2012年3月期 第2四半期決算説明資料 1 2012年3月期第2四半期決算説明 目次 Ⅰ.2012年3月期 第2四半期業績 Ⅱ. 2012年3月期 通期業績予想 2 Ⅰ. 2012年3月期第2四半期業績 2011年10月20日付修正 (単位:百万円) 上期業績予想 上期業績予想 期初公表 売上高 営業利益 税引前利益 当期利益 当期包括利益 26,000 500 400 350 - 修正 25,900 1,030 730 800 - 上期業績 決算 25,948 1,077 779 820 ▲ 103 (公表との差異) ■売上高・・円高の影響等により僅かにダウン ■利益・・・・原価低減等(携帯電話基地局及び スマートフォン等向け水晶発振器)で増加 3 Ⅰ. 2012年3月期第2四半期業績(Q毎推移) ・2011年第1四半期は震災の影響もあり、AV/OA等で売上が減少したが、 携帯電話基地局向け水晶発振器の原価低減等により利益は増加 ・2011年第2四半期に入り、移動体通信向けを中心に売上・利益が増加 売上高 営業利益 税 引前利益 1 6 ,0 0 0 3 ,0 0 0 売 1 4 ,0 0 0 上 1 2 ,0 0 0 高 1 0 ,0 0 0 ( 百 8 ,0 0 0 万 6 ,0 0 0 円 ) 4 ,0 0 0 利 益 2 ,0 0 0 ( 百 万 円 1 ,5 0 0 1 ,0 0 0 ) 500 2 ,0 0 0 0 0 ▲ 2 ,0 0 0 売上高 営業利益 税引前利益 2 ,5 0 0 ▲ 500 1Q 13,814 395 287 2011年3月期 2Q 3Q 14,433 13,744 1,087 689 1,014 590 4Q 12,943 ▲ 77 ▲ 196 2012年3月期 1Q 2Q 12,125 13,823 321 756 204 575 4 2012年3月期第2四半期決算説明 目次 Ⅰ.2012年3月期 第2四半期業績 Ⅱ. 2012年3月期 通期業績予想 5 Ⅱ.2012年3月期業績予想(QIAJ生産金額推移) リーマンショック ・金額は08/3比22%減 *SAWデバイス、OUT-OUT含まず (出所) 日本水晶デバイス工業会(QIAJ) 6 Ⅱ.2012年3月期業績予想(QIAJ数量単価推移) (数量) ●新興国需要 ●スマートフォン ●データトラフィック の増加 ’08/3比16%増 ’08/3比33%減 *SAWデバイス、OUT-OUT含まず (出所) 日本水晶デバイス工業会(QIAJ) (単価) ●デジタル製品の 価格下落 対ドル ’08/3 114.13円 為替レート ’11/9 79.73円 7 Ⅱ.2012年3月期業績予想(当社業績推移) 当社業績推移(’06/3~’12/3(予想)) (売上高) 900 (単位:億円) 67 800 700 636 733 70 778 70 60 600 500 (税引前利益) 80 594 43 526 549 36 400 17 売上高 300 40 30 22 20 ◆ 10 (実質12億円) 税引前利益 200 50 550 0 100 -10 ▲243 0 ▲2 00 -20 実績 実績 実績 実績 実績 実績 予想 ’06/3 ’07/3 ’08/3 ’09/3 ’10/3 ’11/3 '12/3 '13/3 '14/3 ■ボリュームゾーン ⇒ 新製品の投入 ■高精度品市場 ⇒ スマートフォン、携帯電話基地局向け 8 Ⅱ.2012年3月期業績予想(ボリュームゾーン①-1) ボリュームゾーン AV Game NotePC USB 低価格化 数量増加予想 既存品の置き換え 市場開拓・拡販 原価改善 新製品を次々と投入 数量アップ 従来とは異なる材料と生産技術を用いて開発 9 Ⅱ.2012年3月期業績予想(ボリュームゾーン①-2) 小型のSMD水晶振動子 NX2016HA NX3225HA サイズ 3.2(L)×2.5(W)×0.8(H)mm サイズ サイズ 2.0(L)×1.6(W)×0.7(H)mm ・従来の水晶振動子(狭偏差)とセラミック発振子 (広偏差)の中間領域に対応する ・コストパフォーマンスに優位性 ・HDD、SSD、USB、Blu-ray等の用途に最適 10 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場①-1) 高精度品市場 ① スマートフォン需要増への対応 今年度からスマートフォン大手に 対する部品供給を開始 ⇒ 拡販 GPS、無線LAN等各種 アプリケーション向け水晶需要増 付加価値の高いTCXO等で対応 ASP改善 11 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場①-2) ■携帯電話、携帯端末等の無線LAN機能の搭載 (Data source)IHS iSuppli 2011年度 12億台 2015年度 22億台 <無線LANに求められる機能> ●データエラーが少ない ●安定した大容量データ伝送 NT2016SA 超小型(2016サイズ)、 ローノイズTCXOを開発 サイズ 2.0(L)×1.6(W)×0.8(H)mm 12 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場②-1) 高精度品市場 ② 携帯電話基地局、光通信装置向け需要増への対応 スマートフォン = × 24倍 タブレット = × 122倍 (Data Source)Cisco VNI 2010年~2015年 データトラフィック量 26倍 13 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場②-2) 携帯電話基地局、光通信装置向け需要増への対応 付加価値の高いOCXO、TCXO、VCXOで対応 <一般的な発振器の周波数安定度範囲> 10 - 6 1ppm 10 - 7 10 - 8 0.1ppm 0.01ppm 10 - 9 1ppb 10 - 1 0 10 - 1 1 0.1ppb 0.01ppb TCXO 水晶発振器 OCXO ルビジウム原子発振器 これらの枠を超えて最適な製品を提案 高精度、省エネ、高周波 14 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場②-3) 高精度化 安定度±1ppb以下のOCXOを開発 LTE(3.9G)や次世代のLTE-Advance(4G)基地局 では超高精度の発振器が求められる <周波数安定度範囲> 10 - 6 1ppm TCXO 水晶発振器 10 - 7 10 - 8 0.1ppm 0.01ppm 10 - 9 1ppb 10 - 1 0 NH37M28LC サイズ: 37(L)×28(W)×19(H) mm 10 - 1 1 0.1ppb 0.01ppb 今までの水晶の領域を超えた 周波数安定度の実現 OCXO ルビジウム原子発振器 桁違いの高精度を実現 15 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場②-4) 省エネ フェムトセル基地局向けTCXOを開発 NT7050BB データ量が多いスマートフォンなどの増加により 小型基地局のニーズは増加 サイズ: 7,0(L)×5.0(W)×2.0(H) mm <周波数安定度範囲> 10 - 6 1ppm TCXO 水晶発振器 10 - 7 10 - 8 10 - 9 0.1ppm 0.01ppm 1ppb 10 - 1 0 10 - 1 1 0.1ppb 0.01ppb 今までのOCXOの領域を TCXOで実現 OCXO ルビジウム原子発振器 OCXOの安定度をTCXOで実現 ⇒消費電流:1/50、立ち上がり時間:5分を瞬時(8ms) 16 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場②-5) 高周波化 光通信におけるデータ伝送速度アップに向け 高周波化ニーズに対応したVCXOを開発 通信トラフィックの増加により、基幹通信網の 伝送速度アップが進められていく <光通信 データ伝送速度> 10Gbps (bits per second) 10倍にアップ 100Gbps 2時間のフルハイビジョン映像(DVD5枚)を2秒で伝送! VCXOの高周波化(1.9GHz)を実現 17 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場③-1) 高精度品市場 ③ 車載GPS用途でのシェアアップ <水晶製品を使用する主な車載機器> 電子制御パワステ 欧州では2015年より全 新車に搭載義務付け e-Call キーレスエントリー ブラジルで2011年12月より 全新車に搭載義務付け 盗難防止装置 テレマティクスの中心機器 として普及が進む GPS使用用途 後方監視カメラ カーナビゲーション 後方障害物センサー エンジンコントロール カーオーディオ 横滑り防止装置 TPMS(空気圧センサー) 車々間/路車間センサー 前方視認性カメラ ABS 自動車に おけるGPS の役割は 増大 エアバック 18 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場③-2) 耐環境性能 NT2520SB 小型・高精度で、広温度範囲へ対応 高精度+動作温度範囲を拡大 サイズ 2.5(L)×2.0(W)×0.8(H)mm ※より温度条件の厳しい場所への設置が可能に -40~+105℃で±3.0ppm(従来品±10ppm程度)* (*)動作温度範囲及び周波数温度特性 高信頼性 耐半田クラック構造 電気的特性 -40~+105℃で±3.0ppm 車載向け GPS用TCXO 小型新パッケージ 構造/材料 シーム封止・6端子/鉛フリー 19 Ⅱ.2012年3月期業績予想(高精度品市場③-3) BOSCH社よりSupplier Awardを受賞 BOSCH社へのサプライヤーとして、高品質の製品 を安定供給した実績が表彰された(2011年7月) 当社の製品はBOSCH社のABS、エアバック、カーナビ用 GPS、カーオーディオ向け等に使用されている 20 Ⅱ.2012年3月期業績予想(キャッシュフロー、R&D) 2012年3月期 上期実績 (百万円) 3,000 2012年3月期通期の 投資予定額は51億円 を予定 2,000 営業 キャッシュフ ロ-① 投 資キャッシュフ ロ -② フ リー キャッシュフ ロ -① +② 財 務キャッシュフ ロ - 1,000 750 0 震災等の影響により水晶需要が減少し 既存製品を中心に増産投資が不要と なり当初計画(99億円)を修正 ▲ 87 ▲ 717 ▲1,000 ▲ 1,467 ▲2,000 減 価償 却費 1 ,4 7 6 百 万円 期末 現 金残 高 1 2 ,2 2 9 百 万円 ▲3,000 2012年3月期通期 の研究開発費は 当初計画どおり 25億円を予定 (百万円) 3,0 00 2,5 00 2,0 00 1,5 00 1,0 00 5 00 0 研究開発費 2 ,24 1 4 .3% ’ 10 / 3 実績 対売上高比率 2,4 2 0 4.4 % ’1 1 / 3 実績 2 ,5 00 4 .5 % 6 .0 % 5 .0 % 4 .0 % 3 .0 % 2 .0 % 1 .0 % 0 .0 % ’ 1 2/ 3 予想 21 Ⅱ.2012年3月期業績予想 ■通期の業績予想につきましては以下のとおり不透明要素 が多いことから当初予想を据え置き 不透明要素 売上高 売 上 高 ( 百 万 円 ) ・世界経済・為替動向 ・タイの洪水による影響 営業利益 税引前利益 当期純利益 3 5 ,0 0 0 3 ,0 0 0 3 0 ,0 0 0 2 ,5 0 0 2 5 ,0 0 0 1 ,5 0 0 ( 百 万 円 1 ,0 0 0 ) 2 ,0 0 0 2 0 ,0 0 0 1 5 ,0 0 0 1 0 ,0 0 0 500 5 ,0 0 0 0 (単位:百万円) 売上高 営業利益 税引前利益 当期純利益 利 益 2011年3月期 上期 下期 28,247 26,687 1,482 612 1,301 394 1,316 422 タイに当社の営業・ 生産拠点はなく直接 の被害はない 2011年度下期想定レート(US$):80円 (2011年度上期平均:79.73円) 0 2012年3月期 上期 下期予想 通期予想 25,948 29,052 55,000 1,077 1,423 2,500 779 1,421 2,200 820 1,180 2,000 売上高への影響(下期) 1円変動⇒約1.0億円 営業利益への影響(下期) 1円変動⇒約0.3億円 22 Ⅱ.2012年3月期業績予想 2013 2012 持続的成長の実現へ 成長への飛躍 ■ボリュームゾーン ⇒新製品を次々に投入 ■プロフェッショナルなマーケット ⇒桁違いの高精度品を投入 2011 2010 成長への基盤固め 技術力を蓄積(水晶技術×デジタル技術) 23 今後ともご支援のほど宜しく お願い致します。 【注意事項】 当プレゼンテーション中、当社の現在の計画、概算、戦略、判断などの記載、また、その他の既に確定した 事実でない記載は、将来の業績についての見通しに関するものです。これらの見通しは、現在入手可能な 情報による当社経営者の判断に基づくものです。実際の業績は、さまざまな重要なリスク要因や不確実な 要素により、見通しの中で説明されている業績から大きく異なる可能性もあり、これらの見通しに過度に依存 されないようお願いいたします。また、新たな情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、当社が見通し を常に見直すとも限りません。リスクや不確実な要素には、為替変動、製品に対する需要変動、開発・生産 能力、関係会社の業績、及びその他のリスクや不確定要素を含みます。 24