岩手東芝エレクトロニクス株式会社 サイトレポート情報 所 在 地:岩手県北上市北工業団地6番6号 敷地面積:305,240m2 、建家面積: 58,647m2、緑化率:24.6% 設 立:1973年1月、従業員:1,700人(2014年3月現在) 主要製品:イメージセンサ、MCU、ASIC、アナログ 他 ISO14001認証取得登録:1996年2月、最新更新年月:2013年8月、 有効期限:2016年8月、ISO14001認証番号:EC98J2014 ごあいさつ 当社は、奥羽、北上の両山系と北上川の豊かな自然に恵まれたこの地を半導体製造 の拠点とする東芝グループ企業として、東芝 セミコンダクター&ストレージ社グル ープの環境方針に基づき、また「地球は先祖から受け継いだものではなく、子孫から お借りしているものである」との発想に立ち、健全な状態で次世代へ返していくため に、環境への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置付けて環境保全活動に取り組 んでいます。 また、調達、製造、サービス、廃棄等の事業プロセスでは環境負荷低減の活動を推 進し、半導体製品の提供を通じて社会に貢献します。 環境保全責任者 安部仁則 2013年度の環境の主な取組み ☆環境負荷低減活動(全項目目標達成) 【実績】1,192 トン-CO2/年 ・エネルギー起源CO2排出量削減 :【目標】1,033 トン-CO2/年以上 10 千トン-CO2/年 ・温室効果ガス(PFC)の排出量抑制:【目標】 10 千トン-CO2/年以下 【実績】 【実績】 14 トン/年 ・化学物質(VOC)排出量 :【目標】 16 トン/年以下 【実績】 795 トン/年 ・化学物質取扱量 :【目標】 827 トン/年以下 【実績】1,714 トン/年 ・廃棄物総排出量の削減 :【目標】2,159 トン/年以下 【実績】 21 % ・廃棄物有価値率向上 :【目標】 19 %以上 【実績】1,987 千m3/年 ・水資源受入量の削減 :【目標】2,088 千m3/年以下 ☆全員参加・啓発活動の展開 ・全員参加:環境月間(6月)、3R推進月間(10月)、省エネ月間(2月、8月)における各種活動 ・啓発活動:かんきょう新聞(毎月発行)、会社広報誌(随時発行)による従業員への意識啓蒙 製品・環境技術開発、環境配慮ポイントの紹介 ≪比較構造図(イメージ)≫ 新技術の採用で、携帯電話用カメラモジュールのセ ンサチップ、プラスチックパッケージ、レンズを小型化 し、材料を大幅に削減(体積で従来比約64%)。 また、携帯電話機器メーカーでは工程短縮となる半 田リフロー実装が可能。 内蔵 超小型カメラモジュール:CSCM ※CSCM:Chip Scale Camera Module ウェハレベルでカメラモジュール部品の実装・ 組立が可能な小型カメラモジュール。 東芝グループサイト情報2014(2013/4/1~2014/3/31) 1 環境方針 東芝グループサイト情報2014(2013/4/1~2014/3/31) 2 環境負荷データ エネルギー使用量(単位:KL) CO2排出量(単位:トンーCO2) 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 電力 都市ガス LPG 重油 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 LNG 廃棄物総発生量(単位:トン) 廃棄物最終処分量と最終処分率(単位:トン、%) 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 1.2% 40 35 30 25 20 15 10 5 0 1.0% 0.8% 0.6% 0.4% 0.2% 0.0% 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 最終処分量 最終処分率 主な廃棄物名:酸、汚泥、金属、ガラス、プラスチック、油等 水の使用量(単位:千m3) 排水量(単位:千m3) 5,000 5,000 4,000 4,000 3,000 3,000 2,000 2,000 1,000 1,000 0 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 市水 工水 0 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 地下水 化学物質削減対象物質の取扱量(トン) 化学物質削減対象物質の排出量(トン) 4,000 25 3,000 20 2,000 15 10 1,000 5 0 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 PRTR対象物質 PRTR対象外の物質 0 2000 2005 2008 2009 2010 2011 2012 2013 PRTR対象物質 PRTR対象外の物質 主な化学物質:塩化水素、硫酸、メタノール、フッ酸等 東芝グループサイト情報2014(2013/4/1~2014/3/31) 3 遵法管理状況 <大気測定結果> 水管ボイラー(LNGガス使用) 2台 法規制値 自主管理値 実測値 測定頻度 130 120 21~82 2回/年 13.0(K=17.5) 0.05 <0.001 2回/年 0.10 0.05 <0.001 2回/年 NOx(ppm) SOx(Nm3/h) ばいじん(mg/Nm3) K値: 地域(北上市)指定値 <工場排水測定結果>排水処理施設(当社最終放流口~公共下水道(処理)~北上川へ放流) 規制値 自主管理値 実測値 測定頻度 5.7~8.7 6.0~8.0 6.3~7.0 2回/月 BOD(mg/L) 300 120 38 2回/月 SS(mg/L) 300 10 4 2回/月 フッ素(mg/L) 8.0 7.5 7.4 2回/月 水素イオン濃度(pH) <一般排水測定結果> (敷地境界雨水排水口(2箇所)~飯豊川~北上川へ放流) 規制値 自主管理値 実測値 測定頻度 5.8~8.6 6.5~8.5 6.9~8.4 4回/年 BOD(mg/L) 160 16 1.4 4回/年 SS(mg/L) 200 20 2.0 4回/年 フッ素(mg/L) 8.0 0.8 0.4 4回/年 水素イオン濃度(pH) <騒音・振動測定結果> 規制地域対象外 測定場所:時間 規制値 自主管理値 敷地境界:昼 対象外 70 敷地境界:夜 対象外 70 敷地境界:昼 対象外 65 敷地境界:夜 対象外 65 騒音(dB) 振動(dB) 実測値 測定頻度 1回/2年 2013年度 は測定なし 1回/2年 1回/2年 1回/2年 <環境事故・指導指摘・苦情の有無> 状況 環境事故発生の有無 なし 工場周辺や地域での環境問題発生の有無 なし 行政からの指導・指摘の有無 なし 近隣住民からの苦情の有無 なし 東芝グループサイト情報2014(2013/4/1~2014/3/31) 4 環境コミュニケーションの紹介 <環境一斉アクション> 6月5日の環境の日に合わせ、東芝グループグロー バルで一斉に実施した「環境一斉アクション」に参加 し、事業所の看板や従業員世帯において消灯を実施 しました。 (実施概要) ・日時:2013年6月5日 18:00-22:00 ・事業所の広告看板消灯(8.8kwhのCO2削減) ・家庭での消灯呼びかけ(社内のかんきょう新聞で周知) 点 灯 消 灯 <小学生親子の自然観察会> <市内ボランティア清掃活動> <地域とはじめる環境報告会> 7月20日、「東芝 森の科学探検隊」 自然観察会を開催し、市内の小学生 と保護者、約20組が参加しました。 講師はプロのナチュラリストでTVでも おなじみの佐々木洋さん。子供たちは 好奇心いっぱいで自然に親しみ、お 父さん、お母さんからも大好評でした。 11月2日、市内の公園及び市街地沿 道の清掃活動を行いました。1997年 から毎年実施し、2013年で17回目とな ります。参加者は年々増加し、今回は 従業員と家族で250名となり、過去最 多でした。皆さんの環境意識の高まり を感じることができました。 11月18日、北上市民、県内企業、行 政から24名をお迎えして当社の環境 活動内容のご説明、工場見学、意見 交換会を行いました。参加者は当社 の環境活動に驚いた様子で、意見交 換会も活発に行われ、有意義な報告 会であったとの好評を頂きました。 生物多様性の保全への取り組み <生物多様性希少植物花壇造成> 当社は、2013年から生物多様性保全活動の本格的な取組みを開始しました。 希少花の植栽・増殖を目的に2013年、生物多様性希少植物花壇を造成し、ニッコウキスゲ、オカトラノオを植えました。ま た、生態系ネットワークの構築として国蝶オオムラサキの呼び込みを狙い、エゾエノキを植樹しました。2014年には希少花 としてサクラソウ、クリンソウを追加し、北上市の花であるシラユリ(ヤマユリ)も植栽しました。 花の様子やオオムラサキの飛来状況を定期的に観測すると共に、従業員の環境教育や憩いの場としても活用しています。 オオムラサキ クリンソウ オカトラノオ シラユリ ニッコウキスゲ サクラソウ エゾエノキ 東芝グループサイト情報2014(2013/4/1~2014/3/31) 5