買取・買増請求その他各種お手続きにつきましては、原則

■ 会社の概要
社 名
英文社名
本 社
設 立
資本金
発行済株式総数
■ 株主メモ
事業年度
基準日
定時株主総会
公告掲載
(2012年10月31日現在)
アルプス電気株式会社
ALPS ELECTRIC CO., LTD.
〒145-8501
東京都大田区雪谷大塚町1番7号
TEL. (03) 3726-1211
(大代表)
(03) 5499-8026(IR部門直通)
1948年11月1日
23,623,571,711円
181,559,956 株
NO.
毎年 4月1日から翌年3月31日
定時株主総会権利行使確定日 毎年3月31日
期末配当金支払株主確定日 毎年3月31日
中間配当金支払株主確定日 毎年9月30日
その他あらかじめ公告して定めた日
毎年6月下旬
電子公告により、
当社ホームページ
(http://www.alps.com/j/ir/index.html)
に
掲載します。
なお、
やむを得ない事由により、
電子公告ができない場合は、
日本経済新聞に
掲載します。
上場証券取引所
1単元の株式数
100株
株 主 名 簿 管 理 人 及び
特別口座の口座管理機関
三菱UFJ信託銀行株式会社
同連絡先
ALPS
REPORT 149
第 80期 第2四半期報告書
アルプス電気株式会社 2012年11月29日発行
東京(第一部) 証券コード 6770
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号
ホームページ
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
三菱UFJ信託銀行証券代行部
検索
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1. 住所変更、買取・買増請求その他各種お手続きにつきましては、原則、
お取り引きの
ある証券会社などにお問い合わせください。
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銀行が口座管理機関となっておりますので、三菱UFJ信託銀行証券代行部にお問い
合わせください。
3. 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。
■ 株式事務に関するお問い合わせ
三菱UFJ 信託銀行証券代行部 テレホンセンター
お問い合わせ
0120-232-711
(受 付 時 間:土・日・祝 祭日を除く平日 9:00 ∼ 17:00)
住所変更等諸届用紙ご請求
0120-244-479( 24時間受付)
この印刷物に使用している用紙は、森を元気にするための間伐と
間伐材の有効活用に役立ちます。
ALPS SHOW 2012 特集
皆様へ
Top Message
代表取締役社長
年 の 瀬 が 近 づ き、朝 夕 の 冷 え 込 み が 厳 し く な っ て
環境も依然として厳しさが続くものと予想されますが、
まいりましたが、
皆様におかれましては、
ますますご健勝
これまで以上に新規顧客や新市場の開拓を積極果敢に
のこととお慶び申し上げます。
行い、引き続き構造改革の推進による企業体質の強化に
当上半期における世界経済は、欧州において財政危機
取り組んでまいります。
の深刻化によるマイナス成長に陥り、米国は雇用改善の
さ て、去 る9月に、2年に 一 度 の プ ラ イ ベ ー ト シ ョ ー
遅れなどで回復基調が緩やかになり、
また、
中国やインド
「ALPS SHOW 2012」を本社ビルで開催し、前回の来場
などの新興国では、輸出や投資が鈍化して経済成長率
者を大きく上回る多くのお客様が来場され、大変な盛況
が下がるなど、全体的に景気減速懸念が強まりました。
となりました。
日本経済におきましても、これら海外経済の不安定感や
スマートフォンや車載市場へ、さらに環境・エネルギー
長期化する円高の影響などから、景気回復には至らず、
やヘルスケアの新市場に向けて、当社独自の材料技術や
依然として厳しい状況が続いております。
微細加工技術、薄膜技術などの優位性を活かし、各種の
当エレクトロニクス業界におきましては、世界景気の
低迷に加え、新興国メーカーの台頭などが影響し、テレ
ビやパソコンなどのデジタル民生機器向け電子部品が
伸び悩みました。
入力デバイスやセンサ、通信技術を融合した新製品を
数多く出品して高いご評価をいただきました。
ま た、抽 選 に よ り ご 招 待 し た 個 人 株 主 の 皆 様 に も
ご来場いただき、あわせて株主様説明会を行いました。
この結果、
当上半期の業績につきましては、
円高基調が
「ALPS SHOW 2012」にて出品した、さまざまな新製品
続いている影響もあり、売上・利益ともに期初に立てた
を受注に結びつけるべく、現在、全社一丸となって拡販
予想を下回る結果となり、下半期の業績につきましても、
活動を進めており、業績向上に向けた取り組みを加速
スマートフォン向け製品の売上は上向くものの、民生
させる所存です。
市場全体では厳しい状況が続くと予想されることから、
業績予想の下方修正を行いました。
これに伴い、当初予想した利益を達成できない見通し
皆様には、今後ともより一層のご支援とご鞭撻を賜り
ますよう、よろしくお願い申し上げます。
2012年11月
であることから、予定していた配当金を減配するに
至りましたことは、株主の皆様に大変申し訳なく思って
おります。
世界の経済状況が大きく変化するなかで、当社の事業
1
2
去る 9 月20日・21日の両日、お得意先様や業界関係者の方々
を対象に、プライベートショー「ALPS SHOW 2012」を本社で
開催しました。
「未来を、もっと快適に、もっとスマートに。
」というテーマの
下、当社がビジネス拡大に力を入れている「オートモーティ
ブ」
「スマートフォン」
「ヘルスケア」
「環境・エネルギー」の
4 つの市場に主眼を置いて、当社の新製品・新技術をご提案
し、多くのお客様で賑わいました。
重点展示
オートモーティブ
Automotive
次世代コックピットをイメージし
たデモ展示により、安全で快適な
操作環境を実現する当社製品を体
感いただきました。
ヘルスケア
Healthcare
医療 ICT やクラウド活用などにより、
病院内から生活空間まで、ヘルスケ
アの機器展開に向けたソリューション
をご提案しました。
スマートフォン
Smartphone
スマートフォン向けに「デザイン」
「ユーザビリティ」
「アプリケーショ
ン」を追求した豊富なバラエティ
を展示しました。
環境・エネルギー
Environment & Energy
xEMS(エネルギー・マネジメント・
システム)をイメージし、電流セン
サ+無線技術モジュール化技術を
ご紹介しました。
特集
未来を、もっと快適に、もっとスマートに。
ALPS SHOW 2012
3
4
快適でスマートな暮らしを実現する、アルプス電気の製品
[ 4 つの重点展示の特徴]
オートモーティブ Automotive
コックピットデモを用いて
新開発の「静電式タッチパ
次世代の Human Machine
ネル(F2 センサ)」は、ITO
Interface を体感いただけ
フィルムに独自の電極 配線
る展示を行い、ドライバー
パターンを施すことで、薄
の利便性や安全性の向上を
型化と原材料費の低減を可
両立する、新たな「マルチ
能にしました。当社は、高
モーダルコマンダ」などをご
いデザイン性やユーザビリ
提案しました。このデバイス
ティ、多様なアプリケーショ
は、動作予測による複数のガイド機能を持ち、ドライバーの意図
ンへの対応など、スマートフォンに求められるさまざまなニーズに
を検知して最適な操作入力方法を提供します。
対応します。
ヘルスケア Healthcare
環境・エネルギー Environment & Energy
座ったままで呼吸数や心拍
各種セット機器の更なる省
数など生体情報をモニタす
エネルギー化に加え、電力
るバイタルセンシングをは
の見える化やピークコント
じめ、当社の「SENSORING™」
ロールなどのニーズが高ま
バラエティと通信モジュー
るなか、搭載される電子部
ルを組み合わせることで、
品にも同様の対応が求め
健康情報管理などに適した
られています。エネルギー
「身守りサービス」をご提案。
マネジメントに欠かせない
また、各種ヘルスケア機器に搭載されるコンポーネントから、当社
キーデバイスを小型・薄型かつ高精度化することで、さまざまな機器
ならではのモジュール製品まで幅広くご紹介しました。
への組み込みを容易にしたセンサ、通信モジュールをご紹介しました。
SHOW REPORT_1
環境に優しい電子部品を生み出す「アルプス・グリーンデバイス
(株)
」
「環境・エネルギー」コーナーでは、アルプス・グリー
ンデバイス(株)が開発した「小型・高精度な新型電
流センサ」に「低消費電力タイプの通信モジュール」
を組み合わせ、効率的な xEMS を実現する各種製品・
新技術をご紹介しました。スマート家電や電気自動車
の急速な普及に対応していきます。
5
スマートフォン Smartphone
SHOW REPORT_2
個人株主様「ALPS SHOW 2012」ご招待
9 月 22 日、個人株主様をお迎えし、見学会を行いま
した。なお、見学会に先立ち、
「個人株主様説明会」
を開催。米谷専務取締役から当社のホーム・モバイ
ル市場やオートモーティブ市場における今後の技術
の方向性などについてご説明し、当社へのご理解を
深めていただきました。
6
人と社会の新しい未来を拓く、先進のテクノロジー
[重点展示の主な製品]
オートモーティブ Automotive
パワーウインドウスイッチ
スマートフォン Smartphone
静電式タッチパネル(F2 センサ)
「非接触接点パワーウインドウスイッチ」は、塵芥
の多い空間など、過酷な環境下で高い信頼性を
発揮。「メタルサウンド付パワーウインドウスイッ
チ」は、シャープな操作音と、クリック感を持つ操
作フィーリングを実現します。
車載用地上デジタルフルセグ TV チューナ
従来の静電容量式タッチパネルは、X とY 軸の電極
を別々に形成し 2 枚のフィルムを貼り合わせてい
ましたが、本製品は、厚さ 50 マイクロメートル の
1 枚の樹脂フィルム上に X 軸、Y 軸の電極を配置す
ることで薄型化を実現しています。
カメラ付小型携帯機器向けオートフォーカス用アクチュエータ
車室内でデジタル放送の視聴を可能にする TV
チューナ。本製品は、容積従来比 85%減の小型
化・薄型化を実現し、低消費電力、高感度、高妨害
耐性を追求。ハイブリッドカーや電気自動車の低
消費電力ニーズに対応します。
アンテナ付車載用 Bluetooth® HCI モジュール
高い応答性と光軸ズレの少ない VCM(Voice Coil
Motor)方式を採用。アクチュエータの小型化に
取り組み、カメラモジュールの低背化に貢献。ス
マートフォン、タブレットPC、ゲーム機、ノートPC な
どの薄型化に貢献します。
microSIM カードコネクタ
スマートフォンや携帯音楽プレーヤなどを車載機
器とつなぎ、ハンズフリー通話や音楽を車内で聴
くことができます。当社は 2.4GHz 帯の高周波通
信の実現と各国電波法に対応し、アンテナの一体
化により設計・開発の負荷軽減に貢献します。
ヘルスケア Healthcare
タクトスイッチ® サイドプッシュ™ミッドマウントタイプ
当社の microSIM カードコネクタは、業界最薄クラ
スかつ低消費電力化を実現しつつ、逆挿入防止構
造や高信頼性のメディア検出機能を搭載。スマー
トフォン、タブレットPC など、小型・高機能化する
モバイル機器に対応します。
環境・エネルギー Environment & Energy
リカロイ™ パワーインダクタ ※
血糖値計や歩数計、体温計などのヘルスケア製品
に対応したスイッチは、小型 ・ 薄型化に加え、落
下を想定した強度や屋外使用に対応できる防塵性
などが求められます。当社では高い強度と防塵性
を誇るスイッチを展開しています。
発電入力デバイス
各種 CPU などのスイッチング周波数の高周波化に
対応し小型・高効率を実現した本製品。新世代磁性
材料として注目されている当社独自開発の「リカロ
イ ™」を採用することで、小型ノート PC をはじめと
する各種モバイル機器の長時間駆動に貢献します。
エネルギーマネジメント用電流センサ ※
押しボタン式のスイッチの中に、磁石とコイルな
どで構成する発電機構を組み込み、一連の操作
で、入力と通信をバッテリーレスで行います。ナー
スコールや、患者の離床検知など、電力供給が困
難な機器に最適なデバイスです。
光センサ
湿度センサ
紫外域から近赤外域までにある 3 種類の波長の光
を同時に検知できるセンサです。スマートフォン
などへ内蔵することで、屋外で紫外線を手軽に確
認できるようになり、日焼け止め対策などに応用
が可能です。
7
オリジナルの高感度磁気素子を用いた、コアレス
構造の電流センサ。独自の設計で小型・軽量化を
実現。スリット構造により、既設配線に電気工事
を行うことなく後付可能で、xEMS などの電力監視
用途向けに最適です。
当社の湿度センサは、乾燥状態から結露に近い状態ま
での幅広い湿度領域下での使用が可能であり、また低
消費電力、業界トップクラスの小型・薄型化が特長です。
このセンサを住宅内に取り込むことで、エアコンの効率
的な空調管理などに活用して、節電向上に役立てます。
※アルプス・グリーンデ バイス(株)
の製品です。
8
トピックス
■「CEATEC JAPAN 2012」に出展
2012年
8月
9月
●
中国にてヘルスケア事業の合弁会社「SHENYANG
XIKANG ALPS TECHNOLOGIES CO., LTD.」を
設立
リカロイTM パワーインダクタ「GLMHシリーズ」
発表
10月2日から6日、当社は千葉県千葉市の幕張メッセで開催
されたアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展示会
「CEATEC JAPAN 2012」に出展しました。
今年の開催テーマ、
『Smart Innovation -豊かな暮らしと
社会の創造』
の下、
当社は電子部品ゾーンに展示スペースを設け、
●「ALPS
SHOW 2012」
開催
4つの重点市場(スマートフォン、オートモーティブ(自動車)、
環境・エネルギー、ヘルスケア)の最新の製品や技術について、
駐日アイルランド大使が古川工場を表敬訪問
JAPAN 2012」
に出展
10月 ●「CEATEC
●
●
2012年度第2四半期決算発表
(宮城県大崎市)」に出展
11月 ●「おおさき産業フェア2012
体験展示や動作展示を中心に紹介を行いました。
ま た、当 社 が 出 品 し た 車 載 用 次 世 代 入 力デバイス「マルチ
モーダルコマンダ」が「クルマの新しい操作方法を提案する夢の
ある技術」と評価され、
「CEATECアワード2012」の次世代イノ
ベーション・キーテクノロジー部門の準グランプリを受賞しま
(注)
下線のトピックスを以下に詳しくご報告しています。
■ 中国にてヘルスケア事業の合弁会社「SHENYANG
XIKANG ALPS TECHNOLOGIES CO., LTD.」
を設立
当社は、8月15日、中国においてヘルスケア事業で実績のある
NEUSOFT XIKANG HEALTHCARE TECHNOLOGY社と
合弁 で、中 国 遼 寧 省 瀋 陽 市 に ヘ ル ス ケ ア 市 場 向 け の 製 品
開 発 と 技 術コンサルティングサービス を 事 業 内 容 と す る
した。これにより、テレビ局などの国内外のマスコミメディア
から注目を集め、数多くの取材を受けました。
さらに、同期間中のキーノートスピーチでは、天岸取締役技
術本部長兼モジュール担当が「~Only One, First One, Number
One に向けて~ 技術革新への対応」と題して、500人を超える
聴講者に講演を行い、当社概要紹介や、車載製品などを例にして
従 来 の 機 構 メ カ部品を中心としたすり合わせ技術に加え、IC
設計やソフトウェアとの融合が、今後の技術開発には不可欠で
あることなどが話されました。
「SHENYANG XIKANG ALPS TECHNOLOGIES CO., LTD.
(シェンヤン・シーカン・アルプス・テクノロジーズ)
」を設立しま
した。
中国では、昨今、傷病予後や慢性病の管理、高齢化対策などの
社会問題が顕在化しつつあり、健康管理のための商品やサービ
スが注目されています。
当社がこれまで電子部品開発で培った各種技術を生かし、
これらのニーズにあった電子部品の開発、製造を共同で進めま
連日盛況だった当社ブース
す。また、センシング及び ネットワーク技術を応用することで、
我が国でも注目されている離れた場所にいるお年寄りや子供
の状況を確認できる「見守りサービス」商品などの研究開発・
製造も行っていく予定です。
9
次世代入力デバイス
「マルチモーダルコマンダ」
10
Topics
●
業績ハイライト
連結業績の概況 2012年4月1日から2012年9月30日まで
当第2四半期連結累計期間の当社グループにおける
連 結 業 績 は、売 上 高2,643億円(前年同期比2.9%増)、
円(前年同期比69.7%減)、四半期純損失は26億円(前年
同期における純利益は11億円)となりました。
営業利益28億円
(前年同期比61.6%減)
、経常利益17億
Financial Highlights
売上高
1株当たり四半期純損益
(円)
(億円)
3,000
2,780
2,369
2,568
2,643
前年同期比
75億円増
60
前年同期比
40
21.21円減
33.07
2,000
20
6.22
1,000
0
0
2009/9
2010/9
2011/9
-60
2012/9
営業損益・営業損益率
9
5.8
6
前年同期比
45億円減
73
2012/9
4,127
4,232
4,219
4,214
2.9
0
4,000
2009/9
2010/9
2011/9
2012/9
28
1.1
5億円減
2011/9
2012/9
2,000
0
1,000
0
-6
四半期純損益
純資産・自己資本比率
(億円)
自己資本比率(右目盛り)
(億円)
90
前年同期比
2,000
40
1,720
24.6
30
11
(%)
3,000
38億円減
59
60
1,872
26.3
1,821
25.8
1,813
30
前年同期比
7億円減
25.2
20
1,000
0
-100
前年同期比
3
△3.2
△76
2010/9
5,000
3,000
60
2009/9
2011/9
(億円)
(%)
160
120
-120
2010/9
総資産
営業損益率(右目盛り)
(億円)
180
△14.99
△53.58
2009/9
10
△26
△96
2009/9
2010/9
2011/9
2012/9
0
2009/9
2010/9
2011/9
2012/9
0
(注)単位は億円未満切り捨て。よって、グラフ中の数値に差異が生じる場合があります。
11
12
財務情報
電子部品事業
■ 車載市場
●売上高
●売上高構成比
(億円)
611
600
684
車載市場
25.9%
400
200
0
●売上高構成比
その他
(億円)
1,600
1,346
1,321
物流事業
1,200
車載情報
機器事業
800
50.0%
電子部品
事業
■ 民生その他市場
●売上高
●売上高構成比
(億円)
400
0
2012/9
車 載 市 場 に お い て は、当 社 の グ ロ ー バ ル生産・販売 ネ ッ ト
ワークを生かし、おおむね順調に増加基調で推移しました。
自動車の安全性や省エネ向上のための電子化が今後も進展する
見通しであり、センサや高周波部品などの独自製品開発に注力
し、自動車メーカー各社とのパートナーシップを強固にして、
積極的に拡販していきます。
当第2四半期連結累計期間における当市場の売上高は684
億円(前年同期比12.0%増)となりました。
好調に売上推移した当社車載市場向け製品群
●売上高
2011/9
800
2011/9
2012/9
735
600
637
24.1%
400
当 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 業 界 に お い て は、世 界 景 気 の 低 迷 に
加え、新興国メーカーの台頭などが影響し、テレビやパソコン
などのデジタル民生機器向け電子部品が伸び悩みました。さら
に円高基調が続いている影響もあり、
売上高・利益ともに期初の
予想を下回る結果となりました。
こ の 結 果、当 事 業 の 売 上 高 は1,321億円
(前年同期比1.9%
減)、営業損失は8億円(前年同期における営業利益は17億円)と
なりました。
13
民生その他
市場
200
0
2011/9
2012/9
民 生 そ の 他 市 場 で は、ス マ ー ト フ ォ ン 市 場 が 急 成 長 す る
一方、テレビやパソコンなどの民生機器向け部品が低調に推移
しました。スマートフォン向けのタッチパネルなどのコンポー
ネント製品の一部については、顧客の計画変動などの影響を
受け、売上高・利益ともに前年同期実績を下回りました。今後、
的確な拡販活動推進とともに、節電・省エネ市場の拡大に伴う
新製品投入を積極的に行っていきます。
当第2四半期連結累計期間における当市場向けの売上高は
637億円(前年同期比13.4%減)となりました。
(注)
従来の
「AUTO事業本部」
及び
「HM& I 事業本部」は、それぞれ
「車載市場」及び
「民生その他市場」
に表記を変更しています。
14
Financial Data
800
財務情報
車載情報機器事業
(アルパイン株式会社)
●売上高
連結財務諸表(要約)
●売上高構成比
連結貸借対照表
その他
(億円)
1,200
物流事業
38.9%
車載情報
600
(単位:億円)
電子部品
事業
機器事業
300
0
2011/9
2012/9
車載情報機器事業(アルパイン(株)
・東証一部)では、中近東やブラ
ジルでの販売・生産体制の構築や、米国にクラウドコンピューティングの
研究開発会社を設立、新製品開発に取り組みました。自動車メーカー向け
売上高が伸長しましたが、円高の影響、日米欧の市販市場の販売競争の
激化、部材の高コストが収益を圧迫し、厳しい状況で推移しました。
この結果、当事業の売上高は1,028億円(前年同期比9.6%増)、営業
利益は11億円(前年同期比62.8%減)となりました。
(注)事業名称変更に伴い、従来の「音響製品事業」から「車載情報機器事業」に表記を変更しています。
物流事業(株式会社アルプス物流)
●売上高
●売上高構成比
400
物流事業
300
237
243
車載情報
機器事業
200
9.2%
電子部品
事業
100
0
2011/9
2012/9
物流事業((株)アルプス物流・東証二部)では、新規・深耕拡販を図ると
ともに、
「絶対品質」の追求など、事業体質の強化に取り組みました。また、
中国・重慶の倉庫新設や内陸部への長距離輸送サービスの拡充、韓国で
の物流機能の強化、タイで第4の拠点開設など、グローバルに拠点及び
ネットワークの強化を進め、取扱貨物量の拡大に努めました。
この結果、当事業の売上高は243億円(前年同期比2.8%増)、営業
利益は19億円(前年同期比8.9%増)となりました。
15
第80期
第2四半期会計期間末
('12.9.30)
資産の部
A
流動資産
2,757
2,539
B
固定資産
1,663
1,674
有形固定資産
1,209
1,259
無形固定資産
93
108
投資その他の資産
359
305
4,420
4,214
流動負債
2,063
1,637
固定負債
426
763
2,489
2,400
資産合計
負債の部
負債合計
純資産の部
株主資本
1,360
1,316
その他の包括利益累計額
△206
△255
777
752
少数株主持分
その他
(億円)
第79期
連結会計期間末
('12.3.31)
Financial Data
938
900
1,028
純資産合計
1,931
1,813
負債純資産合計
4,420
4,214
A 流動資産
流動資産は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少と、
たな卸資産の増加などにより、前連結会計年度末と比べ
217億円減少の2,539億円となりました。
B 固定資産
固定資産は、機械装置及び運搬具、ソフトウエア取得等に伴う無形
固定資産の増加と、投資有価証券、前払年金費用の減少などにより、
前連結会計年度末と比べ10億円増加の1,674億円となりました。
16
財務情報
連結財務諸表
(要約)
連結損益計算書
連結キャッシュ・フロー計算書
第79期
第2四半期
2,568
2,643
75
A
営業活動によるキャッシュ・フロー
72
44
△27
売上原価
2,104
2,213
108
B
投資活動によるキャッシュ・フロー
△141
△203
△62
売上総利益
464
430
△33
C
財務活動によるキャッシュ・フロー
△63
△9
53
販売費及び一般管理費
390
402
11
現金及び現金同等物に係る換算差額
△29
△21
8
営業利益
73
28
△45
△161
△190
△28
営業外収益
13
10
△2
現金及び現金同等物の期首残高
984
850
△134
営業外費用
30
21
△8
現金及び現金同等物の期末残高
823
659
△163
経常利益
56
17
△39
特別利益
14
19
4
特別損失
13
1
△11
税金等調整前四半期純損益
57
34
△23
法人税、住民税及び事業税
26
28
2
4
26
21
少数株主利益
15
6
△8
四半期純損益(△)
11
△26
△38
第79期
第2四半期
第80期
第2四半期
前年同期比
増減
(’
11.4.1~
’
11.9.30)
(’
12.4.1~
’
12.9.30)
26
△20
その他の包括利益合計
△88
△74
14
四半期包括利益
△62
△95
△32
少数株主損益調整前四半期純損益(△)
A 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の
増加は、
44億円
(前年同期は72億円の増加)
となりました。
この
増加は、主に税金等調整前四半期純利益34億円、減価償却費
104億円による資金の増加と、たな卸資産の増加83億円及び
法人税等の支払額35億円による資金の減少によるものです。
B 投資活動によるキャッシュ・フロー
包括利益計算書
(単位:億円)
現金及び現金同等物の増減額
(’
12.4.1~
’
12.9.30)
前年同期比
増減
売上高
(単位:億円)
(’
11.4.1~
’
11.9.30)
第80期
第2四半期
(単位:億円)
法人税等調整額
△46
A 営業利益
テレビやパソコンなどのデジタル民生機器向け電子部品
の売上の伸び悩み、円高などにより、営業利益は28億円
(前年同期比45億円減)となりました。
(注)単位は億円未満切り捨て。よって、表中の数値に差異が生じる場合があります。
17
第79期
第2四半期
前年同期比
増減
(’
12.4.1~
’
12.9.30)
Financial Data
A
第80期
第2四半期
(’
11.4.1~
’
11.9.30)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の
減少は、
203億円
(前年同期は141億円の減少)
となりました。
この減少は、主に電子部品事業を中心とした有形及び無形
固定資産の取得による支出198億円によるものです。
C 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は、
9億円(前年同期は63億円の減少)となりました。この減少は、主に
長期借入金の返済による支出410億円、配当金の支払額17億円に
よる資金の減少と、長期借入れによる収入の増加361億円及び
短期借入金の純増加額72億円による資金の増加によるものです。
(注)単位は億円未満切り捨て。よって、表中の数値に差異が生じる場合があります。
18
財務情報
設備投資・研究開発・減価償却・たな卸資産の推移
※内訳には連結消去を含んでおりません。
設備投資額
減価償却費
売上高比率
(右目盛り)
250
193
176
200
6.9
(%)
(億円)
9
250
売上高比率
(右目盛り)
9
8
8
7.3
7
200
7
6
6
150
97
100
4.1
100
5
−電子部品事業 145
3.6
車載情報機器事業
物流事業
その他
2009/9
2010/9
2011/9
35
9
3
2012/9 ※
2
売上高比率
(右目盛り)
250
6.7
159
150
0
95
91
3.3
3.7
0
4
3.9
−電子部品事業
63
車載情報機器事業
28
50
142
5.1
143
5.6
(%)
(億円)
9
800
8
700
7
147
6
5.5
物流事業
その他
2009/9
2010/9
2011/9
9
2
2012/9 ※
3
2
1
0
61
100
−車載情報機器事業
その他
2009/9
2010/9
2011/9
2012/9
581
600
500
623
−電子部品事業 407
510
400
4
3
50
745
5
−電子部品事業
19
100
5
104
たな卸資産
(億円)
0
4.6
108
1
研究開発費
200
150
3
50
0
4
(%)
86
0
2
300
200
1
100
0
0
−車載情報機器事業 326
物流事業
その他
2009/9
2010/9
2011/9
10
0
2012/9 ※
20
Financial Data
(億円)
株主広場
株式情報
株主 Q&A
■ 株式状況
株主の皆様から
頂いたご質問とその答えをご紹介します。
A 東日本大震災からの復興のための施策を実施するため
に必要な財源確保に関する法律の施行に伴い、
株式など
の配当などに係る所得税額に2.1%掛けた額の追加課税
(
「復興特別所得税」)がされることになります。
発行済株式総数
500,000,000 株
181,559,956 株
Information
Q配当を受け取る際の税金が変わると聞きました。
どのように変わるのですか?
会社が発行する株式の総数
■ 大株主の状況(2012年9月30日現在)
株主名
株式数
持株比率(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 15,250,300
8.40
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 15,149,600
8.34
全国共済農業協同組合連合会
7,400,000
4.08
株式会社東芝
4,075,200
2.24
JPモルガン証券株式会社
3,693,300
2.03
■ 所有者別分布状況(2012年9月30日現在)
Qいつから変わるのですか?
A「復興特別所得税」は、
平成25年1月1日から平成49年
12月31日の間に支払われる株式などの配当などに課税
されます。なお、今回お支払いする当社の中間配当には、
「復興特別所得税」は課税されません。
Q税率はどのようになりますか?
A「所得税」
や
「住民税」を含めて、源泉徴収が行われる場合
企業
証券会社 7.2%
7.3%
外国人
14.5%
発行済株式総数
181,559,956株
その他
1.3%
金融機関
40.0%
(注)その他は、自己名義株式と保管振替機構名義
の失念株式です。
個人
29.7%
(注)個人は、個人・持株会名義の株式です。
の税率は、以下の通りです。ただし、内国法人には、住民
税は徴収されません。
平成24年
12月31日まで
所得税
復興特別所得税
住民税
合計
IR情報Webサイトのご案内
平成25年
平成26年
1月1日から
1月1日から
平成25年
平成49年
12月31日まで 12月31日まで
平成50年
1月1日から
7%
7%
15%※
15%
−
0.147%
0.315%
−
3%
3%
※
5%
10%
10.147%
20.315%
20%
5%
※証券税制における軽減税率の適用終了による税率の変更です。
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IR情報
直近の財務諸表から
よく頂くご質問まで、
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2012
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コーナーです。
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