Date.2002.7.30 Quarterly Report スミダ コーポレーション株式会社 (コード番号 6817 東証一部) 〒 103-8589 東京都中央区日本橋人形町 3-3-6 2002 年第 2 四半期の連結事業概況について 2002 年第 2 四半期及び 6 ヶ月通期の決算ハイライト 業績概要 期別 科目 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 税引前利益 当期純利益 当期 9,349 592 589 566 502 第 2 四 半 期 構成比 前期 構成比 100.0 6.3 6.3 6.1 5.4 期別 科目 売 営 経 税 当 上 業 常 引 期 利 利 前 純 利 利 高 益 益 益 益 8,114 81 △ 277 △ 219 △ 131 2002 1Q 100.0 1.0 △ 3.4 △ 2.7 △ 1.6 当期 増減率 15.2 630.9 - 18,304 1,096 1,103 1,075 884 (単位:百万円,%) 6ヶ月通期 構成比 前期 構成比 増減率 100.0 6.0 6.0 5.9 4.8 16,340 414 △ 230 △ 360 △ 225 2001 4Q 8,955 504 514 509 382 3Q 7,582 7,636 541 156 356 △ 44 △ 14 △ 1,405 839 △ 1,651 2Q 1Q 8,114 81 △ 277 △ 219 △ 131 8,226 333 47 △ 141 △ 94 4Q 8,693 662 505 237 410 100.0 2.5 △ 1.4 △ 2.2 △ 1.4 12.0 164.5 - (単位:百万円) 2000 3Q 2Q 9,207 1,248 1,149 1,105 669 8,231 695 623 611 459 (単位:百万円) 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 税引前利益 当期純利益 株 主 資 本 総 資 産 2001 31,558 1,112 82 △ 1,779 △ 1,037 19,534 32,340 2000 1999 33,575 3,318 2,967 2,632 1,973 18,581 32,000 1998 1997 24,574 2,687 2,439 1,580 1,003 15,083 26,220 21,391 2,210 2,336 2,550 1,942 9,232 20,840 21,248 2,637 2,305 1,969 1,385 8,587 20,381 101.56 1,374.60 205.07 974.60 146.25 906.54 一株当り指標(円) 利 益 株主資本 △ 78.11 163.43 1,471.29 1,539.48 *為替換算調整勘定は資本の部に計上しております。 1 2 0 0 2 年第 2 四 半 期 C E O メ ッ セ ー ジ 企業業績の下方修正、企業会計・企業経営者への不信感の高まりに加え、経常赤字の急激な拡大 等を背景に、世界経済の牽引役である米国が株安とドル安で揺れています。米主要ハイテク企業につ いても、直近四半期決算発表から、企業収益の回復には時間がかかるという見方が強まっています。 インテルは世界的なパソコン需要の低迷などから売上高の伸び悩みが続き、追加人員削減を表明しま した。アップルも四半期の純利益が半減するなど、厳しい内容が相次ぎました。ワールドコムの破綻も あり、通信関連機器の需要回復がさらに遅れることも予想されます。 今年になって、電子部品業界は在庫調整の一巡から受注が急増しました。当社の第1四半期の動 きは昨年末の予想を大きく上回るものでした。第2四半期に入っても4月、5月は好調でしたが、6月に 入ってから急速に受注が伸び悩みました。7月の動向から見ると、日本は四半期ベースで過去最高の 売上高が視野に入る好調さですが、グループ全体では第3四半期は調整があるのではないかと思い ます。しかし、在庫調整は一巡したものの、先行きの不透明感が残っていたため、在庫の大きな積み 上げはないと思われます。したがって、調整局面が長く続くとは考えにくく、第3四半期の調整を経て、 第4四半期には再び上昇してくると見ています。従来の電子部品業界に見られた、7−9月期に年間の 売上でピークをつける季節変動パターンは、これからは当てはまらなくなってくると思います。 スミダにとって、2002年第2四半期は新たな展開を示す重要な四半期になりました。 光電子事業では、これまで7年間続けてきた光ピックアップODM製品の開発を中止しました。光関 係のコイルとアクチュエーターの製造は継続していきますが、光電子事業については新たな展開を模 索しています。 北米事業では、従来のスミダのコイル事業は開発、製造及び販売の各部門で計画通り進んでいま す。しかし昨年8月に設立したSRCは第1四半期に続き、第2四半期も計画通りの事業展開が出来ま せんでした。SRCの主要なビジネスであるGDTビジネスは開発等予定通り進んでおり、非常に期待し ていますが、もう一つのリードリレー、リードスイッチに関しては厳しい状況が続いています。これにつき ましては、第3四半期中に将来の方向性、戦略をはっきりと示す考えです。 製造グループでは製造拠点の見直しを始めました。販売上の理由から工場を維持してきたマレーシ アは、いろいろな側面から見て、製造拠点としての規模などを見直す時期が来たと思っています。一方 でベトナムは高品質のスミダ製品を、スピードを持って製造するシステムを構築していこうと考えていま す。 研究開発グループでは、製品のライフサイクルの短期化に対応し、デザイン・イン・マーケットの獲得 を目指し、世界の各開発拠点で、マーケットに密着した現地完結型ビジネスを展開する体制の基礎を 確立する目的で組織の変更を行いました。 スミダグループは最高の技術力を持ち、他の追随を許さない、個性的な製品を作り続けるグループ を目指しています。 スミダグループCEO 八幡滋行 2 2 0 0 2 年第 2 四 半 期 の 連 結 業 績 概 況 に つ い て 2002 年第 2 四半期の電子機器業界は世界の各セットメーカーの生産が本格的に立ち上がり、全般的に 順調に推移しました。携帯電話の需要が伸び悩んでいるのに対し、液晶テレビ、DVD プレーヤーなど AV 機器が増加基調を強め、パソコンも大手メーカーによる在庫投資が本格化しました。車載用電子部品は 自動車の電子化が更に進み、市場拡大が続いています。 2002 年第 2 四半期の売上高につきましては、その他コイルが減少し電磁気事業が横ばいに留まっ たものの、音響・映像機器用コイル、通信・情報処理機器用コイル、車載用電子部品、光電子事業が好 調であったことから前年同期比 15.2%増の 9,349 百万円となりました。 利益面では生産増に伴い労務費等人件費が増加したものの、増収効果に加え標準コイルを中心と した材料費の低減などにより、営業利益は前年同期の 7.3 倍の 592 百万円となりました。為替差 益が発生したため営業外収支が大幅に改善し、経常利益は 589 百万円、当期純利益は 502 百万円 となりました。 2002 年 1-6 月 通 期 の 連 結 業 績 概 況 に つ い て 2002 年前半は、年初にアメリカの個人消費が回復し電子機器の製品在庫が縮小したことから、セッ トメーカーによる生産が活発化し、電子部品の需要が回復しました。 音響・映像機器は、長期間在庫調整が続いてきた反動とワールドカップ開催の効果から春先に立ち 上がりを見せ、月を追う毎に増加基調を強めてまいりました。パソコンは、本格的な最終需要の回 復には繋がっていないものの、1 年半に亘る在庫圧縮の進展から各セットメーカーの生産が拡大し台湾 OEM 供給先への発注が活発化しました。携帯電話は昨年夏のボトム確認後緩やかな回復傾向を辿り 第 1 四半期には引き合いが活発化する兆しが見られましたが、第 2 四半期に入り需要は縮小に転 じております。一方、自動車機器分野では、アメリカ、日本で新車販売台数が伸び悩むなか、自動車 の高付加価値化を図るため ABS、エアーバック、キーレスエントリー、EPS(エレクトロニック・パワー・ステアリング) 、ナビゲ ーションシステムの普及が進み、車載用電子部品の需要が更に拡大しています。光電子関連部品では、DVD プレーヤー向けの増加から DVD 用光ピックアップの需要が急激に高まってまいりました。 こうした中、スミダグループは電子部品市場の回復に向け幅広い顧客層に対応すると同時に成長 分野への事業活動を強力に推し進めてまいりました。車載用電子部品では ABS コイルの既存顧客へ の納入シェアを拡大すると伴に ABS コイルの新規顧客の開拓に力を注いでまいりました。通信・情報処 理機器用コイルでは急激に拡大する台湾のノートパソコン市場に最新のインバータユニット、パワーインダクタを投入い たしました。 2002 年 1-6 月通期の売上高につきましては、アメリカの通信機器市場の低迷で電磁気事業が減少 し、中国でのエアコンの生産調整からその他コイルが縮小したものの、香港、日本で車載用電子部品が 増加したこと、DVD 用光ピックアップの本格発注を背景に光電子事業が急増したこと、台湾のインバータ ユニット及びパワーインダクタの需要増から通信・情報処理機器用コイルが拡大したこと、音響・映像機器用 コイルも回復基調を強めてきたことから、前年同期比 12.0%増の 18,304 百万円になりました。 利益面では、減収に伴い電磁気事業の収益が水面下に留まったものの、コイル事業、光電子事業 の増収効果に加え、標準コイルを中心に原材料費の削減、生産の効率化に力を注いだこと、出張費、 広告宣伝費等諸経費の圧縮に取り組んだことなどから、営業利益は前年同期比 164.5%増の 1,096 百万円になりました。為替予約の実施で為替差益が発生し、経常利益は 1,103 百万円、当期純利 益は 884 百万円となりました。 3 セグメント情報 製 品 用 途 別 売 上 高 期別 品目 コ 音響・映像機器 用コイル イ 通信・情報処理 ル 機器用コイル 事 その他コイル 車載用電子部品 業 コイル事業計 光電子事業 電磁気事業 合計 当期 構成比 第2四半期 前期 525 5.6 446 3,826 480 1,650 6,481 1,452 1,416 9,349 40.9 5.1 17.6 69.3 15.5 15.1 100.0 3,170 626 1,283 5,525 1,149 1,440 8,114 構成比 5.5 増減率 当期 構成比 (単位:百万円、%) 6ヶ月通期 構成比 増減率 前期 17.7 942 5.1 840 39.1 20.7 7.7 △ 23.3 15.8 28.6 68.1 17.3 14.2 26.4 17.7 △ 1.7 100.0 15.2 7,421 971 3,438 12,772 2,767 2,765 18,304 40.5 5.3 18.8 69.8 15.1 15.1 100.0 6,482 1,341 2,708 11,371 1,923 3,046 16,340 5.1 12.1 39.7 14.5 8.2 △ 27.6 16.6 27.0 69.6 12.3 11.8 43.9 18.6 △ 9.2 100.0 12.0 事 業 別 セ グ メ ン ト 情 報 期別・科目 事業名 コイル事業 光電子事業 電磁気事業 合計 当期(6ヶ月通期) 売上高 営業利益 12,772 2,767 2,765 18,304 利益率 (単位:百万円、%) 前期(6ヶ月通期) 売上高 営業利益 利益率 1,545 12.1 171 6.2 △ 620 △ 22.4 1,096 6.0 11,371 1,923 3,046 16,340 1,001 8.8 42 2.2 △ 629 △ 20.7 414 2.5 製 品 仕 向 地 別 売 上 高 期別 仕向地 日本 香港/中国 ASEAN 台湾/韓国 NAFTA EU 合計 当期 2,321 1,801 668 1,815 1,320 1,424 9,349 構成比 第2四半期 前期 24.8 19.3 7.1 19.4 14.1 15.2 100.0 2,107 1,664 580 1,243 1,077 1,443 8,114 構成比 26.0 20.5 7.1 15.3 13.3 17.8 100.0 4 増減率 10.2 8.2 15.2 46.0 22.6 △ 1.3 15.2 当期 4,386 3,451 1,182 3,663 2,518 3,104 18,304 構成比 (単位:百万円、%) 6ヶ月通期 構成比 増減率 前期 24.0 18.9 6.5 20.0 13.8 17.0 100.0 4,180 2,998 1,243 2,180 2,680 3,059 16,340 25.6 18.4 7.6 13.3 16.4 18.7 100.0 4.9 15.1 △ 4.9 68.0 △ 6.0 1.5 12.0 事業別状況 スミダグループの事業はコイル事業、光電子事業、電磁気事業から構成されております。(2002 年 1-6 月通期の事業別状況をご説明するに当り、円での表示と同時に現地通貨での前年同期比の表示も 付け加えさせていただきます。現地通貨での前年同期比は、単一通貨の場合は当該現地通貨、複 数の通貨に跨る場合は US$換算での数値を採用しております。 ) 1.コイル事業 コイル事業の売上高はその他コイルが減少したものの、車載用電子部品が引き続き大幅に増加したの に加え、音響・映像機器用コイル、通信・情報処理機器用コイルが昨年の調整期を脱し、次第に好調に 転じてきたため、前年同期比 12.3%増(現地通貨ベース同 2.4%増)の 12,772 百万円になりました。 利益面では、増収効果に加え、標準コイルを中心に原材料費の削減、生産の効率化に力を注いだ こと、出張費、広告宣伝費等諸経費の圧縮に取り組んだことなどから、営業利益は前年同期比 54.3%増の 1,545 百万円となりました。 a)音響・映像機器用コイル 音響・映像機器用コイルの売上高は前年同期比 12.1%増(現地通貨ベース同 2.1%増)の 942 百万 円になりました。 地域別に見ますと、日本は液晶テレビ、DVD、オーディオ向けコイルが好調に推移し、前年同期比 16.5% 増の 445 百万円になりました。海外では、香港・中国がラジオ、商社向けの急伸で前年同期比 36.7%増の 302 百万円、ASEAN はセットメーカーの生産調整が続き前年同期比 17.7%減の 195 百万円に 減少しました。 b)通信・情報処理機器用コイル 通信・情報処理機器用コイルの売上高は前年同期比 14.5%増(現地通貨ベース同 4.3%増)の 7,421 百万円になりました。 使用製品別内訳では、携帯電話用コイルが前年同期比 55.6%減の 104 百万円、デジタルカメラ用コイル が前年同期比 21.0%減の 248 百万円、その他の通信・情報処理機器用コイルが前年同期比 1.6%減 の 1,741 百万円と減少しましたが、ノートパソコン用インバータユニットは前年同期比 59.8%増の 2,320 百万 円と拡大が続いています。また、パソコン、PDA 及びパソコン周辺機器用コイル・トランスは第 2 四半期に 2 桁の成長を示し、1-6 月通期では前年同期比 10.9%増の 3,008 百万円となりました。 地域別では、日本が前年同期比 10.1%減の 1,951 百万円、アメリカが前年同期比 33.3%減の 392 百万円、ASEAN が前年同期比 18.4%減の 647 百万円に減少しました。一方、台湾はノートパソコン及 び LCD モニター用インバータユニットの好調に加え、パワーインダクタの急増から前年同期比 81.5%増の 3,223 百 万円に拡大しました。また、香港・中国も前年同期比 4.5%増の 1,208 百万円と増加に転じて まいりました。 c)その他コイル その他コイルの売上高は前年同期比 27.6%減(同 34.0%減)の 971 百万円になりました。FA 機 器用コイルが徐々に回復しつつあるものの、冷暖房切替え用 4V コイルが中国市場でのエアコンの生産調 整を背景に減少し、給湯器用コイルも軟調に推移しました。 d)車載用電子部品 車載用電子部品の売上高は前年同期比 27.0%増(現地通貨ベース同 15.7%増)の 3,438 百万円 となりました。ABS コイルは前年同期比 32.8%増の 2,085 百万円と順調に成長が続いています。生 産数量では、1998 年 18,399 千個、1999 年 39,398 千個、2000 年 47,471 千個、2001 年 57,200 千個から、2002 年 1-6 月通期は前年同期比 31.9%増の 35,622 千個に達しています。EPS(エレク トロニック・パワー・ステアリング)が前年同期比 95.0%増の 78 百万円に拡大し、カーオーディオ、ナビゲーションシス テム、キーレスエントリー等その他の車載用電子部品も前年同期比 30.2%増の 1,116 百万円に増加しまし た。HID(ハイ・インテンシティ・ディスチャージ)ランプ用トランスは、前年同期比 34.0%減の 159 百万円に縮小 いたしました。 2.光電子事業 光電子関連部品の売上高は前年同期比 43.9%増(現地通貨ベース同 31.1%増)の 2,767 百万円にな りました。DVD 用光ピックアップは前年同期比 204.3%増の 423 百万円と引き合いが急増し、CD-ROM 用光ピックアップも前年同期比 9.7%増の 1,648 百万円と堅調に推移しています。光ピックアップの部品 であるレンズホルダーなどその他の光電子部品も前年同期比 146.8%増の 696 百万円に拡大いたしまし 5 た。需要増に伴い労務費等製造経費が増加したものの、増収効果に加え DVD 用レンズホルダーを中心 とした製造技術の改善に取り組み生産効率が向上したことから、営業利益は前年同期の 4.1 倍の 171 百万円になりました。 3.電磁気事業(REMtech) 電磁気事業の売上高は前年同期比 9.2%減(同 17.3%減)の 2,765 百万円となりました。アメリカ 経済が停滞するなかマグネティックスは比較的健闘しましたが、通信機器業界の低迷が続きコンポーネントの 売上高が大幅に減少いたしました。利益面では、マグネティックスを中心に原材料費の低減、原材料輸 送の効率化、労務費等経費の圧縮に取り組みましたが、売上高の減少が影響し 620 百万円の営業 損失を計上いたしました。 今後の経営環境と事業展開方針 続きまして、各セグメントの今後の経営環境と事業展開方針について説明いたします。以下の記述 は将来のスミダグループの業績に関わる見通しを含んでおります。将来の見通しに関する記述は、ス ミダグループが独自に判断し、経営の指針として採用しているものです。実際には、世界各国の経 済環境の変化、突発的な出来事など様々な要素により、見通しとは大きく乖離する場合がありま す。これらの見通しに全面的に依拠されることはお控えいただくようお願い申し上げます。 1.コイル事業 今後のコイルの市場動向を見る上で、台湾の重要性が高まっています。台湾のコイルの販売額は、 2000 年 12 月の 180 百万円を底に増加傾向を辿り、 2002 年 4 月に 644 百万円を記録いたしました。 その間、NAFTA、ASEAN は台湾に逆行する様に減少し、低迷を続けています。日本、香港・中国 は、2000 年後半から 2001 年前半にかけて減少し、台湾に約 10 ヶ月遅れ 2001 年第 4 四半期から 増加に転じてまいりました。コイルの販売額に占める台湾の割合は 2000 年第 4 四半期の 12.0%から 2002 年第 1 四半期には 26.1%に上昇しています。 コイルの地域別販売額 (百万円) 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 1/00 3 5 7 Japan 9 11 1/01 3 HK/China 5 TW 7 9 ASEAN 11 1/02 3 5 NAFTA この背景として、台湾のノートパソコンの生産基地としての地位の高まりが挙げられます。スミダグル ープのコイルは約 60%が通信・情報処理機器用であり、その 7 割強をパソコン、パソコン周辺機器、PDA 向 けが占めています。残りの 3 割弱にもプリンター、デジタルカメラ向けコイルなどパソコンの需要に比較的連動 6 しやすい部品が含まれています。また、スミダグループは小型・薄型化など精密加工技術を生かした 部品に強みを発揮するため、ノートパソコン向けに多く使用されています。特に台湾で生産しているイ ンバータユニットは、ノートパソコンの液晶ディスプレー用バックライトに不可欠な部品であり、ノートパソコンの生産動向に 直結した製品です。 (百万台) (%) 世界のノートPC出荷台数 35 70 30 60 25 50 20 40 15 30 10 20 5 10 0 0 1997 1998 1999 台湾 2000 その他地域 2001 2002(E) 台湾のシェア % (出所:MIC 資料及び当社調査をもとに作成) (百万円) PC・PDA向けコイル及びインバータユニットの販売額 1,200 1,000 800 600 400 200 0 1/00 3 5 7 9 PC、PDA向け総額 11 1/01 3 5 7 PC、PDA向け標準コイル 7 9 11 1/02 3 5 台湾インバータ・ユニット 世界のノートパソコンの出荷台数は 1999 年の 19,900 千台から 2000 年には前年比 21.5%増の 24,200 千台と大幅に増加し、台湾メーカーによる出荷台数も 9,710 千台から前年比 30.9%増の 12,710 千台 に拡大しました。世界のノートパソコンの出荷台数に占める台湾の比重は前年の 48.7%から 3.8 ポイント 上昇し、52.5%に達しました。一方、台湾のインバータユニットの販売額は一貫して低迷を続けました。 台湾メーカーが Y2K 問題で前年後半に集中して製造したパソコンが 2000 年前半に出荷され生産自体は伸 び悩んだこと、中国と台湾の関係悪化で大手パソコンメーカーの発注が台頭する EMS(エレクトロニック・マニファク チャリング・サービス)に集中したことなどから、台湾の比重は統計数値程には高まっていなかったも のと考えられます。 その後、WTO 加盟をきっかけに中国、台湾の関係が徐々に改善し、台湾のノートパソコンメーカーによる 中国での生産体制の整備が活発化しました。大手パソコンメーカーの OEM 発注も再び増加に転じていま す。世界のノートパソコンの出荷台数が 2001 年に前年比 5.7%増の 25,600 千台と伸び悩んだのに対し て、台湾の出荷台数は前年比 8.6%増の 13,800 千台に拡大し、台湾の比重は前年の 52.5%から 53.9%に 1.4 ポイント上昇しています。Y2K による 2000 年の台湾の増幅分を考慮すれば、前年との 変化の幅は更に広がったものと推測されます。グループ全体のパソコン向け標準コイルの販売 額が 2000 年 10 月に 724 百万円のピークを付けた後、世界のパソコンの出荷台数に連動して減少し 2001 年 10 月には 333 百万円のボトムを形成したのに対し、台湾のインバータユニットの販売額は 2001 年 3 月以降上 昇しています。 世界のPC出荷台数 (%) (百万台) 40 50 35 40 30 30 20 25 10 20 0 15 △ 10 10 △ 20 1Q98 3Q 1Q99 3Q 1Q00 PC出荷台数 3Q 1Q01 3Q 1Q02 前年同期比 (出所:データクエスト社発表資料をもとに当社にて作成) 大手パソコンメーカーの OEM 発注は 2002 年に入り、更に活発化しています。台湾のノートパソコン出荷台 数は 2002 年第 1 四半期に前年同期比 40%増を記録し、第 2 四半期を合わせた前半の出荷台数は 8,500 千台に達した模様です。2002 年通年の世界のノートパソコン出荷台数に占める台湾のシェアは約 6 割に高まる見通しです。台湾のインバータユニットの販売額は 2002 年 4 月には 435 百万円を記録し、パ ワーインダクタなどグループ全体のパソコン向け標準コイルの需要も台湾のインバータユニットに 9 ヶ月遅れて拡大に 転じてまいりました。只、2002 年 6 月に入りこれまでの傾向に変化が見られます。パソコン向け標 準コイルが 489 百万円と比較的高水準を維持しているのに対し、台湾のインバータユニットは、5 月の 368 百万円から 240 百万円に減少しています。 8 こうしたなか、世界のパソコンの出荷台数は、2002 年第 1 四半期に 32,700 千台と 1 年振りに前 年同期比で横ばいに回復してきた後、第 2 四半期には前年同期比 0.6%減の 29,900 と再び減少に 転じています。新 HP(ヒューレットパッカード)が前年同期比 16.1%減の 4,630 千台と大幅に減少してい るのに対して、DELL など他社の合計台数は前年同期比 2.9%増の 25,270 千台と増加しています。 新 HP の減少はコンパックとの統合に伴う業務の混乱によるものと見られています。 台湾のノートパソコン市場では、新 HP への移行に伴い OEM 供給先との価格交渉が表面化し、他の大 手メーカーも発注を控え、成り行きを見守っている模様です。しかし、価格交渉も 8 月末には最終段 階を迎え、第 3 四半期末には正常に復帰する見込みです。台湾 OEM 供給先では 2002 年通期の出 荷台数を前年比 23.2%増の 17,000 千台とする見方が依然根強い状況です。 受注・生産・販売数量 (百万個) 90 85 80 75 70 65 60 55 50 45 40 35 1/99 4 7 10 1/00 4 受注数量 7 10 1/01 生産数量 4 7 10 1/02 4 販売数量 コイルの月間受注数量(当月納入分)は、2002 年 1 月から 3 月は 6 千万個台で推移し、4 月には 72,400 千個と 1 年 7 ヶ月振りに 7 千万個台を記録いたしました。 その後も 5 月に 75,300 千個 (前 年同月比 35.5%増、前月比 4.0%増) 、6 月に 70,800 千個(前年同月比 20.7%増、前月比 6.0%減) 、 7 月も 7 月 26 日現在で 71,800 千個(前年同月比 27.1%増、前月比 1.4%増)と総数では堅調に推 移しております。台湾のインバータユニットは減少傾向にあるものの、標準コイルは高水準を維持していま す。 今後のコイルの需要は第 3 四半期に足踏み状態が続き、第 4 四半期以降増加基調に転じるものと 予想されますが、スミダグループにおきましては引き続き事業環境に左右されない企業体質の構築を 推し進めてまいります。車載用電子部品を通信・情報処理機器用コイルを超える将来の収益の柱と 捉え、主要部品である ABS コイルの既存顧客への納入シェアの拡大を図りました。ABS コイルの新規顧客 ではサンプル出荷を着実に行い、中国・番禺に続きメキシコでも工場認定を獲得いたしました。今下期 から量産を開始し、売上高に寄与する予定です。 コイル事業の製造現場では、昨年来の原価低減策を継続して実施しております。中国・番禺工場 では、月間原材料購入額に占めるコスト削減効果の比率( =(2001 年末材料購入単価−2002 年当月材 料購入単価)×当月材料購入数量/当月材料購入額)は、2002 年第 1 四半期平均で 3.3%であった ものが 4 月 4.6%、5 月 5.1%、6 月 6.1%と着実に成果をあげております。太平工場も同様の傾向 を辿っています。特に合成樹脂、フェライトコア、ワイヤーの材料価格の低減に取り組んだことから、標準 9 コイルの対売上高材料比率が大幅に下がっております。今後もサプライヤーとの交渉を活発化させると同 時に、製造技術の向上を図り、コイル事業の原価低減に取り組んでまいります。また、工場経費、 販売費及び一般管理費の削減にも引き続き力を注ぐ方針です。 2.光電子事業 台湾を中心としたノートパソコンの生産増を背景に、主力の光ピックアップは昨年後半から引き合いが 活発化し、中国・番禺工場の生産ラインはフル操業が続いています。これは DVD 光ピックアップが急激に 市場に浸透しているのに加え、DVD 光ピックアップの ROM からプレーヤー用への転用が急速に進展してい ることによるものです。CD 光ピックアップも高水準が続いています。 2002 年第 3 四半期の市場につきましては、台湾でのノートパソコンの生産が調整期に入るため CD-ROM 向け比率の高い CD 光ピックアップは減少するものと見られます。DVD 光ピックアップは、DVD-ROM 向けと DVD プレーヤー向けの比率が 1 対 2 と DVD プレーヤーの比率が高いうえ、 DVD プレーヤー向けの需要 が更に高まってくることから、今後も増加基調を辿るものと考えられます。DVD 光ピックアップの拡 大に伴い、DVD 光ピックアップの部品であるレンズホルダーの発注も増加するものと予想されます。 スミダグループにおきましては、DVD 光ピックアップ及び DVD 光ピックアップ用レンズホルダーの製造工程の改 善に努めたことにより大幅な歩留率の向上を実現し、光電子事業の収益力を高めることができま した。今後更に製造現場での効率化に取り組んでまいります。 3.電磁気事業 電磁気事業は製品の種類によりコンポーネント(ハイパフォーマンス、リードリレー、サージアレスター) 、マグネティックス、 スイッチの各部門に区分されます。 このなかで売上高に占める原材料比率が高く、一昨年からの電磁気事業低迷の要因となって いたマグネティックスにつきましては、昨年前半に既存のスミダグループの製造部門から技術者 を派遣し、 徹底したコスト削減策を実施いたしました。新規顧客の受注増に伴って新たに発生した原材料輸送 コストの圧縮、新規製品の生産ラインの改善が課題であったため、効率的な輸送ルートを整備すると同時 に製造技術の向上に努めました。2001 年後半はアメリカの景気停滞を受け売上高が減少しため改善 策が効果を発揮するには至らず、粗利の段階で水面下の状況が続きましたが、2002 年第 1 四半 期には材料費及び製造経費を圧縮するなか前期比で売上高が増加したことから損失幅が急速に 縮小しました。第 2 四半期は前期比、前年同期比ともに売上高 が拡大し、売上高総利益はプラス に転じてきました。今後更に不採算製品の削減など製造・販売体制を見直し、営業損益での黒字 化を目指します。 コンポーネントはマグネティックスと比べて原材料比率が低く、従来電磁気事業の収益を担っていた部門で す。只、コンポーネントの製品であるリードリレーはスイッチを部品として製造されるため、部品調達が課題と なっていました。スイッチの量的確保と内製化による原材料費の低減を目指し、昨年 7 月 CP Clare からスイッチ部門を買収しました。買収後、スイッチの量的確保という当初の目的は達成し、コンポーネント の対売上高原材料比率も急激に低下しましたが、スイッチはアメリカ、ヨーロッパの通信機器市場の低迷で売 上高が減少し、収益を圧迫する結果となりました。今後、製造経費、販管費の削減に努めると同 時に販売網の再構築を図り、スイッチの再建に取り組んでまいります。 10 連結貸借対照表 期 別 科 目 ( 資 産 の 部 ) Ⅰ 流 動 資 産 1. 現 金 及 び 預 金 2. 売 上 債 権 3. 棚 卸 資 産 4. そ の 他 5. 貸 倒 引 当 金 流 動 資 産 合 計 Ⅱ 固 定 資 産 (1) 有形固定資産 1. 建 物 及 び 構 築 物 2. 機械装置及び運搬具 3. 工 具 器 具 及 び 備 品 4. 土 地 5. 建 設 仮 勘 定 6. 減 価 償 却 累 計 額 有形固定資産 合計 (2) 無形固定資産 1. 借 地 権 2. 連 結 調 整 勘 定 3. 営 業 権 4. そ の 他 無形固定資産 合計 (3) 投資その他の資産 1. 投 資 有 価 証 券 2. そ の 他 投資その他の資産合計 固 定 資 産 合 計 資 産 合 計 ( 負 債 の 部 ) Ⅰ 流 動 負 債 1. 仕 入 債 務 2. 短 期 借 入 金 3. そ の 他 流 動 負 債 流 動 負 債 合 計 Ⅱ 固 定 負 債 1. 長 期 借 入 金 2. 繰 延 税 金 負 債 3. そ の 他 固 定 負 債 固 定 負 債 合 計 負 債 合 計 ( 少 数 株主 持 分) 少 数 株 主 持 分 ( 資 本 の 部 ) Ⅰ 資 本 金 Ⅱ 資 本 準 備 金 Ⅲ 連 結 剰 余 金 Ⅳ その他有価証券評価差額金 Ⅴ 為替換算調整 勘定 Ⅵ 自 己 株 式 資 本 合 計 負 債 資 本 合 計 (単位:千円) 第4四半期末 第2四半期末 当期 金 額 構成比 前期 金 額 % 4,295,410 7,308,652 4,074,388 1,086,398 △ 65,739 16,699,109 52.9 36.7 6,568,808 9,246,799 2,725,106 1,268,646 254,395 △ 8,130,660 11,933,094 2.2 618,607 66,224 1,401,554 106,652 2,193,037 8.2 47.1 100.0 347,080 445,318 792,398 14,918,529 31,600,946 33.8 2,214,244 4,907,698 2,675,606 9,797,548 1,848,020 215,271 29,485 2,092,776 12,746,064 6.6 40.4 1,773,500 376,458 39,642 2,189,600 11,987,148 11,907 0.0 5,497,091 5,294,280 9,098,453 42,404 △ 1,116,712 △ 2,896 18,812,620 31,570,591 17.4 16.8 28.8 0.1 △ 3.5 △ 0.0 59.6 100.0 587,587 99,942 687,529 172,955 2,412,879 2,585,834 14,871,482 31,570,591 2,824,631 5,136,840 2,691,817 10,653,288 11 前期 金 額 % 4,213,906 6,491,612 4,153,113 1,915,617 △ 91,831 16,682,417 6,318,311 10,199,701 3,113,372 1,256,903 250,708 △ 9,540,876 11,598,119 構成比 構成比 % 52.8 5,349,268 6,325,910 3,821,519 1,235,438 △ 63,412 16,668,723 51.5 37.8 6,643,163 10,549,409 3,328,409 1,259,545 147,145 △ 9,349,035 12,578,636 38.9 6.9 649,483 41,153 102,037 792,673 2.5 2.5 47.2 100.0 333,450 1,966,527 2,299,977 15,671,286 32,340,009 7.1 48.5 100.0 31.0 2,325,131 5,153,758 2,626,217 10,105,106 31.3 6.9 37.9 2,377,424 274,501 37,085 2,689,010 12,794,116 8.3 39.6 0.0 11,517 0.0 5,375,711 17.0 5,169,258 16.4 9,292,471 29.4 55,296 0.2 △ 278,284 △ 0.9 △ 654 △ 0.0 19,613,798 62.1 31,600,946 100.0 5,375,711 5,169,258 8,347,551 100,523 541,874 △ 541 19,534,376 32,340,009 16.6 16.0 25.8 0.3 1.7 △ 0.0 60.4 100.0 - 連結損益計算書 (単位:千円) 期 別 第2四半期 当期 金 額 科 目 6ヶ月通期 前期 構成比 金 額 % Ⅰ売 Ⅱ売 上 上 売 上 業 金 額 % 前期 構成比 金 額 % 構成比 % 高 9,349,442 100.0 8,113,898 100.0 18,304,105 100.0 16,340,144 100.0 価 7,024,260 75.2 6,514,494 80.3 13,961,278 76.3 12,556,982 76.8 総 利 益 2,325,182 24.8 1,599,404 19.7 4,342,827 23.7 3,783,162 23.2 1,733,003 18.5 1,518,148 18.7 3,246,812 17.7 3,368,833 20.7 592,179 6.3 81,256 1.0 1,096,015 6.0 414,329 2.5 原 Ⅲ販売費及び一般管理費 営 当期 構成比 利 益 Ⅳ営業外収益(費用) 受取利息及び配当金 13,572 支払利息及び割引料 為替 差益 ( 差 損) その他の営業外収益(費用) 営業外収益(費用)計 経 常 利 益 29,775 31,916 18,708 29,188 43,964 57,698 35,218 △ 214,578 31,905 △ 351,490 △ 33,478 △ 144,518 △ 12,869 △ 296,037 △ 3,396 △ 0.0 △ 358,509 △ 4.4 588,783 6.3 △ 277,253 △ 3.4 60,723 6,988 0.0 △ 644,502 △ 3.9 1,103,003 6.0 △ 230,173 △ 1.4 Ⅴ特別利益(損失) 固定資 産売 却益 233 1,157 233 33,118 固定資産除売却損 23,249 38,600 28,714 71,264 その他特別利益(損失) 特別利益(損失)計 税 引 前 利 益 △ 23,016 △ 0.2 565,767 法 人 税 等 63,664 当 期 利 益 502,103 95,327 57,884 0.7 6.1 △ 219,369 △ 2.7 △ 91,641 △ 28,481 △ 0.1 △ 129,787 △ 0.8 1,074,522 5.9 △ 359,960 △ 2.2 △ 88,654 △ 1.1 190,853 1.1 △ 135,048 △ 0.8 5.4 △ 130,715 △ 1.6 883,669 4.8 △ 224,912 △ 1.4 0.7 12 連結キャッシュ・フロー 期 別 6ヶ月通期 当期 金 額 科 目 Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー 1.税金等調整前中間(当期)純利益又は損失(△) 2.減価償却費 3.営業権一括償却 4.役員退職慰労金引当金の増減額 5.貸倒引当金の増減額 6.受取利息及び受取配当金 7.支払利息 8.為替差損益 9.投資有価証券評価損 10.ゴルフ会員権除売却損 11.固定資産除売却損 12.固定資産売却益 13.売上債権の増減額 14.棚卸資産の増減額 15.仕入債務の増減額 16.その他資産負債増減額 17.取締役賞与金 小 計 18.利息及び配当金受取額 19.利息支払額 20.法人税等支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー 1.有形固定資産の取得 2.有形固定資産の売却 3.新規連結子会社取得に伴う支出 4.投資有価証券の取得 5.投資有価証券の売却 投資活動によるキャッシュ・フロー Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー 1.短期借入金純増減額 2.長期借入金による調達 3.長期借入金の返済 4.株式の発行による収入 5.配当金の支払額 6.小数株主からの払込による収入 財務活動によるキャッシュ・フロー Ⅳ.現金及び現金同等物に係る換算差額 Ⅴ.現金及び現金同等物の増減額 Ⅵ.現金及び現金同等物期首残高 Ⅶ.現金及び現金同等物中間期末(期末)残高 13 前期 金 額 (単位:千円) 12ヶ月通期 前期 金額 1,074,522 1,008,084 - △ 359,960 1,182,055 △ 321,408 △ 1,779,381 2,434,581 1,237,292 △ 314,558 7,983 △ 31,916 43,964 △ 141,246 - 13,033 △ 60,723 57,698 351,490 - 15,385 △ 105,707 115,390 42,957 93,104 1,000 28,714 △ 233 △ 1,415,470 △ 614,306 763,819 71,264 △ 33,118 801,673 498,186 △ 914,026 102,648 △ 361,601 1,089,124 990,585 △ 742,497 258,108 982,023 31,916 △ 55,077 △ 397,855 △ 240,840 △ 53,500 991,824 60,723 △ 62,473 △ 389,201 △ 284,553 △ 53,500 2,480,269 105,707 △ 118,513 △ 721,667 561,007 600,873 1,745,796 △ 791,861 △ 724,761 △ 1,043,613 6 △ 1,301 60,379 △ 732,777 53,535 △ 671,226 403,170 △ 1,003,790 △ 1,644,233 △ 3,916 △ 529,404 △ 405,724 △ 379,400 △ 448,643 1,300,000 △ 815,468 246,401 △ 132,767 △ 419,686 △ 120,699 △ 905,823 △ 253,467 11,862 △ 205,716 △ 462,402 △ 1,053,858 5,349,268 4,295,410 297,445 △ 678,731 4,892,637 4,213,906 560,784 456,631 4,892,637 5,349,268