ASAHI KASEI [AKD4370-B] AKD4370-B AK4370評価用ボードRev.0 概 要 AKD4370は、HP-AMP内蔵 D/Aコンバータ、AK4370の評価用ボードです。AKD4370は当社A/Dコンバ ータの評価用ボードとのインタフェースを装備しており、手軽に評価可能です。更にディジタルインタ フェースにも対応しており、光コネクタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース可能で す。 オーダリングガイド AKD4370-B --- AK4370評価用ボード (IBM-AT互換機のプリンタポートとの接続用ケーブルとコントロールソフトを 同梱。Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。) 機 能 • 2種類のインタフェースを装備 - 当社A/Dコンバータ評価ボードと10ピンヘッダーを介してダイレクトにインタフェース - DIR(AK4116)により、光入力が可能 • シリアルコントロール用10ピンヘッダー • ステレオスピーカ接続用ミニジャック • D級スピーカアンプ(AK7832)搭載 Vcc (5.0V) GND Regulator (3.3V) Opt In (PORT1) DSP 10pin Header (PORT2) HPL AK4116 (DIR) HPR AK4370 SPPL AK7832 (SPK-Amp) Control Data 10pin Header (PORT3) LIN1 RIN1 LIN2 RIN2 HP SPPR LOUT ROUT L/ROUT 図 1. AKD4370ブロック図 回路図、パターン図は文末に添付。 <KM086300> 2006/12 -1- ASAHI KASEI [AKD4370-B] 評価ボードマニュアル 操作手順 1) 電源の配線 [VCC] (赤) = 5.0V (for Regulator) [AGND] (黒) = 0V [DGND] (黒) = 0V 配線は電源の根本から分けて下さい。 AK4370への電源はVCCコネクタからレギュレータを通して3.3Vが供給されます。 2) 評価モード、ジャンパピンの設定(以下参照) 3) 電源投入 電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。 リセットの方法はSW1(トグルスイッチ)を一度 “L”側に倒して、AK4370とAK4116のパワーダウンを 行ってから “H”側に戻してパワーダウンを解除して下さい。SPK-Ampを使う場合、SW2(トグルス イッチ)を一度 “L”側に倒して、AK7832のパワーダウンを行ってから “H”側に戻してパワーダウンを 解除して下さい。 評価モード AK4116を使用してAK4370を評価する場合は、AK4370のオーディオインタフェースフォーマットは初 期設定(24bit前詰め)のまま使用できます。なお、AK4116はfs = 32kHz以上に対応します。fs=32kHz 未満で評価する場合は、他のモードをお使い下さい。 PORT2から入力する場合は、AK4370のデータシートを参照し、AK4370のオーディオインタフェース フォーマットを入力データのフォーマットに合わせて設定して下さい。 対応可能な評価モード (1) Slave Mode ①AK4116のDIR(光コネクタ)機能を使用する場合 <default> ②外部DSPと接続する場合 (2) Master Mode <KM086300> 2006/12 -2- ASAHI KASEI [AKD4370-B] (1) Slave Mode の場合 AK4370のレジスタを Slave Modeに設定し、DSPまたは光入力とMCKI, fsの設定を合わせて下さい。AK4370 のレジスタの設定に関しては、AK4370データシートを参照して下さい。 DSP or µP AK4370 256fs, 384fs, 512fs, 768fs or 1024fs MCKI 32fs∼64fs BICK 1fs LRCK MCLK BCLK LRCK SDTO SDATA 図 2. Slave Mode ①AK4116のDIR(光コネクタ)機能を使用する場合 <default> PORT1 (DIR)を使用します。PORT2 (DSP)には何も接続しないで下さい。 各JPの設定は以下の通りにして下さい。 JP3 LRCK2 JP4 BICK2 JP5 MCLK JP6 BICK JP7 LRCK JP8 SDTO ②外部DSPと接続する場合 PORT2 (DSP)を使用します。PORT1 (DIR)には何も接続しないで下さい。 PORT2からMCLK, BICK, LRCK, SDATAを供給して下さい。 各JPの設定は以下の通りにして下さい。 JP3 LRCK2 JP4 BICK2 JP5 MCLK JP6 BICK <KM086300> JP7 LRCK JP8 SDTO 2006/12 -3- ASAHI KASEI [AKD4370-B] (2) Master Mode の場合 AK4370のレジスタをMaster Modeに設定し、DSPとMCKI, fsの設定を合わせて下さい。AK4370のレジスタの 設定に関しては、AK4370データシートを参照して下さい。 DSP or µP AK4370 MCKI 256fs, 384fs, 512fs, 768fs or 1024fs 32fs, 64fs BICK 1fs LRCK MCLK BCLK LRCK SDTO SDATA 図 3. Master Mode PORT2 (DSP)を使用します。PORT1 (DIR)には何も接続しないで下さい。 PORT2のMCLK, SDTIをそれぞれDSPのMCLK, SDTOに接続します。 JP4 (BICK2)の右側、JP3 (LRCK2)の右側をそれぞれDSPのBICK, LRCKに接続して下さい。 JP3 LRCK2 JP4 BICK2 JP5 MCLK JP6 BICK <KM086300> JP7 LRCK JP8 SDTO 2006/12 -4- ASAHI KASEI [AKD4370-B] その他のジャンパ設定 JP1 (GND) : AGNDとDGNDのショート OPEN: AGNDとDGNDを別々にします。 SHORT: AGNDとDGNDをショートします。<default> JP11 (INLN) : AK7832 入力 INLNの設定 OPEN: SW2 (SPK_PDN) L 時はOPENにして下さい。 SHORT: SW2 (SPK_PDN) H 時はSHORTして下さい。<default> JP12 (INRN) : AK7832 入力 INLNの設定 OPEN: SW2 (SPK_PDN) L 時はOPENにして下さい。 SHORT: SW2 (SPK_PDN) H 時はSHORTして下さい。<default> JP13 (DVDD_REG) : DVDD電源の選択 OPEN: 外部からDVDDを供給します。JP13の下側のピンに電圧を供給して下さい。 SHORT: レギュレーターから3.3Vを供給します。<default> トグルスイッチの動作 上方が “H”、下方が “L”です。 [SW1] (DAC/DIR_PDN): AK4370とAK4116のリセット。動作中は “H”側に倒します。 電源投入後、必ず一度 “L”を入力して下さい。 [SW2] (SPK_PDN): AK7832のパワーダウン。動作中は “H”側に倒します。 電源投入後、必ず一度 “L”を入力して下さい。 LEDの表示 [LED1] (ERF): AK4116のINT0ピンの出力です。AK4116でアンロックまたはパリティエラーが起こると 点灯します。 <KM086300> 2006/12 -5- ASAHI KASEI [AKD4370-B] シリアルコントロール AK4370はIBM-AT互換機のプリンタポート(パラレルポート)を通してコントロール可能です。同梱の 10線フラットケーブルでPORT3(uP-I/F)とPCを接続して下さい。I2Cモードで使用する場合はPORT3をシ ステムのI2Cバスに直接つないで下さい。 CSN Connect CCLK CDTI PC AKD4370 10 Wire Flat Cable 10pin Connector 10pin Header 図 4. 10線フラットケーブルの接続 (1) 3線シリアルコントロールモード <出荷時> ジャンパを以下の設定にして下さい。 JP10 CAD0 JP9 SDA JP2 I2C_SEL I2C (2) 3-wire I2Cバスコントロールモード ジャンパを以下の設定にして下さい。 (2-1) アドレスビット:CAD0 = 0 の時 JP10 CAD0 JP9 SDA JP2 I2C_SEL I2C (2-2) 3-wire アドレスビット:CAD0 = 1の時 JP10 CAD0 JP9 SDA JP2 I2C_SEL I2C <KM086300> 3-wire 2006/12 -6- ASAHI KASEI [AKD4370-B] 入出力回路 (1) 入力回路について LIN1/ RIN1, LIN2/RIN2入力回路 C19 1u RIN1 6 + C20 1u 4 3 LIN1 C21 1u + J3 LIN2/RIN2 + J2 LIN1/RIN1 RIN2 6 4 3 + C27 1u LIN2 図 5.LIN1/RIN1,LIN2/RIN2入力回路 (2) 出力回路について R9 (short) + ① HPL/HPR出力回路 C25 100u HPR R10(short) + 6 J4 4 3 C28 100u HPL HP 図 6. HPL/HPR出力回路 + ② LOUT/ROUT出力回路 C30 1u R11 220 ROUT R12 47k + 6 C32 1u R13 220 LOUT J6 4 3 L/R OUT R14 47k 図 7. LOUT/ROUT出力回路 <KM086300> 2006/12 -7- ASAHI KASEI [AKD4370-B] ③ SPEAKER出力回路 SPEAKERから出力する時はJP11 , JP12をショートしてAK7832 に信号を入力して下さい。 JP11 INLN JP12 INRN TP2 VCLN 6 1 VCLN 4 3 1 TP3 VCLP VCLP SPP_L TP4 VCRN 6 1 VCRN J8 4 3 1 TP5 VCRP VCRP J7 SPP_R 図 8. SPK-Amp出力回路 ∗ 当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。 <KM086300> 2006/12 -8- ASAHI KASEI [AKD4370-B] コントロールソフトマニュアル 評価ボードとコントロールソフトの設定 1. AKD4370を前項参照の上、適宜、設定して下さい。 2. IBM-AT互換機とAKD4370を同梱の10線フラットケーブルで接続して下さい。10ピンヘッダーの向きに 注意して下さい。(Windows 2000/XP上でコントロールソフトを動作させる場合、同梱のドライバをイン ストールして下さい。インストール方法については AKMデバイスコントロールソフトウェア ドライ バーインストールマニュアル を見て下さい。Windows95/98/ME上で動作させる場合はドライバのイン ストールは不要です。尚、Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。) 3. “AK4370 Evaluation Kit”のラベルが貼ってあるCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入して下さい。 4. CD-ROMドライブにアクセスして、 “AKD4370.exe”をダブルクリックし、コントロールプログラムを立 ち上げて下さい。 5. 後は下記を参照して評価して下さい。 操作手順 下記の手順を守って下さい。 1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げて下さい。 2. Port Reset ボタンをクリックして下さい。 3. Write default ボタンをクリックして下さい。 各ボタンの説明 1. [Port Reset] : USB I/Fボード接続時にボードをリセットとします。 2. [Write default] :AK4370のレジスタを初期設定にします。 3. [All Write] : 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。 4. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 5. [Function2] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 6. [Function3] : レジスタのシーケンスを設定し、実行します。 7. [Function4] : [Function3] で作成したシーケンスファイルを割り当て、実行します。 8. [Function5] : メイン画面の[Save]で作成したレジスタ設定を複数割り当て実行ができます。 9. [SAVE] : 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。 10. [OPEN] : 保存してあるレジスタ値を書き込みます。 11. [Write] : 各レジスタに対応したマウス操作によるデータ書き込みダイアログを立ち上げます。 データの表示 入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0” を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。 <KM086300> 2006/12 -9- ASAHI KASEI [AKD4370-B] 各ダイアログの説明 1. [Writeダイアログ] : マウス操作によるデータ書き込みダイアログ ・各レジスタに対応したダイアログがあります。 ・各レジスタに対応したWriteボタンをクリックし、ダイアログを立ち上げます。チェックボックスを チェック( 点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、チェックしなければデ ータは“L”または“0”になります。 ・入力した値をAK4370に書き込む場合は“OK”ボタンを、書き込まない場合は“Cancel”ボタンを押して 下さい。 2. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ ・Addressボックス: ・Dataボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 データを16進数2桁で入力します。 ・ 入力した値をAK4370に書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel”ボタンを押して 下さい。 3. [Function2ダイアログ] : DATT 評価用のダイアログ ・アドレス05H, 06H,09Hにのみ対応するダイアログです。 ・Addressボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 ・Start Dataボックス: Start Dataを16進数2桁で入力します。 ・End Dataボックス: End Dataを16進数2桁で入力します。 ・Intervalボックス: Interval間隔でAK4370にデータを書き込みます。 ・Stepボックス: Step間隔でデータを書き換えます。 ・Mode Selectボックス: 点でチェックした場合、空白でチェックしない場合です。 チェックした場合: Start DataからEnd Dataまで達し、さらにStart Dataに戻ります。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00 チェックしない場合: Start DataからEnd Dataまで達し、Start Dataには戻りません。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 ・入力した値をAK4370に書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel”ボタンを押して 下さい。 <KM086300> 2006/12 - 10 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 4. [SAVE] ボタンと [OPEN] ボタンについて 4-1. [SAVE] メイン画面で現在表示されている全レジスタの設定値をファイルに保存します。ファイル名の拡張子は “akr”です。 <操作方法> (1) [SAVE] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名を指定して [SAVE] ボタンをクリックして下さい。拡張子は “akr”にして下さい。 4-2. [OPEN] [SAVE]で保存したレジスタ値を AK4370 へ書き込みます。ファイル形式は[SAVE] と同じ形式です。 <操作方法> (1) [OPEN] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名(拡張子は “akr ”)を選択して [OPEN] ボタンをクリックして下さい。 <KM086300> 2006/12 - 11 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 5. [Function3ダイアログ] レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。 (1) [F3] を押して下さい。DAC→HP(3D=OFF) の設定シーケンスがデフォルトで表示されます。デフォルト のシーケンスで動作させる場合は(3)以降に進んで下さい。別のシーケンスを設定する場合には(2)に進ん で下さい。 (2) 動作させるシーケンスをセットして下さい。 アドレス、データ、インターバル時間を入力して下さい。シーケンスを終わらせるステップのアドレス には “-1”を入力して下さい。 (3) [START] ボタンを押して下さい。設定したシーケンスが実行されます。 インターバル時間が “-1” のとき、そのステップを実行後、シーケンスが一旦停止します。再度 [START] ボタンを押すと停止した状態から再び動作を開始します。 シーケンスは[Function3] のWindow中の[SAVE] や[OPEN] ボタンで保存または開くことができます。ファ イル名の拡張子は “aks” です。 図 9. Window of [F3] <KM086300> 2006/12 - 12 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 6. [Function4ダイアログ] [Function3] で保存したシーケンスファイル(*.aks)を最大10ファイルまでリストアップして割り当て、実 行することができます。[F4] ボタンを押すと図10に示すようなwindowが開きます。 図 10. [F4] window <KM086300> 2006/12 - 13 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 6-1. 左側の [OPEN] ボタンと [START] ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、[Function3]で保存したシーケンスファイル (*.aks)を選択して下さい。 シーケンスファイルが図11に示す様に表示されます。(選択したファイル名が“DAC_Stereo_ON.aks”の 場合) 図 11. [F4] window(2) (2) [START] ボタンを押すとシーケンスを実行します。 6-2. [SAVE] ボタンと右側下の[OPEN] ボタンについて [SAVE] : [Function4]のWindowで現在表示されているシーケンスファイルの割り当てをファイルに保存 します。ファイル名は “*.ak4”です。 [OPEN] :[SAVE]で保存したシーケンスファイルの割り当て(*.ak4)を読み出します。 6-3. 操作上の注意 (1) [Function4] はシーケンスを一時停止する機能はサポートしていません。 (3) 右側にある [SAVE] と [OPEN] で指定するファイル(*.ak4)は全て同じフォルダ内に入っている必要が あります。 (3) [Function3] においてシーケンスを変更した場合、その内容を反映させるためにそのシーケンスファイル (*.aks)を再度読み出して下さい。 <KM086300> 2006/12 - 14 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 7. [Function5ダイアログ] メイン画面の[SAVE] で保存したレジスタ設定ファイル(*.akr)を最大10ファイルまでリストアップして割 り当て、実行することができます。 [F5] ボタンを押すと図12に示す様なWindowが開きます。 図12. [F5] window 7-1. 左側の[OPEN] ボタンと[WRITE]ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、 レジスタ設定ファイル (*.akr) を選択して下さい。 レジスタ設定ファイル名が図13に示す様に表示されます。(選択したファイル名が“DAC_Output.akr”の 場合) (2) [WRITE] ボタンを押すとレジスタへの書き込みが実行されます。 <KM086300> 2006/12 - 15 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 図13. [F5] windows(2) 7-2. [SAVE] ボタン と右側の [OPEN] ボタンについて [SAVE] : [Function5]のWindowで現在表示されているレジスタ設定ファイルの割り当てをファイルに保 存します。ファイル名は “*.ak5” です。 [OPEN] : [SAVE] で 保存されたレジスタ設定ファイルの割り当て(*.ak5)を読み出します。 7-3. 操作上の注意 (1) 右側にある[SAVE] と[OPEN] で指定するファイル(*.ak5)は全て同じフォルダ内に入っている必要が あります。 (2) レジスタの内容をメイン画面 の [SAVE] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるためにそのレジ スタ設定ファイル(*.akr)を再度読み出して下さい。 <KM086300> 2006/12 - 16 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 測定結果 [Measurement condition] • Measurement unit • MCLK • BICK • fs • Bit • Measurement Mode • Power Supply • Measurement Filter • Temperature : Audio Precession System Two Cascade : 11.2896MHz : 64fs : 44.1kHz : 24bit : EXT Slave Mode : AVDD = HVDD = DVDD = PVDD = 3.3V :22Hz ∼ 20kHz : Room Parameter DAC Analog Output Characteristics DAC -> HP AMP RL=16Ω THD+N (0dBFS Output) D-Range (-60dB Output, A-weighted) S/N (A-weighted) DAC -> LOUT RL=47kΩ THD+N (0dBFS Output) D-Range (-60dB Output, A-weighted) S/N (A-weighted) <KM086300> Result (Lch / Rch) Unit 54.1 / 54.2 92.7 / 92.7 93.2 / 93.2 dB dB dB 59.8 / 60.0 90.2 / 90.2 90.4 / 90.2 dB dB dB 2006/12 - 17 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] [Plot of Headphone Amp] AKM HP-AMP THD + N vs Input Level fs=44.1kHz , fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 d B r -60 A -80 -70 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS 図 14. THD+N vs. Input Level AKM HP-AMP THD + N vs Input Frequency fs=44.1kHz , 0dB Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 d B r -60 A -80 -70 -90 -100 -110 -120 -130 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz 図 15. THD+N vs. Input Frequency <KM086300> 2006/12 - 18 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] AKM HP-AMP THD + N vs Linearity fs=44.1kHz , fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 d B r A -50 -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS 図 16. Linearity AKM HP-AMP Frequency Response fs=44.1kHz , 0dB Input +2 -0 -2 -4 -6 -8 d B r -10 -12 A -14 -16 -18 -20 -22 -24 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz 図 17. Frequency Response (including external HPF) <KM086300> 2006/12 - 19 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] AKM HP-AMP FFT fs=44.1kHz , 0dB Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 2k 5k 10k 20k Hz 図 18. FFT Plot (1kHz,0dB) AKM HP-AMP FFT fs=44.1kHz , -60dB Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k Hz 図 19. FFT Plot (1kHz,-60dB) <KM086300> 2006/12 - 20 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] AKM HP-AMP FFT fs=44.1kHz , No Signal +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz 図 20. FFT Plot (Noise Floor) AKM HP-AMP FFT fs=44.1kHz , Outband Noise +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 100k Hz 図 21. Out-band Noise <KM086300> 2006/12 - 21 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] AKM HP-AMP Crosstalk fs=44.1kHz , 0dB Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 d B -60 -70 -80 -90 -100 -110 -120 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz 図 22. Crosstalk <KM086300> 2006/12 - 22 - ASAHI KASEI [AKD4370-B] 改訂履歴 Date (YY/MM/DD) 06/12/12 Manual Revision KM086300 Board Revision 0 Reason Contents 初版 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更するこ とがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであること を弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権 利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、 輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良 が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるよ うな極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締 役の書面による同意をお取り下さい。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害 等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用か ら損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 <KM086300> 2006/12 - 23 - D E RIN2 RIN3 LIN2 C LIN3 RIN1 B LIN1 A DGND JP1 GND AGND E E HPL 25 26 HPR HPL 27 RIN2 28 LIN2 24 2 BICK HVDD 23 C1 0.1u LRCK MCKI DVDD 5 DVDD 6 7 C9 0.1u 10u C8 AVDD_REG VCOM 21 VREF 20 PVDD ROUT 19 VCOC LOUT 18 AK4371VN AVDD_REG 2.2u C6 C7 0.22u ROUT LOUT 17 C13 0.1u C15 0.1u B5 A1 NC A2 A3 B1 A5 NC INRN B4 INLN INLP NC E5 VSS3 VCLP E4 VCLP VC VSS1 E3 VCLN VCRP E2 1 B3 SCL B2 INRP U2 1u C14 R7 51 TP1 MCKO JP12 INRN C MUTET + JP11 INLN MOUT 16 15 I2C PDN CSN/CAD0 MOUT 14 9 R6 10k 13 VSS2 12 8 CCLK/SCL C11 0.1u CDTI/SDA +10u C10 MCKI 11 + 4 D 22 C5 0.1u MCKO 10 AVDD 10 R5 LRCK VSS3 51 HVDD_REG C4 10u + R4 C2 10u C3 0.1u 51 3 C12 4.7n 29 VSS1 D C RIN3 SDATA 51 BICK R3 30 1 + R2 LIN3 51 SDATA + R1 RIN1 LIN1 U1 31 32 HPR C16 C1 B PDN VDD1 D5 D4 D3 D2 D1 C4 R8 47k VCLN C3 I2C_SEL VSS2 NC VCRN SDA E1 VDD2 C2 I2CEN SPK_PDN DVDDI VDD3 PDN CSN CCLK CDTI B JP2 AK7832 0.01u C5 C17 0.1u VCRP VCRN D_REG A A Title Size A3 Date: A B C D AKD4371-B Document Number Rev AK4371 , AK7832 Thursday, November 16, 2006 Sheet E 1 of 0 3 A B C D E E E 4 3 6 4 3 MOUT LIN1 DIR_REG 2 GND C21 1u J3 LIN2/RIN2 RIN2 6 DVDD C27 1u 4 3 DVDD_REG R9 (short) C25 100u C28 100u HPR J4 6 + + C26 47u AVDD_REG JP13 + C24 0.1u 2 + HVDD_REG L4 (short) 1 + 1 OUT C23 0.1u C18 1u MOUT L3 (short) T1 TA48M33F + C22 47u 2 C20 1u J1 + D_REG L2 (short) IN RIN1 6 2 1 + 1 C19 1u J2 LIN1/RIN1 L1 10u + VCC +5V LIN2 D R10(short) 4 3 D HPL HP + C29 1u J5 LIN3/RIN3 RIN3 + C31 1u 4 3 + 6 C30 1u R11 220 ROUT LIN3 R12 47k J6 + 6 C32 1u R13 220 4 3 LOUT L/R OUT R14 47k C C TP2 VCLN J7 6 1 VCLN TP3 VCLP 1 VCLP 4 3 SPP_L TP4 VCRN B J8 6 1 VCRN B TP5 VCRP 1 VCRP 4 3 SPP_R A A Title Size A3 Date: A B C D AKD4371-B Document Number Rev Input/Output Friday, October 27, 2006 Sheet E 0 2 of 3 A B C D E E E D_REG D_REG 1 C33 0.1u C34 0.1u PDN TORX141 C35 0.1u C36 10u D 14 Vcc 7 4Y 4A 5Y 5A 6Y 6A 8 9 10 11 12 13 SPK_PDN GND U3 74HC14 DIR_REG D1 HSU119 A + C37 0.1u R18 470 R16 10k C39 0.1u 16 INT0 17 PDN 18 AVSS R D R17 10k H C38 SW2 0.1u SPK_PDN 2 SW1 DAC/DIR_PDN 19 20 AVDD U4 D2 HSU119 L 1 H 3 L R19 12k K 2 1 1A 1Y 2A 2Y 3A 3Y 2 GND OUT 1 2 3 4 5 6 K VCC 3 A R15 1k K ERF 1 LED1 2 A PORT1 3 L5 47u 1 RX0 INT1 2 DVDD CSN 15 14 CSN CCLK 13 CCLK CDTI 12 CDTI R20 5.1 DIR_REG TP6 XTI 3 DVSS 4 XTI AK4116 U5 C X1 11.2896MHz 11 3 A1 B1 21 4 A2 B2 20 PDN CDTO MCKO DAUX SDATA JP3 LRCK2 5 A3 B3 19 6 A4 B4 18 7 A5 B5 17 MCKI 8 A6 B6 16 CSN 9 A7 B7 15 CCLK 10 A8 B8 14 10 9 6 SDTO CDTO BICK XTO 8 5 LRCK 2 C43 10p C41 0.1u 7 C42 10p C 10u C40 1 1 + LRCK JP4 BICK2 BICK JP5 MCLK JP6 BICK JP7 LRCK B B JP8 SDTO D_REG C44 0.1u 1 VCCA VCCB 24 2 DIR VCCB 23 11 GND OE 22 12 GND GND 13 PORT2 MCLK BICK LRCK SDTI 1 2 3 4 5 10 9 8 7 6 GND GND D_REG R21 10k R22 470 R23 10k R24 470 R25 10k R26 470 DVDD C45 0.1u DSP 74AVC8T245 D_REG R27 10k PORT3 1 2 3 4 5 A 10 9 8 7 6 uP-I/F CSN SCL/CCLK SDA/CDTI CDTO CDTI CDTO JP9 SDA A JP10 CAD0 Title Size A2 Date: A B C D AKD4371-B Document Number Rev CLOCK Thursday, November 16, 2006 E Sheet 0 3 of 3