスタ 1
RDR1/
TDR1
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B/
1 1 1 1 1 1 1 1B
00002BH
シリアルステータスレジスタ 1
SSR1
R, R/W
00002CH
拡張通信制御レジスタ 1
ECCR1
R, W, R/W
0 0 0 0 0 0 XXB
00002DH
拡張ステータス制御レジスタ 1
ESCR1
R/W
0 0 0 0 0 X0 0B
00002EH
ボーレートジェネレータレジスタ 10
BGR10
R/W, R
0 0 0 0 0 0 0 0B
00002FH
ボーレートジェネレータレジスタ 11
BGR11
R/W, R
0 0 0 0 0 0 0 0B
UART1
0 0 0 0 1 0 0 0B
000030H
∼
00003AH
00003BH
予約領域
アドレス検出制御レジスタ 1
PACSR1
R/W
アドレス
一致検出 1
1 1 0 0 0 0 0 0B
00003CH
∼
000043H
000044H
予約領域
PPGA 動作モード制御レジスタ
PPGCA
W, R/W
000045H
PPGB 動作モード制御レジスタ
PPGCB
W, R/W
000046H
PPGA/B カウントクロック選択レジスタ
PPGAB
R/W
PPGC 動作モード制御レジスタ
PPGCC
000047H
000048H
0 1 0 0 0 0 0 1B
0 0 0 0 0 0 1 0B
予約領域
W, R/W
000049H
PPGD 動作モード制御レジスタ
PPGCD
W, R/W
00004AH
PPGC/D カウントクロック選択レジスタ
PPGCD
R/W
PPGE 動作モード制御レジスタ
PPGCE
00004BH
00004CH
0 1 0 0 0 1 1 1B
16 ビット
PPG C/D
0 1 0 0 0 1 1 1B
16 ビット
PPG C/D
0 1 0 0 0 0 0 1B
0 0 0 0 0 0 1 0B
予約領域
W, R/W
00004DH
PPGF 動作モード制御レジスタ
PPGCF
W, R/W
00004EH
PPGE/F カウントクロック選択レジスタ
PPGEF
R/W
00004FH
0 1 0 0 0 1 1 1B
16 ビット
PPG E/F
0 1 0 0 0 0 0 1B
0 0 0 0 0 0 1 0B
予約領域
000050H
インプットキャプチャ制御ステータス
0/1
ICS01
R/W
000051H
インプットキャプチャエッジ 0/1
ICE01
R/W, R
000052H
インプットキャプチャ制御ステータス
2/3
ICS23
R/W
000053H
インプットキャプチャエッジ 2/3
ICE23
R
インプット
キャプチャ 0/1
インプット
キャプチャ 2/3
0 0 0 0 0 0 0 0B
1 1 1 0 1 0 XXB
0 0 0 0 0 0 0 0B
1 1 1 1 1 1 XXB
000054H
∼
000063H
予約領域
000064H
タイマ制御ステータス 2
TMCSR2
R/W
000065H
タイマ制御ステータス 2
TMCSR2
R/W
000066H
タイマ制御ステータス 3
TMCSR3
R/W
000067H
タイマ制御ステータス 3
TMCSR3
R/W
16 ビット
リロード
タイマ 2
16 ビット
リロード
タイマ 3
0 0 0 0 0 0 0 0B
1 1 1 1 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
1 1 1 1 0 0 0 0B
(続く)
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DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
アドレス
レジスタ
略称
アクセス
リソース
初期値
000068H
A/D 制御ステータス 0
ADCS0
R/W
0 0 0 1 1 1 1 0B
000069H
A/D 制御ステータス 1
ADCS1
R/W, W
0 0 0 0 0 0 0 1B
00006AH
A/D データ 0
ADCR0
R
A/D
0 0 0 0 0 0 0 0B
00006BH
A/D データ 1
ADCR1
R
コンバータ
1 1 1 1 1 1 0 0B
00006CH
A/D コンバータセッティング 0
ADSR0
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
00006DH
A/D コンバータセッティング 1
ADSR1
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
00006EH
00006FH
予約領域
ROM ミラー機能選択レジスタ
ROMM
W
ROM ミラー
1 1 1 1 1 1 0 1B
000070H
∼
00007FH
予約領域
000080H
∼
00008FH
CAN コントローラ用予約領域。「■ CAN コントローラ」参照
000090H
∼
00009DH
予約領域
PACSR0
R/W
アドレス
一致検出 0
1 1 0 0 0 0 0 0B
DIRR
R/W
遅延割込み発生
モジュール
1 1 1 1 1 1 1 0B
低消費電力モード制御レジスタ
LPMCR
W, R/W
低消費電力
制御回路
0 0 0 1 1 0 0 0B
クロック選択レジスタ
CKSCR
R, R/W
低消費電力
制御回路
1 1 1 1 1 1 0 0B
00009EH
アドレス検出制御レジスタ 0
00009FH
遅延割込み要因発生 / 解除レジスタ
0000A0H
0000A1H
0000A2H
∼
0000A7H
予約領域
0000A8H
ウォッチドッグタイマ制御レジスタ
WDTC
R, W
ウォッチ
ドッグタイマ
XXXXX1 1 1B
0000A9H
タイムベースタイマ制御レジスタ
TBTC
W, R/W
タイムベース
タイマ
1 1 1 0 0 1 0 0B
R, R/W
フラッシュ
メモリ
0 0 0 X 0 0 0 0B
0000AAH
予約領域
0000ABH
∼
0000ADH
0000AEH
予約領域
フラッシュメモリコントロールステータ
スレジスタ
( フラッシュのみ。他は予約領域 )
0000AFH
FMCS
予約領域
(続く)
DS07–13755–2
21
MB90910 シリーズ
アドレス
レジスタ
略称
アクセス
リソース
初期値
0000B0H
割込み制御レジスタ 00
ICR00
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B1H
割込み制御レジスタ 01
ICR01
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B2H
割込み制御レジスタ 02
ICR02
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B3H
割込み制御レジスタ 03
ICR03
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B4H
割込み制御レジスタ 04
ICR04
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B5H
割込み制御レジスタ 05
ICR05
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B6H
割込み制御レジスタ 06
ICR06
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000B7H
割込み制御レジスタ 07
ICR07
W, R/W
0000B8H
割込み制御レジスタ 08
ICR08
W, R/W
0000B9H
割込み制御レジスタ 09
ICR09
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000BAH
割込み制御レジスタ 10
ICR10
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000BBH
割込み制御レジスタ 11
ICR11
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000BCH
割込み制御レジスタ 12
ICR12
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000BDH
割込み制御レジスタ 13
ICR13
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000BEH
割込み制御レジスタ 14
ICR14
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000BFH
割込み制御レジスタ 15
ICR15
W, R/W
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000C0H
予約領域
0000C1H
予約領域
0000C2H
予約領域
0 0 0 0 0 1 1 1B
割込み制御
0 0 0 0 0 1 1 1B
0000C3H
∼
0000C9H
予約領域
0000CAH
外部割込み許可 1
ENIR1
0 0 0 0 0 0 0 0B
0000CBH
外部割込み要因 1
EIRR1
XXXXXXXXB
検出レベル設定 1
ELVR1
0000CEH
外部割込み要因選択
EISSR
0000CFH
PLL クロック制御レジスタ
PSCCR
0000CCH
0000CDH
R/W
DTP/ 外部割込み
0 0 0 0 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
W
PLL
1 1 1 1 0 0 0 0B
0000D0H
∼
0000D7H
予約領域
0000D8H
シリアルモードレジスタ 2
SMR2
W, R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
0000D9H
シリアル制御レジスタ 2
SCR2
W, R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
0000DAH
受信 / 送信データレジスタ 2
RDR2/
TDR2
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B/
1 1 1 1 1 1 1 1B
0000DBH
シリアルステータスレジスタ 2
SSR2
R, R/W
0000DCH
拡張通信制御レジスタ 2
ECCR2
R, W, R/W
0 0 0 0 0 0XXB
0000DDH
拡張ステータス制御レジスタ 2
ESCR2
R/W
0 0 0 0 0 X0 0B
0000DEH
ボーレートジェネレータレジスタ 20
BGR20
R/W, R
0 0 0 0 0 0 0 0B
0000DFH
ボーレートジェネレータレジスタ 21
BGR21
R/W, R
0 0 0 0 0 0 0 0B
UART2
0 0 0 0 1 0 0 0B
(続く)
22
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
アドレス
レジスタ
略称
アクセス
リソース
初期値
0000E0H
∼
0000FFH
予約領域
007900H
∼
007913H
予約領域
007914H
リロードレジスタ LA
PRLLA
R/W
007915H
リロードレジスタ HA
PRLHA
R/W
007916H
リロードレジスタ LB
PRLLB
R/W
007917H
リロードレジスタ HB
PRLHB
R/W
XXXXXXXXB
007918H
リロードレジスタ LC
PRLLC
R/W
XXXXXXXXB
007919H
リロードレジスタ HC
PRLHC
R/W
00791AH
リロードレジスタ LD
PRLLD
R/W
00791BH
リロードレジスタ HD
PRLHD
R/W
XXXXXXXXB
00791CH
リロードレジスタ LE
PRLLE
R/W
XXXXXXXXB
00791DH
リロードレジスタ HE
PRLHE
R/W
00791EH
リロードレジスタ LF
PRLLF
R/W
00791FH
リロードレジスタ HF
PRLHF
R/W
XXXXXXXXB
007920H
インプットキャプチャレジスタ 0
IPCP0
R
0 0 0 0 0 0 0 0B
007921H
インプットキャプチャレジスタ 0
IPCP0
R
007922H
インプットキャプチャレジスタ 1
IPCP1
R
007923H
インプットキャプチャレジスタ 1
IPCP1
R
0 0 0 0 0 0 0 0B
007924H
インプットキャプチャレジスタ 2
IPCP2
R
0 0 0 0 0 0 0 0B
007925H
インプットキャプチャレジスタ 2
IPCP2
R
007926H
インプットキャプチャレジスタ 3
IPCP3
R
007927H
インプットキャプチャレジスタ 3
IPCP3
R
0 0 0 0 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
XXXXXXXXB
16 ビット
PPG A/B
16 ビット
PPG C/D
16 ビット
PPG E/F
インプット
キャプチャ 0/1*
インプット
キャプチャ 2/3*
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
0 0 0 0 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
0 0 0 0 0 0 0 0B
007928H
∼
00793FH
予約領域
007940H
タイマデータレジスタ 0
TCDT0
R/W
007941H
タイマデータレジスタ 0
TCDT0
R/W
007942H
タイマ制御ステータスレジスタ 0
TCCSL0
R/W
007943H
タイマ制御ステータスレジスタ 0
TCCSH0
R/W
0 1 1 0 0 0 0 0B
R, W
XXXXXXXXB
16 ビット
リロードタイマ 2 XXXXXXXXB
0 0 0 0 0 0 0 0B
I/O タイマ 0
0 0 0 0 0 0 0 0B
007944H
∼
00794BH
予約領域
00794CH
00794DH
タイマレジスタ 2/ リロードレジスタ 2
TMR2/
TMRLR2
タイマレジスタ 3/ リロードレジスタ 3
TMR3/
TMRLR3
00794EH
00794FH
R, W
R, /W
R, /W
XXXXXXXXB
16 ビット
リロードタイマ 3 XXXXXXXXB
007950H
∼
00795FH
予約領域
(続く)
DS07–13755–2
23
MB90910 シリーズ
アドレス
レジスタ
007960H
略称
アクセス
リソース
初期値
R/W
CAN クロック
同期
1 1 1 1 1 1 1 0B
予約領域
007961H
∼
00796DH
00796EH
予約領域
CAN ダイレクトモードレジスタ
CDMR
00796FH
∼
0079A1H
予約領域
0079A2H
Flash 書込みコントロール
レジスタ 0
FWR0
0079A3H
Flash 書込みコントロール
レジスタ 1
FWR1
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
Flash
0079A4H
∼
0079B1H
予約領域
0079B2H
予約領域
0079B3H
~
0079B7H
予約領域
0079B8H
予約領域
0079B9H
予約領域
0079BAH
予約領域
0079BBH
予約領域
0079BCH
予約領域
0079BDH
予約領域
0079BEH
予約領域
0079BFH
予約領域
0079C0H
∼
0079DFH
予約領域
R/W
0 0 0 0 0 0 0 0B
(続く)
24
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
アドレス
レジスタ
略称
アクセス
リソース
初期値
0079E0H
検出アドレス設定レジスタ 0
PADR0
R/W
XXXXXXXXB
0079E1H
検出アドレス設定レジスタ 0
PADR0
R/W
XXXXXXXXB
0079E2H
検出アドレス設定レジスタ 0
PADR0
R/W
XXXXXXXXB
0079E3H
検出アドレス設定レジスタ 1
PADR1
R/W
XXXXXXXXB
アドレス
一致検出 0
0079E4H
検出アドレス設定レジスタ 1
PADR1
R/W
0079E5H
検出アドレス設定レジスタ 1
PADR1
R/W
XXXXXXXXB
0079E6H
検出アドレス設定レジスタ 2
PADR2
R/W
XXXXXXXXB
0079E7H
検出アドレス設定レジスタ 2
PADR2
R/W
XXXXXXXXB
0079E8H
検出アドレス設定レジスタ 2
PADR2
R/W
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
0079E9H
∼
0079EFH
予約領域
0079F0H
検出アドレス設定レジスタ 3
PADR3
R/W
XXXXXXXXB
0079F1H
検出アドレス設定レジスタ 3
PADR3
R/W
XXXXXXXXB
0079F2H
検出アドレス設定レジスタ 3
PADR3
R/W
XXXXXXXXB
0079F3H
検出アドレス設定レジスタ 4
PADR4
R/W
XXXXXXXXB
アドレス
一致検出 1
0079F4H
検出アドレス設定レジスタ 4
PADR4
R/W
0079F5H
検出アドレス設定レジスタ 4
PADR4
R/W
XXXXXXXXB
0079F6H
検出アドレス設定レジスタ 5
PADR5
R/W
XXXXXXXXB
0079F7H
検出アドレス設定レジスタ 5
PADR5
R/W
XXXXXXXXB
0079F8H
検出アドレス設定レジスタ 5
PADR5
R/W
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
0079F9H
∼
007BFFH
予約領域
007C00H
∼
007CFFH
CAN コントローラ 用予約領域。「■ CAN コントローラ」参照
007D00H
∼
007DFFH
CAN コントローラ 用予約領域。「■ CAN コントローラ」参照
007E00H
∼
007FFFH
予約領域
*:MB90V950AMAS の初期値は XXXXXXXXB です。
(注意事項)・初期値の “X” は不定のビットを示します。
・“ 予約領域 ” への書込みは行わないでください。“ 予約領域 ” を読み出した場合は不定が読み出されます。
DS07–13755–2
25
MB90910 シリーズ
■ CAN コントローラ
・ CAN 規格バージョン 2.0, パート A および B 準拠
- 標準フレームフォーマットおよび拡張フレームフォーマットでの送信 / 受信機能をサポート
・ リモートフレームを受信することによるデータ・フレーム送信機能をサポート
・ 16 本のメッセージ送信 / 受信バッファ
- 29 ビット ID および 8 バイトデータ
- マルチレベルメッセージバッファ構成
・ 各メッセージバッファにおいて , ID アクセプタンスマスクとしてフルビットコンペア , フルビットマスク , アクセプタ
ンスレジスタ 0/ アクセプタンスレジスタ 1 を提供
- 標準フレームフォーマットまたは拡張フレームフォーマットでの 2 個のアクセプタンスマスクレジスタ
・ ビット伝送速度は 10 kbps ∼ 1 Mbps の範囲内でプログラミング可能 ( 入力クロックが 16 MHz の場合 )
コントロールレジスタ一覧 (1)
アドレス
CAN1
レジスタ名称
レジスタ略称
読出し / 書込み
初期値
メッセージバッファ有効レジスタ
BVALR
R/W
00000000 00000000B
送信要求レジスタ
TREQR
R/W
00000000 00000000B
送信解除レジスタ
TCANR
W
00000000 00000000B
送信完了レジスタ
TCR
R/W
00000000 00000000B
受信完了レジスタ
RCR
R/W
00000000 00000000B
リモート要求受信レジスタ
RRTRR
R/W
00000000 00000000B
受信オーバランレジスタ
ROVRR
R/W
00000000 00000000B
受信割込み許可レジスタ
RIER
R/W
00000000 00000000B
000080H
000081H
000082H
000083H
000084H
000085H
000086H
000087H
000088H
000089H
00008AH
00008BH
00008CH
00008DH
00008EH
00008FH
26
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
コントロールレジスタ一覧 (2)
アドレス
レジスタ名称
CAN1
007D00H
CSR
R/W, W
R/W, R
00XXX000 0XXXX0X1B
ラストイベント表示レジスタ
LEIR
R/W
XXXXXXXX 000X0000B
受信および送信エラーカウンタ
RTEC
R
00000000 00000000B
ビットタイミングレジスタ
BTR
R/W
X1111111 11111111B
IDE レジスタ
IDER
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
送信 RTR レジスタ
TRTRR
R/W
00000000 00000000B
リモートフレーム受信待機レジスタ
RFWTR
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
送信割込み許可レジスタ
TIER
R/W
00000000 00000000B
007D02H
007D03H
007D04H
007D05H
007D06H
007D07H
007D08H
007D09H
007D0AH
007D0BH
007D0CH
007D0EH
007D0FH
007D10H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007D11H
007D12H
初期値
制御ステータスレジスタ
007D01H
007D0DH
レジスタ略称 読出し / 書込み
アクセプタンスマスク選択レジスタ
AMSR
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007D13H
007D14H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007D15H
007D16H
アクセプタンスマスクレジスタ 0
AMR0
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007D17H
007D18H
007D19H
DS07–13755–2
アクセプタンスマスクレジスタ 1
AMR1
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
27
MB90910 シリーズ
メッセージバッファ一覧 (ID レジスタ )
アドレス
CAN1
レジスタ名称
レジスタ略称
読出し / 書込み
汎用 RAM
⎯
R/W
007C00H
∼
007C1FH
XXXXXXXXB
007C20H
ID レジスタ 0
IDR0
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C23H
007C24H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C25H
007C26H
ID レジスタ 1
IDR1
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C27H
007C28H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C29H
007C2AH
ID レジスタ 2
IDR2
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C2BH
007C2CH
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C2DH
007C2EH
ID レジスタ 3
IDR3
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C2FH
007C30H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C31H
007C32H
ID レジスタ 4
IDR4
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C33H
007C34H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C35H
007C36H
ID レジスタ 5
IDR5
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C37H
007C38H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C39H
007C3AH
ID レジスタ 6
IDR6
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C3BH
007C3CH
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C3DH
007C3EH
007C3FH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C21H
007C22H
初期値
ID レジスタ 7
IDR7
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
(続く)
28
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
アドレス
CAN1
レジスタ名称
レジスタ略称
読出し / 書込み
007C40H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C41H
007C42H
ID レジスタ 8
IDR8
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C43H
007C44H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C45H
007C46H
ID レジスタ 9
IDR9
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C47H
007C48H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C49H
007C4AH
ID レジスタ 10
IDR10
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C4BH
007C4CH
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C4DH
007C4EH
ID レジスタ 11
IDR11
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C4FH
007C50H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C51H
007C52H
ID レジスタ 12
IDR12
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C53H
007C54H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C55H
007C56H
ID レジスタ 13
IDR13
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C57H
007C58H
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C59H
007C5AH
ID レジスタ 14
IDR14
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C5BH
007C5CH
XXXXXXXX XXXXXXXXB
007C5DH
007C5EH
007C5FH
DS07–13755–2
初期値
ID レジスタ 15
IDR15
R/W
XXXXXXXX XXXXXXXXB
29
MB90910 シリーズ
メッセージバッファ一覧 (DLC レジスタおよびデータレジスタ )
アドレス
CAN1
レジスタ名称
レジスタ略称
読出し / 書込み
初期値
DLC レジスタ 0
DLCR0
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 1
DLCR1
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 2
DLCR2
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 3
DLCR3
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 4
DLCR4
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 5
DLCR5
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 6
DLCR6
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 7
DLCR7
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 8
DLCR8
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 9
DLCR9
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 10
DLCR10
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 11
DLCR11
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 12
DLCR12
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 13
DLCR13
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 14
DLCR14
R/W
XXXXXXXXB
DLC レジスタ 15
DLCR15
R/W
XXXXXXXXB
データレジスタ 0 (8 バイト )
DTR0
R/W
007C60H
007C61H
007C62H
007C63H
007C64H
007C65H
007C66H
007C67H
007C68H
007C69H
007C6AH
007C6BH
007C6CH
007C6DH
007C6EH
007C6FH
007C70H
007C71H
007C72H
007C73H
007C74H
007C75H
007C76H
007C77H
007C78H
007C79H
007C7AH
007C7BH
007C7CH
007C7DH
007C7EH
007C7FH
007C80H
∼
007C87H
XXXXXXXXB
∼
XXXXXXXXB
(続く)
30
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
アドレス
レジスタ名称
レジスタ略称
読出し / 書込み
データレジスタ 1 (8 バイト )
DTR1
R/W
データレジスタ 2 (8 バイト )
DTR2
R/W
データレジスタ 3 (8 バイト )
DTR3
R/W
データレジスタ 4 (8 バイト )
DTR4
R/W
データレジスタ 5 (8 バイト )
DTR5
R/W
データレジスタ 6 (8 バイト )
DTR6
R/W
データレジスタ 7 (8 バイト )
DTR7
R/W
データレジスタ 8 (8 バイト )
DTR8
R/W
データレジスタ 9 (8 バイト )
DTR9
R/W
データレジスタ 10 (8 バイト )
DTR10
R/W
データレジスタ 11 (8 バイト )
DTR11
R/W
データレジスタ 12 (8 バイト )
DTR12
R/W
データレジスタ 13 (8 バイト )
DTR13
R/W
データレジスタ 14 (8 バイト )
DTR14
R/W
データレジスタ 15 (8 バイト )
DTR15
R/W
CAN1
007C88H
∼
007C8FH
XXXXXXXXB
007C90H
∼
007C97H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CF8H
∼
007CFFH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CF0H
∼
007CF7H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CE8H
∼
007CEFH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CE0H
∼
007CE7H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CD8H
∼
007CDFH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CD0H
∼
007CD7H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CC8H
∼
007CCFH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CC0H
∼
007CC7H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CB8H
∼
007CBFH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CB0H
∼
007CB7H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CA8H
∼
007CAFH
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007CA0H
∼
007CA7H
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
007C98H
∼
007C9FH
初期値
∼
XXXXXXXXB
XXXXXXXXB
DS07–13755–2
∼
XXXXXXXXB
31
MB90910 シリーズ
■ 割込み要因と割込みベクタ , 割込み制御レジスタ
割込みベクタ
割込み制御レジスタ
EI2OS
対応
番号
アドレス
番号
アドレス
リセット
N
#08
FFFFDCH
⎯
⎯
INT9 命令
N
#09
FFFFD8H
⎯
⎯
例外処理
N
#10
FFFFD4H
⎯
⎯
予約
N
#11
FFFFD0H
N
#12
FFFFCCH
ICR00
0000B0H
予約
CAN 1 受信
N
#13
FFFFC8H
N
#14
FFFFC4H
ICR01
0000B1H
CAN 1 送信 / ノードステータス
予約
N
#15
FFFFC0H
N
#16
FFFFBCH
ICR02
0000B2H
予約
予約
N
#17
FFFFB8H
N
#18
FFFFB4H
ICR03
0000B3H
予約
16 ビットリロードタイマ 2
Y1
#19
FFFFB0H
Y1
#20
FFFFACH
ICR04
0000B4H
16 ビットリロードタイマ 3
予約
N
#21
FFFFA8H
N
#22
FFFFA4H
ICR05
0000B5H
予約
PPG C/D
N
#23
FFFFA0H
PPG A/B/E/F
N
#24
FFFF9CH
ICR06
0000B6H
タイムベースタイマ
N
#25
FFFF98H
Y1
#26
FFFF94H
ICR07
0000B7H
外部割込み 8 ∼ 11
予約
N
#27
FFFF90H
Y1
#28
FFFF8CH
ICR08
0000B8H
外部割込み 12 ∼ 15
8/10 ビット A/D コンバータ
Y1
#29
FFFF88H
N
#30
FFFF84H
ICR09
0000B9H
I/O タイマ 0
予約
N
#31
FFFF80H
N
#32
FFFF7CH
ICR10
0000BAH
予約
インプットキャプチャ 0 ∼ 3
Y1
#33
FFFF78H
N
#34
FFFF74H
ICR11
0000BBH
予約
UART 0 受信
Y2
#35
FFFF70H
Y1
#36
FFFF6CH
ICR12
0000BCH
UART 0 送信
UART 1 受信
Y2
#37
FFFF68H
Y1
#38
FFFF64H
ICR13
0000BDH
UART 1 送信
UART 2 受信
Y2
#39
FFFF60H
Y1
#40
FFFF5CH
ICR14
0000BEH
UART 2 送信
フラッシュメモリ
N
#41
FFFF58H
N
#42
FFFF54H
ICR15
0000BFH
遅延割込み発生モジュール
割込み要因
Y1 :使用可能
Y2 :使用可能 , EI2OS 停止機能付
N :使用不可
(注意事項) ・ ICR レジスタを共用している周辺機能は , 割込みレベルが同一になります。
・ ICR レジスタを共用している周辺機能で拡張インテリジェント I/O サービスを使用する場合は , どちらか
一方しか利用できません。
・ ICR レジスタを共用している周辺機能の場合 , 片方で拡張インテリジェント I/O サービスを指定すると ,
もう一方での割り込みの使用はできなくなります。
32
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
■ 電気的特性
1. 絶対最大定格
項目
*1
電源電圧
*1
入力電圧
*1
出力電圧
最大クランプ電流
最大総クランプ電流
“L” レベル最大出力電流
“L” レベル平均出力電流
“L” レベル最大総出力電流
“L” レベル平均総出力電流
“H” レベル最大出力電流
“H” レベル平均出力電流
“H” レベル最大総出力電流
“H” レベル平均総出力電流
記号
定格値
最小
最大
単位
備考
VCC
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
AVCC
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
VCC = AVCC * 2
AVR
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
AVCC ≧ AVR * 2
VI
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
*3
VO
VSS − 0.3
VSS + 6.0
V
*3
*6
ICLAMP
− 2.0
+ 2.0
mA
Σ|ICLAMP|
⎯
40
mA
*6
IOL1
⎯
15
mA
*4
IOL2
⎯
40
mA
*5
IOLAV1
⎯
4
mA
*4
IOLAV2
⎯
30
mA
*5
ΣIOL1
⎯
125
mA
*4
ΣIOL2
⎯
160
mA
*5
⎯
40
mA
IOH1
⎯
− 15
mA
*4
ΣIOLAV1
ΣIOLAV2
*4
*5
IOH2
⎯
− 40
mA
*5
IOHAV1
⎯
−4
mA
*4
IOHAV2
⎯
− 30
mA
*5
ΣIOH1
⎯
− 125
mA
*4
ΣIOH2
⎯
− 160
mA
*5
⎯
− 40
mA
⎯
420
mW
− 40
+ 105
°C
− 40
+ 125
°C
− 55
+ 150
°C
ΣIOHAV1
ΣIOHAV2
消費電力
PD
動作温度
TA
保存温度
TSTG
*4
*5
*7
* 1:VSS = AVSS = 0 V を基準にしています。
* 2:AVCC と VCC を同じ電圧に設定してください。AVCC は VCC を超えてはいけません。また , 電源投入時にアナログ
入力の電圧が AVCC を超えてはいけません。
* 3:VI および VO は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。VI は定格電流を超えてはいけません。ただし , 外部の部品を
使用して入力への電流または入力からの電流の最大値を制限する場合は, VI に代わってICLAMP 定格が適用されます。
* 4:該当端子:P24 ∼ P27, P40 ∼ P44, P50 ∼ P57, P60 ∼ P67, P80, P82 ∼ P87
* 5:該当端子:P20 ∼ P23
(続く)
DS07–13755–2
33
MB90910 シリーズ
(続き)
* 6:該当端子:P20 ∼ P27, P40 ∼ P44, P50 ∼ P55 , P57, P60 ∼ P67, P80, P82 ∼ P87
・推奨動作条件内でご使用ください。
・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。
・+ B 信号とマイクロコントローラの間には , 必ず制限抵抗を接続し+ B 信号を印加してください。
・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時および定常を問わず規格値以下になるように
制限抵抗の値を設定してください。
・低消費電力モード時のマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオード
を通して VCC 端子の電位を上昇させ , 他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。
・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給
されているため , 不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。
・電源投入時に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給されているため , パワーオンリセットが動作しない
電源電圧になる可能性がありますのでご注意ください。
・+ B 入力端子は , オープン状態にならないようにご注意ください。
・推奨回路例:
・入出力等価回路
保護ダイオード
VCC
P-ch
制限抵抗
+ B 入力 (0 V ∼ 16 V)
N-ch
R
* 7:TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限がありますので弊社までお問い合わせください。
フラッシュメモリへの書込み・消去は TA =− 40 °C ∼+ 105 °C までの保証となります。
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
34
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
2. 推奨動作条件
(VSS = AVSS = 0 V)
項目
電源電圧
記号
VCC,
AVCC
平滑コンデンサ
CS
動作温度
TA
規格値
単位
備考
最小
標準
最大
3.0
5.0
5.5
V
通常動作時
2.6
⎯
5.5
V
ストップ動作時の RAM データ保持
セラミックコンデンサ , または同程度
の交流規格のコンデンサを使用してく
ださい。VCC 端子のバイパスコンデン
サはこのコンデンサよりも大きい容量
値のものを使用してください。
0.1
⎯
1.0
μF
− 40
⎯
+ 105
°C
− 40
⎯
+ 125
°C
*
* : TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限がありますので弊社までお問い合わせください。
フラッシュメモリへの書込み・消去は TA =− 40 °C ∼+ 105 °C までの保証となります。
・C 端子接続図
C
CS
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
DS07–13755–2
35
MB90910 シリーズ
3. 直流規格
項目
“H” レベル
入力電圧
記号
端子名
条件
VIHS
⎯
VIHA
規格値
単位
備考
VCC + 0.3
V
CMOS ヒステリシス入力
レベルが選択された場合
の端子入力
⎯
VCC + 0.3
V
Automotive 入力レベルが
選択された場合の端子入
力
0.7 VCC
⎯
VCC + 0.3
V
CMOS ヒステリシス入力
レベルが選択された場合
の端子入力
⎯
0.8 VCC
⎯
VCC + 0.3
V
RST 入力端子
(CMOS ヒステリシス )
最小
標準
最大
⎯
0.8 VCC
⎯
⎯
⎯
0.8 VCC
VIHS
P50, P82, P85
⎯
VIHR
RST
MD0
“L” レベル
入力電圧
VIHM
∼
MD2
⎯
VCC − 0.3
⎯
VCC + 0.3
V
MD 入力端子
VILS
⎯
⎯
VSS − 0.3
⎯
0.2 VCC
V
CMOS ヒステリシス入力
レベルが選択された場合
の端子入力
VILA
⎯
⎯
VSS − 0.3
⎯
0.5 VCC
V
Automotive 入力レベルが
選択された場合の端子入
力
VILS
P50, P82, P85
⎯
VSS − 0.3
⎯
0.3 VCC
V
CMOS ヒステリシス入力
レベルが選択された場合
の端子入力
VILR
RST
⎯
VSS − 0.3
⎯
0.2 VCC
V
RST 入力端子
(CMOS ヒステリシス )
⎯
VSS − 0.3
⎯
VSS + 0.3
V
MD 入力端子
MD0
VILM
“H” レベル
出力電圧
“L” レベル
出力電圧
∼
MD2
VOH
P20 ∼ P23
以外
VCC = 4.5 V,
IOH =− 4.0 mA
VCC − 0.5
⎯
⎯
V
VOHI
P20 ∼ P23
VCC = 4.5 V,
VCC − 0.5
IOH =− 14.0 mA
⎯
⎯
V
VOL
P20 ∼ P23
以外
VCC = 4.5 V,
IOL = 4.0 mA
⎯
⎯
0.4
V
VOLI
P20 ∼ P23
VCC = 4.5 V,
IOL = 20.0 mA
⎯
⎯
0.4
V
入力リーク
電流
IIL
⎯
VCC = 5.5 V,
VSS < VI < VCC
−3
⎯
+3
μA
プルアップ
抵抗値
RUP
P20 ∼ P27 ,
RST
⎯
25
50
100
kΩ
プルダウン
抵抗値
RDOWN
MD2
⎯
25
50
100
kΩ
マスク ROM 品 , 評価用品
のみ
マスク ROM 品 , 評価用品
のみ
マスク ROM 品 , 評価用品
のみ
(続く)
36
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(続き)
項目
記号
端子名
規格値
最小 標準 最大
単位
VCC = 5.0 V,
内部 32 MHz 動作 ,
通常動作時
⎯
30
40
mA
VCC = 5.0 V,
内部 24 MHz 動作 ,
通常動作時
⎯
22.5
30
mA
VCC = 5.0 V,
内部 2 MHz 動作 ,
通常動作時
⎯
3
7
mA
VCC = 5.0 V,
内部 32 MHz 動作 ,
フラッシュメモリ書込み時
⎯
50
65
mA
VCC = 5.0 V,
内部 32 MHz 動作 ,
フラッシュメモリ消去時
⎯
50
65
mA
ICCS
VCC = 5.0 V,
内部 32 MHz 動作 ,
スリープ時
⎯
13
23
mA
ICTS
VCC = 5.0 V,
内部 2 MHz 動作 ,
メインタイマモード時
⎯
0.3
0.9
mA
ICTSPLL8
VCC = 5.0 V,
内部 32 MHz 動作 ,
PLL タイマモード時 ,
外部周波数= 4 MHz
⎯
4
7
mA
VCC = 5.0 V,
ストップ時 ,
TA =+ 25 °C
⎯
25
100
μA
⎯
5
15
pF
ICC
VCC
*
電源電流
ICCH
入力容量
条件
CIN
AVCC, AVSS, AVR,
VCC, VSS, C 以外
⎯
備考
*:電源電流の試験条件は外部のクロックを使用した場合です。
DS07–13755–2
37
MB90910 シリーズ
4. 交流規格
(1) クロックタイミング
項目
記号
端子名
規格値
最小
標準
X0, X1
単位
備考
3
16
1/2 逓倍 (PLL 停止時 )
発振回路使用時
4
16
PLL 1 逓倍 発振回路使用時
4
fC
クロック周波数
最大
⎯
4
16
10
MHz
PLL 2 逓倍 発振回路使用時
PLL 3 逓倍 発振回路使用時
4
8
PLL 4 逓倍 発振回路使用時
4
5
PLL 6 逓倍 発振回路使用時
4
4
クロックサイクルタイム
tCYL
X0, X1
62.5
⎯
333
内部動作クロック周波数
( マシンクロック )
fCP
⎯
1.5
⎯
32
内部動作クロックサイクル
タイム ( マシンクロック )
tCP
⎯
31.25
⎯
666
PLL 8 逓倍 発振回路使用時
ns
発振回路使用時
MHz メインクロック使用時
ns
メインクロック使用時
・発振回路使用時
tCYL
X0, X1
振幅について
外部に付加する抵抗、
容量およびデバイスの
バラツキにより変動し
ます。
参考値:1 V ∼ 2.5 V
(注意事項)MB90V950AMAS の振幅は , VCC と同じです。
38
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
・PLL 動作保証範囲
動作保証範囲
電源電圧 VCC (V)
5.5
3.0
PLL 動作保証範囲
1.5
4
32
内部クロック fCP (MHz)
MB90910 シリーズの動作保証範囲
動作保証振動子周波数範囲
8 逓倍
6 逓倍 4 逓倍
内部クロック fCP (MHz)
32
3 逓倍
2 逓倍
1 逓倍
24
×1/2
16
(PLL 停止時 )
12
8
4.0
1.5
3 4
8
12
16
24
32
外部クロック fC (MHz) *
*:発振回路使用時 , 最大発振クロック周波数は 16 MHz となります。
DS07–13755–2
39
MB90910 シリーズ
(2) リセットスタンバイ入力
項目
リセット入力
時間
記号
tRSTL
端子名
RST
規格値
単位
備考
最小
最大
500
⎯
ns
通常動作時
振動子の発振時間 + 100 μs
⎯
μs
ストップモード
100
⎯
μs
タイムベースタイマモード時
*
*:振動子の発振時間は , 振幅の 90%に達した時間です。水晶振動子は数 ms ∼数十 ms, セラミック振動子は
数百 μs ∼数 ms, 外部クロックは 0 ms となります。
・通常動作時
tRSTL
RST
VILR
VILR
・ストップモード時
tRSTL
RST
VILR
X0
VILR
振幅の
90%
内部動作クロック
100 μs
振動子の
振幅時間
発振安定待ち時間
命令実行
内部リセット
40
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(3) 電源投入規格 ( パワーオンリセット )
項目
電源立上り時間
電源切断時間
記号
端子名
tR
VCC
tOFF
VCC
条件
⎯
規格値
単位
最小
最大
0.05
30
ms
1
⎯
ms
備考
繰り返し動作のため
tR
VCC
2.7 V
0.2 V
0.2 V
0.2 V
tOFF
(注意事項)電源電圧を急激に変化させると , パワーオンリセットが起動される場合があります。動作中に電源電圧を変
化させる場合は , 下図のように電圧の変動をおさえて滑らかに立ち上げることを推奨します。また , この場
合 PLL クロックを使用していない状態で行ってください。ただし , 電圧降下が 1 V/s 以内であれば , PLL ク
ロック使用中でも動作可能です。
VCC
立上りの傾きを , 50 mV/ms 以下
にすることを推奨します。
3V
VSS
DS07–13755–2
RAM データホールド時間
41
MB90910 シリーズ
(4) UART
ESCR : SCES = 0, ECCR : SCDE = 0
項目
記号
tSCYC
tSLOVI
tIVSHI
tSHIXI
tSLSH
tSHSL
tSLOVE
tIVSHE
tSHIXE
tF
tR
シリアルクロックサイクルタイム
SCK ↓→ SOT 遅延時間
SIN → SCK ↑セットアップ時間
SCK ↑→ SIN ホールド時間
シリアルクロック “L” パルス幅
シリアルクロック “H” パルス幅
SCK ↓→ SOT 遅延時間
SIN → SCK ↑セットアップ時間
SCK ↑→ SIN ホールド時間
SCK 立下り時間
SCK 立上り時間
条件
内部シフトクロック
動作
CL = 80pF + 1
TTL.
規格値
最大
5 tcp*
⎯
ns
− 50
+ 50
ns
tcp + 80
⎯
ns
0
⎯
ns
⎯
ns
tcp + 10
⎯
ns
⎯
2 tcp + 60
ns
30
⎯
ns
tcp + 30
⎯
ns
⎯
10
ns
⎯
10
ns
3 tcp −
外部シフトクロック
動作
CL = 80pF + 1
TTL.
単位
最小
tR
* : tcp はマシンクロックを示す
tSCYC
2.4 V
SCK
0.8 V
tSLOVI
2.4 V
SOT
0.8 V
tIVSHI
tSHIXI
VIH
SIN
VIL
内部クロックシフト動作
42
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
tSHSL
tSLSH
VIH
SCK
VIL
tR
tF
tSLOVE
2.4 V
SOT
0.8 V
tIVSHE
tSHIXE
VIH
SIN
VIL
外部クロックシフト動作
DS07–13755–2
43
MB90910 シリーズ
ESCR : SCES = 1, ECCR : SCDE = 0
項目
記号
条件
tSCYC
tSHOVI
tIVSLI
tSLIXI
tSHSL
tSLSH
tSHOVE
tIVSLE
tSLIXE
tF
tR
シリアルクロックサイクルタイム
SCK ↑→ SOT 遅延時間
SIN → SCK ↓セットアップ時間
SCK ↓→ SIN ホールド時間
シリアルクロック “H” パルス幅
シリアルクロック “L” パルス幅
SCK ↑→ SOT 遅延時間
SIN → SCK ↓セットアップ時間
SCK ↓→ SIN ホールド時間
SCK 立下り時間
SCK 立上り時間
内部シフトクロック
動作
CL = 80pF + 1
TTL.
規格値
最大
5 tcp*
⎯
ns
− 50
+ 50
ns
tcp + 80
⎯
ns
0
⎯
ns
⎯
ns
tcp + 10
⎯
ns
⎯
2 tcp + 60
ns
30
⎯
ns
tcp + 30
⎯
ns
⎯
10
ns
⎯
10
ns
3 tcp −
外部シフトクロック
動作
CL = 80pF + 1
TTL.
単位
最小
tR
* : tcp はマシンクロックを示す
tSCYC
2.4 V
SCK
0.8 V
tSHOVI
2.4 V
SOT
0.8 V
tIVSLI
tSLIXI
VIH
SIN
VIL
内部クロックシフト動作
44
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
tSLSH
tSHSL
VIH
SCK
VIL
tF
tR
tSHOVE
2.4 V
SOT
0.8 V
tIVSLE
tSLIXE
VIH
SIN
VIL
外部クロックシフト動作
DS07–13755–2
45
MB90910 シリーズ
ESCR : SCES = 0, ECCR : SCDE = 1
項目
記号
tSCYC
tSHOVI
tIVSLI
tSLIXI
tSOVLI
シリアルクロックサイクルタイム
SCK ↑→ SOT 遅延時間
SIN → SCK ↓セットアップ時間
SCK ↓→ SIN ホールド時間
SOT → SCK ↓遅延時間
規格値
条件
内部シフトクロック
動作
CL = 80pF + 1
TTL.
単位
最小
最大
5 tcp*
⎯
ns
− 50
+ 50
ns
tcp + 80
⎯
ns
0
⎯
ns
3 tcp − 70
⎯
ns
* : tcp はマシンクロックを示す
tSCYC
2.4 V
SCK
0.8 V
0.8 V
tSHOVI
tSOVLI
SOT
2.4 V
2.4 V
0.8 V
0.8 V
tIVSLI
SIN
46
tSLIXI
VIH
VIH
VIL
VIL
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
ESCR : SCES = 1, ECCR : SCDE = 1
項目
記号
tSCYC
tSLOVI
tIVSHI
tSHIXI
tSOVHI
シリアルクロックサイクルタイム
SCK ↓→ SOT 遅延時間
SIN → SCK ↑セットアップ時間
SCK ↑→ SIN ホールド時間
SOT → SCK ↑遅延時間
規格値
条件
内部シリアルクロック
動作
CL = 80pF + 1
TTL.
単位
最小
最大
5 tcp*
⎯
ns
− 50
+ 50
ns
tcp + 80
⎯
ns
0
⎯
ns
3 tcp − 70
⎯
ns
* : tcp はマシンクロックを示す
tSCYC
2.4 V
SCK
2.4 V
0.8 V
tSLOVI
tSOVHI
SOT
2.4 V
2.4 V
0.8 V
0.8 V
tIVSHI
SIN
tSHIXI
VIH
VIH
VIL
VIL
(5) トリガ入力タイミング
項目
入力パルス幅
記号
端子名
条件
tTRGH
tTRGL
INT8, INT9R,
INT10, INT11,
INT12R, INT13,
INT14R, INT15R,
ADTG
⎯
規格値
最小
最大
5 tCP
⎯
単位
ns
(注意事項) tCP は内部動作クロックサイクルタイム ( マシンクロック ) です。「 (1) クロックタイミング」を参照して
ください。
INT8, INT9R,
INT10, INT11,
INT12R, INT13,
INT14R, INT15R,
ADTG
DS07–13755–2
VIH
VIH
VIL
VIL
tTRGH
tTRGL
47
MB90910 シリーズ
(6) タイマ関係リソース入力タイミング
項目
入力パルス幅
記号
端子名
条件
tTIWH
TIN2, TIN3
tTIWL
IN0 ∼ IN3
⎯
規格値
最小
最大
4 tCP
⎯
単位
ns
(注意事項) tCP は内部動作クロックサイクルタイム ( マシンクロック ) です。「 (1) クロックタイミング」を参照して
ください。
VIH
VIH
TIN2, TIN3
IN0 ~ IN3
VIL
VIL
tTIWH
tTIWL
(7) タイマ関係リソース出力タイミング
項目
記号
CLK ↑ → TOUT 変化時間
CLK
tTO
端子名
条件
TOT2, TOT3
⎯
PPGA ∼ PPGF
規格値
最小
最大
30
⎯
単位
ns
2.4 V
2.4 V
TOT2, TOT3
PPGA ~ PPGF
0.8 V
tTO
48
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
(8) CAN PLL ジッタ
項目
CAN PLL ジッタ
( ロック時 )
記号
端子名
条件
tPJ
⎯
⎯
規格値
最小
標準
− 10
⎯
最大
+ 10
単位
備考
ns
FCP =
16 MHz (4MHz × 4 逓倍 )
24 MHz (4MHz × 6 逓倍 )
32 MHz (4MHz × 8 逓倍 )
CAN PLL ジッタ
20000 サイクル内で 1 サイクル周期ごと , 理想クロックからのズレ時間を保証します。
PLL 出力
t1
t2
tn-1
t3
tn
理想クロック
遅い
t1
ズレ時間
t2
t3
tn-1
tn
早い
DS07–13755–2
49
MB90910 シリーズ
5. A/D コンバータ
(3.0 V ≦ AVR − AVSS)
項目
記号
端子名
分解能
⎯
総合誤差
規格値
単位
最小
標準
最大
⎯
⎯
⎯
10
bit
⎯
⎯
⎯
⎯
± 3.0
LSB
非直線性誤差
⎯
⎯
⎯
⎯
± 2.5
LSB
微分非直線性誤差
⎯
⎯
⎯
⎯
± 1.9
LSB
ゼロリーディング電圧
VOT
AN0 ∼ AN15
AVSS −
1.5LSB
AVSS +
0.5LSB
AVSS +
2.5LSB
V
フルスケール
リーディング電圧
VFST AN0 ∼ AN15
AVR −
3.5LSB
AVR −
1.5LSB
AVR +
0.5 LSB
V
⎯
16500
μs
⎯
∞
μs
0.66
コンペア時間
⎯
⎯
サンプリング時間
⎯
⎯
アナログポート入力電流
IAIN
AN0 ∼ AN15
−3
⎯
+3
μA
アナログ入力電圧
VAIN
AN0 ∼ AN15
AVSS
⎯
AVR
V
⎯
AVR
AVSS + 2.7
⎯
AVCC
V
IA
AVCC
⎯
3.5
7.5
mA
IAH
AVCC
⎯
⎯
5
μA
IR
AVR
⎯
600
900
μA
IRH
AVR
⎯
⎯
5
μA
⎯
AN0 ∼ AN15
⎯
⎯
4
LSB
基準電圧
電源電流
基準電圧供給電流
チャネル間ばらつき
2.2
0.4
1.0
備考
4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V
3.0 V ≦ AVCC < 4.5 V
4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V
3.0 V ≦ AVCC < 4.5 V
*
*
*:A/D コンバータを動作させていないときは , CPU を停止させたときの電流 (VCC = AVCC = AVR = 5.0 V) になります。
・アナログ入力の外部インピーダンスとサンプリング時間について
サンプルホールド付き A/D コンバータです。外部インピーダンスが高くサンプリング時間を十分に確保できない場合に
は,内部サンプルホールド用 4.1 コンデンサに十分にアナログ電圧が充電されず,
A/D 変換精度に影響を及ぼします。した
がって , A/D 変換精度規格を満足するために,外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係から,サンプリング時間
を最小値より長くなるようにレジスタ値と動作周波数を調整するか,外部インピーダンスを下げてご使用ください。また ,
サンプリング時間を十分に確保できない場合は , アナログ入力端子に 0.1μF 程度のコンデンサを接続してください。
・アナログ入力等価回路
アナログ入力
R
コンパレータ
C
MB90V950AMAS
4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V:R ≒ 2.52 kΩ, C ≒ 10.7 pF
4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V:R ≒ 13.6 kΩ, C ≒ 10.7 pF
MB90F912BS
MB90911AS
4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V:R ≒ 4.1 kΩ, C ≒ 8.5 pF
3.0 V ≦ AVCC < 4.5 V:R ≒ 10.33 kΩ, C ≒ 8.5 pF
( 注意事項 ) 数値は参考値です。
50
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
6. A/D コンバータの用語の定義
分解能
: A/D コンバータにより識別可能なアナログ変化
非直線性誤差 : ゼロトランジション線 ( “00 0000 0000B” ← → “00 0000 0001B” ) とフルスケールトランジション線
( “11 1111 1110B” ← → “11 1111 1111B” ) とを結んだ線と実際の変換特性との誤差
微分直線性誤差 : 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差
総合誤差
: 実際の値と理論値との差をいい , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 /
直線性誤差を含む誤差
総合誤差
3FFH
1.5 LSB
3FEH
実際の変換特性
デジタル出力
3FDH
{1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB}
004H
VNT
( 実測値 )
003H
実際の
変換特性
002H
理想特性
001H
0.5 LSB
AVSS
AVR
アナログ入力
デジタル出力 “N” の総合誤差=
1 LSB ( 理想値 ) =
VNT − {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB}
1 LSB
AVR − AVSS
[V]
1024
[LSB]
N:A/D コンバータデジタル出力値
VOT ( 理想値 ) = AVSS + 0.5 LSB [V]
VFST ( 理想値 ) = AVR − 1.5 LSB [V]
VNT:デジタル出力が (N − 1) から N に遷移する電圧
(続く)
DS07–13755–2
51
MB90910 シリーズ
(続き)
非直線性誤差
微分直線性誤差
3FFH
デジタル出力
3FDH
N+1
{1 LSB × (N − 1)
+ VOT }
VFST
( 実測値 )
004H
VNT
( 実測値 )
003H
実際の変換特性
実際の変換特性
デジタル出力
3FEH
理想特性
実際の変換特性
N
V (N + 1) T
( 実測値 )
N−1
VNT ( 実測値 )
002H
001H
理想特性
実際の変換特性
N−2
VOT ( 実測値 )
AVSS
AVR
AVSS
AVR
アナログ入力
アナログ入力
デジタル出力 N の非直線性誤差=
デジタル出力 N の微分直線性誤差=
1 LSB =
VNT − {1 LSB × (N − 1) + VOT}
1 LSB
V (N+1) T − VNT
1 LSB
VFST − VOT
1022
[LSB]
− 1 LSB [LSB]
[V]
N :A/D コンバータデジタル出力値
VOT :デジタル出力が “000H” から “001H” に遷移する電圧
VFST :デジタル出力が “3FEH” から “3FFH” に遷移する電圧
52
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
・外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係
・4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 時
( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ)
MB90911AS
MB90F912BS
100
90
80
70
60
50
40
30
20
外部インピーダンス [kΩ]
外部インピーダンス [kΩ]
( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ)
MB90V950AMAS
10
0
0
1
2
3 4
7 8
5 6
MB90911AS
MB90F912BS
20
18
16
14
12
MB90V950AMAS
10
8
6
4
2
0
0
9 10
1
2
5
4
3
最小サンプリング時間 [μs]
最小サンプリング時間 [μs]
最小サンプリング時間 [μs](4.5 V ≦ AVcc ≦ 5.5 V)
外部インピーダンス [kΩ]
5
10
50
MB90911AS/MB90F912BS
0.54
0.84
3.22
MB90V950AMAS
0.56
0.94
3.93
・3.0 V ≦ AVCC < 4.5 V 時
( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ)
MB90911AS
MB90F912BS
100
90
80
70
60
50
40
30
20
外部インピーダンス [kΩ]
外部インピーダンス [kΩ]
( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ)
MB90V950AMAS
10
0
0
1
2
3 4
5 6
7 8
20
18
MB90911AS
MB90F912BS
16
14
12
10
MB90V950AMAS
8
6
4
2
0
0
9 10
1
2
3
4
5
最小サンプリング時間 [μs]
最小サンプリング時間 [μs]
最小サンプリング時間 [μs] (3.0 V ≦ AVcc ≦ 4.5 V)
外部インピーダンス [kΩ]
5
10
50
MB90911AS/MB90F912BS
0.91
1.21
3.59
MB90V950AMAS
1.39
1.77
4.76
・誤差について
|AVR − AVSS| が小さくなるに従って , 相対的な誤差は大きくなります。
DS07–13755–2
53
MB90910 シリーズ
7. フラッシュメモリ書込み / 消去特性
項目
条件
バイト (8 ビット幅 )
書込み時間
標準
最大
⎯
0.9
3.6
s
⎯
5.4
21.6
s
⎯
15
240
μs
⎯
23
370
μs
TA >+ 85 °C
10000
⎯
⎯
cycle
TA ≦+ 85 °C
100000
⎯
⎯
cycle
平均
TA =+ 85 °C
20
⎯
⎯
year
TA =+ 25 °C
VCC = 5.0 V
ワード (16 ビット幅 )
書込み時間
書込み / 消去回数
フラッシュメモリ
データ保持時間
単位
最小
セクタ消去時間
チップ消去時間
規格値
備考
内部での消去前書込み時
間を除く
システムレベルのオーバ
ヘッド時間を除く
*
*:テクノロジ信頼性評価時の高温加速試験結果を平均温度+ 85 °C に換算したものです。
54
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
■ オーダ型格
型格
MB90F912BSPMC
MB90911ASPMC
MB90V950AMASCR-ES
DS07–13755–2
パッケージ
備考
プラスチック・LQFP, 48 ピン
(FPT-48P-M26)
セラミック・PGA, 299 ピン
(PGA-299C-A01)
評価用品
55
MB90910 シリーズ
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・LQFP, 48 ピン
(FPT-48P-M26)
リードピッチ
0.50mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
7 × 7mm
リード形状
ガルウイング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.70mm MAX
質量
0.17g
コード(参考)
P-LFQFP48-7×7-0.50
プラスチック・LQFP, 48 ピン
(FPT-48P-M26)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含む。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
9.00±0.20(.354±.008)SQ
+0.40
+.016
* 7.00 –0.10 .276 –.004 SQ
36
0.145±0.055
(.006±.002)
25
37
24
0.08(.003)
Details of "A" part
+0.20
1.50 –0.10
+.008
48
13
"A"
0˚~8˚
LEAD No.
1
0.50(.020)
(Mounting height)
.059 –.004
INDEX
0.10±0.10
(.004±.004)
(Stand off)
12
0.20±0.05
(.008±.002)
0.08(.003)
0.25(.010)
M
0.60±0.15
(.024±.006)
©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F48040S-c-2-3
C
2003 FUJITSU LIMITED F48040S-c-2-2
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
56
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
■ 本版での主な変更内容
ページ
場所
―
―
変更箇所
品種名を変更
MB90F912AS → MB90F912BS
MB90V950MAS → MB90V950AMAS
4
■ 品種構成
7
■ 端子機能説明
8
端子番号 33 ∼ 35, 端子番号 36
P23 ∼ P21, P20 の機能に追加
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
10
■ 入出力回路形式
備考に評価用品を追加
12
回路形式 K, 回路形式 L
回路を訂正
CMOS 入力→ CMOS ヒステリシス入力
13
■ デバイス使用上の注意
以下の項目を追加
3. 外部クロックの使用
16
■ ブロックダイヤグラム
プリスケーラを訂正
5 チャネル→ 7 チャネル
MB90V950AMAS
端子番号 18, 端子番号 19
アダプタボードを訂正
MB2147-20 04C 版→ MB2147-20 04C 版以降
P56, P57 の機能に追加
(MB90V950AMAS とは入出力回路形式が異なります。)
回路形式 C, 回路形式 D
MB90V950AMAS
■ 電気的特性
3. 直流規格
“H” レベル入力電圧
VIHS の端子を訂正
“⎯” → P50, P82, P85
VIHR の端子を訂正
“⎯” → RST
VIHM の端子を訂正
“⎯” → MD0 ∼ MD2
“L” レベル入力電圧
VILS の端子を訂正
“⎯” → P50, P82, P85
VILR の端子を訂正
“⎯” → RST
VILM の端子を訂正
“⎯” → MD0 ∼ MD2
“H” レベル出力電圧
VOHI の備考に追加
マスク ROM 品 , 評価用品のみ
“L” レベル出力電圧
VOLI の備考に追加
マスク ROM 品 , 評価用品のみ
入力リーク電流
規格値を訂正
最小:− 1 →− 3
最大:+ 1 →+ 3
プルダウン抵抗値
備考を訂正
マスク品のみ→マスク ROM 品 , 評価用品のみ
36
「振動子の発振時間+ 100 μs」の単位を訂正
ns → μs
40
4. 交流規格
(2) リセットスタンバイ入力
49
(8) CAN PLL ジッタ
項目を追加
5.A/D コンバータ
コンペア時間の備考を訂正
4.5 V ≦ AVCC → 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V
3.0 V ≦ AVCC → 3.0 V ≦ AVCC < 4.5 V
サンプリング時間の備考を訂正
4.5 V ≦ AVCC → 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V
3.0 V ≦ AVCC → 3.0 V ≦ AVCC < 4.5 V
50
アナログポート入力電流の規格値を訂正
最小:− 0.3 →− 3
最大:+ 0.3 →+ 3
■オーダ型格
55
型格を変更
MB90F912ASPMC → MB90F912BSPMC
MB90V950MASCR-ES → MB90V950AMASCR-ES
変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。
DS07–13755–2
57
MB90910 シリーズ
MEMO
58
DS07–13755–2
MB90910 シリーズ
MEMO
DS07–13755–2
59
MB90910 シリーズ
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも
のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な
どについては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施
権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので
はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。
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伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ
う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
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をおとりください。
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