NJU6062

NJU6062
PWM 制御型 3 色 LED 多色化コントローラドライバ
概
要
NJU6062 は、3 色 LED(赤(R), 緑(G), 青(B)を 1 パッケ
ージにした LED)の輝度を制御し、多色化が可能な PWM
制御型 3 色 LED 多色化コントローラドライバです。
PWM 調光回路、LED ドライバ、I2C インターフェース
で構成され、接続した 3 色 LED を個々に制御することが
可能です。
CPU から PWM 調光回路を制御することにより LED
の多色化が可能です。
イネーブル端子を設け、音源などに同期してオン・オ
フが可能です。
外付け部品は LED 電流制限抵抗のみと少ないため、省
スペース化できます。
マルチデバイス制御が可能で、1つの I2C アドレスで
複数の NJU6062 を制御できます。
携帯電話、カーステレオ、各種家電、イルミネーショ
ン等に最適です。
特
長
3 色 LED を個々に輝度制御可能
4 チャンネル出力(ILED=30mA x4 出力)
PWM 調光回路内蔵
I2C インターフェース内蔵
マルチデバイス制御
CR 発振回路内蔵
動作電圧
1.8 ~ 5.5V
外形
SSOP14
CMOS 構造
2012/07/30
外
形
NJU6062V
(SSOP14)
NJU6062
PIN 配置図
EN
NC
LED4
VDD
LED3
SCL
LED2
Top View
LED1
SDA
RSTb
VSS
NC
OSC
DATAOUT
SSOP14
端子説明
-2-
No.
記 号
12
SCL
入出力
入力
11
SDA
入出力
10
RSTb
入力
8
DATAOUT
出力
7
OSC
入力
6
VSS
電源
5
LED1
出力
4
LED2
出力
3
LED3
出力
2
LED4
出力
14
EN
入力
13
VDD
電源
1,9
NC
-
説
明
シリアルクロック入力端子
シリアルデータ入出力端子
リセット信号入力端子
この端子を”L”にすることによりリセット状態となり、”H”に戻す
ことで動作状態に戻ります。
マルチ・デバイス制御端子
マルチ・デバイス制御する際に次段の NJU6062 の RSTb 端子と
接続してください。
外部クロック入力端子
インストラクションにて、外部クロックで使用する場合に入力し
ます。
通常はオープンにしてください。
GND 端子
LED 出力端子
オープンドレイン出力。 インストラクションにより 256 ステッ
プの PWM 波形が出力されます。
各 LED のカソード側を接続して下さい。
イネーブル端子(音源同期端子)
プルアップ抵抗内蔵。
“H”:LED 点灯、“L”:LED 消灯
電源供給端子
電気的にオープンです。
NJU6062
ブロック図
3.6 to 6.0V
1.8 to 5.5V
OSC
PWM調光制御回路
OSC
Driver
30mA
LED1
VDD
PWM調光制御回路
Driver
30mA
LED2
RSTb
SCL
SDA
C
P
U
I2C
I/F
Instruction
Decoder
PWM調光制御回路
PWM調光制御回路
Driver
30mA
Driver
30mA
LED3
LED4
EN
DATAOUT
機能説明
(1)
内部動作/機能説明
(1-1) PWM 調光制御回路
NJU6062 は、PWM 調光制御回路を 4 チャンネル内蔵しています。
内部は 256step の PWM 回路で動作します。ユーザー側で任意に PWM データの設定が可能です。
PWM データは LED 端子毎にスタートポイント(S)とエンドポイント(E)を指定することで設定で
きます。
LED1
LED2
LED3
LED4
1 フレーム
fOSC=1MHz 時
1/256step 1us(1MHz)
1 フレーム=256step=256us(3.9kHz)
LED1
LED2
LED3
LED4
LED1 E
LED1 S
LED2 S
LED3 S
LED2 E
LED4 S
LED3,4 E
-3-
NJU6062
(1-2) 発振回路
発振回路は、内蔵容量と内蔵抵抗により、PWM を生成するクロックを発生します。
インストラクションによりオン・オフをさせることが可能です。これにより未使用時の消費電流を下
げることが可能です。
また、発振周波数(fOSC)は、インストラクションにより16種類から選択出来ます。
更に、内蔵の発振回路を使用せず、外部からのクロックでの動作も可能です。
注)発振回路をオフすると、その時点での PWM の状態により点灯したままになる場合があります。
必ず PWM データセットでスタートポイント、エンドポイントを” 00h”に設定し、1フレーム以上動作さ
せてから、発振回路をオフして下さい。又は、EN 端子を”L”にし LED を消灯させて下さい。
(1-3) イネーブル機能
イネーブル端子(EN 端子)を設け、外部よりオン・オフ信号を入れることにより、点灯/消灯制御が
可能です。この信号により内部のレジスタ値が変わることはありません。また、内部でプルアップ抵抗
が接続されているため、イネーブル機能を使用しない場合はオープンにしてください。
-4-
NJU6062
(2)
インストラクション
NJU6062 は、I2C インターフェースにより、PWM データの設定が可能です。
NJU6062 のインストラクションセットを表 1 に示します。
表 1. インストラクション一覧表
インストラクション
機
下位
能
説
アドレス
D7
(a)
(*: Don’t Care)
初期設定
00h
LED1 スタート
01h
LED2 スタート
02h
LED3 スタート
03h
LED4 スタート
04h
LED1 エンド
05h
LED2 エンド
06h
AI
D6
PWM
D5
FC1
D4
FC0
D3
FD1
D2
FD0
D1
EXT
明
D0
FS
アドレスインクリメント設定
(AI)
PWM 出力(PWM)
周波数調整(FC1∼FC0)
分周比選択(FD1∼FD0)
内蔵発振/外部クロック切り替
え(EXT)
発振オン・オフ(FS)
PWM データのスタートポイン
ト/エンドポイントの設定
PWM データ/スタートポイント
(b)
PWM データ/エンドポイント
LED3 エンド
07h
LED4 エンド
08h
アップデート(UD4∼UD1)
(c)
アップデート/
スタティックオン
09h
UD4
UD3
UD2
UD1
GP4
GP3
GP2
GP1
各 LED 端子のデータをアッ
プデートします。
フルオン(GP4∼GP1)
NOP
(d)
マルチ・デバイス
アドレスセット
NOP
(e)
テストコマンド
使用禁止
ノンオペレーション
動作しません。
0Ah∼0Fh
*
*
*
*
*
*
*
*
10h
MA7
MA6
MA5
MA4
MA3
MA2
MA1
MA0
11h∼1Eh
*
*
*
*
*
*
*
*
ノンオペレーション
動作しません。
1Fh
T7
T6
T5
T4
T3
T2
T1
T0
使用禁止
20h∼FFh
*
*
*
*
*
*
*
*
使用禁止
マルチ・デバイス制御時の上位
アドレス設定
-5-
NJU6062
(2-1) インストラクション送信例
NJU6062 のインストラクション送信例です。
下位アドレスが 00h∼09h、以下 05h∼09h のループをしてインクリメントしますので、ストップ条件が成立す
るまで、LED1 エンドポイントからアップデートまでのインストラクションを連続して書き込むことが可能です。
インストラクション
スタート 条件
スレーブアドレス
上位アドレス
下位アドレス
初期設定
LED1 スタート
LED2 スタート
LED3 スタート
LED4 スタート
LED1 エンド
LED2 エンド
LED3 エンド
LED4 エンド
アップデート
LED1 エンド
LED2 エンド
LED3 エンド
LED4 エンド
アップデート
ストップ 条件
スタート 条件
スレーブアドレス
上位アドレス
下位アドレス
LED1 エンド
LED2 エンド
LED3 エンド
LED4 エンド
アップデート
ストップ 条件
-6-
データ
40h
00h
00h
01h
00h
00h
00h
00h
10h
10h
10h
10h
F0h
20h
20h
20h
20h
F0h
40h
00h
05h
30h
30h
30h
30h
F0h
備考
I2C スタート条件
デバイスのスレーブアドレス
マルチデバイスアドレス
内部レジスタのアドレス
発振などの初期設定
スタートポイント設定
エンドポイント設定
スタート、エンドポイントのアップデート
エンドポイント再設定
スタート、エンドポイントのアップデート
I2C ストップ条件
I2C スタート条件
デバイスのスレーブアドレス
マルチデバイスアドレス
内部レジスタのアドレス
エンドポイント再設定
スタート、エンドポイントのアップデート
I2C ストップ条件
NJU6062
(2-2) インストラクションコード
(a) 初期設定
初期設定インストラクションは、アドレスインクリメント設定、発振周波数などの設定を行います。
下位アドレス
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
00h
AI
PWM
FC1
FC0
FD1
FD0
EXT
FS
AI:下位アドレスのオートインクリメント設定
データ書き込み時のアドレスのインクリメントを設定します。PWM データを書き込む一連の作業
を、アドレス設定無しに書き込むことが可能です。
D7 0:エンドポイントループ(09h から 05h へ戻る)(デフォルト値)
1:オールループ(09h から 00h へ戻る)
AI を”L”の時、下位アドレスは 09h から 05h へ戻り、以下ループする。
(例)00h→01h→02h ・・・ 09h→05h ・・・ 09h→05h ・・・
AI を”H”の時、下位アドレスは 09h から 00h へ戻り、以下ループする。
(例)00h→01h→02h ・・・ 09h→00h ・・・ 09h→00h ・・・
PWM:PWM 信号出力切り替え
LED4 で設定した PWM 波形を、DATAOUT 端子より出力します。PWM 制御を必要とする外部の回
路の制御が可能です。
マルチ・デバイス制御時は使用禁止。
D6 0:通常動作(デフォルト値)
1:DATAOUT 端子より LED4 の PWM データを出力する。この時 LED4 端子は”L”になります。
FC1∼FC0:発振周波数調整
内蔵発振回路の発振周波数を 4 段階に切り替えることが可能です。
FC1
0
0
1
1
FC0
0
1
0
1
発振周波数(fosc)
1MHz
1.2MHz
2.2MHz
800kHz
FD1∼FD0:発振周波数分周比選択
フレーム周波数の設定をします。発振周波数調整と組み合わせることで、16通りのフレーム周波
数を作ることができます。
外部クロック入力時は、4 通りの周波数になります。
FD1
FD0
フレーム周波数
0
0
1
1
0
1
0
1
fosc / 256
fosc / 512
fosc / 1024
fosc / 2048
fosc=1MHz
3.9kHz
1.95kHz
975Hz
488Hz
フレーム周波数例
fosc=1.2MHz fosc=2.2MHz
4.69kHz
8.59kHz
2.34kHz
4.30kHz
1.17kHz
2.15kHz
586Hz
1.07kHz
fosc=800kHz
3.1kHz
1.56kHz
781Hz
391Hz
1/256step
フレーム周波数
-7-
NJU6062
EXT:内蔵発振/外部クロック切り替え
NJU6062 は内蔵発振回路を使用せず、外部からのクロック入力で動作することが可能です。外部ク
ロックで使用する場合は、D1 =”H”に設定し、OSC 端子より入力してください。
D1 0:内蔵発振(デフォルト値)
1:外部クロック入力(内蔵発振オフ)
FS:発振オン・オフ
内蔵発振または、外部クロックをオン・オフします。
D0 0:発振オフ(デフォルト値)
1:発振オン
(b)
PWM データセット
このインストラクションにより、LED1∼LED4 端子に出力する PWM データをセットします。
各 LED 端子に対応する PWM データのスタートポイント(S)とエンドポイント(E)を設定すること
により、内部カウンタによって PWM データが変化します。
PWM データは 0∼255 まで 256step の PWM 出力の設定が可能です。
256/256 はスタティックオンで設定が可能です。
PWM データ設定例
1 フレーム
LED1
LED2
LED3
LED4
LED1 E
LED1 S
LED2 S
LED3 S
LED2 E
LED4 S
LED3,4 E
スタートポイントを 00h に固定し、エンドポイントを変化させた時の DUTY は下表の様になります。
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
PWM 7
PWM 6
PWM 5
PWM 4
PWM 3
PWM 2
PWM 1
PWM 0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
0
1
0
1
0
1
0/256
1/256
2/256
3/256
4/256
5/256
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
1
1
1
0
1
253/256
254/256
255/256
計算式で表すと式 1 のようになります。
DUTY = E − S
・・・
(式 1)
また、式 1 にて結果がマイナスになる場合は、式 2 のようになります。
DUTY = E − S + 256
・・・
(式 2)
-8-
DUTY
NJU6062
(c)
アップデート/スタティックオン
アップデートインストラクションにより、あらかじめ設定された PWM データ出力します。
また、スタティックオンインストラクションにより常時オンを設定できます。
下位アドレス
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
09h
UD4
UD3
UD2
UD1
GP4
GP3
GP2
GP1
UD4∼UD1:アップデート
各 LED 端子の PWM データのアップデート設定をします。
各 LED 端子に対応した UD4∼UD1 のビットを”H”にすることで PWM 出力を(b)で設定した PWM デ
ータにアップデートします。
PWM データをアップデートしない場合は”L”に設定して下さい。
UD4=LED4、UD3=LED3、UD2=LED2、UD1=LED1、に対応します。
PWM データのアップデートはフレームに同期しており、次フレームで有効になります。
GP4∼GP1:スタティックオン
各 LED 端子に対応した GP 4∼GP 1 のビットを”H”にすることで、PWM データを無効にし、出力を
常時オンします。
各 LED 端子を常時オフにする場合は、GP 4∼GP 1 のビットを”L”にして、PWM データを有効にし、
PWM データセットのスタートポイント(S)とエンドポイント(E)を 00h に設定して下さい。
また、EN 端子を”L”にすることで全ての端子を”L”にすることができます。
GP 4=LED4、GP 3=LED3、GP 2=LED2、GP 1=LED1、に対応します。
スタティックオンはフレームに同期していません。アップデートが”L”でもスタティックオンは有効
です。
また、マルチ・デバイス制御時は使用禁止です。
(d)
マルチ・デバイスアドレスセット
マルチ・デバイス接続をする際に、マルチ・デバイスアドレスセットを行います。マルチ・デバイス
アドレス(MA)は 01h∼FEh まであり、254 通りのアドレスが設定できます。
下位アドレス
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
10h
MA7
MA 6
MA 5
MA 4
MA 3
MA 2
MA 1
MA 0
PWM 7
PWM 6
PWM 5
PWM 4
PWM 3
PWM 2
PWM 1
PWM 0
上位アドレス
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
1
1
0
0
1
0
1
0
1
01h
02h
03h
04h
05h
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
1
1
0
FDh
FEh
-9-
NJU6062
(3)
データ入力タイミング
データのフォーマットは下記のようになります。
スレーブアドレスのほかに、上位アドレスと下位アドレスがあり、上位アドレスは、マルチ・デバイス制
御を行う場合のデバイス指定に使用します。下位アドレスは各インストラクションの識別に用いられます。
マルチ・デバイス制御を使用しない場合(1 個使いの場合)は 00h を指定してください。
SCL の立ち上がりで SDA のデータを取り込みます。
下位アドレスのオートインクリメント設定(AI)に基づき、下位アドレスがインクリメントしますので、ス
トップ条件が成立するまで、連続してインストラクションを書き込むことが可能です。
スレーブアドレス R/W
S
1
SCL
2
7
8
上位アドレス
A
9
1
2
7
下位アドレス
A
8
2
1
9
7
A
8
9
SDA
MSB
MSB
LSB
LSB
MSB
LSB
W
入力データ
1
S:スタート条件
A:アクノリッジ
P:ストップ条件
MSB
2
A
7
8
P
9
LSB
①スタート条件
SCL 端子が HIGH レベルの時、SDA 端子に立ち下がりエッジを入力することで、データの読み込みを開始しま
す。
②スレーブアドレス
1 バイト目のデータは、スレーブアドレスと R/W 条件を入力して下さい。NJU6062 のスレーブアドレスは
(0100_000)となります。スレーブアドレスが一致すると、9 ビット目にアクノリッジを出力します。ゼネラル・
コール・アドレスには対応しておりません。
③R/W 条件
1 バイト目の 8 ビット目(LSB)のデータは R/W 信号になります。8 ビット目が”L”ならば送信(書き込み)を示
します。NJU6062 は書き込みのみの設定になります。
④レジスタ上位アドレス
2 バイト目のデータは、レジスタ上位アドレスを入力して下さい。尚、スレーブアドレスが一致していれば上位
アドレスが一致しなくても 9 ビット目にアクノリッジを出力します。
⑤レジスタ下位アドレス
3 バイト目のデータは、レジスタ下位アドレスを入力して下さい。下位アドレスは下位 5bit が反映され、レジ
スタアドレスが一致すると、9 ビット目にアクノリッジを出力します。
⑥データ
4 バイト目以降にデータを入力して下さい。
⑦ストップ条件
SCL 端子が HIGH レベルの時、SDA 端子に立ち上がりエッジを入力することで、データの読み込みを終了しま
す。
⑧反復スタート条件
スタート条件設定後に SCL 端子が HIGH レベルの時、SDA 端子に立ち下がりエッジを入力することで、再度デ
ータの読み込みを開始します。
- 10 -
NJU6062
(4)
ハードウェアリセット
RSTb 端子に、400ns 以上の”L”レベルパルスを入力すると、システム全体が初期化されます。リセット信
号の立ち上がりエッジから 1us 以降にインストラクション入力可能状態に復帰します。
ハードウェアリセットによる初期設定
1. アドレスインクリメントをエンドポイントループ(09h→05h)にセット
2. PWM 信号出力切り替えをオフにセット
3. 発振周波数を 1MHz にセット
4. フレーム周波数を fOSC/256 にセット、
5. 内蔵発振使用
6. 発振回路 OFF
7. LED1~4 の PWM データ(スタートポイント、エンドポイント)を
(PWM7,PWM6,PWM5,PWM4, PWM 3, PWM 2, PWM 1, PWM 0)=” 00h”にセット
8. アップデート/スタティックオン(UD4,UD3,UD2,UD1,GP4,GP3,GP2,GP1)=” 00h”にセット
9. マルチ・デバイスアドレスセットを” 00h”にセット
10. I2C インターフェース初期化
- 11 -
NJU6062
(5)
マルチ・デバイス制御
NJU6062 は DATAOUT 端子と RSTb 端子を接続し、レジスタのマルチ・デバイスアドレスを設定すること
でマルチ・デバイス制御が可能になります。
マルチ・デバイス制御時の上位アドレス(MA)は 01h∼FEh まであり、254 通りのアドレスが設定できます。
DATAOUT 端子はマルチ・デバイスアドレスが 00h ならば”L”を、01h∼FEh ならば”H”を出力します。
リセット後は、マルチ・デバイスアドレスは”00h”に設定されています。
また、データ送信時に上位アドレス FFh を設定するとグローバルアドレスになり、マルチ・デバイスアド
レスに関係なく、全デバイスにデータを送信します。ただし、グローバルアドレスによるマルチ・デバイス
アドレスは変更できません。
VDD
EN
デバイス 2
デバイス 1
VDD
デバイス 3
VDD
VDD
VSS
EN
VSS
EN
DATAOUT
RSTb SCL SDA
EN
VSS
・・・・・
DATAOUT
RSTb SCL SDA
DATAOUT
RSTb SCL SDA
RSTb
SCL
SDA
VSS
(5-1) アドレス設定手順
例1)NJU6062 を 3 個使いした場合
スレーブアドレス
+R/W
レジスタ
上位アドレス
レジスタ
下位アドレス
40h
00h
10h
01h
-
-
デバイス 1 の上位アドレスを 01h 設定します。
デバイス 2、3 は RSTb=”L”のため反応しません。
40h
00h
10h
02h
-
-
デバイス 2 の上位アドレスを 02h 設定します。
デバイス 1 は”01h”に設定済み、
デバイス 3 は RSTb=”L”のため反応しません。
40h
00h
10h
03h
-
-
デバイス 3 の上位アドレスを 03h 設定します。
デバイス 1 は”01h”に設定済み、
デバイス 2 は”02h”に設定済みです。
40h
FFh
00h
01h
-
-
全てのデバイスに初期設定コマンドを送ります。
40h
01h
01h
00h
09h
・・・・
デバイス 1 にスタートポイント、エンドポイント
の設定∼アップデートをします。
40h
02h
01h
00h
09h
・・・・
デバイス 2 にスタートポイント、エンドポイント
の設定∼アップデートをします。
40h
03h
01h
00h
09h
・・・・
デバイス 3 にスタートポイント、エンドポイント
の設定∼アップデートをします。
- 12 -
入力データ
NJU6062
・レジスタ上位アドレスの初期値:00h
VDD
EN
デバイス 1
デバイス 2
EN
00h
VSS
DATAOUT
RSTb SCL SDA
RSTb
“H”
EN
デバイス 3
VDD
VDD
VDD
00h
VSS
DATAOUT
RSTb SCL SDA
“L”
00h
EN
VSS
DATAOUT
RSTb SCL SDA
“L”
“L”
SCL
SDA
VSS
・アドレス設定後
VDD
EN
デバイス 1
VDD
EN
01h
VSS
DATAOUT
RSTb SCL SDA
RSTb
“H”
デバイス 2
VDD
EN
VDD
02h
VSS
DATAOUT
RSTb SCL SDA
“H”
デバイス 3
EN
03h
VSS
DATAOUT
RSTb SCL SDA
“H”
“H”
SCL
SDA
VSS
- 13 -
NJU6062
絶対最大定格
項
目
電源電圧
Ta=25℃
記号
条
件
定
格
単位
VDD
VDD 端子
-0.3∼+7.0
V
ドライバオフ耐圧
Voffmax
LED1, LED2, LED3, LED4 端子
7.0
V
ドライバオン耐圧
Vonmax
LED1, LED2, LED3, LED4 端子
RSTb, SCL,
SDA, OSC, EN 端子
5.5
V
-0.3∼VDD+0.3
V
250
mW
-40∼+85
℃
-55∼+125
℃
入力電圧
VIN1
許容損失
Pdmax
保存温度
Tstg
(注 1): 電圧は全て VSS=0V を基準とした値です。
(注 2): 絶対最大定格を超えて LSI を使用した場合、LSI の永久破壊となることがあります。 また、通常動作
では電気的特性の条件で使用することが望ましく、この条件を超えると LSI の誤動作の原因になると共
に、LSI の信頼性に悪影響を及ぼすことがあります。
推奨動作条件(Ta= 25℃)
項
電源電圧
- 14 -
目
記号
VDD
条
件
MIN
TYP
MAX
単位
1.8
-
5.5
V
NJU6062
電気的特性(VDD=1.8V / 3.0V / 5.5V、Ta= 25℃(特に指定の無い限りこの条件に適用))
項
目
記号
条
件
MIN
TYP
MAX
単位
入力部
VIH1
SCL, SDA
0.7VDD
-
VDD
V
VIH2
RSTb, EN
0.8VDD
-
VDD
V
入力”L”レベル電圧 1
VIL1
SCL, SDA
0
-
0.3VDD
V
入力”L”レベル電圧 2
VIL2
RSTb, EN
0
-
0.2VDD
V
IIH
RSTb, SCL VIN= VDD
-
-
5.0
μA
IIL
RSTb, SCL, SDA VIN=0V
-5.0
-
-
μA
VDD=1.8V
-
1.8
3.5
VDD=3.0V
-
8.0
12
VDD=5.5V
-
27
40
-
-
6.0
μA
入力”H”レベル電圧 1
入力”H”レベル電圧 2
入力”H”レベル電流
入力”L”レベル電流
プルアップ抵抗電流
IP
EN
μA
出力部
出力オフリーク電流
IOFFH
LED1~4: VO=5.5V, EN=0V
出力”H”レベル電圧(1)
VOH(1)
DATAOUT, Io=-0.1mA
0.8VDD
-
-
V
出力”L”レベル電圧(1)
VOL(1)
DATAOUT, Io=0.1mA
-
0.2VDD
0.4
0.4
0.5
V
V
VDD=1.8V , IO=10mA
-
VDD=3.0V , IO=30mA
-
-
0.5
V
VDD=5.5V , IO=30mA
-
-
0.5
出力”L”レベル電圧(2)
出力”L”レベル電圧(3)
VOL(2)
VOL(3)
SDA
LED1∼4
VDD=3.0V , IO=3.0mA
VDD=5.5V , IO=3.0mA
発振部
発振周波数
fOSC(1)
FC1=0, FC0=0
0.7
1.0
1.3
MHz
fOSC(2)
FC1=0, FC0=1
0.84
1.2
1.56
MHz
fOSC(3)
FC1=1, FC0=0
1.54
2.2
2.86
MHz
fOSC(4)
FC1=1, FC0=1
0.56
0.8
1.04
MHz
VDD=1.8V
-
100
130
VDD=3.0V
-
120
160
VDD=5.5V
-
170
230
VDD=1.8V
-
-
1
VDD=3.0V
-
-
1
VDD=5.5V
-
-
1
総合特性
動作時消費電流
静止時消費電流
IDD
INOP
PWM DUTY: 64/256
出力オープン,
FC1=0, FC0=0
出力オープン
μA
μA
- 15 -
NJU6062
AC特性
VDD=1.8V / 3.0V / 5.5V、Ta= 25℃(特に指定の無い限りこの条件に適用)
項
目
記号
条
件
MIN
TYP
MAX
単位
-
-
400
kHz
SCL, SDA
0.6
-
-
us
I2C バスタイミング (VDD=3.0V / 5.5V)
SCL クロック周波数
ホールド時間(反復)
『START』条件
fSCL
tHD;STA
SCL
SCL クロック”L”期間
tLOW
SCL
1.3
-
-
us
SCL クロック”H”期間
tHIGH
SCL
0.6
-
-
us
反復『START』条件
セットアップ時間
tSU;STA
SCL, SDA
0.6
-
-
us
データホールド時間
tHD;DAT
SCL, SDA
0
-
0.9
us
データセットアップ時間
tSU;DAT
SCL, SDA
100
-
-
ns
立ち上がり時間 1
tr1
SCL, SDA
-
-
300
ns
立ち下がり時間 1
tf1
SCL, SDA
-
-
300
ns
tSU;STO
SCL, SDA
0.6
-
-
us
SDA
1.3
-
-
us
『STOP』条件
セットアップ時間
『STOP』-『START』間
バス・フリー時間
tBUF
2
3.0V、5.5V の I C バスタイミングは I2C の高速モードに準拠する。
I2C バスタイミング(VDD=1.8V )
SCL クロック周波数
ホールド時間(反復)
『START』条件
fSCL
SCL, SDA
-
-
100
kHz
tHD;STA
SCL, SDA
4.0
-
-
us
SCL クロック”L”期間
tLOW
SCL
4.7
-
-
us
SCL クロック”H”期間
tHIGH
SCL
4.0
-
-
us
反復『START』条件
セットアップ時間
tSU;STA
SCL, SDA
4.7
-
-
us
データホールド時間
tHD;DAT
SCL, SDA
0
-
3.45
us
データセットアップ時間
tSU;DAT
SCL, SDA
250
-
-
ns
立ち上がり時間 1
tr1
SCL, SDA
-
-
1000
ns
立ち下がり時間 1
tf1
SCL, SDA
-
-
300
ns
4.0
-
-
us
4.7
-
-
us
『STOP』条件
tSU;STO SCL, SDA
セットアップ時間
『STOP』-『START』間
SDA
tBUF
バス・フリー時間
2
1.8V の I C バスタイミングは I2C の標準モードに準拠する。
- 16 -
NJU6062
LED 端子イネーブルタイミング
LED イネーブル時間
tLZL
LED ディセイブル時間
tLLZ
出力ディレイ時間
tDC
LED1~4,
EN,
CL=10pF,
RL=1KΩ
※1
DATAOUT,
CL=10pF
※2
リセットタイミング
tRW
リセット”L”パルス幅
tR
リセット時間
マルチ・デバイス・アクセスタイミング
マルチ・デバイス制御時の
アクセス時間
外部クロック
外部クロック最大周波数
外部クロック
パルス幅 “L”期間
外部クロック
パルス幅 “H”期間
入力タイミング
立ち上がり時間 2
立ち下がり時間 2
※1
VDD=1.8V
VDD=3.0V
VDD=5.5V
VDD=1.8V
VDD=3.0V
VDD=5.5V
VDD=1.8V
VDD=3.0V
VDD=5.5V
RSTb
RSTb
VDD=1.8V
VDD=3.0V
VDD=5.5V
-
-
200
150
150
200
150
150
600
300
300
400
1
-
-
ns
us
15
4.5
4.5
-
-
us
ns
ns
ns
tMA
SDA,
DATAOUT
tEX
OSC
-
-
10
MHz
tEXL
OSC
50
-
-
ns
tEXH
OSC
50
-
-
ns
-
-
1
1
us
us
tr2
tf2
EN, RSTb, OSC
EN, RSTb, OSC
LED イネーブル時間、LED ディセイブル時間
※2 出力ディレイ時間
1kΩ
DATAOUT
LED1~4
NJU6062
NJU6062
10pF
tLZL、tLLZ
10pF
tDC
- 17 -
NJU6062
2
(1) I C バスタイミング
SDA
tf1
tr1
tSU;DAT
tBUF
tHD;STA
tLOW
tf1
tr1
SCL
tHD;STA
tSU;SAT
tHIGH
tHD;DAT
S
tSU;STO
Sr
P
S
S:スタート条件
Sr:反復スタート条件
P:ストップ条件
(2) LED 端子イネーブルタイミング
EN
tf2
tr2
LED1∼4
tLZL
(3) リセットタイミング
tRW
tR
RSTb
SDA
tf2
tr2
(4) マルチ・デバイス・アクセスタイミング
・上位アドレスをセット
SDA
SCL
1
9
8
DATAOUT
tDC
tMA
(5) 外部クロック
tEX
tEXH
OSC
tEXL
tr2
tf2
※ 全てのタイミングは VIH、VIL を基準にして規定されます。
- 18 -
tLLZ
NJU6062
応用回路
• 応用回路例 1
VLED
VDD
+
LED4
VDD
LED3
EN
LED2
LED1
RLED
RLED
RLED
RLED
NJU6062
CPU
RSTb
SCL
OSC
SDA
VSS
RLED の抵抗値決定方法
RLED =
VLED - VF - VOL
ILED
RLED:
VLED:
VF:
VOL:
ILED:
LED 電流制限抵抗
LED 駆動電圧
LED 順方向電圧(@ILED)
出力 L レベル電圧(@ILED)
LED 順方向電流
(例) ILED = 30mA, VLED = 5.0V, VF = 2.0V(@ILED = 30mA), VOL=0.5V
RLED =
5.0V – 2.0V – 0.5V
30mA
= 83.3Ω
(注) VF, VOL は使用条件により変化します。 RLED の抵抗値決定にあたっては、実機にて確認の上で最適な値を
決定してください。
- 19 -
NJU6062
• 応用回路例 2(NJU6062 を 3 個マルチ・デバイス制御接続した場合)
VLED
+
VDD
VDD
LED4
EN
LED3
NJU6062 LED2
CPU
RSTb
SCL
SDA
LED1
VSS
OSC
RLED
RLED
RLED
RLED
DATAOUT
VLED
VDD
VDD
LED4
EN
LED3
NJU6062 LED2
RSTb
SCL
SDA
LED1
VSS
OSC
RLED
RLED
RLED
RLED
DATAOUT
VLED
VDD
VDD
LED4
EN
LED3
NJU6062 LED2
RSTb
SCL
SDA
LED1
VSS
OSC
RLED
RLED
RLED
RLED
DATAOUT
(注) マルチ・デバイス制御接続で使用する場合には、VDD は同一の電源を使用して下さい。
- 20 -
NJU6062
• 応用回路例 3(PWM 出力切り替え)
VLED
VDD
+
LED4
VDD
RLED
LED3
EN
RLED
LED2
RLED
LED1
NJU6062
RSTb
CPU
SCL
SDA
OSC
DATAOUT
VSS
VDD
VDD
SW
OVP
(白色 LED ドライバ)
PWM入力
SHDNb
FB
VSS
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
- 21 -