本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–12543–5 マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル CMOS MB89580B/580BW シリーズ MB89583B/585B/589B/P585B/P589B/ MB89583BW/585BW/P585BW ■ 概 要 MB89580B/BW シリーズは , コンパクトな命令体系に加えて , PLL クロック制御 , タイマ , シリアルインタフェース , PWM タイマ , USB ファンクション機能などの豊富な周辺機能を内蔵した汎用ワンチップマイクロコントローラです。特 に , USB ファンクション機能は 1 チャネルを内蔵し , Full speed・Low speed 両方をサポートしています。 ■ 特 長 ・パッケージ種類 LQFP-64 ピンパッケージ (0.5 mm, 0.65 mm ピッチ ) ・低電圧での高速動作が可能 最小命令実行時間 0.33 µs ( 外部供給クロック 6 MHz, 内部 PLL 回路によりメインクロック 12 MHz および USB インタ フェース同期化クロック 48 MHz を自動生成。) ・F2MC -8L CPU コア コントローラに最適な命令体系 乗除算命令 /16 ビット演算 / ビットテストによるブランチ命令 / ビット操作命令など ・PLL クロック制御 PLL クロック回路内蔵により供給クロックはノイズ特性に有利な低速クロックの使用が可能 ( 外部供給クロック 6 MHz →内部システムクロック 12 MHz) (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 開発における最新の注意事項に関しては , 必ず「Check Sheet」を参照してください。 「Check Sheet」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われるチェック項目 をリストにしたものです。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2002-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2008.9 MB89580B/580BW シリーズ (続き) ・各種タイマ 8 bit PWM タイマ (8 bit PWM タイマ× 2 ch あるいは PPG タイマ× 1 ch として使用可能 ) 21 ビットタイムベースタイマ内蔵 ・USB トランシーバ回路内蔵 (Full speed, Low speed に対応 ) ・USB ファンクション USB Protocol Revision 1.0 準拠 Low speed, Full speed の両方をサポート ( 選択可能 ) Endpoint を最大 4 つまで指定可能 サポート転送タイプ:コントロール / インタラプト / バルク / アイソクロノス転送サポート DMAC 内蔵 ( 各エンドポイントのバッファを内蔵 RAM 上にマッピングし , ファンクションの送受信データを直接メモ リにアクセス ) ・UART/ シリアルインタフェース UART/SIO の機能内蔵 ( 機能選択切換え可 ) ・外部割込み 外部割込み ( レベル検出× 8 本 ) 8 本の入力が独立し , 低消費電力モードからの解除としても使用可能 (L レベル検出機能あり ) 。 ・低消費電力 ( スタンバイモードサポート ) ストップモード ( 発振を停止するため電流消費はほとんどなし ) スリープモード (CPU を停止するためのモード ) ・汎用 I/O ポート最大 53 本 汎用入出力ポート (CMOS):34 本 汎用出力ポート (CMOS):8 本 汎用入出力ポート (Nch オープンドレイン ):3 本 汎用入力ポート (CMOS 3.3 V 入力対応 ):8 本 ・パラレルポート 汎用入出力ポートの内 8 本と兼用 (CMOS) 割込み機能有り 外部信号により非同期でリード , ライト動作可能 ・電源 電源電圧 3.0 V ∼ 5.5 V 2 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ 品種構成 品 種 MB89583B 項 目 ROM 容量 8 K バイト RAM 容量 512 バイト パッケージ MB89585B 1 K バイト LQFP-64 (FPT-64P-M24) MB89P589B 18 K バイト OTP 品 / EVA 品 MASK 品 基本命令数 命令ビット長 命令長 データビット長 最小命令実行時間 割込み処理時間 MASK 品 UART 512 バイト 1 K バイト LQFP-64 (FPT-64P-M24) OTP 品 / EVA 品 MASK 品 :136 命令 :8 ビット :1 ∼ 3 バイト :1, 8, 16 ビット長 :0.33 µs (6 MHz 時 ) :3 µs (6 MHz 時 ) 上記汎用入出力ポートの内 , 8 本 (P40 ∼ P47) を兼用して使用 外部信号により非同期でリード , ライト動作可能 データ設定用に割込み機能あり PWM タイマ 16 K バイト OTP 品 / EVA 品 パラレル ポート 機 MB89P585BW LOW レベル出力 汎用入出力ポート 汎用出力ポート 汎用入力ポート 辺 USB ファン クション MB89585BW 8 K バイト LQFP-64 (FPT-64P-M23) 汎用ポート 周 MB89583BW ハイ・インピーダンス状態 その他 CPU 機能 MB89589B 16 K バイト USB リセット時 動作 能 MB89P585B (34 本:CMOS, 3 本:Nch オープンドレイン ) (8 本:CMOS) (8 本:CMOS 3.3 V 入力 ) Full/Low speed 設定可能 End point max 4 電源モード:自己電源 /Bus 電源モード設定可能 FIFO 8 bit × 8 内蔵 DMAC 内蔵 ( 内蔵 RAM への DMA 転送または 外部接続 FIFO への DMA 転送のモード設定が可能 ) 8 bit PWM タイマ動作× 2 ch (PPG × 1 ch タイマとしても使用可能 ) SIO UART ( クロック同期 / 非同期のデータ転送可能 ) と SIO ( 単純シリアル ) を切換え可能 タイムベー スタイマ 21 bit タイムベースタイマ クロック 出力 メインクロックの 2 分周の出力が可能 スタンバイ モード スリープモード , ストップモード ■ パッケージと品種対応品種構成 MB89583B MB89585B MB89P585B MB89589B MB89P589B MB89583BW MB89585BW MB89P585BW FPT-64P-M24 ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ FPT-64P-M23 × × × ○ ○ × × × パッケージ ○:あり ×:なし DS07–12543–5 3 MB89580B/580BW シリーズ ■ 品種間の相違点 1. メモリ空間 OTP 品などで評価する際には , 実際に使用する品種との相違をよく確認の上 , 評価してください。 2. 消費電流 低速で動作させた場合には , ワンタイム PROM あるいは EPROM 搭載品種の消費電流は , マスク ROM 搭載品種より多 くなります。ただし , スリープ / ストップモード時の消費電流は同等となります。 各パッケージの詳細は ,「■ パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 3. MB89580B シリーズと MB89580BW シリーズの相違点について MB89580B シリーズ… USB 接続が行われるまでの間 , ハイ・インピーダンス状態です。USB 接続前に汎用ポート出力 を 1 本使用し , このポートをソフトウェア制御によりプルアップ抵抗接続制御を行ってくださ い。 MB89580BW シリーズ…USB 接続が行われるまでの間 , Low レベルを出力します。 ・MB89580B シリーズ品の接続例 3.3 V MB89580B シリーズ ホスト PC 汎用ポート 1.5 kΩ D+ RPVP 端子 D− RPVM 端子 ・MB89580BW シリーズ品の接続例 ホスト PC 3.3 V MB89580BW シリーズ 1.5 kΩ D+ RPVP 端子 D− RPVM 端子 注意:図は Full Speed を想定して記載しています。 4 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ 端子配列図 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 P43/D3/DO3 P42/D2/DO2 P41/D1/DO1 P40/D0/DO0 P67/DI7 P66/DI6 P65/DI5 P64/DI4 P63/DI3 P62/DI2 P61/DI1 P60/DI0 RPVM RPVP C VCC (TOP VIEW) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 P00 P01 P02 P03 P04 P05 P06 P07 P10 P11 P12 P13 P14 P15 P16 P17 P53/A0/FFX P54/CEX RST MOD0 MOD1 X0 X1 VSS P27 P26 P25 P24 P23 P22 P21 P20 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 DO4/P44/UCK/D4 DO5/P45/UO/D5 DO6/P46/UI/PWM1/D6 DO7/P47/PWM2/D7 P30/INT0/CLK P31/INT1 P32/INT2 P33/INT3 P34/INT4 P35/INT5 P36/INT6/WEX P37/INT7/RDX P50/OBF/IBFX/W VSS P51/R P52/EFX (FPT-64P-M24) (FPT-64P-M23) DS07–12543–5 5 MB89580B/580BW シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 端子名 回路形式 機 能 説 明 1 P44/UCK/D4/DO4 E CMOS 汎用入出力端子 UART/SIO のクロック入出力 パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 2 P45/UO/D5/DO5 B CMOS 汎用入出力端子 UART/SIO のシリアルデータ出力 パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 3 P46/UI/ PWM1/D6/DO6 E CMOS 汎用入出力端子 UART/SIO のシリアルデータ入力 PWM タイマ パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 4 P47/PWM2/ D7/DO7 B CMOS 汎用入出力端子 PWM タイマ パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 5 P30/INT0/CLK E CMOS 汎用入出力端子 クロック出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) 6 P31/INT1 E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) 7 P32/INT2 E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) 8 P33/INT3 E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) 9 P34/INT4 E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) 10 P35/INT5 E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) パラレルインタフェースの書込みストローブ入力と兼用端子となります。 11 P36/INT6/WEX 12 P37/INT7/RDX E CMOS 汎用入出力端子 外部割込みの入力と兼用端子となります。 外部割込みの入力はヒステリシス入力となります。( レベル検出 ) パラレルインタフェースの読出しストローブ入力と兼用端子となります。 13 P50/OBF/ IBFX/W B CMOS 汎用入出力端子 パラレルインタフェースのホストへの割込み出力 OUT 用 FIFO データストローブと兼用端子となります。 14 VSS ⎯ 電源端子 (GND) です。 15 P51/R B CMOS 汎用入出力端子 IN 用 FIFO データストローブと兼用端子となります。 16 P52/EFX K Nch オープンドレイン汎用入出力端子 IN 用 FIFO データ許可入力と兼用端子となります。 (続く) 6 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ 端子番号 端子名 回路形式 機 能 説 明 17 P53/A0/FFX K Nch オープンドレイン汎用入出力端子 パラレルインタフェースのデータセレクト入力 OUT 用 FIFO データ許可入力と兼用端子となります。 18 P54/CEX K Nch オープンドレイン汎用入出力端子 パラレルインタフェースのデバイスセレクト入力 と兼用端子となります。 19 RST I リセット端子。( 負論理 low レベルでリセット ) 20 MOD0 F 動作モード指定端子です。VSS に直結してください。 21 MOD1 F 動作モード指定端子です。VSS に直結してください。 22 X0 23 X1 A 水晶発振回路用の接続端子です。(6 MHz) 24 VSS ⎯ 電源端子 (GND) です。 25 P27 B CMOS 汎用出力端子 26 P26 B CMOS 汎用出力端子 27 P25 B CMOS 汎用出力端子 28 P24 B CMOS 汎用出力端子 29 P23 B CMOS 汎用出力端子 30 P22 B CMOS 汎用出力端子 31 P21 B CMOS 汎用出力端子 32 P20 B CMOS 汎用出力端子 33 P17 B CMOS 汎用入出力端子 34 P16 B CMOS 汎用入出力端子 35 P15 B CMOS 汎用入出力端子 36 P14 B CMOS 汎用入出力端子 37 P13 B CMOS 汎用入出力端子 38 P12 B CMOS 汎用入出力端子 39 P11 B CMOS 汎用入出力端子 40 P10 B CMOS 汎用入出力端子 41 P07 B CMOS 汎用入出力端子 42 P06 B CMOS 汎用入出力端子 43 P05 B CMOS 汎用入出力端子 44 P04 B CMOS 汎用入出力端子 45 P03 B CMOS 汎用入出力端子 46 P02 B CMOS 汎用入出力端子 47 P01 B CMOS 汎用入出力端子 48 P00 B CMOS 汎用入出力端子 49 VCC ⎯ 電源端子です。 50 C ⎯ 外部に 0.1 µF のキャパシタを接続します。3.3 V 電源で使用時は VCC 端子と 接続し , 3.3 V 入力にします。 51 RPVP USBDRV USB ルートポート+端子 52 RPVM USBDRV USB ルートポート−端子 (続く) DS07–12543–5 7 MB89580B/580BW シリーズ (続き) 端子番号 端子名 回路形式 53 P60/DI0 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。(LSB) 54 P61/DI1 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。 55 P62/DI2 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。 56 P63/DI3 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。 57 P64/DI4 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。 58 P65/DI5 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。 59 P66/DI6 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。 60 P67/DI7 F CMOS 汎用入力端子 (3.3 V 入力 ) 外部 FIFO データ入力と兼用端子となります。(MSB) 61 P40/D0/DO0 B CMOS 汎用入出力端子 パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 62 P41/D1/DO1 B CMOS 汎用入出力端子 パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 63 P42/D2/DO2 B CMOS 汎用入出力端子 パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 64 P43/D3/DO3 B CMOS 汎用入出力端子 パラレルインタフェース / 外部 FIFO データ出力と兼用端子となります。 8 機 能 説 明 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回 路 備 考 ・発振帰還抵抗 約 1 MΩ X1 A X0 スタンバイ制御信号 ・CMOS 入出力 R Pch プルアップ制御レジスタ Pch B Nch 入力 スタンバイ 制御信号 ・CMOS 入出力 ・ヒステリシス入力 R Pch プルアップ制御レジスタ Pch E Nch ポート入力 スタンバイ 制御信号 リソース入力 ・CMOS 入力 入力 F ・ヒステリシス入出力 ・プルアップ抵抗 R Pch I Nch 入力 (続く) DS07–12543–5 9 MB89580B/580BW シリーズ (続き) 分類 回 路 備 考 ・USB 入出力 + D 入力 D− 入力 D+ 差動入力 D− Full D+ 出力 USBDRV Full D− 出力 Low D+ 出力 Low D− 出力 方向 スピード ・Nch オープンドレイン入出力 R Pch プルアップ制御レジスタ K Nch スタンバイ 制御信号 10 入力 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ デバイスの取扱いについて 1. ラッチアップの防止 CMOS IC では , 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , また は VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合 , ラッチアップ現象が発生することがあります。 ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子が熱破壊する恐れがあります。使用に際して , 最大定格を超えることの ないよう十分注意してください。 アナログ系の電源投入時 , および切断時においてもアナログ入力は , デジタル電源 (VCC) を超えないように注意してく ださい。 2. 未使用入力端子の処理について 使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作およびラッチアップによる永久破壊の原因になることがあ ります。必ず , 2 kΩ 以上の抵抗を介して , プルアップまたはプルダウンの処置をしてください。 また使用していない入出力端子については , 出力状態にし解放とするか , 入力状態の場合は未使用時の入力端子と同じ 処理をしてください。 3. 電源電圧の変動 VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが , この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作 を生じることがありますので , IC への供給電圧はできるだけ安定化するように心がけてください。安定化の基準として , 商用周波数 (50 ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (P-P 値 ) は , 標準 VCC 値の 10%以下に , また電源の切替え時などの瞬時変 化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電圧変動を抑えることを推奨します。 DS07–12543–5 11 MB89580B/580BW シリーズ ■ ワンタイム PROM, EPROM マイコンの書込み仕様 MB89P585B/BW シリーズには , PROM モードがあり , 専用アダプタを使用することにより汎用の ROM ライタで書込み が可能です。ただし , エレクトロニックシグネチャモードは使用できませんのでご注意ください。 PROM モード時のメモリマップ 通常動作モード時 0000H (ROM ライタ上の対応アドレス ) I/O 0080H RAM 0480H 禁止 C000H 0000H プログラム領域 (PROM) プログラム領域 (PROM) FFFFH 12 3FFFH DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ ブロックダイヤグラム X0 X1 メインクロック発振回路 リセット出力 クロック 制御回路 パワーオン リセット回路 ( ウオッチ ドッグタイマ ) PLL 回路 RST 21 bit タイム ベースタイマ 8 bit PWM タイマ UART RPVM USB DRV RPVP P37/INT7/RDX P30/INT0/CLK P00 ∼ P07, P10 ∼ P17 P31/INT1 ∼ P35/INT5 クロック出力 外部割込み ( レベル ) P20 ∼ P27 CMOS In Port P36/INT6/WEX P40/D0/DO0 ∼ P43/D3/DO3 USB Function 回路 DMA CMOS I/O Port P50/OBF/IBFX/W SIO P44/UCK/D4/DO4 P45/UO/D5/DO5 CMOS Out Port P51/R P46/UI/PWM1/D6/DO6 P47/PWM2/D7/DO7 CMOS I/O Port 内 部 バ ス P60/DI0 ∼ P67/DI7 RAM 18 K / 1 K / 512 Byte F2MC - 8L CPU P53/FFX P54/CEX Nch I/O Port P52/EFX ROM 8 K / 16 KByte その他の端子 VSS DS07–12543–5 VCC MOD0 MOD1 C 13 MB89580B/580BW シリーズ ■ CPU コア 1. メモリ空間 MB89580B/BW シリーズのメモリ空間は 64 K バイトで , I/O 領域 , RAM 領域 , ROM 領域によって構成されます。メモリ 空間の中には汎用レジスタ , ベクタテーブルなど特定の用途に使用される領域があります。 ・I/O 領域 ( アドレス:0000H ∼ 007FH) 内蔵する周辺機能の制御レジスタ , データレジスタなどが割り当てられます。 I/O 領域はメモリ空間の一部に割り当てられているため , メモリと同様にアクセスできます。また , ダイレクトアドレシ ングによって , より高速にアクセスできます。 ・RAM 領域 内部データ領域としてスタティック RAM が内蔵されています。 内部 RAM 容量は品種によって異なります。 80H ∼ FFH までをダイレクトアドレシングによって高速にアクセスできます。 100H ∼ 1FFH までを汎用レジスタ領域として使用できます ( 品種によって使用可能な領域に制限があります ) 。 リセットにより RAM のデータは不定となります。 ・ROM 領域 内部プログラム領域として , ROM が内蔵されています。 内部 ROM 容量は品種によって異なります。 FFC0H ∼ FFFFH をベクタテーブルなどに使用します。 ・メモリマップ MB89585B MB89585BW MB89P585B MB89P585BW MB89583B MB89583BW 0000H 0080H I/O 0200H 0280H I/O 0080H RAM 512 バイト 0100H 0000H 0000H I/O 汎用 レジスタ MB89589B MB89P589B 0080H RAM 1 Kバイト 0100H 0200H RAM 18 Kバイト 0100H 汎用 レジスタ 0200H 汎用 レジスタ 0480H 4880H アクセス禁止 アクセス禁止 アクセス禁止 E000H C000H C000H FFC0H FFC0H FFC0H FFFFH FFFFH FFFFH ベクタテーブル ( リセット・割込み・ベクタコール命令 ) 14 ROM∗ 16 Kバイト ROM∗ 16 Kバイト ROM 8 Kバイト *:MB89P585B, MB89P585BW, MB89P589B では EPROM になります。 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ 2. レジスタ MB89580B/BW シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタと汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあります。専 用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) アキュムレータ (A) テンポラリアキュムレータ (T) インデックスレジスタ (IX) エクストラポインタ (EP) スタックポインタ (SP) プログラムステータス (PS) :16 ビット長 , 命令格納位置を示します。 :16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下 位側の 1 バイトを使用します。 :16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行ないます。8 ビットデータ処 理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 :16 ビット長 , インデックス修飾を行なうレジスタです。 :16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。 :16 ビット長 , スタック領域を示します。 :16 ビット長 , レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタ です。 16 ビット PC 初期値 FFFDH :プログラムカウンタ A :アキュムレータ 不定 T :テンポラリアキュムレータ 不定 IX :インデックスレジスタ 不定 EP :エクストラポインタ 不定 SP :スタックポインタ 不定 RP CCR :プログラムステータス I フラグ= 0, IL1, 0 = 11 他のビットは不定 PS さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP) , 下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR) と 分けることができます ( 下図参照 ) 。 RP PS bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10 bit9 R4 R3 R2 R1 R0 − − CCR bit8 − bit7 H bit6 I bit5 IL1 bit4 IL0 bit3 N bit2 Z bit1 V bit0 CCR 初期値 C X011XXXXB ハーフキャリフラグ 割込み許可フラグ 割込みレベルビット ネガティブフラグ ゼロフラグ オーバフローフラグ キャリーフラグ X:不定 DS07–12543–5 15 MB89580B/580BW シリーズ RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので , RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則 になっています。 汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 RP 上位 "0" 発生アドレス "0" "0" "0" "0" "0" A15 A14 A13 A12 A11 A10 "0" A9 "1" A8 R4 A7 R3 R2 A6 オペコード下位 R1 A5 A4 R0 A3 b2 A2 b1 b0 A1 A0 CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ :演算の結果 , bit3 から bit4 への繰上げや bit4 から bit3 への借越しが発生したとき “1” にセットされ , それ以 外のときは “0” にクリアされます。このフラグは 10 進補正命令用なので , 加減算以外の用途に使用しない でください。 I フラグ :このフラグが “1” のとき割込みを許可し , “0” のとき割込みを禁止します。リセット時に “0” になります。 IL1, 0 :現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった場合の み , 割込み処理を行ないます。 IL1 IL0 0 0 0 1 1 0 2 1 1 3 割込みレベル 1 強弱 強い 弱い=割込みなし N フラグ :演算の結果 , 最上位ビットが “1” のとき “1” にセットされ , “0” のときは “0” にクリアされます。 Z フラグ :演算の結果が , “0” であれば “1” にセットされ , それ以外のときは “0” にクリアされます。 V フラグ :演算の結果 , 2 の補数のオーバフローが発生したとき “1” にセットされ , 発生しなかったときは “0” にクリア されます。 C フラグ : 演算の結果 , bit7 からの繰上げ ( キャリー) や bit7 への借越し ( ボロー) が発生したとき “1” にセットされ , 発生しなかったときは “0” にクリアされます。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。 16 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。 ・汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り , MB89580B/BW シリーズでは全部で 16 バンクまで使用することができます。 現在使用しているバンクはレジスタバンクポインタ (RP) で示します。 レジスタバンク構成 ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 16 バンク メモリ領域 DS07–12543–5 17 MB89580B/580BW シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 00H PDR0 ポート 0 データレジスタ 01H DDR0 ポート 0 方向レジスタ 02H PDR1 ポート 1 データレジスタ 03H DDR1 ポート 1 方向レジスタ 04H PDR2 ポート 2 データレジスタ 05H 空き領域 06H 空き領域 書込み / 読出し 初期値 R/W XXXXXXXX W 00000000 R/W XXXXXXXX W 00000000 R/W 00000000 07H SYCC システムクロック制御レジスタ R/W XXX 1 1 X 0 0 08H STBC スタンバイ制御レジスタ R/W 0 0 0 1 XXXX 09H WDTC ウォッチドック制御レジスタ R/W 0 XXXXXXX 0AH TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W 0 0 XXX 0 0 0 空き領域 0BH 0CH PDR3 ポート 3 データレジスタ R/W XXXXXXXX 0DH DDR3 ポート 3 方向レジスタ R/W 00000000 0EH 空き領域 0FH 空き領域 10H PDR4 ポート 4 データレジスタ R/W XXXXXXXX 11H DDR4 ポート 4 方向レジスタ R/W 00000000 12H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W XXX 1 1 1 XX 13H DDR5 ポート 5 方向レジスタ R/W XXXXXX 0 0 14H PDR6 ポート 6 データレジスタ R/W XXXXXXXX 15H PDCR パラレルポートデータ制御レジスタ R/W XXX 0 0 0 0 0 空き領域 16H ∼ 20H 21H PURR0 ポート 0 プルアップオプション設定レジスタ R/W 11111111 22H PURR1 ポート 1 プルアップオプション設定レジスタ R/W 11111111 23H PURR2 ポート 2 プルアップオプション設定レジスタ R/W 11111111 24H PURR3 ポート 3 プルアップオプション設定レジスタ R/W 11111111 25H PURR4 ポート 4 プルアップオプション設定レジスタ R/W 11111111 26H PURR5 ポート 5 プルアップオプション設定レジスタ R/W XXX 1 1 1 1 1 27H CTR1 PWM 制御レジスタ 1 R/W 00000000 28H CTR2 PWM 制御レジスタ 2 R/W 000X0000 29H CTR3 PWM 制御レジスタ 3 R/W X 0 0 0 XXXX 2AH CMR1 PWM コンペアレジスタ 1 W XXXXXXXX 2BH CMR2 PWM コンペアレジスタ 2 W XXXXXXXX 2CH CKR クロック出力制御レジスタ R/W XXXXXXX 0 2DH SCS シリアルクロック切換えレジスタ R/W XXXXXXX 0 空き領域 2EH 2FH SMC1 シリアルモード制御レジスタ 1 R/W 00000000 30H SMC2 シリアルモード制御レジスタ 2 R/W 00000000 (続く) 18 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ アドレス レジスタ略称 31H SSD 32H SIDR/SODR 33H SRC 書込み / 読出し 初期値 R 0 0 0 0 1 XXX シリアルインプット / シリアルアウトプット データレジスタ R/W XXXXXXXX シリアルレート制御レジスタ R/W XXXXXXXX レジスタ名称 シリアルステータス & 制御レジスタ 空き領域 34H ∼ 3BH 3CH EIE 外部割込み制御レジスタ R/W 00000000 3DH EIF 外部割込みフラグレジスタ R/W XXXXXXX 0 R/W XXXXXXX 0 空き領域 3EH ∼ 3FH 40H DMDR USB 電源モードレジスタ 空き領域 41H ∼ 4EH 4FH DBARH DMA ベースアドレスレジスタ上位 R/W 0 0 0 0 0 0 XX 50H UMDR USB リセットモードレジスタ R/W 1 0 0 0 XX 0 0 51H DBAR DMA ベースアドレスレジスタ R/W XXXXXXXX 52H TDCR0 転送データカウントレジスタ 0 R/W X0000000 53H TDCR11 転送データカウントレジスタ 11 R/W 00000000 54H TDCR12 転送データカウントレジスタ 12 R/W XXXXXX 0 0 55H TDCR21 転送データカウントレジスタ 21 R/W 00000000 56H TDCR22 転送データカウントレジスタ 22 R/W XXXXXX 0 0 57H TDCR3 転送データカウントレジスタ 3 R/W X0000000 58H UCTR USB コントロールレジスタ R/W 00000000 59H USTR1 USB ステータスレジスタ 1 R/W 00000000 5AH USTR2 USB ステータスレジスタ 2 R XXXXXX 0 0 5BH UMSKR USB 割込みマスクレジスタ R/W 00000000 5CH UFRMR1 USB フレームステータスレジスタ 1 R XXXXXXXX 5DH UFRMR2 USB フレームステータスレジスタ 2 R XXXXXXXX 5EH EPER USB エンドポイントイネーブルレジスタ R/W XXXX 0 0 0 1 5FH EPBR0 エンドポイント 0 セットアップレジスタ R/W X0000000 60H EPBR11 エンドポイントセットアップレジスタ 11 R/W 0X000000 61H EPBR12 エンドポイントセットアップレジスタ 12 R/W 00000000 62H EPBR21 エンドポイントセットアップレジスタ 21 R/W 0X000000 63H EPBR22 エンドポイントセットアップレジスタ 22 R/W 00000000 64H EPBR31 エンドポイントセットアップレジスタ 31 R/W XX 0 0 0 0 XX 65H EPBR32 エンドポイントセットアップレジスタ 32 R/W X0000000 66H ∼ 7BH 空き領域 (続く) DS07–12543–5 19 MB89580B/580BW シリーズ (続き) 書込み / 読出し 初期値 割込みレベル設定レジスタ 1 W 11111111 ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 W 11111111 ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 W 11111111 アドレス レジスタ略称 7CH ILR1 7DH 7EH レジスタ名称 7FH 空き領域 ・ 書込み / 読込みについての説明 R/W:リード・ライト可 , R:リードオンリー, W:ライトオンリー ・ 初期値についての説明 0:このビットの初期値は “0” です。1:このビットの初期値は “1” です。X:このビットの初期値は不定です。 (注意事項)空き領域は使用しないでください。 20 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 (VSS = 0 V) 項 目 記 号 定 格 値 単 位 備 考 最 小 最 大 VSS − 0.3 VSS + 6.0 V VSS − 0.3 VCC + 0.3 V P60∼P67 以外 VSS − 0.5 VSS + 4.0 V P60∼P67 VO VSS − 0.3 VCC + 0.3 V “L” レベル平均出力電流 IOLAV ⎯ 4 mA “L” レベル最大総出力電流 ΣIOL ⎯ 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 40 mA “H” レベル最大出力電流 IOH ⎯ − 15 mA “H” レベル平均出力電流 IOHAV ⎯ −4 mA “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 50 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 20 mA 消費電力 PD ⎯ 300 mW 動作温度 TA − 40 + 85 °C 保存温度 Tstg − 55 + 150 °C 電源電圧 VCC 入力電圧 VI 出力電圧 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 DS07–12543–5 21 MB89580B/580BW シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = 0 V) 項 目 規 格 値 記 号 最 小 標 準 最 大 単位 備 考 電源電圧 VCC 3.0 ⎯ 5.5 V 動作温度 TA − 40 ⎯ + 85 °C 平滑コンデンサ CS 0.1 ⎯ 1.0 µF VCC = 5.0 V 時* シリーズ抵抗 RS ⎯ 16 ⎯ Ω USB ファンクション使用時 *:セラミックコンデンサ , または同程度の周波数特性のコンデンサを使用してください。VCC 端子の平滑コンデンサは CS よりも大きい容量値のものを使用してください。また , 3.3 V 電源で使用する場合は , C 端子を VCC と接続し , 3.3 V 入力するようにしてください。 ・C, RPVP, RPVM 端子接続図 RS RPVP RS RPVM C CS 22 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ 5.5 動作電圧 VCC (V) 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 12.5 13.0 10.0 11.0 12.0 CPU 動作周波数 (FCH MHz) ( インストラクションサイクル= 4 / FCH の時 ) 4.0 2.0 0.8 0.4 0.33 0.32 最小命令実行時間 ( インストラクションサイクル ) (µs) ただし , FCH =クロック周波数 (Fc) × 2 USB 使用時の注意事項:USB 使用時のクロック周波数 (FC) は,6 MHz 固定としてください。 ( その時の CPU 動作周波数 (FCH) は 12 MHz となります。) また,メインクロックギア速度は 4/FCH に設定してください。 図 1 動作電圧−動作周波数 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–12543–5 23 MB89580B/580BW シリーズ 3. 直流規格 (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 条 件 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50 ∼ P54, MOD0, MOD1 VIHS 標 準 最 大 ⎯ 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V RST, INT0 ∼ INT7, UCK, UI ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIH1 P60 ∼ P67 ⎯ VSS + 2.0 ⎯ VSS + 3.6 V VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50 ∼ P54, MOD0, MOD1 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V VILS RST, INT0 ∼ INT7, UCK, UI ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V VIL1 P60 ∼ P67 ⎯ VSS − 0.5 ⎯ VSS + 0.8 V VD1 P52 ∼ P54 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V VOH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50, P51 IOH =− 2.0 mA 4.0 ⎯ ⎯ V VOL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50 ∼ P54, RST IOL = 4.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V ILI P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50, P51, P60 ∼ P67 0.0 < VI < VCC −5 ⎯ +5 µA ⎯ ⎯ +5 µA “L” レベル 入力電圧 “H” レベル 出力電圧 “L” レベル 出力電圧 入力リーク電流 (Hi-Z 出力リーク 電流 ) オープンドレイン 出力リーク電流 単位 最 小 “H” レベル 入力電圧 オープンドレイン 出力印加電圧 規 格 値 ILIOD P52 ∼ P54 0.0 < VI < VSS + 5.5 備 考 プルアップ抵抗 なし指定時 (続く) 24 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ (続き) (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 プルアップ抵抗値 RPULL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, P40 ∼ P47, P50 ∼ P54, RST 最 小 標 準 最 大 25 50 100 単位 備 考 kΩ プルアップ抵抗 あり指定時 RST は除く FCH = 12.0 MHz VCC = 5.0 V tinst = 0.333 µs ⎯ 25 38 mA ICCS1 FCH = 12.0 MHz VCC = 5.0 V tinst = 0.333 µs ⎯ 20 30 mA スリープモード ICCH TA = 25 °C ⎯ 5 20 µA ストップ f = 1 MHz ⎯ 10 ⎯ pF 電源電流 DS07–12543–5 VI = 0.0 V 規 格 値 MB89P585B/BW, MB89585B/BW, MB89583B/BW MB89P589B, MB89589B ICC 入力容量 条 件 VCC CIN VCC, VSS 以外 25 MB89580B/580BW シリーズ 4. 交流規格 (1) リセットタイミング (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記 号 条 件 tZLZH ⎯ RST“L” パルス幅 規 格 値 最 小 最 大 48 tHCLY ⎯ 単 位 備 考 ns (注意事項):tHCLY は内部メインクロックの発振周期です。(1 / 2 FC) tZLZH RST 0.2 VCC 0.2 VCC (2) パワーオンリセット , 電源投入時間 (VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記 号 条 件 tR tOFF 電源立上り時間 電源断時間 規 格 値 単 位 最 小 最 大 ⎯ 0.066 50 ms ⎯ 4 ⎯ ns 備考 繰返し動作のため (注意事項):選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。 また , 動作中に電源電圧を変化させる場合は , 電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨いたします。 tR tOFF 3.5 V VCC 0.2 V 26 0.2 V 0.2 V DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ (3) クロックタイミング (VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 クロック周波数 FC X0, X1 クロック サイクルタイム tXCYL X0, X1 内部メインクロック 周波数 FCH 内部クロック周期 tHCYL 条 件 規 格 値 単位 最 小 標 準 最 大 1 6 6.25 MHz 160 166.6 1000 ns ⎯ 2 12 12.5 MHz ⎯ 80 83.3 500 ns 備考 ⎯ FC の 2 逓倍 tXCYL/2 USB 使用時の注意事項:USB 使用時のクロック周波数 (FC) は,6 MHz 固定としてください ( その時の CPU 動作周波数 (FCH) は 12 MHz となります ) 。 また,メインクロックギア速度は 4/FCH に設定してください。 ・X0, X1 タイミングおよび印加条件 tXCYL X0 0.2 VCC 0.2 VCC ・クロック印加条件 水晶振動子使用時 X0 X1 C2 C1 (4) インストラクションサイクル (VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 インストラクションサイクル ( 最小命令実行時間 ) DS07–12543–5 記 号 規 格 値 単 位 tinst 4 / FCH, 8 / FCH, 16 / FCH, 64 / FCH µs 備 考 FCH = 12 MHz 動作時 tinst = 0.33 µs (4 / FCH) 27 MB89580B/580BW シリーズ (5) UART シリアル I/O タイミング (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端 子 名 シリアルクロック サイクルタイム tSCYC UCK UCK ↓→ UO tSLOV UCK, UO 有効 UI → UCK ↑ tIVSH UI, UCK UCK ↑→有効 UI ホールド時間 tSHIX UCK, UI シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH UCK ↓→ UO 時間 tSLOV UCK, UO 有効 UI → UCK ↑ tIVSH UCK ↑→有効 UI ホールド時間 tSHIX 規 格 値 条 件 単位 備 考 最 小 最 大 2 tinst * ⎯ µs − 200 200 ns 200 ⎯ ns 200 ⎯ ns 1 tinst * ⎯ µs 1 tinst * ⎯ µs 0 200 ns UI, UCK 200 ⎯ ns UCK, UI 200 ⎯ ns 内部 クロック動作 UCK 外部 クロック動作 *:tinst については , 「インストラクションサイクル」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC UCK 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLOV 2.4 V 0.8 V UO tIVSH tSHIX 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC UI ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL UCK 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tSLOV UO 2.4 V 0.8 V tIVSH UI 28 0.8 VCC 0.2 VCC tSHIX 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ (6) 周辺入力タイミング (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 周辺入力 “H” レベル パルス幅 1 tILIH1 周辺入力 “L” レベル パルス幅 1 tIHIL1 端 子 名 条 件 規 格 値 単位 最 小 最 大 ⎯ 2 tinst * ⎯ µs ⎯ 2 tinst * ⎯ µs 備 考 INT0 ∼ INT7 *:tinst については , 「インストラクションサイクル」を参照してください。 tIHIL1 INT0 ∼ INT7 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–12543–5 tILIH1 0.8 VCC 0.2 VCC 29 MB89580B/580BW シリーズ (7) パラレルポートタイミング (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項 目 記号 端子名 条 件 IBFX ↑→ WEX ↓タイミング tIHWL IBFX WEX CEX ↓ → WEX ↓遅延 tCLWL WEX ↑→ CEX ↑遅延 規 格 値 単位 最 小 最 大 ⎯ 1/2 × tinst ⎯ µs CEX WEX ⎯ 0 ⎯ ns tWHCH CEX WEX ⎯ 0 ⎯ ns WEX パルス幅 tWLWH WEX ⎯ 40 ⎯ ns 書込みデータセットアップ tDVWH D0∼D7 WEX ⎯ 10 ⎯ ns 書込みデータホールド tWHDX D0∼D7 WEX ⎯ 10 ⎯ ns 書込みアドレスセットアップ tAVWH A0 WEX ⎯ 10 ⎯ ns 書込みアドレスホールド tWHAX A0 WEX ⎯ 10 ⎯ ns OBF ↑→ RDX ↓タイミング tOHRL OBF RDX ⎯ 1/2 × tinst ⎯ µs CEX ↓ → RDX ↓遅延 tCLRL CEX RDX ⎯ 0 ⎯ ns RDX ↑→ CEX ↑遅延 tRHCH CEX RDX ⎯ 0 ⎯ ns RDX パルス幅 tRLRH RDX ⎯ 40 ⎯ ns 読出しデータ遅延 tRLDV D0∼D7 RDX ⎯ ⎯ 15 ns 読出しデータホールド tRHDX D0∼D7 RDX ⎯ 0 ⎯ ns 読出しアドレスセットアップ tAVRL A0 RDX ⎯ 10 ⎯ ns 読出しアドレスホールド tRHAX A0 RDX ⎯ 10 ⎯ ns 30 備 考 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ・書込みタイミング IBFX tIHWL CEX tCLWL tWHCH WEX tWLWH D0∼D7 tDVWH tWHDX tAVWH tWHAX A0 ・読出しタイミング OBF tOHRL CEX tCLRL tRHCH RDX tRLRH D0∼D7 tRLDV tRHDX A0 tAVRL DS07–12543–5 tRHAX 31 MB89580B/580BW シリーズ (8) 外部 FIFO 接続タイミング (VCC = 5.0 V, VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C, FC = 6 MHz) 項 目 記号 端子名 条 件 FIFO エンプティ解除 タイミング tEFXH EFX FIFO エンプティタイミング tEFXL EFX, R リードリサイクルタイム tRSCY リードクロック “H” パルス幅 tRHWD 有効 DI → R ↓ セットアップ時間 tDISP 単位 備 考 ⎯ ns PKEND 前の 解除は禁止 0 360 ns ⎯ 645 ⎯ ns ⎯ 145 ⎯ ns ∼ DI0, ⎯ 50 ⎯ ns ⎯ 0 ⎯ ns R DI7 規 格 値 最 小 最 大 リセット後 , 最初の解除 を除く 0 ⎯ R ↓→有効 DI ホールド時間 tDIHD R FIFO フル解除タイミング tFFXH FFX ⎯ 0 ⎯ ns FIFO フルタイミング tFFXL FFX, W ⎯ 0 360 ns ライトリサイクルタイム tWSCY ⎯ 645 ⎯ ns ライトクロック “H” パルス幅 tWHWD ⎯ 145 ⎯ ns 有効 DO → W ↑セットアップ時間 tDOSP ⎯ 200 ns W ↓→有効 DO ホールド時間 tDOHD ⎯ 40 ns 32 W DO7 ∼ DO0, W PKEND 前の 解除は禁止 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ・外部 FIFO からのデータリード tEFXH PKEND 0.7 VCC EFX (P52) 0.3 VCC tEFXL tRSYC 2.4 V 2.4 V R (P51) 0.8 V 0.8 V tRHWD tDISP tDIHD DI7 ∼ DI0 2.0 V Valid 0.8 V Invalid Invalid Valid Invalid ・外部 FIFO へのデータライト PKEND tFFXH 0.7 VCC FFX (P53) 0.3 VCC tWSCY W (P50) tFFXL 2.4 V 2.4 V 0.8 V tWHWD DO7 ∼ DO0 DS07–12543–5 0.8 V tDOSP tDOHD 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V 33 MB89580B/580BW シリーズ ■ オーダ型格 型 格 パ ッ ケ ー ジ MB89589BPMC MB89P589BPMC プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) MB89583BPMC1 MB89585BPMC1 MB89P585BPMC1 MB89583BWPMC1 MB89585BWPMC1 MB89P585BWPMC1 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) 34 備 考 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) リードピッチ 0.50 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 10.0 × 10.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm MAX 質量 0.32 g コード(参考) P-LFQFP64-10×10-0.50 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M24) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 12.00±0.20(.472±.008)SQ * 10.00±0.10(.394±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.006±.002) 33 49 32 Details of "A" part 0.08(.003) +0.20 1.50 –0.10 +.008 .059 –.004 INDEX 64 0˚~8˚ 17 (Mounting height) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) "A" LEAD No. 1 16 0.50(.020) 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) M ©2005-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64036S-c-1-2 C 2005 FUJITSU LIMITED F64036S-c-1-1 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12543–5 35 MB89580B/580BW シリーズ (続き) プラスチック・LQFP, 64 ピン リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX コード(参考) P-LFQFP64-12×12-0.65 (FPT-64P-M23) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.0057±.0022) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8˚ 64 17 1 "A" 16 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64034S-c-1-2 C 2003 FUJITSU LIMITED F64034S-c-1-1 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ 36 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 変更内容 ⎯ ⎯ パッケージ変更 FPT-64P-M03 → FPT-64P-M24 ⎯ ⎯ パッケージ変更 FPT-64P-M09 → FPT-64P-M23 9 ■ 入出力回路形式 12 ■ ワンタイム PROM, EPROM マイコンの 「1. ROM ライタ用アダプタと推奨 ROM ライタ」 書込み仕様 「3. EPROM への書込み方法(安藤電機 ( 株 ) 製ライタの場合」 の項目を削除。 ■ オーダ型格 オーダ型格を変更 MB89583BPFV → MB89583BPMC1 MB89583BWPFV → MB89583BWPMC1 MB89585BPFV → MB89585BPMC1 MB89585BWPFV → MB89585BWPMC1 MB89589BPFM → MB89589BPMC MB89P585BPFV → MB89P585BPMC1 MB89P585BWPFV → MB89P585BWPMC1 MB89P589BPFM → MB89P589BPMC ■ パッケージ・外形寸法図 パッケージ図変更 FPT-64P-M03 → FPT-64P-M24 34 35 分類 A の回路図を変更 36 DS07–12543–5 パッケージ図変更 FPT-64P-M09 → FPT-64P-M23 37 MB89580B/580BW シリーズ MEMO 38 DS07–12543–5 MB89580B/580BW シリーズ MEMO DS07–12543–5 39 MB89580B/BW シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 ビジネス推進部