光インタフェースによる 銅配線技術の限界の克服

光インタフェースによる
銅配線技術の限界の克服
WP-01161-1.0
ホワイト・ペーパー
このホワイト・ペーパーでは、FPGA に搭載された光インタフェース技術が距離、消
費電力、ポート密度、コスト、回路基板の複雑化といった、ディスクリート銅配線接
続に伴う問題をどのように克服するのかについて解説します。チップ対チップ、チッ
プ対モジュール、ラック対ラック、システム対システムといったさまざまなインタ
フェースのデータ・レートが 10 Gbps を超えつつある状況において、この技術を利用
することで前述の問題を克服できるだけでなく、従来のディスクリートによる電気/
光伝送技術に比べて大きな利点が得られます。
はじめに
スマート・フォン、タブレット、HDTV、3DTV をはじめとする広帯域幅・低レイテ
ンシのデバイスやそれに関連するアプリケーションが普及しつつある中、コンピュー
タおよびネットワーク・システム・ベンダーは、ネットワークまたはインターネット
のトラフィック輻輳や待ち時間を著しく悪化させないシステムの実現に取り組んで
います。I/O データ・レートの高速化および密度は、主としてサーバー、LAN(ロー
カル・エリア・ネットワーク)ルーター/スイッチ、SAN(ストレージ・エリア)ス
イッチ/ RAID、WAN(ワイド・エリア・ネットワーク)光スイッチ、伝送システム
に起因します。例えば、PCIe® インタフェース 1 レーン当たりのデータ転送速度は、
Gen 1.0 の 2.5 Gbps から現行の Gen 3.0 では 8.0 Gbps まで向上しており、さらに Gen
4.0 では 16 Gbps まで高速化される見込みです。図 1 は、インターネットおよび IP ト
ラフィック需要の動向を示しています。
図 1. インターネット帯域幅と IP トラフィックの動向(CISCO VNI、2010 年)
36%のCAGR(2009∼2014年)
エクサバイト/月
オンライン・ゲーム
ビデオ通話
VoIP
Webおよびデータ
ファイル共有
インターネットTV
インターネット・ビデオ
2009年
101 Innovation Drive
San Jose, CA 95134
www.altera.com
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
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2011 年 3 月
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銅配線接続の限界
FPGA は、現在のネットワーク、コンピュータ、データ・センター、および通信エコ
システムにおいて重要な役割を担っています。アルテラの FPGA における最新光イン
タフェースは、最新の FPGA に最先端のレーザー/フォトン検出器を FPGA パッケー
ジ・レベルで統合することで、銅配線接続の限界を克服します。光 FPGA インタフェー
スは、到達距離、消費電力、コスト、密度、およびフォーム・ファクタの点で、従来
の電気信号の通信/接続やディスクリートの電気 - 光信号伝送/接続の能力を大きく
上回ります。
銅配線接続の限界
ネットワークやデータ・センターの運用者は、新しいシステムを導入する際、消費電
力やコストが旧世代よりも増えることは避けたいと考えます。また、世代を経るごと
に、pJ/bit で表される電力効率の向上に伴って低消費電力化とデータ転送の高速化が
次第に進むことも期待しています。図 2 は、『International Technology Roadmap for
Semiconductors』(国際半導体技術ロードマップ:ITRS)の 2009 年改訂版から抜粋し
た 1 レーン当たりのデータ・レートの動向です。
図 2. ITRS の予測による高速 I/O データ・レートの動向
イーサネット
PHYビットレート
(Gbps)
25/40/100Gbps規格
1995年
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
銅配線接続は、プリント基板(PCB)上のトレース経由でのチップ対チップおよび
チップ対モジュールのインタフェースのほか、バックプレーン経由でのチップ対チッ
プや、銅線ケーブル経由でのチップ対チップのインタフェースにも広く使用されてい
ます。10 Gbps での到達距離は、チップ対チップおよびチップ対モジュール・インタ
フェースで約 0.3 m、バックプレーン経由でのチップ対チップで 1 m、銅線ケーブル
経由でのチップ対チップで 7 m です。
銅配線ベースの接続の課題は、周波数依存損失が原因でデータ・レートの拡張に対応
できないことにあります。例えば、広く使用されている FR-4 銅トレース材料の場合
の損失は、5 GHz(10 Gbps 時のナイキスト周波数)では 0.5 ~ 1.5 dB/ インチ程度で
すが、12.5 GHz(25 Gbps 時のナイキスト周波数)では 2.0 ~ 3.0 dB/ インチ程度に増
加します。また、周波数に比例して反射損失とクロストークも増加します。図 3 は、
PCI Express サーバー・チャネルの挿入損失、反射損失、およびクロストークの一例で
す。この例は、データ・レートに対して挿入損失と反射損失がどう増加するかを示し
ています。挿入損失を見ると、8 GHz(16 Gbps)で約 -60 dB であり、NRZ 信号のイ
コライゼーション・ダイナミック・レンジ(約 40 dB)をはるかに超えています。こ
の例が示すように、現在の技術ではチャネル長を短くしない限り 16 Gbps に対応でき
ず、アプリケーションや柔軟性の点で制約となります。しかも、この方法ではリピー
タなどの追加コンポーネントが必要になるため、消費電力、コスト、複雑度がさらに
増加することになります。
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光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服
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銅配線接続の限界
遠端クロストーク
(dB)
近端クロストーク
(dB)
反射損失(dB)
挿入損失(dB)
図 3. PCI Express サーバー・チャネルの挿入損失、反射損失、およびクロストーク
周波数(GHz)
これらの銅配線ベースのシステムでは通常、シンボル間干渉(ISI)やデータ依存ジッ
タ(DDJ)などの挿入損失による信号減衰、反射損失、およびクロストークを補償す
る必要があります。そこで設計者は、フィードフォワード・イコライザ(FFE)
、連続
時間リニア・イコライザ(CTLE)、ディシジョン・フィードバック・イコライザ(DFE)
など、トランスミッタまたはレシーバ上の銅配線チャネルに実装された各種イコライ
ザを使用して、減衰の度合いに応じた調整を行うことで、適切なリンク性能(つまり、
ビット誤り率(BER)< 10-12)を確保します。しかし、イコライザは電力を消費する
ため、ペナルティが増えます。これは DFE の場合は特に顕著です。さらに、データ・
レートが高くなると挿入損失、反射損失、およびクロストークも増加します。それに
伴って生じる減衰を補正して同等の性能を確保するには、さらに強力なイコライザ
(つまり、タップを増やすか、DC/AC ゲインを大きくする)が必要になります。しか
し、この手法も消費電力の増加につながります。
現在の接続エコシステムでは、設計者は銅配線用の電気部品と光ファイバー部品の特
性およびコスト構造上の理由から、到達距離が 10 m までの場合は主に銅配線による
電気信号伝送を使用し、10 m 以上の場合には主に光ファイバーによる信号伝送を使用
します。設計者としては、銅配線による電気信号伝送に付随する損失、シグナル・イ
ンテグリティ、および消費電力の問題に対処するために、到達距離が 10 m 未満の場
合にも光ファイバーによる信号伝送したいところですが、データ・レートが高くなる
につれて電気部品と光学部品の離散性、それに伴うコストおよび消費電力が大きな問
題となります。
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光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服
FPGA で実現する光インタフェースの利点
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FPGA で実現する光インタフェースの利点
銅配線インタフェースとは対照的に、光ファイバーは損失がほとんど発生しません。
マルチモード・ファイバー(MMF)の損失は、波長 850nm で 3 dB/km、波長 1300nm
で 1 dB/km 程度です。シングルモード・ファイバー(SMF)の損失は、波長 1300nm
で 0.4 dB/km、波長 1550nm で 0.25 dB/km 程度です。MMF は、コア径が大きい(約 50
ミクロン)ためコストが安く、約 2 GHz のバンド幅があります。一方、SMF はコア
径が小さい(約 9 ミクロン)ためコストが高いものの、実際に 100 THz 近くバンド幅
があります。MMF での光伝送には、一般に発光ダイオード(LED)または垂直共振
器面発光レーザー(VCSEL)です。MMF が主に到達距離が 1 km 未満の場合に使用さ
れるのに対し、SMF は到達距離が 1 km から 2,000 ~ 3,000 km の場合に使用されます。
10 Gbps での MMF の到達距離は約 300 m です。銅配線による電気リンクとは異なり、
光リンクの消費電力やペナルティは到達距離には特に関係しません。しかも、光信号
は電気信号とは違って電磁妨害(EMI)の影響を受けないことに加え、クロストーク
の影響もないため、シグナル・インテグリティの回復力に優れています。さらに波長
分割多重方式(WDM)を使用すれば、同じ光ファイバーで複数のチャネルを扱うこ
とができ、チャネルの材料コスト削減につながります。
FPGA は、現在のネットワーク、コンピュータ、データ・センター、および通信エコ
システムにおいて重要な役割を担っています。FPGA はリコンフィギュレーションお
よび SoC(System-on-Chip)機能を備えており、データ処理やデータ伝送だけでなく、
演算、デジタル信号処理、パケット処理、フレーム処理、ルーティング、スイッチン
グ、ブリッジング MAC/FEC などの機能を実現することができます。図 4 は、アルテ
ラの FPGA と最先端トランシーバ回路によって提供されるチップ対チップ、チップ対
モジュール、およびシステム対システムのネットワーク・エコシステムにおける I/O
リンクとデータ処理を示したものです。
図 4. インターネット / ネットワーク・エコシステムをつなぐアルテラの FPGA
アクセス
ワイヤレス
ベースバンド
トランスミッション
サービス・プロバイダー
レディオ・ヘッド
固定
100G∼400G
イーサネット
エッジ・
ルーター
エンタープライズ・
ネットワーキング
ルーター/スイッチ
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FPGA で実現する光インタフェースの利点
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アルテ ラの最先端 ト ラ ン シーバ技術
アルテラのトランシーバ技術は、この 10 年で大きく進化し、最新の 28nm プロセス・
ノードで最大 28 Gbps のデータ・レートで電気信号伝送機能を提供します。また、ア
ルテラのトランシーバは高度なクロック生成、クロック・リカバリ、およびイコライ
ゼーション機能(FFE、CTLE、DFE)もサポートしています。図 5 は、データ・レー
トとプロセス・ノードに関する FPGA トランシーバの進化を示したものです。この最
先端トランシーバ技術によって、FPGA に光レーザーが統合され、レシーバはシーム
レスになっていきます。
図 5. アルテラのトランシーバ技術の進化
データ・レート
(Gbps)
アルテラのトランシーバ・テクノロジ
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
図 6 は、アルテラの最先端トランシーバの機能と性能を示しています。トランスミッ
タ(TX)側では、高度な LC オシレータの使用によってジッタの発生が 28 Gbps で
300 fs 以下と極めて低く抑えられています。TX 側の FFE イコライゼーションでは、最
大 4 つのプログラマブル・タップを使用することができます。レシーバ(RX)側に
は複数ステージの CTLE があり、最大 12 dB の DC ゲインおよび最大 20 dB AC ゲイ
ンが得られるほか、ピーキング周波数の調整や自動イコライゼーション係数検索の選
択も可能です。RX 側の DFE では最大 5 タップを使用可能で、それによって無相関
ジッタおよびノイズをほとんど補償することができます。各タップの重みは、データ
またはリファレンス・クロックにロックできるハイブリッド・アーキテクチャに基づ
くクロック・リカバリ(CR)によって消費電力が最適化されています。これらの条
件により、優れたロック時間/範囲が得られ、入力データに過剰なジッタが発生して
いても回復することが可能です。トランシーバは、ラン・レングス処理(最大数百
UI)、バンド幅(最大数百 MHz)
、ジッタ・トレランス勾配(-40 dB/decade 以下)の
いずれも優れています。トランシーバは、BER コンターおよびアイ・ダイアグラムを
測定することができるオン・ダイ・インスツルメンテーション(ODI)を内蔵してい
ます。
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光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服
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FPGA で実現する光インタフェースの利点
図 6. アルテラの最先端 FPGA トランシーバの機能と性能
データ・
チャネル/BP
データ
サンプル
アイ/BER
アイ・
サンプル
アルテラの高度な ODI は、RX アダプティブ・イコライゼーション、RX 最適サンプ
リング・ポイント検索、およびそれに伴う BER 削減を強力にサポートします。また、
トランシーバはボード/システムの迅速な立ち上げ、デバッグ、非侵入型のリンク特
性評価、およびライフ・トラフィック/パフォーマンス・モニタリングをいずれもコ
スト効果と電力効率に優れた方法でサポートしています。図 6 に示したように、閉じ
た「アイ」を RX CTLE や DFE によって容易に開口させ、ODI で検証することができ
ます。アルテラのトランシーバは、28 nm において 1 桁(約 8 pJ/bit)の電力効率を達
成しています。
FPGA に よ る光イ ン タ フ ェ ースのア プ リ ケーシ ョ ン
最先端トランシーバにより、アルテラ FPGA における光インタフェースの統合が容易
になります。図 7 は、光インタフェースを統合した FPGA の一例です。図 7 の FPGA
には、Transmitter Optical Sub-assembly (TOSA) や Receiver Optical Sub-assembly (ROSA)
などの光インタフェースが統合されており、ディスクリートの光モジュール不要で光
信号を直接送受信することができます。
図 7. 光インタフェース搭載 FPGA
光インタフェース搭載FPGA
光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服
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FPGA で実現する光インタフェースの利点
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図 8 に示すように、設計者はチップ対モジュール・リンク・システムを光インタフェー
ス搭載の FPGA に置き換えることで、消費電力、リソース、およびコストの大幅な削
減に加え、ポート密度の大幅な拡大も実現することができます。これは、アルテラの
電力効率に優れた最先端トランシーバが最高水準のクロック生成、クロック・リカバ
リ、シグナル・コンディショニング、イコライゼーション、そして ODI による内蔵テ
スト/測定機能を備えているからこそ可能になることです。
図 8. 光インタフェース搭載 FPGA によるチップ対モジュール・リンクの置き換え
光学部品
ホストFPGA/ASIC/ASSP
ドライバ
バッファ
N対M
ドライバ
バッファ
バッファ
ドライバ
M対N
バッファ
ドライバ
光インタフェース
搭載FPGA
図 9 に、FPGA に光インタフェースを搭載した FPGA の一般的なアプリケーションを
示します。設計者は、光バックプレーン、ボード対ボード、ラック対ラック、システ
ム対システムの接続に光インタフェース搭載 FPGA を使用することができます。この
場合、10 Gbps のライン・レートで最大 100 m の到達距離を実現可能です。チャネル
の最大データ・レートは、FPGA トランシーバのデータ・レートによって決まり、現
在は 28 nm プロセス・ノードで 28 Gbps です。
図 9. 光インタフェース搭載 FPGA のアプリケーション
光インタフェース
搭載FPGA
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距離:最大100m
光インタフェース
搭載FPGA
光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服
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まとめ
図 10 は、データ・センター(DC)における光インタフェース搭載 FPGA のより具体
的な使用例です。この図では、この新しい FPGA を LAN スイッチ、ルーター、SAN
スイッチ、ディスク・アレイ、およびサーバー・アレイとしてだけでなく、イントラ
ネットのボード/バックプレーン/ライン・カード、ボード対ボード、ラック対ラッ
ク、およびシステム対システムの接続として使用しています。光インタフェース搭載
FPGA は処理に加え、0.3 m から 100 m の範囲での光接続が可能なため、データ・セ
ンター全体の接続に最適です。これにより、従来の技術に比べ、消費電力、密度、お
よびコストの大幅な削減効果が得られます。こうした機能は、特に到達距離が 10 m
未満の場合、この技術が登場する前は実現不可能でした。
図 10. データ・センターにおける光インタフェース搭載 FPGA の使用例
光インタフェース搭載FPGA
光ファイバー
ボード/バックプレーン/ライン・カード
ルーター
LANスイッチ
サーバー
SANスイッチ
まとめ
銅配線ベースのチップ対チップ・インタフェースでは、到達距離、消費電力、コスト、
ボード素材、および回路基板の複雑度が大きな課題です。同様に、ホスト・チップと
現在使用されているディスクリート光モジュール・ソリューションでは、コスト、ポー
ト密度、消費電力、フォーム・ファクタ、ボード素材が主な課題です。データ・レー
トは 10 Gbps あるいはそれ以上に達していますが、アルテラの光伝送技術インタ
フェースは最新の FPGA に最先端のレーザー/フォトン検出器を統合することで、い
ずれの場合の課題も解決します。光インタフェース搭載 FPGA は、従来の電気信号通
信/接続やディスクリート電気 - 光信号伝送/接続に比べ、到達距離、消費電力、コ
スト、密度、フォーム・ファクタ、重量に関する利点をもたらします。設計者は、バッ
クプレーン経由でのチップ対チップ(1 m 以内あるいはそれ以上)、ボード対ボード、
ラック対ラック、さらには到達距離が最大 100 m に及ぶシステム対システムの接続に
FPGA 光インタフェースを使用することが可能です。
到達距離、消費電力、コスト、密度、フォーム・ファクタ、重量、EMI やクロストー
クに対する回復力といった利点を考えた場合、光インタフェース接続技術を搭載した
FPGA が今後、データ通信/音声通信システム、データ・センター、データ伝送、お
よび軍用ネットワーク・システムのほか、試験/測定、医療、および放送システムに
も幅広く使用されるようになることは想像に難くありません。この技術は、将来のイ
ンターネット、ネットワーク、データ・センター、試験/測定機器、医療機器、およ
び放送機器のエコシステムの設計・構築のあり方を一変させるはずです。
光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服
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謝辞
謝辞

2011 年 3 月
Dr. Mike Peng Li, Principal Architect, Product Engineering, Altera Corporation
光インタフェースによる銅配線技術の限界の克服