2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 四 半 期 報 告 書 (2015年度第1四半期) 自 至 2015年4月1日 2015年6月30日 ソ ニ ー 株 式 会 社 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 1 2 本書は、四半期報告書を金融商品取引法第27条の30の2に規定する開示用電子情報処理 組織(EDINET)を使用して、2015年8月5日に提出したデータに目次及び頁を付して出 力・印刷したものです。 本書には、上記の方法により提出した四半期報告書に添付された四半期レビュー報告書 及び上記の四半期報告書と同時に提出した確認書を末尾に綴じ込んでいます。 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 【表紙】 【提出書類】 四半期報告書 【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項 【提出先】 関東財務局長 【提出日】 2015年8月5日 【四半期会計期間】 2015年度第1四半期(自 【会社名】 ソニー株式会社 【英訳名】 SONY CORPORATION 【代表者の役職氏名】 代表執行役 【本店の所在の場所】 東京都港区港南1丁目7番1号 【電話番号】 03-6748-2111(代表) 【事務連絡者氏名】 財務部VP 【最寄りの連絡場所】 東京都港区港南1丁目7番1号 【電話番号】 03-6748-2111(代表) 【事務連絡者氏名】 財務部VP 【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所 平井 村上 村上 2015年4月1日 一夫 敦子 敦子 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) 至 2015年6月30日) 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 目 次 表 頁 紙 第一部 企業の概況 第1 企業情報 1 主要な経営指標等の推移 ………………………………………………………………………………………… 1 2 事業の内容 ………………………………………………………………………………………………………… 2 第2 事業の状況 1 事業等のリスク …………………………………………………………………………………………………… 3 2 経営上の重要な契約等 …………………………………………………………………………………………… 3 3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ………………………………………………… 3 第3 提出会社の状況 1 (1)株式の総数等 …………………………………………………………………………………………………… 14 (2)新株予約権等の状況 …………………………………………………………………………………………… 14 (3)行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等 ………………………………………………… 16 (4)ライツプランの内容 …………………………………………………………………………………………… 16 (5)発行済株式総数、資本金等の推移 …………………………………………………………………………… 16 (6)大株主の状況 …………………………………………………………………………………………………… 17 (7)議決権の状況 …………………………………………………………………………………………………… 18 役員の状況 ………………………………………………………………………………………………………… 18 経理の状況 …………………………………………………………………………………………………………… 19 第4 1 四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………… 20 (2)四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………………… 22 (3)四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………………… 23 (4)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………… 24 2 第二部 株式等の状況 2 その他 ……………………………………………………………………………………………………………… 43 提出会社の保証会社等の情報 ……………………………………………………………………………………… 44 [独立監査人の四半期レビュー報告書] 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 第一部【企業情報】 第1【企業の概況】 1【主要な経営指標等の推移】 回次 2014年度 第1四半期 連結累計期間 2015年度 第1四半期 連結累計期間 2014年度 会計期間 自2014年 4月1日 至2014年 6月30日 自2015年 4月1日 至2015年 6月30日 自2014年 4月1日 至2015年 3月31日 売上高及び営業収入 百万円 1,809,908 営業利益 百万円 税引前利益 百万円 当社株主に帰属する四半期(当期)純利 益(損失) 百万円 四半期包括利益又は包括利益 百万円 23,702 79,005 34,317 純資産額 百万円 2,791,967 3,001,055 2,928,469 総資産額 百万円 15,166,121 16,091,366 15,834,331 円 25.69 70.52 △113.04 円 22.94 70.36 △113.04 % 14.9 14.8 14.6 基本的1株当たり当社株主に帰属する四 半期(当期)純利益(損失) 希薄化後1株当たり当社株主に帰属する 四半期(当期)純利益(損失) 自己資本比率 1,808,059 8,215,880 69,814 96,907 68,548 68,377 138,710 39,729 26,808 82,441 △125,980 営業活動によるキャッシュ・フロー 百万円 66,242 △154,290 754,640 投資活動によるキャッシュ・フロー 百万円 △124,697 △172,002 △639,636 財務活動によるキャッシュ・フロー 百万円 △291,354 △7,823 △263,195 百万円 687,405 628,087 949,413 現金・預金及び現金同等物四半期末(期 末)残高 (注)1 当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作 成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。 2 当社は、持分法による投資利益を営業利益の一部として表示しています。 3 売上高及び営業収入には、消費税等は含まれていません。 4 純資産額は米国会計原則にもとづく資本合計を使用しています。 5 自己資本比率は、当社株主に帰属する資本合計を用いて算出しています。 6 当社は四半期連結財務諸表を作成していますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載して いません。 - 1 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 2【事業の内容】 2015年度第1四半期連結累計期間において、当社及び当社の連結子会社(以下「ソニー」)が営む事業の内容につ いて、重要な変更はありません。 ソニーは、2015年度第1四半期より、業績報告におけるビジネスセグメント区分の変更を行いました(「第4 経 理の状況」四半期連結財務諸表注記『10 セグメント情報』参照)。 2015年6月30日現在の子会社数は1,290社、関連会社数は114社であり、このうち連結子会社(変動持分事業体を含 む)は1,266社、持分法適用会社は104社です。 なお、当社の連結財務諸表は米国会計原則にもとづき作成されており、関係会社の情報についても米国会計原則の 定義にもとづいて開示しています。「第2 事業の状況」においても同様です。 - 2 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 第2【事業の状況】 1【事業等のリスク】 2015年6月23日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「事業等のリスク」に記載した内容から重要な変更は ありません。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。 2【経営上の重要な契約等】 2015年度第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。 3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)業績等の概要 ソニーは、2015年4月1日付の組織変更にともない、当年度第1四半期連結会計期間より、主にその他分野及び デバイス分野を従来構成していた事業を再編し、業績報告におけるビジネスセグメント区分の変更を行いました。 この再編に関連して、従来のその他分野に含まれていた日本のディスク製造事業を音楽分野に、ソネット㈱及びそ の子会社をモバイル・コミュニケーション(以下「MC」)分野にそれぞれ統合しました。また、従来のデバイス 分野に含まれていた純正車載オーディオ機器をホームエンタテインメント&サウンド(以下「HE&S」)分野に 移管しました。 以上のセグメント変更にともない、各分野の過年度における売上高及び営業収入ならびに営業損益を当年度の表 示に合わせて組替再表示しています。 以下の業績等の概要は、2015年度第1四半期連結会計期間(以下「2015年度第1四半期」又は「当四半期」)に ついての分析です。 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高及び営業収入 営業利益 増減率 % 18,099 698 18,081 969 △0.1 +38.8 684 268 1,387 824 +102.9 +207.5 -基本的 円 25.69 円 70.52 +174.5 -希薄化後 22.94 70.36 +206.7 税引前利益 当社株主に帰属する四半期純利益 普通株式1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益 すべての金額は米国会計原則に則って算出されています。 当四半期及び2014年度第1四半期連結会計期間(以下「前年同期」)の平均為替レートは以下のとおりです。 平均為替レート 2014年度第1四半期 円 2015年度第1四半期 円 102.2 140.1 121.3 134.2 1米ドル 1ユーロ 変化率 % 15.8 (円安) 4.5 (円高) 連結業績概況 売上高及び営業収入(以下「売上高」)は、0.1%減少し、1兆8,081億円となりました。当四半期において、為替 の影響、及びイメージセンサーが好調なデバイス分野の大幅な増収がありましたが、スマートフォンの販売台数の大 幅な減少によるMC分野の減収、及び液晶テレビの普及価格帯の販売台数減少によるHE&S分野の減収などによ り、全体ではほぼ前年同期並みとなりました。前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は7%の減少となりま す(前年同期の為替レートを適用した場合の売上高と営業損益の状況については後述の注記をご参照ください)。 - 3 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 営業利益は、前年同期比271億円増加し、969億円となりました。この大幅な増益は、主に、後述の再評価益を計上 した音楽分野の増益、及びデバイス分野の増収の影響によるものです。一方、MC分野では為替の悪影響、映画分野 では映画製作における劇場興行収入及びテレビ局向けライセンス収入の減少などによる損益悪化要因がありました。 なお、当四半期の営業利益には、音楽分野においてSony Music Entertainment(以下「SME」)が、持分法適用会 社であったOrchard Media, Inc.(以下「The Orchard」)を取得し100%子会社とした結果、既に保有していた持分 51%を公正価値により再評価したことによる利益151百万米ドル(181億円)が含まれています。また、ロジスティク ス事業に関する合弁事業開始に関連して、事業の一部を売却したことによる123億円の売却益が全社(共通)及びセ グメント間取引消去に含まれています。前年同期の営業利益には、御殿山テクノロジーセンターの土地及び建物の一 部売却にともなう売却益148億円が全社(共通)及びセグメント間取引消去に計上されていました。 当四半期の構造改革費用(純額)は、前年同期に比べ51億円減少し、101億円となりました。 営業利益に含まれる持分法による投資利益は、前年同期に比べ28億円減少し、4億円となりました。これは主に、 その他分野に含まれるインタートラスト・テクノロジー社の持分法投資損益の悪化によるものです。 その他の収益(費用)(純額)は、前年同期に比べ432億円改善し、418億円の収益となりました。この改善は前年 同期に㈱スクウェア・エニックス・ホールディングスの株式の売却益48億円があったものの、オリンパス㈱の株式の 一部売却にともなう売却益468億円、及び前述のロジスティクス事業に関する合弁事業開始に関連した株式の売却益 27億円によるものです。 税引前利益は、前年同期に比べ703億円増加し、1,387億円となりました。 法人税等は、当四半期において398億円を計上し、実効税率は28.7%となりました。当四半期の実効税率が日本の 法定税率を下回ったのは、主に繰延税金資産に対し評価性引当金を計上していることによりソニー㈱及び日本の連結 納税グループの利益に対して計上した税金費用が少なかったことや、税率の低い海外子会社及び保険事業において利 益が計上されたことによるものです。 当社株主に帰属する四半期純利益(非支配持分に帰属する四半期純利益を除く)は、前年同期に比べ556億円増加 し、824億円となりました。 分野別営業概況 各分野の売上高はセグメント間取引消去前のものであり、また各分野の営業損益はセグメント間取引消去前のもの で配賦不能費用は含まれていません。 モバイル・コミュニケーション(MC)分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高 営業損失 3,350 △16 2,805 △229 増減率 % △16.3 - 一部の組織変更にともない、過年度のMC分野の売上高及び営業損益を当年度の表示に合わせて組替再表示してい ます。詳細については、後述の注記をご参照ください。 MC分野の売上高は、前年同期比16.3%減少し、2,805億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場 合、18%の減収)。この減収は、収益構造の改善に向け、売上規模を追わない戦略を徹底することにより、スマート フォンの販売台数が大幅に減少したためです。 営業損失は、前年同期比213億円拡大し、229億円となりました。前述のスマートフォンの販売台数の減少及び構造 改革費用の増加をマーケティング費用等の削減及び製品ミックスの改善などで補いましたが、主にコストの米ドル建 て比率が高いことによる米ドル高の悪影響により損失が拡大しました。なお、為替の悪影響は254億円でした。 - 4 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高 営業利益 2,575 43 2,886 195 増減率 % +12.1 +350.5 G&NS分野には、ハードウエアカテゴリー、ネットワークカテゴリー、及びその他カテゴリーが含まれます。こ のうち、ハードウエアカテゴリーには据え置き型及び携帯型ゲームコンソール、ネットワークカテゴリーにはSony Network Entertainment Inc.が提供するゲーム、ビデオ、及び音楽コンテンツ関連のネットワークサービス、その他 カテゴリーにはパッケージソフトウエアと周辺機器などが主要製品として含まれています。 G&NS分野の売上高は、前年同期比12.1%増加し、2,886億円となりました(前年同期の為替レートを適用した 場合、7%の増収)。当四半期において、「プレイステーション 3」(以下「PS3®」)のハードウエア及びソフト ウエアは減収となりましたが、「プレイステーション 4」(以下「PS4TM」)のソフトウエアの増収、PS4TM周辺機器 の販売台数の増加、ならびに為替の影響などにより、分野全体で大幅な増収となりました。 営業利益は、前年同期比151億円増加し、195億円となりました。コストの米ドル建て比率が高いことによる米ドル 高の損益に対する悪影響、及びPS3®のソフトウエアの減収がありましたが、PS4TMのハードウエアコスト削減、前述 の周辺機器の販売台数の増加、ならびにPS4TMのソフトウエアの増収の影響などにより、分野全体で大幅な増益とな りました。当四半期の営業利益には、2011年度に受けたPlayStation®Networkなどのネットワークサービスへのサイ バー攻撃による損失に対する保険収益47億円が含まれています。なお、為替の悪影響は156億円でした。 イメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高 営業利益 1,646 174 1,704 213 増減率 % +3.5 +22.2 IP&S分野には、デジタルイメージング・プロダクツカテゴリー及びプロフェッショナル・ソリューションカテ ゴリーが含まれます。このうち、デジタルイメージング・プロダクツカテゴリーにはコンパクトデジタルカメラ、レ ンズ交換式一眼カメラ、ビデオカメラ、プロフェッショナル・ソリューションカテゴリーには放送用・業務用機器な どが主要製品として含まれています。 IP&S分野の売上高は、前年同期比3.5%増加し、1,704億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場 合、5%の減収)。市場縮小の影響によりデジタルカメラ*の販売台数が減少しましたが、為替の影響、及びデジタ ルカメラにおける高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善などにより、分野全体で増収となりまし た。 営業利益は、前年同期比39億円増加し、213億円となりました。デジタルカメラの販売台数減少の影響がありまし たが、デジタルカメラにおける高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善、2011年度に発生したタイの 洪水による損害や損失に対する保険収益が前年同期に比べ増加したこと、及び為替の好影響などにより、分野全体で 増益となりました。なお、為替の好影響は20億円でした。 * デジタルカメラには、コンパクトデジタルカメラ、レンズ交換式一眼カメラ、交換レンズが含まれています。 - 5 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 売上高 営業利益 増減率 億円 2,937 億円 2,531 % △13.8 88 109 +23.6 HE&S分野には、テレビカテゴリー及びオーディオ・ビデオカテゴリーが含まれます。このうち、テレビカテゴ リーには液晶テレビ、オーディオ・ビデオカテゴリーにはブルーレイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オー ディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオなどが主要製品として含まれています。一部の組織変更にともな い、過年度のHE&S分野の売上高及び営業損益を当年度の表示に合わせて組替再表示しています。詳細について は、後述の注記をご参照ください。 HE&S分野の売上高は、前年同期比13.8%減少し、2,531億円となりました(前年同期の為替レートを適用した 場合、21%の減収)。これは、液晶テレビの主に普及価格帯における販売台数の減少、及び家庭用オーディオ・ビデ オの市場縮小にともなう販売台数の減少などによるものです。 営業利益は、前年同期比21億円増加し、109億円の利益となりました。前述の液晶テレビ及び家庭用オーディオ・ ビデオの販売台数の減少やコストの米ドル建て比率が高いことによる米ドル高の損益に対する悪影響などがありまし たが、コスト削減及び高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善などにより、分野全体で増益となりま した。なお、為替の悪影響は77億円でした。 なお、テレビについては、売上高は前年同期比17.6%減少し、1,689億円となりました。この減収は、主に、販売 台数の減少によるものです。液晶テレビの販売台数は、北米以外の地域で減少しました。これは主に収益構造の改善 に向け、売上規模を追わない戦略を徹底することによるものです。営業利益*については、高付加価値モデルへのシ フトによる製品ミックスの改善やコスト削減がありましたが、販売台数の減少による影響及びコストの米ドル建て比 率が高いことによる米ドル高の損益に対する悪影響などにより、前年同期比9億円減少し、70億円となりました。 * 分野全体に含まれる構造改革費用は製品カテゴリーには配賦されておらず、テレビの営業利益には含まれていま せん。 デバイス分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 売上高 営業利益 増減率 億円 1,761 億円 2,379 % +35.1 115 303 +163.8 デバイス分野には、半導体カテゴリー及びコンポーネントカテゴリーが含まれます。半導体カテゴリーにはイメー ジセンサー、コンポーネントカテゴリーには電池、記録メディアなどが主要製品として含まれています。一部の組織 変更にともない、過年度のデバイス分野の売上高及び営業損益を当年度の表示に合わせて組替再表示しています。詳 細については、後述の注記をご参照ください。 デバイス分野の売上高は、前年同期比35.1%増加し、2,379億円となりました(前年同期の為替レートを適用した 場合、18%増収)。この増収は、主に、モバイル機器向けの需要増加によるイメージセンサーの大幅な増収、為替の 影響、ならびにカメラモジュールの大幅な増収によるものです。なお、外部顧客に対する売上高は、前年同期比 41.2%増加しました。 営業利益は、前年同期比188億円増加し、303億円となりました。この大幅な増益は、主に、前述のイメージセンサ ーの増収の影響及び為替の好影響によるものです。なお、為替の好影響は110億円でした。 * * * * * - 6 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 前述のエレクトロニクス*5分野の2015年6月末の棚卸資産合計は、前年同期末比48億円(0.7%)減少の6,756億 円となりました。2015年3月末比では1,141億円(20.3%)の増加となりました。 * エレクトロニクスは、MC分野、G&NS分野、IP&S分野、HE&S分野及びデバイス分野の合計を指しま す。2015年4月1日付の組織変更にともない、2014年6月末及び2015年3月末のエレクトロニクス5分野の棚卸資産 合計を組替再表示しています。詳細については、業績等の概要の冒頭をご参照ください。 * * * * * 映画分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高 営業利益(損失) 1,948 78 1,715 △117 増減率 % △11.9 - 映画分野には、「映画製作」「テレビ番組制作」「メディアネットワーク」の3つのカテゴリーが含まれます。映 画製作には映画作品の製作・買付・配給・販売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制作・買付・販売、メディアネッ トワークには、テレビ、デジタルのネットワークオペレーションなどが含まれています。 映画分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony Pictures Entertainment(以下、「SPE」)の円換算後の業績です。ソニーはSPEの業績を米ドルで分析しているため、一部の記 述については「米ドルベース」と特記してあります。 映画分野の売上高は、前年同期比11.9%減少し、1,715億円となりました(米ドルベースでは26%の減収)。米ド ルベースでの減収は主に、劇場興行収入及びテレビ局向けライセンス収入が減少した映画製作の大幅な減収によるも のです。劇場興行収入は、「アメイジング・スパイダーマン2」及び「22 Jump Street」が全世界で好調だった前年 同期と比べ減少しました。テレビ局向けライセンス収入は、「くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕 生の秘密」及び「キャプテン・フィリップス」の貢献のあった前年同期に比べ減少しました。 営業損益は、前年同期の78億円の利益に対し、当四半期は117億円の損失となりました。この損益悪化は主に、前 述の劇場興行収入及びテレビ局向けライセンス収入の減少によるものです。 音楽分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高 営業利益 1,200 116 1,302 318 増減率 % +8.5 +172.9 音楽分野には、「音楽制作」「音楽出版」「映像メディア・プラットフォーム」の3つのカテゴリーが含まれま す。音楽制作にはパッケージ及びデジタルの音楽制作物の販売やアーティストのライブパフォーマンスからの収入、 音楽出版には、楽曲の詞、曲の管理及びライセンス、映像メディア・プラットフォームには、音楽・映像関連商品の 様々なサービス提供、アニメーション作品の制作・販売などが含まれています。 音楽分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSMEの円換算後 の業績、円ベースで決算を行っている日本の㈱ソニー・ミュージックエンタテインメントの業績、及びソニーが株式 の50%を保有する音楽出版事業の合弁会社であり、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国 を拠点とするSony/ATV Music Publishing LLC(以下「Sony/ATV」)の円換算後の業績を連結したものです。 一部の組織変更にともない、過年度の音楽分野の売上高及び営業損益を当年度の表示に合わせて組替再表示してい ます。詳細については、後述の注記をご参照ください。 - 7 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 音楽分野の売上高は、主に米ドルに対する円安の影響により、前年同期比8.5%増加し、1,302億円となりました (前年同期の為替レートを適用した場合、3%の減収)。前年同期の為替レートを適用した場合、主に音楽制作の売 上の減少により、分野全体の売上高は減少しました。音楽制作の売上高の減少は主にパッケージメディア音楽市場の 継続的な縮小の影響によるものです。当四半期にヒットした作品には、メーガン・トレイナーの「タイトル」、浜田 省吾の「Journey of a Songwriter ~ 旅するソングライター」、フランシス・カブレルの「In Extremis」などがあ ります。 営業利益は、前年同期比201億円増加し、318億円となりました。この増益は、SMEが、持分法適用会社であったThe Orchardを100%子会社とした結果、既に保有していた持分51%を公正価値により再評価したことによる利益151百万 米ドル(181億円)を計上したこと及び為替の好影響などによるものです。 金融分野 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 金融ビジネス収入 営業利益 増減率 億円 2,470 億円 2,794 % +13.1 438 460 +5.0 金融分野には、ソニーフィナンシャルホールディングス㈱(以下「SFH」)及びSFHの連結子会社であるソニー生命 保険㈱(以下「ソニー生命」)、ソニー損害保険㈱、ソニー銀行㈱(以下「ソニー銀行」)等の業績が含まれていま す。金融分野に記載されているソニー生命の業績は、SFH及びソニー生命が日本の会計原則に則って個別に開示して いる業績とは異なります。 金融ビジネス収入は、主にソニー生命の増収により、前年同期比13.1%増加し、2,794億円となりました。ソニー 生命の収入は、保有契約高の拡大にともない保険料収入が増加したことに加え、当四半期の日本の株式相場の上昇幅 が前年同期を上回ったことなどにともない特別勘定における運用損益が改善したことなどから、前年同期比15.7%増 加し、2,509億円となりました。 営業利益は、主にソニー生命の増益により、前年同期比22億円増加し、460億円となりました。ソニー生命の営業 利益は、一般勘定における運用損益が改善したことなどから、前年同期に比べ37億円増加し、409億円となりまし た。 その他 2014年度第1四半期 2015年度第1四半期 億円 億円 売上高 営業損失 1,029 △200 793 △50 増減率 % △22.9 - その他分野の前年同期には、PC事業が含まれていました。一部の組織変更にともない、過年度のその他分野の売上 高及び営業損益を当年度の表示に合わせて組替再表示しています。詳細については、後述の注記をご参照ください。 その他分野の売上高は、前年同期比22.9%減少し、793億円となりました。この大幅な減収は、2014年7月に譲渡 したPC事業の売上が前年同期に計上されていたことなどによるものです。 営業損失は、前年同期比150億円縮小し、50億円となりました。これは主に前年同期に計上されていたPC事業の営 業損失がなくなったことによるものです。 * * * * * - 8 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 為替変動とリスクヘッジ 下記の記載以外に、2015年6月23日に提出した前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はあり ません。為替相場は変動していますが、リスクヘッジの方針についても前述の報告書に記載した内容から重要な変更 はありません。 当四半期の米ドル、ユーロに対する平均円レートはそれぞれ121.3円、134.2円と前年同期の平均レートに比べ米ド ルは15.8%の円安、ユーロは4.5%の円高となりました。 当四半期の連結売上高は、前年同期に比べ0.1%減少し、1兆8,081億円となりました。前年同期の為替レートを適 用した場合は約7%の減少となりました。前年同期の為替レートを適用した場合の情報については、後述の注記をご 参照ください。 連結営業利益は、前年同期に比べ271億円増加し、969億円となりました。前年同期の為替レートを適用した場合 は、前年同期に比べ約598億円の増加となります。連結営業損益における為替の影響の大半は、MC分野、G&NS 分野、IP&S分野、HE&S分野及びデバイス分野において生じたものです。 前述の5分野毎の為替変動による売上高及び営業損益への影響については、以下の表をご参照ください。また、詳 細については、「業績等の概要」の分野別営業概況における各分野の分析をご参照ください。為替の影響が大きかっ た分野やカテゴリーについて、その影響に言及しています。 前年同期の 2014年度 第1四半期 2015年度 第1四半期 為替レート を適用した 増減 為替変動に よる影響額 場合の増減 MC分野 G&NS分野 売上高 営業損失 億円 3,350 2,805 △16 △229 △16.3% △213億円 △18% 億円 +60 +40億円 △254 2,575 2,886 +7% +119 営業利益 43 195 +151億円 +307億円 △156 IP&S分野 売上高 営業利益 1,646 174 1,704 213 +3.5% +39億円 △5% +19億円 +133 +20 HE&S分野 売上高 営業利益 2,937 88 2,531 109 △13.8% +21億円 △21% +98億円 +207 △77 売上高 1,761 2,379 +35.1% +18% +293 115 303 +79億円 +110 営業利益 +12.1% デバイス分野 売上高 億円 +188億円 なお、映画分野の売上高は前年同期比11.9%減少の1,715億円となりましたが、米ドルベースでは、約26%の減収 でした。音楽分野の売上高は前年同期比8.5%増加の1,302億円となりましたが、前年同期の為替レートを適用した場 合、約3%の減収でした。ソニーの金融分野は、その事業のほとんどが日本で行われていることから、ソニーは金融 分野の業績の分析を円ベースでのみ行っています。 注:この章において、為替変動による売上高への影響(映画分野と音楽分野を除く)は、前年同期と当四半期にお ける平均為替レートの変動を主要な取引通貨建て売上高に適用して為替変動影響額を算出しています。為替変動によ る営業損益への影響は、売上高への為替変動影響額から、同様に算出した主要な取引通貨建て売上原価ならびに販売 費及び一般管理費への影響額を差し引いています。なお、映画分野及び音楽分野のSME及びSony/ATVの業績は、全世 界にある子会社の業績を米ドルベースで連結した上で円換算しているため、為替変動影響額は前年同期と当四半期に おける対米ドル平均為替レートの変動を米ドルベースの業績に適用して算出しています。この情報は米国会計基準に 則って開示されるソニーの財務諸表を代替するものではありません。しかしながら、これらの開示は、投資家の皆様 にソニーの営業概況をご理解いただくための有益な分析情報と考えております。 - 9 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 所在地別の業績 所在地別の業績は、企業のセグメント及び関連情報に関する開示にもとづく地域(顧客の所在国)別情報につい て、前述の「分野別営業概況」に含め関連付けて分析的に記載しています。(「第4 経理の状況」 四半期連結財 務諸表注記『10 セグメント情報』参照) * * * * * キャッシュ・フローの状況(2015年6月30日に終了した3ヵ月間) 営業活動によるキャッシュ・フロー:営業活動による現金・預金及び現金同等物(純額)は、前年同期の662億円 の受取超過に対し、当四半期は1,543億円の支払超過となりました。 金融分野を除いたソニー連結では、2,346億円の支払超過となり、前年同期比2,071億円(752.9%)の支払の増加 となりました。この増加は、その他の流動負債に含まれる未払費用の減少額が拡大したこと、受取手形及び売掛金、 棚卸資産の増加額が拡大したこと、ならびに繰延映画製作費が増加したことなどによるものです。一方で、支払手形 及び買掛金の増加額が拡大したことなどの支払を減少させる要因もありました。 金融分野では908億円の受取超過となり、前年同期比108億円(10.6%)の受取の減少となりました。この減少は主 に、ソニー生命における売買目的有価証券が増加したことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フロー:当四半期において投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) は、前年同期比473億円(37.9%)増加し、1,720億円となりました。 金融分野を除いたソニー連結では、前年同期の2億円の受取超過に対し、当四半期は75億円の支払超過となりまし た。この支出超過は、オリンパス㈱の株式の一部売却による収入などがあったものの、固定資産の購入が増加したこ となどの支出を増加させる要因があったことによるものです。 金融分野では1,645億円の支払超過となり、前年同期比397億円(31.8%)の支払の増加となりました。この増加 は、主にソニー生命における投資及び貸付が前年同期に比べて増加したことによるものです。 金融分野を除く営業活動及び投資活動による連結キャッシュ・フローの当四半期における支払超過の合計*1は、前 年同期比2,148億円(785.4%)増加し、2,421億円の支払超過となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー:当四半期において財務活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) は、前年同期比2,835億円(97.3%)減少し、78億円となりました。 金融分野を除いたソニー連結では、619億円の支払超過となり、前年同期比1,917億円(75.6%)の支払の減少とな りました。これは、主に前年同期にシンジケートローンの返済を行ったこと、及び前年同期に比べ普通社債の償還が 減少したことによるものです。 金融分野では前年同期の455億円の支払超過に対し、当四半期は436億円の受取超過となりました。これは、ソニー 銀行における顧客預り金の減少額が縮小したこと、ソニー生命における短期借入金が増加したことなどによるもので す。 現金・預金及び現金同等物:以上の結果、為替変動の影響を加味した2015年6月末の現金・預金及び現金同等物期 末残高は6,281億円となりました。金融分野を除いたソニー連結の2015年6月末における現金・預金及び現金同等物 期末残高は、2014年6月末に比べ652億円(12.6%)減少し、4,507億円となりました。2015年3月末比では2,912億 円(39.3%)の減少となりました。なお、ソニーではこの他に円換算で総額7,168億円(2015年6月末時点)の未使 用の金融機関とのコミットメントラインを保持しており、十分な流動性を継続的に確保していると考えています。金 融分野の2015年6月末における現金・預金及び現金同等物期末残高は、2014年6月末に比べ59億円(3.4%)増加 し、1,774億円となりました。2015年3月末比では301億円(14.5%)の減少となりました。 *1 ソニーは、その経営指標として用いる「金融分野を除く営業活動及び投資活動による連結キャッシュ・フローの 合計」を開示情報に含めています。この情報は、金融分野を除く事業が流動性の保持、借入金の返済、及び配当金の 支払いに必要な資金を確保できるかを評価するために重要な情報と考えています。この情報は後述の要約キャッシ - 10 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 ュ・フロー計算書をもとに作成しています。これらのキャッシュ・フロー情報はソニーの連結財務諸表の作成に用い られた米国会計原則によって要求されているものではなく、また米国会計原則に則って作成されているものではあり ません。金融分野の大部分を構成する、日本で上場している金融持株会社のSFHと傘下の子会社は独自に流動性を確 保しているため、金融分野のキャッシュ・フローはこの情報に含まれていません。この情報は他の企業の開示情報と 比較できない可能性があります。また、この指標は負債返済に必要な元本返済支出の控除は行っておらず、裁量支出 に使用可能な残余キャッシュ・フローを表しているものではないという限界があります。したがって、ソニーはこの 情報を連結キャッシュ・フロー計算書に対する補足情報として、投資や利用可能な融資枠、及び流動性に関する情報 とあわせて開示しており、連結財務諸表の理解と分析に役立つと考えています。 連結キャッシュ・フロー計算書と「金融分野を除く営業活動及び投資活動による連結キャッシュ・フローの合計」 の差異の照合調整表は以下のとおりです。 6月30日に終了した 3ヵ月間 2014年度 2015年度 連結キャッシュ・フロー計算書上の営業活動から得た(に使用した)現金・預金及び現金 同等物(純額) 連結キャッシュ・フロー計算書上の投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) 控除:金融分野における営業活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額) 控除:金融分野における投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) 消去*2 金融分野を除く営業活動及び投資活動に使用した連結キャッシュ・フローの合計 *2 消去は主にセグメント間の配当金の支払いです。 * * * * * - 11 - 億円 億円 662 △1,543 △1,247 △1,720 △585 1,016 △3,263 908 △1,249 79 △1,645 105 △273 △2,421 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 要約キャッシュ・フロー計算書 金融分野 (単位:百万円) 項 2014年度第1四半期 連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 目 営業活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額) 2015年度第1四半期 連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) 101,582 90,809 △124,862 △164,539 △45,522 43,638 現金・預金及び現金同等物純減少額 △68,802 △30,092 現金・預金及び現金同等物期首残高 240,332 207,527 現金・預金及び現金同等物四半期末残高 171,530 177,435 投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) 財務活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等 物(純額) 金融分野を除くソニー連結 (単位:百万円) 項 2014年度第1四半期 連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 目 営業活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) 2015年度第1四半期 連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) △27,510 △234,645 165 △7,463 △253,662 △61,915 △9,252 12,789 現金・預金及び現金同等物純減少額 △290,259 △291,234 現金・預金及び現金同等物期首残高 806,134 741,886 現金・預金及び現金同等物四半期末残高 515,875 450,652 投資活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等 物(純額) 財務活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) 為替相場変動の現金・預金及び現金同等物に対する影響額 ソニー連結 (単位:百万円) 項 2014年度第1四半期 連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 目 営業活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等 物(純額) 2015年度第1四半期 連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) 66,242 △154,290 投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) △124,697 △172,002 財務活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額) △291,354 △7,823 △9,252 12,789 現金・預金及び現金同等物純減少額 △359,061 △321,326 現金・預金及び現金同等物期首残高 1,046,466 949,413 687,405 628,087 為替相場変動の現金・預金及び現金同等物に対する影響額 現金・預金及び現金同等物四半期末残高 - 12 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (2)対処すべき課題 2015年6月23日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「対処すべき課題」に記載した内容から重要な変更は ありません。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。 (3)研究開発活動 2015年度第1四半期連結累計期間の連結研究開発費は、1,113億円でした。 なお、2015年度第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。 (4)資本の財源及び資金の流動性についての分析 下記の金融機関とのコミットメントラインにかかる記載以外に、2015年6月23日に提出した前事業年度の有価証券 報告書の「資本の財源及び資金の流動性についての分析」に記載した内容から重要な変更はありません。変更点は下 線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。 ソニーは通常は普通社債、CPに加え、シンジケートローンを含めた銀行借入などの手段を通じて調達を行っていま す。市場が不安定な混乱状況に陥り、前述の手段により十分な資金調達ができなくなった場合に備え、ソニーは、多 様な金融機関との契約によるコミットメントラインも保持しています。2015年6月末の未使用のコミットメントライ ンの総額は円換算で7,168億円です。未使用のコミットメントラインの内訳は、日本の銀行団と結んでいる4,750億円 の円貨コミットメントライン(2016年11月満期。2015年7月31日、金額を3,000億円に変更し、2018年7月満期に更 新。)、日本の銀行団と結んでいる1,500百万米ドルの複数通貨建コミットメントライン(2018年12月満期)、外国 の銀行団と結んでいる475百万米ドルの複数通貨建コミットメントライン(2016年3月満期)であり、全て当社及び 当社の連結子会社であるSony Global Treasury Services Plcが借入主体となっています。これらの目的は、金融・ 資本市場の混乱期においても機動的・安定的な資金調達を可能とし十分な流動性を確保することです。 当社は、2015年6月30日に新株式発行及び株式売出しならびに転換社債型新株予約権付社債の発行を発表しまし た。そのうち、公募等による新株式発行8,720万株(約2,860億円)及び転換社債型新株予約権付社債の発行(1,200 億円)により調達した資金(合計約4,060億円)について、2015年7月21日に払込を受けています。さらに、オーバ ーアロットメントによる売出しに関連して行う第三者割当増資により、2015年8月18日に約157億円を上限として、 追加的に払込を受ける可能性があります。新株式発行により調達した資金は、1,880億円をデバイス分野における設 備投資資金に、残額をデバイス分野における研究開発費に充当する予定です。新株予約権付社債の発行により調達し た資金は、510億円をデバイス分野における設備投資資金に、残額を長期借入債務の返済に充当する予定です。 - 13 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 第3【提出会社の状況】 1【株式等の状況】 (1)【株式の総数等】 ①【株式の総数】 種類 発行可能株式総数(株) 普通株式 3,600,000,000 計 3,600,000,000 ②【発行済株式】 種類 第1四半期会計期間末 現在発行数(株) (2015年6月30日) 提出日現在発行数(株) (2015年8月5日) 普通株式 1,170,154,560 1,257,362,260 計 1,170,154,560 1,257,362,260 上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名 内容 東京・ニューヨーク 単元株式数は 各証券取引所 100株 - - (注) 1 東京証券取引所については市場第一部に上場されています。 2 「提出日現在発行数」には、提出日の属する月(2015年8月)に新株予約権の行使により発行された株式数 は含まれていません。 (2)【新株予約権等の状況】 当第1四半期会計期間において発行を決議した新株予約権付社債は、次のとおりです。 ① 130%コールオプション条項付第6回無担保転換社債型新株予約権付社債(社債間限定同順位特約付) 決議年月日 2015年6月23日(取締役会決議による委任)及び同 年6月30日(同委任に基づく代表執行役 社長 兼 CEOの決定) 新株予約権の数 120,000個 *1 新株予約権のうち自己新株予約権の数 - 新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 単元株式数は100株 新株予約権の目的となる株式の数 23,961,661株 *2 新株予約権の行使時の払込金額 1個当たり1百万円 *3 新株予約権の行使期間 2015年9月1日から2022年9月28日までとする。 *4 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発 行価格及び資本組入額 1株当たり発行価格 5,008円 *3 1株当たり資本組入額 2,504円 新株予約権の行使の条件 各本新株予約権の一部行使はできないものとする。 新株予約権の譲渡に関する事項 本新株予約権又は本社債の一方のみを譲渡することはで きない。 代用払込みに関する事項 本新株予約権の行使に際しては、当該各本新株予約権 が付された本社債を出資するものとし、当該本社債の 価額は、その払込金額と同額とする。 組織再編成行為にともなう新株予約権の交付に関する事 項 *5 新株予約権付社債の残高 1,200億円 (注)*1 新株予約権の行使請求により当社が交付する当社普通株式の数は、行使請求に係る本新株予約権が付された 本社債の金額の合計額を当該行使請求の効力発生日に適用のある転換価額(注記3で定義される。)で除し て得られる数とする。この場合に1株未満の端数を生じたときはこれを切り捨て、現金による調整は行わな い。 *2 注記3により転換価額(注記3で定義される。)が調整される場合には、社債の額面金額の総額を調整後転 換価額で除した数に調整されるものとする。 - 14 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 *3 本新株予約権の行使に際しては、当該各本新株予約権が付された本社債を出資するものとし、当該本社債の 価額は、その払込金額と同額とする。 各本新株予約権の行使により交付する当社普通株式の数を算定するにあたり用いられる価額(以下「転換価 額」という)は、当初5,008円とする。 当社は、本新株予約権付社債の発行後、時価を下回る払込金額をもって当社普通株式を引き受ける者を募集 する場合、当社普通株式の株式分割又は当社普通株式の無償割当てをする場合、時価を下回る価額をもって 当社普通株式を交付する定めがある取得請求権付株式、取得条項付株式若しくは取得条項付新株予約権(新 株予約権付社債に付されたものを含む。)又は時価を下回る価額をもって当社普通株式の交付を受けること ができる新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む。)を発行する場合により当社の発行済普通 株式数に変更を生ずる場合又は変更を生ずる可能性がある場合には、次に定める算式をもって転換価額を調 整する。 調整後転換価額 = 調整前転換価額 × 既発行株式数 + 交付株式数 × 1株あたりの 払込金額 時価 既発行株式数+交付株式数 また、当社は、本新株予約権付社債の発行後、特別配当を実施する場合には、次に定める算式をもって転換 価額を調整する。 調整後転換価額 = 調整前転換価額 × 時価-1株あたり特別配当 時価 「1株あたり特別配当」とは、特別配当を、剰余金の配当に係る当該事業年度の最終の基準日における各社 債の金額(金100万円)あたりの本新株予約権の目的となる株式の数で除した金額をいう。1株あたり特別配 当の計算については、円位未満小数第2位まで算出し、小数第2位を四捨五入する。 また、次に掲げる場合には、当社は、社債管理者と協議のうえ必要な転換価額の調整を行う。 ①株式の併合、資本金若しくは準備金の額の減少、合併(合併により当社が消滅する場合を除く。)、株式 交換又は会社分割を行うとき。 ②上記①のほか、当社の発行済普通株式数の変更又は変更の可能性が生じる事由が発生するとき。 ③当社普通株式の株主に対する他の種類の株式の無償割当てのために転換価額の調整を必要とするとき。 ④金銭以外の財産を配当財産とする剰余金の配当が、経済的に特別配当に相当するために転換価額の調整を 必要とするとき。 ⑤転換価額を調整すべき事由が2つ以上相接して発生する等、一方の事由に基づく調整後の転換価額の算出 にあたり使用すべき時価につき、他方の事由による影響を考慮する必要があるとき。 さらに転換価額は、組織再編行為による繰上償還又は上場廃止等による繰上償還に定める公告を行った場 合、本新株予約権付社債の要項に従い減額される。 *4 本新株予約権付社債の新株予約権者は、2015年9月1日から2022年9月28日までの間、いつでも、本新株予 約権を行使し、当社に対して当社普通株式の交付を請求することができる。ただし、以下の期間について は、行使請求をすることができないものとする。 ①当社普通株式に係る株主確定日及びその前営業日 ②振替機関が必要であると認めた日 ③組織再編行為による繰上償還、上場廃止等による繰上償還、130%コールオプション条項に定めるところに より2022年9月28日以前に本社債が繰上償還される場合には、当該償還に係る元金が支払われる日の前営業 日以降 ④当社が本社債につき期限の利益を喪失した場合には、期限の利益を喪失した日以降 ⑤組織再編行為において承継会社等の新株予約権が交付される場合で、本新株予約権の行使請求の停止が必 要なときは、当社が、行使請求を停止する期間(当該期間は1か月を超えないものとする。)その他必要事 項をあらかじめ書面により社債管理者に通知し、かつ、当該期間の開始日の1か月前までに必要事項を公告 した場合における当該期間 *5 ①当社は、当社が組織再編行為を行う場合(ただし、承継会社等の普通株式が当社の株主に交付される場合 に限る。)は、組織再編行為による繰上償還に基づき本社債の繰上償還を行う場合を除き、当該組織再編行 為の効力発生日の直前において残存する本新株予約権の新株予約権者に対し、下記②に定める内容の承継会 社等の新株予約権(以下「承継新株予約権」という。)を交付するものとする。この場合、当該組織再編行 為の効力発生日において、本新株予約権は消滅し、本社債に係る債務は承継会社等に承継され(承継会社等 に承継された本社債を以下「承継社債」という。)、承継新株予約権は承継社債に付された新株予約権とな り、本新株予約権者は承継新株予約権の新株予約権者となる。本新株予約権付社債の要項の本新株予約権に 関する規定は承継新株予約権について準用する。 - 15 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 ②承継新株予約権の内容は次に定めるところによる。 (イ)承継新株予約権の数 組織再編行為の効力発生日の直前において残存する本新株予約権の数と同一の数とする。 (ロ)承継新株予約権の目的である株式の種類 承継会社等の普通株式とする。 (ハ)承継新株予約権の目的である株式の数の算定方法 行使請求に係る承継新株予約権が付された承継社債の金額の合計額を下記(ニ)に定める転換価額で除して 得られる数とする。この場合に1株未満の端数を生じたときはこれを切り捨て、現金による調整は行わな い。 (ニ)承継新株予約権が付された承継社債の転換価額 承継新株予約権が付された承継社債の転換価額は、組織再編行為の効力発生日の直前に本新株予約権を行 使した場合に本新株予約権者が得られるのと同等の経済的価値を、組織再編行為の効力発生日の直後に承 継新株予約権を行使したときに受領できるように定めるものとする。なお、組織再編行為の効力発生日以 後における承継新株予約権が付された承継社債の転換価額は、注記3に準じた調整又は減額を行う。 (ホ)承継新株予約権の行使に際して出資される財産の内容及びその価額 各承継新株予約権の行使に際しては、当該各承継新株予約権が付された承継社債を出資するものとし、当 該承継社債の価額は、本社債の払込金額と同額とする。 (へ)承継新株予約権を行使することができる期間 組織再編行為の効力発生日(当社が注記4⑤に定める行使請求を停止する期間を定めた場合には、当該組 織再編行為の効力発生日又は当該停止期間の末日の翌営業日のうちいずれか遅い日)から注記4に定める 本新株予約権の行使請求期間の末日までとする。 (ト)承継新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金 承継新株予約権の行使により株式を発行する場合の増加する資本金の額は、会社計算規則第17条の定める ところに従って算出された資本金等増加限度額に0.5を乗じた金額とし、計算の結果1円未満の端数を生 ずる場合は、その端数を切り上げるものとする。増加する資本準備金の額は、資本金等増加限度額より増 加する資本金の額を減じた額とする。 (チ)その他の承継新株予約権の行使の条件 各承継新株予約権の一部については、行使請求することができない。 (リ)承継新株予約権の取得事由 取得事由は定めない。 (3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】 該当事項はありません。 (4)【ライツプランの内容】 該当事項はありません。 (5)【発行済株式総数、資本金等の推移】 年月日 2015年4月1日~ 2015年6月30日 発行済株式 総数増減数 (千株) 発行済株式 総数残高 (千株) 381 1,170,155 資本金増減額 (百万円) 565 資本金残高 (百万円) 資本準備金 増減額 (百万円) 資本準備金 残高 (百万円) 707,603 565 921,296 (注)1 2 上記の増加は、新株予約権の行使によるものです。 2015年7月1日から2015年7月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が8千株、資本 3 金及び資本準備金がそれぞれ13百万円増加しています。 2015年7月21日を払込期日とする公募等による増資により、発行済株式総数が87,200千株、資本金及び資本 準備金がそれぞれ142,984百万円増加しています。 - 16 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (6)【大株主の状況】 氏名又は名称 2015年6月30日現在 発行済株式総 所有株式数 数に対する所 (千株) 有株式数の割 合(%) 住所 Citibank as Depositary Bank for Depositary アメリカ・ニューヨーク Receipt Holders *1 (常任代理人 ㈱三菱東京UFJ銀行) (東京都千代田区丸の内2-7- 1) 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) *2 128,430 10.98 東京都港区浜松町2-11-3 52,664 4.50 日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口) *2 東京都中央区晴海1-8-11 50,865 4.35 31,887 2.73 26,201 2.24 20,042 1.71 16,628 1.42 14,408 1.23 Goldman, Sachs & Co. Reg *3 (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱) State Street Bank and Trust Company *3 (常任代理人 香港上海銀行) The Bank of New York Mellon SA/NV 10 *3 (常任代理人 ㈱三菱東京UFJ銀行) State Street Bank West Client - Treaty 505234 *3 (常任代理人 ㈱みずほ銀行) アメリカ・ニューヨーク (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー) アメリカ・ボストン (東京都中央区日本橋3-11-1) ベルギー・ブリュッセル (東京都千代田区丸の内2-7- 1) アメリカ・ノースクインシー (東京都中央区月島4-16-13) State Street Bank and Trust Company 505225 *3 アメリカ・ボストン (常任代理人 (東京都中央区月島4-16-13) ㈱みずほ銀行) CBNY - Government of Norway *3 (常任代理人 シティバンク銀行㈱) アメリカ・ニューヨーク (東京都新宿区新宿6-27-30) 13,868 1.19 State Street Bank and Trust Company 505223 *3 (常任代理人 ㈱みずほ銀行) アメリカ・ボストン (東京都中央区月島4-16-13) 13,585 1.16 368,580 31.50 計 ─ (注)*1 ADR(米国預託証券)の受託機関であるCitibank, N.A.の株式名義人です。 *2 各社の所有株式は、全て各社が証券投資信託等の信託を受けている株式です。 *3 主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の株式名義人となっ ています。 4 三井住友信託銀行㈱から2014年4月4日付の大量保有報告書の写しが当社に送付され、2014年3月31日現在 で以下のとおり当社株式を保有している旨の報告を受け現在に至っていますが、当社としては当第1四半期 会計期間末現在における株主名簿では確認ができていません。 氏名又は名称 三井住友信託銀行㈱及び 共同保有者2社 所有株式数 (千株) 発行済株式総数に対する 所有株式の数の割合(%) 52,312 5.04 5 ブラックロック・ジャパン㈱から2014年7月22日付の大量保有報告書の写しが当社に送付され、2014年7月 15日現在で以下のとおり当社株式を保有している旨の報告を受け現在に至っていますが、当社としては当第 1四半期会計期間末現在における株主名簿では確認ができていません。 氏名又は名称 所有株式数 (千株) 発行済株式総数に対する 所有株式の数の割合(%) ブラックロック・ジャパン㈱及び 共同保有者8社 52,314 5.01 - 17 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (7)【議決権の状況】 ①【発行済株式】 区 2015年6月30日現在 分 株式数(株) 議決権の数(個) 無議決権株式 ─ ─ ─ 議決権制限株式(自己株式等) ─ ─ ─ 議決権制限株式(その他) ─ ─ ─ 完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 1,040,200 ─ ─ 完全議決権株式(その他) 普通株式 1,166,865,300 11,668,653 ─ 単元未満株式 普通株式 2,249,060 ─ 1単元(100株)未満の株式 1,170,154,560 ─ ─ 11,668,653 ─ 発行済株式総数 総株主の議決権 ─ 内 容 (注) 「完全議決権株式(その他)」の「株式数」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の普通株式が19,500株含まれ ています。また、「議決権の数」の欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る普通株式の議決権の数が195個 含まれています。 ②【自己株式等】 2015年6月30日現在 所有者の氏名又は 名称 ソニー㈱ 所有者の住所 東京都港区港南1- (自己保有株式) 計 7-1 ─ 自己名義所有 株式数(株) 他人名義所有 株式数(株) 所有株式数の合計 (株) 発行済株式総 数に対する所 有株式数の割 合(%) 1,040,200 ― 1,040,200 0.09 1,040,200 ― 1,040,200 0.09 (注) 株主名簿上は当社名義となっていますが、当社が実質的に所有していない普通株式が300株あり、当該株式数は 上記①「発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」に含まれています。 2【役員の状況】 前事業年度の有価証券報告書の提出日後、当四半期報告書の提出日までにおいて、役員の異動はありません。 - 18 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 第4【経理の状況】 1.四半期連結財務諸表の作成方法について (1)当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年(平 成19年)内閣府令第64号)第95条の規定により、米国で一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式 及び作成方法に準拠して作成されています。 (2)当社の四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社がその所在する国において一般に公正妥当と認められてい る企業会計の基準に準拠して作成した個別財務諸表を基礎として、上記(1)の基準に合致するよう必要な修正を 加えて作成されています。 2.監査証明について 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定にもとづき、2015年度第1四半期連結会計期間(2015年4月1 日から2015年6月30日まで)及び2015年度第1四半期連結累計期間(2015年4月1日から2015年6月30日まで)に係 る四半期連結財務諸表について、PwCあらた監査法人による四半期レビューを受けています。 なお、従来、当社が監査証明を受けているあらた監査法人は、2015年7月1日より名称を変更し、PwCあらた監 査法人となりました。 - 19 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 1【四半期連結財務諸表】 (1)【四半期連結貸借対照表】 区分 注記 番号 (資産の部) Ⅰ 流動資産 2014年度 (2015年3月31日) 2015年度 第1四半期連結会計期間末 (2015年6月30日) 金額(百万円) 金額(百万円) 1 現金・預金及び現金同等物 949,413 628,087 2 有価証券 *3 936,731 971,231 3 受取手形及び売掛金 986,500 1,087,321 4 貸倒及び返品引当金 △86,598 △82,047 5 棚卸資産 665,432 780,356 6 未収入金 231,947 275,748 7 繰延税金 47,788 49,559 前払費用及びその他の流動資産 466,688 517,487 流動資産合計 4,197,901 4,227,742 Ⅱ 繰延映画製作費 305,232 353,208 Ⅲ 投資及び貸付金 8 1 関連会社に対する投資及び貸付金 171,063 166,820 2 投資有価証券その他 *3 8,360,290 8,440,738 投資及び貸付金合計 8,531,353 8,607,558 有形固定資産 Ⅳ 1 土地 123,629 124,084 2 建物及び構築物 679,125 686,185 3 機械装置及びその他の有形固定資産 1,764,241 1,797,563 4 建設仮勘定 35,786 53,215 5 Ⅴ 2,602,781 2,661,047 △1,863,496 △1,882,372 有形固定資産合計 739,285 778,675 その他の資産 1 無形固定資産 642,361 650,817 2 営業権 561,255 608,945 3 繰延保険契約費 520,571 528,103 4 繰延税金 89,637 87,769 その他 5 減価償却累計額 246,736 248,549 その他の資産合計 2,060,560 2,124,183 資産合計 15,834,331 16,091,366 - 20 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 区分 注記 番号 2014年度 (2015年3月31日) 2015年度 第1四半期連結会計期間末 (2015年6月30日) 金額(百万円) 金額(百万円) (負債の部) Ⅰ 62,008 130,175 2 1年以内に返済期限の到来する 長期借入債務 159,517 136,018 3 支払手形及び買掛金 622,215 758,028 4 未払金・未払費用 1,374,099 1,309,658 5 未払法人税及びその他の未払税金 98,414 104,525 6 銀行ビジネスにおける顧客預金 1,872,965 1,866,583 その他 流動負債 1 短期借入金 556,372 532,135 流動負債合計 4,745,590 4,837,122 Ⅱ 長期借入債務 712,087 670,777 Ⅲ 未払退職・年金費用 298,753 301,954 Ⅳ 繰延税金 445,876 426,651 Ⅴ 保険契約債務その他 4,122,372 4,215,771 Ⅵ 生命保険ビジネスにおける契約者勘定 2,259,514 2,321,115 Ⅶ その他 316,422 311,060 負債合計 12,900,614 13,084,450 償還可能非支配持分 5,248 5,861 契約債務及び偶発債務 7 *9 (資本の部) *5 Ⅰ 当社株主に帰属する資本 1 資本金 普通株式(無額面) 2014年度末 授権株式数 3,600,000,000株 発行済株式数 1,169,773,260株 707,038 2015年度第1四半期連結会計期間末 授権株式数 3,600,000,000株 発行済株式数 1,170,154,560株 707,603 2 資本剰余金 1,185,777 1,186,694 3 利益剰余金 813,765 896,200 4 累積その他の包括利益 154,153 110,797 - △636 (1) 未実現有価証券評価益(純額) (2) 未実現デリバティブ評価損(純額) (3) 年金債務調整額 △201,131 △200,931 (4) 外貨換算調整額 △338,305 △311,409 累積その他の包括利益合計 △385,283 △402,179 自己株式 5 普通株式 Ⅱ 2014年度末 1,031,323株 △4,220 2015年度第1四半期連結会計期間末 1,040,219株 △4,253 当社株主に帰属する資本合計 2,317,077 2,384,065 非支配持分 611,392 616,990 資本合計 2,928,469 3,001,055 負債及び資本合計 15,834,331 16,091,366 - 21 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (2)【四半期連結損益計算書】 【四半期連結累計期間】 Ⅰ Ⅱ 2014年度 第1四半期連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 区分 注記 番号 金額(百万円) 売上高及び営業収入 1 純売上高 2 金融ビジネス収入 3 営業収入 売上原価、販売費・一般管理費 及びその他の一般費用 1 売上原価 2 販売費及び一般管理費 3 金融ビジネス費用 4 1,539,806 245,750 24,352 1,809,908 2015年度 第1四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) 金額(百万円) 1,503,311 277,689 27,059 1,808,059 1,150,839 1,134,269 410,447 201,678 378,722 232,038 *7 *8 その他の営業損(益)(純額) △19,669 1,743,295 △33,454 1,711,575 Ⅲ 持分法による投資利益 3,201 423 Ⅳ 営業利益 69,814 96,907 その他の収益 1 受取利息及び受取配当金 2 投資有価証券売却益(純額) 3 その他 Ⅴ Ⅵ その他の費用 3,415 5,200 617 50,782 647 9,232 2,652 54,081 1 支払利息 6,412 2 為替差損(純額) 3 その他 1,976 2,281 Ⅶ 税引前利益 Ⅷ 法人税等 68,377 26,046 138,710 39,812 Ⅸ 四半期純利益 42,331 98,898 Ⅹ 非支配持分に帰属する四半期純利益 15,523 16,457 26,808 82,441 Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純利益 4,394 10,669 5,746 2,138 12,278 1株当たり情報 *6 当社株主に帰属する四半期純利益 ‐基本的 25.69円 70.52円 ‐希薄化後 22.94円 70.36円 - 22 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (3)【四半期連結包括利益計算書】 【四半期連結累計期間】 2014年度 第1四半期連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 区分 注記 番号 金額(百万円) Ⅰ 四半期包括利益 1 四半期純利益 金額(百万円) 42,331 98,898 その他の包括利益(税効果考慮後) (1) 未実現有価証券評価損益 1,875 △47,066 (2) 未実現デリバティブ評価損 (3) 年金債務調整額 336 △636 202 (4) 外貨換算調整額 △20,840 27,607 四半期包括利益 Ⅱ 非支配持分に帰属する四半期包括利益 23,702 18,727 79,005 13,460 Ⅲ 当社株主に帰属する四半期包括利益 4,975 65,545 2 *5 2015年度 第1四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) - 23 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (4)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】 Ⅰ 2014年度 第1四半期連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 区分 注記 番号 金額(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー 1 四半期純利益 2 営業活動から得た又は使用した(△)現金・預金 及び現金同等物(純額)への四半期純利益の調整 (1) 有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の 償却費(繰延保険契約費の償却を含む) (2) 繰延映画製作費の償却費 金額(百万円) 42,331 2015年度 第1四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) 98,898 84,298 87,021 70,892 63,356 (3) 退職・年金費用(支払額控除後) (4) その他の営業損(益)(純額) △3,433 △19,669 △3,035 △33,454 (5) 投資有価証券売却益及び評価損(純額) (6) 金融ビジネスにおける売買目的有価証券の △5,198 △50,706 △10,287 △19,088 △1,196 2,069 4,888 5,471 △2,046 798 評価損益(純額) (7) 金融ビジネスにおける投資有価証券の減損及び 評価損益(純額) (8) 繰延税額 (9) 持分法による投資(利益)損失(純額) (受取配当金相殺後) (10) 資産及び負債の増減 受取手形及び売掛金の増加 棚卸資産の増加 繰延映画製作費の増加 △38,005 △83,030 △65,977 △63,690 △103,603 △105,273 支払手形及び買掛金の増加 未払法人税及びその他の未払税金の減少 51,364 △1,776 132,276 △6,378 保険契約債務その他の増加 繰延保険契約費の増加 101,663 △18,526 128,265 △21,790 金融ビジネスにおける売買目的有価証券の増加 その他の流動資産の増加 △8,143 △19,940 △21,679 △62,015 △43,164 11,856 △147,587 △14,806 66,242 △154,290 その他の流動負債の減少 (11) その他 営業活動から得た又は使用した(△) 現金・預金及び現金同等物(純額) - 24 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 Ⅱ 2014年度 第1四半期連結累計期間 (自 2014年4月1日 至 2014年6月30日) 区分 注記 番号 金額(百万円) 投資活動によるキャッシュ・フロー 1 固定資産の購入 2 固定資産の売却 3 4 金融ビジネスにおける投資及び貸付 投資及び貸付(金融ビジネス以外) 5 金融ビジネスにおける投資の売却又は償還 及び貸付金の回収 6 投資の売却又は償還及び貸付金の回収 (金融ビジネス以外) △224,724 △4,481 △316,299 △4,323 101,317 153,984 26,092 74,358 2,575 17,790 △22,962 △124,697 △172,002 *8 8 その他 *7 財務活動によるキャッシュ・フロー △77,034 2,484 ビジネスの売却 Ⅲ 金額(百万円) △51,490 26,014 7 投資活動に使用した 現金・預金及び現金同等物(純額) 2015年度 第1四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年6月30日) 1 長期借入 8,999 9,712 2 3 長期借入債務の返済 短期借入金の増加・減少(△)(純額) △219,689 △19,015 △84,767 62,111 4 金融ビジネスにおける顧客預り金の増加・減少 (△)(純額) △32,462 20,392 5 配当金の支払 6 その他 △13,100 △16,087 △59 △15,212 △291,354 △7,823 △9,252 12,789 財務活動に使用した 現金・預金及び現金同等物(純額) Ⅳ 為替相場変動の現金・預金及び現金同等物に 対する影響額 Ⅴ 現金・預金及び現金同等物純減少額 △359,061 △321,326 Ⅵ 現金・預金及び現金同等物期首残高 1,046,466 949,413 Ⅶ 現金・預金及び現金同等物四半期末残高 - 25 - 687,405 628,087 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 1 四半期連結財務諸表注記 会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法 当社は、1961年6月、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、以下「SEC」)に米国預託証券 (American Depositary Receipt)の発行登録を行い、1970年9月、ニューヨーク証券取引所に上場しています。前述 の経緯により、当社は米国1934年証券取引所法第13条(Section 13 of the Securities Exchange Act of 1934)にも とづく継続開示会社となり、年次報告書(Annual report on Form 20-F)をSECに対し提出しています。 当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法 (以下「米国会計原則」)によって作成されています。なお、米国会計原則により要求される記載及び注記の一部を省 略しています。 当社及び連結子会社(以下「ソニー」)が採用している会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示 方法のうち、日本における会計処理の原則及び手続ならびに表示方法(以下「日本会計原則」)と異なるもので重要性 のあるものは以下のとおりです。ほとんどの違いは国内会社の会計処理によるもので、そのうち金額的に重要な修正及 び組替項目については、米国会計原則による税引前利益(損失)に含まれる影響額を括弧内に表示しています。 (1) デリバティブ 特定の複合金融商品に関する会計基準にもとづき、一部の金融子会社が保有する複合金融商品は当該金融商品全体 に対して時価を評価し、その公正価値変動を損益に計上しています。(2014年度第1四半期連結累計期間 1,270百万 円の利益、2015年度第1四半期連結累計期間 1,993百万円の損失) (2) 保険事業の会計 新規保険契約の獲得に直接関連し、かつそれに応じて変動する費用のうち、回収できると認められるものについて は繰り延べています。伝統的保険商品に関する繰延費用は、保障債務の計算と共通の基礎数値を用いて関連する保険 契約の保険料払込期間にわたり償却されます。上記以外の保険商品に関する繰延費用は、見積期間にわたり関連する 保険契約の見積粗利益に比例して償却されます。なお、日本会計原則においてはこれらの費用は、発生年度の期間費 用として処理しています。(2014年度第1四半期連結累計期間 5,512百万円の利益、2015年度第1四半期連結累計期 間 7,099百万円の利益)米国会計原則上、保険契約債務等は保険数理上の諸数値にもとづく平準純保険料式等により 計算していますが、日本会計原則においては行政監督庁の認める方式により算定しています。(2014年度第1四半期 連結累計期間 14,719百万円の利益、2015年度第1四半期連結累計期間 21,918百万円の利益) (3) 営業権及びその他の無形固定資産 営業権及び耐用年数が確定できない無形固定資産は償却をせず、年一回第4四半期及び減損の可能性を示す事象又 は状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っています。(2014年度第1四半期連結累計期間 9,050百万円の利益、 2015年度第1四半期連結累計期間 7,084百万円の利益) (4) 持分法による投資利益(損失)の会計処理区分 持分法による投資利益(損失)は、持分法適用会社の事業の大部分をソニーの事業と密接不可分なものと考えて営 業利益(損失)の前に区分して表示しています。なお、日本会計原則において持分法による投資利益(損失)は、営 業外収益又は営業外費用の区分に表示されています。 (5) 変動持分事業体の連結 変動持分事業体(以下「VIE」)とされる事業体のうち、ソニーがその第一受益者であると判定されたVIEを連結し ています。 (6) 法人税等に関する会計処理 繰延税金資産の帳簿価額は、入手可能な証拠にもとづいて50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合 に、評価性引当金の計上により減額されています。繰延税金資産の回収可能性については、関連するあらゆる肯定的 及び否定的証拠を適切に検討することにより、繰延税金資産にかかる評価性引当金計上の要否を定期的に評価してい ます。また、税務申告時にある税務処理を採用することによって生じる税金費用の減少が、50%以上の可能性で税務 当局に認められないと考えられる場合には、税金引当を計上しています。 - 26 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 2 主要な会計方針の要約 (1)新会計基準の適用 非継続事業の表示及び企業の構成要素を処分する際の開示 2014年4月、米国財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board、以下「FASB」)は非継続事業の表示に 関する要求を変更し、また、追加の開示を要求する新規会計基準を公表しました。この基準によると、非継続事業 としての表示は、企業の事業及び財務状況に主要な影響を及ぼすような戦略的な事業転換を示す処分があった場合 にのみ要求されます。また、この基準は非継続事業及び非継続事業の報告要件をみたさない企業の重要な構成要素 の処分に関して追加の開示を要求しています。ソニーは、2015年4月1日からこの基準を適用しています。この基 準の適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。 満期買戻取引及び買戻契約による資金調達 2014年6月、FASBは満期買戻取引及び買戻契約による資金調達の会計処理ならびに開示に関する新規会計基準を公表 しました。この新規会計基準は、満期買戻取引を担保付借入金として会計処理し、また、金融資産の譲渡及び当該譲渡と 同時に締結される買戻契約を別個に会計処理すべきことを要求しています。さらにこの新規会計基準は、売却として会計処 理される特定の取引及び担保付借入金として会計処理される特定の取引について、追加の開示を要求しています。ソニー は、担保付借入金として会計処理される取引に関する開示規定を除き、2015年1月1日からこの基準を適用してい ます。また、ソニーは担保付借入金として会計処理される取引に関する開示規定を、2015年4月1日から適用して います。この基準の適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。 (2)四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理 税金費用の計算 ソニーは年間の税引前利益に対する実効税率を合理的に見積もり、この税率を各四半期までの累計税引前利益に 乗じて累計税金費用を算出する方法により、各四半期の税金費用を計算しています。この年間見積実効税率にもと づく税金費用の計算には税務上の繰越欠損金、税額控除等の見込みを反映させていますが、異常要因による又は非 経常的な事象に関する損益等は反映させていません。なお、これらの損益に関する税金費用については、年間見積 実効税率にもとづく税金費用とは別々に、その発生する四半期に計上しています。 (3)勘定科目の組替再表示 2014年度の連結財務諸表の一部の金額を、2015年度の表示に合わせて組替再表示しています。 - 27 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 3 有価証券及び投資有価証券 有価証券及び投資有価証券に含まれる負債証券及び持分証券は主に金融分野に含まれ、そのうち売却可能証券及び 満期保有目的証券に区分されるものの取得原価、未実現評価損益及び公正価値は次のとおりです。 2015年度 第1四半期連結会計期間末 2014年度末 項目 売却可能証券 負債証券 取得原価 (百万円) 未実現 未実現 未実現 未実現 公正価値 取得原価 公正価値 評価益 評価損 評価益 評価損 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 1,074,900 66,442 147,274 465 △80 △16 1,222,094 66,891 1,103,729 73,781 134,162 420 △195 △19 1,237,696 74,182 日本社債 外国国債 108,109 34,168 767 7,397 △7 △111 108,869 41,454 131,629 31,812 807 6,924 △12 △110 132,424 38,626 外国社債 452,145 13,645 △942 464,848 436,990 13,254 △1,029 449,215 1,735,764 169,548 △1,156 1,904,156 1,777,941 155,567 △1,365 1,932,143 73,411 127,322 △741 199,992 46,796 73,166 △427 119,535 日本国債 * 4,846,986 819,386 △103 5,666,269 4,940,979 699,954 △293 5,640,640 日本地方債 日本社債 4,996 26,848 428 4,501 - - 5,424 31,349 4,687 28,785 403 4,071 - △9 5,090 32,847 外国国債 32,682 57,783 11,534 25 - - 44,216 57,808 36,364 45,791 4,239 24 △163 - 40,440 45,815 4,969,295 835,874 △103 5,805,066 5,056,606 708,691 △465 5,764,832 6,778,470 1,132,744 △2,000 7,909,214 6,881,343 937,424 △2,257 7,816,510 日本国債 日本地方債 持分証券 満期保有目的証券 外国社債 合計 * 2015年度第1四半期連結会計期間末における満期保有目的証券には、短期の現金担保付有価証券貸借取引により差し入 れた日本国債36,414百万円が含まれています。 - 28 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 4 公正価値による測定 ソニーにおいて継続的に公正価値で測定されている資産・負債の公正価値は、次のとおりです。 2014年度末 金額(百万円) 項目 資産 連結貸借対照表計上科目 レベル1 レベル2 レベル3 合計 有価証券 投資有価証 その他流動 その他固定 券その他 資産・負債 資産・負債 452,830 311,643 - 764,473 764,473 - - - 売却可能証券 負債証券 日本国債 - 1,222,094 - 1,222,094 3,124 1,218,970 - - 日本地方債 - 66,891 - 66,891 1,474 65,417 - - 日本社債 - 105,363 3,506 108,869 27,030 81,839 - - 外国国債 2,861 38,593 - 41,454 136 41,318 - - 売買目的有価証券 外国社債 持分証券 その他の投資*1 デリバティブ資産 *2,*3 資産合計 負債 デリバティブ負債 *2,*3 負債合計 - 455,357 9,491 464,848 139,540 325,308 - - 199,874 118 - 199,992 - 199,992 - - 9,306 4,606 74,641 88,553 - 88,553 - - - 30,407 - 30,407 - - 29,951 456 664,871 2,235,072 87,638 2,987,581 935,777 2,021,397 29,951 456 612 47,712 - 48,324 - - 23,092 25,232 612 47,712 - 48,324 - - 23,092 25,232 - 29 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 2015年度第1四半期連結会計期間末 金額(百万円) 項目 連結貸借対照表計上科目 レベル1 資産 レベル2 レベル3 合計 有価証券 投資有価証 その他流動 その他固定 券その他 資産・負債 資産・負債 488,530 311,944 - 800,474 800,474 - - - 売却可能証券 負債証券 日本国債 - 1,237,696 - 1,237,696 3,653 1,234,043 - - 日本地方債 - 74,182 - 74,182 6,694 67,488 - - 日本社債 - 124,938 7,486 132,424 25,150 107,274 - - 外国国債 - 38,626 - 38,626 588 38,038 - - 売買目的有価証券 外国社債 持分証券 その他の投資*1 デリバティブ資産 *2,*3 資産合計 負債 - 439,249 9,966 449,215 133,480 315,735 - - 119,386 149 - 119,535 - 119,535 - - 9,620 4,865 62,623 77,108 - 77,108 - - 23 17,333 - 17,356 - - 16,707 649 617,559 2,248,982 80,075 2,946,616 970,039 1,959,221 16,707 649 デリバティブ負債 *2,*3 72 40,410 - 40,482 - - 18,344 22,138 負債合計 72 40,410 - 40,482 - - 18,344 22,138 *1 その他の投資には、複合金融商品やプライベートエクイティ投資が含まれています。 *2 デリバティブ資産・負債は総額で認識及び開示されています。 *3 主にネッティング契約の対象となっているデリバティブや担保による資産と負債の相殺について潜在的な影響は軽微 です。 - 30 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 5 資本及び包括利益に関する補足情報 (1) 資本 2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連結累計期間における、当社株主に帰属する資本及び非 支配持分ならびに資本合計の期首帳簿価額と期末帳簿価額との調整は次のとおりです。 金額(百万円) 当社株主に帰属する資本 非支配持分 資本合計 項目 2013年度末(2014年3月31日) 2,258,137 525,004 2,783,141 19 - 19 377 - 377 四半期包括利益 四半期純利益 26,808 15,523 42,331 新株予約権の行使 株式にもとづく報酬 その他の包括利益(税効果考慮後) 未実現有価証券評価損益 △498 2,373 1,875 年金債務調整額 366 △30 336 外貨換算調整額 △21,701 861 △20,840 4,975 18,727 23,702 - △8,712 △8,712 △2,509 △4,051 △6,560 2,260,999 530,968 2,791,967 四半期包括利益合計 配当金 非支配持分株主との取引及びその他 2014年度第1四半期連結会計期間末 (2014年6月30日) 金額(百万円) 当社株主に帰属する資本 非支配持分 資本合計 項目 2014年度末(2015年3月31日) 2,317,077 611,392 2,928,469 1,130 - 1,130 287 - 287 四半期包括利益 四半期純利益 82,441 16,457 98,898 新株予約権の行使 株式にもとづく報酬 その他の包括利益(税効果考慮後) △43,356 △3,710 △47,066 △636 - △636 年金債務調整額 200 2 202 外貨換算調整額 26,896 711 27,607 四半期包括利益合計 65,545 13,460 79,005 未実現有価証券評価損 未実現デリバティブ評価損 配当金 非支配持分株主との取引及びその他 2015年度第1四半期連結会計期間末 (2015年6月30日) - △9,847 △9,847 26 1,985 2,011 2,384,065 616,990 3,001,055 2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連結累計期間において、当社の連結子会社に対する持分 の変動が当社株主に帰属する資本に与える重要な影響はありませんでした。 - 31 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 (2) その他の包括利益 2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連結累計期間における、累積その他の包括利益(税効果 考慮後)の項目別の変動は以下のとおりです。 項目 2013年度末(2014年3月31日) 組替前その他の包括利益(損失) 金額(百万円) 未実現有価証券 評価損益 127,509 年金債務 調整額 △180,039 外貨換算 調整額 △399,055 △451,585 合計 7,085 △18 △20,840 △13,773 △5,210 354 - △4,856 その他の包括利益(損失)(純額) 1,875 336 △20,840 △18,629 控除:非支配持分に帰属するその他の 包括利益(損失) 2,373 △30 861 3,204 127,011 △179,673 △420,756 △473,418 累積その他の包括利益からの組替額 2014年度第1四半期連結会計期間末 (2014年6月30日) 項目 2014年度末(2015年3月31日) 金額(百万円) 未実現有価証券 未実現デリバテ 評価損益 ィブ評価損益 154,153 - 年金債務 調整額 △201,131 外貨換算 調整額 △338,305 △385,283 合計 組替前その他の包括利益(損失) △11,710 △636 △384 27,607 14,877 累積その他の包括利益からの組替額 △35,356 - 586 - △34,770 △47,066 △636 202 27,607 △19,893 △3,710 - 2 711 △2,997 110,797 △636 △200,931 △311,409 △402,179 その他の包括利益(損失)(純額) 控除:非支配持分に帰属するその他の 包括利益(損失) 2015年度第1四半期連結会計期間末 (2015年6月30日) 6 基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益の調整表 基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益(以下「EPS」)の調整計算は次のとおりです。 2014年度第1四半期連結累計期間 項目 基本的EPS 当社株主に帰属する四半期純利益 希薄化効果 新株予約権 ユーロ円建転換社債型新株予約 権付社債(ゼロクーポン) 希薄化後EPS 計算に用いる当社株主に帰属する 四半期純利益 利益 (百万円) 加重平均 株式数 (千株) 26,808 2015年度第1四半期連結累計期間 利益 (百万円) 加重平均 株式数 (千株) 1,043,681 25.69 82,441 1,168,969 70.52 - 718 - 2,777 - 124,117 - - 26,808 1,168,516 22.94 82,441 1,171,746 70.36 EPS (円) EPS (円) 2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連結累計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた 潜在株式数はそれぞれ15,416千株及び6,149千株です。2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連 結累計期間においては、新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている 場合は希薄化効果がないと認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。 - 32 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 7 Orchard Media Inc.の取得 2015年4月、当社の完全子会社であるSony Music Entertainment(以下「SME」)は、Orchard Asset Holdings, LLCが保有するOrchard Media Inc.(以下「The Orchard」)の持分49%を追加取得し、その結果、SMEによるThe Orchardの持分は100%になりました。 2015年4月の取得前は、ソニーはThe Orchardの持分を持分法で会計処理していました。この取得でThe Orchardの 支配持分を獲得したため、ソニーは取得法にもとづきThe Orchardを連結しました。段階取得に関する企業結合の会 計基準にしたがい、ソニーはこの取得前から保有している51%のThe Orchardの資本持分を公正価値で再評価した結 果、2015年度第1四半期連結累計期間において18,085百万円(151百万米ドル)の利益を連結損益計算書の「その他 の営業損(益)(純額)」に計上しました。この取引にかかる取得価額の割当は、未だ完了していません。 ロジスティクス事業の一部売却 8 2015年4月1日、ロジスティクス事業に関する合弁事業開始に関連して、ソニーは、全社(共通)に含まれている 日本、タイ、及びマレーシアにおけるロジスティクス事業の一部を、売却価額19,211百万円で三井倉庫ホールディン グス株式会社へ売却しました。この売却により、ソニーは、2015年度第1四半期連結累計期間において、12,284百万 円の利益を連結損益計算書の「その他の営業損(益)(純額)」に計上しました。 9 契約債務、偶発債務及びその他 (1) ローン・コミットメント 金融子会社は、顧客に対する貸付契約にもとづき、貸付の未実行残高を有しています。2015年6月30日現在、これ らの貸付未実行残高は26,064百万円です。ローン・コミットメントの翌年度以降における支払予定額は見積もること はできません。 (2) パーチェス・コミットメント等 2015年6月30日現在のパーチェス・コミットメント等の残高は、合計で429,356百万円です。これらのうち、主要 なものは次のとおりです。 映画分野の一部の子会社は、製作関係者との間で映画の製作及びテレビ番組の制作を行う契約を締結し、また第三 者との間で完成した映画作品もしくはそれに対する一部の権利を購入する契約、スポーツイベントの放映権を購入す る契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として3年以内の期間に関するものです。 2015年6月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は131,892百万円です。 音楽分野の一部の子会社は、音楽アーティストならびに音楽ソフトやビデオの制作・販売会社との間に長期契約を 締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として5年以内の期間に関するものです。2015年6 月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は63,451百万円です。 ソニーは、広告宣伝の権利に関する長期スポンサーシップ契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわ たりますが、主に5年以内の期間に関するものです。2015年6月30日現在、当該長期契約にもとづく支払予定額は 27,791百万円です。 (3) 訴訟 2009年10月、当社の米国子会社であるSony Optiarc America Inc.は、米国司法省反トラスト局から光ディスクド ライブ事業に関する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、欧州委員会及びその他の国の当局が光 ディスクドライブの競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から調査が終了した旨 の通知を受け、その他のいくつかの国の当局による調査も終了していると理解していますが、欧州委員会を含むいく つかの国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及び一部の子会社が独占禁止法に違反し ていたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、当該製品の直接・間接の購入者 により米国その他の地域にて提起されています。なお、それらの訴訟のうち、直接・間接の購入者それぞれによる米 国における集団訴訟において、かかる訴訟を集団訴訟として認めない旨の決定が、2014年10月に集団訴訟を審理する 米国連邦地方裁判所によりなされました。その後、かかる決定を不服とする原告の申し立てに対して、2015年1月に 米国連邦控訴裁判所もかかる申し立てを退ける旨の決定を行ったものの、2015年2月に、米国連邦地方裁判所は原告 に対して、かかる集団訴訟を構成する当事者の範囲を縮小した上で手続を進めることをあらためて主張する機会を与 えており、かかる訴訟は係属中です。しかしながら、これらの調査及び訴訟に照らして、不利な判決、和解その他の 解決により最終的に発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可 能ではありません。 - 33 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 2011年5月、当社の米国子会社であるSony Electronics Inc.は、米国司法省反トラスト局から二次電池事業に関 する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、欧州委員会及びその他の国の当局が二次電池市場の競 争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から、調査が終了した旨の通知を受けていま すが、欧州委員会及びその他の国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及び一部の子会 社が独占禁止法に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、当該製 品の直接・間接の購入者により米国その他の地域にて提起されています。しかしながら、これらの手続の段階に照ら して、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うこ とは現時点においては可能ではありません。 2011年前半以降、PlayStation®Network、Qriocity™及びSony Online Entertainment LLCのネットワークサービス ならびにその他当社子会社のウェブサイトがサイバー攻撃を受けました。これらのサイバー攻撃に関して、2015年8 月5日時点で、顧客個人情報又はクレジットカードの不正使用があった旨確認されたとの報告をソニーは受けており ません。しかしながら、サイバー攻撃の一部に関し、ソニーは、米国の複数の州の法務長官からの公式又は非公式な 情報提供要求を含む多くの地域の当局からの問い合わせを受けております。さらに、当社及び一部の子会社は、米国 その他の地域において多くの集団訴訟の被告となっていましたが、米国における集団訴訟に関しては和解に至り、当 該和解につき、裁判所による最終的な承認を取得しました。また、米国外の集団訴訟については、一件が係属中で す。しかしながら、これらの手続の段階に照らし、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全てに関 する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。 2014年秋、当社の米国子会社であるSony Pictures Entertainment Inc.に対するサイバー攻撃により、Sony Pictures Entertainment Inc.の従業員情報等のビジネス情報への不正なアクセスが行われ、これらの情報が窃取及 び公開されました。かかる情報の窃取及び公開に関連して、Sony Pictures Entertainment Inc.は、同社の元従業員 による米国における多くの集団訴訟の被告になっています。しかしながら、この訴訟に関する手続の段階に照らし て、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれらの訴訟に関する損害額やその幅について見積りを行うこ とは現時点においては可能ではありません。 当社及び一部の子会社は、これらの他にも複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。しか し、ソニーが現在知り得るかぎりの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソニー の業績及び財政状態に重要な影響を与えることはないと考えています。 (4) 保証債務 ソニーは、ある特定の事象又は状況が発生した場合に、被保証者への支払要求に対して保証を行っております。 2015年6月30日現在の保証債務にもとづく将来の潜在的支払債務は、最大で43,725百万円です。保証債務のうち、主 要なものは次のとおりです。 ソニーは、米国における音楽出版子会社の第三者投資家が債務不履行となった場合、272.5百万米ドルを上限とし て、第三者投資家の未払利息を含めた債務残高を返済することを合意しています。第三者投資家の債務は、第三者投 資家が保有するソニーの音楽出版子会社の50%の持分により担保されています。この合意にもとづき債務残高の返済 を行う場合、ソニーは第三者投資家が保有する担保資産を承継することができます。2015年6月30日現在、この担保 資産の公正価値は272.5百万米ドルを超えています。 - 34 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 10 セグメント情報 以下の報告セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業利益(損失)が最高経営意思 決定者によって経営資源の配分の決定及び業績の評価に通常使用されているものです。最高経営意思決定者は、個別 の資産情報を使用してセグメント評価を行っていません。ソニーにおける最高経営意思決定者は、社長兼CEOです。 ソニーは、2015年4月1日付の組織変更にともない、当年度第1四半期より、主にその他分野及びデバイス分野を 従来構成していた事業を再編し、業績報告におけるビジネスセグメント区分の変更を行いました。この再編に関連し て、従来のその他分野に含まれていた日本のディスク製造事業を音楽分野に、ソネット株式会社及びその子会社をモ バイル・コミュニケーション(以下「MC」)分野にそれぞれ統合しました。また、従来のデバイス分野に含まれて いた純正車載オーディオ機器をホームエンタテインメント&サウンド(以下「HE&S」)分野に移管しました。以 上のセグメント変更にともない、各分野の過年度の売上高及び営業収入ならびに営業利益(損失)を当年度の表示に 合わせて組替再表示しています。 MC分野では、主として携帯電話の製造・販売、インターネット関連サービス事業などを行っています。ゲーム& ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野には、主として家庭用ゲーム機の製造・販売、ネットワークサービ ス事業、ソフトウエアの制作・販売などが含まれます。イメージング・プロダクツ&ソリューション(以下「IP& S」)分野には、主としてデジタルイメージング・プロダクツ事業、プロフェッショナル・ソリューション事業が含 まれます。HE&S分野には、主としてテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業が含まれます。デバイス分野には、主 として半導体事業、コンポーネント事業が含まれます。映画分野では主として映画製作、テレビ番組制作、メディア ネットワーク事業を行っています。音楽分野では主として音楽制作、音楽出版、映像メディア・プラットフォーム事 業を行っています。金融分野では主として日本市場における個人向け生命保険及び損害保険を主とする保険事業なら びに日本における銀行業を行っています。その他分野は、メディカル事業、ディスク製造事業、PC事業等の様々な事 業活動から構成されています。ソニーの製品及びサービスは、一般的にはそれぞれのオペレーティング・セグメント において固有のものです。 - 35 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 【ビジネスセグメント情報】 売上高及び営業収入: 項目 売上高及び営業収入: モバイル・コミュニケーション: 2014年度 第1四半期連結累計期間 2015年度 第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 金額(百万円) 外部顧客に対するもの セグメント間取引 計 ゲーム&ネットワークサービス: 26,162 22,691 288,589 セグメント間取引 計 164,136 464 168,257 2,114 164,600 170,371 外部顧客に対するもの セグメント間取引 計 293,049 252,487 694 662 293,743 253,149 外部顧客に対するもの 136,735 39,350 セグメント間取引 計 画: 265,898 257,530 外部顧客に対するもの 映 280,524 計 デバイス: 334,980 231,368 セグメント間取引 ホームエンタテインメント&サウンド: 279,536 988 外部顧客に対するもの イメージング・プロダクツ&ソリューション: 334,742 238 193,005 44,892 176,085 237,897 外部顧客に対するもの 194,666 171,420 104 129 計 194,770 171,549 外部顧客に対するもの 114,861 126,980 5,176 3,211 セグメント間取引 音 楽: セグメント間取引 計 金 融: 120,037 外部顧客に対するもの セグメント間取引 計 その他: 130,191 245,750 1,217 277,689 1,697 246,967 279,386 外部顧客に対するもの セグメント間取引 計 全社(共通)及びセグメント間取引消去 連結合計 82,822 60,475 20,097 18,866 102,919 △81,723 79,341 △82,938 1,809,908 1,808,059 G&NS分野におけるセグメント間取引は、主としてその他分野に対するものです。 デバイス分野におけるセグメント間取引は、主としてMC分野、G&NS分野、IP&S分野に対するものです。 その他分野におけるセグメント間取引は、主として映画分野、音楽分野及びG&NS分野に対するものです。 全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ブランド及び特許権使用によるロイヤルティ収入が含まれています。 - 36 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 セグメント別損益: 項目 営業利益(損失): 2014年度 第1四半期連結累計期間 2015年度 第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 金額(百万円) モバイル・コミュニケーション ゲーム&ネットワークサービス △1,609 4,319 △22,924 19,459 イメージング・プロダクツ&ソリューション ホームエンタテインメント&サウンド 17,409 8,834 21,271 10,923 デバイス 映 画 11,500 7,831 30,342 △11,687 音 楽 金 融 11,634 43,772 31,750 45,972 △19,951 △4,960 83,739 120,146 その他 計 △13,925 △23,239 連結営業利益 全社(共通)及びセグメント間取引消去 69,814 96,907 その他の収益 9,232 △10,669 54,081 △12,278 68,377 138,710 その他の費用 連結税引前利益 上記の営業利益(損失)は、売上高及び営業収入から売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用を差し引 き、持分法による投資利益(損失)を加えたものです。 全社(共通)及びセグメント間取引消去には、各セグメントに配賦されない本社の構造改革費用及びPC事業の収束に 付随して発生した販売会社の規模縮小にともなう構造改革費用が含まれています。また、ソニーモバイルの支配権取得 時にエリクソンから取得した無形資産である知的財産権のクロスライセンス契約等の知的財産の償却費を含むその他本 社費用が含まれています。 HE&S分野のうち、液晶テレビが主要製品として含まれているテレビカテゴリーの、2014年度第1四半期連結累計 期間及び2015年度第1四半期連結累計期間における営業利益は、それぞれ7,916百万円及び7,003百万円です。分野全体 の実績に含まれる構造改革費用は製品カテゴリーには配賦されないため、テレビの営業利益には含まれていません。 - 37 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 下記の表は、各セグメントにおける製品カテゴリー別の外部顧客に対する売上高及び営業収入の内訳を含んでいま す。ソニーのマネジメントは、各セグメントをそれぞれ単一のオペレーティング・セグメントとして意思決定を行って います。 項目 2014年度 第1四半期連結累計期間 2015年度 第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 金額(百万円) モバイル・コミュニケーション 334,742 279,536 ゲーム&ネットワークサービス ハードウエア 136,873 129,465 69,253 25,242 105,801 30,632 計 231,368 265,898 イメージング・プロダクツ&ソリューション デジタルイメージング・プロダクツ 106,135 107,156 55,716 2,285 57,120 3,981 164,136 168,257 204,989 168,920 87,414 646 81,311 2,256 293,049 252,487 84,948 140,415 50,039 1,748 50,155 2,435 136,735 193,005 104,626 58,175 42,362 47,678 50,975 62,270 194,666 171,420 楽 音楽制作 79,395 89,328 音楽出版 16,288 19,178 17,844 19,808 114,861 126,980 ネットワーク その他 プロフェッショナル・ソリューション その他 計 ホームエンタテインメント&サウンド テレビ オーディオ・ビデオ その他 計 デバイス 半導体 コンポーネント その他 計 映 画 映画製作 テレビ番組制作 メディアネットワーク 計 音 映像メディア・プラットフォーム 計 金 融 245,750 277,689 その他 82,822 60,475 全社(共通) 11,779 12,312 1,809,908 1,808,059 連 結 G&NS分野のうち、ハードウエアカテゴリーには据え置き型及び携帯型ゲームコンソール、ネットワークカテゴリ ーにはSony Network Entertainment Inc.が提供するゲーム、ビデオ、及び音楽コンテンツ関連のネットワークサービ ス、その他カテゴリーにはパッケージソフトウエアと周辺機器などが主要製品として含まれています。IP&S分野の うち、デジタルイメージング・プロダクツカテゴリーにはコンパクトデジタルカメラ、レンズ交換式一眼カメラ、ビデ オカメラ、プロフェッショナル・ソリューションカテゴリーには放送用・業務用機器などが主要製品として含まれてい ます。HE&S分野のうち、テレビカテゴリーには液晶テレビ、オーディオ・ビデオカテゴリーにはブルーレイディス クプレーヤー/レコーダー、家庭用オーディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオなどが主要製品として含ま れています。デバイス分野のうち、半導体カテゴリーにはイメージセンサー、コンポーネントカテゴリーには電池、記 録メディアなどが主要製品として含まれています。映画分野のうち、映画製作には映画作品の製作・買付・配給・販 売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制作・買付・販売、メディアネットワークにはテレビ、デジタルのネットワーク - 38 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 オペレーションなどが含まれています。音楽分野のうち、音楽制作にはパッケージ及びデジタルの音楽制作物の販売や アーティストのライブパフォーマンスからの収入、音楽出版には楽曲の詞、曲の管理及びライセンス、映像メディア・ プラットフォームには音楽・映像関連商品の様々なサービス提供、アニメーション作品の制作・販売などが含まれてい ます。 項目 2014年度 第1四半期連結累計期間 2015年度 第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 金額(百万円) 減価償却費及び償却費: モバイル・コミュニケーション ゲーム&ネットワークサービス イメージング・プロダクツ&ソリューション ホームエンタテインメント&サウンド デバイス 映画 音楽 金融(繰延保険契約費を含む) その他 計 全社(共通) 連結合計 - 39 - 6,949 6,196 4,000 6,967 4,640 7,012 6,105 21,014 5,581 24,135 4,565 3,594 5,252 4,181 15,619 2,714 16,521 1,700 71,527 75,218 12,771 11,803 84,298 87,021 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 2014年度第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 項目 構造改革費用合計 構造改革費用及び関連する減価償却費: モバイル・コミュニケーション 構造改革に関連する 資産の減価償却費 合計 13 - 13 ゲーム&ネットワークサービス イメージング・プロダクツ&ソリューション 64 129 - - 64 129 ホームエンタテインメント&サウンド デバイス 540 542 - - 540 542 - 25 - - - 25 映画 音楽 金融 - - - その他及び全社(共通) 13,280 669 13,949 連結 14,593 669 15,262 2015年度第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 項目 構造改革費用合計 構造改革費用及び関連する減価償却費: 構造改革に関連する 資産の減価償却費 合計 7,737 15 315 - 8,052 15 イメージング・プロダクツ&ソリューション ホームエンタテインメント&サウンド 44 △57 - - 44 △57 デバイス 映画 △30 49 - - △30 49 77 - - - 77 - その他及び全社(共通) 1,578 403 1,981 連結 9,413 718 10,131 モバイル・コミュニケーション ゲーム&ネットワークサービス 音楽 金融 構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとでの製造活動の 早期中止にともない、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増 加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。 - 40 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 【地域別情報】 2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連結累計期間における顧客の所在国別に分類した売上高及 び営業収入は次のとおりです。 項目 売上高及び営業収入: 日本 2014年度 第1四半期連結累計期間 2015年度 第1四半期連結累計期間 金額(百万円) 金額(百万円) 511,379 561,581 米国 欧州 305,286 392,196 352,393 367,705 中国 アジア・太平洋地域 133,041 244,873 130,701 238,947 その他地域 計 223,133 156,732 1,809,908 1,808,059 日本、米国ならびに中国以外の各区分に属する主な地域は次のとおりです。 (1) 欧州: イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、スウェーデン (2) アジア・太平洋地域: インド、韓国、オセアニア (3) その他地域: 中近東/アフリカ、ブラジル、メキシコ、カナダ 売上高及び営業収入に関して、欧州、アジア・太平洋地域、その他地域において個別には金額的に重要性のある国は ありません。 報告セグメント間及び地域間の取引は、ソニーのマネジメントが独立企業間価格であると考えている価格で行ってい ます。 2014年度第1四半期連結累計期間及び2015年度第1四半期連結累計期間において、単一顧客として重要な顧客に対す る売上高及び営業収入はありません。 - 41 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 11 重要な後発事象 2015年7月21日、ソニーは、公募等により新株式及び130%コールオプション条項付無担保転換社債型新株予約権 付社債(ゼロクーポン)(以下「本社債」)を発行し、それぞれ285,967百万円及び120,000百万円の払込みを受けま した。さらに、オーバーアロットメントによる売出しに関連して行う第三者割当増資により、2015年8月18日に、 15,741百万円を上限として、追加的に払込みを受ける可能性があります。本資金調達は、当社取締役会の決議による 委任にもとづく、当社代表執行役 社長 兼 CEOの決定によります。 Ⅰ.新株式発行 1.公募等による新株式発行 (1) 発行した株式の種類及び数 (2) 発行価格 普通株式 87,200,000株 1株につき3,420.5円 (3) 払込金額 (4) 払込金額の総額 1株につき3,279.44円 285,967,168,000円 (5) 増加した資本金の額 (6) 払込期日 142,983,584,000円 2015年7月21日 (7) 資金使途 設備投資資金及び研究開発費 2.第三者割当による新株式発行(オーバーアロットメントによる売出しに関連して行う第三者割当増資) (1) 発行する株式の種類及び数 (上限)普通株式 4,800,000株 (2) 払込金額 (3) 払込金額の総額 1株につき3,279.44円 (上限)15,741,312,000円 (4) 増加する資本金の額 (5) 払込期日 (上限) 7,870,656,000円 2015年8月18日 (6) 資金使途 設備投資資金及び研究開発費 Ⅱ.公募による無担保転換社債型新株予約権付社債の発行 本社債の新株予約権の行使期間は、2015年9月1日から2022年9月28日までであり、当初の転換価額は5,008円で す。標準的な希薄化防止条項とは別に、合併や会社分割などの組織再編や上場廃止等による繰上償還が行われる前の 一定期間に転換価額は減額されます。減額される金額は、転換価額減額開始日及び本社債の要項に定める当社普通株 式の参照株価に応じて、一定の方式にしたがって決定されます。減額された後の転換価額の上限は5,008円、下限は 3,526.5円です。転換価額は、各事業年度の1株当たり配当額が25円を上回る場合にも調整されます。ソニーは、 2020年7月21日以降、株式会社東京証券取引所における当社普通株式の終値が、20連続取引日にわたり当該各取引日 に適用のある転換価額の130%以上であった場合、その選択により、残存する本社債の全部を額面金額の100%で繰上 償還する権利を有します。本社債には、重大な不利益を及ぼす財務制限条項は存在しません。なお、資金使途は、設 備投資資金、社債償還及び借入金返済です。 - 42 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 2【その他】 訴訟 2009年10月、当社の米国子会社であるSony Optiarc America Inc.は、米国司法省反トラスト局から光ディスクド ライブ事業に関する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、欧州委員会及びその他の国の当局が 光ディスクドライブの競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から調査が終了し た旨の通知を受け、その他のいくつかの国の当局による調査も終了していると理解していますが、欧州委員会を含 むいくつかの国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及び一部の子会社が独占禁止法 に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む)が、当該製品の直接・間 接の購入者により米国その他の地域にて提起されています。なお、それらの訴訟のうち、直接・間接の購入者それ ぞれによる米国における集団訴訟において、かかる訴訟を集団訴訟として認めない旨の決定が、2014年10月に集団 訴訟を審理する米国連邦地方裁判所によりなされました。その後、かかる決定を不服とする原告の申し立てに対し て、2015年1月に米国連邦控訴裁判所もかかる申し立てを退ける旨の決定を行ったものの、2015年2月に、米国連 邦地方裁判所は原告に対して、かかる集団訴訟を構成する当事者の範囲を縮小した上で手続を進めることをあらた めて主張する機会を与えており、かかる訴訟は係属中です。しかしながら、これらの調査及び訴訟に照らして、不 利な判決、和解その他の解決により最終的に発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について見積りを行う ことは現時点においては可能ではありません。 2011年5月、当社の米国子会社であるSony Electronics Inc.は、米国司法省反トラスト局から二次電池事業に関 する情報の提供を求める命令を受領しました。また、当社は、欧州委員会及びその他の国の当局が二次電池市場の 競争状況に関する調査を開始したと理解しています。当社は、米国司法省から、調査が終了した旨の通知を受けて いますが、欧州委員会及びその他の国の当局は引き続き調査を行っていると理解しています。また、当社及び一部 の子会社が独占禁止法に違反していたと主張し、損害賠償その他の救済を求める多くの訴訟(集団訴訟を含む) が、当該製品の直接・間接の購入者により米国その他の地域にて提起されています。しかしながら、これらの手続 の段階に照らして、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれら全てに関する損害額やその幅について 見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。 2011年前半以降、PlayStation®Network、Qriocity™及びSony Online Entertainment LLCのネットワークサービス ならびにその他当社子会社のウェブサイトがサイバー攻撃を受けました。これらのサイバー攻撃に関して、2015年 8月5日時点で、顧客個人情報又はクレジットカードの不正使用があった旨確認されたとの報告をソニーは受けて おりません。しかしながら、サイバー攻撃の一部に関し、ソニーは、米国の複数の州の法務長官からの公式又は非 公式な情報提供要求を含む多くの地域の当局からの問い合わせを受けております。さらに、当社及び一部の子会社 は、米国その他の地域において多くの集団訴訟の被告となっていましたが、米国における集団訴訟に関しては和解 に至り、当該和解につき、裁判所による最終的な承認を取得しました。また、米国外の集団訴訟については、一件 が係属中です。しかしながら、これらの手続の段階に照らし、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこ れら全てに関する損害額やその幅について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。 2014年秋、当社の米国子会社であるSony Pictures Entertainment Inc.に対するサイバー攻撃により、Sony Pictures Entertainment Inc.の従業員情報等のビジネス情報への不正なアクセスが行われ、これらの情報が窃取及 び公開されました。かかる情報の窃取及び公開に関連して、Sony Pictures Entertainment Inc.は、同社の元従業 員による米国における多くの集団訴訟の被告になっています。しかしながら、この訴訟に関する手続の段階に照ら して、不利な判決、和解その他の解決により発生し得るこれらの訴訟に関する損害額やその幅について見積りを行 うことは現時点においては可能ではありません。 当社及び一部の子会社は、これらの他にも複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。し かし、ソニーが現在知り得るかぎりの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソ ニーの業績及び財政状態に重要な影響を与えることはないと考えています。 - 43 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 第二部【提出会社の保証会社等の情報】 該当事項はありません。 - 44 - 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 独立監査人の四半期レビュー報告書 2015年8月5日 ソニー株式会社 取締役会 御中 PwCあらた監査法人 指 定 社 員 業務執行社員 公認会計士 木 村 浩 一 郎 指 定 社 員 業務執行社員 公認会計士 岩 尾 健 太 郎 指 定 社 員 業務執行社員 公認会計士 井 野 貴 章 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているソニー株式会社 の2015年4月1日から2016年3月31日までの連結会計年度の第1四半期連結会計期間(2015年4月1日から2015年6月30 日まで)及び第1四半期連結累計期間(2015年4月1日から2015年6月30日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわ ち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書、四半期連結キャッシュ・フロー計算書 及び四半期連結財務諸表注記について四半期レビューを行った。 四半期連結財務諸表に対する経営者の責任 経営者の責任は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第95条の規定により米国において一 般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して四半期連結財務諸表を作 成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を作成し適正 に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した四半期レビューに基づいて、独立の立場から四半期連結財務諸表に対する 結論を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠し て四半期レビューを行った。 四半期レビューにおいては、主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対して実施される質 問、分析的手続その他の四半期レビュー手続が実施される。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認 められる監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。 当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。 監査人の結論 当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、米国において一般に公正妥当と認めら れる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して、ソニー株式会社及び連結子会社の2015年6月 30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する第1四半期連結累計期間の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を適 正に表示していないと信じさせる事項がすべての重要な点において認められなかった。 強調事項 四半期連結財務諸表注記11「重要な後発事象」に記載されているとおり、2015年7月21日、会社は公募等により新株式 及び130%コールオプション条項付無担保転換社債型新株予約権付社債(ゼロクーポン)を発行し、それぞれ払込みを受 けている。さらに、オーバーアロットメントによる売出しに関連して行う第三者割当増資により、2015年8月18日に追加 的に払込みを受ける可能性がある。 当該事項は、当監査法人の結論に影響を及ぼすものではない。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報 告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 【表紙】 【提出書類】 確認書 【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の8第1項 【提出先】 関東財務局長 【提出日】 2015年8月5日 【会社名】 ソニー株式会社 【英訳名】 SONY CORPORATION 【代表者の役職氏名】 代表執行役 平井 一夫 【最高財務責任者の役職氏名】 代表執行役 吉田 憲一郎 【本店の所在の場所】 東京都港区港南1丁目7番1号 【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) 2015/08/03 22:58:32/15094748_ソニー株式会社_第1四半期報告書 1【四半期報告書の記載内容の適正性に関する事項】 当社の代表執行役の平井 一夫ならびに代表執行役及び最高財務責任者である吉田 憲一郎は、当社の2015年度第1 四半期(自 2015年4月1日 至 2015年6月30日)の四半期報告書の記載内容が金融商品取引法令に基づき適正に記 載されていることを確認しました。 2【特記事項】 該当事項はありません。