13 - 日立金属

日立金属株式会社
2014年度第1四半期 決算説明
2014年7月29日
http://www.hitachi-metals.co.jp
14年度第1四半期(14年4月-14年6月) 業績概要
需要が堅調に推移したことに加え、日立電線との合併による影響もあり大幅な増収増益を達成
(単位:億円)
13年度1Q実績*
14年度1Q実績
前年同期比
1,354
87
2,238
178
(6.4%)
(8.0%)
3
△1
△4
経常利益
90
177
+87
特別損益
△15
40
+55
税前利益
75
217
+142
四半期純利益
37
184
+147
5.9%
19.9%
+14.0
設備投資額
51
78
+27
減価償却費
63
86
+23
研究開発費
27
49
+22
106
183
+77
売 上 高
営業利益
(営業利益率)
営業外損益
ROE(株主資本利益率)
フリーキャッシュ・フロー
165%
+91
*13年度第1四半期は合併前のため 電線材料セグメント数値を含んでおりません
海外売上高
962億円 (前年同期比 152%、海外売上高比率 43.0%)
<北米 284億円(構成比 12.7%), アジア 524億円(同 23.4%), 欧州 119億円(同 5.3%), その他 35億円(同 1.6%)>
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2
14年度第1四半期(14年4月-14年6月)セグメント別業績概要
■
・
・
・
需要動向
自動車関連
: 北米・中国を中心に海外需要が堅調に推移
エレクトロニクス関連
: スマートフォンやタブレット端末等が海外需要を中心に好調に推移
産業インフラ・エネルギー関連 : 産業機械需要・公共投資等は堅調に推移したものの、建築部材関連
は需要が大幅に増加した前年同期に比べ減少
( 単位:億円)
売上高
13年度1Q
実績*
営業利益
14年度1Q
実績
前年
同期比
13年度1Q
実績*
14年度1Q
実績
65
82
(営業利益率11.2 %)
(営業利益率13.1 %)
高級金属製品
579
627
108%
磁性材料
322
344
107%
高級機能部品
459
470
102%
-
803
-
-
△6
△6
-
△18
1,354
2,238
165%
電線材料
その他・消去
連結合計
8
41
(営業利益率2.5 %)
(営業利益率11.9 %)
32
30
(営業利益率7.0 %)
(営業利益率6.4 %)
45
(営業利益率5.6 %)
前年
同期比
+17
+33
△2
-
△20
△2
87
178
+91
(営業利益率6.4 %)
(営業利益率8.0 %)
*13年度第1四半期は合併前のため 電線材料セグメント数値を含んでおりません
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セグメント別売上高・営業利益: 高級金属製品
売上高
627億円
13/1Q比 108%、13/4Q比 103%
営業利益
82億円
13/1Q比 17億円増、13/4Q比 18億円増
(単位:億円)
13/上
13/1Q
13/4-6
13/2Q
13/7-9
13/下
13/3Q
13/10-12
14/4Q
14/1-3
14/1Q
14/4-6
自動車生産の増加や環境親和製品の需要が堅調に推移し
前年同期比、前期比ともに増収増益
■特殊鋼
・工具鋼: ASEAN向け需要に調整の動きがあったものの、国内向けは
自動車生産の持ち直し等に伴い堅調に推移し、前年同期比で増加
・電子材料: 中小型用ディスプレイ関連材料の需要が好調に推移、
半導体等パッケージ材料もスマートフォンやタブレット端末を
中心とした需要が堅調に推移し、前年同期比で増加
・産業機器材料: 自動車関連材料は環境親和製品への需要が
国内・海外ともに堅調に推移、航空機関連材料も需要旺盛。
エネルギー関連材料は昨年からの円安効果の落ち着きもあり
調整感があったものの全体としては前年同期比で増加
■ロール
・各種ロール:
国内需要は回復傾向、海外需要も堅調に推移し前年同期比で増加
・射出成形機用部品:
スマートフォンやタブレット端末を中心とした需要好調を背景に、
国内・海外向けともに回復基調となったが、前年同期比で横ばい
■アモルファス金属材料
北米市場向け需要が好調に推移したことに加え、主要市場である
中国でも在庫補充の動きが見られたことや円安による影響もあり
前年同期比で増加
■切削工具
産業機械等の国内需要は持ち直し傾向、海外向けも輸出改善を
背景に堅調に推移し増加
売 営
上 業
高 利
益
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4
セグメント別売上高・営業利益: 磁性材料
(単位:億円)
売上高
344億円
13/1Q比 107%、13/4Q比 95%
営業利益
41億円
13/上
13/1Q
13/4-6
13/2Q
13/7-9
13/下
13/3Q
13/10-12
14/4Q
14/1-3
14/1Q
14/4-6
13/1Q比 33億円増 、13/4Q比 ほぼ横ばい
自動車関連およびFA関連を中心とした需要が好調に推移、
原材料価格の影響により前期比では減収となったが
前年同期比では増収増益
■マグネット
・希土類磁石:
ハイブリッド車やパワーステアリングなどの自動車用電装部品
が好調に推移、家電関連およびFA関連の需要も好調に推移し
前年同期比で増加
・フェライト磁石:
国内、海外とも自動車用電装部品、家電用部品の需要が
好調に推移し増加
■軟質磁性材料・応用品
フェライト応用品は太陽光発電用部品向けの需要が好調に推移
フェライトコアも自動車用電装部品およびスマートフォン向けを
中心に需要が堅調に推移
ファインメットは欧州向け太陽光発電用部品の需要が堅調に
推移し増加
売
上 営
高 業
利
益
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5
セグメント別売上高・営業利益: 高級機能部品
売上高
470億円
13/1Q比 102%、13/4Q比 100%
営業利益
30億円
13/1Q比 2億円減、13/4Q比 2億円増
(単位:億円)
13/上
13/1Q
13/4-6
13/2Q
13/7-9
13/下
13/3Q
13/10-12
14/4Q
14/1-3
14/1Q
14/4-6
自動車用鋳物は米国市場を中心とした需要が好調に推移、
一方、建築部材は需要堅調なものの鉄骨造建設需要が増加した
前年同期に対し減収、配管機器における住宅着工戸数減少に
よる影響もあり、全体として前年同期比で増収減益
■自動車用鋳物
・耐熱鋳造部品:
主要市場である欧州において需要持ち直しの兆しが見え始めた
ことや、好調な米国市場の需要に支えられ、前年同期並み
・高級ダクタイル鋳鉄製品:
米国をはじめとする、海外の乗用車における旺盛な需要が続き、
国内も消費税率引き上げに伴う需要反動減の影響も限定的となり、
全体として好調に推移し増加
・アルミホイール:
米国は需要が堅調に推移、国内は当社製品搭載車種の
生産増加の影響もあり、前年同期比で増加
■配管機器
・各種管継手:
米国での需要は堅調に推移した一方、国内住宅着工戸数が消費税
率引上げに伴う駆け込み需要の反動減により、前年同期比で減少
売
上 営
高 業
利
益
・ステンレス及びプラスチック配管機器:
ガス用製品に対する施工性・耐震性の高評価を受けたものの、
住宅着工数減少の影響により、前年同期比では減少
■建築部材
国内における民間設備投資や公共投資等による需要は堅調なものの、
鉄骨造建設需要が大幅に増加した前年同期比では減少
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6
セグメント別売上高・営業利益: 電線材料
(単位:億円)
売上高
803億円
(参考) 旧日立電線の13/1Q比 91%、 13/4Q比 92%
営業利益
45億円
(参考) 旧日立電線の13/1Q比 13億円増、 13/4Q比 22億円減
13/上
13/1Q
13/4-6
13/2Q
13/7-9
合併前
13/下
13/3Q
13/10-12
14/4Q
14/1-3
14/1Q
14/4-6
合併後
電線、自動車用部品、情報デバイスともに好調に推移
電線では海外鉄道案件および医療用プローブケーブルの受注
が伸長、自動車用部品も注力分野製品の旺盛な需要が持続
■電線
国内建設投資関連に加え、工作機械向け等の需要が堅調に推移
海外鉄道案件および医療用プローブケーブルの受注が伸長
電機材料についても、巻線が自動車用など内需を中心に好調に推移
■自動車用部品
注力分野である電装部品を中心に旺盛な需要が持続
■情報デバイス
スマートフォン普及による通信事業者の設備増強投資が続き、
ネットワーク機器の売上は堅調に推移
*当セグメントは、平成25年7月1日付日立電線株式会社との合併に伴って
新設された事業セグメントです。平成26年度第2四半期連結会計期間から
当セグメントにおける業績を当社グループ業績に反映しております。
売 営
上 業
高 利
益
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7
資産/負債・純資産
14/3末比増減 +83億円
D/Eレシオ 0.48 → 0.47
資産
負債・純資産
億円
億円
9,000
9,000
8,407
8,490
8,000
955
1,102
現預金等
+147
2,105
2,035
売掛債権
△70
8,407
8,490
1,760
1,776
2,915
2,833
7,000
6,000
5,000
4,000
1,429
1,478
純資産 3,732
589
595
その他流動資産
2,346
2,312
有形固定資産
△34
983
968
無形固定資産
・投資等 △15
335
349
(内、のれん +14)
14/3末
14/6末
3,000
2,000
1,000
0
棚卸資産
+49
+6
借入金
・社債
+16
その他負債
△82
純資産 3,881
103
102
少数株主
持分△1
3,629
3,779
株主資本
他
+150
14/3末
14/6末
0
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8
連結キャッシュ・フロー
(単位:億円)
科
目
13年度
第1四半期*
14年度
第1四半期
増減
税金等調整前四半期純利益
75
217
+142
減 価 償 却 費
63
86
+23
運転資金の増減
96
49
△47
△73
△170
△97
161
182
+21
△57
△85
△28
2
86
+84
投資キャッシュ・フロー
△55
1
+56
フリーキャッシュ・フロー
106
183
+77
借入金・社債の増減
△58
16
+74
配当金支払他
△32
△51
△19
財務キャッシュ・フロー
△90
△35
+55
9
△2
△11
24
146
+122
365
1,102
+737
そ
の
他
営業キャッシュ・フロー
設
備
そ
の
投 資
他
為替換算差額 他
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期末残高
*13年度第1四半期は合併前のため 電線材料セグメント数値を含んでおりません
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14年度第2四半期(累計) 業績予想の修正
自動車および産業インフラ関連製品を中心として堅調に推移、14年度第2四半期累計期間の業績は
売上高、利益とも当初予想を上回る見込みであり、2014年4月24日公表の14年度第2四半期(累計)
連結業績予想を修正いたします。
14年度第2四半期(累計)連結業績予想数値(2014年4月1日~9月30日)
売上高
営業利益
経常利益
四半期
純利益
1株当たり
四半期純利益
前回発表(A)
百万円
百万円
百万円
百万円
円 銭
443,000
31,500
30,000
19,500
45.60
今回発表(B)
447,000
34,000
32,200
25,000
58.46
+4,000
+2,500
+2,200
+5,500
+0.9%
+7.9%
+7.3%
+28.2%
350,463
23,124
22,707
9,635
増減額(B)-(A)
増減率(%)
(ご参考)
13年度第2四半期(累計)実績*
24.30
*13年度第1四半期は合併前のため、13年度第2四半期累計実績に電線材料セグメント数値を含んでおりません
なお、14年度(2014年4月1日~2015年3月31日)通期業績につきましては、今後も需要は堅調に
推移すると見ているものの、通期業績を見極める段階にないことから、2014年4月24日に公表した
通期業績予想の見直しを行っておりません。今後の動向がより明確に見通せるようになった時点で
見直しを行い、改めて開示いたします。
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14年度第2四半期(累計)セグメント別業績予想
( 単位:億円)
売上高
13年度
2Q累計
実績*1
営業利益
14年度
2Q累計
前回予想*2
14年度
2Q累計
今回予想
1,170
1,270
1,280
101%
123
145
155
+10
磁性材料
645
700
685
98%
38
75
80
+5
高級機能部品
911
915
925
101%
60
65
65
±0
電線材料
792
1,555
1,590
102%
44
70
87
+17
△13
△10
△10
ー
△34
△40
△47
△7
3,505
4,430
4,470
101%
231
315
340
+25
高級金属製品
その他・消去
連結合計
増減率
13年度
2Q累計
実績*1
14年度
2Q累計
前回予想*2
14年度
2Q累計
今回予想
増減額
*1 13年度第1四半期は合併前のため、13年度第2四半期累計実績に電線材料セグメント数値を含んでおりません
*2 2014年4月24日公表数値
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14年度第1四半期 トピックス
2014年7月1日、MMCスーパーアロイ株式会社の株式取得(子会社化)完了
(1)名
称
日立金属MMC スーパーアロイ株式会社
(2)所 在 地
埼玉県桶川市上日出谷1230 番地
(3)設
2010年7 月1 日
立
(4)代 表 者
代表取締役 取締役社長 岡 勉
(5)資 本 金
38億840万円
(6)売 上 高
17,790百万円(平成26年3月期実績)
(7)事業内容
特殊耐熱・耐食合金・耐摩耗合金、特殊銅合金の製造、販売
(8)社 員 数
345名(平成26年3月末現在)
(9)株
日立金属株式会社51%、三菱マテリアル株式会社49%
主
本件による当社業績への影響について
・ 第2四半期から高級金属製品セグメントに所属、業績反映
・ 14年度予想については、売上高130億円、営業利益10億円織り込み済み
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(参考)日立金属 セグメント別事業内容
主要製品
事業セグメント
高級金属製品
磁性材料
高
級
金
属
カ
ン
パ
ニ
ー
特殊鋼
高級特殊鋼[ YSSヤスキハガネ] : 工具鋼、電子材料 [ ディスプレイ関連材料、
半導体等パッケージ材料]、産業機器材料 [自動車関連材料、航空機関連材料、
エネルギー関連材料]、剃刃材および刃物材、精密鋳造品
ロール
各種圧延用ロール、射出成形機用部品、構造用セラミックス部品、鉄骨構造部品
軟磁性材料
アモルファス金属材料[ Metglas®]
日立ツール株式会社
切削工具
磁性材料カンパニー
高
カ 級 自動車用鋳物
ン機
高級機能部品 パ 能
ニ部
ー 品 配管機器
電線材料
マグネット
(希土類磁石[NEOMAX®]・フェライト磁石・その他各種磁石およびその応用品)
軟磁性材料(ソフトフェライト・ナノ 結晶軟磁性材料[ ファインメット®])およびその
応用品、アモルファス金属材料[ Metglas®]応用品、情報通信機器用材料・部品、
医療機器用材料・部品
自動車用高級鋳物部品(排気系耐熱鋳造部品[ ハーキュナイト®]、高級ダクタイル鋳
鉄製品[HNM®])、アルミホイール[SCUBA®]、その他アルミニウム部品、自動車用鍛造
部品
設備配管機器( ®印各種管継手・ステンレスおよびプラスチック配管機器、
冷水供給機器、精密流体制御機器、密閉式膨張用タンク)
日立機材株式会社
建築部材(内装システム、構造システム、屋上システム)、チェン(マテハンシステム)
電線材料カンパニー
電線(電力・産業システム、電子・通信材料、電機材料、工業用ゴム製品)、
自動車部品(電装部品、ブレーキホース)、
情報デバイス(情報ネットワーク、ワイヤレスシステム、化合物半導体)
※当セグメントは、2013年7月1日付日立電線株式会社との合併に伴い新設
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(参考)マーケット分野別事業構造
材料開発をベースに幅広い産業分野で「質」を提供する素材メーカー
事業セグメント
高級金属製品
産業インフラ
自動車
電子金属材料
特殊鋼(工具鋼・産業機器材料)
ロール
アモルファス金属材料
切削工具
エレクトロニクス
特殊鋼(電子材料)
マグネット
磁性材料
ソフトフェライト他軟質磁性材料・応用品
自動車用高級鋳物
高級機能部品
配管機器
建築部材
電線
電線材料
自動車部品
情報デバイス
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本資料に掲載されている情報のうち業績予想、事業計画および配当予想等の歴史的事実以外のものは、各資料の
作成時点において、予想を行うために合理的であると判断した一定の前提および仮定に基づいており、内在する仮
定および状況の変化等により、実際の業績と異なる可能性があります。その要因となるもの主なものは次のとおりで
す。
・主要市場(特に日本、米国、アジア、欧州)における経済状況および各種規制
・急激な技術変化
・競争優位性および新技術・新製品の開発・事業化を実現する当社および子会社の能力
・製品市場、製品市況の変動
・為替相場の変動
・国際商品市況の変動
・資金調達環境
・製品需給、製品市況、為替相場および国際商品市況等の変動に対応する当社および子会社の能力
・自社特許の保護および他社特許の利用の確保
・製品開発等における他社との提携関係
・日本の株式相場の変動
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