[AKD4390-SA] AKD4390-SA AK4390音質評価用ボード Rev.3 概 要 AKD4390-SAは、AK4390(192kHz sampling 32BitΔΣDAC)の評価用ボードです。AK4390からの差動アナロ グ出力を加算するLPF回路を内蔵し、デジタルオーディオインタフェースを使って、音質の評価をすること ができます。 ■オーダリングガイド AKD4390-SA --- AK4390音質評価用ボード 機 能 アナログ出力LPF回路内蔵 デジタルオーディオインターフェース(AK4115)を装備 2nd Order LPF Lch DIR COAX In AK4115 AK4390 Opt In Rch Figure 1. AKD4390-SAブロック図(* 回路図は文末に添付。) ・音質評価時はCOAXを推奨します。 <KM093005> 2010/06 -1- [AKD4390-SA] ■操作手順 1) 電源の配線(「その他のジャンパ設定」を参照して下さい。) 名称 色 電圧 内訳 レギュレータ, +15V 赤 +12∼+15V 入出力バッファ(OPアンプ) -15V 青 入出力バッファ(OPアンプ) -12∼-15V AGND 0V 黒 グランド Table 1. 電源の配線 備考 必ず接続して下さい。 必ず接続して下さい。 必ず接続してください。 配線は電源の根本から分けて下さい。 2) ジャンパピンの設定 3) DIPスイッチの設定(以下参照) 4) 電源投入 AK4390は電源投入後、必ず一度 SW3(PDN)を “L”にしてパワーダウンを行って下さい。 <KM093005> 2010/06 -2- [AKD4390-SA] ■評価モード 1. DIRを用いた評価(COAX)(default) BNCコネクタ(J7)で受信したデータからDIRによりMCLK,BICK,LRCK,SDATAを生成します。CDテスト ディスク等を用いての評価が可能です。 設定: R87 = open; R88 = short (0Ω); *音質評価時はCOAXを推奨します。 2. DIRを用いた評価(OPTICAL) 光入力コネクタ(PORT2)で受信したデータからDIRによりMCLK,BICK,LRCK,SDATAを生成します。CD テストディスク等を用いての評価が可能です。 設定: R87 = short (0Ω); R88 = open; 3. マスタクロックを含む全インタフェース信号を外部から供給(PORT1) -R54, R55, R56, R58 = open -R50, R51, R52 = 100Ω; R53 = 5.1Ω ■DIPスイッチの設定 [SW1]: AK4115の設定 No. Pin OFF ON 1 2 OCKS1 AK4115のMaster Clockを設定します。 OCKS0 Table 4を参照してください。 Table 2. SW1の設定 [SW2]: AK4390の設定 No. Pin 1 2 P/S OFF ON 必ず「OFF」で使用して下さい。 Table 3. SW2の設定 <KM093005> Defaultの状態 ON OFF Defaultの状態 OFF 2010/06 -3- [AKD4390-SA] マスタクロック出力のfsに対する比はOCKS1-0 で設定します。 OCKS1 0 1 1 OCKS0 0 0 1 MCLK Frequency 256fs @fs=88.2/96kHz 512fs @32/44.1/48kHz 128fs @176.4/192kHz Table 4. MCLK Setting Default ■トグルスイッチの動作 [SW3](PDN): DACのリセット。動作中は “H”にして下さい。 ■外部アナログフィルタ ボード上には、AK4390の差動出力を非反転バッファ(2次LPF, fc=106.4k, Q=0.698, G=+3.9dB)を通して出力す る差動出力回路とその出力を加算するLPF(1次LPF, fc=284k, G=-0.84dB)を実装しています。オペアンプには 低雑音高耐圧のLME49710NAを使用しています。BNCコネクタから約2.8Vrms(Typ@VREF=5.0V)で出力され ます。 +15 6.8n + 220 AOUTL- + 8 5 6 + 4 6.8n 10k 220 LME49710 -15 10u 0.1u 7 + 10u 0.1u 620 + 220 NJM4580D 8 AOUTL+ + 3 + 2 - 6.8n 10k 220 - 4 3 + 8 Lch 1.0n LME49710 10u 1 0.1u 4 680 100 1 0.1u + 1.2k 2 620 6.8n 100u +10u 1.0n 1.2k 680 0.1u 560 560 100u + 10u 10u 0.1u Figure 2. 外部アナログフィルタ AKD4390-SA 40kHz (Double) 80kHz (Quad) Filter -0.3dB -1dB 内部Filter -0.12dB -1.3dB 外部LPF Total -0.42dB -2.3dB この表の特性はtyp.値を示します Table 5. Frequency Responses <KM093005> 2010/06 -4- [AKD4390-SA] コントロールソフトマニュアル ■評価ボードとコントロールソフトの設定 1. AKD4390-SAを前項参照の上、適宜、設定して下さい。 2. IBM-AT互換機とAKD4390-SAを同梱の10線フラットケーブルで接続して下さい。10ピンヘッダーの向 きに注意して下さい。(Windows 2000/XP上でコントロールソフトを動作させる場合、同梱のドライバを インストールして下さい。インストール方法については AKMデバイスコントロールソフトウェア ド ライバーインストールマニュアル を見て下さい。Windows95/98/ME上で動作させる場合はドライバの インストールは不要です。尚、Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。) 3. “AKD4390-SA Evaluation Kit”のラベルが貼ってあるCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入して下さい。 4. CD-ROMドライブにアクセスして、 “akd4390-sa.exe”をダブルクリックし、コントロールプログラムを 立ち上げて下さい。 5. 後は下記を参照して評価して下さい。 ■操作手順 下記の手順を守って下さい。 1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げて下さい。 2. Port Resetボタンをクリックして下さい。 後は適宜、ダイアログを立ち上げ、データを入力して評価して下さい。 ■各ボタンの説明 1. [Port Reset] : USB I/Fボード(AKDUSBIF-A)接続時に使用します。 2. [Write Default] : AK4390のレジスタを初期設定にします。 3. [All Write] : 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。 4. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 5. [Function2] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。 6. [Function3] : レジスタのシーケンスを設定し、実行します。 7. [Function4] : [Function3] で作成したシーケンスファイルを割り当て、実行します。 8. [Function5] : メイン画面の[Save]で作成したレジスタ設定を複数割り当て実行ができます。 9. [Save] : 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。 10. [Open] ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。 11. [Write] : 各レジスタに対応したマウス操作によるデータ書き込みダイアログを立ち上げます。 ■データの表示 入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0” を表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。 <KM093005> 2010/06 -5- [AKD4390-SA] ■各ダイアログの説明 1. [Writeダイアログ] : マウス操作によるデータ書き込みダイアログ ・各レジスタに対応したダイアログがあります。 ・各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、ダイアログを立ち上げます。チェックボックスを チェック(9点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、チェックしなければデ ータは“L”または“0”になります。 ・入力した値をAK4390に書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを 押して下さい。 2. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ ・Addressボックス: ・Dataボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 データを16進数2桁で入力します。 ・ 入力した値をAK4390に書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押して 下さい。 3. [Function2ダイアログ] : ATT評価用のダイアログ ・アドレス03H, 04Hにのみ対応するダイアログです。 ・Addressボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。 ・Start Dataボックス: Start Dataを16進数2桁で入力します。 ・End Dataボックス: End Dataを16進数2桁で入力します。 ・Intervalボックス: Interval間隔でAK4390にデータを書き込みます。 ・Stepボックス: Step間隔でデータを書き換えます。 ・Mode Selectボックス: 9点でチェックした場合、空白でチェックしない場合です。 チェックした場合: Start DataからEnd Dataまで達し、さらにStart Dataに戻ります。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00 チェックしない場合: Start DataからEnd Dataまで達し、Start Dataには戻りません。 [実行例] Start Data = 00, End Data = 09 データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 ・入力した値をAK4390に書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押して下 さい。 <KM093005> 2010/06 -6- [AKD4390-SA] 4. [Save] ボタンと [Open] ボタンについて 4-1. [Save] 現在のレジスタの設定値を保存します。ファイル名の拡張子は “akr”です。 <操作方法> (1) [Save] ボタンをクリックして下さい。 (2)ファイル名を指定して [Save] ボタンをクリックして下さい。拡張子は “akr”にして下さい。 4-2. [Open] [Save]で保存したレジスタ値を AK4390 へ書き込みます。ファイル形式は[Save] と同じ形式です。 <操作方法> (1) [Open] ボタンをクリックして下さい。 (2) ファイル名(拡張子は “akr ”)を選択して [Open] ボタンをクリックして下さい。 <KM093005> 2010/06 -7- [AKD4390-SA] 5. [Function3ダイアログ] レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。 (1) [F3] を押して下さい。 (2) 動作させるシーケンスをセットして下さい。 アドレス、データ、インターバル時間を入力して下さい。シーケンスを終わらせるステップのアドレ スには “-1”を入力して下さい。 (3) [Start] ボタンを押して下さい。設定したシーケンスが実行されます。 インターバル時間が “-1” のとき、そのステップを実行後、シーケンスが停止します。再度 [START] ボ タンを押すと停止した状態から再び動作を開始します。 シーケンスは[Function3] のWindow中の[Save] や[Open] ボタンで保存または開くことができます。ファ イル名の拡張子は “aks” です。 Figure 3. Window of [F3] <KM093005> 2010/06 -8- [AKD4390-SA] 6. [Function4ダイアログ] [Function3] で作成したシーケンスファイルの設定を割り当て、実行することができます。[F4] ボタンを 押すとFigure 4に示すようなwindowが開きます。 Figure 4. [F4] window <KM093005> 2010/06 -9- [AKD4390-SA] 6-1. 左側の [OPEN] ボタンと [START] ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、シーケンスファイル (*.aks)を選択して下さい。 シーケンスファイルがFigure 5 に示す様に表示されます。 Figure 5. [F4] window(2) (2) [START] ボタンを押すとシーケンスを実行します。 6-2. 右側下の[SAVE] ボタンと[OPEN] ボタンについて [SAVE] : シーケンスファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak4”です。 [OPEN] : “*.ak4”でセーブしたシーケンスファイルの割り当てを読み出します。 6-3. 操作上の注意 (1) [Function4] はシーケンスを一時停止する機能はサポートしていません。 (2) 右側にある [SAVE] と [OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要があり ます。 (3) [Function3] においてシーケンスを変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度 読み出しして下さい。 <KM093005> 2010/06 - 10 - [AKD4390-SA] 7. [Function5ダイアログ] メイン画面の[SAVE] で作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができます。 [F5] ボタンを押すとFigure 6に示す様なWindowが開きます。 Figure 6. [F5] window 7-1. 左側の[OPEN] ボタンと[WRITE]ボタンについて (1) [OPEN] ボタンを押し、 レジスタ設定ファイル (*.akr) を選択して下さい。 (2) [WRITE] ボタンを押すとレジスタへの書き込みが実行されます。 7-2. 右側の[SAVE] ボタン と [OPEN] ボタンについて [SAVE] : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak5” です。 [OPEN] : “*.ak5”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。 7-3. 操作上の注意 (1) 右側にある[SAVE] と[OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要がありま す。 (2) レジスタの内容をメイン画面 の [Save] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるためにそのフ ァイルを再度読み出して下さい。 <KM093005> 2010/06 - 11 - [AKD4390-SA] 測定結果 [Measurement condition] • Measurement unit • MCLK • BICK • fs • Bit • Power Supply • Interface • Temperature • Operational Amplifiers : Audio Precision System two Cascade (AP2) : 512fs (44.1kHz), 256fs (96kHz), 128fs (192kHz) : 64fs : 44.1kHz, 96kHz, 192kHz : 24bit : AVDD= DVDD=5V : Internal DIR : Room : LME49710NA fs=44.1kHz Parameter Input signal Measurement filter S/(N+D) DR 1kHz, 0dB 1kHz, -60dB 22kLPF S/N “0” data A-weighted 22kLPF A-weighted Parameter Input signal Measurement filter S/(N+D) DR 1kHz, 0dB 1kHz, -60dB 40kLPF S/N “0” data A-weighted 40kLPF A-weighted Parameter Input signal Measurement filter S/(N+D) DR 1kHz, 0dB 1kHz, -60dB 40kLPF S/N “0” data Results Lch 103.1 dB 116.7 dB 119.0 dB 116.8 dB 119.2 dB Rch 101.5 dB 116.5 dB 119.0 dB 116.8 dB 119.0 dB fs=96kHz Results Lch Rch 102.2 dB 113.7 dB 118.9 dB 113.8 dB 119.1 dB 100.6 dB 113.7 dB 118.8 dB 113.9 dB 119.1 dB fs=192kHz A-weighted 40kLPF A-weighted <KM093005> Results Lch 101.9 dB 113.4 dB 118.4 dB 113.7 dB 118.9 dB Rch 100.1 dB 113.0 dB 117.8 dB 113.8 dB 118.9 dB 2010/06 - 12 - [AKD4390-SA] Plots (fs=44.1kHz) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, 0dBFS Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 5k 10k 20k Hz Figure 7. FFT (fin=1kHz, Input Level=0dBFS) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, -60dBFS Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k Hz Figure 8. FFT (fin=1kHz, Input Level=-60dBFS) <KM093005> 2010/06 - 13 - [AKD4390-SA] (fs=44.1kHz) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, No Signal Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 9. FFT (Noise Floor) AKM AK4390 Out of Band Noise AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, No Signal Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 100k Hz Figure 10. FFT (Out of band noise) <KM093005> 2010/06 - 14 - [AKD4390-SA] (fs=44.1kHz) AKM AK4390 THD+N vs. Input Level AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, fin=1kHz -80 -85 -90 -95 -100 d B r A -105 -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 11. THD+N vs. Input level (fin=1kHz) AKM AK4390 THD+N vs. Input Frequency AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, 0dBFS Input -80 -85 -90 -95 -100 d B r A -105 -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 12. THD+N vs. Input Frequency (Input level=0dBFS) <KM093005> 2010/06 - 15 - [AKD4390-SA] (fs=44.1kHz) AKM AK4390 Linearity AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 -80 A -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -150 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 13. Linearity (fin=1kHz) AKM AK4390 Frequency Response AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, 0dBFS Input +1 +0.9 +0.8 +0.7 +0.6 +0.5 +0.4 +0.3 +0.2 d B r A +0.1 +0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 -0.5 -0.6 -0.7 -0.8 -0.9 -1 1k 2k 3k 4k 5k 6k 7k 8k 9k 10k 11k 12k 13k 14k 15k 16k 17k 18k 19k 20k Hz Figure 14. Frequency Response (Input level=0dBFS) <KM093005> 2010/06 - 16 - [AKD4390-SA] (fs=44.1kHz) AKM AK4390 Crosstalk AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, 0dBFS Input -80 -85 -90 -95 -100 -105 d B -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k Hz Figure 15. Crosstalk (Input level=0dBFS) <KM093005> 2010/06 - 17 - [AKD4390-SA] (fs=96kHz) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, 0dBFS Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k 10k 20k 40k Hz Figure 16. FFT (fin=1kHz, Input Level=0dBFS) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, -60dBFS Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 40 50 100 200 500 1k 2k 5k Hz Figure 17. FFT (fin=1kHz, Input Level=-60dBFS) <KM093005> 2010/06 - 18 - [AKD4390-SA] (fs=96kHz) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, No Signal Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 18. FFT (Noise Floor) AKM AK4390 THD+N vs. Input Level AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, fin=1kHz -80 -85 -90 -95 -100 d B r A -105 -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 19. THD+N vs. Input level (fin=1kHz) <KM093005> 2010/06 - 19 - [AKD4390-SA] (fs=96kHz) AKM AK4390 THD+N vs. Input Frequency AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, 0dBFS Input -80 -85 -90 -95 -100 d B r A -105 -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 20. THD+N vs. Input Frequency (Input level=0dBFS) AKM AK4390 Linearity AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 -80 A -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -150 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 +0 dBFS Figure 21. Linearity (fin=1kHz) <KM093005> 2010/06 - 20 - [AKD4390-SA] (fs=96kHz) AKM AK4390 Frequency Response AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, 0dBFS Input +1 +0.9 +0.8 +0.7 +0.6 +0.5 +0.4 +0.3 +0.2 d B r A +0.1 +0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 -0.5 -0.6 -0.7 -0.8 -0.9 -1 2k 4k 6k 8k 10k 12k 14k 16k 18k 20k 22k 24k 26k 28k 30k 32k 34k 36k 38k 40k Hz Figure 22. Frequency Response (Input level=0dBFS) AKM AK4390 Crosstalk AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, 0dBFS Input -80 -85 -90 -95 -100 -105 d B -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 40 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 40k Hz Figure 23. Crosstalk (Input level=0dBFS) <KM093005> 2010/06 - 21 - [AKD4390-SA] (fs=192kHz) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, 0dBFS Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 90 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k 20k 50k 80k Hz Figure 24. FFT (fin=1kHz, Input Level=0dBFS) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, -60dBFS Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 90 200 500 1k 2k 5k 10k Hz Figure 25. FFT (fin=1kHz, Input Level=-60dBFS) <KM093005> 2010/06 - 22 - [AKD4390-SA] (fs=192kHz) AKM AK4390 FFT AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, No Signal Input +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 -70 d B r -80 A -100 -90 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 -180 90 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k -10 +0 Hz Figure 26. FFT (Noise Floor) AKM AK4390 THD+N vs. Input Level AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, fin=1kHz -80 -85 -90 -95 -100 d B r A -105 -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 dBFS Figure 27. THD+N vs. Input level (fin=1kHz) <KM093005> 2010/06 - 23 - [AKD4390-SA] (fs=192kHz) AKM AK4390 THD+N vs. Input Level AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, fin=1kHz -80 -85 -90 -95 -100 d B r A -105 -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 90 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k -10 +0 Hz Figure 28. THD+N vs. Input Frequency (Input level=0dBFS) AKM AK4390 Linearity AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, fin=1kHz +0 -10 -20 -30 -40 -50 -60 d B r -70 -80 A -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -150 -140 -130 -120 -110 -100 -90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 dBFS Figure 29. Linearity (fin=1kHz) <KM093005> 2010/06 - 24 - [AKD4390-SA] (fs=192kHz) AKM AK4390 Frequency Response AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, 0dBFS Input +1 +0.8 +0.6 +0.4 +0.2 +0 -0.2 -0.4 -0.6 d B r A -0.8 -1 -1.2 -1.4 -1.6 -1.8 -2 -2.2 -2.4 -2.6 -2.8 -3 5k 10k 15k 20k 25k 30k 35k 40k 45k 50k 55k 60k 65k 70k 75k 80k Hz Figure 30. Frequency Response (Input level=0dBFS) AKM AK4390 Crosstalk AVDD=DVDD=5V, fs=192kHz, 0dBFS Input -80 -85 -90 -95 -100 -105 d B -110 -115 -120 -125 -130 -135 -140 90 200 500 1k 2k 5k 10k 20k 50k 80k Hz Figure 31. Crosstalk (Input level=0dBFS) <KM093005> 2010/06 - 25 - [AKD4390-SA] 改訂履歴 Date Manual (YY/MM/DD) Revision 08/02/05 KM093000 08/05/01 08/07/18 KM093001 KM093002 Board Revision 0 Reason Page 初版 - 1 2 変更 - 回路図変更 変更 - 回路図変更 - デバイスRev変更:Rev.A → Rev.C 更新 08/08/05 KM093003 2 更新 09/02/27 KM093004 2 更新 10/06/18 KM093005 3 変更 更新 12 16,21, 25 12 Contents 測定結果更新 Plotデータ更新 Figure 8, 16, 24 測定結果更新 回路図変更 12-25 測定結果、プロットデータ更新 重要な注意事項 z z z z z z 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更すること があります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社 営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認ください。 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動 作例、応用例を説明するものです。お客様の機器設計において本書に記載された周辺回路、応用回路、 ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用される場合は、お客様の責任において行ってください。 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報の使用に起因してお 客様または第三者に生じた損害に対し、弊社はその責任を負うものではありません。また、当該使用に 起因する、工業所有権その他の第三者の所有する権利に対する侵害につきましても同様です。 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、 輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良が、 直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極め て高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面によ る同意をお取りください。 この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害等の 責任を一切負うものではありませんのでご了承ください。 お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用から損 害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 <KM093005> 2010/06 - 26 - 5 4 3 VCC_R VCC_R 2 1 VCC_R C47 10u D + D PORT1 C49 0.1u C48 0.1u MCLK BICK LRCK SDTO 1 2 3 4 5 10 9 8 7 6 18 17 B U C 20 19 VOUT 22 21 TX0 TVDD 24 23 TXP1 TXN1 25 TVSS 26 XTI1 27 XTO1 28 XTO2 XTI2 29 30 OVDD EBICK VCC_R OVSS 32 31 EXT C50 0.1u R50 R51 R52 R53 (open) (open) (open) (open) VREFHL R54 33 EMCK LRCK 16 34 ELRCK SDTO 15 R49 100 5.1 VREFHL R55 100 R100 R56 MCKO2 11 39 OCKS1/CCLK/SCL MCKO1 10 40 OCKS0/CSN/CAD0 DVSS 9 41 DVDD DAUX 8 C57 VCC_R + C66 10u + 0.1u VSS2 VSS3 19 20 21 22 23 AVDD VSS4 MCLK 24 25 26 27 DVDD VCC_R PDN 29 LRCK AK4115 C67 0.1u AOUTLN 10k 10u C61 R60 (short) (short) + C64 1u 0.1u 0.1u SDATA R62 10k R59 10u C62 10u C63 28 38 30 R61 C60 C59 + 4 C58 10p C65 10u C VREFLL CM1/CDTI/SDA R58 17 12 16 OVDD VREFHL CM0/CDTO/CAD1 1M 18 OVSS 37 (short) R57 AOUTLP AOUTLN VDDL INT1 13 5.1 OCKS1 OCKS0 3 (short) 100 36 L C 14 + SW1 DSS102 BICK BICK H INT0 AOUTLP 2 1 35 R101 VREFHL R63 1M C68 0.1u 42 DVSS VIN 7 43 BVSS DVDD 6 XSEL/RX7 5 U8 R65 AK4390 VREFHR VREFLR 15 14 VDDR 13 12 VSS1 AOUTRN 10 11 AOUTRP TST2/DZFR 9 PSN 8 R67 R68 C70 0.1u C72 R69 (open) (short) (short) (short) 1u R71 R102 1M (short) U7 MVDD OUT C77 0.1u C81 10u R74 R73 + VCC_R 3 4 R76 (open) VCC_R SW2 R75 10k (open) C83 0.1u NJM78M05 C200 100u GND T4 + C78 4.7u + B VREFHR AOUTRP AOUTRN C76 0.1u R72 10k C71 10u 10u 1 IPS0/RX4 64 RX3 AVDD 63 AVSS 62 61 RX2 AVDD 60 59 RX1 AVSS 58 57 RXP0 56 55 54 53 P/SN AVDD VCOM 52 51 50 R AVSS 49 RXN0 DIF0/RX5 ACKS FILT VREFHR + 48 (short) R64 1M C69 R70 B DIF2 2 DIF1/DZFL TEST 7 XTL1 DIF0/CAD1 47 R66 6 3 5 DIF1/RX6 DEM1/CDTI XTL0 4 46 DEM0/CCLK 4 TST1/CAD0 PDN 3 PSEL 2 45 1 IPS1/IIC + VCC_R SMUTE/CSN 5.1 44 IN C79 0.1u C80 0.1u + C82 470u 2 1 open P/S R77 R78 (open) 1M U9 + C85 0.1u C84 10u 8 16 R79 12 4Y 9 3Y 7 2Y G A/B 15 1 4B 4A 3B 3A 2B 2A 1B 1A 13 14 10 11 6 5 3 2 1 (short) GND VCC 4 K L1 R83 D1 HSU119 A 47u PORT3 10k 1Y 74LVC157 U10 2 1 TORX141 C87 0.1u + C86 10u R87 L (open) H SW3 C88 J7 C89 0.1u COAX BNC-R-PC R88 0 0.1u 2 ATE1D-2M3 AK4115,AK4390-PDN R89 75 1A 2A 3A 4A 5A 6A VCC GND 1Y 2Y 3Y 4Y 5Y 6Y 2 4 6 8 10 12 T5 74HC14 OUT C93 0.1u C90 0.1u uPC3533 GND GND OUT 1 3 5 9 11 13 14 7 1 3 3 VCC 470 R81 470 R82 CDTI CCLK 470 R84 10k 2 A PORT2 R80 CSN 1 3 5 7 9 2 4 6 8 10 uP-I/F A R85 10k R86 10k VCC_R MVDD IN C91 0.1u C92 47u + Title Size A2 Date: 5 4 3 2 AKD4390-SA Document Number Rev 3 Main Wednesday, June 16, 2010 1 Sheet 1 of 3 5 4 3 2 1 C1 4.7n 2 C5 6.8n - LME49710NA R6 620 C6 open R8 680 R12 1200 C7 open R10 short D 2 6 3 R9 620 C10 100p C8 short U2 LME49710NA R15 560 R11 100 R14 open 7 C9 100p C4 1n R7 short + 7 C3 100p R5 10k 6 4 C2 100u D R4 560 U1 + 4 + 3 + R3 180 - R2 220 AOUTLP C12 1n J1 LOUT C11 open C13 4.7n + 7 R19 180 C R20 10k C16 6.8n + 2 - C15 100p U3 6 R21 LME49710NA 4 C14 100u 3 R22 5.1 C 5.1 C21 100p R24 1200 C17 0.1u + C18 C19 10u 0.1u + R23 680 T-45 C20 10u J3 -15V C22 100p C23 470u + R29 220 6.8n R30 C29 180 7 10k R25 AOUTRN C30 100u 3 + 2 - 10u C25 0.1u C26 + 10u C27 R26 R27 5.1 U4 5.1 T-45 6 J4 LME49710NA +15V 4 C31 100p + 0.1u C24 C28 4.7n + R18 220 AOUTLN B B R33 560 C36 open C37 open R38 short 2 6 + 7 R44 180 AOUTRP R46 10k C42 100p 3 + 2 - R45 560 LME49710NA C43 1n R39 100 R41 open J6 ROUT C40 open 6 LME49710NA 4 C41 100u R37 620 U6 7 3 R43 220 C39 short U5 + C38 4.7n R36 short 4 R35 620 C34 100p + R34 1200 - C33 100p C32 470u C35 1n + R31 680 MVDD C44 6.8n A A C45 100p R48 1200 R47 680 C46 100p Title Size A3 Date: 5 4 3 2 AKD4390-SA Document Number Rev 3 External LPF Wednesday, June 16, 2010 Sheet 1 2 of 3 5 4 3 MVDD 2 Q1 BCP 56 1 VREFHL D D R90 R91 270 200 R103 1 R92 C107 100p D2 C96 0.1u + 3.83k C94 100u C95 0.1u DIODE ZENER1 U11 R93 510 C108 1 NC NC 8 2 -IN V+ 7 3 +IN OUT 6 4 V- NC 5 100p + C + AD817A/AD C97 100u C99 470u C112 Q2 SB1188 CSC C106 100p C + D3 C98 100u R94 3.6k C100 100u R95 3.6k 200p DIODE ZENER1 200p + + 470u C101 DIODE ZENER1 D4 C109 100p C102 100u B + C113 U12 1 NC 8 -IN V+ 7 +IN OUT 6 NC 5 NC 2 C111 3 100p 4 V- B Q3 SB1188 CSC AD817A/AD R96 510 D5 DIODE ZENER1 C110 R104 1 R97 R98 270 200 100p C103 0.1u R99 3.83k + C104 0.1u C105 100u A A VREFHR Q4 BCP 56 MVDD Title Size A3 Date: 5 4 3 2 AKD4390-SA Document Number Rev 3 Puwer Supply Unit Wednesday, June 16, 2010 Sheet 1 3 of 3