日本語版

1pC電荷注入、100pAリーク、
CMOS±5V/+5V/+3VのクワッドSPSTスイッチ
ADG611/ADG612/ADG613
特長
機能ブロック図
電荷注入:1pC
両電源動作:±2.7∼±5.5V
単電源動作:+2.7∼+5.5V
ADG611
ADG612
S1
IN1
ADG613
IN1
IN1
車載温度範囲:−40∼+125℃
D1
D1
リーク電流:25℃で最大100pA
S2
S2
オン抵抗:85Ω
レールtoレールのスイッチング動作
高速スイッチング時間
IN2
IN2
D2
S3
S3
IN3
D3
D3
消費電力:0.1μW(Typ)未満
S4
S4
TTL/CMOS互換入力
アプリケーション
IN4
D4
S2
D2
S3
IN3
16ピンTSSOPパッケージ
IN4
D1
IN2
D2
IN3
S1
S1
D3
S4
IN4
D4
D4
スイッチはロジック“1”入力に対して表示
自動テスト装置
データ・アクイジション・システム
バッテリ駆動システム
通信システム
サンプル/ホールド・システム
オーディオ信号のルーティング
リレーの置き換え
航空電子機器
概要
製品のハイライト
ADG611/ADG612/ADG613は、独立して選択可能なスイッチを
4個内蔵するモノリシックCMOSデバイスです。全入力信号範
囲で、1pCという極めて小さい電荷注入と25℃で10pA(typ)の
リーク電流を実現するスイッチです。
各製品は、±5V、+5V、+3Vの電源で仕様規定されており、
4個の独立したシングル・ポール/シングル・スロー(SPST)
スイッチを内蔵しています。ADG611とADG612は、デジタル制
御ロジックが反転している点だけが異なります。ADG611のス
イッチはコントロール入力のロジック・ローレベル入力に対し
てオンになり、ADG612のスイッチはロジック・ハイレベル入
力に対してオンになります。ADG613は、ADG611と同じデジタ
ル制御ロジックを持つスイッチが2個とロジックが反転してい
る2個のスイッチを内蔵しています。
各スイッチはオンのときには等しく両方向に導通し、電源まで
の入力信号範囲を持ちます。ADG613は、ブレイク・ビフォ
ア・メイク・スイッチング動作を行います。ADG611/ADG612/
ADG613は小型の16ピンTSSOPパッケージを採用しています。
1. 極めて小さい電荷注入:1pC(typ)
2. 両電源動作:±2.7∼±5.5V
または単電源動作:+2.7∼+5.5V
3. −40∼+125℃の車載温度範囲
4. 小型16ピンTSSOPパッケージを採用
アナログ・デバイセズ社が提供する情報は正確で信頼できるものを期していますが、そ
の情報の利用または利用したことにより引き起こされる第3者の特許または権利の侵害
に関して、当社はいっさいの責任を負いません。さらに、アナログ・デバイセズ社の特
許または特許の権利の使用を許諾するものでもありません。
REV.0
アナログ・デバイセズ株式会社
本 社/東京都港区海岸1-16-1 電話03
(5402)8200 〒105-6891
ニューピア竹芝サウスタワービル
大阪営業所/大阪市淀川区宮原3-5-36 電話06(6350)6868(代) 〒532-0003
新大阪第二森ビル
ADG611/ADG612/ADG613−仕様
両電源動作1(特に指定のない限り、VDD=+5V±10%、VSS=−5V±10%、GND=0V)
VSS∼VDD
85
115
オン抵抗のチャンネル間マッチング
(ΔRON) 2
4
オン抵抗の平坦性(RFLAT(ON))
25
40
リーク電流
ソース・オフ時のリークIS(OFF)
±0.01
±0.1
ドレイン・オフ時のリークID(OFF)
±0.01
±0.1
チャンネル・オン時のリークID、IS(ON)
±0.01
±0.1
デジタル入力
入力電圧ハイレベル、VINH
入力電圧ローレベル、VINL
入力電流
IINLまたはIINH
0.005
CIN、デジタル入力容量
ダイナミック特性
tON
140
160
5.5
6.5
55
60
単位
V
Ω typ
Ω max
Ω typ
Ω max
Ω typ
Ω max
VDD=+5.5V、VSS=−5.5V
VD=±4.5V、VS= 4.5V、
テスト回路2
VD=±4.5V、VS= 4.5V、
テスト回路2
VD=VS=±4.5V、テスト回路3
±2
±0.25
±2
±0.25
±6
2.4
0.8
V min
V max
μA typ
μA max
pF typ
VIN=VINLまたはVINH
±0.1
RL=300Ω、CL=35pF
VS=3.0V、テスト回路4
RL=300Ω、CL=35pF
VS=3.0V、テスト回路4
RL=300Ω、CL=35pF
VS1=VS2=3.0V、テスト回路5
VS=0V、RS=0Ω,
CL=1nF、テスト回路6
RL=50Ω、CL=5pF、f=10MHz、テスト回路7
RL=50Ω、CL=5pF、f=10MHz、テスト回路8
RL=50Ω、CL=5pF、テスト回路9
f=1MHz
f=1MHz
f=1MHz
VDD=+5.5V、VSS=−5.5V
デジタル入力=0Vまたは5.5V
2
ブレイク・ビフォア・メイク時間遅延、tD
電荷注入
−0.5
−65
−90
680
5
5
5
dB typ
dB typ
MHz typ
pF typ
pF typ
pF typ
75
90
45
50
10
0.001
1.0
ISS
VS=±3V、IS=−1mA
VS=±3V、IS=−1mA
±0.25
ns typ
ns max
ns typ
ns max
ns typ
ns min
pC typ
オフ・アイソレーション
チャンネル間クロストーク
−3dB帯域幅
CS(OFF)
CD(OFF)
CD、CS(ON)
電源条件
IDD
VS=±3V、IS=−1mA
テスト回路1
nA typ
nA max
nA typ
nA max
nA typ
nA max
45
65
25
40
15
tOFF
テスト条件/備考
0.001
1.0
μA typ
μA max
μA typ
μA max
±
25℃
アナログ・スイッチ
アナログ信号範囲
オン抵抗(RON)
±
パラメータ
Yバージョン
−40∼ −40∼
+85℃ +125℃
デジタル入力=0Vまたは5.5V
注
1 温度範囲Yバージョン:−40∼+125℃。
2 設計上保証しますが、出荷テストは行いません。
仕様は予告なく変更されることがあります。
2
REV.0
ADG611/ADG612/ADG613
単電源動作1(特に指定のない限り、VDD=5V±10%、VSS=0V、GND=0V)
パラメータ
25℃
Yバージョン
−40∼ −40∼
+85℃ +125℃
アナログ・スイッチ
アナログ信号範囲
オン抵抗(RON)
0∼VDD
210
290
オン抵抗のチャンネル間マッチング(ΔRON) 3
10
リーク電流
ソース・オフ時のリークIS(OFF)
±0.01
±0.1
ドレイン・オフ時のリークID(OFF)
±0.01
±0.1
チャンネルオン時のリークID、IS(ON)
±0.01
±0.1
デジタル入力
入力高電圧、VINH
入力Low電圧、VINL
入力電流
IINLまたはIINH
0.005
CIN、デジタル入力容量2
ダイナミック特性2
tON
350
380
12
13
単位
テスト条件/備考
V
Ω typ
Ω max
Ω typ
Ω max
VS=3.5V、IS=−1mA、
テスト回路1
VS=3.5V、IS=−1mA
±0.25
±2
±0.25
±2
±0.25
±6
2.4
0.8
V min
V max
μA typ
μA max
pF typ
VIN=VINLまたはVINH
±0.1
RL=300Ω、CL=35pF
VS=3.0V、テスト回路4
RL=300Ω、CL=35pF
VS=3.0V、テスト回路4
RL=300Ω、CL=35pF
VS1=VS2=3.0V、テスト回路5
VS=0V、RS=0Ω、CL=1nF、
テスト回路6
RL=50Ω、CL=5pF、f=10MHz
テスト回路7
RL=50Ω、CL=5pF、f=10MHz
テスト回路8
RL=50Ω、CL=5pF、テスト回路9
f=1MHz
f=1MHz
f=1MHz
VDD=5.5V
デジタル入力=0Vまたは5.5V
2
ブレイク・ビフォア・メイク時間遅延、tD
70
100
25
40
25
電荷注入
1
ns typ
ns max
ns typ
ns max
ns typ
ns min
pC typ
オフ・アイソレーション
−62
dB typ
チャンネル間クロストーク
−90
dB typ
680
5
5
5
MHz typ
pF typ
pF typ
pF typ
tOFF
130
150
45
50
10
−3dB帯域幅
CS(OFF)
CD(OFF)
CD、CS(ON)
電源条件
IDD
0.001
1.0
注
1 温度範囲Yバージョン:−40∼+125℃。
2 設計上保証しますが、出荷テストは行いません。
仕様は予告なく変更されることがあります。
REV.0
VDD=5.5V
VS=1V/4.5V、VD=4.5V/1V、
テスト回路2
VS=1V/4.5V、VD=4.5V/1V、
テスト回路2
VS=VD=1Vまたは4.5V、テスト回路3
nA typ
nA max
nA typ
nA max
nA typ
nA max
3
μA typ
μA max
ADG611/ADG612/ADG613−仕様
単電源動作1(特に指定のない限り、VDD=3V±10%、VSS=0V、GND=0V)
パラメータ
25℃
アナログ・スイッチ
アナログ信号範囲
オン抵抗(RON)
380
リーク電流
ソース・オフ時のリークIS(OFF)
ドレイン・オフ時のリークID(OFF)
チャンネル・オン時のリークID、IS(ON)
デジタル入力
入力電圧ハイレベル、VINH
入力電圧ローレベル、VINL
入力電流
IINLまたはIINH
CIN、デジタル入力容量
ダイナミック特性2
tON
±0.01
±0.1
±0.01
±0.1
±0.01
±0.1
Yバージョン
−40∼ −40∼
+85℃ +125℃
単位
420
0∼VDD
460
±0.25
±2
±0.25
±2
±0.25
±6
nA typ
nA max
nA typ
nA max
nA typ
nA max
2.0
0.8
V min
V max
μA typ
μA max
pF typ
VIN=VINLまたはVINL
±0.1
RL=300Ω、CL=35pF
VS=2V、テスト回路4
RL=300Ω、CL=35pF
VS=2V、テスト回路4
RL=300Ω、CL=35pF
VS1=VS2=2V、テスト回路5
VS=0V、RS=0Ω、CL=1nF、
テスト回路6
RL=50Ω、CL=5pF、f=10MHz
テスト回路7
RL=50Ω、CL=5pF、f=10MHz
テスト回路8
RL=50Ω、CL=5pF、テスト回路9
f=1MHz
f=1MHz
f=1MHz
VDD=3.3V
デジタル入力=0Vまたは3.3V
0.005
2
V
Ω typ
ブレイク・ビフォア・メイク時間遅延、tD
130
185
40
55
50
電荷注入
1.5
ns typ
ns max
ns typ
ns max
ns typ
ns min
pC typ
オフ・アイソレーション
−62
dB typ
チャンネル間クロストーク
−90
dB typ
680
5
5
5
MHz typ
pF typ
pF typ
pF typ
tOFF
230
260
60
65
10
−3dB帯域幅
CS(OFF)
CD(OFF)
CD、CS(ON)
電源条件
IDD
テスト条件/備考
0.001
1.0
μA typ
μA max
VS=1.5V、IS=−1mA、
テスト回路1
VDD=3.3V
VS=1V/3V、VD=3V/1V;
テスト回路2
VS=1V/3V、VD=3V/1V、
テスト回路2
VS=VD=1Vまたは3V、テスト回路3
注
1 温度範囲Yバージョン:−40∼+125℃。
2 設計上保証しますが、出荷テストは行いません。
仕様は予告なく変更されることがあります。
4
REV.0
ADG611/ADG612/ADG613
絶対最大定格1
保管温度範囲 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥−65∼+150℃
接合部温度 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+150℃
16ピンTSSOP、θJA熱インピーダンス ‥‥‥‥+150.4℃/W
ピン温度、ハンダ処理
蒸着(60秒) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+215℃
赤外線(15秒) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+220℃
(特に指定のない限り、TA=25℃)
VDD∼VSS‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥13V
VDD∼GND‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ −0.3∼+6.5
VSS∼GND‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ −0.3∼+0.3V
アナログ入力2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ VSS−0.3∼VDD+0.3V
デジタル入力2‥‥‥‥‥‥‥ GND−0.3∼VDD+0.3Vまたは
30mAのいずれか先に発生する方
ピーク電流、SまたはD‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20mA
(1msで最大10%デューティ・サイクルのパルス)
連続電流、SまたはD‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10mA
85∼125℃での3V動作‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.5mA
動作温度範囲
車載(Yバージョン)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ −40∼+125℃
注
1 上記の絶対最大定格を超えるストレスを加えるとデバイスに恒久的な損傷を与えることがあり
ます。この規定はストレス定格の規定のみを目的とするものであり、この仕様の動作セクショ
ンに記載する規定値以上でのデバイス動作を定めたものではありません。デバイスを長時間絶
対最大定格状態に置くとデバイスの信頼性に影響を与えます。同時に複数の絶対最大定格条件
を適用することはできません。
2 IN、S、またはDでの過電圧は内部ダイオードでクランプされます。電流は、規定された最大定
格に制限してください。
オーダー・ガイド
モデル
温度範囲
パッケージ
パッケージ・オプション
ADG611YRU
ADG612YRU
ADG613YRU
−40∼+125℃
−40∼+125℃
−40∼+125℃
薄型シュリンク・スモール・アウトライン・パッケージ(TSSOP)
薄型シュリンク・スモール・アウトライン・パッケージ(TSSOP)
薄型シュリンク・スモール・アウトライン・パッケージ(TSSOP)
RU-16
RU-16
RU-16
表I
ADG611/ADG612の真理値表
ADG611In
ADG612In
スイッチ条件
0
1
1
0
オン
オフ
ピン配置
IN1 1
16
IN2
2
15
D2
14
S2
D1
S1 3
VSS 4
表 II
13
VDD
上面図
GND 5 (縮尺は異なります) 12 NC
ADG613の真理値表
ロジック
スイッチ1、4
スイッチ2、3
0
1
オフ
オン
オン
オフ
S4 6
11
S3
7
10
D3
IN4 8
9
IN3
D4
NC=未接続
注意
ESD(静電放電)の影響を受けやすいデバイスです。4000Vもの高圧の静電気が人体やテスト装置に容易に帯電し、
検知されることなく放電されることがあります。本製品には当社独自のESD保護回路を備えていますが、高エネル
ギーの静電放電を受けたデバイスには回復不可能な損傷が発生することがあります。このため、性能低下や機能喪
失を回避するために、適切なESD予防措置をとるようお奨めします。
REV.0
ADG611
ADG612
ADG613
5
WARNING!
ESD SENSITIVE DEVICE
ADG611/ADG612/ADG613
用語説明
VDD
正電源電位
VSS
負電源電位
IDD
正電源電流
負電源電流
ISS
GND
グラウンド(0V)リファレンス
S
ソース・ピン。入力または出力。
D
ドレイン・ピン。入力または出力。
IN
ロジック・コントロール入力
VD(VS)
D、Sピンのアナログ電圧
RON
D∼S間の抵抗
ΔRON
任意の2チャンネル間のオン抵抗のマッチング、すなわちRONMAX−RONMIN。
平坦性は、仕様で規定されたアナログ信号範囲におけるオン抵抗の最大値と最小値の差として定義されます。
RFLAT(ON)
IS(OFF)
スイッチ“オフ”時のソース・リーク電流
ID(OFF)
スイッチ“オフ”時のドレイン・リーク電流
ID、IS(ON)
スイッチ“オン”時のチャンネル・リーク電流
ロジック“0”の最大入力電圧
VINL
ロジック“1”の最小入力電圧
VINH
IINL(IINH)
デジタル入力の入力電流
スイッチ“オフ”時のソース容量。グラウンドを基準に測定。
CS(OFF)
スイッチ“オフ”時のドレイン容量。グラウンドを基準に測定。
CD(OFF)
CD、CS(ON)
スイッチ“オン”時の容量。グラウンドを基準に測定。
デジタル入力容量
CIN
tON
デジタル・コントロール入力の入力から出力スイッチ・オンまでの遅延。テスト回路4参照。
デジタル・コントロール入力の入力から出力スイッチ・オフまでの遅延。
tOFF
電荷注入
スイッチング時にデジタル入力からアナログ出力へ伝達されるグリッチ・インパルスの大きさ。
オフ・アイソレーション “オフ”状態のスイッチを通過する不要信号の大きさ。
クロストーク
寄生容量に起因して1つのチャンネルから別のチャンネルに伝達される不要信号の大きさ。
オン応答
“オン”状態にあるスイッチの周波数応答
挿入損失
スイッチのオン抵抗に起因する損失
6
REV.0
代表的な性能特性−ADG611/ADG612/ADG613
600
200
±3.3V
±4.5V
±2.7V
±3V
100
VDD = 3V
400
オン抵抗―Ω
150
VDD = +5V
VSS = –5V
VDD = 2.7V
500
200
オン抵抗―Ω
250
TA = 25 ℃
VSS = 0V
TA = 25 ℃
VDD = 3.3V
オン抵抗―Ω
250
300
VDD = 4.5V
200
150
+125 ℃
100
±5.5V
50
0
–5 –4 –3 –2 –1 0
1
VD, VS – V
特性1
2
3
4
0
5
オン抵抗 対 VD(VS)(両電源)
VDD = 5V
0
–40 ℃
0
–5 –4 –3 –2 –1 0
1
2
VD, VS – V
0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0
VD, VS – V
特性2
オン抵抗 対 VD(VS)(単電源)
特性3
2
600
VDD = 5V
VSS = 0V
500
100
–40 ℃
+25 ℃
IS (OFF)
0
特性4
2.0
0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0
VD, VS – V
オン抵抗 対 あらゆる温度での
VD(VS)(単電源)
TA = 25 ℃
1.5
0
ID (OFF)
–1
–2
IS, ID(ON)
–3
–4
–5 VDD = 5V
VSS = 0V
–6
0
20
60
80
温度―℃
時間―ns
Qinj – pC
特性6
tON,V DD = +5V
tON,V DD = +5V
60
VSS = –5V
tOFF,V DD = +5V
20
tOFF,V DD = +5V
VSS = –5V
–2.0
–5 –4 –3 –2 –1
0
1
2
3
4
5
0
–40 –20
0
100
120
20
40
60
80
100 120
特性8
tON/tOFF時間 対 温度
7
TA = 25 ℃
–4
VDD = 5V
VSS = 0V
–8
–10
–12
–14
–16
–18
0.3
1
温度―℃
VS – V
電荷注入 対 ソース電圧
VDD = –5V
VSS = +5V
–6
VSS = 0V
–1.5
80
0
40
VDD = +5V
VSS = –5V
60
リーク電流 対 温度(単電源)
–2
VSS = 0V
–1.0
40
温度―℃
80
–0.5
REV.0
120
リーク電流 対 温度(両電源)
100
0
特性7
100
120
VDD = +5V
VSS = 0V
IS, ID(ON)
–3
–5 VDD = +5V
VSS = –5V
–6
0
20
40
特性5
VDD = +3V
VSS = 0V
ID (OFF)
–2
–4
1.0
0.5
–1
減衰量―dB
0
5
1
電流―nA
電流―nA
オン抵抗―Ω
+125 ℃
+85 ℃
200
4
2
0
300
3
オン抵抗 対 あらゆる温度での
VD(VS)(両電源)
IS (OFF)
1
400
+25 ℃
50
100
±5V
+85 ℃
特性9
10
100
周波数―MHz
1000
オン応答の周波数特性
ADG611/ADG612/ADG613
アプリケーション
図1に、プログラマブルなゲインを持つフォト・ディテクタ
回路を示します。回路内に示す抵抗値で、スイッチングを
さまざまに組み合わせて、2∼16の範囲のゲインが得られま
す。
0
–10
–20
減衰量―dB
–30
–40
–50
C1
–60
R1
33kΩ
–70
–90
0.3
特性10
5V
VDD = –5V
VSS = +5V
TA = +25 ℃
–80
1
10
周波数―MHz
100
D1
VOUT
2.5V
1k
R2
510kΩ
5V
オフ・アイソレーションの周波数特性
D1
S1
(LSB) IN1
0
R6
R7
120kΩ 120kΩ
S3
D3
R8
120kΩ
S4
D4
R9
120kΩ
IN2
–20
–30
減衰量―dB
D2
S2
–10
–40
R3
510kΩ
IN3
–50
–60
(MSB) IN4
–70
GND
–80
1
特性11
10
周波数―MHz
100
2.5V
R9
120kΩ
ゲイン範囲2∼16
VDD = +5V
VSS = –5V
TA = 25 ℃
–90
–100
0.3
R4
R5
240kΩ 240kΩ
図1
プログラマブルなゲインを持つフォト・ディテクタ回路
1k
クロストークの周波数特性
8
REV.0
ADG611/ADG612/ADG613
テスト回路
IDS
V1
S
VS
IS (OFF)
D
RON = V1/IDS
テスト回路1
S
A
A
VS
オン抵抗
D
NC=未接続
オフ・リーク
テスト回路3
0.1μF
VDD
VSS
S
VIN
ADG611
50%
50%
VIN
ADG612
50%
50%
VOUT
D
RL
300Ω
IN
CL
35pF
90%
VOUT
90%
GND
tOFF
tON
テスト回路4
VDD
スイッチング・タイミング
VSS
0.1μF
VIN
0.1μF
50%
0V
VDD
VS1
VS2
VIN
VSS
S1
D1
S2
D2
RL2
300Ω
IN1,
IN2
CL2
35pF
RL1
300Ω
VOUT2
CL
35pF
VOUT1
VOUT1
VOUT2
ADG613
90%
90%
0V
tD
テスト回路5
RS
VDD
VSS
VDD
VSS
S
D
IN
GND
ADG611
VOUT
ON
OFF
ADG612
CL
1nF
VS
tD
ブレイク・ビフォア・メイク時間遅延
VIN
VIN
VOUT
QINJ = CL × △VOUT
テスト回路6
9
電荷注入
90%
0V
GND
REV.0
50%
90%
△VOUT
A
VD
オン・リーク
VSS
0.1μF
VS
S
NC
VD
テスト回路2
VDD
ID (ON)
ID (OFF)
D
ADG611/ADG612/ADG613
VSS
VDD
0.1μF
VDD
0.1μF
VDD
0.1μF
ネットワーク・
アナライザ
VSS
S
VDD
D
S
D
50Ω
VIN1
VS
VS
D
VIN
RL
50Ω
GND
VIN2
VOUT
NC
GND
オフ・アイソレーション = 20 LOG
テスト回路7
VSS
S
50Ω
50Ω
IN
VSS
0.1μF
VOUT
VS
VOUT
チャンネル間クロストーク = 20 LOG VS/VOUT
オフ・アイソレーション
テスト回路8
VDD
RL
50Ω
チャンネル間クロストーク
VSS
0.1μF
0.1μF
VDD
ネットワーク・
アナライザ
VSS
S
50Ω
IN
VS
D
VIN
RL
50Ω
GND
挿入損失 = 20 LOG
テスト回路9
10
VOUT
スイッチした VOUT
スイッチなしの VOUT
帯域幅
REV.0
ADG611/ADG612/ADG613
外形寸法
サイズはインチと(mm)で示します。
16ピンTSSOP
(RU-16)
0.201 (5.10)
0.193 (4.90)
16
9
0.177 (4.50)
0.169 (4.30)
0.256 (6.50)
0.246 (6.25)
1
8
ピン1
0.006 (0.15)
0.002 (0.05)
実装面
REV.0
0.0433 (1.10)
MAX
8°
0.0256 (0.65) 0.0118 (0.30) 0.0079 (0.20) 0°
BSC
0.0075 (0.19) 0.0035 (0.090)
11
0.028 (0.70)
0.020 (0.50)
PRINTED IN JAPAN
TDS04/2002/1000
ADG611/ADG612/ADG613
このデータシートはエコマーク認定の再生紙を使用しています。
12
REV.0