本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 FUJITSU SEMICONDUCTOR DATA SHEET DS07–13744–5 16 ビット・マイクロコントローラ CMOS ® MB90350E シリーズ MB90351E (S) /351TE (S) /F351E (S) /F351TE (S) /352E (S) /352TE (S) / MB90F352E (S) /F352TE (S) /356E (S) /356TE (S)/F356E (S) /F356TE (S) / MB90357E (S) /357TE(S) /F357E (S) /F357TE (S) /V340E-101/102/103/104 ■ 概要 MB90350E シリーズは,1 チャネルの FULL-CAN インタフェースおよび Flash ROM を搭載し,自動車およびその他の産 業機器向けに設計された , 汎用の富士通セミコンダクター16 ビットマイクロコントローラです。V2.0 パート A およびパー ト B に準拠したオンボード CAN インタフェースを備え,非常に柔軟性のあるメッセージ・バッファリング機能をサポート しています。そのため,通常の FULL-CAN より多くの機能が利用可能です。 また内蔵降圧回路により MCU コアへ 3 V 電源が供給されるため, EMI および消費電力の点で有利になります。 PLL クロック逓倍回路を内蔵し,外部クロック 4 MHz で内部命令実行時間 42 ns を実現しています。また , クロックスー パバイザの機能によりメインおよびサブクロックを独立に監視することが可能です。 周辺リソースとして,4 チャネルのアウトプットコンペアと 6 チャネルのインプットキャプチャ,2 チャネルの独立 16 ビットフリーランタイマ,2 チャネルの LIN-UART, 15 チャネルの 8/10 ビットの A/D コンバータを内蔵しています。 (注意事項)F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通セミコンダクター株式会社の登録商標です。 ■ 特長 ・クロック ・PLL クロック逓倍回路内蔵 ・発振クロックの 2 分周または発振クロックの 1 逓倍∼ 6 逓倍 ( 発振クロック 4 MHz の場合 , 4 MHz ∼ 24 MHz) の マシンクロック (PLL クロック ) を選択可能 ・サブクロックによる動作:内部動作クロック周波数 最大 50 kHz ( 発振クロック 100 kHz,2 分周で動作した場合 ) が可能 ( 型格に S サフィックスがない製品のみ ) ・最小命令実行時間:42 ns ( 発振クロック 4 MHz,PLL クロック 6 逓倍で動作した場合 ) ・クロックモジュレーション回路内蔵 ・16 M バイトの CPU メモリ空間 内部は 24 ビットアドレッシング (続く) 富士通セミコンダクターのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 開発における最新の注意事項に関しては , 「デザインレビューシート」を参照してください。 「デザインレビューシート」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われる チェック項目をリストにしたものです。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2006-2011 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED All rights reserved 2011.5 MB90350E シリーズ ・クロックスーパバイザ (MB90x356x, MB90x357x のみ ) メインクロックまたはサブクロックを独立に監視 ・コントローラ用途に最適な命令体系 ・豊富なデータタイプ ( ビット,バイト,ワード,ロングワード ) ・豊富なアドレッシングモード (23 種類 ) ・符号付き乗除算命令, RETI 命令機能強化 ・32 ビットのアキュムレータ採用による高精度演算の強化 ・高級言語 (C 言語 ) / マルチタスクに対応する命令体系 ・システムスタックポインタの採用 ・各種ポインタ間接命令の強化 ・バレルシフト命令 ・実行速度の向上 4 バイトの命令キュー ・強力な割込み機能 ・8 レベル,34 要因の強力な割込み機能 ・最大 8 チャネルの外部割込みに対応 ・CPU に依存しない自動データ転送機能 ・拡張インテリジェント I/O サービス機能 (EI2OS):最大 16 チャネル ・DMA 機能:最大 16 チャネル ・低消費電力 ( スタンバイ ) モード ・スリープモード (CPU 動作クロックを停止するモード ) ・メインタイマモード ( メインクロックモードから移行したタイムベースタイマモード ) ・PLL タイマモード (PLL クロックモードから移行したタイムベースタイマモード ) ・時計モード ( サブクロックと時計タイマのみ動作させるモード ) ・ストップモード ( 発振クロックとサブクロックを停止するモード ) ・CPU 間欠動作モード ・プロセス CMOS テクノロジ ・I/O ポート 汎用入出力ポート (CMOS 出力 ): − 49 本 ( 型格に S サフィックスがない製品・・・サブクロック対応デバイス ) − 51 本 ( 型格に S サフィックスがある製品・・・サブクロック非対応デバイス ) ・サブクロック端子 (X0A, X1A) ・あり ( 外部発振使用 )・・・型格に S サフィックスがない製品 ・なし ( 内蔵 CR 発振でサブクロックモード使用 )・・・型格に S サフィックスがある製品 ・タイマ ・タイムベースタイマ,時計タイマ,ウォッチドッグタイマ:1 チャネル ・8/16 ビット PPG タイマ:8 ビット× 10 チャネル, または 16 ビット× 6 チャネル ・16 ビットリロードタイマ:2 チャネル ( 評価用品:4 チャネル ) ・16 ビット入出力タイマ − 16 ビットフリーランタイマ:2 チャネル (FRT0:ICU0/1, FRT1:ICU4/5/6/7, OCU4/5/6/7) − 16 ビットインプットキャプチャ (ICU):6 チャネル − 16 ビットアウトプットコンペア (OCU):4 チャネル ・Full-CAN コントローラ:1 チャネル ・CAN 規格 Ver 2.0 パート A およびパート B に準拠 ・16 個のメッセージバッファ内蔵 ・CAN ウェイクアップ ・LIN-UART:2 チャネル ・全二重ダブルバッファ付き ・クロック非同期,またはクロック同期シリアル転送が使用可能 (続く) 2 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) ・I2C インタフェース:1 チャネル ・最大 400 kbps の通信が可能 ・DTP/ 外部割込み:8 チャネル,CAN ウェイクアップ:1 チャネル ・外部入力により拡張インテリジェント I/O サービス (EI2OS) /DMA の起動,および外部割込みを発生 ・遅延割込み発生モジュール ・タスク切換用の割込み要求を発生 ・8/10 ビット A/D コンバータ:15 チャネル ・8/10 ビットの分解能切換え可能 ・外部トリガ入力による起動が可能 ・変換時間:3 μs ( マシンクロック 24 MHz の場合,サンプリング時間含む ) ・アドレス一致検出 ( プログラムパッチ ) 機能 ・6 アドレスポインタ分のアドレス一致検出 ・ポートの入力電圧レベルを変更可能 ・Automotive 入力レベル /CMOS シュミット入力レベル ( シングルチップモードの初期設定は Automotive レベル ) ・TTL 入力レベル ( 外部バス用端子のみ対応,外部バスモードではこれらの端子の初期設定は TTL レベルです ) ・低電圧 /CPU 動作検出リセット ( 型格に T サフィックスがある製品 ) ・低電圧 (4.0 V ± 0.3 V) を検出し自動リセット ・プログラムが暴走し , インターバル時間内 ( 約 262 ms:外部 4 MHz) にカウンタがクリアされない場合は自動リセット ・デュアルオペレーションフラッシュメモリ (128 K バイト品のみ ) ・異なるバンク (Upper Bank/Lower Bank) での消去 / 書込みと読出しの同時実行が可能 ・TA =+ 125 °C 対応可能 TA =+ 125 °C 時 最大動作周波数 24 MHz* ・フラッシュメモリセキュリティ機能 ・フラッシュメモリ内容を保護 (MB90F352x, MB90F357x のみ ) ・外部バスインタフェース ・4 M バイト外部メモリ空間 MB90F351E (S) , MB90F351TE (S) , MB90F352E (S) , MB90F352TE (S) では外部ベクタモードでのみ外部バスインタ フェースを使用可能です。内部ベクタモードでは外部バスインタフェースは使用できません。 *:TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限があります。必ず営業部門までご相談ください。 DS07–13744–5 3 MB90350E シリーズ ■ 品種構成 1 ( クロックスーパバイザ機能なし ) ・フラッシュメモリ品 品名 項目 MB90F351E MB90F352E MB90F351TE MB90F352TE 分類 CPU MB90F351ES MB90F352ES MB90F351TES MB90F352TES フラッシュメモリ品 F2MC-16LX CPU システムクロック PLL クロック逓倍回路 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時は 1/2) 最小命令実行時間:42 ns ( 発振クロック 4 MHz PLL × 6) ROM 64 K バイト :フラッシュメモリ MB90F351E (S) , MB90F351TE (S) 128 K バイト :デュアルオペレーションフラッシュメモリ ( 消去 / 書込みと読出しの同時実行 可能 ) MB90F352E (S) , MB90F352TE (S) RAM 4 K バイト エミュレータ 専用電源 * ⎯ サブクロック端子 (X0A, X1A) ( 最大 100 kHz) あり なし クロックスーパバイザ 低電圧 /CPU 動作検出 リセット 動作電圧 動作温度 パッケージ なし なし あり なし あり 3.5 V ∼ 5.5 V:通常動作時 (A/D コンバータ不使用時 ) 4.0 V ∼ 5.5 V:A/D コンバータ使用時 / フラッシュ書込み時 4.5 V ∼ 5.5 V:外部バス使用時 − 40 °C ∼+ 125 °C LQFP-64 2 チャネル LIN-UART I2C (400 kbps) 専用ボーレートジェネレータ ( リロードタイマ ) を使用して広範囲なボーレート設定が可能 異なる同期シリアルプロトコルを適合させるための特別同期オプション LIN マスタまたは LIN スレーブデバイスとして使用可能 1 チャネル 15 チャネル A/D コンバータ 16 ビットリロード タイマ (2 チャネル ) 16 ビットフリーラン タイマ (2 チャネル ) 16 ビットアウトプット コンペア 16 ビットインプット キャプチャ 10 ビットあるいは 8 ビット分解能 変換時間:最小 3 μs ( サンプル時間を含む ) (1 チャネルあたり ) 動作クロック周波数:fsys/21, fsys/23, fsys/25 (fsys =マシンクロック周波数 ) 外部イベントカウント機能をサポート フリーランタイマ 0 ( クロック入力 FRCK0) は , ICU0/1 に対応 フリーランタイマ 1 ( クロック入力 FRCK1) は , ICU4/5/6/7, OCU4/5/6/7 に対応 オーバフロー時に割込み信号を通知 アウトプットコンペア (ch.0, ch.4) との一致時に , タイマクリアをサポート 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24, fsys/25, fsys/26, fsys/27 (fsys =マシンクロック周波数 ) 4 チャネル 16 ビットフリーランタイマとコンペアレジスタとの一致時に割込みを通知 複数のコンペアレジスタを使用して出力信号を生成可能 6 チャネル 立上りエッジ,立下りエッジまたは両エッジによる 16 ビットフリーランタイマ値の保持と 割込み通知 (続く) 4 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) 品名 項目 MB90F351E MB90F352E MB90F351TE MB90F352TE MB90F351ES MB90F352ES MB90F351TES MB90F352TES 6 チャネル (16 ビット ) /10 チャネル (8 ビット ) 8 ビットリロードカウンタ× 12 下位用 8 ビットリロードレジスタ× 12 上位用 8 ビットリロードレジスタ× 12 8/16 ビット PPG 8 ビットおよび 16 ビット動作モードをサポート 1 対の 8 ビットリロードカウンタで,16 ビットリロードカウンタを 1 個,あるいは 8 ビットプ リスケーラ+ 8 ビットリロードカウンタを構成することが可能 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24 あるいは 128 μs@fosc = 4 MHz (fsys =マシンクロック周波数 , fosc =発振クロック周波数 ) 1 チャネル CAN インタフェース CAN 規格 Ver2.0 パート A およびパート B 準拠 エラー発生時に自動的に再転送 リモートフレームに応答した自動転送 データおよび ID 用の,優先順位のある 16 個のメッセージバッファ 複数のメッセージをサポート アクセプタブル・フィルタリングの柔軟な構成: フルビットコンペア / フルビットマスク / パーシャルビットマスク 2 個 最大 1 Mbps をサポート 8 チャネル 外部割込み D/A コンバータ 入出力ポート フラッシュメモリ 対応評価用品名 立上りエッジ,立下りエッジ,“H”/“L” レベル入力により起動,外部割込み,拡張インテリ ジェント I/O サービス (EI2OS) ,DMA を使用可能 ⎯ すべての外部ピンは汎用入出力ポートとして使用可能 すべてプッシュプル出力 入力 / 出力あるいは周辺モジュール信号としてビット単位で設定可能 CMOS シュミットトリガ入力 /Automotive 入力として設定可能 外部バス用に , TTL 入力レベルに設定可能 ( 外部バス用端子のみ ) 自動プログラミング , Embedded Algorithm 書込み / 消去 / 消去一時停止 / 消去再開コマンドをサポート アルゴリズム完了を示すフラグ 消去サイクルの数:10000 回 データ保持期間:20 年間 ブートブロック構成 各ブロックで消去を実行可能 外部プログラミング電圧によるブロック保護 フラッシュメモリセキュリティ (MB90F352E (S) , MB90F352TE (S) のみ ) MB90V340E-102 MB90V340E-101 *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。 詳細につきましてはエミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。 DS07–13744–5 5 MB90350E シリーズ ・マスク ROM 品 / 評価用品 品名 MB90351E MB90352E 項目 MB90351TE MB90352TE 分類 CPU MB90351ES MB90352ES MB90351TES MB90352TES MB90V340E101 マスク ROM 品 評価用品 F2MC-16LX CPU システムクロック PLL クロック逓倍回路 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時は 1/2) 最小命令実行時間:42 ns ( 発振クロック 4 MHz PLL × 6) ROM マスク ROM 64 K バイト :MB90351E (S) , MB90351TE (S) 128 K バイト:MB90352E (S) , MB90352TE (S) RAM エミュレータ 専用電源 * サブクロック端子 (X0A, X1A) ( 最大 100 kHz) 動作電圧 動作温度 パッケージ LIN-UART I2C (400 kbps) A/D コンバータ 16 ビットリロード タイマ 16 ビットフリーラン タイマ (2 チャネル ) 16 ビットアウトプット コンペア 16 ビットインプット キャプチャ 外部 4 K バイト 30 K バイト ⎯ あり あり なし クロックスーパバイザ 低電圧 /CPU 動作検出 リセット MB90V340E102 なし あり なし なし あり なし あり なし 3.5 V ∼ 5.5 V:通常動作時 (A/D コンバータ不使用時 ) 4.0 V ∼ 5.5 V:A/D コンバータ使用時 4.5 V ∼ 5.5 V:外部バス使用時 5 V ± 10% ⎯ − 40 °C ∼+ 125 °C LQFP-64 PGA-299 2 チャネル 5 チャネル 専用ボーレートジェネレータ ( リロードタイマ ) を使用して広範囲なボーレート設定が可能 異なる同期シリアルプロトコルを適合させるための特別同期オプション LIN マスタまたは LIN スレーブデバイスとして使用可能 1 チャネル 2 チャネル 15 チャネル 24 チャネル 10 ビットあるいは 8 ビット分解能 変換時間:最小 3 μs ( サンプル時間を含む ) (1 チャネルあたり ) 2 チャネル 4 チャネル 動作クロック周波数:fsys/21, fsys/23, fsys/25 (fsys =マシンクロック周波数 ) 外部イベントカウント機能をサポート フリーランタイマ 0 ( クロック入力 FRCK0) は , ICU0/1 に 対応 フリーランタイマ 1 ( クロック入力 FRCK1) は , ICU4/5/6/7, OCU4/5/6/7 に対応 フリーランタイマ 0 は , ICU0/ 1/2/3, OCU0/1/2/3 に対応 フリーランタイマ 1 は , ICU4/ 5/6/7, OCU4/5/6/7 に対応 オーバフロー時に割込み信号を通知 アウトプットコンペア (ch.0, ch.4) との一致時に , タイマクリアをサポート 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24, fsys/25, fsys/26, fsys/27 (fsys =マシンクロック周波数 ) 4 チャネル 8 チャネル 16 ビットフリーランタイマとコンペアレジスタとの一致時に割込みを通知 複数のコンペアレジスタを使用して出力信号を生成可能 6 チャネル 8 チャネル 立上りエッジ,立下りエッジまたは両エッジによる 16 ビットフリーランタイマ値の保持と 割込み通知 (続く) 6 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) 品名 項目 MB90351E MB90352E MB90351TE MB90352TE MB90351ES MB90352ES MB90351TES MB90352TES 6 チャネル (16 ビット ) /10 チャネル (8 ビット ) 8 ビットリロードカウンタ× 12 下位用 8 ビットリロードレジスタ× 12 上位用 8 ビットリロードレジスタ× 12 8/16 ビット PPG MB90V340E101 MB90V340E102 8 チャネル (16 ビット ) /16 チャ ネル (8 ビット ) 8 ビットリロードカウンタ× 16 下位用 8 ビット リロードレジスタ× 16 上位用 8 ビット リロードレジスタ× 16 8 ビットおよび 16 ビット動作モードをサポート 1 対の 8 ビットリロードカウンタで,16 ビットリロードカウンタを 1 個,あるいは 8 ビットプ リスケーラ+ 8 ビットリロードカウンタを構成することが可能 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24 あるいは 128 μs@fosc = 4 MHz (fsys =マシンクロック周波数 , fosc =発振クロック周波数 ) 1 チャネル CAN インタフェース 3 チャネル CAN 規格 Ver2.0 パート A およびパート B 準拠 エラー発生時に自動的に再転送 リモートフレームに応答した自動転送 データおよび ID 用の,優先順位のある 16 個のメッセージバッファ 複数のメッセージをサポート アクセプタブル・フィルタリングの柔軟な構成: フルビットコンペア / フルビットマスク / パーシャルビットマスク 2 個 最大 1 Mbps をサポート 8 チャネル 外部割込み D/A コンバータ 入出力ポート フラッシュメモリ 対応評価用品名 16 チャネル 立上りエッジ,立下りエッジ,“H”/“L” レベル入力により起動,外部割込み,拡張インテリ ジェント I/O サービス (EI2OS) ,DMA を使用可能 ⎯ 2 チャネル すべての外部ピンは汎用入出力ポートとして使用可能 すべてプッシュプル出力 入力 / 出力あるいは周辺モジュール信号としてビット単位で設定可能 CMOS シュミットトリガ入力 /Automotive 入力として設定可能 外部バス用に , TTL 入力レベルに設定可能 ( 外部バス用端子のみ ) ⎯ MB90V340E-102 MB90V340E-101 ⎯ *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。 詳細につきましてはエミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。 DS07–13744–5 7 MB90350E シリーズ ■ 品種構成 2 ( クロックスーパバイザ機能あり ) ・フラッシュメモリ品 品名 項目 MB90F356E MB90F357E MB90F356TE MB90F357TE 分類 CPU MB90F356ES MB90F357ES MB90F356TES MB90F357TES フラッシュメモリ品 F2MC-16LX CPU システムクロック PLL クロック逓倍回路 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時は 1/2) 最小命令実行時間:42 ns ( 発振クロック 4 MHz PLL × 6) ROM 64 K バイト :フラッシュメモリ MB90F356E (S) , MB90F356TE (S) 128 K バイト:デュアルオペレーションフラッシュメモリ ( 消去 / 書込みと読出しの同時実行 可能 ) MB90F357E (S) , MB90F357TE (S) RAM 4 K バイト エミュレータ 専用電源 * ⎯ サブクロック端子 (X0A, X1A) あり なし クロックスーパバイザ 低電圧 /CPU 動作検出リ セット 動作電圧 動作温度 パッケージ あり なし あり なし あり 3.5 V ∼ 5.5 V:通常動作時 (A/D コンバータ不使用時 ) 3.5 V ∼ 5.5 V:A/D コンバータ使用時 / フラッシュ書込み時 3.5 V ∼ 5.5 V:外部バス使用時 − 40 °C ∼+ 125 °C LQFP-64 2 チャネル LIN-UART I2C (400 kbps) 専用ボーレートジェネレータ ( リロードタイマ ) を使用して広範囲なボーレート設定が可能 異なる同期シリアルプロトコルを適合させるための特別同期オプション LIN マスタまたは LIN スレーブデバイスとして使用可能 1 チャネル 15 チャネル A/D コンバータ 16 ビットリロード タイマ (4 チャネル ) 16 ビットフリーラン タイマ (2 チャネル ) 10 ビットあるいは 8 ビット分解能 変換時間:最小 3 μs ( サンプル時間を含む ) (1 チャネルあたり ) 動作クロック周波数:fsys/21, fsys/23, fsys/25 (fsys =マシンクロック周波数 ) 外部イベントカウント機能をサポート フリーランタイマ 0 ( クロック入力 FRCK0) は , ICU 0/1 に対応 フリーランタイマ 1 ( クロック入力 FRCK1) は , ICU 4/5/6/7, OCU4/5/6/7 に対応 オーバフロー時に割込み信号を通知 アウトプットコンペア (0, 4 チャネル ) との一致時に , タイマクリアをサポート 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24, fsys/25, fsys/26, fsys/27 (fsys =マシンクロック周波数 ) 4 チャネル 16 ビットアウトプット 16 ビットフリーランタイマとコンペアレジスタとの一致時に割込みを通知 コンペア 複数のコンペアレジスタを使用して出力信号を生成可能 16 ビットインプット キャプチャ 6 チャネル ( 立上りエッジ / 立下りエッジ / 両エッジ ) による 16 ビットフリーランタイマ値の保持, 割込み通知 (続く) 8 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) 品名 項目 MB90F356E MB90F357E MB90F356TE MB90F357TE MB90F356ES MB90F357ES MB90F356TES MB90F357TES 6 チャネル (16 ビット ) /10 チャネル (8 ビット ) 8 ビットリロードカウンタ× 12 L パルス幅用の 8 ビットリロードレジスタ× 12 H パルス幅用の 8 ビットリロードレジスタ× 12 8/16 ビット PPG 8 ビットおよび 16 ビット動作モードをサポート 1 対の 8 ビットリロードカウンタで,16 ビットリロードカウンタを 1 個,あるいは 8 ビットプ リスケーラ+ 8 ビットリロードカウンタを構成することが可能 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24 あるいは 128 μs@fosc = 4 MHz (fsys =マシンクロック周波数 , fosc =発振クロック周波数 ) 1 チャネル CAN インタフェース CAN 規格バージョン 2.0 パート A および B 準拠 エラー発生時に自動的に再転送 リモートフレームに応答した自動転送 データおよび ID 用の優先順位のある 16 個のメッセージバッファ 複数のメッセージをサポート アクセプタブル・フィルタリングの柔軟な構成: フルビットコンペア / フルビットマスク / パーシャルビットマスク 2 個 最大 1 Mbps をサポート 8 チャネル 外部割込み D/A コンバータ 入出力ポート フラッシュメモリ 対応評価用品名 立上りエッジ,立下りエッジ,H/L レベル入力により起動,外部割込み,拡張インテリジェン ト I/O サービス (EI2OS) ,DMA を使用可能 ⎯ すべての外部ピンは汎用入出力ポートとして使用可 すべてプッシュプル出力 入力 / 出力あるいは周辺モジュール信号としてビット単位で設定可能 CMOS シュミットトリガ入力 /Automotive 入力として設定可能 外部バス用に , TTL 入力レベルに設定可能 ( 外部バス用端子のみ ) 自動プログラミング , Embedded Algorithm 書込み / 消去 / 消去一時停止 / 消去再開コマンドをサポート アルゴリズム完了を示すフラグ 消去サイクルの数:10000 回 データ保持期間:20 年間 ブートブロック構成 各ブロックで消去を実行可能 外部プログラミング電圧によるブロック保護 フラッシュメモリセキュリティ (MB90F357x のみ ) MB90V340E-104 MB90V340E-103 *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。 詳細につきましてはエミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。 DS07–13744–5 9 MB90350E シリーズ ・マスク ROM 品 / 評価用品 品名 MB90356E MB90357E 項目 MB90356TE MB90357TE 分類 CPU MB90356ES MB90357ES MB90356TES MB90357TES MB90V340E103 マスク ROM 品 評価用品 F2MC-16LX CPU システムクロック PLL クロック逓倍回路 ( × 1, × 2, × 3, × 4, × 6, PLL 停止時は 1/2) 最小命令実行時間:42 ns ( 発振クロック 4 MHz PLL × 6) ROM マスク ROM 64 K バイト :MB90356E (S) , MB90356TE (S) 128 K バイト:MB90357E (S) , MB90357TE (S) RAM エミュレータ 専用電源 * サブクロック端子 (X0A, X1A) 動作電圧 動作温度 パッケージ LIN-UART I2C (400 kbps) A/D コンバータ 16 ビットリロード タイマ (4 チャネル ) 16 ビットフリーラン タイマ (2 チャネル ) 16 ビットアウトプット コンペア 16 ビットインプット キャプチャ 外部 4 K バイト 30 K バイト ⎯ あり あり なし クロックスーパバイザ 低電圧 /CPU 動作検出 リセット MB90V340E104 なし あり あり なし あり なし あり なし 3.5 V ∼ 5.5 V:通常動作時 (A/D コンバータ不使用時 ) 4.0 V ∼ 5.5 V:A/D コンバータ使用時 4.5 V ∼ 5.5 V:外部バス使用時 5 V ± 10% ⎯ − 40 °C ∼+ 125 °C LQFP-64 PGA-299 2 チャネル 5 チャネル 専用ボーレートジェネレータ ( リロードタイマ ) を使用して広範囲なボーレート設定が可能 異なる同期シリアルプロトコルを適合させるための特別同期オプション LIN マスタまたは LIN スレーブデバイスとして使用可能 1 チャネル 2 チャネル 15 チャネル 24 チャネル 10 ビットあるいは 8 ビット分解能 変換時間:最小 3 μs ( サンプル時間を含む ) (1 チャネルあたり ) 動作クロック周波数:fsys/21, fsys/23, fsys/25 (fsys =マシンクロック周波数 ) 外部イベントカウント機能をサポート フリーランタイマ 0 ( クロック入力 FRCK0) は , ICU 0/1 に 対応 フリーランタイマ 1 ( クロック入力 FRCK1) は , ICU 4/5/6/7, OCU4/5/6/7 に対応 フリーランタイマ 0 は , ICU 0/1/ 2/3, OCU0/1/2/3 に対応 フリーランタイマ 1 は , ICU 4/5/ 6/7, OCU4/5/6/7 に対応 オーバフロー時に割込み信号を通知 アウトプットコンペア (0, 4 チャネル ) との一致時に , タイマクリアをサポート 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24, fsys/25, fsys/26, fsys/27 (fsys =マシンクロック周波数 ) 4 チャネル 8 チャネル 16 ビットフリーランタイマとコンペアレジスタとの一致時に割込みを通知 複数のコンペアレジスタを使用して出力信号を生成可能 6 チャネル 8 チャネル ( 立上りエッジ / 立下りエッジ / 両エッジ ) による 16 ビットフリーランタイマ値の保持, 割込み通知 (続く) 10 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) 品名 項目 MB90356E MB90357E MB90356TE MB90357TE MB90356ES MB90357ES MB90356TES MB90357TES 6 チャネル (16 ビット ) /10 チャネル (8 ビット ) 8 ビットリロードカウンタ× 12 L パルス幅用の 8 ビットリロードレジスタ× 12 H パルス幅用の 8 ビットリロードレジスタ× 12 8/16 ビット PPG MB90V340E103 MB90V340E104 8 チャネル (16 ビット ) /16 チャ ネル (8 ビット ) 8 ビットリロードカウンタ× 16 下位用 8 ビットリロード レジスタ× 16 上位用 8 ビットリロード レジスタ× 16 8 ビットおよび 16 ビット動作モードをサポート 1 対の 8 ビットリロードカウンタで,16 ビットリロードカウンタを 1 個,あるいは 8 ビットプ リスケーラ+ 8 ビットリロードカウンタを構成することが可能 動作クロック周波数:fsys, fsys/21, fsys/22, fsys/23, fsys/24 あるいは 128 μs@fosc = 4 MHz (fsys =マシンクロック周波数 , fosc =発振クロック周波数 ) 1 チャネル CAN インタフェース 3 チャネル CAN 規格バージョン 2.0 パート A および B 準拠 エラー発生時に自動的に再転送 リモートフレームに応答した自動転送 データおよび ID 用の,優先順位のある 16 個のメッセージバッファ 複数のメッセージをサポート アクセプタブル・フィルタリングの柔軟な構成: フルビットコンペア / フルビットマスク / パーシャルビットマスク 2 個 最大 1 Mbps をサポート 8 チャネル 外部割込み D/A コンバータ 入出力ポート フラッシュメモリ 対応評価用品名 16 チャネル 立上りエッジ,立下りエッジ,H/L レベル入力により起動,外部割込み,拡張インテリジェン ト I/O サービス (EI2OS) ,DMA を使用可能 ⎯ 2 チャネル すべての外部ピンは汎用入出力ポートとして使用可 すべてプッシュプル出力 入力 / 出力あるいは周辺モジュール信号としてビット単位で設定可能 CMOS シュミットトリガ入力 /Automotive 入力として設定可能 外部バス用に , TTL 入力レベルに設定可能 ( 外部バス用端子のみ ) ⎯ MB90V340E-104 MB90V340E-103 ⎯ *:エミュレータ (MB2147-01) をご使用いただく際のジャンパスイッチ (TOOL VCC) の設定です。 詳細につきましてはエミュレータハードウェアマニュアルを参照してください。 DS07–13744–5 11 MB90350E シリーズ ■ パッケージと品種対応 MB90V340E-101 MB90V340E-102 MB90V340E-103 MB90V340E-104 MB90351E (S) , MB90351TE (S) MB90F351E (S) , MB90F351TE (S) MB90352E (S) , MB90352TE (S) MB90F352E (S) , MB90F352TE (S) MB90356E (S) , MB90356TE (S) MB90F356E (S) , MB90F356TE (S) MB90357E (S) , MB90357TE (S) MB90F357E (S) , MB90F357TE (S) PGA-299C-A01 ○ × FPT-64P-M23 (12.0 mm □ , 0.65 mm ピッチ ) × ○ FPT-64P-M24 (10.0 mm □ , 0.50 mm ピッチ ) × ○ パッケージ ○:あり , ×:なし (注意事項)各パッケージの詳細は「■ パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 12 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ■ 端子配列図 ・MB90351E (S) , MB90351TE (S) , MB90F351E (S) , MB90F351TE (S) , MB90352E (S) , MB90352TE (S) , MB90F352E (S) , MB90F352TE (S) , MB90356E (S) , MB90356TE (S) , MB90F356E (S) , MB90F356TE (S) , MB90357E (S) , MB90357TE (S) , MB90F357E (S) , MB90F357TE (S) P11/AD09/TOT1 P12/AD10/SIN3/INT11R P13/AD11/SOT3 P14/AD12/SCK3 P15/AD13 P16/AD14 P17/AD15 P20/A16/PPG9(8) P21/A17/PPGB(A) P22/A18/PPGD(C) P23/A19/PPGF(E) P24/A20/IN0 RST X1 X0 Vss (TOP VIEW) 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 49 32 P10/AD08/TIN1 C 50 31 P07/AD07/INT15 P25/A21/IN1/ADTG 51 30 P06/AD06/INT14 P44/SDA0/FRCK0 52 29 P05/AD05/INT13 P45/SCL0/FRCK1 53 28 P04/AD04/INT12 P30/ALE/IN4 54 27 P03/AD03/INT11 P31/RD/IN5 55 26 P02/AD02/INT10 P32/WRL/WR/INT10R 56 25 P01/AD01/INT9 P33/WRH 57 24 P00/AD00/INT8 P34/HRQ/OUT4 58 23 MD0 P35/HAK/OUT5 59 22 MD1 P36/RDY/OUT6 60 21 MD2 P37/CLK/OUT7 61 20 P41/X1A* P60/AN0 62 19 P40/X0A* P61/AN1 63 18 Vss AVcc 64 17 P43/IN7/TX1 Vcc P42/IN6/RX1/INT9R P56/AN14 P55/AN13 P54/AN12/TOT3 P53/AN11/TIN3 P52/AN10/SCK2 P51/AN9/SOT2 P50/AN8/SIN2 P67/AN7/PPGE(F) P66/AN6/PPGC(D) P65/AN5/PPGA(B) P64/AN4/PPG8(9) P63/AN3/PPG6(7) P62/AN2/PPG4(5) AVss AVRH 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 (FPT-64P-M23, FPT-64P-M24) *: 型格に S サフィックスがない製品: X0A, X1A 型格に S サフィックスがある製品: P40, P41 DS07–13744–5 13 MB90350E シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 端子名 46 X1 47 X0 45 RST 入出力 回路形式 * A A/D コンバータ用アナログ入力端子 I PPG 用出力端子 P50 9 10 AN8 汎用の入出力ポート O UART2 用シリアルデータ入力端子 P51 汎用の入出力ポート AN9 I AN10 汎用の入出力ポート I SCK2 汎用の入出力ポート I TIN3 AN12 汎用の入出力ポート I TOT3 14,15 P55,P56 AN13,AN14 IN6 RX1 I 汎用の入出力ポート F インプットキャプチャ ICU6 用データサンプル入力端子 CAN1 用 RX 入力端子 INT9 用外部割込み要求入力端子 P43 IN7 汎用の入出力ポート A/D コンバータ用アナログ入力端子 INT9R 17 A/D コンバータ用アナログ入力端子 リロードタイマ 3 用出力端子 P42 16 A/D コンバータ用アナログ入力端子 リロードタイマ 3 用イベント入力端子 P54 13 A/D コンバータ用アナログ入力端子 UART2 用クロック入出力端子 P53 AN11 A/D コンバータ用アナログ入力端子 UART2 用シリアルデータ出力端子 P52 12 A/D コンバータ用アナログ入力端子 SIN2 SOT2 11 リセット入力端子 汎用の入出力ポート AN2 ∼ AN7 PPG4 (5) ,6 (7) , 8 (9) ,A (B) , C (D) ,E (F) 発振出力端子 発振入力端子 E P62 ∼ P67 3∼8 機能 汎用の入出力ポート F TX1 インプットキャプチャ ICU7 用データサンプル入力端子 CAN1 用 TX 出力端子 P40, P41 F 汎用の入出力ポート ( 型格に S サフィックスがある製品および MB90V340E-101/103 のみ ) X0A , X1A B X0A:サブクロック用発振入力端子 X1A:サブクロック用発振出力端子 ( 型格に S サフィックスがない製品および MB90V340E-102/104 のみ ) 19, 20 (続く) 14 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 端子番号 端子名 入出力 回路形式 * 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 P00 ∼ P07 24 ∼ 31 AD00 ∼ AD07 G INT8 ∼ INT15 AD08 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 G TIN1 AD09 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 G TOT1 AD10 9 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 リロードタイマ 1 用出力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 P12 34 外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが許可のと き , 有効となります。 リロードタイマ 1 用イベント入力端子 P11 33 外部アドレス・データバス下位 8 ビットの入出力端子。外部バスが許可の とき , 有効となります。 INT8 ∼ INT15 用外部割込み要求入力端子 P10 32 機能 N 10 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 SIN3 UART3 用シリアルデータ入力端子 INT11R INT11 用外部割込み要求入力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 P13 35 AD11 G SOT3 UART3 用シリアルデータ出力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 P14 36 AD12 G SCK3 12 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 UART3 用クロック入出力端子 P15 37 11 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 N 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 AD13 13 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 P16 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 38 G AD14 14 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 P17 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 39 G AD15 15 番目の外部バスアドレス・データバスビット用入出力端子。外部バスが 許可のとき , 有効となります。 (続く) DS07–13744–5 15 MB90350E シリーズ 端子番号 40 ∼ 43 端子名 入出力 回路形式 * P20 ∼ P23 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定 できます。外バスモード時は,外部アドレス出力制御レジスタ (HACR) の 対応するビットが “1” のとき,汎用入出力ポートとして有効となります。 A16 ∼ A19 外部アドレス・データバス A16 ∼ A19 用の出力端子。外部アドレス出力制 御レジスタ (HACR) の対応するビットが “0” のとき , アドレス上位出力端子 (A16 ∼ A19) として有効となります。 G PPG9 (8) PPGB (A) PPGD (C) PPGF (E) PPG 用出力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定 できます。外バスモード時は,外部アドレス出力制御レジスタ (HACR) の 対応するビットが “1” のとき,汎用入出力ポートとして有効となります。 P24 44 51 G A20 外部アドレス・データバス A20 用の出力端子。外部アドレス出力制御レジ スタ (HACR) の対応するビットが “0” のとき , アドレス上位出力端子 (A20) と して有効となります。 IN0 インプットキャプチャ ICU0 用データサンプル入力端子 P25 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定 できます。外バスモード時は,外部アドレス出力制御レジスタ (HACR) の 対応するビットが “1” のとき,汎用入出力ポートとして有効となります。 A21 G IN1 A/D コンバータ用トリガ入力端子 P44 SDA0 汎用の入出力ポート H FRCK0 SCL0 汎用の入出力ポート H FRCK1 55 ALE I2C 0 用シリアルクロック入出力端子 16 ビットフリーランタイマ 1 用入力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 P30 54 I2C 0 用シリアルデータ入出力端子 16 ビットフリーランタイマ 0 用入力端子 P45 53 外部アドレス・データバス A21 用の出力端子。外部アドレス出力制御レジ スタ (HACR) の対応するビットが “0” のとき , アドレス上位出力端子 (A21) と して有効となります。 インプットキャプチャ ICU1 用データサンプル入力端子 ADTG 52 機能 G アドレスラッチ許可出力端子。外部バスが許可のとき , 有効となります。 IN4 インプットキャプチャ ICU4 用データサンプル入力端子 P31 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によってプルアップ抵抗の有無を設 定できます。シングルチップモードのとき , 有効となります。 RD IN5 G データバス用リードストローブ出力端子。外部バスが許可のとき , 有効とな ります。 インプットキャプチャ ICU5 用データサンプル入力端子 (続く) 16 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 端子番号 端子名 入出力 回路形式 * 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定で きます。シングルチップモードあるいは WR/WRL 端子出力が禁止のとき , 有効となります。 P32 56 G WR/WRL INT10R G 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定で きます。シングルチップモードあるいは外部バス 8 ビットモード,あるいは WRH 端子出力が禁止のとき , 有効となります。 WRH データバス上位 8 ビット用ライトストロ−ブ出力端子。外部バスが許可かつ 外部バス 16 ビットモードで , WRH 出力端子が許可のとき , 有効となります。 P34 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定で きます。シングルチップモードあるいはホールド機能が禁止のとき , 有効と なります。 58 G HRQ ホールド要求入力端子。外部バスとホールド機能が許可のとき , 有効となり ます。 OUT4 アウトプットコンペア OCU4 用波形出力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定で きます。シングルチップモードあるいはホールド機能が禁止のとき , 有効と なります。 P35 59 G HAK ホールドアクノリッジ出力端子。外部バスとホールド機能が許可のとき , 有 効となります。 OUT5 アウトプットコンペア OCU5 用波形出力端子 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定で きます。シングルチップモードあるいは外部レディ機能が禁止のとき , 有効 となります。 P36 60 G RDY レディ入力端子。外部バスと外部レディ機能が許可のとき , 有効となりま す。 OUT6 アウトプットコンペア OCU6 用波形出力端子 P37 61 62,63 データバス用ライトストローブ出力端子。外部バスと WR/WRL 端子出力が 許可のとき , 有効となります。WRL は 16 ビットアクセス時 , データバス下 位 8 ビットに対するライトストローブ出力端子。WR は , 8 ビットアクセス 時 , データバス 8 ビットに対するライトストローブ出力端子 INT10 用外部割込み要求入力端子 P33 57 機能 G 汎用の入出力ポート。レジスタの設定によりプルアップ抵抗の有無を設定で きます。シングルチップモードあるいは CLK 出力が禁止のとき , 有効とな ります。 CLK CLK 出力端子。外部バスと CLK 出力が許可のとき , 有効となります。 OUT7 アウトプットコンペア OCU7 用波形出力端子 P60,P61 AN0,AN1 I 汎用の入出力ポート A/D コンバータ用アナログ入力端子 (続く) DS07–13744–5 17 MB90350E シリーズ (続き) 端子番号 端子名 入出力 回路形式 * 64 AVCC K アナログ回路用 Vcc 電源入力端子 2 AVRH L A/D コンバータ用基準電圧入力。この電源の投入 / 切断は必ず AVCC に AVRH 以上の電位が印加してある状態で行ってください。 1 AVSS K アナログ回路用 VSS 電源入力端子 22, 23 MD1, MD0 C 動作モード指定用入力端子 21 MD2 D 動作モード指定用入力端子 49 VCC ⎯ 電源入力端子 (3.5 V ∼ 5.5 V) 18, 48 VSS ⎯ 電源入力端子 (0V) 50 C K 電源安定化容量端子。0.1 μF 以上のセラミックコンデンサを接続してくだ さい。 機能 *:入出力回路形式については , 「■入出力回路形式」を参照してください。 18 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ■ 入出力回路形式 回路形式 回路 発振回路 高速発振帰還抵抗:約 1 MΩ X1 A 備考 Xout X0 スタンバイ制御信号 X1A B Xout 発振回路 低速発振帰還抵抗:約 10MΩ X0A スタンバイ制御信号 CMOS ヒステリシス 入力 R C R D CMOS ヒステリシス 入力 プルダウン 抵抗 ・ マスク ROM 品 CMOS ヒステリシス入力 ・ フラッシュメモリ品 CMOS 入力 ・ マスク ROM 品 CMOS ヒステリシス入力 プルダウン抵抗値:約 50 kΩ ・ フラッシュメモリ品 CMOS 入力 プルダウンなし CMOS ヒステリシス入力 プルアップ抵抗値:約 50 kΩ E プルアップ 抵抗 R CMOS ヒステリシス 入力 (続く) DS07–13744–5 19 MB90350E シリーズ 回路形式 回路 備考 ・ CMOS レベル出力 (IOL = 4 mA, IOH = − 4 mA) ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) P-ch Pout N-ch Nout F R CMOS ヒステリシス入力 Automotive 入力 入力遮断用スタンバイ 制御 プルアップ 抵抗 プルアップ制御 P-ch P-ch Pout N-ch Nout R G CMOS ヒステリシス 入力 ・ CMOS レベル出力 (IOL = 4 mA, IOH = − 4 mA) ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ TTL 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ プルアップ抵抗設定可能:約 50 kΩ Automotive 入力 TTL 入力 入力遮断用スタンバイ 制御 P-ch Pout N-ch Nout H R ・ CMOS レベル出力 (IOL = 3 mA, IOH = − 3 mA) ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) CMOS ヒステリシス 入力 Automotive 入力 入力遮断用スタンバイ 制御 (続く) 20 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 回路形式 回路 備考 ・ CMOS レベル出力 (IOL = 4 mA, IOH = − 4 mA) ・ CMOS ヒステリシス入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ A/D コンバータ用アナログ入力 P-ch Pout N-ch Nout R I CMOS ヒステリシス 入力 Automotive 入力 入力遮断用スタンバイ 制御 アナログ入力 電源入力保護回路 P-ch K N-ch ANE L P-ch N-ch AVR ・ A/D コンバータ基準電圧入力端子電源保護 回路付き ・ フラッシュメモリ品の AVRH 端子には VCC に対する保護回路はありません。 ANE (続く) DS07–13744–5 21 MB90350E シリーズ (続き) 回路形式 回路 備考 プルアップ制御 プルアップ 抵抗 P-ch P-ch Pout N-ch Nout R N CMOS 入力 ・ CMOS レベル出力 (IOL = 4 mA, IOH = − 4 mA) ・ CMOS 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ TTL 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能付き ) ・ プルアップ抵抗設定可能:約 50 kΩ Automotive 入力 TTL 入力 入力遮断用スタンバイ 制御 P-ch Pout N-ch Nout ・ CMOS レベル出力 (IOL = 4 mA, IOH = − 4 mA) ・ CMOS入力 (スタンバイ時入力遮断機能付き) ・ Automotive 入力 ( スタンバイ時入力遮断機能 付き ) ・ A/D コンバータ用アナログ入力 R O CMOS 入力 Automotive 入力 入力遮断用スタンバイ 制御 アナログ入力 22 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ■ デバイス使用上の注意 1. ラッチアップの防止のために CMOS IC では,以下のような状態でラッチアップ現象を生じることがあります。 ・入力端子や出力端子に VCC より高い電圧あるいは VSS より低い電圧が印加された場合 ・VCC 端子と VSS 端子の間に定格を超える電圧が印加された場合 ・VCC 電圧の前に AVCC 電源を印加された場合 ラッチアップ現象が発生すると電源電流が激増し, デバイスの熱破壊に至る場合がありますので, 使用に際しては, 最大 定格を超えることのないよう十分注意してください。 同様の理由により,アナログ電源電圧 (AVCC, AVRH) がデジタル電源電圧 (VCC) を超えることのないよう十分注意してく ださい。 2. 未使用端子の処理 使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作およびラッチアップによる永久破壊の原因になることがあ りますので , 2 kΩ 以上の抵抗を介して , プルアップ , または , プルダウンなどの処置をしてください。また , 使用していな い入出力端子がある場合は, 出力状態に設定して解放とするか, 入力状態に設定して入力端子と同じ処理をしてください。 3. 外部クロックの使用 外部のクロックを使用する場合は, X0 端子のみを駆動して X1 端子は開放してください。 MB90350E シリーズ X0 開放 X1 4. サブクロックを使用しない場合の注意について X0A,X1A 端子 ( サブクロック用発振端子 ) に振動子を接続しない場合は X0A 端子にプルダウンの処理をし, X1A 端子 は開放にしてください。 5. PLL クロックモード動作中の注意 本マイクロコントローラで PLL クロックを選択しているときに発振子がはずれたり,あるいはクロック入力が停止した 場合,本マイクロコントローラは PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。この動作 は保証外の動作です。 6. 電源端子 (VCC/VSS) の取扱いについて ・ VCC 端子 , VSS 端子が複数ある場合 , デバイスの設計上ラッチアップ , 不要輻射の低減 , グランドレベルの上昇によるス トローブ信号の誤動作の防止 , 総出力電流規格の遵守などのために , 必ずすべての電源端子を外部で , 電源およびグラ ンドに接続してください。また , 電源供給源は , できる限り低インピーダンスで本デバイスの VCC 端子 , VSS 端子に接続 するような配慮をお願いします。さらに本デバイスの近くで , VCC 端子 , VSS 端子の間に 0.1 μF 程度のコンデンサをバイ パスコンデンサとして接続することを推奨します。 ・ 電源ノイズ対策として,このデバイスの VCC 端子と VSS 端子の近くで,VCC 端子と VSS 端子の間に 0.1 μF 程度のコンデ ンサをバイパスコンデンサとして接続することを推奨します。 VCC VSS VCC VSS VSS VCC MB90350E シリーズ VCC VSS VSS DS07–13744–5 VCC 23 MB90350E シリーズ 7. プルアップ / プルダウン抵抗 MB90350E シリーズは内蔵のプルアップ / プルダウン抵抗器をサポートしていません ( ただし Port 0 ∼ Port 3 はプルアッ プ抵抗を内蔵しています ) 。必要に応じて外付けしてください。 8. 水晶発振回路 X0/X1, X0A/X1A 端子の近辺でのノイズは , 本デバイスの誤動作の原因となります。X0/X1, X0A/X1A, 水晶発振子 ( ある いはセラミック発振子 ) さらにグランドへのバイパスコンデンサは , できる限り近くになるように , またその配線におい ては , 他の配線とできる限り交差しないように配慮したプリント板アートワークは , 安定した動作を期待できますので強 く推奨します。 各量産品において , ご使用される発振子メーカに発振評価依頼をしてください。 9. A/D コンバータの電源 , アナログ入力の投入順序 A/D コンバータの電源 (AVCC, AVRH) およびアナログ入力 (AN0 ∼ AN14) の印加は必ずデジタル電源 (VCC) の投入後に 行ってください。また,電源切断時は A/D コンバータの電源およびアナログ入力の遮断の後で,デジタル電源の遮断を行っ てください。その際,電源電圧は A/D コンバータの電圧規格値を超えないように投入 , 切断を行ってください ( アナログ電 源とデジタル電源を同時に投入,切断することは問題ありません ) 。 10.A/D コンバータの未使用時の端子処理 A/D コンバータを使用しないときは,AVCC = VCC, AVSS = AVRH = VSS に接続してください。 11.電源投入時の注意 内蔵している降圧回路の誤動作を防ぐために, 電源投入時における電圧の立上り時間は 50 μs (0.2 V と 2.7 V の間 ) 以上 を確保してください。 12.供給電圧の安定化 VCC 電源電圧の動作範囲内においても , 電源の急激な変化があると誤動作を生じることがあります。安定化の基準とし て , 商用周波数 (50 MHz/60 MHz) での VCC リプル変動 (P-P 値 ) は , 標準 VCC 値の 10%以下に , また電源の切換え時などの 瞬時変化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電圧変動を抑えることをお勧めします。 13.シリアル通信について シリアル通信においては、ノイズなどにより間違ったデータを受信する可能性があります。 そのため、ノイズを抑える ボードの設計をしてください。 また、 万が一ノイズなどの影響により誤ったデータを受信した場合を考慮して、 最後にデータのチェックサムなどを付 加してエラーが発生した場合には再送を行うなどの処理をしてください。 14.パワーオン時のポート 0 ∼ポート 3 出力 ( 外部バスモード時のみ ) 外部バスモード時,リセット入力に関わらず , 電源投入時に Port0 ∼ Port3 の出力が不定になる可能性があります。 1/2VCC VCC Port0 ~ Port3 Port0 ∼ Port3 の出力が不定 になる可能性があります。 Port0 ∼ Port3 出力= Hi-Z 15.CAN 使用時の設定について CAN を使用する場合は,CAN ダイレクトモードレジスタ (CDMR) の DIRECT ビットを必ず “1” に設定してください。 24 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 16.フラッシュセキュリティ機能について セキュリティバイトはフラッシュメモリの領域内に配置されています。セキュリティバイトに保護コード 01H を書き込 むとセキュリティがかかるため,セキュリティ機能を使用しない場合はこのアドレスには01H を書き込まないでください。 セキュリティバイトのアドレスは下表を参照してください。 品名 MB90F352E (S) MB90F352TE (S) MB90F357E (S) MB90F357TE (S) フラッシュメモリサイズ セキュリティビットのアドレス 1 M ビットフラッシュメモリ搭載 FE0001H 17.TA =+ 105 °C 以上での対応について TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は , 信頼性上の制限があります。必ず営業部門までご相談ください。 18.低電圧 /CPU 動作検出リセット回路 低電圧検出リセット回路は , 電源電圧を監視し , 検出電圧値より電源電圧が下がったことを検出します。低電圧を検出し たときに , 内部リセットを発生します。 CPU 動作検出リセット回路は , 原発振をカウントクロックとする 20 ビットのカウンタで , 起動後 , 一定時間内にクリア されない場合 , 内部リセットを発生します。 (1) 低電圧検出リセット回路 検出電圧 4.0 V ± 0.3 V 低電圧を検出すると , 低電圧検出フラグ (LVRC:LVRF) が “1” にセットされ , 内部リセットが発生します。 本機能はSTOPモード時も動作を続けますので, 低電圧を検出すると, 内部リセットが発生しSTOPモードを解除します。 内部 RAM 書込み期間は , 書込み終了後に低電圧リセットが発生します。 内部リセットが発生している期間は , 本回路の リセット出力は抑止されます。 (2) CPU 動作検出リセット回路 CPU 動作検出リセット回路は , プログラム暴走対策用のカウンタです。パワーオンリセット後自動で起動します。起動後 は, 一定時間内で定期的にクリアし続ける必要があります。プログラムが無限ループに陥るなどして, 一定時間以上クリア されない場合 , 内部リセットを発生します。 CPU 動作検出回路で発生する内部リセットは , 5 マシンサイクル分です。 インターバル時間 220/FC ( 約 262 ms * ) *:原発振クロック周波数 4 MHz 時のインターバル時間です。 スタンバイモードからの復帰時 , 最大+ 20 μs の誤差を生じます。 CPU が動作を停止するモードでは , 本回路は停止します。 本回路のカウンタのクリア条件を以下に示します。 ・ LVRC レジスタの CL ビットへの “0” 書込み ・ 内部リセット ・ メイン発振クロック停止 ・ スリープモードへの遷移 ・ タイムベースタイマモード , 時計モードへの遷移 19.内蔵 CR 発振回路 項目 発振周波数 発振安定待ち時間 DS07–13744–5 記号 規格値 単位 最小 標準 最大 fRC 50 100 200 kHz tstab ⎯ ⎯ 100 μs 25 MB90350E シリーズ ■ ブロックダイヤグラム ・MB90V340E-101/102 X0 X0A* RST X1 X1A* クロック 制御 F2MC-16LX CPU RAM 30 K バイト フリーラン タイマ 0 FRCK0 インプット キャプチャ 8 チャネル IN7 ~ IN0 アウトプット コンペア 8 チャネル フリーラン タイマ 1 LIN-UART 5 チャネル CAN コントローラ 3 チャネル AVCC AVSS AN23 ~ AN0 AVRH AVRL 8/10 ビット A/D コンバータ 24 チャネル F2MC-16LX バス SOT4 ~ SOT0 SCK4 ~ SCK0 SIN4 ~ SIN0 プリスケーラ 5 チャネル 16 ビット リロード タイマ 4 チャネル OUT7 ~ OUT0 FRCK1 RX2 ~ RX0 TX2 ~ TX0 TIN3 ~ TIN0 TOT3 ~ TOT0 AD15 ~ AD00 A21 ~ A16 ADTG ALE DA00,DA01 8/10 ビット D/A コンバータ 2 チャネル RD 外部バス インタ フェース WR/WRL WRH HRQ PPGF ~ PPG0 SDA0,SDA1 SCL0,SCL1 HAK 8/16 ビット PPG 16/8 チャネル I2C インタ フェース 2 チャネル RDY CLK DTP/ 外部割込み INT7 ~ INT0 INT15 ~ INT8 (INT11R ~ INT9R) DMAC クロック モニタ CKOT *:MB90V340E-102 のみ 26 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ・MB90V340E-103/104 X0 X0A* RST X1 X1A* クロック 制御 / 監視 F2MC-16LX CPU フリーラン タイマ 0 CR 発振回路 インプット キャプチャ 8 チャネル アウトプット コンペア 8 チャネル RAM 30 K バイト プリスケーラ 5 チャネル LIN-UART 5 チャネル AVCC AVSS AN23 ~ AN0 AVRH AVRL ADTG 8/10 ビット A/Dコンバータ 24 チャネル DA01, DA00 10 ビット D/Aコンバータ 2 チャネル PPGF ~ PPG0 SDA1, SDA0 SCL1, SCL0 F2MC-16LX バス SOT4 ~ SOT0 SCK4 ~ SCK0 SIN4 ~ SIN0 フリーラン タイマ 1 CAN コントローラ 3 チャネル DMA IN7 ~ IN0 OUT7 ~ OUT0 FRCK1 RX2 ~ RX0 TX2 ~ TX0 16 ビット リロード タイマ 4 チャネル TIN3 ~ TIN0 TOT3 ~ TOT0 外部バス インタ フェース AD15 ~ AD00 A23 ~ A16 ALE RD WRL WRH HRQ HAK RDY CLK 8/16 ビット PPG 16/8 チャネル I2C インタ フェース 2 チャネル FRCK0 DTP/ 外部割込み クロック モニタ INT15 ~ INT8 (INT15R ~ INT8R) INT7 ~ INT0 CKOT *:MB90V340E-104 のみ DS07–13744–5 27 MB90350E シリーズ ・MB90351E (S) , MB90351TE (S) , MB90F351E (S) , MB90F351TE (S) , MB90352E (S) , MB90352TE (S) , MB90F352E (S) , MB90F352TE (S) SOT3, SOT2 SCK3, SCK2 SIN3, SIN2 クロック 制御 低電圧 /CPU 動作検出 リセット *2 フリーラン タイマ 0 FRCK0 RAM 4 K バイト インプット キャプチャ 6 チャネル IN7 ~ IN4, IN1, IN0 ROM/Flash 128 K/64 K バイト アウトプット コンペア 4 チャネル プリスケーラ 2 チャネル フリーラン タイマ 1 LIN-UART 2 チャネル CAN コントローラ 1 チャネル AVCC AVSS AN14 ~ AN0 AVRH F2MC-16LX CPU 8/10 ビット A/D コンバータ 15 チャネル F2MC-16LX バス X0 X0A*1 RST X1 X1A*1 16 ビット リロード タイマ 2 チャネル OUT7 ~ OUT4 FRCK1 RX1 TX1 TIN3, TIN1 TOT3, TOT1 AD15 ~ AD00 A21 ~ A16 ADTG ALE RD PPGF ~ PPG8 PPG6, PPG4 8/16 ビット PPG 10/6 チャネル 外部バス インタ フェース WR/WRL WRH HRQ HAK RDY SDA0 SCL0 CLK I C インタ フェース 1 チャネル 2 DTP/ 外部割込み INT15 ~ INT8 (INT11R ~ INT9R) DMAC *1:型格に “S” サフィックスがない製品のみ *2:型格に “T” サフィックスがある製品のみ 28 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ・MB90356E (S) , MB90356TE (S) , MB90F356E (S) , MB90F356TE (S) , MB90357E (S) , MB90357TE (S) , MB90F357E (S) , MB90F357TE (S) X0 X0A*1 RST X1 X1A*1 クロック 制御 / 監視 F2MC-16LX CPU CR 発振回路 フリーラン タイマ 0 低電圧 /CPU 動作 検出リセット *2 インプット キャプチャ 6 チャネル アウトプット コンペア 4 チャネル RAM 4 K バイト フリーラン タイマ 1 プリスケーラ 2 チャネル SOT3, SOT2 SCK3, SCK2 SIN3, SIN2 LIN-UART 2 チャネル F2MC-16LX バス ROM/Flash 128 K/64 K バイト CAN コントローラ 1 チャネル 16 ビット リロード タイマ 4 チャネル FRCK0 IN7 ~ IN4, IN1, IN0 OUT7 ~ OUT4 FRCK1 RX1 TX1 TIN3, TIN1 TOT3, TOT1 AVCC AD15 ~ AD00 AVSS A21 ~ A16 AN14 ~ AN0 AVRH 8/10 ビット A/D コンバータ 15 チャネル ADTG PPGF ~ PPG8 PPG6, PPG4 SDA0 SCL0 ALE RD 外部バス インタ フェース WR/WRL WRH HRQ HAK 8/16 ビット PPG 10/6 チャネル I2C インタ フェース 1 チャネル RDY CLK 外部割込み INT15 ~ INT8 (INT11R ~ INT9R) DMAC *1:型格に “S” サフィックスがない製品のみ *2:型格に “T” サフィックスがある製品のみ DS07–13744–5 29 MB90350E シリーズ ■ メモリマップ MB90352E (S) MB90352TE (S) MB90F352E (S) MB90F352TE (S) MB90357E (S) MB90357TE (S) MB90F357E (S) MB90F357TE (S) MB90V340E-101 MB90V340E-102 MB90V340E-103 MB90V340E-104 FFFFFFH FF0000H FEFFFFH FE0000H FDFFFFH FD0000H FCFFFFH FC0000H FBFFFFH FB0000H FAFFFFH FA0000H F9FFFFH F90000H F8FFFFH F80000H 00FFFFH 008000H 007FFFH 007900H 0078FFH ROM (FF バンク ) ROM (FE バンク ) ROM (FD バンク ) MB90351E (S) MB90351TE (S) MB90F351E (S) MB90F351TE (S) MB90356E (S) MB90356TE (S) MB90F356E (S) MB90F356TE (S) FFFFFFH FFFFFFH ROM (FF バンク ) FF0000H FEFFFFH FE0000H FDFFFFH ROM (FF バンク ) FF0000H ROM (FE バンク ) FDFFFFH ROM (FC バンク ) 外部アクセス領域 外部アクセス領域 ROM (FB バンク ) ROM (FA バンク ) C00100H C00100H ROM (F9 バンク ) ROM (F8 バンク ) 00FFFFH 外部アクセス領域 008000H 007FFFH ROM (FF バンク のイメージ ) 007900H ROM (FF バンク のイメージ ) 周辺 00FFFFH 008000H 007FFFH 007900H ROM (FF バンク のイメージ ) 周辺 周辺 RAM 30 K バイト 0010FFH 0010FFH 000100H 000100H 外部アクセス領域 0000EFH 000000H 周辺 RAM 4 K バイト 000100H 外部アクセス領域 0000EFH 000000H 周辺 RAM 4 K バイト 外部アクセス領域 0000EFH 000000H 周辺 :アクセス禁止 (注意事項)00 バンクの上位に FF バンクの ROM データがイメージで見えるようになっていますが,これは C コンパイ ラのスモールモデルを有効に生かすためです。FF バンクの下位 16 ビットアドレスと 00 バンクの下位 16 ビッ トアドレスは同じになるようにしてありますので,ポインタで far 指定を宣言しなくとも ROM 内のテーブル を参照することができます。 例えば , 00C000H をアクセスした場合に,実際には FFC000H の ROM 内容がアクセスされることになります。 ここで,FF バンクの ROM 領域は,32 K バイトを超えますので,00 バンクのイメージにすべての領域を見 せることができません。 したがって,FF8000H ∼ FFFFFFH の ROM データは 00 バンクのイメージに見えますが,一方 FF0000H ∼ FF7FFFH は FF バンクのイメージにしか見えません。 30 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ レジスタ 略称 読出し / 書込み リソース名 初期値 000000H ポート 0 データレジスタ PDR0 R/W ポート 0 XXXXXXXXB 000001H ポート 1 データレジスタ PDR1 R/W ポート 1 XXXXXXXXB 000002H ポート 2 データレジスタ PDR2 R/W ポート 2 XXXXXXXXB 000003H ポート 3 データレジスタ PDR3 R/W ポート 3 XXXXXXXXB 000004H ポート 4 データレジスタ PDR4 R/W ポート 4 XXXXXXXXB 000005H ポート 5 データレジスタ PDR5 R/W ポート 5 XXXXXXXXB 000006H ポート 6 データレジスタ PDR6 R/W ポート 6 XXXXXXXXB 000007H ∼ 00000AH 00000BH 予約領域 ポート 5 アナログ入力許可レジスタ ADER5 R/W ポート 5, A/D 11111111B ポート 6 アナログ入力許可レジスタ ADER6 R/W ポート 6, A/D 11111111B 00000DH 予約領域 00000EH 入力レベル選択レジスタ 0 ILSR0 R/W ポート 00000000B 00000FH 入力レベル選択レジスタ 1 ILSR1 R/W ポート 00000000B 000010H ポート 0 方向レジスタ DDR0 R/W ポート 0 00000000B 000011H ポート 1 方向レジスタ DDR1 R/W ポート 1 00000000B 000012H ポート 2 方向レジスタ DDR2 R/W ポート 2 XX000000B 000013H ポート 3 方向レジスタ DDR3 R/W ポート 3 00000000B R/W 00000CH 000014H ポート 4 方向レジスタ DDR4 ポート 4 XX000000B 000015H ポート 5 方向レジスタ DDR5 R/W ポート 5 X0000000B 000016H ポート 6 方向レジスタ DDR6 R/W ポート 6 00000000B W UART2,UART3 X00XXXXXB 000017H ∼ 000019H 00001AH 予約領域 SIN 入力レベル設定レジスタ DDRA 00001CH ポート 0 プルアップ制御レジスタ PUCR0 R/W ポート 0 00000000B 00001DH ポート 1 プルアップ制御レジスタ PUCR1 R/W ポート 1 00000000B 00001EH ポート 2 プルアップ制御レジスタ PUCR2 R/W ポート 2 00000000B 00001FH ポート 3 プルアップ制御レジスタ PUCR3 R/W ポート 3 00000000B 00001BH 予約領域 000020H ∼ 000037H 000038H 予約領域 PPG 4 動作モード制御レジスタ PPGC4 000039H PPG 5 動作モード制御レジスタ PPGC5 W,R/W 00003AH PPG 4/5 カウントクロック選択レジスタ PPG45 R/W 00003BH アドレス検出制御レジスタ 1 PACSR1 R/W 00003CH PPG 6 動作モード制御レジスタ PPGC6 W,R/W 00003DH PPG 7 動作モード制御レジスタ PPGC7 W,R/W 00003EH PPG 6/7 カウントクロック選択レジスタ PPG67 R/W 00003FH 0X000XX1B W,R/W 16 ビット PPG 4/5 0X000001B 000000X0B アドレス一致検出 1 00000000B 0X000XX1B 16 ビット PPG 6/7 0X000001B 000000X0B 予約領域 (続く) DS07–13744–5 31 MB90350E シリーズ アドレス 000040H レジスタ PPG 8 動作モード制御レジスタ レジスタ 略称 読出し / 書込み PPGC8 W,R/W 000041H PPG 9 動作モード制御レジスタ PPGC9 W,R/W 000042H PPG 8/9 カウントクロック選択レジスタ PPG89 R/W PPG A 動作モード制御レジスタ PPGCA 000043H 000044H PPGCB W,R/W 000046H PPG A/B カウントクロック選択レジスタ PPGAB R/W 000047H 0X000001B 000000X0B 0X000XX1B 16 ビット PPG A/B 0X000001B 000000X0B 予約領域 PPG C 動作モード制御レジスタ PPGCC W,R/W 000049H PPG D 動作モード制御レジスタ PPGCD W,R/W 00004AH PPG C/D カウントクロック選択レジスタ PPGCD R/W PPG E 動作モード制御レジスタ PPGCE 00004BH 0X000XX1B 16 ビット PPG C/D 0X000001B 000000X0B 予約領域 W,R/W 00004DH PPG F 動作モード制御レジスタ PPGCF W,R/W 00004EH PPG E/F カウントクロック選択レジスタ PPGEF R/W 00004FH 0X000XX1B 16 ビット PPG E/F 0X000001B 000000X0B 予約領域 000050H インプットキャプチャ制御ステータス 0/1 ICS01 R/W 000051H インプットキャプチャエッジ 0/1 ICE01 R/W,R 000052H, 000053H インプット キャプチャ 0/1 00000000B XXX0X0XXB 予約領域 000054H インプットキャプチャ制御ステータス 4/5 ICS45 R/W 000055H インプットキャプチャエッジ 4/5 ICE45 R 000056H インプットキャプチャ制御ステータス 6/7 ICS67 R/W インプットキャプチャエッジ 6/7 ICE67 R/W,R 000057H 0X000XX1B 16 ビット PPG 8/9 W,R/W PPG B 動作モード制御レジスタ 00004CH 初期値 予約領域 000045H 000048H リソース名 00000000B インプット キャプチャ 4/5 XXXXXXXXB インプット キャプチャ 6/7 XXX000XXB 00000000B 000058H ∼ 00005BH 予約領域 00005CH アウトプットコンペア制御ステータス 4 OCS4 R/W 00005DH アウトプットコンペア制御ステータス 5 OCS5 R/W R/W 00005EH アウトプットコンペア制御ステータス 6 OCS6 00005FH アウトプットコンペア制御ステータス 7 OCS7 R/W 000060H タイマ制御ステータス 0 TMCSR0 R/W 000061H タイマ制御ステータス 0 TMCSR0 R/W 000062H タイマ制御ステータス 1 TMCSR1 R/W 000063H タイマ制御ステータス 1 TMCSR1 R/W 000064H タイマ制御ステータス 2 TMCSR2 R/W 000065H タイマ制御ステータス 2 TMCSR2 R/W 000066H タイマ制御ステータス 3 TMCSR3 R/W 000067H タイマ制御ステータス 3 TMCSR3 R/W 000068H A/D 制御ステータス 0 ADCS0 R/W A/D 制御ステータス 1 ADCS1 000069H R/W アウトプット コンペア 4/5 0000XX00B アウトプット コンペア 6/7 0000XX00B 16 ビット リロードタイマ 0 00000000B 16 ビット リロードタイマ 1 16 ビット リロードタイマ 2 16 ビット リロードタイマ 3 0XX00000B 0XX00000B XXXX0000B 00000000B XXXX0000B 00000000B XXXX0000B 00000000B XXXX0000B 000XXXX0B A/D コンバータ 0000000XB (続く) 32 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ アドレス レジスタ レジスタ 略称 読出し / 書込み リソース名 初期値 00006AH A/D データ 0 ADCR0 R 00006BH A/D データ 1 ADCR1 R 00006CH ADC セッティング 0 ADSR0 R/W 00006DH ADC セッティング 1 ADSR1 R/W 00006EH 低電圧 /CPU 動作検出リセット制御 レジスタ LVRC R/W, W 低電圧 /CPU 動作 検出リセット 00111000B 00006FH ROM ミラー機能選択 ROMM W ROM ミラー XXXXXXX1B 00000000B A/D コンバータ XXXXXX00B 00000000B 00000000B 000070H ∼ 00007FH 予約領域 000080H ∼ 00008FH CAN コントローラ 1 用予約領域。 「■ CAN コントローラ」を参照 000090H ∼ 00009AH 予約領域 00009BH DMA ディスクリプタチャネル指定 レジスタ DCSR R/W 00009CH DMA ステータス L レジスタ DSRL R/W 00009DH DMA ステータス H レジスタ DSRH R/W 00009EH アドレス検出制御レジスタ 0 PACSR0 R/W アドレス一致検出 0 00000000B 00009FH 遅延割込み要因発生 / 解除レジスタ DIRR R/W 遅延割込み XXXXXXX0B 0000A0H 低消費電力モード制御レジスタ LPMCR W,R/W 低消費電力 制御回路 00011000B 0000A1H クロック選択レジスタ CKSCR R,R/W 低消費電力 制御回路 11111100B DMA 00000000B 0000A2H, 0000A3H 00000000B DMA 00000000B 00000000B 予約領域 0000A4H DMA ストップステータス DSSR R/W 0000A5H 自動レディ機能選択レジスタ ARSR W 0011XX00B 外部メモリ アクセス 0000A6H 外部アドレス出力制御レジスタ HACR W 0000A7H バス制御信号選択レジスタ ECSR W 0000A8H ウォッチドッグ制御レジスタ WDTC R,W ウォッチドッグ タイマ XXXXX111B 0000A9H タイムベースタイマ制御レジスタ TBTC W,R/W タイムベース タイマ 1XX00100B 0000AAH 時計タイマ 制御レジスタ WTC R,R/W 時計タイマ 1X001000B 0000ABH 0000ACH 00000000B 0000000XB 予約領域 DMA イネーブル L レジスタ DERL R/W 0000ADH DMA イネーブル H レジスタ DERH R/W 0000AEH フラッシュコントロールステータス レジスタ ( フラッシュのみ。他は予約領域 ) FMCS R,R/W 0000AFH DMA フラッシュメモリ 00000000B 00000000B 000X0000B 予約領域 (続く) DS07–13744–5 33 MB90350E シリーズ アドレス レジスタ レジスタ 略称 読出し / 書込み リソース名 初期値 0000B0H 割込み制御レジスタ 00 ICR00 W,R/W 00000111B 0000B1H 割込み制御レジスタ 01 ICR01 W,R/W 00000111B 0000B2H 割込み制御レジスタ 02 ICR02 W,R/W 00000111B 0000B3H 割込み制御レジスタ 03 ICR03 W,R/W 00000111B 0000B4H 割込み制御レジスタ 04 ICR04 W,R/W 00000111B 0000B5H 割込み制御レジスタ 05 ICR05 W,R/W 00000111B 0000B6H 割込み制御レジスタ 06 ICR06 W,R/W 00000111B 0000B7H 割込み制御レジスタ 07 ICR07 W,R/W 0000B8H 割込み制御レジスタ 08 ICR08 W,R/W 0000B9H 割込み制御レジスタ 09 ICR09 W,R/W 00000111B 0000BAH 割込み制御レジスタ 10 ICR10 W,R/W 00000111B 0000BBH 割込み制御レジスタ 11 ICR11 W,R/W 00000111B 0000BCH 割込み制御レジスタ 12 ICR12 W,R/W 00000111B 0000BDH 割込み制御レジスタ 13 ICR13 W,R/W 00000111B 0000BEH 割込み制御レジスタ 14 ICR14 W,R/W 00000111B 0000BFH 割込み制御レジスタ 15 ICR15 W,R/W 00000111B 00000111B 割込み制御 00000111B 0000C0H ∼ 0000C9H 予約領域 0000CAH 外部割込み許可 1 ENIR1 R/W 00000000B 0000CBH 外部割込み要因 1 EIRR1 R/W XXXXXXXXB 0000CCH 外部割込みレベル設定 1 ELVR1 R/W 0000CDH 外部割込みレベル設定 1 ELVR1 R/W 00000000B 0000CEH 外部割込み要因選択 EISSR R/W 00000000B 0000CFH PLL/ サブクロック制御レジスタ PSCCR W 0000D0H DMA バッファアドレスポインタ L レジスタ BAPL R/W XXXXXXXXB 0000D1H DMA バッファアドレスポインタ M レジスタ BAPM R/W XXXXXXXXB 0000D2H DMA バッファアドレスポインタ H レジスタ BAPH R/W XXXXXXXXB 0000D3H DMA コントロールレジスタ DMACS R/W 0000D4H I/O レジスタアドレスポインタ L レジスタ IOAL R/W XXXXXXXXB 0000D5H I/O レジスタアドレスポインタ H レジスタ IOAH R/W XXXXXXXXB 0000D6H データカウンタ L レジスタ DCTL R/W XXXXXXXXB 0000D7H データカウンタ H レジスタ DCTH R/W XXXXXXXXB 外部割込み 1 PLL DMA 00000000B XXXX0000B XXXXXXXXB (続く) 34 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ アドレス レジスタ レジスタ 略称 読出し / 書込み リソース名 初期値 0000D8H シリアルモードレジスタ 2 SMR2 W,R/W 00000000B 0000D9H シリアル制御レジスタ 2 SCR2 W,R/W 00000000B 0000DAH 受信 / 送信データレジスタ 2 RDR2/TDR2 R/W 00000000B 0000DBH シリアルステータスレジスタ 2 SSR2 R,R/W 00001000B 0000DCH 拡張通信制御レジスタ 2 ECCR2 R,W, R/W 0000DDH 拡張ステータス制御レジスタ 2 ESCR2 R/W 00000100B 0000DEH ボーレートジェネレータレジスタ 20 BGR20 R/W 00000000B 0000DFH ボーレートジェネレータレジスタ 21 BGR21 R/W 00000000B XXXXXXXXB UART2 000000XXB 0000E0H ∼ 0000EFH 予約領域 0000F0H ∼ 0000FFH 外部領域 007900H ∼ 007907H 予約領域 007908H リロードレジスタ L4 PRLL4 R/W 007909H リロードレジスタ H4 PRLH4 R/W 00790AH リロードレジスタ L5 PRLL5 R/W 00790BH リロードレジスタ H5 PRLH5 R/W XXXXXXXXB 00790CH リロードレジスタ L6 PRLL6 R/W XXXXXXXXB 00790DH リロードレジスタ H6 PRLH6 R/W 00790EH リロードレジスタ L7 PRLL7 R/W 00790FH リロードレジスタ H7 PRLH7 R/W XXXXXXXXB 007910H リロードレジスタ L8 PRLL8 R/W XXXXXXXXB 007911H リロードレジスタ H8 PRLH8 R/W 007912H リロードレジスタ L9 PRLL9 R/W 007913H リロードレジスタ H9 PRLH9 R/W XXXXXXXXB 007914H リロードレジスタ LA PRLLA R/W XXXXXXXXB 007915H リロードレジスタ HA PRLHA R/W 007916H リロードレジスタ LB PRLLB R/W 007917H リロードレジスタ HB PRLHB R/W XXXXXXXXB 007918H リロードレジスタ LC PRLLC R/W XXXXXXXXB 007919H リロードレジスタ HC PRLHC R/W 00791AH リロードレジスタ LD PRLLD R/W 00791BH リロードレジスタ HD PRLHD R/W 16 ビット PPG 4/5 16 ビット PPG 6/7 16 ビット PPG 8/9 16 ビット PPG A/B 16 ビット PPG C/D XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) DS07–13744–5 35 MB90350E シリーズ アドレス レジスタ レジスタ 略称 読出し / 書込み リソース名 初期値 00791CH リロードレジスタ LE PRLLE R/W 00791DH リロードレジスタ HE PRLHE R/W 00791EH リロードレジスタ LF PRLLF R/W 00791FH リロードレジスタ HF PRLHF R/W XXXXXXXXB 007920H インプットキャプチャ 0 IPCP0 R XXXXXXXXB 007921H インプットキャプチャ 0 IPCP0 R 007922H インプットキャプチャ 1 IPCP1 R 007923H インプットキャプチャ 1 IPCP1 R XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 16 ビット PPG E/F インプット キャプチャ 0/1 XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007924H ∼ 007927H 予約領域 007928H インプットキャプチャ 4 IPCP4 R 007929H インプットキャプチャ 4 IPCP4 R 00792AH インプットキャプチャ 5 IPCP5 R 00792BH インプットキャプチャ 5 IPCP5 R XXXXXXXXB 00792CH インプットキャプチャ 6 IPCP6 R XXXXXXXXB 00792DH インプットキャプチャ 6 IPCP6 R 00792EH インプットキャプチャ 7 IPCP7 R 00792FH インプットキャプチャ 7 IPCP7 R XXXXXXXXB XXXXXXXXB インプット キャプチャ 4/5 インプット キャプチャ 6/7 XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007930H ∼ 007937H 予約領域 007938H アウトプットコンペア 4 OCCP4 R/W 007939H アウトプットコンペア 4 OCCP4 R/W 00793AH アウトプットコンペア 5 OCCP5 R/W 00793BH アウトプットコンペア 5 OCCP5 R/W XXXXXXXXB 00793CH アウトプットコンペア 6 OCCP6 R/W XXXXXXXXB 00793DH アウトプットコンペア 6 OCCP6 R/W 00793EH アウトプットコンペア 7 OCCP7 R/W 00793FH アウトプットコンペア 7 OCCP7 R/W XXXXXXXXB 007940H タイマデータ 0 TCDT0 R/W 00000000B 007941H タイマデータ 0 TCDT0 R/W 007942H タイマ制御ステータス 0 TCCSL0 R/W 007943H タイマ制御ステータス 0 TCCSH0 R/W 0XXXXXXXB 007944H タイマデータ 1 TCDT1 R/W 00000000B 007945H タイマデータ 1 TCDT1 R/W 007946H タイマ制御ステータス 1 TCCSL1 R/W 007947H タイマ制御ステータス 1 TCCSH1 R/W 0XXXXXXXB TMR0/ TMRLR0 R/W タイマ 0/ リロード 0 16 ビットリロード XXXXXXXXB タイマ 0 XXXXXXXXB 007948H 007949H R/W アウトプット コンペア 4/5 アウトプット コンペア 6/7 フリーラン タイマ 0 フリーラン タイマ 1 XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 00000000B 00000000B 00000000B 00000000B (続く) 36 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ レジスタ 略称 読出し / 書込み TMR1/ TMRLR1 R/W タイマ 1/ リロード 1 R/W タイマ 2/ リロード 2 TMR2/ TMRLR2 R/W タイマ 3/ リロード 3 TMR3/ TMRLR3 R/W アドレス レジスタ 00794AH 00794BH 00794CH 00794DH 00794EH 00794FH R/W R/W リソース名 初期値 16 ビットリロード XXXXXXXXB タイマ 1 XXXXXXXXB 16 ビットリロード XXXXXXXXB タイマ 2 XXXXXXXXB 16 ビットリロード XXXXXXXXB タイマ 3 XXXXXXXXB 007950H シリアルモードレジスタ 3 SMR3 W,R/W 00000000B 007951H シリアル制御レジスタ 3 SCR3 W,R/W 00000000B 007952H 受信 / 送信データレジスタ 3 RDR3/TDR3 R/W 00000000B 007953H シリアルステータスレジスタ 3 SSR3 R,R/W 00001000B UART3 007954H 拡張通信制御レジスタ 3 ECCR3 R,W, R/W 007955H 拡張ステータス制御レジスタ 3 ESCR3 R/W 00000100B 007956H ボーレートジェネレータレジスタ 30 BGR30 R/W 00000000B ボーレートジェネレータレジスタ 31 BGR31 R/W 00000000B 007957H 007958H, 007959H 007960H 000000XXB 予約領域 クロックスーパバイザ制御レジスタ CSVCR R, R/W クロック スーパバイザ 00011100B R/W CAN クロック同期 XXXXXXX0B 007961H ∼ 00796DH 00796EH 予約領域 CAN ダイレクトモードレジスタ 00796FH 007970H 007971H 予約領域 2 I C バスステータスレジスタ 0 2 I C バス制御レジスタ 0 007972H 007973H 007974H CDMR I2C 10 ビットスレーブアドレスレジスタ 0 007975H I2C 10 ビットスレーブアドレス マスクレジスタ 0 007976H I2C 7 ビットスレーブアドレスレジスタ 0 2 IBSR0 R 00000000B IBCR0 W,R/W 00000000B ITBAL0 R/W 00000000B ITBAH0 R/W 00000000B ITMKL0 R/W ITMKH0 R/W ISBA0 R/W 00000000B I2C インタフェース 0 11111111B 00111111B 007977H I C 7 ビットスレーブアドレス マスクレジスタ 0 ISMK0 R/W 01111111B 007978H I2C データレジスタ 0 IDAR0 R/W 00000000B 007979H, 00797AH 00797BH 予約領域 I2C クロック制御レジスタ 0 ICCR0 R/W I2C インタフェース 0 00011111B 00797CH ∼ 0079A1H 予約領域 (続く) DS07–13744–5 37 MB90350E シリーズ (続き) アドレス 0079A2H レジスタ フラッシュ書込みコントロールレジスタ 0 レジスタ 略称 読出し / 書込み FWR0 R/W 0079A3H フラッシュ書込みコントロールレジスタ 1 FWR1 R/W 0079A4H セクタ交換設定レジスタ 0 SSR0 R/W リソース名 初期値 00000000B デュアルオペレー ションフラッシュ 00000000B 00XXXXX0B 0079A5H ∼ 0079C1H 0079C2H 予約領域 クロックモジュレータ制御レジスタ CMCR R, R/W クロック モジュレータ 0001X000B 0079C3H ∼ 0079DFH 予約領域 0079E0H 検出アドレス設定 0 PADR0 R/W XXXXXXXXB 0079E1H 検出アドレス設定 0 PADR0 R/W XXXXXXXXB 0079E2H 検出アドレス設定 0 PADR0 R/W XXXXXXXXB 0079E3H 検出アドレス設定 1 PADR1 R/W XXXXXXXXB アドレス一致検出 0 0079E4H 検出アドレス設定 1 PADR1 R/W 0079E5H 検出アドレス設定 1 PADR1 R/W XXXXXXXXB 0079E6H XXXXXXXXB 検出アドレス設定 2 PADR2 R/W XXXXXXXXB 0079E7H 検出アドレス設定 2 PADR2 R/W XXXXXXXXB 0079E8H 検出アドレス設定 2 PADR2 R/W XXXXXXXXB 0079E9H ∼ 0079EFH 0079F0H 予約領域 検出アドレス設定 3 PADR3 R/W XXXXXXXXB 0079F1H 検出アドレス設定 3 PADR3 R/W XXXXXXXXB 0079F2H 検出アドレス設定 3 PADR3 R/W XXXXXXXXB 0079F3H 検出アドレス設定 4 PADR4 R/W XXXXXXXXB アドレス一致検出 1 0079F4H 検出アドレス設定 4 PADR4 R/W 0079F5H 検出アドレス設定 4 PADR4 R/W XXXXXXXXB 0079F6H 検出アドレス設定 5 PADR5 R/W XXXXXXXXB 0079F7H 検出アドレス設定 5 PADR5 R/W XXXXXXXXB 0079F8H 検出アドレス設定 5 PADR5 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 0079F9H ∼ 007BFFH 予約領域 007C00H ∼ 007DFFH CAN コントローラ 1 用予約領域。「■ CAN コントローラ」を参照 007E00H ∼ 007FFFH 予約領域 (注意事項)・初期値の “X” は不定のビットを示します。 ・“ 予約領域 ” への書込みは行わないでください。“ 予約領域 ” を読み出した場合は不定が読み出されます。 38 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ■ CAN コントローラ ・ CAN 規格 Ver.2.0 パート A およびパート B 準拠 - 標準フレームフォーマットおよび拡張フレームフォーマットでの送信 / 受信機能をサポート ・ リモートフレームを受信することによるデータ・フレーム送信機能をサポート ・ 16 本のメッセージ送信 / 受信バッファ - 29 ビット ID および 8 バイトデータ - マルチレベルメッセージバッファ構成 ・ 各メッセージバッファにおいて, ID アクセプタンスマスクとしてフルビットコンペア,フルビットマスク,アクセプタ ンスレジスタ 0/ アクセプタンスレジスタ 1 を提供 - 標準フレームフォーマットまたは拡張フレームフォーマットでの 2 個のアクセプタンスマスクレジスタ ・ ビット伝送速度は 10 kbps ∼ 2 Mbps の範囲内でプログラミング可能 ( 入力クロックが 16 MHz の場合 ) コントロールレジスタ一覧 アドレス CAN1 000080H 000081H レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 初期値 メッセージバッファ 有効レジスタ BVALR R/W 00000000B 00000000B 送信要求レジスタ TREQR R/W 00000000B 00000000B 送信解除レジスタ TCANR W 00000000B 00000000B 送信完了レジスタ TCR R/W 00000000B 00000000B 受信完了レジスタ RCR R/W 00000000B 00000000B リモート要求受信レジスタ RRTRR R/W 00000000B 00000000B 受信オーバランレジスタ ROVRR R/W 00000000B 00000000B 受信割込み許可レジスタ RIER R/W 00000000B 00000000B 000082H 000083H 000084H 000085H 000086H 000087H 000088H 000089H 00008AH 00008BH 00008CH 00008DH 00008EH 00008FH (続く) DS07–13744–5 39 MB90350E シリーズ (続き) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 初期値 制御ステータスレジスタ CSR R/W, W R/W, R 0XXXX0X1B 00XXX000B ラストイベント表示レジスタ LEIR R/W 000X0000B XXXXXXXXB 受信および 送信エラーカウンタ RTEC R 00000000B 00000000B ビットタイミングレジスタ BTR R/W 11111111B X1111111B IDE レジスタ IDER R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 送信 RTR レジスタ TRTRR R/W 00000000B 00000000B リモートフレーム 受信待機レジスタ RFWTR R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 送信割込み許可レジスタ TIER R/W 00000000B 00000000B 007D00H 007D01H 007D02H 007D03H 007D04H 007D05H 007D06H 007D07H 007D08H 007D09H 007D0AH 007D0BH 007D0CH 007D0DH 007D0EH 007D0FH 007D10H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007D11H 007D12H 受信マスク選択レジスタ AMSR R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007D13H 007D14H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007D15H 007D16H 受信マスクレジスタ 0 AMR0 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007D17H 007D18H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007D19H 007D1AH 007D1BH 40 受信マスクレジスタ 1 AMR1 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB DS07–13744–5 MB90350E シリーズ メッセージバッファ一覧 (ID レジスタ ) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 汎用 RAM ⎯ R/W 007C00H ∼ 007C1FH XXXXXXXXB 007C20H ID レジスタ 0 IDR0 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C23H 007C24H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C25H 007C26H ID レジスタ 1 IDR1 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C27H 007C28H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C29H 007C2AH ID レジスタ 2 IDR2 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C2BH 007C2CH XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C2DH 007C2EH ID レジスタ 3 IDR3 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C2FH 007C30H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C31H 007C32H ID レジスタ 4 IDR4 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C33H 007C34H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C35H 007C36H ID レジスタ 5 IDR5 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C37H 007C38H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C39H 007C3AH ID レジスタ 6 IDR6 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C3BH 007C3CH XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C3DH 007C3EH 007C3FH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C21H 007C22H 初期値 ID レジスタ 7 IDR7 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB (続く) DS07–13744–5 41 MB90350E シリーズ (続き) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 007C40H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C41H 007C42H ID レジスタ 8 IDR8 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C43H 007C44H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C45H 007C46H ID レジスタ 9 IDR9 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C47H 007C48H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C49H 007C4AH ID レジスタ 10 IDR10 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C4BH 007C4CH XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C4DH 007C4EH ID レジスタ 11 IDR11 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C4FH 007C50H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C51H 007C52H ID レジスタ 12 IDR12 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C53H 007C54H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C55H 007C56H ID レジスタ 13 IDR13 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C57H 007C58H XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C59H 007C5AH ID レジスタ 14 IDR14 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C5BH 007C5CH XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C5DH 007C5EH 007C5FH 42 初期値 ID レジスタ 15 IDR15 R/W XXXXXXXXB XXXXXXXXB DS07–13744–5 MB90350E シリーズ メッセージバッファ一覧 (DLC レジスタおよびデータレジスタ ) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み 初期値 DLC レジスタ 0 DLCR0 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 1 DLCR1 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 2 DLCR2 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 3 DLCR3 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 4 DLCR4 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 5 DLCR5 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 6 DLCR6 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 7 DLCR7 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 8 DLCR8 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 9 DLCR9 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 10 DLCR10 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 11 DLCR11 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 12 DLCR12 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 13 DLCR13 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 14 DLCR14 R/W XXXXXXXXB DLC レジスタ 15 DLCR15 R/W XXXXXXXXB 007C60H 007C61H 007C62H 007C63H 007C64H 007C65H 007C66H 007C67H 007C68H 007C69H 007C6AH 007C6BH 007C6CH 007C6DH 007C6EH 007C6FH 007C70H 007C71H 007C72H 007C73H 007C74H 007C75H 007C76H 007C77H 007C78H 007C79H 007C7AH 007C7BH 007C7CH 007C7DH 007C7EH 007C7FH (続く) DS07–13744–5 43 MB90350E シリーズ アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み データレジスタ 0 (8 バイト ) DTR0 R/W データレジスタ 1 (8 バイト ) DTR1 R/W データレジスタ 2 (8 バイト ) DTR2 R/W データレジスタ 3 (8 バイト ) DTR3 R/W データレジスタ 4 (8 バイト ) DTR4 R/W データレジスタ 5 (8 バイト ) DTR5 R/W データレジスタ 6 (8 バイト ) DTR6 R/W データレジスタ 7 (8 バイト ) DTR7 R/W データレジスタ 8 (8 バイト ) DTR8 R/W データレジスタ 9 (8 バイト ) DTR9 R/W データレジスタ 10 (8 バイト ) DTR10 R/W データレジスタ 11 (8 バイト ) DTR11 R/W データレジスタ 12 (8 バイト ) DTR12 R/W データレジスタ 13 (8 バイト ) DTR13 R/W 007C80H ∼ 007C87H XXXXXXXXB 007C88H ∼ 007C8FH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CE8H ∼ 007CEFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CE0H ∼ 007CE7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CD8H ∼ 007CDFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CD0H ∼ 007CD7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CC8H ∼ 007CCFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CC0H ∼ 007CC7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CB8H ∼ 007CBFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CB0H ∼ 007CB7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CA8H ∼ 007CAFH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007CA0H ∼ 007CA7H ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C98H ∼ 007C9FH ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB 007C90H ∼ 007C97H 初期値 ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB ∼ XXXXXXXXB (続く) 44 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) アドレス CAN1 レジスタ名称 レジスタ略称 読出し / 書込み データレジスタ 14 (8 バイト ) DTR14 R/W データレジスタ 15 (8 バイト ) DTR15 R/W 007CF0H ∼ 007CF7H XXXXXXXXB 007CF8H ∼ 007CFFH DS07–13744–5 初期値 ∼ XXXXXXXXB XXXXXXXXB ∼ XXXXXXXXB 45 MB90350E シリーズ ■ 割込み要因と割込みベクタ , 割込み制御レジスタ EI2OS 対応 DMA チャネル 番号 番号 アドレス 番号 アドレス リセット N ⎯ #08 FFFFDCH ⎯ ⎯ INT9 命令 N ⎯ #09 FFFFD8H ⎯ ⎯ 例外処理 N ⎯ #10 FFFFD4H ⎯ ⎯ 予約 N ⎯ #11 FFFFD0H N ⎯ #12 FFFFCCH ICR00 0000B0H 予約 CAN 1 RX/ インプットキャプチャ 6 Y1 ⎯ #13 FFFFC8H Y1 ⎯ #14 FFFFC4H ICR01 0000B1H CAN 1 TX/NS/ インプットキャプチャ 7 I2C N ⎯ #15 FFFFC0H N ⎯ #16 FFFFBCH ICR02 0000B2H 予約 16 ビットリロードタイマ 0 Y1 0 #17 FFFFB8H Y1 1 #18 FFFFB4H ICR03 0000B3H 16 ビットリロードタイマ 1 16 ビットリロードタイマ 2 Y1 2 #19 FFFFB0H Y1 ⎯ #20 FFFFACH ICR04 0000B4H 16 ビットリロードタイマ 3 PPG 4/5 N ⎯ #21 FFFFA8H PPG 6/7 N ⎯ #22 FFFFA4H ICR05 0000B5H PPG 8/9/C/D N ⎯ #23 FFFFA0H PPG A/B/E/F N ⎯ #24 FFFF9CH ICR06 0000B6H タイムベースタイマ N ⎯ #25 FFFF98H Y1 3 #26 FFFF94H ICR07 0000B7H 外部割込み 8 ∼ 11 時計タイマ N ⎯ #27 FFFF90H Y1 4 #28 FFFF8CH ICR08 0000B8H 外部割込み 12 ∼ 15 A/D コンバータ Y1 5 #29 FFFF88H N ⎯ #30 FFFF84H ICR09 0000B9H フリーランタイマ 0 / フリーランタイマ 1 インプットキャプチャ 4/5 Y1 6 #31 FFFF80H Y1 7 #32 FFFF7CH ICR10 0000BAH アウトプットコンペア 4/5 インプットキャプチャ 0/1 Y1 8 #33 FFFF78H Y1 9 #34 FFFF74H ICR11 0000BBH アウトプットコンペア 6/7 予約 N 10 #35 FFFF70H N 11 #36 FFFF6CH ICR12 0000BCH 予約 UART 3 RX Y2 12 #37 FFFF68H UART 3 TX Y1 13 #38 FFFF64H ICR13 0000BDH UART 2 RX Y2 14 #39 FFFF60H UART 2 TX Y1 15 #40 FFFF5CH ICR14 0000BEH フラッシュメモリ N ⎯ #41 FFFF58H N ⎯ #42 FFFF54H ICR15 0000BFH 遅延割込み 割込み要因 割込みベクタ 割込み制御レジスタ (続く) 46 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) Y1 :使用可能 Y2 :使用可能,EI2OS 停止機能付 N :使用不可 (注意事項)・ICR レジスタを共用している周辺機能は,割込みレベルが同一になります。 ・ICR レジスタを共用している周辺機能で拡張インテリジェント I/O サービスを使用する場合は,どちらか 一方しか利用できません。 ・ICR レジスタを共用している周辺機能の場合,片方で拡張インテリジェント I/O サービスを指定すると, もう一方での割り込みの使用はできなくなります。 DS07–13744–5 47 MB90350E シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項目 記号 定格値 単位 備考 最小 最大 VCC VSS − 0.3 VSS + 6.0 V AVCC VSS − 0.3 VSS + 6.0 V VCC = AVCC*2 AVRH VSS − 0.3 VSS + 6.0 V AVCC ≧ AVRH*2 入力電圧 *1 VI VSS − 0.3 VSS + 6.0 V *3 1 VO VSS − 0.3 VSS + 6.0 V *3 ICLAMP − 4.0 + 4.0 mA *5 Σ|ICLAMP| ⎯ 40 mA *5 “L” レベル最大出力電流 IOL ⎯ 15 mA *4 “L” レベル平均出力電流 IOLAV ⎯ 4 mA *4 “L” レベル最大総出力電流 ΣIOL ⎯ 100 mA *4 “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 50 mA *4 “H” レベル最大出力電流 IOH ⎯ − 15 mA *4 “H” レベル平均出力電流 IOHAV ⎯ −4 mA *4 “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 100 mA *4 “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 50 mA *4 消費電力 PD ⎯ 454 mW 動作温度 TA − 40 + 105 °C − 40 + 125 °C 保存温度 TSTG − 55 + 150 °C 電源電圧 *1 出力電圧 * 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 *6 * 1:VSS = AVSS = 0.0 V を基準にしています。 * 2:AVCC と VCC を同じ電圧に設定してください。AVCC は VCC を超えてはいけません。また,電源投入時にアナログ 入力の電圧が AVCC を超えてはいけません。 * 3:VI および VO は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。VI は定格電流を超えてはいけません。ただし,外部の部品を 使用して入力への電流または入力からの電流の最大値を制限する場合は,VI に代わって ICLAMP 定格が適用されます。 * 4:該当端子:P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P25, P30 ∼ P37, P40 ∼ P45, P50 ∼ P56, P60 ∼ P67 * 5:該当端子:P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P25, P30 ∼ P37, P40 ∼ P45, P50 ∼ P56 ( 評価用品の場合:P50 ∼ P55) , P60 ∼ P67 ・推奨動作条件内でご使用ください。 ・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 ・+ B 信号とマイクロコントローラの間には,必ず制限抵抗を接続し+ B 信号を印加してください。 ・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が,瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限 抵抗の値を設定してください。 ・ 低消費電力モードなどマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では,+ B 入力電位が保護ダイオード を通して VCC 端子の電位を上昇させ,他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。 ・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供 給されているため,不完全な動作を行う可能性がありますのでご注意ください。 ・電源投入時に+ B 入力がある場合は,端子から電源が供給されているため,パワーオンリセットが動作しない電源 電圧になる可能性がありますのでご注意ください。 (続く) 48 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) ・+ B 入力端子は,開放状態にならないようにご注意ください。 ・推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード VCC P-ch 制限抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R * 6:TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は信頼性上の制限がありますので営業部門までお問い合わせください。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 DS07–13744–5 49 MB90350E シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = AVSS = 0 V) 項目 電源電圧 記号 VCC, AVCC 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 4.0 5.0 5.5 V 通常動作時 3.5 5.0 5.5 V A/D コンバータ未使用および フラッシュ書込みを行わない場合の 通常動作時 4.5 5.0 5.5 V 外部バス使用時 3.0 ⎯ 5.5 V ストップ動作時の RAM データ保持 平滑コンデンサ CS 0.1 ⎯ 1.0 μF セラミックコンデンサ , または同程度 の交流規格のコンデンサを使用してく ださい。VCC 端子のバイパスコンデン サはこのコンデンサよりも大きい容量 値のものを使用してください。 動作温度 TA − 40 ⎯ + 125 °C * *:TA =+ 105 °C を超えて使用される場合は,信頼性上の制限がありますので営業部門までお問い合わせください。 ・C 端子接続図 C CS <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 50 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 3. 直流規格 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 “H” レベル 入力電圧 (VCC = 5 V ± 10 %時 ) “L” レベル 入力電圧 (VCC = 5 V ± 10 %時 ) 記号 端子名 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 VIHS ⎯ ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 CMOS ヒステリシス入力 レベルが選択された場合 V の端子入力 (P12, P15, P44, P45, P50 を 除く) VIHA ⎯ ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V Automotive 入力レベルが 選択された場合の端子 入力 VIHT ⎯ ⎯ 2.0 ⎯ VCC + 0.3 V TTL 入力レベルが選択さ れた場合の端子入力 VIHS ⎯ ⎯ 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V CMOS 入力レベルが選択 された場合の P12, P15, P50 入力 VIHI ⎯ ⎯ 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V CMOS ヒステリシス入力 レベルが選択された場合 の P44, P45 入力 VIHR ⎯ ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V RST 入力端子 (CMOS ヒステリシス ) VIHM ⎯ ⎯ VCC − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V MD 入力端子 VILS ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V CMOS ヒステリシス入力 レベルが選択された場合 の端子入力 (P12, P15, P44, P45, P50 を 除く ) VILA ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.5 VCC V Automotive 入力レベルが 選択された場合の端子入 力 VILT ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.8 V TTL 入力レベルが選択さ れた場合の端子入力 VILS ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V CMOS 入力レベルが選択 された場合の P12, P15, P50 入力 VILI ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V CMOS ヒステリシス入力 レベルが選択された場合 の P44, P45 入力 VILR ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V RST 入力端子 (CMOS ヒステリシス ) VILM ⎯ ⎯ VSS − 0.3 ⎯ VSS + 0.3 V MD 入力端子 VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V “H” レベル 出力電圧 VOH 通常の VCC = 4.5 V, 出力端子 IOH =− 4.0 mA “H” レベル 出力電圧 VOHI I2C 端子 VCC = 4.5 V, 出力電流 IOH =− 3.0 mA “L” レベル 出力電圧 VOL 通常の VCC = 4.5 V, 出力端子 IOL = 4.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V “L” レベル 出力電圧 VOLI I2C 端子 VCC = 4.5 V, 出力電流 IOL = 3.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V −1 ⎯ +1 μA 入力リーク電流 備考 IIL ⎯ VCC = 5.5 V, VSS < VI < VCC (続く) DS07–13744–5 51 MB90350E シリーズ (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 プルアップ 抵抗値 記号 端子名 条件 RUP P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P25, P30 ∼ P37, RST MD2 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 ⎯ 25 50 100 kΩ ⎯ 25 50 100 kΩ VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , 通常動作時 ⎯ 48 60 mA VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , フラッシュメモリ書込み時 ⎯ 53 65 mA フラッシュ メモリ品 VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , フラッシュメモリ消去時 ⎯ 58 70 mA フラッシュ メモリ品 ICCS VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , スリープ時 ⎯ 25 35 mA ⎯ 0.3 0.8 mA ICTS VCC = 5.0 V, 内部 2 MHz 動作 , メインタイマモード時 T サフィックス なし品 ⎯ 0.4 1.0 mA T サフィックス あり品 ⎯ 4 7 mA プルダウン RDOWN 抵抗値 ICC VCC = 5.0 V, 内部 24 MHz 動作 , PLL タイマモード時 , 外部周波数= 4 MHz ICTSPLL6 VCC 電源電流 ICCL VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ停止中 , サブクロック動作時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ動作中 , サブクロック動作時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内蔵 CR 発振 /4 分周 , サブクロック動作時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ停止中 , サブクロック動作時 TA = + 25°C ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 70 100 100 120 140 200 200 240 フラッシュ メモリ品以外 μA MB90351E MB90F351E MB90352E MB90F352E MB90356E MB90F356E MB90357E MB90F357E μA MB90356E MB90F356E MB90357E MB90F357E μA MB90356ES MB90F356ES MB90357ES MB90F357ES μA MB90351TE MB90F351TE MB90352TE MB90F352TE MB90356TE MB90F356TE MB90357TE MB90F357TE (続く) 52 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 記号 端子名 条件 VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ動作中, サブクロック動作時 TA = + 25°C ICCL VCC = 5.0 V, 内部 CR 発振 /4 分周 , サブクロック動作時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ停止中, サブスリープ時 TA = + 25°C VCC 電源電流 VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ動作中, サブスリープ時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内蔵 CR 発振 /4 分周 , サブスリープ時 TA = + 25°C ICCLS VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , サブスリープ時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ動作中, サブスリープ時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内蔵 CR 発振 /4 分周 , サブスリープ時 TA = + 25°C ICCT VCC VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ停止中, 時計モード時 TA = + 25°C 規格値 最小 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 標準 150 150 20 60 60 70 110 110 10 最大 単位 備考 300 MB90356TE MB90F356TE μA MB90357TE MB90F357TE 300 MB90356TES MB90F356TES μA MB90357TES MB90F357TES 50 MB90351E MB90F351E MB90352E MB90F352E μA MB90356E MB90F356E MB90357E MB90F357E 200 MB90356E MB90F356E μA MB90357E MB90F357E 200 MB90356ES MB90F356ES μA MB90357ES MB90F357ES 150 MB90351TE MB90F351TE MB90352TE MB90F352TE μA MB90356TE MB90F356TE MB90357TE MB90F357TE 300 MB90356TE MB90F356TE μA MB90357TE MB90F357TE 300 MB90356TES MB90F356TES μA MB90357TES MB90F357TES 35 MB90351E MB90F351E MB90352E MB90F352E μA MB90356E MB90F356E MB90357E MB90F357E (続く) DS07–13744–5 53 MB90350E シリーズ (続き) (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 記号 端子名 条件 VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ動作中 , 時計モード時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内蔵 CR 発振 /4 分周 , 時計モード時 TA = + 25°C ICCT VCC 電源電流 VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ停止中 , 時計モード時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内部 8 kHz 動作 , クロックスーパバイザ動作中 , 時計モード時 TA = + 25°C VCC = 5.0 V, 内蔵 CR 発振 /4 分周 , 時計モード時 TA = + 25°C ICCH 入力容量 54 CIN VCC C, AVCC, AVSS, AVRH, VCC, VSS 以外 VCC = 5.0 V, ストップ時 TA = + 25°C ⎯ 規格値 最小 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ 標準 25 25 60 80 最大 単位 備考 150 MB90356E MB90F356E μA MB90357E MB90F357E 150 MB90356ES MB90F356ES μA MB90357ES MB90F357ES 140 MB90351TE MB90F351TE MB90352TE MB90F352TE μA MB90356TE MB90F356TE MB90357TE MB90F357TE 250 MB90356TE MB90F356TE μA MB90357TE MB90F357TE ⎯ 80 250 MB90356TES MB90F356TES μA MB90357TES MB90F357TES ⎯ 7 25 μA T サフィックスなし品 ⎯ 60 130 μA T サフィックスあり品 ⎯ 5 15 pF DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 4. 交流規格 (1) クロックタイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 記号 端子名 X0, X1 規格値 最大 3 ⎯ 16 MHz 1/2 (PLL 停止時 ) 発振回路使用 時 4 ― 16 MHz PLL1 逓倍 発振回路使用時 ― 12 MHz PLL2 逓倍 発振回路使用時 ― 8 MHz PLL3 逓倍 発振回路使用時 ― 6 MHz PLL4 逓倍 発振回路使用時 ― ― 4 MHz PLL6 逓倍 発振回路使用時 3 ⎯ 24 MHz 1/2 (PLL 停止時 ) 外部クロック 使用時 4 ― 24 MHz PLL1 逓倍 外部クロック使用時 ― 12 MHz PLL2 逓倍 外部クロック使用時 ― 8 MHz PLL3 逓倍 外部クロック使用時 ― 6 MHz PLL4 逓倍 外部クロック使用時 MHz PLL6 逓倍 外部クロック使用時 サブクロック使用時 4 4 クロック周波数 X0 4 4 4 ― ― 4 X0A, X1A ― 32.768 100 kHz X0, X1 62.5 ⎯ 333 ns 発振回路使用時 X0 41.67 ⎯ 333 ns 外部クロック使用時 tCYLL X0A, X1A 10 30.5 — μs PWH, PWL X0 10 ⎯ ⎯ ns PWHL, PWLL X0A 5 15.2 ⎯ μs デューティ比 30%∼ 70%を目安 としてください。 tCR, tCF X0 ⎯ ⎯ 5 ns 外部クロック使用時 fCP ⎯ 1.5 ⎯ 24 MHz メインクロック使用時 fCPL ⎯ ⎯ 8.192 50 kHz サブクロック使用時 tCP ⎯ 41.67 ⎯ 666 ns メインクロック使用時 tCPL ⎯ 20 122.1 ⎯ μs サブクロック使用時 fCL tCYL クロックサイクルタイム 入力クロックパルス幅 入力クロック立上り, 立下り時間 内部動作クロック周波数 ( マシンクロック ) 内部動作クロック サイクルタイム ( マシンクロック ) 備考 標準 4 fC 単位 最小 *:PLL 使用時はクロック周波数の範囲に制限があります。 「・PLL 動作保証範囲外部クロック周波数と内部動作クロッ ク周波数の関係」のグラフの範囲内で使用してください。 DS07–13744–5 55 MB90350E シリーズ ・クロックタイミング tCYL 0.8 VCC X0 0.2 VCC PWH PWL tCF tCR tCYLL 0.8 VCC X0A 0.2 VCC PWHL PWLL tCF 56 tCR DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ・PLL 動作保証範囲 動作保証範囲 5.5 A/D コンバータ 動作保証範囲 電源電圧 VCC (V) 4.0 3.5 PLL 動作保証範囲 1.5 4 24 内部クロック fCP (MHz) MB90350E シリーズの動作保証範囲 CS2(PSCCR レジスタの bit0) = 1 内部クロック fCP (MHz) 24 6 逓倍 動作保証振動子周波数範囲 4 逓倍 3 逓倍 1 逓倍 2 逓倍 16 ×1/2 12 (PLL 停止時 ) 8 4.0 1.5 3 4 8 12 16 24 外部クロック fC (MHz) * *:水晶振動子またはセラミック振動子使用時、最大クロック周波数は 16MHz となります。 外部クロック周波数と内部動作クロック周波数 DS07–13744–5 57 MB90350E シリーズ (2) リセットスタンバイ入力 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 記号 リセット入力 時間 tRSTL 端子名 RST 規格値 単位 備考 最小 最大 500 ⎯ ns 通常動作時 振動子の発振時間 * + 100 μs ⎯ μs ストップモード , サブクロック モード , サブスリープモード , 時計モード時 100 ⎯ μs メインタイマモード, PLL タイマモード時 *:振動子の発振時間は,振幅の 90%に達した時間です。水晶振動子は数 ms ∼数十 ms,セラミック振動子は数百 μs ∼ 数 ms,外部クロックは 0 ms となります。 ・通常動作時 tRSTL RST 0.2 VCC 0.2 VCC ・ストップモード , サブクロックモード , サブスリープモード , 時計モード時 tRSTL RST 0.2 VCC X0 0.2 VCC 振幅の 90% 内部動作クロック 100 μs 振動子の 振幅時間 発振安定待ち時間 命令実行 内部リセット 58 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (3) 電源投入規格 ( パワーオンリセット ) (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 電源立上り時間 電源切断時間 記号 端子名 tR VCC tOFF VCC 規格値 条件 ⎯ 単位 最小 最大 0.05 30 ms 1 ⎯ ms 備考 電源投入までの待ち時間 tR VCC 2.7 V 0.2 V 0.2 V 0.2 V tOFF (注意事項)電源電圧を急激に変化させると , パワーオンリセットが起動される場合があります。動作中に電源電圧を変 化させる場合は , 下図のように電圧の変動をおさえて滑らかに立ち上げることを推奨します。また , この場 合 PLL クロックを使用していない状態で行ってください。ただし , 電圧降下が 1 V/s 以内であれば,PLL ク ロック使用中でも動作可能です。 VCC 立上りの傾きを,50 mV/ms 以下 にすることを推奨します。 3V RAM データホールド期間 VSS (4) クロック出力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 105 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, VSS = 0.0 V, fCP ≦ 24 MHz) 項目 サイクルタイム CLK ↑→ CLK ↓ 記号 端子名 条件 tCYC CLK ⎯ tCHCL CLK ⎯ 規格値 単位 備考 最小 最大 62.5 ⎯ ns fCP = 16 MHz 41.67 ⎯ ns fCP = 24 MHz 20 ⎯ ns fCP = 16 MHz 13 ⎯ ns fCP = 24 MHz tCYC tCHCL CLK 2.4 V 2.4 V 0.8 V DS07–13744–5 59 MB90350E シリーズ (5) バスリードタイミング (TA =− 40 °C ∼+ 105 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, VSS = 0.0 V, fCP ≦ 24 MHz) 項目 記号 端子名 ALE パルス幅 tLHLL 有効アドレス → ALE ↓ 時間 tAVLL ALE ↓ → アドレス有効時間 tLLAX 有効アドレス → RD ↓ 時間 tAVRL 有効アドレス → 有効データ入力 規格値 条件 単位 最小 最大 ALE tCP/2 − 10 ⎯ ns ALE, A21 ∼ A16, AD15 ∼ AD00 tCP/2 − 20 ⎯ ns tCP/2 − 15 ⎯ ns A21 ∼ A16, AD15 ∼ AD00, RD tCP − 15 ⎯ ns tAVDV A21 ∼ A16, AD15 ∼ AD00 ⎯ 5 tCP/2 − 60 ns RD パルス幅 tRLRH RD (n* + 3/2)tCP − 20 ⎯ ns RD ↓ → 有効データ入力 tRLDV RD, AD15 ∼ AD00 ⎯ (n* + 3/2)tCP − 50 ns RD ↑ → データホールド時間 tRHDX RD, AD15 ∼ AD00 0 ⎯ ns RD ↑ → ALE ↑ 時間 tRHLH RD, ALE tCP/2 − 15 ⎯ ns RD ↑ → アドレス有効時間 tRHAX RD, A21 ∼ A16 tCP/2 − 10 ⎯ ns 有効アドレス → CLK ↑ 時間 tAVCH A21 ∼ A16, AD15 ∼ AD00, CLK tCP/2 − 16 ⎯ ns RD ↓ → CLK ↑ 時間 tRLCH RD, CLK tCP/2 − 15 ⎯ ns ALE ↓ → RD ↓ 時間 tLLRL ALE, RD tCP/2 − 15 ⎯ ns ALE, AD15 ∼ AD00 ⎯ *:レディサイクル数 オートレディ 1 サイクルの場合 tRLCH tAVCH 2.4 V CLK 2.4 V tLLAX tAVLL ALE 2.4 V tRHLH 2.4 V 2.4 V 0.8 V tLHLL tAVRL tRLRH 2.4 V RD 0.8 V tLLRL tRHAX A21 ∼ A16 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V tRLDV tRHDX tAVDV AD15 ∼ AD00 0.8 V 60 2.4 V 2.4 V アドレス 0.8 V VIH VIH VIL 読出しデータ VIL DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (6) バスライトタイミング (TA =− 40 °C ∼+ 105 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, VSS = 0.0 V, fCP ≦ 24 MHz) 項目 記号 端子名 有効アドレス → WR ↓ 時間 tAVWL WR パルス幅 規格値 条件 単位 最小 最大 A21 ∼ A16, AD15 ∼ AD00, WR tCP − 15 ⎯ ns tWLWH WR (n* + 3/2)tCP − 20 ⎯ ns 有効データ出力 → WR ↑ 時間 tDVWH AD15 ∼ AD00, WR (n* + 3/2)tCP − 20 ⎯ ns WR ↑ → データホールド時間 tWHDX AD15 ∼ AD00, WR 15 ⎯ ns WR ↑ → アドレス有効時間 tWHAX A21 ∼ A16, WR tCP/2 − 10 ⎯ ns WR ↑ → ALE ↑ 時間 tWHLH WR, ALE tCP/2 − 15 ⎯ ns WR ↓ → CLK ↑ 時間 tWLCH WR, CLK tCP/2 − 15 ⎯ ns ⎯ *:レディサイクル数 オートレディ 1 サイクルの場合 tWLCH 2.4 V CLK tWHLH 2.4 V ALE tAVWL tWLWH 2.4 V WR (WRL, WRH) 0.8 V tWHAX A21 ∼ A16 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V tDVWH AD15 ∼ AD00 DS07–13744–5 2.4 V 0.8 V 2.4 V 2.4 V アドレス 0.8 V tWHDX 書込みデータ 0.8 V 61 MB90350E シリーズ (7) レディ入力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 105 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, VSS = 0.0 V, fCP ≦ 24 MHz) 項目 記号 端子名 RDY セットアップ時間 tRYHS RDY RDY ホールド時間 tRYHH 規格値 条件 ⎯ RDY 単位 備考 最小 最大 45 ⎯ ns fCP = 16 MHz 32 ⎯ ns fCP = 24 MHz 0 ⎯ ns (注意事項)RDY セットアップ時間が不十分な場合は , オートレディ機能を使用してください。 2.4 V CLK ALE RD/WR RDY ( ウェイトをかけないとき ) RDY ( ウェイトをかけるとき ) 62 tRYHS tRYHH VIH VIH VIL DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (8) ホールドタイミング (TA =− 40 °C ∼+ 105 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, VSS = 0.0 V, fCP ≦ 24 MHz) 項目 記号 端子名 端子フローティング→ HAK ↓ 時間 tXHAL HAK HAK ↑ 時間 → 端子有効時間 tHAHV HAK 条件 ⎯ 規格値 単位 最小 最大 30 tCP ns tCP 2 tCP ns (注意事項)HRQ 端子が取り込まれてから HAK が変化するまでは , 1 マシンサイクル以上あります。 2.4V HAK 0.8V tHAHV tXHAL 各端子 DS07–13744–5 2.4V 0.8V Hi-Z 2.4V 0.8V 63 MB90350E シリーズ (9) LIN-UART2/3 ・ビット設定:ESCR:SCES = 0, ECCR:SCDE = 0 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 条件 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK2, SCK3 SCK ↓ → SOT 遅延時間 tSLOVI SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHI SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIXI シリアルクロック “L” パルス幅 規格値 単位 最小 最大 5 tCP ⎯ ns − 50 + 50 ns tCP + 80 ⎯ ns SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 0 ⎯ ns tSHSL SCK2, SCK3 3 tCP − tR ⎯ ns シリアルクロック “H” パルス幅 tSLSH SCK2, SCK3 tCP + 10 ⎯ ns SCK ↓ → SOT 遅延時間 tSLOVE SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 ⎯ 2 tCP + 60 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHE SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 30 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIXE SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 tCP + 30 ⎯ ns SCK 立下り時間 tF SCK2, SCK3 ⎯ 10 ns SCK 立上り時間 tR SCK2, SCK3 ⎯ 10 ns 内部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 外部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL (注意事項)・CLK 同期モードの交流規格です。 ・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK2, SCK3 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLOVI SOT2, SOT3 2.4 V 0.8 V tIVSHI SIN2, SIN3 64 tSHIXI VIH VIH VIL VIL DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL VIH VIH SCK2, SCK3 VIL VIL tF tSLOVE tR 2.4 V SOT2, SOT3 0.8 V tIVSHE SIN2, SIN3 tSHIXE VIH VIH VIL VIL ・ビット設定:ESCR:SCES = 1, ECCR:SCDE = 0 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK2, SCK3 SCK ↑ → SOT 遅延時間 tSHOVI SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLI SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 SCK ↓ → 有効 SIN ホールド時間 tSLIXI シリアルクロック “H” パルス幅 条件 規格値 単位 最小 最大 5 tCP ⎯ ns − 50 + 50 ns tCP + 80 ⎯ ns SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 0 ⎯ ns tSHSL SCK2, SCK3 3 tCP − tR ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK2, SCK3 tCP + 10 ⎯ ns SCK ↑ → SOT 遅延時間 tSHOVE SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 ⎯ 2 tCP + 60 ns 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLE SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 30 ⎯ ns SCK ↓ → 有効 SIN ホールド時間 tSLIXE SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 tCP + 30 ⎯ ns SCK 立下り tF SCK2, SCK3 ⎯ 10 ns SCK 立上り tR SCK2, SCK3 ⎯ 10 ns 内部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL 外部シフトクロック モード出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL (注意事項)・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 DS07–13744–5 65 MB90350E シリーズ ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK2, SCK3 2.4 V 0.8 V tSHOVI 2.4 V SOT2, SOT3 0.8 V tIVSLI SIN2, SIN3 tSLIXI VIH VIH VIL VIL ・外部シフトクロックモード tSHSL tSLSH VIH VIH SCK2, SCK3 VIL tR tSHOVE VIL tF 2.4 V SOT2, SOT3 0.8 V tIVSLE SIN2, SIN3 tSLIXE VIH VIH VIL VIL ・ビット設定:ESCR:SCES = 0, ECCR:SCDE = 1 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK ↑ → SOT 遅延時間 条件 規格値 単位 最小 最大 SCK2, SCK3 5 tCP ⎯ ns tSHOVI SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 − 50 + 50 ns 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLI SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 tCP + 80 ⎯ ns SCK ↓ → 有効 SIN ホールド時間 tSLIXI SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 0 ⎯ ns SOT → SCK ↓遅延時間 tSOVLI SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 3 tCP − 70 ⎯ ns 内部クロック動作 出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL. (注意事項)・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 66 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ tSCYC 2.4 V SCK2, SCK3 0.8 V 0.8 V tSHOVI tSOVLI SOT2, SOT3 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLIXI tIVSLI VIH VIL SIN2, SIN3 VIH VIL ・ビット設定:ESCR:SCES = 1, ECCR:SCDE = 1 (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = 0 V) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK ↓ → SOT 遅延時間 規格値 条件 単位 最小 最大 SCK2, SCK3 5 tCP ⎯ ns tSLOVI SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 − 50 + 50 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHI SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 tCP + 80 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN 遅延時間 tSHIXI SCK2, SCK3 SIN2, SIN3 0 ⎯ ns SOT → SCK ↑遅延時間 tSOVHI SCK2, SCK3 SOT2, SOT3 3 tCP − 70 ⎯ ns 内部クロック動作 出力端子は CL = 80 pF + 1 TTL. (注意事項)・CL は , テスト時の端子の負荷容量です。 ・tCP はマシンクロックサイクルタイム ( 単位 :ns) です。「 (1) クロックタイミング」を参照してください。 tSCYC 2.4 V 2.4 V SCK2, SCK3 0.8 V tSLOVI tSOVHI SOT2, SOT3 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V tIVSHI SIN2, SIN3 DS07–13744–5 tSHIXI VIH VIH VIL VIL 67 MB90350E シリーズ (10) トリガ入力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTRGH tTRGL INT8 ∼ INT15, INT9R ∼ INT11R, ADTG ⎯ 68 最小 最大 5 tCP ⎯ 単位 ns VIH VIH INT8 ∼ INT15, INT9R ∼ INT11R, ADTG 規格値 VIL VIL tTRGH tTRGL DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (11) タイマ関係リソース入力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTIWH TIN1,TIN3, IN0,IN1, ⎯ tTIWL 最小 最大 4 tCP ⎯ 単位 ns IN4 ∼ IN7 VIH VIH TIN1,TIN3, IN0,IN1, IN4 ∼ IN7 規格値 VIL VIL tTIWH tTIWL (12) タイマ関係リソース出力タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 CLK ↑ → TOUT 変化時間 記号 端子名 条件 tTO TOT1,TOT3, PPG4,PPG6, ⎯ 規格値 最小 最大 30 ⎯ 単位 ns PPG8 ∼ PPGF CLK 2.4 V TOT1,TOT3, PPG4,PPG6, PPG8 ∼ PPGF 2.4 V 0.8 V tTO DS07–13744–5 69 MB90350E シリーズ (13) I2C タイミング (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, VCC = AVCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 記号 条件 標準モード 高速モード* 4 単位 最小 最大 最小 最大 fSCL 0 100 0 400 kHz tHDSTA 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs SCL クロック “L” 幅 tLOW 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロック “H” 幅 tHIGH 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs ( 反復 ) 「スタート」条件セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↓ tSUSTA 4.7 ⎯ 0.6 ⎯ μs データホールド時間 SCL ↓→ SDA ↓↑ tHDDAT 0 3.45 * 2 0 0.9 * 3 μs データセットアップ時間 SDA ↓↑→ SCL ↑ tSUDAT 250 * 5 ⎯ 100 * 5 ⎯ ns tSUSTO 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs tBUS 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロック周波数 ( 反復 ) 「スタート」条件ホールド時間 SDA ↓→ SCL ↓ 「ストップ」条件セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↑ 「ストップ」条件と「スタート」条件との間 のバスフリー時間 R = 1.7 kΩ, C = 50 pF * 1 * 1:R, C は SCL, SDA ラインのプルアップ抵抗,負荷容量です。 * 2:最大 tHDDAT は少なくともデバイスの SCL 信号の “L” 区間 (tLOW) を延長していないということを満たしていなければ なりません。 * 3:高速モード I2C バスデバイスを標準モード I2C バスシステムに使用することはできますが,要求される条件 tSUDAT ≧ 250 ns を満足しなければなりません。 * 4:100 kHz を超えて使用する場合には,マシンクロックを 6 MHz 以上に設定してください。 * 5: 「・SDA, SCL セットアップタイムの注意」を参照してください。 70 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ ・SDA, SCL セットアップタイムの注意 SDA 入力データセットアップタイム SCL 6 tCP (注意事項)負荷容量 , プルアップ抵抗によってはバスに接続されているデバイスの入力データセットアップタイムの規 格が満足できなくなります。 入力データセットアップタイムの規格が満足できない場合には SDA, SCL のプルアップ抵抗を調整してくだ さい。 ・タイミング定義 SDA tBUS tLOW tHDSTA tSUDAT SCL tHDSTA DS07–13744–5 tHIGH tHDDAT fSCL tSUSTA tSUSTO 71 MB90350E シリーズ 5. A/D コンバータ (TA =− 40 °C ∼+ 125 °C, 3.0 V ≦ AVRH, VCC = AVCC = 5.0 V ± 10%, fCP ≦ 24 MHz, VSS = AVSS = 0 V) 項目 記号 端子名 分解能 ⎯ 総合誤差 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 3.0 LSB 非直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB 微分非直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB ゼロリーディング電圧 VOT AN0 ∼ AN14 AVss − 1.5 × LSB AVss + 0.5 × LSB AVss + 2.5 × LSB V フルスケール リーディング電圧 VFST AN0 ∼ AN14 AVRH − 3.5 × LSB AVRH − 1.5 × LSB AVRH + 0.5 × LSB V ⎯ 16500 μs ⎯ ∞ μs +0.3 μA コンペア時間 ⎯ ⎯ 2.0 0.5 サンプリング時間 ⎯ アナログポート入力電流 IAIN AN0 ∼ AN14 − 0.3 ⎯ アナログ入力電圧 VAIN AN0 ∼ AN14 AVss ⎯ AVRH V ⎯ AVRH AVSS + 2.7 ⎯ AVCC V IA AVCC ⎯ 3.5 7.5 mA IAH AVCC ⎯ ⎯ 5 μA IR AVRH ⎯ 600 900 μA IRH AVRH ⎯ ⎯ 5 μA ⎯ AN0 ∼ AN14 ⎯ ⎯ 4 LSB 基準電圧 電源電流 基準電圧供給電流 チャネル間ばらつき ⎯ 1.0 1.2 備考 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 4.0 V ≦ AVCC < 4.5 V * * *:A/D コンバータを動作させていないときは,CPU を停止させたときの電流 (VCC = AVCC = AVRH = 5.0 V) になります。 72 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ A/D 変換部の注意事項 ・アナログ入力の外部インピーダンス (Rext) とサンプリング時間について MB90350E シリーズに搭載されているサンプルホールド付き A/D コンバータでは , 外部インピーダンスが高くサンプリ ング時間を十分に確保できない場合には, 内部サンプルホールド用コンデンサに十分にアナログ電圧が充電されず,A/D 変換精度に影響を及ぼします。したがって , A/D 変換精度規格を満足するために,外部インピーダンスと最小サンプリング 時間の関係から,外部回路の出力インピーダンス (Rextmax) は約 1.5kΩ 以下を推奨致します (4.5 ≦ AVCC ≦ 5.5 V)。外部イ ンピーダンスが Rextmax より大きくなる場合は , サンプリング時間を最小値より長くなるようにレジスタ値と動作周波数 を調整するか,外部インピーダンスを下げてご使用ください。また , サンプリング時間を十分に確保できない場合は,アナ ログ入力端子に 0.1 μF 程度のコンデンサを接続してください。 ・アナログ入力等価回路 Rin コンパレータ アナログ入力 Cin サンプリング時 ON Rin Cin MB90F351E(S),MB90F351TE(S), MB90F352E(S),MB90F352TE(S), MB90F356E(S),MB90F356TE(S), MB90F357E(S),MB90F357TE(S) 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 4.0 V ≦ AVCC ≦ 4.5 V 2.0 kΩ ( 最大 ) 8.2 kΩ ( 最大 ) 16.0 pF ( 最大 ) 16.0 pF ( 最大 ) MB90351E(S),MB90351TE(S), MB90352E(S),MB90352TE(S), MB90356E(S),MB90356TE(S), MB90357E(S),MB90357TE(S), MB90V340E-101/102/103/104 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 4.0 V ≦ AVCC ≦ 4.5 V 2.0 kΩ ( 最大 ) 8.2 kΩ ( 最大 ) 14.4 pF ( 最大 ) 14.4 pF ( 最大 ) ( 注意事項 ) 数値は参考値です。 ・フラッシュメモリ品 ・ 外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係 (MB90F351E(S), MB90F351TE(S), MB90F352E(S), MB90F352TE(S), MB90F356E(S),MB90F356TE(S), MB90F357E(S) , MB90F357TE(S)) ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ の場合 ) ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ の場合 ) 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 20 90 18 外部インピーダンス [kΩ] 外部インピーダンス [kΩ] 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 100 80 70 60 4.0 V ≦ AVCC ≦ 4.5 V 50 40 30 20 16 14 12 8 6 4 10 2 0 0 0 5 10 15 20 25 最小サンプリング時間 [μs] DS07–13744–5 30 35 4.0 V ≦ AVCC ≦ 4.5 V 10 0 1 2 3 4 5 6 7 8 最小サンプリング時間 [μs] 73 MB90350E シリーズ ・マスク ROM 品 ・ 外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係 ( MB90351E(S), MB90351TE(S), MB90352E(S), MB90352TE(S), MB90356E(S), MB90356TE(S), MB90357E(S), MB90357TE(S), MB90V340E-101/102/103/104) ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ の場合 ) ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ の場合 ) 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 20 90 18 外部インピーダンス [kΩ] 外部インピーダンス [kΩ] 4.5 V ≦ AVCC ≦ 5.5 V 100 80 70 60 4.0 V ≦ AVCC ≦ 4.5 V 50 40 30 20 16 14 12 4.0 V ≦ AVCC ≦ 4.5 V 10 8 6 4 2 10 0 0 0 5 10 15 20 25 最小サンプリング時間 [μs] 30 35 0 1 2 3 4 5 6 7 8 最小サンプリング時間 [μs] ・ 誤差について | AVRH − AVSS |が小さくなるに従って , 相対的な誤差は大きくなります。 74 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 6. A/D コンバータの用語の定義 分解能 : A/D コンバータにより識別可能なアナログ変化 : ゼロトランジション線 ( “00 0000 0000” ← → “00 0000 0001” ) とフルスケールトランジション線 非直線性誤差 ( “11 1111 1110” ← → “11 1111 1111” ) とを結んだ線と実際の変換特性との誤差 微分直線性誤差 : 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 : 実際の値と理論値との差をいい,ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差を含む誤差 総合誤差 総合誤差 3FFH 1.5 LSB 3FEH 実際の変換特性 デジタル出力 3FDH {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 004H VNT ( 実測値 ) 003H 実際の 変換特性 002H 理想特性 001H 0.5 LSB AVSS AVRH アナログ入力 デジタル出力 “N” の総合誤差= 1 LSB ( 理想値 ) = VNT − {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 1 LSB AVRH − AVSS [V] 1024 [LSB] N :A/D コンバータデジタル出力値 VOT ( 理想値 ) = AVSS + 0.5 LSB [V] VFST ( 理想値 ) = AVRH − 1.5 LSB [V] VNT:デジタル出力が (N − 1) H から NH に遷移する電圧 (続く) DS07–13744–5 75 MB90350E シリーズ (続き) 非直線性誤差 微分直線性誤差 3FFH 理想特性 実際の変換特性 デジタル出力 3FDH (N + 1)H {1 LSB × (N − 1) + VOT } VFST ( 実測値 ) 004H VNT ( 実測値 ) 003H 実際の変換特性 実際の変換特性 デジタル出力 3FEH NH V (N + 1) T ( 実測値 ) (N − 1)H VNT ( 実測値 ) 002H 理想特性 実際の変換特性 (N − 2)H 001H VOT ( 実測値 ) AVSS アナログ入力 AVRH デジタル出力 N の非直線性誤差= デジタル出力 N の微分直線性誤差= 1 LSB = AVSS VNT − {1 LSB × (N − 1) + VOT} 1 LSB V (N+1) T − VNT 1 LSB VFST − VOT 1022 AVRH アナログ入力 [LSB] − 1 LSB [LSB] [V] N :A/D コンバータデジタル出力値 VOT :デジタル出力が “000H” ∼ “001H” に遷移する電圧 VFST:デジタル出力が “3FEH” ∼ “3FFH” に遷移する電圧 76 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ 7. フラッシュメモリ書込み / 消去特性 ・デュアルオペレーションフラッシュメモリ 項目 条件 セクタ消去時間 (4 K バイト セクタ ) セクタ消去時間 (16 K バイト セクタ ) チップ消去時間 TA =+ 25 °C VCC = 5.0 V ワード (16 ビット幅 ) 書込み時間 規格値 単位 備考 0.5 s 内部での消去前書込み時間 を除く 0.5 7.5 s 内部での消去前書込み時間 を除く ⎯ 4.6 ⎯ s 内部での消去前書込み時間 を除く ⎯ 64 3600 μs システムレベルのオーバ ヘッド時間を除く 最小 標準 最大 ⎯ 0.2 ⎯ 書込み / 消去回数 ⎯ 10000 ⎯ ⎯ cycle フラッシュメモリ データ保持時間 平均 TA =+ 85 °C 20 ⎯ ⎯ year * *:テクノロジ信頼性評価結果からの換算値です ( アレニウスの式を使用し,高温加速試験結果を平均温度+ 85 °C へ換 算しています ) 。 DS07–13744–5 77 MB90350E シリーズ ■ オーダ型格 型格 パッケージ 備考 MB90F351EPMC MB90F351ESPMC MB90F351TEPMC MB90F351TESPMC MB90F356EPMC プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M23 12.0 mm □ , 0.65 mm ピッチ フラッシュメモリ品 (64 K バイト) MB90F356ESPMC MB90F356TEPMC MB90F356TESPMC MB90F352EPMC MB90F352ESPMC MB90F352TEPMC MB90F352TESPMC MB90F357EPMC プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M23 12.0 mm □ , 0.65 mm ピッチ デュアルオペレーション フラッシュメモリ品 (128 K バイト) MB90F357ESPMC MB90F357TEPMC MB90F357TESPMC MB90351EPMC MB90351ESPMC MB90351TEPMC MB90351TESPMC MB90356EPMC プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M23 12.0 mm □ , 0.65 mm ピッチ マスク ROM 品 (64 K バイト) MB90356ESPMC MB90356TEPMC MB90356TESPMC MB90352EPMC MB90352ESPMC MB90352TEPMC MB90352TESPMC MB90357EPMC プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M23 12.0 mm □ , 0.65 mm ピッチ マスク ROM 品 (128 K バイト) MB90357ESPMC MB90357TEPMC MB90357TESPMC MB90F351EPMC1 MB90F351ESPMC1 MB90F351TEPMC1 MB90F351TESPMC1 MB90F356EPMC1 プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M24 10.0 mm □ , 0.50 mm ピッチ フラッシュメモリ品 (64 K バイト) MB90F356ESPMC1 MB90F356TEPMC1 MB90F356TESPMC1 (続く) 78 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) 型格 パッケージ 備考 プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M24 デュアルオペレーション フラッシュメモリ品 (128 K バイト) MB90F352EPMC1 MB90F352ESPMC1 MB90F352TEPMC1 MB90F352TESPMC1 MB90F357EPMC1 10.0 mm □ , 0.50 mm ピッチ MB90F357ESPMC1 MB90F357TEPMC1 MB90F357TESPMC1 MB90351EPMC1 MB90351ESPMC1 MB90351TEPMC1 MB90351TESPMC1 MB90356EPMC1 プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M24 10.0 mm □ , 0.50 mm ピッチ マスク ROM 品 (64 K バイト) MB90356ESPMC1 MB90356TEPMC1 MB90356TESPMC1 MB90352EPMC1 MB90352ESPMC1 MB90352TEPMC1 MB90352TESPMC1 MB90357EPMC1 プラスチック・LQFP, 64 ピン FPT-64P-M24 10.0 mm □ , 0.50 mm ピッチ マスク ROM 品 (128 K バイト) MB90357ESPMC1 MB90357TEPMC1 MB90357TESPMC1 MB90V340E-101CR MB90V340E-102CR MB90V340E-103CR セラミック・PGA, 299 ピン PGA-299C-A01 評価用品 MB90V340E-104CR DS07–13744–5 79 MB90350E シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX 質量 0.47 g コード(参考) P-LQFP64-12×12-0.65 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.006±.002) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8° 64 17 1 0.65(.026) C "A" 16 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M 2003-2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED F64034S-c-1-4 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 80 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ (続き) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 10.0 × 10.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm MAX 質量 0.32 g コード(参考) P-LFQFP64-10×10-0.50 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 12.00±0.20(.472±.008)SQ * 10.00±0.10(.394±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.006±.002) 33 49 32 Details of "A" part 0.08(.003) +0.20 1.50 –0.10 +.008 .059 –.004 INDEX 64 0°~8° 17 (Mounting height) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) "A" LEAD No. 1 16 0.50(.020) C 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) M 2005-2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED F64036S-c-1-3 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07–13744–5 81 MB90350E シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 73 場所 ■ 電気的特性 5. A/D コンバータ A/D 変換部の注意事項 変更内容 タイトルへ以下を追加 (Rext) 「・アナログ入力の外部インピーダンス (Rext) とサンプリング時間について」へ 以下の文を追加 「外部回路の出力インピーダンス (Rextmax) は約 1.5 kΩ 以下を推奨致します (4.5 ≦ AVCC ≦ 5.5 V)。外部インピーダンスが Rextmax より大きくなる場合は ,」 「・アナログ入力等価回路」図内の記号を以下に訂正 R → Rin C → Cin 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 82 DS07–13744–5 MB90350E シリーズ MEMO DS07–13744–5 83 MB90350E シリーズ 富士通セミコンダクター株式会社 〒 222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-10-23 野村不動産新横浜ビル http://jp.fujitsu.com/fsl/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせ先 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部