LT3598 - ±1.5%の電流整合を実現する6ストリング

LT3598
±1.5%の電流整合を実現する
6ストリング30mA LEDドライバ
特長
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概要
最大3000:1の調光比を実現するTrue Color PWM™調光
最大30mAで6本のLEDストリングをドライブ
1.5%精度のLED電流整合
広い入力電圧範囲:3.2V~30V
出力電圧:最大44V
VIN > VOUTでも電流を安定化
シャットダウン時にLEDを切断
安定化を維持するプログラム可能なオープンLED保護
OPENLEDアラート・ピン
プログラム可能なLED電流ディレーティング
調整可能な周波数:200kHz~2.5MHz
外部クロックに同期可能
並列チャネルにより、
LEDストリング当りの電流が増大
熱特性が改善された4mm×4mm QFN
および24ピンTSSOPパッケージ
アプリケーション
LT®3598は、最大6本のLEDストリングを最大44Vの出力電圧
でドライブする固定周波数昇圧DC/DC コンバータです。LED
調光は、CTRLピンでのアナログ調光とPWMピンでのパルス
幅変調調光によって実現できます。入力電圧がLED出力電圧
より高くても、LT3598はLED電流を正確に安定化します。
ス
イッチング周波数は外付け抵抗を介して200kHz∼2.5MHzの
範囲でプログラム可能です。
この他に、
プログラム可能な過電圧保護、
スイッチング周波数
の外部クロックへの同期、接合部温度またはLED温度ある
いはその両方に基づいたLED電流ディレーティング、LEDス
トリングのディスエーブル制御、OPENLEDアラート・ピン、全
LEDストリングが切断時の出力電圧制限を特長としています。
LT3598は熱特性が改善された24ピン
(4mm 4mm)QFNおよ
び24ピンTSSOPパッケージで供給されます。
L、LT、LTC、LTM、Linear TechnologyおよびLinearのロゴはリニアテクノロジー社の登録商標
です。True Color PWMはリニアテクノロジー社の商標です。他の全ての商標はそれぞれの所有
者に所有権があります。7199560、7321203を含む米国特許によって保護されています。
ノートブック・コンピュータのディスプレイ
■ ミディアムサイズのディスプレイ
■ 車載LCDディスプレイ
■
標準的応用例
LEDの電流整合
効率90%、60個の白色LED用LEDドライバ
10µH
2.2µF
1.5
SW
VIN
5V
2.2µF
4.7µF
VOUT
VO_SW
VIN
1.00M
100k
OPENLED
SHDN
SHDN
PWM
PWM
SYNC
SYNC
FB
30.9k
LT3598
RT
51.1k
10k
CTRL
100k
TSET ISET SS
100k
47pF
14.7k
0.5
0
–0.5
–1.0
VREF
60.4k
ALL SIX LED STRINGS
1.0
MATCHING (%)
PVIN
8V TO 40V
–1.5
–50
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
GND VC
10nF
–25
0
25
50
75
100
125
TEMPERATURE (°C)
20mA
3598 TA01b
2.61k
15nF
3598 TA01a
3598fb
1
LT3598
絶対最大定格
(Note 1)
SHDN ..............................................................................VIN+3V
VIN、OPENLED ....................................................................... 30V
SW電圧 ................................................................................ 45V
VOUT、VO_SWの電圧 .............................................................. 44V
LED1~LED6......................................................................... 44V
PWM、
SYNC、CTRL、RT、SS、VC .............................................. 6V
VREF、FBの電圧....................................................................... 6V
ISET、TSET ................................................................................ 6V
動作接合部温度範囲(Note 2).........................−40℃~125℃
最大接合部温度.............................................................. 125℃
保存温度範囲....................................................−65℃~150℃
ピン配置
22 GND
18 VREF
20 SS
LED2 2
17 SS
19 RT
LED3 3
7
LED5
8
17 SYNC
LED6
9
16 NC
OPENLED 10
18 PWM
14 FB
CTRL 12
13 VC
FE PACKAGE
24-LEAD PLASTIC TSSOP
TJMAX = 125°C, θJA = 38°C/W
EXPOSED PAD (PIN 25) IS PGND, MUST BE SOLDERED TO PCB
15 PWM
LED5 5
14 SYNC
LED6 6
13 NC
15 TSET
ISET 11
16 RT
25
LED4 4
7
8
9 10 11 12
TSET
LED4
25
FB
6
VC
LED3
CTRL
5
21 VREF
ISET
LED2
4
24 23 22 21 20 19
LED1 1
OPENLED
LED1
GND
3
SHDN
23 SHDN
VO_SW
VIN
24 VIN
2
VOUT
1
VO_SW
SW
VOUT
SW
TOP VIEW
TOP VIEW
UF PACKAGE
24-LEAD (4mm × 4mm) PLASTIC QFN
TJMAX = 125°C, θJA = 37°C/W
EXPOSED PAD (PIN 25) IS GND, MUST BE SOLDERED TO PCB
発注情報
鉛フリー仕様
テープアンドリール
製品マーキング*
パッケージ
温度範囲
LT3598EUF#PBF
LT3598EUF#TRPBF
3598
24-Lead (4mm × 4mm) Plastic QFN
–40°C to 125°C
LT3598IUF#PBF
LT3598IUF#TRPBF
3598
24-Lead (4mm × 4mm) Plastic QFN
–40°C to 125°C
LT3598EFE#PBF
LT3598EFE#TRPBF
LT3598
24-Lead Plastic TSSOP
–40°C to 125°C
LT3598IFE#PBF
LT3598IFE#TRPBF
LT3598
24-Lead Plastic TSSOP
–40°C to 125°C
さらに広い動作温度範囲で規定されるデバイスについては、
弊社または弊社代理店にお問い合わせください。
*温度グレードは出荷時のコンテナのラベルで識別されます。
非標準の鉛ベース仕様の製品の詳細については、
弊社または弊社代理店にお問い合わせください。
鉛フリー仕様の製品マーキングの詳細については、
http://www.linear-tech.co.jp/leadfree/ をご覧ください。
テープアンドリールの仕様の詳細については、
http://www.linear-tech.co.jp/tapeandreel/ をご覧ください。
3598fb
2
LT3598
電気的特性
●は全動作温度範囲の規格値を意味する。
それ以外はTA = 25℃での値。注記がない限り、VIN = 5V、VSHDN = VIN。
(Note 2)
PARAMETER
CONDITIONS
MIN
Minimum Operating Voltage
TYP
MAX
3
3.2
V
30
V
1.230
1.260
1.260
V
V
0.01
0.03
%/V
250
Maximum Operating Voltage
Reference Voltage
Reference Voltage Line Regulation
l
1.216
1.210
3.2V < VIN < 30V, VC = 0.3V
200
UNITS
Maximum VREF Pin Current
Out of Pin
FB Pin Bias Current
VFB = 1.230V (Note 3)
100
FB Error Amp Transconductance
∆I = 5µA
300
µmhos
600
V/V
FB Error Amp Voltage Gain
FB Pin Voltage
1.22
µA
1.24
1.26
nA
V
Current Loop Amp Transconductance
21
µmhos
Current Loop Amp Voltage Gain
80
V/V
VC Sink Current
10
µA
Quiescent Current
VSHDN = 5V, PWM = 0V, Not Switching
Quiescent Current in Shutdown
VSHDN = 0V
ISET Voltage
VCTRL = 1.5V, VTSET = 1.5V, RISET = 14.7kΩ
LED Current
RISET = 14.7kΩ
LED String Current Matching
20mA LED Current
3.5
5
mA
0
1
µA
0.985
1.000
1.015
V
19.5
20
20.7
mA
±0.5
±1.5
%
0.2
0.25
V
l
LED Open Detection Threshold
OPENLED Sink Current
2
Minimum LED Regulation Voltage
mA
0.8
V
LED1-6 Leakage Current
VLED1-6 = 1V, VOUT = 5V, PWM = 0V
VLED1-6 = 42V, VOUT = 44V, PWM = 0V
0.1
0.2
1
2
µA
µA
CTRL Pin Bias Current
VCTRL = 0.8V (Note 4)
50
125
nA
Switching Frequency
RT = 309kΩ
RT = 51.1kΩ
RT = 14.7kΩ
190
1
2.5
209
1.1
2.75
kHz
MHz
MHz
171
0.9
2.25
TSET Voltage
602
mV
90
87
80
95
90
86
%
%
%
1.5
2
Maximum Switch Duty Cycle
RT = 309kΩ
RT = 51.1kΩ
RT = 14.7kΩ
Switch Current Limit
(Note 5)
Switch VCESAT
ISW = 0.5A
0.12
Switch Leakage Current
VSW = 40V
0.2
l
2.5
A
V
5
µA
3598fb
3
LT3598
電気的特性
●は全動作温度範囲の規格値を意味する。
それ以外はTA = 25℃での値。注記がない限り、VIN = 5V、VSHDN = VIN。
(Note 2)
PARAMETER
CONDITIONS
SHDN Pin Current
VSHDN = 0V
VSHDN = 5V
MIN
SHDN Voltage High
TYP
MAX
0.1
30
1
60
1.6
VSS = 0.1V
5
PWM Input High Voltage
10
PWM = 3.3V
V
15
µA
V
0.1
SYNC Input High Voltage
0.4
V
1
µA
1.5
V
SYNC Input Low Voltage
SYNC Pin Bias Current
0.4
1
PWM Input Low Voltage
PWM Pin Bias Current
SYNC = 0V
SYNC = 3.3V
25
0.1
VO_SW Switch Resistance
Note 1:絶対最大定格に記載された値を超えるストレスはデバイスに永続的損傷を与える可
能性がある。長期にわたって絶対最大定格条件に曝すと、
デバイスの信頼性と寿命に悪影響
を与える可能性がある。
Note 2:LT3598Eは0℃~125℃の接合部温度で性能仕様に適合することが保証されている。
−40℃~125℃の動作接合部温度範囲での仕様は、設計、特性評価および統計学的なプロセ
ス・コントロールとの相関で確認されている。LT3598Iは−40℃~125℃の動作接合部温度範
囲で動作することが保証されている。
µA
µA
V
SHDN Voltage Low
Soft-Start Charging Current
UNITS
0.4
V
50
1
µA
µA
1000
Ω
Note 3:電流はFBピンから流れ出す。
Note 4:電流はCTRLピンから流れ出す。
Note 5:電流制限は設計および静的テストとの相関によって保証されている。電流制限は
デューティ・サイクルには依存せず、設計によって保証されている。
3598fb
4
LT3598
標準的性能特性
SHDNピンの
ターンオン・スレッショルド
SHDNピンの電流
1.5
消費電流
50
125°C
1.3
–50°C
40
25°C
QUIESCENT CURRENT (mA)
SHDN PIN CURRENT (µA)
SHDN THRESHOLD (V)
45
1.4
6
35
30
25
20
15
10
5
4
3
5
1.2
–50
–25
0
25
50
75
100
0
125
0
5
10
TEMPERATURE (°C)
20
15
VSHDN (V)
25
2
–50
35
リファレンス電圧
発振器周波数
VIN = 5V
1.225
1.220
50
75
100
125
スイッチの電流制限
2.8
2.5MHz
2.5
2.4
SWITCH CURRENT (A)
VIN = 30V
OSCILLATOR FREQUENCY (MHz)
VIN = 40V
25
3598 G03
3.0
1.230
0
3598 G02
1.240
1.235
–25
TEMPERATURE (°C)
3598 G01
REFERENCE VOLTAGE (V)
30
2.0
1.5
1MHz
1.0
0.5
2.0
1.6
1.2
0.8
200kHz
1.215
–50
–25
0
25
50
75
100
0
–50
125
–25
0
25
50
75
100
0.4
–50
125
–25
TEMPERATURE (°C)
TEMPERATURE (°C)
0
25
50
75
3598 G05
3598 G04
125
3598 G06
ソフトスタート・ピンの電流
スイッチのVCESAT
0.40
100
TEMPERATURE (°C)
フィードバック・ピンの電圧
15.0
1.24
12.5
1.23
25°C
0.25
125°C
0.20
ISS (µA)
VCESAT (V)
0.30
FEEDBACK VOLTAGE (V)
0.35
–50°C
0.15
0.10
10.0
7.5
VC = 1.5V
1.22
VC = 1V
1.21
0.05
0
0
0.25
0.50
0.75
1.00
1.25
1.5O
SWITCH CURRENT (A)
5.0
–50
–25
0
25
50
75
100
125
–25
0
25
50
75
100
125
TEMPERATURE (°C)
TEMPERATURE (°C)
3598 G07
1.20
–50
3598 G08
3598 G09
3598fb
5
LT3598
標準的性能特性
LED電流と
PWMデューティ・サイクル
LED電流と温度
100
25
20.2
1
0.1
20
LED CURRENT (mA)
LED CURRENT (mA)
10
LED CURRENT (mA)
LED電流とCTRL電圧
20.3
20.1
20.0
19.9
0.01
0.1
1
10
PWM DUTY CYCLE (%)
19.7
–50
100
–25
0
25
50
75
100
0
1.0
2.5
OPENLED CURRENT (mA)
3.0
0.5
0.0
–0.5
0
25
50
75
100
125
1.0
1.2
PWM
5V/DIV
SW
20V/DIV
2.0
1.5
IL
1A/DIV
ILED1
50mA/DIV
1.0
20µs/DIV
0
–50
–25
0
25
50
75
100
3598 G15
125
TEMPERATURE (°C)
TEMPERATURE (°C)
3598 G14
3598 G13
LED電流の波形
(0.1% PWM)
LED電流の波形
(90% PWM)
(90% PWM)
LED電流の波形
PWM
5V/DIV
PWM
5V/DIV
PWM
5V/DIV
SW
20V/DIV
SW
20V/DIV
SW
20V/DIV
IL
1A/DIV
ILED1
50mA/DIV
IL
1A/DIV
ILED1
50mA/DIV
IL
1A/DIV
ILED1
50mA/DIV
2µs/DIV
0.4
0.8
0.6
CTRL VOLTAGE (V)
LED電流の波形
(0.1% PWM)
0.5
–1.0
0.2
3598 G12
OPENLEDシンク電流
1.5
–25
0
3598 G11
LED電流整合と温度
MATCHING (%)
125
TEMPERATURE (°C)
3598 G10
–1.5
–50
10
5
19.8
0.001
0.01
15
3598 G16
100µs/DIV
3598 G17
5µs/DIV
3598 G18
3598fb
6
LT3598
ピン機能 (QFN/TSSOP)
LED1∼LED6
(ピン1、2、3、4、5、6/ピン4、5、6、7、8、9)
:LEDスト
リングの出力。各LEDストリングの一番下のカソードをこのピ
ンに接続します。
ストリングを使用しない場合、
ピンをVOUTに
接続します。
OPENLED
(ピン7/ピン10)
:LEDストリングのどれかがオープン
になったときのオープンLEDフラグ。
この出力はオープン・コレ
クタです。
オープンLEDフラグ機能のためには抵抗を他の電
源に接続します。
ISET
(ピン8/ピン11)
:各ストリングのLED電流をプログラムしま
す。ISETとGNDの間に14.7kの抵抗を接続し、各LEDストリング
の電流を20mAにプログラムします。ISETピンの47pFのコンデ
ンサは各LEDストリングの電流リップルを減らします。
CTRL
(ピン9/ピン12)
:LED電流の制御。CTRLピンを使用しな
い場合、
このピンを10k∼20kの抵抗を介してVREFに接続しま
す。
V(
:誤差アンプの出力ピン。外部補償ネット
C ピン10/ピン13 )
ワークをこのピンに接続します。
FB
(ピン11/ピン14)
:過電圧保護のための帰還ピン。基準電圧
は1.230Vです。抵抗分割器のタップをここに接続します。FBの
トレース面積をできるだけ小さくします。過電圧保護が作動す
るときのV OUTを、VOUT = 1.230(1+R2/R1)
に従って設定し
ます
(図2参照)。
TSET
(ピン12/ピン15)
:VREFからの外付け抵抗分割器が内部
接合部温度に対するLED電流の減少をプログラムします
(温
度のブレークポイントと勾配を設定)。TSETピンを使用しない
場合、
このピンをVREFに接続します。
NC
(ピン13/ピン16)
:接続なし。
SYNC(ピン14/ピン17 )
:周波数同期ピン。
この入力は、動作周
波数の外部クロックへの同期を可能にします。
RT抵抗を選択し
てSYNCパルス周波数より20%遅い周波数にプログラムします。
この機能を使用しない場合、
このピンをグランドに接続します。
PWM
(ピン15/ピン18)
:PWM調光制御の入力ピン。1Vより上
RT( ピン 1 6 / ピン 1 9 )
:グランドに接続された抵抗により、
200kHz∼2.5MHzのスイッチング周波数がプログラムされま
す。SYNC機能の場合、抵抗を選択してSYNCパルス周波数よ
り20%遅い周波数にプログラムします。
このピンはオープンの
ままにしないでください。
SS
(ピン17/ピン20)
:ソフトスタート・ピン。
ソフトスタート・コン
デンサをここに接続します。起動時に、10μAの電流がコンデン
サを充電します。起動を遅くするには大きなコンデンサを使い
ます。使用しない場合は開放しておきます。
V REF
(ピン18/ピン21)
:バンドギャップ電圧リファレンス。
内部
で1.230Vに設定されています。
このピンは最大100μAを供給
することができます。
グランドに接続した抵抗分割器を使って、
CTRLピンの電圧をプログラムするのに使うことができます。
GND
(ピン19/ピン22)
:グランド。
ローカル・グランド・プレーン
に直接接続します。
SHDN
(ピン20/ピン23)
:シャットダウン・ピン。
デバイスをイネー
ブルするには1.6V以上の電圧に接続します。
デバイスをディス
エーブルするには0.4V以下に接続します。
このピンはフロート
状態にしないでください。
VIN
(ピン21/ピン24)
:入力電源ピン。
グランドに接続したコンデ
ンサでローカルにバイパスする必要があります。
SW
(ピン22/ピン1)
:スイッチ・ピン。
これは内部NPNパワー・ス
イッチのコレクタです。
このピンに接続されるメタル・トレース
の面積を最小にしてEMIを最小限に抑えます。
VOUT
(ピン23/ピン2)
:出力ピン。
このピンは電力を全てのLED
に供給します。
VO_SW
(ピン24/ピン3)
:内部PMOSのドレイン。
内部PMOSは、
シャットダウン時とPWMが L に遷移するとき、V OUTピンか
らの帰還抵抗を切断します。
露出パッド
(ピン25/ピン25)
:グランド。露出パッドはPCBに半
田付けする必要があります。
ではコンバータのスイッチングが可能になり、0.4Vより下では
スイッチングをディスエーブルし、VCピンのレベルが維持され
ます。PWMピンをドライブするPWM信号により、調光制御が
正確に行われます。PWM信号は0Vから5Vでドライブすること
ができます。使用しない場合、
このピンはVREFに接続します。
3598fb
7
LT3598
ブロック図
VIN
SHDN
RT
SYNC
SW
OSCILLATOR
1.230VREF
SLOPE
Σ
VC
+
–
S
A2
Q1
Q
R
SS
+
GND
A3
GND
–
VOUT
PWM
PWM DIMMING
LOGIC
VO_SW
+
OVP gm
VREF
FB
–
+
0.8V
LED gm
–
CTRL
OPENLED
OPENLED DETECTION
TSET
VPTAT
–
+
VOUT
A1
LED1
LED2
LED
DRIVE
CIRCUITRY
LED3
LED
DISABLE
DETECTION LED4
LED5
ISET
LED6
3598 F01
図1.
ブロック図
3598fb
8
LT3598
動作
LT3598は固定周波数のピーク電流モード制御方式を使っ
て、優れたライン・レギュレーションと負荷レギュレーションを
実現します。各ストリングは、
ストリング間の1.5%の整合精度
で最大30mAをドライブすることができます。図1のブロック図
を参照すると動作をよく理解できます。
LT3598は昇圧コンバータを内蔵しており、入力電圧をそれよ
り高い出力電圧に変換してLEDをドライブします。LEDストリ
ングは電流源に接続されており、電流レベルはI SETピンの外
部抵抗によって設定されます。LED1∼LED6の電圧が、
出力
電圧の安定化のためにモニタされます。通常動作の間、全て
のLEDが使われているとき、最低のLEDピン電圧(LED1∼
LED6)
を使って出力電圧を安定化して、
プログラムされた電
流を供給するのに十分な電圧が全てのLEDストリングに与え
られるようにします。
使用しないLEDストリングは、
それらのLEDピンをVOUTに接
続します。使用されないLEDストリングはもはや安定化ループ
の中にはなく、
オープンLED検出に影響は与えません。使用し
ないLEDストリングをオープンのままにしないでください。
基本ループは内部発振器からのパルスを使ってSRラッチを
セットし、
内部パワーNPNスイッチQ1をオンします。PWMコン
パレータの非反転入力の信号(A2 SLOPE)
は、
スイッチ電流
と発振器のランプの和に比例します。SLOPEがV C(gmアンプ
の出力)
を超えると、PWMコンパレータがラッチをリセットしま
す。
するとスイッチがオフするので、
インダクタ電流がSWピンを
上昇させて、出力に接続された外部ショットキー・ダイオード
をオンします。
インダクタ電流はショットキー・ダイオードを通し
て出力コンデンサを充電します。内部発振器の次のリセット・
サイクルでスイッチが再びオンします。通常動作では、VC電圧
がピーク・スイッチ電流リミットを
(従って出力のLEDが利用
可能なインダクタ電流を)制御します。
LEDの調光はPWMピンを使ってLED電流をパルス状にする
ことにより実現されます。PWMピンが L のとき、
スイッチン
グはディスエーブルされ、誤差アンプがオフするので、V Cピン
をドライブしません。
また、VCピンの全ての内部負荷がディス
エーブルされるので、VCピンの状態が外部の補償コンデンサ
に保たれます。
この機能により過渡回復時間が短縮されます。
PWM入力が再度 H に移行すると、
ピーク・スイッチ電流が正
しい値に戻ります。
LT3598はFBピンを使って、全てのLEDストリングがオープン
したとき過電圧保護を与えます。V OUTとV O_SWの間に内部
PMOSスイッチがあり、PWM信号によって制御されます。
この
PMOSはPWMのオフ期間にオフするので、調光範囲を広くし、
シャットダウン時の電流を下げます。抵抗分割器はVO_SWピ
ンとグランドの間に接続され、過電圧保護電圧を設定します。
LED1∼LED6ピンの電圧が0.2Vより下だと
(プログラムされ
た出力電圧の80%に達した後いくらかの遅延の間)、ストリ
ングはオープンLEDストリングとして扱われます。
その結果、
OPENLEDのフラグがセットされます。
あるLEDストリングが動
作途中にオープンしても、
レギュレーションは継続します。
OPENLED検出は起動フェーズの間はディスエーブルされ、
フ
ラグの不安定な発生を防ぎます。該当するLEDピンをVOUTに
接続することによってディスエーブルされたLEDストリングは、
オープンLED状態ではありません。通常動作時、
あるLEDスト
リングがオープンしていてそのLEDピンの電圧が最低だと、
出
力電圧は自己を安定化して、約0.8Vの最低LEDピン電圧の別
のLEDストリングを見つけます。
もしオープンしているLEDスト
リングのLED電圧が0.8Vを超えていると、
出力電圧はそのまま
に留まります。LEDストリングがオープンしていると、
それはも
はや安定化ループに属していません。OPENLED検出はPWM
信号がイネーブルされているときだけアクティブです。誤った
OPENLED検出と高PWM調光比を防ぐには、
出力容量を大き
くして、VOUTの電圧降下を減らせるようにすることを推奨しま
す。
起動時、10μAの電流が外部のソフトスタート・コンデンサを充
電します。SSピンはVCピンの電圧の上昇率を直接制限し、VC
ピンはさらにピーク・スイッチ電流を制限します。
また、
ソフトス
タートはスイッチング周波数フォールドバックをイネーブルし
て、LT3598をクリーンに起動します。電流制限により、
パワー・
スイッチと外付け部品が保護されます。
3598fb
9
LT3598
アプリケーション情報
インダクタの選択
LT3598に使えるインダクタをいくつか表1に示しますが、他に
も多くのメーカーや使える製品があります。品揃えの詳細につ
いては各メーカーへ問い合わせてください。最高の効率を得
るには、
フェライト・コア・インダクタを使用します。飽和せずに
必要なピーク電流を扱えるインダクタを選択します。
また、I2R
の電力損失を小さく抑えるため、インダクタのDCR(銅線抵
抗)
が小さいことを確認します。
ほとんどのアプリケーションに
は、4.7μH∼22μHの値で十分です。
インダクタのメーカーは、
インダクタの公称値のあるパーセン
テージだけインダクタンスが低下する電流として最大電流定
格を規定しています。
インダクタはその定格値より大きな電流
をインダクタを損傷することなく流すことができます。各メー
カーに問い合わせて、最大インダクタ電流の測定法とインダク
タに安全に流せる超過電流の上限を判断してください。
表1.推奨インダクタ
L
(µH)
MAX
DCR
(Ω)
CURRENT
RATING
(A)
B1015AS-100M
#817FY-4R7M
1123AS-4R7M
10
4.7
4.7
0.07
0.06
0.12
2.2
2.26
1.90
TOKO
www.toko.com
74454068
74454010
7447745100
6.8
10
10
0.055
0.065
0.12
2.2
2
1.7
Würth Electronics
www.we-online.com
CDH74NP-120L
CDH74NP-150L
CDRH6D38-100
12
15
10
0.065
0.083
0.038
2.45
2.10
2.00
Sumida
www.sumida.com
IHLP-2525BD-01
10
0.129
2.5
Vishay
www.vishay.com
SD25-4R7-R
4.7
0.056
1.83
Cooper
www.cooperet.com
LPS4018-472ML
4.7
0.200
1.8
Coilcraft
www.coilcraft.com
PART
VENDOR
コンデンサの選択
出力リップル電圧を下げるため、
出力には低ESR(等価直列抵
抗)
のセラミック・コンデンサを使います。X5RとX7Rの誘電体
は他の誘電体に比べて広い電圧範囲と温度範囲で容量を維
持するので、
これらのタイプだけを使用します。
ほとんどの高出
力電流のデザインでは、4.7μF∼10μFの出力コンデンサで十
分です。推奨メーカー数社のリストを表2に示します。
セラミッ
ク部品の全製品の詳細についてはメーカーへお問い合わせ
ください。
表2.推奨セラミック・コンデンサ・メーカー
Taiyo Yuden
408-573-4150
www.t-yuden.com
AVX
843-448-9411
www.avxcorp.com
Murata
770-436-1300
www.murata.com
Kemet
408-986-0424
www.kemet.com
United Chemi-Con
847-696-2000
www.chemi-con.com
ダイオードの選択
LT3598の全てのアプリケーションには、順方向電圧降下が小
さく、
スイッチング速度が速いショットキー・ダイオードを使う
必要があります。PNダイオードは使わないでください。十分使
えるいくつかのショットキー・ダイオードを表3に示します。
ダイ
オードの平均電流定格はアプリケーションの平均出力電流
を超えている必要があります。
ダイオードの最大逆電圧はアプ
リケーションの出力電圧を超えている必要があります。
ほとん
どのデザインでは2Aのダイオードで十分です。PWM調光のア
プリケーションでは、
ダイオードの逆リーク電流に注意してく
ださい。
リーク電流が低いと出力コンデンサからの流出が少な
く、調光範囲が広くなります。下に示すメーカーは電圧定格と
電流定格が高いショットキー・ダイオードを供給しています。
表3.推奨ダイオード
PART
MAX
MAX REVERSE
CURRENT
VOLTAGE
(A)
(V)
MANUFACTURER
B250A
B240A
SBR140S3
SBM340, PDS340
2
2
1
3
50
40
40
40
Diodes, Inc.
www.diodes.com
HSM150G
HSM150J
1
1
50
50
Microsemi
www.microsemi.com
SS3H9
3
90
Vishay
www.vishay.com
3598fb
10
LT3598
アプリケーション情報
過電圧保護
LT3598はFBピンを使って、全てのLEDストリングがオープン
したとき安定化された過電圧保護を与えます。抵抗分割器
はV O_SWピンとグランドの間に接続されます
(図2)。VOUTと
VO_SWの間に内部PMOSスイッチがあり、PWM信号によって
制御されます。PMOSスイッチを追加すると、帰還抵抗分割器
がPWMのオフ期間に出力コンデンサを放電するのを防ぎ、
誤ってOPENLEDフラグをトリップすることなしに、高い調光範
囲を可能にします。
また、
シャットダウン時にシステム電流を減
らします。
このPMOSには約1kの抵抗があるので、
この抵抗を
考慮に入れてFB抵抗を選択します。
出力電圧は通常のLEDストリングの動作電圧より15%高く設
定します。通常動作では、
プログラムされたLED電流に対する
出力電圧の安定化のために、LED1∼LED6の各ピンの電圧
がモニタされ、帰還情報をコンバータに与えます。最大出力安
定化ループは全てのLEDがオープンのときだけアクティブにな
ります。
最大出力電圧を設定するには、次式に従ってR1とR2の値を
選択します
(図2を参照)。
LED電流は次式に従ってプログラムします。
ILED ≈
⎛ R2 ⎞
VOUT(MAX ) = 1 . 230 V ⎜ 1+
⎟
⎝ R1 ⎠
294 V
RISET
抵抗値とそれに対応して設定されるLED電流については、表4
と図3を参照してください。
LT3598
VOUT
LED電流はCTRLピンの電圧をプログラムすることによっても
調整することができます。
VO_SW
表4.LED電流のためのRISET値の選択
R2
FB
R1
3598 F02
図2.過電圧保護の電圧帰還接続
LED CURRENT (mA)
RESISTOR ON ISET PIN (k)
3mA
97.6
10mA
29.4
20mA
14.7
30mA
9.76
LED電流の調光
LT3598には2種類の調光制御を使うことができます。LED電
流はCTRLピンまたはPWMピンを変調することにより設定す
ることができます。
30
25
LED CURRENT (mA)
最大LED電流のプログラミング
ISETピンとグランドの間に抵抗(RISET)
を配置して、最大LED
電流をプログラムします。ISETピンの抵抗は10k∼100kで選択
することができます。
20
15
10
5
0
0
20
40
60
80
100
RISET (k)
アプリケーションによっては、可変DC電圧を使ってLED電流
を調節するのが望ましい輝度調節方法です。CTRLピンの電
圧を変調してLEDストリングの調光を設定することができます
(図4と図5を参照)。CTRLピンの電圧が0Vから1.0Vに上昇
するにつれ、LED電流が0からプログラムされたLED電流レベ
ルに増加します。CTRLピンの電圧が1Vを超えて上昇しても、
LED電流には影響しません。
3598 F03
図3.LED電流のためのRISET値の選択
3598fb
11
LT3598
アプリケーション情報
35
PWM調光範囲を広くするには、
スイッチング周波数を高く、
PWM周波数を低く構成設定する必要があります。
部品の選択
と補償ネットワークには特に配慮が必要です。非常に高い調
光比を望む場合、最適部品選定に関して弊社にお問い合わ
せください。
RISET = 9.76k
LED CURRENT (mA)
30
25
20
15
CTRLピンを使ったLED電流のディレーティング
LT3598の便利な機能の1つは、温度に対する最大LED電流
のディレーティング曲線をプログラムする能力です。LEDの
データシートには最大許容LED電流と温度の曲線が与えら
れており、
この電流リミットを超えてLEDに損傷を与えないよ
うに警告されています。LT3598により、高い温度でLEDを過電
流から保護しながら、
出力LEDを最大許容電流にプログラム
することができます。
これは、抵抗値が温度に依存する抵抗分
割器を使って、CTRLピンの電圧を負の温度係数でプログラ
ムすることにより実現されます
(図7)。
周囲温度が上昇するに
つれ、CTRLの電圧は内部1V電圧リファレンスより下に下がる
ので、LED電流はCTRLピンの電圧によって制御されます。温
度に対するLED電流曲線のブレークポイントおよび勾配は、
CTRLピンの分圧器の抵抗比の選択と温度に依存した抵抗
値の使用により定まります。
10
5
0
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
1.2
1.4
CTRL (V)
1.6
3598 F04
図4.LED電流とCTRL電圧
VREF
R2
LT3598
CTRL
R1
3598 F05
図5.LED電流とCTRL
TPWM
TONPWM
(= 1/fPWM)
PWM
INDUCTOR
CURRENT
LED
CURRENT
MAX ILED
3598 F06
図6.PWM調光を使ったLED電流
NTC抵抗のメーカーと販売代理店を表5に示します。他にも
いくつかメーカーがありますが、詳細については選択したメー
カーに問い合わせてください。LEDの温度を表示するのに
NTC抵抗を使う場合、抵抗をできるだけLEDストリングに近
づけて接続しないと効果がありません。
メーカーが示してい
るLEDのディレーティング曲線は周囲温度に対して示されて
います。NTC抵抗はLEDと同じ周囲温度にします。NTC抵抗
の温度依存性は広い温度範囲では非直線になることがある
ので、
メーカーから全温度範囲にわたる抵抗の精確な値を得
ることが重要です。
こうして、
それぞれの与えられた温度での
CTRLの電圧を手計算することができ、
その結果、温度に対す
るCTRLの曲線がプロットされます。LED電流のディレーティ
ング曲線の望みのブレークポイントと勾配を実現するには、抵
抗値の計算を数回繰り返す必要があるかもしれません。
True Color PWM ™調光の場合、LT3598は最大3000:1の調
光範囲を与えます。
これは、
(LEDに直列にICと外部スイッチ
に接続された)PWMピンのデューティ・サイクルが、100Hzの
PWM周波数の場合100%からわずか0.1%に減少できるように
して、達成されます
(図6)。
デューティ・サイクルによるPWM調
光により、全調光範囲にわたってLEDの色を一定に保つこと
ができます。
3598fb
12
LT3598
アプリケーション情報
表5.NTC抵抗のメーカー/販売代理店
Murata Electronics North America
770-436-1300
www.murata.com
TDK Corporation
516-535-2600
www.tdk.com
Digi-Key
800-344-4539
www.digikey.com
様々な温度でのCTRLの電圧の計算によって大きすぎる下り
勾配が与えられるなら、温度に依存しない抵抗を使って全温
度にわたってNTC抵抗の効果を減らす代替の抵抗ネットワー
クを選択することができます(図7のB、C、D)。
村田製作所は広い温度範囲にわたる完全なデータ付きで
NTC抵抗を供給しています。
さらに、ユーザーが種々の抵抗
ネットワークとNTC抵抗値から選択することができ、全温度
範囲にわたる精確な出力電圧曲線(CTRLの挙動)
をシミュ
レートすることができるソフトウェア・ツールを利用することが
できます。
このツールはMurata Chip NTC Thermistor Output
Voltage Simulatorと呼ばれ、
ユーザーはwww.murata.comにロ
グオンし、
このソフトウェアおよび指定したVCC電源(VREF)
か
ら出力電圧VOUT(CTRL)
を発生させるための説明書をダウ
ンロードすることができます。
熱保護のためのTSETピンの使用
LT3598は特殊なプログラム可能な熱調節ループを備えてお
り、
デバイス内部の接合部の温度を制限します。LT3598のト
ポロジーは6個のリニア電流源を備えた単一昇圧コンバータ
で構成されているので、
どのLEDストリングの電圧の不整合も
パッケージ内で追加の電力損失を生じます。
このトポロジーは
LEDストリング間に優れた電流整合を与え、単一電力段が多
数のLEDをドライブすることを可能にしますが、
デバイス内部
で追加の電力損失が生じるという代価を払います
(つまり、接
合部の温度が上がります)。最大接合部温度を制限できるの
で、
このトポロジーの長所を完全に実現することができます。
この熱調節機能は高い周囲温度で重要な保護を与えるの
で、特定のアプリケーションをワーストケースではなく、標準的
周囲温度で最適化することが可能になり、
ワーストケースの
状態ではLT3598がそれ自体とLEDストリングを自動的に保護
することが保証されます。
熱ループの動作は簡単です。
周囲温度が上昇するにつれ、
デ
バイスの内部接合部温度も上昇します。接合部温度に比例し
て内部電圧(VPTAT)が発生します。
プログラムされた最大接
合部温度に達すると、LT3598はLED電流を必要なだけ直線
的に減らし始め、
この温度を維持しようとします。
これは周囲
温度が望みの最大接合部温度より下に留まるときだけ達成
可能です。
周囲温度がプログラムされた最大接合部温度を超
えて上昇し続けると、LED電流は最大LED電流の約5%に減
少します。
この機能はLT3598を直接保護することを意図していますが、
高温でLED電流をディレーティングするのにも使うことができ
ます。LEDの温度とLT3598の接合部温度の間には直接の関
係があるので、TSET機能は高温でいくらかのLED電流のディ
レーティングも与えます。
図8に示されているように、2個の外部抵抗がVREFピンからの
抵抗分割器を使って、最大IC接合部温度をプログラムしま
す。望みの接合部温度に合わせてR1とR2の比を選択します。
TSET電圧と接合部温度の関係を図9に示し、
よく使われるR1
とR2の値を表6に示します。
RY
VREF
R2
LT3598
CTRL
R1
(OPTION A TO D)
RY
RNTC
RNTC
A
RX RNTC
B
RNTC
C
RX
D
3598 F07
図7.NTC抵抗を使ったLED電流のディレーティングと温度
3598fb
13
LT3598
アプリケーション情報
表6.TSET接合部温度
TJ (°C)
R1
R2
90
100k
68.1k
100
100k
63.4k
110
100k
59k
120
100k
54.9k
VREF
R2
LT3598
TSET
R1
3598 F08
図8.
TSETピンのプログラミング
900
VTSET THRESHOLD (mV)
最適スイッチング周波数の選択はいくつかの要因に依存しま
す。
インダクタのサイズは周波数が高いほど小さくなりますが、
スイッチング損失が増えるので効率がわずかに低下します。
さ
らに、
アプリケーションによっては、低電源から多数のLEDを
ドライブするのに非常に高いデューティ・サイクルを必要とし
ます。
スイッチング周波数が低いほど大きな動作デューティ・
サイクルが可能なので、多数のLEDをドライブすることができ
ます。
それぞれの場合に、
スイッチング周波数を調整して、最適
ソリューションを与えることができます。
スイッチング周波数を
プログラムするとき、
デバイス内部の合計電力損失を検討しま
す。
表7.
スイッチング周波数
850
800
SWITCHING FREQUENCY (MHz)
RT (k)
750
2.5
14.7
700
2
20.5
1.5
29.4
1
51.1
0.5
105
0.2
301
650
600
550
500
0
25
50
75
100
125
JUNCTION TEMPERATURE (°C)
150
3598 F09
TSETピンのスレッショルド
図9.
2.5
SWITCHING FREQUENCY (MHz)
スイッチング周波数のプログラミング
LT3598のスイッチング周波数は、RTピンとグランドの間に外
部抵抗を接続して200kHz∼2.5MHzにプログラムします。
この
ピンはオープンのままにしないでください。抵抗値とそれに対
応する周波数については、表7と図10を参照してください。
2.0
1.5
1.0
0.5
0
10
100
RT (k)
スイッチング周波数の同期
LT3598の公称動作周波数はRTピンからグランドに接続した
抵抗を使ってプログラムされ、200kHz∼2.5MHzの範囲で制
御することができます。
さらに、内部発振器はSYNCピンに与
えられる外部クロックに同期させることができます。LT3598へ
の同期クロック信号入力の周波数は250kHz∼3MHz、
デュー
ティ・サイクルは20%∼80%、L 状態は0.4Vより下、H 状態
は1.5Vより上でなければなりません。
これらのパラメータから
外れた同期信号では、
スイッチング動作が不安定になります。
適切に動作するには、RT抵抗を選択してSYNCパルス周波数
より20%遅いスイッチング周波数にプログラムします。SYNCの
立上りエッジから一定の遅延で同期します。
1000
3598 F10
図10.
スイッチング周波数
3598fb
14
LT3598
アプリケーション情報
クロック同期機能を使用しない場合、SYNCピンを接地しま
す。SYNCピンを接地すると、内部発振器がコンバータのス
イッチング周波数を発生します。
ソフトスタートとスイッチング周波数フォールドバック
多くのアプリケーションで、起動時の突入電流を最小に抑え
る必要があります。LT3598のソフトスタート回路は起動時の
電流スパイクと出力電圧のオーバーシュートを大幅に減らし
ます。SSピンの電圧が1Vに達する前に、
スイッチング周波数も
SSピンの電圧に比例してフォールドバックします。
ソフトスター
ト・コンデンサの標準値は10nFです。
OPENLEDフラグ
OPENLEDピンはオープン・コレクタ出力であり、電源に接続
された外部抵抗が必要です
(図11参照)。通常動作時にLED
ストリングのどれかがオープンすると、OPENLEDピンが引き
下げられます。
LT3598
R1
OPENLED
3598 F11
図11.OPENLEDの接続
ループ補償
LT3598はLED電流安定化のための内部トランスコンダクタ
ンス誤差アンプを備えており、
そのVC出力は制御ループを補
償します。全てのLEDストリングがオープンしているオープン
LED状態の間も、VCノードは制御ループを補償します。外部
インダクタ、
出力コンデンサ、
および補償抵抗とコンデンサによ
り、
ループの安定性が決まります。
インダクタと出力コンデンサ
は、性能、
サイズおよびコストに基づいて選択します。V Cの補
償抵抗とコンデンサは制御ループの安定性を最適化するよう
に選択します。標準的LEDアプリケーションでは、VCの3k抵
抗に直列な15nFの補償コンデンサが適当です。
熱に関する検討事項
LT3598はLEDストリングのために6チャネルを備えており、内
部NPNデバイスが定電流源として機能します。LEDストリング
が安定化されているとき、最低のLEDピン電圧は標準0.8Vで
す。
プログラムされたLED電流が高くなるほど、LT3598内の電
力損失が大きくなります。100%PWM調光比で30mAのLEDプ
ログラミング電流の場合、電流源により少なくとも144mWが
IC内部で失われます。
6本のLEDストリングの順方向電圧が大
きく異なると、大きな電力損失が生じることがあります。熱計算
には、通常のスイッチのDC損失、
スイッチのAC損失および入
力静止電力損失に加えて、電流源の電力損失を含めます。最
良の効率を得るには、全てのチャネルを同数のLEDで構成し、
各ストリングのLED両端の電圧降下がほぼ等しい電圧になる
ようにすることを推奨します。
基板レイアウトの検討事項
全てのスイッチング・レギュレータの場合と同様、PCB基板の
レイアウトと部品配置には細心の注意が必要です。電磁干渉
(EMI)
を防ぐには高周波スイッチング経路の適切なレイアウ
トが不可欠です。
スイッチング・ノード・ピン
(SW)
に接続され
る全てのトレースの長さと面積を最小にします。
スイッチング・
レギュレータの下には常にグランド・プレーンを使ってプレー
起動時、
オープンLED検出はディスエーブルされます
(「動作」 ン間の結合を最小に抑えます。LEDのフォールト検出には良
好な接地が不可欠です。
のセクションを参照)。LEDストリングが使用されずVOUTに接
続されている場合、
そのストリングはどのフォールト検出の対
象にもなりません。
OPENLEDフラグは最初のPWMエッジの後にならないとア
クティブになりません。OPENLED検出はPWM信号がイネー
ブルされているときだけイネーブルされます。誤ったフラグ
信号の発生を防ぐため、PWM信号がイネーブルされるとき
OPENLEDフラグの発生には遅延があります。OPENLEDがシ
ンクすることができる最大電流は標準2mAです。
3598fb
15
LT3598
標準的応用例
2チャネルを使用しない40個の白色LEDのLEDドライバ
L1
10µH
PVIN
6V TO 40V
C1
2.2µF
VIN
5V
C3
2.2µF
R6
100k
D1
VIN
SW
VO_SW
OPENLED
SHDN
SHDN
PWM
PWM
SYNC
SYNC
C2
4.7µF
VOUT
R4
1.00M
FB
R5
30.9k
LT3598
RT
R1
51.1k
VREF
RHOT
10k
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
GND VC
CTRL
RNTC
100k
R8
60.4k
TSET ISET
R7
100k
C5
47pF
SS
R3
14.7k
C4
0.1µF
20mA
3598 TA02a
RC
2.61k
CC
15nF
C1: TAIYO YUDEN GMK325BJ225ML
C2: MURATA GRM32ER71H475K
C3: TAIYO YUDEN LMK212BJ225MG
D1: DIODES, INC. B240A
L1: WÜRTH ELEKTRONIK 744777410
RNTC : MURATA NCP18WF104J03RB
効率(PWM調光)
95
PVIN = 25V
90
EFFICIENCY (%)
85
PVIN = 12V
80
75
70
65
60
55
50
0
10
20
30 40 50 60 70
TOTAL LED CURRENT (mA)
80
90
3598 TA02b
3598fb
16
LT3598
標準的応用例
各ストリングが60mAの30個の白色LED用LEDドライバ
L1
10µH
PVIN
6V TO 40V
C1
2.2µF
VIN
5V
C3
2.2µF
R6
100k
VIN
D1
SW
VO_SW
OPENLED
SHDN
CTRL
PWM
SYNC
SHDN
CTRL
PWM
SYNC
RT
C2
4.7µF
VOUT
R4
1.00M
FB
R5
30.9k
LT3598
R1
51.1k
VREF
RHOT
10k
CTRL
RNTC
100k
R8
60.4k
TSET ISET
R7
100k
C5
47pF
R3
9.76k
SS
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
GND VC
C4
0.1µF
60mA
RC
2.61k
CC
15nF
3598 TA03a
C1: TAIYO YUDEN GMK325BJ225ML
C2: MURATA GRM32ER71H475KA88L
C3: TAIYO YUDEN LMK212BJ225MG
D1: VISHAY SS3H9
L1: WÜRTH ELEKTRONIK 744777410
RNTC : MURATA NCP18WF104J03RB
125℃接合部温度の調光範囲
(1000:1 PWM)、
10msの周期
効率(PWM調光)
EFFICIENCY (%)
100
95
PVIN = 25V
90
PVIN = 12V
PWM
5V/DIV
85
SW
20V/DIV
80
75
ILED1
100mA/DIV
70
2µs/DIV
65
60
0
20
3598 TA03c
40
60 80 100 120 140 160 180
TOTAL LED CURRENT (mA)
3598 TA03b
3598fb
17
LT3598
標準的応用例
各ストリングが90mAの20個のLED用の自動バッテリ駆動ドライバ
L1
4.7µH
PVIN
6V TO 40V
C1
2.2µF
VIN
5V
C3
2.2µF
VIN
D1
SW
C2
4.7µF
VOUT
VO_SW
100k
R4
1.00M
OPENLED
SHDN
CTRL
PWM
SHDN
CTRL
PWM
SYNC
RT
FB
R5
30.9k
LT3598
R1
51.1k
R10
20k
VREF
CTRL
R8
60.4k
TSET ISET
R7
100k
C5
56pF
R3
9.76k
SS
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
GND VC
C4
0.1µF
90mA
RC
5.11k
CC
6.8nF
3598 TA04a
C1: NIPPON CHEMI-CON KTS500B225M32NOTOO
C2: MURATA GRM32ER71H475KA88L
C3: TAIYO YUDEN LMK212BJ225MG
D1: VISHAY SS3H9
L1: WÜRTH ELEKTRONIK 7447785004
調光範囲1000:1 PWM、10msの周期
(125℃接合部温度)
効率
95
EFFICIENCY (%)
90
PWM
5V/DIV
85
80
ILED1
100mA/DIV
75
70
65
60
5µs/DIV
0
20
3598 TA04c
40
60 80 100 120 140 160 180
TOTAL LED CURRENT (mA)
3598 TA04b
3598fb
18
LT3598
標準的応用例
20個の白色LED用2MHz LEDドライバ
PVIN
11.4V TO 12.6V
C1
2.2µF
L1
10µH
VIN
3.2V TO 5.5V
C3
2.2µF
R6
100k
VIN
D1
SW
VO_SW
OPENLED
SHDN
SHDN
PWM
PWM
SYNC
SYNC
C2
4.7µF
VOUT
R4
2.4M
FB
R5
140k
LT3598
RT
R1
21.5k
VREF
R9
10k
CTRL
R8
107k
TSET ISET
C5
47pF
R7
178k
SS
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
VC
GND
R3
14.7k
C4
0.1µF
20mA
3598 TA02a
RC
2k
CC
10nF
C6
100pF
C1: MURATA GRM21BR71E225K
C2: MURATA GRM32ER71H475K
C3: TAIYO YUDEN LMK212BJ225MG
D1: DIODES, INC. SBR140S3
L1: TOKO 1123AS-100M
PWM 調光
(3000:1)
PWM
5V/DIV
IL
200mA/DIV
ILED, total
50mA/DIV
PVIN = 12V, VIN = 3.3V
1µs/DIV
3598 TA07a
3598fb
19
LT3598
標準的応用例
36 個の白色LED用1 MHz LED ドライバ
L1
10µH
VIN
5V
C1
2.2µF
R6
100k
C3
1µF
VIN
D1
SW
VO_SW
OPENLED
SHDN
SHDN
PWM
PWM
SYNC
SYNC
C2
4.7µF × 2
VOUT
R4
2.4M
FB
R5
76.8k
LT3598
RT
R1
53.6k
VREF
R9
10k
R8
107k
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
GND VC
CTRL
TSET ISET
C5
47pF
R3
11.5k
SS
C4
0.1µF
25mA
3598 TA07
RC
3k
CC
10nF
C6
100pF
C1: MURATA GRM21BR71A225K
C2: MURATA GRM32ER71H475K
D1: DIODES, INC. SBR140S3
L1: VISHAY IHLP-2525BD-01
PWM調光
(パルス幅20μS)
PWM
5V/DIV
IL
500mA/DIV
ILED, total
50mA/DIV
PVIN = VIN = 5V
3598 TA06
5µs/DIV
3598fb
20
LT3598
パッケージ
FEパッケージ
24ピン・プラスチックTSSOP
(4.4mm)
(Reference LTC DWG # 05-08-1771 Rev Ø)
露出パッド・バリエーションAA
7.70 – 7.90*
(.303 – .311)
3.25
(.128)
3.25
(.128)
24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13
6.60 ±0.10
2.74
(.108)
4.50 ±0.10
6.40
2.74 (.252)
(.108) BSC
SEE NOTE 4
0.45 ±0.05
1.05 ±0.10
0.65 BSC
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
推奨半田パッド・レイアウト
4.30 – 4.50*
(.169 – .177)
0.09 – 0.20
(.0035 – .0079)
0.25
REF
0.50 – 0.75
(.020 – .030)
NOTE:
1. 標準寸法:ミリメートル
2. 寸法は ミリメートル
(インチ)
3. 図は実寸とは異なる
1.20
(.047)
MAX
0° – 8°
0.65
(.0256)
BSC
0.195 – 0.30
(.0077 – .0118)
TYP
0.05 – 0.15
(.002 – .006)
FE24 (AA) TSSOP 0208 REV Ø
4. 露出パッド接着のための推奨最小PCBメタルサイズ
*寸法にはモールドのバリを含まない
モールドのバリは各サイドで0.150mm(0.006")
を超えないこと
3598fb
21
LT3598
パッケージ
UFパッケージ
(4mm 4mm)
24ピン・プラスチックQFN
(Reference LTC DWG # 05-08-1697)
0.70 ±0.05
4.50 ± 0.05
2.45 ± 0.05
3.10 ± 0.05 (4 SIDES)
パッケージの外形
0.25 ±0.05
0.50 BSC
推奨する半田パッドのピッチと寸法
4.00 ± 0.10
(4 SIDES)
底面図̶露出パッド
R = 0.115
TYP
0.75 ± 0.05
ピン1の
トップ・マーキング
(NOTE 6)
ピン1のノッチ
R = 0.20
(標準)
または0.35 45 の面取り
23 24
0.40 ± 0.10
1
2
2.45 ± 0.10
(4-SIDES)
(UF24) QFN 0105
0.200 REF
0.00 – 0.05
0.25 ± 0.05
0.50 BSC
NOTE:
1. 図はJEDECパッケージ外形MO-220のバリエーション
(WGGD-X)
にするよう提案されている
(承認待ち)
2. 図は実寸とは異なる
3. 全ての寸法はミリメートル
4. パッケージ底面の露出パッドの寸法にはモールドのバリを含まない
モールドのバリは
(もしあれば)各サイドで0.15mmを超えないこと
5. 露出パッドは半田メッキとする
6. 網掛けの部分はパッケージのトップとボトムのピン1の位置の参考に過ぎない
3598fb
22
LT3598
改訂履歴 (Rev Bよりスタート)
REV
日付
B
7/10
概要
ページ番号
「タイトル」
と
「特長」
の3番目を±1.5%に更新
Reference Voltage Line RegulationのVIN条件を3.2Vに変更
SHDN Pin Currentの条件からVIN = 5Vを削除
「ピン機能」
のPWMの記述を変更
タイプミスの小修正
3段落目の最初の文章に”15%”を追加
「熱保護のためのTSETピンの使用」
に情報を追加
「スイッチング周波数の同期」
セクションにおいて250kHzに変更
1
3
4
7
9
11
13
14
3598fb
リニアテクノロジー・コーポレーションがここで提供する情報は正確かつ信頼できるものと考えておりますが、その使用に関する責務は一切負い
ません。また、ここに記載された回路結線と既存特許とのいかなる関連についても一切関知いたしません。なお、日本語の資料はあくまでも参考資
料です。訂正、変更、改版に追従していない場合があります。最終的な確認は必ず最新の英語版データシートでお願いいたします。
23
LT3598
標準的応用例
効率90%、60個の白色LED用LEDドライバ
VIN
5V
C3
2.2µF
C1
2.2µF
D1
L1, 10µH
VIN
SW
VO_SW
100k
OPENLED
SHDN
SHDN
PWM
PWM
SYNC
SYNC
95
VIN = 25V
90
R4
1.00M
FB
R5
30.9k
LT3598
RT
100
C2
4.7µF
VOUT
EFFICIENCY (%)
PVIN
8V TO 40V
LED電流の整合と温度
R1
51.1k
VIN = 16V
85
80
75
70
65
VREF
RHOT
10k
CTRL
RNTC
100k
R8
60.4k
TSET ISET
R7
100k
C5
47pF
R3
14.7k
SS
60
LED1
LED2
LED3
LED4
LED5
LED6
GND VC
C4
10nF
20mA
RC
2.61k
CC
15nF
0
20
40
60
80
100
TOTAL LED CURRENT (mA)
120
3598 TA05b
3598 TA04a
関連製品
製品番号
LT3474/
LT3474-1
LT3475/
LT3475-1
LT3476
説明
36V、1A(ILED)、2MHz、降圧LEDドライバ
注釈
VIN:4V∼36V、VOUT(MAX)= 13.5V、True Color PWM調光 = 400:1、
ISD < 1μA、TSSOP-16Eパッケージ
デュアル1.5A(ILED)、36V、2MHz、降圧LEDドライバ VIN:4V∼36V、VOUT(MAX)= 13.5V、True Color PWM調光 = 3000:1、
ISD < 1μA、TSSOP-20Eパッケージ
クワッド出力1.5A、2MHz高電流LEDドライバ、
VIN:2.8V∼16.0V、VOUT(MAX)= 36V、True Color PWM調光 = 1,000:1、
1000:1の調光付き
ISD < 10μA、5mm 7mm QFN-10パッケージ
LT3477
3A、42V、3MHz昇圧、昇降圧、降圧LEDドライバ
VIN:2.5V∼25V、VOUT(MAX)= 40V、調光 = アナログ/PWM、
ISD < 1μA、QFNおよびTSSOP20Eパッケージ
LT3478/LT3478-1 4.5A、42V、2.5MHz高電流LEDドライバ、
VIN:2.8V∼36V、VOUT(MAX)= 42V、True Color PWM調光 = 3000:1、
3000:1の調光付き
ISD < 3μA、TSSOP16Eパッケージ
LT3486
デュアル1.3A、2MHz、高電流LEDドライバ
VIN:2.5V∼24V、VOUT(MAX)= 36V、True Color PWM調光 = 1,000:1、
ISD < 1μA、5mm 3mm DFNおよびTSSOP-16Eパッケージ
LT3496
45V、2.1MHz 3チャネル
(ILED = 1A)
フル機能
VIN:3V∼30V(40VMAX)、VOUT(MAX)= 45V、True Color PWM調光 =
LEDドライバ
3000:1、ISD < 1μA、4mm 3mm QFN-28パッケージ
LT3497
デュアル2.3MHz、
フル機能LEDドライバ、
ショットキー・ VIN:2.5V∼10V、VOUT(MAX)= 32V、IQ = 6mA、
ダイオード内蔵、
250:1 True Color PWM調光付き
ISD < 12μA、2mm 3mm DFN-10パッケージ
LT3498
2.3MHz、20mA LEDドライバおよびOLEDドライバ、 VIN:2.5V∼12V、VOUT(MAX)= 32V、IQ = 1.65mA、
ショットキー・ダイオード内蔵
ISD < 9μA、2mm 3mm DFN-10パッケージ
LT3518/LT3517 2.3A/1.3A 45V、2.5MHzフル機能LEDドライバ、
VIN:3V∼30V(40VMAX)、VOUT(MAX)= 42V、True Color PWM調光 =
True Color PWM調光付き
3000:1、ISD < 5μA、4mm 4mm QFN-16パッケージ
LT3590
48V、850kHz、50mA降圧モードLEDドライバ
VIN:4.5V∼55V、調光 = 200:1 True Color PWM、
ISD < 15μA、2mm 2mm DFN-6およびSC70パッケージ
LT3592
36V、2.2MHz、500mA降圧モードLEDドライバ
VIN:3.6V∼36V、True Color PWM調光 = 10:1、
ISD < 1μA、2mm 3mm DFN-10およびMSOP-10Eパッケージ
LT3595
45V、2.5MHz、16チャネルのフル機能LEDドライバ
VIN:4.5V∼55V、VOUT(MAX)= 45V、True Color PWM調光 = 5000:1、
ISD < 1μA、5mm 9mm QFN-56パッケージ
3598fb
24
リニアテクノロジー株式会社
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6紀尾井町パークビル8F
TEL 03-5226-7291 FAX 03-5226-0268 www.linear-tech.co.jp
●
●
LT 0710 REV B • PRINTED IN JAPAN
 LINEAR TECHNOLOGY CORPORATION 2008