本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS04–27212–4a ASSP 電源用 BIPOLAR スイッチングレギュレータ・コントローラ ( 低電圧対応 ) MB3800 ■ 概 要 MB3800 はソフトスタート機能・短絡検出機能を内蔵した低電圧対応の 1 ch スイッチングレギュレータ・コントロール IC です。 最低動作電圧が 1.8 V と低く , 乾電池駆動の電子機器に最適な電源を実現します。 ■ 特 長 ・ 動作電源電圧範囲が広い : 1.8 V ∼ 15 V ・ 消費電流が少ない : 動作時 5.5 mA 標準 , スタンバイ時 1 µA 以下 ・ 高速動作が可能 : 最大 1 MHz ・ 誤差増幅器の利得が IC 内部で設定されており , 外付け部品が少ない ・ ソフトスタート回路の内蔵 ・ タイマ・ラッチ式短絡検出回路 (SCP) 内蔵 ・ 出力はトーテムポール形式でオン・オフ電流値を調整可能 (NPN トランジスタ対応 ) ・ スタンバイ機能内蔵 ・ パッケージは SOP − 8 が 2 種類 , SSOP − 8 が 1 種類 ■ アプリケーション ・ LCD モニタ / パネル ・ 電源モジュール ・ ポータブル機器 など Copyright©1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2006.4 MB3800 ■ 端子配列図 (TOP VIEW) -IN 1 8 FB SCP 2 7 OSC V CC 3 6 GND BR/CTL 4 5 OUT FPT-8P-M01 (SOP-8) FPT-8P-M02 (SOP-8) FPT-8P-M03 (SSOP-8) ■ 端子機能説明 2 端子番号 端子記号 I/O 機 能 説 明 1 −IN I 2 SCP ソフトスタート •SCP 設定用容量接続端子 3 VCC 電源端子 4 BR/CTL I 出力電流設定・コントロール端子 5 OUT O トーテムポール形式出力端子 6 GND 接地端子 7 OSC 発振周波数設定用容量・抵抗接続端子 8 FB O 誤差アンプ出力端子 誤差アンプ反転入力端子 MB3800 ■ ブロックダイヤグラム V CC OSC 3 7 基準電圧源 ノコギリ波 発振器 0.6 V OUT 0.1 V 5 0.1V 1.25 V -IN 1 − PWM − Comp. + + + 36 kΩ + 0.5V Error Amp 500 Ω 30 kΩ 出力ドライブ 制御回路 0.3 V DTC 0.6 V FB 8 ソフトスタート S.C.P 6 2 GND 4 SCP BR/CTL 3 MB3800 ■ 機能説明 1. スイッチング・レギュレータ機能 (1) 基準電圧回路 基準電圧回路は , VCC 端子 (3 ピン ) より供給される電圧により温度補償された基準電圧 (≅ 1.25 V) を発生し , スイッチ ングレギュレータの基準電圧としてのほか , 休止期間設定用に使用しています。 (2) ノコギリ波発振器部 OSC 端子 (7 ピン ) に発振周波数設定用のコンデンサと抵抗を接続することにより , 電源電圧や温度変化に対して安定 した最大 1 MHz のノコギリ波を発生します。 (3) 誤差アンプ (Error Amp) 誤差アンプはスイッチングレギュレータの出力電圧を検出し , PWM 制御信号を出力するアンプです。 電圧利得は固定し ており , FB 端子 (8 ピン ) に位相補償用のコンデンサを接続することにより , システムに対して安定した位相補償ができ ます。 (4) PWM コンパレータ (PWM Comp.) 1 つの反転入力と 3 つの非反転入力を持つ電圧比較器で入力電圧に応じて出力パルスのオン時間をコントロールする電 圧―パルス幅変換器です。ノコギリ波が誤差アンプ出力電圧 , ソフトスタート設定電圧および休止期間設定電圧のどれよ りも低い期間に出力レベルを“H” にします。 (5) 出力回路 出力回路はトーテムポール形式で構成しており , 外付け NPN トランジスタを直接駆動することができます。オン・オフ 電流値は BR/CTL 端子 (4 ピン ) に接続する抵抗により設定可能です。 2. 電源コントロール機能 BR/CTL 端子 (4 ピン ) を開放あるいは VCC に接続することによりスタンバイ状態 ( 電源電流 1 µA 以下 ) に設定できます。 SW モード OFF スタンバイ状態 ON 動作状態 MB3800 4 BR/CTL RB SW 3. その他の機能 (1) ソフトスタート・短絡検出部 SCP 端子 (2 ピン ) にコンデンサ CPE を接続することにより , 起動時の突入電流防止のためのソフトスタート動作が設定 可能です。 ソフトスタート動作終了後 , SCP 端子 (2 ピン ) は “L” に保持され短絡検出待ち状態となり , 出力短絡時 , 誤差アンプの出 力が VOM + に固定されるとコンデンサ CPE に充電を開始し , 約 0.8 V まで充電されると OUT 端子 (5 ピン ) を“L” に固定す るとともに , SCP 端子 (2 ピン ) を “L”に保持します。 保護回路が作動したとき , 電源をリセットすれば復帰します「■ソフトスタート ( ・短絡検出部の時定数設定方法」 参照 )。 (2) 低入力電圧誤動作防止回路 電源投入時の過渡状態や電源電圧の瞬時低下は , コントロール IC の誤動作を誘起し , システムの破壊もしくは劣化を生 じさせます。低入力電圧時誤動作防止回路は電源電圧を内部基準電圧と比較検出し, OUT端子 (5ピン)を “L”に固定します。 電源電圧が低入力電圧誤動作防止回路のスレッショルド電圧以上になれば復帰します。 4 MB3800 ■ 絶対最大定格 定 格 値 項 目 記 号 電源電圧 VCC 出力ソース電流 IO + 出力シンク電流 IO − 許容損失 PD 保存温度 条 件 単 位 最小値 最大値 16 V −50 mA 50 mA FPT-8P-M01, Ta ≦ +25 °C 570 * mW FPT-8P-M02, Ta ≦ +25 °C 430 * mW SSOP − 8, Ta ≦ +25 °C 580 * mW −55 +125 °C Tstg * : 10 cm 角の両面エポキシ基板に実装時 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。 したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 ■ 推奨動作条件 規 格 値 項 目 記 号 単 位 最 小 標 準 最 大 VCC 1.8 15 V VI −0.2 +1.0 V BR/CTL 端子入力電圧 VBR −0.2 VCC V 出力ソース電流 IO+ −40 mA 出力シンク電流 IO− 40 mA SCP 端子容量 CPE 0.1 µF 位相補償容量 CP 0.1 µF 出力電流設定抵抗 RB 150 390 5000 Ω タイミング抵抗 RT 1.0 3.0 10.0 kΩ タイミング容量 CT 100 270 10000 pF 発振周波数 fOSC 10 500 1000 kHz 動作周囲温度 Ta −30 +25 +85 °C 電源電圧 誤差増幅器入力電圧 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。 電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。 常に推奨動作条件下で使用してください。 この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。 記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に当社営業担当部門までご相談ください。 5 MB3800 ■ 電気的特性 (VCC = +2 V, Ta = +25 °C) 規 格 値 項 目 低入力時誤動作 防止回路 (U.V.L.O) 記号 条 件 ノコギリ波 発振器部 (OSC) 最大 0.9 V 1.1 1.3 1.5 V −1.5 −1.0 −0.7 µA 0.7 0.8 0.9 V −1.5 −1.0 −0.7 µA 0.7 0.8 0.9 V VR スレッショルド電圧 VTH 充電電流 ICS ソフトスタート終了電圧 VtS 充電電流 ICPC スレッショルド電圧 VtPC 発振周波数 fOSC PT = 3.0 kΩ, CT = 270 pF 400 500 600 kHz 周波数入力安定度 fdV VCC = 2 V∼ 15 V 2 10 % 周波数温度変動 fdT Ta = −30 °C ∼ +85 °C 5 % 入力スレッショルド電圧 VT VFB = 450 mV 480 500 520 mV VSCP = 0 V VSCP = 0 V VT 入力安定度 VTdV VCC = 2 V∼ 15 V 5 20 mV VT 温度変動 VTdT Ta = −30 °C ∼ +85 °C 1 % −1.0 −0.2 +1.0 µA 70 100 145 V/V 6 MHz 0.78 0.87 V 0.05 0.2 V −40 −24 µA 24 40 µA 入力バイアス電流 IB 電圧利得 AV 周波数帯域幅 BW 誤差増幅器部 VIN = 0 V AV = 0 dB VOM+ 最大出力電圧幅 出力ソース電流 休止期間調整部 標準 リセット電圧 ソフトスタート部 ショート検知部 (S.C.P) 単位 最小 VOM− IOM+ VFB = 0.45 V 出力シンク電流 IOM− 最大デューティサイクル tDUTY RT = 3.0 kΩ, CT = 270 pF, VFB = 0.8 V 65 75 85 % VOH1 RB = 390 Ω, IO = −15 mA 1.0 1.2 V VOH2 RB = 750 Ω, VCC = 1.8 V, IO = −10 mA 0.8 1.0 V VOL1 RB = 390 Ω, IO = 15 mA 0.1 0.2 V VOL2 RB = 750 Ω, VCC = 1.8 V, IO = 10 mA 0.1 0.2 V 出力電圧 出力部 出力ソース電流 IO + RB = 390 Ω, VO = 0.9 V −30 −20 mA 出力シンク電流 IO− RB = 390 Ω, VO = 0.3 V 30 60 mA プルダウン抵抗 RO 20 30 40 kΩ (続く) 6 MB3800 (続き) (VCC = +2 V, Ta = +25 °C) 規 格 値 項 目 出力電流設定部・ コントロール部 記号 条 件 RB = 390 Ω 単位 最小 標準 最大 0.2 0.3 0.4 V −20 0 µA −45 µA −1.8 −0.1 mA 端子電圧 VBR 入力オフ条件 IOFF 入力オン条件 ION 端子電流範囲 IBR スタンバイ電流 ICCS BR/CTL 端子オープン or VCC 1 µA 平均供給電流 ICC RB = 390 Ω 5.5 9.3 mA 全デバイス ■ タイミングチャート FB 端子電圧 短絡検出比較器基準入力 休止期間設定電圧 ノコギリ波出力 ソフトスタート設定電圧 OUT 端子波形 SCP 端子波形 ソフト スタート tS 出力 ショート t PE 出力ショート ON 電源コートロール SW OFF 短絡検出 7 MB3800 ■ ソフトスタート・短絡検出部の時定数設定方法 1. ソフトスタート 電源投入後 , SCP 端子 (2 ピン ) に接続したコンデンサ (CPE) に充電を開始します。PWM コンパレータにより SCP 端子電 圧に比例したソフトスタート設定電圧とノコギリ波を比較し , OUT 端子 (5 ピン ) の ON デューティを変化させソフトス タート動作をします。ソフトスタート終了後 , SCP 端子電圧を “L”ソフトスタート設定電圧を “H”に保持し , 出力短絡検出 待ち状態となります。 ・ ソフトスタート時間 ( 出力 ON デューティ ≅ 50% までの時間 ) tS〔s〕≅ 0.35 × CPE 〔 µF〕 2. 短絡保護 スイッチングレギュレータの出力が負荷変動などで急激に低下したとき , 誤差アンプの出力 : FB 端子 (8 ピン ) が VOM + に固定されると , コンデンサ CPE に充電を開始します。SCP 端子電圧が約 0.8 V まで充電されると OUT 端子 (5 ピン ) を“L” に固定するとともに , SCP 端子 (2 ピン ) を “L”に保持します。 保護回路が作動したときは , 電源をリセットすれば復帰します。 ・ ショート検出時間 tPE〔s〕≅ 0.8 × CPE 〔 µF〕 ■ 応用回路例 18 kΩ 22 µH -IN SCP V in (3 V) 1 8 2 7 FB OSC + MB3800 + V CC 3 6 BR/CTL 4 0.1 µF 5 33 µF 390 Ω 2 kΩ GND OUT 0.1 µF 270 pF 3 kΩ CTL 8 Vo (5 V) 10 µF MB3800 ■ 標準特性曲線 入力スレッショルド電圧ー電源電圧特性 電源電流ー電源電圧特性 電源電流 l CC(mA) 入力スレッショルド電圧 VT(V) Ta = +25˚C RB = 390 Ω 10 8 6 4 2 0 0 4 8 12 16 1.0 Ta = +25˚C 0.8 0.6 0.4 0.2 0 20 4 0 8 12 16 20 電源電圧 Vcc (V) 電源電圧 Vcc (V) 入力スレッショルド電圧 VT(V) 入力スレッショルド電圧ー電源電圧特性 1.0 Ta = +25˚C 0.8 0.6 0.4 0.2 0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 電源電圧 Vcc (V) 入力スレッショルド電圧変動率 ∆VT/VT (%) 入力スレッショルド電圧変動率ー動作周囲温度特性 10 V CC = 2 V 5 0 -5 -10 -15 -40 -20 0 ”L” レベル出力電圧 VOUT (mV) ” H”レベル出力電圧 VOUT (V) VCC = 2 V RB = 390 Ω Ta = +25˚C 1.6 1.2 0.8 0.4 0 0 -10 -20 -30 +40 +60 +80 +100 ”L”レベル出力特性 ”H” レベル出力特性 2.0 +20 動作周囲温度 Ta(°C) -40 ” H” レベル出力電流 lOUT (mA) -50 VCC = 2 V RB = 390 Ω Ta = +25˚C 500 400 300 200 100 0 0 20 40 60 80 100 ”L”レベル出力電流 lOUT (mA) (続く) 9 MB3800 (続き) BR/CTL 端子入力電圧- BR/CTL 端子入力電流特性 -50 -40 VCC = 2 V VOUT = 0.9 V Ta = +25˚C -30 -20 -10 0 -0.4 0 -0.8 -1.2 -1.6 -2.0 BR/CTL 端子入力電圧 VBR(mV) 出力ソース電流 lOUT (mA) 出力ソース電流- BR/CTL 端子入力電流特性 500 VCC = 2 V Ta = +25˚C 400 300 200 100 0 0 BR/CTL 端子入力電流 l BR (mA) 1M 発振周波数 f OSC (Hz) 平均供給電流 ICC (mA) 3.0 2.0 1.0 -2.0 VCC = 2 V Ta = +25˚C CT = 100 pF 200k 100k CT = 1000 pF 50k 20k CT = 10000 pF 10k 2k -20 0 -40 -60 -80 -100 1k 2k 5k 10k 20k BR/CTL 端子入力電流 IBR (µA) タイミング抵抗 R(Ω) T 周波数変動率-電源電圧特性 周波数変動率-動作周囲温度特性 10 CT = 270 pF RT = 3.0 kΩ Ta = +25˚C 5 周波数変動率 ∆f/f (%) 周波数変動率 ∆f/f (%) -1.6 5k 10 0 -5 VCC = 2 V CT = 270 pF RT = 3.0 kΩ 5 0 -5 -10 -10 -15 -1.2 500k VCC = 2 V Ta = +25˚C 4.0 0 -0.8 発振周波数-タイミング抵抗特性 平均供給電流- BR/CTL 端子入力電流特性 5.0 -0.4 BR/CTL 端子入力電流 lBR (mA) 0 2 4 6 8 10 電源電圧 Vcc(V) 12 14 16 -15 -40 -20 0 +20 +40 +60 +80 +100 動作周囲温度 Ta( ℃ ) (続く) 10 MB3800 (続き) 最大デューティサイクル tDUTY (%) 最大デューティサイクルー発振周波数特性 VCC = 2 V CT = 270 pF Ta = +25˚C 100 80 60 40 20 0 10k 100k 1M 発振周波数 fOSC (Hz) 出力端子の電圧・電流波形 (参考データ) (V) 6 2V VCC = 2 V CT = 270 pF RT = 1.0 kΩ 4 VOUT 2 0 (mA) 50 IOUT 0 -50 10 mV 0 200 ns 0.4 0.8 1.2 1.6 2.0 t(µs) (注意事項) VOUT のオフ時遅れ時間は,外付けトランジスタの特性に依存します。 測定回路図 VCC (5V) 22 µH 18 kΩ MB3800 5 IOUT VOUT + 10 µF 4 390 Ω 2 kΩ -IN 11 MB3800 ■ 使用上の注意 ・プリント基板のアースラインは,共通インピーダンスを考慮し設計してください。 ・静電気対策を行ってください。 ・半導体を入れる容器は, 静電気対策を施した容器か,導電性の容器をご使用ください。 ・実装後のプリント基板を保管・運搬する場合は,導電性の袋か, 容器に収納してください。 ・作業台, 工具,測定機器は, アースを取ってください。 ・作業する人は, 人体とアースの間に 250 kΩ ~ 1 MΩ の抵抗を直列にいれたアースを使用してください。 ・負電圧を印加しないでください。 ・- 0.3 V 以下の負電圧を印加した場合,LSI に寄生トランジスタが発生し,誤動作を起こすことがあります。 ■ オーダ型格 型 格 パッケージ 備 考 MB3800PF- □□□ プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M01) 従来品 MB3800PNF- □□□ プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M02) 従来品 MB3800PFV- □□□ プラスチック・SSOP, 8 ピン (FPT-8P-M03) 従来品 MB3800PF- □□□ E1 プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M01) 鉛フリー品 MB3800PNF- □□□ E1 プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M02) 鉛フリー品 MB3800PFV- □□□ E1 プラスチック・SSOP, 8 ピン (FPT-8P-M03) 鉛フリー品 ■ RoHS 指令に対応した品質管理 ( 鉛フリー品の場合 ) 富士通マイクロエレクトロニクスの LSI 製品は , RoHS 指令に対応し , 鉛・カドミウム・水銀・六価クロムと , 特定臭素系 難燃剤 PBB と PBDE の基準を遵守しています。この基準に適合している製品は , 型格に “E1” を付加して表します。 12 MB3800 ■ 製品捺印 ( 鉛フリー品の場合 ) 3800 鉛フリー表示 E1XXXX XXX SOP-8 (FPT-8P-M01) INDEX 3800 XXXX E1 XXX 鉛フリー表示 SOP-8 (FPT-8P-M02) 3800 鉛フリー表示 1 XXX XXX SSOP-8 (FPT-8P-M03) INDEX 13 MB3800 ■ 製品ラベル ( 鉛フリー品の場合の例 ) 鉛フリー表示 JEITA 規格 MB123456P - 789 - GE1 (3N) 1MB123456P-789-GE1 1000 (3N)2 1561190005 107210 JEDEC 規格 G Pb QC PASS PCS 1,000 MB123456P - 789 - GE1 2006/03/01 ASSEMBLED IN JAPAN MB123456P - 789 - GE1 1/1 0605 - Z01A 1000 1561190005 鉛フリー型格は末尾に「E1」あり。 14 MB3800 ■ MB3800PF- □□□ E1, MB3800PNF- □□□ E1, MB3800PFV- □□□ E1 推奨実装条件 【弊社推奨実装条件】 項 目 内 容 実装方法 IR ( 赤外線リフロー ) ・手半田付け ( 部分加熱法 ) 実装回数 2回 保管期間 開梱前 製造後 2 年以内にご使用ください。 開梱~ 2 回目リフロー迄の 保管期間 8 日以内 開梱後の保管期間を 超えた場合 ベーキング (125 °C , 24 h) を実施の上 , 8 日以内に処理願います。 5 °C ~ 30 °C, 70%RH 以下 ( 出来るだけ低湿度 ) 保管条件 【実装方法の各条件】 (1) IR ( 赤外線リフロー ) 260 °C 255 °C 本加熱 170 °C ~ 190 °C (b) RT (a) H ランク:260 °C Max (a) 温度上昇勾配 (b) 予備加熱 (c) 温度上昇勾配 (d) ピーク温度 (d’) 本加熱 (e) 冷却 (c) (d) (e) (d') :平均 1 °C/s ~ 4 °C/s :温度 170 °C ~ 190 °C, 60s ~ 180s :平均 1 °C/s ~ 4 °C/s :温度 260 °CMax 255 °Cup 10s 以内 :温度 230 °Cup 40s 以内 or 温度 225 °Cup 60s 以内 or 温度 220 °Cup 80s 以内 :自然空冷または強制空冷 (注意事項)パッケージボディ上面温度を記載 (2) 手半田付け ( 部分加熱法 ) コテ先温度 :Max 400 °C 時間 :5 s 以内 / ピン 15 MB3800 ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M01) プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M01) +0.25 リードピッチ 1.27mm パッケージ幅× パッケージ長さ 5.3 × 6.35mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 2.25mm MAX 質量 0.10g コード(参考) P-SOP8-5.3×6.35-1.27 注 1)*1 印寸法はレジン残りを含む。 注 2)*2 印寸法はレジン残りを含まず。 注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 +.010 +0.03 *1 6.35 –0.20 .250 –.008 0.17 –0.04 +.001 8 .007 –.002 5 *2 5.30±0.30 7.80±0.40 (.209±.012) (.307±.016) INDEX Details of "A" part +0.25 2.00 –0.15 +.010 .079 –.006 1 1.27(.050) "A" 4 0.47±0.08 (.019±.003) 0.13(.005) (Mounting height) 0.25(.010) 0~8˚ M 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) +0.10 0.10 –0.05 +.004 .004 –.002 (Stand off) 0.10(.004) C 2002 FUJITSU LIMITED F08002S-c-6-7 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 (続く) 16 MB3800 プラスチック・SOP, 8 ピン リードピッチ 1.27mm パッケージ幅× パッケージ長さ 3.9 × 5.05mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.75mm MAX 質量 0.06g (FPT-8P-M02) プラスチック・SOP, 8 ピン (FPT-8P-M02) +0.25 注 1)*1 印寸法はレジン残りを含む。 注 2)*2 印寸法はレジン残りを含まず。 注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 +.010 +0.03 *1 5.05 –0.20 .199 –.008 0.22 –0.07 +.001 .009 –.003 8 5 *2 3.90±0.30 6.00±0.40 (.154±.012) (.236±.016) Details of "A" part 45˚ 1.55±0.20 (Mounting height) (.061±.008) 0.25(.010) 0.40(.016) 1 "A" 4 1.27(.050) 0.44±0.08 (.017±.003) 0.13(.005) 0~8˚ M 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.15±0.10 (.006±.004) (Stand off) 0.10(.004) C 2002 FUJITSU LIMITED F08004S-c-4-7 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 (続く) 17 MB3800 (続き) プラスチック・SSOP, 8 ピン (FPT-8P-M03) プラスチック・SSOP, 8 ピン (FPT-8P-M03) リードピッチ 0.80mm パッケージ幅× パッケージ長さ 4.2 × 3.5mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.45mm MAX 質量 0.04g コード(参考) P-SSOP8-4.2×3.5-0.80 注 1)*1 印寸法のレジン残りは片側 +0.15(.006)MAX 注 2)*2 印寸法はレジン残りを含まず。 注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 +0.03 *1 3.50±0.10(.138±.004) 0.17 –0.04 +.001 8 .007 –.002 5 *2 4.20±0.10 6.20±0.20 (.165±.004) (.244±.008) INDEX Details of "A" part +0.20 1.25 –0.10 +.008 .049 –.004 (Mounting height) 0.25(.010) 1 "A" 4 0.80(.031) 0.37±0.08 (.015±.003) 0.10(.004) 0~8˚ M 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) 0.10(.004) C 18 2002 FUJITSU LIMITED F08005S-c-3-5 単位:mm(inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 MB3800 MEMO 19 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時~ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 販売戦略部