第 1四半期

日立金属株式会社
2015年度第1四半期 決算説明
2015年7月28日
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1. 2015年度第1四半期概況
国内自動車関連を中心とした需要調整の影響が残ったが
ほぼ見込んでいたとおりの状況で推移
 米州市場における自動車関連需要は堅調に推移
国内自動車関連の調整は持ち直し傾向となったものの
回復までには至らず、ほぼ想定どおりの状況で推移
 産業インフラ関連は全般的に堅調に推移
 エレクトロニクス・情報システム関連は調整が継続
事業ポートフォリオ入れ替えによる一時的利益を計上
旧日立ツール株式売却関連(259億円)等
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2.
2015年度第1四半期業績概要
IFRS
(参考)日本基準
(金額単位:億円)
( )は利益率
売 上 高
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
14年度1Q
実績
(金額単位:億円)
( )は利益率
1$=102.16円
2,238
(8.0%)
178
△1
177
40
売上収益
調整営業利益
14年度1Q
実績
15年度1Q
実績
1$=102.16円
1$=121.36円
2,224
(8.7%)
194
四半期純利益
海外売上高比率
人 員
217
184
43%
26,714
(7.5%)
+19%
+4
国内自動車を中心とした需要調整の影響等
により、前年同期比4億円増に留まる
事業再編等利益291億円計上
(うち旧日立ツール株式売却関連259億円)
53
303
+250
その他の費用
△9
△14
△5
487
+249
IFRS営業利益
(10.7%)
238
(18.4%)
Waupaca社連結化等により増収
198
その他の収益
受取利息・支払利息
△4
△8
△4
その他の金融収益・費用
△3
10
+13
3
6
+3
税引前四半期利益
234
495
+261
法人所得税費用
△28
△141
△113
204
352
+148
43%
57%
+14%
Waupaca社連結化等により増加
26,714
29,342
+2,628
Waupaca社連結化等により増加
持分法による投資利益
税引前利益
2,651
増減
四半期利益 *1
海外売上収益比率 *2
人 員
*1 親会社の所有者に帰属する当期利益
為替差益8億円計上
*2 海外売上収益地域別構成比
15/1Q: 北米31%、アジア20%、欧州4%、その他2%
14/1Q: 北米13%、アジア24%、欧州5%、その他1%
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3-1. 2015年度第1四半期 セグメント別業績
IFRS
(参考)日本基準
(金額単位:億円)
高級
金属製品
売上高
営業利益
営業利益率
売上高
磁性材料
営業利益
営業利益率
高級
機能部品
その他
・調整額
627
82
13.1%
344
41
11.9%
営業利益
営業利益率
6.4%
(金額単位:億円)
14年度1Q
実績
15年度1Q
実績
( )は利益率
1$=102.16円
1$=121.36円
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
営業利益
803
45
営業利益率
5.6%
セグメント利益
売上高
△6
売上収益
売上収益
調整営業利益
営業利益
営業利益
営業利益率
△20
2,238
636
(12.1%) 77
(54.9%) 349
317
(9.1%) 29
(9.1%) 29
955
( 8.0%) 76
( 8.0%) 76
733
( 4.5%) 33
( 6.8%) 50
△7
△13
△13
10
△17
△17
△38
+17
△4
△4
2,224
2,651
+19%
セグメント利益
売上収益
増 減
620
(13.4%) 83
(13.9%) 86
343
(12.5%) 43
(12.2%) 42
470
( 7.0%) 33
( 7.4%) 35
798
( 6.0%) 48
(11.0%) 88
調整営業利益
売上高
合 計
1$=102.16円
470
30
売上高
売上高
電線材料
14年度1Q
実績
+3%
旧日立ツール株式売却に伴い連結除外
△6
上記連結除外等の影響もあり減益
+263
株式売却に伴う事業再編等利益259億円計上
△8%
△14
売上減、原材料価格低価法影響等により減益
△13
+103%
+43
需要堅調、Waupaca社連結化等で大幅増収
Waupaca社連結化等により大幅増益
+41
△8%
情報システム関連の需要調整が継続
△15
178
調整営業利益
( 8.7%)
194
( 7.5%)
198
+4
8.0%
セグメント利益
(10.7%)
238
(18.4%)
487
+249
14/1Qは事業譲渡益を計上(39億円)
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4
3-2. セグメント別業績: 高級金属製品
(金額単位:億円) ( )は利益率
14/1Q
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
15/1Q
620
増 減
636
(13.4%)
83
(12.1%)
77
(13.9%)
86
(54.9%)
349
概 況
+3% 旧日立ツール連結除外となったが全体的に堅調に推移し増収
△6 旧日立ツール連結除外
+263 事業再編等利益259億円計上(旧日立ツール株式売却関連)
(単位:億円)
売上収益の状況
■特殊鋼
・工具鋼: 中国、ASEAN向けで調整が見られるものの、国内向けは
好調な設備投資需要等を背景に堅調に推移、高付加価値品への
製品構成シフトもあり、前年同期比で増加
(参考)日本基準
14/1Q
(14/4-6)
IFRS
14/1Q
(14/4-6)
15/1Q
(15/4-6)
・電子材料: スマートフォンやタブレット端末向けは需要堅調の一方、
半導体等パッケージ材料、ディスプレイ関連材料は調整継続し、
前年同期比で減少
・産業機器材料: 自動車関連材料に一部調整が見られるものの、環境
親和性品が底堅く、その他産業部材の海外向けも堅調に推移し増加。
航空機関連材料およびエネルギー関連材料は、需要堅調に加え、
日立金属MMCスーパーアロイの連結化もあり、増加
■ロール
・各種ロール: 国内外の需要が堅調に推移
・射出成形機用部品: スマートフォンやタブレット端末向け需要が堅調に
推移し、前年同期並み
■アモルファス金属材料
主要市場の中国市場で持ち直し傾向が見られたものの、不透明な需要
状況が続いており、前年同期比で減少
売
上
高
営
業
利
益
売
上
収
益
セ
グ
メ
ン
ト
利
益
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5
3-3. セグメント別業績: 磁性材料
(金額単位:億円) ( )は利益率
14/1Q
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
15/1Q
343
増 減
317
概 況
△8%
(12.5%)
43
(9.1%)
29
△14 売上減、原材料価格低価法影響等により減益
(12.2%)
42
(9.1%)
29
△13
(単位:億円)
売上収益の状況
■マグネット
・希土類磁石:
国内外のパワーステアリングなどの自動車用電装部品、FA
およびスマートフォン関連の需要が堅調に推移したものの
国内および米国向けハイブリッド自動車において需要調整の
影響が継続したことから前年同期比で減少
(参考)日本基準
14/1Q
(14/4-6)
IFRS
14/1Q
(14/4-6)
15/1Q
(15/4-6)
・フェライト磁石:
自動車用電装部品、家電用部品の需要が、国内、海外ともに
好調に推移し増加
■軟質磁性材料・応用品
フェライト応用品は、太陽光発電用部品向けの需要が低調と
なったものの、フェライトコアは自動車用電装部品および
スマートフォン向けを中心に需要が堅調に推移
ファインメットは、自動車用電装部品向けの需要減、
およびエアコンの生産調整により需要が低調に推移
売
上
高
営
業
利
益
売
上
収
益
セ
グ
メ
ン
ト
利
益
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6
3-4. セグメント別業績: 高級機能部品
(金額単位:億円) ( )は利益率
14/1Q
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
15/1Q
470
955
増 減
概 況
+103% 需要堅調、Waupaca社連結化等により大幅増収
( 7.0%)
33
( 8.0%)
76
+43 Waupaca社 連結化等により大幅増益
( 7.4%)
35
( 8.0%)
76
+41
(単位:億円)
売上収益の状況
■自動車用鋳物
・高級ダクタイル鋳鉄製品:
米国を中心とする、海外の自動車における旺盛な需要が続き、
国内需要も堅調に推移し増加
・耐熱鋳造部品:
米国の需要が堅調に推移したものの、主要市場である欧州において
需要調整の影響を受け前年同期比で減少
・アルミホイール:
国内及び海外の需要が堅調に推移し、前年同期比で増加
(参考)日本基準
14/1Q
(14/4-6)
IFRS
14/1Q
(14/4-6)
15/1Q
(15/4-6)
これらに加え、Waupaca社の連結化により、自動車用鋳物全体として
大幅な増収増益
■配管機器
・各種管継手:
国内は住宅着工戸数が増加傾向に転じた一方、米国は需要堅調で
あるものの建設工事の遅れによる影響等により、前年同期並み
・ステンレス及びプラスチック配管機器:
耐震対策需要が一服したことから、前年同期並み
売
上
高
営
業
利
益
売
上
収
益
セ
グ
メ
ン
ト
利
益
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7
3-5. セグメント別業績: 電線材料
(金額単位:億円) ( )は利益率
14/1Q
売上収益
調整営業利益
セグメント利益
15/1Q
798
733
増 減
概 況
△8% 情報システム関連の需要調整が継続
( 6.0%)
48
( 4.5%)
33
△15
(11.0%)
88
( 6.8%)
50
△38 14/1Qは事業譲渡益を計上(39億円)
(単位:億円)
売上収益の状況
■電線
(参考)日本基準
14/1Q
(14/4-6)
IFRS
14/1Q
(14/4-6)
15/1Q
(15/4-6)
事業ポートフォリオ見直しに伴い売上収益が減少したものの、
注力分野である鉄道車両用電線が中国市場向けを中心に好調に推移。
医療用プローブケーブルもグローバル市場で堅調に推移、
また、工作機械向けを中心とした需要が堅調に推移
■自動車用部品
北米を中心とした自動車の旺盛な需要が続いたことにより、
車載センサーなどの電装部品を中心とした需要が好調に推移
■情報システム
通信事業者の設備投資が調整局面を迎えたことにより、
ネットワーク機器、ワイヤレスシステムともに需要が低調に推移
売
上
高
営
業
利
益
売
上
収
益
セ
グ
メ
ン
ト
利
益
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4. 資産/負債・純資産
(単位:億円)
科
目
15年3月末
15年6月末
増減
790
1,114
売上債権
2,205
2,118
棚卸資産
1,665
1,687
787
486
非流動資産
5,388
5,582
+324
△87
+22
△301
+194
資産合計
10,835
10,987
+152
有利子負債
2,554
2,531
買入債務他
1,811
1,806
その他負債
1,708
1,549
△23
△5
△159
負債合計
6,073
5,886
△187
親会社株主持分
4,664
5,002
非支配持分
98
99
+338
+1
純資産合計
4,762
5,101
+339
0.55
0.51
△0.04
現金および現金同等物
その他流動資産
(D/Eレシオ)
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5.連結キャッシュ・フロー
(単位:億円)
科
目
14/1Q実績
15/1Q実績
増減
四半期利益
206
354
+148
減価償却費
86
106
+20
運転資金の増減
50
69
+19
△164
△291
△127
営業キャッシュ・フロー
178
238
+60
固定資産の取得
△85
△136
△51
その他
84
314
+230
【投資キャッシュ・フロー】
投資キャッシュ・フロー
△1
178
+179
成長基盤の強化に向けた設備投資による
フリーキャッシュ・フロー
177
416
+239
16
△42
△58
配当金支払 他
△44
△57
△13
財務キャッシュ・フロー
△28
△99
△71
その他
借入金・社債の増減
為替変動影響
△3
7
+10
現金及び現金同等物の増減額
146
324
+178
1,075
1,114
+39
現金及び現金同等物の期末残高
【営業キャッシュ・フロー】
四半期利益の大幅増加等により、前年同期に
対し、60億円の収入増加
支出が増加したものの、旧日立ツール株式
売却等による収入(270億円)があったことに
より、前年同期に対し179億円の収入増加
【財務キャッシュ・フロー】
長期借入債務の償還による支出や配当金
支払額の増加等により前年同期に対し71億円
支出増加
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(参考)日立金属 セグメント別事業内容
主要製品
事業セグメント
高級金属製品
磁性材料
高
級
金
属
カ
ン
パ
ニ
ー
特殊鋼
高級特殊鋼[ YSSヤスキハガネ] : 工具鋼、電子材料 [ ディスプレイ関連材料、
半導体等パッケージ材料]、産業機器材料 [自動車関連材料、航空機関連材料、
エネルギー関連材料]、剃刃材および刃物材、精密鋳造品
ロール
各種圧延用ロール、射出成形機用部品、構造用セラミックス部品、鉄骨構造部品
アモルファス金属
材料
アモルファス金属材料[ Metglas®]
磁性材料カンパニー
高
級 自動車用鋳物
機
高級機能部品 カ 能
ン部
パ品
配管機器
ニ
ー
電線材料
電線材料カンパニー
マグネット
(希土類磁石[NEOMAX®]・フェライト磁石・その他各種磁石およびその応用品)
軟質磁性材料(ソフトフェライト・ナノ 結晶軟磁性材料[ ファインメット®])およびその
応用品、アモルファス金属材料[ Metglas®]応用品、情報通信機器用材料・部品、
医療機器用材料・部品
自動車用鋳物(高級ダクタイル鋳鉄製品[HNM®]、輸送機向け鋳鉄製品、
排気系耐熱鋳造部品[ ハーキュナイト®])、アルミホイール[SCUBA®]、
その他アルミニウム部品、自動車用鍛造部品
設備配管機器( ®印各種管継手・ステンレスおよびプラスチック配管機器、
冷水供給機器、精密流体制御機器、密閉式膨張タンク)
電線(電力・産業システム、電子・通信材料、電機材料、工業用ゴム製品)、
自動車部品(電装部品、ブレーキホース)、
情報システム(情報ネットワーク、ワイヤレスシステム)
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(参考)マーケット分野別事業構造
材料開発をベースに幅広い産業分野で「質」を提供する素材メーカー
事業セグメント
産業インフラ
自動車
電子金属材料
特殊鋼(工具鋼・産業機器材料)
高級金属製品
エレクトロニクス
特殊鋼(電子材料)
ロール
アモルファス金属材料
マグネット
磁性材料
ソフトフェライト他軟質磁性材料・応用品
自動車用鋳物
高級機能部品
配管機器
電線
電線材料
自動車部品
情報システム
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本資料に掲載されている情報のうち業績予想、事業計画および配当予想等の歴史的事実以外のものは、各資料の
作成時点において、予想を行うために合理的であると判断した一定の前提および仮定に基づいており、内在する仮
定および状況の変化等により、実際の業績と異なる可能性があります。その要因となるもの主なものは次のとおりで
す。
・主要市場(特に日本、米国、アジア、欧州)における経済状況および各種規制
・急激な技術変化
・競争優位性および新技術・新製品の開発・事業化を実現する当社および子会社の能力
・製品市場、製品市況の変動
・為替相場の変動
・国際商品市況の変動
・資金調達環境
・製品需給、製品市況、為替相場および国際商品市況等の変動に対応する当社および子会社の能力
・自社特許の保護および他社特許の利用の確保
・製品開発等における他社との提携関係
・日本の株式相場の変動
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