ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKD4642EN-B AK4642EN評価用ボードRev.0 概 要 AKD4642EN-Bは、MIC/HP/SPKアンプ内蔵16ビットCODEC、AK4642ENの評価用ボードです。A/D → D/Aのループバックモードに加えて、A/Dのみ、D/Aのみの評価も可能です。ディジタルインタフェース にも対応しており、光コネクタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース可能です。 オーダリングガイド AKD4642EN-B --- AK4642EN評価用ボード (IBM-AT互換機のプリンタポートとの接続用ケーブルとコントロールソフト を同梱。Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。) 機 能 • DIT, DIRにより、光入出力が可能 • シリアルコントロール用10ピンヘッダー 5V GND Regulator 3.3V Control Data LIN1/ RIN1 10pin Header BEEP LIN2/ RIN2 DSP AK4642EN 10pin Header HP LOUT/ ROUT AK4114 Opt In Opt Out Figure 1. AKD4642EN-Bブロック図 * 回路図、パターン図は文末に添付。 <KM079300> -1- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] Ⅰ. 評価ボードマニュアル 操作手順 1) 電源の配線 [VCC] (赤) [AGND] (黒) [DGND] (黒) = 5.0V (ディジタル部ロジック電源) = 0V = 0V 配線は電源の根本から分けて下さい。 AK4642ENへの電源はVCCコネクタからレギュレータを通して3.3Vが供給されます。 2) 評価モード、ジャンパピンの設定(以下参照) 3) 電源投入 電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。 リセットの方法はSW1(トグルスイッチ)を一度“L”側に倒して、AK4642ENとAK4114のパワーダウ ンを行ってから“H”側に戻してパワーダウンを解除して下さい。 評価モード (1) スレーブモード (1-1) AK4114のDIT機能を使用した録音系(MIC, ADC)の評価 (1-2) AK4114のDIR機能を使用した再生系(HP, SPK, LOUT)の評価 (1-3) AK4114を使用したループバックの評価 <出荷時> (1-4) マスタクロックを含む全インタフェース信号を外部から供給 AK4114のオーディオインターフェースフォーマットはI2Sに固定です。 (1-1) AK4114のDIT機能を使用した録音系の評価 水晶発振子X1及びPORT2 (DIT)を使用します。PORT1 (DIR), PORT3 (DSP)には何も接続しないで下さ い。 JP6 BICK2 JP7 LRCK2 JP8 LRCK JP9 JP10 MCLK BICK JP11 SDTI DIR ADC (1-2) AK4114のDIR機能を使用した再生系の評価 PORT1 (DIR)を使用します。PORT3 (DSP)には何も接続しないで下さい。 JP6 BICK2 JP7 LRCK2 JP8 LRCK JP9 JP10 MCLK BICK JP11 SDTI DIR ADC ※AK4114はfs=32kHz以上に対応します。fs=32kHz未満で評価する場合は、 他のモードをお使い下さい。 <KM079300> -2- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] (1-3) AK4114を使用したループバックの評価 水晶発振子X1を使用します。PORT1 (DIR), PORT3 (DSP)には何も接続しないで下さい。 JP6 BICK2 JP7 LRCK2 JP8 LRCK JP9 JP10 MCLK BICK JP11 SDTI DIR ADC ※AK4114はfs=32kHz以上に対応します。fs=32kHz未満で評価する場合は、 他のモードをお使い下さい。 (1-4) マスタクロックを含む全インタフェース信号を外部から供給 PORT3 (DSP)を使用します。PORT1 (DIR)には何も接続しないで下さい。 JP6 BICK2 JP7 LRCK2 JP8 LRCK JP9 JP10 MCLK BICK JP11 SDTI DIR ADC (2) マスターモード (2-1) AK4114のMCLKを使用したループバックの評価 (2-2) マスタクロックを外部から供給 (2-1) AK4114のMCLKを使用したループバックの評価 <出荷時> 水晶発振子X1を使用します。PORT1 (DIR), PORT3 (DSP)には何も接続しないで下さい。内部ループ バックモード(LOOP bit = “1”)で評価できます。AK4642EN内蔵のPLLを使用することで、多様なfsで の評価も可能です。 JP6 BICK2 JP7 LRCK2 JP8 LRCK JP9 JP10 MCLK BICK JP11 SDTI DIR ADC (2-2) マスタクロックを外部から供給 PORT3 (DSP)を使用し、PORT3からMCLKを供給します。PORT1 (DIR)には何も接続しないで下さい。 内部ループバックモード(LOOP bit = “1”)で評価できます。AK4642EN内蔵のPLLを使用することで、 多様なfsでの評価も可能です。 JP6 BICK2 JP7 LRCK2 JP8 LRCK JP9 JP10 MCLK BICK JP11 SDTI DIR <KM079300> -3- ADC 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] ジャンパ設定 ① JP1 (GND) : AGNDとDGNDのショート OPEN: AGNDとDGNDを別々にします。 SHORT: AGNDとDGNDをショートします。<出荷時> ② JP2, JP3 : マイクパワーの接続 OPEN: マイクパワーを接続をしません。 SHORT: マイクパワーを接続します。<出荷時> ③ JP4, JP5 : スピーカーの選択 OPEN: 圧電スピーカー SHORT: ダイナミックスピーカー <出荷時> ④ JP12 :スピーカーの選択 Dynamic : ダイナミックスピーカー <出荷時> Piezo : 圧電スピーカー トグルスイッチの動作 上方が“H”、下方が“L”です。 [SW1] (PDN): AK4642ENとAK4114のパワーダウン。動作中は“H”側に倒します。 電源投入後、必ず一度“L”を入力して下さい。 LEDの表示 [LED1] (ERF): AK4114のINT0ピンの出力です。AK4114がアンロック時は発光します。 <KM079300> -4- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] シリアルコントロール AKD4642EN-BはIBM-AT互換機のプリンタポート(パラレルポート)を通してコントロール可能です。同 梱の10線フラットケーブルでPORT4 (CTRL)とPCを接続して下さい。I2Cモードで使用する場合はPORT4 をシステムのI2Cバスに直接つないで下さい。 CSN SCL/CCLK SDACDTI Connect PC AKD4642EN-B 10 wire flat cable 10pin Connector 10pin Header Figure 2. 10線フラットケーブルの接続 (1) 3線シリアルコントロールモード <出荷時> ジャンパを以下の設定にして下さい。 JP14 CAD0 JP15 SDA JP13 I2C_SEL I2C (2) 3-wire I2Cバスコントロールモード ジャンパを以下の設定にして下さい。 (2-1) アドレスビット:CAD0 = 0 の時 JP14 CAD0 JP15 SDA JP13 I2C_SEL I2C (2-2) 3-wire アドレスビット:CAD0 = 1の時 JP14 CAD0 JP15 SDA JP13 I2C_SEL I2C <KM079300> -5- 3-wire 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] アナログ入出力回路 (1) 入力回路について ① BEEP入力回路 J2 BEEP 4 R15 20k BEEP + 6 3 C14 1u Figure 3.BEEP入力回路 ② ライン入力1回路 R1 2.2k MPWR R2 2.2k J5 LIN1/RIN1 4 JP3 RIN1 C3 1u + 6 3 RIN1 C2 1u + JP2 LIN1 LIN1 Figure 4.LIN1/RIN1入力回路 ③ ライン入力2回路 C18 1u LIN2 + J3 LIN2/RIN2 4 6 3 C19 1u + RIN2 Figure 5.LIN2/RIN2入力回路 <KM079300> -6- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] (2) 出力回路について ①ヘッドホン出力回路 C13 47u 4 + HPL R14 6.8 + 6 3 J1 HP HPR C15 47u C16 0.22u C17 0.22u R17 10 R18 10 R16 6.8 Figure 6. ヘッドホン出力回路 ②ステレオライン出力回路 C20 1u + R21 220 4 LOUT R22 20k C21 1u J6 LOUT/ROUT 6 3 + R23 220 ROUT R24 20k Figure 7.ステレオライン出力回路 <KM079300> -7- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] ③ スピーカー出力回路 R19 10 J4 SPK-JACK SPP SPK1 020S16 CN1 D1 Piezo(EXT) Dynamic P 2 SPP Dynamic Piezo(EXT) D2 1 SPN N SPN R20 10 Figure 8.スピーカー回路 ∗ 当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。 <KM079300> -8- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] コントロールソフトマニュアル 評価ボードとコントロールソフトの設定 1. AKD4642EN-Bを前項参照の上、適宜、設定して下さい。 2. IBM-AT互換機とAKD4642EN-Bを同梱の10線フラットケーブルで接続して下さい。10ピンヘッダーの向 きに注意して下さい。(Windows 2000/XP上でコントロールソフトを動作させる場合、同梱のドライバを インストールして下さい。インストール方法については AKMデバイスコントロールソフトウェア ド ライバーインストールマニュアル を見て下さい。Windows95/98/ME上で動作させる場合はドライバの インストールは不要です。尚、Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。) 3. “AKD4642EN-B Evaluation Kit”のラベルが貼ってあるCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入して下さい。 4. CD-ROMドライブにアクセスして、 “akd4642.exe”をダブルクリックし、コントロールプログラムを立ち 上げて下さい。 5. 後は下記を参照して評価して下さい。 操作手順 下記の手順を守って下さい。 1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げて下さい。 2. Port Resetボタンをクリックして下さい。 後は適宜、ダイアログを立ち上げ、データを入力して評価して下さい。 各ボタンの説明 1. [Port Reset] : USB I/Fボード(AKDUSBIF-A)接続時に使用します。 2. [Write Default] : AK4642ENのレジスタを初期設定にします。 3. [All Write] : 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。 4. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 5. [Function2] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 6. [Function3] : レジスタのシーケンスを設定し、実行します。 7. [Function4] : [Function3] で作成したシーケンスファイルを割り当て、実行します。 8. [Function5] : メイン画面の[Save]で作成したレジスタ設定を複数割り当て実行ができます。 9. [Save] : 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。 10. [Open] ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。 11. [Write] : 各レジスタに対応したマウス操作によるデータ書き込みダイアログを立ち上げます。 データの表示 入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0” を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。 <KM079300> -9- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 各ダイアログの説明 1. [Writeダイアログ] : マウス操作によるデータ書き込みダイアログ ・各レジスタに対応したダイアログがあります。 ・各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、ダイアログを立ち上げます。チェックボックスを チェック(9点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、チェックしなければデ ータは“L”または“0”になります。 ・入力した値をAK4642ENに書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを 押して下さい。 2. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ ・Addressボックス: ・Dataボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 データを16進数2桁で入力します。 ・ 入力した値をAK4642ENに書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押し て下さい。 3. [Function2ダイアログ] : IVOL, OPGA評価用のダイアログ ・アドレス09H, 0AH, 0CH, 0DHにのみ対応するダイアログです。 ・Addressボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 ・Start Dataボックス: Start Dataを16進数2桁で入力します。 ・End Dataボックス: End Dataを16進数2桁で入力します。 ・Intervalボックス: Interval間隔でAK4642ENにデータを書き込みます。 ・Stepボックス: Step間隔でデータを書き換えます。 ・Mode Selectボックス: 9点でチェックした場合、空白でチェックしない場合です。 チェックした場合: Start DataからEnd Dataまで達し、さらにStart Dataに戻ります。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00 チェックしない場合: Start DataからEnd Dataまで達し、Start Dataには戻りません。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 ・入力した値をAK4642ENに書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押し て下さい。 <KM079300> -10- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 4. [Save] ボタンと [Open] ボタンについて 4-1. [Save] 現在のレジスタの設定値を保存します。ファイル名の拡張子は “akr”です。 <操作方法> (1) [Save] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名を指定して [Save] ボタンをクリックして下さい。拡張子は “akr”にして下さい。 4-2. [Open] [Save]で保存したレジスタ値を AK4642EN へ書き込みます。ファイル形式は[Save] と同じ形式です。 <操作方法> (1) [Open] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名(拡張子は “akr ”)を選択して [Open] ボタンをクリックして下さい。 <KM079300> -11- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 5. [Function3ダイアログ] レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。 (1) [F3] を押して下さい。 (2) 動作させるシーケンスをセットして下さい。 アドレス、データ、インターバル時間を入力して下さい。シーケンスを終わらせるステップのアドレス には “-1”を入力して下さい。 (3) [Start] ボタンを押して下さい。設定したシーケンスが実行されます。 インターバル時間が “-1” のとき、そのステップを実行後、シーケンスが停止します。再度 [START] ボ タンを押すと停止した状態から再び動作を開始します。 シーケンスは[Function3] のWindow中の[Save] や[Open] ボタンで保存または開くことができます。ファ イル名の拡張子は “aks” です。 Figure 9. Window of [F3] <KM079300> -12- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 6. [Function4ダイアログ] [Function3] で作成したシーケンスファイルの設定を割り当て、実行することができます。[F4] ボタンを押 すとFigure 10.に示すようなwindowが開きます。 Figure 10. [F4] window <KM079300> -13- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 6-1. 左側の [OPEN] ボタンと [START] ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、シーケンスファイル (*.aks)を選択して下さい。 シーケンスファイルがFigure 11.に示す様に表示されます。 Figure 11. [F4] window(2) (2) [START] ボタンを押すとシーケンスを実行します。 6-2. 右側下の[SAVE] ボタンと[OPEN] ボタンについて [SAVE] : シーケンスファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak4”です。 [OPEN] : “*.ak4”でセーブしたシーケンスファイルの割り当てを読み出します。 6-3. 操作上の注意 (1) [Function4] はシーケンスを一時停止する機能はサポートしていません。 (2) 右側にある [SAVE] と [OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要がありま す。 (3) [Function3] においてシーケンスを変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度読み 出しして下さい。 <KM079300> -14- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 7. [Function5ダイアログ] メイン画面の[SAVE] で作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができます。 [F5] ボタンを押すとFigure 12.に示す様なWindowが開きます。 Figure 12. [F5] window 7-1. 左側の[OPEN] ボタンと[WRITE]ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、 レジスタ設定ファイル (*.akr) を選択して下さい。 レジスタ設定ファイル名がFigure13.に示す様に表示されます。 (2) [WRITE] ボタンを押すとレジスタへの書き込みが実行されます。 <KM079300> -15- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] Figure 13. [F5] window 7-2. 右側の[SAVE] ボタン と [OPEN] ボタンについて [SAVE] : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak5” です。 [OPEN] : “*.ak5”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。 7-3. 操作上の注意 (1) 右側にある[SAVE] と[OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要があります。 (2) レジスタの内容をメイン画面 の [Save] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるためにそのファ イルを再度読み出して下さい。 <KM079300> -16- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] MEASUREMENT RESULTS 1.EXT mode (slave mode) [Measurement condition] ・ Measurement unit: Audio Precision, System two ・ BICK: 64fs ・ Bit: 16bit ・ Measurement Frequency: 20∼20kHz ・ Power Supply: AVDD=DVDD=HVDD=3.3V ・ Temperature: Room ・ Input Frequency: 1kHz ・ Sampling Frequency: 44.1kHz [Measurement Results] 2. ADC (LIN2/RIN2) characteristics (IVOL=0dB, ALC1 = OFF, LIN2/RIN2 Æ ADC Æ IVOL) L[dB] MGAIN Bit R[dB] 00 01 00 01 THD+N 20kHzLPF (-1dB) 87.3 82.9 87.1 82.7 DR 20kHzLPF + A-weighted 94.9 86.3 94.9 86.1 S/N 20kHzLPF + A-weighted 95.0 86.2 95.1 86.0 3.DAC (LOUT/ROUT) characteristics (RL=10kΩ DAC Æ LOUT/ROUT) L[dB] R[dB] THD+N 20kHzLPF (-3dB) 87.5 87.6 S/N 20kHzLPF + A-weighted 92.0 93.4 <KM079300> -17- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 2.PLOT DATA 2-1.ADC (LIN2/RIN2 Æ ADC) PLOT DATA AKM AK4642 THD+N vs. Input Level LIN2/RIN2 09/17/04 10:16:26 +0 -10 -20 -30 -40 -50 d B F S -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 dBr Figure 14. THD+N vs. Input Level AKM AK4642 THD+N vs. fin LIN2/RIN2 09/15/04 18:17:10 +0 -10 -20 -30 -40 -50 d B F S -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 15. THD+N vs. Input Frequency <KM079300> -18- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKM AK4642 Linearity LIN2/RIN2 +0 TT TT 09/15/04 18:06:29 T -10 -20 -30 -40 -50 d B F S -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBr Figure 16. Linearity AKM AK4642 Frequency Responce LIN2/RIN2 09/15/04 18:11:16 +5 +4 +3 +2 +1 d B F S +0 -1 -2 -3 -4 -5 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 17. Frequency Response <KM079300> -19- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKM AK4642 FFT THD+N LIN2/RIN2 09/17/04 11:32:36 +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 18. FFT Plot ( Input level=-1.0dBFS) AKM AK4642 FFT DR LIN2/RIN2 09/17/04 11:35:18 +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 19. FFT Plot ( Input level=-60.0dBFS ) <KM079300> -20- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKM AK4642 FFT DR LIN2/RIN2 09/17/04 11:36:17 +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B F S -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 20. FFT Plot ( No signal ) AKM AK4642 Crosstalk LIN2/RIN2 -10 T T 09/15/04 17:58:45 T -20 -30 -40 -50 -60 d B -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 21. Crosstalk Plot <KM079300> -21- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 2-2.DAC(DAC Æ LOUT/ROUT) PLOT DATA AKM AK4642 THD vs. Input Level LOUT/ROUT 09/21/04 11:04:02 +0 -10 -20 -30 -40 d B r A -50 -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 22. THD+N vs. Input Level AKM AK4642 THD+N vs. fin LOUT/ROUT 09/17/04 10:33:02 +0 -10 -20 -30 -40 d B r A -50 -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 23. THD+N vs. Input Frequency <KM079300> -22- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKM AK4642 Linearity LOUT/ROUT 09/21/04 11:19:21 +0 -10 -20 -30 -40 d B r A -50 -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 24. Linearity AKM AK4642 Frequency Responce LOUT/ROUT 09/21/04 13:09:12 +3 +2.5 +2 +1.5 +1 d B r A +0.5 +0 -0.5 -1 -1.5 -2 -2.5 -3 2k 4k 6k 8k 10k 12k 14k 16k 18k 20k Hz Figure 25. Frequency Response <KM079300> -23- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKM AK4642 FFT THD+N LOUT/ROUT 09/21/04 10:51:51 +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r A -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 26. FFT Plot ( Input level=-3dBFS ) AKM AK4642 FFT DR LOUT/ROUT 09/21/04 10:53:54 +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r A -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 27. FFT Plot ( Input level=-60.0dBFS ) <KM079300> -24- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] AKM AK4642 FFT S/N LOUT/ROUT 09/21/04 10:55:10 +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r A -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 28. FFT Plot ( No signal ) AKM AK4642 Crosstalk LOUT/ROUT +0 09/15/04 19:30:36 TT T TT T TT TT T -10 -20 -30 -40 -50 d B -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 29. Crosstalk Plot <KM079300> -25- 2005/06 ASAHI KASEI [AKD4642EN-B] 改訂履歴 Date (YY/MM/DD) 05/06/24 Manual Revision KM079300 Board Revision 0 Reason Contents 初版 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更するこ とがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであること を弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権 利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、 輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良 が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるよ うな極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締 役の書面による同意をお取り下さい。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害 等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用か ら損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい <KM079300> -26- 2005/06 A B C D E JP1 GND DGND E ROUT AGND T45_B T45_B 1 DGND T45_R 1 VCC 1 LOUT BEEP RIN2 LIN2 LIN1 RIN1 E AGND VCC + C1 1u + REG + C6 10u JP13 I2C_SEL C10 4.7n C MUTET ROUT 25 26 27 LOUT BEEP 29 LIN2 RIN2 30 31 1 MPWR HPL 24 HPL 2 VCOM HPR 23 HPR 3 AVSS HVSS 22 4 AVDD HVDD 21 SPP 20 SPP SPN 19 SPN MCKO 18 TEST2 MCKI 17 MCKI C5 0.1u C7 0.1u R3 C8 0.1u 4642EN 10k 5 VCOC 6 I2C 7 PDN + C4 2.2u IN1- IN1+ MPWR 28 D U5 32 D C9 10u JP12 HVDD PIEZO VCC Dynamic REG C R4 47k 51 DVSS 16 15 14 BICK LRCK 13 10 9 DVDD CSN/CAD0 SDTO 8 12 51 SDTI R7 CSN 11 PDN CDTI/SDA R6 CCLK/SCL R5 10 C11 0.1u B R9 51 R10 51 R11 51 R12 51 B R13 51 BICK LRCK SDTO SDTI CDTI CCLK + R8 51 C12 10u A A Title Size A3 Date: A B C D AKD4642EN-B Document Number Rev AK4642EN Friday, June 10, 2005 Sheet E 0 1 of 5 A B C D C15 47u + R16 6.8 6 HPR C14 1u 6 BEEP + 4 3 R15 20k C19 1u 6 E HPL C13 47u J3 LIN2/RIN2 J1 HP 4 3 + E J2 BEEP E C16 0.22u C17 0.22u R17 10 R18 10 R14 6.8 + RIN2 4 3 D D C18 1u + LIN2 R1 2.2k R19 10 MPWR 3 4 SPP J4 SPK-JACK 6 R2 2.2k SPK1 D1 A J5 LIN1/RIN1 C JP3 RIN1 6 C3 1u Piezo(EXT) Dynamic K DIODE ZENER + RIN1 JP5 SPKP D2 4 3 A C2 1u + JP2 LIN1 020S16 CN1 K DIODE ZENER P 2 C Dynamic Piezo(EXT) 1 JP4 SPKN N LIN1 SPN R20 10 C21 1u R23 220 + B B J6 LOUT/ROUT 6 ROUT R24 20k C20 1u 4 3 + R21 220 LOUT R22 20k A A Title Size A3 Date: A B C D AKD4642EN-B Document Number Rev Input/Output Friday, June 10, 2005 Sheet E 0 2 of 5 A B C D E VCC REG 1 VCC L1 47u T1 TA48033F GND OUT 2 1 TORX141 C27 10u + C29 10u C28 0.1u R25 470 IN REG C30 0.1u C22 47u + E REG OUT 1 3 + VCC C23 0.1u C24 0.1u L2 10u 2 PORT1 GND 2 E D3V C31 0.47u C25 0.1u R26 18k for 74HC14 1 38 37 U3A 74HC14 INT1 R AVDD 39 40 VCOM 41 AVSS 42 RX0 43 NC 44 RX1 45 TEST1 47 46 RX2 D NC RX3 U2 48 D3V IPS0 INT0 1 36 D 14 2 7 R27 1k LED1 K A D3V ERF D3V 2 NC OCKS0 35 3 DIF0 OCKS1 34 4 TEST2 CM1 33 5 DIF1 CM0 32 6 NC PDN 31 XTI 30 R38 47k R28 47k AK4114 C 4114_PDN C TEST1 C32 5p DIF2 8 IPS1 XTO 29 9 P/SN DAUX 28 10 XTL0 MCKO2 27 11 XTL1 BICK 26 DIR_BICK 12 VIN SDTO 25 DIR_SDTO 1 7 C33 5p 2 X1 11.2896MHz SDTO A IN VCC 3 2 GND 1 TOTX141 LRCK 24 MCKO1 DIR_LRCK DIR_MCLK C36 10u C37 10u D3V PORT2 23 22 DVSS DVDD 21 C35 0.1u + 20 VOUT UOUT 19 COUT 18 BOUT 17 TX1 16 15 DVSS 14 C34 0.1u + 13 TX0 B TVDD B R29 5.1 REG A C38 0.1u Title Size A3 Date: A B C D AKD4642EN-B Document Number Rev DIR/DIT Thursday, June 09, 2005 Sheet E 0 3 of 5 A B C D E U4 11 Y8 A8 9 12 Y7 A7 8 LRCK 13 Y6 A6 7 SDTI 14 Y5 A5 6 15 Y4 A4 5 CCLK 16 Y3 A3 4 CSN 17 Y2 A2 3 PDN 18 Y1 A1 2 10 GND G2 19 20 VCC G1 1 MCKI JP6 BICK2 E BICK E JP7 LRCK2 JP15 SDA JP8 LRCK DIR_LRCK 3-wire CDTI I2C D D C39 0.1u D3V 74LVC541 JP9 MCLK C REG PORT4 1 2 3 4 5 10 9 8 7 6 CTRL R30 10k R33 10k R35 10k R31 R32 R34 JP10 BICK 470 470 470 C DIR_MCLK MCLK BICK LRCK SDTI VCC DIR_BICK PORT3 1 2 3 4 5 10 9 8 7 6 DSP CSN SCL/CCLK SDA/CDTI R36 D3V 10k JP14 CAD0 ADC SDTO B B JP11 SDTI DIR_SDTO DIR D3V K D3V R37 10k U3B 74HC14 A D3 HSU119 3 5 U3C 74HC14 14 6 7 4114_PDN 1 H 3 L 14 4 7 SW1 PDN C40 0.1u A 2 A Title Size A3 Date: A B C D AKD4642EN-B Document Number Rev LOGIC Thursday, June 09, 2005 0 Sheet E 4 of 5 A B C D E E E D D D3V U3F 74HC14 13 14 12 7 U3E 74HC14 11 14 10 7 U3D 74HC14 C 9 14 8 7 C B B A A Title Size A3 Date: A B C D AKD4642EN-B Document Number Rev PIN Monday, June 06, 2005 0 Sheet E 5 of 5