本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–12531–4 マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル CMOS ® MB89630R シリーズ MB89635R/636R/637R/P637/PV630 ■ 概要 MB89630R シリーズは , ASIC(Application Specific IC) 対応が可能なオリジナル 8 ビット・ワンチップマイクロコントロー ラである F2MC*-8L シリーズの汎用品の一つとして開発された製品です。 MB89630R シリーズは , コンパクトな命令体系に加えて , 2 系統クロック制御 , 5 段階の動作速度制御 , UART, タイマ , PWM タイマ , シリアルインタフェース , A/D コンバータ , 外部割込み , 時計プリスケーラなどの豊富な周辺機能を内蔵し ています。 *:F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。 ■ 特長 ・低電圧での高速動作が可能 最小命令実行時間:0.4 μs / 3.5 V, 0.8 μs / 2.7 V ・F2MC-8L シリーズ CPU コア 乗除算命令 コントローラに最適な命令体系 16 ビット演算 命令テスト&ブランチ命令 ビット操作命令など ・ 5 系統のタイマ 8 ビット PWM タイマ 1( リロードタイマとしても PWM としても使用可能 ) 8 ビット PWM タイマ 2( リロードタイマとしても PWM としても使用可能 ) 8 ビット パルス幅カウントタイマ ( 連続測定可 , リモコンなどにも応用可能 ) 16 ビット タイマ / カウンタ 21 ビット タイムベースカウンタ (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©1998-2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2009.5 MB89630R シリーズ (続き) ・UART CLK 同期 /CLK 非同期 (6, 7, 8 ビット長 ) で使用可能 ・シリアル IF 転送方向が選べるため , 様々な機器と通信可能 ・A/D コンバータ 10 ビット分解能 外部入力による起動可能 ・外部割込み 4 ch 4 ch が独立して低消費電力モード解除に使用可能 ( エッジ検出機能あり ) ・低消費電力モード ストップモード ( 発振を停止するため電流消費がほとんどない ) スリープモード (CPU を停止するため消費電流は通常の約 1/3 に ) サブモード 時計モード ・バスインタフェース機能 HOLD, READY 機能あり 2 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ ■ 品種構成 品名 MB89635R MB89636R MB89637R MB89P637 M89PV630 ワンタイム品 ピギ / エバ品 評価・開発用 項目 分類 量産品 ( マスク ROM 品 ) 16 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) 24 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) 32 K × 8 ビット ( 内蔵 ROM) 32 K × 8 ビット ( 内蔵 PROM, 汎用ライタ 書込み可 ) 32 K × 8 ビット ( 外付け ROM) 512 × 8 ビット 768 × 8 ビット 1024 × 8 ビット 1024 × 8 ビット 1024 × 8 ビット ROM 容量 RAM 容量 CPU 機能 ポート 基本命令数 命令ビット長 命令長 データビット長 最小命令実行時間 割込み処理時間 :136 命令 :8 ビット :1 ∼ 3 バイト :1, 8, 16 ビット長 :0.4μs / 10 MHz, 61μs / 32.768 kHz :3.6μs / 10 MHz ∼ 57.6μs / 10 MHz, 562.5μs / 32.768 kHz 入力ポート 出力ポート (Nch オープンドレイン ) 入出力ポート (Nch オープンドレイン ) 出力ポート (CMOS) 入出力ポート (CMOS) 合計 :5 本 (5 本はリソースと兼用 ) :8 本 (8 本はリソースと兼用 ) :4 本 (4 本はリソースと兼用 ) :8 本 (8 本はバス制御端子と兼用 ) :28 本 (27 本はバス端子 , リソースと兼用 ) :53 本 時計用タイマ 21 ビット× 1( 高速時 ) / 15 ビット× 1(32.768 kHz 時 ) PWM タイマ 8 ビットリロードタイマ動作 ( トグル出力可 , 動作クロック周期 0.4μs ∼ 3.3 ms) × 2 ch 7 / 8 ビット分解能 PWM 動作 ( 変換周期 51.2μs ∼ 839 ms) × 2 ch パルス幅 カウントタイマ タイマカウンタ シリアル I/O UART A/D コンバータ 外部割込み スタンバイモード プロセス 8 ビットタイマ動作 ( オーバフロー出力可 , 動作クロック周期 0.4μs ∼ 12.8μs) 8 ビットリロードタイマ動作 ( トグル出力可 , 動作クロック周期 0.4μs ∼ 12.8μs) 8 ビットパルス幅測定動作 ( 連続測定可 , “H” 幅 / “L” 幅 / ↑から↑ / ↓から↓の測定が可能 ) 16 ビットタイマ動作 ( 動作クロック周期 0.4μs) 16 ビットイベントカウンタ動作 ( 立上り / 立下り / 両エッジ選択可 ) 8 ビット長 LSB ファースト / MSB ファースト選択可 転送クロック ( 外部 , 0.8μs, 3.2μs, 12.8μs) 2 系統の入出力をソフト切換えで使用可 転送データ長 (6, 7, 8 ビット ) 転送レート (300 ∼ 62500 bps[原振周波数:10 MHz]) 10 ビット精度× 8 チャネル A/D 変換モード ( 変換時間 13.2μs) センスモード ( 変換時間 7.2μs) 外部起動または内部タイマによる連続起動可 4 チャネル独立 ( エッジ選択 , 割込みベクタ , 要因フラグ ) 立上り / 立下り選択可 ストップ / スリープからの解除にも使用 ( ストップモードでもエッジ検出可 ) スリープモード , ストップモード , 時計モード , サブモード CMOS (続く) DS07–12531–4 3 MB89630R シリーズ (続き) 品名 MB89635R MB89636R MB89637R MB89P637 M89PV630 項目 動作電圧* 2.2 V ∼ 6.0 V 2.7 V ∼ 6.0 V MBM27C256A-20CZ MBM27C256A-20TV 使用 EPROM * : 使用周波数などの条件によって異なります (「■電気的特性」参照 )。 MB89PV630 の場合 , 使用する EPROM の制限により異なります。 ■ パッケージと品種対応 パッケージ MB89635R MB89636R MB89637R MB89P637 M89PV630 DIP-64P-M01 ○ ○ ○ × FPT-64P-M06 ○ ○ ○ × FPT-64P-M23 ○ ○ × × MQP-64C-P01 × × × ○ MDP-64C-P02 × × × ○ ○:あり ×:なし (注意事項) 各パッケージの詳細は , 「■パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 ■ 品種間の相違点 1. メモリ空間 ピギ品などで評価する際には , 実際に使用する品種との相違をよく確認のうえ , 評価してください。特に , 以下の点にご 注意願います。 ・MB89P637 では , プログラム ROM 領域は 8000 H 番地からでなく 8007 H 番地からとなります (MB89P637 では , 8000 H ∼ 8006 H 番地をリードするとオプション設定データが読めます。MB89PV630/MB89637R では , 8000 H ∼ 8006 H 番地もプログラム ROM として使用できますが , MB89P637 との互換性を保つため使用しないでくだ さい )。 ・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。 ・外部領域を使用している場合。 2. 消費電流 ・MB89PV630 では背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。 ・低速で動作させた場合には , OTPROM(EPROM) 搭載品種の消費電流はマスク ROM 搭載品種より多くなります。 ただし , スリープ / ストップモードの消費電流は同等となります ( 詳細は 「■電気的特性」 , 「■特性例」 , を参照してくだ さい )。 4 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 3. マスクオプション オプションで選択できる機能 , オプションの指定方法は品種により異なります。 本書に記載してある「■マスクオプション一覧表」で確認のうえご使用ください。 特に , 以下の点にご注意願います。 ・P50 ∼ P53 のプルアップ抵抗は MB89P637 では設定できません。 ・MB89PV630 ではオプションは固定となります。 4. MB89630 シリーズと MB89630R シリーズの相違点 ・メモリアクセス領域 MB89635 と MB89635R, MB89637 と MB89637R のメモリアクセス領域に相違点はありません。 MB89636 と MB89636R では外バスモードを使用したときに , 下記のようにアクセス領域が異なります。 メモリ空間 アドレス MB89636 MB89636R 0000 H ∼ 007F H I/O 領域 I/O 領域 0080 H ∼ 037F H RAM 領域 RAM 領域 0380 H ∼ 047F H アクセス禁止 0480 H ∼ 7FFF H 外部領域 外部領域 8000 H ∼ 9FFF H アクセス禁止 A000 H ∼ FFFF H ROM 領域 ROM 領域 ・その他の仕様 MB89635R/636R/637R は , MB89630 シリーズと同等です。 ・電気規格 / 特性 MB89635R/636R/637R とも電気規格は , MB89630 シリーズと同等です。 特性的には , MB89630 シリーズとほぼ同等です。 ■ MB89630 シリーズと MB89630R シリーズの対応一覧表 ・MB89630R シリーズは , MB89630 シリーズのリダクション版です。 ・MB89630 シリーズと MB89630R シリーズの品種構成は , 以下のようになります。 MB89630 シリーズ MB89630R シリーズ DS07–12531–4 MB89635 MB89636 MB89637 MB89635R MB89636R MB89637R MB89P637 M89PV630 5 MB89630R シリーズ ■ 端子配列図 ( TOP VIEW ) P31/UO1 P30/UCK1 P43/PTO1 P42/UI2 P41/UO2 P40/UCK2 P53/PTO2 P52 P51/BZ P50/ADST P60/AN0 P61/AN1 P62/AN2 P63/AN3 P64/AN4 P65/AN5 P66/AN6 P67/AN7 AV CC AV R AV SS P74/EC P73/INT3 P72/INT2 P71/INT1/X0A* P70/INT0/X1A* RST MOD0 MOD1 X0 X1 V SS 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 V PP A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O1 O2 O3 V SS 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 点線内は 43 MB89PV630 のみ 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 V CC A14 A13 A8 A9 A11 OE A10 CE O8 O7 O6 O5 O4 V CC P32/UI1 P33/SCK1 P34/SO1 P35/SI1 P36/PWC P37/WTO V SS P00/AD0 P01/AD1 P02/AD2 P03/AD3 P04/AD4 P05/AD5 P06/AD6 P07/AD7 P10/A08 P11/A09 P12/A10 P13/A11 P14/A12 P15/A13 P16/A14 P17/A15 P20/BUFC P21/HAK P22/HRQ P23/RDY P24/CLK P25/WR P26/RD P27/ALE ( DIP-64P-M01 ) ( MDP-64C-P02 ) * :2 系統クロック選択時 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 P52 P53/PTO2 P40/UCK2 P41/UO2 P42/UI2 P43/PTO1 P30/UCK1 P31/UO1 V CC P32/UI1 P33/SCK1 P34/SO1 P35/SI1 P36/PWC P37/WTO V SS ( TOP VIEW ) 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 P00/AD0 P01/AD1 P02/AD2 P03/AD3 P04/AD4 P05/AD5 P06/AD6 P07/AD7 P10/A08 P11/A09 P12/A10 P13/A11 P14/A12 P15/A13 P16/A14 P17/A15 P71/INT1/X0A* P70/INT0/X1A* RST MOD0 MOD1 X0 X1 V SS P27/ALE P26/RD P25/WR P24/CLK P23/RDY P22/HRQ P21/HAK P20/BUFC 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 P51/BZ P50/ADST P60/AN0 P61/AN1 P62/AN2 P63/AN3 P64/AN4 P65/AN5 P66/AN6 P67/AN7 AV CC AV R AV SS P74/EC P73/INT3 P72/INT2 ( FPT-64P-M23 ) 6 * :2 系統クロック選択時 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 P53/PTO2 P40/UCK2 P41/UO2 P42/UI2 P43/PTO1 P30/UCK1 P31/UO1 V CC P32/UI1 P33/SCK1 P34/SO1 P35/SI1 P36/PWC ( TOP VIEW ) 84 83 82 81 80 79 78 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 85 86 87 88 89 90 91 92 93 77 76 75 74 73 72 71 70 69 94 95 96 65 66 67 68 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 点線内は MB89PV630 のみ P37/WTO V SS P00/AD0 P01/AD1 P02/AD2 P03/AD3 P04/AD4 P05/AD5 P06/AD6 P07/AD7 P10/A08 P11/A09 P12/A10 P13/A11 P14/A12 P15/A13 P16/A14 P17/A15 P20/BUFC RST MOD0 MOD1 X0 X1 V SS P27/ALE P26/RD P25/WR P24/CLK P23/RDY P22/HRQ P21/HAK 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 P52 P51/BZ P50/ADST P60/AN0 P61/AN1 P62/AN2 P63/AN3 P64/AN4 P65/AN5 P66/AN6 P67/AN7 AV CC AV R AV SS P74/EC P73/INT3 P72/INT2 P71/INT1/X0A* P70/INT0/X1A* ( FPT-64P-M06 ) ( MQP-64C-P01 ) * :2 系統クロック選択時 ・パッケージ上側の端子配列 (MB89PV630 のみ ) 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 65 N.C. 73 A2 81 N.C. 89 OE 66 VPP 74 A1 82 O4 90 N.C. 67 A12 75 A0 83 O5 91 A11 68 A7 76 N.C. 84 O6 92 A9 69 A6 77 O1 85 O7 93 A8 70 A5 78 O2 86 O8 94 A13 71 A4 79 O3 87 CE 95 A14 72 A3 80 VSS 88 A10 96 VCC N.C.:内部接続がありますので使用しないでください。 DS07–12531–4 7 MB89630R シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 *1 QFP2 * 3 QFP1 * 4 MQFP * 5 30 22 23 X0 31 23 24 X1 28 20 21 MOD0 29 21 22 MOD1 27 19 20 56 ∼ 49 48 ∼ 41 48 ∼ 41 回路形式 機能説明 A 水晶発振用端子です。 D 動作モード指定入力端子です。 VCC または VSS に直結してください。 RST C リセット入出力端子です。プルアップ抵抗付き Nch オープ ンドレイン出力とヒステリシス入力になっています。 内部の要因により端子から “L” を出力します。 また , “L” の入力によっても内部回路が初期化されます。 49 ∼ 42 P00/AD0 ∼ P07/AD7 F 汎用の入出力ポートです。 外部バス使用時は , アドレス下位出力 / データ入出力のマ ルチプレックス端子となります。 40 ∼ 33 41 ∼ 34 P10/A08 ∼ P17/A15 F 汎用の入出力ポートです。 外部バス使用時は , アドレス上位出力端子となります。 40 32 33 P20/BUFC H 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は BCTR の設定により , バッファ制御出力 としても使用できます。 39 31 32 P21/HAK H 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は BCTR の設定により , ホールドアクノ リッジとしても使用できます。 38 30 31 P22/HRQ F 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は BCTR の設定により , ホールド要求入力 としても使用できます。 37 29 30 P23/RDY F 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は , レディ入力となります。 36 28 29 P24/CLK H 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は , クロック出力となります。 35 27 28 P25/WR H 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は , ライト信号出力となります。 34 26 27 P26/RD H 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は , リード信号出力となります。 33 25 26 P27/ALE H 汎用の出力専用ポートです。 外部バス使用時は , アドレスラッチ信号出力となります。 2 58 59 P30/UCK1 G 汎用の入出力ポートです。 UART のクロック入出力端子 1 と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 1 57 58 P31/UO1 F 汎用の入出力ポートです。 UART のデータ出力端子 1 と兼用しています。 63 55 56 P32/UI1 G 汎用の入出力ポートです。 UART のデータ入力端子 1 と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 * 1: DIP-64P-M01 * 2: MDP-64C-P02 * 3: FPT-64P-M23 8 端子名 SH-DIP MDIP * 2 * 4: FPT-64P-M06 * 5: MQP-64C-P01 ( 続く ) DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 端子番号 *1 端子名 回路形式 機能説明 SH-DIP MDIP * 2 QFP2 * 3 QFP1 * 4 MQFP * 5 62 54 55 P33/SCK1 G 汎用の入出力ポートです。 シリアル I/O のデータ入力端子と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 61 53 54 P34/SO1 F 汎用の入出力ポートです。 シリアル I/O のデータ出力端子と兼用しています。 60 52 53 P35/SI1 G 汎用の入出力ポートです。 シリアル I/O のデータ入力端子と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 59 51 52 P36/PWC G 汎用の入出力ポートです。 8 ビットパルス幅カウンタの被測定パルス入力端子と兼用 しています。 ヒステリシス入力です。 58 50 51 P37/WTO F 汎用の入出力ポートです。 8 ビットパルス幅カウンタのトグル出力端子と兼用してい ます。 6 62 63 P40/UCK2 G 汎用の入出力ポートです。 UART のクロック入出力端子 2 と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 5 61 62 P41/UO2 F 汎用の入出力ポートです。 UART のデータ出力端子 2 と兼用しています。 4 60 61 P42/UI2 G 汎用の入出力ポートです。 UART のデータ入力端子 2 と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 3 59 60 P43/PTO1 F 汎用の入出力ポートです。 8 ビット PWM タイマのトグル出力端子と兼用しています。 10 2 3 P50/ADST K 汎用の入出力ポートです。 A/D コンバータの外部起動端子と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 9 1 2 P51/BZ J 汎用の入出力ポートです。 ブザー出力端子と兼用しています。 8 64 1 P52 J 汎用の入出力ポートです。 7 63 64 P53/PTO2 J 汎用の入出力ポートです。 8 ビット PWM タイマのトグル出力端子と兼用しています。 11 ∼ 18 3 ∼ 10 4 ∼ 11 P60/AN0 ∼ P67/AN7 I Nch オープンドレインの出力専用ポートです。 A/D コンバータのアナログ入力端子と兼用しています。 26, 25 18, 17 19, 18 P70/INT0/ X1A, P71/INT1/ X0A B/E 入力専用ポート , ヒステリシス入力です。 外部割込みの入力端子兼用 (1 系統動作時 ) 水晶発振用端子 (2 系統動作時 ) 24, 23 16, 15 17, 16 P72 /INT2, P73/INT3 E 入力専用ポートです。 外部割込みの入力端子と兼用しています。 ヒステリシス入力です。 * 1: DIP-64P-M01 * 2: MDP-64C-P02 * 3: FPT-64P-M23 DS07–12531–4 * 4: FPT-64P-M06 * 5: MQP-64C-P01 ( 続く ) 9 MB89630R シリーズ (続き) 端子番号 SH-DIP * 1 MDIP * 2 QFP2 * 3 QFP1 * 4 MQFP * 5 端子名 回路形式 機能説明 22 14 15 P74/EC E 汎用の入力ポートです。 16 ビットタイマカウンタの外部クロック入力端子と兼用し ています。 ヒステリシス入力です。 64 56 57 VCC ― 電源端子です。 32, 57 24, 49 25, 50 VSS ― 電源端子 (GND) です。 19 11 12 AVCC ― A/D コンバータの電源端子です。 20 12 13 AV R ― A/D コンバータの基準電圧入力端子です。 21 13 14 AVSS ― A/D コンバータの電源端子です。 VSS と同電位で使用してください。 * 1: DIP-64P-M01 * 2: MDP-64C-P02 * 3: FPT-64P-M23 10 * 4: FPT-64P-M06 * 5: MQP-64C-P01 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ ・外付け EPROM 用端子 (MB89PV630 のみ ) 端子番号 端子名 I/O 機能説明 MDIP MQFP 65 66 VPP O “H” レベル出力端子です。 66 67 68 69 70 71 72 73 74 67 68 69 70 71 72 73 74 75 A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O アドレス出力端子です。 75 76 77 77 78 79 O1 O2 O3 I データ入力端子です。 78 80 VSS O 電源 (GND ) 端子です。 79 80 81 82 83 82 83 84 85 86 O4 O5 O6 O7 O8 I データ入力端子です。 84 87 CE O ROM 用チップイネーブル端子です。 スタンバイ時には “H” を出力します。 85 88 A10 O アドレス出力端子です。 86 89 OE O ROM 用出力イネーブル端子です。 常に “L” を出力します。 87 88 89 91 92 93 A11 A9 A8 O アドレス出力端子です。 90 94 A13 O 91 95 A14 O 92 96 VCC O EPROM 用電源端子です。 ― 65 76 81 90 N.C. ― 内部接続端子です。 必ず開放にしてください。 DS07–12531–4 11 MB89630R シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 A 備考 回路 ・水晶 • セラミック発振型 ( 高速側 ) MB89PV630, MB89P637, MB89635R, MB89636R, X1 X0 MB89637R の外部クロック 入力選択タイプ品 発振帰還抵抗 約 1 MΩ/5.0 V 時 スタンバイ制御信号 B ・水晶 • セラミック発振型 ( 低速側 ) MB89PV630, MB89P637, MB89635R, MB89636R, X1A X0A MB89637R の 2 系統品 発振帰還抵抗 約 4.5 MΩ/5.0 V 時 スタンバイ制御信号 C R P-ch ・出力プルアップ抵抗 (Pch) 約 50 kΩ/5.0 V 時 ・ヒステリシス入力 N-ch D E ・ヒステリシス入力 R ・プルアップ抵抗オプション (P70, P71 を除く ) F ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 R P-ch P-ch ・プルアップ抵抗オプション (P22, P23 を除く ) N-ch (続く) 12 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (続き) 備考 回路 分類 G ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 R P-ch P-ch ・プルアップ抵抗オプション N-ch H CMOS 出力 P-ch N-ch I アナログ入力 N-ch アナログ入力 J ・CMOS 入力 R ・プルアップ抵抗オプション N-ch K ・ヒステリシス入力 R ・プルアップ抵抗オプション N-ch DS07–12531–4 13 MB89630R シリーズ ■ デバイスの取扱いについて 1. ラッチアップの防止 CMOS IC では , 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , また は VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります。 ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子の熱破壊の恐れがありますので , 使用に際しては最大定格を超えるこ とのないよう十分に注意してください。 アナログ系の電源投入時および切断時においてもアナログ電源 ( AVCC, AVR) とアナログ入力は , ディジタル電源 (VCC ) を超えないように注意してください。 2. 未使用入力端子の処理 使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがありますのでプルアップまたはプルダ ウンなどの処置をしてください。 3. A/D コンバータおよび D/A コンバータ搭載品種の電源端子処理 A/D コンバータおよび D/A コンバータを使用しない場合においても , AVCC = DAVC = VCC, AVSS = AVR = VSS に接続 してください。 4. N.C. 端子の処理 N.C. ( 内部接続 ) 端子は , 必ず開放にして使用してください。 5. 電源電圧の変動について VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが , この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作 を生じることがありますので , IC への供給電圧はできるだけ安定化するよう心がけてください。安定化の基準として , 商 用周波数 (50 ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (P − P 値 ) は標準 V CC 値の 10 %以下に , また電源の切換え時などの瞬時変化 においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電源を抑えることを推奨いたします。 6. 外部クロック使用時の注意 外部クロック使用時において , パワーオンリセット ( オプション選択 ) およびストップモードからの解除にも , 発振安 定時間がとられます。 14 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ ■ MB89P637 の EPROM 書込みについて MB89P637 は MB89630 シリーズのワンタイム PROM 版です。 1. 特長 ・32K バイト PROM 搭載 ・EPROM ライタによりオプション設定可能 ・EPROM モード時 (ROM ライタでの書込み時 )MBM27C256A 相当となります 2. メモリ空間 モードでのメモリ空間を以下に示します。 通常動作モード EPROM モード時 (ROM ライタ上の対応アドレス) 0000 H I/O 0080 H 0100 H レジスタ RAM 0200 H 0480 H 8000 H 外部領域 オプション設定領域 0000 H プログラム領域 (EPROM) 32 Kバイト ROM 32 Kバイト FFFF H オプション設定領域 0007 H 8007 H 7FFF H 3. PROM への書込み方法 MB89P637 は EPROM モードで MBM27C256A 相当の機能になるため , 専用アダプタを使用することにより汎用の EPROM ライタで書込みが可能です。 ただし , エレクトロニックシグネチャモードは使用できません。 シングルチップでの動作 ROM 領域が , 32K バイト (8007 H ∼ FFFF H) 時の PROM への書込み方法を以下に示します。 ・書込み方法 (1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。 (2) プログラムデータを EPROM ライタの 0007 H から 7FFF H にロードする ( 動作モードでの 8000 H から 0FFFF H が EPROM モードでは 0000 H から 7FFF H に相当しますので , ご注意ください )。 (3) オプション情報を EPROM ライタの 0000 H から 0006 H にロードする。 ( 各オプションとの対応は , 「8.OTPROM オプションのビットマップ」を参照 ) (4) EPROM ライタで書込みを行う。 DS07–12531–4 15 MB89630R シリーズ 4. 推奨スクリーニング条件 OTPROM のマイコンプログラム未書込み品は実装前のスクリーニング方法として , 高温エージングをお薦めいたしま す。 プログラム,ベリファイ 高温エージング +150℃,48H リード 実装 5. 書込み歩留りについて OTPROM マイコンプログラム未書込み品は, その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。したがって, 必ずしも書込み歩留り 100%は保証できない場合があります。 16 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 6. OTPROM オプションのビットマップ アドレス bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 0000 H 空き 空き 空き リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 1 系統 指定 1 2 系統 0 1 系統 0001 H P07 プルアップ 1 無 0 有 P06 プルアップ 1 無 0 有 P05 プルアップ 1 無 0 有 0002 H P17 プルアップ 1 無 0 有 P16 プルアップ 1 無 0 有 0003 H P37 プルアップ 1 無 0 有 0004 H 0005 H 0006 H bit 3 bit 2 bit 1 bit 0 リセット 端子出力 1 有 0 無 発振安定 (/FCH) パワーオン リセット 11: 218/FCH 01:217/FCH 1 有 10: 214/FCH 00:24/FCH 0 無 P04 プルアップ 1 無 0 有 P03 プルアップ 1 無 0 有 P02 プルアップ 1 無 0 有 P01 プルアップ 1 無 0 有 P00 プルアップ 1 無 0 有 P15 プルアップ 1 無 0 有 P14 プルアップ 1 無 0 有 P13 プルアップ 1 無 0 有 P12 プルアップ 1 無 0 有 P11 プルアップ 1 無 0 有 P10 プルアップ 1 無 0 有 P36 プルアップ 1 無 0 有 P35 プルアップ 1 無 0 有 P34 プルアップ 1 無 0 有 P33 プルアップ 1 無 0 有 P32 プルアップ 1 無 0 有 P31 プルアップ 1 無 0 有 P30 プルアップ 1 無 0 有 空き 空き 空き 空き リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 P43 プルアップ 1 無 0 有 P42 プルアップ 1 無 0 有 P41 プルアップ 1 無 0 有 P40 プルアップ 1 無 0 有 空き 空き 空き リード , ライト可 P72 プルアップ 1 無 0 有 空き リード , ライト可 P73 プルアップ 1 無 0 有 空き リード , ライト可 P74 プルアップ 1 無 0 有 リード , ライト可 リード , ライト可 空き 空き 空き 空き 空き 空き 空き リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 リード , ライト可 予約 ビット リード , ライト可 (注意事項) ・各ビットとも初期値はメ 1 モです。 ・予約ビットには常に 1 を書き込んでください。 DS07–12531–4 17 MB89630R シリーズ ■ ピギ / エバチップの搭載 EPROM の書込みについて 1. 使用 EPROM MBM27C256A-20CZ, MBM27C256A-20TV 2. メモリ空間 PROM32K・オプション PROM などの各モードでのメモリ空間を以下に示します。 アドレス シングルチップ (ROMライタ上の対応アドレス) 0000 H I/O 0080 H RAM 0480 H 禁止 8000 H 0000 H 禁止 禁止 8007 H 0007 H PROM 3 2 KB FFFF H EPROM 3 2 KB 7FFF H 3. EPROM への書込み方法 ( 1 )EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。 ( 2 ) プログラムデータを EPROM ライタの 0007 H ∼ 7FFF H にロードする。 ( 3 )EPROM ライタで 0000 H ∼ 7FFF H の書込みを行う。 18 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ ■ ブロックダイヤグラム X0 X1 高速発振回路 X0A X1A 低速発振回路 ( 32k Hz ) タイムべ-ス タイマ クロック制御 CMOS入出力ポート 8ビット PW Cタイマ リセット回路 ( ウォッチドッグ) R ST 8 P33/S CK1 P32/UI1 P31/UO1 P30/UCK1 UA RT MOD 0 MOD 1 外部バスインタ フェース P40/UCK2 P41/UO2 P42/UI2 UA RT ボーレート ジェネレータ 4 CMOS 入出力ポート ポート2 P43/PTO1 N-chオープンドレイン入出力ポート CM OS出力ポート ポート P27/ALE P26/RD P 2 5 / WR P24/CLK P 2 3/ R DY P22/HRQ P21/HAK P 2 0 / BU F C 8 ビット シリアル I/O ポート P 1 0 / A 0 8~ P17/A15 CM OS入出力ポート P35/S I1 P34/S O1 ポート3 8 ポート0/1 P00/AD0~ P07/AD7 内部データバス 時計プリスケーラ P37/W TO P36/PW C 8ビット PW Mタイマ P53/PTO2 P52 5 ブザー出力 P51/BZ R A M 3 8 N-chオープンドレイン出力ポート ポート6 F 2 M C-8 L C P U 10ビット A/Dコンバータ 8 P50/ADS T AV CC , AV S S , AV R P60/AN0~ P67/AN7 R O M 外部割込み その他の端子 V C C ×2, V S S ×2 DS07–12531–4 4 ポート 入力ポート P70/INT0 P71/INT1 P72/INT2 P73/INT3 7 16ビット タイマカウンタ P74/EC 19 MB89630R シリーズ ■ CPU コア 1. メモリ空間 MB89630R シリーズのメモリ空間は 64 K バイトであり , この空間の中に I/O, データ領域 , プログラム領域のすべてを格 納します。I/O はアドレスの最下位近くにあり , データ領域はそのすぐ上に配置します。データ領域は , 用途別にレジスタ 領域, スタック領域, ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域は正反対にアドレス空間の最上位付 近にあり , その中でも最も上位に割込み・リセットベクトルやベクトルコール命令のテーブルなどを配置します。 MB89630R シリーズのメモリ空間の構造を以下に示します。 ・メモリ空間 0000 H MB89PV630 0000 H I/O 0080 H MB89635R I/O 0080 H RAM 1024 B 0100 H RAM 1024 B 0100 H 0100 H 0200 H I/O RAM 768 B レジスタ MB89637R MB89P637 0080 H 0080 H 0100 H 0000 H I/O RAM 512 B レジスタ 0200 H 0000 H MB89636R レジスタ レジスタ 0200 H 0200 H 0280 H 0380 H 0480 H 8000 H 0480 H 外部領域 *3 0480 H 外部領域 *2 外部領域 8000 H 8007 H 8000 H 外部領域 *2 *3 8007 H A000 H 外部ROM 32 KB C000 H ROM*1 16 KB FFFF H FFFF H ROM*1 32 KB ROM*1 24 KB FFFF H FFFF H * 1: モードにより外部領域にもなります。 * 2: 8000 H ∼ 8006 H は MB89P637 ではオプション領域となりますので , MB89PV630, MB89637R でも 使用しないでください。 * 3: 外バスモード使用時は , アクセス禁止となります。 20 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 2. レジスタ F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの二つの種類のレジスタがあ ります。専用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) アキュムレータ (A) :16 ビット長 , 命令格納位置を示します。 :16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 :16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行います。 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 :16 ビット長 , インデックス修飾を行うレジスタです。 :16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。 :16 ビット長 , スタック領域を示します。 :16 ビット長 , レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。 テンポラリアキュムレータ (T) インデックスレジスタ (IX) エクストラポインタ (EP) スタックポインタ (SP) プログラムステータス (PS) 16 ビット 初期値 :プログラムカウンタ PC FFFD H A :アキュムレータ 不定 T :テンポラリアキュムレータ 不定 IX :インデックスレジスタ 不定 EP :エクストラポインタ 不定 SP :スタックポインタ 不定 PS :プログラムステータス I フラグ=0,IL1,IL0=11 他のビットは不定 さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP), 下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR ) と 分けることができます ( 下図参照 )。 ・プログラムステータスの構造 15 PS 14 13 12 RP RP DS07–12531–4 11 10 9 8 7 6 空き 空き 空き H I 5 4 3 2 1 0 IL1,IL0 N Z V C CCR 21 MB89630R シリーズ RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので , RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則 になっています。 ・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 OP コード下位 RP “0” “0” “0” “0” “0” “0” “0” “1” R4 R3 R2 R1 R0 b2 b1 b0 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 発生アドレス A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ I フラグ IL1, IL0 :演算の結果 , ビット 3 からビット 4 への繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合 は 0 にクリアされます。このフラグは十進補正命令用です。 :このフラグが 1 のとき割込みを許可し , 0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。 :現在許可している割込みのレベルを示します。 このビットが示す値より強い値の割込み要求があった場合 のみ , 割込み処理を行います。 IL1 IL0 0 0 割込みレベル 強弱 強い 1 N フラグ Z フラグ V フラグ C フラグ 22 0 1 1 0 2 1 1 3 弱い :演算の結果 , 最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ , 0 のとき 0 にクリアされます。 :演算の結果 , 0 であれば 1 にセットされ , それ以外のとき 0 にクリアされます。 :演算の結果 , 2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ , 発生しなかったとき 0 にクリアさ れます。 :演算の結果 , ビット 7 から繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合は 0 にクリ アされます。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。 汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り , MB89630R シリーズでは全部で 32 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクはレジスタバンクポ インタ (RP) で示します。 ・レジスタバンク構成 ここのアドレス=0100H +8× (RP) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 32 バンク メモリ領域 DS07–12531–4 23 MB89630R シリーズ ■ I/O マップ アドレス 読出し / 書込み レジスタ略称 00 H (R/W) PDR0 ポート 0 データレジスタ 01 H (W) DDR0 ポート 0 方向レジスタ 02 H (R/W) PDR1 ポート 1 データレジスタ 03 H (W) DDR1 ポート 1 方向レジスタ 04 H (R/W) PDR2 ポート 2 データレジスタ 05 H (W) BCTR 外部バス端子制御レジスタ 06 H レジスタの内容 空き領域 07 H (R/W) SYCC システムクロック制御レジスタ 08 H (R/W) STBC スタンバイ制御レジスタ 09 H (R/W) WDTE ウォッチドッグ制御レジスタ 0A H (R/W) TBCR タイムベースタイマ制御レジスタ 0B H (R/W) WPCR 時計プリスケーラ制御レジスタ 0C H (R/W) CHG3 ポート 3 切換えレジスタ 0D H (R/W) PDR3 ポート 3 データレジスタ 0E H (W) DDR3 ポート 3 方向レジスタ 0F H (R/W) PDR4 ポート 4 データレジスタ 10 H (W) DDR4 ポート 4 方向レジスタ 11 H (R/W) BUZR ブザーレジスタ 12 H (R/W) PDR5 ポート 5 データレジスタ 13 H (R/W) PDR6 ポート 6 データレジスタ 14 H (R) PDR7 ポート 7 データレジスタ 15 H (R/W) PCR1 PWC パルス幅制御レジスタ 1 16 H (R/W) PCR2 PWC パルス幅制御レジスタ 2 17 H (R/W) RLBR PWC リロードバッファレジスタ 18 H (R/W) TMCR 16 ビットタイマ制御レジスタ 19 H (R/W) TCHR 16 ビットタイマカウントレジスタ (H) 1A H (R/W) TCLR 16 ビットタイマカウントレジスタ (L) 1B H 空き領域 1C H (R/W) SMR1 シリアルモードレジスタ 1D H (R/W) SDR1 シリアルデータレジスタ 1E H 空き領域 1F H 空き領域 (続く) 24 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (続き) アドレス 読出し / 書込み レジスタ略称 レジスタの内容 20 H (R/W) ADC1 A/D 制御レジスタ 1 21 H (R/W) ADC2 A/D 制御レジスタ 2 22 H (R/W) ADDH A/D データレジスタ (H) 23 H (R/W) ADDL A/D データレジスタ (L) 24 H (R/W) EIC1 外部割込み制御レジスタ 1 25 H (R/W) EIC2 外部割込み制御レジスタ 2 26 H 空き領域 27 H 空き領域 28 H (R/W) CNTR1 PWM タイマ制御レジスタ 1 29 H (R/W) CNTR2 PWM タイマ制御レジスタ 2 2A H (R/W) CNTR3 PWM タイマ制御レジスタ 3 2B H (W) COMR1 PWM タイマコンペアレジスタ 1 2C H (W) COMR2 PWM タイマコンペアレジスタ 2 2D H (R/W) SMC UART シリアルモード制御レジスタ 2E H (R/W) SRC UART シリアルレイト制御レジスタ 2F H (R/W) SSD UART シリアルステータス / データ制御レジスタ 30 H (R) (W) SIDR SODR UART シリアルインプットデータ制御レジスタ UART シリアルアウトプットデータ制御レジスタ 31 H ∼ 7B H 空き領域 7C H (W) ILR1 割込みレベル設定レジスタ 1 7D H (W) ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 7E H (W) ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 7F H 空き領域 (注意事項) 空き領域は使用しないでください。 DS07–12531–4 25 MB89630R シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 (AV SS = V SS = 0.0 V ) 定格値 項目 単位 記号 備考 最小 最大 V CC V SS − 0.3 V SS + 7.0 V * AV CC V SS − 0.3 V SS + 7.0 V * AVR V SS − 0.3 V SS + 7.0 V AV CC + 0.3V を超えないこと VI V SS − 0.3 V CC + 0.3 V P50 ∼ P53 以外 VI2 V SS − 0.3 V SS + 7.0 V P50 ∼ P53 VO V SS − 0.3 V CC + 0.3 V P50 ∼ P53 以外 VO2 V SS − 0.3 V SS + 7.0 V P50 ∼ P53 “L” レベル最大出力電流 I OL ― 20 mA “L” レベル平均出力電流 I OLAV ― 4 mA “L” レベル最大総出力電流 ΣI OL ― 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣI OLAV ― 40 mA “H” レベル最大出力電流 I OH ― − 20 mA “H” レベル平均出力電流 I OHAV ― −4 mA “H” レベル最大総出力電流 ΣI OH ― − 50 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣI OHAV ― − 20 mA 消費電力 PD ― 500 mW 動作温度 TA − 40 + 85 ℃ 保存温度 T stg − 55 + 150 ℃ 電源電圧 A/D コンバータ基準入力電圧 入力電圧 出力電圧 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) * : AV CC と V CC は同電位で使用してください。 また , 電源投入時など AV CC が V CC を超えないよう注意してください。 <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 26 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 2. 推奨動作条件 (AV SS = V SS = 0.0 V ) 定格値 項目 記号 単位 備考 最小 最大 2.2* 6.0* V 通常動作保証範囲 * MB89635R/636R/637R 2.7* 6.0* V 通常動作保証範囲 * MB89PV630/P637 1.5 6.0 V ストップ時の RAM 状態保持 3.0 AV CC V − 40 + 85 ℃ V CC 電源電圧 AV CC A/D コンバータ基準入力電圧 AVR TA 動作温度 * : 使用周波数 , インストラクションサイクル , アナログ保証範囲により異なります。図 1 および「5.A/D 変換部電気的 特性」を参照してください。 図 1 動作電圧−動作周波数 6 アナログ精度保証範囲は, 動 5 動 作 保 証 範 囲 AVCC=3.5 V~6.0 V 作 4 電 圧 3 ( 2 ( V 1 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 動作周波数(MHz)(インストラクションサイクル=4/F CH のとき) 4.0 2.0 0.8 0.4 最小命令実行時間(インストラクションサイクル)( µ s) (注意事項)網かけ部分は,MB89635R/636R/637R のみ保証します。 図 1 では , インストラクションサイクル= 4/F CH のときの外付け振動子の動作周波数を示します。 動作電圧範囲は , インストラクションサイクルに依存しますので , ギアにより動作スピードを切り換えたときは , イン ストラクションサイクルに読み変えてください。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–12531–4 27 MB89630R シリーズ 3. 直流規格 (AV CC = V CC = 5.0 V , AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 記号 端子名 条件 最小 標準 最大 単位 備考 V IH1 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P22, P23, P31, P34, P37, P41, P43, P51 ∼ P53 0.7 V CC ― V CC + 0.3 V P51 ∼ P53 は , プルアップ抵抗 ありのとき V IH2 P51 ∼ P53 0.7 V CC ― V SS + 6.0 V プルアップ抵抗 なしのとき V IHS RST, MOD0, MOD1, P30, P32, P33, P35, P36, P40, P42, P50, P72 ∼ P74 0.8 V CC ― V CC + 0.3 V P50 は , プルアップ抵抗 ありのとき V IHS2 P50, P70, P71 0.8 V CC ― V SS + 6.0 V プルアップ抵抗 なしのとき V IL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P22, P23, P31, P34, P37, P41, P43 V SS − 0.3 ― 0.3 V CC V V ILS P30, P32, P33, P35, P36, P40, P42, P50 ∼ P53, P70 ∼ P74, RST, MOD0, MOD1 V SS − 0.3 ― 0.2 V CC V オープンドレイン 出力端子印加電圧 VD P50 ∼ P53 V SS − 0.3 ― V SS + 6.0 V “H” レベル 出力電圧 V OH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, I OH =− 2.0 P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, mA P40 ∼ P43 4.0 ― ― V V OL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P37, I OL = 4.0 mA P40 ∼ P43, P50 ∼ P53, P60 ∼ P67, RST ― ― 0.4 V I LI P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P23, P30 ∼ P37, 0.0 V P40 ∼ P43, P50 ∼ P53, < V I < V CC P70 ∼ P74, MOD0, MOD1 ― ― ±5 μA プルアップ抵抗 なし指定時 25 50 100 kΩ プルアップ抵抗 あり指定時 “H” レベル 入力電圧 “L” レベル 入力電圧 “L” レベル 出力電圧 入力リーク電流 (Hi − z 出力 リーク電流 ) プルアップ抵抗値 ― P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, R PULL P30 ∼ P37, P40 ∼ P43, V I = 0.0 V P50 ∼ P53, P72 ∼ P74 (続く) 28 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (続き) 規格値 項目 記号 端子名 条件 ― 12 20 mA ― 1.0 2 mA MB89635R/636R/637R/ PV630 ― 1.5 2.5 mA MB89P637 F CH = 10 MHz V CC = 5.0 V t inst * 2 = 0.4μs ― 3 7 mA F CH = 10 MHz V CC = 3.0 V t inst * 2 = 6.4μs ― 0.5 1.5 mA ― 50 100 μA MB89635R/636R/637R/ PV630 ― 500 700 μA MB89P637 I CC2 F CH = 10 MHz V CC = 3.0 V t inst * 2 = 6.4μs | プ モ I CCS2 | ド V CC I CCL 電源電流* 1 F CL = 32.768 kHz, V CC = 3.0 V サブモード I CCLS F CL = 32.768 kHz, V CC = 3.0 V サブスリープモード ― 25 50 μA I CCT F CL = 32.768 kHz, V CC = 3.0 V ・時計モード ・2 系統品の メインストップ ― 3 15 μA I CCH T A =+ 25 ℃ ・サブストップモード ・1 系統品の メインストップ ― ― 1 μA F CH = 10 MHz, A/D 変換起動時 ― 6 ― mA F CH = 10 MHz, T A =+ 25 ℃ A/D 停止時 ― ― 1 μA f = 1 MHz ― 10 ― pF IA AV CC I AH 入力容量 最大 F CH = 10 MHz V CC = 5.0 V t inst * 2 = 0.4μs ス リ C IN AV CC, AV SS, V CC, V SS 以外 備考 標準 I CC1 I CCS1 単位 最小 * 1: 電源電流の測定条件は , 外部クロックで , V CC は上表中のそれぞれの条件 (V CC = 5.0 V, V CC = 3.0 V) になります。 MB89PV630 の場合 , 接続した EPROM および ICE の消費する電流は含みません。 * 2: t inst については ,「4. 交流規格 ( 4 ) インストラクションサイクル」を参照してください。 DS07–12531–4 29 MB89630R シリーズ 4. 交流規格 (1) リセットタイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 RST “L” パルス幅 記号 t ZLZH 条件 単位 ― 最小 最大 48 t HCYL ― 備考 ns t ZLZH RST 0.2 V CC 0.2 V CC (2) 電源投入規格 ( パワーオンリセット ) (AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 電源立上り時間 記号 条件 tR 単位 備考 最小 最大 ― 50 ms パワーオンリセットありのみ 1 ― ms 繰返し動作のため ― t OFF 電源断時間 (注意事項) 選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。 また , 動作中に電源電圧を変化させる場合は電源電圧を滑らかに立ち上げることを推奨いたします。 tR t OFF 2.0 V V CC 30 0.2 V 0.2 V 0.2 V DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (3) クロックタイミング (AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 記号 端子名 条件 単位 最小 標準 最大 備考 F CH X0, X1 1 ― 10 MHz F CL X0A, X1A ― 32.768 ― kHz t HCYL X0, X1 100 ― 1000 ns t LCYL X0A, X1A ― 30.5 ― μs P WH P WL X0 20 ― ― ns 外部クロック時 P WLH P WLL X0A ― 15.2 ― μs 外部クロック時 t CR t CF X0 ― ― 10 ns 外部クロック時 クロック周波数 クロックサイクルタイム ― 入力クロックパルス幅 入力クロック立上り , 立下り時間 DS07–12531–4 31 MB89630R シリーズ ・X0, X1タイミングおよび印加条件 t HCYL P WH P WL t CF t CR 0.8 V CC 0.8 V CC X0 0.2 V CC 0.2 V CC 0.2 V CC クロック印加条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0 外部クロック使用時 X1 X0 X1 開放 FCH ・X0A, X1Aタイミングおよび印加条件 t LCYL P WLH P WLL t CF t CR 0.8 V CC 0.8 V CC X0A 0.2 V CC 0.2 V CC 0.2 V CC クロック印加条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0A 外部クロック使用時 X0A X1A X1A 開放 FCL 32 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (4) インストラクションサイクル 項目 記号 インストラクションサイクル ( 最小命令実行時間 ) t inst 規格値 ( 標準 ) 単位 備考 4/F CH, 8/F CH, 16/F CH, 64/F CH μs F CH=10 MHz 動作時 (4/F CH) t inst = 0.4 μs 2/F CL μs F CL= 32.768 kHz 動作時 t inst = 61.036 μs (注意事項) 10 MHz 動作時は , 命令実行時間の設定により変わります。 (5) クロック出力タイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 サイクル時間 記号 t CYC 端子名 条件 単位 CLK 最小 最大 1/2 t inst* ― μs 1/4 t inst* − 70ns 1/4 t inst* μs ― CLK ↑→ CLK ↓ t CHCL CLK 備考 * : t inst については , 「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 t CYC t CHCL 2.4V 2.4V CLK 0.8V DS07–12531–4 33 MB89630R シリーズ (6) バスリードタイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, 10 MHz, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 記号 端子名 条件 単位 最小 最大 備考 有効アドレス→ RD ↓時間 t AVRL RD, A15 ∼ A08 AD7 ∼ AD0 1/4 t inst* − 64 ns ― μs RD パルス幅 t RLRH RD 1/2 t inst* − 20 ns ― μs 有効アドレス→ 読出しデータ時間 t AVDV AD7 ∼ AD0, A15 ∼ A08 1/2 t inst* 200 μs WAIT なし時 RD ↓→読出しデータ時間 t RLDV RD, AD7 ∼ AD0 1/2 t inst* − 80 ns 120 μs WAIT なし時 RD ↑→データホールド時間 t RHDX AD7 ∼ AD0, RD 0 ― μs RD ↑→ ALE ↑時間 t RHLH RD, ALE 1/4 t inst* − 40 ns ― μs RD ↑→アドレス消失時間 t RHAX RD, A15 ∼ A08 1/4 t inst* − 40 ns ― μs RD ↓→ CLK ↑時間 t RLCH 1/4 t inst* − 40 ns ― μs 0 ― ns −5 ― μs 5 ― μs ― RD, CLK CLK ↓→ RD ↑時間 t CLRH RD ↓→ BUFC ↓時間 t RLBL RD, BUFC BUFC ↑→有効アドレス時間 t BHAV A15 ∼ A08 AD7 ∼ AD0, BUFC * : t inst については , 「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 2.4 V CLK 0.8 V t RHLH ALE 0.8 V 2.4 V 0.7 VCC 0.7 VCC 2.4 V 0.8 V 0.3 VCC 0.3 VCC 0.8 V AD7~AD0 t RHDX t AVDV A15~A8 2.4 V 2.4V t RLCH 0.8 V 0.8V t RLDV t AVRL 2.4 V t CLRH 0.8 V t RHAX t RLRH RD 2.4 V 0.8 V t RLBL t BHAV 2.4 V BUFC 0.8 V 34 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (7) バスライトタイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, 10 MHz, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 有効アドレス→ ALE ↓時間 記号 端子名 条件 t AVLL 単位 最小 最大 1/4 t inst*1 − 64ns*2 ― μs 5 ― ns 1/4 t inst*1 − 60ns*2 ― μs ALE ↓時間→ アドレス消失時間 t LLAX AD7 ∼ AD0, ALE A15 ∼ A08 有効アドレス→ WR ↓時間 t AVWL WR, ALE WR パルス幅 t WLWH WR 1/2 t inst*1 − 20ns*2 ― μs 読出しデータ→ WR ↑時間 t DVWH AD7 ∼ AD0, WR 1/2 t inst*1 − 60ns*2 ― μs WR ↑→アドレス消失時間 t WHAX WR, A15 ∼ A08 1/4 t inst*1 − 40ns*2 ― μs 1/4 t inst*1 − 40ns*2 ― μs ― WR↑→データホールド時間 t WHDX AD7 ∼ AD0, WR WR ↑→ ALE ↑時間 t WHLH WR, ALE 1/4 t inst*1 − 40ns*2 ― μs WR ↓→ CLK ↑時間 t WLCH 1/4 t inst*1 − 40ns*2 ― μs 0 ― ns 備考 WR, CLK CLK ↓→ WR ↑時間 t CLWH ALE パルス幅 t LHLL ALE 1/4 t inst*1 − 35ns*2 ― μs ALE ↓→ CLK ↑時間 t LLCH ALE, CLK 1/4 t inst*1 − 30ns*2 ― μs * 1: t inst については , 「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 * 2: この規格はリードタイミングにも適用します。 2.4 V CLK 0.8 V t LHLL ALE t WHLH 2.4 V 0.8 V 0.8 V t AVLL AD7~AD0 t LLCH t LLAX 2.4 V 2.4 V 2.4 V 0.8 V 0.8 V 0.8 V 2.4 V 0.8 V t DVWH A15~A8 2.4 V t WHDX 2.4 V t CLWH t WLCH 0.8 V 0.8 V t AVWL t WHAX t WLWH WR 2.4 V 0.8V DS07–12531–4 35 MB89630R シリーズ (8) レディ入力タイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, 10 MHz, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 記号 RDY 確定→ CLK ↑時間 端子名 条件 備考 最大 60 ― ns * 0 ― ns * t YVCH RDY, CLK CLK ↑→ RDY 消失時間 単位 最小 ― t CHYX * : この規格はリードサイクルにも適用します。 CLK 2.4 V 2.4 V ALE AD7~AD0 アドレス データ A15~A8 WR t YVCH t CHYX RDY t YVCH t CHYX (注意事項)リードサイクルでも同様にバスサイクルを延ばします。 36 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (9) シリアル I / O タイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, 10 MHz 高速動作時 , AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 記号 端子名 条件 単位 最小 最大 シリアルクロックサイクルタイム t SCYC SCK1, UCK1, UCK2 2 t inst* ― μs SCK1 ↓→ SO1 時間 UCK1 ↓→ UO1 時間 UCK2 ↓→ UO2 時間 t SLOV SCK1, SO1 UCK1, UO1 UCK2, UO2 − 200 200 ns 有効 SI1 → SCK1 ↑ 有効 UI1 → UCK1 ↑ 有効 UI2 → UCK2 ↑ t IVSH SI1, SCK1 UI1, UCK1 UI2, UCK2 1/2 t inst* ― μs SCK1 ↑→有効 SI1 ホールド時間 UCK1 ↑→有効 UI1 ホールド時間 UCK2 ↑→有効 UI2 ホールド時間 t SHIX SCK1, SI1 UCK1, UI1 UCK2, UI2 1/2 t inst* ― μs シリアルクロック “H” パルス幅 t SHSL 1 t inst* ― μs シリアルクロック “L” パルス幅 t SLSH 1 t inst* ― μs SCK1 ↓→ SO1 時間 UCK1 ↓→ UO1 時間 UCK2 ↓→ UO2 時間 t SLOV 0 200 ns 有効 SI1 → SCK1 ↑ 有効 UI1 → UCK1 ↑ 有効 UI2 → UCK2 ↑ t IVSH SI1, SCK1 UI1, UCK1 UI2, UCK2 1/2 t inst* ― μs SCK1 ↑→有効 SI1 ホールド時間 UCK1 ↑→有効 UI1 ホールド時間 UCK2 ↑→有効 UI2 ホールド時間 t SHIX SCK1, SI1 UCK1, UI1 UCK2, UI2 1/2 t inst* ― μs 内部シフト クロック モード SCK1, UCK1, UCK2 SCK1, SO1 UCK1, UO1 UCK2, UO2 外部シフト クロック モード 備考 * : t inst については , 「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 DS07–12531–4 37 MB89630R シリーズ ・内部シフトクロックモード t SCYC SCK1 UCK1 UCK2 2.4 V 0.8 V 0.8 V t SLOV 2.4 V SO1 UO1 UO2 0.8 V t IVSH SI1 UI1 UI2 t SHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部シフトクロックモード t SLSH t SHSL SCK1 UCK1 UCK2 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC t SLOV SO1 UO1 UO2 2.4 V 0.8 V t IVSH SI1 UI1 UI2 38 t SHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (10) 周辺入力タイミング (V CC = 5.0 V ± 10%, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 周辺入力 “H” レベルパルス幅 1 記号 端子名 単位 t ILIH1 最大 2 t inst* ― μs 2 t inst* ― μs 28 t inst* ― μs A/D モード 28 t inst* ― μs A/D モード 28 t inst* ― μs センスモード 28 t inst* ― μs センスモード PWC, INT0 ∼ INT3, EC 周辺入力 “L” レベルパルス幅 1 t IHIL1 周辺入力 “H” レベルパルス幅 2 t ILIH2 ADST 周辺入力 “L” レベルパルス幅 2 t IHIL2 周辺入力 “H” レベルパルス幅 3 t ILIH3 ADST 周辺入力 “L” レベルパルス幅 3 t IHIL3 備考 最小 * : t inst については , 「(4) インストラクションサイクル」を参照してください。 t IHIL1 PWC, EC, INT0~INT3 t ILIH1 0.8 V CC 0.2 V CC 0.8 V CC 0.2 VCC t IHIL2 (t IHIL3) t ILIH2 (t ILIH3) ADST 0.8 V CC 0.2 V CC DS07–12531–4 0.8 V CC 0.2 VCC 39 MB89630R シリーズ 5. A/D 変換部電気的特性 (AV CC = V CC = 3.5 V ∼ 6.0 V, 10 MHz, AV SS = V SS = 0.0 V, T A =− 40 ℃∼+ 85 ℃ ) 規格値 項目 記号 端子名 単位 最小 標準 最大 ― ― 10 bit ― ― ± 2.0 LSB 微分直線性誤差 ― ― ± 1.5 LSB 総合誤差 ― ― ± 3.0 LSB AV SS − 1.5 LSB AV SS + 0.5 LSB AV SS + 2.5 LSB V AVR − 3.5 LSB AVR − 1.5 LSB AVR + 0.5 LSB V ― ― 4 LSB ― 13.2 ― μs ― ― 10 μA 0 ― AVR V 0 ― AV CC V ― 200 ― μA 分解能 直線性誤差 ― ゼロトランジション電圧 フルスケール トランジション電圧 ― V OT AN0 ∼ AN7 V FST チャネル間バラツキ ― ― A/D 変換時間 アナログポート入力電流 I AIN アナログ入力電圧 備考 AN0 ∼ AN7 AV CC = V CC 時 原振 10 MHz 時 ― 基準電圧 ― 基準電圧供給電流 40 IR AVR = 5.0 V DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 6. A/D コンバータの用語の定義 ・分解能 A/D 変換器により識別可能なアナログ変化 ・直線性誤差 ゼロトランジション点 ( “00 0000 0000”↔“00 0000 0001” ) とフルスケールトランジション点 ( “11 1111 1110”↔“11 1111 1111” ) とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差 ・微分直線性誤差 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・総合誤差 実際の値と理論値との差をいい , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差 / 量子誤 差および雑音に起因する誤差 理想入出力特性 3FF 総合誤差 3FF VFST 3FE 3FE 実際の変換特性 3FD 1.5LSB デジタル出力 デジタル出力 3FD 004 003 {1LSB×N+0.5LSB} 004 VNT 003 VOT 002 実際の変換特性 002 1LSB 理想特性 001 001 0.5LSB AVR AVSS アナログ入力 1LSB = VFST-VOT 1022 AVR AVSS アナログ入力 (V) ディジタル出力Nの総合誤差 = VNT-{1LSB×N+0.5LSB} 1LSB (続く) DS07–12531–4 41 MB89630R シリーズ (続き) ゼロトランジション誤差 フルスケールトランジション誤差 004 理想特性 実際の変換特性 3FF 実際の変換特性 デジタル出力 デジタル出力 003 002 3FE VFST (実測値) 3FD 実際の変換特性 001 実際の変換特性 3FC VOT(実測値) AVR AVSS AVR AVSS アナログ入力 アナログ入力 微分直線性誤差 直線性誤差 理想特性 3FF 実際の変換特性 N+1 3FE {1LSB×N+VOT} VFST (実測値) VNT 004 デジタル出力 デジタル出力 V(N+1)T 実際の変換特性 3FD N N-1 003 VNT 実際の変換特性 実際の変換特性 002 理想特性 N-2 001 VOT(実測値) AVR AVSS アナログ入力 デジタル出力Nの直線性誤差 = 42 VNT-{1LSB×N+VOT} 1LSB AVR AVSS アナログ入力 デジタル出力Nの微分直線性誤差 = V(N+1)T-VNT 1LSB -1 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ 7. A/D 変換部の注意事項 ・アナログ入力端子の入力インピーダンスについて アナログ入力の外部回路の出力インピーダンスは , 以下のような条件で使用してください。 外部回路の出力インピーダンスが高すぎる場合 , アナログ電圧のサンプリング時間が不足する場合があります ( サンプ リング時間= 6 μs at マシンクロック 10 MHz) ので , 外部回路の出力インピーダンスは低くすること (10 kΩ 以下 ) を推 奨いたします。 ・アナログ入力回路模型図 アナログ入力 C0 コンバータ R ON1 R ON2 C1 R ON1 : 約1.5 kΩ R ON2 : 約1.5 kΩ C 0 : 約 60 pF C 1 : 約4pF (注意事項)ここに記した数値は目安としてください。 ・誤差について | AVR-AVSS | が小さくなるに従って , 相対的に誤差は大きくなります。 DS07–12531–4 43 MB89630R シリーズ ■ 特性例 (2) “H” レベル出力電圧 (1) “L” レベル出力電圧 V OL - I OL V OL(V) V CC=3.0 V V CC=4.0 V T A=+25℃ 0.5 V CC=5.0 V 0.4 V CC=6.0 V 0.3 V CC - V OH(V) 1.0 0.9 V CC-V OH - I OH T A=+25℃ V CC=2.5 V 0.8 0.7 0.6 V CC=3.0 V 0.5 V CC=4.0 V V CC=5.0 V V CC=6.0 V 0.4 0.2 0.3 0.2 0.1 0.1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 I OL(mA) 0.0 0.0 -0.5 -1.0 V IN - V CC T A=+25℃ 4.5 -2.0 -2.5 -3.0 I OH(mA) (4) “H” レベル入力電圧 / “L” レベル入力電圧 ( ヒステリシス入力の場合 ) (3) “H” レベル入力電圧 / “L” レベル入力電圧 (CMOS 入力の場合 ) V IN(V) 5.0 -1.5 V IN - V CC V IN(V) 5.0 T A=+25℃ 4.5 4.0 V IHS 4.0 3.5 3.5 3.0 3.0 2.5 2.5 2.0 V ILS 2.0 1.5 1.5 1.0 1.0 0.5 0.5 0.0 0 1 2 3 4 5 6 7 V CC(V) 0.0 0 1 2 3 4 5 6 7 V CC(V) V IHS : ヒステリシス特性で入力電圧を“H”レベルとする スレッシュホールド V ILS : ヒステリシス特性で入力電圧を“L”レベルとする スレッシュホールド 44 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ (5) 電源電流 ( 外部クロック ) I CC1―V CC,I CC2―V CC I CC (mA) 16 14 I CCS (mA) 5.0 F CH=10MHz T A=+25℃ 4分周(I CC1) 4.0 3.5 10 3.0 8 2.5 4分周(I CCS1) 2.0 6 8分周 1.5 16分周 1.0 64分周(I CC2) 0.5 4 2 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 V CC (V) I CCL―V CC I CCL (µA) 200 T A=+25℃ 180 0 2.0 140 35 120 30 100 25 80 20 60 15 40 10 20 5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 V CC (V) 16分周 64分周(I CCS2) 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0 2.0 2.5 5.5 6.0 6.5 V CC (V) I CCLS―V CC T A=+25℃ 45 40 2.5 8分周 I CCLS (µA) 50 160 0 2.0 F CH=10MHz T A=+25℃ 4.5 12 0 2.0 I CCS1―V CC,I CCS2―V CC 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 V CC (V) (続く) DS07–12531–4 45 MB89630R シリーズ (続き) I CCT―V CC I CCT (µA) 20 T A=+25℃ 18 1.6 14 1.4 12 1.2 10 1.0 8 0.8 6 0.6 4 0.4 2 0.2 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 T A=+25℃ 1.8 16 0 2.0 I CCH―V CC I CCH (µA) 2.0 6.5 V CC (V) 0 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 V CC (V) (6) プルアップ抵抗値 R PULL - V CC R PULL(kΩ) 1000 T A=+25℃ 100 10 1 46 2 3 4 5 6 V CC(V) DS07–12531–4 MB89630R シリーズ ■ マスクオプション一覧表 品種 MB89635R MB89636R MB89637R MB89P637 MB89PV630 指定方法 マスク発注時に指定 EPROM ライタで設定 設定不可 1 ピンごとに選択可 1 ピンごとに設定可* プルアップ抵抗なし固定 No 1 プルアップ抵抗 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P30 ∼ P37, P40 ∼ P43, P50 ∼ P53, P72 ∼ P74 2 パワーオンリセット パワーオンリセットあり パワーオンリセットなし 選択可 設定可 パワーオンリセットあり 固定 3 メインクロック 発振安定時間選択 (10 MHz 時 ) 2 18/F CH( 約 26.2 ms) 2 17/F CH( 約 13.1 ms) 2 14/F CH( 約 1.6 ms) 2 4/F CH( 約 1.6 μs) F CH:メインクロック周波数 選択可 設定可 2 18/F CH ( 約 26.2 ms) 固定 4 リセット端子出力 リセット出力あり リセット出力なし 選択可 設定可 リセット出力あり固定 5 1 系統クロックオプション 1 系統 2 系統 選択可 選択可 MB89PV630-101 1 系統 MB89PV630-102 2 系統 * : P50 ∼ P53 のプルアップ抵抗は無し固定です。 ■ オーダ型格 型格 MB89635RP-SH MB89636RP-SH MB89637RP-SH MB89P637P-SH パッケージ プラスチック・SH-DIP, 64 ピン (DIP-64P-M01) MB89635RPF MB89636RPF MB89637RPF MB89P637PF プラスチック・QFP, 64 ピン (FPT-64P-M06) MB89635RPMC MB89636RPMC MB89637RPMC プラスチック・QFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) MB89PV630-101CF MB89PV630-102CF セラミック・MQFP, 64 ピン (MQP-64C-P01) MB89PV630-101C MB89PV630-102C セラミック・MDIP, 64 ピン (MDP-64C-P02) DS07–12531–4 備考 47 MB89630R シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・SH-DIP, 64 ピン リードピッチ 1.778mm パッケージ幅× パッケージ長さ 17 × 58mm 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 5.65mm MAX (DIP-64P-M01) プラスチック・SH-DIP, 64 ピン (DIP-64P-M01) 注)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 +0.22 +.009 58.00 –0.55 2.283 –.022 INDEX-1 17.00±0.25 (.669±.010) INDEX-2 +0.70 4.95 –0.20 +.028 .195 –.008 +0.50 0.70 –0.19 +.020 .028 –.007 0.27±0.10 (.011±.004) +0.20 3.30 –0.30 .130 +.008 –.012 1.378 .0543 C +0.40 –0.20 +.016 –.008 1.778(.0700) 0.47±0.10 (.019±.004) 19.05(.750) +0.50 0.25(.010) 2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED D64001S-c-4-6 M 1.00 –0 +.020 0~15 .039 –.0 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 48 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ プラスチック・QFP, 64 ピン リードピッチ 1.00mm パッケージ幅× パッケージ長さ 14 × 20mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 3.35mm MAX コード(参考) P-QFP64-14×20-1.00 (FPT-64P-M06) プラスチック・QFP, 64 ピン (FPT-64P-M06) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 24.70±0.40(.972±.016) * 20.00±0.20(.787±.008) 51 0.17±0.06 (.007±.002) 33 32 52 18.70±0.40 (.736±.016) *14.00±0.20 (.551±.008) INDEX Details of "A" part +0.35 3.00 –0.20 +.014 .118 –.008 (Mounting height) 20 64 0~8° 1 19 1.00(.039) 0.42±0.08 (.017±.003) 0.20(.008) +0.15 M 0.25 –0.20 1.20±0.20 (.047±.008) +.006 .010 –.008 (Stand off) "A" 0.10(.004) C 2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64013S-c-5-6 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12531–4 49 MB89630R シリーズ プラスチック・LQFP, 64 ピン リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX コード(参考) P-LFQFP64-12×12-0.65 (FPT-64P-M23) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.0057±.0022) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8˚ 64 17 1 "A" 16 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64034S-c-1-2 C 2003 FUJITSU LIMITED F64034S-c-1-1 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 50 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ セラミック・MQFP, 64 ピン リードピッチ 1.00mm リード形状 ストレート マザーボード の材質 セラミック 搭載している ソケットの材質 プラスチック (MQP-64C-P01) セラミック・MQFP, 64 ピン (MQP-64C-P01) 18.70(.736)TYP INDEX AREA 16.30±0.33 (.642±.013) 15.58±0.20 (.613±.008) 12.00(.472)TYP +0.40 1.20 Ð0.20 .047 1.00±0.25 (.039±.010) +.016 Ð.008 1.00±0.25 (.039±.010) 1.27±0.13 (.050±.005) 18.12±0.20 12.02(.473) (.713±.008) TYP 10.16(.400) 14.22(.560) TYP TYP 22.30±0.33 (.878±.013) 0.30(.012) TYP 24.70(.972) TYP 1.27±0.13 (.050±.005) 0.30(.012)TYP 7.62(.300)TYP 0.40±0.10 (.016±.004) 18.00(.709) TYP 0.40±0.10 (.016±.004) +0.40 1.20 Ð0.20 +.016 .047 Ð.008 9.48(.373)TYP 11.68(.460)TYP 0.50(.020)TYP C 10.82(.426) 0.15±0.05 MAX (.006±.002) 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64004SC-1-4 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07–12531–4 51 MB89630R シリーズ (続き) セラミック・MDIP, 64 ピン リードピッチ 1.778mm (70mil) ロースペース 19.05mm (750mil) マザーボードの材質 セラミック 搭載している ソケットの材質 プラスチック (MDP-64C-P02) セラミック・MDIP, 64 ピン (MDP-64C-P02) 0°~9° 56.90±0.64 (2.240±.025) 15.24(.600) TYP 18.75±0.30 (.738±.012) 2.54±0.25 (.100±.010) 33.02(1.300)REF INDEX AREA 0.25±0.05 (.010±.002) 1.27±0.25 (.050±.010) 10.16(.400)MAX 1.778±0.25 (.070±.010) C 19.05±0.30 (.750±.012) +0.13 0.46 –0.08 +.005 .018 –.003 55.12(2.170)REF 0.90±0.13 (.035±.005) 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64002SC-1-5 3.43±0.38 (.135±.015) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ 52 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 47 場所 ■ マスクオプション一覧表 変更箇所 ■ マスクオプション一覧表 の*の説明を変更 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 DS07–12531–4 53 MB89630R シリーズ MEMO 54 DS07–12531–4 MB89630R シリーズ MEMO DS07–12531–4 55 MB89630R シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部